JP2001345313A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP2001345313A JP2000161919A JP2000161919A JP2001345313A JP 2001345313 A JP2001345313 A JP 2001345313A JP 2000161919 A JP2000161919 A JP 2000161919A JP 2000161919 A JP2000161919 A JP 2000161919A JP 2001345313 A JP2001345313 A JP 2001345313A
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Kuniaki Horie
邦明 堀江
Yuji Araki
裕二 荒木
Kiwamu Tsukamoto
究 塚本
Yukio Fukunaga
由紀夫 福永
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Ebara Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の昇温時間を大幅に短縮して装置として
のスループットを向上させることができるようにした基
板処理装置を提供する。 【解決手段】 処理室14内に搬入した基板Wを基板台
座部26で保持し加熱しつつ処理する基板処理装置であ
って、基板台座部26を構成する分離自在な基板ホルダ
24を有し、加熱した基板ホルダ24上に基板Wを載置
保持して基板ホルダ24ごと処理室14内に搬入するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばチタン酸バ
リウム/ストロンチウム等の高誘電体又は強誘電体薄膜
や配線用の銅膜等を基板上に形成したり、基板にエッチ
ング処理を施すのに使用される基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体産業における集積回路の集
積度の向上はめざましく、現状のメガビットオーダか
ら、将来のギガビットオーダを睨んだDRAMの研究開
発が行われている。かかるDRAMの製造のためには、
小さな面積で大容量が得られるキャパシタ素子が必要で
ある。
【0003】このような大容量素子の製造に用いる誘電
体薄膜として、誘電率が10以下であるシリコン酸化膜
やシリコン窒化膜に替えて、誘電率が20〜30程度で
ある五酸化タンタル(Ta)薄膜、あるいは誘電
率が300程度であるチタン酸バリウム(BaTi
)、チタン酸ストロンチウム(SrTiO)又は
これらの混合物であるチタン酸バリウムストロンチウム
等の金属酸化物薄膜材料が有望視されている。また、さ
らに誘電率が高いPZT、PLZT、Y1等の強誘電体
の薄膜材料も有望視されている。
【0004】上記の他、配線材料として、アルミニウム
に比べ配線抵抗が小さく、エレクトロマイグレーション
耐性に優れた銅も有望視されている。更に、ゲート絶縁
膜の材料として、BiVO,BiTi12,YM
nO,ZnO,(Zn,Cd)S等が、ペロブスカイ
ト構造の電極材料として、SrRuO,BaRu
,IrO,CaRuO等が、バリア層やバッファ
層の材料として、MgO,Y,YSZ,TaN等
が、超伝導材料として、La−Ba−Cu−O,La−
Sr−Cu−O,Y−Ba−Cu−O,Bi−Sr−C
a−Cu−O,Tl−Ba−Ca−Cu−O,Hg−B
a−Ca−Cu−O等が有望視されている。
【0005】ここで、基板にDRAMの電極用誘電膜材
料のBSTを成膜したり、配線用の銅膜、TiN膜を成
膜する化学気相成長装置(CVD)、或いはその他のエ
ッチング装置等の枚葉式の半導体製造装置においては、
プロセスチャンバとしての処理室を有し、この処理室内
に一枚ずつ搬入した基板を基板台座部で保持し、基板を
基板台座部に設けられた加熱手段を介して一定の温度に
加熱しつつ処理(成膜やエッチング)することが広く行
われている。
【0006】例えば、チタン酸バリウム/ストロンチウ
ム等の高誘電体又は強誘電体薄膜を形成するための成膜
装置の処理室には、例えば、図6(a)に示すように、
ヒータ等の加熱手段100を内蔵した基板台(ホットプ
レート)102のみからなる基板台座部104aや、図
6(b)に示すように、このような基板台(ホットプレ
ート)102の上に基板ホルダ106を常設して構成し
た基板台座部104bが配置されており、この基板台
(ホットプレート)102または基板ホルダ106上に
