JP2001344492A - 理美容室選択システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 近年、パーマ、カラーなどのヘア技術の進歩
に伴って、ヘアスタイルも多様化しており、個々の理美
容室が施術できるヘアスタイルは、その理美容室の客層
やスタイリストの収得しているヘア技術の差異、不得手
などもあるため、顧客が望んでいるヘアスタイルにはな
らないといった問題があった。 【解決手段】 理美容室の住所等の店舗情報、スタイリ
スト情報等の必要情報が記憶されているデータベース
と、顧客のコンピュータ等の情報端末機から地域、価
格、ヘアスタイル等の複数の検索条件が入力されると前
記データベースから前記検索条件に合致した理美容室を
選択し表示する検索手段とを具備した理美容室選択シス
テムである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はインターネットを利
用して複数の理美容室から最適な理美容室を選択し、か
つ、選択した理美容室への予約が行えるようにした理美
容室選択システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、インターネットを利用した理美容
室情報としては、個別の理美容室がホームページを作成
し、このホームページに理美容室の場所、営業日、メニ
ュー、価格やスタイリスト名等の情報を載せて表示し、
顧客はこのホームページを閲覧ができるようになってい
るものであるが、この情報は理美容室を選択する場合の
参考にする程度にすぎなかった。

【０００３】また、複数の理美容室の情報（名前、場所
程度）を集め、それを地域別に検索できるように紹介し
た検索サイトもあるが、この情報のみでは顧客が知りた
い情報としては不十分であり役立たないものであった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、顧客のほと
んどは、パーマ等の施術を受ける場合には、自分が望ん
でいるヘアスタイルを作成して欲しいと望み、それを施
術してくれる理美容室を選択したいと思っているが、前
記した従来のホームページやサイトでは、自分の望んで
いるヘアスタイルを施術してくれるのかを確認すること
ができなかった。

【０００５】そこで、多くの場合は理美容室に行った
り、自分がして欲しいと望んでいるヘアスタイル写真画
像（雑誌の切り抜きなど）を持参して、理美容室のスタ
イリストに提示したり、スタイリストとのカウンセリン
グによりその場でヘアスタイルを決定して施術を受けて
いた。

【０００６】しかし、近年、パーマ、カラーなどのヘア
技術の進歩に伴って、ヘアスタイルも多様化しており、
個々の理美容室が施術できるヘアスタイルは、その理美
容室の客層やスタイリストの修得しているヘア技術の差
異、不得手などもあるため、顧客が望んでいるヘアスタ
イルにはならないといった問題があった。

【０００７】また、従来より顧客は、自分が望んでいる
ヘアスタイルを望む地域で、希望する日時、妥当な価格
で施術してくれる理美容室を選択することを望んでいる
が、このような希望をかなえる手段がなかった。

【０００８】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、多数の理美容室を地
域や価格、ヘアスタイル等の所望の選択条件で自分の希
望する理美容室を選択し、かつ、希望する理美容室の特
定のスタイリストを指定して予約を行うことができるよ
うにした理美容室選択システムを提供せんとするにあ
る。

【０００９】

【課題を解決するための手段】本発明の理美容室選択シ
ステムは前記した目的を達成せんとするもので、その手
段は、理美容室の住所等の店舗情報、スタイリスト情報
等の必要情報が記憶されているデータベースと、顧客の
コンピュータ等の情報端末機から地域、価格、ヘアスタ
イル等の複数の検索条件が入力されると前記データベー
スから前記検索条件に合致した理美容室を選択し表示す
る検索手段とを具備したことを特徴とするものである。

【００１０】また、前記データベースには、前記選択さ
れた理美容室の各スタイリスト毎の予約情報を含む予約
申込みデータが組み込まれており、該予約申込みデータ
に基づいて作成された予約情報表示に予約を入力するこ
とにより、前記選択された理美容室のコンピュータに予
約情報を出力することが望ましく、さらに、前記データ
ベースには、スタイリストが得意とするヘアスタイル画
像が前記スタイリスト名と関連ずけられて記憶すること
が望ましい。

【００１１】また、前記データベースには、各理美容室
において得意とする複数のヘアスタイル画像が記憶され
ており、顧客が所望の前記ヘアスタイル画像をコンピュ
ータに取込み、かつ、自己を撮影した画像を同じく取込
み、前記ヘアスタイルと自己の画像とを合成できるよう
にすることが望ましい。

【００１２】また、前記データサーバには顧客の氏名、
住所、メールアドレス、顔の形、髪の質、量、長さや髪
に関する悩み、その他スタイリストにとって参考になる
情報等の顧客カルテデータベースが含まれ、前記選択し
た理美容室へのコンピュータに前記顧客カルテデータベ
ースを利用して予約できるようにすることが望ましい。

