JP2001341357A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001341357A
JP2001341357A JP2000264709A JP2000264709A JP2001341357A JP 2001341357 A JP2001341357 A JP 2001341357A JP 2000264709 A JP2000264709 A JP 2000264709A JP 2000264709 A JP2000264709 A JP 2000264709A JP 2001341357 A JP2001341357 A JP 2001341357A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最適なドット再現を実現し、ハイライトの再
現性を向上すること。 【解決手段】 ドットイメージのうち注目ドットから任
意の距離の周囲ドットであってかつ少なくとも主走査方
向、副走査方向の周囲ドットの有無を判断し、注目ドッ
トの周囲が空きドットであることを判断する判断部20
0と、判断部200の判断結果に基づいて、注目ドット
に対応する注目ドット画像データdに任意量の加算値m
を加算する加算部400とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに応じ
て光またはイオン流を変調して記録媒体に照射し、電子
写真方式により記録媒体上にドットイメージを形成する
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、より詳細には、最適なドット再現を実現し、ハイラ
イトの再現性を向上させる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、画像形成装置では、ベクタ方
式の画像情報に対する階調を再現すべく、該画像情報を
画像データ(ビットマップデータ)に展開し、この画像
データを所定タイミングで読み出して各ドット毎にγ補
正(濃度補正)を行った後、ディザ処理等の疑似階調処
理を施している。
【0003】例えば、特開平3−80768号公報に記
載されているように、画像処理における中間調画像を得
るために多値ディザ法により画像データに対して濃度補
正を行う画像形成装置が知られている。この種の画像形
成装置は、多値画像データに対してディザ処理に基づく
濃度特性を補正する第1の補正手段と、この第1の補正
手段により補正された多値画像データに対して多値ディ
ザ処理を行うディザ処理手段と、該ディザ処理手段によ
り得られた多値ディザデータに対してプリンタ出力特性
に基づく濃度特性を補正する第2の補正手段を備え、多
様なプリンタ出力特性の組み合わせに容易に対応させる
ものである。また、上記画像形成装置では、一つのγ特
性に基づいてγ補正を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、一つのγ特性に基づいてγ補正を行
っているため、様々な疑似階調処理に対応することがで
きない。したがって、従来の技術では、画像情報の階調
を忠実に再現することができず、最適なドット再現を実
現することが困難であり、ハイライトの再現性が低いと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
最適なドット再現を実現することができ、ハイライトの
再現性を向上することができる画像形成装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1にかかる画像形成装置にあっては、画像デ
ータに応じて記録媒体上にドットイメージを形成する画
像形成装置において、前記ドットイメージのうち注目ド
ットから任意の距離の周囲ドットであってかつ少なくと
も主走査方向、副走査方向の周囲ドットの有無を検出す
る周囲ドット検出手段と、前記周囲ドット検出手段の検
出結果に基づいて、前記注目ドットの周囲が空きドット
であることを検出する空きドット検出手段と、前記空き
ドット検出手段の検出結果に基づいて、前記注目ドット
に対応するデータを増加させるデータ量制御手段とを備
えたものである。
【0007】本発明にかかる画像形成装置によれば、周
囲ドット検出手段の検出結果および空きドット検出手段
の検出結果に基づいて、注目ドットに対応するデータを
増加させるようにしたので、注目ドットの周囲の状況に
応じて最適なドット再現を実現することができ、ハイラ
イトの再現性を向上することができる。
【0008】また、請求項2にかかる画像形成装置にあ
っては、前記データ量制御手段は、前記注目ドットに対
応するデータに任意量の付加データを付加するものであ
る。
【0009】本発明にかかる画像形成装置によれば、注
目ドットに対応するデータに任意量の付加データを付加
するようにしたので、該付加データにバリエーションを
持たせることができることから、さらに最適なドット再
現を実現することができる。
【0010】また、請求項3にかかる画像形成装置にあ
っては、前記周囲ドット検出手段は、前記注目ドットか
ら最短距離の周囲ドットの有無を検出するものである。
【0011】本発明にかかる画像形成装置によれば、注
目ドットから最短距離の周囲ドットの有無を検出し、こ
の検出結果に基づいて、注目ドットに対応するデータを
増加させるようにしたので、注目ドットの周囲の状況に
応じて最適なドット再現を実現することができ、ハイラ
イトの再現性を向上することができる。
【0012】また、請求項4にかかる画像形成装置にあ
っては、前記主走査方向の周囲ドットの空き具合、前記
副走査方向の周囲ドットの空き具合に基づいて、前記注
目ドットの位相をシフトさせる位相制御手段を備えたも
のである。
【0013】本発明にかかる画像形成装置によれば、主
走査方向、副走査方向の周囲ドットの空き具合に応じ
て、注目ドットの位相をシフトさせるようにしたので、
周囲ドットの空き具合も考慮された状態で最適なドット
再現を行うことができる。
【0014】また、請求項5にかかる画像形成装置にあ
っては、少なくとも前記主走査方向における前記注目ド
ットの両側に隣接するドットの有無を検出する両隣ドッ
ト検出手段と、前記両隣ドット検出手段の検出結果に基
づいて、いずれか一方のドットが空白ドットである場
合、前記注目ドットを前記記録媒体に形成する際に前記
空白ドットの反対側に前記注目ドットの位相をシフトさ
せる位相制御手段を備えたものである。
【0015】本発明にかかる画像形成装置によれば、空
白ドットの反対側に注目ドットの位相をシフトさせるよ
うにしたので、空白ドットを残したまま注目ドットを強
調することができることから、さらに最適なドット再現
を行うことができる。
【0016】また、請求項6にかかる画像形成装置にあ
っては、画像データに応じて記録媒体上にドットイメー
ジを形成する画像形成装置において、前記ドットイメー
ジのうち、注目ドットの周囲であって、複数の周囲ドッ
トがそれぞれ存在する複数の検出領域における周囲ドッ
トの有が検出された検出領域の数を検出する領域数検出
手段と、前記領域数検出手段の検出結果に基づいて、前
記注目ドットのレベル変換を行う変換手段とを備えたも
のである。
【0017】本発明にかかる画像形成装置によれば、領
域数検出手段の検出結果に基づいて、注目ドットのレベ
ル変換を行うようにしたので、高解像ドットにおいて
も、注目ドットの周囲の状況に応じて最適なドット再現
を実現することができる。
【0018】また、請求項7にかかる画像形成装置にあ
っては、一つの前記検出領域は、主走査方向および副走
査方向に広がりを持つ領域である。
【0019】本発明にかかる画像形成装置によれば、主
走査方向および副走査方法に広がりを持つ検出領域とし
たので、注目ドットに対する周囲(広範囲)の影響を注
目ドットのデータ変換に反映させることができる。
【0020】また、請求項8にかかる画像形成装置にあ
っては、複数の前記検出領域は、主走査方向および副走
査方向に広がりを持つ領域に分布している。
【0021】本発明にかかる画像形成装置によれば、複
数の検出領域を主走査方向および副走査方向に広がりを
持つ領域に分布させるようにしたので、注目ドットに対
する周囲ドットの影響度合いを注目ドットのデータ変換
に反映させることができる。
【0022】また、請求項9にかかる画像形成装置にあ
っては、前記検出結果と前記レベル変換の度合いとの対
応関係を示す変換テーブルを記憶する記憶手段を備え、
前記変換手段は、前記変換テーブルを参照し、前記検出
結果に応じて前記レベル変換の度合いを切り替えるもの
である。
【0023】本発明にかかる画像形成装置によれば、変
換テーブルを採用し、検出結果に応じてレベル変換の度
合いを切り替えるようにしたので、自動的に最適なデー
タ変換を行うことができる。
【0024】また、請求項10にかかる画像形成装置に
あっては、画像データに応じて記録媒体上にドットイメ
ージを形成する画像形成装置において、前記ドットイメ
ージのうち、注目ドットの周囲に存在し、複数の周囲ド
ットが1組の組周囲ドットとされた検出領域における組
周囲ドットの有無を検出する検出手段と、前記検出手段
の検出結果に基づいて、注目ドットのレベル変換を行う
変換手段とを備えたものである。
【0025】本発明にかかる画像形成装置によれば、検
出手段の検出結果に基づいて、注目ドットのレベル変換
を行うようにしたので、高解像ドットにおいても、注目
ドットの周囲の状況に応じて最適なドット再現を実現す
ることができる。
【0026】また、請求項11にかかる画像形成装置に
あっては、前記組周囲ドットは、主走査方向および副走
査方向の解像度が同一とされている。
【0027】本発明にかかる画像形成装置によれば、組
周囲ドットの走査方向および副走査方向の解像度を同一
としたので、注目ドットの周囲の状況に応じて、主走査
方向および副走査方向に最適なドット再現を実現するこ
とができる。
【0028】また、請求項12にかかる画像形成装置に
あっては、前記注目ドットは、複数のドットが1組とさ
れたものであり、主走査方向および副走査方向の解像度
が同一されている。
【0029】本発明にかかる画像形成装置によれば、注
目ドットの主走査方向および副走査方向の解像度を同一
としたので、注目ドットの周囲の状況に応じて、主走査
方向および副走査方向に最適なドット再現を実現するこ
とができる。
【0030】また、請求項13にかかる画像形成装置に
あっては、画像データに応じて記録媒体上にドットイメ
ージを形成する画像形成装置において、前記ドットイメ
ージのうち、注目ドットに隣接する隣接領域、該隣接領
域に隣接する複数の領域におけるそれぞれの周囲ドット
の状態を検出する検出手段と、前記検出手段の検出結果
に基づいて、前記注目ドットのレベル変換を行う変換手
段とを備えるものである。
【0031】本発明にかかる画像形成装置によれば、注
目ドットに対する隣接領域および複数の領域における周
囲ドットの状態に応じて、注目ドットのレベル変換を行
うようにしたので高解像ドットであっても、周囲状況に
応じて最適なドット再現を実現することができる。
【0032】また、請求項14にかかる画像形成装置に
あっては、前記検出手段は、前記隣接領域における周囲
ドットのレベル状態を検出し、前記変換手段は、前記レ
ベル状態に応じてレベル変換のためのレベル変換テーブ
ルを切り替えるものである。
【0033】本発明にかかる画像形成装置によれば、隣
接領域における周囲ドットのレベル状態に応じて、レベ
ル変換テーブルを切り替えるようにしたので、階調処理
に対応した最適なドット再現を実現することができる。
【0034】また、請求項15にかかる画像形成装置に
あっては、前記検出手段は、前記隣接領域における周囲
ドット=有の数を検出し、前記変換手段は、少なくとも
該数が0である場合のレベル変換と、該数が0以外であ
る場合にレベル変換に用いられるレベル変換とを分けて
実行するものである。
【0035】本発明にかかる画像形成装置によれば、周
囲ドット=有の数が0である場合のレベル変換と、該数
が0以外である場合のレベル変換とを分けて実行するよ
うにしたので、双方の場合を一括管理する場合に比べ
て、管理に必要なメモリ領域を削減することができる。
【0036】また、請求項16にかかる画像形成装置に
あっては、前記変換手段は、前記注目ドットのレベルが
0であっても、前記検出手段の検出結果に応じて、任意
のドットを発生させるものである。
【0037】本発明にかかる画像形成装置によれば、注
目ドットのレベルが0であっても、検出手段の検出結果
に応じて、任意のドットを発生させるようにしたので、
単独ドットの飛び、再現性不良を改善することができ
る。
【0038】また、請求項17にかかる画像形成装置に
あっては、多ビームにて媒体にドットイメージを書き込
む場合、それぞれのビームに対応する注目ドットの副走
査方向の位置をビーム数の整数倍の位置にレイアウトす
るレイアウト手段を備えたものである。
【0039】本発明にかかる画像形成装置によれば、多
ビームにて媒体にドットイメージを書き込む場合に、そ
