JP2001346213A - 離散コサイン変換装置及びその離散コサイン変換方法 - Google Patents

離散コサイン変換装置及びその離散コサイン変換方法

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JP2001346213A JP2000166135A JP2000166135A JP2001346213A JP 2001346213 A JP2001346213 A JP 2001346213A JP 2000166135 A JP2000166135 A JP 2000166135A JP 2000166135 A JP2000166135 A JP 2000166135A JP 2001346213 A JP2001346213 A JP 2001346213A
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cosine transform
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inverse discrete
point inverse
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Junji Tajime
純二 田治米
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理の高速化及びその高速化に伴う装置規模
増加の抑止を図ることが可能な離散コサイン変換装置を
提供する。 【解決手段】 第1の演算モードでは入力選択部11か
らのN個のDCT係数に対し、N/2n 点逆離散コサイ
ン部12でN/2n 点逆離散コサイン変換を行い、2モ
ード選択演算部13でN点逆離散コサイン変換の部分演
算を行う。N点離散コサイン変換部分演算部14はそれ
らの演算結果からN点逆離散コサイン変換の部分演算を
行う。第2のモードでは入力選択部11からN/2n
のDCT係数に対し、N/2n 点逆離散コサイン部12
でN/2n 点逆離散コサイン変換を行い、2モード選択
演算部13でN/2n 点逆離散コサイン変換を行う。N
点逆離散コサイン変換部分演算部14はそれらの演算結
果に対して係数の乗算もしくは供給された値を直接出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は離散コサイン変換装
置及びその離散コサイン変換方法に関し、特に画像信号
の圧縮等に用いられる離散コサイン変換装置において複
数種類の異なるブロックサイズの離散コサイン変換また
は逆離散コサイン変換を実現する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像信号は情報量が多いため、一般に、
所望の情報量に画像信号を圧縮して伝送あるいは記録を
行い、受信あるいは再生の際に元の情報量に伸張する処
理が行われる。
【0003】一般に、画像信号は低周波成分が多く、高
周波成分が少ないため、画像信号を周波数領域の信号に
変換すれば、低周波数領域に信号が偏る。その結果、低
周波数領域で細かく量子化し、高周波数領域で粗く量子
化することで、変換前よりも少ない情報量で画像信号の
圧縮が可能となる。
【0004】動画像信号圧縮符号化方式に用いられてい
る周波数変換のひとつに、直交変換である離散コサイン
変換(discrete cosine transf
orm:DCT)がある。離散コサイン変換を用いた圧
縮符号化方式では、画像信号が縦8×横8の画素単位で
処理されることが多いため、8×8の2次元離散コサイ
ン変換装置及びその逆変換である逆離散コサイン変換装
置が多く開発されている。
【0005】しかしながら、周波数領域において解像度
変換を行う場合や、異なるブロックサイズの離散コサイ
ン変換を用いて符号化する場合には、複数種類の異なる
ブロックサイズの離散コサイン変換及び逆離散コサイン
変換を行う装置が必要となる。
【0006】以下では、そのような離散コサイン変換及
び逆離散コサイン変換に関する従来技術について説明す
る。まず、2次元離散コサイン変換あるいは2次元逆離
散コサイン変換は、2回の1次元離散コサイン変換ある
いは1次元逆離散コサイン変換に分解可能であることが
知られおり、1次元離散コサイン変換及び1次元逆離散
コサイン変換を実現する装置が重要となる。
【0007】そこで、1次元離散コサイン変換及び1次
元逆離散コサイン変換について説明する。N個の入力x
(0)〜x(N−1)からN個の出力X(0)〜X(N
−1)を得るN点離散コサイン変換の変換式は、 X(k)=√(2/N) ・dk Σx(n)cos[(2n+1)kπ/2N] (k=0,1,……,N−1) k=0 …… dk =1/√2 k≠0 …… dk =1 ……(1) という式で表される。ここで、Σはn=0〜N−1の総
和である。また、(1)式の変換式で得られるX(0)
〜X(N−1)はDCT係数と呼ばれている。
【0008】N=8の場合、(1)式に対して行列式を
用いると、
【数1】 ……(2) という式で表される。但し、cn =cos(nπ/1
6)である。
【0009】また、(2)式から、
【数2】 ……(3)
【数3】 ……(4) という式が導きだされる。
【0010】さらに、N点1次元離散コサイン変換の逆
変換であるN点1次元逆離散コサイン変換の変換式は、 x(n)=√(2/N) ・Σdk X(k)cos[(2n+1)kπ/2N] (n=0,1,……,N−1) ……(5) という式で表される。ここで、Σはk=0〜N−1の総
和である。
【0011】同様に、N=8の場合、(5)式に対して
行列式を用いると、
【数4】 ……(6) という式で表される。
【0012】また、(6)式から、
【数5】 ……(7)
【数6】 ……(8) という式が導きだされる。
【0013】このような8点離散コサイン変換及び8点
逆離散コサイン変換を実現する従来方式の一例として
は、“A 100MHz 2−D Discrete
Cosine Transform Core Pro
cessor”(S.Uramoto et al.,
IEEE Journal of Solid−Sta
te Circuits,vol27,No.4,p
p.492−499,Apr.1992)に記載された
離散コサイン変換装置がある。
【0014】この方式では、(3)式、(4)式、
(7)式、(8)式の行列演算を構成する積和演算を装
置規模の大きな汎用の乗算器を用いる代わりに、メモリ
と加算器とを用いて積和演算を行う。また、この他に8
個の入力信号または8個のDCT係数をパラレル入力す
ることによって、さらに高速処理が可能な装置がある。
【0015】そのような8点離散コサイン変換を実現す
る装置の一例を図20に、8点逆離散コサイン変換を実
現する装置の一例を図21にそれぞれ示す。図20に示
す8点離散コサイン変換装置は8点離散コサイン変換を
行う場合に、入力端子I0〜I7に8個の入力信号x
(0)〜x(7)を与え、出力端子O0,O1にDCT
係数を2つずつ[X(0),X(1)]、[X(2),
X(3)]、[X(4),X(5)]、[X(6),X
(7)]の順に出力する装置である。
【0016】尚、図20において、8点離散コサイン変
換を実現する装置は加算器A12〜A15と、加減算器
B12〜B18と、乗算器C1〜C7と、減算器D6〜
D9と、セレクタs58〜s64とから構成されてい