【００１３】さらに、前記データサーバには、顧客の氏
名、住所、メールアドレス、顔の形、髪の質、量、長さ
や髪に関する悩み、その他スタイリストにとって参考に
なる情報等が保存される顧客カルテデータベースと、前
記顧客のデータベースと関連付けられた状態で複数のへ
アースタイルおよび自己の顔写真に前記へアースタイル
を合成した画像とが保存される顧客ギャラリーデータベ
ースとが含まれ、前記選択した理美容室のコンピュータ
に前記顧客カルテおよび顧客ギャラリーデータベースを
利用して予約できるようにすることが望ましい。

【００１４】また、前記データサーバには、顧客氏名、
メールアドレス、希望スタイル、希望日時、希望金額、
最寄り駅等の顧客の希望する施術条件が保存された施術
希望顧客データベースと、サロン名、希望顧客名、施術
金額、担当スタイリスト等の施術希望顧客の希望条件に
対する施術可能条件等が保存された施術可能理美容室デ
ータベースとが含まれており、前記施術希望顧客データ
ベースに理美容室のコンピュータからアクセスし、該ア
クセスした結果、該理美容室が当該顧客の条件を満足
し、かつ、顧客として獲得したい場合には、該当する顧
客の希望条件を満足する施術可能条件を前記施術可能理
美容室のデータベースに登録し、顧客は自己のコンピュ
ータによって前記登録された前記施術可能理美容室のデ
ータベースの条件と一致する理美容室を選択決定して予
約を確定することが望ましい。

【００１５】さらに、 前記予約が終了した時点で顧客
のコンピュータに対して理美容室コンピュータより予約
を受けたとのメールを送信することが望ましい。

【００１６】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係る理美容室選択
システムを実行するためのシステムを図１と共に説明す
る。１は顧客のコンピュータにして、該コンピュータ１
のハードディスクには自分の顔写真の画像データをデジ
タルカメラやスキャナで取り込むための画像読取装置１
１と、印刷装置１２が接続されている。

【００１７】２は理美容室に装備されたコンピュータに
して、該コンピュータ２の記録媒体には住所や電話番号
等の店舗属性情報やスタイリスト属性情報やヘアスタイ
ルの属性情報およびヘアスタイルの画像データを取り込
むためのデジタルカメラやスキャナ等の画像読取装置２
１が接続されている。

【００１８】３は前記理美容室の前記データを加工して
ＷＷＷブラウザ上でインターネット４を介して顧客がア
クセスできるようにしたコンピュータシステムにして、
ＷＷＷサーバ３１、データサーバ３２、アプリケーショ
ンサーバ３３より構成されている。

【００１９】前記ＷＷＷサーバ３１の記憶装置には、画
像登録ＨＴＭＬ３１１、属性登録ＨＴＭＬ３１２、検索
ＨＴＭＬ３１３、シミュレーションＨＴＭＬ３１４およ
び予約処理ＨＴＭＬ３１５が格納され、また、データサ
ーバ３２の記憶装置には、スタイルデータベース３２
１、スタイリストデータベース３２２、店舗データベー
ス３２３および予約データベース３２４が格納され、さ
らに、アプリケーションサーバ３３の記憶装置には、ヘ
アスタイルやスタイリストの画像を登録するための画像
登録プログラム３３１、各種属性情報登録プログラム３
３２、検索プログラム３３３、シミュレーションプログ
ラム３３４および予約処理プログラム３３５が格納され
ている。

【００２０】前記データサーバ３２の記憶装置に格納さ
れている各ファイルの内容について説明するに、スタイ
ルデータベース３２１にはスタイル画像データ、髪の長
さ、髪の量、使用技術、施術者、料金およびヘアスタイ
ルに関するその他の属性から構成され、その属性情報に
よるヘアスタイルの検索および確認に使用する。

【００２１】スタイリストデータベース３２２にはスタ
イリスト氏名、性別、生年月日、所属する店舗およびス
タイリストに関するその他の属性から構成されている。
店舗データベース３２３には店舗名称、住所、営業日、
営業時間、料金体系および店舗に関するその他の情報か
ら構成されスタイリストデータベースの所属店舗にリン
クしている。

【００２２】次に、前記した構成に基づいて図２〜図５
のフローチャートと共に動作を説明する。図２は不特定
多数の理美容室のコンピュータ２に格納されている店舗
属性情報、スタイリスト属性情報を当システム３に登録
する方法を示している。

