JP3022479B2 - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP3022479B2
JP3022479B2 JP10118352A JP11835298A JP3022479B2 JP 3022479 B2 JP3022479 B2 JP 3022479B2 JP 10118352 A JP10118352 A JP 10118352A JP 11835298 A JP11835298 A JP 11835298A JP 3022479 B2 JP3022479 B2 JP 3022479B2
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯兼脱水槽内に
入れた洗濯物を洗濯する洗濯機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗濯機は、図11に示すように構
成していた。以下、その構成について説明する。
【0003】図11に示すように、洗濯兼脱水槽1は、
底面に撹拌翼2を回転自在に配置し、この洗濯兼脱水槽
1の外側に水受け槽3を設けている。水受け槽3の底面
には、洗濯兼脱水槽1と撹拌翼2を駆動するモータ4を
取り付け、駆動部の切り替えを行うクラッチ装置5を介
して、洗濯兼脱水槽1または撹拌翼2を駆動するよう構
成している。また、水受け槽3は外枠6にサスペンショ
ン7を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽1の上部
には、液体を内封した流体バランサー8を固定してい
る。水受け槽1の上面は水受け槽カバー9によって覆わ
れている。
【0004】上記構成において、洗濯行程では、水受け
槽3内に洗濯液を入れ、洗濯兼脱水槽1に投入した洗濯
物(衣類)を撹拌翼2によって撹拌し、洗濯液を洗濯物
に浸透させ、かつ洗濯物を揉むことで汚れを除去する。
すすぎ行程では、水受け槽3に水を入れて、撹拌翼2に
よって撹拌して洗濯物をすすぐ。脱水行程では、クラッ
チ装置5を切り替えて、モータ4の回転を洗濯兼脱水槽
1に伝達し、洗濯兼脱水槽1を回転することで洗濯物の
水分を遠心脱水する。
【0005】これら各行程を逐次制御して、洗濯、すす
ぎ、脱水の各行程を自動的に行うように構成している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、昨今、洗濯容量の大容量化が進み、洗濯容量が8
kg以上のものも見られるようになっている。このため、
洗濯液を洗濯兼脱水槽1ないの洗濯物全体に浸透させ、
かつ撹拌翼2の回転を洗濯物全体に伝えるためには、撹
拌翼2の回転力を強くしたり、撹拌力を強くしたりする
必要があり、結果として、洗濯物の汚れをとると同時
に、洗濯物(衣類)も傷めてしまい、しかも洗濯物を絡
めてしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物にまんべんな
く散水して循環させ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼
などによる機械力を加えることなく、洗濯物を傷めた
り、絡めたりすることなく、洗濯できるようにすること
を第1の目的としている。
【0008】また、洗濯液を略垂直方向から斜め方向の
範囲に分散させて洗濯兼脱水槽内に向けて吐出し、回転
している洗濯兼脱水槽内の洗濯物にまんべんなく散水し
て循環させ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼などによ
る機械力を加えることなく、洗濯物を傷めたり、絡めた
りすることなく、洗濯できるようにすることを第2の目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、水受け槽内に回転自在に配設した洗
濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段
と、前記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーとを備
え、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動することによるポンプ
作用で前記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯
兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向
けて吐出させる構成とし、前記水受け槽カバーの下面に
は、洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて長く、かつ洗濯
兼脱水槽の回転方向と逆方向に前記下面から下方に向け
て傾斜させた整流部材を少なくとも1つ配設した水受け
槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に配設したものである。
【0010】これにより、回転する洗濯兼脱水槽内に、
洗濯液を略回転中心に向けて、略垂直方向から斜め方向
の範囲に分散させて吐出することにより、回転している
洗濯兼脱水槽内の洗濯物にまんべんなく散水して循環さ