る。
【0017】図21に示す8点逆離散コサイン変換装置
は8点逆離散コサイン変換を行う場合に、入力端子I0
〜I7に8個のDCT係数X(0)〜X(7)を与え、
出力端子O0,O1に原信号を2つずつ[x(0),x
(7)]、[x(1),x(6)]、[x(2),x
(5)]、[x(3),x(4)]の順に出力する装置
である。
【0018】尚、図21において、8点逆離散コサイン
変換を実現する装置は加算器A16と、加減算器B0〜
B5と、乗算器C1〜C7と、減算器D10と、セレク
タs65〜s70とから構成されている。
【0019】図20に示す装置及び図21に示す装置の
どちらの場合も、出力信号は2つずつしか得られないの
で、8個の全出力信号を得るまでに内部セレクタを4回
切替えて4回の演算が必要になる。
【0020】次に、N=4の場合、(1)式に対して行
列式を用いると、
【数7】 ……(9) という式で表される。
【0021】同様に、N=4場合、(5)式に対して行
列式を用いると、
【数8】 ……(10) という式で表される。上記の(9)式及び(10)式の
行列式は(3)式及び(7)式の行列式に等しい。
【0022】Nが2のべき乗の場合、N点離散コサイン
変換及び逆離散コサイン変換は演算の簡単化のために、
N/2n 点離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換の
行列式を用いて計算されることが多く、この場合、N/
n 点離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換は同一
の装置で演算可能である。ここで、nは2n ≦Nを満た
す正数である。
【0023】次に、周波数領域において解像度変換を行
う場合について考える。周波数領域での解像度変換方式
としては、例えば8点離散コサイン変換によって求めた
DCT係数X(0),・・・,X(3)に対して4点逆
離散コサイン変換を行う方式がある。
【0024】この方式を用いる場合、 x(n)=[1/√(2)]Σdk[1/√(2)]X(k) ・cos[(2n+1)kπ/8] (n=0,1,……,3) ……(11) という式に示すように,8点離散コサイン変換のDCT
係数を4点離散コサイン変換のDCT係数のレンジにそ
ろえるために、DCT係数X(k)に対して1/√2倍
する必要がある。ここで、Σはk=0〜3の総和であ
る。
【0025】この場合、(11)式に対して行列式を用
いると、
【数9】 ……(12) という式で表される。(12)式も(7)式の行列式に
等しく、同一の装置で演算可能である。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の方式で
は、N点離散コサイン変換装置及び逆離散コサイン変換
装置に多少の変更を加えることで、N/2n 点離散コサ
イン変換及び逆離散コサイン変換を行うことが可能であ
るが、出力信号を得るまでの時間としてN点離散コサイ
ン変換及び逆離散コサイン変換と同じだけの時間が必要
になるという問題がある。
【0027】例えば、図20及び図21に示す装置では
4点離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換の出力信
号を得る場合にも、8点離散コサイン変換及び逆離散コ
サイン変換と同様に、内部セレクタを4回切替えて4回
の演算が必要になる。
【0028】あるいは、高速処理を実現するために、新
たに演算回路を追加して、演算器を並列動作させること
が考えられるが、この場合、装置規模が増大するという
問題が生じる。
【0029】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、複数種類の異なるブロックサイズの離散コサイン
変換及び逆離散コサイン変換を実現する装置において、
処理の高速化及びその高速化に伴う装置規模増加の抑止
を図ることができる離散コサイン変換装置及びその離散
コサイン変換方法を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明による離散コサイ
ン変換装置は、N点(Nは正の整数)の離散コサイン変
換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う第1の演算
モードに加え、前記N点より小さなW点(Wは正の整
数、N>W)の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変
換のいずれかを行う演算モードを1種類以上持つ離散コ
サイン変換装置であって、前記N点以外の離散コサイン
変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う演算モー
ドのうちの少なくとも一部において、装置を構成する演
算器の少なくとも一部が演算機能を切替える手段を備
え、前記装置を構成する演算器によって前記W点の離散
コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを並列
して行うようにしている。
【0031】本発明による離散コサイン変換方法は、N
点(Nは正の整数)の離散コサイン変換及び逆離散コサ
イン変換のいずれかを行う第1の演算モードに加え、前
記N点より小さなW点(Wは正の整数、N>W)の離散
コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う
演算モードを1種類以上持つ離散コサイン変換方法であ
って、前記N点以外の離散コサイン変換及び逆離散コサ
イン変換のいずれかを行う演算モードのうちの少なくと
も一部において演算機能を切替えることで前記W点の離
散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを並
列して行うようにしている。
【0032】すなわち、本発明の第1の離散コサイン変
換装置は、上述した問題点を解決するために、N点の離
散コサイン変換あるいは逆離散コサイン変換を行う第1
の演算モードに加え、Nより小さなW点の離散コサイン
変換あるいは逆離散コサイン変換を行う演算モードを1
種類あるいは複数種類持つ離散コサイン変換装置におい
て、N点以外の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイ
ン変換を行う演算モードのうちの一部もしくは全部にお
いて装置を構成する演算器の一部または全部が演算機能
を切替える手段を有し、並列してW点の離散コサイン変
換あるいは逆離散コサイン変換を行うようにしている。
【0033】また、本発明の第2の離散コサイン変換装
置は、Nより大きなK点の離散コサイン変換あるいは逆
離散コサイン変換の部分演算であるN点離散コサイン変
換あるいは逆離散コサイン変換及びN点以外の部分演算
を行う演算モードを1種類あるいは複数種類持つ離散コ
サイン変換装置において、N点以外の離散コサイン変換
あるいは逆離散コサイン変換を行う演算モードのうちの
一部もしくは全部において装置を構成する演算器の一部
または全部が演算機能を切替える手段を有し、並列して
W点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイン変換を
行うともに、同演算結果を記憶する記憶手段と、同演算
結果及び記憶手段の値を用いてK点の離散コサイン変換
あるいは逆離散コサイン変換の部分演算を行う演算手段
