JP2001339939A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JP2001339939A
JP2001339939A JP2000154692A JP2000154692A JP2001339939A JP 2001339939 A JP2001339939 A JP 2001339939A JP 2000154692 A JP2000154692 A JP 2000154692A JP 2000154692 A JP2000154692 A JP 2000154692A JP 2001339939 A JP2001339939 A JP 2001339939A
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capacitors
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Atsushi Yamada
敦史 山田
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換効率の向上が図れる上に、負荷電流駆動
能力を大きくして負荷電流を多く供給できるDC−DC
コンバータの提供。 【解決手段】 プリレギュレータ11は、直流電源1の
直流電圧を入力するとともに、出力電圧が一定値となる
ように制御することにより、昇圧回路12の入力電圧が
一定になるようにする。昇圧回路12は、第1の期間に
は、コンデンサC1、C2を並列接続して入力電圧で充
電すると同時に、コンデンサC3、4を直列接続してそ
の直前の充電電圧を外部に取り出し、第2の期間には、
コンデンサC3、C4を並列接続して入力電圧で充電す
ると同時に、コンデンサC1、C2を直列接続して直前
の充電電圧を外部に取り出し、その第1と第2の期間の
各動作を交互に行う。シリーズレギュレータ13は、昇
圧回路12から出力される昇圧電圧の安定化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力直流電圧から
任意の出力直流電圧を作るDC−DCコンバータに関
し、特に、電圧の変換効率の良いDC−DCコンバータ
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のDC−DCコンバータの
一例としては、図20に示すようなものが知られてい
る。
【0003】これは、昇圧型のDC−DCコンバータで
あり、図20に示すように、チャージポンプ方式の昇圧
回路2と、シリーズレギュレータ(安定化回路)3とを
少なくとも備えている。
【0004】また、昇圧回路2は、その入力側が直流電
源1に接続され、その出力端子とグランド間にはコンデ
ンサC10が接続されている。また、昇圧回路2は、図
21に示すように、コンデンサCFとトランジスタから
なる4つスイッチS1〜S4から構成されている。シリ
ーズレギュレータ3は、その出力端子とグランド間にコ
ンデンサC20が接続されている。
【0005】このような構成からなるDC−DCコンバ
ータでは、直流電源1からの直流電圧(例えば3V)を
昇圧回路2で昇圧させ、例えば6V程度の昇圧電圧を得
る。この昇圧動作は、図21(A)の充電動作と同図
(B)の転送動作を交互に繰り返すことにより行われ
る。
【0006】すなわち、充電動作のときには、一方のク
ロックの半周期でスイッチS2、S3のみが閉状態にな
り、コンデンサCFが3Vに充電される。一方、転送動
作のときには、他方のクロックの半周期でスイッチS
1、S4のみが閉状態になり、コンデンサCFの充電電
圧3Vと電源電圧VDDの3Vとが直列に印加されて6
Vとなり、この電圧が出力電圧VOUTになる。この昇
圧電圧は、シリーズレギュレータ3で降圧されて、所望
の直流電圧(例えば3.3V)を得るようにしていた。
【0007】一方、従来のDC−DCコンバータの他の
例として、図示しないが、降圧型のDC−DCコンバー
タが知られている。
【0008】この降圧型のDC−DCコンバータは、入
力電圧をチャージポンプ方式で降圧してシリーズレギュ
レータを介して所望の出力電圧を得るか、または入力電
圧を適度な電圧値に降圧してからチャージポンプ方式で
降圧して所望の出力電圧を得るようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の昇圧
型のDC−DCコンバータでは、昇圧回路2において、
入力の最低電圧を考慮して昇圧させるために、シリーズ
レギュレータ3の出力に対して必要以上に昇圧させてい
た。このため、シリーズレギュレータ3での電圧降下分
が大きくなり、この電圧降下は抵抗によって行われるた
めに、その電力消費が大きくなり、その結果、電圧の変
換効率を低下させていた。
【0010】また、昇圧回路2は、図21に示すように
構成され、上記のように一方のクロックの半周期にコン
デンサCFを充電し、他方のクロックの半周期にその充
電電荷を出力するようになっている。このため、シリー
ズレギュレータに接続される負荷の負荷電流が多い場合
には、その負荷を使用できないという不都合も生じてい
た。
【0011】一方、従来の降圧型のDC−DCコンバー
タでは、負荷容量が大きく負荷電流を多く流す場合に
は、シリーズレギュレータでの電圧(変換)損失が発生
して、変換効率が低下するという不都合が発生してい
た。
【0012】そこで、本発明の目的は、DC−DCコン
バータが昇圧型または降圧型にかかわらず、変換効率の
向上が図れる上に、負荷電流駆動能力を大きくして負荷
電流を多く供給できるDC−DCコンバータを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し、本発
明の目的を達成するために、請求項1〜請求項11に記
載の各発明は以下のように構成した。
【0014】すなわち、請求項1に記載の発明は、入力
直流電圧から任意の出力直流電圧を作るDC−DCコン
バータにおいて、前記入力直流電圧を入力して直流電圧
を出力するとともに、その出力直流電圧が後段で必要と
する所定値になるように制御する電圧制御手段と、前記
出力直流電圧をN倍に昇圧させる昇圧手段と、を少なく
とも備えたことを特徴とするものである。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のDC−DCコンバータにおいて、前記電圧制御手段
は、スイッチング・レギュレータからなることを特徴と
するものである。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
昇圧手段は、2つのコンデンサを有し、第1の期間には
前記コンデンサを並列接続して前記電圧制御手段の出力
電圧で充電し、第2の期間には前記コンデンサを直列接
続してその充電電圧を外部に取り出し、前記第1と前記
第2の期間の各動作を交互に行うようになっていること
を特徴とするものである。
【0017】請求項4に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
昇圧手段は、一方の一対のコンデンサと、他方の一対の
コンデンサとを有し、第1の期間には、前記一方の一対
のコンデンサを並列接続して前記電圧制御手段の出力電
圧で充電すると同時に、前記他方の一対のコンデンサを
