JP2001340250A - シャワー装置 - Google Patents

シャワー装置

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JP2001340250A
JP2001340250A JP2000167244A JP2000167244A JP2001340250A JP 2001340250 A JP2001340250 A JP 2001340250A JP 2000167244 A JP2000167244 A JP 2000167244A JP 2000167244 A JP2000167244 A JP 2000167244A JP 2001340250 A JP2001340250 A JP 2001340250A
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JP
Japan
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shower
fluid
fixed cylinder
arm
sliding arm
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Application number
JP2000167244A
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English (en)
Inventor
Masao Noguchi
正夫 野口
Akihiko Nakajima
昭彦 中島
Shigeru Shirai
白井  滋
Masaaki Kawaguri
正明 河栗
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 浴室でシンプルな形態で、信頼性の高い、シ
ャワー入浴効果が得らるようにする。 【解決手段】 シャワーノズル26a、26bが配設さ
れた摺動アーム19a、19bが固定式シリンダー18
a、18bを介して人体を包む方向に伸び、シャワーが
停止した時には元に戻す伸縮作用のある伸縮アーム手段
11a、11bと、流体が固定式シリンダー18a、1
8bから外部へリークさせないように配設された2段式
の第1シール部22a、22b、第2シール部23a、
23bと、この伸縮アーム手段11a、11bを伸縮動
作させるために内設された駆動手段14a、14bと、
伸縮アーム手段11a、11bからシャワーノズル26
a、26bへの流体を、ホース31a、31bを介して
供給する接続手段15から構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室でシンプルな
形態でボディ回りのシャワー入浴ができるシャワー装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の、この種のシャワー装置は、実開
平5−68392号公報あるいは特開平6−22878
号公報あるいは特開平9−830619号公報に記載さ
れているようなものが一般的であった。先ず実開平5−
68392号公報に記載されているシャワー装置は図8
に示すように水圧で作動されるノズル昇降手段1と、ハ
ンドシャワーノズル2を備えた装置である。水洗金具3
に湯水混合栓3を設け、一次側に止水管、湯水管に接続
され、二次側では、ポートの一つに蛇口4と連通し、他
のポートには切替弁3(切替ノブ5の操作で)を介して
ノズル昇降手段1およびハンドシャワーノズル2と連通
しいる。ノズル昇降手段1には水圧で上下に昇降し、そ
の適位置の設定はノブ6により適位置で水圧停止か、ま
たは水圧をリリーズして下げ、適位置で停止するとした
構成である。
【0003】また特開平6−22878号公報に記載さ
れているシャワー装置(図示省略)は、湯水混合栓の二
次側から切替弁を介して固定型ノズルとハンドシャワー
ノズルにそれぞれ連通されている。すべて切替弁、固定
型ノズル、ハンドシャワーノズルを本体ケースに配設さ
れ、また固定型ノズルおよびハンドシャワーのシャワー
の温度、湯量も前記本体ケースのフロントパネル上で調
整できる構成としてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の実開平5−68392号公報、特開平6−22878
号公報に記載されているシャワー装置では、人体が本体
に向かっている姿勢に対して一方向のシャワーしか受け
ることができない、例えば実開平5−68392号公報