基板Wを搬送して載置し、加熱手段100を介して基板
Wを所定温度に加熱しつつ、処理室の上部に設けられた
ガス噴射ヘッドから原料ガスと酸化ガスとの混合ガスを
基板Wに向けて噴射して、基板Wの表面に薄膜を成長さ
せるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、基板を加熱
して処理を施す場合には、基板の温度によって処理後の
状態が変動するため、基板をその全面に亘ってできるだ
け所定温度に均一となるように加熱する必要がある。し
かし、枚葉式の基板処理装置の場合、基板をその全面に
亘ってできるだけ所定温度に均一となるように加熱する
と、図7に示すように、基板温度が所定温度Tに近く
なると、基板と加熱手段(ヒータ)との温度差が小さく
なって、基板の昇温にかなりの時間を要し、スループッ
トを低下させてしまうといった問題があった。
【0008】特に、基板台(ホットプレート)の上面に
基板ホルダを常設して、この基板ホルダの上に基板を載
置保持するようにした基板台座部にあっては、基板台
(ホットプレート)と基板ホルダの間と、基板ホルダと
基板の間の2カ所に大きな熱抵抗(微小なクリアラン
ス)を有する構造となるため、基板を均一に加熱するた
めには、基板を基板ホルダ上へ設置した時の基板ホル
ダ表面の温度低下、基板ホルダの所定温度への加熱、
基板ホルダを通しての基板の所定温度への加熱、とい
う昇温プロセスとなって、基板の昇温時間が更に長くな
ってしまう。
【0009】ここで、枚葉式の基板処理装置のように、
一枚毎に基板を処理する場合には、基板の加熱時間がそ
のまま処理時間に加えられてスループットが決まってし
まい、例えば、成膜やエッチングといった真の処理時間
が3分で、基板の予熱に3分を要すると、搬送時間等を
無視すると、予熱のためにスループットが約1/2にな
ってしまう。
【0010】なお、基板を予熱室で予め加熱しておき、
加熱した基板をロボットハンド等の搬送装置で処理室の
基板台座部の上面に搬送して載置することでスループッ
トを上げることも行われているが、この場合でも、図8
に実線で示すように、基板の搬送の過程で、基板の熱容
量が小さいためロボットハンド等と直接接触した時に基
板は急速に冷却されてしまい、処理室での再加熱が必要
となって、予熱時間はt→tになるだけの効果しか
ない。また、基板の搬送の過程での冷却を考慮して、基
板を所定温度TよりΔtだけ高い温度に加熱すること
で処理室での再加熱を省くことも考えられるが、プロセ
ス上、所定温度T以上に基板を加熱できない場合が多
い。また、T以上昇温してもプロセス上問題ない場合
であっても、基板はロボットハンドの接触部のみ冷却さ
れ不均一性が生じてしまい、その不均一を均一にするた
めの時間が必要となる。
【0011】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、基板の昇温時間を大幅に短縮して装置としてのスル
ープットを向上させることができるようにした基板処理
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、処理室内に搬入した基板を基板台座部で保持し加熱
しつつ処理する基板処理装置において、前記基板台座部
を構成する分離自在な基板ホルダ有し、加熱した基板ホ
ルダ上に基板を載置保持して基板ホルダごと処理室内に
搬入するようにしたことを特徴とする基板処理装置であ
る。
【0013】これにより、基板の搬送の課程でロボット
ハンド等の搬送装置に直接接触する基板ホルダは冷却さ
れるものの、基板の冷却を抑えることができ、しかも冷
却された基板ホルダの下面を容易に加熱して、直ちに基
板の処理に移行することができる。特に、基板ホルダと
して熱容量の大きいものを使用すれば、基板の温度低下
を実質的に無視することができる。ここで、熱伝導率の
大きいものを使用すると基板への熱供給速度は大きくな
るが、熱伝導率も大きくなるので、対流がある場合、搬
送中に放熱しやすくなる。一方、熱伝導率の小さいもの
を使用すると、放熱は少なくなるが基板への熱供給速度
も小さくなる。従って、対流が無視できる程度の真空度
で搬送する様な場合は、外周への放熱はロボットハンド
と接触部を除くと(ロボットハンドの接触部は小さくで
きる)輻射のみとなり熱伝導率とは無関係になり、基板
ホルダとして熱伝導率の大きいものを使用した方が、熱
供給速度が大きくなる。
【0014】請求項2に記載の発明は、前記基板ホルダ
は、内部に発熱機構を有することを特徴とする請求項1