せることができ、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼など
による機械力を加えることなく、洗濯物を傷めたり、絡
めたりすることなく、洗濯することができる。
【0011】また、第2の目的を達成するために、水受
け槽内に洗濯兼脱水槽を回転自在に配設し、水受け槽の
上方を水受け槽カバーにより覆い、洗濯兼脱水槽を駆動
手段により回転駆動することによるポンプ作用で洗濯兼
脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け
槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出させる構
成とし、水受け槽カバーには、洗濯兼脱水槽の略回転中
心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽の回転方向と対向す
る方向に傾斜させた整流部材を少なくとも1つ配設した
ものである。
【0012】これにより、洗濯兼脱水槽を回転させるこ
とで、洗濯液を洗濯兼脱水槽の略回転中心に向け、かつ
略垂直方向から斜め方向の範囲に分散するように吐出す
ることとなって、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物
にまんべんなく散水して循環させることができ、洗濯兼
脱水槽内の洗濯物に撹拌翼などによる機械力を加えるこ
となく、洗濯液が洗濯物を通過することによって、洗濯
物を傷めたり、絡めたりすることなく、洗濯することが
できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、
前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記水受け槽
の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水
槽を回転駆動することによるポンプ作用で前記洗濯兼脱
水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け槽
カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出させる構成
とし、前記水受け槽カバーの下面には、洗濯兼脱水槽の
略回転中心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽の回転方向
と逆方向に前記下面から下方に向けて傾斜させた整流部
材を少なくとも1つ配設した水受け槽内に洗濯兼脱水槽
を回転自在に配設したものであり、洗濯兼脱水槽内に洗
濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽を回転させる
と、この回転による遠心力で水受け槽の内面を洗濯液が
せり上がる動きが発生し、上昇した洗濯液は洗濯兼脱水
槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐
出する。このとき、水受け槽カバーには、洗濯液を洗濯
兼脱水槽の略回転中心に向けて、略垂直方向から斜め方
向の範囲に分散させる整流部材を水受け槽カバーに対し
傾斜させて配設しているので、この略垂直方向から斜め
方向の範囲に分散されて洗濯兼脱水槽内に向けて吐出さ
れた洗濯液は、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物に
まんべんなく散水され、洗濯物内を通過した後、再び洗
濯兼脱水槽の外に移動する経路で循環する。したがっ
て、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼などによる機械力
を加えることなく、洗濯液が洗濯物を通過することによ
って、洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、洗濯
することができる。
【0014】請求項2に記載の発明は、水受け槽内に回
転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を
駆動する駆動手段と、前記水受け槽の上方を覆う水受け
槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水槽を回転駆動するこ
とによるポンプ作用で前記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間
の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯
兼脱水槽内に向けて吐出させる構成とし、前記水受け槽
カバーには、洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて長く、
かつ洗濯兼脱水槽の回転方向と対向する方向に傾斜させ
た整流部材を少なくとも1つ配設したものであり、洗濯
兼脱水槽内に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽
を回転させると、この回転による遠心力で水受け槽の内
面を洗濯液がせり上がる動きが発生し、上昇した洗濯液
