JP2001343131A - システムキッチンレンジ用汁受け皿覆い及びシステムキッチンレンジ用汁受け皿の被覆方法 - Google Patents

システムキッチンレンジ用汁受け皿覆い及びシステムキッチンレンジ用汁受け皿の被覆方法

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JP2001343131A JP2000165405A JP2000165405A JP2001343131A JP 2001343131 A JP2001343131 A JP 2001343131A JP 2000165405 A JP2000165405 A JP 2000165405A JP 2000165405 A JP2000165405 A JP 2000165405A JP 2001343131 A JP2001343131 A JP 2001343131A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーナー部の位置が異なる種々のシステムキ
ッチンレンジであっても、バーナー用開口周りを確実に
塞ぐことを可能とするシステムキッチンレンジ用汁受け
皿覆いを提供する。 【解決手段】 使用時にはシステムキッチンレンジ用汁
受け皿覆いを構成する本体マット15と補助マット35
とを組み合わせて設置する。バーナー用開口55より十
分大きく形成された長穴22を有する本体マット15
を、ガードプレート48の底面49上に設置する。次
に、バーナー用開口55のみを露出させる小さな寸法の
丸穴36が形成された補助マット35を本体マット15
上に設置する。補助マット35は矢印の方向に移動させ
ることが可能であるので、その丸穴36をバーナー用開
口55に整列させるように調整した後その上にバーナー
リング54を設置して固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はシステムキッチン
レンジ用汁受け皿覆いに関し、特にシステムキッチンレ
ンジのバーナー部周りのガードプレートの底面を覆うシ
ステムキッチンレンジ用汁受け皿覆い及びシステムキッ
チンレンジ用汁受け皿の被覆方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は一般のシステムキッチンレンジ
の概略構成を示す平面図である。
【0003】図を参照して、システムキッチンレンジ7
0はレンジトッププレート47に埋め込まれて設置され
たガードプレート48を主体として構成されている。ガ
ードプレート48の底面49には図において上方側にバ
ーナー71が設置され、その下方側に並列的に2つのバ
ーナー53及びバーナー73が設置されている、いわゆ
る3口形式のレンジである。バーナー71の周辺にはバ
ーナーリング72が取付けられ、バーナー53の周辺に
はバーナーリング54が、バーナー73の周辺にはバー
ナーリング74が各々底面49の上に設置されている。
ガードプレート48の平坦面52とバーナー71等が取
付けられている底面49との境界部は段部51となって
おり、この段部51に五徳56及び五徳75の枠体が取
外し自在に設置されている。
【0004】ガードプレート48の上方部には、レンジ
トッププレート47の下方に設置されている調理用グリ
ル(図示せず)からの熱気を排出するためのグリル排気
口76が取付けられている。
【0005】図11は図10で示したシステムキッチン
レンジ70に対して設置されるシステムキッチンレンジ
用汁受け皿覆いの外観形状を示した平面図である。
【0006】図を参照して、システムキッチンレンジ用
の汁受け皿覆い78はアルミニウム箔のプレス成形によ
って形成され、ガードプレート48の底面49に対応す
る形状の底部16と、底部16の外周縁から立上るよう
にして形成されている側壁部17と、側壁部17の上端
縁から水平方向に伸びる平坦部79と、平坦部79の外
周縁から立上る立上り部80と、立上り部80の外周縁
から水平方向に延びるフランジ部81と、フランジ部8
1の外周縁に形成された縁巻24とによって構成されて
いる。
【0007】汁受け皿覆い78の底部16の図における
上方部には、システムキッチンレンジ70のバーナー7
1の開口に対応した丸穴23が形成されている。又、底
部16の図における下方部には、システムキッチンレン
ジ70のバーナー53及びバーナー73の各々の開口に
対応した丸穴82及び丸穴83が形成されている。尚、
丸穴23、丸穴82及び丸穴83は各々その周辺の底部
16の部分が立上げられ、その端部に縁巻加工が施され