直列接続してその直前の充電電圧を外部に取り出し、第
2の期間には、前記他方の一対のコンデンサを並列接続
して前記出力電圧で充電すると同時に、前記一方の一対
のコンデンサを直列接続して直前の充電電圧を外部に取
り出し、前記第1と第2の期間の各動作を交互に行うよ
うになっていることを特徴とするものである。
【0018】請求項5に記載の発明は、請求項1または
請求項2に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
昇圧手段は、2つのコンデンサを有し、第1の期間に
は、前記一方のコンデンサを前記電圧制御手段の出力電
圧で充電すると同時に、前記他方のコンデンサの直前の
充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出し、第2の
期間には、前記他方のコンデンサを前記電圧制御手段の
出力電圧で充電すると同時に、前記一方のコンデンサの
直前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出し、
前記第1と第2の期間の各動作を交互に行うようになっ
ていることを特徴とするものである。
【0019】請求項6に記載の発明は、請求項1から請
求項5のうちのいずれか1の請求項に記載のDC−DC
コンバータにおいて、前記昇圧手段の後段に、その昇圧
手段の出力電圧を安定化する安定化手段を、さらに備え
たことを特徴とするものである。
【0020】このように、請求項1から請求項6に記載
の各発明では、後段で必要とする電圧を生成する電圧制
御手段を備えるようにした。このため、昇圧型のDC−
DCコンバータにおいて、昇圧手段の入力電圧を不必要
に昇圧させることがなくなり、後段で必要以上にその昇
圧電圧を降圧する必要がなくなるので、電圧の変換効率
を格段に向上できる。
【0021】また、請求項2に記載の発明では、電圧制
御手段をスイッチング・レギュレータにより構成するよ
うにしたので、消費電力が低減でき、電圧の変換効率を
さらに向上できる。
【0022】さらに、請求項4に記載の発明では、昇圧
手段が、第1の期間には、一方の一対のコンデンサを並
列接続して電圧制御手段の出力電圧で充電すると同時
に、他方の一対のコンデンサを直列接続してその直前の
充電電圧を外部に取り出し、第2の期間には、他方の一
対のコンデンサを並列接続してその出力電圧で充電する
と同時に、一方の一対のコンデンサを直列接続して直前
の充電電圧を外部に取り出し、その第1と第2の期間の
各動作を交互に行うようにした。このため、負荷電流駆
動能力を大きくして負荷電流を多く供給できる上に、出
力電圧のリップルを減少することができる。
【0023】また、請求項5に記載の発明では、前記昇
圧手段が、第1の期間には、一方のコンデンサを電圧制
御手段の出力電圧で充電すると同時に、他方のコンデン
サの直前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出
し、第2の期間には、他方のコンデンサを電圧制御手段
の出力電圧で充電すると同時に、一方のコンデンサの直
前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出し、そ
の第1と第2の期間の各動作を交互に行うようにした。
このため、電源の電圧が、電池のように時間とともに減
少しない固定電圧の場合には、使用するコンデンサなど
の部品を減少して小型化が図れる。
【0024】さらに、請求項6に記載の発明では、昇圧
手段の後段に、その昇圧手段の出力電圧を安定化する安
定化手段を設けるようにしたので、昇圧スイッチング動
作で発生するリプル電圧(ノイズ)を低減でき、出力電
圧の低ノイズ化、安定化が図れる。一方、請求項7に記
載の発明は、入力直流電圧から任意の出力直流電圧を作
るDC−DCコンバータにおいて、前記入力直流電圧を
入力して直流電圧を出力するとともに、その出力直流電
圧が後段で必要とする所定値になるように制御する電圧
制御手段と、前記出力直流電圧を1/N倍に降圧させる
降圧手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0025】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
のDC−DCコンバータにおいて、前記電圧制御手段
は、スイッチング・レギュレータからなることを特徴と
するものである。
【0026】請求項9に記載の発明は、請求項7または
請求項8に記載のDC−DCコンバータにおいて、前記
降圧手段は、2つのコンデンサを有し、第1の期間には
前記コンデンサを直列接続して前記電圧制御手段の出力
電圧で充電し、第2の期間には前記コンデンサを並列接
続してその充電電圧を外部に取り出し、前記第1と前記
第2の期間の各動作を交互に行うようになっていること
を特徴とするものである。
【0027】請求項10に記載の発明は、請求項7また
は請求項8に記載のDC−DCコンバータにおいて、前
記降圧手段は、一方の一対のコンデンサと、他方の一対
のコンデンサとを有し、第1の期間には、前記一方の一
対のコンデンサを直列接続して前記電圧制御手段の出力
電圧で充電すると同時に、前記他方の一対のコンデンサ
を並列接続してその直前の充電電圧を外部に取り出し、
第2の期間には、前記他方の一対のコンデンサを直列接
続して前記出力電圧で充電すると同時に、前記一方の一
対のコンデンサを並列接続して直前の充電電圧を外部に
取り出し、前記第1と第2の期間の各動作を交互に行う
ようになっていることを特徴とするものである。
【0028】請求項11に記載の発明は、請求項7から
請求項10のうちのいずれか1の請求項に記載のDC−
DCコンバータにおいて、前記降圧手段の後段に、その
降圧手段の出力電圧を安定化する安定化手段を、さらに
備えたことを特徴とするものである。
【0029】このように、請求項7から請求項11に記
載の各発明では、後段で必要とする電圧を生成する電圧
制御手段を備えるようにした。このため、降圧型のDC
−DCコンバータにおいて、降圧手段の入力電圧を不必
要に降圧させることがなくなり、後段で必要以上にその
降圧電圧を降圧する必要がなくなるので、電圧の変換効
率を格段に向上できる。
【0030】また、請求項8に記載の発明では、電圧制
御手段をスイッチング・レギュレータにより構成するよ
うにしたので、消費電力が低減でき、電圧の変換効率を
さらに向上できる。
【0031】さらに、請求項10に記載の発明では、降
圧手段が、第1の期間には、一方の一対のコンデンサを
直列接続して入力電圧で充電すると同時に、他方の一対
のコンデンサを並列接続してその直前の充電電圧を外部
に取り出し、第2の期間には、他方の一対のコンデンサ
を直列接続して入力電圧で充電すると同時に、一方の一
対のコンデンサを並列接続して直前の充電電圧を外部に
取り出し、その第1と第2の期間の各動作を交互に行う
ようにした。このため、負荷電流駆動能力を大きくして
負荷電流を多く供給できる上に、出力電圧のリップルを
減少することができる。
【0032】また、請求項11に記載の発明では、降圧
手段の後段に、その降圧手段の出力電圧を安定化する安
定化手段を設けるようにしたので、降圧スイッチング動
作で発生するリプル電圧(ノイズ)を低減できて、出力