【００２３】先ず、コンピュータ２からインターネット
４を介して当システム３に接続し（ステップＳ１１）、
ＷＷＷプラウザ上にＷＷＷサーバ３１から属性登録ＨＴ
ＭＬを読み込み（ステップＳ１２）、基本的なデータで
ある店舗属性情報と店舗に属する一人または複数のスタ
イリストのスタイリスト属性情報を理美容室のコンピュ
ータ２から入力し、アプリケーションサーバ３３上の属
性登録プログラム３３２を実行する（ステップＳ１
３）。

【００２４】アプリケーションサーバ３３の属性登録プ
ログラム属性３３２は、入力された店舗属性情報および
スタイリスト属性情報をそれぞれデーターサーバ３２上
の店舗データベース３２３およびスタイリストデータベ
ース３２２に登録しデータベースが生成される（ステッ
プＳ１４）。

【００２５】また、理美容室で作成したヘアスタイルを
当システム３で紹介したいというヘアスタイル画像につ
いて、画像読取装置２１によって作成した画像データを
登録したい場合には、ＷＷＷプラウザ上にＷＷＷサーバ
３１から画像登録ＨＴＭＬを読み込み（ステップＳ１
５）、スタイル名、前記ヘアスタイルを作成したスタイ
リスト氏名等の属性と、前記スタイル画像をアプリケー
ションサーバ３３上の属性登録プログラム３３２および
画像登録プログラム３３１を実行し（ステップＳ１
６）、データサーバ３２のスタイルデータベース３２１
に登録しデータベースが生成される（ステップＳ１
７）。

【００２６】なお、店舗属性情報、スタイリスト属性情
報およびスタイル属性情報に変更が生じた場合には、随
時変更更新し、また、スタイル画像の登録は、随時実行
して追加および変更することができる。

【００２７】これにより、データサーバ３２の各データ
ベース３２１〜３２３上には、スタイルデータ、スタイ
リストデータおよび店舗データの各データベースが生成
され、登録されたスタイル属性情報、スタイリスト属性
情報および店舗属性情報によって所望のヘアスタイル等
による検索および確認が可能となる。

【００２８】次に、不特定多数の顧客が自己のコンピュ
ータ１を利用して前記した各種の情報を当システムから
閲覧するための方法を図３と共に説明する。先ず、顧客
のコンピュータ１からインターネット４を介して当シス
テム３にアクセスする（ステップＳ２１）。

【００２９】コンピュータ１が当システム３に接続され
ると、ＷＷＷブラウザ上にＷＷＷサーバ３１から検索Ｈ
ＴＭＬ３１３を読み込む（ステップＳ２２）。この状態
において、顧客は施術を希望する理美容室の地域、料
金、ヘアスタイル等の検索条件を入力する（ステップＳ
２３）。

【００３０】前記入力により検索条件が設定され実行す
ると、アプリケーションサーバ３３上の検索プログラム
３３３が実行され（ステップＳ２４）、データサーバ３
２上のスタイルデータベース３２１、スタイリストデー
タベース３２２および店舗データベース３２３から検索
条件と合致する１つまたは複数のヘアスタイル画像デー
タとそれにリンクするスタイリストデータおよび店舗デ
ータが顧客のコンピュータ１におけるディスプレーにて
表示される（ステップＳ２５）。

【００３１】そして、前記ディスプレーにて表示された
データを見た顧客は、必要に応じてさらに対象を絞り込
み再検索することができる。すなわち、顧客は提供され
たヘアスタイル、スタイリスト、理美容室のそれぞれの
情報をデータベースの主キーの連結によって、例えば、
ヘアスタイルを検索した場合、そのヘアスタイルの施術
者から、その所属理美容室の情報まで提供を受けること
ができる。また、理美容室を検索した場合、その理美容
室のスタイリストから、そのスタイリストの施術したヘ
アスタイルの情報まで提供を受けることができる。

【００３２】そして、前記したような検索結果に基づい
て顧客が気に入ったヘアスタイルが見つかり、そのヘア
スタイルを自己が施術した場合に、どのようになるかを
知る場合の動作を図４に示すフローチャートと共に説明
する。

【００３３】先ず、スタイルデータベース３２１から気
に入った画像を選択する。次いで、自分の顔写真を画像
読取装置１１によって取り込み、該取り込んだ顔写真の
画像データをコンピュータ１上のメモリに登録しておく
（ステップＳ３１）。そして、ＷＷＷブラウザ上にＷＷ
ＷサーバからシミュレーションＨＴＭＬ３１４を読み込
んだ上で（ステップＳ３２）、前記コンピュータ１に登
録されている自己の顔写真の画像データを入力し（ステ
ップＳ３３）、アプリケーションサーバ３３上のシミュ
レーションプログラム３３４を実行する（ステップＳ３
４）。

