JP2001346756A - 内視鏡操作装置 - Google Patents

内視鏡操作装置

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JP2001346756A
JP2001346756A JP2000170953A JP2000170953A JP2001346756A JP 2001346756 A JP2001346756 A JP 2001346756A JP 2000170953 A JP2000170953 A JP 2000170953A JP 2000170953 A JP2000170953 A JP 2000170953A JP 2001346756 A JP2001346756 A JP 2001346756A
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lock
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bending
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喜則 藤井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立分解性に優れ、また部品点数が少なく、
低コストで小型に構成できる内視鏡の操作装置を得る。 【構成】 観察対象内に挿入される挿入部を有し、該挿
入部先端の湾曲部を湾曲操作可能な内視鏡において、操
作中心軸を中心に回動操作可能に設けられ該回動操作に
より湾曲部を湾曲させる、中空状でその一部に開放部を
有する湾曲操作ノブと、開放部を通して中空状の湾曲操
作ノブに着脱可能で、湾曲操作ノブへの装着状態で該湾
曲操作ノブの回動操作を規制しまたは自由にさせるよう
に外部から操作可能であるロック機構とを備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、内視鏡の操作装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】内視鏡では、体腔内などに
挿入される挿入部の先端を、湾曲操作ノブの回動操作に
よって湾曲操作可能とし、さらに湾曲操作ノブにロック
をかけて湾曲部を所望の湾曲状態に維持させるタイプが
ある。従来の同タイプの内視鏡操作装置では、湾曲操作
ノブをロックするためのロック機構の構成部材を、湾曲
操作ノブの内部に収納した構成が提案されている。同構
成は、操作装置を小型化できるという利点がある反面、
メンテナンス時などの組立分解性が犠牲になっていた。
例えば、湾曲操作ノブは接着などによって貼り合わせら
れる複数の外枠から構成され、湾曲操作ノブへのロック
機構の着脱時には、湾曲操作ノブを構成する外枠を分割
し再び接着するという手間がかかっていた。また、湾曲
操作ノブを構成する部品点数が多いためコスト高になっ
ていた。
【0003】
【発明の目的】本発明は、組立分解性に優れ、また部品
点数が少なく、低コストで小型に構成できる内視鏡の操
作装置を得ることを目的とする。
【0004】
【発明の概要】本発明は、観察対象内に挿入される挿入
部を有し、該挿入部先端の湾曲部を湾曲操作可能な内視
鏡において、操作中心軸を中心に回動操作可能に設けら
れ該回動操作により湾曲部を湾曲させる、中空状でその
一部に開放部を有する湾曲操作ノブと、開放部を通して
中空状の湾曲操作ノブに着脱可能で、湾曲操作ノブへの
装着状態で該湾曲操作ノブの回動操作を規制しまたは自
由にさせるように外部から操作可能であるロック機構と
を備えたことを特徴としている。この内視鏡操作装置に
よれば、ロック機構の着脱に際し湾曲操作ノブの分解が
不要なため組立分解が容易である。また組立状態ではロ
ック機構が湾曲操作ノブの中空状部に収納されているた
めに小型に構成でき、さらに湾曲操作ノブを複数の部品
から構成しなくて済むために部品点数を少なくして製造
コストの低減を図ることができる。
【0005】ロック機構は、湾曲操作ノブに装着された
ときに該湾曲操作ノブの開放部を塞ぐことが望ましい。
さらに、ロック機構を湾曲操作ノブに装着したときに、
その中空状部と外部の間を流体流通不能にさせるシール
部材を備えていることが望ましい。
【0006】例えば、湾曲操作ノブは上記操作中心軸と
略直交する端面を有する有底の筒状体で、上記の開放部
は該筒状の湾曲操作ノブの一端面に操作中心軸を中心と
する円形状に形成されており、ロック機構は、この円形
の開放部を通して湾曲操作ノブに着脱可能で、装着状態
では湾曲操作ノブと一体に回動操作される、操作中心軸
を中心とした環状をなす第一のブレーキ部材;湾曲操作
ノブの外部に位置する回動操作部と、開放部を通して湾
曲操作ノブに挿入されて操作中心軸に回動可能に嵌まる
筒状軸部とを備え、該筒状軸部を中心として湾曲操作ノ
ブと同軸で回動操作可能なロック操作部材;及び、開放
部を通して湾曲操作ノブに着脱可能で、装着状態ではこ
のロック操作部材の回動操作によって操作中心軸方向に
移動して第一のブレーキ部材に接離する、操作中心軸を
中心とした環状をなす第二のブレーキ部材;を有する構
成とすることができる。このロック機構は、第一のブレ
ーキ部材、第二のブレーキ部材及びロック操作部材を組
み合わせたユニット状態で湾曲操作ノブに着脱可能であ
ることが好ましい。また第一、第二のブレーキ部材は、
湾曲操作ノブに装着したときに該湾曲操作ノブの端面と
略面一に開放部を塞ぐことが好ましい。
【0007】第一のブレーキ部材は、湾曲操作ノブに装
着したときに該湾曲操作ノブに対し操作中心軸方向へ移
動させて第二のブレーキ部材との初期間隔を調整可能で
あることが好ましい。これにより、ロック機構を湾曲操
作ノブに組み込んだ状態でもロック力を調整することが
できる。第一のブレーキ部材を位置調整させるための構
成としては例えば、第一のブレーキ部材を湾曲操作ノブ
内に設けたねじと直接に螺合させる。あるいは、第一の
ブレーキ部材を湾曲操作ノブ内で操作中心軸方向へ移動
可能に嵌め、さらに、湾曲操作ノブ内に設けたねじと螺
合し、第一のブレーキ部材を開放部方向へ抜け止めする
ロック力調整環を備える。前者の構成では、湾曲操作ノ
ブに対して第一のブレーキ部材を相対回動させたとき
に、両部材に形成したねじに従って第一のブレーキ部材
が操作中心軸方向へ移動される。後者の構成では、湾曲
操作ノブに対して第一のブレーキ部材駆動環を相対回動
させると、ロック力調整環はねじに従って回動しながら
操作中心軸方向へ移動され、この第一のブレーキ部材駆
動環の移動によって第一のブレーキ部材が該操作中心軸
方向へ移動される。
【0008】第二のブレーキ部材を第一のブレーキ部材
と接離させるには、例えば、第二のブレーキ部材を操作
中心軸に対しその軸線方向にのみ直進移動可能に嵌め、
かつロック操作部材の筒状軸部の外面に設けたねじと螺
合させる。この構成では、ロック操作部材を回動操作し
たときに、第二のブレーキ部材は該ねじに従って操作中
心軸方向へ直進移動させることができる。また第一のブ
レーキ部材に対する第二のブレーキ部材の接離移動方向
としては、第二のブレーキ部材が操作中心軸方向におい
て貫通孔に接近する方向へ移動するときに第一のブレー
キ部材に接触し、該貫通孔から離間する方向へ移動する
ときに第一のブレーキ部材から離間することが好まし
い。
【0009】湾曲操作部材に装着したときに、ロック機
構が、操作中心軸を中心とする放射方向において内側か
ら、筒状軸部、第二のブレーキ部材、第一のブレーキ部
材の順で同心状に配置されて上述の円形開放部を塞いで
いる場合、湾曲操作部材の中空状部と外部を流体流通不
能にさせるシール部材は、貫通孔の内縁部と第一のブレ
ーキ部材の間に配した第一のシール部材と;第一のブレ
ーキ部材と第二のブレーキ部材の間に配した第二のシー
ル部材と;第二のブレーキ部材と筒状軸部の間に配した
第三のシール部材と;該筒状軸部と操作中心軸の間を流
体流通不能に塞ぐ第四のシール部材と;から構成でき
る。また、湾曲操作部材に装着したときに、ロック機構
が、操作中心軸を中心とする放射方向において内側か
ら、筒状軸部、第二のブレーキ部材、第一のブレーキ部
材の順で同心状に配置されて上述の円形開放部を塞ぎ、
さらに第二のブレーキ部材の一部が操作中心軸の外面の
一部と対向している場合には、シール部材は、貫通孔の
内縁部と第一のブレーキ部材の間に配した第一のシール
部材と;第一のブレーキ部材と第二のブレーキ部材の間
に配した第二のシール部材と;第二のブレーキ部材と操
作中心軸の対向面間に配した第三のシール部材と;から
構成できる。
【0010】湾曲操作ノブは、同一の操作中心軸を中心
として回動操作可能に、該操作中心軸方向に隣接して一
対を設けることができる。このとき該一対の湾曲操作ノ
