JP2001341145A - 水溶性フィルムの製造方法 - Google Patents

水溶性フィルムの製造方法

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JP2001341145A
JP2001341145A JP2000391249A JP2000391249A JP2001341145A JP 2001341145 A JP2001341145 A JP 2001341145A JP 2000391249 A JP2000391249 A JP 2000391249A JP 2000391249 A JP2000391249 A JP 2000391249A JP 2001341145 A JP2001341145 A JP 2001341145A
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film
soluble film
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Shun Y Lin
シュン・ワイ・リン
Kalpana J Patel
カルパナ・ジェイ・パテル
Martin Link
マーティン・リンク
Maria L Kang
マリア・エル・カング
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 体腔内に使用される供与単位形に適用されて
扱い易く、必要な薬剤の放出が可能な水溶性フィルムの
製造方法を提供する。 【解決手段】 (a)(i)ポリアクリル酸、セルロー
ス誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコ
ールおよびこれらのいずれかの組合せからなる群から選
択されたフィルム前駆体、(ii)ヒドロキシル基、ア
ミド基またはアミノ基の少なくとも一つの官能基を有し
かつ約150℃を越える沸点を有する水溶性可塑剤、
(iii)薬理活性剤、および(iv)溶媒を含む溶液
を調製するステップ、(b)約50℃乃至約100℃ま
での温度で前記溶液を乾燥してフィルムを形成するステ
ップ、および(c)約15℃乃至約60℃までの温度で
かつ少なくとも30%の相対湿度で前記フィルムを硬化
させるステップを含む水溶性フィルムの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【関連した特許および特許出願】この出願は、1999
年12月23日付けで出願された米国出願第60/17
2,085号に基づいて優先権を主張するものであり、
当該米国出願はここに参照することによって出願内容に
合体したものとされる。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、タンポンおよびア
プリケータ等の供与単位形で用いられる水溶性フィルム
を製造する方法に関するものである。
【0003】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】現
在、膣に対して適用する供与単位形は、スポンジおよび
フィルムを除き、膣に使用してすぐに膣から落ちるため
厄介である。さらに、上記スポンジは使用後に除去する
必要があり、感染症を引き起こすと信じられている。フ
ィルムは、しばしばその硬さや縁の形状のために炎症を
引き起こしている。
【0004】米国特許第5,393,528号および同
第5,529,782号は体内領域に投薬するための溶
解可能な要素を有するデバイスを開示している。その溶
解可能な要素はポリビニルアルコール、ポリエチレンオ
キサイド、および/または複合炭水化物から形成された
フィルムである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)(i)
フィルム前駆体、(ii)水溶性可塑剤、(iii)薬
理活性剤、および(iv)溶媒を含む溶液を調製するス
テップ、(b)約50℃乃至約100℃までの温度で上
記溶液を乾燥してフィルムを形成するステップ、および
(c)約15℃乃至約60℃までの温度でかつ少なくと
も30%の相対湿度で上記フィルムを硬化させるステッ
プを含む水溶性フィルムの製造方法を提供するものであ
る。上記フィルム前駆体はポリアクリル酸、セルロース
誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコー
ルまたはこれらのいずれかの組合せである。上記水溶性
可塑剤はヒドロキシル基、アミド基またはアミノ基の少
なくとも一つの官能基を有しかつ約150℃を越える沸
点を有している。本発明の水溶性フィルムは、膣に対し
て適用する、タンポンやアプリケータ等の器具に組み込
