JP2001346746A - モップホルダ - Google Patents

モップホルダ

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JP2001346746A
JP2001346746A JP2000171463A JP2000171463A JP2001346746A JP 2001346746 A JP2001346746 A JP 2001346746A JP 2000171463 A JP2000171463 A JP 2000171463A JP 2000171463 A JP2000171463 A JP 2000171463A JP 2001346746 A JP2001346746 A JP 2001346746A
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正治 寺本
Ryosuke Umehara
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  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用の際に、床などの被払拭物、あるいは壁
や家具などを傷つけることのないモップホルダを提供す
る。 【解決手段】 幅方向に延びるとともに互いに対応する
狭持部をそれぞれの先端方に有し、かつ互いに開閉回動
可能に連結された一対の狭持体を備え、上記狭持部間に
モップの基部を狭持できるように構成されたモップホル
ダであって、上記各狭持部は、狭持体の先端方に延びた
後対応する狭持部方向に折れ曲がる複数の突起と、これ
ら突起間に形成される切欠き凹部とをもつように形成さ
れており、上記狭持部の各突起は、対応する狭持部の各
切欠き凹部に対向するように配置されており、上記狭持
部が閉状態をとるとき、これらの各切欠き凹部に進入す
るように構成されていることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、たとえば床など
を払拭するためのモップを狭持するモップホルダに関す
る。
【0002】
【従来の技術】床などを払拭するためのモップを図7に
示す。このモップMは、払拭面をなすモップ構成体が糸
束状の繊維から構成されている例である。このモップM
は、複数の糸を軽く撚り合わせて形成したひも状素材r
…を複数本揃え、次いで、その長さ方向の中央部をシー
ム部sで束ねるとともに互いに縫合することにより形成
されている。このようなモップMを使用する際には、上
記シーム部sを中心として二つ折りにし、その折曲部c
をモップホルダで狭持する。
【0003】上記モップMを狭持するための従来のモッ
プホルダを図8ないし図10に示す。図8は、従来のモ
ップホルダの一例を示す概略斜視図、図9は、図8にお
けるモップホルダ100の概略底面図、図10は、図8
のX-X線に沿う断面図である。このモップホルダ100
は、一対の狭持体101a,101bにモップMを装着
し、棒などのハンドル(図示略)を接続部120に連結
させるように構成された例である。
【0004】上記狭持体101a,101bは、図8に
示すように、幅方向に延びるとともに、互いに対向する
狭持部110a,110bをそれぞれの先端部に有して
いる。また、これらの狭持体101a,101bは、上
記狭持部110a,110bとの間が開閉するように、
互いに開閉回動可能に連結されている。モップMは、上
記狭持体101a,101bを開状態にして、これらの
間に上記折曲部cをセットした後、狭持体101a,1
01bを閉状態にすることによって、上記狭持部110
a,110b間に狭持される。
【0005】上記狭持部110a,110bは、図9に
示すように、それぞれ、適宜な隙間103a…,103
b…を隔てて設けた複数の突起102a…,102b…
を有している。これらの突起102…は、一方の狭持体
の先端部内壁から他方の狭持体の先端部内壁に向かって
延びるように形成されている。また、狭持部101aの
突起102a…と狭持部101bの突起102b…と
は、互いに対応するように配置されている。これによ
り、モップMは、上記突起102a…,102b…間で
