JP2001340384A

JP2001340384A - おむつ廃棄用テープ及び当該おむつ廃棄用テープを備えた使い捨ておむつ

Info

Publication number: JP2001340384A
Application number: JP2000161756A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Nagami; 永海　　洋; Toshio Tamura; 敏雄田村
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 2000-05-31
Filing date: 2000-05-31
Publication date: 2001-12-11

Abstract

(57)【要約】【目的】使用済みおむつを手軽に、しかも確実かつ
コンパクトに丸めた状態に止着保持する手段を提供す
る。【構成】粘着剤層１２が形成された支持体１１の背面
に離型処理層１３が形成された貼着固定用粘着テープ１
０の離型処理層１３上に、支持体２１の片面に粘着剤層
２２が形成された第１の廃棄固定用粘着テープ２０を剥
離可能に積層する。さらに、当該第１の廃棄固定用粘着
テープ２０の離型処理層２３上に、支持体３１の片面に
粘着剤層３２が形成された第２の廃棄固定用粘着テープ
２０を剥離可能に積層して、本発明に係るおむつ廃棄用
テープ１を得る。また、第１の廃棄固定用粘着テープ２
０及び第２の廃棄固定用粘着テープ３０の端部に把持部
２４，把持部３４を設ける。当該おむつ廃棄用テープ１
を、例えばパンツ型した使い捨ておむつ本体３０の前面
若しくは臀部に貼着し、本発明に係る使い捨ておむつ２
を得る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はおむつ廃棄用テープ
に関する。具体的には、パンツ型等をした使い捨ておむ
つの廃棄時に、おむつを丸めて止着し、丸めた状態に保
持するために用いられるおむつ廃棄用テープに関する。

【０００２】

【従来の技術】パンツ型などの使い捨ておむつにあって
は、使用後に、使い捨ておむつの汚れた部分が外部に露
出したり汚物が外部に漏れないように、丸めて廃棄する
ことが一般的に行なわれている。この場合に、丸めたお
むつが開かれないように粘着テープを用いて、丸めた状
態で止着保持される。

【０００３】従来、当該目的で使用される廃棄用テープ
として、例えば、特開平８−２３９６３５号公報や特開
平９−１２５０１５号公報に、１枚の粘着テープがＺ字
状に折り畳まれた廃棄用テープが開示されている。

【０００４】このようなＺ字状に折り畳まれた廃棄用テ
ープは、折り畳まれた廃棄用テープの一方の端部に露出
形成された粘着剤層が、例えば使い捨ておむつの臀部側
に固定されており、廃棄時には、廃棄用テープの支持体
背面に仮着された残る一方の端部が、支持体背面から剥
離して引き延ばされ、丸めたおむつに止着固定される。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなＺ型の廃棄用テープにおいては、１枚の粘着テープ
を折り畳んだ構造であるため、丸めたおむつを１箇所に
おいてしか固定することができず、丸め方によってはそ
の一部がはみ出したり、比較的大きなおむつでしかきち
んと丸めて止着保持することができなかった。

【０００６】また、おむつの廃棄のために、さらに別な
廃棄用テープや紐、輪ゴムなどの止着用小物を持ち歩い
たりするのは不便である。一方、予め２枚の廃棄用テー
プを別個におむつに固定しておくことも考えられるが、
おむつの丸め方は各人によって異なり、廃棄用テープの
備え付け位置によっては使い勝手が悪くなったり、おむ
つと共に丸め込まれて全く使用できないという場合も生
じ得る。

【０００７】本発明は上記従来技術の問題点に鑑みてな
されたものであって、使用済みおむつを手軽に、しかも
確実かつコンパクトに丸めた状態に止着保持する手段を
提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明に係るおむつ廃棄
用テープは、使い捨ておむつの廃棄時止着用のおむつ廃
棄用テープであって、おむつ本体に貼着される貼着固定
用粘着テープの背面に、廃棄使用時に２枚の廃棄固定用
粘着テープが多層に積層されたことを特徴としている。

【０００９】このとき、少なくとも一方の前記廃棄固定
用粘着テープの端部に粘着剤層が形成されていない把持
部を設けるのが好ましい。

【００１０】さらに、前記貼着固定用粘着テープの背面
に積層された第１の廃棄固定用粘着テープの把持部側端
部を、当該第１の廃棄固定用粘着テープの背面に積層さ
れた第２の廃棄固定用粘着テープの端部よりも外側に突
出させて積層するのがよい。