の記載の、水圧で昇降ノズルを上下または左右に移動さ
せる方式は、それ相応のシャワー効果があるが、人体が
本体に向かっている姿勢に対して反対側、あるいは両サ
イド側のボディにはシャワーが掛かりにくいため肌寒さ
を感じ、入浴感が薄れる。このため人体の方を適当に回
って体を温めざるを得ない。したがってリラックスした
シャワー入浴ができないと言う課題があった。また従来
の特開平9−830619号公報のシャワー装置では、
手動でノズルアームを開いてシャワーを浴びる方式は、
シャワー入浴感として良好と思われるがシャワー入浴途
中でのボディ洗いや髪洗い毎にシャワーを止め、ノズル
アームを収める必要があり煩わしいという課題があっ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、シャワーノズルから噴霧されたシャワー方向
が人体を包む方向に、かつ任意の位置に伸縮する伸縮ア
ーム手段と、前記伸縮アーム手段を伸縮駆動する駆動手
段と、前記伸縮アーム手段からシャワーノズルへ通流す
る流体を、ホースを介して供給する接続手段から構成さ
れている。
【0006】上記発明によれば、人体が立っている場合
あるいは椅子に座っている場合でも、伸縮ノズルが人体
に包み込むように人体前面方向に伸びるため、人体が本
体の前に立ち位、あるいは着座している姿勢の反対側、
あるいは両サイド側のボディに対してもシャワーが受け
られ、人体自身を回す必要も無くリラックスしたシャワ
ー入浴ができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明は、各請求項に記載の形態
で実施できるものであり、請求項1の発明は、シャワー
ノズルと、前記シャワーノズルを任意の位置に伸縮する
摺動アームと、前記摺動アームの滑動を保持する固定式
シリンダーと、前記摺動アームへ流入する流体が外部へ
のリークを防止し、かつ高圧力に成る程シール性が増す
ように前記摺動アームと前記固定式シリンダーとの間に
配設した第1シール手段と、前記固定式シリンダーから
前記摺動アームが必要以上にスライドさせないように前
記固定式シリンダに設けたスライド制止部と、前記第1
シール手段から一部リークした流体を外部へ飛散させな
いように前記摺動アームの外周壁に摺接もしくは近接し
て、前記固定式シリンダーに配した第2シール部からな
る伸縮アーム手段と、前記伸縮アーム手段を伸縮駆動す
る駆動手段からシャワー装置を構成しているので、人体
が立っている場合あるいは風呂椅子に座っている場合で
も、伸縮ノズルが人体に包み込むように人体前面方向に
直線的にあるいは湾曲的に伸びるため、人体が本体に向
かっている姿勢の反対側のボディに対してもシャワーが
受けられ、人体自身を回す必要も無く、リラックスした
シャワー入浴感が得られる。さらに第1シール手段は流
体圧の大きさに応じてシール性が向上する構成になって
いるため、流体圧が変化しても、流体のリークが抑制さ
れ、安定した作動が得られ、信頼性が向上する。
【0008】また請求項2の発明は、伸縮アーム手段
は、第1シール手段から一部リークした流体を外部へ飛
散させないように前記摺動アームの外周壁に摺接もしく
は近接させ、前記固定式シリンダーに配した第2シール
部からシャワー装置を構成しているので、第1シール手
段から、万が一、流体がリークした場合でも、第2シー
ル手段によって、摺動アームの壁面に吸着しながら外部
へ飛散するのを抑制することができる。
【0009】また請求項3の発明は、第1シール手段
は、固定式シリンダーの内壁に摺接させるO−リング
と、前記O−リングを保持し、かつ摺動アームに配設し
たフランジ部と、前記O−リングの内面に流体圧が掛か
るように前記フランジ部に連通口を設けてシャワー装置
を構成しているので、流体圧が大きくなると、連通口を
経てO−リングの内面に作用する流体圧がO−リングを
広がる方向に作用するため、固定式シリンダーとのシー
ル性が向上する構成になっている。このため、流体圧が
変化しても、流体のリークが抑制され、安定した作動が
得られ、信頼性が向上する。
【0010】また請求項4の発明は、第1シール手段
は、固定式シリンダーの内壁に摺接させるV形シールリ
ングと、前記V形シールリングを保持し、かつ摺動アー
ムに配設したフランジ部と、前記V形シールリングの凹
面側に流体圧が掛かるように前記フランジ部に連通口を
設けてシャワー装置を構成しているので、流体圧が大き
くなっても、連通口を経てV形シールリングの内面に作
用する流体圧によってV形シールリングを広がる方向に