【００３４】シミュレーションプログラム３３４は入力
された顧客の顔画像データとヘアスタイル画像データと
の合成をＷＷＷブラウザ上で行い、該合成された画像デ
ータをコンピュータ１におけるディスプレーにおいて表
示される（ステップＳ３５）。そして、顧客がこの画像
データが気に入った場合には印刷装置によってプリント
アウトし、実際の理美容室で施術したのと同様となり参
考とすることができる。

【００３５】次に、前記合成された画像を見て前記選択
した理美容室のスタイリストによって施術を希望する場
合の予約方法を図５のフローチャートと共に説明する。
まず、顧客は自己のコンピュータ１によって当システム
３から予約処理ＨＴＭＬ３１５を読み込みこんだ上でデ
ィスプレー上に表示する（ステップＳ４１）。

【００３６】次いで、この予約画面を見て、希望するス
タイリストの予約情報を予約処理プログラム３３５で確
認して、空いている日時を確認して予約を入力する（ス
テップＳ４２）。そして、この予約を確定することによ
り、予約情報は当システム３に送られ予約データベース
３２４に内に格納される（ステップＳ４３）。格納され
た前記予約日時は、当システム３から予約された理美容
室に対して予約が有ったことを予約情報として送信する
ことにより（ステップＳ４４）、予約が完了する。な
お、予約情報は一定時間毎にデータ更新し、また、理美
容室のコンピュータ２からも予約処理ＨＴＭＬで確認す
ることができる。

【００３７】なお、前記したＷＷＷサーバ３１から読み
込まれ各ＨＴＭＬが対応するプログラムをアプリケーシ
ョンサーバ３３から随時読み込むような方法では、現在
の一般的なインターネットの通信速度で前記したような
機能を有する一般的な容量のプログラムを送受信した場
合、その対話処理を瞬時に動作させることが困難となる
ことがある。

【００３８】このような場合、情報の入力をＨＴＭＬで
行い、必要な処理はアプリケーションサーバ３３上で行
うことで処理速度の向上を図ることが可能となる。ま
た、ＷＷＷサーバ３２に格納されているファイルについ
ては、ＨＴＭＬに限定されるものではなく、ＸＭＬ等の
マークアップランゲージ全般をはじめＷＷＷブラウザが
処理可能な全てのフォーマットを対象とするものであ
る。

【００３９】なお、前記した実施の形態にあっては、顧
客の顔画像データと理美容室側で作成したヘアスタイル
とを合成できるようにしたものを示したが、このような
合成手段は必ずしも必要ではなく、また、このような合
成が必要でない場合には、顧客側のコンピュータ１に変
えて携帯電話やＰＤＡ等の情報端末機によっても理美容
室側の店舗属性情報、スタイリスト属性情報、スタイル
属性情報を受信し、かつ、予約を行うことができる。

【００４０】また、前記した実施の形態にあっては、理
美容室および該理美容室におけるスタイリストの予約情
報を見て予約申込を行うようにしたものであるが、理美
容室側において顧客が希望するヘアスタイルおよび顧客
の現在における状態を知ることができないため、施術に
要する技術が正確に把握できずトータルな施術時間がつ
かめず、従って、スタイリストのスケジュールを正確に
組めずに理美容室の予定表が大まかになり、また、来店
時において顧客とのヒヤリングによるカウンセリングが
必要になり、このカウンセリングでスタイリストの時間
がとられるといった問題があった。

【００４１】また、顧客側にとっても、前記したように
スタイリストのスケジュールが大まかなものとなること
から、予約時間に理美容室に入店しても施術が時間どお
り開始されないこととなり、予約の意味がなくなり不満
を与えることとになると共に施術終了も予定時間を過ぎ
てしまうといった問題があった。

【００４２】そこで、より正確な予定表の作成が行える
ようにするため、図６、図７に示す理美容室選択システ
ムを開発した。以下、この実施の形態を図６のブロック
図と共に説明する。なお、前記した図１と同一符号は同
一部分を示し説明は省略する。

【００４３】図６において前記した図１と相違する部分
は、データサーバ３２の記憶装置に、顧客カルテデータ
ベース３２５と顧客ギャラリーデータベース３２６が格
納されている。