強固に狭持される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のモップホルダ100では、図10に示すように、モ
ップMの各ひも状素材r…が、突起102a…,102
b…間、あるいは、隙間103…から図10の下方に向
かって延出するようになるため、狭持部101a,10
1bの側面は、露出してしまうこととなる。その結果、
このモップホルダ100を使用して床などを払拭する際
に、狭持部101a,101bの側面が床などの被払拭
物、あるいは壁や家具などに直接当接し、これらを傷つ
けることがあった。
【0007】そこで、本願発明は、上記した事情のもと
で考え出されたものであって、使用の際に、床などの被
払拭物、あるいは壁や家具などを傷つけることのないモ
ップホルダを提供することをその課題とする。
【0008】
【発明の開示】上記課題を解決するため、本願発明で
は、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願発明により提供されるモッ
プホルダは、幅方向に延びる第1狭持部を先端方に有す
る固定狭持体と、第1狭持部に対応して幅方向に延びる
第2狭持部を先端方に有し、第1狭持部と第2狭持部と
の間が開閉するように固定狭持体に対して開閉回動可能
に連結された可動狭持体とを備え、第1狭持部と第2狭
持部間にモップの基部を狭持できるように構成されたモ
ップホルダであって、上記第1狭持部は、固定狭持体の
先端方に延びた後第2狭持部方向に折れ曲がる複数の突
起と、これら突起間に形成される切欠き凹部とをもつよ
うに形成され、かつ、上記第2狭持部は、可動狭持体の
先端方に延びた後第1狭持部方向に折れ曲がる複数の突
起と、これら突起間に形成される切欠き凹部とをもつよ
うに形成されており、上記第1狭持部の各突起は、上記
第2狭持部の各切欠き凹部に対応するように、上記第2
狭持部の各突起は、上記第1狭持部の各切欠き凹部に対
応するように、それぞれ配置されており、上記第1狭持
部と第2狭持部とが閉状態をとるとき、第1狭持部の各
突起が第2狭持部の各切欠き凹部に、第2狭持部の各突
起が第1狭持部の各切欠き凹部に、それぞれ進入するよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0010】上記技術的手段が講じられた本願発明によ
り提供されるモップホルダによれば、狭持されるモップ
は、その払拭面をなすモップ構成体が上記各突起によっ
て各切欠き凹部から延出する。これらの切欠き凹部は、
各突起間に形成されており、しかもこれらの突起は、各
狭持体の先端方に延びている部分を有している。すなわ
ち、切欠き凹部は、各狭持体の側面まで切れ込むことと
なるので、モップ構成体は、その一部が各狭持体の側面
から押し出される。したがって、このモップホルダは、
その使用時において、モップホルダ自体が床などの被払
拭物、あるいは壁や家具などに直接当接することがなく
なり、その結果、これらを傷つけることを防止すること
ができる。
【0011】好ましい実施の形態としては、上記第1狭
持部および第2狭持部の各切欠き凹部の底部位置は、こ
れら第1狭持部および第2狭持部が閉状態をとるとき、
各切欠き凹部に進入する突起との間に所定の隙間が形成
されるように設定されており、狭持状態のモップの一部
が上記突起に押されて上記隙間から各狭持部の側面に延
出させられるような構成とされることができる。
【0012】このような構成が適用された実施形態によ
れば、各切欠き凹部の底部とそれに進入する突起との間
には、所定の隙間が形成されている。すなわち、各切欠
き凹部は、各狭持体の側面に沿って比較的深く切れ込む
ように形成されることとなる。したがって、上記モップ
構成体は、各狭持体の先端からより離れた側面部分から
押し出されることとなる。また、厚手のモップを狭持す
る場合でも、上記隙間によって、厚いモップ構成体を側
面から延出させるのに充分な空間(切欠き凹部)を確保
することができる。これにより、モップが膨張して、上
記狭持部を開こうとするのを防止することができる。
【0013】また、他の好ましい実施の形態としては、
上記第1狭持部と第2狭持部間が開閉するように上記固