て形成されている。
【0008】又、汁受け皿覆い78の中央部を水平方向
に横切るように蛇腹部19が形成されており、この蛇腹
部19と側壁部17の下方部分との間の底部16の領域
には、丸穴82と丸穴83とを隔離するような堰部20
が形成されている。
【0009】図12は図11に示した汁受け皿覆い78
を図10に示したシステムキッチンレンジ70に設置し
た状態の平面図であり、図13は図12のXIII−X
IIIラインの端面図である。
【0010】これらの図を参照して、汁受け皿覆い78
をシステムキッチンレンジ70に設置する際には、まず
五徳56(75)を取外し、更にバーナー53(71,
73)周りのバーナーリング54(72,74)を取外
す。この状態で汁受け皿覆い78をシステムキッチンレ
ンジ70のガードプレート48の上に設置する。具体的
には、ガードプレート48の底面49の上に汁受け皿覆
い78の底部16が載置され、汁受け皿覆い78の丸穴
82を構成する縁巻84がガードプレート48のバーナ
ー用開口55に対応する位置となるように調整される。
【0011】汁受け皿覆い78は、設置しようとするガ
ードプレート48の寸法に対応した大きさとなってい
る。そのため、丸穴82をバーナー用開口55に合わせ
た状態において汁受け皿覆い78の平坦部79はガード
プレート48の段部51上に設置され、フランジ部81
はガードプレート48の平坦面52上に設置される。次
に、取外していたバーナーリング54をバーナー53周
りの元の位置に設置し、更に取外していた五徳56をそ
の枠体の底部が段部51上の平坦部79の上に位置する
ように設置する。
【0012】このようにして汁受け皿覆い78をガード
プレート48に対して設置することによって、バーナー
53を用いた調理時における煮汁等の汚れは汁受け皿覆
い78上に落下することになり、ガードプレート48の
上面を汚すことはない。汁受け皿覆い78の汚れが目立
ってきた場合には、五徳56及びバーナーリング54を
取外して汁受け皿覆い78を新たなものに取り代えるこ
とによって、常にガードプレート48の上面を保護した
状態でシステムキッチンレンジ70を使用することが可
能となる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のシ
ステムキッチンレンジ用汁受け皿覆いにあっては、設置
しようとするシステムキッチンレンジのガードプレート
の並列するバーナー間距離と、それに対応する汁受け皿
覆いの丸穴間の距離とが一致していれば特に問題はな
い。図11に示されているように丸穴23と丸穴82又
は丸穴83との距離については、蛇腹部19を伸縮させ
ることによってある程度の調整は可能である。しかし、
丸穴82と丸穴83との距離Wは、堰部20によって
は調整できず汁受け皿覆い78によって固定的なものと
なり、それを調整することは困難である。
【0014】一方、この寸法Wに対応するバーナー5
3とバーナー73との距離Wは、製造されるシステム
キッチンレンジ70によって265〜320mmの範囲
でばらつきが大きいものである。従って、取付け対象で
あるシステムキッチンレンジ70のバーナー間距離W
に合致させた丸穴82及び丸穴83間の距離Wを有す
る汁受け皿覆い78を製造しなければならない。そのた
め、汁受け皿覆い78として距離Wが異なった製品を
多く作らざるを得ず、コスト的に不利なものとなってい
た。
【0015】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、バーナー間距離が異なるシステム
キッチンレンジにあっても、バーナー用開口周りを確実
に塞ぐことを可能とするシステムキッチンレンジ用汁受
け皿覆い及びシステムキッチンレンジ用汁受け皿の被覆
方法を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、複数のバーナーを有する
システムキッチンレンジのガードプレートを覆うための
システムキッチンレンジ用汁受け皿覆いであって、ガー
ドプレートの底面を覆うように形成され、隣接する2つ
のバーナー用開口に対応する位置にバーナー用開口の各
々を露出させるのに必要な穴より大きな2つの本体穴が
形成された底部を含む本体マットと、本体穴の各々を塞
ぐような大きさに形成され、塞いだ状態で対応するバー
ナー用開口のみを露出させるのに必要な補助穴が形成さ
れた2つの補助マットとからなるものである。
【0017】このように構成すると、本体マットと補助