作用し、かつ受圧面積が広く取れることや、柔らかさの
ため径方向に広がり安いことなどの利点が加わるため、
固定式シリンダーとのシール性が、さらに向上する構成
になっている。このため、流体圧が変化しても、流体の
リークが抑制され、安定した作動が得られ、信頼性が高
まる。
【0011】また請求項5の発明は、第1シール手段の
O−リングまたはV形シールリングをふっ素系の弾性体
で成形してシャワー装置を構成しているので、、固定式
シリンダーの内壁を摺接させても、摩擦力が小さく滑り
安く、動作の安定性が高い。
【0012】また請求項6の発明は、第2シール手段
は、摺動アームの外周壁に摺接もしくは近接させる内円
縁部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの外円
縁部を保持し、前記ダイヤフラムと固定式シリンダーの
先端部、及び摺動アームとの間に貯溜室を設けるための
シール壁部と、前記貯溜室内に滞留した流体を外部へ排
出するために前記シール壁部に設けた排出管を具備し
て、シャワー装置を構成しているで、第1シール手段か
ら、万が一、流体がリークした場合でも、摺動アームの
壁面に吸着しながら固定式シリンダーから外部へ飛散す
るのを抑制することができる。
【0013】また請求項7の発明は、ダイヤフラムをゴ
ム等の弾性体またはテフロン、ふっ素系の樹脂で成形し
てシャワー装置を構成しているので、第2シール手段が
摺動アームの外周壁を摺接もしくは近接させてスライド
しても、摩擦力が小さく、滑り安く、かつ万が一、第1
シール手段から流体がリークした場合でも、摺動アーム
の壁面に吸着しながら外部へ飛散するのを抑制すること
ができ、信頼性が向上する。
【0014】また求項8の発明は、流体回路は、接続手
段から第1分岐手段を介して伸縮アーム手段へ通流する
ように接続された第1流体回路と、前記伸縮アーム手段
の固定式シリンダーの一部から第2分岐手段管を経てホ
ースを介してシャワー手段へ通流するように接続された
第2流体回路と、直列に流体回路を具備してシャワー装
置を構成しているので、接続手段から第1分岐手段を流
れる流体は、先ず固定式シリンダーに流入するが、摺動
アームの第1シール部が第2分岐手段を通過するまでは
第2分岐手段には流れず、摺動アームの移動が終了する
まで固定式シリンダー内に流入し続ける。第2分岐手段
を超えると、初めて第2流体回路へ流れ、シャワー手段
から噴射されるため、伸縮アーム手段の伸び方向の移動
時間が速くなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0016】(実施例1)図1は本発明の実施例1にお
けるシャワー装置の側面構成図で、図2は実施例1にお
けるシャワー装置の正面構成図である。また図3は、第
1シール部周辺の要部拡大構成図て、図4は第2シール
部周辺の要部拡大構成である。
【0017】図1、図2、図3、図4において、シャワ
ー装置は、シャワーノズルヘッド10a、10bをアー
ム先端に配設した伸縮アーム手段11a、11bと、シ
ャワーノズルを複数配列したシャワー手段12から成る
複合シャワー手段13と、前記伸縮アーム手段11a、
11bのアームを駆動する駆動手段14と、外設の混合
栓からホースを介して前記複合シャワー手段13へ湯水
混合流体を導く接続手段15と、フロントカバ16、背
面筐体17から構成され、浴室の壁に掛けられている状
態を示す。
【0018】また伸縮アーム手段11a、11bは、径
の異なる円弧状のパイプを管状に重合させ、外側パイプ
に該当する固定式シリンダー18a、18bと、内側パ
イプに位置する摺動アーム19a、19bと、前記固定
式シリンダー18a、18b内に流入した流体を受けて
移動する摺動アーム19a、19bが必要以上にスライ
ドさせないように前記固定式シリンダー18a、18b
内に設けたスライド制止部20a、20bと、前記摺動
アーム19a、19bの端部に係止し、シリンダー流入
口21a、21bから流入された流体が前記固定式シリ
ンダー18a、18bと摺動アーム19a、19bの間
からリークしないように、かつ高圧力に成る程シール性
が増すように前記摺動アームと前記固定式シリンダーと
の間に配設し、流体圧を受けて摺動アーム19a、19
bを駆動する第1シール部22a、22bと、前記第1
シール部22a、22bから一部リークした流体を外部
へ飛散させないように前記摺動アームの外周壁に摺接も
しくは近接して、前記固定式シリンダーに配した第2シ
ール部23a、23bと、固定式シリンダーと前記スラ
