JP2001343385A - プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ - Google Patents

プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ

Info

Publication number
JP2001343385A
JP2001343385A JP2000204355A JP2000204355A JP2001343385A JP 2001343385 A JP2001343385 A JP 2001343385A JP 2000204355 A JP2000204355 A JP 2000204355A JP 2000204355 A JP2000204355 A JP 2000204355A JP 2001343385 A JP2001343385 A JP 2001343385A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
probe array
solid phase
plate
array
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000204355A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4644914B2 (ja
Inventor
Teruhisa Shibahara
輝久 柴原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000204355A priority Critical patent/JP4644914B2/ja
Publication of JP2001343385A publication Critical patent/JP2001343385A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4644914B2 publication Critical patent/JP4644914B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/0046Sequential or parallel reactions, e.g. for the synthesis of polypeptides or polynucleotides; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making molecular arrays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00274Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
    • B01J2219/00277Apparatus
    • B01J2219/00279Features relating to reactor vessels
    • B01J2219/00306Reactor vessels in a multiple arrangement
    • B01J2219/00313Reactor vessels in a multiple arrangement the reactor vessels being formed by arrays of wells in blocks
    • B01J2219/00315Microtiter plates
    • B01J2219/00317Microwell devices, i.e. having large numbers of wells
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00274Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
    • B01J2219/00277Apparatus
    • B01J2219/00497Features relating to the solid phase supports
    • B01J2219/00527Sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00274Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
    • B01J2219/00583Features relative to the processes being carried out
    • B01J2219/00585Parallel processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00274Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
    • B01J2219/00583Features relative to the processes being carried out
    • B01J2219/00596Solid-phase processes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J2219/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J2219/00274Sequential or parallel reactions; Apparatus and devices for combinatorial chemistry or for making arrays; Chemical library technology
    • B01J2219/00583Features relative to the processes being carried out
    • B01J2219/00603Making arrays on substantially continuous surfaces
    • B01J2219/00659Two-dimensional arrays
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C40COMBINATORIAL TECHNOLOGY
    • C40BCOMBINATORIAL CHEMISTRY; LIBRARIES, e.g. CHEMICAL LIBRARIES
    • C40B60/00Apparatus specially adapted for use in combinatorial chemistry or with libraries
    • C40B60/14Apparatus specially adapted for use in combinatorial chemistry or with libraries for creating libraries

