JP2001340694A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2001340694A
JP2001340694A JP2000162010A JP2000162010A JP2001340694A JP 2001340694 A JP2001340694 A JP 2001340694A JP 2000162010 A JP2000162010 A JP 2000162010A JP 2000162010 A JP2000162010 A JP 2000162010A JP 2001340694 A JP2001340694 A JP 2001340694A
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JP
Japan
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washing
dewatering tub
laundry
tub
height
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JP2000162010A
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English (en)
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Ryuta Yazawa
龍太 矢澤
Sunao Asami
直 朝見
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御
する洗濯機において、洗いまたはすすぎ行程での洗濯物
どうしの絡みを抑止するとともに、洗濯物が洗濯兼脱水
槽内で上方向にせり上がるのを抑止して洗濯兼脱水槽内
の洗濯物がアンバランスになるのを防止し、脱水行程に
おける振動および騒音を低減する。 【解決手段】 水受け槽3内に回転自在に配設した洗濯
兼脱水槽18の上部に流体バランサー8を設け、洗濯兼
脱水槽18の内底部に回転翼2を回転自在に配設し、洗
濯兼脱水槽18または回転翼2をモータ4により駆動す
る。洗濯兼脱水槽18の内壁に複数の凸部21を設け、
洗濯兼脱水槽の内壁の上段部に位置する凸部21aおよ
び下段部に位置する凸部21bの高さを、その他に位置
する凸部21cの高さより高く設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗い、すすぎ、脱
水の一連の行程を逐次制御する洗濯機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機は脱水行程における振動お
よび騒音の低減が要望されている。従来、この種の洗濯
機は図7に示すように構成していた。以下、その構成に
ついて説明する。
【0003】図7に示すように、洗濯兼脱水槽1は、内
壁面に多数の小穴を有し、その内底部に上面中央部が凸
形状の回転翼2を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽
1は水受け槽3内に回転自在に設けている。水受け槽3
の底面には、洗濯兼脱水槽1と回転翼2を駆動するモー
タ4を取り付け、駆動部の切り換えを行うクラッチ装置
5を介して、洗濯兼脱水槽1または回転翼2を駆動する
よう構成し、水受け槽3を外枠6にサスペンション7を
介して防振支持している。
【0004】洗濯兼脱水槽1の上部には、液体を内封し
た流体バランサー8を固定し、洗濯兼脱水槽1の内壁に
水路カバー9を固定して循環水路10を構成し、回転翼
2の回転によって、回転翼2の下側羽根11の外方に形
成したポンプ室12より循環水路10を通り、リントフ
ィルター13より吐出する経路で洗濯水またはすすぎ水
を循環するよう構成している。
【0005】給水弁14は洗濯兼脱水槽1に給水するも
のであり、排水弁15は水受け槽3内の水を排水するも
のである。制御装置16は、モータ4、給水弁14、排
水弁15などを制御し、洗い、すすぎ、脱水の一連の行
程を逐次制御する。
【0006】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、洗濯兼脱水槽1に洗濯物17と洗剤を投入し、