ブにそれぞれ形成される開放部は、非対向となるように
互いに反対方向へ向けて開放されていることが好まし
い。この場合、操作中心軸は一端部が内視鏡本体に固定
され他端部が開放されており、組立時には、内視鏡本体
側に支持される第一のロック機構、第一の湾曲操作ノ
ブ、操作中心軸の開放軸端部側に支持される第二の湾曲
操作ノブ、第二のロック機構の順で操作中心軸に装着さ
れ、分解時にはこれと反対の順序で操作中心軸から取り
外されることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】本実施形態は、医療用内視鏡の操
作装置に本発明を適用したものである。最初に内視鏡の
全体構造及び操作装置の概要を説明し、次に本発明の特
徴部分を説明する。
【0012】図1に示す内視鏡10は、操作部11と挿
入部12を有し、挿入部12の先端部は、操作部11に
設けた湾曲操作装置13の操作に応じて上下及び左右方
向に湾曲される湾曲部12aとなっている。
【0013】湾曲部12a先端には、図示しない観察窓
(対物窓)と照明窓が設けられている。観察窓を介して
得られる画像は操作部11近傍に設けた接眼部15から
観察することができる。湾曲部12a先端の照明窓に
は、コネクタ14に接続された光源装置17からライト
ガイド可撓管を介して照明用光が送られる。また、操作
部11と挿入部12の間には、処置具を挿入するための
鉗子口18が設けられていて、鉗子口18から挿入され
た処置具は湾曲部12aの先端から突出する。
【0014】図2は湾曲操作装置13付近の断面を示し
ている。湾曲操作装置13は、湾曲部12aを左右方向
に湾曲させるための左右湾曲機構13LRと、湾曲部1
2aを上下方向に湾曲させるための上下湾曲機構13U
Dを有している。図3と図4はそれぞれ、各部の動作を
分かりやすくするために、左右湾曲機構13LRと上下
湾曲機構13UDにおいて一体的に回動される部材を一
部材として表したものである。なお、図3では、左右湾
曲機構13LRにおいて一体的に回動される部分のみに
ハッチングを付し、図4では、上下湾曲機構13UDに
おいて一体的に回動される部分のみにハッチングを付し
ている。まず左右方向用の湾曲機構を説明する。
【0015】操作部11のハウジング11a内には基板
11bが固定されており、この基板11b上に回動基軸
20が固定されている。回動基軸20は、ハウジング1
1aに形成した貫通孔11cを通して上方に突出してい
る。貫通孔11cは、後述する固定台座50とハウジン
グ11aとの間に配した蓋体11dによって塞がれてい
る。
【0016】回動基軸20の外側には、左右湾曲機構1
3LRを構成する操作軸体21が回動可能に支持されて
いる。操作軸体21は金属材料で形成されており、回動
基軸20に嵌まる、該回動基軸20と同心の筒状部21
aと、この筒状部21aの上端部に位置する円板状部2
1bを有し、円板状部21bには、周方向に等間隔で複
数の円孔21cが形成されている(図5参照)。また、
円板状部21bの外縁から上方にはフランジ部21dが
突設され、フランジ部21dの外周面の一部には雄ねじ
21eが形成されている。
【0017】操作軸体21には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ23が固定される。湾曲操作ノブ2
3は、等角度間隔で4つの指掛部23aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ2
3の対向する上面と下面には、それぞれ大径開口23b
と小径開口23cが形成されており、小径開口23cは
操作軸体21の円板状部21bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ23において小径開口23cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部23dが形成され、この凸部23
dを円孔21c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ23が操作軸体21と固定される。
【0018】操作軸体21の下端部にはプーリー24が
固定されている。プーリー24には一対の操作ワイヤ2
5、26が固定されており、プーリー24の正逆の回動
によって、操作ワイヤ25と操作ワイヤ26の一方がプ
ーリー24に巻き取られ、他方がプーリー24から繰り
出される。操作ワイヤ25と操作ワイヤ26はそれぞれ
挿入部12の湾曲部12aを構成する節輪に接続してお
り、この操作ワイヤ25と操作ワイヤ26相互に対する
牽引及び繰出動作によって、湾曲部12aが左右方向に
湾曲される。本実施形態では、図10中のL方向に湾曲
操作ノブ23と操作軸体21の結合体を回動させると湾
曲部12aが左方に湾曲され、同結合体をR方向に回動
させると湾曲部12aが右方に湾曲される。
【0019】続いて上下方向用の湾曲機構を説明する。
操作軸体21の筒状部21aの外側には、上下湾曲機構
13UDを構成する操作軸体31が回動可能に支持され
ている。操作軸体31は金属材料で形成されており、筒
状部21aに回動可能に嵌まる、回動基軸20と同心の
筒状部31aと、この筒状部31aの上端部に位置する
円板状部31bを有している。円板状部31bには、周
方向に等間隔で複数の円孔31cが形成されている。
【0020】操作軸体31には、プラスチックの成形品
である湾曲操作ノブ33が固定される。湾曲操作ノブ3
3は、等角度間隔で5つの指掛部33aを外径方向に突
出させ、内部は中空に形成されている。湾曲操作ノブ3
3の対向する下面と上面には、それぞれ大径開口33b
と小径開口33cが形成されており、小径開口33cは
操作軸体31の円板状部31bに嵌まっている。湾曲操
作ノブ33において小径開口33cの近傍には、周方向
に等間隔で複数の凸部33dが形成され、この凸部33
dを円孔31c内に溶着させることによって、湾曲操作
ノブ33が操作軸体31と固定される。また湾曲操作ノ
ブ33内には、大径開口33bの内側に金属材料からな
る環状の内枠33eが固定されている。この環状の内枠
33eは、内周面に雌ねじが形成されている。
【0021】操作軸体31の下端部には、プーリー34
が固定されている。プーリー34には一対の操作ワイヤ
35、36が固定されており、プーリー34の正逆の回
動によって、操作ワイヤ35と操作ワイヤ36の一方が
プーリー34に巻き取られ、他方がプーリー34から繰
り出される。操作ワイヤ35と操作ワイヤ36はそれぞ
れ挿入部12の湾曲部12aに接続されており、この操
作ワイヤ35と操作ワイヤ36相互に対する牽引及び繰
出動作によって、湾曲部12aが上下方向に屈湾曲され
る。本実施形態では、図10中のU方向に湾曲操作ノブ
33と操作軸体31の結合体を回動させると湾曲部12
aが上方に湾曲され、同結合体をD方向に回動させると
湾曲部12aが下方に湾曲される。
【0022】左右湾曲機構13LRと上下湾曲機構13
UDはそれぞれ、ロック機構によって湾曲操作ノブ2
3、33の回動操作を規制することができ、挿入部12
の湾曲部12aを所望の湾曲状態にさせることができ
る。まず左右湾曲機構13LRのロック機構を説明す
る。
【0023】回動基軸20の上端部には、回動基軸20
と同心の筒状部41aと円板状部41bを備えたロック
軸体41が設けられている。筒状部41aは回動基軸2
0に回動可能に嵌まっており、円板状部41b上には固
定ナット43を介してロック操作ノブ42が固定されて
いて、外部からロック操作ノブ42を回動操作するとロ
ック軸体41も一体に回動される。回動基軸20の上端
部には、このロック軸体41とロック操作ノブ42の結
合体の脱落を防止する抜止部材44が取り付けられてい
る。図9に示すように、抜止部材44の中央には非円形
孔44cが形成され、回動基軸20の上端部はこの非円
形孔44cに挿通可能な非円形断面形状に形成されてお
り、互いの非円形部を嵌合させることにより、抜止部材
44は回動基軸20に対して回動が規制された状態で支
持される。抜止部材44はさらに、固定ねじ20aによ
って回動基軸20の軸線方向にも脱落しないように固定
される。
【0024】図7ないし図9に示すように、ロック軸体
41とロック操作ノブ42の結合体は、円板状部41b
上に突設した回動規制突起41cが、周方向に位置を異
ならせて抜止部材44に設けた一対の回動規制面44a
に当接する範囲内で回動させることができる。抜止部材
44にはさらに、各回動規制面44aと径方向の対向位
置に、一対のクリック凹部44bが形成されており、回
動規制突起41cが各回動規制面44aに当接する、ロ
ック軸体41とロック操作ノブ42の回動規制位置で
は、該ロック操作ノブ42に固定されたクリックばね4
5が、径方向の対向位置にあるクリック凹部44bと係