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高いプローブ集積密度と高い検出感度とを両
立するプローブアレイを提供する。 【解決手段】 プレート1に竪溝2を配列した固相基材
を用いて、竪溝2の壁面3にプローブを保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプローブアレイ用固
相基材、および固相基材に複数種類のプローブ(標的と
する生体高分子に対して特異的に結合し得る物質)を各
々独立に並べて保持したプローブアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】サンプル中の生体高分子を検出する方法
の一つとして、固相基材に複数種類のプローブ(標的と
する生体高分子に対して特異的に結合し得る物質)を各
々独立に並べて保持したプローブアレイを使用する方法
がある。図5にプローブアレイの例を示す。図5の例に
おいては、固相基材80に、プローブ81が並べて保持
されている。
【0003】プローブアレイを用いる利点は、一度の検
出試験で、複数種類の生体高分子の検出を行なえるとい
う点である。たとえば、複数種類の抗原をプローブとし
て並べたプローブアレイを使用すれば、一度の検出試験
で、その複数種類の抗原それぞれに対する抗体の有無を
調べることができる。また例えば、複数種類の遺伝子変
異について、それぞれの遺伝子変異をコードする核酸に
対するプローブを並べたプローブアレイを使用すれば、
一度の検出試験で、その複数種類の遺伝子変異それぞれ
の有無を調べることができる。
【0004】そしてプローブアレイを用いた検出試験を
行なう場合、一度の検出試験で検出することのできる生
体高分子の種類の数は、プローブアレイに並べたプロー
ブの種類の数によって決定されるため、プローブアレイ
に並べるプローブの種類は多い方が好ましい。また検出
試験を行なうときには、プローブアレイ全面にサンプル
を行き渡らせることが必要であるため、プローブアレイ
は小面積であることが好ましい。したがって、プローブ
アレイに関する前述したような利点を追求する場合、プ
ローブアレイには、多種類のプローブが、小面積の領域
に、高密度に集積されて並べられていることが好まし
い。1平方センチメートルあたり100種類程度の集積
密度でプローブが並べられていれば、プローブアレイの
前述した利点を発揮することができるが、これにとどま
らず、プローブ集積密度は高い方が好ましい。
【0005】また、一本鎖核酸の中の特定の塩基配列部
分に対して特異的に結合するプローブのプローブアレイ
を用いて、サンプル中に含まれる核酸の塩基配列を決定
する方法が提案されているが、この場合もプローブアレ
イのプローブ集積密度は高い方が好ましい。
【0006】しかしながらプローブ集積密度を高める
と、それぞれの標的生体高分子に対する検出感度が低下
するという不具合が発生する。これは、プローブ集積密
度を高めると、一種類のプローブが占有する領域(以下
ではこの領域のことをスポットと呼称する)が小さくな
り、スポットに含まれるプローブの絶対量(言い換えれ
ば、プローブ分子の絶対数)が減少することに起因す
る。一般的にプローブアレイは、プローブ分子と標的生
体高分子との結合によってもたらされる何らかのシグナ
ルを検出することによって標的生体高分子の存在を認知
する。このため、スポット中に含まれるプローブ分子の
絶対数が減少すると、プローブ分子と標的生体高分子の
結合の絶対数が減少し、結果としてこの結合の発するシ
グナルが減少するため、検出感度が低下することにな
る。
【0007】例えば、蛍光標識した標的生体高分子がど
のスポットに結合しているのかを、各スポットの蛍光量
を測定することによって検出するような検出方式を考え
る。この場合、スポットに含まれるプローブ分子の絶対
数が減少すれば、それに結合する蛍光標識された標的生
体高分子の絶対数も減少し、その結果、シグナルとなる
蛍光量が減少して感度が低下する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、プレ
ート上の小さな領域の中に大量のプローブ分子を保持で
きるプローブアレイ用固相基材を提供して、高いプロー
ブ集積密度と高い検出感度を両立するプローブアレイを
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるプローブア
レイ用固相基材は、プレートを備えた固相基材であっ
て、該プレートに該プレートの厚み方向に深さを持つ竪
溝が設けられているプローブアレイ用固相基材である。
ここで該竪溝は該プレートに形成した掘りこみであって
もよいし、該プレートの表面上に形成した構造物の側面
によって形成した空間であってもよいが、そのいずれで
あったとしても、該竪溝は次の3つの条件(1)〜
(3)を満たすものとする。すなわち、(1)該竪溝は
該プレートの表面に対してほぼ垂直な壁面によって形成
された空間であり、(2)該竪溝の幅は100マイクロ
メートル以下であり、(3)該竪溝の深さは該竪溝の幅
の2倍以上である。一つ補足すると、竪溝が該プレート
に形成された掘りこみである場合、該竪溝は該プレート
を貫通していてもよい。以下においては、本発明のこの
プローブアレイ用固相基材を「竪溝配列固相基材」と呼
称する。
【0010】本発明によるプローブアレイは、プローブ
アレイ用固相基材として竪溝配列固相基材を用いてい
て、該竪溝配列固相基材の竪溝をスポットとしていて、
該竪溝の壁面にプローブを保持しているプローブアレイ
である。
【0011】
【発明の実施の形態】(竪溝配列固相基材の形状例)図
1〜4に竪溝配列固相基材の形状の例を示す。ただし図
1〜4に示したのはあくまで例であって、本発明の竪溝
配列固相基材の形状を限定するものではない。図1〜3
の例では、竪溝2はプレート1に設けられた掘りこみで
あって、図1,2の例では竪溝2がプレート1を貫通し
ている。図4の例では、プレート1の表面上に形成した
構造物4の壁面3によって竪溝2を形成している。そし
て図1〜4に示したいずれの例においても、以下の3つ
の条件が満たされているものとする。すなわち、(1)
竪溝2の壁面3はプレート1の表面に対してほぼ垂直で
あり、(2)竪溝2の幅(図1〜4においてWで示した
寸法)は100マイクロメートル以下であり、(3)竪
溝2の深さ(図1〜4においてHで示した寸法)は竪溝
2の幅Wの2倍以上である。
【0012】(竪溝配列固相基材の製造方法概略)これ
より、竪溝配列固相基材の製造方法をいくつか示す。た
だし、以下に示すのは製造方法の例であって、本発明の
竪溝配列固相基材の製造方法を限定するものではない。
【0013】図1〜3に示した竪溝配列固相基材の例に
おいては、プレート1に竪溝2が掘り込まれているが、
このような竪溝配列固相基材を製造する方法の例を図6
に示す。まず最初にプレート1の上にフォトレジストか
らなるパターン10をフォトリソグラフィーにより形成
する(図6a)。次に、このフォトレジストのパターン
10をマスクとして、プレート1をプラズマエッチング
する(図6b)。ここで、プラズマエッチングとはイオ
ンミリングやRIE(Reactive Ion Et
ching)などを指すものとする。プラズマエッチン
グの終了後、フォトレジストのパターン10を除去する
ことにより竪溝配列固相基材が完成する(図6c)。
【0014】竪溝配列固相基材を製造する際に課題とな
るのは、竪溝の壁面をプレートの表面に対してほぼ垂直
にしなければならないという点と、竪溝の深さを竪溝の
幅の2倍以上にしなければならないという点である。図
6に示した製造方法の例では、この2つの課題をプラズ
マエッチングという垂直加工性に優れた加工技術を用い
ることによって解決した。
【0015】図6に示した製造方法とは別の製造方法を
図7に示す。図7の製造方法においては、シリコン単結
晶の異方性ウェットエッチングという技術を用いる。シ
リコン単結晶は水酸化カリウム水溶液等のアルカリ水溶
液によってエッチングされるが、そのエッチング速度は
結晶方位によって異なる。特に(111)結晶面は、そ
の他の結晶方位面と比較してエッチング速度が極端に遅
い。そのため、シリコン単結晶をアルカリ水溶液でエッ
チングすることによって掘りこみ加工するさいに、掘り
こみの壁面が(111)結晶面となるようにパターンを
決めておくと、掘りこみの開口幅に対する掘りこみ深さ
の比(以下、アスペクト比と呼称する)の大きな加工が
可能である上、掘りこみの壁面もほぼ完全な平面とな
る。このことを利用したシリコン単結晶のエッチング加
工技術が異方性ウェットエッチング技術であり、アスペ
クト比が10以上の加工が可能である。図7の製造方法
では、この異方性ウェットエッチングを使用する。ま
ず、プレート1としてシリコン単結晶のプレートを用意
する。ここでプレート1の表面は(110)結晶面とな
るようにしておく。このプレート1の両面に窒化ケイ素
膜20をCVD(Chemical Vapor De
position)によって数百ナノメートル程度の厚
みで成膜する(図7a)。つづいて、プレート1の片面
の窒化ケイ素膜20をパターンニングする(図7b)。
窒化ケイ素膜20をパターンニングする方法としては、
例えばフォトリソグラフィーによって形成したフォトレ
ジストのパターンをマスクとしたRIE(Reacti
ve Ion Etching)などの方法が挙げられ
る。つづいて、パターンニングされた窒化ケイ素膜20
をマスクにして、プレート1のシリコン単結晶を強アル
カリ水溶液によってエッチングする(図7c)。そして
最後に窒化ケイ素膜20を加熱した燐酸等で除去すれば
竪溝配列型固相基材が完成する(図7d)。ただし図7
の方法を用いる場合には、竪溝2の設計形状を工夫する
ことによって、壁面3が全て(111)結晶面になるよ
うにしておく必要がある。プレート1の表面を(11
0)結晶面にしておけば、竪溝2の壁面3がすべて(1
11)結晶面になるように設計することが可能である。