イド制止部20a、20bとの間に形成させたスプリン
グ収納室24a、24bと、このスプリング収納室24
a、24bと第1シール部22a、22bとの間に係止
させたスプリング25a、25bから構成される。
【0019】したがって駆動手段14は、流体圧を受け
る第1シール部22a、22bと前記スライド制止部2
0a、20bとの間に配設させたスプリング25a、2
5bから構成される。
【0020】第1シール部22a、22bは固定式シリ
ンダー18a、18bの内壁に摺接させるO−リング3
0a、30bと、前記O−リング30a、30bを保持
し、かつ摺動アーム19a、19bに配設したフランジ
部31a、31bと、前記O−リング30a、30bの
内面に流体圧が掛かるように前記フランジ部31a、3
1bに連通口32a、32b、33a、33bを設けて
構成される。
【0021】また第2シール部23a、23bは、摺動
アーム18a、18bの外周壁に摺接もしくは近接させ
る内円縁部を有するダイヤフラム34a、34bと、前
記ダイヤフラム34a、34bの外円縁部を保持し、前
記ダイヤフラム34a、34bと固定式シリンダー18
a、18bの先端部、及び摺動アーム19a、19bと
の間に貯溜室35a、35bを設けるためのシール壁部
36a、36bと、前記貯溜室35a、35b内に滞留
した流体を外部へ排出するために前記シール壁部36
a、36bに設けた排出管37a、37bを具備して構
成される。
【0022】またスプリング収納室24a、24bは、
固定式シリンダンー18a、18bの先端部にスプリン
グ係止部38a、38b、他端にスライド制止部20
a、20b、スプリングガイダー39a、39bから構
成される。スプリング係止部38a、38bとスライド
制止部20a、20b共に摺動アーム19a、19bの
摺接移動が可能に適切にスキマを設けて構成されてい
る。
【0023】またシャワーノズルヘッド10a、10b
は、ノズルヘッドカバー25a、25b内に装着された
シャワーノズル26a、26bから構成される。
【0024】さらに伸縮アーム手段11aと11bは伸
縮軌道が41a、41bに示すように伸びるアームが突
き出し口から外側に広がる方向に相対して配置すると共
に、シャワーノズルヘッド10a、10bあるいはシャ
ワーノズル26a、26b自身を、伸びるアームの軌道
に添ってシャワー方向が人体の前面を包むように、所謂
人体に対して3次元方向にシャワー方向が移動するよう
に傾斜させて配置されている。またシャワー手段12
は、固定位置に配設されたシャワーノズル27、28、
29a、29bから構成される。
【0025】また伸縮アーム手段11a、11bおよび
シャワー手段12に流体を供給するため、混合栓など流
体供給源からホースを介して接続手段15、第1分岐管
42から、先ずホース43a、43bを経て伸縮アーム
手段11a、11bへ流れる流体回路と、前記分岐管4
2から44a、44b、45、46、47を経てシャワ
ーノズル手段へ流れる流体回路とが、並列の通流回路に
構成されている。
【0026】次に動作と作用について説明すると、人体
をシャワー装置の前に背を向けて着座し、外設の混合栓
の一部から、例えばハンドシャワーの接続口と、本シャ
ワー装置の接続手段15をホース介して接続し、流体が
接続手段15を経て、第1分岐管42からチュ−ブ43
a、43b、固定式シリンダー18a、18bの流入管
21a、21bを介して前記固定式シリンダー18a、
18bへ流入すると、駆動手段14の第1シール部22
a、22bの受圧面に掛かる流体圧により、第1シール
部22a、22bと一体に且つ円弧状に動く摺動アーム
19a、19bを押し上げると共にシャワーノズルヘッ
ド10a、10bも人体の前面方向に移動する。これよ
り固定式シリンダー18a、18bに流入されるた流体
は、シャワーノズルヘッド10a、10bに向かいシャ
ワーノズル26a、26bから噴射される。と同時に接
続手段15を経て、第1分岐管42から44a、44
b、45、46、47を経てシャワーノズル手段へ流れ
た流体は、シャワーノズル27、28、29a、29b
から人体背面へ噴射される。
【0027】また混合栓からの流体を停止し、接続手段
15へ流体を停止させると、前記固定式シリンダー18
a、18bへの流入が停止され、駆動手段14の第シー
ル部22a、22bの型フランジ部31a、31bに流
体圧が掛らなくなる。この結果前記スプリング25a、
25bの復元力によって伸縮アーム手段11a、11b
