JP2001343675A - シャッタ装置および光学機器 - Google Patents

シャッタ装置および光学機器

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JP2001343675A
JP2001343675A JP2000160944A JP2000160944A JP2001343675A JP 2001343675 A JP2001343675 A JP 2001343675A JP 2000160944 A JP2000160944 A JP 2000160944A JP 2000160944 A JP2000160944 A JP 2000160944A JP 2001343675 A JP2001343675 A JP 2001343675A
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spring
driving
blade
lever
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Akira Tomitaka
朗 冨高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ装置の羽根走行終了時の衝撃吸収を
行う機構を設けることによって、部品点数の増加やコス
トアップにつながる。 【解決手段】 重畳状態および展開状態のうち一方から
他方に走行可能なシャッタ羽根群4,5と、このシャッ
タ羽根群を走行駆動するための羽根駆動部材2,3と、
第1のバネ端13bが固定端となった状態で第2のバネ
端13aが羽根駆動部材に対して駆動力を与える駆動作
用端となる駆動バネ13とを有するシャッタ装置におい
て、羽根駆動部材によるシャッタ羽根群の走行駆動終了
付近で、上記第2のバネ端が固定端となり、上記第1の
バネ端が羽根駆動部材に対する制動作用を生じさせるた
めの制動作用端となるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シャッタ羽根群を
展開状態と重畳状態のうち一方から他方に走行させるシ
ャッタ装置、例えば、レンズ機器やカメラ等の光学機器
に使用されるフォーカルプレーンシャッタ装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】フォーカルプレーンシャッタ装置では、
シャッタ羽根群の走行終了時の衝撃が大きく、大きな作
動音が発生したり耐久性が低下したりするおそれがある
ため、一般には、シャッタ羽根の走行終了時の衝撃を吸
収する衝撃吸収機構を備えている。
【0003】衝撃吸収機構としては、例えば、摩擦板に
圧接されたブレーキレバーを羽根駆動部材の通過経路上
に配置し、このブレーキレバーに対して羽根駆動部材が
当たることによって上記ブレーキレバーを回転させ、羽
根駆動部材やシャッタ羽根群の運動エネルギーを上記摩
擦板とブレーキレバーとの摩擦によって発生する熱エネ
ルギーに変換することによりシャッタ走行終了時の衝撃
を吸収するものがある。
【0004】また、特許第2764817号や第250
5466号に係るシャッタ装置の衝撃吸収機構において
は、シャッタ走行時の走行終了付近において、シャッタ
を駆動する駆動バネのバネ力の作用方向を反転させ、バ
ネ力を制動する方向へ作用させる構成としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ようなシャッタ装置の衝撃吸収機構では、運動エネルギ
ーを熱エネルギーへ変換しているため、温度により制動
力が安定しにくい。またシャッタ羽根群を駆動させる機
構の他にブレーキレバー等を配置する必要があることか
ら、装置自体の小型化が難しい。しかも、シャッタチャ
ージ時にシャッタ駆動機構の他に衝撃吸収機構も動作さ
せる必要があるため、シャッタチャージ時に大きな力が
必要になる。
【0006】また、上記特許第2764817号や第2
505466号に係るシャッタ装置の衝撃吸収機構で
は、シャッタ駆動レバーを2体化する必要があることか
ら、シャッタ駆動レバー自体の重量を軽減することが難
しい。このため、特に幕速を高めることが難しくなる。
しかも、2体化したシャッタ駆動レバーのうち一方に対
して作用する部材が必要になることから、シャッタ駆動
レバーの2体化と併せて部品数が増大し、製造コストを
低く抑えることが難しい。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本願第1の発明では、重畳状態および展開状態の
うち一方から他方に走行可能なシャッタ羽根群と、この
シャッタ羽根群を走行駆動するための羽根駆動部材と、
第1のバネ端が固定端となった状態で第2のバネ端が羽
根駆動部材に対して駆動力を与える駆動作用端となる駆
動バネとを有するシャッタ装置において、羽根駆動部材
によるシャッタ羽根群の走行駆動終了付近で、上記第2
のバネ端が固定端となり、上記第1のバネ端が羽根駆動
部材に対する制動作用を生じさせるための制動作用端と
なるようにしている。
【0008】また、本願第2の発明では、重畳状態およ
び展開状態のうち一方から他方に走行可能なシャッタ羽
根群と、このシャッタ羽根群を走行駆動するための羽根
駆動部材と、この羽根駆動部材によるシャッタ羽根群の
走行駆動開始から走行駆動終了までこの羽根駆動部材に
対して駆動力を与える第1駆動バネと、第1のバネ端が
固定端となった状態で第2のバネ端が羽根駆動部材に対
して駆動力を与える駆動作用端となる第2駆動バネとを
有するシャッタ装置において、羽根駆動部材によるシャ
ッタ羽根群の走行駆動終了付近で、上記第2のバネ端が
固定端となり、上記第1のバネ端が前記羽根駆動部材に
対する制動作用を生じさせるための制動作用端となるよ
うにしている。
【0009】具体的には、例えば、上記第1のバネ端
が、羽根駆動部材に制動作用を及ぼすための制動部材に
対し、羽根駆動部材によるシャッタ羽根群の走行駆動開
始から走行駆動終了まで所定方向にバネ力を作用させる
ようにするとともに、装置本体に、制動部材の上記所定
方向への移動を阻止する移動阻止部と、上記第2のバネ
端を係止可能なバネ係止部とを設け、制動部材が移動阻
止部による上記所定方向への移動阻止を受けることによ
って上記第1のバネ端が固定端となっている状態での羽
根駆動部材によるシャッタ羽根群の走行駆動途中におい
て、羽根駆動部材に伴って移動してきた駆動作用端とし
ての第2のバネ端をバネ係止部に係止させ、この係止に
より第2のバネ端が固定端となった状態での羽根駆動部
材によるシャッタ羽根群の走行駆動終了付近で、羽根駆
動部材が、制動作用端となる第1のバネ端とともに制動
部材を上記所定方向とは反対の方向に押すことにより羽
根駆動部材に対する制動作用が生ずるようにする。
【0010】すなわち、本願第1および第2の発明で
は、シャッタ羽根群の走行駆動開始当初に羽根駆動部材
に対してシャッタ羽根群の走行駆動に必要な駆動力を与
える駆動バネ(若しくは第2駆動バネ)を、シャッタ羽
根群の走行駆動終了付近においては羽根駆動部材に対す
