JP2001346427A - 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置 - Google Patents

養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置

Info

Publication number
JP2001346427A
JP2001346427A JP2000169327A JP2000169327A JP2001346427A JP 2001346427 A JP2001346427 A JP 2001346427A JP 2000169327 A JP2000169327 A JP 2000169327A JP 2000169327 A JP2000169327 A JP 2000169327A JP 2001346427 A JP2001346427 A JP 2001346427A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
plant
house
cutter
machine frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000169327A
Other languages
English (en)
Inventor
Soichi Yamamoto
惣一 山本
Eiji Ito
栄二 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Original Assignee
Yamamoto and Co Ltd
Yamamoto Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamamoto and Co Ltd, Yamamoto Co Ltd filed Critical Yamamoto and Co Ltd
Priority to JP2000169327A priority Critical patent/JP2001346427A/ja
Publication of JP2001346427A publication Critical patent/JP2001346427A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P60/00Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
    • Y02P60/20Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions in agriculture, e.g. CO2
    • Y02P60/21Dinitrogen oxide [N2O], e.g. using aquaponics, hydroponics or efficiency measures

Landscapes

  • Greenhouses (AREA)
  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Harvester Elements (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】養液栽培温室で栽培した植物の、果実収穫期を
おえて枯死してきた植物体の廃棄処理に生じている上述
の問題を解消せしめるためになされたものであって、植
物栽培床から切り離した果実の収穫後の植物体を、ハウ
ス内に乾くまで放置しておくことなく、すぐにハウスの
外に搬出するのが、大きな労働力を要することなく、軽
労働で簡単に行なえ、かつ、ハウスから搬出した植物体
の処理が合理化し得るようにする。 【解決手段】機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断
処理する農用カッター6と、それにより切断処理した被
切断物の切断片を受け入れる収集容器7と前記カッター
6を駆動する原動機Eとを装架した台車5を、ハウスa
内に持ち込み、この台車5を、それの機枠5aの下面の
車輪51…を給湯配管1上に跨架させて走行移動させな
がら、植物栽培床3に植生している植物体P…を、順
次、その植物栽培床3および誘引フック41から切り離
してカッター6に供給して切断処理し、それによる切断
片を収集容器7に収集していくようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、温室内に、養液を
補給し得るトレーまたは樋を配設し、それの内部にロッ
クウールまたは礫石等からなる床を設置し、その床にト
マト等の植物の根を着床させて栽培する養液栽培温室に
おいて、栽培した植物体が収穫のシーズンを終えて枯れ
てきたときに、切断して床から切り離したその根物の茎
葉部を、廃棄処理して温室の外に搬出する果実収穫後の