れぞれのビームに対応する注目ドットの副走査方向の位
置をビーム数の整数倍の位置にレイアウトするようにし
たので、複数ライン毎の注目ドットの変換が可能になる
ため、ラインバッファ等の使用を最小限にとどめること
ができる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
画像形成装置をカラー画像形成装置に適用した場合を実
施の形態1〜実施の形態4として詳細に説明する。
【0041】(実施の形態1)図1は、本実施の形態1
にかかるカラー画像形成装置の機構部の構成を示す図で
ある。この図において、1は像担持体(記録媒体)であ
る可撓性のベルト状光体であり、そのベルト状光体1は
回動ローラ2、3の間に架設されており、その各回動ロ
ーラ2、3の駆動により時計方向に回動される。4は帯
電手段である帯電部材4、5は像露光手段であるレーザ
書き込み系ユニット5である。6〜9は現像手段である
現像器であり、それぞれ特定色のトナーを収容してい
る。
【0042】レーザ書き込み系ユニット5は、上面にス
リット状の露光用開口部を設けた保持筐体に納められて
装置本体に組み込まれる。なお、レーザ書き込み系ユニ
ット5としては、発光部と収束性光伝送体を一体とした
ものを使用してもよい。帯電部材4およびクリーニング
装置15は、ベルト状光体1を架設している2個の回動
ローラ2、3のうち、回動ローラ2に対向して設けられ
ている。
【0043】各現像器6〜9は、例えばイエロー、マゼ
ンタ、シアン、ブラックの各トナーを収容するもので、
所定の位置でベルト状感光体1と近接あるいは接触する
各現象スリーブを備え、ベルト状感光体1上の潜像を非
接触現象法あるいは接触現象法により顕像化する機能を
有している。10は転写像担持体(記録媒体)である中
間転写ベルトであり、この中間転写ベルト10は回動ロ
ーラ11、12の間に架設されていてバイアスローラ1
3の駆動により反時計回りに回動される。
【0044】ベルト状感光体1と中間転写ベルト10は
回動ローラ3に接触しており、ベルト状感光体1上の第
1回目の顕像が、中間転写ベルト10内に設けられたバ
イアスローラ13により、その中間転写ベルト10上に
転写される。そして、同じようなプロセスを反復するこ
とにより、第2回目、第3回目、第4回目の顕像が中間
転写ベルト10上にそれぞれ重ねられて位置ズレを生じ
ないように転写される。
【0045】転写ローラ14は、中間転写ベルト10に
接離するようにして設けられている。15はベルト状感
光体1のクリーニング装置、16は中間転写ベルト10
のクリーニング装置で、このクリーニング装置16のブ
レード16Aは画像形成中は中間転写ベルト10の表面
より接離した位置に保たれ、画像転写後のクリーニング
時にのみ図示のように中間転写ベルト10の表面に圧接
される。
【0046】このカラー画像形成装置によるカラー画像
形成のプロセスは、例えばつぎのようにして行われる。
まず、本実施の形態1による多色像の形成は、つぎの像
形成システムに従って遂行される。例えば、図示しない
画像読取装置において、オリジナル原稿を撮像素子が走
査するカラー画像データ入力部(スキャナ)で得られた
データが画像データ処理部により演算処理されて画像デ
ータ(多値のビットマップデータ)が作成され、この画
像データは一旦画像メモリに記憶される。
【0047】その後、画像メモリに記憶された画像デー
タは、画像形成時に読み出されて図1に示したカラー画
像形成装置へと入力される。すなわち、このカラー画像
形成装置(プリンタ)とは別体の画像読取装置から出力
される画像データ(色信号)が後述するプリンタコント
ローラおよびエンジンのγ補正部、書き込み部を介して
レーザ書き込み系ユニット5に入力されると、このレー
ザ書き込み系ユニット5においてつぎのような動作が行
われる。
【0048】まず、図示しない半導体レーザから画像デ
ータに応じて変調されたレーザビームが発生され、その
レーザビームが駆動モータ5Aによって回転されるポリ
ゴンミラー5Bにより偏向走査され、fθレンズ5Cを
通った後、ミラー5Dにより光路を曲げられて、予め除
電ランプ21により除電され、帯電部材4によって一様
に帯電されたベルト状感光体1の周面上に露光され、静
電潜像が形成される。
【0049】ここで、露光する画像パターンは、所望の
フルカラー画像をイエロー、マゼンタ、シアン、ブラッ
クに色分解したときの単色の画像パターンである。ベル
ト状感光体1上に形成された各々の静電潜像は、回転型
現像ユニットを構成するイエロー、マゼンタ、シアン、
ブラックの各現像器6〜9で順次現像されて顕像化さ
れ、単色化されて単色画像(ドットイメージ)が形成さ
れた後、ベルト状感光体1に接触しながら反時計回りに
回転する中間転写ベルト10上に転写されて重ね合わさ
れる。
【0050】中間転写ベルト10上に重ね合わされたイ
エロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像は、給紙台
17から給紙ローラ18、レジストローラ19を経て転
写部へ搬送された転写紙に転写ローラ14により転写さ
れる。そして、転写終了後、転写紙は定着装置20によ
り定着されてフルカラー画像が完成する。中間転写ベル
ト10およびベルト状感光体1は、シームレスである。
【0051】図2は、図1に示したカラー画像形成装置
の一部を拡大して示す図である。中間転写ベルト10の
端部には6個のマーク41A〜マーク41Fがあり、マ
ーク検知センサ40により任意のマーク(例えば41
A)を検出することにより1色目の書き込みを開始し、
一周して再度マーク41Aを検知したときに2色目の書
き込みを開始する。
【0052】このとき、マーク41B〜マーク41Fを
マークの個数を管理することによって書き込みタイミン
グとして使用できないようにし、マーク検知センサ40
からの対応する信号にマスクがかかるようにしている。
ベルト状感光体1上の中間転写ベルト10と接した部分
からやや上流に、ベルト状感光体1上のトナー量(画像
濃度)を検出するための光学的センサであるPセンサ2
2が設けられている。なお、Pセンサ22を中間転写ベ
ルト10上の画像濃度を検出できる位置に設けるように
してもよい。
【0053】図3は、図1に示したカラー画像形成装置
に適用される処理部の構成を示すブロック図である。こ
の図において、画像データDは、4ビットの重みを持っ
ており、多値ディザ処理が施されたデータである。1ラ
インバッファL0 は、1ライン分の画像データDを一時
的に保持するバッファである。1ラインバッファL
1は、上記1ラインバッファL0 からの1ライン分遅れ
た画像データDを一時的に保持するバッファである。
【0054】4ビット/1ビット変換部100は、1ラ
インバッファL1 と1ラインバッファL2 との間に介挿
されており、1ラインバッファL1 に保持された4ビッ
トの重みを持つ画像データDを1ビットの重みを持つデ
ータに変換する。具体的には、4ビット/1ビット変換
部100は、4ビットの重みを持つ画像データDのすべ
てのビットが「0」であれば、該画像データDを1ビッ
トの「0」データに変換し、画像データDのいずれかの
ビットが「1」であれば、画像データDを1ビットの
「1」データに変換する。つまり、4ビット/1ビット
変換部100からのデータは、画像データの書き込みの
有無を示すデータである。
【0055】1ラインバッファL2 は、4ビット/1ビ
ット変換部100により変換された1ビットの重みを持
つデータを一時的に保持するバッファである。1ライン
バッファL3 は、1ラインバッファL2 に保持されたデ
ータを一時的に保持するバッファである。ラッチ回路D
04〜D44は、1ラインバッファL3 〜1ラインバッ
ファL0 、および入力ラインに対応して設けられてお
り、1ラインバッファL 3 〜L0 の出力データおよび上
記入力ラインの画像データDを同期信号に同期させてそ
れぞれラッチする。
【0056】ラッチ回路D00〜D40は、上述したラ
ッチ回路D04〜D44に対応して設けられており、同
期信号に同期させてラッチ回路D04〜D44のそれぞ
れの出力データをラッチする。ラッチ回路D01、D1
1、注目ドット用ラッチ回路x、ラッチ回路D31およ
びD41は、ラッチ回路D00〜D40にそれぞれ対応
して設けられており、同期信号に同期させてラッチ回路
D00〜D40のそれぞれの出力データをラッチする。
【0057】注目ドット用ラッチ回路xは、注目ドット
に関する画像データを保持する。ラッチ回路D02〜D
42は、ラッチ回路D01、D11、注目ドット用ラッ
チ回路x、D31およびD41に対応して設けられてお
り、ラッチ回路D01、D11、注目ドット用ラッチ回
路x、ラッチ回路D31およびD41のそれぞれの出力
データを同期信号に同期させてラッチする。ラッチ回路
D03〜D43は、ラッチ回路D02〜D42に対応し
て設けられており、ラッチ回路D02〜D42のそれぞ
れの出力データをラッチする。
【0058】判断部200は、上述した各ラッチ回路の
画像データ(注目ドットに対応する周囲(主走査方向お
よび副走査方向のドット)を参照して、注目ドットの周
囲の状況(ドットの有無等)を判断し、その判断結果を
加算オン/オフ信号bまたは強調信号cとして出力す
る。ここで、加算オン/オフbは、後述する加算部40
0において注目ドット用ラッチ回路xからの注目ドット
画像データdに加算値m(任意の値)を加算するか否か
を指示する信号である。加算する場合、加算オン/オフ
b=「1」となり、加算しない場合、加算オン/オフb
=「0」となる。
【0059】また、判断部200は、ラッチ回路D4
0、D30、D20、D10、D00、D43、D3
3、D23、D13、D03、D00、D01、D0
2、D40、D41、D42からのすべての出力データ
の有無および個数を判断し、すべての出力データがすべ
て「0」の場合に、「1」の強調信号cを出力する。こ
れ以外の場合には、判断部200は、強調信号cを
「0」とする。加算部400は、後述する条件のとき、
注目ドット用ラッチ回路xの注目ドット画像データd
に、記憶部300に記憶された加算値m(任意の値)を
加算する。この加算部400の動作の詳細については後
述する。
【0060】つぎに、上述した実施の形態1の動作につ
いて説明する。図3に示した多値ディザ処理が施された
4ビットの画像データDは、同期信号に同期して、1ラ
イン単位で、ラッチ回路D44に順次ラッチされるとと
もに、1ラインバッファL0に順次保持される。また、
つぎの同期タイミングでは、1ラインバッファL0 の出
力データがラッチ回路D34にラッチされるとともに、
1ラインバッファL1に保持される。
【0061】つぎの同期タイミングでは、1ラインバッ
ファL1 の出力データが、ラッチ回路D24にラッチさ
れるとともに、4ビット/1ビット変換部100により
4ビット/1ビット変換された後、1ビットのデータと
して1ラインバッファL2 に保持される。ここで、1ラ
インバッファL1 からの出力データに対応するドットが
空白ドットである場合、4ビット/1ビット変換部10
0からのデータは、「0」である。一方、1ラインバッ
ファL1 からの出力データに対応するドットが空白ドッ
トでない場合、4ビット/1ビット変換部100からの
データは、「1」である。
【0062】そして、つぎの同期タイミングでは、1ラ
インバッファL2 の出力データがラッチ回路D14にラ
ッチされるとともに、1ラインバッファL3 に保持され
る。つぎの同期タイミングでは、1ラインバッファL3
の出力データがラッチ回路D04に保持される。以後、
同期信号に同期して、ラッチ回路D04〜D44にそれ
ぞれラッチされたデータは、ラッチ回路D00〜D40
→ラッチ回路D01、D11、注目ドット用ラッチ回路
x、ラッチ回路D31およびD41→ラッチ回路D02
〜D42→ラッチ回路D03〜D43という具合に順次
シフトされる。
【0063】一連のシフト動作中においては、ラッチ回
路D04〜D44、D00〜D40、D01、D11、
D31、D41、D02〜D42およびD03〜D43
のそれぞれの出力データは、判断部200に入力され
る。また、注目ドット用ラッチ回路xの出力データは、
加算部400に入力される。
【0064】判断部200は、注目ドット用ラッチ回路
xの注目ドット画像データdが「0」で、つぎの<条件
1>または<条件2>を満たす場合、加算オン/オフb
を「1」とする。 <条件1> ・ラッチ回路D22の出力データが「0」ではないこと ・注目ドット用ラッチ回路xの周囲のラッチ回路D10
〜D13、D30〜D33、D20、D23の出力デー
タのすべてが「0」であること <条件2> ・<条件1>を満たさないこと ・ラッチ回路D11が「0」でないはないこと ・注目ドット用ラッチ回路xの周囲のラッチ回路D00
〜D02、D10、D12、D20、D22、D30〜
D32の出力データのすべてが「0」であること
【0065】上記<条件1>、<条件2>は、注目ドッ
トが、少なくとも主走査方向および副走査方向において
単独に存在するドットであるときに満たされる。ここ
で、<条件1>または<条件2>が満たされたものとす
