JP2001343734A - フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料 - Google Patents

フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料

Info

Publication number
JP2001343734A
JP2001343734A JP2000163272A JP2000163272A JP2001343734A JP 2001343734 A JP2001343734 A JP 2001343734A JP 2000163272 A JP2000163272 A JP 2000163272A JP 2000163272 A JP2000163272 A JP 2000163272A JP 2001343734 A JP2001343734 A JP 2001343734A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photomask
photosensitive layer
visible light
image
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000163272A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Takayanagi
丘 高柳
Shintaro Washisu
信太郎 鷲巣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000163272A priority Critical patent/JP2001343734A/ja
Publication of JP2001343734A publication Critical patent/JP2001343734A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Materials For Photolithography (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 欠陥修正を簡便に行うことが可能で、感度や
解像度等のバランスがよく、安価でかつ環境に対して負
荷が小さい、フォトリソ工程のパターン露光に用いるフ
ォトマスク及びその製造方法、ならびにフォトマスク材
料およびフォトマスク材料を作製するための感光性転写
材料を提供すること。 【解決手段】 透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸
収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
で画像形成が可能な感光性層を設けたフォトマスク材料
の、前記感光性層を近紫外光ないし可視光で露光後現像
処理をして画像形成を行うことにより作製されることを
特徴とするフォトマスク、その製造方法、透明基材に前
記感光性層を設けたフォトマスク材料、および仮支持体
に前記感光性層を設けた感光性転写材料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規の主にレーザー
露光により画像形成を行うフォトマスク材料に関わるも
のであって、PDP、FEDあるいはLCD等のフラッ
トパネルディスプレイ、CRT用シャドーマスク、印刷
配線板、半導体等の分野におけるフォトリソ工程におい
て用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】フラットパネルディスプレイ、CRT用
シャドーマスク、印刷配線板、半導体等の分野における
フォトリソ工程において用いられるフォトマスク材料と
しては、「フォトファブリケーション」 (日本フォト
ファブリケーション協会発行、教育文科会編、67〜8
0ページ、1992年6月)にも記載されているよう
に、金属クロム層を設けたCrマスク、ハロゲン化銀乳
剤層を設けたEmマスク(エマルジョンマスク)が知ら
れている。Crマスクは石英やガラス等の透明基材上に
クロム層をスパッタリング法により形成後、この上にエ
ッチングレジストを塗布などにより設け、HeCdレー
ザー(442nm)などによる露光、アルカリ水溶液な
どでの現像によるエッチングレジストのパターニング、
クロムのエッチング、及びエッチングレジストの剥離を
行って作製される。Crマスクはフォトマスク材料とし
ては煩雑ではあるが欠陥修正可能で高解像度、高耐久性
というメリットを有する一方、作製工程が煩雑なため大
変高価なものになる。すなわち、CrマスクのCr層は
0.1〜0.5μmという薄膜であるために、1μm程
度の非常に高い解像度が得られ、また耐久性(耐傷性)
や洗浄性も極めて優れている。一方、Crマスクの前記
製造プロセスはスパッタ製膜がある上に煩雑であり、そ
の結果製造コストが高いという欠点を有し、さらに、製
造プロセスにおいてクロムエッチングが必要であり、廃
液処理によりコストアップになるだけでなく、環境問題
からいっても好ましくない。またCrマスクの欠陥部修
正に関しては、フォトマスクの白部(フォトマスクとし
て使用する場合の透光部)に異物などが存在する場合は
YAGレーザーなどを用いアブレーションにより除去す
ることができる。一方黒部(フォトマスクとして使用す
る場合の遮光部)にピンホールなどの白抜け欠陥が生じ
た場合には欠陥部に再度クロム層を形成、前記フォトリ
ソを利用するエッチングにより修正を行うことは可能で
ある。
【0003】一方、Emマスクは、ハロゲン化銀エマル
ジョンを石英やガラス等の透明基材上に設け、YAGレ
ーザーなどにより露光、現像、定着処理で作製すること
が可能である。乳剤の光に対する感度が高いため露光エ
ネルギーが小さくてもよく(〜0.1mJ/cm2)、
また、環境にも優しく、安価なフォトマスク材料であ
る。この反面、感光性材料としてハロゲン化銀を用いる
ため解像度が余り高くなく(3μm程度)、極微細なパ
ターンを作製するには不向きであり、また感光層がゼラ
チン膜であるため耐久性に乏しい。また、フォトマスク
の欠陥修正が実質的に困難である。欠陥修正は具体的に
は、黒部(フォトマスクとして使用する場合の遮光部)
にピンホールのような白抜けが発生した場合、手でスミ
塗りするが、数μm〜30μmの高解像度のパターンが
必要な場合には、白抜け欠陥だけを修正するのは困難で
