JP2001345743A - 判定帰還型等化器 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】小規模な回路構成により、誤り伝搬を防止する
ことができる判定帰還型等化器を提供する。 【解決手段】受信信号はAD変換回路からデイジタルI
Q信号112に変換され、判定帰還型等化回路14及び
伝送路特性抽出回路13に入力される。後者の出力であ
る伝送路インパルス応答信号113を判定帰還型等化回
路14に入力される。同等化回路14では、1シンボル
前の等化信号が判定領域に存在するか、あるいは消失領
域に存在するかに従って雑音の影響の度合によりそのデ
ータの正誤を判定し、正しい場合には判定データを帰還
させ、誤の場合には、この判定データを帰還させずに、
1シンボル前の判定データの中から現在のシンボルの等
化信号が判定領域に属するように判定データを決定し、
その判定データを帰還させ、波形歪を等化する。
ことができる判定帰還型等化器を提供する。 【解決手段】受信信号はAD変換回路からデイジタルI
Q信号112に変換され、判定帰還型等化回路14及び
伝送路特性抽出回路13に入力される。後者の出力であ
る伝送路インパルス応答信号113を判定帰還型等化回
路14に入力される。同等化回路14では、1シンボル
前の等化信号が判定領域に存在するか、あるいは消失領
域に存在するかに従って雑音の影響の度合によりそのデ
ータの正誤を判定し、正しい場合には判定データを帰還
させ、誤の場合には、この判定データを帰還させずに、
1シンボル前の判定データの中から現在のシンボルの等
化信号が判定領域に属するように判定データを決定し、
その判定データを帰還させ、波形歪を等化する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線伝送路におけ
るフェージングによって生じる受信信号の波形歪みを等
化するための判定帰還型等化器に関する。
るフェージングによって生じる受信信号の波形歪みを等
化するための判定帰還型等化器に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、無線伝送路上でフェージングが
発生した場合には、伝送路歪みによる符号間干渉の増加
や、受信電界強度の低下による雑音の増加が考えられ
る。等化器は符号間干渉の抑圧には有効であるが、雑音
等の無相関に発生する干渉の抑圧に対しては効果がな
い。特に、判定帰還型等化器においては、誤り伝搬によ
り雑音の干渉が主信号に与える影響を増大させる場合が
ある。誤り伝搬について、以下に説明する。
発生した場合には、伝送路歪みによる符号間干渉の増加
や、受信電界強度の低下による雑音の増加が考えられ
る。等化器は符号間干渉の抑圧には有効であるが、雑音
等の無相関に発生する干渉の抑圧に対しては効果がな
い。特に、判定帰還型等化器においては、誤り伝搬によ
り雑音の干渉が主信号に与える影響を増大させる場合が
ある。誤り伝搬について、以下に説明する。
【0003】本来、判定帰還型等化器は判定データを帰
還させることにより符号間干渉成分の抑圧を行うことが
できるが、雑音の干渉成分が大きく、判定の誤り度合い
が大きい場合には判定データを帰還することにより逆に
誤りを増大させる傾向がある。今、雑音の干渉により受
信信号がある1シンボルで波形歪を起こし、等化能力の
限界を超えて判定に誤りが生じたと仮定する。このとき
判定誤りデータはフィードバックタップにより帰還し、
次シンボルではその情報を基に波形等化が行われる。こ
の判定誤りデータに基づき波形等化が行われると、雑音
が存在しないにもかかわらず次シンボル等化信号の判定
は誤りを引き起こす。これ以後のシンボルに対しても判
定データを帰還させているため、連鎖的に誤りを引き起
こす可能性がある。
還させることにより符号間干渉成分の抑圧を行うことが
できるが、雑音の干渉成分が大きく、判定の誤り度合い
が大きい場合には判定データを帰還することにより逆に
誤りを増大させる傾向がある。今、雑音の干渉により受
信信号がある1シンボルで波形歪を起こし、等化能力の
限界を超えて判定に誤りが生じたと仮定する。このとき
判定誤りデータはフィードバックタップにより帰還し、
次シンボルではその情報を基に波形等化が行われる。こ
の判定誤りデータに基づき波形等化が行われると、雑音
が存在しないにもかかわらず次シンボル等化信号の判定
は誤りを引き起こす。これ以後のシンボルに対しても判
定データを帰還させているため、連鎖的に誤りを引き起
こす可能性がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、判定帰還
型等化器では、主信号と無相関に発生する雑音により発
生した1シンボル誤りが、判定データを帰還させている
ために、それ以後の雑音の干渉を受けていないシンボル
に対しても影響を及ぼし、連鎖的にシンボル誤りを引き
起こす誤り伝搬という欠点を有する。
型等化器では、主信号と無相関に発生する雑音により発
生した1シンボル誤りが、判定データを帰還させている
ために、それ以後の雑音の干渉を受けていないシンボル
に対しても影響を及ぼし、連鎖的にシンボル誤りを引き
起こす誤り伝搬という欠点を有する。
【0005】本発明は、小規模な回路構成により、前記
誤り伝搬を防止することができる判定帰還型等化器を提
供するものである。
誤り伝搬を防止することができる判定帰還型等化器を提
供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、伝送路におけるフェージングによって生じる
受信信号の波形歪みを等化するために、前記伝送路の伝
送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、前記伝送路
特性抽出手段により抽出された該伝送路のインパルス応
答を用いて、2シンボル以上の遅延波に対応した符号間
干渉成分信号と推定された1シンボル遅延波に対応した
符号間干渉成分信号とに基づき波形等化を行う第1の波
形等化手段と、前記伝送路特性抽出手段により抽出され
た該伝送路のインパルス応答を用いて、2シンボル以上
の遅延波に対応した符号間干渉成分信号と予想される全
ての1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号と
に基づき波形等化を行う第2の波形等化手段と、1シン
ボル前の等化信号の存在領域を判定することにより雑音
の影響を受け判定誤りが生じているか否かを推定し、判
定誤りが生じていると推定される場合には、前記第2の
波形等化手段により波形等化された現在のシンボルの等
化信号に各々領域判定を施すことにより、その等化信号
の中から正しいと推定される現在のシンボルの等化信号
と、その等化信号を復号して得られる現在のシンボルの
判定データと、その等化信号の波形等化に用いた1シン
ボル前の判定データの3信号を出力する領域判定手段と
を備えた構成を有している。
するため、伝送路におけるフェージングによって生じる
受信信号の波形歪みを等化するために、前記伝送路の伝
送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、前記伝送路
特性抽出手段により抽出された該伝送路のインパルス応
答を用いて、2シンボル以上の遅延波に対応した符号間
干渉成分信号と推定された1シンボル遅延波に対応した
符号間干渉成分信号とに基づき波形等化を行う第1の波
形等化手段と、前記伝送路特性抽出手段により抽出され
た該伝送路のインパルス応答を用いて、2シンボル以上
の遅延波に対応した符号間干渉成分信号と予想される全
ての1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号と