植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置についての改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】養液栽培温室Aは、温室・ハウスを構成
する建屋aの内部の床bの上面に、図1にあるように、
建屋aの内部を暖房するための給湯配管1…を、それの
送り側配管10と戻り側配管11とが、所定の間隔をお
き平行して並列するように配位して、その一対の平行す
る給湯配管1…を、所定の間隔をおき複数列配列させ
て、取付金具12…により所定の高さとなるよう敷設す
る。
【0003】これら給湯配管1…の列の間隔内には、図
2にあるように、所定の養分に調整して、養液供給パイ
プ20からドリップチューブ21を経て供給される養液
を含浸させて植物体Pに供給するようロックウール等の
含浸材または砂礫等の多孔状材を所定形状に成形したス
ラブよりなる床30と、この床30を収容して支架する
樋31と、床30の上面にそれの長手方向に栽培する植
物の株間となる間隔をおいて設置する前述の含浸材から
なるポット(ポットキューブ)32とからなる植物栽培
床3…を、図3に示しているように、それぞれ給湯配管
1…と並列するよう配位して、建屋aの床bの上面に立
設せる支持機枠33上に支架する。
【0004】それら各植物栽培床3…の樋31には、床
30の上面のポット32に供給される養液の余剰液およ
び養分が植物体Pにより消費された排液を排出せしめる
ホース34を連結・接続し、そのホース34の下端側
を、温室・ハウスを構成する建屋aの床bの下方の地中
または床bを構成するコンクリート内に埋設しておく排
水管35に接続しておき、これらにより、前述の図2に
あるよう、ポット32の上面に設けた穴320内に、栽
培しようとする植物体Pの根を保持せしめた篭状のプラ
グ321を挿し込んで、それに前述のドリップチューブ
21から養液を供給しながら、給湯配管1に循環させる
湯により建屋a内を所定の温度に保持せしめることで、
その植物体Pを栽培するようにする。
【0005】そして、温室・ハウスとなる建屋aの内の
天井部には、図5に示しているように、スチールパイプ
またはケーブル等の誘引線40を張り渡し、これに、誘
引フック41を誘引線40の長手方向に移動自在に懸架
しておき、この誘引フック41に係止せる紐42で、ポ
ット32から生長してくる植物体Pの先端側を吊り下げ
支持せしめ、その植物体Pの生長に伴い、誘引フック4
1を誘引線40に沿い、同図5の右半側に示しているよ
うに順次ずらしていくようにしている。
【0006】また、このようにして栽培する植物体Pの
生長が停まり、収穫する果実がなくなって、枯れてきた
ときの植物体Pの処理は、植物体Pの茎の根元を、ポッ
ト32の上面において切断し、先端側を誘引フック41
から外すか切断して、植物栽培床3の側方に落として放
置し、乾いてきたところで、ハウスaの外に引きずり出
し、フォークリフト等により所定の場所に集積処理する
ようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の養液栽培温室
で、植物を栽培した際の、果実の収穫し終えた植物体の
廃棄処理は、植物栽培床から切り離した植物体を、乾燥
するまでハウス内に放置しておき、乾いたところで、作
業者がずるずると引きずってハウスの外に引きずり出
し、次いで、それを、フォークリフト等の作業車輌によ
り所定場所に搬送して集積させることから、相当な労働
力を要する作業となり、また、切り離した植物体を乾燥
してくるまでハウス内に放置しておくことで、ハウス内
の作業の邪魔になる問題がある。
【0008】また、生乾きの状態で切り離した植物体を
ハウスの外に引きずり出そうとすると、重量があること
で、重労働となる問題がある。
【0009】本発明は、養液栽培温室で栽培した植物
の、果実収穫期をおえて枯死してきた植物体の廃棄処理
に生じている上述の問題を解消せしめるためになされた
ものであって、植物栽培床から切り離した果実の収穫後
の植物体を、ハウス内に乾くまで放置しておくことな
く、すぐにハウスの外に搬出するのが、大きな労働力を
要することなく、軽労働で簡単に行なえ、かつ、ハウス
から搬出した植物体の処理が合理化し得る新たな手段を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、本発明において
は、上述の目的を達成するための手段として、機枠5a
の底面側に、養液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金
具12…により所定高さに配位せしめて敷設せる暖房用
の給湯配管1の平行する送り側配管10と戻り側配管1
1とを軌条としてそれに跨架される車輪51…を軸支
し、機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を切断処理する
農用カッター6と、それにより切断処理した被切断物の
切断片を受け入れる収集容器7と前記カッター6を駆動
する原動機Eとを装架した台車5を、ハウスa内に持ち
込み、この台車5を、それの機枠5aの下面の車輪51
…を給湯配管1上に跨架させて走行移動させながら、植