【0016】図4に示した竪溝配列固相基材の例におい
ては、プレート1の上に形成された構造物4の壁面3に
よって竪溝2が形成されている。このような竪溝配列固
相基材の製造方法の例を図8に示す。まず最初にプレー
ト1を用意して、その表面に金属の薄膜30を成膜する
(図8a)。成膜の方法としては、例えば真空蒸着法や
スパッタ成膜法が挙げられる。次にフォトレジストから
なるパターン31を、薄膜30の上にフォトリソグラフ
ィーによって形成する(図8b)。続いて薄膜30を給
電膜として電解メッキを行なうことにより、フォトレジ
ストのパターン31が存在しない領域(すなわち薄膜3
0が露出している領域)に金属4を堆積(析出)させる
(図8c)。続いて、フォトレジストのパターン31を
除去すれば、竪溝配列固相基材が完成する(図8d)。
図8の製造方法を用いた場合、竪溝2の形状はフォトレ
ジストのパターン31の形状によって決定される。すな
わち、フォトレジストのパターン31として、壁面がプ
レート1に対してほぼ垂直な、幅が100マイクロメー
トル以下の、アスペクト比が2以上であるパターンを形
成すれば、それを鋳型として竪溝2を形成することがで
きる。そして、このようなパターンを形成することので
きるフォトレジストは、フォトレジストメーカーから市
販されている。このようなフォトレジストの例として
は、SU−8(MicroChem Corp.製)な
どを挙げることができる。またさらに、X線によってリ
ソグラフィーを行なうX線レジストにおいては、アスペ
クト比が100以上のパターンを形成できるレジストが
知られているが、図8の製造方法の中でフォトレジスト
の代わりにこのようなX線レジストを使用し、フォトリ
ソグラフィーの代わりにX線リソグラフィーを行なえ
ば、よりアスペクト比の大きな竪溝を形成することがで
きる。
【0017】図8に示した製造方法と類似の方法とし
て、図8cにおいて電解メッキで行なっている金属4の
堆積工程を、真空蒸着法やスパッタ成膜法で行なう方法
を挙げることができる。この場合、フォトレジストのパ
ターン31の上にも金属4が堆積するが、フォトレジス
トのパターン31を除去する工程において、その部分の
金属4は剥離してしまう。
【0018】図4に示したような竪溝配列固相基材を製
造する方法として、プレート1の上に形成したフォトレ
ジストのパターンを、そのまま構造物4として使用する
方法もありうる。
【0019】(竪溝配列固相基材にプローブ分子を保持
させてプローブアレイを製造する方法の概略)本発明の
プローブアレイは固相基材として竪溝配列固相基材を用
いていて、該竪溝配列固相基材の竪溝をスポットとして
いて、該竪溝の壁面にプローブ分子を保持しているプロ
ーブアレイである。竪溝配列固相基材の各竪溝の壁面に
プローブ分子を保持させてプローブアレイを作製する方
法について、その概略を示す。ただし、以下に示す方法
はあくまでも例であって、本発明のプローブアレイの製
造方法を限定するものではない。
【0020】まず最初に、マイクロピペットやインクジ
ェットノズルを用いて、竪溝配列固相基材の各竪溝、に
プローブ分子の含まれる液滴を供給する。供給した液滴
は、毛細管現象によって竪溝の内部へと吸引される。つ
づいて、竪溝の壁面に、液滴中のプローブ分子を化学的
に結合させる。この方法としては、シランカプラー等の
架橋剤を介して竪溝の壁面とプローブ分子とを共有結合
させる方法や、金や銀やニッケルからなる竪溝の壁面と
プローブ分子の硫黄原子とを配位結合させる方法などを
挙げることができる。
【0021】(竪溝配列固相基材の竪溝の形状について
の補足)本発明のプローブアレイを製造する方法の中に
は、竪溝配列固相基材の各竪溝に、竪溝ごとに異なった
組成の液滴を供給する工程を含むような方法がある(前
記した製造方法もその一例である)。その場合、竪溝に
供給した液滴が、毛細管現象によってスムーズに竪溝の
内部へと吸引されることが好ましい。しかしながら竪溝
の形状によっては、竪溝の中に気泡が入ってしまって、
供給した液滴が竪溝の中へスムーズに入っていかないこ
とがある。例えば竪溝が細長い垂直な穴であって、かつ
プレートを貫通していない場合などには、竪溝に液滴を
供給したときに気泡が入って、供給した液滴が竪溝の中
へスムーズに入っていかない。このような問題を回避す
るために、竪溝には気泡を逃がすための経路が存在する
ことが好ましい。図1〜4に示した竪溝配列固相基材の
例では、いずれも気泡を逃がすための経路が竪溝に存在
する。図1,2の例では竪溝がプレートを貫通している
ため、プレートの表面側から竪溝に液滴を供給すると、
竪溝の中の気泡はプレートの裏面側から抜けていく。図
3,4に示した例では竪溝の脇腹が開放されているた
め、ここから気泡が抜ける。
【0022】
【作用】竪溝配列固相基材においては、一つの竪溝がプ
レートの表面上に占める占有面積を小さくした場合で
も、その竪溝の壁面の表面積を大きくしておくことが可
能である。そのため、竪溝配列固相基材の竪溝をスポッ
トとして用いて、竪溝の壁面にプローブを保持させれ
ば、竪溝配列固相基材は小さな(プレートの表面におけ
る占有面積の小さな)スポットの中に大量のプローブ分
子を保持することができる。
【0023】本発明によるプローブアレイは、固相基材
として竪溝配列固相基材を用いていて、該竪溝配列固相
基材の竪溝をスポットとしていて、該竪溝の壁面にプロ
ーブを保持しているプローブアレイである。このプロー
ブアレイにおいては、小さなスポットの中に大量のプロ
ーブ分子を保持させておくことが可能であるため、高い
プローブ集積密度と高い検出感度が両立する。
【0024】また、本発明のプローブアレイを製造する
過程においては、竪溝配列固相基材の各竪溝にそれぞれ
組成の異なる液滴を供給するという工程が含まれること
があるが、このとき供給した液滴が毛細管現象によって
竪溝の内部へと吸引されて濡れ広がらないため、隣接す
る竪溝との間でクロスコンタミネーションを起こす危険
が少ない。
【0025】
【実施例】(実施例1)竪溝配列固相基材の例(実施例
1)を図9に示す。斜視図(一部断面図)を図9aに示
し、図9a中において矢印bが示す部分の拡大図を図9
bに示す。図9に示した通り、この竪溝配列固相基材は
上層1と中間層51と下層50の3層構造になってい
る。上層1と下層50とは単結晶シリコンで形成されて
いて、そこに掘りこみ加工が施されているが、掘り込み
の壁面はいずれも(111)結晶面となっている。ま
た、上層1に形成された掘りこみが竪溝2となってお
り、竪溝2の幅は10マイクロメートル、深さは100
マイクロメートルである。
【0026】図9の竪溝配列固相基材について、その製
造方法を図10を用いながら以下に示す。まず最初にS
OI(silicon on insulator)基
板を用意する(図10a)。ここで、SOI基板の構成
は以下の通りである。下層50:単結晶シリコン、ウエ
ハ面の結晶面方位(110)、厚み300マイクロメー
トル。中間層51:酸化ケイ素 、厚み1マイクロメー
トル。上層1:単結晶シリコン、ウエハ面の結晶面方位
(110)、厚み100マイクロメートル。このような
SOI基板は、単結晶シリコンウエハと表面に熱酸化膜
を形成した単結晶シリコンウエハとを直接接合すること
によって作製できるし、また、SOI基板として市販さ
れている。このSOI基板の表面に、CVD(Chem
icalVapor Depositlon)によっ
て、厚み300ナノメートルの窒化ケイ素膜52,53
を形成する。ここで、上層1の表面に形成された窒化ケ
イ素膜を52として、下層50の表面に形成された窒化
ケイ素膜を53とする(図10b)。続いて窒化ケイ素
膜53の上に、フォトリソグラフィーによって、フォト
レジストパターン54を形成する(図10c)。ここで
フォトレジストパターン54は、下層50の掘りこみパ
ターンに対応したパターンである。それからフォトレジ
ストパターン54をマスクとして、CFをエッチング
ガスとするRIE(Reactive Ion Etc
hing)を行なうことにより、窒化ケイ素膜53をパ
ターンニングする(図10d)。フォトレジストパター
ン54を硫酸と過酸化水素水の混合液によって除去した
後、水酸化カリウムの水溶液によって下層50の単結晶
シリコンを、200マイクロメートル程度の深さまで異
方性エッチングする(図10e)。続いて、窒化ケイ素
膜52の上に、フォトリソグラフィーによってフォトレ
ジストパターン55を形成する(図10f)。ここでフ
ォトレジストパターン55は、上層1の掘りこみパター
ン(竪溝)に対応したパターンである。それからフォト
レジストパターン55をマスクとして、CFをエッチ
ングガスとするRIE(Reactive Ion E
tching)を行なうことにより、窒化ケイ素膜52
をパターンニングする(図10g)。フォトレジストパ
ターン55を硫酸と過酸化水素水の混合液によって除去
した後、水酸化カリウムの水溶液によって、上層1と下
層50の単結晶シリコンを中間層51に到達するまで異
方性エッチングする(図10h)。続いて、160℃に
加熱した燐酸によって窒化ケイ素膜52と窒化ケイ素膜
53とを除去し、さらにフッ化水素水溶液によって中間
層51の酸化ケイ素をエッチングする(図10i)。以
上の工程によって、図9に示した竪溝配列固相基材を製
造できる。
【0027】(実施例2)一本鎖DNA分子は、相補的
な塩基配列を持つ一本鎖DNAもしくは一本鎖RNA分
子に対するプローブとして働く。したがって、様々な塩
基配列を持つ一本鎖DNAを固相基材の上に並べて保持
したものはプローブアレイとなる(特にDNAチップと
呼称される)。そして、プローブとなる一本鎖DNA分
子を、実施例1の竪溝配列固相基材の竪溝2の壁面3に
保持したプローブアレイは、本発明の実施例(実施例
2)となる。実施例2のプローブアレイを作製する方法
について以下に説明する。
【0028】まず最初に、実施例1で作製した竪溝配列
固相基材の表面にマレイミド基を担持させる。その方法