に基づき波形等化を行う第2の波形等化手段と、1シン
ボル前の等化信号の存在領域を判定することにより雑音
の影響を受け判定誤りが生じているか否かを推定し、判
定誤りが生じていると推定される場合には、前記第2の
波形等化手段により波形等化された現在のシンボルの等
化信号に各々領域判定を施すことにより、その等化信号
の中から正しいと推定される現在のシンボルの等化信号
と、その等化信号を復号して得られる現在のシンボルの
判定データと、その等化信号の波形等化に用いた1シン
ボル前の判定データの3信号を出力する領域判定手段と
を備えた構成を有している。
【0007】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施例における
受信機のブロック構成図である。受信アンテナ10でQ
PSK伝送され受信された受信アナログ信号は、ダウン
コンバート回路11でアナログベースバンドIQ信号1
11に周波数変換され、AD変換回路12に入力され
る。アナログベースバンドIQ信号111はAD変換回
路12においてディジタルIQ信号112に変換され
る。ディジタルIQ信号112は二分岐され、一方は伝
送路特性抽出回路13に、他方は判定帰還型等化回路1
4に入力される。判定帰還型等化回路14では、伝送路
特性抽出回路13において取り出された伝送路特性情報
である伝送路インパルス応答信号113を基に、ディジ
タルIQ信号112の波形等化及び復号が行われ、受信
データ114を出力する。
受信機のブロック構成図である。受信アンテナ10でQ
PSK伝送され受信された受信アナログ信号は、ダウン
コンバート回路11でアナログベースバンドIQ信号1
11に周波数変換され、AD変換回路12に入力され
る。アナログベースバンドIQ信号111はAD変換回
路12においてディジタルIQ信号112に変換され
る。ディジタルIQ信号112は二分岐され、一方は伝
送路特性抽出回路13に、他方は判定帰還型等化回路1
4に入力される。判定帰還型等化回路14では、伝送路
特性抽出回路13において取り出された伝送路特性情報
である伝送路インパルス応答信号113を基に、ディジ
タルIQ信号112の波形等化及び復号が行われ、受信
データ114を出力する。
【0008】図2は、判定帰還型等化回路14の回路構
成を詳細に示したものである。AD変換回路12より出
力されたi番目シンボルのディジタルIQ信号112
は、伝送路インパルス応答信号113中の最初の到来波
に対応した成分の複素共役h0 * と乗算器20で乗算す
ることによりパイロット同期検波され、パイロット同期
検波信号120を出力する。パイロット同期検波信号1
20は、減算器21において2シンボル以上の遅延波に
対応した符号間干渉成分信号125が差し引かれ、1シ
ンボル遅延波の符号間干渉成分を含む等化信号121と
なる。1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等
化信号121は分岐され、1シンボル前の判定データ1
24−1から生成される1シンボル遅延波の符号間干渉
成分を等化する波形等化部22と予測される1シンボル
前の判定データの全パターンに対して各々等化を行う波
形等化部23とに入力する。
成を詳細に示したものである。AD変換回路12より出
力されたi番目シンボルのディジタルIQ信号112
は、伝送路インパルス応答信号113中の最初の到来波
に対応した成分の複素共役h0 * と乗算器20で乗算す
ることによりパイロット同期検波され、パイロット同期
検波信号120を出力する。パイロット同期検波信号1
20は、減算器21において2シンボル以上の遅延波に
対応した符号間干渉成分信号125が差し引かれ、1シ
ンボル遅延波の符号間干渉成分を含む等化信号121と
なる。1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等
化信号121は分岐され、1シンボル前の判定データ1
24−1から生成される1シンボル遅延波の符号間干渉
成分を等化する波形等化部22と予測される1シンボル
前の判定データの全パターンに対して各々等化を行う波
形等化部23とに入力する。
【0009】波形等化部22において、1シンボル前の
判定データai-1 ハットに伝送路インバルス応答信号1
13中の1シンボル遅延波に対応した成分h1 と最初の
到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積h1 h0
* を乗算器で重み付けすることにより1シンボル遅延波
に対応した符号間干渉成分信号を生成する。波形等化部
22に入力される1シンボル遅延波の符号間干渉成分の
みを含む等化信号121は、減算器において1シンボル
遅延波に対応した符号間干渉成分信号を差し引くことに
よって符号間干渉成分が抑圧された等化信号122にな
る。従って、減算器21と波形等化器22は、伝送路イ
ンパルス応答信号113を用いて、2シンボル以上の遅
延波に対応した符号間干渉成分信号125と1シンボル
遅延波に対応した符号間干渉成分信号に基づき波形等化
を行う第1の波形等化手段を構成する。
判定データai-1 ハットに伝送路インバルス応答信号1
13中の1シンボル遅延波に対応した成分h1 と最初の
到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積h1 h0
* を乗算器で重み付けすることにより1シンボル遅延波
に対応した符号間干渉成分信号を生成する。波形等化部
22に入力される1シンボル遅延波の符号間干渉成分の
みを含む等化信号121は、減算器において1シンボル
遅延波に対応した符号間干渉成分信号を差し引くことに
よって符号間干渉成分が抑圧された等化信号122にな
る。従って、減算器21と波形等化器22は、伝送路イ
ンパルス応答信号113を用いて、2シンボル以上の遅
延波に対応した符号間干渉成分信号125と1シンボル
遅延波に対応した符号間干渉成分信号に基づき波形等化
を行う第1の波形等化手段を構成する。
【0010】第2の波形等化手段となる波形等化部23
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
【外1】 に対して伝送路インパルス応答信号113中の1シンボ
ル遅延波に対応した成分h1 と最初の到来波に対応した
成分の複素共役h0 * との積h1 h0 * を乗算器で重み
付けすることにより1シンボル遅延波に対応した符号間
干渉成分信号を生成する。波形等化部23に入力される
1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化信号
121は、予想される全ての1シンボル遅延波に対応し
た符号間干渉成分信号を減算器において各々差し引くこ
とによって、符号間干渉成分の抑圧された等化信号12
3−1〜123−4になる。領域判定器24では、図4
に示すようにしきい値TH1 (TH2 )を境に信号空間
を信号点に近い領域(ハッチングをつけた判定領域)と
信号点から遠い領域(消失領域)とに区分し、レジスタ
28から入力されるi−1番目シンボルの等化信号12
8がどちらの領域に存在するかによって、入力されるi
番目のシンボルの等化信号122,123−1〜123
−4の中から後述する手順により等化信号を選択し、i
番目シンボルの等化信号124−2,i番目シンボルの
判定データ124−1及びi−1番目シンボルの判定デ
ータ124−3を出力する。
ル遅延波に対応した成分h1 と最初の到来波に対応した
成分の複素共役h0 * との積h1 h0 * を乗算器で重み
付けすることにより1シンボル遅延波に対応した符号間