とを有し、K点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサ
イン変換を行うようにしている。
【0034】さらに、本発明の第3の離散コサイン変換
装置は、N点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイ
ン変換の演算モードと、Nより小さなW点の離散コサイ
ン変換あるいは逆離散コサイン変換の演算モードと、N
より大きなK点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサ
イン変換の部分演算を行う演算モードとを1種類あるい
は複数種類有する離散コサイン変換装置を複数並列化し
た構成と、同演算結果を用いてK点の離散コサイン変換
あるいは逆離散コサイン変換の部分演算を行う演算手段
とを有し、K点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサ
イン変換を行うようにしている。
【0035】一方、本発明の第1の離散コサイン変換方
法は、N点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイン
変換を行う第1の演算モードに加え、Nより小さなW点
の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイン変換を行う
演算モードを1種類あるいは複数種類持つ離散コサイン
変換方法において、N点以外の離散コサイン変換あるい
は逆離散コサイン変換を行う演算モードのうちの一部も
しくは全部において離散コサイン変換あるいは逆離散コ
サイン変換を行う演算の一部または全部において、演算
機能を切替え、並列してW点の離散コサイン変換あるい
は逆離散コサイン変換を行うようにしている。
【0036】また、本発明の第2の離散コサイン変換方
法は、Nより大きなK点の離散コサイン変換あるいは逆
離散コサイン変換の部分演算であるN点離散コサイン変
換あるいは逆離散コサイン変換、及びN点以外の部分演
算を行う演算モードを1種類あるいは複数種類持つ離散
コサイン変換方法において、N点以外の離散コサイン変
換あるいは逆離散コサイン変換を行う演算モードのうち
の一部もしくは全部において離散コサイン変換あるいは
逆離散コサイン変換を行う演算の一部または全部におい
て、演算機能を切替え、並列してW点の離散コサイン変
換あるいは逆離散コサイン変換を行うとともに、同演算
結果を記憶し、同演算結果及び記憶した値を用いて、K
点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイン変換の部
分演算を行い、K点の離散コサイン変換あるいは逆離散
コサイン変換を行うようにしている。
【0037】さらに、本発明の第3の離散コサイン変換
方法は、N点離散コサイン変換あるいは逆離散コサイン
変換の演算モードと、Nより小さなW点の離散コサイン
変換あるいは逆離散コサイン変換の演算モードと、Nよ
り大きなK点の離散コサイン変換あるいは逆離散コサイ
ン変換の部分演算を行う演算モードとを1種類あるいは
複数種類有する離散コサイン変換方法で複数並列に演算
を行い、同演算結果を用いてK点の離散コサイン変換あ
るいは逆離散コサイン変換の部分演算を行い、K点の離
散コサイン変換あるいは逆離散コサイン変換を行うよう
にしている。
【0038】次に、本発明の作用について説明する。従
来の8点逆離散コサイン変換装置は上述したように、8
個のDCT係数X(0)〜X(7)を入力とし、原信号
を2つずつ[x(0),x(7)]、[x(1),x
(6)]、[x(2),x(5)]、[x(3),x
(4)]の順に出力する。その結果、8点逆離散コサイ
ン変換を行うには4回の演算が必要となる。
【0039】ここで、8点逆離散コサイン変換装置では
バタフライ演算を最後に行うが、x(0)〜x(3)に
関する演算は4点逆離散コサイン変換部で、x(4)〜
x(7)に関する演算は8点逆離散コサイン変換部分演
算部でそれぞれ行われる。
【0040】従来の8点逆離散コサイン変換装置で4点
逆離散コサイン変換を行う場合、4点逆離散コサイン変
換は8点逆離散コサイン変換の演算に含まれる。そこ
で、4点逆離散コサイン変換は4点逆離散コサイン変換
部の演算結果を直接出力すればよい。この場合、その出
力のタイミングは原信号を1つずつx(0),x
(1),x(2),x(3)の順に出力する。その結
果、8点逆離散コサイン変換装置を用いて4点逆離散コ
サイン変換行う場合には、8点逆離散コサイン変換に等
しい演算回数が必要となる。
【0041】次に、4点逆離散コサイン変換において
も、8点逆離散コサイン変換と同様に1回の演算で2つ
の原信号を出力させることを考える。最も簡単な実現方
法としては4点逆離散コサイン変換部を追加することで
ある。しかしながら、この場合、装置規模が増加してし
まう。
【0042】そこで、本発明では8点逆離散コサイン変
換装置において、8点逆離散コサイン変換部分演算部
に、8点逆離散コサイン変換の部分演算(演算モード
1)と4点逆離散コサイン変換(演算モード2)との2
つの演算機能を持たせる。
【0043】この2つの演算モードを用いた場合、第1
の演算モードにおいては8点逆離散コサイン変換を行
い、第2の演算モード2においては8点逆離散コサイン
変換部分演算部の演算機能を4点逆離散コサイン変換部
の機能に切替えることで、2並列の4点逆離散コサイン
変換を行う。
【0044】上記のように、本発明では複数の演算機能
を切替えることで並列動作を実現し、半分の処理時間で
所望の出力を得ることが可能となる。また、4点逆離散
コサイン変換を4点逆離散コサイン変換部で行う場合に
は動作しない8点逆離散コサイン変換部分演算部の演算
器を共有するため、新たに4点逆離散コサイン変換部を
追加する場合に比べ、装置を簡易な構成で実現すること
が可能となる。
【0045】よって、複数種類の異なるブロックサイズ
の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換が可能な装
置を実現し、小さなブロックサイズの処理に関しては演
算器を並列動作させることで、処理の高速化を実現する
こと及び装置構成の簡易化を実現することが可能とな
る。
【0046】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態による逆離散コサイン変換装置の構成を示すブロ
ック図である。図1において、本発明の第1の実施の形
態による逆離散コサイン変換装置はN点逆離散コサイン
変換部1で構成されている。尚、本発明の第1の実施の
形態では装置構成として逆離散コサイン変換装置を用い
ているが、この逆離散コサイン変換装置に限らず、離散
コサイン変換装置や離散コサイン変換と逆離散コサイン
変換との2つの機能を備えた装置でもよい。以下、Nは
2のべき乗として説明する。
【0047】N点逆離散コサイン変換部1は入力選択部
11と、N/2n 点逆離散コサイン変換部12と、2モ
ード選択演算部13と、N点逆離散コサイン変換部分演
算部14とから構成されている。また、N点逆離散コサ
イン変換部1は2つの演算モードを備え、第1の演算モ
ードではN点逆離散コサイン変換を行い、第2の演算モ
ードではN/2n 点逆離散コサイン変換を行う。
【0048】まず、第1の演算モードではN個のDCT
係数が入力として入力選択部11に供給される。入力選