は上部の水受け槽カバーに配設した整流部材により方向
を変えて、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯
兼脱水槽内に向けて吐出する。このとき、整流部材は洗
濯兼脱水槽の略回転中心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水
槽の回転方向と対向する方向に傾斜させているので、洗
濯液は略垂直方向から斜め方向の範囲に分散されて洗濯
兼脱水槽内に向けて吐出される。この略垂直方向から斜
め方向の範囲に分散されて洗濯兼脱水槽内に向けて吐出
された洗濯液は、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物
にまんべんなく散水され、洗濯物内を通過した後、再び
洗濯兼脱水槽の外に移動する経路で循環する。したがっ
て、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼などによる機械力
を加えることなく、洗濯液が洗濯物を通過することによ
って、洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、洗濯
することができる。特に、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバ
ーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向け、しかも略
垂直方向から斜め方向の範囲に洗濯液を吐出させるた
め、洗濯液を回転する洗濯物全体に遠心力で効率的に浸
透させることができる。
【0015】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、整流部材は、洗濯兼脱水
槽の略回転中心側の幅が広くなるよう幅を変化させたも
のである。洗濯兼脱水槽の回転による遠心力で水受け槽
の内面を洗濯液がせり上がり、洗濯兼脱水槽と水受け槽
カバーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて吐出
する洗濯液は、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の片寄りなどに
より洗濯兼脱水槽の回転が一定しない場合などには、脈
動が起きる場合がある。このとき、水受け槽の内面上部
で脈動する洗濯液の液層は、洗濯兼脱水槽の外側の方に
より多くの洗濯液が、回転する洗濯兼脱水槽と連動して
回転している。そこで、整流部材の洗濯兼脱水槽の略回
転中心側の幅を広くし、回転中心の外側を狭くすること
で、脈動時の洗濯液量が多い場合は、洗濯兼脱水槽の回
転中心の外側の幅が狭い部分で受ける圧力が低いため
に、回転中心側の幅が広い部分で受けた洗濯液の圧力
は、回転中心の外側の幅が狭い部分に向けて減圧され、
その結果、回転中心側の幅が広い部分から幅が狭い部分
に向って洗濯液が流れ、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバー
の間から洗濯液の出過ぎを防止することができる。一
方、脈動時の洗濯液量が少ない場合は、洗濯兼脱水槽の
外側の方に洗濯液が回転しているため、この洗濯液の液
層を外側の幅が狭い部分でのみ受け、受けた洗濯液がす
べて洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から吐出され、
吐出不足を防止し、洗濯液を洗濯兼脱水槽の略回転中心
に向けて連続的に、安定して吐出させることができ、洗
濯兼脱水槽内の洗濯物の片寄りに関係なく、洗濯物全体
に洗濯液を循環させることができ、洗濯物を傷めたり、
絡めたりすることなく、また、洗濯むらがなく洗濯する
ことができる。
【0016】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、整流部材は、水受け槽カバー
に対して洗濯兼脱水槽の略回転中心側の角度がより鋭角
になるよう構成したものである。洗濯兼脱水槽の回転に
よる遠心力で水受け槽の内面を洗濯液がせり上がり、洗
濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽の略
回転中心に向けて吐出する洗濯液は、洗濯兼脱水槽内の
洗濯物の片寄りなどにより洗濯兼脱水槽の回転が一定し
ない場合などには、脈動が起きる場合がある。整流部材
の水受けカバーに対する洗濯兼脱水槽の略回転中心側の
角度をより鋭角にし、回転中心の外側を中心側よりも鈍
角にすることで、脈動時の洗濯液量が多い場合は、洗濯
兼脱水槽の回転中心の外側の鈍角の部分で受ける圧力が
低いために、回転中心側の鋭角の部分で受けた洗濯液の
圧力は、回転中心の外側の鈍角の部分に向けて減圧さ
れ、その結果、回転中心側の鋭角の部分から鈍角の部分
に向って洗濯液が流れ、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバー
の間から洗濯液の出過ぎを防止することができる。一
方、脈動時の洗濯液量が少ない場合は、洗濯兼脱水槽の
外側の方に洗濯液が回転しているため、この洗濯液の液
層を外側の鈍角の部分でのみ受け、受けた洗濯液がすべ
て洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から吐出され、吐
出不足を防止し、洗濯液を洗濯兼脱水槽の略回転中心に
向けて連続的に、安定して吐出させることができ、洗濯
兼脱水槽内の洗濯物の片寄りに関係なく、洗濯物全体に
洗濯液を循環させることができ、洗濯物を傷めたり、絡
めたりすることなく、また、洗濯むらがなく洗濯するこ
とができる。
【0017】請求項5に記載の発明は、上記請求項4に
記載の発明において、整流部材は、複数の角度を有する
面で構成したものであり、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の片
寄りなどにより、水受け槽の内面を上昇する洗濯液に脈
動が起こっても、複数の角度を有する面で整流部材を構
成することで、洗濯液を洗濯兼脱水槽の略回転中心に向
けて連続的に、安定して吐出させることができ、洗濯物
全体に洗濯液を循環させることができ、洗濯物を傷めた
り、絡めたりすることなく、また、洗濯むらがなく洗濯
することができる。
【0018】請求項6に記載の発明は、上記請求項1〜
5に記載の発明において、洗濯兼脱水槽の回転中心側に
位置する整流部材の端部には、前記整流部材と水受け槽
カバーの両方に対して略直角に位置する水反射部を設け
たものであり、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から
洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて吐出する洗濯液は、
水反射部で水の流れを一部反射して逆流するように吐出
することで、洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて、より
散水しやすくなり、洗濯物全体に洗濯液を短時間に浸漬
することができ、素早く洗濯することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0020】(実施例1)図2に示すように、洗濯兼脱
水槽10は、内壁面に多数の小穴を有し、底面に撹拌翼
11を回転自在に配設し、この洗濯兼脱水槽10の外側
に水受け槽12を設けている。水受け槽12の底面に
は、洗濯兼脱水槽10と撹拌翼11を駆動するモータ
(駆動手段)13を取り付け、駆動部の切り替えを行う
クラッチ装置14を介して、洗濯兼脱水槽10または撹
拌翼11を駆動するよう構成している。
【0021】水受け槽12は外枠15にサスペンション
16を介して防振支持している。洗濯兼脱水槽10の内
壁に水路カバー17を固定して循環水路18を形成し、
この循環水路18は撹拌翼11の裏面に一体に設けた下
側羽根19の外周のポンプ室20と洗濯兼脱水槽10の
上部のリントフィルター21との間を連結している。
【0022】洗濯兼脱水槽10の上部には、液体を内封
した流体バランサー22を固定し、水受け槽12の上面
は水受け槽カバー23によって覆われている。ここで、
水受け槽12と水受け槽カバー23との間は、パッキン
グ部材24を介在させて、水密性を確保している。
【0023】排水弁25は水受け槽12内の洗濯水を排
水するものであり、給水弁26は水受け槽12内に給水
するものである。制御装置27はモータ13、排水弁2
5、給水弁26などの動作を制御し、洗い、すすぎ、脱
水の一連の行程を逐次制御する。そして、傷みやすい洗
濯物を洗濯するときは、洗い、すすぎの各行程で、洗濯
兼脱水槽10を、たとえば、300rpmで回転駆動
し、この洗濯兼脱水槽10を回転駆動することによるポ
ンプ作用で、洗濯兼脱水槽10と水受け槽12の間の洗
濯液を洗濯兼脱水槽10と水受け槽カバー23の間から
洗濯兼脱水槽10の略回転中心に向けて吐出させる構成
としている。
【0024】水受け槽カバー23には、図1に示すよう
に、洗濯兼脱水槽10の略回転中心に向けて長く、かつ
矢印で示した洗濯兼脱水槽10の回転方向と対向する方
向に傾斜させた整流部材28を少なくとも1つ配設し、
洗濯液を洗濯兼脱水槽10の略回転中心に向けて、略垂
直方向から斜め方向の範囲に分散させるようにしてい
る。この整流部材28は、ラジアル方向での断面形状が
水受けカバー23との関連において、三角形状をなすこ
とになる。
【0025】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽10内に洗濯物を入れ、給水弁26をオンして
給水した後、洗濯兼脱水槽10を回転させると、回転に
よる遠心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がる
動きが発生し、洗濯兼脱水槽10と水受け槽12の間を
上昇した洗濯液は、上部の水受け槽カバー23に当た
り、水受け槽12の内面上部で洗濯兼脱水槽10の回転
に連動して回転する。
【0026】この洗濯液が整流部材28により方向を変
えて、洗濯兼脱水槽10と水受け槽カバー23の間から
洗濯兼脱水槽10内に向けて吐出する。このとき、整流
部材28は、洗濯兼脱水槽10の回転方向と対向する方
向に傾斜させているので、洗濯液は略垂直方向から斜め
方向の範囲に分散されて洗濯兼脱水槽10内に向けて吐
出される。