干渉成分信号を生成する。波形等化部23に入力される
1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化信号
121は、予想される全ての1シンボル遅延波に対応し
た符号間干渉成分信号を減算器において各々差し引くこ
とによって、符号間干渉成分の抑圧された等化信号12
3−1〜123−4になる。領域判定器24では、図4
に示すようにしきい値TH1 (TH2 )を境に信号空間
を信号点に近い領域(ハッチングをつけた判定領域)と
信号点から遠い領域(消失領域)とに区分し、レジスタ
28から入力されるi−1番目シンボルの等化信号12
8がどちらの領域に存在するかによって、入力されるi
番目のシンボルの等化信号122,123−1〜123
−4の中から後述する手順により等化信号を選択し、i
番目シンボルの等化信号124−2,i番目シンボルの
判定データ124−1及びi−1番目シンボルの判定デ
ータ124−3を出力する。
【0011】領域判定器24から出力されるi番目シン
ボルの判定データ124−1は二分岐され、一方は受信
データ114として出力される。他方はレジスタ22−
1に入力し、次シンボルにおいて1シンボル前の判定デ
ータとして用いられる。i−1番目シンボルの判定デー
タ信号124−3は、シフトレジスタ27に入力しa
i-2 ハット,ai-3 ハット…とシンボル周期でシフトし
ながら格納されていく。シフトレジスタ27に格納され
ている2シンボル以上前の判定データai-2 ハット〜a
i-L ハットは、伝送路インパルス応答信号113中の2
シンボル以上の遅延波に対応した成分h2 〜hL と最初
の到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積h2 h
0 * 〜hL h0 * によって重み付け回路29内の乗算器
26で各々重み付けされ、加算器25において合成され
た後、2シンボル以上の遅延波に対応した符号間干渉成
分信号125を出力する。
ボルの判定データ124−1は二分岐され、一方は受信
データ114として出力される。他方はレジスタ22−
1に入力し、次シンボルにおいて1シンボル前の判定デ
ータとして用いられる。i−1番目シンボルの判定デー
タ信号124−3は、シフトレジスタ27に入力しa
i-2 ハット,ai-3 ハット…とシンボル周期でシフトし
ながら格納されていく。シフトレジスタ27に格納され
ている2シンボル以上前の判定データai-2 ハット〜a
i-L ハットは、伝送路インパルス応答信号113中の2
シンボル以上の遅延波に対応した成分h2 〜hL と最初
の到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積h2 h
0 * 〜hL h0 * によって重み付け回路29内の乗算器
26で各々重み付けされ、加算器25において合成され
た後、2シンボル以上の遅延波に対応した符号間干渉成
分信号125を出力する。
【0012】図2の領域判定器24の動作を図3に示
す。図3におけるチャート及び信号動作の詳細を以下に
説明する。 30;領域判定I(しきい値TH1 ) i−1番目シンボルの等化信号128に対し領域判定を
行い、i−1番目のシンボルの存在領域を判定する。 31;i−1番目シンボル判定確定 領域判定I(30)においてi−1番目シンボルの等化
信号が判定領域に存在すると判定された場合であり、i
−1番目シンボルの判定データは正しいと推定されるの
で、i−1番目シンボルの判定データを等化信号122
におけるi−1番目シンボル判定データに確定する。
す。図3におけるチャート及び信号動作の詳細を以下に
説明する。 30;領域判定I(しきい値TH1 ) i−1番目シンボルの等化信号128に対し領域判定を
行い、i−1番目のシンボルの存在領域を判定する。 31;i−1番目シンボル判定確定 領域判定I(30)においてi−1番目シンボルの等化
信号が判定領域に存在すると判定された場合であり、i
−1番目シンボルの判定データは正しいと推定されるの
で、i−1番目シンボルの判定データを等化信号122
におけるi−1番目シンボル判定データに確定する。
【0013】32;領域判定II(しきい値TH2 ) 領域判定I(30)においてi−1番目シンボルの等化
信号が消失領域に存在すると判定された場合であり、i
−1番目シンボルの判定データは誤りと推定されるの
で、等化信号123−1のi番目シンボルに対し領域判
定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 33;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(32)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−1におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
信号が消失領域に存在すると判定された場合であり、i
−1番目シンボルの判定データは誤りと推定されるの
で、等化信号123−1のi番目シンボルに対し領域判
定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 33;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(32)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−1におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【0014】34; 領域判定II(しきい値TH2 ) 領域判定II(32)において消失領域に存在すると判定
された場合である。この場合、等化信号123−1にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−2のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 35;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(34)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−2におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
された場合である。この場合、等化信号123−1にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−2のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 35;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(34)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−2におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【0015】36;領域判定II(しきい値TH2 ) 領域判定II(34)において消失領域に存在すると判定
された場合である。この場合、等化信号123−2にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−3のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 37;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(36)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−3におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
