JP2001343014A - ね じ - Google Patents
ね じInfo
- Publication number
- JP2001343014A JP2001343014A JP2000162650A JP2000162650A JP2001343014A JP 2001343014 A JP2001343014 A JP 2001343014A JP 2000162650 A JP2000162650 A JP 2000162650A JP 2000162650 A JP2000162650 A JP 2000162650A JP 2001343014 A JP2001343014 A JP 2001343014A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- screw
- groove
- vertical groove
- screw portion
- thread
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡単かつ安価に製造でき、しかも緩み止め効
果も高く、繰り返し使用に耐え得るねじを提供する。 【解決手段】 ねじ部4に横断面V字形状の縦溝5を設
けるとともに、この縦溝5付近のねじ山3のフランク面
3a,3bを対向するフランク面に向かって膨らむよう
に構成しているため、ねじ1が緩み方向に回転しようと
する時には縦溝5付近の進入側に位置するフランク面3
a,3bの膨らみが雌ねじ部に食い込み、ねじ1の緩み
方向の回転が阻止され、ねじ1が緩むことは皆無となる
。
果も高く、繰り返し使用に耐え得るねじを提供する。 【解決手段】 ねじ部4に横断面V字形状の縦溝5を設
けるとともに、この縦溝5付近のねじ山3のフランク面
3a,3bを対向するフランク面に向かって膨らむよう
に構成しているため、ねじ1が緩み方向に回転しようと
する時には縦溝5付近の進入側に位置するフランク面3
a,3bの膨らみが雌ねじ部に食い込み、ねじ1の緩み
方向の回転が阻止され、ねじ1が緩むことは皆無となる
。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、めがねのヒンジ部
等の締結に使用される緩み止め効果を備えたねじに関す
る。
等の締結に使用される緩み止め効果を備えたねじに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、めがねのヒンジ部等の締結には緩
み止め効果の高いねじが各種使用されているが、いずれ
をみてもねじ山形状を変形させたり、ねじ部に樹脂等の
被膜を塗布したりしたもので、製造コスト、緩み止め効
果、その繰り返し使用等に一長一短がある。
み止め効果の高いねじが各種使用されているが、いずれ
をみてもねじ山形状を変形させたり、ねじ部に樹脂等の
被膜を塗布したりしたもので、製造コスト、緩み止め効
果、その繰り返し使用等に一長一短がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、これら製造
コスト、緩み止め効果および繰り返し使用を満足するね
じが要望されている。
コスト、緩み止め効果および繰り返し使用を満足するね
じが要望されている。
【0004】本発明は、上記要望に沿って発明されたも
ので、簡単かつ安価に製造でき、しかも緩み止め効果も
高く、繰り返し使用に耐え得るねじを提供しようとする
ものである。
ので、簡単かつ安価に製造でき、しかも緩み止め効果も
高く、繰り返し使用に耐え得るねじを提供しようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】駆動溝を有する頭部と螺
旋状ねじ山が設けられたねじ部とを備え、ねじ部にその
軸線方向に沿って延びる横断面V字状の縦溝を設けたね
じにおいて、縦溝の両側に位置するねじ山のフランク面
を対向するフランク面側に膨らませている。また、縦溝
はねじ部先端近くの数山にわたって設けられる構成とし
てもよい。
旋状ねじ山が設けられたねじ部とを備え、ねじ部にその
軸線方向に沿って延びる横断面V字状の縦溝を設けたね
じにおいて、縦溝の両側に位置するねじ山のフランク面
を対向するフランク面側に膨らませている。また、縦溝
はねじ部先端近くの数山にわたって設けられる構成とし
てもよい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明の実施
の形態を説明する。図1および図2において、1は駆動
溝(図示せず)を有する頭部2と螺旋状ねじ山3が設け
られたねじ部4とを備えたねじであり、その先端付近の
外周を3等分する位置に、ねじ部4の軸線と平行に延び
る横断面V字状の縦溝5が設けられている。この縦溝5
は、あらかじめ製造された標準ねじ山を持つねじ部4に
その外周の3方向から横断面V字形状の刃部(図示せ
ず)が押圧されることにより形成される。そのため、縦
溝5の両側に位置するねじ山3のフランク面3a,3b
は、図3に示すように対向するフランク面側に膨らみ、
その膨らみはねじ山3の頂点よりわずかに下がった位置
から徐々に大きくなって、ねじ山3の谷部に近づくに従
って小さくなるとともに、縦溝5から離れるに従って小
さくなるように構成されている。また、この縦溝5はね
じ部4先端近くのねじ山3の数山に設けられており、め
がね(図示せず)のヒンジ部(図示せず)に使用される
際に、ヒンジ部の下部にのみ緩み止め効果をもたらすよ
うに構成されている。なお、この縦溝5の位置は頭部2
近くであってもよい。
の形態を説明する。図1および図2において、1は駆動
溝(図示せず)を有する頭部2と螺旋状ねじ山3が設け
られたねじ部4とを備えたねじであり、その先端付近の
外周を3等分する位置に、ねじ部4の軸線と平行に延び
る横断面V字状の縦溝5が設けられている。この縦溝5
は、あらかじめ製造された標準ねじ山を持つねじ部4に
その外周の3方向から横断面V字形状の刃部(図示せ
ず)が押圧されることにより形成される。そのため、縦
溝5の両側に位置するねじ山3のフランク面3a,3b
は、図3に示すように対向するフランク面側に膨らみ、
その膨らみはねじ山3の頂点よりわずかに下がった位置