択部11においては供給されたN個のDCT係数の供給
先を決定し、N/2n 点逆離散コサイン部12と2モー
ド選択演算部13とに供給する。
【0049】N/2n 点逆離散コサイン部12において
は入力選択部11から供給されたDCT係数に対してN
/2n 点逆離散コサイン変換を行い、N点逆離散コサイ
ン変換部分演算部14にその演算結果を供給する。
【0050】2モード選択演算部13においては演算モ
ードが第1の演算モードの場合、演算器をN点逆離散コ
サイン変換の部分演算を行うように切替え、入力選択部
11から供給されたDCT係数に対してN点逆離散コサ
イン変換の部分演算を行い、N点逆離散コサイン変換部
分演算部14にその演算結果を供給する。
【0051】N点逆離散コサイン変換部分演算部14に
おいてはN/2n 点逆離散コサイン部12から供給され
た演算結果と、2モード選択演算部13から供給された
演算結果とからN点逆離散コサイン変換の部分演算を行
い、N点逆離散コサイン変換の演算結果として出力す
る。
【0052】次に、第2のモードではN/2n 個のDC
T係数が入力として入力選択部11へ供給される。入力
選択部11においては供給されたN/2n 個のDCT係
数の供給先を決定し、N/2n 点逆離散コサイン部12
と2モード選択演算部13とに供給する。
【0053】N/2n 点逆離散コサイン部12において
は入力選択部11から供給されたDCT係数に対してN
/2n 点逆離散コサイン変換を行い、N点逆離散コサイ
ン変換部分演算部14にその演算結果を供給する。
【0054】2モード選択演算部13においては演算モ
ードが第2の演算モードの場合、演算器をN/2n 点逆
離散コサイン変換を行うように切替え、入力選択部11
から供給されたDCT係数に対してN/2n 点逆離散コ
サイン変換を行い、N点逆離散コサイン変換部分演算部
14にその演算結果を供給する。
【0055】N点逆離散コサイン変換部分演算部14に
おいてはN/2n 点逆離散コサイン変換12から供給さ
れた演算結果及び2モード選択演算部13から供給され
た演算結果に対して係数の乗算もしくは供給された値を
直接出力する。
【0056】図2は本発明の第1の実施例による8点逆
離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。
図2において、本発明の第1の実施例による8点逆離散
コサイン変換装置は入力選択部21と、4点逆離散コサ
イン変換部22と、2モード選択演算部23と、8点逆
離散コサイン変換部分演算部24とから構成されてい
る。
【0057】入力選択部21はセレクタs1〜s11か
ら構成され、4点逆離散コサイン変換部22は加減算器
B0〜B2と、乗算器C2,C4,C6とから構成さ
れ、2モード選択演算部23は加減算器B3〜B5と、
乗算器C5と、2モード選択演算器T1〜T3と、セレ
クタs12,s13とから構成され、8点逆離散コサイ
ン変換部分演算部24は加算器A0と、減算器D0と、
セレクタs14,s15とから構成されている。
【0058】本実施例は2つの演算モードを備え、第1
の演算モードで8点逆離散コサイン変換を、第2の演算
モードで4点逆離散コサイン変換をそれぞれ行う。ま
ず、第1の演算モードでは8個のDCT係数は入力端子
I0〜I7に入力として供給され、入力端子I0〜I7
はDCT係数を入力選択部21に供給する。
【0059】入力選択部21においては供給された8個
のDCT係数に対して、入力端子I0〜I3のDCT係
数を4点逆離散コサイン変換部22に、入力端子I2〜
I7のDCT係数を2モード選択演算部23にそれぞれ
供給する。ここで、入力端子I2〜I7はセレクタs3
〜s11によって選択されて供給されるが、第1の演算
モードの場合には入力端子I4〜I7が選択される。
【0060】4点逆離散コサイン変換部22においては
入力選択部21から供給されたDCT係数に対して
(7)式で用いられた行列式の演算を行い、8点逆離散
コサイン変換部分演算部24に演算結果を供給する。
【0061】2モード選択演算部23においては演算モ
ードが第1の演算モードの場合、2モード選択演算器T
1,T2,T3のそれぞれの乗数をc7,c3,c1に
切替える。また、セレクタが第1演算モードの演算結果
を選択するように切替える。
【0062】次に、2モード選択演算部23は入力選択
部21から供給されたDCT係数に対して(8)式で用
いられた行列式の演算を行い、8点逆離散コサイン変換
部分演算部24にその演算結果を供給する。
【0063】8点逆離散コサイン変換部分演算部24に
おいては4点逆離散コサイン変換部22から供給された
演算結果と、2モード選択演算部23から供給された演
算結果とを用いてバタフライ演算を行い、8点逆離散コ
サイン変換の演算結果を出力端子O0,O1に出力す
る。ここで、バタフライ演算の結果に対して1/2にす
る必要があるが、本実施例ではその処理を省略してあ
る。
【0064】第2の演算モードでは4個のDCT係数が
入力端子I0〜I3に入力として供給され、入力端子I
0〜I3はDCT係数を入力選択部21に供給する。入
力選択部21においては供給された4個のDCT係数に
対して、入力端子I0〜I3のDCT係数を4点逆離散
コサイン変換部22へ、入力端子I2,I3のDCT係
数及び4点逆離散コサイン変換部22から入力選択部2
1へ供給された演算結果を2モード選択演算部23へ供
給する。
【0065】4点逆離散コサイン変換部22においては
第1演算モードと同様に、行列式の演算を行い、8点逆
離散コサイン変換部分演算部24に演算結果を供給す
る。2モード選択演算部23においては演算モードが第
2演算モードの場合、2モード選択演算器T1,T2,
T3のそれぞれの乗数をc6,c4,c2に切替える。
また、セレクタが第2演算モードの演算結果を選択する
ように切替える。
【0066】この場合、2モード選択演算部23は4点
逆離散コサイン変換部22に等しい機能構成となり、
(7)式で用いられた行列式の演算を行い、8点逆離散
コサイン変換部分演算部24にその演算結果を供給す
る。
【0067】8点逆離散コサイン変換部分演算部24に
おいては第2の演算モードの場合、4点逆離散コサイン
変換部22及び2モード選択演算部23からそれぞれ供
給された演算結果を4点逆離散コサイン変換の演算結果
として出力端子O0,O1に出力する。
【0068】図3は図2の2モード選択演算器T1の構
成例を示すブロック図である。図3において、2モード
選択演算器T1は加算器A1,A2と、減算器D1と、
乗算器M0〜M4と、セレクタs16とから構成されて
いる。
【0069】2モード選択演算器T1はc6=cos
(6π/16)及びc7=cos(7π/16)を小数
点以下12ビットで近似した場合である。この場合、c
6及びc7は、 c6=cos(6π/16) =0.011000011111 =1/4+1/8+1/128−1/4096 ……(13) c7=cos(7π/16) =0.001100011111 =1/8+1/16+1/128−1/4096 ……(14) という式で表される。
【0070】ここで、c6とc7との演算の違いは加算
器A1,A2の入力が1/4か1/16かである。そこ
で、2モード選択演算器T1の加算器A1の入力に1/
4乗算器及び1/16乗算器の演算結果を選択するセレ
クタを備え、このセレクタを切替えることによって入力
とc6との乗算、あるいは入力とc7との乗算の演算を
実現することができる。