が背面筐体17の中に収まるように戻される。
【0028】なお接続手段15に内設か、あるいは外設
の死水排水手段(図示省略)を、前記伸縮アーム手段1
1a、11bと混合栓との間に配設すれば、混合流体の
通流を停止されると、流体圧が下がった現象に応じて死
水排水手段が作動し、伸縮アーム手段11a、11b内
の流体が外部へ排出されるため、スプリング25a、2
5bの復元力による摺動アーム19a、19bの戻り
が、より滑らかに、かつスピーディに作動することは言
うまでもない。
【0029】また伸縮アーム手段11a、11bは、ア
ーム単体の伸縮する軌道は円弧状に二次元的に伸縮する
が、伸びる11a、11bのアームの軌道が広がる方向
に設定されていることに加えてシャワーノズルヘッド1
0a、10bあるいはシャワーノズル26a、26b自
身を傾斜させて付設しているため、シャワーのパターン
が人体を包む方向に形成される、所謂人体に対して3次
元方向にシャワー方向が形成され移動するようになる。
【0030】さらに伸縮アーム手段11a、11bのア
ームを相対して配置すると人体の両サイドからシャワー
されるため人体を包むシャワー範囲が広がる。また固定
式にシャワーノズルが配置されたシャワー手段12が加
わることによって人体の前面、背面に亘ってシャワーが
受けられる。またシャワーを停止すると伸縮アーム手段
11a、11bの摺動アーム19a、19bを本体内部
に収めることができるため浴室内でも邪魔にならない構
成が得られる。
【0031】また第1シール部22a、22bにおいて
は、フランジ部31a、31bの連通口32a、32
b、33a、33bを経て前記O−リング30a、30
bの内面に流体圧が掛かるように構成されているため、
流体圧の大きさが大きくなればO−リング30a、30
bが固定式シリンダー18a、18bの内壁面に接する
密着度が上昇し、シール性が圧力に応じて自己制御して
くれる。このため駆動手段14の第1シール部22a、
22bの受圧面に掛かる作用力は、第1シール部22
a、22bの前後に掛かる流体圧の差に比例することを
考えれば、シール性が良いほど、作用力が大きくなり、
安定した動作が得られる。
【0032】またスプリング係止部38a、38bとス
ライド制止部20a、20b共に摺動アーム19a、1
9bの摺接移動が可能に適切にスキマを設けて構成して
いるため、このスキマと貯溜室35a、35b、排出管
37a、37bを介して固定式シリンダー18a、18
bと第1シール部22a、22bとの間の空気がスムー
ズに出入することにより摺動アーム19a、19bの摺
接移動が容易にしている。
【0033】また第2シール部23a、23bにおいて
は、第1シール部22a、22bから、万が一、流体が
リークした場合、摺動アーム19a、19bの外周壁に
摺接もしくは近接させる内円縁部を有するダイヤフラム
34a、34bにより、そのリークした流体がスプリン
グ係止部38a、38bと摺動アーム19a、19bと
のスキマから飛散するのを防止し、この流体を貯溜室3
5a、35bに貯め、同時に排出管37a、37bより
外部へ排出させることができるように構成されている。
【0034】なお、本発明のシャワー装置は、混合栓を
本装置内に内設すれば、湯、水を、それぞれ取り込み、
適当な温度に前記混合栓を手元で調整してシャワー入浴
ができる構成にもなる。あるいは外設されている混合栓
を、そのまま利用する方式として、所謂既設の混合栓の
ハンドシャワー用の接続口を本発明の接続口にホースを
介して接続し、且つハンドシャワーと本発明装置とを切
替える切替弁を内設すれば、本発明のシャワー装置によ
るシャワー入浴はもとよりハンドシャワーも手元で利用
できる構成にもなる。
【0035】(実施例2)図5に本発明の第1シール部
の、他の実施例2における要部拡大構成図を示す。
【0036】本実施例2において、第1シール部50
a、50bを、固定式シリンダー18a、18bの内壁
に摺接させるV形シールリング51a、51bと、前記
V形シールリング51a、51bを保持し、かつ摺動ア
ーム19a、19bに配設したフランジ部52a、52
bと、前記V形シールリング51a、51bの凹面側に
流体圧が掛かるように前記フランジ部52a、52bに
連通口53a、53b、54a、54bを設けて構成し
ている。
【0037】なお実施例1と同―符号ものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0038】次に動作と作用について説明すると、流体
圧が大きくなっても、フランジ部52a、52bの連通