る制動作用を生じさせるためにも用いて、羽根駆動部材
の重量増加や部品点数の増加を防止しつつ、シャッタ走
行終了時における衝撃を抑えるようにしている。
【0011】なお、制動部材を、羽根駆動部材によるシ
ャッタ羽根群の走行駆動終了後に、上記第1のバネ端か
らバネ力を受けて羽根駆動部材のバウンドを押さえ込む
形状に形成して、できるだけ少ない部品点数で効果的に
羽根駆動部材のバウンドを防止できるようにしてもよ
い。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1〜図15に
は、本発明の第1実施形態であるフォーカルプレーンシ
ャッタ装置を示している。
【0013】なお、図1は上記シャッタ装置の平面外観
図、図2は上記シャッタ装置の側面図、図3はシャッタ
チャージ時のシャッタ駆動レバー周囲の状態を示す図、
図4は図3のA方向から見たシャッタ駆動レバー側の断
面図、図5は図4のB−B断面図、図6はシャッタ走行
開始状態を示す図、図7はシャッタ走行終了時の状態を
示す図、図8はシャッタ走行開始時の先幕駆動レバーの
状態を示す図、図9はシャッタ走行中にて先幕補助バネ
が軸に当接した状態を示す図、図10はシャッタ走行中
にて先幕ブレーキレバーに先幕駆動レバーが当接した状
態を示す図、図11はシャッタ走行終了時の先幕駆動レ
バーの状態を示す図、図12はシャッタ走行開始時の後
幕駆動レバーの状態を示す図、図13はシャッタ走行中
にて後幕補助バネが軸に当接した状態を示す図、図14
はシャッタ走行中にて後幕ブレーキレバーに後幕駆動レ
バーが当接した状態を示す図、図15はシャッタ走行終
了時の後幕駆動レバーの状態を示す図である。
【0014】まず、上記シャッタ装置の構成について説
明する。シャッタ地板(装置本体)1は、1a〜1iの
凸状軸部と、穴部1j〜1kと、シャッタ開口部1lと
を有しており、このシャッタ地板1が不図示のカメラ本
体に締結されることでシャッタ装置全体がカメラ本体に
取り付けられる。
【0015】先幕駆動レバー(羽根駆動部材)2は、シ
ャッタ地板1の円弧状の長穴部1jを貫通してシャッタ
地板1の裏面側へ突出する軸部2aと、アマチャー2b
と、チャージレバー8のカム部8aに係合するローラ2
cとを有する。この先幕駆動レバー2は、シャッタ地板
1の軸部1aに回動可能に取り付けられ、先幕主バネ
(第1駆動バネ)11と先幕補助バネ(第2駆動バネ)
13とにより図3中のC方向(時計回り方向)に回転付
勢力を与えられている。
【0016】また、後幕駆動レバー3は、先幕駆動レバ
ー2と同様に、シャッタ地板1の円弧状の長穴部1kを
貫通してシャッタ地板1の裏面側へ突出する軸部3a
と、アマチャー3bと、チャージレバー8のカム部8b
に係合するローラ3cとを有する。この後幕駆動レバー
3は、シャッタ地板1の軸部1bに回動可能に取り付け
られ、後幕主バネ(第1駆動バネ)12と後幕補助バネ
(第2駆動バネ)14とにより図6中のD方向(時計回
り方向)へ回転付勢力を与えられている。
【0017】先幕シャッタ羽根群4は5枚の羽根からな
り、各羽根は2本の平行リンク構成アーム(図示せず)
に回動自在に取り付けられている。これら2本の平行リ
ンク構成アームのいずれか一方は、先幕駆動レバー2の
軸部2aに係合しており、先幕駆動レバー2の回動に伴
い、先幕シャッタ羽根群4を展開状態から重畳状態へ走
行させるよう(すなわち、シャッタ開口1lを開放する
よう)動作する。
【0018】また、後幕シャッタ羽根群5は、4枚の羽
根からなり、各羽根は2本の平行リンク構成アーム(図
示せず)に回動自在に取り付けられている。これら2本
の平行リンク構成アームのいずれか一方は、後幕駆動レ
バー3の軸部3aに係合しており、後幕駆動レバー3の
回動に伴い、後幕シャッタ羽根群5を重畳状態から展開
状態に走行させるよう(すなわち、シャッタ開口部1l
を遮蔽するよう)動作する。
【0019】カバー板6は、シャッタ開口部1lに対応
する位置に同様な開口部を有し、シャッタ地板1に対し
て固定されて先幕シャッタ羽根群4および後幕シャッタ
羽根群5の脱落を防止する。
【0020】仕切り板7は、シャッタ開口部1lに対応
する位置に同様な開口部を有し、シャッタ地板1とカバ
ー板6との間に配置されて、シャッタ地板1との間に後
幕シャッタ羽根群5の走行スペースを形成するととも
に、カバー板6との間に先幕シャッタ羽根群4の走行ス
ペースを形成する。
【0021】チャージレバー8は、シャッタ地板1の軸
部1gに回動自在に取り付けられており、シャッタチャ
ージ用カム部8a(先駆動レバー2用),8b(後駆動
レバー3用)と、不図示のミラー駆動機構に係合する軸
部8cとを有する。このチャージレバー8は、ミラー駆
動機構の動作に伴い、図3に示すミラーダウン時の状態
(シャッタチャージ状態)からのミラーアップ動作によ
り、図3中E方向(反時計回り方向)に回転し、図6に
示す位置へ移動する。
【0022】先幕ブレーキレバー(制動部材)9は、シ
ャッタ地板1の軸部1hに回転可能に取り付けれられ
て、バネ掛け部9aにて先幕補助バネ13の一端を係止
することで図5中F方向(反時計回り方向)に付勢され
るとともに、シャッタ地板1に形成された凸部(移動阻
止部)1eに対して側面部で当接してF方向の回転規制
を受けるが、F方向と反対方向(時計回り方向)には先
幕補助バネ13の付勢力に抗して回転可能に構成されて
いる。
【0023】さらに、先幕ブレーキレバー9は、後述す
るように先幕の走行終了付近にて先幕駆動レバー2の軸
部2aが摺動する第1ブレーキ部9bと、この第1ブレ
ーキ部9bに連続して形成された円弧状の第2ブレーキ
部9cとを有する。
【0024】後幕ブレーキレバー(制動部材)10は、
先幕ブレーキレバー9と同様に、シャッタ地板1の軸部
1iに回転可能に取り付けられて、バネ掛け部10aに
て先幕補助バネ14の一端を係止することで図5中G方
向(反時計回り方向)に付勢されるととともに、シャッ
タ地板1の凸部(移動阻止部)1fに対して側面部で当
接してG方向の回転規制を受けるが、G方向と反対方向
(時計回り方向)へは後幕補助バネ14の付勢力に抗し
て回転可能に構成されている。
【0025】さらに、後幕ブレーキレバー10は、後述
するように後幕の走行終了付近にて後幕駆動レバー3の
軸部3aが摺動する第1ブレーキ部10bと、この第1
ブレーキ部10bに連続して形成された円弧状の第2ブ
レーキ部9c10cとを有する。
【0026】先幕主バネ11は、図2および図3に示す
ように、その一端が先幕駆動レバー2に係止されるとと
もに、他端がラチェット19に係止されることで、先幕
駆動レバー2に対してC方向(時計回り方向)の付勢力
を与える。
【0027】後幕主バネ12は、図2および図3に示す
ように、その一端が後幕駆動レバー3に係止されるとと
もに、他端がラチェット20に係止されることで、後幕
駆動レバー3に対してD方向(時計回り方向)の付勢力
を与える。
【0028】先幕補助バネ13は、図3〜図5に示すシ
ャッタチャージ状態ないし先幕走行開始時点では、端部
(第2のバネ端)13aが先幕駆動レバー2の軸部2a