定狭持体に対して可動狭持体を回動操作する操作機構を
さらに備えている構成とすることができる。
【0014】さらに、他の好ましい実施の形態として
は、上記操作機構は、上記固定狭持体に対して上記可動
狭持体を常時開方向に付勢する弾性体と、上記固定狭持
体の基端方に形成したねじ軸部に係合させられた雌ねじ
部材とを備え、この雌ねじ部材を一方向に回転させて上
記ねじ軸部上を前進させるとこの雌ねじ部材の一部が上
記可動狭持体を押してこれを上記弾性体の弾力に抗して
閉方向に強制回動させる一方、この雌ねじ部材を逆方向
に回転させて上記ねじ軸上を後退させるとこれにともな
って上記弾性体の弾力により上記可動狭持体が開方向に
復帰回動するような構成とされることができる。
【0015】このような構成が適用された実施形態によ
れば、上記操作機構によって、上記狭持体は、常時開状
態に付勢されているため、このモップホルダにモップを
装着したり、除去する際に、狭持体を手で開く必要がな
く、操作を簡単にすることができる。また、モップをモ
ップホルダに狭持させる際には、上記雌ねじ部材を回転
させて上記ねじ軸上を前進させるだけで、上記狭持体を
閉状態とすることができるので、狭持体を押さえつける
力をかける必要がない。しかも、狭持体の閉状態は、雌
ねじとねじ軸との係合により保持されることとなるの
で、このモップホルダの使用時に、モップが外れること
がない。
【0016】本願発明のその他の特徴および利点につい
ては、以下に行う発明の実施の形態の説明から、より明
らかになるであろう。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の好ましい実施の
形態について、図面を参照して具体的に説明する。
【0018】図1は、本願発明に係るモップホルダの一
実施形態を示す一部切欠き斜視図、図2は、図1におけ
るモップホルダの開状態を側面から示す一部切欠き側面
図、図3は、図1のIII-III線に沿う断面図、図4は、
図1のIV-IV線に沿う断面図、図5は、図1におけるモ
ップホルダの底面図、図6は、図1におけるモップホル
ダの開状態を示す底面図である。なお、以下において、
モップは、従来例と同様に、図7に示すモップMとす
る。また、これらの図において、従来例を示す図8ない
し図10に表された部材および要素などと同等のものに
は同一の符号を付してある。
【0019】図1および図2に示すように、モップホル
ダAは、固定狭持体1aと可動狭持体1bとの間にモッ
プMを装着し、棒などのハンドル(図示略)に連結し
て、床などの払拭に使用される。上記固定狭持体1a
は、幅方向に延びる第1狭持部10aを先端方に有して
いる。上記可動狭持体1bは、第1狭持部10aに対応
して幅方向に延びる第2狭持部10bを先端方に有して
いる。これらの狭持体1a,1bは、上記第1狭持部1
0aと第2狭持部10bとの間が開閉するように、互い
に開閉回動可能に連結されている。モップMは、上記狭
持体1a,1bを開状態にして、これらの間に上記折曲
部cをセットした後、狭持体1a,1bを閉状態にする
ことによって、上記第1狭持部10aと第2狭持部10
bとの間に狭持される。
【0020】上記固定狭持体1aは、本実施形態では、
熱可塑性樹脂から形成されており、図2に示すように、
一方端側に上記第1狭持部10aが一体形成されている
基部11aを有する。この基部11aの他方端側におけ
る幅方向中央部分には、半円筒状の支持部12aが一体
形成されている。また、この固定狭持体1aには、上記
支持部12aを延長する方向に、後述するねじ軸部20
が形成されている。
【0021】上記可動狭持体1bは、本実施形態では、
熱可塑性樹脂から形成されており、図2に示すように、
一方端側に上記第2狭持部10bが一体形成されている
基部11bを有する。この基部11bの他方端側におけ
る幅方向中央部分には、略半円筒状の支持部12bが一
体形成されている。この可動狭持体1bは、上記ねじ軸
部20を貫通する支軸30によって、上記支持部12b
の端部で上記固定狭持体1aに軸支されている。
【0022】上記第1狭持部10aは、図1ないし図3
に示すように、上記固定狭持体1aの基部11aの一部
をその側面11a′に沿うように延ばして形成された延