まれてもよい。上記フィルムの配合は、当業者に知られ
ているように、薬理活性剤の制御された放出を与えるよ
うに最適化されてもよい。
【0006】この方法によれば、従来の水溶性フィルム
よりも一層可撓性に富み、特に膣に対して適用する供与
単位形に組み込まれた場合に落下しにくいという性質を
有し、均一で均質なフィルムが製造される。結果とし
て、このフィルムでは炎症しにくい。さらに、最も近い
従来の水溶性フィルムとは異なり、この発明のフィルム
は、薬剤放出量を増加させるために、膣等の体腔内の一
層大きな接触領域を与える形状であってもよい。
【0007】本発明の他の実施の形態は、上述した方法
によって製造した水溶性フィルムを含む、タンポンやア
プリケータ等の供与単位形である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の方法は、(a)(i)フ
ィルム前駆体、(ii)水溶性可塑剤、(iii)薬理
活性剤、および(iv)溶媒を含む溶液を調製するステ
ップ、(b)約50℃乃至約100℃までの温度で上記
溶液を乾燥してフィルムを形成するステップ、および
(c)約15℃乃至約60℃までの温度でかつ少なくと
も30%の相対湿度で上記フィルムを硬化させるステッ
プを含むものである。本発明者らは上述した条件下での
フィルムの硬化が硬化ステップなしで製造された同様の
フィルムよりも十分に可撓性に富み、膣内や他の体腔内
へ投与したときに落下しないことを見出した。また、フ
ィルムは厄介なものではなく、均一でかつ均質なもので
ある。
【0009】上記溶液は、薬理活性剤が水溶性であれ
ば、上記成分を混合することによって製造されてもよ
い。
【0010】水不溶性薬理活性剤はいかなる公知の方法
によって溶剤中に好ましくは均一に分散されてもよい。
他の成分は薬理活性剤を分散する前か後に添加されても
よい。
【0011】フィルム前駆体は、ポリアクリル酸、セル
ロース誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルア
ルコールまたはこれらのいずれかの組合せである。適切
なセルロース誘導体は、ヒドロキシエチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースおよびこ
れらのいずれかの組合せを含むが、これらに限定される
ものではない。フィルム前駆体は好ましくはポリビニル
アルコールである。より好ましくは、上記フィルム前駆
体は、米国デラウエア州ウイルミントンのデュポン社か
ら入手可能なElvanol(商標)、等級51−0
5,52−22および50−42や米国ペンシルベニア
州アレンタウンのエアプロダクツアンドケミカルズから
入手可能なAirvol(商標)、等級205Sおよび
523S等の部分的に水素化されたポリビニルアルコー
ルである。ポリビニルアルコールの粘性は概ね約3セン
チポイズ乃至約1000センチポイズまでの範囲、好ま
しくは約3センチポイズ乃至約50センチポイズまでの
範囲である。典型的には、上記溶液は、溶液の全重量を
100重量%とした場合に約5重量%乃至約40重量%
まで、好ましくは約15重量%乃至約35重量%までの
フィルム前駆体を含むものである。
【0012】水溶性可塑剤は、ヒドロキシル基、アミド
基またはアミノ基の少なくとも一つの官能基を有しかつ
約150℃を越える沸点を有するものである。可塑剤の
沸点は約180℃を越えるのが好ましい。適切な可塑剤
はプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、グ
リセリンおよびこれらのいずれかの組合せ等のポリヒド
ロキシ化合物を含むが、これらに限定されるものではな
い。他の適切な可塑剤は、米国イリノイ州ノースフィー
ルドのステパン社からWecobee(商標)として入
手可能な水添植物油、および米国ニュージャージー州サ
マーセットのフルスアメリカからWitepsol H
−15(商標)として水添ココグリセライド類等の約4
5℃未満の融点を有する脂肪酸誘導体や約30を越える
水酸価を有する脂肪族アルコール誘導体を含むが、これ
らに限定されるものではない。典型的には、上記溶液
は、溶液の全重量を100重量%とした場合に約0.1
重量%乃至約10重量%まで、好ましくは約0.5重量
%乃至約5重量%までの水溶性可塑剤を含むものであ
る。
【0013】薬理活性剤は水不溶性または水溶性であっ
てもよい。適切な薬理活性剤は、次の材料に限定されな
いがミコナゾールを含むイミダゾール抗真菌剤、エコナ
ゾール、テルコナゾール、ケトコナゾール、サパーコナ
ゾール、イトラコナゾール、クロトリマゾール、チオコ
ナゾールおよびブタコナゾールを含むイミダゾール抗真