に係止され、端部13b(第1のバネ端)が先幕ブレー
キレバー9のバネ掛け部9aに係止されている。この時
点では、凸部1eにより図5中F方向への回動が阻止さ
れている先幕ブレーキレバー9に係止された端部13b
が固定端となり、端部13aが作用端となって先幕駆動
レバー2に駆動力を与える。先幕走行開始後の先幕補助
バネ13の動作については後述する。
【0029】後幕補助バネ14は、図3〜図5に示すシ
ャッタチャージ状態ないし後幕走行開始時点では、端部
(第2のバネ端)14aが後幕駆動レバー3の軸部3a
に係止され、端部14b(第1のバネ端)が後幕ブレー
キレバー10のバネ掛け部10aに係止されている。こ
の時点では、凸部1fにより図5中G方向への回動が阻
止されている後幕ブレーキレバー10に係止された端部
14bが固定端となり、端部14aが作用端となって後
幕駆動レバー3に駆動力を与える。なお、後幕走行開始
後の後幕補助バネ14の動作については後述する。
【0030】先幕マグネット15および後幕マグネット
16は、コイル15a,16aの通電/非通電切り換え
によってヨーク15b,16bによるアマチャー2b,
3bの吸着/解放を行う電磁石である。
【0031】基板ホルダ17は、シャッタ地板1の軸部
1a,1bによって、不図示のカメラ本体との間を電気
接続する基板18とともに固定されている。この基板ホ
ルダ17は、先幕マグネット15および後幕マグネット
16を保持する不図示の保持部材を有する。
【0032】次に、以上のように構成されるシャッタ装
置の動作について説明する。カメラでの撮影前の待機状
態では、図3および図5に示すシャッタチャージ状態で
保持される。このとき、チャージレバー8がシャッター
チャージ状態にあるため、先駆幕動レバー2のローラ2
cが、チャージレバー8のカム部8aの同心円部に、先
幕主バネ11および先幕補助バネ13のC方向(時計回
り方向)への回転付勢力に逆らって乗り上げた状態で停
止している。
【0033】後幕駆動レバー3も、先幕駆動レバー2と
同様に、ローラ3cが、チャージレバー8のカム部8b
の同心円部に、後幕主バネ12および後幕補助バネ14
のD方向への回転付勢力に逆らって乗り上げた状態で停
止している。
【0034】このとき、シャッタ開口部1lは、展開し
た先幕シャッタ羽根群4により遮蔽された状態となって
いる。
【0035】また、先幕ブレーキレバー9は、先幕補助
バネ13の端部13bから受ける回転付勢力により、図
5中F方向へ付勢され、シャッタ地板1の凸部1eに側
面部が当接した状態で静止している。
【0036】また、後幕ブレーキレバー10について
も、同様に、後幕補助バネ14の端部14bから受ける
回転付勢力により、図5中G方向へ付勢され、シャッタ
地板1の凸部1fに側面が当接した状態で静止してい
る。つまり、先幕補助バネ13の端部13bおよび後幕
補助バネ14の端部14bはそれぞれ固定端となってい
る。
【0037】次に、シャッタチャージ状態から、撮影の
ため不図示のレリーズボタンが押されると、まず先幕マ
グネット15および後幕マグネット16に通電が行わ
れ、これによりアマチャー2b,3bがそれぞれヨーク
15b,16bに吸着保持される。
【0038】この後、不図示のミラーを上昇させると同
時にレンズの絞り込みを行う。このとき、不図示のミラ
ー動作機構にチャージレバー8の軸部8cが係合し、チ
ャージレバー8が連動するよう構成されているため、不
図示のミラー上昇動作に連動してチャージレバー8が図
3中E方向(反時計回り方向)に回動し、このミラー上
昇動作の終了とともに図6の状態へ移行する。
【0039】またこのとき、先幕駆動レバー2のローラ
2cおよび後幕駆動レバー3のローラ3cに当接してい
たチャージレバー8のカム部8a,8bがローラ2c,
3cから離脱する。
【0040】また、この段階では、先幕シャッタ羽根群
4および後幕シャッタ羽根群5がそれぞれ係合する先幕
駆動レバー2および後幕駆動レバー3が先幕マグネット
15および後幕マグネット16の通電により吸着保持さ
れて図6の状態を維持しているため、先幕シャッタ羽根
群4は展開状態と、後幕シャッタ羽根群5は重畳状態と
なっている。
【0041】次に、先幕シャッタ羽根群4を重畳状態に
走行させるために、先幕マグネット15への通電をOF
Fにすると、先幕駆動レバー2は先幕主バネ11の一端
部と先幕補助バネ13の端部13bからの付勢力により
図6中C方向(時計回り方向)に回動を始める。先幕シ
ャッタ羽根群4は先幕駆動レバー2の軸部2aに係合し
ているため、先幕駆動レバー2の回動に伴って平行リン
ク作用により重畳状態に向かって走行し、シャッタ開口
部1lを開放する。
【0042】この後カメラにて設定された所定秒時が経
過すると、後幕マグネット16への通電もOFFされ
る。後幕駆動レバー3は後幕主バネ12の一端部と後幕
補助バネ14の端部14bからの付勢力により図7中D
方向(時計回り方向)に回動し始める。後幕シャッタ羽
根群5は後幕駆動レバー3の軸部3aに係合しているた
め、後幕駆動レバー3の回動に伴って平行リンク作用に
より展開状態に向かって走行し、この後幕シャッタ羽根
群5によりシャッタ開口1lが遮蔽される、図7に示す
走行完了状態となってフィルム露光動作が終了する。
【0043】ここで、前述した先幕走行開始時点では、
図8にも詳しく示すように、先幕補助バネ13の端部1
3bは先幕ブレーキレバー9のバネ掛け部9aに係止さ
れているが、先幕ブレーキレバー9はシャッタ地板1の
凸部1eでF方向(反時計回り方向)への回転が阻止さ
れているため、先幕補助バネ13の端部13bは先幕駆
動レバー2に対して固定端の役目をしている。このた
め、先幕駆動レバー2の軸部2aに当接している端部1
3aが、先幕主バネ11とともに先幕駆動レバー2に回
動駆動力を与える。
【0044】図8の先幕走行開始時から図9の状態まで
先幕駆動レバー2の回動が進み、先幕補助バネ13の端
部13aがシャッタ地板1の凸部(バネ係止部)1hに
当接すると、この凸部1hによって端部13aが係止さ
れ、それ以上、先幕駆動レバー2の軸部2aとともに回
動できなくなる。したがって、この後は、先幕駆動レバ
ー2は、先幕主バネ11の一端部からの回転付勢力によ
って回動動作を継続する。
【0045】そして、図9に示す状態から図10に示す
状態に先幕駆動レバー2の回動が進み、先幕走行終了付
近に達すると、先幕駆動レバー2の軸部2aが先幕ブレ
ーキレバー9の第1ブレーキ部9bに当接し、これをF
方向とは反対方向に押し始める。このとき、先幕補助バ
ネ13は、端部13aが凸部1hに係止されることによ
って固定端となっているため、制動作用端としての端部
13bから先幕ブレーキレバー9をF方向に押し戻すよ
う付勢力を作用させる。したがって、図10に示すよう
に先幕駆動レバー2の軸部2aが先幕ブレーキレバー9
の第1ブレーキ部9bに当接した時点から、図11に示
すように軸部2aが先幕ブレーキレバー9の第2ブレー
キ部9cに当接する状態となるまでの間、先幕駆動レバ
ー2に対する制動作用が生ずる。
【0046】こうして制動作用を受けた先幕駆動レバー