ると、判断部200は、「1」の加算オン/オフbを加
算部400へ出力する。このとき、判断部200は、
「0」の位相信号S2 を書き込み部(図示略)へ出力す
る。これにより、加算部400は、記憶部300に記憶
された加算値m(この場合、「32」)と、注目ドット
用ラッチ回路xに保持された注目ドット画像データdと
を加算する。つまり、注目ドット画像データdは、加算
値m(=「32」)分だけ濃度補正される。そして、注
目ドットが濃度補正された状態で記録媒体に書き込まれ
る。
【0066】ここで、位相信号S2 が「0」である場
合、図4(a)(モード”0”、右モード)に示したよ
うに、センタから左側に注目ドットのドット幅が成長し
かつ、センタで2ドットがつながる。したがって、注目
ドットは、自然な感じでドット強調される。
【0067】なお、上記<条件1>、<条件2>が満た
されない場合、加算オン/オフbが「0」、位相信号S
2 が「1」とされ、上述した加算値mによる濃度補正が
行われない。したがって、この場合には、判断部200
は、注目ドット用ラッチ回路xからの注目ドット画像デ
ータdの濃度補正を行うことなく、注目ドット画像デー
タdを8ビットの書き込み用データS1 として書き込み
部(図示略)へ出力する。これにより、注目ドットが濃
度補正されない状態で記録媒体に書き込まれる。
【0068】ここで、位相信号S2 が「1」である場
合、図4(b)(モード”1”、左モード)に示したよ
うに、センタから右側に注目ドットのドット幅が成長し
かつ、センタで2ドットがつながる。したがって、注目
ドットは、自然な感じでドット強調される。また、上述
した<条件1>が満たされた場合、図4(c)に示した
ように単独ドット(注目ドット)に対応する注目ドット
画像データdに加算値mが加算された状態でドット形成
される。
【0069】また、ラッチ回路D40、D30、D2
0、D10、D00、D43、D33、D23、D1
3、D03、D00、D01、D02、D40、D4
1、D42からのすべての出力データがすべて「0」の
場合に、すなわち、少なくとも主走査方向における注目
ドットの両隣のドットのうちいずれかに空白ドットが存
在する場合、判断部200は、「1」の強調信号cを加
算部400へ出力する。このとき、判断部200は、
「0」の位相信号S2 を書き込み部(図示略)へ出力す
る。これにより、図4(d)に示したように、注目ドッ
トに隣接する空白ドット側と反対側にドット形成の位相
がシフトするため、注目ドットの周囲の状況に応じて最
適なドット再現が可能となる。
【0070】ここで、注目ドット用ラッチ回路xの出力
データがある場合(ドット有り)、注目ドット用ラッチ
回路xに隣接するラッチ回路D20およびD22のそれ
ぞれの出力データが共にある場合(ドット有り)、また
はラッチ回路D22の出力データがある場合(ドット有
り)の場合、上述した左モードでドットが書き込まれ
る。また、ラッチ回路D20の出力データがある場合
(ドット有り)、上述した右モードでドットが書き込ま
れる。これにより、2ドットがつながるため自然な感じ
でドット形成される。
【0071】(実施の形態2)さて、前述した実施の形
態1では、図3に示した処理部を用いた例について説明
したが、上記処理部に代えて、図5に示した構成の処理
部を用いてもよい。以下においては、この場合を実施の
形態2として説明する。図5においては、図3の各部に
対応する部分には同一の符号を付ける。同図では、図3
に示したラッチ回路D04〜D44、D40〜D43お
よび1ラインバッファL0 が設けられていない構成とさ
れている。また、同図では、1ラインバッファL3 〜1
ラインバッファL1 のそれぞれの出力データおよび画像
データDが、ラッチ回路D00〜D30にラッチされる
ように構成されているとともに、注目ドット用ラッチ回
路xの出力データが判断部200および加算部400の
双方に出力されるようになっている。
【0072】つぎに、上述した実施の形態2の動作につ
いて説明する。図5に示した多値ディザ処理が施された
4ビットの画像データDは、同期信号に同期して、1ラ
イン単位で、ラッチ回路D34に順次ラッチされるとと
もに、1ラインバッファL1に順次保持される。また、
つぎの同期タイミングでは、1ラインバッファL1 の出
力データがラッチ回路D24にラッチされるとともに、
4ビット/1ビット変換部100により4ビット/1ビ
ット変換された後、1ビットのデータとして1ラインバ
ッファL2 に保持される。
【0073】つぎの同期タイミングでは、1ラインバッ
ファL2 の出力データが、ラッチ回路D14にラッチさ
れるとともに、1ラインバッファL3 に保持される。こ
こで、1ラインバッファL1 からの出力データに対応す
るドットが空白ドットである場合、実施の形態1の場合
と同様にして、4ビット/1ビット変換部100からの
データは、「0」である。一方、1ラインバッファL1
からの出力データに対応するドットが空白ドットでない
場合、4ビット/1ビット変換部100からのデータ
は、「1」である。
【0074】そして、つぎの同期タイミングでは、1ラ
インバッファL3 の出力データがラッチ回路D00にラ
ッチされる。以後、実施の形態1の場合と同様に、同期
信号に同期して、ラッチ回路D00〜D30にそれぞれ
ラッチされたデータは、ラッチ回路D01、D11、注
目ドット用ラッチ回路xおよびラッチ回路D31→ラッ
チ回路D02〜D32→ラッチ回路D03〜ラッチ回路
D33という具合に順次シフトされる。
【0075】一連のシフト動作中においては、ラッチ回
路D00〜D30、ラッチ回路D01、D11、D3
1、D02〜D32およびD03〜D33のそれぞれの
出力データは、判断部200に入力される。また、注目
ドット用ラッチ回路xの出力データは、判断部200お
よび加算部400に入力される。
【0076】判断部200は、注目ドット用ラッチ回路
xの出力データが「0」でありかつつぎの<条件3>ま
たは<条件4>を満たす場合、加算オン/オフbを
「1」とする。 <条件3> ・ラッチ回路D22の出力データが「0」ではないこと ・注目ドット用ラッチ回路xの周囲のラッチ回路D10
〜D13、D30〜D33、D20、D23の出力デー
タのすべてが「0」であること <条件4> ・<条件3>を満たさないこと ・ラッチ回路D11が「0」ではないこと ・注目ドット用ラッチ回路xの周囲のラッチ回路D00
〜D02、D10、D12、D20、D22、D30〜
D32の出力データのすべてが「0」であること
【0077】上記<条件3>、<条件4>は、注目ドッ
トが、少なくとも主走査方向および副走査方向において
単独に存在するドットであり、かつ注目ドットに対して
最短距離にあるドットが空きであるときに満たされる。
ここで、<条件3>または<条件4>が満たされたもの
とすると、判断部200は、「1」の加算オン/オフb
を加算部400へ出力する。
【0078】このとき、判断部200は、「0」の位相
信号S2 を書き込み部(図示略)へ出力する。これによ
り、加算部400は、記憶部300に記憶された加算値
m(この場合、「32」)と、注目ドット用ラッチ回路
xに保持された注目ドット画像データdとを加算する。
つまり、注目ドット画像データdは、加算値m(=「3
2」)分だけ濃度補正される。そして、注目ドットが濃
度補正された状態で記録媒体に書き込まれる。
【0079】ここで、位相信号S2 が「0」である場
合、図6(a)(モード”0”、右モード)に示したよ
うに、センタから左側に注目ドットのドット幅が成長し
かつ、センタで2ドットがつながる。したがって、注目
ドットは、自然な感じでドット強調される。
【0080】なお、上記<条件3>、<条件4>が満た
されない場合、加算オン/オフbが「0」、位相信号S
2 が「1」とされ、上述した加算値mによる濃度補正が
行われない。したがって、この場合には、判断部200
は、注目ドット用ラッチ回路xからの注目ドット画像デ
ータdの濃度補正を行うことなく、注目ドット画像デー
タdを8ビットの書き込み用データS1 として書き込み
部(図示略)へ出力する。これにより、注目ドットが濃
度補正されない状態で記録媒体に書き込まれる。
【0081】ここで、位相信号S2 が「1」である場
合、図6(b)(モード”1”、左モード)に示したよ
うに、センタから右側に注目ドットのドット幅が成長し
かつ、センタで2ドットがつながる。したがって、注目
ドットは、自然な感じでドット強調される。また、上述
した<条件3>が満たされた場合、図6(c)に示した
ように単独ドット(注目ドット)に対応する注目ドット
画像データdに加算値mが加算された状態でドット形成
される。
【0082】以上説明したように、本実施の形態1およ
び2によれば、注目ドットの周囲の状況に基づいて、注
目ドットに対応する注目ドット画像データdを増加させ
るようにしたので、注目ドットの周囲の状況に応じて最
適なドット再現を実現することができ、ハイライトの再
現性を向上することができる。
【0083】(実施の形態3)さて、前述した実施の形
態1では、図3に示した処理部を用いた例について説明
したが、上記処理部に代えて、図7に示した構成の処理
部を用いてもよい。以下においては、この場合を実施の
形態3として説明する。この図において、画像データD
Aは、2ビットの重みを持っており、ディザ処理が施さ
れたデータである。1ラインバッファL0 は、1ライン
分の画像データDAを一時的に保持するバッファであ
る。1ラインバッファL1 は、上記1ラインバッファL
0 からの1ライン分遅れた画像データDAを一時的に保
持するバッファである。
【0084】2ビット/1ビット変換部500は、1ラ
インバッファL1 と1ラインバッファL2 との間に介挿
されており、1ラインバッファL1 に保持された2ビッ
トの重みを持つ画像データDAを1ビットの重みを持つ
データに変換する。具体的には、2ビット/1ビット変
換部500は、2ビットの重みを持つ画像データDAの
すべてのビットが「0」であれば、該画像データDAを
1ビットの「0」データに変換し、画像データDAのい
ずれかのビットが「1」であれば、画像データDAを1
ビットの「1」データに変換する。つまり、2ビット/
1ビット変換部500からのデータは、画像データの書
き込みの有無を示すデータである。
【0085】1ラインバッファL2 は、2ビット/1ビ
ット変換部500により変換された1ビットの重みを持
つデータを一時的に保持するバッファである。1ライン
バッファL3 は、1ラインバッファL2 に保持されたデ
ータを一時的に保持するバッファである。ラッチ回路D
00、D03、D30、D32およびD34は、1ライ
ンバッファL3 〜1ラインバッファL0 および入力ライ
ンに対応して設けられており、1ラインバッファL3
0 の出力データおよび上記入力ラインの画像データD
Aを同期信号に同期させてそれぞれラッチする。
【0086】ラッチ回路D01、D04、D31、D3
3およびD35は、上述したラッチ回路D00、D0
3、D30、D32およびD34にそれぞれ対応して設
けられており、同期信号に同期させて、ラッチ回路D0
0、D03、D30、D32およびD34のそれぞれの
出力データをラッチする。ラッチ回路D02、D05、
注目ドット用ラッチ回路x、ラッチ回路D20およびD
23は、ラッチ回路D00、D03、D30、D32お
よびD34にそれぞれ対応して設けられており、同期信
号に同期させてラッチ回路D01、D04、D31、D
33およびD35のそれぞれの出力データをラッチす
る。
【0087】注目ドット用ラッチ回路xは、注目ドット
に関する注目ドット画像データDX 1 を保持する。ラッ
チ回路D10、D12、D14、D21およびD24
は、ラッチ回路D02、D05、注目ドット用ラッチ回
路x、ラッチ回路D20およびD23にそれぞれ対応し
て設けられており、ラッチ回路D02、D05、注目ド
ット用ラッチ回路x、ラッチ回路D20およびD23の
それぞれの出力データを同期信号に同期させてラッチす
る。ラッチ回路D11、D13、D15、D22および
D25は、ラッチ回路D10、D12、D14、D21
およびD24にそれぞれ対応して設けられており、ラッ
チ回路D10、D12、D14、D21およびD24の
それぞれの出力データをラッチする。
【0088】ここで、注目ドット用ラッチ回路xに対応
する注目ドットの周囲には、複数ドット領域AR0〜A
R3という都合4つの領域が定義されている。すなわ
ち、注目ドットの周囲に存在する24ドットは、6ドッ
トを1グループとして4つの領域に割り当てられてい
る。具体的には、複数ドット領域AR0には、ラッチ回
路D00〜D05に対応する6ドットが割り当てられて
いる。これらの複数ドット領域AR0〜AR3のそれぞ
れは、主走査方向および副走査方向に広がりを持つ領域
である。
【0089】複数ドット領域AR1には、ラッチ回路D
10〜D15に対応する6ドットが割り当てられてい
る。複数ドット領域AR2には、ラッチ回路D20〜D
25に対応する6ドットが割り当てられている。最後
に、複数ドット領域AR3には、ラッチ回路D30〜D