マットとによってバーナー用開口の周辺が覆われる。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の構成において、本体穴の各々は、隣接するバーナー
同志の隣接方向に長い長穴形状を有し、補助マットは本
体穴の大きさにより隣接方向に対して所定寸法だけ大き
く形成されているものである。
【0019】このように構成すると、補助マットは本体
穴を塞いだ状態で隣接方向に所定寸法だけ移動可能とな
る。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の構成において、本体穴は本体マットの底部から立上
る立上り部によって形成され、補助マットには、その底
部から立上るように形成され、立上り部が当接した状態
で隣接方向への補助マットの所定範囲の移動を可能とす
る平坦部が形成され、補助マットは、本体マットに対す
る移動位置のいずれにおいても本体穴を覆う大きさに形
成されるものである。
【0021】このように構成すると、補助マットの移動
が平坦部によって所定範囲に規制される。
【0022】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の構成において、補助マットは、その底部の外周縁か
ら立上る立上り部と、立上り部の上端から水平方向に伸
びるフランジ部とを更に備えたものである。
【0023】このように構成すると、補助マット上に落
下した煮こぼれ等が本体マットへ流出しない。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4記載の発明の構成において、本体マットに対する補
助マットの移動中心位置において、補助穴の軸は本体穴
の軸に対して補助マットの移動方向に対して偏心してい
るものである。
【0025】このように構成すると、補助マットを本体
マットに対して反転させて設置した場合を含めた補助穴
の移動可能範囲が拡大する。
【0026】請求項6記載の発明は、複数のバーナーを
有するシステムキッチンレンジのガードプレートを覆う
ためのシステムキッチンレンジ用汁受け皿の被覆方法で
あって、少なくとも1つのバーナー用開口の周辺を露出
するようにガードプレートの底面を本体マットで覆い、
露出されたガードプレートの底面を塞ぐように本体マッ
トの上又は上方を取外し自在の補助マットで覆うもので
ある。
【0027】このように構成すると、本体マットと補助
マットとによってバーナー用開口の周辺が覆われる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明は、本体マットと補助マットとによってバーナー用開
口の周辺が覆われるので、バーナーの位置が製品によっ
てずれていても、バーナーの周辺を確実に覆うことが可
能となる。従って従来のように製品ごとにシステムキッ
チンレンジ用汁受け皿覆いを製造する必要がなくコスト
的に有利となる。
【0029】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加えて、隣接するバーナー同志の間隔の相違
に応じて所定寸法を決定することによって効率的な補助
マットの大きさとなる。
【0030】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加えて、補助マットが不用意に本体マットに
対してずれる虞がなく、確実にバーナーの周辺を覆うこ
とが可能となる。
【0031】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明の効果に加えて、汚れた補助マットを重点的に取替え
ることによって本体マットの使用寿命を長くすることが
可能となり、効率的な汁受け皿覆いとなる。
【0032】請求項5記載の発明は、請求項3又は請求
項4記載の発明の効果に加えて、補助穴の本体穴に対す
る調整代が飛躍的に拡大し、より使い勝手が向上する。
【0033】請求項6記載の発明は、バーナーの位置が
製品によってずれていても、バーナーの周辺を確実に覆
うことが可能となる効率的な汁受け皿の被覆方法とな
る。
【0034】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態によるシステムキッチンレンジ用汁受け皿覆いを構成
する本体マットの概略構成を示す平面図であり、図2は
図1のII−IIラインの断面図である。
【0035】これらの図を参照して、本体マット15は
これを取付けるべき対象となるシステムキッチンレンジ
のガードプレートの底面の形状に対応する底部16と、
底部16の外周縁から斜め上方に立上る側壁部17と、
