JPH1086595A - 消しゴム繰り出し機構 - Google Patents

消しゴム繰り出し機構

Info

Publication number
JPH1086595A
JPH1086595A JP26658296A JP26658296A JPH1086595A JP H1086595 A JPH1086595 A JP H1086595A JP 26658296 A JP26658296 A JP 26658296A JP 26658296 A JP26658296 A JP 26658296A JP H1086595 A JPH1086595 A JP H1086595A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eraser
slider
tip
chuck
feeding mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26658296A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiji Takagi
貞次 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MACHIDA KK
Original Assignee
MACHIDA KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MACHIDA KK filed Critical MACHIDA KK
Priority to JP26658296A priority Critical patent/JPH1086595A/ja
Publication of JPH1086595A publication Critical patent/JPH1086595A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
    • B65H37/005Hand-held apparatus
    • B65H37/007Applicators for applying coatings, e.g. correction, colour or adhesive coatings

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 筆記具態様の棒状消しゴムの繰り出し操作を
簡単化し、また繰り出される長さの適性化を図ることを
目的とする。 【解決手段】 スプリング5により先端方向に付勢され
て一部が外筒部(先筒1、後筒2)の開口部1cから露
出したスライダ4で、消しゴム9を、先端方向に対して
のみ連動するように保持し、消しゴム9を繰り出す必要
が生じた場合にはスライダ4の先端部分を紙面などに押
しつけてこれをいったん後退させてから、その後の前記
付勢力に基づくスライダ4の先端方向への移動にともな
って消しゴム9が前記後退相当分だけ繰り出されるよう
にする。スプリング8により後端方向に付勢されるチャ
ック6は、チャック作動体3のテーパ面3aとボール7
との作用により、消しゴム9の後退を阻止する。また、
スプリング5をスライダ4とチャック6との間に設置し
て、スプリング8を省略した態様も開示している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、消しゴム繰り出し
機構に関し、特に外筒部の先端開口部から棒状の消しゴ
ムの一部を突出させた状態で使用する筆記具形式の消し
ゴム繰り出し機構に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、筆記具形式の消しゴムにおいて
は、その先端の露出部分を紙面などに押し付けて使用す
る際に棒状の消しゴム全体が外筒部の先端開口部から後
退することのないよう、外筒部の中に設けたチャック部
でそれを挟持している。
【0003】チャック部の内周面には、先端方向(消し
ゴムの突出部分への方向)への消しゴムの移動は許容す
るが、後端方向への消しゴムの移動は阻止するような形
状の突起状部を設けている。
【0004】そして、棒状の消しゴムの露出部分が磨耗
してそれ以上使用しにくくなった場合には、使用者がこ
の消しゴムを先端方向へ移動させることにより外筒部の
先端開口部から所定長だけ繰り出している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような繰り出し手
法においては、使用者が、チャック部に挟持された消し
ゴムを紙面などからいったん離した上で外筒部の先端開
口部に押し出すまたはそこから引き出すといった操作が
必要となるため、使用者に対して煩雑感を与え、さらに
は1回の操作で消しゴムを所定長だけ繰り出すことが難
しいという問題点があった。
【0006】そこで、本発明では、先端方向に付勢され
てその一部が外筒部の先端開口部から露出したスライダ
で、棒状の消しゴムを、先端方向に対してのみ連動する
ように保持し、使用中に消しゴムを繰り出す必要が生じ
た場合にはこのスライダの先端部分を紙面などに押しつ