2は、軸部2aが長穴部1jの端部に当接することによ
って停止し、これにより先幕走行が終了する。このと
き、第2ブレーキ部9cが図11の状態において先幕駆
動レバー2の回動中心と同じ位置が円弧中心になる形状
に設定されているので、先幕駆動レバー2は、その回動
中心と軸部2aとを結ぶ軸線上に第2ブレーキ部9cを
介して先幕補助バネ13のバネ力を受けることになる。
したがって、軸部2aと先幕ブレーキレバー9との間で
生ずる摩擦力により、先幕走行終了後に先幕駆動レバー
2(軸部2a)が長穴部1jの端部に対してバウンドす
ることを防止でき、先幕走行終了時点での状態を保持す
ることができる。
【0047】このように、先幕補助バネ13は、先幕走
行開始から走行途中までは、端部13bを固定端とした
状態で駆動作用端としての端部13aから先幕駆動レバ
ー2に駆動力を与えるが、走行終了付近からは、端部1
3aを固定端とした状態で制動作用端としての端部13
bから先幕ブレーキレバー9に対し、先幕駆動レバー2
の制動作用およびバウンド防止作用に必要なバネ力を与
えるようになっている。
【0048】一方、後幕についても同様の動作が行われ
る。前述した後幕走行開始時点では、図12にも詳しく
示すように、後幕補助バネ14の端部14bは後幕ブレ
ーキレバー10のバネ掛け部10aに係止されている
が、後幕ブレーキレバー10はシャッタ地板1の凸部1
fでG方向(反時計回り方向)への回転が阻止されてい
るため、後幕補助バネ14の端部14bは後幕駆動レバ
ー3に対して固定端の役目をしている。このため、後幕
駆動レバー3の軸部3aに当接している端部14aが、
後幕主バネ12とともに後幕駆動レバー3に回動駆動力
を与える。
【0049】図12の後幕走行開始時から図13の状態
まで後幕駆動レバー3の回動が進み、後幕補助バネ14
の端部14aがシャッタ地板1の凸部(バネ係止部)1
iに当接すると、この凸部1iによって端部14aが係
止され、それ以上、後幕駆動レバー3の軸部3aととも
に回動できなくなる。したがって、この後は、後幕駆動
レバー3は、後幕主バネ12の一端部からの回転付勢力
によって回動動作を継続する。
【0050】そして、図13に示す状態から図14に示
す状態に後幕駆動レバー3の回動が進み、後幕走行終了
付近に達すると、後幕駆動レバー3の軸部3aが後幕ブ
レーキレバー10の第1ブレーキ部10bに当接し、こ
れをG方向とは反対方向に押し始める。このとき、後幕
補助バネ14は、端部14aが凸部1iに係止されるこ
とによって固定端となっているため、制動作用端として
の端部14bから後幕ブレーキレバー10をG方向に押
し戻すよう付勢力を作用させる。したがって、図14に
示すように後幕駆動レバー3の軸部3aが後幕ブレーキ
レバー10の第1ブレーキ部10bに当接した時点か
ら、図15に示すように軸部3aが後幕ブレーキレバー
10の円弧部10cに当接する状態となるまでの間、後
幕駆動レバー3に対する制動作用が生ずる。
【0051】こうして制動作用を受けた後幕駆動レバー
3は、軸部3aが長穴部1kの端部に当接することによ
って停止し、これにより後幕走行が終了する。このと
き、円弧部10cが図15の状態において後幕駆動レバ
ー3の回動中心と同じ位置が円弧中心になる形状に設定
されているので、後幕駆動レバー3は、その回動中心と
軸部3aとを結ぶ軸線上に円弧部10cを介して後幕補
助バネ14のバネ力を受けることになる。したがって、
軸部3aと後幕ブレーキレバー10との間で生ずる摩擦
力により、後幕走行終了後に後幕駆動レバー3(軸部3
a)が長穴部1kの端部に対してバウンドすることを防
止でき、後幕走行終了時点での状態を保持することがで
きる。
【0052】このように、後幕補助バネ14は、後幕走
行開始から走行途中までは、端部14bを固定端とした
状態で駆動作用端としての端部14aから後幕駆動レバ
ー3に駆動力を与えるが、走行終了付近からは、端部1
4aを固定端とした状態で制動作用端としての端部14
bから後幕ブレーキレバー10に対し、後幕駆動レバー
2の制動作用およびバウンド防止作用に必要なバネ力を
与えるようになっている。
【0053】そして、上述した後幕走行終了後、レンズ
の絞りを開放させるとともに、ミラーをダウンさせるた
めにミラー駆動機構を動作させる。これにより、ミラー
駆動機構に連動するチャージレバー8がE方向とは逆方
向へ回動し、図7に示す状態から図3および図5に示す
シャッタチャージ状態に移行して撮影動作が終了する。
【0054】(第2実施形態)図16から図28には、
本発明の第2実施形態であるフォーカルプレーンシャッ
タ装置を示している。
【0055】なお、図16は上記シャッタ装置の側面
図、図17はシャッタチャージ時のシャッタ駆動レバー
周辺の状態を、図16におけるH−H断面で示す図、図
18はシャッタ走行開始状態を示す図、図19はシャッ
タ走行終了時の状態を示す図、図20は図17の状態の
シャッタ装置をN方向から見たシャッタ駆動レバー側の
断面図、図21はシャッタ走行開始時の先幕駆動レバー
の状態を示す図、図22はシャッタ走行中にて先幕駆動
バネが軸に当接した状態を示す図、図23はシャッタ走
行中にて先幕ブレーキレバーに先幕駆動レバーが当接し
た状態を示す図、図24はシャッタ走行終了時の先幕駆
動レバーの状態を示す図、図25はシャッタ走行開始時
の後幕駆動レバーの状態を示す図、図26はシャッタ走
行中にて後幕駆動バネが軸に当接した状態を示す図、図
27はシャッタ走行中にて後幕ブレーキレバーに後幕駆
動レバーが当接した状態を示す図、図28はシャッタ走
行終了時の後幕駆動レバーの状態を示す図である。
【0056】まず上記シャッタ装置の構成について説明
する。シャッタ地板(装置本体)51は、51a〜51
iの凸状軸部と、穴部51j〜51kと、シャッタ開口
部51lとを有しており、このシャッタ地板51が不図
示のカメラ本体に締結されることでシャッタ装置全体が
カメラ本体に取り付けられる。
【0057】先幕駆動レバー52は、シャッタ地板51
の円弧状の長穴部51jを貫通してシャッタ地板51の
裏面側へ突出する軸部52aと、アマチャー52bと、
チャージレバー58のカム部58aに係合するローラ5
2cとを有する。この先幕駆動レバー52は、シャッタ
地板51の軸部51aに回動可能に取り付けられてお
り、先幕駆動バネ61により図17中のI方向(時計回
り方向)に回転付勢力が与えられている。
【0058】また、後幕駆動レバー53は、先幕駆動レ
バー52と同様に、シャッタ地板51の円弧状の長穴部
51kを貫通してシャッタ地板51の裏面側に突出する
軸部53aと、アマチャー53bと、チャージレバー5
8のカム部58bに係合するローラ53cとを有する。
この後幕駆動レバー53は、シャッタ地板51の軸部5
1bに回動可能に取り付けられており、後幕駆動バネ6
2により図17中J方向(時計回り方向)に回転付勢力
が与えられている。
【0059】先幕シャッタ羽根群54は、5枚の羽根群
からなり、各羽根は不図示の2本の平行リンク構成アー
ムに回動自在に取り付けられている。これら2本の平行
リンク構成アームの一方は、先幕駆動レバー52の軸部