物栽培床3に植生している植物体P…を、順次、その植
物栽培床3および誘引フック41から切り離してカッタ
ー6に供給して切断処理し、それによる切断片を収集容
器7に収集していくことを特徴とする養液栽培温室にお
ける植物体の廃棄処理方法を提起し、また、これに併せ
て、機枠5aに支架せるキャスタ付きのゴム車輪50…
により走行自在とした台車5の機枠5aの底面側に、養
液栽培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により
所定高さに配位して敷設せる暖房用の給湯配管1の平行
する送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそ
れに跨架される車輪51…を、それらの下周縁が前記ゴ
ム車輪50…の下周縁よりも高く位置するよう配位して
軸支し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等を切断処
理する農用カッター6と、それを駆動する原動機Eと、
カッター6により切断処理した被切断物の切断片を受け
入れる収集容器7とを装架せしめてなる養液栽培温室に
おける植物体の廃棄処理装置を提起するものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明手段は、図6にあるよう
に、養液栽培温室Aの温室を構成する建屋(ハウス)a
の内部に、台車5を用意する。
【0012】台車5は、それの機枠5aの下面側に、ハ
ウスa内の床b面に暖房用として敷設する給湯配管1の
送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに
跨架される金属材または合成樹脂材よりなる剛体の車輪
51…を軸支し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等
を切断処理する通常の農用のカッター6と、それを駆動
するエンジンまたはモータ等の原動機Eと、カッター6
で切断処理した被切断物の切断片を受け入れて収集する
収集容器7とを装架しておく。
【0013】この台車5を、それの機枠5aの下面に設
けた剛体の車輪51…を、給湯配管1の送り側配管10
と戻り側配管11とに跨架させて、その給湯配管1上
を、原動機Eの駆動により、または、人力により自在に
走行移動するようにする。
【0014】そして、この台車5の給湯配管1上の走行
移動により、台車5の機枠5a上に装架せるカッター6
を、ハウスa内に給湯配管1に沿い設置してある植物栽
培床3に所定の株間となる間隔をおいて植生させてある
植物体P…の各株の横に順次位置していくように移動さ
せ、各植物体P…を植物栽培床3および誘引フック41
から順次切り離し、その切り離した植物体Pを、その場
において、カッター6の供給樋60に供給してそのカッ
ター6により切断処理し、処理した切断片を台車5の機
枠5a上の収集容器7に収集させるようにする。
【0015】台車5はそれの機枠5aの下面側に、機枠
5aに支架せる回転軸により回動するゴム車輪50…ま
たは、自由に回動するキャスタ付きのゴム車輪を支架
し、このゴム車輪50…により、コンクリートの打ち込
みにより構成されるハウスaの床bの上面を自在に走行
し得るようにしておくことが望ましい。
【0016】このようにした台車5は、それの機枠5a
の下面側に、前記ゴム車輪50…の外に、ハウスa内の
室温を所定温度に暖房せしめるために床bの上面に取付
金具12…を介して敷設されている給湯配管1の、所定
の間隔をおいて平行させてある送り側配管10と戻り側
配管11とを走行軌条として、それに跨架されて回動す
る車輪51…を金属材または合成樹脂材により剛体に成
形して、図11にあるよう前記ゴム車輪50を軸支する
回転軸52に、ゴム車輪50と並列させて軸支するか、
回転軸52と別に機枠5aに支架する回転軸に軸支して
装設するが、その車輪51…は、それの前記送り側配管
10および戻り側配管11よりなる給湯配管1に対して
当接する下周縁の高さ位置を、前述のキャスタ付きのゴ
ム車輪50の下周縁の高さ位置よりも、高くなるように
装設しておいて、取付金具12…により床bの上面より
高く位置して設置してある走行軌条となる給湯配管1上
に、この剛体の車輪51…により台車5が支架された状
態においては、ゴム車輪50…が床bの上面から浮き上
がって宙吊りの自由な状態となり、前述の走行軌条とな
る給湯配管1の長手方向の両端部が位置するハウスaの
両端部において、図8・図9にあるようそのハウスaの
床bの両端に形成しておく、床bの上面を次第に上昇さ
せるスロープを介し接続する一段高い枕地部分b’・
b’の上面に、台車5が位置してきたときに、図10に
あるようその枕地部分b’・b’の上面にゴム車輪50
…が当接して、台車5の下面の前述の車輪51…を走行
軌条となる給湯配管1から浮き上がらせて、台車5がゴ
ム車輪50…により、床bの上面を自由に走行する状態
となるようにする。
【0017】このように構成する台車5には、それの機
枠5aの上面側に、飼料・葉類を切断処理する農用のカ