【００１１】また、本発明のおむつ廃棄用テープにおい
ては、少なくとも一方の廃棄固定用粘着テープに伸長性
を持たせるのがより好都合である。

【００１２】本発明に係る使い捨ておむつは、使い捨て
おむつ本体とおむつ廃棄用テープとを備えた使い捨てお
むつであって、前記おむつ廃棄用テープは本発明に係る
おむつ廃棄用テープであることを特徴としている。

【００１３】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施の形態に係
るおむつ廃棄用テープの構造図、図２は本発明の別な実
施の形態に係るおむつ廃棄用テープの構造図、図３は本
発明に係るおむつ廃棄用テープを用いた使い捨ておむつ
の正面図、図４は当該使い捨ておむつの使用方法を示す
説明図、図５は本発明のさらに別な実施の形態に係るお
むつ廃棄用テープを用いた使い捨ておむつの使用方法を
示す説明図である。以下、各図に従って本発明について
詳細に説明する。

【００１４】本発明のおむつ廃棄用テープ１は、図１及
び図２に示すように、おむつ本体４０に貼着される貼着
固定用粘着テープ１０の背面に、廃棄使用時に当該貼着
固定用粘着テープ１０から剥離され、丸められた使い捨
ておむつ２に貼着される廃棄固定用粘着テープ２０，３
０が２枚積層されており、独立したいわゆる粘着テープ
が３枚積層された３層構造となっている。

【００１５】貼着固定用粘着テープ１０は、テープ状を
した支持体１１の片面に粘着剤層１２が形成されてお
り、支持体１１の当該粘着剤層１２形成面と反対面に離
型処理層１３が設けられている。この離型処理層１３
は、貼着固定用粘着テープ１０の背面に積層された第１
の廃棄固定用粘着テープ２０を容易に剥がすためのもの
である。

【００１６】第１の廃棄固定用粘着テープ２０も、貼着
固定用粘着テープ１０とほぼ同様な構造であって、テー
プ状をした支持体２１の片面に粘着剤層２２が形成され
ており、支持体２１の当該粘着剤層２２形成面と反対面
に離型処理層２３が設けられている。この離型処理層２
３は、当該第１の廃棄固定用粘着テープ２０の背面に積
層された第２の廃棄固定用粘着テープ３０を容易に剥が
すためのものである。

【００１７】また、第２の廃棄固定用粘着テープ３０
も、同様な構造であって、テープ状をした支持体３１の
片面に粘着剤層３２が形成されており、支持体３１の当
該粘着剤層３２形成面と反対面に離型処理層３３が設け
られている。この離型処理層３３は、特に必要とされる
ものではないが、製造工程上、ロール状に巻き取られた
おむつ廃棄用テープ１の巻き戻しを良好にする上で好適
に形成されるものである。

【００１８】第１の廃棄固定用粘着テープ２０の一方の
端部には、粘着剤層２２が形成されていない把持部２４
が設けられており、廃棄使用時に廃棄固定用粘着テープ
２０を剥がし易くなっている。この把持部２４は、支持
体２１の端部から少なくとも２ｍｍ以上、好ましくは５
〜１５ｍｍ程度設けられる。２ｍｍ以下であると、把持
部２４をほとんど掴めなくなりその役割を果たさないこ
とが多い。

【００１９】また、第２の廃棄固定用粘着テープ３０の
一方の端部にも、粘着剤層３２が形成されていない把持
部３４が設けられている。この把持部３４も、支持体３
１の端部から少なくとも２ｍｍ以上、好ましくは５〜１
５ｍｍ程度設けられる。

【００２０】これら２つの把持部２４，３４は、図１に
示すように第１の廃棄固定用粘着テープ２０の把持部２
４と、第２の廃棄固定用粘着テープ３０の把持部３４を
同じ端部側に設けてもよく、また、図２に示すように両
把持部２４，３４を異なる端部側に設けてもよい。

【００２１】また、貼着固定用粘着テープ１０及び２枚
の廃棄固定用粘着テープ２０，３０の長さは、おむつ本
体４０の大きさに応じて適宜定められるが、廃棄固定用
粘着テープ２０，３０は粘着剤層２２，３２によって固
定可能な範囲（把持部２４，３４を除いた領域）が少な
くとも５０ｍｍ以上、好ましくは７０〜１２０ｍｍとさ
れる。５０ｍｍ未満であれば丸めたおむつを十分に止着
することができなくなる恐れがある。