【0027】この略垂直方向から斜め方向の範囲に分散
されて洗濯兼脱水槽10内の略回転中心に向けて吐出さ
れた洗濯液は、回転している洗濯兼脱水槽10内の洗濯
物にまんべんなく散水され、洗濯物内を通過した後、再
び洗濯兼脱水槽10の内壁面に設けた多数の小穴を通し
て、洗濯兼脱水槽10と水受け槽12の間に移動する経
路で循環する。
【0028】この洗濯液の循環により、洗濯液が洗濯物
内を通過するとき、洗濯物の汚れを除去することができ
る。特に、洗濯兼脱水槽10と水受け槽カバー23の間
から洗濯兼脱水槽10の略回転中心に向けて洗濯液を吐
出させるため、洗濯液を洗濯物全体に遠心力で効率的に
浸透させることができる。
【0029】したがって、洗濯兼脱水槽10内の洗濯物
に撹拌翼11などによる機械力を加えることなく、洗濯
液を循環させることによって、洗濯物を傷めたり、絡め
たりすることなく、洗濯することができる。
【0030】(実施例2)図3に示すように、水受け槽
カバー29は、水受け槽12の上面を覆い、水受け槽1
2との間は、パッキング部材24を介在させて水密性を
確保している。この水受け槽カバー29の下面に、洗濯
兼脱水槽10の略回転中心に向けて、整流部材30を少
なくとも1つ配設し、この整流部材30は、洗濯兼脱水
槽10の略回転中心に向けて長く、かつ矢印で示した洗
濯兼脱水槽10の回転方向と対向する方向に傾斜させ、
洗濯兼脱水槽10の略回転中心側の幅W1が水受け槽1
2側の幅W2より広くなるように幅を変化させる構成と
している。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0031】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽10内に洗濯物を入れ、給水弁26をオンして
給水した後、洗濯兼脱水槽10を回転させると、回転に
よる遠心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がる
動きが発生し、上記実施例1と同様に、洗濯兼脱水槽1
0と水受け槽カバー32の間から洗濯兼脱水槽10の略
回転中心に向けて洗濯液を吐出する。
【0032】ここで、洗濯兼脱水槽10の回転による遠
心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がり、洗濯
兼脱水槽10と水受け槽カバー32の間から洗濯兼脱水
槽10の略回転中心に向けて吐出する洗濯液は、洗濯兼
脱水槽10内の洗濯物の片寄りなどにより洗濯兼脱水槽
10の回転が一定しない場合などには、脈動が起きる場
合がある。
【0033】このとき、水受け槽12の内面上部で脈動
する洗濯液は、図4(a)に示すように、洗濯兼脱水槽1
0の上部に固着した流体バランサー22の上面を覆う程
度に洗濯液量が多い状態と、図4(b)に示すように、流
体バランサー22の上面には達しない少ない状態とを交
互に繰り返しながら、回転する洗濯兼脱水槽10と連動
して回転している。
【0034】そこで、整流部材30の洗濯兼脱水槽10
の略回転中心側の幅を広くし、回転中心の外側を狭くす
ることで、脈動時の洗濯液量が多い場合は、洗濯兼脱水
槽10の回転中心の外側の幅が狭い部分で受ける圧力が
低いために、回転中心側の幅が広い部分で受けた洗濯液
の圧力は、回転中心の外側の幅が狭い部分に向けて減圧
され、その結果、図5(a)に示すように、回転中心側の
幅が広い部分から幅が狭い部分に向って洗濯液が流れ、
洗濯兼脱水槽10と水受け槽カバー29の間から吐出す
る洗濯液量を少なくして出過ぎを防止することができ
る。
【0035】一方、脈動時の洗濯液量が少ない場合は、
洗濯兼脱水槽10の外側の方に洗濯液が回転しているた
め、図5(b)に示すように、この洗濯液の液層を外側の
幅が狭い部分でのみ受け、受けた洗濯液がすべて洗濯兼
脱水槽10と水受け槽カバー29の間から吐出され、吐
出不足を防止し、洗濯液を洗濯兼脱水槽10の略回転中
心に向けて連続的に、安定して吐出させることができ
る。
【0036】したがって、洗濯兼脱水槽10内の洗濯物
の片寄りに関係なく、洗濯液を洗濯兼脱水槽10の略回
転中心に向けて安定して吐出させることができ、洗濯物
全体に洗濯液を循環させることができ、洗濯物を傷めた
り、絡めたりすることなく、また、洗濯むらがなく洗濯
することができる。
【0037】なお、本実施例では、整流部材30は、洗
濯兼脱水槽10の略回転中心側の幅が広くなるように、
幅を連続的に変化させる構成としているが、図6に示す
ように、階段状に変化させるようにした整流部材31に
よっても、同様の作用効果を得ることができる。
【0038】(実施例3)図7に示すように、水受け槽
カバー32は、水受け槽12の上面を覆い、水受け槽1
2との間はパッキング部材24を介在させて水密性を確
保している。この水受け槽カバー32の下面に、洗濯兼
脱水槽10の略回転中心に向けて、整流部材33を少な
くとも1つ配設し、この整流部材33は、洗濯兼脱水槽
10の略回転中心に向けて長く、かつ矢印で示した洗濯
兼脱水槽10の回転方向と対向する方向に傾斜させ、洗
濯兼脱水槽10の略回転中心側の水受け槽カバー32と
の角度θ1が水受け槽12側の水受け槽カバー32との
角度θ2より鋭角になるように構成している。他の構成