合して、ロック操作ノブ42にクリック感を与える。
【0025】筒状部41aの外周面には雄ねじ41dが
形成され、この雄ねじ41dには、移動ロック部材46
の雌ねじ46aが螺合している。図5に示すように、回
動基軸20はその長手方向の一部が非円形断面部22と
して形成されており、この非円形断面部22に対して、
移動ロック部材46と相対回動不能に結合された回動規
制体47が嵌まることによって、移動ロック部材46は
該回動基軸20に対する回動が規制されている。したが
って、ロック操作ノブ42とロック軸体41の結合体を
回動させると、雄ねじ41dと雌ねじ46aの螺合関係
によって、移動ロック部材46は回動基軸20の軸線に
沿って回動することなく上下動される。
【0026】ロック操作ノブ42とロック軸体41の結
合体を回動させて移動ロック部材46が上下動すると、
該移動ロック部材46に固定された摩擦係合部46b
が、固定ロック部材48に固定された摩擦係合部48a
に対して接離する。摩擦係合部46b、48aは摩擦係
数の高い材料、例えばコルクやシリコンゴムで形成され
ている。固定ロック部材48は、雌ねじ48bを上述の
雄ねじ21eに螺合させることによって操作軸体21と
結合されており、湾曲操作ノブ23を回動操作したとき
には操作軸体21と共に回動される。そして、移動ロッ
ク部材46が上方に移動して摩擦係合部46bが摩擦係
合部48aに押し付けられると、摩擦力によって固定ロ
ック部材48の回動が規制される。固定ロック部材48
の回動が規制されると、操作軸体21と湾曲操作ノブ2
3の結合体の回動が規制され、プーリー24が回動しな
いように係止される。その結果、湾曲部12aの左右方
向への湾曲動作が規制され、湾曲状態が維持される。詳
細には、図10中のF’方向(ロック方向)にロック操
作ノブ42を回動させたときに、移動ロック部材46が
上方へ移動して固定ロック部材48と摩擦係合して湾曲
操作ノブ23が回動規制され、F方向(フリー(アンロ
ック)方向)に回動させたときに、移動ロック部材46
が下方へ移動して固定ロック部材48との摩擦係合を解
除して湾曲操作ノブ23の回動が許容される。上述のよ
うに、ロック操作ノブ42は2つの回動位置でクリック
感を伴って係止されるが、一方のクリック位置で湾曲操
作ノブ23が係止され、他方のクリック位置で湾曲操作
ノブ23の回動が許容される。このロック操作ノブ42
の前者の回動位置をロック位置、後者の回動位置をアン
ロック位置と呼ぶ。なお、移動ロック部材46と固定ロ
ック部材48はそれぞれが環状に形成されており、湾曲
操作ノブ23と共に回動される固定ロック部材48がい
ずれの回動位置にあっても、摩擦係合部46bが摩擦係
合部48aに係合することが可能になっている。
【0027】一方、湾曲操作ノブ23と操作軸体21の
結合体を回動規制した状態で固定ロック部材48のみを
回動させることも可能であり、この場合、雌ねじ48b
と雄ねじ21eの螺合関係によって、移動ロック部材4
6に対する固定ロック部材48の上下方向位置を調整す
ることができる。固定ロック部材48の上下方向位置が
変化すると、ロック操作ノブ42をロック位置に回動操
作したときの摩擦係合部46bと摩擦係合部48aの間
の摩擦力が変化するため、湾曲操作ノブ23に対するロ
ック強さを調整することができる。例えば、湾曲部12
aの湾曲状態であっても、該湾曲部12aに加わる外力
に応じて湾曲操作ノブ23に対するロックが解除され
る、いわばハーフロックとなるように、摩擦係合部46
bと摩擦係合部48aの間の摩擦力を設定することも可
能である。固定ロック部材48を回動させてその上下方
向位置を変化させることにより、こうした摩擦力の調整
を容易に行うことができる。
【0028】続いて上下湾曲機構13UDのロック機構
を説明する。操作軸体31の外側には、回動基軸20と
同心の筒状に形成された固定台座50が設けられてい
る。固定台座50は、その下端部が回動基軸20と共に
基板11bに固定されており、固定台座50と回動基軸
20との間の空間には、操作軸体21、31、プーリー
24、34が支持されている。一方、固定台座50の外
周面にはロック軸体51が支持されている。ロック軸体
51は、回動基軸20と同心の筒状部51aと円板状部
51bを備え、筒状部51aは固定台座50の外周面に
対して回動可能に、かつ軸方向(上下方向)には移動し
ないように嵌まっている。円板状部51bには周方向に
位置を異ならせて複数の円孔51cが形成されており、
この円孔51cに凸部52aを嵌めて溶着することによ
ってロック操作レバー52が固定される。つまり、ロッ
ク操作レバー52はロック軸体51と共に、固定台座5
0(回動基軸20)を中心として回動可能に支持されて
いる。上述した中空状のロック操作ノブ42とは異な
り、ロック操作レバー52は、回動操作を行いやすくす
るために、回動基軸20の軸線に対して径方向に長く延
出されたレバー形状に形成されている。
【0029】ロック軸体51とロック操作レバー52の
結合体は、ロック軸体51の筒状部51aと固定台座5
0との間に設けた図示しない回動規制機構によって2つ
の回動位置で係止され、各回動位置において、クリック
ばね55がクリック感を発生させるストッパとして作用
する。
【0030】筒状部51aの外周面には雄ねじ51dが
形成され、この雄ねじ51dには、移動ロック部材56
の雌ねじ56aが螺合している。図6に示すように、固
定台座50はその上端部が非円形断面部54として形成
されており、この非円形断面部54に対して、移動ロッ
ク部材56に固定された回動規制体57が嵌まることに
よって、移動ロック部材56は固定台座50及び回動基
軸20に対する回動が規制されている。したがって、ロ
ック操作レバー52とロック軸体51の結合体を回動さ
せると、雄ねじ51dと雌ねじ56aの螺合関係によっ
て、移動ロック部材56が回動基軸20の軸線に沿って
回動することなく上下動される。回動規制体57は移動
ロック部材56と別部材としてから固定してもよいし、
回動規制体57に相当する部分を移動ロック部材56に
一体に形成してもよい。
【0031】ロック操作レバー52とロック軸体51の
結合体を回動させて移動ロック部材56が上下動する
と、該移動ロック部材56の一部に形成された摩擦係合
部56bが、固定ロック部材58に固定された摩擦係合
部58aに対して接離する。固定ロック部材58は、湾
曲操作ノブ33の内枠33eに対し、周方向には一体に
回動するように係合しており、湾曲操作ノブ33を回動
操作したときには共に回動される。そして、移動ロック
部材56が下方に移動して摩擦係合部56bが摩擦係合
部58aに押し付けられると、摩擦力によって固定ロッ
ク部材58の回動が規制される。固定ロック部材58の
回動が規制されると、操作軸体31と湾曲操作ノブ33
の結合体の回動が規制され、プーリー34が回動しない
ように係止される。結果として、上下方向への湾曲部1
2aの湾曲動作が規制され、特定の湾曲位置に保たれ
る。詳細には、図10中のF’方向(ロック方向)にロ
ック操作レバー52を回動させたときに、移動ロック部
材56が下方へ移動して固定ロック部材58と摩擦係合
して湾曲操作ノブ33が回動規制され、F方向(フリー
(アンロック)方向)に回動させたときに、移動ロック
部材56が上方へ移動して固定ロック部材58との摩擦
係合を解除して湾曲操作ノブ33の回動が許容される。
上述のように、ロック操作レバー52は2つの回動位置
でクリック感を伴って係止されるが、一方のクリック位
置で湾曲操作ノブ33が係止され、他方のクリック位置
で湾曲操作ノブ33の回動が許容される。このロック操
作レバー52の前者の回動位置をロック位置、後者の回
動位置をアンロック位置と呼ぶ。なお、移動ロック部材
56と固定ロック部材58はそれぞれが環状に形成され
ており、湾曲操作ノブ33と共に回動される固定ロック
部材58がいずれの回動位置にあっても、摩擦係合部5
6bが摩擦係合部58aに係合することが可能になって
いる。
【0032】一方、固定ロック部材58は、内枠33e
に対して上下方向移動可能に嵌まっている。湾曲操作ノ
ブ33の内枠33eには雌ねじが形成されており、この
雌ねじに螺合する雄ねじを備えたロック調整ナット60
が、固定ロック部材58を下方から支えている。湾曲操
作ノブ33と操作軸体31の結合体を回動規制しつつロ
ック調整ナット60を回動させると、内枠33eに対し
てロック調整ナット60の上下方向位置が調整され、こ
れに応じて移動ロック部材56に対する固定ロック部材
58の上下方向位置を調整することができる。固定ロッ
ク部材58の上下方向位置が変化すると、ロック操作レ
バー52をロック位置に回動操作したときの摩擦係合部
56bと摩擦係合部58aの間の摩擦力が変化するた
め、ロック強さを調整することができる。例えば、ロッ