は以下の通りである。実施例1で作製した竪溝配列固相
基材を、1100℃の酸素と水蒸気の雰囲気中に1時間
放置する(表面酸化処理)。次いでアミノ基を結合した
シラン化合物(N−β−(アミノエチル)−γ−アミノ
プロピルトリメトキシシラン)を含むシランカップリン
グ剤(商品名:KBM6603;信越化学工業(株)社
製)の1wt%水溶液を室温下で2時間程度攪拌し、上
記シラン化合物の分子内のメトキシ基を加水分解する。
そしてこの溶液に、表面酸化処理の完了した先の竪溝配
列固相基材を20分間浸漬し(室温)、引き上げて、窒
素ガスを吹き付けることにより乾燥させ、120℃のオ
ーブン中で1時間ベークする(シランカップリング処
理)。シランカップリング処理によって、竪溝配列固相
基材の表面にアミノ基が担持される。次いで、N−マレ
イミドカプロイロキシスクシンイミド(N−(6−Ma
leimidocaproyloxy)succini
mide)(以下、EMCSと呼称する)を、ジメチル
スルホキシド(DMSO)/エタノールの1:1溶液に
最終濃度が0.3mg/mlとなるように溶解したEM
CS溶液を用意する。シランカップリング処理を行なっ
た先の竪溝配列固相基材をこのEMCS溶液に室温で2
時間浸漬して、竪溝配列固相基材の表面に担持されてい
るアミノ基とEMCS溶液のカルボキシル基とを反応さ
せる。これにより、竪溝配列固相基材の表面にはEMC
S由来のマレイミド基が担持されることになる。EMC
S溶液から引き上げたガラス板はDMSOとエタノール
の混合溶媒及びエタノールで順次洗浄した後、窒素ガス
雰囲気下で乾燥させる。
【0029】表面にマレイミド基を担持させた竪溝配列
固相基材の各竪溝に、プローブとなる一本鎖DNA分子
を保持させる方法を以下に示す。5’末端にチオール基
を導入した一本鎖DNA(プローブ)を用意して、これ
を濃度が約400mg/mlになるようにTE溶液(1
0mM Tris−HCI(pH8)/1mM EDT
A水溶液)に溶解し、一本鎖DNA溶液を調整する。こ
こで5’末端にチオール基を導入した一本鎖DNAの調
整方法は公知である。表面にマレイミド基を担持させた
竪溝配列固相基材の各竪溝に、調整した一本鎖DNA溶
液を約20plづつマイクロピペットで供給する。一本
鎖DNA溶液の液滴を竪溝の開口部に接触させれば、毛
細管現象によって、液滴は竪溝の内部へと吸引される。
ただしこのとき大きな液滴の一部が隣接する竪溝にも接
触し、吸引されてしまう危険があるため、一度に約20
plの液滴を供給するのではなく、3回程度に小分けし
て液滴を供給することによりこの危険を回避する。一本
鎖DNA溶液の供給が完了した竪溝配列固相基材を、3
0分間加湿チャンバー内に静置して、竪溝配列固相基材
表面のマレイミド基と一本鎖DNA5’末端のチオール
基とを反応させる。以上の処理が完了した竪溝配列固相
基材を、1M NaCl/50mMリン酸緩衝液(pH
7.0)溶液で洗浄して、未反応のDNAを含む液体を
完全に洗い流す。次いで、この竪溝配列固相基材を2%
ウシ血清アルブミン水溶液中に2時間浸漬して、竪溝配
列固相基材表面上の未反応のマレイミド基をウシ血清ア
ルブミンによってブロッキングする。以上の工程によっ
て、竪溝配列固相基材の各竪溝の壁面にプローブとなる
一本鎖DNAが保持されたプローブアレイ(DNAチッ
プ)が完成する。
【0030】以上のように作製されたプローブアレイ
は、一般のプローブアレイと同じように使用できる。例
えば、蛍光標識した標的DNAの存在を、竪溝の発する
蛍光によって検出することができる。
【0031】(実施例3)竪溝配列固相基材の実施例1
とは異なる例(実施例3)を図11に示す。斜視図(一
部断面図)を図11aに示し、図11a中において矢印
bが示す部分の拡大図を図11bに示す。図11に示し
た通り、ガラス基板1の上に、クロム薄膜60(厚み5
0ナノメートル)と、金薄膜61(厚み200ナノメー
トル)とが形成されていて、その上に金からなる構造物
4が形成されている。そして、この構造物4の壁面3に
よって、竪溝2が形成されている。ここで、竪溝2の幅
は30マイクロメートルで、深さは90マイクロメート
ルである。
【0032】図11の竪溝配列固相基材について、その
製造方法を図12を用いながら以下に示す。まず最初
に、厚み500マイクロメートルのガラス基板1を用意
する(図12a)。そして、このガラス基板1の上に、
厚み50ナノメートルのクロム薄膜60と厚み200ナ
ノメートルの金薄膜61を真空蒸着法によって成膜する
(図12b)。次に金薄膜61の上に、フォトリソグラ
フィーによって、フォトレジストのパターン70を形成
する(図12c)。ここでフォトレジストとしては、S
U−8(MicroChem Corp.製)を用い
る。次いで、金薄膜61を給電膜として金の電解メッキ
を行ない、フォトレジストのパターン70を鋳型とする
ような、金からなる構造物4を形成する(図12d)。
最後に、硫酸と過酸化水素水の混合液によってフォトレ
ジストのパターン70を除去する(図12e)。以上の
工程によって、図11に示した竪溝配列固相基材を製造
できる。
【0033】(実施例4)一本鎖DNA分子は、相補的
な塩基配列を持つ一本鎖DNAもしくは一本鎖RNA分
子に対するプローブとして働く。したがって、様々な塩
基配列を持つ一本鎖DNAを固相基材の上に並べて保持
したものはプローブアレイとなる(特にDNAチップと
呼称される)。そして、プローブとなる一本鎖DNA分
子を、実施例3の竪溝配列固相基材の竪溝2の壁面3に
保持したプローブアレイは、本発明の実施例(実施例
4)となる。実施例4のプローブアレイを作製する方法
について以下に説明する。
【0034】プローブとなる一本鎖DNAとして、5’
末端にチオール基を導入した一本鎖DNAを用意する。
そしてこの一本鎖DNAを、濃度が約400mg/ml
になるようにTE溶液(10mM Tris−HCl
(pH8)/1mM EDTA水溶液)に溶解し、一本
鎖DNA溶液を調整する。ここで5’末端にチオール基
を導入した一本鎖DNAの調整方法は公知である。次い
で実施例3の竪溝配列固相基材の各竪溝に、調整した一
本鎖DNA溶液を約200plづつマイクロピペットで
供給する。一本鎖DNA溶液の液滴を竪溝2の開口部に
接触させれば、毛細管現象によって、液滴は竪溝の内部
へと吸引される。ただしこのとき大きな液滴の一部が隣
接する竪溝にも接触し、吸引されてしまう危険があるた
め、一度に約200plの液滴を供給するのではなく、
10回程度に小分けして液滴を供給することによりこの
危険を回避する。一本鎖DNA溶液の供給が完了した竪
溝配列固相基材を、24時間加湿チャンバー内に静置し
て、竪溝配列固相基材表面の金原子と一本鎖DNA5’
末端のチオール基とを配位結合させる。以上の処理が完
了した竪溝配列固相基材を、TE溶液で洗浄して、未反
応のDNAを含む液体を完全に洗い流す。以上の工程に
よって、竪溝配列固相基材の各竪溝の壁面にプローブと
なる一本鎖DNAが保持されたプローブアレイ(DNA
チップ)が完成する。
【0035】以上のように作製されたプローブアレイ
は、一般のプローブアレイと同じように使用できる。例
えば、蛍光標識した標的DNAの存在を、竪溝の発する
蛍光によって検出することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の竪溝配列
固相基材は小さな(プレート表面における占有面積の小
さい)スポットの中に大量のプローブ分子を保持するこ
とができる。したがって、竪溝配列固相基材を用いた本
発明のプローブアレイにおいては、高いプローブ集積密
度と高い検出感度が両立する。
【0037】また、本発明のプローブアレイを製造する
過程においては、竪溝配列固相基材の各竪溝にそれぞれ
組成の異なる液滴を供給するという工程が含まれること
があるが、このとき供給した液滴が毛細管現象によって
竪溝の内部へと吸引されて濡れ広がらないため、隣接す
る竪溝との間でクロスコンタミネーションを起こす危険
が少ない。これも、本発明の竪溝配列固相基材が持つ長
所の一つである。
【図面の簡単な説明】
【図1】竪溝配列固相基材(本発明)の一例についての
斜視図(一部断面図)である。
【図2】竪溝配列固相基材(本発明)の図1とは異なる
一例についての斜視図(一部断面図)である。
【図3】竪溝配列固相基材(本発明)の図1,2とは異
なる一例についての斜視図(一部断面図)である。
【図4】竪溝配列固相基材(本発明)の図1〜3とは異
なる一例についての斜視図(一部断面図)である。
【図5】従来のプローブアレイの斜視図である。
【図6】図1〜3に示したような竪溝配列固相基材を、
製造するためのプロセスを示す概略断面図である。
【図7】図1〜3に示したような竪溝配列固相基材を、
製造するためのプロセス(図6に示したプロセスとは異
なるプロセス)を示す概略断面図である。
【図8】図4に示したような竪溝配列固相基材を、製造
するためのプロセスを示す概略断面図である。
【図9】(a)竪溝配列固相基材(本発明)の一例(実
施例1)を示す斜視図(一部断面図)である。 (b)図9(a)の中の矢印bで指し示した付近の拡大
図である。
【図10】図9に示した竪溝配列固相基材(実施例1)
を、製造するためのプロセスを示す概略断面図である。
【図11】(a)竪溝配列固相基材(本発明)の一例
(実施例3)を示す斜視図(一部断面図)である。 (b)図11(a)の中の矢印bで指し示した付近の拡
大図である。
【図12】図11に示した竪溝配列固相基材(実施例
3)を、製造するためのプロセスを示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プレート 2 竪溝 3 竪溝の壁面 4 構造物 80 固相基材 81 プローブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 35/02 G01N 37/00 102 37/00 102 C12N 15/00 F