52aに係合しており、先幕駆動レバー52の回動に伴
い、先幕シャッタ羽根群54を展開状態から重畳状態へ
走行させるよう(すなわち、シャッタ開口1lを開放す
るよう)動作する。
【0060】また、後幕シャッタ羽根群55は、4枚の
羽根群からなり、各羽根は不図示の2本の平行リンク構
成アームに回動自在に取り付けられている。これら2本
の平行リンク構成アームの一方は、後幕駆動レバー53
の軸部53aに係合しており、後幕駆動レバー53の回
動に伴い、後幕シャッタ羽根群55を重畳状態から展開
状態へ走行させるよう(すなわち、シャッタ開口51l
を遮蔽するよう)動作する。
【0061】カバー板56は、シャッタ開口部51lに
相当する位置に同様な開口部を有し、シャッタ地板51
に固定されることで先幕シャッタ羽根群54および後幕
シャッタ羽根群55の脱落を防止する。
【0062】仕切り板57は、シャッタ開口部51lに
相当する位置に同様な開口部を有し、シャッタ地板51
とカバー板56との間に配置されて、シャッタ地板51
との間に後幕シャッタ羽根群55の走行スペースを形成
するとともに、カバー板56との間に先幕シャッタ羽根
群54の走行スペースを形成する。
【0063】チャージレバー58は、シャッタ地板51
の軸部51gに回動自在取り付けられるとともに、シャ
ッタチャージ用カム部58a(先駆動レバー52用),
58b(後駆動レバー53用)と、不図示のミラー駆動
機構に係合する軸部58cとを有する。このチャージレ
バー58は、ミラー駆動機構の動作に伴い、図17に示
すミラーダウン状態(シャッタチャージ状態)から、ミ
ラーアップアップ動作により図17中K方向(反時計回
り方向)に回転し、に第18図〜第19図に示す位置へ
移動する。
【0064】先幕ブレーキレバー(制動部材)59は、
シャッタ地板51の軸部51hに回転可能に取り付けら
れており、バネ掛け部59aにて先幕駆動バネ61の端
部61bを係止することで図17中L方向(反時計回り
方向)に付勢されるとともに、シャッタ地板51の凸部
(移動阻止部)51eに対して側面部にて当接してL方
向への回転規制を受けるが、L方向と反対方向(時計回
り方向)へは先幕駆動バネ61の付勢力に逆らって回転
可能に構成されている。
【0065】さらに、先幕ブレーキレバー59は、後述
するように先幕の走行終了付近にて先幕駆動レバー52
の軸部52aが摺動する第1ブレーキ部59bと、この
第1ブレーキ部59bに連続して形成された円弧状の第
2ブレーキ部59cとを有する。
【0066】後幕ブレーキレバー(制動部材)60は、
先幕ブレーキレバー59と同様に、シャッタ地板51の
軸部51iに回転可能に取り付けられており、バネ掛け
部60aにて後幕駆動バネ62の端部62bを係止する
ことで図17中M方向(反時計回り方向)に付勢される
ととに、シャッタ地板51の凸部51fに対して側面部
で当接してM方向への回転規制を受けるが、M方向と反
対方向(時計回り方向)へは後幕駆動バネ62の付勢力
に逆らって回転可能に構成されている。
【0067】さらに、後幕ブレーキレバー60は、後述
するように後幕の走行終了付近にて後幕駆動レバー53
の軸部53aが摺動する第1ブレーキ部60bと、この
第1ブレーキ部60bに連続して形成された円弧状の第
2ブレーキ部60cとを有する。
【0068】先幕駆動バネ61は、図16,図17およ
び図20に示すシャッタチャージ状態ないし先幕走行開
始時点では、端部(第2のバネ端)61aが先幕駆動レ
バー52の端部52dに係止され、端部61b(第1の
バネ端)が先幕ブレーキレバー59のバネ掛け部59a
に係止されている。この時点では、凸部51eにより図
17中L方向への回動が阻止されている先幕ブレーキレ
バー59に係止された端部61bが固定端となり、端部
61aが作用端となって先幕駆動レバー52に駆動力を
与える。なお、先幕走行開始後の先幕駆動バネ61の動
作については後述する。
【0069】また、後幕駆動バネ62は、図16,図1
7および図20に示すシャッタチャージ状態ないし後幕
走行開始時点では、端部(第2のバネ端)62aが後幕
駆動レバー53の端部53dに係止され、端部62b
(第1のバネ端)が後幕ブレーキレバー60のバネ掛け
部60aに係止されている。この時点では、凸部51f
により図17中M方向への回動が阻止されている後幕ブ
レーキレバー60に係止された端部62bが固定端とな
り、端部62aが作用端となって後幕駆動レバー53に
駆動力を与える。なお、後幕走行開始後の後幕駆動バネ
62の動作については後述する。
【0070】先幕マグネット65および後幕マグネット
66は、コイル65a,66aの通電/非通電切り換え
によってヨーク65b,66bによるアマチャー52
b,53bの吸着/解放を行う電磁石である。
【0071】基板ホルダ(本実施形態では、装置本体の
一部)67は、シャッタ地板51側に突出して先幕駆動
バネ61の回動中の端部61aに当接することによりこ
の端部61aのそれ以上の回動を阻止するバネ係止部6
7aと、後幕駆動バネ62の回動動作中の端部62aに
当接することによりこの端部62aのそれ以上の回動を
阻止するバネ係止部67bとを有する。この基板ホルダ
67は、シャッタ地板51の軸部51a,51bによっ
て、不図示のカメラ本体との間を電気接続する基板68
とともに固定されている。この基板ホルダ67は、先幕
マグネット65および後幕マグネット66を保持する不
図示の保持部材を有する。
【0072】次に以上のように構成されるシャッタ装置
の動作について説明する。カメラでの撮影を行う前の待
機状態では、図17に示すシャッタチャージ状態で保持
される。このとき、チャージレバー58がシャッターチ
ャージ状態であるため、チャージレバー58のカム部5
8aの同心円部に、先幕駆動レバー52のローラ52c
が、先幕駆動バネ61のI方向の回転付勢力に逆らって
乗り上げた状態で停止している。
【0073】また、後駆動レバー53も、チャージレバ
ー58のカム部58bの同心円部に、ローラ53cが、
後幕駆動バネ62のJ方向の回転付勢力に逆らって乗り
上げた状態で停止している。このとき、シャッタ開口5
1lは、展開した先幕シャッタ羽根群54により遮蔽さ
れた状態となっている。
【0074】また、先幕ブレーキレバー59は、先幕駆
動バネ61の端部61bから受ける回転付勢力により、
図17中L方向に付勢され、シャッタ地板51の凸部5
1eに側面部が当接した状態で静止している。
【0075】また、後幕ブレーキレバー60について
も、同様に、後幕駆動バネ62の端部62bから受ける
回転付勢力により、図17中M方向へ付勢され、シャッ
タ地板51の凸部51fに側面が当接した状態で静止し
ている。つまり、先幕駆動バネ61の端部61bおよび
後幕駆動バネ62の端部62bはそれぞれ固定端となっ
ている。
【0076】次に、シャッタチャージ状態から、撮影の
ため不図示のレリーズボタンが押されると、まず先幕マ
グネット65および後幕マグネット66に通電が行わ
れ、これによりアマチャー52b,53bがそれぞれヨ
ーク65b,66bに吸着保持される。
【0077】この後、不図示のミラーを上昇させると同