けてスライダをいったん後退させてからこの押しつけ操
作をやめ、その後の前記付勢力に基づくスライダの先端
方向への移動にともなって消しゴムが前記後退相当分だ
け繰り出されるようにすることにより、筆記具態様の消
しゴムの繰り出し操作を簡単化し、また繰り出される長
さの適性化を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】これを達成するために、
本発明では、次の構成からなる消しゴム繰り出し機構を
用いている。 消しゴムを収納して、先端の方には当該消しゴムを突
出させるための開口部を形成した外筒部と、この外筒部
の後端方向に第1の弾性力で付勢されることにより前記
消しゴムを挟持するとともに、先端方向に移動すること
によりこの挟持状態を解放するチャック部と、先端部が
前記開口部から露出するように第2の弾性力で前記先端
方向に付勢されており、この弾性力に基づいて前記先端
方向へ移動するときには前記消しゴムを同じ方向へ連動
させ、また紙面などへの押し付けにともなう力を受けて
前記弾性力に抗する形で前記後端方向へ移動するときに
は前記消しゴムを略それまでの位置のままとするスライ
ダとを有し、このスライダが所定距離だけ前記後端方向
へ移動した後で前記第2の弾性力に基づいて前記先端方
向へ復帰する際に前記消しゴムが当該スライダと連動す
ることにより、前記消しゴムの、前記所定距離に相当す
る分だけの繰り出しが行なわれるようにしたことを特徴
とする消しゴム繰り出し機構 前記チャック部にテーパ面および凹状部を形成してこ
れらの間にボールを配置し、当該ボールの、前記後端方
向への移動にともなう前記テーパ面との作用により前記
消しゴムを挟持することを特徴とする消しゴム繰り出し
機構 前記外筒部の先端側内周面にテーパ面を形成し、前記
スライダはこのテーパ面との作用により前記消しゴムを
挟持することを特徴とする消しゴム繰り出し機構 前記スライダの内周面に、前記消しゴムの当該スライ
ダに対する前記先端方向への相対的移動は許容するが、
前記後端方向への相対的移動は阻止する形状からなる突
起状部を形成したことを特徴とする消しゴム繰り出し機
構 前記第1および前記第2の弾性力のそれぞれを、前記
チャック部と前記スライダとの間に配置した共通の弾性
部材で付与することを特徴とする消しゴム繰り出し機構 前記スライダの先端部分に鍔状部を形成したことを特
徴とする消しゴム繰り出し機構
【0008】このような構成を有しているので、使用中
に消しゴムの露出部分が磨耗して使いにくくなったとき
などには、スライダの先端部分を紙面に押し付けてこれ
をいったん後退させた上で紙面から離すようにすれば、
弾性力によるスライダの自動復帰にともなって消しゴム
の先端側が所定長だけ繰り出される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図9を用いて、本発明の
実施の形態を説明する。図において、1は先筒、1aは
テーパ面、1bは孔部、1cは開口部、1dは係止部、
2は後筒、3はチャック作動体、3aはテーパ面、3b
は突起、4は筒状のスライダ、4aはスライダ4の先端
部、4bはスリット、4cおよび4c′は弾性片、4d
は球状突起、4eは把持部、4fは先端部4aに設けた
鍔状部、4gは係止部、4hは把持部4eに設けた突起
状部としての内方突起、5はスプリング、6はチャッ
ク、6aはスリット、6bは係止部、6cは周方向に設
けた補助スリット、6dはスリット6aで分割されて弾
性的に変形する作用部、6eは係止部6bに設けた鋸歯
状の突起、6fは凹状部としてのボール溝、7はボー
ル、8はスプリング、9は消しゴム、10は紙面、11
は共通の弾性部材としてのスプリングをそれぞれ示して
いる。
【0010】図1は、筆記具形式の消しゴム繰り出し機
構(その1)を示す説明図であり、その全体構造は、開
口部1cに近い内周面にテーパ面1aを形成した先筒1
と後筒2とを螺子結合させ、また、先筒1の内側上部に
チャック作動体3を突起3bと孔部1bとの係合作用で
固定したものとなっている。
【0011】先筒1の内部には、 ・チャック6が、スプリング8により後端方向に付勢さ
れてテーパ面3aに案内される形で、 ・スライダ4が、スプリング5により先端方向に付勢さ
れてテーパ面1aに案内される形で、 それぞれ設けてある。
【0012】図2は、図1のスライダ4の全体形状を示
す説明図である。スライダ4は、幾らかの弾性を持つ合
成樹脂で作成した筒状のもので、その周面にはスリット
4bと弾性片4cを形成し、弾性片4cの先端部分の外
周面側には球状突起4dを設けている。また、周面に続
く後端側には係止部4gを形成している。
【0013】図3は、図1のチャック部(チャック作動
体3およびチャック6など)を示す斜視図および断面図
である。チャック6は、スプリング8によってチャック
作動体3のテーパ面3aが狭くなる方向(A方向)へ付
勢されており、作用部6dの外周面側にはチャックの移
動方向に延びるボール溝6fを有している。
【0014】このボール溝6fに回転可能な形で保持し
たボール7をテーパ面3aに接触させることにより、作