ク調整ナット60の調整によって、上下湾曲機構13U
Dに関して上述のようなハーフロック状態を設定するこ
とが可能である。
【0033】以上のようなロック機構を有する左右湾曲
機構13LRと上下湾曲機構13UDの構成部材は、最
終的には回動基軸20を介して操作部11に組み付けら
れている。上下湾曲機構13UDは、左右湾曲機構13
LRを構成する操作軸体21(円板状部21b)とプー
リー24に挟まれて上下方向位置が定められており、回
動基軸20の軸方向の途中位置には、操作軸体21の上
端部と係合する中間抜止部材61が設けられている。こ
の中間抜止部材61によって、上下湾曲機構13UD全
体と、左右湾曲機構13LRにおける操作軸体21及び
湾曲操作ノブ23の結合体とが、回動基軸20から脱落
しないように保持される。また、上述の抜止部材44に
よって、湾曲操作ノブ23よりも上方に位置するロック
軸体41やロック操作ノブ42が、回動基軸20から脱
落しないように保持されている。つまり、回動基軸20
に対して、湾曲操作装置13全体が抜け止めされた状態
で保持されている。
【0034】湾曲操作装置13には、内部を水密に保っ
たり、埃などの異物の侵入を防ぐために、弾性を有する
Oリングなどからなるシール材が配されている。シール
材はその機能上、ハウジング11a内をシールするもの
(符号S1)と、湾曲操作ノブ23内をシールするもの
(同S2)と、湾曲操作ノブ33内をシールするもの
(同S3)と、ロック操作ノブ42内をシールするもの
(同S4)と、操作軸体21、31の間をシールするも
の(同S5)とに分けられる。例えば内視鏡10を薬液
で消毒する場合、外部に露出する箇所は確実に消毒され
るが、中空に形成された各操作ノブ23、33及び42
内や操作部11のハウジング11a内への薬液の浸入
は、シール材S1〜S5によって防がれる。
【0035】
【本発明の特徴部分の説明】上述したように、左右湾曲
機構13LRでは、中空に形成された湾曲操作ノブ(第
一の湾曲操作ノブ)23の内部に設けた移動ロック部材
(第一のブレーキ部材)46の摩擦係合部46bが固定
ロック部材(第一のブレーキ部材)48の摩擦係合部4
8aに摩擦係合することによって湾曲操作ノブ23が回
動しないようにロックがかかり、移動ロック部材46が
固定ロック部材48から離間するとロックが解除され
る。この移動ロック部材46は、湾曲操作ノブ23と同
軸で回動操作されるロック操作ノブ(回動操作部)42
とロック軸体41の結合体(ロック操作部材)によって
操作される。換言すれば、移動ロック部材46、固定ロ
ック部材48、及びロック操作ノブ42とロック軸体4
1の結合体は、湾曲操作ノブ23の回動操作を規制しま
たは自由にさせるロック機構(第一のロック機構)を構
成している。ロック機構によって湾曲操作ノブ23がロ
ックされているときには、湾曲部12aは左右方向にお
いて一定の湾曲状態に固定される。
【0036】図2ないし図4、図12及び図14に示す
ように、湾曲操作ノブ23は、回動基軸(操作中心軸)
20の軸線と略直交する方向に向かう一対の対向壁面
(端面)23f、23gを有し、さらにこの一対の対向
壁面23f、23gを上下方向に延びる接続壁面23h
で接続した有底の筒状体であり、その内部は中空状部2
3iとなっている。
【0037】この湾曲操作ノブ23において一対の対向
壁面のうち下側の対向壁面23gには回動基軸20を中
心とする円形状の小径開口23cが形成されているが、
この小径開口23cには操作軸体21が嵌まって塞がれ
ている。湾曲操作ノブ23は、この操作軸体21を介し
て回動基軸20に回動操作可能に支持されている(図3
参照)。
【0038】一方、筒状の湾曲操作ノブ23の上側の端
面である対向壁面23fは、指掛部23aを構成する部
分を除いて開放されており、中空状部23iと外部を連
通する大径開口(開放部)23bが形成されている。大
径開口23bは回動基軸20を中心とする円形状をなし
ている(図10参照)。左右湾曲機構13LRは、この
大径開口23bを通して、湾曲操作ノブ23の中空状部
23iに上述のロック機構を着脱可能としたことを特徴
とする。
【0039】すなわちロック機構は、湾曲操作ノブ23
の中空状部23iに収納されるべき部分が、大径開口2
3bの内縁部と回動基軸20の外面によって形成される
環状の開口を通過可能なサイズに構成されている。詳細
には、左右湾曲機構13LRのロック機構は湾曲操作ノ
ブ23に装着したときに、ロック軸体41の筒状部(筒
状軸部)41a、移動ロック部材46及び固定ロック部
材48が中空状部23iに収納されるが、このうち回動
基軸20を中心とする放射方向において最も外側に位置
する環状の固定ロック部材48は、その外径が大径開口
23bの内径よりも若干小さい。一方、同放射方向にお
いて最も内側に位置する筒状部41aは、その内径が回
動基軸20の外径よりわずかに大きく、回動基軸20に
対して回動可能に嵌まる。固定ロック部材48と同様に
回動基軸20を中心とする環状をなす移動ロック部材4
6は、同放射方向において固定ロック部材48と筒状部
41aの間に位置している。よって、湾曲操作ノブ23
を分解することなく、大径開口23bを通して湾曲操作
ノブ23にロック機構を組み込み、あるいはロック機構
を取り外すことができる。
【0040】左右湾曲機構13LRでは、ロック機構を
構成する移動ロック部材46、固定ロック部材48、及
びロック操作部材(特にロック軸体41)を予めユニッ
ト状態に組んでから湾曲操作ノブ23と組み合わせるこ
とができる。このユニットは、移動ロック部材46の摩
擦係合部46bとロック軸体41の円板状部41bの間
に挟まれるように固定ロック部材48を保持させた上
で、ロック軸体41の雄ねじ41dと移動ロック部材4
6の雌ねじ46aを螺合させることで組み立てられる。
【0041】ユニット状に組まれたロック機構は、ロッ
ク軸体41の筒状部41aを回動基軸20へ嵌め、同時
に固定ロック部材48の雌ねじ48bを操作軸体21の
雄ねじ操作軸体21eに螺合させると、大径開口23b
の内縁部と回動基軸20の外面の間の環状開口を塞いだ
状態で、湾曲操作ノブ23に装着される(図2)。この
とき、移動ロック部材46はその内面の一部が回動規制
体47の外面に相対回動不能に嵌まり、回動基軸20の
軸線に沿う方向へのみ移動可能に直進案内される。ま
た、ロック軸体41は、筒状部41aの下端部が回動規
制体47の上面に当接することで下方への移動が規制さ
れる。なお、図2に示すように、移動ロック部材46と
固定ロック部材58は、湾曲操作ノブ23への装着時に
は対向壁面23fと略面一な状態で大径開口23bを塞
いでいる。
【0042】さらに、固定ねじ20aで抜止部材44を
回動基軸20の軸端部に固定すると、抜止部材44によ
りロック機構は図2中の上方、すなわち回動基軸20の
軸端部方向への移動も規制される。抜止部材44を固定
した後、固定ナット43を用いてロック軸体41にロッ
ク操作ノブ42を固定する。
【0043】以上のようにして大径開口23bを通して
湾曲操作ノブ23に装着した状態のロック機構は、ロッ
ク操作ノブ42を回動させることにより移動ロック部材
46が回動基軸20の軸線に沿って移動して固定ロック
部材48に接離し、湾曲操作ノブ23の回動操作を規制
または許容させることができる。
【0044】また、湾曲操作ノブ23を回動規制すると
きのロック力は、固定ロック部材48を回動させて移動
ロック部材46との初期間隔を変化させることで調整で
きる。固定ロック部材48には、大径開口23bに臨ん
で一対の回動操作孔48cが形成されており、この各回
動操作孔48cに回動操作用の工具を嵌めるなどして固
定ロック部材48を回動させれば、湾曲操作ノブ23か
らロック機構を取り外すことなく、左右湾曲機構13L
Rの組立状態からロック力を調整することができる。
【0045】図2及び図12に示すように、ロック機構
は、湾曲操作ノブ23に装着したときには大径開口23
bを塞ぎ、いわばロック機構が湾曲操作ノブ23の外壁
面の一部を構成した状態になる。詳細には、ロック機構
は、湾曲操作ノブ23に装着したときに、回動基軸20
を中心とする放射方向において内側から、ロック軸体4
1の筒状部41a、移動ロック部材46、固定ロック部
材48の順で同心状に配置されて大径開口23bを塞い
でいる。このようにロック機構によって大径開口23b
が覆われるため、大径開口23bから湾曲操作ノブ23
の中空状部23iへの異物の侵入を防ぐことができる。
なお、ロック機構を装着した状態では、移動ロック部材
46と固定ロック部材48は、その外面が湾曲操作ノブ
23の対向壁面23fと略面一をなすように大径開口2
3bに臨んでいる。
【0046】さらに、湾曲操作ノブ23にロック機構を
取り付けたときに大径開口23bを流体(気体及び液