給水弁14を開いて所定の水位まで給水し、モータ4の
動力を回転翼2に伝達し、回転翼2が回転することで、
洗濯兼脱水槽1に投入した洗濯物17を撹拌し、洗濯液
を洗濯物17に行きわたらせ、かつ洗濯物17を揉むこ
とで汚れを除去する。
【0007】このとき、回転翼2が回転することで、回
転翼2の下側羽根11の外方に形成したポンプ室12よ
り循環水路10を通り、リントフィルター13より吐出
する経路で洗濯水を循環し、リントフィルター13によ
り洗濯時に発生したリントを捕集する。
【0008】すすぎ行程では、洗い行程と同様に給水
し、回転翼2によって洗濯兼脱水槽1内の洗濯物17を
撹拌してすすぐ。脱水行程では、すすぎ行程終了後、排
水弁15を開いて洗濯兼脱水槽1内の水を排水した後、
クラッチ装置5を脱水側に切り換えて、モータ4の動力
を洗濯兼脱水槽1に伝達して回転させ、洗濯物17に遠
心力を与えることにより、洗濯物17の水分を絞る。こ
のように、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成では、洗濯兼脱水槽1の中に洗濯物17
を入れ、回転翼2を回転させて機械力を加えて洗濯した
場合、一般的には、洗濯物17どうしが徐々に絡み合
い、最終的に1つに固まった団子状態になることがあ
る。この状態で、脱水行程で洗濯兼脱水槽1を回転させ
た場合、洗濯物17のバランスが悪くなる状態を引き起
こし易くなり、その影響で洗濯兼脱水槽1が激しく揺れ
ることで洗濯機の振動および騒音が大きくなるという問
題が発生する。
【0010】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、洗いまたはすすぎ行程での洗濯物どうしの絡みを抑
止して団子状態になるのを防止するとともに、洗濯物が
洗濯兼脱水槽内で上方向にせり上がる動きを抑えこむこ
とにより洗濯兼脱水槽内の洗濯物のバランスが悪くなる
状態になるのを防止し、脱水行程における振動および騒
音を低減することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱
水槽の上部に流体バランサーを設け、洗濯兼脱水槽の内
底部に回転翼を回転自在に配設し、洗濯兼脱水槽または
回転翼を駆動手段により駆動するよう構成し、洗濯兼脱
水槽の内壁に複数の凸部を設け、洗濯兼脱水槽の内壁の
上段部および下段部に位置する凸部の高さを、その他に
位置する凸部の高さより高く設定したものである。
【0012】これにより、洗いまたはすすぎ行程での洗
濯物どうしの絡みを抑止して団子状態になるのを防止で
きるとともに、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で上方向にせり
上がる動きを抑えこむことにより洗濯兼脱水槽内の洗濯
物のバランスが悪くなる状態になるのを防止することが
でき、脱水行程における振動および騒音を低減すること
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽の上部に設けた流体バランサーと、前
記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設した回転翼
と、前記洗濯兼脱水槽または回転翼を駆動する駆動手段
とを備え、前記洗濯兼脱水槽の内壁に複数の凸部を設
け、前記洗濯兼脱水槽の内壁の上段部および下段部に位
置する凸部の高さを、その他に位置する凸部の高さより
高く設定したものであり、洗濯兼脱水槽内に入れた洗濯
物に回転翼などによる機械力を加えた場合や洗濯兼脱水
槽を回転させた場合に、洗濯兼脱水槽内に設けた凸部に
より洗濯物どうしの絡みを抑止することができ、洗濯物
が団子状態になるのを防止できるとともに、洗濯物が洗
濯兼脱水槽内で上方向にせり上がる動きに対し、洗濯兼
脱水槽の内壁に設けた凸部により洗濯物を引っ掛け、そ
の状態を抑えこむことにより洗濯兼脱水槽内の洗濯物の
バランスが悪くなるのを防止することができ、脱水行程
における振動および騒音を低減することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、表面に複数の凸部を有する部材を
洗濯兼脱水槽の内壁に少なくとも1つ設け、その上段部
および下段部に位置する凸部の高さを、その他に位置す