側壁部17の上端縁から水平方向に伸びるフランジ部1
8と、フランジ部18の外周縁に形成された縁巻24と
から構成される。尚、この本体マット15は、3口用の
システムキッチンレンジに対応したものであり、底部1
6の図における上方部には、上部のバーナー用開口を露
出するに必要な丸穴23が、立上り部29と立上り部2
9の端部に形成された縁巻30によって形成されてい
る。
【0036】一方、底部16の図における下方部には、
横方向に並列的に位置するバーナー用開口に対応する長
穴21及び長穴22が各々、立上り部25及び立上り部
25の端部に形成された縁巻26と、立上り部27及び
立上り部27の端部に形成された縁巻28とによって形
成されている。尚、長穴21及び長穴22ともに対応す
るバーナー用開口を露出させるのに必要な穴より十分大
きな穴となっている。具体的には、長穴21及び長穴2
2は対応するバーナー同志の隣接方向に特に長く形成さ
れたものとなっており、長穴21及び長穴22は本体マ
ット15の本体穴を構成する。尚、長穴21及び長穴2
2の機能的な特徴については後述する。
【0037】本体マット15の中央部には水平方向に蛇
腹部19が形成されており、丸穴23が形成されている
区画と長穴21及び長穴22が形成されている区画とを
仕切っている。蛇腹部19は伸縮機能を有するため、上
方部のバーナー用開口と下方部の2つのバーナー用開口
との距離に対して成形時の本体マット15の対応する距
離が一致していない場合には、蛇腹部19によってその
相違を調整することが可能である。
【0038】又、蛇腹部19から本体マット15の下方
領域において、長穴21が形成されている区画と長穴2
2が形成されている区画とを仕切るための堰部20が形
成されている。このように蛇腹部19及び堰部20が形
成されて3つの区画が仕切られているため、各々の区画
に落下した調理時の煮汁等は他の区画へ流出することが
ない。
【0039】尚、本体マット15のフランジ部18の形
状は従来例で示した汁受け皿覆い78の形状と異なって
いるが、この実施の形態においては本体マット15のフ
ランジ部18はガードプレート48の平坦面52に載置
せずに、段部51に載置するためである。従って、従来
例のような設置の方法を採用する場合には、フランジ部
18の形状は図13に示したような従来例の形状と同様
にしてもよい。
【0040】図3はこの発明の第1の実施の形態による
システムキッチンレンジ用汁受け皿覆いを構成する補助
マットの外観形状を示す平面図であり、図4は図3のI
V−IVラインの断面図である。
【0041】これらの図を参照して、補助マット35は
長穴形状から円形状を引いた三日月形状の内周底部39
が形成され、内周底部39から図において左方向に円環
形状に立上る立上り部38と立上り部38の端部に形成
された縁巻37とによって丸穴36が構成されている。
丸穴36は、対応するバーナー用開口のみを露出させる
のに必要な大きさの円形状となっており、本体マットの
本体穴に対する補助穴を構成する。
【0042】一方、内周底部39の右側及び上下側には
その下部が隆起した平坦部40が長円環状に形成されて
おり、その外方部は内周底部39と同一レベルの外周底
部41が平面状に形成されている。外周底部41の外周
端は斜め上方に立上って立上り部42を形成し、立上り
部42の上端部には水平方向に伸びるフランジ部43が
接続され、フランジ部43の外周端には縁巻44が形成
されている。
【0043】図4に示されているように使用時には、二
点鎖線で示されている本体マット15の上に補助マット
35を設置する。このとき本体マット15の長穴22を
構成する立上り部27a,立上り部27bは、補助マッ
ト35の平坦部40a,平坦部40bに当接することに
なる。平坦部40a,平坦部40bの各々は、図4に示
されているように隣接するバーナー方向に一定の幅L
で形成されている。そして縁巻28を含む立上り部27
の平坦部は図3に破線で示されているように平坦部40
のほぼ中央に位置するような大きさに形成されているた
め、補助マット35を本体マット15の上に載置された
状態で矢印で示す方向にスライドさせることが可能とな
る。
【0044】又、平坦部40aは内周底部39及び外周
底部41の面から隆起しているため、矢印の方向に補助
マット35を移動させた場合の立上り部27に対するス
トッパーとしての機能も果たし、本体マット15の縁巻
28から平坦部40a,平坦部40bが脱落する虞はな
い。
【0045】次に図4を参照して、補助マット35の丸
穴36の調整可能な範囲について説明する。