ある。また白部(フォトマスクとして使用する場合の透
光部)に異物などが存在する場合、Crマスクと同様Y
AGレーザーにより除去可能であるが、Emマスクの場
合には白部にもゼラチンなどからなるエマルジョン層が
残っており、異物は除去できてもその周囲のエマルジョ
ン層が熱により変色、紫外領域に吸収を持つようにな
り、欠陥として残ってしまう。即ち、Emマスクにおい
ては実質的に欠陥修正が困難である。特にプラズマディ
スプレイ(PDP)、やLCD等の大サイズガラス基板
を用いる分野ではフォトマスクも大型のものが必要とな
り、欠陥修正が必須で、より安価なかつ環境に優しいフ
ォトマスク材料が求められるようになってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記のごとき
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、欠陥
修正を簡便に行うことが可能で、感度や解像度等のバラ
ンスがよく、安価でかつ環境に対して負荷が小さい、フ
ォトリソ工程のパターン露光に用いるフォトマスク及び
その製造方法、ならびにフォトマスク材料およびフォト
マスク材料を作製するための感光性転写材料を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的は、以下のフォ
トマスク及びその製造方法、ならびにフォトマスク材料
およびフォトマスク材料を作製するための感光性転写材
料を提供することにより解決される。 (1)透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸収を有す
る着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光で画像形
成が可能な感光性層を設けたフォトマスク材料の、前記
感光性層を近紫外光ないし可視光で露光後現像処理をし
て画像形成を行うことにより作製されることを特徴とす
るフォトマスク。 (2)透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸収を有す
る着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光で画像形
成が可能な感光性層を設けたフォトマスク材料の、前記
感光性層を近紫外光ないし可視光で露光後現像処理をし
て画像形成を行うことを特徴とする、フォトマスクの製
造方法。
【0006】(3)仮支持体上に、少なくとも、紫外領
域に吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし
可視光で画像形成が可能な感光性層を設けた感光性転写
材料の、前記感光性層を透明基材に転写してフォトマス
ク材料を作製し、次いで、前記感光性層を近紫外光ない
し可視光で露光後現像処理をして画像形成を行うことを
特徴とする、フォトマスクの製造方法。 (4)仮支持体上に、少なくとも、紫外領域に吸収を有
する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光で画像
形成が可能な感光性層を設けた感光性転写材料を、透明
基材上に前記感光性層が接するように積層してフォトマ
スク材料を作製し、次いで前記感光性層を近紫外光ない
し可視光で露光後仮支持体を剥離し、引き続き現像処理
をして画像形成を行うことを特徴とする、フォトマスク
の製造方法。
【0007】(5)フォトマスクを作製する際の近紫外
光ないし可視光領域における感光性層の吸光度が、フォ
トマスクとして用いる際の紫外領域におけるフォトマス
クの吸光度より小さいことを特徴とする前記(2)ない
し(4)のいずれか1に記載のフォトマスクの製造方
法。 (6)現像処理後の感光性層に対し、120℃ないし2
50℃の範囲内で加熱処理を行うことを特徴とする前記
(2)ないし(5)のいずれか1に記載のフォトマスク
の製造方法。 (7)前記(2)ないし(6)のいずれか1に記載のフ
ォトマスクの製造方法において、さらに、作製されたフ
ォトマスクの欠陥部分を、黒部の白抜け欠陥部分には、
紫外領域に吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光
ないし可視光で画像形成が可能な感光性層を設け、露光
後現像をすることにより、また白部の欠陥部分はレーザ
ーアブレーションにより、修正を行うことを特徴とす
る、前記(2)ないし(6)のいずれか1に記載のフォ
トマスクの製造方法。 (8)露光が、近紫外光ないし可視光のレーザ光により
行われることを特徴とする前記(2)ないし(7)のい
ずれか1に記載のフォトマスクの製造方法。
【0008】(9)透明基材に、少なくとも、紫外領域
に吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可
視光で画像形成が可能な感光性層を設けた、前記(2)
ないし(8)のいずれか1に記載のフォトマスクの製造
方法において使用するフォトマスク材料。 (10)仮支持体上に、少なくとも、紫外領域に吸収を
有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光で画
像形成が可能な感光性層を設けた、前記(3)ないし
(8)のいずれか1に記載のフォトマスクの製造方法に
おいて用いる感光性転写材料。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、本発明のフォトマスク及
びその製造方法、ならびにフォトマスク材料およびフォ
トマスク材料を作製するための感光性転写材料について
詳細に説明する。 [フォトマスク材料]まず、本発明のフォトマスクの製
造に用いるフォトマスク材料について説明する。フォト
マスク材料は、基本的には、透明基材に少なくとも、紫
外領域に吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光な
いし可視光で画像形成が可能である感光性層を設けたも
のであり、また後述する感光性転写材料の感光性層を透
明基材に転写したもの、および感光性転写材料をその感
光性層が透明基材に接するように透明基材に積層したも
のも本発明のフォトマスク材料に含まれる。 (透明基材)フォトマスク材料の透明基材としては、石
英やソーダガラスや無アルカリガラスなどのガラス板あ
るいはポリエチレンテレフタレートのような透明プラス
ティックフィルムなどを用いることができる。透明基材
の厚さは、その用途によっても異なるが、一般に1ない