時にレンズの絞り込みを行う。このとき、不図示のミラ
ー動作機構にチャージレバー58の軸部58cが係合
し、チャージレバー58が連動するよう構成されている
ため、不図示のミラー上昇動作に連動してチャージレバ
ー58が図17中K方向(反時計回り方向)に回動し、
このミラー上昇動作の終了とともに図18の状態へ移行
する。
【0078】またこのとき、先幕駆動レバー52のロー
ラ52cおよび後幕駆動レバー53のローラ53cに当
接していたチャージレバー58のカム部58a,58b
がローラ52c,53cから離脱する。
【0079】また、この段階では、先幕シャッタ羽根群
54および後幕シャッタ羽根群55がそれぞれ係合する
先幕駆動レバー52および後幕駆動レバー53が先幕マ
グネット65および後幕マグネット66の通電により吸
着保持されて図18の状態を維持しているため、先幕シ
ャッタ羽根群54は展開状態と、後幕シャッタ羽根群5
5は重畳状態となっている。
【0080】次に、先幕シャッタ羽根群54を重畳状態
に走行させるために、先幕マグネット65への通電をO
FFにすると、先幕駆動レバー52は先幕駆動バネ61
の端部61bからの付勢力により図17中I方向(時計
回り方向)に回動を始める。先幕シャッタ羽根群54は
先幕駆動レバー52の端部52aに係合しているため、
先幕駆動レバー52の回動に伴って平行リンク作用によ
り重畳状態に向かって走行し、シャッタ開口部51lを
開放する。
【0081】この後カメラにて設定された所定秒時が経
過すると、後幕マグネット66への通電もOFFされ
る。後幕駆動レバー35は後幕駆動バネ62の端部62
bからの付勢力により図17中J方向(時計回り方向)
に回動し始める。後幕シャッタ羽根群55は後幕駆動レ
バー53の軸部53aに係合しているため、後幕駆動レ
バー53の回動に伴って平行リンク作用により展開状態
に向かって走行し、この後幕シャッタ羽根群55により
シャッタ開口51lが遮蔽される、図19に示す走行完
了状態となってフィルム露光動作が終了する。
【0082】ここで、前述した先幕走行開始時点では、
図21にも詳しく示すように、先幕駆動バネ61の端部
61bは先幕ブレーキレバー59のバネ掛け部59aに
係止されているが、先幕ブレーキレバー59はシャッタ
地板51の凸部51eでL方向(反時計回り方向)への
回転が阻止されているため、先幕駆動バネ61の端部6
1bは先幕駆動レバー52に対して固定端の役目をして
いる。このため、先幕駆動レバー52の端部52dに当
接している端部61aが、先幕駆動レバー52に回動駆
動力を与える。
【0083】図21の先幕走行開始時から図22の状態
まで先幕駆動レバー52の回動が進み、先幕駆動バネ6
1の端部61aが基板ホルダ67の凸部(バネ係止部)
67aに当接すると、この凸部67aによって端部61
aが係止され、それ以上、先幕駆動レバー52とともに
回動できなくなる。したがって、この後は、先幕駆動レ
バー52は、それまでの運動により得た慣性力によって
回動動作を継続する。
【0084】そして、図22に示す状態から図23に示
す状態に先幕駆動レバー52の回動が進み、先幕走行終
了付近に達すると、先幕駆動レバー52の軸部52aが
先幕ブレーキレバー59の第1ブレーキ部59bに当接
し、これをL方向とは反対方向に押し始める。このと
き、先幕駆動バネ61は、端部61aが凸部67aに係
止されることによって固定端となっているため、制動作
用端としての端部61bから先幕ブレーキレバー59を
L方向に押し戻すよう付勢力を作用させる。したがっ
て、図23に示すように先幕駆動レバー52の軸部52
aが先幕ブレーキレバー59の第1ブレーキ部59bに
当接した時点から、図24に示すように軸部52aが先
幕ブレーキレバー59の第2ブレーキ部59cに当接す
る状態となるまでの間、先幕駆動レバー52に対する制
動作用が生ずる。
【0085】こうして制動作用を受けた先幕駆動レバー
52は、軸部52aが長穴部51jの端部に当接するこ
とによって停止し、これにより先幕走行が終了する。こ
のとき、第2ブレーキ部59cが図24の状態において
先幕駆動レバー52の回動中心と同じ位置が円弧中心に
なる形状に設定されているので、先幕駆動レバー52
は、その回動中心と軸部52aとを結ぶ軸線上に第2ブ
レーキ部59cを介して先幕駆動バネ61のバネ力を受
けることになる。したがって、軸部52aと先幕ブレー
キレバー59との間で生ずる摩擦力により、先幕走行終
了後に先幕駆動レバー52(軸部52a)が長穴部51
jの端部に対してバウンドすることを防止でき、先幕走
行終了時点での状態を保持することができる。
【0086】このように、先幕駆動バネ61は、先幕走
行開始から走行途中までは、端部61bを固定端とした
状態で駆動作用端としての端部61aから先幕駆動レバ
ー52に駆動力を与えるが、走行終了付近からは、端部
61aを固定端とした状態で制動作用端としての端部6
1bから先幕ブレーキレバー59に対し、先幕駆動レバ
ー52の制動作用およびバウンド防止作用に必要なバネ
力を与えるようになっている。
【0087】また本実施形態では、先幕駆動レバー52
に対する制動作用が生じるときには、先幕駆動レバー5
2に駆動力が加わらないようにするために、基板ホルダ
67にバネ係止部67aを設けているが、このバネ係止
部67aの位置により、先幕駆動レバー52に駆動力が
加わらない区間を任意に設定することができる。本実施
形態においては、図22の状態と図23の状態との間の
先幕駆動レバー52の回動角を1〜2°程度に設定と
し、先幕駆動レバー52の制動作用が生じる図23のぎ
りぎりの位置まで駆動力を与えるように構成している。
【0088】一方、後幕についても同様の動作が行われ
る。前述した後幕走行開始時点では、図25にも詳しく
示すように、後幕駆動バネ62の端部62bは後幕ブレ
ーキレバー60のバネ掛け部60aに係止されている
が、後幕ブレーキレバー60はシャッタ地板51の凸部
51fでM方向(反時計回り方向)への回転が阻止され
ているため、後幕駆動バネ62の端部62bは後幕駆動
レバー53に対して固定端の役目をしている。このた
め、後幕駆動レバー53の端部53dに当接している端
部62aが、後幕駆動レバー53に回動駆動力を与え
る。
【0089】図25の後幕走行開始時から図26の状態
まで後幕駆動レバー53の回動が進み、後幕駆動バネ6
2の端部62aが基板ホルダ67の凸部(バネ係止部)
67bに当接すると、この凸部67bによって端部62
aが係止され、それ以上、後幕駆動レバー53とともに
回動できなくなる。したがって、この後は、後幕駆動レ
バー53は、それまでの運動により得た慣性力によって
回動動作を継続する。
【0090】そして、図26に示す状態から図27に示
す状態に後幕駆動レバー53の回動が進み、後幕走行終
了付近に達すると、後幕駆動レバー53の軸部53aが
後幕ブレーキレバー60の第1ブレーキ部60bに当接
し、これをM方向とは反対方向に押し始める。このと
き、後幕駆動バネ62は、端部62aが凸部67bに係
止されることによって固定端となっているため、制動作