電圧の低ノイズ化、安定化が図れる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0034】図1は、本発明のDC−DCコンバータの
第1実施形態の構成を示すブロック図である。
【0035】この第1実施形態にかかるDC−DCコン
バータは、昇圧型のDC−DCコンバータであり、図1
に示すように、電圧制御手段としてのプリレギュレータ
11と、昇圧手段としての昇圧回路12と、安定化手段
としてのシリーズレギュレータ13と、制御信号生成部
14と、を少なくとも備えたものである。
【0036】プリレギュレータ11は、直流電源1の直
流電圧を入力するとともに、出力直流電圧が後段で必要
とする所定値となるように制御することにより、昇圧回
路12の入力電圧を制御し、もって、昇圧回路12の昇
圧電圧を所定値に維持するようになっている。なお、こ
のプリレギュレータ11は、電力消費を軽減して効率化
が図れる点で、後述のようなスイッチング・プリレギュ
レータが好ましい。昇圧回路12は、後述のように複数
のコンデンサのコンデンサを有し、そのコンデンサを入
力電圧で充電させ、その充電電圧を利用してその入力電
圧のN倍の電圧を生成し、この昇圧した電圧を出力する
ようになっている。ここで、Nは2、3…というように
2以上の整数である。
【0037】シリーズレギュレータ13は、昇圧回路1
2の昇圧電圧をそのまま出力すると昇圧動作により発生
するスイッチングノイズが出力電圧に影響し、接続され
ている回路においてノイズによる誤動作や信号ノイズが
重畳して不具合を発生させるおそれがあるので、これを
防止するためにその出力電圧の低ノイズ化、安定化を図
るようになっている。なお、負荷によっては、このシリ
ーズレギュレータ13は必ずしも必要ではないので、省
略することが可能である。
【0038】制御信号生成部14は、プリレギュレータ
11の後述のオア回路と昇圧回路12の後述の各トラン
ジスタに供給する各種の制御信号を生成するものであ
り、例えば図1に示すように、CR発振回路などからな
る発振回路141と、その発振回路141の出力を分周
する分周回路142と、その分周回路142からの出力
信号に位相差を持たせ上記の各種の制御信号を発生する
位相差発生回路143とから構成される。
【0039】次に、この第1実施形態のプリレギュレー
タ11、昇圧回路12、およびシリーズレギュレータ1
3の具体的な回路の構成について、図2を参照しながら
説明する。
【0040】プリレギュレータ11は、図2に示すよう
に、基準電圧発生回路111と、出力電圧を検出する出
力電圧検出回路112と、コンパレータとして機能する
オペアンプ113と、ナンドゲート114と、オアゲー
ト115と、スイッチ素子としてのPMOSトランジス
タQ1とからなり、これらによりスイッチング・プリレ
ギュレータを構成している。
【0041】基準電圧発生回路111は、オペアンプ1
13が出力電圧検出回路112の検出出力電圧と比較す
る際の基準電圧を発生し、この基準電圧がオペアンプ1
13の+入力端子に供給されるようになっている。出力
電圧検出回路112は、昇圧回路12の入力共通線29
とグランドとの間に抵抗R1、R2を直列に接続させ、
その抵抗R1と抵抗R2の共通接続点をオペアンプ11
3の−入力端子に接続させている。
【0042】オペアンプ113は、その出力端子がナン
ドゲート114の一方の入力端子に接続されている。オ
アゲート115は、その一方の入力端子に制御信号生成
部14からの制御信号(/CL1)が入力され、その他
方の入力端子に制御信号(/XCL1)が入力されるよ
うになっている。ここで、上記の「/」は反転を示す記
号であり、以下同様とする。
【0043】オアゲート115の出力端子は、ナンドゲ
ート114の他方の入力端子に接続されている。ナンド
ゲート114の出力端子は、PMOSトランジスタQ1
のゲートに接続されている。また、PMOSトランジス
タQ1は、そのソースが直流電源1と接続する入力端子
21に接続され、そのドレインが昇圧回路12の入力側
に接続されている。
【0044】次に、昇圧回路12について説明すると、
この昇圧回路12は、図2に示すように、スイッチ素子
として機能するMOSトランジスタQ2〜Q11を例え
ば集積回路化してパッケージに収納するとともに、外付
け端子22〜28にコンデンサC1〜C5が接続される
ようになっている。
【0045】ここで、コンデンサC1〜C4の各静電容
量値は、好ましくは同一とする。また、コンデンサC
1、C2は後述のように一対として機能し、コンデンサ
C3、C4は同様に一対として機能するようになってい
る。さらに、コンデンサC1〜C4の各静電容量値は、
コンデンサC5の静電容量値よりも小さくする。
【0046】昇圧回路12は、図2に示すように入力共
通線29を有し、その入力共通線29と端子23との間
に、PMOSトランジスタQ2とPMOSトランジスタ
Q3とが直列に接続されている。PMOSトランジスタ
Q2、Q3の共通接続部は端子22に接続され、端子2
2とグランドとの間にコンデンサC1が接続されてい
る。端子23とグランド間には、NMOSトランジスタ
Q4が接続されている。端子23と端子26との間に
は、コンデンサC2が接続されている。PMOSトラン
ジスタQ2のゲートには、制御信号生成部14から制御
信号CL1が供給され、PMOSトランジスタQ3のゲ
ートには制御信号XCL1が供給され、NMOSトラン
ジスタQ4のゲートには制御信号(/CL1)が供給さ
れるようになっている。
【0047】さらに、入力共通線29と端子24との間
に、PMOSトランジスタQ5とPMOSトランジスタ
Q6とが直列に接続されている。PMOSトランジスタ
Q5、Q6の共通接続部は端子28に接続され、端子2
8とグランドとの間にコンデンサC3が接続されてい
る。端子24とグランド間には、NMOSトランジスタ
Q7が接続されている。端子24と端子25との間に
は、コンデンサC4が接続されている。PMOSトラン
ジスタQ5のゲートには、制御信号生成部14から制御
信号XCL1が供給され、PMOSトランジスタQ6の
ゲートには制御信号CL1が供給され、NMOSトラン
ジスタQ7のゲートには制御信号(/XCL1)が供給
されるようになっている。
【0048】また、入力共通線29と出力線30との間
に、PMOSトランジスタQ8とPMOSトランジスタ
Q9とが直列に接続されている。PMOSトランジスタ
Q8、Q9の共通接続部は端子25に接続されている。
PMOSトランジスタQ8のゲートには制御信号XCL
2が供給され、PMOSトランジスタQ9のゲートには
制御信号CL2が供給されるようになっている。
【0049】さらに、入力共通線29と端子27との間
に、PMOSトランジスタQ10とPMOSトランジス
タQ11とが直列に接続されている。PMOSトランジ
スタQ10、Q11の共通接続部は端子26に接続され
ている。端子27は出力線30と接続されるとともに、
その端子27とグランドとの間には、コンデンサC5が
接続されている。PMOSトランジスタQ10のゲート
には制御信号CL2が供給され、PMOSトランジスタ
Q11のゲートには制御信号XCL2が供給されるよう
になっている。
【0050】次に、シリーズレギュレータ13について
説明すると、このシリーズレギュレータ13は、図2に