る凸部の高さより高く設定したものであり、洗濯兼脱水
槽の金型を変更するという大幅な金型を変更することな
く、複数の凸部を洗濯兼脱水槽の内壁に形成することが
でき、洗濯兼脱水槽内の洗濯物のバランスが悪くなるの
を防止することができ、脱水行程における振動および騒
音を低減することができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯兼脱水槽の内壁面にほぼ全域
にわたって複数の凸部を設け、前記洗濯兼脱水槽の内壁
面の上段部および下段部に位置する凸部の高さを、その
他に位置する凸部の高さより高くしたものであり、回転
翼などによる機械力を加えた場合の洗濯物の動きは、複
数の凸部によって層別された水平方向の動きが主体とな
り、鉛直方向の動きを少なくすることができるため、洗
濯物の余分な動きを減らし、絡みをなくすことができ、
洗濯兼脱水槽内の洗濯物のバランスをよくすることがで
き、脱水行程における振動および騒音を低減することが
できる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、洗濯兼脱水槽の内壁面の上段部お
よび下段部に、周方向に連なった凸部を設けたものであ
り、回転翼などによる機械力を加えた場合の洗濯物の動
きは、洗濯兼脱水槽内で凸部によって、上段部と下段部
の間と下段部の下とに層別された水平方向の動きが主体
となり、鉛直方向の動きを少なくすることができるた
め、洗濯物の余分な動きを減らし、絡みをなくすことが
でき、洗濯兼脱水槽内の洗濯物のバランスをよくするこ
とができ、脱水行程における振動および騒音を低減する
ことができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のものは同
一符号を付して説明を省略する。
【0018】(実施例1)図1に示すように、洗濯兼脱
水槽18は、内壁面に多数の小穴を有し、その内底部に
上面中央部が凸形状の回転翼2を回転自在に配設し、水
受け槽3内に回転自在に設けている。水路カバー19
は、洗濯兼脱水槽18の内壁に固定して循環水路20を
構成するもので、循環水路20の数に対応して少なくと
も1つ固定している。
【0019】水路カバー19の表面に、図2および図3
に示すように、複数の凸部21を設け、上段部の凸部2
1aおよび下段部の凸部21bは、その他の凸部21c
よりも高く設定している。上段部の凸部21aは、リン
トフィルター13が下方向に垂れた場合、リントフィル
ター13によって覆い隠されないような高さに設定して
いる。
【0020】上記構成において動作を説明する。洗い行
程では、洗濯兼脱水槽18に洗濯物17と洗剤を投入
し、給水弁14を開いて所定の水位まで給水し、モータ
4の動力を回転翼2に伝達し、回転翼2が回転すること
で、洗濯兼脱水槽18に投入した洗濯物17を撹拌し、
洗濯液を洗濯物17に行きわたらせ、かつ洗濯物17を
揉むことで汚れを除去する。このとき、洗濯水を循環水
路10を通って循環させ、リントフィルター13により
撹拌時に発生したリントを捕集する。すすぎ行程では、
洗い行程と同様に給水し、回転翼2によって洗濯兼脱水
槽1内の洗濯物17を撹拌してすすぐ。
【0021】脱水行程では、すすぎ行程終了後、排水弁
15を開いて洗濯兼脱水槽18内の水を排水した後、ク
ラッチ装置5を脱水側に切り換えて、モータ4の動力を
洗濯兼脱水槽18に伝達して回転させ、洗濯物17に遠
心力を与えることにより、洗濯物17の水分を絞る。こ
のように、洗い、すすぎ、脱水の一連の行程を逐次制御
する。
【0022】ここで、洗濯兼脱水槽18内に投入した洗
濯物に回転翼2などによる機械力を加えた場合、洗濯兼
脱水槽18内における下段部の凸部21bの高さより下
に位置する洗濯物は、回転したときに凸部21bに引っ
掛かり、せり上がろうとしたり上方向へと持ち上げられ
たりする動きを抑止できる。
【0023】また、凸部21bの高さよりも高い位置に
存在する洗濯物は、同様に上方向にせり上がる動きに対
し、中段部の凸部21cにより抑止され、さらにせり上
がった洗濯物は、上段部の凸部21aにより引っ掛け、
上方向にせり上がる動きを抑止することができる。すな
わち、上段部の凸部21aがリントフィルター13に覆
われてしまった場合は、引っ掛かりの効果が得られにく