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレートを備えたプローブアレイ用固
    相基材において、該プレートに竪溝が配列していて、か
    つ該竪溝が該プレートの表面に対してほぼ垂直な壁面を
    有していて、かつ該竪溝の幅が100マイクロメートル
    以下であって、かつ該竪溝の深さが該竪溝の幅の2倍以
    上であることを特徴とするプローブアレイ用固相基材。
  2. 【請求項2】 該竪溝が該プレートに設けられた掘り
    こみである請求項1記載のプローブアレイ用固相基材。
  3. 【請求項3】 該竪溝が該プレートを貫通している請
    求項2記載のプローブアレイ用固相基材。
  4. 【請求項4】 該プレートが単結晶シリコンである請
    求項2または3記載のプローブアレイ用固相基材。
  5. 【請求項5】 該プレートの上に形成された構造物の
    壁面によって該竪溝が形成されている請求項1記載のプ
    ローブアレイ用固相基材。
  6. 【請求項6】 該竪溝が、該プレートの表面とほぼ平
    行な開口面以外にも開口面を有する請求項1〜5のいず
    れか一項記載のプローブアレイ用固相基材。
  7. 【請求項7】 該竪溝が1平方センチメートルあたり
    100個以上の密度で該プレートに形成されている請求
    項1〜6のいずれか一項記載のプローブアレイ用固相基
    材 。
  8. 【請求項8】 標的とする生体高分子に対して特異的
    に結合可能であるプローブを固相基材の上に複数種類並
    べて保持したプローブアレイにおいて、該固相基材とし
    て請求項1〜7のいずれか一項記載のプローブアレイ用
    固相基材を用いていて、該竪溝の壁面に該プローブを保
    持したことを特徴とするプローブアレイ。
  9. 【請求項9】 該プローブが一本鎖核酸である請求項
    8記載のプローブアレイ。
  10. 【請求項10】 該プローブが一本鎖DNAである請
    求項9記載のプローブアレイ。
  11. 【請求項11】 該プローブがオリゴペプチドあるい
    はポリペプチドである請求項8記載のプローブアレイ。
  12. 【請求項12】 該プローブが蛋白質である請求項8
    記載のプローブアレイ。
  13. 【請求項13】 該プローブが抗体である請求項12
    記載のプローブアレイ。
  14. 【請求項14】 該プローブが抗原である請求項8記
    載のプローブアレイ。
JP2000204355A 2000-06-02 2000-06-02 プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ Expired - Lifetime JP4644914B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204355A JP4644914B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000204355A JP4644914B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001343385A true JP2001343385A (ja) 2001-12-14
JP4644914B2 JP4644914B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=18701626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000204355A Expired - Lifetime JP4644914B2 (ja) 2000-06-02 2000-06-02 プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4644914B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005012554A1 (ja) * 2003-07-31 2005-02-10 Japan Science And Technology Agency オンチップバイオアッセイ方法及びキット
JP2005517959A (ja) * 2002-02-21 2005-06-16 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 生物又は生化学分析マイクロシステム用のコンポーネント
WO2007080761A1 (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. プローブアレイ基体及びその製造方法、プローブアレイの製造方法
JP2009017810A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Panasonic Corp 細胞電気生理センサ
EP2712672A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-02 Technische Universiteit Twente Stamp for making a microarray of biomolecules
WO2014048930A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Technische Universiteit Twente Stamp for making a microarray of biomolecules