示すように、基準電圧発生回路131と、出力電圧を検
出する出力電圧検出回路132と、オペアンプ133
と、PMOSトランジスタQ12とから構成される。
【0051】基準電圧発生回路131は、オペアンプ1
33が出力電圧検出回路132の検出出力電圧と比較す
る際の基準電圧を発生し、この基準電圧がオペアンプ1
33の−入力端子に供給されるようになっている。
【0052】出力電圧検出回路132は、出力端子31
とグランドとの間に抵抗R3、R4を直列に接続させ、
その抵抗R3と抵抗R4の共通接続点がオペアンプ13
3の+入力端子に接続されている。出力端子31とグラ
ンドとの間にコンデンサC6が接続されている。
【0053】オペアンプ133は、その出力端子がPM
OSトランジスタQ12のゲートに接続されている。P
MOSトランジスタQ12は、昇圧回路12の出力線3
0と、シリーズレギュレータ13の出力端子31との間
に接続されている。
【0054】次に、以上のように構成される第1実施形
態の各部の動作について、図面を参照して説明する。
【0055】まず、図2に示す昇圧回路12の動作につ
いて、図2〜図4を参照して説明する。
【0056】いま、図3に示すように例えば時刻t1で
は、制御信号生成部14から出力される制御信号(/C
L1)が立ち下がり、制御信号CL1、CL2は立ち上
がる。このため、制御信号(/CL1)によりMOSト
ランジスタQ4がオフとなり、制御信号CL1によりM
OSトランジスタQ2、Q6がオフとなり、制御信号C
L2によりMOSトランジスタQ9、Q10がオフとな
る。
【0057】また、時刻t1では、制御信号XCL1、
(/XCL1)、XCL2は変化がないので、制御信号
XCL1により制御されるMOSトランジスタQ3、Q
5はオフのままであり、制御信号(/XCL1)により
制御されるMOSトランジスタQ7はオフのままであ
り、制御信号XCL2により制御されるMOSトランジ
スタQ8、Q11はオフのままである。
【0058】次に、時刻t2になると、制御信号XCL
1、XCL2が立ち下がり、制御信号(/XCL1)が
立ち上がる。このため、制御信号XCL1によりMOS
トランジスタQ3、Q5とがオンとなり、制御信号XC
L2によりMOSトランジスタQ8、Q11がオンとな
り、制御信号(/XCL1)によりMOSトランジスタ
Q7がオンになる。
【0059】また、時刻t2では、制御信号(/CL
1)、CL1、CL2は変化がないので、MOSトラン
ジスタQ4がオフ、MOSトランジスタQ2、Q6がオ
フ、MOSトランジスタQ9、Q10がオフの状態を維
持する。
【0060】その後、時刻t2から時刻t3の期間T1
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)、CL2、XCL2は、図3に示すようにい
ずれも変化しないので、MOSトランジスタQ2〜Q1
1の各状態は図4に示すようになる。従って、期間T1
では、図6(A)に示すように、コンデンサC3とコン
デンサC4が並列に接続されて入力電圧により充電され
る一方、コンデンサC1とコンデンサC2とが直列に接
続されてその充電電圧が出力電圧となる。
【0061】時刻t3になると、制御信号XCL1、X
CL2が立ち上がるとともに制御信号(/XCL1)が
立ち下がり、制御信号(/CL1)、CL1、CL2は
変化がない。このため、MOSトランジスタQ3、Q
5、Q7、Q8、Q11がオフとなり、MOSトランジ
スタQ2、Q4、Q6、Q9、Q10はオフの状態を維
持する。
【0062】次に、時刻t4になると、制御信号(/C
L1)が立ち上がるとともに制御信号CL1、CL2が
立ち下がる一方、制御信号XCL1、(/XCL1)、
XCL2に変化はない。このため、MOSトランジスタ
Q2、Q4、Q6、Q9、Q10はオンになり、MOS
トランジスタQ3、Q5、Q7、Q8、Q11はオフの
状態を維持する。
【0063】その後、時刻t4から時刻t5の期間T2
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)、CL2、XCL2は、図3に示すようにい
ずれも変化しないので、MOSトランジスタQ2〜Q1
1の各状態は図5に示すようになる。従って、期間T2
では、図6(B)に示すように、コンデンサC1とコン
デンサC2が並列に接続されて入力電圧により充電され
る一方、コンデンサC3とコンデンサC4とが直列に接
続されてその充電電圧が出力電圧となる。
【0064】以後、このような動作を繰り返し、その出
力電圧がシリーズレギュレータ13に供給される。
【0065】次に、図2に示すプリレギュレータ11の
各部の動作について、図面を参照して説明する。
【0066】上述のように、昇圧回路12では、一対の
コンデンサC1、C2と、一対のコンデンサC3、C4
とが交互に充電されるが、この第1実施形態では、その
昇圧回路12の昇圧電圧、すなわちコンデンサC1〜C
4の充電電圧を所定値に維持し、出力電圧を所定値にす
る必要があり、プリレギュレータ11がその役目を果た
している。
【0067】すなわち、プリレギュレータ11では、出
力電圧検出回路112が出力電圧(昇圧回路12の入力
電圧)を検出する。オペアンプ113は、その検出出力
電圧を基準電圧発生回路11の発生する基準電圧と比較
し、検出出力電圧が基準電圧を上回る場合には、「L」
レベルの信号を出力し、逆に、検出出力電圧が基準電圧
を下回る場合には、「H」レベルの信号を出力する。
【0068】一方、オアゲート115には、図3に示す
制御信号(/CL1)、(/XCL1)が入力されてい
る。このため、オアゲート115の出力は、時刻t1〜
t2では「L」レベル、時刻t2〜t3では「H」レベ
ル、時刻t3〜t4では「L」レベル、時刻t4〜t5
では「H」レベルというように、「L」レベルと「H」
レベルとを交互に繰り返す。
【0069】このため、オペアンプ113の出力は、検
出出力電圧の基準電圧に応じて「H」または「L」レベ
ルとなり、これがナンドゲート114に入力されるが、
この入力はオアゲート115の出力により断続的に制御
される。この結果、MOSトランジスタQ1は、プリレ
ギュレータ11の出力電圧が一定の電圧(例えば1.8
V)となるようにスイッチング制御される。
【0070】次に、図2に示すシリーズレギュレータ1
3の各部の動作について、図面を参照して説明する。
【0071】シリーズレギュレータ13では、出力電圧
検出回路132が出力電圧を検出する。オペアンプ13
3は、その検出出力電圧を基準電圧発生回路131の発
生する基準電圧と比較し、検出出力電圧に応じてその出
力電圧を制御する。これによりMOSトランジスタQ1
2の出力抵抗が制御されてシリーズレギュレータ13の
入力電圧が制御され、その結果、その出力電圧(例えば
3.3V)が所定になる。
【0072】次に、図1に示す第1実施形態と図20に
示す従来のDC−DCコンバータについて、電圧変換効
率を試算した一例を図7に示す。
【0073】第1実施形態において、図1に示すよう
に、プリレギュレータ11の入力電圧を3V、シリーズ
レギュレータ13の出力電圧を3.3V、プリレギュレ
ータ11の出力を1.8V、昇圧回路12の出力電圧を
1.8V×2=3.6Vとし、プリレギュレータ11の
変換効率を100%とすると、その変換効率は、(3.