【0071】乗算器M0〜M4は1/2n (nは正数)
の乗算なので、右ビットシフトに相当する処理を行う。
図3に示した2モード選択演算器T1は固定乗算器C6
と比べるとセレクタが増える程度であるため、装置規模
は固定乗算器C6とあまり変わらない。
【0072】図4は図2の2モード選択演算器T2の構
成例を示すブロック図であり、図5は図2の2モード選
択演算器T3の構成例を示すブロック図である。これら
図4及び図5において、2モード選択演算器T2は加算
器A4〜A6と、減算器D4と、乗算器M10〜M17
と、セレクタs19〜s22とから構成され、2モード
選択演算器T3は加算器A3と、減算器D2,D3と、
乗算器M5〜M9と、セレクタs17,s18とから構
成されている。
【0073】尚、上述した2モード選択演算器T1〜T
3の構成は一例であり、他にも様々な構成が考えられ
る。また、2モード選択演算器T1〜T3においても、
演算機能の組合わせとして様々なものが考えられる。
【0074】図6は本発明の第2の実施の形態による逆
離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。
図6において、本発明の第1の実施の形態による逆離散
コサイン変換装置では2つの演算モードを持つ2モード
選択演算部13を備えており、演算モードに応じて演算
機能を切替えて演算を行っているのに対し、本発明の第
2の実施の形態による逆離散コサイン変換装置はN点逆
離散コサイン変換部3がM種類の演算モードを持つMモ
ード選択演算部31を備えている。
【0075】図7は本発明の第2の実施例による8点逆
離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。
図7において、本発明の第2の実施例による8点逆離散
コサイン変換装置は3つの演算モードを備え、第1の演
算モードでは8点逆離散コサイン変換を、第2の演算モ
ードでは4点逆離散コサイン変換を、第3の演算モード
では2点逆離散コサイン変換を行う点が図2に示す本発
明の第1の実施例による8点逆離散コサイン変換装置と
異なっている。
【0076】本発明の第2の実施例による8点逆離散コ
サイン変換装置は加算器A0,A7と、加減算器B0〜
B5と、乗算器C2,C4〜C6と、減算器D0と、2
モード選択演算器T1〜T3と、セレクタs1〜s1
3,s23,s24とから構成されている。
【0077】以下、本発明の第1の実施例による8点逆
離散コサイン変換装置と動作の異なる第3の演算モード
についてのみ説明する。2点逆離散コサイン変換は2個
のDCT係数の加減算及びc4の乗算で実現することが
できる。
【0078】第3の演算モードでは2モード選択演算器
T2の乗数をc4に切替える。2個のDCT係数は入力
端子I0,I1の入力として供給され、入力端子I0,
I1はDCT係数を加減算器B0と加算器A7とに供給
する。
【0079】加減算器B0においては入力された値の減
算を行い、乗算器C4に演算結果を供給する。加算器A
7においては入力された値の加算を行い、2モード選択
演算器T2に演算結果を供給する。乗算器C4及び2モ
ード選択演算器T2は供給された演算結果にc4の乗算
を行い、2点逆離散コサイン変換の演算結果として出力
端子O0,O1に出力する。
【0080】図8は本発明の第3の実施の形態による逆
離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。
図8において、本発明の第2の実施の形態による逆離散
コサイン変換装置ではN点逆離散コサイン変換以外の演
算モードが選択された場合、Mモード選択演算器31が
演算機能をN/2n 点逆離散コサイン変換に切替えるこ
とで、N/2n 点逆離散コサイン変換を2並列動作させ
ているのに対し、本発明の第3の実施の形態による逆離
散コサイン変換装置はN点逆離散コサイン変換部4がL
個のMモード選択演算器[(1)〜(L)]41−1〜
41−Lを備えることで、L並列の動作を実現してい
る。
【0081】図9は本発明の第3の実施例による8点逆
離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。
図9において、本発明の第3の実施例による8点逆離散
コサイン変換装置は2つの演算モードを備え、第1の演
算モードでは8点逆離散コサイン変換を、第2の演算モ
ードでは2点逆離散コサイン変換を行う。また、本実施
例では第2の演算モードは3並列で動作する。
【0082】本発明の第3の実施例による8点逆離散コ
サイン変換装置は加算器A0,A7と、加減算器B0〜
B6と、乗算器C1,C2,C4〜C6と、減算器D0
と、2モード選択演算器T2,T4と、セレクタs1〜
s3,s5〜7,s25〜s28とから構成されてい
る。
【0083】以下、図2における本発明の第1の実施例
と動作の異なる第2の演算モードについてのみ説明す
る。第2の演算モードでは2モード選択演算器T2,T
4の乗数をc4に切替える。
【0084】4個のDCT係数は入力端子I0,I1,
I8,I9に入力として供給され、入力端子I0,I1
はDCT係数を加減算器B0と加算器A7とに供給す
る。入力端子I8,I9はDCT係数を加減算器B6に
供給する。
【0085】加減算器B0においては供給されたDCT
係数の減算を行い、乗算器C4に演算結果を供給する。
加算器A7においては供給されたDCT係数の加算を行
い、2モード選択演算器T4に演算結果を供給する。
【0086】加減算器B6においては供給されたDCT
係数の加算または減算を行い、2モード選択演算器T2
にその演算結果を供給する。乗算器C4と2モード選択
演算器T2と2モード選択演算器T4とは供給された演
算結果にc4の乗算を行い、2点逆離散コサイン変換の
演算結果として出力端子O0,O1,O2に出力する。
【0087】図10は図9の2モード選択演算器T4の
構成例を示すブロック図である。この図10において、
2モード選択演算器T4は加算器A8〜A10と、減算
器D5と、乗算器M18〜M22と、セレクタs29〜
s31とから構成されており、その動作は上述した2モ
ード選択演算器T1〜T3と同じような動作を行う。
【0088】図11は本発明の第4の実施の形態による
逆離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図であ
る。図11において、本発明の第4の実施の形態による
逆離散コサイン変換装置は、本発明の第1〜第3の実施
の形態がN点逆離散コサイン変換に対してN点よりも小
さい逆離散コサイン変換を行っているのに対し、N点離
散コサイン変換部1がMモード選択演算器として動作
し、N点よりも大きなK点の逆離散コサイン演算を実現
する。以下、KはK>Nかつ2のべき乗として説明す
る。
【0089】以下、K点逆離散コサイン変換を行う演算
モードについてのみ説明する。K点逆離散コサイン変換
を行うK点逆離散コサイン変換部7はN点逆離散コサイ
ン変換部1と、記憶部5と、K点逆離散コサイン変換部
分演算部6とから構成されている。
【0090】N点逆離散コサイン変換部1においては演
算モードがK点逆離散コサイン変換であれば、まず演算
機能をN点逆離散コサイン変換に切替え、N点逆離散コ
サイン変換を行い、その演算結果を記憶部5に供給す
る。
【0091】次に、N点逆離散コサイン変換部1は演算
機能をK点逆離散コサイン変換部分演算に切替え、K点
逆離散コサイン変換部分演算を行い、その演算結果をK