し7mmの範囲である。
【0010】(感光性層)また、フォトマスク材料の感
光性層の一例は、光で重合して硬化する感光性組成物か
らなり、前記組成物は、紫外領域に吸収を有する着色材
を含有する。また、前記感光性層は、近紫外光ないし可
視光で画像形成、すなわち、近紫外光ないし可視光によ
る像様の露光後現像処理することにより、像形成が可能
である。前記感光性組成物は、環境問題上アルカリ現像
型が望ましく、露光部分が硬化してアルカリ現像液に不
溶化するネガ型でも、露光部分がアルカリ現像液に可溶
性であるポジ型のいずれでもよい。ネガ型の場合、たと
えば、少なくともアルカリ可溶の高分子結合材、エチレ
ン性不飽和二重結合を有する付加重合性モノマー、光重
合開始系、及び少なくとも紫外領域の波長を吸収する少
なくとも一種以上の着色材からなる感光性組成物が好ま
しい。
【0011】前記アルカリ可溶の高分子結合材として
は、側鎖にカルボン酸基を有するポリマー、例えば、特
開昭59−44615号、特公昭54−34327号、
特公昭58−12577号、特公昭54−25957
号、特開昭59−53836号、特開昭59−7104
8号の各公報に記載されているようなメタクリル酸共重
合体、アクリル酸共重合体、イタコン酸共重合体、クロ
トン酸共重合体、マレイン酸共重合体、部分エステル化
マレイン酸共重合体等があり、また側鎖にカルボン酸基
を有するセルローズ誘導体が挙げられる。この他に水酸
基を有するポリマーに環状酸無水物を付加したものも有
用である。特に好ましくは米国特許第4139391号
明細書に記載のベンジル(メタ)アクリレートと(メ
タ)アクリル酸の共重合体やベンジル(メタ)アクリレ
ートと(メタ)アクリル酸と他のモノマーとの多元共重
合体を挙げることができる。アルカリ可溶の高分子結合
材の感光性組成物固形分中の固形分含有量は5〜50重
量%で、より好ましくは10〜40重量%である。5重
量%未満では感光性層の膜の強度が弱くなりやすく、5
0重量%を越えると現像性が悪化しやすいので前記範囲
が適切である。
【0012】また、前記エチレン性不飽和二重結合を有
する付加重合性モノマーとしては、分子中に少なくとも
1個の付加重合可能なエチレン性不飽和基をもち、沸点
が常圧で100℃以上の化合物が好ましい。例えばポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプ
ロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート、フェノ
キシエチル(メタ)アクリレートなどの単官能アクリレ
ートや単官能メタクリレート、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリメチロールエタントリアク
リレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、
トリメチロールプロパンジアクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールテトラ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトー
ルトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ヘキサ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(アク
リロイルオキシプロピル)エーテル、トリ(アクリロイ
ルオキシエチル)イソシアヌレート、トリ(アクリロイ
ルオキシエチル)シアヌレート、グリセリントリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパンやグリセリ
ン等の多官能アルコールにエチレンオキシドよプロピレ
ンオキシドを付加反応した後で(メタ)アクリレート化
したもの、さらに、特公昭48−41708号、特公昭
50−6034号、特開昭51−37193号の各公報
に記載されているウレタンアクリレート類、特開昭48
−64183号、特公昭49−43191号、特公昭5
2−30490号の各公報に記載されているポリエステ
ルアクリレート類、エポキシ樹脂と(メタ)アクリル酸
の反応生成物であるエポキシアクリレート類等の多官能
アクリレートやメタクリレートなどを挙げることができ
る。中でも好ましくはトリメチロールプロパントリ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メ
タ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メ
タ)アクリレートを挙げることができる。
【0013】エチレン性不飽和二重結合を有する付加重
合性モノマーの感光性組成物固形分中の固形分含有量は
5〜50重量%で、より好ましくは10〜40重量%で
ある。5重量%未満では現像性が悪化、感度低下などの
問題が生じ、50重量%を越えると感光性層の粘着性が
強くなり過ぎて好ましくない。
【0014】本発明で用いる光重合開始系としては、フ
ォトマスク材料の画像形成時に用いるレーザープロッタ
ーのレーザー波長が可視部にあるため、レーザー光を吸
収する増感色素と重合開始剤を組み合わせた光重合開始
系の使用が望ましい。
【0015】前記感光性組成物に添加する着色材は紫外
領域に吸収を有する。これは、本発明のフォトマスクが
紫外感光性のレジスト材料をパターン露光する際に用い
られるからである。このような着色剤としては、例えば
カーボンブラックを単独で用いることも可能であるが、
ブルー、グリーン、レッド、エロー、あるいはバイオレ
ットなどの染料あるいは顔料を組み合わせて用いること
が可能である。特に感度をより高くしたい場合には、紫
外領域に強い吸収を有し、露光するレーザーの波長領域
の例えば440〜500nmの可視光領域の吸収が小さ
いブルー顔料を単独で用いることができるし、またブル
ー顔料とエロー顔料を組み合わせて用いることも可能で
ある。
【0016】前記のブルー顔料およびエロー顔料として
は、ビクトリア・ピュアーブルーBO(C.I.425
95)、オーラミン(C.I.41000)、ファット
・ブラックHB(C.I.26150)、モノライト・
エローGT(C.I.ピグメントエロー12)、パーマ
ネント・エローGR(C.I.ピグメント・エロー1
7)、パーマネント・エローHR(C.I.ピグメント
・エロー83)、パーマネント・カーミンFBB(C.