3V/3.6V)×100≒92%となる。
【0074】一方、従来のDC−DCコンバータにおい
て、図20に示すように、昇圧回路2の入力電圧を3
V、シリーズレギュレータ3の入力電圧を6V、シリー
ズレギュレータ3の出力電圧を3.3Vとし、昇圧回路
2の変換効率を100%とすると、その変換効率は、
(3.3V/6V)×100≒55%となる。
【0075】実際には、プリレギュレータ11や昇圧回
路2のスイッチングトランジスタでのオン抵抗によるロ
スが発生するので、その各変換効率は上記よりも低下
し、それを考慮した試算結果は、図7に示すようにな
る。
【0076】次に、第1実施形態のリプル特性と電流駆
動能力について、図8を参照して説明する。
【0077】第1実施形態において、昇圧回路12の構
成が図2に示すような場合には(2相駆動の場合)、昇
圧回路12の出力電圧は、図8(B)に示すようにな
る。一方、第1実施形態において、昇圧回路12をコン
デンサC1、C2と、これを充放電する回路とから構成
する場合には(1相駆動の場合)、その出力電圧は図8
(A)に示すようになる。なお、この1相駆動の場合
は、図21の従来のDC−DCコンバータの昇圧回路に
相当する。
【0078】ここで、図8(B)に示す2相駆動の場合
の出力電圧のリプル電圧をΔV2、図8(A)に示す1
相駆動の場合の出力電圧のリプル電圧をΔV1とする
と、両者の関係は、ΔV2≒(ΔV1/2)となり、リ
プルが従来の1/2に改善される。
【0079】従って、第1実施形態において昇圧回路1
2が図2に示すような2相駆動を採用する場合には、1
相駆動の昇圧回路(従来の昇圧回路)に比べて電流駆動
能力が2倍となり、出力インピーダンスは1/2とな
る。例えば、出力インピーダンスが200Ωとすれば、
100Ωに低減される。
【0080】次に、図2に示すプリレギュレータ11の
変形例について、図9を参照して説明する。
【0081】このプリレギュレータ11Aは、図2に示
すプリレギュレータ11に対して、基準電圧を発生する
基準電圧発生回路116と、抵抗R5、R6からなり昇
圧回路12の出力電圧またはシリーズレギュレータ13
の出力電圧を検出する電圧検出回路117と、コンパレ
ータとして機能するオペアンプ118と、オアゲート1
19とを追加したものであり、オアゲート119にオペ
アンプ113、118の各出力を入力するとともに、オ
アゲート119の出力をナンドゲート114に出力する
ようにしたものである。なお、他の部分の構成は、図2
のプリレギュレータ11の構成と同様であるので、同一
符号を付してその説明は省略する。
【0082】このような構成からなるプリレギュレータ
11Aでは、電圧検出回路117が昇圧回路12の出力
電圧を検出する場合には、その出力電圧に応じて昇圧回
路12の入力電圧を制御できるので、負荷に応じて出力
電圧を所定値にできるという利点がある。
【0083】以上説明したように、この第1実施形態で
は、後段の必要とする電圧を発生するプリレギュレータ
11を備えるようにしたので、昇圧型のDC−DCコン
バータにおいて、昇圧回路12の入力電圧を不必要に昇
圧させることがなくなり、後段で必要以上にその昇圧電
圧を降圧する必要がなくなるので、電圧の変換効率を格
段に向上できる。
【0084】また、この第1実施形態では、プリレギュ
レータ11を図2に示すようなスイッチング・レギュレ
ータにより構成するようにしたので、消費電力が低減で
き、電圧の変換効率をさらに向上できる。
【0085】さらに、この第1実施形態では、昇圧回路
12が、第1の期間には、コンデンサC1、C2を並列
接続して充電すると同時に、コンデンサC3、4を直列
接続してその直前の充電電圧を外部に取り出し、第2の
期間には、コンデンサC3、C4を並列接続して充電す
ると同時に、コンデンサC1、C2を直列接続して直前
の充電電圧を外部に取り出し、その第1と第2の期間の
各動作を交互に行うようにした。このため、負荷電流駆
動能力を大きくして負荷電流を多く供給することができ
る上に、出力電圧のリップルを減少することができる。
【0086】また、この第1実施形態では、昇圧回路1
2の後段に、その昇圧回路12の出力電圧を安定化する
シリーズレギュレータ13を設けるようにしたので、昇
圧動作により発生するスイッチング雑音などがある場合
にもその影響を取り除くことができ出力電圧の安定化が
図れる。
【0087】次に、本発明のDC−DCコンバータの第
2実施形態の構成例について、図10を参照して説明す
る。
【0088】この第2実施形態にかかるDC−DCコン
バータは、図2の第1実施形態におけるコンデンサC
1、C3に代えて直流電源1の電圧を使用するようにし
たものであり、このために、図2に示す第1実施形態の
昇圧回路12を図10に示す昇圧回路12Aに代えるよ
うにしたものである。
【0089】この第2実施形態は、昇圧回路12を昇圧
回路12Aに代えた点を除けば、図2に示す第1実施形
態の構成と同様であるので、他の部分の構成要素には同
一符号を付してその説明は省略する。
【0090】図10に示す昇圧回路12Aは、図2に示
す昇圧回路12からコンデンサC1、C3、およびMO
SトランジスタQ2、Q5を省略するとともに、MOS
トランジスタQ3、Q6の各ソースを端子22に接続
し、さらに端子22を端子21に接続するようにしたも
のである。
【0091】なお、昇圧回路12Aの他の部分の構成は
昇圧回路12の構成と同様であるので、他の部分の構成
要素には同一符号を付してその説明は省略する。
【0092】また、この第2実施形態では、図2の第1
実施形態におけるコンデンサC1、C3に代えて直流電
源1の電圧を使用するようにしたので、直流電源1は電
池のように時間とともに電圧が低下するものではなく、
交流電圧を整流して固定的な直流電圧をものが好まし
い。
【0093】次に、以上のように構成される第2実施形
態の昇圧回路12Aの動作について、図3、図10〜図
13を参照して説明する。
【0094】いま、図3に示すように例えば時刻t1で
は、制御信号生成部14から出力される制御信号(/C
L1)が立ち下がり、制御信号CL1、CL2は立ち上
がる。このため、制御信号(/CL1)によりMOSト
ランジスタQ4がオフとなり、制御信号CL1によりM
OSトランジスタQ6がオフとなり、制御信号CL2に
よりMOSトランジスタQ9、Q10がオフとなる。
【0095】また、時刻t1では、制御信号XCL1、
(/XCL1)、XCL2は変化がないので、制御信号
XCL1により制御されるMOSトランジスタQ3はオ
フのままであり、制御信号(/XCL1)により制御さ
れるMOSトランジスタQ7はオフのままであり、制御
信号XCL2により制御されるMOSトランジスタQ
8、Q11はオフのままである。
【0096】次に、時刻t2になると、制御信号XCL
1、XCL2が立ち下がり、制御信号(/XCL1)が
立ち上がる。このため、制御信号XCL1によりMOS
トランジスタQ3がオンとなり、制御信号XCL2によ
りMOSトランジスタQ8、Q11がオンとなり、制御
信号(/XCL1)によりMOSトランジスタQ7がオ
ンになる。また、時刻t2では、制御信号(/CL