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04505763A (ja) * 1989-06-07 1992-10-08 アフィメトリックス, インコーポレイテッド 非常に大規模な固定化ペプチド合成
JPH08179023A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Res Dev Corp Of Japan 半導体基板に集積される磁気検出素子及び磁気検出モジュール
JPH09504864A (ja) * 1993-10-28 1997-05-13 ヒューストン・アドバンスド・リサーチ・センター 結合反応を別々に検出する微細加工フロースルー多孔性装置
JPH10505410A (ja) * 1994-06-08 1998-05-26 アフィマックス テクノロジーズ ナムローゼ フェンノートシャップ バイオアレーチップ反応装置およびその製造方法
WO1998043304A1 (fr) * 1997-03-21 1998-10-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Element photovoltaique et procede de fabrication dudit element
JPH11187900A (ja) * 1997-08-01 1999-07-13 Canon Inc プローブの固相へのスポッティング方法、プローブアレイとその製造方法、及びそれを用いた標的物質の検出方法、標的物質の構造の特定化方法
JP2000078998A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Hitachi Software Eng Co Ltd プローブ保持体及びその製造方法
JP2000093174A (ja) * 1998-09-17 2000-04-04 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 化学標識の形成方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04505763A (ja) * 1989-06-07 1992-10-08 アフィメトリックス, インコーポレイテッド 非常に大規模な固定化ペプチド合成
JPH09504864A (ja) * 1993-10-28 1997-05-13 ヒューストン・アドバンスド・リサーチ・センター 結合反応を別々に検出する微細加工フロースルー多孔性装置
JPH10505410A (ja) * 1994-06-08 1998-05-26 アフィマックス テクノロジーズ ナムローゼ フェンノートシャップ バイオアレーチップ反応装置およびその製造方法
JPH08179023A (ja) * 1994-12-27 1996-07-12 Res Dev Corp Of Japan 半導体基板に集積される磁気検出素子及び磁気検出モジュール
WO1998043304A1 (fr) * 1997-03-21 1998-10-01 Sanyo Electric Co., Ltd. Element photovoltaique et procede de fabrication dudit element
JPH11187900A (ja) * 1997-08-01 1999-07-13 Canon Inc プローブの固相へのスポッティング方法、プローブアレイとその製造方法、及びそれを用いた標的物質の検出方法、標的物質の構造の特定化方法
JP2000078998A (ja) * 1998-09-04 2000-03-21 Hitachi Software Eng Co Ltd プローブ保持体及びその製造方法
JP2000093174A (ja) * 1998-09-17 2000-04-04 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 化学標識の形成方法