された場合である。この場合、等化信号123−2にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−3のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 37;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(36)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−3におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【0016】38;領域判定II(しきい値TH2 ) 領域判定II(36)において消失領域に存在すると判定
された場合である。この場合、等化信号123−3にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−4のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 39;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(38)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−4におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
された場合である。この場合、等化信号123−3にお
けるi−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−4のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。 39;i−1番目シンボル判定更新 領域判定II(38)において判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−4におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【0017】40;i−1番目シンボル判定確定 i−1番目シンボルの判定データの予想される全パター
ンを仮定して得られるi番目シンボルの等化信号に対し
て各々行った領域判定II(32,34,36,38)の
全てにおいて消失領域に存在すると判定された場合であ
る。この場合は、正しいと推定できるi−1番目シンボ
ルの判定データが存在しないので、i−1番目シンボル
の判定データに等化信号122におけるi−1番目シン
ボルの判定データを採用し、確定する。 41;i番目シンボル等化信号/i−1番目シンボル判
定データ 確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3と
確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3に
基づいたi番目シンボルの等化信号124−2を出力す
る。 42;i番目信号判定データ 確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3に
基づいたi番目シンボルの等化信号124−2から判定
される判定データをi番目シンボルの判定データ124
−1として出力する。
ンを仮定して得られるi番目シンボルの等化信号に対し
て各々行った領域判定II(32,34,36,38)の
全てにおいて消失領域に存在すると判定された場合であ
る。この場合は、正しいと推定できるi−1番目シンボ
ルの判定データが存在しないので、i−1番目シンボル
の判定データに等化信号122におけるi−1番目シン
ボルの判定データを採用し、確定する。 41;i番目シンボル等化信号/i−1番目シンボル判
定データ 確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3と
確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3に
基づいたi番目シンボルの等化信号124−2を出力す
る。 42;i番目信号判定データ 確定したi−1番目シンボルの判定データ124−3に
基づいたi番目シンボルの等化信号124−2から判定
される判定データをi番目シンボルの判定データ124
−1として出力する。
【0018】領域判定I,IIにおけるしきい値TH1 ,
TH2 は、以下に示す状態を区分するための境界であ
り、TH1 =TH2 の場合も含んでいる。 TH1 :雑音による信号点の拡がりを識別 TH2 :仮定した1シンボル前の判定データの確からし
さを識別
TH2 は、以下に示す状態を区分するための境界であ
り、TH1 =TH2 の場合も含んでいる。 TH1 :雑音による信号点の拡がりを識別 TH2 :仮定した1シンボル前の判定データの確からし
さを識別
【0019】以上図2,3で述べたように、本発明で
は、1シンボル前の判定データに対して以下で述べる2
通りの帰還を設け、1シンボル前の等化信号に対する領
域判定の結果から1シンボル前の判定データの正誤を推
定し、どちらかの帰還を選択する構成になっている。
は、1シンボル前の判定データに対して以下で述べる2
通りの帰還を設け、1シンボル前の等化信号に対する領
域判定の結果から1シンボル前の判定データの正誤を推
定し、どちらかの帰還を選択する構成になっている。
【0020】すなわち、1シンボル前の等化信号が判定
領域に存在する場合には、雑音の影響により信号点から
の距離が小さく、1シンボル前の判定データは正しいと
推定されるので、この判定データを帰還させる。逆に1
シンボル前の等化信号が消失領域に存在する場合には、
雑音の影響により信号点からの距離が大きく、1シンボ
ル前の判定データは誤りと推定されるので、この判定デ
ータを帰還させずに、予想される全ての1シンボル前の
判定データの中から現在のシンボルの等化信号が判定領
域に属するように1シンボル前の判定データを決定し、
その判定データを帰還させる。
領域に存在する場合には、雑音の影響により信号点から
の距離が小さく、1シンボル前の判定データは正しいと
推定されるので、この判定データを帰還させる。逆に1
シンボル前の等化信号が消失領域に存在する場合には、
雑音の影響により信号点からの距離が大きく、1シンボ
ル前の判定データは誤りと推定されるので、この判定デ
ータを帰還させずに、予想される全ての1シンボル前の
判定データの中から現在のシンボルの等化信号が判定領
域に属するように1シンボル前の判定データを決定し、
その判定データを帰還させる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
信号空間を判定領域と消失領域とに区分し、1シンボル
前の等化信号が消失領域に存在する場合には、1シンボ
ル前の判定データを帰還させずに、現在のシンボルの等
化信号が判定領域に属するように1シンボル前の判定デ
ータを決定することで、簡易な回路構成により、判定帰
還型等化器における誤り伝搬を防止することができる。
信号空間を判定領域と消失領域とに区分し、1シンボル
前の等化信号が消失領域に存在する場合には、1シンボ
ル前の判定データを帰還させずに、現在のシンボルの等
化信号が判定領域に属するように1シンボル前の判定デ
ータを決定することで、簡易な回路構成により、判定帰
還型等化器における誤り伝搬を防止することができる。