35に対応する6ドットが割り当てられている。
【0090】判断部600は、上述した各ラッチ回路の
画像データを参照することで、注目ドットの周囲の状況
(ドットの有無等)を、複数ドット領域AR0〜AR3
という領域単位で判断し、その判断結果を変換テーブル
コードCD1 (図8(a)参照)として出力する。具体
的には、判断部600は、複数ドット領域AR0内のラ
ッチ回路D00〜D05にそれぞれ保持されている6つ
の画像データのうち、「1」の画像データ(ドット有
り)が少なくとも一つあるか否かを判断する。同様にし
て、判断部600は、複数ドット領域AR1〜AR3に
それぞれ保持されている6つの画像データのうち、
「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一つあ
るか否かをそれぞれの領域について判断する。
【0091】また、判断部600は、図8(a)に示し
たように、複数ドット領域AR0〜AR3についての判
断結果を受けて、変換テーブルコードCD1 を決定す
る。具体的には、複数ドット領域AR0〜AR3のう
ち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一
つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「0」で
ある場合、すなわち、注目ドットの周囲にドットが存在
しない場合、判断部600は、変換テーブルコードCD
1 =0とする。
【0092】また、複数ドット領域AR0〜AR3のう
ち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一
つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「1」で
ある場合、判断部600は、変換テーブルコードCD1
=1とする。また、複数ドット領域AR0〜AR3のう
ち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一
つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「2」で
ある場合、判断部600は、変換テーブルコードCD1
=2とする。
【0093】また、複数ドット領域AR0〜AR3のう
ち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一
つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「3」で
ある場合、判断部600は、変換テーブルコードCD1
=3とする。最後に、複数ドット領域AR0〜AR3の
うち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも
一つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「4」
である場合、すなわち、注目ドットの周囲(複数ドット
領域AR0〜AR3)にドットが存在する場合、判断部
600は、変換テーブルコードCD1 =4とする。さら
に、判断部600は、後述する位相信号PH1 を出力す
る。
【0094】また、記憶部700は、図8(a)に示し
た変換テーブルT1 を記憶する。この変換テーブルT1
は、注目ドット用ラッチ回路xに保持されている注目ド
ット画像データDX1 のレベルを、変換テーブルコード
CD1 に対応付けられた倍率で変換するためのテーブル
である。図8(b)には、変換テーブルT1 をグラグ化
したグラフG1 が図示されている。図7に戻り、変換部
800は、変換テーブルコードCD1 および変換テーブ
ルT1 を参照して、注目ドット画像データDX 1(2ビ
ット)のレベルを変換し、これを注目ドット画像データ
DX1’(3ビット)に変換する。
【0095】つぎに、上述した実施の形態3の動作につ
いて説明する。図7に示したディザ処理が施された2ビ
ットの画像データDAは、同期信号に同期して、1ライ
ン単位で、ラッチ回路D34に順次ラッチされるととも
に、1ラインバッファL0 に順次保持される。つぎの同
期タイミングでは、1ラインバッファL0 の出力データ
がラッチ回路D32にラッチされるとともに、1ライン
バッファL1 に保持される。
【0096】つぎの同期タイミングでは、1ラインバッ
ファL1 の出力データがラッチ回路D30にラッチされ
るとともに、2ビット/1ビット変換部500により2
ビット/1ビット変換された後、1ビットのデータとし
て1ラインバッファL2 に保持される。つぎの同期タイ
ミングでは、1ラインバッファL2 の出力データが、ラ
ッチ回路D03にラッチされるとともに、1ラインバッ
ファL3 に保持される。ここで、1ラインバッファL1
からの出力データに対応するドットが空白ドットである
場合、2ビット/1ビット変換部500からのデータ
は、「0」である。一方、1ラインバッファL1 からの
出力データに対応するドットが空白ドットでない場合、
2ビット/1ビット変換部500からのデータは、
「1」である。
【0097】そして、つぎの同期タイミングでは、1ラ
インバッファL3 の出力データがラッチ回路D00にラ
ッチされる。以後、同期信号に同期して、ラッチ回路D
00、D03、D30、D32およびD34にそれぞれ
ラッチされたデータは、ラッチ回路D01、D04、D
31、D33およびD35→ラッチ回路D02、D0
5、注目ドット用ラッチ回路x、ラッチ回路D20およ
びD23→ラッチ回路D10、D12、D14、D21
およびD24→ラッチ回路D11、D13、D15、D
22およびD25という具合に順次シフトされる。
【0098】一連のシフト動作中においては、ラッチ回
路D00、D03、D30、D32およびD34、ラッ
チ回路D01、D04、D31、D33およびD35、
ラッチ回路D02、D05、ラッチ回路D20およびD
23、ラッチ回路D10、D12、D14、D21およ
びD24、ならびにラッチ回路D11、D13、D1
5、D22およびD25のそれぞれの出力データは、判
断部600に入力される。また、注目ドット用ラッチ回
路xの出力データは、変換部800に入力される。
【0099】判断部600は、上述した注目ドット用ラ
ッチ回路x以外の各ラッチ回路の画像データを参照する
ことで、注目ドットの周囲の状況(ドットの有無等)
を、複数ドット領域AR0〜AR3という領域単位で判
断する。つぎに、判断部600は、図8(a)に示した
ように、複数ドット領域AR0〜AR3についての判断
結果を受けて、変換テーブルコードCD1 を決定する。
ここで、複数ドット領域AR0〜AR3のうち、「1」
の画像データ(ドット有り)が少なくとも一つ存在する
複数ドット領域の数(エリア数)が「0」である場合、
すなわち、注目ドットの周囲にドットが存在しない場
合、判断部600は、変換テーブルコードCD1 =0と
する。
【0100】また、複数ドット領域AR0〜AR3のう
ち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なくとも一
つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が「1」で
ある場合、判断部600は、変換テーブルコードCD1
=1とする。同様にして、複数ドット領域AR0〜AR
3のうち、「1」の画像データ(ドット有り)が少なく
とも一つ存在する複数ドット領域の数(エリア数)が
「4」である場合、判断部600は、変換テーブルコー
ドCD1 =4とする。この場合には、変換テーブルコー
ドCD1=0であるものとする。
【0101】この変換テーブルコードCD1(=0)が
変換部800に入力されると、変換部800は、記憶部
700から図8(a)に示した変換テーブルT1 を読み
出し、変換テーブルコードCD1=0に対応する部分を
認識する。すなわち、この場合には、つぎのように、注
目ドット画像データDX1 (2ビット)は、注目ドット
画像データDX1’(3ビット)にレベル変換(濃度補
正)される。
【0102】注目ドット画像データDX1 =0→注目ド
ット画像データDX1’=0 注目ドット画像データDX1 =1→注目ドット画像デー
タDX1’=4 注目ドット画像データDX1 =2→注目ドット画像デー
タDX1’=6 注目ドット画像データDX1 =3→注目ドット画像デー
タDX1’=7
【0103】そして、注目ドット画像データDX1
は、濃度補正された状態で記録媒体に書き込まれる。こ
こで、図7に示したラッチ回路D14に保持された画像
データが「0」である場合、判断部600は、「0」の
位相信号PH1 を出力する。この位相信号PH1
「0」である場合、図9(a)(モード”0”、右モー
ド)に示したように、センタから左側に注目ドットのド
ット幅が成長する。なお、位相信号PH1 が「1」であ
る場合、図9(a)、図10(a)および(b)(モー
ド”1”、左モード)に示したように、センタで2ドッ
トがつながる。したがって、注目ドットは、自然な感じ
でドット形成される。
【0104】また、実施の形態3では、図8(a)およ
び(b)に示したように、変換テーブルコードCD1
0の場合、注目ドットの周囲にドットが存在しないた
め、注目ドット画像データDX1 は、強めにレベル変換
される。また、変換テーブルコードCD1 =1〜3の場
合、注目ドット画像データDX1 は、リニアにレベル変
換される。
【0105】さらに、変換テーブルコードCD1 =4の
場合、注目ドットの周囲領域に必ずドットが存在してい
るため、注目ドット画像データDX1 は、弱めにレベル
変換される。なお、ディザ処理において、集中型の場合
には、変換テーブルコードCD1 =0〜3が参照され、
分散型の場合には、変換テーブルコードCD1=4が参
照される。従って、実施の形態3では、記録媒体に対し
て、ディザタイプに応じた最適な書き込みを行うための
レベル変換が可能となる。
【0106】以上説明したように、実施の形態3によれ
ば、判断部600の判断結果に基づいて、変換部800
で注目ドットのレベル変換を行うようにしたので、高解
像ドットにおいても、注目ドットの周囲の状況に応じて
最適なドット再現を実現することができる。
【0107】(実施の形態4)さて、前述した実施の形
態1では、図3に示した処理部を用いた例について説明
したが、上記処理部に代えて、図11に示した構成の処
理部を用いてもよい。以下においては、この場合を実施
の形態4として説明する。この図において、画像データ
DAは、2ビットの重みを持っており、ディザ処理が施
されたデータである。この画像データDAの解像度は、
一例として、主走査方向1200dpi、副走査方向6
00dpiである。
【0108】シリアル/パラレル変換部900は、2ビ
ットの画像データDAをシリアル/パラレル変換するこ
とにより、2ドット単位の画像データDA’に変換す
る。つまり、画像データDA’は、2ドットを1組とし
たデータである。すなわち、シリアル/パラレル変換部
900は、主走査方向1200dpi、副走査方向60
0dpiの画像データDAを、主走査方向600dp
i、副走査方向600dpiの画像データDA’に変換
する。1ラインバッファL0 は、1ライン分の画像デー
タDA’を一時的に保持するバッファである。1ライン
バッファL1 は、上記1ラインバッファL0 からの1ラ
イン分遅れた画像データDA’を一時的に保持するバッ
ファである。
【0109】ラッチ回路D00〜D02は、シリアル/
パラレル変換部900、1ラインバッファL0 および1
ラインバッファL1 にそれぞれ対応して設けられてお
り、同期信号に同期させて、シリアル/パラレル変換部
900、1ラインバッファL0および1ラインバッファ
1 のそれぞれの出力データをラッチする。ラッチ回路
D10、注目ドット用ラッチ回路xおよびラッチ回路D
12は、ラッチ回路D00〜D02にそれぞれ対応して
設けられており、同期信号に同期させて、ラッチ回路D
00〜D02のそれぞれの出力データをラッチする。注
目ドット用ラッチ回路xは、注目ドットに関する注目ド
ット画像データDX2 を保持する。
【0110】ここで、注目ドット用ラッチ回路xに対応
する注目ドットの周囲には、2ドットを1組とする、都
合8組のドットが存在している。これらのドットおよび
注目ドットは、シリアル/パラレル変換部900によ
り、主走査方向および副走査方向の解像度が同一とされ
ている。ラッチ回路D20、D21およびD22は、ラ
ッチ回路D10、注目ドット用ラッチ回路xおよびラッ
チ回路D12にそれぞれ対応して設けられており、ラッ
チ回路D10、注目ドット用ラッチ回路xおよびラッチ
回路D12のそれぞれの出力データを保持する。
【0111】判断部1000は、上述した各ラッチ回路
の画像データを参照することで、注目ドットの周囲の状
況(ドットの有無等)を判断し、その判断結果を変換テ
ーブルコードCD2 (図12(a)参照)として出力す
る。具体的には、判断部1000は、ラッチ回路D00
〜D02、D10、D12およびD20〜D22にそれ