I.ピグメント・レッド146)、ホスターバームレッ
ドESB(C.I.ピグメント・バイオレット19)、
パーマネント・ルビーFBH(C.I.ピグメント・レ
ッド11)ファステル・ピンクBスプラ(C.I.ピグ
メント・レッド81)モナストラル・ファースト・ブル
ー(C.I.ピグメント・ブルー15)、モノライト・
ファースト・ブラックB(C.I.ピグメント・ブラッ
ク1)、カーボン、C.I.ピグメント・レッド97、
C.I.ピグメント・レッド122、C.I.ピグメン
ト・レッド149、C.I.ピグメント・レッド16
8、C.I.ピグメント・レッド177、C.I.ピグ
メント・レッド180、C.I.ピグメント・レッド1
92、C.I.ピグメント・レッド215、C.I.ピ
グメント・グリーン7、C.I.ピグメント・グリーン
36、C.I.ピグメント・ブルー15:1、C.I.
ピグメント・ブルー15:4、C.I.ピグメント・ブ
ルー15:6、C.I.ピグメント・ブルー22、C.
I.ピグメント・ブルー60、C.I.ピグメント・ブ
ルー64等を挙げることができる。着色材の感光性組成
物固形分中の固形分含有量は、フォトマスクの濃度やフ
ォトマスク作製の際の感度、解像性等を考慮して決めら
れ、着色材の種類によっても異なるが、一般的に10〜
50重量%で、より好ましくは15〜35重量%であ
る。
【0017】また、本発明のフォトマスク材料におい
て、感光性層の組成を、フォトマスクを作製する際の近
紫外光ないし可視光領域における感光性層の吸光度が、
フォトマスクとして用いる際の紫外領域におけるフォト
マスクの吸光度より小さくなるように、調節することが
好ましい。このような感光性層を備えたフォトマスク材
料を用いて、フォトマスクを作製すると、紫外領域の吸
光度は大きくフォトマスクとして十分機能するだけでな
く、フォトマスク作製時に露光する近紫外ないし可視領
域の光の吸光度はそれに比べて小さいため、光の吸収が
少なく感光性層の深部まで光が十分通り、光エネルギー
を上げたり長時間光照射をする必要がなく、感度が上昇
する。特に、近紫外ないし可視領域の光の吸光度が1.
5以下であることが感度の点からみて好ましい。この特
徴を有する感光性層をもつフォトマスク材料の一例につ
いて、その吸収スペクトルを図1に示す。紫外領域の吸
光度に比較し近紫外ないし可視領域の光の吸光度は著し
く低い。前記のごとき特性を有する感光性層を得るため
には、感光性層に含ませる着色材の吸光特性が、紫外領
域の吸光度より近紫外ないし可視領域の光の吸光度が小
さいものを選択すればよい。たとえば、前記のブルー顔
料が好ましく使用できる。また、紫外線吸収剤を添加す
ることにより紫外領域の吸光度を高めることも可能であ
る。
【0018】以上の他に、硬化膜の強度を改良するため
に、現像性等に悪影響を与えない範囲でエポキシ樹脂、
メラミン樹脂等のアルカリ不溶のポリマーを添加するこ
とができる。感光性組成物固形分中の固形分含有量は
0.2〜50重量%で、より好ましくは1〜30重量%
である。0.2重量%未満では硬化膜強度の向上効果は
認められず、50重量%を越えると現像性が悪くなる。
【0019】前記感光性組成物には、さらには紫外領域
の吸光度を高めたりする目的で、UV吸収剤、金属、酸
化チタンのような金属酸化物なども同時に添加しても良
く、UV吸収剤としては特開平9−25360号公報に
記載のような、加熱処理により紫外領域に強い吸収を発
現する化合物も用いることができる。この他に添加剤と
して、更に熱重合防止剤を添加することが好ましい。そ
の例としては、ハイドロキノン、p−メトキシフェノー
ル、ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ピロガロール、
t−ブチルカテコール、ベンゾキノン、4,4'−チオ
ビス(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,
2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェ
ノール)、2−メルカプトベンズイミダゾール、フェノ
チアジン等が挙げられる。さらに、本発明で使用する組
成物には必要に応じて公知の添加剤、例えば可塑剤、界
面活性剤等を添加することができる。
【0020】前記感光性層の膜厚は0.3〜7μmの範
囲が望ましく、0.3μm未満では膜厚均一化が難し
く、7μm以上では解像度が悪化したり、感度が低くな
る。特に好ましい膜厚は0.5〜3μmである。本発明
において感光性層を透明基材上にスピンコーター、スリ
ットスピンコーター、ロールコーター、ダイコーター、
あるいはカーテンコーター等を用いて直接塗布により設
けることが可能である。
【0021】[感光性転写材料]また、本発明のフォト
マスク材料は、仮支持体上に少なくとも、紫外領域に吸
収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
で画像形成が可能な感光性層を設けた感光性転写材料を
用い、前記感光性層を透明基板上に転写する転写方式、
あるいは、感光性転写材料をその感光性層が透明基材に
接するように透明基材に積層する方式によって作製する
ことも可能である。転写方式では、感光性転写材料を透
明基材上に積層した後仮支持体が剥離され、透明基材上
に、少なくとも感光性層を設けたフォトマスク材料が得
られる。また積層方式では、同様に積層したものがフォ
トマスク材料として用いられ、仮支持体あるいは透明基
板の側から露光後、仮支持体を剥離し、引き続き現像処
理が行われる。透明基材に感光性樹脂組成物の溶液を前
記のごとき方法で塗布することにより感光性層を形成す