長部21aと、この延長部21aの先端から上記第2狭
持部10b方向に折れ曲がる爪部22aとからなる複数
の突起2a…を有している。また、この第1狭持部10
aの各突起2a…間には切欠き凹部3a…が形成されて
おり、これら各切欠き凹部3a…は、上記各突起2a…
がそれぞれ上記延長部21a…を有することにより、上
記狭持体1aの側面まで切れ込むこととなる。
【0023】これと同様に、上記第2狭持部10bは、
図1、図2、および図4に示すように、上記可動狭持体
1bの基部11bの一部をその側面11b′に沿うよう
に延ばして形成された延長部21bと、この延長部21
bの先端から上記第1狭持部10a方向に折れ曲がる爪
部22bとからなる複数の突起2b…とを有している。
また、この第2狭持部10bの各突起2b…間には切欠
き凹部3b…が形成されており、これら各切欠き凹部3
b…は、上記各突起2b…がそれぞれ上記延長部21b
…を有することにより、上記狭持体1bの側面まで切れ
込むこととなる。
【0024】ただし、上記第1狭持部10aの各突起2
a…および各切欠き凹部3a…と、上記第2狭持部10
bの各突起2b…および各切欠き凹部3b…との幅方向
の位置関係は、次のように規定されている。
【0025】すなわち、上記第1狭持部10aの各突起
2a…は、図6に示すように、上記第2狭持部10bの
各切欠き凹部3b…に対応する位置に配置されていると
ともに、図1および図5に示すように、上記固定狭持体
1aと可動狭持体1bとが閉状態をとるとき、これらの
切欠き凹部3b…に進入するように構成されている。
【0026】これと同様に、上記第2狭持部10bの各
突起2b…は、上記第1狭持部10aの各切欠き凹部3
a…に対応する位置に配置されているとともに、上記固
定狭持体1aと可動狭持体1bとが閉状態をとるとき、
これらの切欠き凹部3a…に進入するように構成されて
いる。
【0027】したがって、モップMは、このモップホル
ダAに装着される際には、図3および図4に示すよう
に、上記ひも状素材r…の一部が、上記突起2a…の爪
部22a…に押し出されるようにして、上記第2狭持部
10bの切欠き凹部3b…の底部近傍から延出した状態
で狭持される。一方、上記ひも状素材r…の他の部分
は、上記突起2b…の爪部22b…によって、上記第1
狭持部10aの切欠き凹部3a…の底部近傍から延出す
るように、狭持される。すなわち、モップMが狭持され
た状態では、上記ひも状素材r…は、上記狭持体1a,
1bの両側面から延出する。これにより、このモップホ
ルダAは、その使用時において、各狭持体1a,1bの
先端部分の側面に全体的にひも状素材r…が存在するこ
ととなり、狭持体1a,1bが床などの被払拭物、ある
いは壁や家具などに直接当接するのが防止される。
【0028】なお、このモップホルダAの幅方向の長さ
をモップMの幅よりも小とすることによって、モップホ
ルダAの幅方向の両端部からもひも状素材r…を延出さ
せることができる。したがって、このモップホルダをい
かなる方向に移動させても、被払拭物などが傷つけられ
ることを防止することができる。
【0029】また、図3および図4に示すように、各切
欠き凹部3a…,3b…の底部位置は、これに進入する
各突起2a…,2b…との間に所定の隙間L1,L2を
形成するように、すなわち上記各狭持体1a,1bの側
面に沿って比較的深く切れ込むように設定することもで
きる。これにより、ひも状素材r…は、上記各狭持体1
a,1bの先端からより離れた側面部分から押し出され
る。したがって、このモップホルダAの両側面のより広
い範囲にモップMのひも状素材r…を存在させることが
できる。また、このような構成では、モップMの各ひも
状素材r…が太い場合であっても、これらが延出できる
のに充分な広さの切欠き凹部3a…,3b…を形成する
ことができる。
【0030】さらに、図3および図4に示すように、上
記各狭持体1a,1bの基部11a,11bには、それ
らの間にモップMの屈曲部cを収容するのに充分な空間
40を形成することもできる。これにより、モップMを
狭持する際に、モップMの屈曲部cが膨張して、上記狭
持体1a,1bを開こうとするのを防止することができ