菌剤、次の材料に限定されないがニスタチン、ネオマイ
シン、ポリマイシン、テトラサイクリン、シリンダマイ
シンおよびメトロニダゾール等の抗菌剤、オキシキノリ
ンベンゾエートおよびアミナクリン等の防腐剤、エスト
ロゲン類、テストラクトン、アンドロゲン類、プロゲス
チン類、メゲストロールアセテート、メドロオキシプロ
ゲステロンアセテート、エステル化エストロゲン類、共
役エストロゲン類、エストラジオール、ポリエストラジ
オール、エチニルエストラジオール、エストロピペー
ト、ジエチルスチベストロールジホスフェート、ポリエ
ストラジオールホスフェートおよびロイプロリドアセテ
ート等のホルモン類、ヒドロコルチゾン、トリアムチノ
ロン、ベータメタゾン、フルチノニドおよびハルシノニ
ド等の抗炎症剤、リドカインおよびベンゾカイン等の麻
酔剤、ノンオキシノール−9およびオクトキシノール−
9等の殺精子剤、およびこれらのいずれかの組合せを含
むものである。好適なイミダゾール抗真菌剤は硝酸ミコ
ナゾールである。好適な抗菌剤はメトロニダゾールであ
る。好適な殺精子剤はノンオキシノール−9である。
【0014】溶液中の薬理活性剤の含有量は、概ね、そ
の使用目的を達成するに有効な量である。典型的な薬理
活性剤の量は、薬理的に有効な量である。しかしなが
ら、その量は、フィルムがある供与単位形中に使用され
たときの薬理的に有効な量よりも少なくできる。その供
与単位形が非常に多くのフィルムを包含するか、薬理的
に有効なまちまちの量を含むかも知れないからである。
全体の有効量は薬理活性剤の薬理有効量を含む累積した
単位で決められる。薬理活性剤の全量は当業者によって
決定されてもよい。概ね溶液は、溶液の全重量を100
重量%とした場合に約1重量%乃至約30重量%まで、
好ましくは約5重量%乃至約20重量%までの薬理活性
剤を含むものである。
【0015】溶剤は、水、エタノール、グリセリン、エ
チレングリコール、アミド類、アミン類またはこれらの
いずれかの組合せであってもよい。溶剤は、好ましくは
水または水とエタノールの混合物である。その混合物
は、混合物の全重量を100重量%とした場合に、約3
0重量%未満のエタノールを含むのが好ましい。典型的
には、溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場合
に約20重量%乃至約90重量%まで、好ましくは約4
0重量%乃至約80重量%までの溶剤を含むものであ
る。
【0016】本発明の一つの好適な実施の形態によれ
ば、溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場合
に、約26.4重量%のポリビニルアルコール、約2.
4重量%のグリセリン、約11.2重量%のノンオキシ
ノール−9、および約60重量%の水を含むものであ
る。
【0017】溶液は、界面活性剤、保存剤、増粘剤、着
色剤、化粧品系香料、食品系香料、滑剤、充填剤、結合
剤、湿潤剤、浸透剤、pH調整剤、崩壊剤、賦形剤、ま
たはこれらのいずれかの組合せ等の他の助剤を含んでも
よい。適切な界面活性剤は、セテアレス−20等のセテ
アリールアルコールのポリエチレングリコールエステ
ル、水添ココグリセライド類およびこれらのいずれかの
組合せを含むものであるが、これらに限定されるもので
はない。
【0018】典型的には、溶液は、乾燥前に、室温で約
15,000センチポイズ乃至約30,000センチポ
イズまでの粘性を有している。本発明の製造方法によっ
て製造された水溶性フィルムは、概ね約0.03mm乃
至約0.5mmまで、好ましくは約0.05mm乃至約
0.10mmまでの厚さを有している。
【0019】乾燥ステップは、概ね約50℃乃至約10
0℃までの温度で行われる。乾燥ステップは、好ましく
は二つのステージで行われる。第1のステージでは、溶
液は約50℃乃至約70℃までの温度に加熱される。第
1のステージでの溶液は典型的には約5分以内加熱され
る。溶液は、その後、第2のステージ中、約70℃乃至
約100℃までの温度に加熱される。第2のステージで
の溶液は典型的には約25分以内加熱される。
【0020】硬化ステップは、乾燥ステップの直後に行
われるのが好ましい。硬化は概ね約15℃乃至約60℃
までの温度でかつ少なくとも30%の相対湿度で行われ
る。硬化ステップは好ましくは約25℃乃至約60℃ま
での温度で行われる。硬化ステップは好ましくは少なく
とも50%の相対湿度、より好ましくは約60%乃至約
90%までの相対湿度で行われる。溶液は5,6または
7等の複数の領域を有する乾燥トンネルまたはチャンバ
で乾燥、硬化されてもよい。
【0021】本発明の製造方法によって製造された好適
な水溶性フィルムは、水溶性フィルムの全重量を100
重量%とした場合に、約66重量%のポリビニルアルコ