【0046】図において、Xは本体マット15の長穴2
2の中心軸を表し、Yは補助マット35の丸穴36の
中心軸を表したものである。この場合、補助マット35
における丸穴36のスライド方向の長さをSとすると、
先に説明したように平坦部40a,平坦部40bに当接
する立上り部27a,立上り部27bの関係から補助マ
ット35の丸穴36は軸Yを中心としてSの範囲に
移動させることが可能となる。
【0047】次に、軸Yは補助マット35を左右反転
させた場合の丸穴36の中心軸を表したものである。こ
の状態においては補助マット35の丸穴36は軸Y
中心としてSの範囲に移動可能となる。このように補
助マット35を正立時及び反転時においての各々の調整
可能範囲を考慮するとSの範囲とSとの範囲とを重
ね合わせたSの範囲が補助マット35の丸穴36の長
穴22に対する移動可能な範囲となる。図から明らかの
ように、この範囲Sは本体マット15の長穴22の範
囲Cの大部分をカバーしている。
【0048】従って、本体マット15の長穴22内から
露出するバーナー用開口に対しては、補助マット35を
スライド、反転等させることによってその開口のみを露
出するようにほぼすべて被覆することが可能となる。こ
のように補助マット35の丸穴36の中心軸Yを本体
マット15の長穴22の中心軸Xに対して偏心させるこ
とによって丸穴36の調整代が飛躍的に拡大することに
なる。
【0049】図5はこの発明の第1の実施の形態による
システムキッチンレンジ用汁受け皿覆いを使用した状態
の端面図である。
【0050】図を参照して、レンジトッププレート47
に対して埋め込まれるように設置されたガードプレート
48の底面49に形成された、バーナー53のためのバ
ーナー用開口55を露出させるように本体マット15を
設置する。この場合本体マット15の長穴22は図1に
おいて示したようにバーナー用開口55に対して十分大
きな寸法に形成されているため、バーナー用開口55の
位置が製品によって多少異なっていてもこれを問題なく
露出させることができる。この状態で本体マット15の
フランジ部18は、ガードプレート48の周壁面50と
平坦面52との境界部に形成された段部51の上に載置
される。
【0051】次に、本体マット15の上に補助マット3
5を、本体マット15の縁巻28に補助マット35の平
坦部40が当接するようにして載置する。この状態で上
述のように補助マット35は本体マット15に対して矢
印方向に調整することが可能である。補助マット35の
丸穴36はガードプレート48のバーナー用開口55を
露出させるのに必要な最小寸法となっているため、矢印
方向に補助マット35を移動させて、丸穴36をバーナ
ー用開口55に整列させるように調整する。
【0052】補助マット35の調整が終了すると、補助
マット35の上にバーナー53の周りを囲うバーナーリ
ング54を設置して補助マット35を安定化させる。補
助マット35のフランジ部43の外方端部は本体マット
15のフランジ部18の上に位置しており、これらの上
に五徳56を設置することによって本体マット15及び
補助マット35が固定される。
【0053】図5においては図1に示した左側の長穴2
2周りの取付け状態を示しているが、長穴21に対して
も同様に補助マット35を設置すればよい。これによっ
て、取付けるべきシステムキッチンレンジのバーナー間
距離が異なったものであっても同一形状の本体マット1
5を設置して、これに補助マット35を重ねることによ
ってそのバーナー用開口周りを確実に覆うことが可能と
なり、その周辺の汚れを防止する。図5に示されている
ように調理時の煮汁等はバーナーリング54及び補助マ
ット35によって確実に補集され、本体マット15へ流
出することはない。従って、使用によって補助マット3
5が汚れた場合には、コスト的に低い補助マット35の
みを取替えることによってコスト的に高い本体マット1
5の製品寿命を長くすることが可能となる。
【0054】図6はこの発明の第2の実施の形態による
システムキッチンレンジ用汁受け皿覆いに用いられる補
助マット61の外観形状を示す平面図であり、図7は図
6のVII−VIIラインの断面図である。
【0055】これらの図を参照して、補助マット61
は、長円形状から偏心した位置の円形状を取除いた環状
形状の平坦部65と、平坦部65の内方部に形成された
円環形状の立上り部64と、立上り部64の端部に形成
された縁巻63と、平坦部65の外方部から立ち下がっ
て水平方向に形成された底部66と底部66の端部に形
成された縁巻67とによって構成されている。補助マッ