は上記実施例1と同じである。
【0039】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽10内に洗濯物を入れ、給水弁26をオンして
給水した後、洗濯兼脱水槽10を回転させると、回転に
よる遠心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がる
動きが発生し、上記実施例1と同様に、洗濯兼脱水槽1
0と水受け槽カバー32の間から洗濯兼脱水槽10の略
回転中心に向けて洗濯液を吐出する。
【0040】ここで、洗濯兼脱水槽10の回転による遠
心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がり、洗濯
兼脱水槽10と水受け槽カバー32の間から洗濯兼脱水
槽10の略回転中心に向けて吐出する洗濯液は、洗濯兼
脱水槽10内の洗濯物の片寄りなどにより洗濯兼脱水槽
10の回転が一定しない場合などには、上記実施例2で
説明したように、脈動が起きる場合がある。
【0041】このとき、水受け槽12の内面上部で脈動
する洗濯液は、図4(a) に示すように、洗濯兼脱水槽1
0の上部に固着した流体バランサー22の上面を覆う程
度に洗濯液量が多い状態と、図4(b) に示すように、流
体バランサー22の上面には達しない少ない状態とを交
互に繰り返しながら、回転する洗濯兼脱水槽10と連動
して回転している。
【0042】そこで、整流部材33の洗濯兼脱水槽10
の略回転中心側の角度をより鋭角にし、回転中心の外側
の角度を鈍くすることで、脈動時の洗濯液量が多い場合
は、洗濯兼脱水槽10の回転中心の外側の角度が鈍い部
分で受ける圧力が低いために、回転中心側の鋭角の部分
で受けた洗濯液の圧力は、回転中心の外側の角度が鈍い
部分に向けて減圧され、その結果、図8(a) に示すよう
に、回転中心側の鋭角の部分から角度が鈍い部分に向っ
て洗濯液が流れ、洗濯兼脱水槽10と水受け槽カバー3
2の間から吐出する洗濯液量を少なくして出過ぎを防止
することができる。
【0043】一方、脈動時の洗濯液量が少ない場合は、
洗濯兼脱水槽10の外側の方に洗濯液が回転しているた
め、図8(b) に示すように、この洗濯液の液層を外側の
角度が鈍い部分でのみ受け、受けた洗濯液がすべて洗濯
兼脱水槽10と水受け槽カバー32の間から吐出され、
吐出不足を防止し、洗濯液を洗濯兼脱水槽10の略回転
中心に向けて連続的に、安定して吐出させることができ
る。
【0044】したがって、洗濯兼脱水槽10内の洗濯物
の片寄りに関係なく、洗濯液を洗濯兼脱水槽10の略回
転中心に向けて安定して吐出させることができ、洗濯物
全体に洗濯液を循環させることができ、洗濯物を傷めた
り、絡めたりすることなく、また、洗濯むらがなく洗濯
することができる。
【0045】なお、本実施例では、整流部材33は、洗
濯兼脱水槽10の略回転中心側の角度を鋭くなるよう
に、角度を連続的に変化させる構成としているが、図9
に示すように、断続的に変化させ、複数の角度θ1、θ2
を有する面34aを34bを有する整流部材34によっ
ても、同様の作用効果を得ることができる。
【0046】(実施例4)図10に示すように、水受け
槽カバー35は、水受け槽12の上面を覆い、水受け槽
12との間はパッキング部材24を介在させて水密性を
確保している。この水受け槽カバー35の下面に、洗濯
兼脱水槽10の略回転中心に向けて、整流部材36を少
なくとも1つ配設し、この整流部材36は、洗濯兼脱水
槽10の略回転中心に向けて長く、かつ矢印で示した洗
濯兼脱水槽10の回転方向と対向する方向に傾斜させて
いる。
【0047】水反射部37は、洗濯兼脱水槽10の回転
中心側に、整流部材36と水受け槽カバー35の両方に
略直角に設けている。他の構成は上記実施例1〜3と同
じである。
【0048】上記構成において動作を説明すると、洗濯
兼脱水槽10内に洗濯物を入れ、給水弁26をオンして
給水した後、洗濯兼脱水槽10を回転させると、回転に
よる遠心力で水受け槽12の内面を洗濯液がせり上がる
動きが発生し、上記実施例1〜3と同様に、洗濯兼脱水
槽10と水受け槽カバー35の間から洗濯兼脱水槽10
の略回転中心に向けて洗濯液を吐出する。
【0049】ここで、上記実施例1〜3の構成では、洗
濯兼脱水槽10内の洗濯物に向かって吐出される洗濯液
は、中央部に向かって吐出されても垂直方向の広がりが
少なく、洗濯物全体に洗濯液を浸漬するには時間がかか
っていた。
【0050】本実施例では、整流部材36に洗濯兼脱水
槽10の回転中心側に整流部材36と水受け槽カバー3
5の両方に略直角に水反射部37を設けているので、洗
濯兼脱水槽10と水受け槽カバー35の間から洗濯兼脱
水槽10の略略回転中心に向けて吐出する洗濯液は、水
反射部37で水の流れを一部反射して逆流するように吐
出することで、洗濯兼脱水槽10の略回転中心に向け
て、より散水しやすくなり、洗濯物全体に洗濯液を短時
間に浸漬することができ、素早く洗濯することができ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1に記載の
発明によれば、水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前