る方法では、特に大サイズの透明基材の場合、膜厚を均
一化することが難しいが、この転写方式あるいは積層方
式を用いると、感光性層の膜厚を容易に均一化すること
ができ、また、マスク作製工程を簡略化する意味でも好
ましい。感光性転写材料の感光性層の膜厚は0.5〜7
μmの範囲が適切で、0.7〜3μmの範囲が好まし
い。感光性転写材料の仮支持体としては、テフロン(登
録商標)、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネ
ート、ポリエチレン、ポリプロピレン等薄いシートもし
くはこれらの積層物が好ましい。仮支持体の厚みは5μ
m〜300μmが適当であり、好ましくは20μm〜1
50μmである。仮支持体への感光性層の形成は、感光
性組成物の溶液をスピンコーター、スリットスピンコー
ター、ロールコーター、ダイコーター、あるいはカーテ
ンコーター等を用いて直接塗布により設けることが可能
である。また、感光性転写材料を透明基材上に積層する
好適な方法としては、常圧または減圧下にヒートロール
ラミネーターを用いる方法が挙げられる。
【0022】感光性転写材料の感光性層の上には、貯蔵
の際の汚染や損傷から保護するために薄い被覆シートを
設けることが好ましい。被覆シートは仮支持体と同じか
または類似の材料からなっても良いが、感光性層から容
易に分離されねばならない。被覆シート材料としては例
えばシリコーン紙、ポリオレフィンもしくはポリテトラ
フルオルエチレンシートが適当である。被覆シートの厚
みは約5〜100μmであるのが好ましい。特に好まし
くは10〜30μm厚のポリエチレンまたはポリプロピ
レンフィルムである。これらの被覆シートはラミネート
する前に剥離する。
【0023】更に別の感光性転写材料の例としては、特
開平4−208940、特開平5−80503、特開平
5−173320、特開平5−72724の各公報の実
施例に記載の仮支持体上に、アルカリ可溶な熱可塑性樹
脂層、中間層、感光性層をこの順に設けた感光性転写材
料を用いることも可能である。
【0024】[フォトマスクの製造方法]次に、本発明
のフォトマスクを製造する方法について説明する。フォ
トマスクの製造は、前述のフォトマスク材料の感光性層
に、近紫外光ないし可視光で露光後現像処理をして画像
形成を行うことを特徴とする。フォトマスク材料が、前
記感光性転写材料を透明基材に積層したものである場合
には、仮支持体を剥離せず仮支持体あるいは透明基材を
通して露光し、現像の前に仮支持体を剥離する。本発明
のフォトマスク材料の画像形成には、レーザーによる露
光が好適に用いられる。具体的には442nmのHeC
dレーザー、488nmのアルゴンレーザーなどが挙げ
られるがこれに限られるものでは無い。本発明で用いる
現像液としては、アルカリ金属またはアルカリ土類金属
の水酸化物または炭酸塩、炭酸水素塩、アンモニア水、
4級アンモニウム塩の水溶液等が挙げられる。特に好ま
しくは、炭酸ナトリウム水溶液である。本発明におい
て、透明基材上の感光性層に画像を形成した後、該感光
性層に120℃〜250℃の範囲で加熱処理を施して膜
強度を高めることも可能である。120℃未満では加熱
処理の効果はなく、250℃以上では材料の分解が生
じ、逆に脆く弱い膜質になり好ましくない。処理時間は
15〜60分が適当で、加熱にはドライオーブン、ホッ
トプレートなどの公知の手段を用いることができる。
【0025】また、本発明のフォトマスクの製造方法に
おいては、作製されたフォトマスクに欠陥がある場合、
以下のようにして欠陥修正を行うことができる。フォト
マスクの欠陥とは、黒部の場合主として黒部の白抜け部
分、たとえばピンホールのような光を透過する欠陥をい
い、また、白部の場合、たとえば本来白部となるべき部
分の透明基材上に異物や感光性層が付着して光透過率が
低下する欠陥をいう。黒部の白抜け部分が発生した場合
には、前述の感光性層の液を欠陥周辺部に塗布するか、
または前述の感光性転写材料をラミネータなどで部分的
に貼り付け、この後、例えばHeCdレーザーで露光、
現像を行い不要の感光層を除去することにより欠陥を修
正することができる。また、HeCdレーザーで露光、
現像する替わりに、YAGレーザーで不要部分をアブレ
ーションにより除去することも可能である。一方白部の
欠陥の場合には、YAGレーザーなどでアブレーション
により除去可能である。この場合、Emマスクとは異な
り、白部には感光性層などの有機物成分は無いため、レ
ーザーアブレーションに伴う、新たな欠陥の発生は一切
生じない。
【0026】本発明においては、フォトマスク材料の画
像形成後、画像上に熱硬化型のエポキシ樹脂等の保護膜
を設けることが可能で、これにより更に膜強度を向上さ
せることもできる。ここではネガ型の感光性層を主体に
説明したが、本発明においては露光部がアルカリ水溶液
に可溶化するポジ型の感光性層を用いることも可能であ
る。
【0027】本発明で用いるフォトマスクを紫外感光性
のレジストのパターニング用に用いる際、超高圧水銀灯
などの紫外線露光機にバンドパスフィルターを組み入れ
て、露光波長を選択することも可能である。
【0028】本発明のフォトマスクは、紫外領域で吸収
を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光で
画像形成可能な感光性層を透明基材上に形成し、近紫外
光ないし可視光で露光、引き続き現像処理を行い不要の
感光性層部分を除去して画像形成できるため、簡便な工
程で高歩留まりであり、更に欠陥修正も容易であり、安
価なフォトマスクを作製できる。特に感光性転写材料を
透明基材にラミネートする方式では、更に膜厚が均一で