ぞれ保持されている6つの画像データのうち、「1」の
画像データ(ドット有り)の個数(1データ個数)を判
断する。つぎに、判断部1000は、上記1データ個数
に対応する変換テーブルコードCD2 を出力する。
【0112】また、記憶部1100は、図12(a)に
示した変換テーブルT2 を記憶する。この変換テーブル
2 は、注目ドット用ラッチ回路xに保持されている注
目ドット画像データDX2 のレベルを、変換テーブルコ
ードCD2 に対応付けられた倍率で変換するためのテー
ブルである。図12(b)には、変換テーブルT2 をグ
ラグ化したグラフG2 が図示されている。図11に戻
り、変換部1200は、変換テーブルコードCD2 およ
び変換テーブルT2 を参照して、注目ドット画像データ
DX2(2ビット)のレベルを変換し、これを注目ドッ
ト画像データDX2(3ビット)に変換する。
【0113】つぎに、上述した実施の形態4の動作につ
いて説明する。図11に示したディザ処理が施された2
ビットの画像データDAは、シリアル/パラレル変換部
900により画像データDA’に変換される。これによ
り、画像データDA’に対応するドットは、主走査方向
および副走査方向の解像度が同一(600dpi)とさ
れる。この画像データDA’は、同期信号に同期して、
1ライン単位で、ラッチ回路D00に順次ラッチされる
とともに、1ラインバッファL0 に順次保持される。つ
ぎの同期タイミングでは、1ラインバッファL0 の出力
データがラッチ回路D01にラッチされるとともに、1
ラインバッファL1 に保持される。
【0114】つぎの同期タイミングでは、1ラインバッ
ファL1 の出力データがラッチ回路D02にラッチされ
る。以後、同期信号に同期して、ラッチ回路D00〜D
02にそれぞれラッチされたデータは、ラッチ回路D1
0、注目ドット用ラッチ回路xおよびラッチ回路D12
→ラッチ回路D20〜D22という具合に順次シフトさ
れる。
【0115】一連のシフト動作中においては、ラッチ回
路D00〜D02、ラッチ回路D10、ラッチ回路D1
2およびラッチ回路D20〜D22のそれぞれの出力デ
ータは、判断部1000に入力される。また、注目ドッ
ト用ラッチ回路xの出力データは、変換部1200に入
力される。
【0116】判断部1000は、上述した注目ドット用
ラッチ回路x以外の各ラッチ回路の画像データを参照す
ることで、注目ドットの周囲の状況(ドットの有無等)
を判断する。つぎに、判断部1000は、図12(a)
に示したように、上記判断結果を受けて変換テーブルコ
ードCD2 を決定する。すなわち、判断部1000は、
ラッチ回路D00〜D02、ラッチ回路D10、ラッチ
回路D12およびラッチ回路D20〜D22のうち、
「1」の画像データ(ドット有り)を保持するラッチ回
路の個数が0である場合、すなわち、注目ドットの周囲
にドットが存在しない場合、判断部1000は、変換テ
ーブルコードCD2 =0とする。
【0117】また、ラッチ回路D00〜D02、ラッチ
回路D10、ラッチ回路D12およびラッチ回路D20
〜D22のうち、「1」の画像データ(ドット有り)を
保持するラッチ回路の個数が1である場合、判断部10
00は、変換テーブルコードCD2 =1とする。また、
ラッチ回路D00〜D02、ラッチ回路D10、ラッチ
回路D12およびラッチ回路D20〜D22のうち、
「1」の画像データ(ドット有り)を保持するラッチ回
路の個数が2である場合、判断部1000は、変換テー
ブルコードCD2 =2とする。
【0118】以下同様にして、また、ラッチ回路D00
〜D02、ラッチ回路D10、ラッチ回路D12および
ラッチ回路D20〜D22のうち、「1」の画像データ
(ドット有り)を保持するラッチ回路の個数が8である
場合、すなわち、判断部1000は、変換テーブルコー
ドCD2 =8とする。この場合には、変換テーブルコー
ドCD2=0であるものとする。
【0119】この変換テーブルコードCD2(=0)が
変換部1200に入力されると、変換部1200は、記
憶部1100から図12(a)に示した変換テーブルT
2 を読み出し、変換テーブルコードCD2=0に対応す
る部分を認識する。すなわち、この場合には、つぎのよ
うに、注目ドット画像データDX2 (2ビット)は、注
目ドット画像データDX2’(3ビット)にレベル変換
(濃度補正)される。
【0120】注目ドット画像データDX2 =0→注目ド
ット画像データDX2’=0 注目ドット画像データDX2 =1→注目ドット画像デー
タDX2’=4 注目ドット画像データDX2 =2→注目ドット画像デー
タDX2’=5 注目ドット画像データDX2 =3→注目ドット画像デー
タDX2’=7
【0121】そして、注目ドット画像データDX2
は、濃度補正された状態で記録媒体に書き込まれる。ま
た、実施の形態4では、図12(a)および(b)に示
したように、変換テーブルコードCD2 =0の場合、注
目ドットの周囲にドットが存在しないため、注目ドット
画像データDX2 は、強めにレベル変換される。また、
変換テーブルコードCD2 =1〜7の場合、注目ドット
画像データDX2 は、リニアにレベル変換される。
【0122】さらに、変換テーブルコードCD2 =8の
場合、注目ドットの周囲領域に必ずドットが存在してい
るため、注目ドット画像データDX2 は、弱めにレベル
変換される。なお、ディザ処理において、集中型の場合
には、変換テーブルコードCD2 =1〜7が参照され、
分散型の場合には、変換テーブルコードCD2=8が参
照される。従って、実施の形態4では、記録媒体に対し
て、ディザタイプに応じた最適な書き込みを行うための
レベル変換が可能となる。
【0123】以上説明したように、実施の形態4によれ
ば、判断部1000の判断結果に基づいて、注目ドット
のレベル変換を行うようにしたので、高解像ドットにお
いても、注目ドットの周囲の状況に応じて最適なドット
再現を実現することができる。
【0124】(実施の形態5)さて、前述した実施の形
態1では、図3に示した処理部を用いた例について説明
したが、上記処理部に代えて、図14に示した構成の処
理部を用いてもよい。以下においては、この場合を実施
の形態5として説明する。
【0125】図13は、本発明の実施の形態5にかかる
カラー画像形成装置に適用されるプリンタコントローラ
1010の構成を示すブロック図である。このプリンタ
コントローラ1010は、パーソナルコンピュータ10
00とプリンタエンジン1020との間に介挿されてお
り、パーソナルコンピュータ1000からのコマンドお
よびプリント用の画像データが入力され、上記コマンド
に基づいて、画像データに後述するディザ処理を施した
ものをプリンタエンジン1020へ出力する機能を備え
ている。
【0126】上記コマンドとしては、細線の画像データ
に対して細線用ディザ処理を施すラインコマンドと、イ
メージの画像データに対してイメージ用ディザ処理を施
すイメージコマンドとがある。
【0127】プリンタコントローラ1010において、
パーソナルコンピュータインタフェース1011は、パ
ーソナルコンピュータ1000からのコマンドおよび画
像データを入力するためのインタフェースである。CP
U(Central Processing Unit)1012は、各部を制
御するものであり、ディザ処理制御等を行う。プリンタ
エンジンインタフェース1013は、ディザ処理が施さ
れた画像データをプリンタエンジン1020へ出力する
ためのインタフェースである。
【0128】ROM1014は、図21に示した第1の
細線用ディザしきい値マトリクス1300、第2の細線
用ディザしきい値マトリクス1310および第3の細線
用ディザしきい値マトリクス1320ならびに図22に
示した第1のイメージ用ディザしきい値マトリクス14
00、第2のイメージ用ディザしきい値マトリクス14
10および第3のイメージ用ディザしきい値マトリクス
1420のデータを記憶する。
【0129】第1の細線用ディザしきい値マトリクス1
300、第2の細線用ディザしきい値マトリクス131
0および第3の細線用ディザしきい値マトリクス132
0は、上述した細線コマンドが入力された場合に、細線
の画像データに対してディザ処理を施す際に用いられ
る。
【0130】第1のイメージ用ディザしきい値マトリク
ス1400、第2のイメージ用ディザしきい値マトリク
ス1410および第3のイメージ用ディザしきい値マト
リクス1420は、上述したイメージコマンドが入力さ
れた場合に、イメージの画像データに対してディザ処理
を施す際に用いられる。図13に戻り、フレームRAM
1015は、パーソナルコンピュータ1000からの画
像データがビットマップ形式に展開されたビットマップ
データを記憶する。バス1016は、プリンタコントロ
ーラ1010の各部を接続する。
【0131】図14は、本発明の実施の形態5にかかる
カラー画像形成装置に適用される処理部の構成を示すブ
ロック図であり、図13に示したプリンタコントローラ
1010およびプリンタエンジン1020を機能ブロッ
ク図化したものである。この図において、シリアルの画
像データDSは、2ビットの重みを持っており、ディザ
処理が施されたデータである。この画像データDSの解
像度は、一例として、主走査方向1200dpi、副走
査方向600dpiである。
【0132】シリアル/パラレル変換部1030は、2
ビットの画像データDSをシリアル/パラレル変換する
ことにより、2ライン分のパラレルの画像データDPに
変換する。具体的には、図15(a)〜(c)に示した
ように、シリアル/パラレル変換部1030は、同期信
号CLKの1ライン周期Tc 毎に2ライン分の画像デー
タDSをパラレルの画像データDPに変換する。
【0133】例えば、画像データDS1(1ライン目)
および画像データDS2(2ライン目)は、パラレルの
画像データDP1(1ライン目)および画像データDP
2(2ライン目)に変換される。そして、つぎの1ライ
ン周期Tc では、画像データDS3(3ライン目)およ
び画像データDS4(4ライン目)は、パラレルの画像
データDP3(3ライン目)および画像データDP4
(4ライン目)に変換される。
【0134】つまり、画像データDPは、2ドットを1
組としたデータである。すなわち、シリアル/パラレル
変換部1030は、主走査方向1200dpi、副走査
方向600dpiの画像データDSを、主走査方向60
0dpi、副走査方向600dpiの画像データDPに
変換する。図14に戻り、1ラインバッファ1040
は、1ライン分の画像データDPを一時的に保持するバ
ッファである。1ラインバッファ1050も1ライン分
の画像データDPを一時的に保持するバッファである。
1ラインバッファ1060 は、上記1ラインバッファ
1050 からの1ライン分遅れた画像データDPを一
時的に保持するバッファである。
【0135】シリアル/パラレル変換部1030からの
画像データDPは、1ラインバッファ1040、1ライ
ンバッファ1050および1ラインバッファ1060に
より5ライン分(シリアル/パラレル変換部1030か
らの2ライン分、1ラインバッファ1040からの1ラ
イン分、1ラインバッファ1050からの1ライン分、
1ラインバッファ1060からの1ライン分)の画像デ
ータDPとして、EVEN(偶数)処理部1070およ
びODD(奇数)処理部1080へ出力される。ODD
処理部1080には、EVEN処理部1070に対して
1ライン分遅れた画像データDPが入力される。
【0136】EVEN処理部1070において、ダミー
ラッチ回路EDM0、ラッチ回路ED0、ラッチ回路E
D1およびラッチ回路ED2は、1ラインバッファ10
50、1ラインバッファ1040およびシリアル/パラ
レル変換部1030に対応して設けられており、同期信
号に同期させて画像データDPをそれぞれラッチする。
【0137】ラッチ回路EA0、ラッチ回路EA3、ラ
ッチ回路EA5およびラッチ回路EC0は、上述したダ
ミーラッチ回路EDM0、ラッチ回路ED0、ラッチ回
路ED1およびラッチ回路ED2にそれぞれ対応して設
けられており、同期信号に同期させて、ダミーラッチ回
路EDM0、ラッチ回路ED0、ラッチ回路ED1およ
びラッチ回路ED2のそれぞれの出力データをラッチす
る。
【0138】ラッチ回路EA1、注目ドット用ラッチ回
路Ex、ラッチ回路EA6およびラッチ回路EC1は、
上述したラッチ回路EA0、ラッチ回路EA3、ラッチ
回路EA5およびラッチ回路EC0に対応して設けられ
ており、同期信号に対応させて、ラッチ回路EA0、ラ
ッチ回路EA3、ラッチ回路EA5およびラッチ回路E
C0のそれぞれの出力データをラッチする。
【0139】ラッチ回路EA2、ラッチ回路EA4、ラ
ッチ回路EA7およびラッチ回路EC2は、上述したラ
ッチ回路EA1、注目ドット用ラッチ回路Ex、ラッチ
回路EA6およびラッチ回路EC1に対応して設けられ
ており、同期信号に同期させて、ラッチ回路EA1、注
目ドット用ラッチ回路Ex、ラッチ回路EA6およびラ
ッチ回路EC1のそれぞれの出力データをラッチする。
注目ドット用ラッチ回路Exは、注目ドットに関する注
目ドット画像データDXE を保持する。