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005517959A (ja) * 2002-02-21 2005-06-16 コミツサリア タ レネルジー アトミーク 生物又は生化学分析マイクロシステム用のコンポーネント
JP4727148B2 (ja) * 2002-02-21 2011-07-20 コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ 生物又は生化学分析マイクロシステム用のコンポーネント
WO2005012554A1 (ja) * 2003-07-31 2005-02-10 Japan Science And Technology Agency オンチップバイオアッセイ方法及びキット
EP2392403A3 (en) * 2006-01-10 2014-01-08 Murata Manufacturing Co., Ltd. Probe array base, method for manufacturing probe array base, method for manufacturing probe array
WO2007080761A1 (ja) * 2006-01-10 2007-07-19 Murata Manufacturing Co., Ltd. プローブアレイ基体及びその製造方法、プローブアレイの製造方法
JPWO2007080761A1 (ja) * 2006-01-10 2009-06-11 株式会社村田製作所 プローブアレイ基体及びその製造方法、プローブアレイの製造方法
JP4760834B2 (ja) * 2006-01-10 2011-08-31 株式会社村田製作所 プローブアレイ基体及びその製造方法、プローブアレイの製造方法
US8728988B2 (en) 2006-01-10 2014-05-20 Murata Manufacturing Co., Ltd. Probe array base, method for manufacturing probe array base, method for manufacturing probe array
JP2009017810A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Panasonic Corp 細胞電気生理センサ
US8354271B2 (en) 2007-07-11 2013-01-15 Panasonic Corporation Biosensor
EP2712672A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-02 Technische Universiteit Twente Stamp for making a microarray of biomolecules
WO2014048930A1 (en) * 2012-09-28 2014-04-03 Technische Universiteit Twente Stamp for making a microarray of biomolecules
US9636653B2 (en) 2012-09-28 2017-05-02 Technische Universiteit Twente Stamp for making a microarray of biomolecules