欠陥が少なく、大サイズの画像再現性に優れるフォトマ
スクを作製できる。また、感度と解像度のバランスもよ
い。
【0029】
【実施例】以下に実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。 実施例1 着色材として青顔料分散液を148重量部、メタクリル
酸/メタクリル酸ベンジル共重合体(モル比28/72、重
量平均分子量3万)の1−メトキシ−2−プロピルアセ
テート27%溶液を87.1重量部、ペンタエリスリト
ールヘキサアクリレートを38.8重量部、増感剤とし
て3,3‘−カルボニルビス(7−ジエチルアミノクマリ
ン)を1.17重量部、ラジカル重合開始剤としてチバ
・ガイギー社製CGI7460を2.33重量部、1,
2−ナフトキノン(2)ジアジド−4−スルフォン酸−
p−t−オクチルフェニルエステルを1.17重量部、
界面活性剤として大日本インキ社製F177を0.46
重量部、メチルエチルケトンを413重量部、1−メト
キシ−2−プロピルアセテートを228重量部、シクロ
ヘキサノンを206重量部、
【0030】の組成からなる感光性層を6μmのPET
(ポリエチレンテレフタレート)フィルム上に2μmの
膜厚で塗布、乾燥し、更にこの上に6μm厚のポリプロ
ピレンフィルムをラミネートで貼り付け、感光性転写材
料を形成した。なお、青顔料分散液は、青顔料(C.
I.ピグメントブルー15.4)26.64重量部、ベ
ンジルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(モル比
72/28、重量平均分子量30000)22.2重量
部、分散剤(ソルスパース24000/ソルスパース5
000)2.96重量部、1−メトキシ−2−プロピル
アセテート66.6重量部、シクロヘキサノン29.6
重量部で調製されたものである。
【0031】この感光性転写材料のポリプロピレンフィ
ルムを剥離してから、2mm厚のガラス面にファースト
ラミネータ(大成ラミネータ(株)社製VP−200)
を用いて加圧(0.8kg/cm2)、加熱(130
℃)条件下貼り合わせフォトマスク材料とした。この後
6μmのPETフィルムを通して、レーザープロッター
として、ガーバー社Mask Write 800(レ
ーザー出力180mW、光源は442nmHeCdレー
ザー)により70%の出力で露光した。次いで、6μm
PETフィルムを剥離後、アルカリ現像液(富士写真フ
ィルム(株)製のTCDの20%水溶液)に33℃、1
5秒間浸漬して現像、水洗後乾燥した。更に180℃・
30分加熱処理を行い、所望のフォトマスクを得た。フ
ォトマスクのライン/スペースは8μm/8μmの解像
性であった。尚、露光感度は約6mJ/cm2であっ
た。フォトマスク材料の感光性層の442nmにおける
吸光度は0.36であり、また現像、加熱処理後のフォ
トマスクの365nmの吸光度は約2.4であった。
【0032】次にここで作製したフォトマスクを用い
て、紫外感光性のレジスト材料のパターン露光を行っ
た。365nmを中心波長とした半値幅約15nmのバ
ンドパスフィルタを介して、ガラス板上(ガラス板は5
%KOHアルカリ水溶液で洗浄、水洗後、ヘキサメチル
ジシラザンで表面処理)に、紫外感光性のレジスト材料
であるポジレジスト膜(富士フイルムオーリン(株)社
製ポジレジスト204LT)を1.5μmの厚さに形成
し、レジスト膜の上に、365nmを中心波長とした半
値幅約15nmのバンドパスフィルタを介して、前記フ
ォトマスクをコンタクトさせ、2KW超高圧水銀灯を有
するアライナーを用いて250mJ/cm2の条件で露
光した。露光後、現像液としてテトラメチルアンモニウ
ムハイドロキサイド系現像液(FFO社製のFHD−
5)を用いて、室温(23℃)で45秒間浸漬、水洗を
行い、ポジレジストの画像を評価した。前記フォトマス
クの画像を再現した良好な画像が形成された。
【0033】次に、モデル的に黒部の白抜け欠陥を生じ
させたフォトマスクを作製し修正を試みた。モデル的な
黒部の白抜け欠陥は、30μm幅のライン中に、直径1
5μmφの円形の白抜けが発生するようなパターンでレ
ーザー露光を行うことにより形成した。他は前記のフォ
トマスクと同様にした。黒部の白抜け欠陥部分に前記感
光性転写材料を同様にラミネートし、この後同じ条件
で、感光性転写材料が設けられた欠陥部位周辺のみHe
Cdレーザー露光し、更に現像を行った。円形の白抜け
部は修正され、正常部との段差も2μm以下であり、前
記のポジレジスト(204LT)のパターン露光にフォ
トマスクとして用いても問題なく画像形成が可能であっ
た。また感光性層はYAGレーザーで除去可能であり、
白部に欠陥として感光性層が残ったとしても、YAGレ
ーザーにより修正可能であることがわかった。
【0034】
【発明の効果】本発明のフォトマスクは、紫外領域で吸
収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
で画像形成可能な感光性層を透明基材上に形成し、近紫
外光ないし可視光で露光、引き続き現像処理を行い不要
の感光性層部分を除去して画像形成できるため、簡便な
工程で高歩留まりであり、更に欠陥修正も容易であり、
安価なフォトマスクを作製できる。特に感光性転写材料
を透明基材にラミネートする方式では、更に膜厚が均一
で欠陥が少なく、大サイズの画像再現性に優れるフォト
マスクを作製できる。また、感度と解像度のバランスも
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項5に対応するフォトマスク材料の吸収