ール、約6重量%のグリセリン、および約28重量%の
ノンオキシノール−9を含むものである。
【0022】水溶性フィルムは、不織繊維または綿等の
基体に溶液を注ぐかキャストした後、当該溶液を乾燥硬
化させることによって上記基体の上へ被覆されるか積層
されてもよい。キャスティングは、舟形秤量皿、ステン
レス鋼製トレイ、テフロン(登録商標)製ロッド、コー
ン型ロッドおよび逆回転ローラ等を用いた如何なる公知
法によって行われてもよい。
【0023】水溶性フィルム単独、あるいは基体上に被
覆または積層された水溶性フィルムは、膣、直腸および
口腔等の体腔内へ投与するための供与単位形に実装され
てもよい。供与単位形はタンポンまたはアプリケータで
あってもよい。例えば、基体上に被覆されたフィルムは
タンポン用ライナーとして利用されてもよい。供与単位
形は可撓性を有することが好ましい。供与単位形は平面
シートまたは円錐形状等、如何なる形状であってもよ
い。フィルムは投与されようとしている体腔との接触面
積を最大にするような輪郭を有している。
【0024】本発明の一つの実施の形態によれば、タン
ポンの外包は水溶性フィルムで積層された不織繊維から
構成されている。本発明の他の実施の形態によれば、水
溶性フィルムは、綿等のタンポンの内部材料と不織繊維
等の外包との間に配置されている。
【0025】ミコナゾール等の抗真菌剤を含有する本発
明の供与単位形は、酵母菌感染症を治療するために投与
されてもよい。本発明の供与単位形では、本発明の製造
方法によって製造された水溶性フィルムが非常に落下し
にくく、抗真菌剤の放出を制御できたので、酵母菌感染
症を治療するのに通常5日間かかるところ、3日以内で
の治療が可能である。
【0026】次の実施例は限定することなく本発明を記
述しようとするものである。
【0027】実施例1乃至実施例32 表1中の配合を有する水溶性フィルムを次のように製造
した。水を50℃乃至80℃に加熱した。フィルム前駆
体、すなわちポリビニルアルコールを上記水中に一定混
合状態で加えた。活性成分、すなわちノンオキシノール
−9を上記溶液中に一定混合状態で加えた。上記溶液を
混合し、脱気し、室温まで冷却した。この溶液を以下の
表1中に示したキャスティングデバイス内の基体の上へ
被覆した。実施例1乃至実施例8までの基体はポリプロ
ピレンであった。実施例9乃至実施例18までおよび実
施例32の基体はステンレス鋼であった。実施例19乃
至実施例25までの基体はポリエステルであった。実施
例26乃至実施例28までの基体はテフロンであった。
実施例29の基体はポリエステルライナーであった。実
施例30の基体はホイルライナー付きアクラーであっ
た。実施例31の基体ポリエチレンおよびペーパーライ
ナーであった。
【0028】上記溶液を複数の領域を有する乾燥トンネ
ル内で乾燥してフィルムを形成した。実施例1乃至実施
例28までおよび実施例31では、上記溶液に対して約
60℃乃至約90℃までの温度で約30分以内の乾燥を
した。実施例29および実施例30では、上記溶液に対
して、まず約60℃乃至約75℃までの温度で約8分以
内の乾燥をし、その後、約75℃乃至約90℃までの温
度で約15分以内の乾燥をした。実施例32では、上記
溶液に対して、まず約60℃乃至約80℃までの温度で
約5分以内の乾燥をし、その後、約70℃乃至約90℃
までの温度で約25分以内の乾燥をした。
【0029】乾燥後に、上記フィルムを約30%乃至約
60%までの相対湿度でかつ室温で硬化させた。実施例
29および実施例32では、上記フィルムを約60%乃
至約90%までの相対湿度でかつ約40℃乃至約60℃
までの温度で硬化させた。
【0030】上記フィルムの厚さを測定した。その結果
を以下の表1に示す。
【表1】
【0031】表1中のリソースIは、米国メリーランド
州シルバースプリングのバイク−ガードナー機器社から
入手可能な溶液用キャスティングデバイスである。ポリ
ビニルアルコールは、米国デラウエア州ウイルミントン
のデュポン社から入手可能なElvanol(商標)や
米国ペンシルバニア州アレンタウンのエアプロダクツエ
ンドケミカルズから入手可能なAirvol(商標)等
の水溶性ポリビニルアルコールである。PGはプロピレ
ングリコールである。PEG300は平均300個のエ
チレンオキサイドの繰返し単位を有するポリエチレング
リコールである。H−15は、水添ココグリセライド類
のウィトプソールH−15であり、米国ニュージャージ
ー州サマーセットのフルスアメリカから入手可能であ
る。
【0032】米国ニューヨーク州オイスターベイのアポ
テカス薬品会社で製造されVCF(商標)で入手可能な
フィルムからクエン酸リン酸緩衝液中へのノンオキシノ
ール−9の放出速度は、米国薬局方バスケット法(米国