【図1】本発明の一実施例における受信機のブロック構
成図である。
成図である。
【図2】図1の実施例に用いる判定帰還型等化回路の1
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図3】図2の判定帰還型等化回路に用いる領域判定器
の動作を説明するための動作フローチャートである。
の動作を説明するための動作フローチャートである。
【図4】図2の判定帰還型等化回路に用いる領域判定器
の動作を説明するための信号領域区分図である。
の動作を説明するための信号領域区分図である。
10 アンテナ 11 ダウンコンバート回路 12 AD変換回路 13 伝送路特性抽出回路 14 判定帰還型等化回路 20 乗算器 21 減算器 22 波形等化部 22−1 レジスタ 23 波形等化器 24 領域判定部 25 加算器 26 乗算器 27 シフトレジスタ 28 レジスタ 29 重み付け回路 111 アナログベースバンドIQ信号 112 ディジタルIQ信号 113 伝送路インパルス応答信号 114 受信データ 120 パイロット同期検波信号 121 等化信号 122 等化信号 123−1〜123−4 等化信号 124−1 判定データ 124−2 推定データ等化信号 124−3 判定データ 125 符号間干渉成分信号 128 等化信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年7月26日(2000.7.2
6)
6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第2の波形等化手段となる波形等化部23
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
【外1】 に対して伝送路インパルス応答信号113中の1シンボ
ル遅延波に対応した成分h1 と最初の到来波に対応した
成分の複素共役h0 * との積h1 h0 * を乗算器で重み
付けすることにより1シンボル遅延波に対応した符号間
干渉成分信号を生成する。波形等化部23に入力される
1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化信号
121は、予想される全ての1シンボル遅延波に対応し
た符号間干渉成分信号を減算器において各々差し引くこ
とによって、符号間干渉成分の抑圧された等化信号12
3−1〜123−4になる。領域判定器24では、図4
に示すようにしきい値TH1 (TH2 )を境に信号空間
を黒丸印で示す信号点に近い領域(ハッチングをつけた
判定領域)とその信号点から遠い領域(消失領域)とに
区分する。前記判定領域は信号点を中心に丸形となるの
が正しいが、等化信号と信号点との距離を求め判定を行
うので、回路構成が複雑化し、現実的ではない。複雑な
回路構成を避けるため、信号点を中心に四角形となるよ
う判定領域を近似する。図5に示すように判定領域を四
角形とすることで、I,Q成分毎に判定を行えるので、
回路構成を簡素化することができる。後述する領域判定
器24の動作は、判定領域を四角形とした場合について
説明している。レジスタ28から領域判定器24に入力
されるi−1番目シンボルの等化信号128が、判定領
域と消失領域のどちらの領域に存在するかによって、入
力されるi番目シンボルの等化信号122,123−1
〜123−4の中から後述する手順により等化信号を選
択し、i番目シンボルの等化信号124−2,i番目シ
ンボルの判定データ124−1及びi−1番目シンボル
の判定データ124−3を出力する。
ル遅延波に対応した成分h1 と最初の到来波に対応した
成分の複素共役h0 * との積h1 h0 * を乗算器で重み
付けすることにより1シンボル遅延波に対応した符号間
干渉成分信号を生成する。波形等化部23に入力される
1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化信号
121は、予想される全ての1シンボル遅延波に対応し
た符号間干渉成分信号を減算器において各々差し引くこ
とによって、符号間干渉成分の抑圧された等化信号12
3−1〜123−4になる。領域判定器24では、図4
に示すようにしきい値TH1 (TH2 )を境に信号空間
を黒丸印で示す信号点に近い領域(ハッチングをつけた
判定領域)とその信号点から遠い領域(消失領域)とに
区分する。前記判定領域は信号点を中心に丸形となるの
が正しいが、等化信号と信号点との距離を求め判定を行
うので、回路構成が複雑化し、現実的ではない。複雑な
回路構成を避けるため、信号点を中心に四角形となるよ
う判定領域を近似する。図5に示すように判定領域を四
角形とすることで、I,Q成分毎に判定を行えるので、
回路構成を簡素化することができる。後述する領域判定
器24の動作は、判定領域を四角形とした場合について
説明している。レジスタ28から領域判定器24に入力
されるi−1番目シンボルの等化信号128が、判定領
域と消失領域のどちらの領域に存在するかによって、入
力されるi番目シンボルの等化信号122,123−1
〜123−4の中から後述する手順により等化信号を選
択し、i番目シンボルの等化信号124−2,i番目シ
ンボルの判定データ124−1及びi−1番目シンボル
の判定データ124−3を出力する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】図2の判定帰還形等化器に用いる領域判定器の
信号領域区分原理図である。
信号領域区分原理図である。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】図2の判定帰還形等化器に用いる領域判定器の
動作を説明するための信号領域区分図である。
動作を説明するための信号領域区分図である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】追加
【補正内容】
【図5】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月24日(2001.5.2
4)
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、伝送路におけるフェージングによって生じる
受信信号の波形歪みを等化するために、前記伝送路の伝
送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、前記伝送路
特性抽出手段により抽出された該伝送路のインパルス応
答を用いて、現在のシンボルの判定データからと推定さ
れた1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号と
2シンボル以上の遅延波に対応した符号間干渉成分信号
とに基づき前記受信信号の波形等化を行う第1の波形等
化手段と、前記伝送路特性抽出手段により抽出された該
伝送路のインパルス応答を用いて、予想される全ての1
シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号に基づき
1シンボル遅延波の符号間干渉成分を含む等化信号の波
形等化を行う第2の波形等化手段と、1シンボル前の等
化信号の存在領域を判定することにより雑音の影響を受
け判定誤りが生じているか否かを推定し、判定誤りが生
じていると推定される場合には、前記第2の波形等化手
段により波形等化された現在のシンボルの等化信号に各
々領域判定を施すことにより、その等化信号の中から正
しいと推定される現在のシンボルの等化信号と、その等
化信号を復号して得られる現在のシンボルの判定データ
と、その等化信号の波形等化に用いた前記1シンボル前