体)流通不能に塞ぐため、シール材S2及びS4が配さ
れている。シール材S2は、回動基軸20を中心とする
同心状をなす、それぞれ径の異なる環状の3つのシール
材(第一、第二及び第三のシール部材)S2a、S2b
及びS2cから構成されている。このうち最も大径であ
るシール材S2aは、固定ロック部材48の外縁部と大
径開口23bの内縁部の間に配されており、上述したロ
ック力の調整時に湾曲操作ノブ23に対して固定ロック
部材48を回動操作させてもシール性が損なわれたり破
れたりしないように形成されている。シール材S2bと
シール材S2cはそれぞれロック機構内の相互摺動部分
を塞ぐために設けられており、シール材S2bは、それ
ぞれ環状をなす移動ロック部材46と固定ロック部材4
8の径方向における対向面間に配され、シール材S2c
は移動ロック部材46の内縁部と筒状部41aの外面と
の間に配されている。ロック操作ノブ42をロック位置
とアンロック位置に回動させて上述のロック及びアンロ
ック操作を行うと、移動ロック部材46は、ロック軸体
41と固定ロック部材48のそれぞれに対して回動基軸
20の軸線に沿う方向へ相対移動されるが、シール材S
2b及びS2cは、この移動ロック部材46の移動によ
ってはシール性が損なわれたり破れたりしないように形
成されている。シール材S2a、S2b及びS2cは、
ロック機構を上述のユニット状態として組む際に、ユニ
ットの一部として取り付けることができる。
【0047】ロック操作ノブ42とロック軸体41の間
に配されたシール材(第四のシール部材)S4は、直接
的にはドーム状に形成されたロック操作ノブ42の内部
への流体の流入を防ぐ作用を有しているが、ロック操作
ノブ42はロック軸体41の筒状部41aと回動基軸2
0の嵌合部分を覆っているため、結果として筒状部41
aの内面と回動基軸20の外面の間もシール材S4によ
って塞がれていることになる。なお、本実施形態とは異
なり、筒状部41aと回動基軸20の間にシール材S4
と同様に機能するシール材を別途配するような構成にす
ることも可能である。
【0048】このように、湾曲操作ノブ23にロック機
構を装着したときには、湾曲操作ノブ23の中空状部2
3iは、ロック機構自体と各シール材S2、S4によ
り、内視鏡外部から流体が入らないように塞がれる。よ
って、内視鏡10を薬液に浸漬しても、湾曲操作ノブ2
3内に薬液は入り込まない。
【0049】以上の説明から明らかなように、左右湾曲
機構13LRでは、中空状の湾曲操作ノブ23の一部に
開放部である大径開口23bを形成し、この大径開口2
3bを通して湾曲操作ノブ23にロック機構を着脱可能
としたので、湾曲操作ノブ23を分割することなく湾曲
操作機構の組立及び分解やロック機構のメンテナンスを
容易に行うことができる。左右湾曲機構13LRは、湾
曲操作ノブ23にロック機構を装着した状態では、移動
ロック部材46や固定ロック部材48が中空状部23i
に組み込まれているので小型に構成できる。さらに湾曲
操作ノブ23を複数の部材から構成する必要がないた
め、部品点数を少なくして製造コストを低く抑えること
ができる。
【0050】またロック機構は、湾曲操作ノブ23に装
着した状態では湾曲操作ノブ23の外壁面の一部を構成
して大径開口23bを塞いでいるので、湾曲操作ノブ2
3内に異物が入り込みにくい。さらに、大径開口23b
を形成したことによって生じる空隙やロック機構内の摺
動移動部分にシール材を配することで、湾曲操作ノブ2
3の中空状部23iに流体が流入しないように保たれる
ので、特に薬液を用いた滅菌作業を容易に行うことがで
きる。
【0051】続いて、上下湾曲機構13UDについて説
明する。上下湾曲機構13UDでは、中空に形成された
湾曲操作ノブ(第二の湾曲操作ノブ)33の内部に設け
た移動ロック部材(第二のブレーキ部材)56の摩擦係
合部56bが固定ロック部材(第一のブレーキ部材)5
8の摩擦係合部58aに摩擦係合することによって湾曲
操作ノブ33が回動しないようにロックがかかり、移動
ロック部材56が固定ロック部材58から離間するとロ
ックが解除される。移動ロック部材56は、湾曲操作ノ
ブ33と同軸で回動操作されるロック操作レバー(回動
操作部)52とロック軸体51の結合体(ロック操作部
材)によって操作される。換言すれば、移動ロック部材
56、固定ロック部材58、及びロック操作レバー52
とロック軸体51の結合体は、湾曲操作ノブ33の回動
操作を規制しまたは自由にさせるロック機構(第二のロ
ック機構)を構成している。ロック機構によって湾曲操
作ノブ33がロックされているときには、湾曲部12a
は上下方向において一定の湾曲状態に固定される。
【0052】図2ないし図4、図13ないし図15に示
すように、湾曲操作ノブ33は、その回動中心である回
動基軸(操作中心軸)20の軸線と略直交する方向に向
かう一対の対向壁面(端面)33f、33gを有し、さ
らにこの一対の対向壁面33f、33gを上下方向に延
びる接続壁面33hで接続した有底の筒状体であり、そ
の内部は中空状部33iとなっている。
【0053】この湾曲操作ノブ33において一対の対向
壁面のうち上側の対向壁面33fには回動基軸20を中
心とする円形状の小径開口33cが形成されているが、
この小中空に形成された径開口33cには操作軸体31
が嵌まって塞がれている。湾曲操作ノブ33は、この操
作軸体31を介して回動基軸20に回動操作可能に支持
されている(図4参照)。
【0054】一方、筒状の湾曲操作ノブ33の下側の端
面である対向壁面33gは、指掛部33aを構成する部
分を除いて開放されており、中空状部33iと外部を連
通する大径開口(開放部)33bが形成されている。大
径開口33bは回動基軸20を中心とする円形状をなし
ている(図11参照)。上下湾曲機構13UDは、この
大径開口33bを通して、湾曲操作ノブ33の中空状部
33iに上述のロック機構を着脱可能としたことを特徴
とする。
【0055】回動基軸20の外側には該回動基軸20と
同心の円筒状をなす固定台座(操作中心軸)50が設け
られており、上下湾曲機構13UDのロック機構の各構
成部材は、固定台座50をその回動操作の中心軸として
いる。そして、上下湾曲機構13UDのロック機構は、
湾曲操作ノブ33の中空状部33iに収納されるべき部
分が、大径開口33bの内縁部と固定台座50の外面に
よって形成される環状の開口を通過可能なサイズに構成
されている。詳細には、上下湾曲機構13UDのロック
機構は湾曲操作ノブ33に装着したときに、ロック軸体
51の筒状部(筒状軸部)51a、移動ロック部材56
及び固定ロック部材58が中空状部33iに収納される
が、このうち固定台座50及び回動基軸20を中心とす
る放射方向において最も外側に位置する環状の固定ロッ
ク部材58は、その外径が大径開口33bの内径よりも
若干小さい。一方、同放射方向において最も内側に位置
する筒状部51aは、その内径が固定台座50の外径よ
りわずかに大きく、固定台座50に対して回動可能に嵌
まる。固定ロック部材58と同様に固定台座50を中心
とする環状をなす移動ロック部材56は、同放射方向に
おいて固定ロック部材58と筒状部51aの間に位置し
ている。よって、湾曲操作ノブ33を分解することな
く、大径開口33bを通して湾曲操作ノブ33にロック
機構を組み込み、あるいはロック機構を取り外すことが
できる。
【0056】上下湾曲機構13UDでは、ロック機構を
構成する移動ロック部材56、固定ロック部材58、及
びロック操作レバー52とロック軸体51の結合体を予
め固定台座50に装着してから、湾曲操作ノブ33と組
み合わせることができる。このロック機構を構成する際
には、まずロック軸体51とロック操作レバー52を固
定して一体部材としておく。固定台座50にはその軸線
と直交する方向へ抜止部材62とロック操作レバー回転
規制部材63がそれぞれ着脱可能であり、下側のロック
操作レバー回転規制部材63を固定台座50に嵌めてか
ら、ロック軸体51の筒状部51aを固定台座50の軸
端部側から挿入し、さらに上側の抜止部材62を固定台
座50に嵌める。すると、ロック軸体51とロック操作
レバー52の結合体は、固定台座50に対してその軸端
部方向には移動せず、かつ所定の回動範囲内で回動操作
可能に支持される。
【0057】続いて、移動ロック部材56の摩擦係合部
56bとロック操作レバー52の間に固定ロック部材5
8を挟まれるように保持させた上で、ロック軸体51の
雄ねじ51dと移動ロック部材56の雌ねじ56aを螺
合させる。このとき、固定ロック部材58の外縁部には
予めロック調整ナット(ロック力調整環)60を嵌めて
おく。固定ロック部材58の外縁部には環状の切欠58
cが形成されており、ロック調整ナット60はこの切欠
58cに対し、回動基軸20を中心とする相対回動は可
能で、該回動基軸20の軸線に沿う方向へはその移動力