用部6dとボール7との間、およびボール7とテーパ面
3aの間がそれぞれ抵抗の小さいころがり摩擦の状態に
なる。
【0015】このボール7の回転にともなうころがり摩
擦状態の確保により、チャック作動体3に対するチャッ
ク6の係止や、当該係止作用の解除がわずかな力で行な
われることになる。
【0016】また、ボール溝6fの裏側内周面に相当す
る係止部6bには、先端方向(A方向とは逆の方向)へ
の消しゴム9の移動は許容し、後端方向(A方向)への
消しゴム9の移動は阻止するための鋸歯状の突起6eを
設けている。
【0016】図4は、図1の消しゴム繰り出し機構の動
作説明図であり、 ・(a) は、消しゴム9の先端部が所定長だけ露出した通
常の使用状態 ・(b)は、その後の使用によって消しゴム9の露出部が
磨耗し、続けて使用することができない状態 ・(c) は、この使用不可となったときに、消しゴム繰り
出し機構を斜めにし、スライダ4の先端部4aを紙面1
0に押し付けてスライダのみを後退させた状態 ・(d) は、この後退後に消しゴム繰り出し機構を紙面1
0から離してスライダ4がスプリング5の作用で自動復
帰して消しゴム9が所定長(スライダ4の後退分に相
当)だけ繰り出された状態 をそれぞれ示している。
【0017】(a) の状態では、スライダ4はスプリング
5によって先端方向へ付勢されてその係止部4gが先筒
1の係止部1dで受け止められており、また、先筒1の
テーパ面1aで弾性片4cの球状突起4dが押されて、
弾性片4cの先端部分の把持部4eが消しゴム9を挟み
こんで把持している。また、スライダ4の先端部4aお
よび消しゴム9の先端部は開口部1cから露出してい
る。
【0018】このとき、紙面10に消しゴム9を通常の
態様で押しつけても、消しゴム9はスライダ4の把持部
4eおよびチャック6の突起6eで後退を阻止される。
また、チャック6自体が少しでも後退するとボール7な
どによる把持力をより強く受けるため、消しゴム9が後
端方向へ移動することはない。
【0019】(b) の状態では、消しゴム9の露出部分が
磨耗してスライダ4の先端部4aが紙面10に当たるよ
うになっており、その他の構成要素の動作自体は(a) の
ときと同様である。
【0020】(c) の状態では、スライダ4はスプリング
5の付勢力に抗して後端方向へ移動して、球状突起4d
を有する弾性片4cは先筒1のテーパ面1aの上側に続
く内周面1eへと復帰している。なお、弾性片4cの復
帰開始にともなって把持部4eの消しゴム9に対する保
持作用は弱まるため、消しゴム9の位置は(b) の状態と
ほぼ同じである。
【0021】また、先端部4aと一緒に消しゴム9を紙
面10に押しつけたような場合でも、チャック6の少し
の後退によりボール7とテーパ面3aとの間にいわば楔
作用が働いてチャック6のそれ以上の後退は阻止される
ので、チャック6の係止部6bにより後端方向への移動
が抑止されている消しゴム9がチャック6に対して後退
することはない。
【0022】(d) の状態では、スライダ4がスプリング
5の弾性力によって先端方向へと復帰する際に、球状突
起4dを有する弾性片4cがテーパ面1aに倣う形で中
側に変形してその把持部4eで消しゴム9の方をつか
み、これを先端方向に繰り出している。
【0023】このとき、チャック6の少しの前進により
ボール7とテーパ面3aとの間の係止の程度が弱くな
り、消しゴム9はチャック6の係止部6bをいわば乗り
越えるようにして移動する。
【0024】このように、消去作業中に消しゴム繰り出
し機構をわずかに傾けて先端部4aを紙面10に押しつ
けるだけで、消しゴム9を引き出してくることができ、
操作性に優れた消しゴム繰り出し機構となっている。
【0025】図5は、スライダの変形例(その1)を用
いたときの動作説明図であり、 ・(a) は、消しゴム9の先端部が所定長だけ露出した通
常の使用状態 ・(b)は、その後の使用によって消しゴム9の露出部が
磨耗してこの使用不可となったときに、消しゴム繰り出
し機構を斜めにし、スライダ4の先端部4aを紙面10
に押し付けてスライダのみを後退させた状態 をそれぞれ示している。
【0026】ここで用いるスライダ4は、その弾性片4
cの把持部4eに内方突起4hを形成したものであり、
この内方突起4hによって消しゴム9を常時、すなわち
スライダ4の前進、後退のいずれの位置においても把持
している。なお、図4の球状突起4dおよびこれに対応
したテーパ面1aは形成していない。
【0028】内方突起4hは、必要に応じて弾性を付与
した鋸歯形状からなり、スライダ4が後退するときには
消しゴム9から独立して移動し、またスライダ4が前進
するときには消しゴム9と一体になって移動する機能を
有している。
【0029】スライダ4がその先端部4aを紙面10に
押しつけられて後退するとき、また、この後退したスラ
イダ4が復帰するときのスプリング5やチャック部など
の動作は図4の場合と同様である。
【0030】この内方突起4hを有するスライダ4を用
いる方式では、先筒1の内面にテーパ面1aを形成する
必要がなく、また、スライダ4が常に消しゴム9を把持
しているため、スライダ4は、後退した後で先端方向へ