の判定データの3信号を出力する領域判定手段と前記1
シンボル前の判定データを用いて、前記2シンボル以上
の遅延波に対応した符号間干渉成分信号を作成して前記
第1の波形等化手段に供給する手段と、を備えた構成を
有している。
するため、伝送路におけるフェージングによって生じる
受信信号の波形歪みを等化するために、前記伝送路の伝
送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段と、前記伝送路
特性抽出手段により抽出された該伝送路のインパルス応
答を用いて、現在のシンボルの判定データからと推定さ
れた1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号と
2シンボル以上の遅延波に対応した符号間干渉成分信号
とに基づき前記受信信号の波形等化を行う第1の波形等
化手段と、前記伝送路特性抽出手段により抽出された該
伝送路のインパルス応答を用いて、予想される全ての1
シンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号に基づき
1シンボル遅延波の符号間干渉成分を含む等化信号の波
形等化を行う第2の波形等化手段と、1シンボル前の等
化信号の存在領域を判定することにより雑音の影響を受
け判定誤りが生じているか否かを推定し、判定誤りが生
じていると推定される場合には、前記第2の波形等化手
段により波形等化された現在のシンボルの等化信号に各
々領域判定を施すことにより、その等化信号の中から正
しいと推定される現在のシンボルの等化信号と、その等
化信号を復号して得られる現在のシンボルの判定データ
と、その等化信号の波形等化に用いた前記1シンボル前
の判定データの3信号を出力する領域判定手段と前記1
シンボル前の判定データを用いて、前記2シンボル以上
の遅延波に対応した符号間干渉成分信号を作成して前記
第1の波形等化手段に供給する手段と、を備えた構成を
有している。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】波形等化部22において、1シンボル前の
判定データai-1 ハット22−1を伝送路インバルス応
答信号113中の1シンボル遅延波に対応した成分h1
と最初の到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積
h1 h0 * により乗算器22−2において重み付けする
ことにより、1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成
分信号122−2を生成する。波形等化部22に入力さ
れる1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化
信号121は、減算器22−3において1シンボル遅延
波に対応した符号間干渉成分信号122−2を差し引く
ことによって符号間干渉成分が抑圧された等化信号12
2になる。従って、減算器21と波形等化器22は、伝
送路インパルス応答信号113を用いて、2シンボル以
上の遅延波に対応した符号間干渉成分信号125と1シ
ンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号122−2
に基づき波形等化を行う第1の波形等化手段を構成す
る。
判定データai-1 ハット22−1を伝送路インバルス応
答信号113中の1シンボル遅延波に対応した成分h1
と最初の到来波に対応した成分の複素共役h0 * との積
h1 h0 * により乗算器22−2において重み付けする
ことにより、1シンボル遅延波に対応した符号間干渉成
分信号122−2を生成する。波形等化部22に入力さ
れる1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含む等化
信号121は、減算器22−3において1シンボル遅延
波に対応した符号間干渉成分信号122−2を差し引く
ことによって符号間干渉成分が抑圧された等化信号12
2になる。従って、減算器21と波形等化器22は、伝
送路インパルス応答信号113を用いて、2シンボル以
上の遅延波に対応した符号間干渉成分信号125と1シ
ンボル遅延波に対応した符号間干渉成分信号122−2
に基づき波形等化を行う第1の波形等化手段を構成す
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】第2の波形等化手段となる波形等化部23
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
では、予測される1シンボル前の判定データの全パター
ン
【外1】 を、伝送路インパルス応答信号113中の1シンボル遅
延波に対応した成分h1と最初の到来波に対応した成分
の複素共役h0 * との積h1 h0 * により、図示しない
乗算器において重み付けすることにより、1シンボル遅
延波に対応した符号間干渉成分信号23−1,23−
2,23−3,23−4を生成する。波形等化部23に
入力される1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含
む等化信号121は、予想される全ての1シンボル遅延
波に対応した符号間干渉成分信号23−1,23−2,
23−3,23−4を各減算器231,232,23
3,234において各々差し引くことによって、符号間
干渉成分の抑圧された等化信号123−1〜123−4
になる。領域判定器24では、図4に示すようにしきい
値TH1 (TH2 )を境に信号空間を黒丸印で示す本来
の信号点に近い領域(ハッチングをつけた判定領域)と
本来の信号点から遠い領域(消失領域)とに区分する。
前記判定領域は信号点を中心に丸形となるのが正しい
が、等化信号と信号点との距離を求め判定を行うので、
回路構成が複雑化し、現実的ではない。複雑な回路構成
を避けるため、信号点を中心に四角形となるよう判定領
域を近似する。図5に示すように判定領域を四角形とす
ることで、I,Q成分毎に判定を行えるので、回路構成
を簡素化することができる。後述する領域判定器24の
動作は、判定領域を四角形とした場合について説明して
いる。レジスタ28から領域判定器24に入力されるi
−1番目シンボルの等化信号128の信号点が、判定領
域と消失領域のどちらの領域に存在するかによって、入
力されるi番目のシンボルの等化信号122,123−
1〜123−4の中から後述する手順により等化信号を
選択し、i番目シンボルの等化信号124−2,i番目
シンボルの判定データ124−1及びi−1番目シンボ
ルの判定データ124−3を出力する。
延波に対応した成分h1と最初の到来波に対応した成分
の複素共役h0 * との積h1 h0 * により、図示しない
乗算器において重み付けすることにより、1シンボル遅
延波に対応した符号間干渉成分信号23−1,23−
2,23−3,23−4を生成する。波形等化部23に
入力される1シンボル遅延波の符号間干渉成分のみを含
む等化信号121は、予想される全ての1シンボル遅延
波に対応した符号間干渉成分信号23−1,23−2,
23−3,23−4を各減算器231,232,23
3,234において各々差し引くことによって、符号間
干渉成分の抑圧された等化信号123−1〜123−4
になる。領域判定器24では、図4に示すようにしきい
値TH1 (TH2 )を境に信号空間を黒丸印で示す本来
の信号点に近い領域(ハッチングをつけた判定領域)と
本来の信号点から遠い領域(消失領域)とに区分する。
前記判定領域は信号点を中心に丸形となるのが正しい
が、等化信号と信号点との距離を求め判定を行うので、