1)、CL1、CL2は変化がないので、MOSトラン
ジスタQ4、Q6、Q9、Q10がオフの状態を維持す
る。
【0097】その後、時刻t2から時刻t3の期間T1
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)、CL2、XCL2は、図3に示すようにい
ずれも変化しないので、MOSトランジスタQ3、Q
4、Q6〜Q11の各状態は図11に示すようになる。
従って、期間T1では、図13(A)に示すように、コ
ンデンサC4が入力電圧により充電される一方、直流電
源1とコンデンサC2とが直列に接続されてその直列電
圧が出力電圧となる。
【0098】時刻t3になると、制御信号XCL1、X
CL2が立ち上がるとともに制御信号(/XCL1)が
立ち下がり、制御信号(/CL1)、CL1、CL2は
変化がない。このため、MOSトランジスタQ3、Q
7、Q8、Q11がオフとなり、MOSトランジスタQ
4、Q6、Q9、Q10はオフの状態を維持する。
【0099】次に、時刻t4になると、制御信号(/C
L1)が立ち上がるとともに制御信号CL1、CL2が
立ち下がる一方、制御信号XCL1、(/XCL1)、
XCL2に変化はない。このため、MOSトランジスタ
Q4、Q6、Q9、Q10はオンになり、MOSトラン
ジスタQ3、Q7、Q8、Q11はオフの状態を維持す
る。
【0100】その後、時刻t4から時刻t5の期間T2
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)、CL2、XCL2は、図3に示すようにい
ずれも変化しないので、MOSトランジスタQ3、Q
4、Q6〜Q11の各状態は図12に示すようになる。
従って、期間T2では、図13(B)に示すように、コ
ンデンサC2が入力電圧により充電される一方、直流電
源1とコンデンサC4とが直列に接続されてその直列電
圧が出力電圧となる。
【0101】以後、このような動作を繰り返し、その出
力電圧がシリーズレギュレータ13に供給される。
【0102】以上説明したように、この第2実施形態に
よれば、昇圧回路12Aが、第1の期間には、C4を充
電すると同時に、直流電源1とコンデンサC2を直列接
続してその直前電圧を外部に取り出し、第2の期間に
は、C2を充電すると同時に、直流電源1とコンデンサ
C4を直列接続してその直前電圧を外部に取り出し、そ
の第1と第2の期間の各動作を交互に行うようにした。
【0103】このため、電源の電圧が、電池のように時
間とともに減少しない固定電圧の場合には、使用するコ
ンデンサなどの部品を減少して小型化が図れる。さら
に、第1実施形態と同様に、負荷電流駆動能力を大きく
して負荷電流を多く供給することができる上に、出力電
圧のリップルを減少することもできる。
【0104】次に、本発明のDC−DCコンバータの第
3実施形態の構成例について、図14を参照して説明す
る。
【0105】この第3実施形態にかかるDC−DCコン
バータは、降圧型のDC−DCコンバータであり、図1
4に示すように、電圧制御手段としてのプリレギュレー
タ41と、降圧手段としての降圧回路42と、安定化手
段としてのシリーズレギュレータ43と、制御信号生成
部44と、を少なくとも備えたものである。
【0106】プリレギュレータ41は、直流電源1の直
流電圧を入力するとともに、出力電圧が後段で必要とす
る所定値となるように制御することにより、降圧回路4
2の入力電圧を制御し、もって、降圧回路42の降圧電
圧を所定値に維持するようになっている。なお、このプ
リレギュレータ41は、電力消費を軽減して効率化が図
れる点で、図15に示すスイッチング・プリレギュレー
タが好ましい。
【0107】降圧回路42は、後述のように複数のコン
デンサのコンデンサを有し、そのコンデンサを入力電圧
で充電させ、その充電電圧を利用してその入力電圧の1
/N倍の電圧を生成し、この降圧した電圧を出力するよ
うになっている。ここで、Nは2、3…というように2
以上の整数である。
【0108】シリーズレギュレータ43は、降圧回路4
2の降圧電圧をそのまま出力すると、降圧動作により発
生するスイッチングノイズが出力電圧に影響して接続さ
れている回路においてノイズによる誤動作や信号にノイ
ズが重畳して不具合を発生するおそれがあるので、これ
を防止するためにその出力電圧の安定化を図るようにな
っている。なお、負荷によっては、このシリーズレギュ
レータ43は必ずしも必要ではないので、省略すること
が可能である。
【0109】制御信号生成部44は、プリレギュレータ
41の後述のオア回路と降圧回路42の後述の各トラン
ジスタに供給する各種の制御信号を生成するものであ
り、例えば図14に示すように、CR発振回路などから
なる発振回路441と、その発振回路441の出力を分
周する分周回路442と、その分周回路442からの出
力信号に位相差を持たせ上記の各種の制御信号を発生す
る位相差発生回路443とから構成される。
【0110】次に、この第3実施形態のプリレギュレー
タ41、降圧回路42、およびシリーズレギュレータ4
3の具体的な回路の一例について、図15を参照しなが
ら説明する。
【0111】まず、プリレギュレータ41は、図2に示
すプリレギュレータ15と同様に構成されるので、同一
の構成要素には同一符号を付してその説明は省略する。
なお、プリレギュレータ41は、図9に示すプリレギュ
レータ11Aに置換することが可能である。次に、降圧
回路42について説明すると、この降圧回路42は、図
15に示すように、スイッチ素子として機能するMOS
トランジスタQ21〜Q30を例えば集積回路化してパ
ッケージに収納するとともに、外付け端子51〜57に
コンデンサC11〜C14、コンデンサC5が接続され
るようになっている。
【0112】ここで、コンデンサC11〜C14の各静
電容量値は、好ましくは同一とする。また、コンデンサ
C11、C12は後述のように一対として機能し、コン
デンサC13、C14は同様に一対として機能するよう
になっている。さらに、コンデンサC11〜C14の各
静電容量値は、コンデンサC15の静電容量値よりも小
さくする。
【0113】降圧回路42は、図15に示すように入力
共通線58を有し、その入力共通線58と出力共通線5
9との間に、PMOSトランジスタQ27とPMOSト
ランジスタQ28とが直列に接続されている。PMOS
トランジスタQ27、Q28の共通接続部は端子55に
接続され、端子55と端子54との間にコンデンサC1
4が接続されている。PMOSトランジスタQ27のゲ
ートには、制御信号生成部44から制御信号CL1が供
給され、PMOSトランジスタQ28のゲートには、制
御信号XCL1が供給されるようになっている。
【0114】また、入力共通線58と出力共通線59と
の間に、PMOSトランジスタQ29とPMOSトラン
ジスタQ30とが直列に接続されている。PMOSトラ
ンジスタQ29、Q30の共通接続部は端子56に接続
され、端子56と端子52との間にコンデンサC12が
接続されている。共通接続線59は出力端子57に接続
され、その出力端子57とグランドとの間にはコンデン