記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記
洗濯兼脱水槽を回転駆動することによるポンプ作用で前
記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽
と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出
させる構成とし、前記水受け槽カバーの下面には、洗濯
兼脱水槽の略回転中心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽
の回転方向と逆方向に前記下面から下方に向けて傾斜さ
せた整流部材を少なくとも1つ配設した水受け槽内に洗
濯兼脱水槽を回転自在に配設したから、洗濯兼脱水槽内
に洗濯物を入れ、洗濯液の中で洗濯兼脱水槽を回転させ
ると、この回転による遠心力で水受け槽の内面を洗濯液
がせり上がる動きが発生し、上昇した洗濯液は洗濯兼脱
水槽と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて
吐出する。このとき、水受け槽カバーには、洗濯液を洗
濯兼脱水槽の略回転中心に向けて、略垂直方向から斜め
方向の範囲に分散させる整流部材を水受け槽カバーに対
し傾斜させて配設しているので、この略垂直方向から斜
め方向の範囲に分散されて洗濯兼脱水槽内に向けて吐出
された洗濯液は、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物
にまんべんなく散水され、洗濯物内を通過した後、再び
洗濯兼脱水槽の外に移動する経路で循環する。したがっ
て、洗濯兼脱水槽内の洗濯物に撹拌翼などによる機械力
を加えることなく、洗濯液が洗濯物を通過することによ
って、洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、洗濯
することができる。
【0052】また、請求項2に記載の発明によれば、水
受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼脱水槽と、前記洗
濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前記水受け槽の上方
を覆う水受け槽カバーとを備え、前記洗濯兼脱水槽を回
転駆動することによるポンプ作用で前記洗濯兼脱水槽と
水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽と水受け槽カバー
の間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出させる構成とし、
前記水受け槽カバーには、洗濯兼脱水槽の略回転中心に
向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽の回転方向と対向する方
向に傾斜させた整流部材を少なくとも1つ配設したか
ら、洗濯兼脱水槽を回転させることで、洗濯兼脱水槽と
水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出さ
せることができ、ここで、整流部材は洗濯兼脱水槽の略
回転中心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽の回転方向と
対向する方向に傾斜させているので、洗濯液は略垂直方
向から斜め方向の範囲に分散されて洗濯兼脱水槽内に向
けて吐出することができ、この略垂直方向から斜め方向
に分散されて洗濯兼脱水槽内に向けて吐出された洗濯液
は、回転している洗濯兼脱水槽内の洗濯物にまんべんな
く散水され、洗濯物内を通過した後、再び洗濯兼脱水槽
の外に移動する経路で循環することができ、洗濯兼脱水
槽内の洗濯物に撹拌翼などによる機械力を加えることな
く、洗濯液が洗濯物を通過することによって、洗濯物を
傷めたり、絡めたりすることなく、洗濯することができ
る。特に、洗濯兼脱水槽と水受け槽カバーの間から洗濯
兼脱水槽の略回転中心に向け、しかも略垂直方向から斜
め方向の範囲に洗濯液を吐出させるため、洗濯液を回転
する洗濯物全体に遠心力で効率的に浸透させることがで
きる。
【0053】また、請求項3に記載の発明によれば、整
流部材は、洗濯兼脱水槽の略回転中心側の幅が広くなる
よう幅を変化させたから、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の片
寄りなどにより、水受け槽の内面を上昇する洗濯液に脈
動が起こっても、整流部材の洗濯兼脱水槽の略回転中心
側の幅を広くし、回転中心の外側を狭くすることで、洗
濯液を洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて連続的に、安
定して吐出させることができ、洗濯物全体に洗濯液を循
環させることができ、洗濯物を傷めたり、絡めたりする
ことなく、また、洗濯むらがなく洗濯することができ
る。
【0054】また、請求項4に記載の発明によれば、整
流部材は、水受け槽カバーに対する角度を、洗濯兼脱水
槽の略回転中心側の角度がより鋭角になるよう構成した
から、洗濯兼脱水槽内の洗濯物の片寄りなどにより、水