【0140】ラッチ回路EB0、ラッチ回路EB1、ラ
ッチ回路EB2およびダミーラッチ回路EDM1は、上
述したラッチ回路EA2、ラッチ回路EA4、ラッチ回
路EA7およびラッチ回路EC2に対応して設けられて
おり、ラッチ回路EA2、ラッチ回路EA4、ラッチ回
路EA7およびラッチ回路EC2のそれぞれの出力デー
タをラッチする。
【0141】ここで、注目ドット用ラッチ回路Ex に対
応する注目ドットの周囲には、領域1071A、領域1
071B、領域1071Cおよび領域1071Dという
都合4つの領域が定義されている。すなわち領域107
1Aには、ラッチ回路EA0〜ラッチ回路EA7が存在
している。領域1071Bには、ラッチ回路EB0〜ラ
ッチ回路EB2が存在している。領域1071Cには、
ラッチ回路EC0〜ラッチ回路EC2が存在している。
領域1071Dには、ラッチ回路ED0〜ラッチ回路E
D2が存在している。
【0142】変換部1072は、上述した各ラッチ回路
の画像データを参照することで、注目ドットの周囲の状
況を把握し、記憶部1090に記憶された変換テーブル
TT 1 〜TT3 (図17(a)、図18(a)および図
19(a)参照)を後述する条件により選択し、注目ド
ット画像データDXE のレベルを変換し、これを注目ド
ット画像データDXE’として出力する。
【0143】図17(a)に示した変換テーブルTT1
は、注目ドット用ラッチ回路Ex に保持されている注目
ドット画像データDXE のレベルを、変換テーブルコー
ドTCに対応付けられた倍率で変換するためのテーブル
である。図17(b)には、変換テーブルTT1 をグラ
グ化したグラフGG1 が図示されている。
【0144】図18(a)に示した変換テーブルTT2
は、注目ドット用ラッチ回路Ex に保持されている注目
ドット画像データDXE のレベルを、変換テーブルコー
ドTCに対応付けられた倍率で変換するためのテーブル
である。図18(b)には、変換テーブルTT2 をグラ
グ化したグラフGG2 が図示されている。
【0145】図19(a)に示した変換テーブルTT3
は、注目ドット用ラッチ回路Ex に保持されている注目
ドット画像データDXE のレベルを、変換テーブルコー
ドTCに対応付けられた倍率で変換するためのテーブル
である。図19(b)には、変換テーブルTT3 をグラ
グ化したグラフGG3 が図示されている。
【0146】ODD処理部1080において、ダミーラ
ッチ回路ODM0、ラッチ回路OD0、ラッチ回路OD
1およびラッチ回路OD2は、1ラインバッファ105
0、1ラインバッファ1040およびシリアル/パラレ
ル変換部1030に対応して設けられており、同期信号
に同期させて画像データDPをそれぞれラッチする。
【0147】ラッチ回路OA0、ラッチ回路OA3、ラ
ッチ回路OA5およびラッチ回路OC0は、上述したダ
ミーラッチ回路ODM0、ラッチ回路OD0、ラッチ回
路OD1およびラッチ回路OD2にそれぞれ対応して設
けられており、同期信号に同期させて、ダミーラッチ回
路ODM0、ラッチ回路OD0、ラッチ回路OD1およ
びラッチ回路OD2のそれぞれの出力データをラッチす
る。
【0148】ラッチ回路OA1、注目ドット用ラッチ回
路Ox、ラッチ回路OA6およびラッチ回路OC1は、
上述したラッチ回路OA0、ラッチ回路OA3、ラッチ
回路OA5およびラッチ回路OC0に対応して設けられ
ており、同期信号に対応させて、ラッチ回路OA0、ラ
ッチ回路OA3、ラッチ回路OA5およびラッチ回路O
C0のそれぞれの出力データをラッチする。
【0149】ラッチ回路OA2、ラッチ回路OA4、ラ
ッチ回路OA7およびラッチ回路OC2は、上述したラ
ッチ回路OA1、注目ドット用ラッチ回路Ox、ラッチ
回路OA6およびラッチ回路OC1に対応して設けられ
ており、同期信号に同期させて、ラッチ回路OA1、注
目ドット用ラッチ回路Ox、ラッチ回路OA6およびラ
ッチ回路OC1のそれぞれの出力データをラッチする。
注目ドット用ラッチ回路Oxは、注目ドットに関する注
目ドット画像データDXO を保持する。
【0150】ラッチ回路OB0、ラッチ回路OB1、ラ
ッチ回路OB2およびダミーラッチ回路ODM1は、上
述したラッチ回路OA2、ラッチ回路OA4、ラッチ回
路OA7およびラッチ回路OC2に対応して設けられて
おり、ラッチ回路OA2、ラッチ回路OA4、ラッチ回
路OA7およびラッチ回路OC2のそれぞれの出力デー
タをラッチする。
【0151】ここで、注目ドット用ラッチ回路Ox に対
応する注目ドットの周囲には、領域1081A、領域1
081B、領域1081Cおよび領域1081Dという
都合4つの領域が定義されている。すなわち領域108
1Aには、ラッチ回路OA0〜ラッチ回路OA7が存在
している。領域1081Bには、ラッチ回路OB0〜ラ
ッチ回路OB2が存在している。領域1081Cには、
ラッチ回路OC0〜ラッチ回路OC2が存在している。
領域1081Dには、ラッチ回路OD0〜ラッチ回路O
D2が存在している。
【0152】変換部1072は、上述した各ラッチ回路
の画像データを参照することで、注目ドットの周囲の状
況を把握し、記憶部1090に記憶された変換テーブル
TT 1 〜TT3 (図17(a)、図18(a)および図
19(a)参照)を後述する条件により選択し、注目ド
ット画像データDXO のレベルを変換し、これを注目ド
ット画像データDXO’として出力する。
【0153】LD(レーザダイオード)変調部1200
は、注目ドット画像データDXE’および注目ドット画
像データDXO’に対応させて、光書き込み時間幅、光
パワー時間幅、光パワーの組み合わせに関して、書き込
み用のレーザ光に変調をかける。
【0154】図16は、上述したEVEN処理部107
0およびODD処理部1080における副走査方向の位
置関係を模式的に表す図である。この図において、EV
ENドット参照領域1210は、EVEN処理部107
0に対応しており、ODDドット参照領域1220は、
ODD処理部1080に対応している。
【0155】また、注目ドット1210x は、EVEN
処理部1070における注目ドット用ラッチ回路Ex
対応しており、注目ドット1220x は、ODD処理部
1080における注目ドット用ラッチ回路Ox に対応し
ている。なお、実際には、EVENドット参照領域12
10とODDドット参照領域1220とは、副走査方向
において重なるが、理解を容易にするために、同図に
は、EVENドット参照領域1210に対してODDド
ット参照領域1220を主走査方向にずらした状態が図
示されている。
【0156】また、同図では、書き込みレーザ光のビー
ム数が2とされている。ここで、EVENドット参照領
域1210においては、注目ドット1210x の後続ラ
イン数(同図では、3ライン目L3 および4ライン目L
4 )がビーム数2(の整数倍)と同数とされている。同
様にして、ODDドット参照領域1220においても、
注目ドット1220x の後続ライン数(同図では、2ラ
イン目L2 および3ライン目L3 )がビーム数2(の整
数倍)と同数とされている。
【0157】したがって、EVENドット参照領域12
10およびODDドット参照領域1220を組み合わせ
ると、副走査方向において、1ライン目L1 の注目ドッ
ト1220x および2ライン目L2 の注目ドット121
x のペア、3ライン目L3の1220x および4ライ
ン目L4 の注目ドット1210x のペアという具合に
2ライン毎の注目ドットの変換が可能になるため、1ラ
インバッファの使用を最小限にとどめることができる。
【0158】つぎに、上述した実施の形態5の動作につ
いて説明する。図20に示したステップSA1では、C
PU1012(図13参照)は、パーソナルコンピュー
タ1000からのコマンド入力があるか否かを判断し、
この判断結果が「No」である場合、同判断を繰り返
す。ここで、コマンド入力があると、CPU1012
は、ステップSA1の判断結果を「Yes」とする。
【0159】ステップSA2では、CPU1012は、
コマンドを解析する。ステップSA3では、CPU10
12は、パーソナルコンピュータ1000からの画像デ
ータをラスタライズし、ビットマップデータとしてフレ
ームRAM1015に格納する。ステップSA4では、
CPU1012は、上記コマンドがラインコマンドであ
るか否かを判断する。
【0160】ここで、上記コマンドがラインコマンドで
ある場合、CPU1012は、ステップSA4の判断結
果を「Yes」とする。ステップSA5では、CPU1
012は、図21に示した第1の細線用ディザしきい値
マトリクス1300、第2の細線用ディザしきい値マト
リクス1310および第3の細線用ディザしきい値マト
リクス1320を用いて前述したビットマップデータに
対してディザ処理を実行する。
【0161】一方、コマンドがイメージコマンドである
場合、CPU1012は、ステップSA4の判断結果を
「No」とする。ステップSA7では、CPU1012
は、図22に示した第1のイメージ用ディザしきい値マ
トリクス1400、第2のイメージ用ディザしきい値マ
トリクス1410および第3のイメージ用ディザしきい
値マトリクス1420を用いて前述したビットマップデ
ータに対してディザ処理を実行する。
【0162】ここで、ディザ処理において、ビットマッ
プデータの元の画像の階調数は、49階調である。ま
た、ビットマップデータの多値数は2ビットで表現さ
れ、第1レベル〜第3レベルまである。階調0の場合、
全てのドットが0とされる。細線に関するライン用ディ
ザ処理では、階調1および2の場合には、全てのドット
が第1レベルとされる。階調3〜25の場合には、対応
するドットが第2レベルとされる。階調26〜48の場
合には、対応するドットが第3レベルとされる。
【0163】一方、イメージ用ディザ処理において、左
上から2、2のドットは、階調1の場合、第1レベル、
階調2の場合、第2レベルとされ、階調3の場合、第3
レベルとされる。同様に、左上から4、4のドットは、
階調4の場合、第1レベルとされ、階調5の場合、第2
レベルとされ、階調6〜階調48の場合、第3レベルと
される。
【0164】ステップSA6では、ディザ処理が施され
た2ビットの画像データDSがプリンタエンジン102
0にデータ転送される。これにより、図14に示した2
ライン分の画像データDSは、同期信号に同期して、シ
リアル/パラレル変換部1030によりパラレルの画像
データDPに変換される。画像データDPは、同期信号
に同期して1ラインバッファ1040、1ラインバッフ
ァ1050、1ラインバッファ1060に格納され、5
ライン分のデータとしてEVEN処理部1070および
ODD処理部1080のそれぞれの初段のラッチ回路に
ラッチされる。
【0165】すなわち、EVEN処理部1070におい
て、1ライン目の画像データDPは、ラッチ回路ED1
にラッチされる。2ライン目の画像データDPは、ラッ
チ回路ED2にラッチされる。3ライン目の画像データ
DP(1ラインバッファ1040の出力データ)は、ラ
ッチ回路ED0にラッチされる。4ライン目の画像デー
タDP(1ラインバッファ1050の出力データ)は、
ダミーラッチ回路EDM0にラッチされる。
【0166】一方、ODD処理部1080において、1
ライン目の画像データDPは、ラッチ回路OD2にラッ
チされる。3ライン目の画像データDP(1ラインバッ
ファ1040の出力データ)は、ラッチ回路OD1にラ
ッチされる。4ライン目の画像データDP(1ラインバ
ッファ1050の出力データ)は、ラッチ回路OD0に
ラッチされる。5ライン目の画像データDP(1ライン
バッファ1060の出力データ)は、ダミーラッチ回路
ODM0にラッチされる。
【0167】以後、EVEN処理部1070において
は、同期信号に同期して、ラッチ回路ED1、ラッチ回
路ED2、ラッチ回路ED0およびダミーラッチ回路E
DM0にそれぞれラッチされたデータは、ラッチ回路E
A5、ラッチ回路EC0、ラッチ回路EA3およびラッ
チ回路EA0→ラッチ回路EA6、ラッチ回路EC1、
注目ドット用ラッチ回路Ex およびラッチ回路EA1→
ラッチ回路EA7、ラッチ回路EC2、ラッチ回路EA
4およびラッチ回路EA2→ラッチ回路EB2、ダミー
ラッチ回路EDM1、ラッチ回路EB1およびラッチ回
路EB0という具合に順次、同図右方向にシフトされ
る。
【0168】一方、ODD処理部1080においては、
上述したEVEN処理部1070より1ライン分遅れた
データが、同期信号に同期して順次、同図方向にシフト
される。すなわち、ラッチ回路OD1、ラッチ回路OD
2、ラッチ回路OD0およびダミーラッチ回路ODM0
にそれぞれラッチされたデータは、ラッチ回路OA5、
ラッチ回路OC0、ラッチ回路OA3およびラッチ回路
OA0→ラッチ回路OA6、ラッチ回路OC1、注目ド
ット用ラッチ回路Ox およびラッチ回路OA1→ラッチ
回路OA7、ラッチ回路OC2、ラッチ回路OA4およ
びラッチ回路OA2→ラッチ回路OB2、ダミーラッチ
回路ODM1、ラッチ回路OB1およびラッチ回路OB
0という具合に順次、同図右方向にシフトされる。