サC5が接続されている。PMOSトランジスタQ29
のゲートには、制御信号生成部44から制御信号XCL
1が供給され、PMOSトランジスタQ30のゲートに
は、制御信号CL1が供給されるようになっている。
【0115】さらに、端子51と出力共通線59との間
には、PMOSトランジスタQ21が接続されている。
端子51とグランドとの間には、コンデンサC11が接
続されている。端子51と端子52との間には、PMO
SトランジスタQ22が接続され、端子52とグランド
との間には、NMOSトランジスタQ23が接続されて
いる。PMOSトランジスタQ21のゲートには、制御
信号生成部44から制御信号CL1が供給され、PMO
SトランジスタQ22のゲートには、制御信号XCL1
が供給され、NMOSトランジスタQ23のゲートに
は、制御信号(/CL1)が供給されるようになってい
る。
【0116】さらにまた、端子53と出力共通線59と
の間には、PMOSトランジスタQ24が接続されてい
る。端子53とグランドとの間には、コンデンサC13
が接続されている。端子53と端子54との間には、P
MOSトランジスタQ25が接続され、端子54とグラ
ンドとの間には、NMOSトランジスタQ26が接続さ
れている。PMOSトランジスタQ24のゲートには、
制御信号生成部44から制御信号XCL1が供給され、
PMOSトランジスタQ25のゲートには、制御信号C
L1が供給され、NMOSトランジスタQ26のゲート
には、制御信号(/XCL1)が供給されるようになっ
ている。
【0117】また、図15のシリーズレギュレータ43
は、図2に示すシリーズレギュレータ13と同様に構成
されるので、同一の構成要素には同一符号を付してその
説明は省略する。
【0118】次に、以上のように構成される第3実施形
態の各部の動作について、図面を参照して説明する。
【0119】まず、図15に示す降圧回路42の動作に
ついて、図15〜図19を参照して説明する。
【0120】いま、図16に示すように例えば時刻t1
では、制御信号生成部14から出力される制御信号(/
CL1)が立ち下がり、制御信号CL1は立ち上がる。
このため、制御信号(/CL1)によりMOSトランジ
スタQ23がオフとなり、制御信号CL1によりMOS
トランジスタQ21、Q25、Q27、Q30がオフと
なる。
【0121】また、時刻t1では、制御信号XCL1、
(/XCL1)は変化がないので、制御信号XCL1に
より制御されるMOSトランジスタQ22、Q24、Q
28、Q29はオフのままであり、制御信号(/XCL
1)により制御されるMOSトランジスタQ26はオフ
のままである。
【0122】次に、時刻t2になると、制御信号XCL
1が立ち下がり、制御信号(/XCL1)が立ち上が
る。このため、制御信号XCL1によりMOSトランジ
スタQ22、Q24、Q28、Q29がオンとなり、制
御信号(/XCL1)によりMOSトランジスタQ26
がオンになる。
【0123】また、時刻t2では、制御信号(/CL
1)、CL1は変化がないので、MOSトランジスタQ
23がオフ、MOSトランジスタQ21、Q25、Q2
7、Q30がオフの状態を維持する。
【0124】その後、時刻t2から時刻t3の期間T1
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)は、図16に示すようにいずれも変化しない
ので、MOSトランジスタQ21〜Q30の各状態は図
17に示すようになる。従って、期間T1では、図19
(A)に示すように、コンデンサC11とコンデンサC
12が直列に接続されて入力電圧により充電される一
方、コンデンサC13とコンデンサC14とが並列に接
続されてその充電電圧が出力電圧となる。
【0125】時刻t3になると、制御信号XCL1が立
ち上がるとともに制御信号(/XCL1)が立ち下が
り、制御信号(/CL1)、CL1は変化がない。この
ため、MOSトランジスタQ22、Q24、Q26、Q
28、Q29がオフとなり、MOSトランジスタQ2
1、Q23、Q25、Q27、Q30がオフの状態を維
持する。
【0126】次に、時刻t4になると、制御信号(/C
L1)が立ち上がるとともに制御信号CL1が立ち下が
る一方、制御信号XCL1、(/XCL1)に変化はな
い。このため、MOSトランジスタQ21、Q23、Q
25、Q27、Q30がオンとなり、MOSトランジス
タQ22、Q24、Q26、Q28、Q29がオフの状
態を維持する。
【0127】その後、時刻t4から時刻t5の期間T2
では、制御信号(/CL1)、CL1、XCL1、(/
XCL1)は、図16に示すようにいずれも変化しない
ので、MOSトランジスタQ21〜Q30の各状態は図
18に示すようになる。従って、期間T2では、図19
(B)に示すように、コンデンサC13とコンデンサC
14が直列に接続されて入力電圧により充電される一
方、コンデンサC11とコンデンサC12とが並列に接
続されてその充電電圧が出力電圧となる。
【0128】以後、このような動作を繰り返し、その出
力電圧がシリーズレギュレータ13に供給される。
【0129】なお、図15に示すプリレギュレータ41
とシリーズレギュレータ43の各部の動作は、図2に示
すプリレギュレータ11とシリーズレギュレータ13の
各動作と基本的に同様であるので、その説明は省略す
る。
【0130】以上説明したように、この第3実施形態で
は、後段で必要とする電圧を生成するプリレギュレータ
41を備えるようにしたので、降圧型のDC−DCコン
バータにおいて、降圧回路42の入力電圧を不必要に降
圧させることがなくなり、後段で必要以上にその降圧電
圧を降圧する必要がなくなるので、電圧の変換効率を格
段に向上できる。
【0131】また、この第3実施形態では、プリレギュ
レータ41を図15に示すようにスイッチング・レギュ
レータにより構成するようにしたので、消費電力が低減
でき、電圧の変換効率をさらに向上できる。
【0132】さらに、この第3実施形態では、降圧回路
42が、第1の期間には、コンデンサC11、C12を
直列接続して充電すると同時に、コンデンサC13、1
4を並列接続してその直前の充電電圧を外部に取り出
し、第2の期間には、コンデンサC13、C14を直列
接続して充電すると同時に、コンデンサC11、C12
を並列接続して直前の充電電圧を外部に取り出し、その
第1と第2の期間の各動作を交互に行うようにした。こ
のため、負荷電流駆動能力を大きくして負荷電流を多く
供給することができる上に、出力電圧のリップルを減少
することができる。
【0133】また、この第3実施形態では、降圧回路4
2の後段に、その降圧回路42の出力電圧を安定化する
シリーズレギュレータ43を設けるようにしたので、降
圧動作により発生するスイッチング雑音などがある場合
にもその影響を取り除くことができ出力電圧の安定化が
図れる。
【0134】なお、上記の第1実施形態では、昇圧回路
12を図2に示すように2相駆動のものとして説明した
が、本発明では、昇圧回路12を上記のように1相駆動
とすることも可能である。
【0135】また、上記の第3実施形態では、降圧回路
42を図15に示すように2相駆動のものとして説明し