【００４４】顧客カルテデータベース３２５は、顧客の
氏名、メールアドレス、性別、生年月日、顔の形、髪の
質、髪の量、髪の長さ、髪に対する悩み、顧客の現在画
像、その他スタイリストが顧客のヘアスタイルを作る際
に参考となる属性情報から構成されており、顧客が当シ
ステムを複数回にわたって利用して理美容室に予約する
際に、自らの属性情報などを複数回、その都度入力する
必要がないように、予め顧客カルテデータベース３２５
に登録しておくことができる。

【００４５】その方法はコンピュータ１からインターネ
ット４を介して接続し、ＷＷＷサーバ３１からカルテ登
録ＨＴＭＬ３１６を読み込み、氏名、メールアドレス、
性別、生年月日、顔の形、髪の質、髪の量、髪の長さ、
髪に対する悩み、その他スタイリストが顧客のヘアスタ
イルを作る際に参考となる属性情報を入力して決定する
ことでカルテ登録プログラム３３６が実行され顧客カル
テデータベース３２５に保存される。

【００４６】また、画像登録ＨＴＭＬ３１１を読み込ん
だ上で、自分の現在の顔写真の画像を画像読取装置１１
によって取り込んで、画像登録プログラム３３１を実行
することで、該取り込んだ画像データ１１１が現在画像
データとして顧客カルテデータベース３２５に保存され
る。

【００４７】顧客ギャラリーデータベース３２６は、顧
客の氏名と画像１〜画像１０までの画像データなどから
構成されており、顧客が当システムを利用して、前記し
た図３の検索画像表示（ステップＳ２５）や同じく前記
した図４の合成画像表示（ステップＳ３５）を実行した
後などに、その画像を自分の希望へアスタイル画像とし
て保存しておきたい場合に画像保存ボタンなどを押すこ
とによって顧客ギャラリーデータベース３２６にその都
度保存することができる様になっている。そして、その
画像は当システムで予約を行う際に希望ヘアスタイル画
像として活用できる様になっている。

【００４８】さらに、ＷＷＷサーバ３１には前記した動
作において説明した予約を行った後に予約を確認するた
めの予約確認ＨＴＭＬ３１７が格納されている。新しく
新設されたサーバとしてはメールサーバ３４が接続され
ている。

【００４９】次に、顧客がすでに理美容室に予約するた
めに希望する条件で検索し、該当するヘアスタイルおよ
び理美容室、スタイリストを選択決定している場合にお
いての予約方法を図７のフローチャートと共に説明す
る。

【００５０】先ず、顧客は自己のコンピュータ１によっ
て当システム３におけるＷＷＷサーバ３１から予約確認
ＨＴＭＬ３１７を呼び出し（ステップＳ５１）、予約確
認プログラム３３６を実行して、データサーバ３２の予
約データサーバ３２４から当該スタイリストの予約状況
を表示する（ステップＳ５２）。

【００５１】次いで、この予約確認画面で希望するスタ
イリストの予約情報や空いている日時を確認した上で
（ステップＳ５３）、予約登録ＨＴＭＬ３１５を呼び出
し、希望する日時と顧客ギャラリーデータベースに保存
している希望ヘアスタイル画像を指定し予約を確定する
と予約登録プログラム３３８が実行され（ステップＳ５
５）、予約データ（顧客名、日時、指名スタイリスト、
希望ヘアスタイル画像など）が、データサーバ３２の予
約データベース３２４に格納される（ステップＳ５
６）。

【００５２】そして、当システム３から予約された理美
容室に対して、予約情報として、予約データベース３２
４に格納された前記予約データと顧客カルテデータベー
ス３２５に保存されている顧客のヘアスタイルを作る際
に参考となる属性情報（顧客カルテデータや自画像）な
どを理美容室のコンピュータ２に送信（ステップＳ５
７）する。

【００５３】同時に、顧客に対してはメールサーバ３４
を介して予約完了メール３４１が顧客のコンピュータ１
に送信（ステップＳ５８）され、予約作業は終了する。

【００５４】なお、前記した説明においては希望ヘアス
タイルと顧客のヘアスタイルを作る際に参考となる属性
情報（顧客カルテデータや自画像）を理美容室に送信す
る場合について説明したが、顧客が希望するスタイル画
像のみ、あるいは、顧客のヘアスタイルを作る際に参考
となる属性情報のみ、あるいは、シミュレーションした
後の合成画像のみを送信しても、スタイリストのスケジ
ュールをある程度正確に組めるので、理美容室の予定表
を正確に組むことができ、理美容室および顧客にとって
も有用である。