【0169】また、EVEN処理部1070における一
連のシフト動作中においては、領域1071A、107
1B、1071Cおよび1071Dにそれぞれ存在する
ラッチ回路の出力データが変換部1072に入力され
る。これにより、変換部1072は、上述した注目ドッ
ト用ラッチ回路Ex 以外の各ラッチ回路の画像データを
参照することで、注目ドットの周囲の状況(ドットの有
無等)を、領域1071A〜1071Dという領域単位
で、つぎの<条件A>または<条件B>に基づいて判断
する。
【0170】<条件A> 注目ドット用ラッチ回路Ex
からの注目ドット画像データDXEが0である場合 ・領域1071A〜1071Dを使用する。 ・領域1071Aにおいてドット(注目ドットを除く)
が存在するか否かというつぎの状態(1)または状態
(2)を判断する。 (1)出力データ=0(空白) (2)出力データ=1〜3(ドット有り) ・以下の<ケース1>および<ケース2>を判断する。 <ケース1>ラッチ回路EA4の出力データ≠0、かつ
領域1071Aにおけるラッチ回路EA4以外のラッチ
回路の出力データ=0、かつ領域1071Bにおける全
ての出力データ=0(空白) <ケース2>ラッチ回路EA6の出力データ≠0、かつ
領域1071Aにおけるラッチ回路EA6以外のラッチ
回路の出力データ=0、かつ領域1071Cにおける全
ての出力データ=0(空白)、かつ領域1071Dにお
ける全ての出力データ=0(空白)
【0171】<条件B> 注目ドット用ラッチ回路Ex
からの注目ドット画像データDXEが0でない場合 ・領域1071Aを使用する。 ・領域1071Aにおいてドット(注目ドットを除く)
が存在しない(出力データ=0、空白)、存在する(出
力データ=1または2、HALF)、存在する(出力デ
ータ=3、FULL)というつぎの状態(1)、状態
(2)または状態(3)を判断する。 (1)出力データ=0(空白) (2)出力データ=1または2(ハーフドット有り(H
ALF)) (3)出力データ=3(フルドット有り(FULL)) ・以下の<ケース1>〜<ケース3>を判断する。 <ケース1>領域1071Aにおける出力データ(注目
ドットを除く)の全てが0(空白) <ケース2>領域1071Aにおける出力データの全て
が0ではなく、出力データ=1または2のハーフドット
を含む <ケース3>領域1071Aにおける出力データの全て
が0ではなく、出力データ=3のフルドットを含む
【0172】つぎに、変換部1072は、上述した<条
件A>、<条件B>の<ケース1>〜<ケース3>に応
じて、注目ドット画像データDXE のレベル変換に用い
るテーブルを選択する。具体的には、<ケース1>の場
合には、図17(a)に示した変換テーブルTT1 に基
づいて、注目ドット画像データDXE を注目ドット画像
データDXE’にレベル変換(濃度補正)し、これをL
D変調部1200へ出力する。
【0173】また、<ケース2>の場合には、変換部1
072は、図18(a)に示した変換テーブルTT2
基づいて、注目ドット画像データDXE を注目ドット画
像データDXE’にレベル変換(濃度補正)し、これを
LD変調部1200へ出力する。また、<ケース3>の
場合には、変換部1072は、図19(a)に示した変
換テーブルTT3 に基づいて、注目ドット画像データD
E を注目ドット画像データDXE’にレベル変換(濃
度補正)し、これをLD変調部1200へ出力する。
【0174】一方、ODD処理部1080の変換部10
82も、上述した変換部1072と同様の動作を行う。
すなわち、変換部1082は、上述した注目ドット用ラ
ッチ回路Ox 以外の各ラッチ回路の画像データを参照す
ることで、注目ドットの周囲の状況(ドットの有無等)
を、領域1081A〜1081Dという領域単位で、つ
ぎの<条件A>または<条件B>に基づいて判断する。
【0175】<条件A> 注目ドット用ラッチ回路Ox
からの注目ドット画像データDXOが0である場合 ・領域1081A〜1081Dを使用する。 ・領域1081Aにおいてドット(注目ドットを除く)
が存在するか否かというつぎの状態(1)または状態
(2)を判断する。 (1)出力データ=0(空白) (2)出力データ=1〜3(ドット有り) ・以下の<ケース1>および<ケース2>を判断する。 <ケース1>ラッチ回路OA4の出力データ≠0、かつ
領域1081Aにおけるラッチ回路OA4以外のラッチ
回路の出力データ=0、かつ領域1081Bにおける全
ての出力データ=0(空白) <ケース2>ラッチ回路OA6の出力データ≠0、かつ
領域1081Aにおけるラッチ回路OA6以外のラッチ
回路の出力データ=0、かつ領域1081Cにおける全
ての出力データ=0(空白)、かつ領域1081Dにお
ける全ての出力データ=0(空白)
【0176】<条件B> 注目ドット用ラッチ回路Ox
からの注目ドット画像データDXOが0でない場合 ・領域1081Aを使用する。 ・領域1081Aにおいてドット(注目ドットを除く)
が存在しない(出力データ=0、空白)、存在する(出
力データ=1または2、HALF)、存在する(出力デ
ータ=3、FULL)というつぎの状態(1)、状態
(2)または状態(3)を判断する。 (1)出力データ=0(空白) (2)出力データ=1または2(ハーフドット有り(H
ALF)) (3)出力データ=3(フルドット有り(FULL)) ・以下の<ケース1>〜<ケース3>を判断する。 <ケース1>領域1081Aにおける出力データ(注目
ドットを除く)の全てが0(空白) <ケース2>領域1081Aにおける出力データの全て
が0ではなく、出力データ=1または2のハーフドット
を含む <ケース3>領域1081Aにおける出力データの全て
が0ではなく、出力データ=3のフルドットを含む
【0177】なお、上述した<条件A>および<条件B
>においては、2ビットで表現される出力データの場合
について説明したが、1ビット表現、4ビット表現であ
ってもよい。
【0178】つぎに、変換部1082は、上述した<条
件A>、<条件B>の<ケース1>〜<ケース3>に応
じて、注目ドット画像データDXO のレベル変換に用い
るテーブルを選択する。具体的には、<ケース1>の場
合には、図17(a)に示した変換テーブルTT1 に基
づいて、注目ドット画像データDXO を注目ドット画像
データDXO’にレベル変換(濃度補正)し、これをL
D変調部1200へ出力する。
【0179】また、<ケース2>の場合には、変換部1
082は、図18(a)に示した変換テーブルTT2
基づいて、注目ドット画像データDXO を注目ドット画
像データDXO’にレベル変換(濃度補正)し、これを
LD変調部1200へ出力する。また、<ケース3>の
場合には、変換部1082は、図19(a)に示した変
換テーブルTT3 に基づいて、注目ドット画像データD
O を注目ドット画像データDXO’にレベル変換(濃
度補正)し、これをLD変調部1200へ出力する。
【0180】そして、LD変調部1200は、注目ドッ
ト画像データDXE’および注目ドット画像データD
O’に対応させて、光書き込み時間幅、光パワー時間
幅、光パワーの組み合わせに関して、書き込み用のレー
ザ光に変調をかける。これにより、注目ドット画像デー
タDXE’および注目ドット画像データDXO’は、濃度
補正された状態で記録媒体に書き込まれる。
【0181】以上説明したように、実施の形態5によれ
ば、注目ドットに対する隣接領域(領域1071A等)
および複数の領域(領域1071B、領域1071C
等)における周囲ドットの状態に応じて、注目ドットの
レベル変換を行うようにしたので高解像ドットであって
も、周囲状況に応じて最適なドット再現を実現すること
ができる。
【0182】また、実施の形態5によれば、隣接領域
(領域1071A等)における周囲ドットのレベル状態
に応じて、変換テーブル(変換テーブルTT1 、T
2 、TT 3 )を切り替えるようにしたので、階調処理
に対応した最適なドット再現を実現することができる。
【0183】また、実施の形態5によれば、周囲ドット
=有の数が0である場合のレベル変換と、該数が0以外
である場合のレベル変換とを分けて実行するようにした
ので、双方の場合を一括管理する場合に比べて、管理に
必要なメモリ領域を削減することができる。
【0184】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる画
像形成装置(請求項1)によれば、周囲ドット検出手段
の検出結果および空きドット検出手段の検出結果に基づ
いて、注目ドットに対応するデータを増加させるように
したので、注目ドットの周囲の状況に応じて最適なドッ
ト再現を実現することができ、ハイライトの再現性を向
上することができるという効果を奏する。
【0185】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項2)によれば、注目ドットに対応するデータに任意量
の付加データを付加するようにしたので、上記付加デー
タにバリエーションを持たせることができることから、
さらに最適なドット再現を実現することができるという
効果を奏する。
【0186】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項3)によれば、注目ドットから最短距離の周囲ドット
の有無を検出し、この検出結果に基づいて、注目ドット
に対応するデータを増加させるようにしたので、注目ド
ットの周囲の状況に応じて最適なドット再現を実現する
ことができ、ハイライトの再現性を向上することができ
るという効果を奏する。
【0187】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項4)によれば、主走査方向、副走査方向の周囲ドット
の空き具合に応じて、注目ドットの位相をシフトさせる
ようにしたので、周囲ドットの空き具合も考慮された状
態で最適なドット再現を行うことができるという効果を
奏する。
【0188】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項5)によれば、空白ドットの反対側に注目ドットの位
相をシフトさせるようにしたので、空白ドットを残した
まま注目ドットを強調することができることから、さら
に最適なドット再現を行うことができるという効果を奏
する。
【0189】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項6)によれば、領域数検出手段の検出結果に基づい
て、注目ドットのレベル変換を行うようにしたので、高
解像ドットにおいても、注目ドットの周囲の状況に応じ
て最適なドット再現を実現することができるという効果
を奏する。
【0190】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項7)によれば、主走査方向および副走査方法に広がり
を持つ検出領域としたので、注目ドットに対する周囲
(広範囲)の影響を注目ドットのデータ変換に反映させ
ることができるという効果を奏する。
【0191】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項8)によれば、複数の検出領域を主走査方向および副
走査方向に広がりを持つ領域に分布させるようにしたの
で、注目ドットに対する周囲ドットの影響度合いを注目
ドットのデータ変換に反映させることができるという効
果を奏する。
【0192】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項9)によれば、変換テーブルを採用し、検出結果に応
じてレベル変換の度合いを切り替えるようにしたので、
自動的に最適なデータ変換を行うことができるという効
果を奏する。
【0193】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項10)によれば、検出手段の検出結果に基づいて、注
目ドットのレベル変換を行うようにしたので、高解像ド
ットにおいても、注目ドットの周囲の状況に応じて最適
なドット再現を実現することができるという効果を奏す
る。
【0194】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項11)によれば、組周囲ドットの走査方向および副走
査方向の解像度を同一としたので、注目ドットの周囲の
状況に応じて、主走査方向および副走査方向に最適なド
ット再現を実現することができるという効果を奏する。
【0195】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項12)によれば、注目ドットの主走査方向および副走
査方向の解像度を同一としたので、注目ドットの周囲の
状況に応じて、主走査方向および副走査方向に最適なド
ット再現を実現することができるという効果を奏する。
【0196】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項13)によれば、注目ドットに対する隣接領域および