Also Published As

Publication number Publication date
JP4644914B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5866321A (en) Analytical method and device for precise analysis with a simple sensor
US6544776B1 (en) Nucleic acid ligand diagnostic biochip
KR20190075010A (ko) 생체분자의 측정 및 시퀀싱을 위한 시스템 및 방법
CN101156228B (zh) 一种制作纳米间隙和纳米间隙传感器的方法
JP2003516165A (ja) 核酸反応の電気的検出に関する方法および組成物
CN105779279A (zh) 一种基于二维层状材料的纳米孔传感器件及其构建方法
JPWO2006025481A1 (ja) センサユニット及び反応場セルユニット並びに分析装置
US20060240492A1 (en) Carbon nanotube based immunosensors and methods of making and using
US11034998B2 (en) Method for label-free single-molecule DNA sequencing and device for implementing same
JP2000515251A (ja) アッセイを実施するためのデバイス、前記デバイスの製造方法及び前記デバイスの製造における膜の使用
WO1996024689A9 (en) Method and apparatus for determining the sequence of polynucleotides
US20110111984A1 (en) Sequencer
WO1996024689A1 (en) Method and apparatus for determining the sequence of polynucleotides
JP2001343385A (ja) プローブアレイ用固相基材、およびプローブアレイ
US20070111250A1 (en) Probe carrier, method of producing the probe carrier, method of evaluating the probe carrier and method of detecting a target nucleic acid using the same
JP2005181350A (ja) 凸状領域を用いた分析方法
Xiao et al. Single‐Cell Enzymatic Screening for Epithelial Mesenchymal Transition with an Ultrasensitive Superwetting Droplet‐Array Microchip
JP2007256260A (ja) 膜形成方法、膜付基板、センサおよび液状組成物
US20230384314A1 (en) Oxidative Mass Labeling
JP2007178439A (ja) 生化学反応体の検出方法とバイオチップ
KR102488871B1 (ko) 바이오 센서 및 이를 이용한 전립선암의 진단 방법
JP2001321198A (ja) 試料核酸断片の相補性の検定方法
Xia et al. Sapphire nanopores for low-noise DNA sensing
Simion et al. Detection of human papilloma viruses using nanostructurated silicon support in microarray technology
JP4050540B2 (ja) 生化学反応体の検出方法とバイオチップ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070524

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081010

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081225

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090317

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090715

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091013

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100825

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4644914

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

EXPY Cancellation because of completion of term