回路構成が複雑化し、現実的ではない。複雑な回路構成
を避けるため、信号点を中心に四角形となるよう判定領
域を近似する。図5に示すように判定領域を四角形とす
ることで、I,Q成分毎に判定を行えるので、回路構成
を簡素化することができる。後述する領域判定器24の
動作は、判定領域を四角形とした場合について説明して
いる。レジスタ28から領域判定器24に入力されるi
−1番目シンボルの等化信号128の信号点が、判定領
域と消失領域のどちらの領域に存在するかによって、入
力されるi番目のシンボルの等化信号122,123−
1〜123−4の中から後述する手順により等化信号を
選択し、i番目シンボルの等化信号124−2,i番目
シンボルの判定データ124−1及びi−1番目シンボ
ルの判定データ124−3を出力する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図2の領域判定器24の動作を図3に示
す。図3におけるチャート及び信号動作の詳細を以下に
説明する。30;領域判定I(しきい値TH1 )i−1
番目シンボルの等化信号128に対し領域判定を行い、
i−1番目のシンボルの存在領域を判定する。31;i
−1番目シンボル判定確定領域判定I(30)において
i−1番目シンボルの等化信号の信号点が判定領域に存
在すると判定された場合であり、i−1番目シンボルの
判定データは正しいと推定されるので、i−1番目シン
ボルの判定データを等化信号122におけるi−1番目
シンボル判定データに確定する。
す。図3におけるチャート及び信号動作の詳細を以下に
説明する。30;領域判定I(しきい値TH1 )i−1
番目シンボルの等化信号128に対し領域判定を行い、
i−1番目のシンボルの存在領域を判定する。31;i
−1番目シンボル判定確定領域判定I(30)において
i−1番目シンボルの等化信号の信号点が判定領域に存
在すると判定された場合であり、i−1番目シンボルの
判定データは正しいと推定されるので、i−1番目シン
ボルの判定データを等化信号122におけるi−1番目
シンボル判定データに確定する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】32;領域判定II(しきい値TH2 )領域
判定I(30)においてi−1番目シンボルの等化信号
の信号点が消失領域に存在すると判定された場合であ
り、i−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−1のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。
33;i−1番目シンボル判定更新領域判定II(32)
においてi−1番目のシンボルの等化信号の信号点が判
定領域に存在すると判定された場合である。この場合、
i−1番目シンボルの判定データは正しいと推定される
ので、i−1番目シンボルの判定データを等化信号12
3−1におけるi−1番目シンボルの判定データに更新
し、確定する。
判定I(30)においてi−1番目シンボルの等化信号
の信号点が消失領域に存在すると判定された場合であ
り、i−1番目シンボルの判定データは誤りと推定され
るので、等化信号123−1のi番目シンボルに対し領
域判定を行い、i番目シンボルの存在領域を判定する。
33;i−1番目シンボル判定更新領域判定II(32)
においてi−1番目のシンボルの等化信号の信号点が判
定領域に存在すると判定された場合である。この場合、
i−1番目シンボルの判定データは正しいと推定される
ので、i−1番目シンボルの判定データを等化信号12
3−1におけるi−1番目シンボルの判定データに更新
し、確定する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】34; 領域判定II(しきい値TH2 )領域判
定II(32)においてi番目のシンボルの等化信号の信
号点が消失領域に存在すると判定された場合である。こ
の場合、等化信号123−1におけるi−1番目シンボ
ルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号12
3−2のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番目
シンボルの存在領域を判定する。35;i−1番目シン
ボル判定更新領域判定II(34)においてi番目のシン
ボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定さ
れた場合である。この場合、i−1番目シンボルの判定
データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボル
の判定データを等化信号123−2におけるi−1番目
シンボルの判定データに更新し、確定する。
定II(32)においてi番目のシンボルの等化信号の信
号点が消失領域に存在すると判定された場合である。こ
の場合、等化信号123−1におけるi−1番目シンボ
ルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号12
3−2のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番目
シンボルの存在領域を判定する。35;i−1番目シン
ボル判定更新領域判定II(34)においてi番目のシン
ボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定さ
れた場合である。この場合、i−1番目シンボルの判定
データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボル
の判定データを等化信号123−2におけるi−1番目
シンボルの判定データに更新し、確定する。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】36;領域判定II(しきい値TH2 )領域
判定II(34)においてi番目のシンボルの等化信号の
信号点が消失領域に存在すると判定された場合である。
この場合、等化信号123−2におけるi−1番目シン
ボルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号1
23−3のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番
目シンボルの存在領域を判定する。37;i−1番目シ
ンボル判定更新領域判定II(36)においてi番目のシ
ンボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−3におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
判定II(34)においてi番目のシンボルの等化信号の
信号点が消失領域に存在すると判定された場合である。
この場合、等化信号123−2におけるi−1番目シン
ボルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号1
23−3のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番
目シンボルの存在領域を判定する。37;i−1番目シ
ンボル判定更新領域判定II(36)においてi番目のシ
ンボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−3におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】38;領域判定II(しきい値TH2 )領域