【００２２】また、第１の廃棄固定用粘着テープ２０
は、貼着固定用粘着テープ１０よりも長く作製され、そ
の把持部２４側を、貼着固定用粘着テープ１０よりも突
出させるように積層される。このような構成とすること
により、積層された２枚の廃棄固定用粘着テープ２０，
３０を一度に剥がすことが容易になる。このとき、第１
の廃棄固定用粘着テープ２０は、貼着固定用粘着テープ
１０の端部よりも、少なくとも１ｍｍ以上、好ましくは
３〜１５ｍｍ程度はみ出るようにするのが好ましい。１
ｍｍ以上はみ出さない場合には、うまく廃棄固定用粘着
テープ２０を剥がすことができない恐れがある。また、
図示するように把持部２４の一部を貼着固定用粘着テー
プ１０に重ね合わせるようにしてもよく、また、把持部
２４のみを突出させることにしてもよい。

【００２３】一方、第２の廃棄固定用粘着テープ３０
は、貼着固定用粘着テープ１０とほぼ同じ長さに作製さ
れているが、この長さも上記範囲内であれば特に制限さ
れるものでない。また、貼着定用粘着テープ１０よりも
長く作製し、第１の廃棄固定用粘着テープ２０の把持部
２４と反対側端部に、把持部３４を突出させるようにし
てもよい。

【００２４】これら貼着固定用粘着テープ１０に用いら
れる支持体１１及び廃棄固定用粘着テープ２０，３０に
用いられる支持体２１，３１は、いずれも一般的な粘着
テープに用いられるものであれば特に制限されるもので
はなく、例えば、ホモポリプロピレン、ランダムポリプ
ロピレン、低密度ポリエチレン、リニヤ−低密度ポリエ
チレンなどの単独若しくは２種以上を混合したブレンド
物からなるポリオレフィン系プラスチックフィルムが好
ましく用いられ、その他スチレン系、ポリエステル系、
ウレタン系のエラストマーを適宜混合したもの、あるい
は紙や布などを用いることもできる。このとき、少なく
とも一方の廃棄固定用粘着テープ２０，３０の支持体２
１，３１には、テープ自体に伸張性を持たせるため、ポ
リオレフィン系の無延伸フィルムを用いるのが好まし
い。このように支持体２１，３１に無延伸フィルムを用
いて、廃棄固定用粘着テープ２０，３０自体に延伸性を
持たせることにより、引き延ばしながら固定することが
でき、より使い勝手のよいものとできる（図５参照）。

【００２５】また、いずれの粘着剤層１２，２２，３２
としても、おむつ本体４０に貼着できるものであれば特
に制限されるものではなく、一般的な粘着テープに用い
られる各種粘着剤を用いることができる。例えば、ゴム
系粘着剤やアクリル系粘着剤が挙げられるが、好ましく
はＳＩＳ系、ＳＢＳ系、ＳＥＢＳ系などのゴム系粘着剤
が好適に用いられる。さらに、離型処理層１３，２３，
３３に用いられる離型処理剤としても特に限定されるも
のでもないが、好ましくはシリコーン系の離型処理剤が
用いられる。

【００２６】本発明に係るおむつ廃棄用テープ１は、貼
着固定用粘着テープ１０上に廃棄固定用粘着テープ２
０，３０を順次積層して得ることができるが、一般的に
は、積層された後、一旦ロール状に巻き取られ、その
後、必要とされる所定幅にて切断される。このようにし
て得られたおむつ廃棄用テープ１は、例えば、図３に示
すようにおむつ本体４０の前面若しくは臀部に縦方向に
備えられる。

【００２７】このおむつ廃棄用テープ１は、おむつの廃
棄時には、まず、第１の廃棄固定用粘着テープ２０が第
２の廃棄固定用粘着テープ３０と共に、貼着固定用粘着
テープ１０から剥離され、図４（ａ）に示すように、例
えば丸められた使用後の使い捨ておむつ２に固定され
る。そして、次に剥離した第２の廃棄固定用粘着テープ
３０を、図４（ｂ）に示すようにさらに丸めたおむつ２
に貼着固定される。

【００２８】このように、本発明のおむつ廃棄用テープ
１においては、おむつ２に貼着されたおむつ廃棄用テー
プ１から２枚の廃棄固定用の粘着テープ２０，３０を得
ることができる。このように、２枚の廃棄固定用粘着テ
ープ２０，３０でもって、２度に渡り畳み込んだ使い捨
ておむつ２を止着することができ、よりコンパクトに畳
み込んだ状態に止着保持できる。特に、１枚めの廃棄固
定用粘着テープ２０で折り畳んだ使用後のおむつを固定
したのち、さらにおむつ２を折り畳むことができるた
め、より容易にコンパクトにすることができる。