る。したがって、上記各突起2a…,2b…は、上記各
切欠き凹部3a…,3b…内に確実に進入することがで
きるので、モップMのひも状素材r…は、各狭持体1
a,1bの側面から確実に延出する。
【0031】さらに、図5および図6に示すように、上
記突起2a…,2b…における上記爪部22a…,22
b…の先端に小突起23a…,23b…を形成すること
もできる。これにより、突起2a…,2b…は、モップ
Mのひも状素材r…を上記切欠き凹部3a…,3b…に
確実に案内することができる。
【0032】本実施形態では、モップホルダAは、上記
固定狭持体1aに対して上記可動狭持体1bを回動操作
するための操作機構をさらに備えている。この操作機構
は、図2および図6に示すように、上記固定狭持体1a
に対して上記可動狭持体1bを開方向に回動させるため
の弾性体4と、上記固定狭持体1aに対して上記可動狭
持体1bを閉方向に回動させるための雌ねじ部材5とを
有する。
【0033】上記弾性体4は、本実施形態では、金属な
どから形成された圧縮コイルばねであり、図2に示すよ
うに、その両端部を上記各狭持体1a,1bの上記支持
部12a,12b間に弾接させるようにして、取り付け
られている。
【0034】上記各支持部12a,12bには、互いに
対向する内面に、上記弾性体4の外径よりも若干大とさ
れた内径を有する孔部13a,13bがそれぞれ形成さ
れている。上記弾性体4は、あらかじめ縮められた状態
で、図2に示すように、その両端部が上記孔部13a,
13bのそれぞれに嵌合することによって固定される。
これにより、上記可動狭持体1bは、上記固定狭持体1
aに対して常時開方向に付勢される。
【0035】上記雌ねじ部材5は、本実施形態では、熱
可塑性樹脂から略円筒形に形成されており、その内径が
上記各狭持体1a,1bの支持部12a,12bの外径
よりも若干大とされている。また、この雌ねじ部材5の
内面には、ねじ溝が形成されている。これに対して、上
記第1狭持体1aには、図2に示すように、その支持部
12aを延長するように、円柱状のねじ軸部20が形成
されており、このねじ軸部20の外周面に、雌ねじ部材
5のねじ溝と係合しうるねじ山が形成されている。した
がって、雌ねじ部材5は、回転させられることにより、
ねじ軸部20上を上記支持部12a,12bに対して前
進あるいは後退する。
【0036】上記雌ねじ部材5を一方向に回転させて前
進させるにつれて、この雌ねじ部材5の一部が上記支持
部12bを押していき、上記可動狭持体1bを上記弾性
体4の弾力に抗して閉方向に強制回動させ、やがて上記
支持部12a,12bの外周に嵌合する。したがって、
モップMをこのモップホルダAに狭持させるために、各
狭持体1a,1bを押さえつける必要がない。しかも、
モップMが狭持された状態は、雌ねじ部材5と支持部1
2a,12bとの嵌合により保持されることとなるの
で、払拭掃除の際に、モップMがこのモップホルダAか
ら外れることがない。
【0037】一方、上記雌ねじ部材5を逆方向に回転さ
せて後退させるにつれて、雌ねじ部材5と上記支持部1
2a,12bとの嵌合状態が解除されていく。これによ
り、上記可動狭持体1bは、上記弾性体4の弾力によっ
て開方向に復帰回動される。したがって、このモップホ
ルダAにモップMを装着したり除去する際に、狭持体1
a,1bを手で開く必要がない。
【0038】上記操作機構は、上述のような作用によ
り、このモップホルダAの操作を容易化することができ
る。
【0039】なお、本実施形態では、モップとして、ひ
も状素材を2つ折りにしてボリュームのあるものを用い
ているが、これに限定されないことはいうまでもない。
【0040】以上、説明してきたように、本願発明のモ
ップホルダは、その側面からモップ構成体が延出する構
成とされているので、使用の際に、モップホルダ自体が
床などの被払拭物、あるいは壁や家具に直接当接するこ
とがない。したがって、このモップホルダを使って床な
どを払拭する際に、被払拭物などが傷つけられるのを防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係るモップホルダの一実施形態を示
す一部切欠き斜視図である。
【図2】図1におけるモップホルダの開状態を側面から