点逆離散コサイン変換部分演算部6に供給する。
【0092】K点逆離散コサイン変換部分演算部6にお
いてはN点逆離散コサイン変換部1及び記憶部5から供
給される演算結果を用いてK点逆離散コサイン変換の部
分演算を行い、K点逆離散コサイン変換の演算結果とし
て出力する。
【0093】本実施の形態ではNよりも大きなK点の逆
離散コサイン変換をN点逆離散コサイン変換部1と記憶
部5とK点逆離散コサイン変換部分演算部6とから構成
しているため、K点逆離散コサイン変換を第1の実施の
形態で実現した場合に比べ、N点逆離散コサイン変換部
1の構成が複雑にならなくてすむ。但し、演算の遅延は
増加する。
【0094】図12は本発明の第4の実施例による4点
逆離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図であ
る。図12において、本発明の第4の実施例による4点
逆離散コサイン変換装置は3つの演算モードを備え、第
1の演算モードで4点逆離散コサイン変換を、第2の演
算モードで2点逆離散コサイン変換を、第3の演算モー
ドで8点逆離散コサイン変換をそれぞれ行う。
【0095】本発明の第4の実施例による4点逆離散コ
サイン変換装置は4点逆離散コサイン変換部50と、レ
ジスタ51と、8点逆離散コサイン変換部分演算部52
とから構成されている。
【0096】4点逆離散コサイン変換部50は加減算器
B0〜B2と、乗算器C5と、2モード選択演算器T1
〜T3と、セレクタs32〜s42とから構成され、8
点逆離散コサイン変換部分演算部52は加算器A0と、
加減算器B7と、減算器D0と、セレクタs43とから
構成されている。
【0097】本実施例において、第1及び第2の演算モ
ードでは本発明の第1の実施の形態と同様の動作をする
ことで、4点逆離散コサイン変換と2点逆離散コサイン
変換とを実現する。
【0098】第3の演算モードではまず(7)式におけ
る行列式の演算を行うために、2モード選択演算器T
1,T2,T3のそれぞれの乗数をc4,c2,c6に
切替え、4点逆離散コサイン変換部50は4点逆離散コ
サイン変換を行い、その演算結果をレジスタ51に供給
する。
【0099】次に、4点逆離散コサイン変換終了後、2
モード選択演算器T1,T2,T3のそれぞれの乗数を
c3,c1,c7に切替え、4点逆離散コサイン変換部
50は(8)式における行列式の演算を行い、演算結果
を8点逆離散コサイン変換部分演算部52に供給する。
【0100】8点逆離散コサイン変換部分演算部52に
おいてはレジスタ51から供給された演算結果と、4点
逆離散コサイン変換部50から供給された演算結果とを
用いてバタフライ演算を行い、8点逆離散コサイン変換
の演算結果として出力端子O1,O2に出力する。
【0101】図13は本発明の第5の実施の形態による
逆離散コサイン変換装置の構成を示すブロック図であ
る。図13において、本発明の第5の実施の形態による
逆離散コサイン変換装置は、本発明の第4の実施の形態
ではN点よりも大きなK点の逆離散コサイン変換を行う
ために、時分割にN点逆離散コサイン変換部1の演算モ
ードを切替えているのに対し、N点離散コサイン変換部
1を複数並べた構成でK点逆離散コサイン変換を実現し
ている。
【0102】以下、K点の逆離散コサイン変換を行う演
算モードについてのみ説明する。K点の逆離散コサイン
変換を行うK点逆離散コサイン変換部60はJ個のN点
逆離散コサイン変換部[(1)〜(J)]61−1〜6
1−Jと、K点逆離散コサイン変換部分演算部62とか
ら構成されている。
【0103】N点逆離散コサイン変換部61−1〜61
−Jにおいては演算モードがK点の逆離散コサイン変換
の場合、演算機能をK点逆離散コサイン変換部分演算に
切替え、K点逆離散コサイン変換部分演算を行い、演算
結果をK点逆離散コサイン変換部分演算部62に供給す
る。
【0104】K点逆離散コサイン変換部分演算部62に
おいては、N点逆離散コサイン変換部61−1〜61−
Jから供給される演算結果を用いて、K点逆離散コサイ
ン変換の部分演算を行い、K点の逆離散コサイン変換の
演算結果として出力する。
【0105】本実施の形態ではN点逆離散コサイン変換
部1を複数並べた構成であるため、N点逆離散コサイン
変換の処理を高速に行うことができる。また、複数のN
点逆離散コサイン変換部61−1〜61−Jの演算器を
用いてK点逆離散コサイン変換部60を構成しているた
め、K点逆離散コサイン変換部分演算に必要な演算器の
増加を抑えることができる。
【0106】図14は本発明の第5の実施例による逆離
散コサイン変換装置の構成を示すブロック図である。図
14において、本発明の第5の実施例による逆離散コサ
イン変換装置の8点逆離散コサイン変換を行う8点逆離
散コサイン変換部70は4点逆離散コサイン変換部
(1)71と、4点逆離散コサイン変換部(2)72
と、8点逆離散コサイン変換部分演算部73とから構成
されている。
【0107】4点逆離散コサイン変換部(1)71は加
減算器B0〜B2と、乗算器C2,C4,C6と、セレ
クタs44,s45とから構成され、4点逆離散コサイ
ン変換部(2)72は加減算器B8〜B11と、乗算器
C5と、2モード選択演算器T4〜T6と、セレクタs
46〜s55とから構成され、8点逆離散コサイン変換
部分演算部73は加算器A0と、減算器D0と、セレク
タs56,s57とから構成されている。
【0108】本実施例は3つの演算モードを備え、第1
の演算モードで4点逆離散コサイン変換を、第2の演算
モードで2点逆離散コサイン変換を、第3の演算モード
で8点逆離散コサイン変換をそれぞれ行う。第1及び第
2の演算モードでは本発明の第1の実施の形態と同様の
動作を並列に実行することで、4点逆離散コサイン変換
あるいは2点逆離散コサイン変換を実現する。但し、図
14においては第2の演算モードを省略している。
【0109】以下、第3の演算モードについて説明す
る。4点逆離散コサイン変換部71においては4点逆離
散コサイン変換を行い、その演算結果を8点逆離散コサ
イン変換部分演算部73に供給する。
【0110】4点逆離散コサイン変換部72においては
2モード選択演算器T4,T6,T7のそれぞれの乗数
をc7,c3,c1に切替え、(8)式における行列式
の演算を行い、その演算結果を8点逆離散コサイン変換
部分演算部73に供給する。
【0111】8点逆離散コサイン変換部分演算部73に
おいては4点逆離散コサイン変換部71から供給された
演算結果と、4点逆離散コサイン変換部72から供給さ
れた演算結果とを用いてバタフライ演算を行い、8点逆
離散コサイン変換の演算結果として出力端子O1,O2
に出力する。
【0112】図15〜図19は本発明の効果を説明する
ための図である。図15に示す8点逆離散コサイン変換
装置80は、上述したように、8個のDCT係数X
(0)〜X(7)を入力とし、原信号を2つずつ[x
(0),x(7)]、[x(1),x(6)]、[x
(2),x(5)]、[x(3),x(4)]の順に出
力する。その結果、8点逆離散コサイン変換を行うには
4回の演算が必要となる。図19(a)に原信号の出力
タイミングを示す。
【0113】ここで、図15の8点逆離散コサイン変換
装置80ではバタフライ演算部83によってバタフライ
演算を最後に行っているが、x(0)〜x(3)に関す
る演算は4点逆離散コサイン変換部81で、x(4)〜
x(7)に関する演算は8点逆離散コサイン変換部分演