【００２９】また、伸張性を有する廃棄固定用粘着テー
プ２０，３０とした場合には、図５（ａ）（ｂ）に示す
ように、廃棄固定用粘着テープ２０，３０を引き延ばし
て止着できるため、よりコンパクトに丸め易くなる。

【００３０】

【実施例】次に、実施例であるおむつ廃棄用テープを作
製し、本発明の効果について確認した。（実施例１）貼着固定用粘着テープとして、厚さ７０μ
ｍのＣＰＰフィルムからなる支持体上にＳＩＳ系粘着剤
からなる粘着剤層を５０μｍの厚さでその全面に積層し
た。また、支持体の背面には、シリコーン系の離型処理
剤を塗布した。また、支持体の長さは、８０ｍｍとし
た。

【００３１】また、第１の廃棄固定用粘着テープとし
て、厚さ７０μｍのＣＰＰフィルムからなる支持体上に
ＳＩＳ系粘着剤からなる粘着剤層を５０μｍの厚さで、
その一端から幅方向に１２ｍｍの支持体領域（把持部）
を残して積層した。また、支持体の背面には、シリコー
ン系の離型処理剤を塗布した。また、支持体の長さは、
８５ｍｍとした。

【００３２】第２の廃棄固定用粘着テープとして、厚さ
７０μｍのＣＰＰフィルムからなる支持体上にＳＩＳ系
粘着剤からなる粘着剤層を５０μｍの厚さで、その一端
から幅方向に７ｍｍの支持体領域（把持部）を残して積
層した。また、支持体の背面には、シリコーン系の離型
処理剤を塗布した。また、支持体の長さは８０ｍｍとし
た。

【００３３】これらの３枚の粘着テープを図１に示すよ
うに積層した後、ＣＤ方向にテープ幅が１５ｍｍとなる
ように切断して、本発明に係るおむつ廃棄用テープを得
た。そして、当該おむつ廃棄用テープを、市販の廃棄用
テープが貼着されていないパンツ型おむつ本体の前面中
央に縦方向に貼着して、実施例１の使い捨ておむつを得
た。

【００３４】（実施例２）第１の廃棄固定用粘着テープ
の支持体の長さを８０ｍｍ、その把持部を７ｍｍとした
以外は実施例１と同様にして実施例２の使い捨ておむつ
を得た。

【００３５】（比較例１）各支持体として厚さ４０μｍ
のＯＰＰフィルムを用い、第１の廃棄固定用粘着テープ
では把持部の長さを７ｍｍ、支持体の長さを８０ｍｍ、
また、第２の廃棄固定用粘着テープでは把持部の長さを
１２ｍｍとし、支持体の長さを８５ｍｍとした以外は実
施例１と同様にして比較例１の使い捨ておむつを得た。

【００３６】（比較例２）Ｚ型に折り畳まれたおむつ廃
棄用テープが装着された市販の使い捨ておむつを比較例
２とした。

【００３７】これら実施例及び比較例の使い捨ておむつ
を用いて、廃棄時と同様に丸めておむつ廃棄用テープで
固定して、その丸め性（コンパクト化できるかどうか）
及びその他の使用勝手について評価した。その結果を表
１にまとめた。

【００３８】

【表１】

【００３９】表１にまとめたように本発明に係る使い捨
ておむつにおいては、２度にわたって止着できるため、
しっかりと丸めて固定することができる。また、１枚の
廃棄固定用粘着テープで止めた後に、さらに残る１枚の
廃棄固定用粘着テープで固定することができるので、簡
単かつ確実に使い捨ておむつをコンパクトに丸めて廃棄
することができた。また、各実施例の廃棄固定用粘着テ
ープは十分に引き延ばすことができ、非常に止め易かっ
た。さらに、第１の廃棄固定用粘着テープも剥がし易
く、使い勝手が非常によかった。

【００４０】一方、比較例１のおむつ廃棄用テープにお
いては、廃棄固定用粘着テープを十分に引き延ばせず、
使いにくいところもあったが、各実施例の使い捨ておむ
つと同様に非常にコンパクトに丸めることができた。た
だ、第１の廃棄固定用粘着テープが第２の廃棄固定用粘
着テープよりも短く、把持部もその分だけ短くなってい
るため、第１の廃棄固定用粘着テープを剥がしにくく、
使用勝手がやや悪いものであった。

【００４１】比較例２の使い捨ておむつにおいては、１
枚の粘着テープでしか固定することができず、各実施例
や比較例１の使い捨ておむつのようには、コンパクトに
まとめることができなかった。