【００５５】ところで、前記した実施の形態は全て顧客
が予約する理美容室が予め決定されている場合であるた
め、該決定されている理美容室で作成可能なヘアスタイ
ルや習得しているヘアー処理技術に限定されてしまうも
のである。ところが、顧客にとっては、施術を希望する
地域、期日、所要時間、ヘアスタイル、価格等を自由に
選択したいという希望がある。そこで、このような希望
に沿うものとして以下に説明する方法がある。

【００５６】以下、この実施の形態を図８のブロック図
と共に説明する。なお、前記した図６と同一符号は同一
部分を示し説明は省略する。図８において前記した図６
と相違する部分は、データサーバ３２の記憶装置に、施
術希望顧客データベース３２７と施術可能理美容室デー
タベース３２８が格納されている。

【００５７】また、データサーバ３２の前記施術希望客
データベース３２７は、顧客氏名、メールアドレス、希
望スタイル、希望日時もしくは期日、希望金額、最寄り
駅等の顧客の希望する施術条件などの属性情報で構成さ
れている。

【００５８】さらに、施術可能理美容室データベース３
２８は、サロン名、希望顧客名、施術金額、担当スタイ
リストなどの施術希望顧客の希望条件に対する施術可能
条件などの属性情報で構成されている。

【００５９】また、ＷＷＷサーバ３１には顧客が施術希
望客データベース３２７に前記施術希望条件を入力する
ための希望条件登録ＨＴＭＬ３１Ａ、理美容室が当シス
テムにアクセスして施術希望の顧客がいるか否かを閲覧
するための希望顧客閲覧ＨＴＭＬ３１Ｂおよび施術可能
条件を入力するための施術条件登録ＨＴＭＬ３１Ｃまた
顧客が施術可能理美容室の中から予約したい美容室を選
択するための予約理美容室選択ＨＴＭＬ３１Ｄが格納さ
れている。

【００６０】さらに、アプリケーションサーバ３３には
前記顧客が入力した施術希望条件を登録するための希望
条件登録プログラム３３Ａ、理美容室が施術希望の顧客
がいるか否かを閲覧表示させるための希望顧客閲覧プロ
グラム３３Ｂおよび入力された施術可能条件を登録する
ための施術条件登録プログラム３３Ｃ、施術可能理美容
室データベース３２８から顧客の希望条件にこたえた理
美容室を表示する予約理美容室選択プログラム３３Ｄが
格納されている。

【００６１】次に、前記した顧客がインターネットを介
して自宅に近い理美容室で、顧客が好むへアースタイル
の施術が行え、かつ、顧客が希望する価格で施術を行っ
てくれる理美容室を選択する場合の動作を図９のフロー
チャートと共に説明する。

【００６２】先ず、顧客は自己のコンピュータ１によっ
て当システム３のＷＷＷサーバ３１から希望条件登録Ｈ
ＴＭＬ３１Ａを呼び出し（ステップＳ６１）、前記施術
希望条件を入力し決定すると希望条件登録プログラム３
３Ａが実行され、施術希望顧客データベース３２７に登
録される（ステップＳ６２）。

【００６３】以上が顧客が行う動作であるが、前記した
顧客の施術希望条件データが当システム３に登録された
後は、理美容室が当システムにアクセスして、該理美容
室が施術可能条件にみあう顧客がいるか否かを確認する
こととなる。すなわち、理美容室はコンピュータ２によ
って当システム３のＷＷＷサーバ３１から希望顧客閲覧
ＨＴＭＬ３１Ｂを呼び出すと、希望顧客閲覧プログラム
３３Ｂが実行され（ステップＳ６３）、施術希望顧客デ
ータベース３２７に登録されている顧客の希望する条件
や顧客カルテデータベース３２５に登録されている顧客
の現在画像やその他スタイリストが顧客のヘアスタイル
を作る際に参考となるカルテデータなどを確認する（ス
テップＳ６４）。

【００６４】前記施術希望顧客データベース３２７の登
録されている顧客の中から、理美容室は、自店が顧客の
希望する条件を満足し、かつ、獲得したい顧客がある場
合、施術条件登録ＨＴＭＬ３１Ｃを呼び出して、該当す
る顧客の希望条件を満足する施術可能条件を入力する
（ステップＳ６５）。該入力が決定されると施術条件登
録プログラム３３Ｃが実行され、該当顧客に対する理美
容室の施術可能条件が施術可能理美容室データベース３
２８に登録される（ステップＳ６６）。