判定II(36)においてi番目のシンボルの等化信号の
信号点が消失領域に存在すると判定された場合である。
この場合、等化信号123−3におけるi−1番目シン
ボルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号1
23−4のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番
目シンボルの存在領域を判定する。39;i−1番目シ
ンボル判定更新領域判定II(38)においてi番目のシ
ンボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−4におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
判定II(36)においてi番目のシンボルの等化信号の
信号点が消失領域に存在すると判定された場合である。
この場合、等化信号123−3におけるi−1番目シン
ボルの判定データは誤りと推定されるので、等化信号1
23−4のi番目シンボルに対し領域判定を行い、i番
目シンボルの存在領域を判定する。39;i−1番目シ
ンボル判定更新領域判定II(38)においてi番目のシ
ンボルの等化信号の信号点が判定領域に存在すると判定
された場合である。この場合、i−1番目シンボルの判
定データは正しいと推定されるので、i−1番目シンボ
ルの判定データを等化信号123−4におけるi−1番
目シンボルの判定データに更新し、確定する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】以上図2,3で述べたように、本発明で
は、1シンボル前の判定データに対して以下で述べる2
通りの帰還手順を設け、1シンボル前の等化信号に対す
る領域判定の結果から1シンボル前の判定データの正誤
を推定し、どちらかの帰還を選択する構成になってい
る。
は、1シンボル前の判定データに対して以下で述べる2
通りの帰還手順を設け、1シンボル前の等化信号に対す
る領域判定の結果から1シンボル前の判定データの正誤
を推定し、どちらかの帰還を選択する構成になってい
る。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 敦 東京都杉並区久我山一丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内 Fターム(参考) 5K004 AA05 FA05 FH03 FH10 5K046 AA05 EE10 EE47 EE56 EF29 EF34
Claims (1)
- 【請求項1】 無線伝送路におけるフェージングによっ
て生じる受信信号の波形の歪みを等化するために、 前記伝送路の伝送路特性を抽出する伝送路特性抽出手段
と、 前記伝送路特性抽出手段により抽出された該伝送路のイ
ンパルス応答を用いて、2シンボル以上の遅延波に対応
した符号間干渉成分信号と推定された1シンボル遅延波
に対応した符号間干渉成分信号とに基づき波形等化を行
う第1の波形等化手段と、 前記伝送路特性抽出手段により抽出された該伝送路のイ
ンパルス応答を用いて、2シンボル以上の遅延波に対応
した符号間干渉成分信号と予想される全ての1シンボル
遅延波に対応した符号間干渉成分データとに基づき波形
等化を行う第2の波形等化手段と、 1シンボル前の等化信号の存在領域を判定することによ
り雑音の影響を受け判定誤りが生じているか否かを推定
し、判定誤りが生じていると推定される場合には、前記
第2の波形等化手段により波形等化された現在のシンボ
ルの等化信号に各々領域判定を施すことにより、その等
化信号の中から正しいと推定される現在のシンボルの等
化信号と、その等化信号を復号して得られる現在のシン
ボルの判定データと、その等化信号の波形等化に用いた
1シンボル前の判定データの3信号を出力する領域判定
手段とを備えた判定帰還型等化器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000169165A JP2001345743A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 判定帰還型等化器 |
US09/866,954 US6996169B2 (en) | 2000-06-06 | 2001-05-29 | Decision feedback equalizer |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000169165A JP2001345743A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 判定帰還型等化器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001345743A true JP2001345743A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18672065
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000169165A Pending JP2001345743A (ja) | 2000-06-06 | 2000-06-06 | 判定帰還型等化器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6996169B2 (ja) |
JP (1) | JP2001345743A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0214729D0 (en) * | 2002-06-26 | 2002-08-07 | Koninkl Philips Electronics Nv | Digital receiver arrangement and related method |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2551231B2 (ja) * | 1990-11-16 | 1996-11-06 | 日本電気株式会社 | 判定帰還形等化器 |
JP3102221B2 (ja) * | 1993-09-10 | 2000-10-23 | 三菱電機株式会社 | 適応等化器および適応ダイバーシチ等化器 |
US6680971B1 (en) * | 1998-05-18 | 2004-01-20 | Sarnoff Corporation | Passband equalizer for a vestigial sideband signal receiver |
TWI234955B (en) * | 2002-05-03 | 2005-06-21 | Faraday Tech Corp | Receiver having baseline offset compensation function |
-
2000
- 2000-06-06 JP JP2000169165A patent/JP2001345743A/ja active Pending
-
2001
- 2001-05-29 US US09/866,954 patent/US6996169B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6996169B2 (en) | 2006-02-07 |
US20010053181A1 (en) | 2001-12-20 |
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