から徐々に大きくなって、ねじ山3の谷部に近づくに従
って小さくなるとともに、縦溝5から離れるに従って小
さくなるように構成されている。また、この縦溝5はね
じ部4先端近くのねじ山3の数山に設けられており、め
がね(図示せず)のヒンジ部(図示せず)に使用される
際に、ヒンジ部の下部にのみ緩み止め効果をもたらすよ
うに構成されている。なお、この縦溝5の位置は頭部2
近くであってもよい。
【0007】上記ねじ1をめがねのヒンジ部の締結に使
用する場合、ヒンジ部に設けられためねじ部にねじ部4
が螺入され、ねじ部4の先端近くに設けられた縦溝5付
近のねじ山3がめねじ部に螺合すると、縦溝5付近の進
入側のフランク面3a,3bが徐々に膨らんでいるた
め、ねじ山3はそのフランク面3a,3bを徐々に食い
込ませながら円滑に螺入される。前記ねじ部4がさらに
めねじ部に進入すると、縦溝5付近の後退側に位置する
ねじ山3の膨らんだフランク面3a,3bがめねじ部に
食い込むが、その食い込みは膨らみの小さな谷部付近か
ら徐々に進むため、ねじ山3は比較的円滑に螺入され
る。
用する場合、ヒンジ部に設けられためねじ部にねじ部4
が螺入され、ねじ部4の先端近くに設けられた縦溝5付
近のねじ山3がめねじ部に螺合すると、縦溝5付近の進
入側のフランク面3a,3bが徐々に膨らんでいるた
め、ねじ山3はそのフランク面3a,3bを徐々に食い
込ませながら円滑に螺入される。前記ねじ部4がさらに
めねじ部に進入すると、縦溝5付近の後退側に位置する
ねじ山3の膨らんだフランク面3a,3bがめねじ部に
食い込むが、その食い込みは膨らみの小さな谷部付近か
ら徐々に進むため、ねじ山3は比較的円滑に螺入され
る。
【0008】締付け完了後には、ねじ山3のフランク面
3a,3bの膨らみがめねじ部に食い込んでいるため、
ねじ1が緩み方向に回転しようとすると、各縦溝5付近
の進入側に位置するフランク面3a,3bの膨らみがめ
ねじ部に食い込み、ねじ1が緩み方向に回転することは
なく、十分な緩み止め効果がもたらされる。
3a,3bの膨らみがめねじ部に食い込んでいるため、
ねじ1が緩み方向に回転しようとすると、各縦溝5付近
の進入側に位置するフランク面3a,3bの膨らみがめ
ねじ部に食い込み、ねじ1が緩み方向に回転することは
なく、十分な緩み止め効果がもたらされる。
【0009】
【発明の効果】以上説明したように、本発明はねじ部に
横断面V字形状の縦溝を設けるとともに、この縦溝付近
のねじ山のフランク面を対向するフランク面に向かって
膨らむように構成しているため、ねじが螺入される際に
は円滑に螺入され、ねじが緩み方向に回転しようとする
時には縦溝付近の進入側に位置するフランク面の膨らみ
がめねじ部に食い込み、ねじの緩み方向の回転が阻止さ
れ、ねじが緩むことは皆無となる等の利点がある。
横断面V字形状の縦溝を設けるとともに、この縦溝付近
のねじ山のフランク面を対向するフランク面に向かって
膨らむように構成しているため、ねじが螺入される際に
は円滑に螺入され、ねじが緩み方向に回転しようとする
時には縦溝付近の進入側に位置するフランク面の膨らみ
がめねじ部に食い込み、ねじの緩み方向の回転が阻止さ
れ、ねじが緩むことは皆無となる等の利点がある。
【図1】本発明のねじの正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】図2のB−B線要部拡大断面図である。
1 ねじ 2 頭部 3 ねじ山 3a,3b フランク面 4 ねじ部 5 縦溝
Claims (2)
- 【請求項1】 駆動溝を有する頭部と螺旋状ねじ山が設
けられたねじ部とを備え、ねじ部にその軸線方向に沿っ
て延びる横断面V字状の縦溝を設けたねじにおいて、 縦溝の両側に位置するねじ山のフランク面を対向するフ
ランク面側に膨らませたことを特徴とするねじ。 - 【請求項2】 縦溝はねじ部先端近くの数山に設けられ
たことを特徴とする請求項1に記載のねじ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162650A JP2001343014A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ね じ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000162650A JP2001343014A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ね じ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001343014A true JP2001343014A (ja) | 2001-12-14 |
Family
ID=18666525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000162650A Pending JP2001343014A (ja) | 2000-05-31 | 2000-05-31 | ね じ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001343014A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI707747B (zh) * | 2019-10-18 | 2020-10-21 | 國立高雄科技大學 | 強固螺絲diy工具 |
-
2000
- 2000-05-31 JP JP2000162650A patent/JP2001343014A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI707747B (zh) * | 2019-10-18 | 2020-10-21 | 國立高雄科技大學 | 強固螺絲diy工具 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050817 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20060110 |