薬局方の方法の部711)によって決定された。その結
果を以下の表2に示す。プラトー時間は放出速度におけ
る有意な増加が見られなくなった後の時間である。
【表2】
【0033】実施例33乃至実施例42 表3中の配合を有する水溶性フィルムを実施例1乃至実
施例32までに記述したように製造した。実施例33乃
至実施例41では、上記溶液に対して、約60℃乃至約
90℃までの温度で約30分以内の乾燥をした。実施例
42では、上記溶液に対して、まず約60℃乃至約75
℃までの温度で約8分以内の乾燥をし、その後、約75
℃乃至約90℃までの温度で約15分以内の乾燥をし
た。乾燥後、上記フィルムを約30%乃至約60%まで
の相対湿度でかつ室温で硬化させた。
【0034】実施例33乃至実施例35までの基体はポ
リエステルであった。実施例36乃至実施例41までの
基体はポリエステルおよび不織繊維であった。実施例4
2の基体は繊維およびポリエステルライナーであった。
【0035】pH4.0のクエン酸リン酸緩衝液中での
製造フィルムからの硝酸ミコナゾールの放出速度を、実
施例33乃至実施例35に関しては米国薬局方バスケッ
ト法によって決定し、実施例36乃至実施例38、実施
例40および実施例41に関しては次のように修正した
米国薬局方の方法によって決定した。試験サンプルを保
持するためのメッシュバスケットに代えて、既知の分子
量カットオフおよび半径を有する透析膜を用いた。この
膜は放出層または組成物と接触した培地の溶解量を制限
した。この修正した溶解手順は、制限された量の倍地だ
けが典型的に組成物と接触する膣環境を模倣するように
デザインされている。各放出層および組成物を水性培地
内および緩衝液化した水性培地内で試験した。これらの
培地はpH約4を維持していた。
【0036】その結果を以下の表3に示す。
【表3】
【0037】表3中のEB2はセテアレス−20である
ユーマルジンB2であり、米国ニュージャージー州ホボ
ケンのヘンケル社から入手可能である。ポリビニルアル
コールは、米国デラウエア州ウイルミントンのデュポン
社から入手可能なElvanol(商標)や米国ペンシ
ルベニア州アレンタウンのエアプロダクツアンドケミカ
ルズから入手可能なAirvol(商標)等の水溶性ポ
リビニルアルコールである。
【0038】実施例43乃至実施例46 表4中の配合を有する水溶性フィルムを実施例1乃至実
施例32までに記述したように製造した。実施例43乃
至実施例46では、上記溶液に対して約60℃乃至約9
0℃までの温度で約30分以内の乾燥をした。乾燥後
に、フィルムを約30%乃至約60%までの相対湿度で
かつ室温で硬化させた。実施例43乃至実施例46まで
の基体はポリエステルであった。
【0039】放出速度に関するプラトー時間を上述した
ように決定した。その結果を以下の表4に示す。
【表4】
【0040】表4中のPGはプロピレングリコールであ
る。PEGはポリエチレングリコールである。EB2は
セテアレス−20であるユーマルジンB2であり、米国
ニュージャージー州ホボケンのヘンケル社から入手可能
である。PVAは、米国デラウエア州ウイルミントンの
デュポン社から入手可能なElvanol(商標)や米
国ペンシルベニア州アレンタウンのエアプロダクツアン
ドケミカルズから入手可能なAirvol(商標)等の
水溶性ポリビニルアルコールである。HPMCはヒドロ
キシプロピルメチルセルロースである。
【0041】実施例47 表5中の配合を有する水溶性フィルムを次のように製造
した。グリセリンとノンオキシノール−9を冷水に加
え、均一になるまで混合した。その溶液を約60℃乃至
約80℃までの温度に加熱し、これにフィルム前駆体、
すなわちポリビニルアルコールを一定混合状態下で添加
した。その溶液を混合し、脱気し、ほぼ室温まで冷却し
た。その溶液を0.01cm乃至0.03cmまでの膜
厚でステンレス鋼の表面へ被覆した。その溶液を複数の
領域を有する乾燥トンネル内で約60℃乃至約90℃ま
での温度で約30分以内で乾燥した。その後、得られた
フィルムを約65%乃至約90%までの相対湿度でかつ
約40℃乃至約60℃の温度で硬化させた。
【表5】
【0042】前述した全ての特許、公報、出願および試
験方法はここに参照することによって出願内容に合体し
たものとされる。存在している物に対する多くの変形は
上述した詳細な記述に照らして当業者自身に示唆するも
のであろう。そのような明白な変形の全てはこの明細書
に添付された特許される請求の範囲内にあるものであ
る。
【0043】本発明の好適な実施態様は以下の通りであ
る。 (1)溶液は、乾燥前に、室温で約15,000乃至約
30,000センチポイズまでの粘性を有している請求