受け槽の内面を上昇する洗濯液に脈動が起こっても、水
受け槽カバーに対する角度を、洗濯兼脱水槽の略回転中
心側の角度がより鋭角になるよう構成することで、洗濯
液を洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて連続的に、安定
して吐出させることができ、洗濯物全体に洗濯液を循環
させることができ、洗濯物を傷めたり、絡めたりするこ
となく、また、洗濯むらがなく洗濯することができる。
【0055】また、請求項5に記載の発明によれば、整
流部材は、複数の角度を有する面で構成したから、洗濯
兼脱水槽内の洗濯物の片寄りなどにより、水受け槽の内
面を上昇する洗濯液に脈動が起こっても、複数の角度を
有する面で整流部材を構成することで、洗濯液を洗濯兼
脱水槽の略回転中心に向けて連続的に、安定して吐出さ
せることができ、洗濯物全体に洗濯液を循環させること
ができ、洗濯物を傷めたり、絡めたりすることなく、ま
た、洗濯むらがなく洗濯することができる。
【0056】また、請求項6に記載の発明は、洗濯兼脱
水槽の回転中心側に位置する整流部材の端部には、前記
整流部材と水受け槽カバーの両方に対して略直角に位置
する水反射部を設けたから、洗濯兼脱水槽と水受け槽カ
バーの間から洗濯兼脱水槽の略回転中心に向けて吐出す
る洗濯液は、水反射部で水の流れを一部反射して逆流す
るように吐出することで、洗濯兼脱水槽の略回転中心に
向けて、より散水しやすくなり、洗濯物全体に洗濯液を
短時間に浸漬することができ、素早く洗濯することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の洗濯機の一部切欠した
要部斜視図
【図2】同洗濯機の縦断面図
【図3】本発明の第2の実施例の洗濯機の一部切欠した
要部斜視図
【図4】(a) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する
洗濯液量が多い状態の要部断面図 (b) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する洗濯液量
が少ない状態の要部断面図
【図5】(a) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する
洗濯液量が多いときの洗濯液の流れを示す要部斜視図 (b) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する洗濯液量
が少ないときの洗濯液の流れを示す要部斜視図
【図6】同洗濯機の他の例の一部切欠した要部斜視図
【図7】本発明の第3の実施例の洗濯機の一部切欠した
要部斜視図
【図8】(a) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する
洗濯液量が多いときの洗濯液の流れを示す要部斜視図 (b) 同洗濯機の水受け槽の内面上部で脈動する洗濯液量
が少ないときの洗濯液の流れを示す要部斜視図
【図9】同洗濯機の他の例の一部切欠した要部斜視図
【図10】本発明の第4の実施例の洗濯機の一部切欠し
た要部斜視図
【図11】従来の洗濯機の縦断面図
【符号の説明】
10 洗濯兼脱水槽 12 水受け槽 13 モータ(駆動手段) 23 水受け槽カバー 28 整流部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−681(JP,A) 特開 平10−137488(JP,A) 実公 平4−4713(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 23/04 D06F 17/04

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水受け槽内に回転自在に配設した洗濯兼
    脱水槽と、前記洗濯兼脱水槽を駆動する駆動手段と、前
    記水受け槽の上方を覆う水受け槽カバーとを備え、前記
    洗濯兼脱水槽を回転駆動することによるポンプ作用で前
    記洗濯兼脱水槽と水受け槽の間の洗濯液を洗濯兼脱水槽
    と水受け槽カバーの間から洗濯兼脱水槽内に向けて吐出
    させる構成とし、前記水受け槽カバーの下面には、洗濯
    兼脱水槽の略回転中心に向けて長く、かつ洗濯兼脱水槽
    の回転方向と逆方向に前記下面から下方に向けて傾斜さ
    せた整流部材を少なくとも1つ配設した洗濯機。
  2. 【請求項2】 整流部材は、洗濯兼脱水槽の略回転中心
    側の幅が広くなるよう幅を変化させた請求項1記載の洗
    濯機。
  3. 【請求項3】 整流部材は、水受け槽カバーに対して洗
    濯兼脱水槽の略回転中心側の角度がより鋭角になるよう
    構成した請求項1または2記載の洗濯機。
  4. 【請求項4】 整流部材は、複数の角度を有する面で構
    成した請求項3記載の洗濯機。
  5. 【請求項5】 洗濯兼脱水槽の回転中心側に位置する整
    流部材の端部には、前記整流部材と水受け槽カバーの両
    方に対して略直角に位置する水反射部を設けた請求項1
    〜4のいずれか1項に記載の洗濯機。
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