複数の領域における周囲ドットの状態に応じて、注目ド
ットのレベル変換を行うようにしたので高解像ドットで
あっても、周囲状況に応じて最適なドット再現を実現す
ることができるという効果を奏する。
【0197】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項14)によれば、隣接領域における周囲ドットのレベ
ル状態に応じて、レベル変換テーブルを切り替えるよう
にしたので、階調処理に対応した最適なドット再現を実
現することができるという効果を奏する。
【0198】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項15)によれば、周囲ドット=有の数が0である場合
のレベル変換と、該数が0以外である場合のレベル変換
とを分けて実行するようにしたので、双方の場合を一括
管理する場合に比べて、管理に必要なメモリ領域を削減
することができるという効果を奏する。
【0199】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項16)によれば、注目ドットのレベルが0であって
も、検出手段の検出結果に応じて、任意のドットを発生
させるようにしたので、単独ドットの飛び、再現性不良
を改善することができるという効果を奏する。
【0200】また、本発明にかかる画像形成装置(請求
項17)によれば、多ビームにて媒体にドットイメージ
を書き込む場合に、それぞれのビームに対応する注目ド
ットの副走査方向の位置をビーム数の整数倍の位置にレ
イアウトするようにしたので、複数ライン毎の注目ドッ
トの変換が可能になるため、ラインバッファ等の使用を
最小限にとどめることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかるカラー画像形成
装置の機構部の構成を示す図である。
【図2】図1に示したカラー画像形成装置の一部を拡大
して示す図である。
【図3】図1に示したカラー画像形成装置に適用される
処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】同実施の形態1の動作を説明する図である。
【図5】本発明の実施の形態2にかかるカラー画像形成
装置に適用される処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】同実施の形態2の動作を説明する図である。
【図7】本発明の実施の形態3にかかるカラー画像形成
装置に適用される処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】同実施の形態3にかかるカラー画像形成装置に
適用される変換テーブルT1 およびそのグラフG1 を示
す図である。
【図9】同実施の形態3の動作を説明する図である。
【図10】同実施の形態3の動作を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態4にかかるカラー画像形
成装置に適用される処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】同実施の形態4にかかるカラー画像形成装置
に適用される変換テーブルT2 およびそのグラフG2
示す図である。
【図13】本発明の実施の形態5にかかるカラー画像形
成装置に適用されるプリンタコントローラ1010の構
成を示すブロック図である。
【図14】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される処理部の構成を示すブロック図である。
【図15】同実施の形態5の動作を説明する図である。
【図16】図14に示したEVEN処理部1070およ
びODD処理部1080における副走査方向の位置関係
を模式的に表す図である。
【図17】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される変換テーブルTT1およびそのグラフGG
1 を示す図である。
【図18】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される変換テーブルTT2およびそのグラフGG
2 を示す図である。
【図19】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される変換テーブルTT3およびそのグラフGG
3 を示す図である。
【図20】同実施の形態5の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図21】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される第1の細線用ディザしきい値マトリクス1
300、第2の細線用ディザしきい値マトリクス131
0および第3の細線用ディザしきい値マトリクス132
0を示す図である。
【図22】同実施の形態5にかかるカラー画像形成装置
に適用される第1のイメージ用ディザしきい値マトリク
ス1400、第2のイメージ用ディザしきい値マトリク
ス1410および第3のイメージ用ディザしきい値マト
リクス1420を示す図である。
【符号の説明】
100 4ビット/1ビット変換部 200 判断部 300 記憶部 400 加算部 500 2ビット/1ビット変換部 600 判断部 700 記憶部 800 変換部 900 シリアル/パラレル変換部 1000 判断部 1100 記憶部 1200 変換部 x 注目ドット用ラッチ回路 D00〜D43 ラッチ回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C262 AA01 AA05 AB07 BB01 BB06 BB15 BB19 BB20 BC01 GA16 2C362 CA03 CA14 CB37 5B057 AA11 CA08 CA12 CB08 CB12 CE13 CH11 DA08 DB02 DB09 5C074 AA01 AA05 BB02 BB17 DD03 5C077 LL19 PP15 PP45 PP55 PP68 PQ04 PQ08 PQ23 TT03 TT06

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに応じて記録媒体上にドット
    イメージを形成する画像形成装置において、 前記ドットイメージのうち注目ドットから任意の距離の
    周囲ドットであってかつ少なくとも主走査方向、副走査
    方向の周囲ドットの有無を検出する周囲ドット検出手段
    と、 前記周囲ドット検出手段の検出結果に基づいて、前記注
    目ドットの周囲が空きドットであることを検出する空き
    ドット検出手段と、 前記空きドット検出手段の検出結果に基づいて、前記注
    目ドットに対応するデータを増加させるデータ量制御手
    段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記データ量制御手段は、前記注目ドッ
    トに対応するデータに任意量の付加データを付加するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記周囲ドット検出手段は、前記注目ド
    ットから最短距離の周囲ドットの有無を検出することを
    特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記主走査方向の周囲ドットの空き具
    合、前記副走査方向の周囲ドットの空き具合に基づい
    て、前記注目ドットの位相をシフトさせる位相制御手段
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記主走査方向における前記
    注目ドットの両側に隣接するドットの有無を検出する両
    隣ドット検出手段と、前記両隣ドット検出手段の検出結
    果に基づいて、いずれか一方のドットが空白ドットであ
    る場合、前記注目ドットを前記記録媒体に形成する際に
    前記空白ドットの反対側に前記注目ドットの位相をシフ
    トさせる位相制御手段を備えることを特徴とする請求項
    1または2に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 画像データに応じて記録媒体上にドット
    イメージを形成する画像形成装置において、 前記ドットイメージのうち、注目ドットの周囲であっ
    て、複数の周囲ドットがそれぞれ存在する複数の検出領
    域における周囲ドットの有が検出された検出領域の数を
    検出する領域数検出手段と、 前記領域数検出手段の検出結果に基づいて、前記注目ド
    ットのレベル変換を行う変換手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 一つの前記検出領域は、主走査方向およ
    び副走査方向に広がりを持つ領域であることを特徴とす
    る請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 複数の前記検出領域は、主走査方向およ
    び副走査方向に広がりを持つ領域に分布していることを
    特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記検出結果と前記レベル変換の度合い
    との対応関係を示す変換テーブルを記憶する記憶手段を
    備え、前記変換手段は、前記変換テーブルを参照し、前
    記検出結果に応じて前記レベル変換の度合いを切り替え
    ることを特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記載
    の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 画像データに応じて記録媒体上にドッ
    トイメージを形成する画像形成装置において、 前記ドットイメージのうち、注目ドットの周囲に存在
    し、複数の周囲ドットが1組の組周囲ドットとされた検
    出領域における組周囲ドットの有無を検出する検出手段
    と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、注目ドットのレベ
    ル変換を行う変換手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記組周囲ドットは、主走査方向およ
    び副走査方向の解像度が同一とされていることを特徴と
    する請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記注目ドットは、複数のドットが1
    組とされたものであり、主走査方向および副走査方向の
    解像度が同一されていることを特徴とする請求項10に
    記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 画像データに応じて記録媒体上にドッ
    トイメージを形成する画像形成装置において、 前記ドットイメージのうち、注目ドットに隣接する隣接
    領域、該隣接領域に隣接する複数の領域におけるそれぞ
    れの周囲ドットの状態を検出する検出手段と、 前記検出手段の検出結果に基づいて、前記注目ドットの
    レベル変換を行う変換手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記検出手段は、前記隣接領域におけ
    る周囲ドットのレベル状態を検出し、前記変換手段は、
    前記レベル状態に応じてレベル変換のためのレベル変換
    テーブルを切り替えることを特徴とする請求項13に記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記検出手段は、前記隣接領域におけ
    る周囲ドット=有の数を検出し、前記変換手段は、少な
    くとも該数が0である場合のレベル変換と、該数が0以
    外である場合のレベル変換とを分けて実行することを特
    徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記変換手段は、前記注目ドットのレ
    ベルが0であっても、前記検出手段の検出結果に応じ
    て、任意のドットを発生させることを特徴とする請求項
    13に記載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 多ビームにて媒体にドットイメージを
    書き込む場合、それぞれのビームに対応する注目ドット
    の副走査方向の位置をビーム数の整数倍の位置にレイア
    ウトするレイアウト手段を備えたことを特徴とする請求
    項13〜16のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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