示す一部切欠き側面図である。
【図3】図1のIII-III線に沿う断面図である。
【図4】図1のIV-IV線に沿う断面図である。
【図5】図1におけるモップホルダの底面図である。
【図6】図1におけるモップホルダの開状態を示す底面
図である。
【図7】モップの一例を示す概略斜視図である。
【図8】従来のモップホルダの一例を示す概略斜視図で
ある。
【図9】図8におけるモップホルダの概略底面図であ
る。
【図10】図8のX-X線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1a 固定狭持体 1b 可動狭持体 2a,2b 突起 3a,3b 切欠き凹部 4 弾性体 5 雌ねじ部材 10a 第1狭持部 10b 第2狭持部 20 ねじ軸部 A モップホルダ M モップ c モップの基部(折曲部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 幅方向に延びる第1狭持部を先端方に有
    する固定狭持体と、第1狭持部に対応して幅方向に延び
    る第2狭持部を先端方に有し、第1狭持部と第2狭持部
    との間が開閉するように固定狭持体に対して開閉回動可
    能に連結された可動狭持体とを備え、第1狭持部と第2
    狭持部間にモップの基部を狭持できるように構成された
    モップホルダであって、 上記第1狭持部は、固定狭持体の先端方に延びた後第2
    狭持部方向に折れ曲がる複数の突起と、これら突起間に
    形成される切欠き凹部とをもつように形成され、かつ、
    上記第2狭持部は、可動狭持体の先端方に延びた後第1
    狭持部方向に折れ曲がる複数の突起と、これら突起間に
    形成される切欠き凹部とをもつように形成されており、 上記第1狭持部の各突起は、上記第2狭持部の各切欠き
    凹部に対応するように、上記第2狭持部の各突起は、上
    記第1狭持部の各切欠き凹部に対応するように、それぞ
    れ配置されており、上記第1狭持部と第2狭持部とが閉
    状態をとるとき、第1狭持部の各突起が第2狭持部の各
    切欠き凹部に、第2狭持部の各突起が第1狭持部の各切
    欠き凹部に、それぞれ進入するように構成されているこ
    とを特徴とするモップホルダ。
  2. 【請求項2】 上記第1狭持部および第2狭持部の各切
    欠き凹部の底部位置は、これら第1狭持部および第2狭
    持部が閉状態をとるとき、各切欠き凹部に進入する突起
    との間に所定の隙間が形成されるように設定されてお
    り、狭持状態のモップの一部が上記突起に押されて上記
    隙間から各狭持部の側面に延出させられるように構成さ
    れている、請求項1に記載のモップホルダ。
  3. 【請求項3】 上記第1狭持部と第2狭持部間が開閉す
    るように上記固定狭持体に対して可動狭持体を回動操作
    する操作機構をさらに備えている、請求項1または2に
    記載のモップホルダ。
  4. 【請求項4】 上記操作機構は、上記固定狭持体に対し
    て上記可動狭持体を常時開方向に付勢する弾性体と、上
    記固定狭持体の基端方に形成したねじ軸部に係合させら
    れた雌ねじ部材とを備え、この雌ねじ部材を一方向に回
    転させて上記ねじ軸部上を前進させるとこの雌ねじ部材
    の一部が上記可動狭持体を押してこれを上記弾性体の弾
    力に抗して閉方向に強制回動させる一方、この雌ねじ部
    材を逆方向に回転させて上記ねじ軸上を後退させるとこ
    れにともなって上記弾性体の弾力により上記可動狭持体
    が開方向に復帰回動するように構成されている、請求項
    3に記載のモップホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005013794A1 (en) * 2003-08-07 2005-02-17 Ecolab, Inc. Flat wiper system made of wiper device and wiper textile

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