用端としての端部62bから後幕ブレーキレバー60を
M方向に押し戻すよう付勢力を作用させる。したがっ
て、図27に示すように後幕駆動レバー53の軸部53
aが後幕ブレーキレバー60の第1ブレーキ部60bに
当接した時点から、図28に示すように軸部53aが後
幕ブレーキレバー60の第2ブレーキ部60cに当接す
る状態となるまでの間、後幕駆動レバー53に対する制
動作用が生ずる。
【0091】こうして制動作用を受けた後幕駆動レバー
53は、軸部53aが長穴部51kの端部に当接するこ
とによって停止し、これにより後幕走行が終了する。こ
のとき、第2ブレーキ部60cが図28の状態において
後幕駆動レバー53の回動中心と同じ位置が円弧中心に
なる形状に設定されているので、後幕駆動レバー53
は、その回動中心と軸部53aとを結ぶ軸線上に第2ブ
レーキ部60cを介して後幕駆動バネ62のバネ力を受
けることになる。したがって、軸部53aと後幕ブレー
キレバー60との間で生ずる摩擦力により、後幕走行終
了後に後幕駆動レバー53(軸部53a)が長穴部51
kの端部に対してバウンドすることを防止でき、後幕走
行終了時点での状態を保持することができる。
【0092】このように、後幕駆動バネ62は、後幕走
行開始から走行途中までは、端部62bを固定端とした
状態で駆動作用端としての端部62aから後幕駆動レバ
ー53に駆動力を与えるが、走行終了付近からは、端部
62aを固定端とした状態で制動作用端としての端部6
2bから後幕ブレーキレバー60に対し、後幕駆動レバ
ー53の制動作用およびバウンド防止作用に必要なバネ
力を与えるようになっている。
【0093】また本実施形態では、後幕駆動レバー53
に対する制動作用が生じるときには、後幕駆動レバー5
3に駆動力が加わらないようにするために、基板ホルダ
67にバネ係止部67bを設けているが、このバネ係止
部67bの位置により、後幕駆動レバー53に駆動力が
加わらない区間を任意に設定することができる。本実施
形態においては、図26の状態と図27の状態との間の
後幕駆動レバー53の回動角を1〜2°程度に設定と
し、後幕駆動レバー53の制動作用が生じる図27のぎ
りぎりの位置まで駆動力を与えるように構成している。
【0094】そして、上述した後幕走行終了後、レンズ
の絞りを開放させるとともに、ミラーをダウンさせるた
めにミラー駆動機構を動作させる。これにより、ミラー
駆動機構に連動するチャージレバー58がK方向とは逆
方向へ回動し、図19に示す状態から図17に示すシャ
ッタチャージ状態に移行して撮影動作が終了する。
【0095】(第3実施形態)上記第1および第2実施
形態では、レンズ装置又はカメラといった光学機器に搭
載される、先幕シャッタ羽根群および後幕シャッタ羽根
群を備えたシャッタ装置について説明したが、本発明
は、先幕シャッタ羽根群および後幕シャッタ羽根群の一
方に相当するシャッタ羽根群のみを有するシャッタ装置
にも適用することができる。
【0096】例えば、撮影済み(現像済み)フィルム上
の画像をフラッシュ光を利用して、画像の記憶保持機能
を有する空間光変調素子(Spatial Light Modulator :
以下、SLMと称する)に書き込み記憶させ、その後S
LMに読み出し光を照射してSLMに記憶された画像を
鑑賞させる画像表示装置(光学機器)において、SLM
に外光が当たって画像書き込みが妨げられるのを防止す
るために、画像書き込み時に鑑賞窓を遮蔽するのに用い
るシャッタ装置に本発明を適用してもよい。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1および第
2の発明によれば、シャッタ羽根群の走行駆動初期に羽
根駆動部材に対してシャッタ羽根群の走行駆動に必要な
駆動力を与える駆動バネ(若しくは第2駆動バネ)を、
シャッタ羽根群の走行駆動終了付近においては羽根駆動
部材に対する制動作用を生じさせるためにも用いている
ので、羽根駆動部材の重量増加や部品点数の増加を防止
しつつ、シャッタ走行終了時における衝撃を抑えること
ができる。
【0098】なお、制動部材を、羽根駆動部材によるシ
ャッタ羽根群の走行駆動終了後に、駆動バネからのバネ
力を受けて羽根駆動部材のバウンドを押さえ込む形状に
形成すれば、できるだけ少ない部品点数で効果的に羽根
駆動部材のバウンドを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態であるシャッタ装置の平
面外観図。
【図2】上記シャッタ装置の側面図。
【図3】上記シャッタ装置のシャッタチャージ時におけ
るシャッタ駆動レバー周囲の状態を示す図。
【図4】図3のA方向から見たシャッタ駆動レバー側の
断面図。
【図5】図4のB−B断面図。
【図6】上記シャッタ装置のシャッタ走行開始状態を示
す図。
【図7】上記シャッタ装置のシャッタ走行終了時の状態
を示す図。
【図8】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行開始時
の先幕駆動レバーの状態を示す図。
【図9】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行中にて
先幕補助バネが軸に当接した状態を示す図。
【図10】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行中に
て先幕ブレーキレバーに先幕駆動レバーが当接した状態
を示す図。
【図11】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行終了
時の先幕駆動レバーの状態を示す図。
【図12】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行開始
時の後幕駆動レバーの状態を示す図。
【図13】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行中に
て後幕補助バネが軸に当接した状態を示す図。
【図14】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行中に
て後幕ブレーキレバーに後幕駆動レバーが当接した状態
を示す図。
【図15】上記シャッタ装置におけるシャッタ走行終了
時の後幕駆動レバーの状態を示す図。
【図16】本発明の第2実施形態であるシャッタ装置の
側面図。
【図17】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタチャージ時のシャッタ駆動レバー周辺の状態を、
図16におけるH−H断面で示す図。
【図18】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行開始状態を示す図。
【図19】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行終了時の状態を示す図。
【図20】図17の状態のシャッタ装置をN方向から見
たシャッタ駆動レバー側の断面図。
【図21】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行開始時の先幕駆動レバーの状態を示す図。