項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (2)フィルム前駆体はポリビニルアルコールである請
求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (3)フィルム前駆体は部分的に水素化されたポリビニ
ルアルコールである請求項1記載の水溶性フィルムの製
造方法。 (4)可塑剤はポリヒドロキシ化合物である請求項1記
載の水溶性フィルムの製造方法。 (5)可塑剤は、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、グリセリンおよびこれらのいずれかの組合
せからなる群から選択されるものである実施態様(4)
記載の水溶性フィルムの製造方法。
【0044】(6)薬理活性剤は、イミダゾール抗真菌
剤、抗菌剤、防腐剤、ホルモン類、抗炎症剤、麻酔薬、
殺精子剤およびこれらのいずれかの組合せからなる群か
ら選択されるものである請求項1記載の水溶性フィルム
の製造方法。 (7)薬理活性剤はノンオキシノール−9である請求項
1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (8)薬理活性剤はミコナゾールである請求項1記載の
水溶性フィルムの製造方法。 (9)薬理活性剤はメトロニダゾールである請求項1記
載の水溶性フィルムの製造方法。 (10)溶剤は、水、エタノール、グリセリン、エチレ
ングリコール、アミド類、アミン類およびこれらのいず
れかの組合せからなる群から選択されるものである請求
項1記載の水溶性フィルムの製造方法。
【0045】(11)溶剤は水である請求項1記載の水
溶性フィルムの製造方法。 (12)溶剤は水とエタノールの混合物である実施態様
(10)記載の水溶性フィルムの製造方法。 (13)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に約5重量%乃至約40重量%までフィルム前駆体を
含むものである請求項1記載の水溶性フィルムの製造方
法。 (14)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に約15重量%乃至約35重量%までフィルム前駆体
を含むものである実施態様(13)記載の水溶性フィル
ムの製造方法。 (15)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に約0.1重量%乃至約10重量%まで可塑剤を含む
ものである請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。
【0046】(16)溶液は、溶液の全重量を100重
量%とした場合に約0.5重量%乃至約5重量%まで可
塑剤を含むものである実施態様(15)記載の水溶性フ
ィルムの製造方法。 (17)溶液は、薬理的に有効な量の薬理活性剤を含む
ものである請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (18)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に約1重量%乃至約30重量%まで薬理活性剤を含む
ものである実施態様(17)記載の水溶性フィルムの製
造方法。 (19)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に約20重量%乃至約90重量%まで溶剤を含むもの
である請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (20)溶液は、溶液の全重量を100重量%とした場
合に、(a)約26.4重量%のポリビニルアルコー
ル、(b)約2.4重量%のグリセリン、(c)約1
1.2重量%のノンオキシノール−9、および(d)約
60重量%の水を含むものである請求項1記載の水溶性
フィルムの製造方法。
【0047】(21)水溶性フィルムは、(i)界面活
性剤、(ii)保存剤、(iii)増粘剤、(iv)着
色剤、(v)化粧品系香料、(vi)食品系香料、(v
ii)滑剤、(viii)充填剤、(ix)結合剤、
(x)湿潤剤、(xi)浸透剤、(xii)pH調整
剤、(xiii)崩壊剤、(xiv)賦形剤、または
(xv)これらのいずれかの組合せを含むものである請
求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (22)乾燥ステップは、(i)溶液を約50℃乃至約
70℃までに加熱する工程、および(ii)溶液を約7
0℃乃至約100℃までに加熱する工程を含む請求項1
記載の水溶性フィルムの製造方法。 (23)硬化ステップは、約25℃乃至約60℃までの
温度で行われる請求項1記載の水溶性フィルムの製造方