の移動を開始した時点から消しゴム9を先端方向へ引き
出すことができ、スライダ4の後退距離分だけの消しゴ
ム9の繰り出しが確実に行われる。
【0031】図6は、スライダの変形例(その2)を示
す斜視図および断面図であり、消しゴム9を把持するた
めの前述の弾性片4cとは別に、これよりも先端部側
に、スライダ4を先筒1に係止するための弾性片4c′
を設けている。なお、(a) はスライダの斜視図、(b) は
スライダの使用状態の断面図である。
【0032】弾性片4c′の先端には係止部4jを形成
し、この係止部4jが先筒1の内周面に形成した係止部
1dで受け止められている。
【0033】図7は、スライダの変形例(その3)を示
す斜視図および断面図であり、先端部分に鍔状部4fを
形成している。なお、(a) はスライダの斜視図、(b) は
スライダを紙面に押しつけた状態の断面図である。
【0034】このように、スライダの先端部分に鍔状部
4fを形成してその外径を大きくすることにより、一回
の押しつけによるスライダ4の後退距離を長くする、す
なわち消しゴム9の繰り出し量を長くすることができ
る。
【0035】図8は、筆記具形式の消しゴム繰り出し機
構(その2)の動作説明図であり、 ・(a) は、消しゴム9の先端部が所定長だけ露出した通
常の使用状態 ・(b)は、その後の使用によって消しゴム9の露出部が
磨耗し、続けて使用することができない状態 ・(c) は、この使用不可となったときに、消しゴム繰り
出し機構を斜めにし、スライダ4の先端部4aを紙面1
0に押し付けてスライダのみを後退させた状態 をそれぞれ示している。
【0036】図5で示したものとは、共通のスプリング
11でチャック6を後端方向に、スライダ4を先端方向
に付勢する点のみが相違している。なお、スプリング1
1には図1のスプリング8より弱い弾性力のものを用い
ている。
【0037】(c) の後退状態では、紙面10からの力が
スプリング11を介してスライダ4にも加わり、ボール
7と作用部6dやテーパ面3との間の転がり摩擦と相ま
って消しゴム9に対するチャック作用は強いものとな
る。
【0038】この消しゴム9のチャック状態からスプリ
ング11の付勢力によりスライダ4を先端方向に復帰さ
せると、消しゴム9に対するチャック作用はすぐに解除
されて、消しゴム9はスライダ4の弾性片4cに形成し
た内方突起4hに把持されて先端方向に移動する。
【0039】消しゴム9に対するチャック作用がすぐに
解除されるのは、スプリング11の弾性力を弱いものに
して、またボール7の転がり摩擦に基づくチャック動作
としているためである。
【0040】なお、スライダ4で消しゴム9を把持する
手段として、図1などで示した、スライダ4の球状突起
4dと先筒1のテーパ面1aとの接触位置に基づく弾性
片4cの把持機能を用いるようにしてもよいことは勿論
である。
【0041】図9は、チャックの変形例を示す斜視図お
よび断面図であり、 ・(a) および(b) は、スリット6aで2分割された作用
部6dの基部部分に、スリット6aと直交する方向の補
助スリット6cを形成したチャック6の斜視図および断
面図 ・(c) および(d) は、スリッと6aで2分割された作用
部6dの基部側端部に連続する形で、スリット6aと直
交する方向の補助スリット6cを形成したチャック6の
斜視図および断面図 をそれぞれ示している。
【0042】このような補助スリット6cを作用部6d
の基部に形成することにより、チャック6の先端、後端
方向への移動にともなう作用部6dの変形能力が大き
く、すなわち図3のものにくらべてより小さな力で同程
度の変形状態になる。
【0043】そして、作用部6dの変形能力が大きくな
ることにより消しゴム9に対する挟持力も強くなるた
め、 ・(a) や(b) に示すように、消しゴム挟持用の突起6e
の係止部6bの先端方向側の傾斜を図3の直角状態より
も緩くしたり、 ・(c) や(d) に示すように、消しゴム挟持用の突起6e
を形成しない、 などのようにすることができる。
【0044】なお、 ・スライダ4およびチャック6を付勢するスプリングを
個々に設けるか、共通のものにするか、 ・スライダ4としてどの形状のものを用いるか、 ・チャック6としてどの形状のものを用いるか、 などの個々の構成要素ごとの選択内容をどのように組合
せるかは任意である。
【0045】
【発明の効果】本発明は、このように、先端方向に付勢
されてその一部が外筒部の先端開口部から露出したスラ
イダで、棒状の消しゴムを、先端方向に対してのみ連動
するように保持し、使用中に消しゴムを繰り出す必要が
生じた場合にはこのスライダの先端部分を紙面などに押
しつけてスライダをいったん後退させてからこの押しつ
け操作をやめ、その後の前記付勢力に基づくスライダの
先端方向への移動にともなって消しゴムが前記後退相当
分だけ繰り出されるようにしているので、筆記具態様の
消しゴムの繰り出し操作を簡単化し、また所定長だけの
消しゴムの繰り出しを確実に行なうことができる。
【0046】また、チャックを後端方向に付勢するスプ
リングとスライダを先端方向に付勢するスプリングとを