【００４２】

【発明の効果】本発明に係るおむつ廃棄用テープは、お
むつ本体に貼着される貼着固定用粘着テープの背面に、
廃棄使用時に２枚の廃棄固定用粘着テープが多層に積層
されているので、使い捨ておむつの廃棄時には２枚の廃
棄固定用粘着テープで使い捨ておむつを丸めて固定する
ことができる。このため、１枚の廃棄固定用粘着テープ
で固定する場合に比べて、より一層コンパクトにまとめ
ることができる。

【００４３】また、１つの廃棄用テープから独立した２
枚の廃棄固定用粘着テープを得ることができるため、予
め別な固定用粘着テープやひもなどを持ち歩くこと必要
もなく、廃棄用テープの貼着場所を考慮することなく、
廃棄固定用テープを貼着できる。

【００４４】このとき、少なくとも一方の前記廃棄固定
用粘着テープの端部に粘着剤層を形成されていない把持
部を設けておくと、上記廃棄固定用粘着テープをそれぞ
れ剥離しやすくなる。

【００４５】さらに、前記貼着固定用粘着テープの背面
に積層された第１の廃棄固定用粘着テープの把持部側
を、当該第１の廃棄固定用粘着テープの背面に積層され
た第２の廃棄固定用粘着テープの端部よりも外側に突出
させて積層することにより、貼着固定用粘着テープから
第１の廃棄固定用粘着テープをより簡単に剥がし易くな
る。

【００４６】また、本発明のおむつ廃棄用テープにおい
ては、少なくとも一方の廃棄固定用粘着テープは伸長性
を有しているので、廃棄使用時には、廃棄固定用粘着テ
ープを引き延ばすことにより、よりコンパクトにまとめ
た状態で使い捨ておむつを止着保持できる。

【００４７】このように本発明に係る廃棄用テープを用
いた使い捨ておむつにおいては、より簡単確実にコンパ
クト化して、廃棄することが可能になる。特に、独立し
た２枚の廃棄固定用粘着テープが得られるので、まず１
枚の廃棄固定用粘着テープで丸めたおむつを止めておく
ことができ、さらに丸めやすくできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態に係るおむつ廃棄用テー
プの構造図である。

【図２】同上の別な実施の形態に係るおむつ廃棄用テー
プの構造図である。

【図３】本発明に係るおむつ廃棄用テープを用いた使い
捨ておむつの正面図である。

【図４】同上の使い捨ておむつの使用方法を示す説明図
である。

【図５】本発明のさらに別な実施の形態に係るおむつ廃
棄用テープを用いた使い捨ておむつの使用方法を示す説
明図である。

【符号の説明】

１おむつ廃棄用テープ２使い捨ておむつ１０貼着固定用粘着テープ１１支持体１２粘着剤層１３離型処理層２０第１の廃棄固定用粘着テープ２１支持体２２粘着剤層２３離型処理層２４把持部３０第２の廃棄固定用粘着テープ３１支持体３２粘着剤層３３離型処理層３４把持部４０おむつ本体

フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ａ６１Ｇ 12/00 Ｃ０９Ｊ 7/02 Ｆターム(参考） 3B029 BD21 4C098 AA09 CC14 CC28 CE05 4C341 LL11 4J004 AA04 AA05 AA10 AB01 CA02 CA04 CA06 CC02 CE01 CE03 DA04 DB01 EA04 FA09 GA03

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】使い捨ておむつの廃棄時止着用のおむつ
廃棄用テープであって、おむつ本体に貼着される貼着固定用粘着テープの背面
に、廃棄使用時に２枚の廃棄固定用粘着テープが多層に
積層されたことを特徴とするおむつ廃棄用テープ。
【請求項２】少なくとも一方の前記廃棄固定用粘着テ
ープの端部に粘着剤層が形成されていない把持部が設け
られたことを特徴とする請求項１記載のおむつ廃棄用テ
ープ。
【請求項３】前記貼着固定用粘着テープの背面に積層
された第１の廃棄固定用粘着テープの把持部側端部が、
当該第１の廃棄固定用粘着テープの背面に積層された第
２の廃棄固定用粘着テープの端部よりも外側に突出して
いることを特徴とする請求項２記載のおむつ廃棄用テー
プ。
【請求項４】少なくとも一方の廃棄固定用粘着テープ
が、伸長性を有することを特徴とする請求項１、２又は
３いずれかに記載のおむつ廃棄用テープ。
【請求項５】使い捨ておむつ本体とおむつ廃棄用テー
プとを備えた使い捨ておむつであって、前記おむつ廃棄用テープは請求項１、２、３又は４いず
れかに記載のおむつ廃棄用テープであることを特徴とす
る使い捨ておむつ。