【００６５】一方、顧客は自己のコンピュータ１によっ
て当システム３にアクセスして予約理美容室選択ＨＴＭ
Ｌ３１Ｄを呼び出すと、予約理美容室選択プログラム３
３Ｄが実行され自己の希望条件に対して、施術可能とし
て登録された予約候補理美容室が表示される（ステップ
Ｓ６７）。顧客はその中から自己の希望に合った理美容
室を選択決定すると（ステップＳ６８）。予約登録プロ
グラム３３８が実行され、予約データベース３２４に予
約情報が格納される（ステップＳ６９）。

【００６６】そして、当システム３から予約された理美
容室に対して、予約情報として、予約データベース３２
４に格納された前記予約データと顧客カルテデータベー
ス３２５に保存されている顧客のヘアスタイルを作る際
に参考となる属性情報（顧客カルテデータや自画像）な
どを理美容室のコンピュータ２に送信（ステップＳ７
０）する。

【００６７】同時に、顧客に対してはメールサーバ３４
を介して予約完了メール３４１が顧客のコンピュータ１
に送信（ステップＳ７１）され、予約作業は終了する。

【００６８】なお、前記した実施の形態において、顧客
の自己画像としてデジタルカメラで撮影した写真を顧客
ギャラリーデータベース等に送信する場合について説明
したが、前記静止画像に限定されるものではなくビデオ
カメラ等によって撮影した動画画像を送信するようにし
てもよい。

【００６９】

【発明の効果】本発明は前記したように、多数の理美容
室における店舗属性データ、該店舗におけるスタイリス
ト属性データ等の各種データを入手できることにより、
顧客は自分の気に入った各種条件に合った理美容室を見
つけることができる。

【００７０】また、前記気に入った理美容室の特定のス
タイリストの予約を、該スタイリストの予約状況を判断
しながら行えるので、希望する理美容室の希望するスタ
イリストによる施術を受けることができる。

【００７１】さらに、データベースには、スタイリスト
が得意とするヘアスタイル画像が前記スタイリスト名と
関連ずけられて記憶されているので、好みのヘアスタイ
ルができるスタイリストを指名して施術が受けられる。

【００７２】また、データベースには、各理美容室にお
いて得意とする複数のヘアスタイル画像が記憶されてお
り、顧客が所望の前記ヘアスタイル画像をコンピュータ
に取込み、かつ、自己を撮影した写真を同じく取込み、
前記ヘアスタイルと自己の写真の顔とを合成できるの
で、より自分に合ったヘアスタイルの施術を、該ヘアス
タイルのできるスタイリストを指名して行える。

【００７３】さらに、予約申込時に顧客が施術して欲し
いヘアースタイルを送信し、あるいは、顧客の自画像お
よび自画像にヘアースタイルを合成した画像を送信する
ようにしたので、理美容室側にあっては、より正確な予
定表を作成できて顧客の回転がスムーズとなり、また、
顧客側にあっては、予約した時間に施術を受けることが
できると共にへアースタイルに関するヒヤリングによる
カウンセリングが不要となって施術が迅速に行われる。

【００７４】また、顧客が希望する施術条件をインター
ネット上で公開し、一方、理美容室は前記公開された顧
客の希望する条件を見て，顧客に対して予約可能な理美
容室として顧客に告知し、該告知された予約可能な理美
容室の中から予約したい理美容室を選択して予約が行え
るようにしたので、顧客にとって希望する条件の施術を
受けることができ、また、理美容室も顧客の獲得が行え
る。

【００７５】さらに、前記施術条件にへアースタイルを
含めることにより、前記したと同様に理美容室側にあっ
ては、より正確な予定表を作成できて顧客の回転がスム
ーズとなり、また、顧客側にあっては、予約した時間に
施術を受けることができると共にへアースタイルに関す
るヒヤリングによるカウンセリングが不要となって施術
が迅速に行える等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る理美容室選択システムを実行する
ためのブロック図である。