共通化しているので、部品点数を減らし、組み立て時の
手間を省き、製造コストを下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】筆記具形式の消しゴム繰り出し機構(その1)
を示す説明図である。
【図2】図1のスライダの全体形状を示す説明図であ
る。
【図3】図1のチャック部(チャック作動体およびチャ
ックなど)を示す斜視図および断面図である。
【図4】図1の消しゴム繰り出し機構の動作説明図であ
る。
【図5】スライダの変形例(その1)を用いたときの動
作説明図である。
【図6】スライダの変形例(その2)を示す斜視図およ
び断面図である。
【図7】スライダの変形例(その3)を示す斜視図およ
び断面図である。
【図8】筆記具形式の消しゴム繰り出し機構(その2)
の動作説明図である。
【図9】チャックの変形例を示す斜視図および断面図で
ある。
【符号の説明】
1 先筒 1a テーパ面 1b 孔部 1c 開口部 1d 係止部 1e 内周面 2 後筒 3 チャック作動体 3a テーパ面 3b 突起 4 筒状のスライダ 4a 先端部 4b スリット 4c 弾性片 4c′ 弾性片 4d 球状突起 4e 把持部 4f 鍔状部 4g 係止部 4h 内方突起 5 スライダ4に対するスプリング 6 チャック 6a スリット 6b 係止部 6c 周方向に設けた補助スリット 6d 作用部 6e 突起 7 ボール 8 チャック6に対するスプリング 9 棒状の消しゴム 10 紙面 11 スライダ4とチャック6に共通のスプリング

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 消しゴムを収納して、先端の方には当該
    消しゴムを突出させるための開口部を形成した外筒部
    と、 この外筒部の後端方向に第1の弾性力で付勢されること
    により前記消しゴムを挟持するとともに、先端方向に移
    動することによりこの挟持状態を解放するチャック部
    と、 先端部が前記開口部から露出するように第2の弾性力で
    前記先端方向に付勢されており、この弾性力に基づいて
    前記先端方向へ移動するときには前記消しゴムを同じ方
    向へ連動させ、また紙面などへの押し付けにともなう力
    を受けて前記弾性力に抗する形で前記後端方向へ移動す
    るときには前記消しゴムを略それまでの位置のままとす
    るスライダとを有し、 このスライダが所定距離だけ前記後端方向へ移動した後
    で前記第2の弾性力に基づいて前記先端方向へ復帰する
    際に前記消しゴムが当該スライダと連動することによ
    り、前記消しゴムの、前記所定距離に相当する分だけの
    繰り出しが行なわれるようにしたことを特徴とする消し
    ゴム繰り出し機構。
  2. 【請求項2】 前記チャック部にテーパ面および凹状部
    を形成してこれらの間にボールを配置し、当該ボール
    の、前記後端方向への移動にともなう前記テーパ面との
    作用により前記消しゴムを挟持することを特徴とする請
    求項1記載の消しゴム繰り出し機構。
  3. 【請求項3】 前記外筒部の先端側内周面にテーパ面を
    形成し、前記スライダはこのテーパ面との作用により前
    記消しゴムを挟持することを特徴とする請求項1または
    2記載の消しゴム繰り出し機構。
  4. 【請求項4】 前記スライダの内周面に、前記消しゴム
    の当該スライダに対する前記先端方向への相対的移動は
    許容するが、前期後端方向への相対的移動は阻止する形
    状からなる突起状部を形成したことを特徴とする請求項
    1または2記載の消しゴム繰り出し機構。
  5. 【請求項5】 前記第1および前記第2の弾性力のそれ
    ぞれを、前記チャック部と前記スライダとの間に配置し
    た共通の弾性部材で付与することを特徴とする請求項1
    乃至4記載の消しゴム繰り出し機構。
  6. 【請求項6】 前記スライダの先端部分に鍔状部を形成
    したことを特徴とする請求項1乃至5記載の消しゴム繰
    り出し機構。
JP26658296A 1996-09-18 1996-09-18 消しゴム繰り出し機構 Pending JPH1086595A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26658296A JPH1086595A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 消しゴム繰り出し機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26658296A JPH1086595A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 消しゴム繰り出し機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1086595A true JPH1086595A (ja) 1998-04-07

Family