【図22】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行中にて先幕駆動バネが軸に当接した状態を示
す図。
【図23】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行中にて先幕ブレーキレバーに先幕駆動レバー
が当接した状態を示す図。
【図24】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行終了時の先幕駆動レバーの状態を示す図。
【図25】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行開始時の後幕駆動レバーの状態を示す図。
【図26】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行中にて後幕駆動バネが軸に当接した状態を示
す図。
【図27】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行中にて後幕ブレーキレバーに後幕駆動レバー
が当接した状態を示す図。
【図28】上記第2実施形態のシャッタ装置におけるシ
ャッタ走行終了時の後幕駆動レバーの状態を示す図。
【符号の説明】
1,51…シャッタ地板 2,52…先幕駆動レバー 3,53…後幕駆動レバー 4,54…先幕シャッタ羽根群 5,55…後幕シャッタ羽根群 6,56…カバー板 7,57…仕切り板 8,58…チャージレバー 9,59…先幕ブレーキレバー 10,60…後幕ブレーキレバー 11…先幕主バネ 12…後幕主バネ 13…先幕補助バネ 14…後幕補助バネ 15,65…先幕マグネット 16,66…後幕マグネット 17,67…基板ホルダ 18,68…基板 61…先幕駆動バネ 62…後幕駆動バネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重畳状態および展開状態のうち一方から
    他方に走行可能なシャッタ羽根群と、このシャッタ羽根
    群を走行駆動するための羽根駆動部材と、第1のバネ端
    が固定端となった状態で第2のバネ端が前記羽根駆動部
    材に対して駆動力を与える駆動作用端となる駆動バネと
    を有するシャッタ装置であって、 前記羽根駆動部材による前記シャッタ羽根群の走行駆動
    終了付近で、前記第2のバネ端が固定端となり、前記第
    1のバネ端が前記羽根駆動部材に対する制動作用を生じ
    させるための制動作用端となることを特徴とするシャッ
    タ装置。
  2. 【請求項2】 重畳状態および展開状態のうち一方から
    他方に走行可能なシャッタ羽根群と、このシャッタ羽根
    群を走行駆動するための羽根駆動部材と、前記羽根駆動
    部材による前記シャッタ羽根群の走行駆動開始から走行
    駆動終了までこの羽根駆動部材に対して駆動力を与える
    第1駆動バネと、第1のバネ端が固定端となった状態で
    第2のバネ端が前記羽根駆動部材に対して駆動力を与え
    る駆動作用端となる第2駆動バネとを有するシャッタ装
    置であって、 前記羽根駆動部材による前記シャッタ羽根群の走行駆動
    終了付近で、前記第2のバネ端が固定端となり、前記第
    1のバネ端が前記羽根駆動部材に対する制動作用を生じ
    させるための制動作用端となることを特徴とするシャッ
    タ装置。
  3. 【請求項3】 前記羽根駆動部材による前記シャッタ羽
    根群の走行駆動終了付近で、前記第1のバネ端からバネ
    力を受けて前記羽根駆動部材に対して制動作用を及ぼす
    制動部材を有することを特徴とする請求項1又は2に記
    載のシャッタ装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のバネ端が、前記制動部材に対
    し、前記羽根駆動部材による前記シャッタ羽根群の走行
    駆動開始から走行駆動終了まで所定方向にバネ力を作用
    させるようになっているとともに、 装置本体に、前記制動部材の前記所定方向への移動を阻
    止する移動阻止部と、前記第2のバネ端を係止可能なバ
    ネ係止部とが設けられており、 前記制動部材が前記移動阻止部による前記所定方向への
    移動阻止を受けることによって前記第1のバネ端が固定
    端となっている状態での前記羽根駆動部材による前記シ
    ャッタ羽根群の走行駆動途中において、前記羽根駆動部
    材に伴って移動してきた前記駆動作用端としての前記第
    2のバネ端が前記バネ係止部に係止され、 この係止により前記第1のバネ端が固定端となった状態
    での前記羽根駆動部材による前記シャッタ羽根群の走行
    駆動終了付近において、前記羽根駆動部材が、前記制動
    作用端となる前記第1のバネ端とともに前記制動部材を
    前記所定方向とは反対の方向に押すことにより前記羽根
    駆動部材に対する制動作用が生ずることを特徴とする請
    求項1又は2に記載のシャッタ装置。
  5. 【請求項5】 前記駆動作用端としての前記第2のバネ
    端が前記バネ係止部に係止されてこの第2のバネ端から
    前記羽根駆動部材に駆動力が与えられなくなった後、前
    記羽根駆動部材の所定量の移動を経てから前記羽根駆動
    部材が前記制動部材を押すことを特徴とする請求項4に
    記載のシャッタ装置。
  6. 【請求項6】 前記制動部材は、前記羽根駆動部材によ
    る前記シャッタ羽根群の走行駆動終了後に、前記第1の
    バネ端からバネ力を受けて前記羽根駆動部材のバウンド
    を押さえ込む形状に形成されていることを特徴とする請
    求項1から5のいずれかに記載のシャッタ装置。
  7. 【請求項7】 前記シャッタ羽根群として、展開状態か
    ら重畳状態に走行する先幕シャッタ羽根群と、重畳状態
    から展開状態に走行する後幕シャッタ羽根群とを有する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のシ
    ャッタ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれかに記載のシャ
    ッタ装置を備えたことを特徴とする光学機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014059354A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Canon Inc フォーカルプレンシャッタ、撮像装置及び撮像システム
JP2015064479A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 日本電産コパル株式会社 フォーカルプレンシャッタ

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