ッター6を装架するが、そのカッター6は、それに被切
断物を供給する供給樋60が、台車5の走行軌条たる給
湯配管1上を走行するときの走行方向の前後の一端にお
いて、その方向に沿い突出する姿勢として装架する。
【0018】台車5の機枠5aの上面側に装架するカッ
ター6は、図6にあるようそれの機枠6aに装架せるケ
−シング61の前面側に開設した供給口の前面に、上下
に対向する一対の送込ロール62・62を軸支した機筺
を設け、それの前面側に供給樋60を接続させて設け、
前記ケーシング61内には回転軸63により回動するホ
イル64を軸支し、それに設けた回転刃65とケーシン
グ61の前面側に開設せる前記供給口の口縁に固定装設
した固定刃66とからなる切断機構を収蔵して、供給樋
60から供給される被切断物を、回転刃65と固定刃6
6とにより切断し、切断処理した切断片を前記ホイル6
4に設けておく羽根板によりケーシング61の肩部に設
けた排出筒67に吹き上げる通常の吹上型のカッターを
用いてよい。
【0019】また、図7に示しているよう、機枠6aに
装架したケーシング61内には、回転軸63に刃物取付
金を介して装着されてその回転軸63の周囲をシリンダ
状の軌跡をもって回転する回転刃65とケーシング61
内の前面側に開放する供給口の口縁に設けた固定刃66
とからなる切断機構を収蔵し、ケーシング61の供給口
の前面に、上下に一対に対向する送込ロール62・62
を軸支せる機筺を装架し、それに接続させて装設した供
給樋60から供給する被切断物を、送込ロール62・6
2によりケーシング61内に送り込み、回転刃65と固
定刃66とからなる切断機構で切断処理し、切断片を刃
物取付金に設けておく跳出翼板によりケーシング61の
後面側に設けてある排出口に吐出し、その排出口に接続
する排出筒または排出樋68から排出させるシリンダ型
のカッターを用いてもよく、供給する被切断物を切断処
理し得るものであれば、どのような形態のものでもよ
い。
【0020】このようにカッター6を装架した台車5に
は、それの機枠5aに、エンジンまたは電動モータ等の
原動機Eを装架し、それの作動により、カッター6の切
断機構の回転軸63および送込ロール62・62を駆動
するようにする。このとき、原動機Eは、機枠5aの下
面側に軸支せる車輪51…または別に軸支する駆動輪
(図示していない)の回転軸に伝導機構を介し伝導し、
原動機Eの駆動により台車5を自走して走行するように
構成してよい。
【0021】そして、台車5の機枠5aには、カッター
6の排出筒67または排出樋68から排出される被切断
物の切断片を収集するための篭状の箱または通気性の袋
からなる収集容器7を装架する。
【0022】この収集容器7は、それを袋とした場合に
あっては、図6にあるように、台車5の機枠5aの後端
側に形設した荷台5b上に取下ろし自在に載架して、そ
れの開口70を、カッター6の排出筒67の吐出口に嵌
挿して結束紐により結縛することで、排出されてくる切
断片を収集するようにする。
【0023】また、収集容器7を箱とした場合にあって
は、図7にあるように、台車5の機枠5aの後端側に形
成した前述の荷台5b上に、それの上面側に開放する開
口70がカッター6の排出筒67または排出樋68の吐
出口から排出される切断処理物たる切断片を受け入れる
ように配位して、取下ろし自在に装架しておく。
【0024】このように、機枠5aの下面側に軸支した
剛体の車輪51…により、ハウスa内の床bの上面に敷
設せる暖房用の給湯配管1を軌条として走行し得るよう
にした台車5の前記機枠5aの下面側に、給湯配管1を
軌条として走行するときには下周縁が宙に浮いた状態と
なるゴム車輪50…を、それの下周縁が前記車輪51…
の下周縁よりも下方を占める高さ位置に軸支しておい
て、この台車5の機枠5aの上面側に、飼料・葉類等を
切断処理する農用のカッター6と、そのカッター6で切
断処理されてそれの排出筒67または排出樋68の吐出
口から排出される切断片を収集する収集容器7とを装架
することで、養液栽培温室における果実の収穫後の植物
体の廃棄処理装置Bを構成する。
【0025】このように構成する養液栽培温室における
果実の収穫後の植物体の廃棄処理装置Bは、ハウスa内
の植物栽培床3で栽培した植物体Pが、それからの果実
の収穫が終わって枯死してきたときに、その植物体Pを
廃棄処理する際に使用する。
【0026】これには、まず、カッター6を機枠5aの
上面側に装架した台車5を、それの機枠5aの下面側に
軸支してあるゴム車輪50により走行させて、ハウスa
内に乗り入れる。
【0027】この台車5の走行は、機枠5aに搭載した
原動機Eにより台車5の自走走行が可能としてあるとき
は、その原動機Eの駆動により行なってよく、また、原
動機Eによる駆動走行が行なえないように構成してある
場合にあっては、例えば、図6・図7にあるように、台
車5の機枠5aの前端側に設けておくハンドル杆52の
操作により、手押し、または引っ張ることで走行させ
る。
【0028】そして、図10の如くハウスaの床bの、
床面が一段と高くなっている枕地部分b’において、機