ト61の縁巻63によって形成された丸穴62は、対応
するバーナー用開口のみが露出する寸法となっている。
【0056】使用時には、図7に示されているように補
助マット61の平坦部65a及び平坦部65bの下面に
二点鎖線で示した本体マット15の立上り部27a及び
立上り部27bの各々が当接する。これによって、先の
第1の実施の形態による補助マット35と同様に補助マ
ット61を矢印の方向に移動させることが可能となる。
また同様に補助マット61の丸穴62の中心軸Yは、本
体マット15の長穴22の中心軸Xから偏心した位置と
なっている。そのため、先の第1の実施の形態において
説明したように、補助マット61の丸穴62の調整範囲
によって、本体マット15の長穴22の大部分をカバー
することが可能となる。
【0057】図8は図7で示した補助マット61の使用
状態を示した端面図である。
【0058】図を参照して、取付け時には、バーナーリ
ング54及び五徳56を取外して、ガードプレート48
の底面49上に本体マット15を設置する点は先の第1
の実施の形態と同様である。次に補助マット61を本体
マット15の上に設置して、その丸穴62が底面49の
バーナー用開口55に整列するようにしてその位置を調
整する。補助マット61の調整が完了した後、バーナー
リング54及び五徳56を元の位置に戻すことによって
取付けは完了する。
【0059】このように、この実施の形態による補助マ
ット61を用いることによって、取付けるべきガードプ
レート48のバーナー間の距離が異なっていても、同一
寸法の本体マット15及び補助マット61によってバー
ナー53のバーナー用開口55周りを確実に塞ぐことが
できる。その結果、ガードプレート48の底面49の上
面を調理時の煮汁等の汚れから確実に防止することが可
能となる。
【0060】図9はこの発明の第2の実施の形態による
補助マット61を用いた使用例の他の例を示した端面図
である。
【0061】図を参照して、この使用例にあっては、先
の使用例とは異なりバーナーリング54の上に補助マッ
ト61を設置している。本体マット15の立上り部27
によって構成される長穴22は、取付けるべきガードプ
レート48のバーナー用開口55に対して十分大きく形
成されている。従って、本体マット15の長穴22によ
って露出したガードプレート48の底面49の部分にバ
ーナーリング54を載置することが可能である。この状
態で補助マット61を本体マット15及びバーナーリン
グ54の上に設置して、丸穴62をバーナー用開口55
に整列するように調整する。これによって、バーナーリ
ング54も補助マット61によってカバーされることに
なり、底面49の上面とともに調理時の煮汁等の汚れか
ら保護されることが可能となる。このようにして取付け
るべきガードプレート48のバーナー間距離が異なった
ものであっても、バーナー用開口55周りを同一寸法の
本体マット15及び補助マット61によって全面的に被
覆することが可能となる。
【0062】尚、上記の実施の形態においては本体マッ
ト15の長穴21及び長穴22を隣接するバーナー方向
に長く伸びる長円形状としているが、形状はこれに限ら
ず又その大きさもバーナー用開口に対していずれの方向
に対しても大きなものとしてもよい。
【0063】又、上記の実施の形態においては、隣接す
る2つのバーナーに対して適用しているが、本体マット
と補助マットとを組み合わせてバーナー用開口周りを確
実に塞ぐという思想は、1つのバーナー用開口に対して
も適用できることはいうまでもない。
【0064】更に、上記の実施の形態においては、3口
形式のレンジを対象としているが、他の4口形式等のレ
ンジにも本発明を適用できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いを構成する本体マットの外
観形状を示した平面図である。
【図2】図1のII−IIラインの断面図である。
【図3】この発明の第1の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いを構成する補助マットの外
観形状を示した平面図である。
【図4】図3のIV−IVラインの断面図である。
【図5】この発明の第1の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いの使用状態を示した端面図
である。
【図6】この発明の第2の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いを構成する補助マットの外
観形状を示した平面図である。