いが、リントフィルター13によって覆い隠されない上
段部の位置に設けることにより、洗濯物を引っ掛け、上
方向にせり上がる動きを抑止することができる。
【0024】なお、凸部21がすべて同じ高さである場
合、洗濯物のせり上がる動きを抑止することが困難であ
り、また、上段部の凸部21aのみを設けた場合、洗濯
物の量が少ない場合には、洗濯物が上方向にせり上がる
動きを抑止することができない。さらに、中段部の凸部
21cのみを設けた場合は、せり上がる動きに対して多
少抑止できるが、引っ掛かり部分が少ないため上段部の
凸部21aおよび下段部の凸部21bを設けた場合に比
べて抑止されにくい。
【0025】このため、上段部の凸部21aと下段部の
凸部21bの高さをその他の凸部21cの高さよりも高
くすることで、洗濯物の量の多少に関係なく、上方向に
せり上がる動きを確実に抑止することができる。
【0026】このように、洗濯物の鉛直方向の動きを少
なくすることができるため、水平方向の動きのみとなり
洗濯物の余分な動きを減らし、絡みをなくすことがで
き、洗濯兼脱水槽18内の洗濯物のバランスをよくする
ことができる。
【0027】さらに、洗い行程において、凸部21a、
21b、21cにより洗濯物をもみ洗う効果が得られ、
洗浄力を向上できると同時に、脱水行程において、洗濯
物が洗濯兼脱水槽18の内壁面に沿って上方向へとせり
上がる動きに対しても、凸部21a、21bにより洗濯
物を引っ掛け、その状態を抑えこむことにより、洗濯兼
脱水槽18内の洗濯物のバランスが悪くなるのを防止す
ることができ、脱水行程における振動および騒音を低減
することができる。
【0028】また、洗濯兼脱水槽18の内壁に固定して
循環水路20を構成する水路カバー19の表面に、凸部
21a、21b、21cを設けているので、洗濯兼脱水
槽18の金型を変更するという大幅な金型を変更するこ
となく、凸部21a、21b、21cを洗濯兼脱水槽1
8の内壁に形成することができて、洗濯兼脱水槽18内
の洗濯物のバランスが悪くなるのを防止することがで
き、振動および騒音を低減することができる。
【0029】なお、本実施例では、洗濯兼脱水槽18の
内壁に固定した水路カバー19の表面に複数の凸部21
を設けているが、洗濯兼脱水槽18の内壁に直接複数の
凸部21を設けてもよく、同様の作用効果を得ることが
できる。
【0030】(実施例2)図4および図5に示すよう
に、洗濯兼脱水槽22は、内壁面に多数の小穴を有し、
その内底部に上面中央部が凸形状の回転翼2を回転自在
に配設し、水受け槽(図示せず)内に回転自在に設け、
上部に液体を内封した流体バランサー8を固定してい
る。
【0031】この洗濯兼脱水槽22の内壁面にほぼ全域
にわたって複数の凸部23を一体に設け、洗濯兼脱水槽
22の内壁面の上段部の凸部23aと下段部の凸部23
bとは、その他に位置する凸部23cの高さよりも高く
設定している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0032】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の各行程での基本的な動作は上記実
施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0033】洗濯兼脱水槽22内に投入した洗濯物に回
転翼2などによる機械力を加えた場合、洗濯兼脱水槽2
2内における下段部の凸部23bの高さより下に位置す
る洗濯物は、回転したときに凸部23bに引っ掛かり、
せり上がろうとしたり上方向へと持ち上げられたりする
動きを抑止できる。
【0034】また、凸部23bの高さよりも高い位置に
存在する洗濯物は、同様に上方向にせり上がる動きに対
し、中段部の凸部23cにより抑止され、さらにせり上
がった洗濯物は、上段部の凸部23aにより引っ掛け、
上方向にせり上がる動きを抑止することができる。
【0035】すなわち、上段部の凸部23aと下段部の
凸部23bの高さをその他の凸部23cの高さよりも高
くすることで、洗濯物の量の多少に関係なく、上方向に
せり上がる動きを確実に抑止することができる。
【0036】このように、洗濯兼脱水槽22の内壁面に
ほぼ全域にわたって複数の凸部23cを一体に設け、洗
濯兼脱水槽22の内壁面の上段部の凸部23aと下段部