を伝達するように嵌合する。
【0058】さらに固定台座50の軸端部の非円形断面
部54に回動規制体57を嵌めると、移動ロック部材5
6はその内面の一部が回動規制体57の外面に相対回動
不能に嵌まり、固定台座50の軸線に沿う方向へのみ移
動可能に直進案内される。図16は、この回動規制体5
7を取り付ける前の状態を示している。
【0059】こうして固定台座50に対して組み付けら
れてユニット状となったロック機構に対し、操作軸体3
1と結合された状態の湾曲操作ノブ33を回動基軸20
の軸端部側から被せるように取り付ける。湾曲操作ノブ
33は、その大径開口33bをロック機構側に向けて回
動基軸20の軸端部側から図16中の下方へ挿入され、
一定以上挿入すると、ロック機構を構成する移動ロック
部材56や固定ロック部材58が中空状部33iに進入
する。このとき、固定ロック部材58に形成した回転規
制凹部58bと湾曲操作ノブ33内に形成した回転規制
凸部33jが嵌合し、固定ロック部材58は、回動基軸
20を中心とする周方向へ湾曲操作ノブ33と一体に回
動されるようになる。なお、回転規制凹部58bと回転
規制凸部33jの嵌合状態では、固定ロック部材58
は、回動基軸20の軸線方向には湾曲操作ノブ33に対
して移動可能である。さらに、内枠33eの内面に形成
した雌ねじ33k(図13)をロック調整ナット60の
外面に形成した雄ねじ60aに螺合させると、図15の
状態となる。換言すれば、大径開口33bを通して湾曲
操作ノブ33にロック機構が装着されたことになる。
【0060】以上のようにして大径開口33bを通して
湾曲操作ノブ33に装着した状態のロック機構は、ロッ
ク操作レバー52を回動させることにより移動ロック部
材56が固定台座50の軸線に沿って移動して固定ロッ
ク部材58に接離し、湾曲操作ノブ33の回動操作を規
制または許容させることができる。
【0061】また、湾曲操作ノブ33を回動規制すると
きのロック力は、ロック調整ナット60を回動させるこ
とで調整できる。ロック調整ナット60には、大径開口
33bに臨んで一対の回動操作孔60bが形成されてお
り、この各回動操作孔60bに回動操作用の工具を嵌め
るなどしてロック調整ナット60を回動させれば移動ロ
ック部材56と固定ロック部材58の初期間隔が変化
し、湾曲操作ノブ33からロック機構を取り外すことな
く、上下湾曲機構13UDの組立状態からロック力を調
整することができる。
【0062】図2及び図13に示すように、ロック機構
は、湾曲操作ノブ33に装着したときには大径開口33
bを塞ぎ、いわばロック機構が湾曲操作ノブ33の外壁
面の一部を構成した状態になる。詳細には、ロック機構
は、湾曲操作ノブ33と組み合わせたときに、固定台座
50を中心とする放射方向において内側から、ロック軸
体51の筒状部51a、移動ロック部材56、固定ロッ
ク部材58の順で同心状に配置されて大径開口33bを
塞いでいる。このようにロック機構によって大径開口3
3bが覆われるため、大径開口33bから湾曲操作ノブ
33の中空状部33iへの異物の侵入を防ぐことができ
る。なお、ロック機構を装着した状態では、移動ロック
部材56と固定ロック部材58は、その外面が湾曲操作
ノブ33の対向壁面33gと略面一をなすように大径開
口33bに臨んでいる。
【0063】さらに、湾曲操作ノブ33にロック機構を
取り付けたときに大径開口33bを流体流通不能に塞ぐ
ため、シール材S3が配されている。シール材S3は、
それぞれ固定台座50を中心とする同心状をなす、それ
ぞれ径の異なる環状の3つのシール材(第一、第二及び
第三のシール部材)S3a、S3b及びS3cから構成
されている。このうち最も大径であるシール材S3a
は、固定ロック部材58の外縁部と、大径開口33bの
内縁部に固定された内枠33eとの間に配されており、
上述したロック力の調整時に湾曲操作ノブ33に対して
固定ロック部材58の位置調整を行ってもシール性が損
なわれたり破れたりしないように形成されている。シー
ル材S3bは上述のシール材S2bと同様に、それぞれ
環状をなす移動ロック部材56と固定ロック部材58の
径方向における対向面間に配されて両部材間を塞いでい
る。シール材S3cは、左右湾曲機構13LRにおける
シール材S2cとシール材S4を合わせた機能を備えて
いる。移動ロック部材56は、その内面の一部が、ロッ
ク軸体51の筒状部51aの端部を回り込んで固定台座
50の外面に対向しており、この移動ロック部材56と
固定台座50の対向面間にシール材S3cが配されてい
る。よって、移動ロック部材56と固定台座50の空隙
はシール材S3cによって塞がれる。ロック操作レバー
52をロック位置とアンロック位置に回動させて上述の
ロック及びアンロック操作を行うと、移動ロック部材5
6は、固定台座50と固定ロック部材58のそれぞれに
対して回動基軸20の軸線に沿う方向へ相対移動される
が、シール材S3b及びS3cは、この移動ロック部材
56の移動によってはシール性が損なわれたり破れたり
しないように形成されている。シール材S3a、S3b
及びS3cは、ロック機構を固定台座50に組み付けて
上述のユニット状態にする際に、該ユニットの一部とし
て取り付けることができる。
【0064】このように、湾曲操作ノブ33にロック機
構を装着したときには、湾曲操作ノブ33の中空状部3
3iは、ロック機構自体とシール材S3により、内視鏡
外部から流体が入らないように塞がれる。よって、内視
鏡10を薬液に浸漬しても、湾曲操作ノブ33内に薬液
は入り込まない。
【0065】以上の説明から明らかなように、左右湾曲
機構13LRと同様に上下湾曲機構13UDでは、中空
状の湾曲操作ノブ33の一部に開放部である大径開口3
3bを形成し、この大径開口33bを通して湾曲操作ノ
ブ33にロック機構を着脱可能としたので、湾曲操作ノ
ブ33を分割することなく湾曲操作機構の組立及び分解
やロック機構のメンテナンスを容易に行うことができ
る。上下湾曲機構13UDは、湾曲操作ノブ33にロッ
ク機構を装着した状態では、移動ロック部材56や固定
ロック部材58が中空状部33iに組み込まれているの
で小型に構成できる。さらに湾曲操作ノブ33を複数の
部材から構成する必要がないため、部品点数を少なくし
て製造コストを低く抑えることができる。
【0066】またロック機構は、湾曲操作ノブ33に装
着した状態では湾曲操作ノブ33の外壁面の一部を構成
して大径開口33bを塞いでいるので、湾曲操作ノブ3
3内に異物が入り込みにくい。さらに、大径開口33b
を形成したことによって生じる空隙やロック機構内の摺
動移動部分にシール材を配することで、湾曲操作ノブ3
3の中空部33iに流体が流入しないように保たれるの
で、特に薬液を用いた滅菌作業を容易に行うことができ
る。
【0067】湾曲操作装置13では、以上の左右湾曲機
構13LRと上下湾曲機構13UDが、回動基軸20及
び固定台座50の軸線に沿う方向に隣接して配置されて
いる。このうち左右湾曲機構13LRを構成する湾曲操
作ノブ23と、上下湾曲機構13UDを構成する湾曲操
作ノブ33は、ロック機構を着脱可能にさせる開放部で
ある大径開口23b、33bが、非対向となるように互
いに反対方向に向けて形成されている。この湾曲操作装
置13の全体的な分解手順について、図2、図14ない
し図17を参照して説明する。
【0068】図2の組立状態から分解するときには、ま
ず固定ナット43を外してロック操作ノブ42をロック
軸体41から取り外し、固定ねじ20aを露出させる。
湾曲操作ノブ23の大径開口23bは回動基軸20の軸
端部方向に向けて開放されているため、固定ねじ20a
を外して抜止部材44を回動基軸20から抜き取った後
では、該大径開口23bを通して左右湾曲機構13LR
側のロック機構をユニット状態で上方へ取り外すことが
できる。このロック機構の取り外し時には、固定ロック
部材48側の雌ねじ48bと、湾曲操作ノブ23側の雄
ねじ21eとの螺合を解除させるために、ロック機構全
体を回動させながら図2中の上方に引き抜く。このとき
シール材S2a、S2b及びS2cは、ロック機構と共
に引き抜かれる。取り外した後のロック機構は、ロック
軸体41の雄ねじ41dと移動ロック部材46の雌ねじ
46aの螺合を解除させることで各構成部材に分解する
ことができる。
【0069】図5に示すように、回動規制体47は断面
コ字状の部材であり、左右湾曲機構13LRのロック機
構を取り外した後、回動基軸20の非円形断面部22に
対して、該回動基軸20の軸線と直交する方向へ取り外
すことができる。回動規制体47と同様に、中間抜止部
材61も回動基軸20の軸線と直交する方向に抜き取る
ことができる。図14は、回動基軸20から回動規制体
47が取り外され、中間抜止部材61は装着されている
状態を示している。
【0070】図14の状態において回動基軸20から中