【図２】理美容室から当システムに各種データを登録す
るためのフローチャートである。

【図３】顧客から当システムにアクセスして理美容室の
各種データを取り込むためのフローチャートである。

【図４】理美容室のヘアスタイルと顧客の顔とを合成す
るためのフローチャートである。

【図５】顧客が当システムを利用して予約するためのフ
ローチャートである。

【図６】他の理美容室選択システムを実行するためのブ
ロック図である。

【図７】他の実施の形態におけるフローチャートであ
る。

【図８】さらに、他の理美容室選択システムを実行する
ためのブロック図である。

【図９】同上の実施の形態におけるフローチャートであ
る。

【符号の説明】

１ 顧客コンピュータ ２ 理美容室コンピュータ ３ 当システム ４ インターネット

フロントページの続き (72)発明者 宮本 憲次 大阪府大阪市中央区東心斎橋２丁目１番１ 号 タカラベルモント株式会社内 (72)発明者 山元 暢 大阪府大阪市中央区東心斎橋２丁目１番１ 号 タカラベルモント株式会社内 (72)発明者 荒木 智 大阪府吹田市豊津町13番45号 株式会社ジ ェイ・ビー・クラフト内 (72)発明者 片岡 靖典 大阪府吹田市豊津町13番45号 株式会社ジ ェイ・ビー・クラフト内 (72)発明者 諏訪木 正信 大阪府吹田市豊津町13番45号 株式会社ジ ェイ・ビー・クラフト内 Ｆターム(参考） 5B049 AA01 AA06 BB00 CC06 CC08 EE05 FF03 GG04 GG07 5B075 KK07 ND20 NK10 PQ02 PQ69

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 理美容室の住所等の店舗情報、スタイリ
   スト情報等の必要情報が記憶されているデータサーバの
   店舗データベースと、顧客のコンピュータ等の情報端末
   機から地域、価格、スタイリスト等の複数の検索条件が
   入力されると前記データベースから前記検索条件に合致
   した理美容室を選択し表示する検索手段とを具備したこ
   とを特徴とする理美容室選択システム。
2. 【請求項２】 前記店舗データベースには、前記選択さ
   れた理美容室の各スタイリスト毎の予約情報を含む予約
   申込みデータが組み込まれており、該予約申込みデータ
   に基づいて作成された予約情報表示に予約を入力するこ
   とにより、前記選択された理美容室のコンピュータに予
   約情報を出力するようにしたことを特徴とする請求項１
   記載の理美容室選択システム。
3. 【請求項３】 前記店舗データベースには、スタイリス
   トが得意とするヘアスタイル画像が前記スタイリスト名
   と関連ずけられて記憶されていることを特徴とする請求
   項１記載の理美容室選択システム。
4. 【請求項４】 前記店舗データベースには、各理美容室
   において得意とする複数のヘアスタイル画像が記憶され
   ており、顧客が所望の前記ヘアスタイル画像をコンピュ
   ータに取込み、かつ、自己を撮影した画像を同じく取込
   み、前記ヘアスタイルと自己の画像とを合成できるよう
   にしたことを特徴とする請求項１記載の理美容室選択シ
   ステム。
5. 【請求項５】 前記データサーバには顧客の氏名、住
   所、メールアドレス、顔の形、髪の質、量、長さや髪に
   関する悩み、その他スタイリストにとって参考になる情
   報等の顧客カルテデータベースが含まれ、前記選択した
   理美容室へのコンピュータに前記顧客カルテデータベー
   スを利用して予約するようにしたことを特徴とする請求
   項２記載の理美容室選択システム。
6. 【請求項６】 前記データサーバには、顧客の氏名、住
   所、メールアドレス、顔の形、髪の質、量、長さや髪に
   関する悩み、その他スタイリストにとって参考になる情
   報等が保存される顧客カルテデータベースと、前記顧客
   のデータベースと関連付けられた状態で複数のへアース
   タイルおよび自己の顔写真に前記へアースタイルを合成
   した画像とが保存される顧客ギャラリーデータベースと
   が含まれ、前記選択した理美容室のコンピュータに前記
   顧客カルテおよび顧客ギャラリーデータベースを利用し
   て予約するようにしたことを特徴とする請求項２記載の
   理美容室選択システム。
7. 【請求項７】 前記データサーバには、顧客氏名、メー
   ルアドレス、希望スタイル、希望日時、希望金額、最寄
   り駅等の顧客の希望する施術条件が保存された施術希望
   顧客データベースと、サロン名、希望顧客名、施術金
   額、担当スタイリスト等の施術希望顧客の希望条件に対
   する施術可能条件等が保存された施術可能理美容室デー
   タベースとが含まれており、前記施術希望顧客データベ
   ースに理美容室のコンピュータからアクセスし、該アク
   セスした結果、該理美容室が当該顧客の条件を満足し、
   かつ、顧客として獲得したい場合には、該当する顧客の
   希望条件を満足する施術可能条件を前記施術可能理美容
   室のデータベースに登録し、顧客は自己のコンピュータ
   によって前記登録された前記施術可能理美容室のデータ
   ベースの条件と一致する理美容室を選択決定して予約を
   確定するようにしたことを特徴とする請求項２記載の理
   美容室選択システム。
8. 【請求項８】 前記予約が終了した時点で顧客のコンピ
   ュータに対して理美容室コンピュータより予約を受けた
   とのメールを送信するようにしたことを特徴とする請求
   項２、請求項５乃至７の何れかの理美容室選択システ
   ム。