枠5aの下面側の剛体の車輪51…が、並列している給
湯配管1…のうちから選択した給湯配管1の送り側配管
10と戻り側配管11に対応していくように、台車5の
姿勢および位置をあわせた後、台車5を床bの枕地部分
b’のスロープに沿い給湯配管1に向け走行させ、図8
・図9にあるよう車輪51…が、給湯配管1の送り側配
管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架した
状態とし、機枠5aの上面に装架してあるカッター6
を、原動機Eの駆動により作動させる。
【0029】この状態において、給湯配管1…の条列の
間隔内に位置して給湯配管1に沿い敷設している植物栽
培床3のポット32…から植生している植物体Pのうち
の、台車5に近い植物体Pの茎を、ポット32の上面に
おいて鋏等により切断し、その植物体Pの上端側を誘引
線40に誘引フック41を介して吊っている紐42を解
き放すか切断し、その植物体Pを手繰り寄せてカッター
6の供給樋60に投入し、カッター6により切断処理
し、カッター6の排出筒67から吐出される切断片を、
台車5の機枠5aに設けた荷台5b上に載架せる収集容
器7内に収集させる。
【0030】そして、一つのポット32から植生してい
る株の植物体Pの切断処理が終わったところで、台車5
を次位のポット32に植生している植物体Pの脇まで走
行移動させ、そこで、前述の茎の切断と誘引線40から
の解放の作業を行なって、同様に植物体Pを切断処理
し、これを繰り返して一列の養液栽培床3に植生してい
る植物体P…を順次処理する。
【0031】次に、台車5を、ハウスaの床bの他端側
の枕地部分b’に移動させて、ゴム車輪50…により走
行する状態とし、それにより台車5を次に走行させる給
湯配管1と対応する姿勢・位置に動かして、その給湯配
管1に車輪51…が跨架する状態とし、同様に作業を行
ない、これにより、ハウスa内の植物栽培床3…に植生
していた植物体P…を順次切断していく。
【0032】このとき、収集容器7は、それが一杯にな
ったとき、または、台車5が床bの枕地部分b’に位置
したときに、新しい収集容器7と交換し、切断片が一杯
になった収集容器7は枕地部分b’に放置しておく。そ
して、枕地部分b’に放置した収集容器7…は、ハウス
aの外に運び出し、トラック等の運搬車により所定の場
所に搬送して集積させ、焼却するか、堆肥積みするなど
の処理を行なう。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明手段は、養液
栽培温室のハウス内に設けた植物栽培床において、養液
の供給により栽培した植物体を、果実の収穫のシーズン
を終えたことで、廃棄するときに、農用のカッターを装
架した台車を、暖房用の給湯配管を軌条として走行さ
せ、植物栽培床に所定の株間となる間隔をおいて植生し
ている植物体を、順次、植物栽培床から切り離し、それ
を、その場において台車上のカッターに供給して切断処
理し、収集容器内に収集していくのだから、植物栽培床
から切り離した植物体を、ハウス内に存在させずに廃棄
処理できるようになり、また、ハウスからの植物体の搬
出および後処理も著しく合理化し得るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】養液栽培温室のハウス内に敷設される給湯配管
の斜視図である。
【図2】同上のハウス内に設置される植物栽培床の要部
の一部破断した斜視図である。
【図3】同上のハウスの要部の縦断正面図である。
【図4】同上のハウスの植物体を栽培している状態時の
縦断正面図である。
【図5】同上の同上状態時の部分の拡大図である。
【図6】同上のハウス内に乗り入れた植物体の廃棄処理
装置の一部破断した側面図である。
【図7】同上の廃棄処理装置のカッターの形態を変えた
側の一部破断した側面図である。
【図8】同上の廃棄処理装置により植物体の処理を行な
っている状態の説明図である。
【図9】同上の廃棄処理装置のカッターの形態を変えた
例による植物体の処理作業の説明図である。
【図10】同上の廃棄処理装置をハウス内の床の枕地部
分に位置させた状態時の説明図である。
【図11】同上の廃棄処理装置の台車の下面にゴム車輪
と剛体の車輪とを並列させて軸支した実施例の要部の斜
視図である。
【符号の説明】
A…養液栽培温室、B…廃棄処理装置、E…原動機、P
…植物体、a…建屋(ハウス)、b…床、b’…枕地部
分、1…給湯配管、10…送り側配管、11…戻り側配
管、12…取付金具、20…養液供給パイプ、21…ド
リップチューブ、3…植物栽培床、30…床、31…
樋、32…ポット、320…穴、321…プラグ、33
…支持機枠、34…ホース、35…排水管、40…誘引
線、41…誘引フック、42…紐、5…台車、5a…台
車の機枠、5b…荷台、50…ゴム車輪、51…車輪、
52…ハンドル杆、6…カッター、6a…カッターの機
枠、60…供給樋、61…ケーシング、62…送込ロー
ル、63…回転軸、64…ホイル、65…回転刃、66
…固定刃、67…排出筒、68…排出樋、7…収集容
器、70…開口。