間抜止部材61を取り外すと、該中間抜止部材61より
下方の構成要素を分解することが可能になる。まず、大
径開口23bを通してロック機構を抜き取った後の左右
湾曲機構13LR側の湾曲操作部材、すなわち湾曲操作
ノブ23と操作軸体21の結合体を図中上方へ引き抜
く。このとき、シール材S5も一緒に引き抜かれる。な
お、操作軸体21の筒状部21aの下端部は、プーリー
24に対し、回動基軸20を中心とする回動方向の力は
伝達するが、回動基軸20の軸線方向には挿脱可能に嵌
合している。
【0071】湾曲操作ノブ23と操作軸体21の結合体
が抜き取られると図15の状態となり、続いて上下湾曲
機構13UDを分解することが可能になる。上下湾曲機
構13UDでは、最初に湾曲操作ノブ33と操作軸体3
1の結合体を取り外す。この取り外し時には、例えば、
ロック調整ナット60を回動しないように固定しなが
ら、ロック調整ナット60の外面に形成した雄ねじと内
枠33eの内面に形成した雌ねじの螺合が外れるよう
に、湾曲操作ノブ33を回動させる。該ねじの螺合が外
れると、湾曲操作ノブ33と操作軸体31を図15中の
上方へ抜き取る。湾曲操作ノブ33の大径開口33bは
図15中の下方に向けて開放されており、固定台座50
に支持されている移動ロック部材46や固定ロック部材
58はこの大径開口33bを通ることが可能であるか
ら、湾曲操作ノブ33及び操作軸体31の抜き取り時に
はロック機構と干渉することはない。なお、操作軸体3
1の筒状部31aの下端部は、プーリー34に対し、回
動基軸20を中心とする回動方向の力は伝達するが、回
動基軸20の軸線方向には挿脱可能に嵌合している。
【0072】図16は湾曲操作ノブ33及び操作軸体3
1を取り外した状態を示す。なお、図16では回動規制
体57、シール材S3aは既に取り外されているものと
する。図16の状態からは、上下湾曲機構13UDのロ
ック機構の構成要素を順次分解することができる。ま
ず、ロック軸体51の雄ねじ51dと雌ねじ56aの螺
合が解除されるように回動させながら、移動ロック部材
56を図中上方へ引き抜く。移動ロック部材56が引き
抜かれると、固定ロック部材58及びロック調整ナット
60を取り外すことが可能になる。また、移動ロック部
材56を外すことによって抜止部材62が露出し、この
抜止部材62を固定台座50から取り外すと、ロック操
作レバー52とロック軸体51も固定台座50の軸端部
方向へ抜き取ることが可能になる。ロック操作レバー5
2とロック軸体51が抜き取られるとロック操作レバー
回転規制部材63が露出され、該ロック操作レバー回転
規制部材63を固定台座50から取り外すことが可能に
なる。
【0073】端的に言えば、湾曲操作装置13の分解時
には、湾曲操作ノブ23を回動規制するためのロック機
構、回動基軸20の軸端部側に支持された湾曲操作ノブ
23、回動基軸20の基部(ハウジング11a)側に支
持された湾曲操作ノブ33、この湾曲操作ノブ33を回
動規制するためのロック機構、の順で回動基軸20及び
固定台座50から取り外される。
【0074】なお、上下湾曲機構13UDも取り外した
後(図17参照)では、必要に応じて内視鏡本体を構成
するハウジング11aから蓋体11dを外し、さらに蓋
体11dを外した後で基板11bから固定台座50及び
回動基軸20を外すことができる。
【0075】湾曲操作装置13の組立は、以上の分解時
と逆の手順で行えばよい。説明の重複を避けるため組立
の詳細な手順は説明を省略するが、分解時とは逆に、湾
曲操作ノブ33用のロック機構、湾曲操作ノブ33、湾
曲操作ノブ23、この湾曲操作ノブ23用のロック機
構、の順で回動基軸20及び固定台座50に対して組み
付ける。この組立時においても、各湾曲機構13LR、
13UDのロック機構は、湾曲操作ノブ23、33自体
を分割したり接着することなく大径開口23b、33b
を通して該湾曲操作ノブ23、33へ装着されるので、
組立作業を容易に行うことができる。
【0076】以上、図示実施形態を参照して本発明の内
視鏡操作装置を説明したが、本発明は実施形態に限定さ
れるものではない。例えば、実施形態では回動基軸20
と固定台座50からなる操作中心軸の軸線方向に隣接し
て一対の湾曲操作ノブ23、33を設けるものとした
が、本発明は湾曲操作ノブが一つあるいは三つ以上の内
視鏡操作装置に適用することも可能である。
【0077】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、組立分解
性に優れ、また部品点数が少なく、低コストで小型に構
成可能な内視鏡の操作装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による操作装置を有する内視鏡の全体構
造を示す外観図である。
【図2】図1の内視鏡の湾曲操作装置付近の断面図であ
る。
【図3】図2から、左右湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図4】図2から、上下湾曲機構で一体的に回動される
部材を一部材として示した図である。
【図5】図2のV-V断面線に沿う図である。
【図6】図2のVI-VI断面線に沿う図である。
【図7】図2のVII-VII断面線に沿う図である。
【図8】図2の矢印VIII方向から見た抜止部材付近の平
面図である。
【図9】図8の抜け止め部材の単体形状を表す図であ
る。
【図10】湾曲操作装置の平面図である。
【図11】内視鏡ハウジング内にある部材を除いて示
す、湾曲操作装置を底面側から見た図である。
【図12】図2における左右湾曲機構付近を拡大した図
である。
【図13】図2における上下湾曲機構付近を拡大した図
である。
【図14】内視鏡操作装置の組立分解手順を説明するた
めの図である。
【図15】内視鏡操作装置の組立分解手順を説明するた
めの図である。
【図16】内視鏡操作装置の組立分解手順を説明するた
めの図である。
【図17】内視鏡操作装置の組立分解手順を説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 内視鏡 11 操作部 11a ハウジング 11b 基板 11c 貫通孔 11d 蓋体 12 挿入部 12a 湾曲部 13 湾曲操作装置 13LR 左右湾曲機構 13UD 上下湾曲機構 14 コネクタ 15 接眼部 17 光源装置 18 鉗子口 20 回動基軸(操作中心軸) 20a 固定ねじ 21 操作軸体 21a 筒状部 21b 円板状部 21c 円孔 21d フランジ部 21e 雄ねじ 22 非円形断面部 23 湾曲操作ノブ(第一の湾曲操作ノブ) 23a 指掛部 23b 大径開口(開放部) 23c 小径開口 23d 凸部 23f 23g 対向壁面 23h 接続壁面 23i 中空状部 24 プーリー 25 操作ワイヤ 26 操作ワイヤ 31 操作軸体 31a 筒状部 31b 円板状部 31c 円孔 33 湾曲操作ノブ(第二の湾曲操作ノブ) 33a 指掛部 33b 大径開口 33c 小径開口 33d 凸部 33e 内枠 33f 33g 対向壁面 33h 接続壁面 33i 中空状部 33j 回転規制凸部 33k 雌ねじ 34 プーリー 35 操作ワイヤ 36 操作ワイヤ 41 ロック軸体 41a 筒状部(筒状軸部) 41b 円板状部 41c 回動規制突起 41d 雄ねじ 42 ロック操作ノブ(回動操作部) 43 固定ナット 44 抜止部材 44a 回動規制面 44b クリック凹部 44c 非円形孔 45 クリックばね 46 移動ロック部材(第二のブレーキ部材) 46a 雌ねじ 46b 摩擦係合部 47 回動規制体 48 固定ロック部材(第一のブレーキ部材) 48a 摩擦係合部 48b 雌ねじ 48c 回動操作孔 50 固定台座(操作中心軸) 51 ロック軸体 51a 筒状部(筒状軸部) 51b 円板状部 51c 円孔 51d 雄ねじ 52 ロック操作レバー(回動操作部) 52a 凸部 54 非円形断面部 55 クリックばね 56 移動ロック部材(第二のブレーキ部材) 56a 雌ねじ 57 回動規制体 56b 摩擦係合部 58 固定ロック部材(第一のブレーキ部材) 58a 摩擦係合部 58b 回転規制凹部 58c 切欠 60 ロック調整ナット(ロック力調整環) 60a 雄ねじ 60b 回動操作孔 61 中間抜止部材 62 抜止部材 63 ロック操作レバー回転規制部材 S2a シール材(第一のシール部材) S2b シール材(第二のシール部材) S2c シール材(第三のシール部材) S3a シール材(第一のシール部材) S3b シール材(第二のシール部材) S3c シール材(第三のシール部材) S4 シール材(第四のシール部材)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察対象内に挿入される挿入部を有し、