口53a、53b、54a、54bを経てV形シールリ
ング51a、51bの内面に作用する流体圧によってV
形シールリング51a、51bが広がる方向に作用す
る。しかしV形シールリング51a、51bは、受圧面
積が広く取れることや、柔らかさのため径方向に広がり
安いことなどの利点が加わるため、固定式シリンダー1
8a、18bとのシール性が、さらに向上する構成にな
っている。このため、流体圧が変化しても、流体のリー
クが抑制され、安定した動作が得られ、信頼性が高い。
【0039】なお第1シール部のO−リングまたはV形
シールリングをふっ素系の弾性体で成形してシャワー装
置を構成すれば、固定式シリンダー18a、18bの内
壁を摺接させても、摩擦力が小さく滑り安く、耐久性と
信頼性が向上する。
【0040】(実施例3)図6は本発明の第2シール部
の、他の実施例3におけ要部拡大構成図を示す。
【0041】本実施例3において、第2シール手段55
a、55bを、摺動アーム19a、19bの外周壁に摺
接もしくは近接させる内円縁部を有するダイヤフラム3
4a、34bと、前記ダイヤフラム34a、34bの外
円縁部を保持し、前記ダイヤフラム34a、34bと固
定式シリンダー18a、18bの先端部、及び摺動アー
ム19a、19bとの間に貯溜室57a、57bを設け
るためのシール壁部58a、58bと、前記貯溜室57
a、57b内に滞留した流体を外部へ排出するために前
記シール壁部58a、58bに設けた排出管59a、5
9bを具備して構成している。
【0042】なお実施例1と同―符号ものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0043】次に動作と作用について説明すると、第1
シール手段から、万が一、流体がリークした場合でも、
摺動アーム19a、19bの壁面に吸着しながら外部へ
飛散するのを抑制することができる。
【0044】(実施例4)図7は本発明の他の流体回路
を備えた実施例4における要部拡大構成図を示す。
【0045】実施例4において、流体回路を、接続手段
15から第1分岐管42、ホース43a、43bを介し
て伸縮アーム手段11a、11bへ通流するように接続
された第1流体回路と、前記伸縮アーム手段11a、1
1bの固定式シリンダー18a、18bの一部、特にス
ライド制止部20a、20bの手前の部分から第2分岐
管61a、61bを配設し、この第2分岐管61a、6
1bを経てホース62を介してシャワー手段12へ通流
するように接続された第2流体回路とを、直列流体回路
に構成している。
【0046】なお実施例1と同―符号ものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0047】次に動作と作用に付いて説明すると、接続
手段から第1分岐管42を流れる流体は、先ず固定式シ
リンダー18a、18bに流入するが、摺動アーム19
a、19bの第1シール部22a、22bが第2分岐管
61a、61bを通過するまでは第2分岐管61a、6
1bには流れず、摺動アーム19a、19bの移動が終
了するまで固定式シリンダー18a、18b内に流入
し、摺動アーム19a、19bの移動に集中して作用を
続けることになる。第2分岐手段を超えると、初めて第
2流体回路へ流れ、流体圧が多少減圧しても第1シール
部22a、22bはスライド制止部20a、20bに到
達していることになり、伸縮アーム手段の伸び方向の移
動時間が速くなり、立ち上り特性が向上する。
【0048】
【発明の効果】以上の発明から明らかのように本発明の
シャワー装置によれば次の効果が得られる。
【0049】請求項1によれば、シャワーノズルと、前
記シャワーノズルを任意の位置に伸縮する摺動アームか
らなる伸縮アーム手段と、前記伸縮アーム手段を伸縮駆
動する駆動手段からシャワー装置を構成しているので、
人体が立っている場合あるいは風呂椅子に座っている場
合でも、伸縮ノズルが人体に包み込むように人体前面方
向に直線的にあるいは湾曲的に伸びるため、人体が本体
に向かっている姿勢の反対側のボディに対してもシャワ
ーが受けられ、人体自身を回す必要も無く、リラックス
したシャワー入浴感が得られる。さらに第1シール手段
は流体圧の大きさに応じてシール性が向上する構成にな
っているため、流体圧が変化しても、流体のリークが抑
制され、安定した作動が得られ、信頼性が向上する。
【0050】また請求項2によれば、伸縮アーム手段
は、第1シール手段から一部リークした流体を外部へ飛