フロントページの続き Fターム(参考) 2B029 GA07 GA10 2B043 AA03 AB20 BA01 BA06 BB13 DC03 DC06 2B083 AA01 BA03 CA03 CA07 CA27 DA02 DA03 EA06 EA12 FA02 FA06 FA09 FA12 FA16 FA18 GA01 GA06 HA24 HA32 HA34 HA59 HA60 2B314 MA67 PB24 PD69

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機枠5aの底面側に、養液栽培温室Aの
    ハウスaの床bに取付金具12…により所定高さに配位
    せしめて敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する送り側
    配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに跨架さ
    れる車輪51…を軸支し、機枠5aの上面側に、飼料・
    葉類等を切断処理する農用カッター6と、それにより切
    断処理した被切断物の切断片を受け入れる収集容器7と
    前記カッター6を駆動する原動機Eとを装架した台車5
    を、ハウスa内に持ち込み、この台車5を、それの機枠
    5aの下面の車輪51…を給湯配管1上に跨架させて走
    行移動させながら、植物栽培床3に植生している植物体
    P…を、順次、その植物栽培床3および誘引フック41
    から切り離してカッター6に供給して切断処理し、それ
    による切断片を収集容器7に収集していくことを特徴と
    する養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法。
  2. 【請求項2】 機枠5aに支架せるゴム車輪50…によ
    り走行自在とした台車5の機枠5aの底面側に、養液栽
    培温室Aのハウスaの床bに取付金具12…により所定
    高さに配位して敷設せる暖房用の給湯配管1の平行する
    送り側配管10と戻り側配管11とを軌条としてそれに
    跨架される車輪51…を、それらの下周縁が前記ゴム車
    輪50…の下周縁よりも高く位置するよう配位して軸支
    し、機枠5aの上面側には、飼料・葉類等を切断処理す
    る農用カッター6と、それを駆動する原動機Eと、カッ
    ター6により切断処理した被切断物の切断片を受け入れ
    る収集容器7とを装架せしめてなる養液栽培温室におけ
    る植物体の廃棄処理装置。
JP2000169327A 2000-06-06 2000-06-06 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置 Pending JP2001346427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169327A JP2001346427A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000169327A JP2001346427A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001346427A true JP2001346427A (ja) 2001-12-18

Family

ID=18672204

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000169327A Pending JP2001346427A (ja) 2000-06-06 2000-06-06 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001346427A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804912B2 (en) * 2000-06-19 2004-10-19 Agrifirm B.V. Method, device and warehouse for cultivating crop plants and grafts thereof
JP2006055030A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Nisshin Steel Co Ltd 冷暖房機能を備えた園芸施設用パイプレール
JP2007182681A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Nepon Inc レール支持具及びレール装置
CN106171929A (zh) * 2016-09-30 2016-12-07 温州大学 温室大棚蔬菜种植移送系统
CN111771524A (zh) * 2020-06-01 2020-10-16 广东工业大学 一种智能鱼塘水培机