の凸部23bとは、その他に位置する凸部23cの高さ
よりも高く設定しているので、回転翼2などによる機械
力を加えた場合の洗濯物の動きは、凸部23a、23
b、23cによって層別された水平方向の動きが主体と
なり、鉛直方向の動きを少なくすることができるため、
洗濯物の余分な動きを減らし、絡みをなくすことがで
き、洗濯兼脱水槽22内の洗濯物のバランスをよくする
ことができる。
【0037】さらに、洗い行程において、凸部23a、
23b、23cにより洗濯物をもみ洗う効果が得られ、
洗浄力を向上できると同時に、脱水行程において、洗濯
物が洗濯兼脱水槽22の内壁面に沿って上方向へとせり
上がる動きに対しても、凸部23a、23bにより洗濯
物を引っ掛け、その状態を抑えこむことにより、洗濯兼
脱水槽22内の洗濯物のバランスが悪くなるのを防止す
ることができ、振動および騒音を低減することができ
る。
【0038】(実施例3)図6に示すように、洗濯兼脱
水槽24は、内壁面に多数の小穴を有し、その内底部に
上面中央部が凸形状の回転翼2を回転自在に配設し、水
受け槽(図示せず)内に回転自在に設け、上部に液体を
内封した流体バランサー8を固定している。
【0039】この洗濯兼脱水槽24の内壁面に周方向に
連なって、上段部の凸部25aと下段部の凸部25bと
を設けている。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0040】上記構成において動作を説明する。なお、
洗い、すすぎ、脱水の各行程での基本的な動作は上記実
施例1の動作と同じであるので説明を省略する。
【0041】洗濯兼脱水槽24内に投入した洗濯物に回
転翼2などによる機械力を加えた場合、洗濯兼脱水槽2
4内における下段部の凸部25bの高さより下に位置す
る洗濯物は、回転したときに凸部25bに引っ掛かり、
せり上がろうとしたり上方向へと持ち上げられたりする
動きを抑止できる。また、凸部25bの高さよりも高い
位置に存在する洗濯物は、同様に上方向にせり上がる動
きに対し、上段部の凸部25aにより引っ掛け、上方向
にせり上がる動きを抑止することができる。
【0042】すなわち、上段部の凸部25aと下段部の
凸部25bとにより、洗濯物の量の多少に関係なく、上
方向にせり上がる動きを確実に抑止することができる。
【0043】このように、洗濯兼脱水槽24の内壁面に
周方向に連なって、上段部の凸部25aと下段部の凸部
25bとを設けているので、回転翼2などによる機械力
を加えた場合の洗濯物の動きは、洗濯兼脱水槽24内で
凸部25a、25bによって、上段部と下段部の間と下
段部の下とに層別された水平方向の動きが主体なり、鉛
直方向の動きを少なくすることができるため、洗濯物の
余分な動きを減らし、絡みをなくすことができ、洗濯兼
脱水槽24内の洗濯物のバランスをよくすることができ
る。
【0044】さらに、洗い行程において、凸部25a、
25bにより洗濯物をもみ洗う効果が得られ、洗浄力を
向上できると同時に、脱水行程において、洗濯物が洗濯
兼脱水槽24の内壁面に沿って上方向へとせり上がる動
きに対しても、凸部25a、25bにより洗濯物を引っ
掛け、その状態を抑えこむことにより、洗濯兼脱水槽2
4内の洗濯物のバランスが悪くなるのを防止することが
でき、振動および騒音を低減することができる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の上部に設けた流体バラン
サーと、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設し
た回転翼と、前記洗濯兼脱水槽または回転翼を駆動する
駆動手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の内壁に複数の凸
部を設け、前記洗濯兼脱水槽の内壁の上段部および下段
部に位置する凸部の高さを、その他に位置する凸部の高
さより高く設定したから、洗いまたはすすぎ行程での洗
濯物どうしの絡みを抑止して団子状態になるのを防止で
きるとともに、洗濯物が洗濯兼脱水槽内で上方向にせり
上がる動きを抑えこむことにより洗濯兼脱水槽内の洗濯
物のバランスが悪くなる状態になるのを防止することが
でき、脱水行程における振動および騒音を低減すること
ができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明によれば、表
面に複数の凸部を有する部材を洗濯兼脱水槽の内壁に少
なくとも1つ設け、その上段部および下段部に位置する
凸部の高さを、その他に位置する凸部の高さより高く設
定したから、洗濯兼脱水槽の金型を変更するという大幅
な金型を変更することなく、複数の凸部を洗濯兼脱水槽
の内壁に形成することができ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物
のバランスが悪くなるのを防止することができ、脱水行
程における振動および騒音を低減することができる。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の内壁面にほぼ全域にわたって複数の凸部を
設け、前記洗濯兼脱水槽の内壁面の上段部および下段部
に位置する凸部の高さを、その他に位置する凸部の高さ
より高くしたから、回転翼などによる機械力を加えた場
合の洗濯物の動きは、複数の凸部によって層別された水
平方向の動きが主体となり、鉛直方向の動きを少なくす
ることができるため、洗濯物の余分な動きを減らし、絡
みをなくすことができ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物のバラ
ンスをよくすることができ、脱水行程における振動およ
び騒音を低減することができる。
【0048】また、請求項4に記載の発明によれば、洗
濯兼脱水槽の内壁面の上段部および下段部に、周方向に
連なった凸部を設けたから、回転翼などによる機械力を
加えた場合の洗濯物の動きは、洗濯兼脱水槽内で凸部に
よって、上段部と下段部の間と下段部の下とに層別され
た水平方向の動きが主体となり、鉛直方向の動きを少な
くすることができるため、洗濯物の余分な動きを減ら
し、絡みをなくすことができ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物
のバランスをよくすることができ、脱水行程における振
動および騒音を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の縦断面図
【図2】同洗濯機の一部切欠した要部拡大斜視図
【図3】同洗濯機のA−A線拡大断面図
【図4】本発明の第2の実施例の洗濯機の一部切欠した
要部斜視図
【図5】同洗濯機のB−B線断面図
【図6】本発明の第3の実施例の洗濯機の一部切欠した
要部斜視図
【図7】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
2 回転翼 3 水受け槽 4 モータ(駆動手段) 8 流体バランサー 18 洗濯兼脱水槽 21 凸部 21a 上段部に位置する凸部 21b 下段部に位置する凸部 21c その他に位置する凸部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽の上部に設けた流体バラン
    サーと、前記洗濯兼脱水槽の内底部に回転自在に配設し
    た回転翼と、前記洗濯兼脱水槽または回転翼を駆動する
    駆動手段とを備え、前記洗濯兼脱水槽の内壁に複数の凸
    部を設け、前記洗濯兼脱水槽の内壁の上段部および下段
    部に位置する凸部の高さを、その他に位置する凸部の高
    さより高く設定した洗濯機。
  2. 【請求項2】 表面に複数の凸部を有する部材を洗濯兼
    脱水槽の内壁に少なくとも1つ設け、その上段部および
    下段部に位置する凸部の高さを、その他に位置する凸部
    の高さより高く設定した請求項1記載の洗濯機。
  3. 【請求項3】 洗濯兼脱水槽の内壁面にほぼ全域にわた
    って複数の凸部を設け、前記洗濯兼脱水槽の内壁面の上
    段部および下段部に位置する凸部の高さを、その他に位
    置する凸部の高さより高くした請求項1記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 洗濯兼脱水槽の内壁面の上段部および下
    段部に、周方向に連なった凸部を設けた請求項1記載の
    洗濯機。
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