【図7】図6のVII−VIIラインの断面図である。
【図8】この発明の第2の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いの使用状態を示した端面図
である。
【図9】この発明の第2の実施の形態によるシステムキ
ッチンレンジ用汁受け皿覆いの使用状態の他の例を示す
端面図である。
【図10】一般のシステムキッチンレンジの概略構造を
示した平面図である。
【図11】従来のシステムキッチンレンジ用汁受け皿覆
いの外観形状を示した平面図である。
【図12】従来のシステムキッチンレンジ用汁受け皿覆
いを使用した状態のシステムキッチンレンジの平面図で
ある。
【図13】図12のXIII−XIIIラインの端面図
である。
【符号の説明】
15…本体マット 16…底部 21,22…長穴 25,27…立上り部 35…補助マット 36…丸穴 39…内周底部 40…平坦部 41…外周底部 42…立上り部 43…フランジ部 48…ガードプレート 49…底面 53…バーナー 55…バーナー用開口 61…補助マット 62…丸穴 65…平坦部 70…システムキッチンレンジ 71,73…バーナー 尚、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。
フロントページの続き (72)発明者 松井 哲也 大阪市中央区久太郎町三丁目6番8号 東 洋アルミホイルプロダクツ株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバーナーを有するシステムキッチ
    ンレンジのガードプレートを覆うためのシステムキッチ
    ンレンジ用汁受け皿覆いであって、 ガードプレートの底面を覆うように形成され、隣接する
    2つのバーナー用開口に対応する位置に前記バーナー用
    開口の各々を露出させるのに必要な穴より大きな2つの
    本体穴が形成された底部を含む本体マットと、 前記本体穴の各々を塞ぐような大きさに形成され、塞い
    だ状態で対応する前記バーナー用開口のみを露出させる
    のに必要な補助穴が形成された2つの補助マットとから
    なる、システムキッチンレンジ用汁受け皿覆い。
  2. 【請求項2】 前記本体穴の各々は、隣接するバーナー
    同志の隣接方向に長い長穴形状を有し、 前記補助マットは、前記本体穴の大きさより前記隣接方
    向に対して所定寸法だけ大きく形成されている、請求項
    1記載のシステムキッチンレンジ用汁受け皿覆い。
  3. 【請求項3】 前記本体穴は前記本体マットの底部から
    立上る立上り部によって形成され、 前記補助マットには、その底部から立上るように形成さ
    れ、前記立上り部が当接した状態で前記隣接方向への前
    記補助マットの所定範囲の移動を可能とする平坦部が形
    成され、 前記補助マットは、前記本体マットに対する移動位置の
    いずれにおいても前記本体穴を覆う大きさに形成され
    る、請求項2記載のシステムキッチンレンジ用汁受け皿
    覆い。
  4. 【請求項4】 前記補助マットは、その底部の外周縁か
    ら立上る立上り部と、前記立上り部の上端から水平方向
    に伸びるフランジ部とを更に備えた、請求項3記載のシ
    ステムキッチンレンジ用汁受け皿覆い。
  5. 【請求項5】 前記本体マットに対する前記補助マット
    の移動中心位置において、前記補助穴の軸は前記本体穴
    の軸に対して前記補助マットの移動方向に対して偏心し
    ている、請求項3又は請求項4記載のシステムキッチン
    レンジ用汁受け皿覆い。
  6. 【請求項6】 複数のバーナーを有するシステムキッチ
    ンレンジのガードプレートを覆うためのシステムキッチ
    ンレンジ用汁受け皿の被覆方法であって、 少なくとも1つのバーナー用開口の周辺を露出するよう
    にガードプレートの底面を本体マットで覆い、 前記露出された前記ガードプレートの底面を塞ぐように
    本体マットの上又は上方を取外し自在の補助マットで覆
    う、システムキッチンレンジ用汁受け皿の被覆方法。
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CN109556154A (zh) * 2018-12-18 2019-04-02 成都前锋电子有限责任公司 一种方便清洗、易调节且燃烧效率高的灶具

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