法。 (24)硬化ステップは、少なくとも50%の相対湿度
で行われる請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (25)硬化ステップは、約60%乃至約90%までの
相対湿度で行われる請求項1記載の水溶性フィルムの製
造方法。
【0048】(26)水溶性フィルムは、約0.03m
m乃至約0.50mmまでの厚さを有するものである請
求項1記載の水溶性フィルムの製造方法。 (27)ステップ(a)は(i)ポリアクリル酸、セル
ロース誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルア
ルコールおよびこれらのいずれかの組合せからなる群か
ら選択されたフィルム前駆体、(ii)ヒドロキシル
基、アミド基またはアミノ基の少なくとも一つの官能基
を有しかつ約150℃を越える沸点を有する水溶性可塑
剤、(iii)薬理活性剤、および(iv)溶媒を含む
溶液を調製する工程(i)と、前記溶液を基体上に注ぐ
かキャストする工程(ii)を含むものである請求項1
記載の水溶性フィルムの製造方法。 (28)基体は綿または不織繊維である実施態様(2
7)記載の水溶性フィルムの製造方法。 (29)請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法によ
って製造された水溶性フィルム。 (30)請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法によ
って製造された水溶性フィルムを有する供与単位形。
【0049】(31)請求項1記載の水溶性フィルムの
製造方法によって製造された水溶性フィルムを有するタ
ンポン。 (32)請求項1記載の水溶性フィルムの製造方法によ
って製造された水溶性フィルムを有するアプリケータ。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
上述した溶液を調製するステップ、当該溶液からフィル
ムを形成するステップ、および当該フィルムを硬化させ
るステップを含むように構成したので、従来の水溶性フ
ィルムよりも一層可撓性に富み、特に膣に対して適用す
る供与単位形に組み込まれた場合に落下しにくいという
性質を有し、均一で均質な水溶性フィルムを製造するこ
とができるという効果がある。
【0051】本発明によれば、含有する薬剤の放出速度
が大きい水溶性フィルムを製造することができる。この
水溶性フィルムは膣等の体腔内での接触面積を大きい供
与単位形に適用された場合に、水溶性フィルム中に含有
された種々の薬剤の放出量を増やすことができ、炎症の
予防や治療効果を上げることができるという効果があ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 7:00 B29L 7:00 C08L 101:00 C08L 101:00 (71)出願人 598039367 Grandview Road,Skil lman,New Jersey 08558, United States of Am erica (72)発明者 シュン・ワイ・リン アメリカ合衆国、08536 ニュージャージ ー州、プレインズボロ、ラッシュ・コート 10 (72)発明者 カルパナ・ジェイ・パテル アメリカ合衆国、08550 ニュージャージ ー州、ウェスト・ウィンザー、ガーネッ ト・レーン 16 (72)発明者 マーティン・リンク アメリカ合衆国、34241 フロリダ州、サ ラソタ、イーゲル・クロッシング 8367 (72)発明者 マリア・エル・カング アメリカ合衆国、08502 ニュージャージ ー州、ベル・メアド、ストート・ドライブ 12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)(i)ポリアクリル酸、セルロー
    ス誘導体、ポリエチレンオキサイド、ポリビニルアルコ
    ールおよびこれらのいずれかの組合せからなる群から選
    択されたフィルム前駆体、(ii)ヒドロキシル基、ア
    ミド基またはアミノ基の少なくとも一つの官能基を有し
    かつ約150℃を越える沸点を有する水溶性可塑剤、
    (iii)薬理活性剤、および(iv)溶媒を含む溶液
    を調製するステップ、 (b)約50℃乃至約100℃までの温度で前記溶液を
    乾燥してフィルムを形成するステップ、および、 (c)約15℃乃至約60℃までの温度でかつ少なくと
    も30%の相対湿度で前記フィルムを硬化させるステッ
    プを含む水溶性フィルムの製造方法。
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