記載の基板処理装置である。これにより、基板ホルダに
内蔵した発熱機構で基板ホルダ自体を加熱することで、
基板ホルダの加熱による基板の昇温時間を短くすること
ができる。この発熱機構としては、例えばカーボンヒー
タやSiCヒータ等を挙げることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、基板ホルダ及び
/または基板ホルダと基板を加熱する予熱室を備えたこ
とを特徴とする請求項1または2記載の基板処理装置で
ある。これにより、予熱室で基板ホルダを加熱し、この
加熱した基板ホルダ上に基板を載置保持して処理室内に
基板ホルダごと搬入することで、基板の加熱時間を短く
することができる。ここで、本機構を有すれば、クラス
タが複数連結されている場合であっても、基板ホルダ自
体に発熱機構を有していれば処理室内での加熱時間を短
くできる。基板ホルダに加熱機構を設けていない場合で
複数のクラスタが連結されている場合、予熱室を連結部
分に設けると両側の処理室に直ちに基板ホルダを移動で
きるので、基板が冷却される時間を最小限にできる。
【0016】請求項4に記載の発明は、前記予熱室内に
基板ホルダ及び/または基板ホルダと基板の加熱に供す
る機構を配置したことを特徴とする請求項3記載の基板
処理装置である。この機構としては、基板ホルダ自体に
発熱機構を有している場合は、この発熱機構に電力を供
給する給電機構であり、また基板ホルダ自体に発熱機構
を有していない場合は、輻射熱を利用したヒータや、誘
導加熱を利用した高周波加熱装置等が挙げられる。請求
項5に記載の発明は、基板ホルダの搬送機に基板ホルダ
を加熱する機構を設けたことを特徴とする基板処理装置
である。これにより、搬送の過程での基板の温度低下を
より確実に防止することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図3は、本発明の第1の
実施の形態の基板処理装置を示すもので、この基板処理
装置には、内部にロボット等の搬送装置を有する横断面
六角形状の搬送室10が備えられ、この搬送室10の周
囲に、2個のロードロック室12と、例えばエッチング
や成膜等の処理を行う処理室14がゲートバルブ16
a,16bを介して接続され、更に予熱室18と基板ホ
ルダ室20がゲートバルブ16c,16dを介して接続
されている。
【0018】処理室14の内部には、給電装置22が配
置され、この給電装置22の上面に分離自在な基板ホル
ダ24を載置することで、基板Wを保持し加熱する基板
台座部26が構成されるようになっている。つまり、こ
の基板ホルダ24は、例えば、カーボンヒータやSiC
ヒータ等の発熱機構28の周囲をセラミックス30で囲
って構成され、給電装置22から発熱機構28に給電す
ることで、基板ホルダ24の上面に載置保持した基板W
を加熱するようになっている。このため、基板ホルダ2
4の下面には、2個の凹状の雌型給電端子32が、給電
装置22の上面の該雌型給電端子32の対応する位置に
は、雄型給電端子34が設けられている。
【0019】ここで、この実施の形態では、図3に示す
ように、雌型給電端子32の底面は反応ガスによる変質
を防ぐため白金層36で覆われ、雄型給電端子34は銅
線38の露出表面を白金層40で覆って構成されてい
る。この構造で多少の高温の酸化雰囲気においても使用
できる。また、給電部の酸化が問題とならない還元性の
雰囲気で処理を行う場合には、他の材料で覆っても良
い。例えば、白金の他に、Ta,Mo,W,Re等の金
属で覆うことで、比較的高温の雰囲気で使用可能とな
る。それ以外に、例えばLaB,WC,ZrN,Ti
N,TaN等の導電セラミックスで覆っても良い。酸化
雰囲気用としては酸化物導電体を使用してもよい。酸化
物導電体としてはIrO,RuO等がある。
【0020】なお、図示しないが、基板ホルダ24の下
面の他の一カ所には凹部が、給電装置22の上面の該凹
部に対応する位置には、これに嵌入する凸部が設けら
れ、これによって、3点支持による確実な給電が行える
ようになっている。
【0021】また、給電装置22の上に基板ホルダ24
を載置した時に、給電装置22の上面と基板ホルダ24
の下面との間に僅かの隙間Sができるよう構成され、更
に、給電装置22の中央部にパージガス導入口22aが
設けられている。これによって、処理中にこの隙間Sに
放射状に外方に拡がるようにパージガスを流すことで、
基板Wの処理に影響を与えることなく、給電部の酸化が
防止されるようになっている。
【0022】更に、給電装置22には、放射温度計42