スペクトルを示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/40 511 G03F 7/40 511 H01L 21/027 H01L 21/30 502P Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA02 AA13 AB08 AB11 AB13 AB17 AC01 AC08 BC13 BC34 BC43 BJ00 CC11 DA03 FA17 FA29 FA33 2H095 BA01 BA06 BB08 BB27 BB28 BC01 BD32 BD33 BD34 BD39 2H096 AA24 BA05 CA16 EA02 EA04 GA08 HA01 JA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸
    収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
    で画像形成が可能な感光性層を設けたフォトマスク材料
    の、前記感光性層を近紫外光ないし可視光で露光後現像
    処理をして画像形成を行うことにより作製されることを
    特徴とするフォトマスク。
  2. 【請求項2】 透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸
    収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
    で画像形成が可能な感光性層を設けたフォトマスク材料
    の、前記感光性層を近紫外光ないし可視光で露光後現像
    処理をして画像形成を行うことを特徴とする、フォトマ
    スクの製造方法。
  3. 【請求項3】 仮支持体上に、少なくとも、紫外領域に
    吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視
    光で画像形成が可能な感光性層を設けた感光性転写材料
    の、前記感光性層を透明基材に転写してフォトマスク材
    料を作製し、次いで、前記感光性層を近紫外光ないし可
    視光で露光後現像処理をして画像形成を行うことを特徴
    とする、フォトマスクの製造方法。
  4. 【請求項4】 仮支持体上に、少なくとも、紫外領域に
    吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視
    光で画像形成が可能な感光性層を設けた感光性転写材料
    を、透明基材上に前記感光性層が接するように積層して
    フォトマスク材料を作製し、次いで前記感光性層を近紫
    外光ないし可視光で露光後仮支持体を剥離し、引き続き
    現像処理をして画像形成を行うことを特徴とする、フォ
    トマスクの製造方法。
  5. 【請求項5】 フォトマスクを作製する際の近紫外光な
    いし可視光領域における感光性層の吸光度が、フォトマ
    スクとして用いる際の紫外領域におけるフォトマスクの
    吸光度より小さいことを特徴とする請求項2ないし請求
    項4のいずれか1項に記載のフォトマスクの製造方法。
  6. 【請求項6】 現像処理後の感光性層に対し、120℃
    ないし250℃の範囲内で加熱処理を行うことを特徴と
    する請求項2ないし請求項5のいずれか1項に記載のフ
    ォトマスクの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし請求項6のいずれか1項
    に記載のフォトマスクの製造方法において、さらに、作
    製されたフォトマスクの欠陥部分を、黒部の白抜け欠陥
    部分には、紫外領域に吸収を有する着色材を含有し、か
    つ近紫外光ないし可視光で画像形成が可能な感光性層を
    設け、露光後現像をすることにより、また白部の欠陥部
    分はレーザーアブレーションにより、修正を行うことを
    特徴とする、請求項2ないし請求項6のいずれか1項に
    記載のフォトマスクの製造方法。
  8. 【請求項8】 露光が、近紫外光ないし可視光のレーザ
    光により行われることを特徴とする請求項2ないし請求
    項7のいずれか1項に記載のフォトマスクの製造方法。
  9. 【請求項9】 透明基材に、少なくとも、紫外領域に吸
    収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可視光
    で画像形成が可能な感光性層を設けた、請求項2ないし
    請求項8のいずれか1項に記載のフォトマスクの製造方
    法において使用するフォトマスク材料。
  10. 【請求項10】 仮支持体上に、少なくとも、紫外領域
    に吸収を有する着色材を含有し、かつ近紫外光ないし可
    視光で画像形成が可能な感光性層を設けた、請求項3な
    いし請求項8のいずれか1項に記載のフォトマスクの製
    造方法において用いる感光性転写材料。
JP2000163272A 2000-05-31 2000-05-31 フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料 Pending JP2001343734A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163272A JP2001343734A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000163272A JP2001343734A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001343734A true JP2001343734A (ja) 2001-12-14