ID=17432816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26658296A Pending JPH1086595A (ja) 1996-09-18 1996-09-18 消しゴム繰り出し機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1086595A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102555623A (zh) * 2010-12-29 2012-07-11 顺德工业股份有限公司 具有橡皮擦固定装置的文具
TWI403424B (zh) * 2010-10-21 2013-08-01 Sdi Corp A push-button-locked film transponder
TWI405678B (zh) * 2010-12-22 2013-08-21 Sdi Corp A stationery with an eraser fixture
JP2017205936A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社トンボ鉛筆 棒状物繰り出し具
JP2020116957A (ja) * 2019-05-15 2020-08-06 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2021154749A (ja) * 2020-04-15 2021-10-07 三菱鉛筆株式会社 筆記具

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI403424B (zh) * 2010-10-21 2013-08-01 Sdi Corp A push-button-locked film transponder
US9352928B2 (en) 2010-10-21 2016-05-31 Sdi Corporation Thin film dispenser
TWI405678B (zh) * 2010-12-22 2013-08-21 Sdi Corp A stationery with an eraser fixture
CN102555623A (zh) * 2010-12-29 2012-07-11 顺德工业股份有限公司 具有橡皮擦固定装置的文具
CN104786707A (zh) * 2010-12-29 2015-07-22 顺德工业股份有限公司 具有橡皮擦固定装置的文具
CN104786707B (zh) * 2010-12-29 2016-06-29 顺德工业股份有限公司 具有橡皮擦固定装置的文具
JP2017205936A (ja) * 2016-05-18 2017-11-24 株式会社トンボ鉛筆 棒状物繰り出し具
JP2020116957A (ja) * 2019-05-15 2020-08-06 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2021154749A (ja) * 2020-04-15 2021-10-07 三菱鉛筆株式会社 筆記具
JP2022132250A (ja) * 2020-04-15 2022-09-07 三菱鉛筆株式会社 筆記具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060097464A1 (en) Chuck for receiving tools operated by rotating around the axis thereof
US20040194324A1 (en) Tool head fixer
JPH1086595A (ja) 消しゴム繰り出し機構
US4459057A (en) Mechanical pencil with automatic lead advance
JPH01110199A (ja) シヤープペンシル
JPH0438239B2 (ja)
JP2002166693A (ja) ノック式ホルダ
US6082916A (en) Mechanical pencil
JP3493638B2 (ja) 自動繰出式シャ−プペンシル
JPS6337269Y2 (ja)
JP3768021B2 (ja) 固体状化粧料繰り出し容器
JP2574257Y2 (ja) 棒状芯体押出具
JPS641106Y2 (ja)
JP4447739B2 (ja) モップホルダ
JPH051424Y2 (ja)
JPH0423029Y2 (ja)
JPS6224548Y2 (ja)
JPH0346942Y2 (ja)
JPS6150799B2 (ja)
JPH0354957Y2 (ja)
JPS6112146Y2 (ja)
JPS6059160B2 (ja) 製図機の画線ヘツド
JPH11170768A (ja) 棒状消しゴム出没機構
JPH061832Y2 (ja) 自動繰り出し式シャープペンシルの芯ガイドパイプ間歇移動装置
JPH0624225Y2 (ja) シャープペンシルの自動芯出し装置