が先端を上方に突出して挿着され、基板ホルダ24の該
放射温度計42の挿着位置には貫通孔が設けられてい
る。これによって、放射温度計42が基板Wの裏面に近
接して、基板Wの温度を直接測定するようになってい
る。
【0023】予熱室18にも、前記と同様な構成の給電
装置22が配置され、基板ホルダ24を予熱室18内に
搬入し給電装置22上に載置することで、予熱室18内
でも基板ホルダ24の加熱が行えるようになっている。
また、基板ホルダ室20には、他の基板ホルダ24が収
納されている。
【0024】次に、この実施の形態の基板処理装置によ
る基板の処理の一例を工程順に説明する。先ず、基板ホ
ルダ室20から基板ホルダ24を予熱室18内に搬入し
(ステップ)、給電装置22上に載置して、基板ホル
ダ24を加熱する(ステップ)。次に、ロードロック
室12から1枚の基板Wを取り出し、これを予熱室18
内に搬入し(ステップ)、加熱された基板ホルダ24
上に載置して基板Wを基板ホルダ24を介して予熱する
(ステップ)。
【0025】基板Wが所定温度に達した時に、基板Wを
基板ホルダ24と共に処理室14内に搬入する(ステッ
プ)。この時、基板Wの搬送の課程でロボットハンド
等の搬送装置に直接接触する基板ホルダ24は冷却され
るものの、基板Wの冷却を抑えることができ、しかも冷
却された基板ホルダの下面を容易に加熱して、直ちに基
板の処理に移行することができる。特に、基板ホルダと
して、熱容量の大きいものを使用すれば、基板Wは殆ど
冷却されず、この温度低下を実質的に無視することがで
きる。なお、ロボット等の搬送装置に給電装置を備え、
基板を基板ホルダと共に搬送する際にも基板ホルダを加
熱することで、この搬送の課程での基板の温度低下をよ
り確実に防止することができる。
【0026】そして、処理室14内で、基板ホルダ24
を介して基板Wを加熱しつつ基板Wの処理を行う(ステ
ップ)。このように、基板ホルダ24として、発熱機
構28を内蔵したものを使用して、基板ホルダ24自体
を加熱することで、基板Wの予熱室18及び処理室14
内での昇温時間をより短くすることができる。
【0027】この処理室14内での基板Wの処理と並行
して、次の処理のため、基板ホルダ室20内の基板ホル
ダ24を予熱室18内に搬入して、基板ホルダ24を加
熱する(上記ステップ)。基板Wの処理が終了した時
に、先ず処理後の基板Wをロードロック室12に戻し
(ステップ)、しかる後、処理室14内の基板ホルダ
24を給電装置22から分離して基板ホルダ室20に戻
す(ステップ)。
【0028】この実施の形態にあっては、内部に発熱機
構28を内蔵した基板ホルダ24を使用し、基板ホルダ
24自体を加熱することで、基板Wの予熱室18及び処
理室14内での昇温時間をより短縮するようにした例を
示しているが、図6(b)に示す、通常の基板ホルダ1
06を備えた基板台座部104bを使用しても良い。こ
の場合、例えば、図4に示すように、予熱室18の内部
に基板ホルダ106の周縁部を載置保持するリング状の
基板ホルダ保持部50を配置するとともに、この基板ホ
ルダ保持部50を挟んでこの上下にランプ等の加熱手段
52を配置しておく。そして、予熱室18内に搬入し基
板ホルダ保持部50で周縁部を載置保持した基板ホルダ
106を加熱手段52の輻射熱によって加熱し、更にこ
の加熱した基板ホルダ106上に基板Wを載置保持した
後、更に加熱し、しかる後、基板Wを基板ホルダ106
と共に処理室14内に搬入して基板ホルダ106を基板
台(ホットプレート)102(図6(b)参照)上に載
置し、この基板台102に内蔵された加熱手段100
(図6(b)参照)を介して基板Wを加熱しつつ処理す
る。
【0029】この場合にも、基板の搬送の過程における
基板Wの冷却を防止するとともに、ロボットハンド等に
直接接触して冷却される基板ホルダ106の下面を基板
台102で直接加熱することで、処理室14内での予熱
時間を殆ど有することなく、基板の処理に移行すること
ができる。
【0030】また、図5に示すように、予熱室18の内
部に、高周波電源54を有する誘導加熱を利用した高周
波加熱装置56を配置し、この加熱装置56で基板ホル
ダ58を直接加熱するようにしても良い。この場合、基
板ホルダとして、熱伝導性の良いSiC等のセラミック
スのみからなるものを使用しても良いが、被加熱物の発
熱に使われる電力Pと、比誘電率μ と、抵抗率ρと
の間には、 P∝μ /ρ の関係があるため、図5に示すように、例えばセラミッ
クス60の内部にμ /ρの大きなスチール62と銅