    該挿入部先端の湾曲部を湾曲操作可能な内視鏡におい
    て、 操作中心軸を中心に回動操作可能に設けられ該回動操作
    により上記湾曲部を湾曲させる、中空状でその一部に開
    放部を有する湾曲操作ノブ;及び上記開放部を通して中
    空状の湾曲操作ノブに着脱可能なロック機構;を備え、 この着脱ロック機構は、湾曲操作ノブへの装着状態で、
    湾曲操作ノブの回動操作を規制しまたは自由とさせるよ
    うに外部から操作可能であることを特徴とする内視鏡操
    作装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内視鏡操作装置におい
    て、上記ロック機構は、湾曲操作ノブに装着されたとき
    上記開放部を塞ぐ内視鏡操作装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の内視鏡操作装置におい
    て、さらに、上記ロック機構を湾曲操作ノブに装着した
    とき、該湾曲操作ノブの中空状部と外部を流体流通不能
    にさせるシール部材を備えている内視鏡操作装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、上記湾曲操作ノブは上記操作中心
    軸と略直交する端面を有する有底の筒状体で、上記開放
    部は該筒状の湾曲操作ノブの一端面に上記操作中心軸を
    中心とする円形状に形成されており、 上記ロック機構は、 この円形の開放部を通して湾曲操作ノブに着脱可能で、
    装着状態では湾曲操作ノブと一体に回動操作される、上
    記操作中心軸を中心とした環状をなす第一のブレーキ部
    材;湾曲操作ノブの外部に位置する回動操作部と、上記
    開放部を通して湾曲操作ノブに挿入されて上記操作中心
    軸に回動可能に嵌まる筒状軸部とを備え、該筒状軸部を
    中心として湾曲操作ノブと同軸で回動操作可能なロック
    操作部材;及び上記開放部を通して湾曲操作ノブに着脱
    可能で、装着状態ではこのロック操作部材の回動操作に
    よって上記操作中心軸方向に移動して第一のブレーキ部
    材に接離する、上記操作中心軸を中心とした環状をなす
    第二のブレーキ部材;を有する内視鏡操作装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の内視鏡操作装置におい
    て、上記ロック機構は、第一のブレーキ部材、第二のブ
    レーキ部材及びロック操作部材を組み合わせたユニット
    状態で上記湾曲操作ノブに着脱可能である内視鏡操作装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または5記載の内視鏡操作装置
    において、上記第一、第二のブレーキ部材は、湾曲操作
    ノブに装着したときに該湾曲操作ノブの端面と略面一に
    開放部を塞いでいる内視鏡操作装置。
  7. 【請求項7】 請求項4から6いずれか1項記載の内視
    鏡操作装置において、上記第一のブレーキ部材は、上記
    湾曲操作ノブに装着したときに該湾曲操作ノブに対し上
    記操作中心軸方向へ移動させて第二のブレーキ部材との
    初期間隔を調整可能である内視鏡操作装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の内視鏡操作装置におい
    て、上記第一のブレーキ部材は、上記湾曲操作ノブ内に
    設けたねじと螺合し、湾曲操作ノブに対して相対回動さ
    せたときに該ねじに従って上記操作中心軸方向へ移動さ
    れる内視鏡操作装置。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の内視鏡操作装置におい
    て、上記第一のブレーキ部材は、上記湾曲操作ノブ内に
    上記操作中心軸方向へ移動可能に嵌まり、さらに、 上記湾曲操作ノブ内に設けたねじと螺合し、この第一の
    ブレーキ部材を上記開放部方向へ抜け止めすると共に、
    湾曲操作ノブに対して相対回動させたときに該ねじに従
    って上記操作中心軸方向に移動して第一のブレーキ部材
    を同方向へ移動させるロック力調整環を備えている内視
    鏡操作装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から9いずれか1項記載の内
    視鏡操作装置において、上記第二のブレーキ部材は、操
    作中心軸に対しその軸線方向にのみ直進移動可能に嵌ま
    りかつ上記ロック操作部材の筒状軸部の外面に設けたね
    じと螺合し、 ロック操作部材を回動操作したときに、第二のブレーキ
    部材は該ねじに従って上記操作中心軸方向へ直進移動さ
    れる内視鏡操作装置。
  11. 【請求項11】 請求項4から10いずれか1項記載の
    内視鏡操作装置において、上記第二のブレーキ部材は、
    操作中心軸方向において上記開放部に接近する方向へ移
    動するときに第一のブレーキ部材に接触して湾曲操作ノ
    ブの回動を規制し、該開放部から離間する方向へ移動す
    るときに第一のブレーキ部材から離間して湾曲操作ノブ
    の回動を許容させる内視鏡操作装置。
  12. 【請求項12】 請求項4から11いずれか1項記載の
    内視鏡操作装置において、上記ロック機構は、湾曲操作
    部材に装着したときに、上記操作中心軸を中心とする放
    射方向において内側から、上記筒状軸部、第二のブレー
    キ部材、第一のブレーキ部材の順で同心状に配置されて
    上記円形の開放部を塞いでおり、 上記シール部材は、 開放部の内縁部と第一のブレーキ部材の間に配した第一
    のシール部材と;第一のブレーキ部材と第二のブレーキ
    部材の間に配した第二のシール部材と;第二のブレーキ
    部材と筒状軸部の間に配した第三のシール部材と;該筒
    状軸部と操作中心軸の間を流体流通不能に塞ぐ第四のシ
    ール部材と;から構成される内視鏡操作装置。
  13. 【請求項13】 請求項4から11いずれか1項記載の
    内視鏡操作装置において、上記ロック機構は、湾曲操作
    部材に装着したときに、上記操作中心軸を中心とする放
    射方向において内側から、上記筒状軸部、第二のブレー
    キ部材、第一のブレーキ部材の順で同心状に配置されて
    上記円形の開放部を塞いでおり、さらに、第二のブレー
    キ部材はその一部が操作中心軸の外面と対向しており、 上記シール部材は、 開放部の内縁部と第一のブレーキ部材の間に配した第一
    のシール部材と;第一のブレーキ部材と第二のブレーキ
    部材の間に配した第二のシール部材と;第二のブレーキ
    部材と操作中心軸の対向面間に配した第三のシール部材
    と;から構成される内視鏡操作装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から13いずれか1項記載の
    内視鏡操作装置において、上記湾曲操作ノブは、同一の
    操作中心軸を中心として回動操作可能に、該操作中心軸
    方向に隣接して一対が設けられている内視鏡操作装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の内視鏡操作装置にお
    いて、上記一対の湾曲操作ノブの上記開放部は、非対向
    となるように互いに反対方向へ向けて開放されている内
    視鏡操作装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の内視鏡操作装置にお
    いて、 上記操作中心軸は、一端部が内視鏡本体に固定され他端
    部が開放されており、 上記一対の湾曲操作ノブは、該操作中心軸の開放された
    軸端部近傍で回動操作可能に支持される第一の湾曲操作
    ノブと、この第一の湾曲操作ノブよりも内視鏡本体に近
    い位置で回動操作可能に支持される第二の湾曲操作ノブ
    からなり、 上記ロック機構は、この第一、第二の湾曲操作ノブにそ
    れぞれ形成した上記開放部を通して着脱可能な第一のロ
    ック機構と第二のロック機構を有し、 組立時には、第二のロック機構、第二の湾曲操作ノブ、
    第一の湾曲操作ノブ、第一のロック機構の順で上記操作
    中心軸に装着され、 分解時には、第一のロック機構、第一の湾曲操作ノブ、
    第二の湾曲操作ノブ、第二のロック機構の順で上記操作
    中心軸から取り外される内視鏡操作装置。
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