Family

ID=18667056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000163272A Pending JP2001343734A (ja) 2000-05-31 2000-05-31 フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001343734A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337726A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Topic:Kk フォトマスク
JP2007212705A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Hoya Corp マスクブランク及びフォトマスク
JP2009238771A (ja) * 2008-03-25 2009-10-15 Taiyo Ink Mfg Ltd 白色硬化性樹脂組成物及びその硬化物からなる絶縁層を有するプリント配線板
JP2010230826A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Fujifilm Corp フォトマスクブランクス、及びフォトマスク
JP2011142340A (ja) * 2011-03-18 2011-07-21 Taiyo Holdings Co Ltd 白色硬化性樹脂組成物及びその硬化物からなる絶縁層を有するプリント配線板

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006337726A (ja) * 2005-06-02 2006-12-14 Topic:Kk フォトマスク
JP2007212705A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Hoya Corp マスクブランク及びフォトマスク
JP2009238771A (ja) * 2008-03-25 2009-10-15 Taiyo Ink Mfg Ltd 白色硬化性樹脂組成物及びその硬化物からなる絶縁層を有するプリント配線板
JP2010230826A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Fujifilm Corp フォトマスクブランクス、及びフォトマスク
JP2011142340A (ja) * 2011-03-18 2011-07-21 Taiyo Holdings Co Ltd 白色硬化性樹脂組成物及びその硬化物からなる絶縁層を有するプリント配線板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3878451B2 (ja) 感光性樹脂転写材料、画像形成方法、カラーフィルターとその製造方法、フォトマスクとその製造方法
JP2773847B2 (ja) 赤外線感受性層を使用するレリーフ画像を製造するための方法及び要素
JPH11174464A (ja) 樹脂スペーサー形成用感光性フィルム
JP2005003861A (ja) カラーフィルターの製造方法
JP2003107697A (ja) 感光性転写材料、フォトマスク材料、フォトマスクおよびフォトマスクの製造方法
US5916714A (en) Preparation of a pixel sheet provided with black matrix
JP4153159B2 (ja) ネガ型感光性熱硬化性樹脂組成物、ネガ型感光性熱硬化性樹脂層転写材料、及びネガ型耐性画像形成方法
JP4185245B2 (ja) ネガ型感光性熱硬化性着色樹脂組成物、それを用いた転写材料、及び画像形成方法
JP2004020917A (ja) 着色感光性樹脂組成物、これを用いる転写材料、カラーフィルター、フォトマスク及び画像形成方法
JP2007226158A (ja) ドライフィルムレジスト
JP2001343734A (ja) フォトマスク、その製造方法、フォトマスク材料およびフォトマスク材料のための感光性転写材料
JP4651800B2 (ja) 層間絶縁膜用ネガ型感光性熱硬化性転写材料、層間絶縁膜の形成方法、ハイアパーチャー型液晶表示装置及びその製造方法
JPH0594015A (ja) 感光性印刷用エレメント
JPH1097061A (ja) 感光性多層シート及び多色画像シートの製造方法
JP2003177523A (ja) 画像形成材料
JP2003107677A (ja) フォトマスク及びその製造方法、並びにフォトマスク材料
JP2003107719A (ja) 感光性転写材料、フォトマスク材料、並びにフォトマスク及びその製造方法
JPH08123018A (ja) 感光性フィルム
JP2003131378A (ja) 感光性樹脂組成物、転写材料、画像形成方法、カラーフィルター及びその製造方法、フォトマスク及びその製造方法
JP4012193B2 (ja) 遮光性多色画像シートの製造方法
JP2003107674A (ja) フォトマスクブランクス、感光性転写材料およびフォトマスクの製造方法
JP2002236361A (ja) 感光性転写材料及びその製造方法
JP2003177519A (ja) 画像形成材料
JP2003149431A (ja) カラーフィルター
JP3409925B2 (ja) 遮光性画素、及びそれを用いた光学フィルター