製の均熱板64を埋設して構成した基板ホルダ58を使
用することで、加熱効率を大幅に高めることができる。
また、このような、基板ホルダ58を使用した場合に
は、処理室14内での基板ホルダ58及び基板Wの加熱
に、このような高周波加熱装置を使用することで、処理
室14内における基板Wの加熱をより効率的に行うこと
ができる。
【0031】なお、この誘電加熱を利用した高周波加熱
装置の替わりに、誘電加熱を利用した高周波加熱装置を
使用しても良いことは勿論である。また、基板ホルダ上
に載置保持した基板を加熱する際の応答性を良くし、ま
たロボット等の搬送負荷を小さくするため、基板ホルダ
はできるだけ軽い(薄い)方が好ましく、更に、各室間
のゲートバルブの開口高さを小さくするためにも、基板
ホルダは薄い方が好ましい。このため、基板ホルダの肉
厚は、10mm以下であることが好ましい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
基板を加熱しつつ処理する際に、基板の昇温時間を大幅
に短縮して装置としてのスループットを向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の基板処理装置の全体構成
を示す平面図である。
【図2】図1の処理室内に配置される基板台座部を示す
断面図である。
【図3】図2の要部拡大図である。
【図4】基板ホルダの加熱の例の説明に付する図であ
る。
【図5】基板ホルダの他の加熱の例の説明に付する図で
ある。
【図6】従来の基板台座部のそれぞれ異なる例を示す正
面図である。
【図7】従来例における基板温度と加熱時間の関係を示
すグラフである。
【図8】同じく、基板を予め加熱した時の基板温度と加
熱時間との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 搬送室 12 ロードロック室 14 処理室 18 予熱室 20 基板ホルダ室 22 給電装置 22a パージガス導入口 24,58,106 基板ホルダ 26 基板台座部 28 発熱機構 32 雌型給電端子 34 雄型給電端子 36,40 白金層 38 銅線 42 放射温度計 50 基板ホルダ保持部 52 加熱手段 54 高周波電源 56 高周波加熱装置 62 スチール 64 均熱板 W 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塚本 究 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 福永 由紀夫 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 5F004 AA01 BB20 BC05 BC06 BD04 CA04 5F031 CA02 DA13 EA01 EA19 FA01 FA03 FA07 FA11 FA12 GA37 HA09 HA37 JA01 JA46 MA04 MA28 MA30 MA32 PA11 5F045 BB02 BB08 EB08 EK09 EM09 EN05 GB05

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理室内に搬入した基板を基板台座部で
    保持し加熱しつつ処理する基板処理装置において、 前記基板台座部を構成する分離自在な基板ホルダ有し、 加熱した基板ホルダ上に基板を載置保持して基板ホルダ
    ごと処理室内に搬入するようにしたことを特徴とする基
    板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記基板ホルダは、内部に発熱機構を有
    することを特徴とする請求項1記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 基板ホルダ及び/または基板ホルダと基
    板を加熱する予熱室を備えたことを特徴とする請求項1
    または2記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記予熱室内に基板ホルダ及び/または
    基板ホルダと基板の加熱に供する機構を配置したことを
    特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 基板ホルダの搬送機に基板ホルダを加熱
    する機構を設けたことを特徴とする基板処理装置。
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