散させないように前記摺動アームの外周壁に摺接もしく
は近接させ、前記固定式シリンダーに配した第2シール
部からシャワー装置を構成しているので、第1シール手
段から、万が一、流体がリークした場合でも、第2シー
ル手段によって、摺動アームの壁面に吸着しながら外部
へ飛散するのを抑制することができため、利用者に与え
る不快感や他部品への品質劣化への影響を軽減できる。
【0051】また請求項3によれば、第1シール手段
は、固定式シリンダーの内壁に摺接させるO−リング
と、前記O−リングを保持し、かつ摺動アームに配設し
たフランジ部と、前記O−リングの内面に流体圧が掛か
るように前記フランジ部に連通口を設けてシャワー装置
を構成しているので、流体圧が大きくなると、連通口を
経てO−リングの内面に作用する流体圧がO−リングを
広がる方向に作用するため、固定式シリンダーとのシー
ル性が向上する構成になっている。このため、流体圧が
変化しても、流体のリークが抑制され、安定した作動が
得られ、信頼性が向上する。
【0052】また請求項4によれば、第1シール手段
は、固定式シリンダーの内壁に摺接させるV形シールリ
ングと、前記V形シールリングを保持し、かつ摺動アー
ムに配設したフランジ部と、前記V形シールリングの凹
面側に流体圧が掛かるように前記フランジ部に連通口を
設けてシャワー装置を構成しているので、流体圧が大き
くなっても、連通口を経てV形シールリングの内面に作
用する流体圧によってV形シールリングを広がる方向に
作用し、かつ受圧面積が広く取れることや、柔らかさの
ため径方向に広がり安いことなどの利点が加わるため、
固定式シリンダーとのシール性が、さらに向上する構成
になっている。このため、流体圧が変化しても、流体の
リークが抑制され、安定した作動が得られ、信頼性が高
まる。
【0053】また請求項5によれば、第1シール手段の
O−リングまたはV形シールリングをふっ素系の弾性体
で成形してシャワー装置を構成しているので、固定式シ
リンダーの内壁を摺接させても、摩擦力が小さく滑り安
い。
【0054】また請求項6によれば、第2シール手段
は、摺動アームの外周壁に摺接もしくは近接させる内円
縁部を有するダイヤフラムと、前記ダイヤフラムの外円
縁部を保持し、前記ダイヤフラムと固定式シリンダーの
先端部、及び摺動アームとの間に貯溜室を設けるための
シール壁部と、前記貯溜室内に滞留した流体を外部へ排
出するために前記シール壁部に設けた排出管を具備し
て、シャワー装置を構成しているで、第1シール手段か
ら、万が一、流体がリークした場合でも、摺動アームの
壁面に吸着しながら外部へ飛散するのを抑制することが
できる。
【0055】また請求項7によれば、ダイヤフラムをゴ
ム等の弾性体またはテフロン、ふっ素系の樹脂で成形し
てシャワー装置を構成しているので、第2シール手段が
摺動アームの外周壁を摺接もしくは近接させてスライド
しても、摩擦力が小さく、滑り安く、かつ万が一、第1
シール手段から流体がリークした場合でも、摺動アーム
の壁面に吸着しながら外部へ飛散するのを抑制すること
ができ、信頼性が向上する。
【0056】また求項8によれば、流体回路は、接続手
段から第1分岐手段を介して伸縮アーム手段へ通流する
ように接続された第1流体回路と、前記伸縮アーム手段
の固定式シリンダーの一部から第2分岐手段管を経てホ
ースを介してシャワー手段へ通流するように接続された
第2流体回路と、直列に流体回路を具備してシャワー装
置を構成しているので、接続手段から第1分岐手段を流
れる流体は、先ず固定式シリンダーに流入するが、摺動
アームの第1シール部が第2分岐手段を通過するまでは
第2分岐手段には流れず、摺動アームの移動が終了する
まで固定式シリンダー内に流入し続ける。第2分岐手段
を超えると、初めて第2流体回路へ流れ、シャワー手段
から噴射されるため、伸縮アーム手段の伸び方向の移動
時間が速くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるシャワー装置の側面
構成図
【図2】同シャワー装置の正面構成図
【図3】同装置の第1シール部の要部拡大構成図
【図4】同装置の第2シール部の要部拡大構成図
【図5】本発明の実施例2の要部拡大構成図
【図6】本発明の実施例3における要部拡大構成図
【図7】本発明の実施例4におけるシャワー装置の側面
構成図
【図8】従来のシャワー装置の構成図
【符号の説明】