算部82で演算されるため、図では演算部ごとの出力と
して示してある。
【0114】図15の8点逆離散コサイン変換装置80
で4点逆離散コサイン変換を行うことを考える。ここ
で、4点逆離散コサイン変換は8点逆離散コサイン変換
の演算に含まれる。そこで、4点逆離散コサイン変換は
4点逆離散コサイン変換部81の演算結果を直接出力す
ればよい。この場合、出力のタイミングは図19(b)
に示すように、原信号を1つずつx(0),x(1),
x(2),x(3)の順に出力する。その結果、8点逆
離散コサイン変換装置80を用いて4点逆離散コサイン
変換を行う場合には、8点逆離散コサイン変換に等しい
演算回数が必要となる。
【0115】次に、4点逆離散コサイン変換において
も、8点逆離散コサイン変換と同様に1回の演算で2つ
の原信号を出力させることを考える。最も簡単な実現方
法としては図16に示すように4点逆離散コサイン変換
部84を追加することである。しかしながら、この場
合、装置規模が増加してしまう。
【0116】そこで、本発明では8点逆離散コサイン変
換装置80において、8点逆離散コサイン変換部分演算
部82に8点逆離散コサイン変換の部分演算(演算モー
ド1)と4点逆離散コサイン変換(演算モード2)との
2つの演算機能を持たせている。
【0117】図17及び図18に2つの演算モードを用
いた場合の機能構成を示す。演算モード1においては、
図17に示すように、図15と同様の8点逆離散コサイ
ン変換を行う。
【0118】演算モード2においては、図18に示すよ
うに、8点逆離散コサイン変換部分演算部82の演算機
能を、4点逆離散コサイン変換部81の機能に切替える
ことで、2並列の4点逆離散コサイン変換を行う。演算
モード2における出力のタイミングを図19(c)に示
す。
【0119】上記のように、本発明では複数の演算機能
を切替えることで並列動作を実現し、半分の処理時間で
所望の出力を得ることができる。また、4点逆離散コサ
イン変換を4点逆離散コサイン変換部81で行う場合に
は動作しない8点逆離散コサイン変換部分演算部82の
演算器を共有するため、新たに4点逆離散コサイン変換
部84を追加する場合に比べ、装置を簡易な構成で実現
することができる。
【0120】よって、複数種類の異なるブロックサイズ
の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換が可能な装
置を実現することができ、小さなブロックサイズの処理
に関しては演算器を並列動作させることで、処理の高速
化と装置構成の簡易化とを図ることができる。
【0121】このように、演算器に複数の演算機能を持
たせ、N/2n 点離散コサイン変換の並列動作を可能と
することによって、ブロックサイズがN/2n 点の離散
コサイン変換では従来の離散コサイン変換装置以上に高
速演算を実現することができる。
【0122】また、複数の演算機能において、演算器の
共通化を行っているため、演算器の機能追加における装
置規模の増加を抑えることができ、処理の高速化と装置
構成の簡易化とを図ることができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、N
点の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれ
かを行う第1の演算モードに加え、Nより小さなW点の
離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを
行う演算モードを1種類以上持つ離散コサイン変換装置
において、N点以外の離散コサイン変換及び逆離散コサ
イン変換のいずれかを行う演算モードのうちの少なくと
も一部において演算機能を切替えることで、W点の離散
コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを並列
して行うことによって、複数種類の異なるブロックサイ
ズの離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換を実現す
る装置において、処理の高速化及びその高速化に伴う装
置規模増加の抑止を図ることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による8点逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図3】図2の2モード選択演算器T1の構成例を示す
ブロック図である。
【図4】図2の2モード選択演算器T2の構成例を示す
ブロック図である。
【図5】図2の2モード選択演算器T3の構成例を示す
ブロック図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態による逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施例による8点逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態による逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第3の実施例による8点逆離散コサイ
ン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図10】図9の2モード選択演算器T4の構成例を示
すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態による逆離散コサ
イン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第4の実施例による4点逆離散コサ
イン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第5の実施の形態による逆離散コサ
イン変換装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第5の実施例による逆離散コサイン
変換装置の構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の効果を説明するための図である。
【図16】本発明の効果を説明するための図である。
【図17】本発明の効果を説明するための図である。
【図18】本発明の効果を説明するための図である。
【図19】(a)〜(c)は本発明の効果を説明するた
めの図である。
【図20】従来例の8点離散コサイン変換装置の構成を
示すブロック図である。
【図21】従来例の8点逆離散コサイン変換装置の構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,3,4 N点逆離散コサイン変換部 5 記憶部 6,62 K点逆離散コサイン変換部分演算部 7,60 K点逆離散コサイン変換部 11,21 入力選択部 12 N/2n 点逆離散コサイン変換部 13,23 2モード選択演算部 14 N点逆離散コサイン変換部分演算部 21 入力選択部 22,50,81,84 4点逆離散コサイン変換部 24,52,73,82 8点逆離散コサイン変換部分
演算部 31 Mモード選択演算部 41−1〜41−L Mモード選択演算器[(1)〜
(L)] 51 レジスタ 61−1〜61−J N点逆離散コサイン変換部