WO2022203500A1 (en) * 2021-03-24 2022-09-29 Lenzeel Holding B.V. A rail vehicle, a leaf-stripping system, a greenhouse comprising the leaf-stripping system and a method for stripping leafs

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6804912B2 (en) * 2000-06-19 2004-10-19 Agrifirm B.V. Method, device and warehouse for cultivating crop plants and grafts thereof
JP2006055030A (ja) * 2004-08-18 2006-03-02 Nisshin Steel Co Ltd 冷暖房機能を備えた園芸施設用パイプレール
JP2007182681A (ja) * 2006-01-04 2007-07-19 Nepon Inc レール支持具及びレール装置
JP4676336B2 (ja) * 2006-01-04 2011-04-27 ネポン株式会社 レール支持具及びレール装置
CN106171929A (zh) * 2016-09-30 2016-12-07 温州大学 温室大棚蔬菜种植移送系统
CN106171929B (zh) * 2016-09-30 2021-11-23 温州大学 温室大棚蔬菜种植移送系统
CN111771524A (zh) * 2020-06-01 2020-10-16 广东工业大学 一种智能鱼塘水培机
WO2022203500A1 (en) * 2021-03-24 2022-09-29 Lenzeel Holding B.V. A rail vehicle, a leaf-stripping system, a greenhouse comprising the leaf-stripping system and a method for stripping leafs
NL2027827B1 (en) * 2021-03-24 2022-10-10 Lenzeel Holding B V a rail vehicle, a leaf-stripping system, a greenhouse comprising the leaf-stripping system and a method for stripping leafs from a crop, such as tomato plants or cucumber plants, provided in the greenhouse

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA3028899C (en) A system and method of growing plants in the absence of soil
JP2015501157A (ja) 植物栽培方法及び植物栽培装置
KR100621894B1 (ko) 적층상자 재배방식의 식물재배시스템
EP2540156B1 (en) Method and device for cultivating a crop
EP3621425A1 (en) Device for conveying mushrooms
JP2001346427A (ja) 養液栽培温室における植物体の廃棄処理方法と廃棄処理装置
CN105309092B (zh) 叶菜类智能规模化移栽种植的方法
JPH0530861A (ja) 植物の栽培方法と栽培装置
JP2500380B2 (ja) トマト連続生産装置の養液供給方法
WO2020128151A1 (en) Plant cultivation system and apparatuses therefor
JP3597288B2 (ja) 育苗施設
CN206620624U (zh) 一种用于园林的枯死树木截锯收集机
KR20240050434A (ko) 수송형 모듈을 사용하는 제어기-조작식 수직 농업 시스템
GB2206271A (en) Germinating apparatus
KR20230026796A (ko) 새싹작물 수경재배장치
CN201995373U (zh) 大棚烟苗剪叶机
EP4000383B1 (en) Mobile horticulture workstation
JP2000287547A (ja) 農作物栽培方法および農作物栽培設備
KR102621006B1 (ko) 농작물의 자동 생육 시스템
CN216930895U (zh) 一种园林用修剪装置
KR101740237B1 (ko) 고설재배장치용 전동경운기
KR101985443B1 (ko) 고구마줄기를 포함하는 식물 모종 이식장치
CN210580253U (zh) 一种用于农业种植的培育装置
JP4356361B2 (ja) 観光用養液栽培施設
KR20160048373A (ko) 비닐하우스 작업용 운반장치