10a、10b ノズルヘッド 11a、11b 伸縮アーム手段 12 シャワー手段 14a、14b 駆動手段 15 接続手段 16 フロントカバー 17 筐体 18a、18b 固定式シリンダー 19a、19b 摺動アーム 20a、20b スライド制止部 21a、21b 流入管 22a、22b、50a、50b 第1シール部 23a、23b 第2シール部 24a、24b スプリング収納室 25a、25b スプリング 26a、26b、27、28、29a、29b シャワ
ーノズル 30a、30b O−リング 31a、31b、52a、52b フランジ部 32a、32b、33a、33b 連通口 34a、34b、56a、56b ダイヤフラム 35a、35b、57a、57b 貯溜室 36a、36b、58a、58b シール壁部 37a、37b、59b、59b 排出管 38a、38b スプリング係止部 39a、39b スプリングガイダー 40a、40b ノズルヘッドカバー 42a、42b 第1分岐管 43a、43b、44a、44b、45、46、47、
62 ホース 48a、48b 閉止部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 滋 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 河栗 正明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2D032 FA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワーノズルと、前記シャワーノズル
    を任意の位置に伸縮する摺動アームと、前記摺動アーム
    の滑動を保持する固定式シリンダーと、前記摺動アーム
    へ流入する流体が外部へリークしないように、かつ高圧
    力に成る程シール性が増すように前記摺動アームと前記
    固定式シリンダーとの間に配設した第1シール手段と、
    前記固定式シリンダーから前記摺動アームが必要以上に
    スライドさせないように前記固定式シリンダに設けたス
    ライド制止部からなる伸縮アーム手段と、前記伸縮アー
    ム手段を伸縮駆動する駆動手段から構成するシャワー装
    置。
  2. 【請求項2】 伸縮アーム手段は、第1シール手段から
    一部リークした流体を外部へ飛散させないように前記摺
    動アームの外周壁に摺接もしくは近接させ、前記固定式
    シリンダーに配した第2シール部を有する請求項1記載
    のシャワー装置。
  3. 【請求項3】 第1シール手段は、固定式シリンダーの
    内壁に摺接させるO−リングと、前記O−リングを保持
    し、かつ摺動アームに配設したフランジ部と、前記O−
    リングの内面に流体圧が掛かるように前記フランジ部に
    連通口を設けて構成した請求項1記載のシャワー装置。
  4. 【請求項4】 第1シール手段は、固定式シリンダーの
    内壁に摺接させるV形シールリングと、前記V形シール
    リングを保持し、かつ摺動アームに配設したフランジ部
    と、前記V形シールリングの凹面側に流体圧が掛かるよ
    うに前記フランジ部に連通口を設けて構成した請求項1
    記載のシャワー装置。
  5. 【請求項5】 O−リングまたはV形シールリングをふ
    っ素系の弾性体で成形した請求項1または2記載のシャ
    ワー装置。
  6. 【請求項6】 第2シール手段は、摺動アームの外周壁
    に摺接もしくは近接させる内円縁部を有するダイヤフラ
    ムと、前記ダイヤフラムの外円縁部を保持し、前記ダイ
    ヤフラムと固定式シリンダーの先端部、及び摺動アーム
    との間に貯溜室を設けるためのシール壁部と、前記貯溜
    室内に滞留した流体を外部へ排出するために前記シール
    壁部に設けた排出管を具備して構成さした請求項1記載
    のシャワー装置。
  7. 【請求項7】 ダイヤフラムをゴム等の弾性体またはテ
    フロン(登録商標)、ふっ素系の樹脂で成形した請求項
    5記載のシャワー装置。
  8. 【請求項8】 流体回路は、接続手段から第1分岐手段
    を介して伸縮アーム手段へ通流するように接続された第
    1流体回路と、前記伸縮アーム手段の固定式シリンダー
    の一部から第2分岐手段を経てホースを介してシャワー
    手段へ通流するように接続された第2流体回路の並列流
    体回路に構成した請求項1記載のシャワー装置。
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