[(1)〜(J)] 70 8点逆離散コサイン変換部 71 4点逆離散コサイン変換部(1) 72 4点逆離散コサイン変換部(2) 80 8点逆離散コサイン変換装置 83 バタフライ演算部 A0〜A10 加算器 B0〜B11 加減算器 C1,C2,C4〜C6 乗算器 D0〜D5 減算器 I0〜I11 入力端子 O0〜O2 出力端子 M0〜M23 1/2のべき乗乗算器 T0〜T6 2モード選択演算器 s1〜s57 セレクタ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N点(Nは正の整数)の離散コサイン変
    換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う第1の演算
    モードに加え、前記N点より小さなW点(Wは正の整
    数、N>W)の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変
    換のいずれかを行う演算モードを1種類以上持つ離散コ
    サイン変換装置であって、前記N点以外の離散コサイン
    変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う演算モー
    ドのうちの少なくとも一部において、装置を構成する演
    算器の少なくとも一部が演算機能を切替える手段を有
    し、前記装置を構成する演算器によって前記W点の離散
    コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを並列
    して行うようにしたことを特徴とする離散コサイン変換
    装置。
  2. 【請求項2】 前記N点は2のべき乗であり、かつ前記
    W点はN/2n (nは2n ≦Nを満たす正の整数)であ
    ることを特徴とする請求項1記載の離散コサイン変換装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の構成において、前記N点
    より大きなK点(Kは正の整数、N<K)の離散コサイ
    ン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかの部分演算で
    あるN点離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のい
    ずれかと前記N点以外の部分演算を行う演算モードとを
    1種類以上持つ構成とし、それらの演算結果を記憶する
    記憶手段と、それらの演算結果と前記記憶手段の記憶値
    とを用いて前記K点の離散コサイン変換及び逆離散コサ
    イン変換のいずれかの部分演算を行う演算手段とを含む
    ことを特徴とする離散コサイン変換装置。
  4. 【請求項4】 前記N点及び前記K点は2のべき乗であ
    ることを特徴とする請求項3記載の離散コサイン変換装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の構成において、前記N点
    の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれか
    の演算モードと、前記Nより小さなW点の離散コサイン
    変換及び逆離散コサイン変換のいずれかの演算モード
    と、前記Nより大きなK点の離散コサイン変換及び逆離
    散コサイン変換のいずれかの部分演算を行う演算モード
    とを1種類以上持つ装置を複数並列化した構成とし、そ
    れらの演算結果を用いて前記K点の離散コサイン変換及
    び逆離散コサイン変換のいずれかの部分演算を行う演算
    手段を含むことを特徴とする離散コサイン変換装置。
  6. 【請求項6】 前記N点及び前記K点は2のべき乗であ
    り、かつ前記W点はN/2n (nは2n ≦Nを満たす正
    の整数)であることを特徴とする請求項5記載の離散コ
    サイン変換装置。
  7. 【請求項7】 N点(Nは正の整数)の離散コサイン変
    換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う第1の演算
    モードに加え、前記N点より小さなW点(Wは正の整
    数、N>W)の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変
    換のいずれかを行う演算モードを1種類以上持つ離散コ
    サイン変換方法であって、前記N点以外の離散コサイン
    変換及び逆離散コサイン変換のいずれかを行う演算モー
    ドのうちの少なくとも一部において演算機能を切替える
    ことで前記W点の離散コサイン変換及び逆離散コサイン
    変換のいずれかを並列して行うようにしたことを特徴と
    する離散コサイン変換方法。
  8. 【請求項8】 前記N点は2のべき乗であり、かつ前記
    W点はN/2n (nは2n ≦Nを満たす正の整数)であ
    ることを特徴とする請求項7記載の離散コサイン変換方
    法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の方法において、前記N点
    より大きなK点(Kは正の整数、N<K)の離散コサイ
    ン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかの部分演算で
    あるN点離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のい
    ずれかと前記N点以外の部分演算とを行う演算モードを
    1種類以上持つ方法で演算を行い、それらの演算結果を
    記憶し、それらの演算結果と記憶した値とを用いて前記
    K点の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいず
    れかの部分演算を行うことで前記K点離散コサイン変換
    及び逆離散コサイン変換のいずれかを行うようにしたこ
    とを特徴とする離散コサイン変換方法。
  10. 【請求項10】 前記N点及び前記K点は2のべき乗で
    あることを特徴とする請求項9記載の離散コサイン変換
    方法。
  11. 【請求項11】 請求項7記載の方法において、前記N
    点の離散コサイン変換及び逆離散コサイン変換のいずれ
    かの演算モードと、前記N点より小さなW点の離散コサ
    イン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかの演算モー
    ドと、前記N点より大きなK点の離散コサイン変換及び
    逆離散コサイン変換のいずれかの部分演算を行う演算モ
    ードとを1種類以上持つ方法で複数並列に演算を行うよ
    うにし、それらの演算結果を用いて前記K点の離散コサ
    イン変換及び逆離散コサイン変換のいずれかの部分演算
    を行うことで前記K点の離散コサイン変換及び逆離散コ
    サイン変換のいずれかを行うようにしたことを特徴とす
    る離散コサイン変換方法。
  12. 【請求項12】 前記N点及び前記K点は2のべき乗で
    あり、かつ前記W点はN/2n (nは2n ≦Nを満たす
    正の整数)であることを特徴とする請求項11記載の離
    散コサイン変換方法。
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