たが、本発明では、降圧回路42のコンデンサC13、
C14などを省略し、いわゆる1相駆動とすることも可
能である。
【0136】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1から請求
項6にかかる各発明では、後段で必要とする電圧を生成
する電圧制御手段を備えるようにした。このため、昇圧
手段の入力電圧を不必要に昇圧させることがなくなり、
後段で必要以上にその昇圧電圧を降圧する必要がなくな
るので、電圧の変換効率を格段に向上できる。
【0137】また、請求項2にかかる発明では、電圧制
御手段をスイッチング・レギュレータにより構成するよ
うにしたので、消費電力が低減でき、電圧の変換効率を
さらに向上できる。
【0138】さらに、請求項4にかかる発明では、昇圧
手段が、第1の期間には、一方の一対のコンデンサを並
列接続して電圧制御手段の出力電圧で充電すると同時
に、他方の一対のコンデンサを直列接続してその直前の
充電電圧を外部に取り出し、第2の期間には、他方の一
対のコンデンサを並列接続してその出力電圧で充電する
と同時に、一方の一対のコンデンサを直列接続して直前
の充電電圧を外部に取り出し、その第1と第2の期間の
各動作を交互に行うようにした。このため、負荷電流を
大きくして負荷容量が大きくできる上に、出力電圧のリ
ップルを減少することができる。
【0139】また、請求項5にかかる発明では、昇圧手
段が、第1の期間には、一方のコンデンサを電圧制御手
段の出力電圧で充電すると同時に、他方のコンデンサの
直前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出し、
第2の期間には、他方のコンデンサを電圧制御手段の出
力電圧で充電すると同時に、一方のコンデンサの直前の
充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り出し、その第
1と第2の期間の各動作を交互に行うようにした。この
ため、電源の電圧が、電池のように時間とともに減少し
ない固定電圧の場合には、使用するコンデンサなどの部
品を減少して小型化が図れる。
【0140】また、請求項6にかかる発明では、昇圧手
段の後段に、その昇圧手段の出力電圧を安定化する安定
化手段を設けるようにしたので、雑音などがある場合に
も出力電圧の安定化が図れる。一方、請求項7から請求
項11にかかる各発明では、後段で必要とする電圧を生
成する電圧制御手段を備えるようにした。このため、降
圧型のDC−DCコンバータにおいて、降圧手段の入力
電圧を不必要に降圧させることがなくなり、後段で必要
以上にその降圧電圧を降圧する必要がなくなるので、電
圧の変換効率を格段に向上できる。
【0141】また、請求項8にかかる発明では、電圧制
御手段をスイッチング・レギュレータにより構成するよ
うにしたので、消費電力が低減でき、電圧の変換効率を
さらに向上できる。
【0142】さらに、請求項10にかかる発明では、降
圧手段が、第1の期間には、一方の一対のコンデンサを
直列接続して入力電圧で充電すると同時に、他方の一対
のコンデンサを並列接続してその直前の充電電圧を外部
に取り出し、第2の期間には、他方の一対のコンデンサ
を直列接続して入力電圧で充電すると同時に、一方の一
対のコンデンサを並列接続して直前の充電電圧を外部に
取り出し、その第1と第2の期間の各動作を交互に行う
ようにした。このため、負荷電流を大きくして負荷容量
が大きくできる上に、出力電圧のリップルを減少するこ
とができる。また、請求項11にかかる発明では、降圧
手段の後段に、その降圧手段の出力電圧を安定化する安
定化手段を設けるようにしたので、雑音などがある場合
にも出力電圧の安定化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のDC−DCコンバータの第1実施形態
の構成例を示すブロック図である。
【図2】第1実施形態の各部の具体的な構成を示す回路
図である。
【図3】図2の各部の波形を示す波形図である。
【図4】第1実施形態の昇圧回路の期間T1における動
作を説明する説明図である。
【図5】同昇圧回路の期間T2における動作を説明する
説明図である。
【図6】同昇圧回路の動作時の等価回路である。
【図7】第1実施形態の変化効率の試算例を示す図であ
る。
【図8】第1実施形態の昇圧回路の出力電圧の一例を示
す図である。
【図9】プレレギュレータの変形例を示す回路図であ
る。
【図10】本発明のDC−DCコンバータの第2実施形
態の各部の具体的な構成を示す回路図である。
【図11】第2実施形態の昇圧回路の期間T1における
動作を説明する説明図である。
【図12】同昇圧回路の期間T2における動作を説明す
る説明図である。
【図13】同昇圧回路の動作時の等価回路である。
【図14】本発明のDC−DCコンバータの第3実施形
態の構成例を示すブロック図である。
【図15】第3実施形態の各部の具体的な構成を示す回
路図である。
【図16】図15の各部の波形を示す波形図である。
【図17】第3実施形態の降圧回路の期間T1における
動作を説明する説明図である。
【図18】同降圧回路の期間T2における動作を説明す
る説明図である。
【図19】同降圧回路の動作時の等価回路である。
【図20】従来のDC−DCコンバータのブロック図で
ある。
【図21】図20の昇圧回路の構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】
C1〜C4 コンデンサ C11〜C14 コンデンサ Q1〜Q12 MOSトランジスタ Q21〜Q30 MOSトランジスタ 1 直流電源 11、41 プリレギュレータ 12 昇圧回路 13、43 シリーズレギュレータ 14、44制御信号生成部 42 降圧回路 111 基準電圧発生回路 112 出力電圧検出回路 113 オペアンプ 114 ナンドゲート 115 オアゲート 131 基準電圧発生回路 132 出力電圧検出回路 133 オペアンプ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力直流電圧から任意の出力直流電圧を
    作るDC−DCコンバータにおいて、 前記入力直流電圧を入力して直流電圧を出力するととも
    に、その出力直流電圧が後段で必要とする所定値になる
    ように制御する電圧制御手段と、 前記出力直流電圧をN倍に昇圧させる昇圧手段と、 を少なくとも備えたことを特徴とするDC−DCコンバ
    ータ。
  2. 【請求項2】 前記電圧制御手段は、スイッチング・レ
    ギュレータからなることを特徴とする請求項1に記載の
    DC−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記昇圧手段は、2つのコンデンサを有
    し、第1の期間には前記コンデンサを並列接続して前記
    電圧制御手段の出力電圧で充電し、第2の期間には前記
    コンデンサを直列接続してその充電電圧を外部に取り出
    し、前記第1と前記第2の期間の各動作を交互に行うよ
    うになっていることを特徴とする請求項1または請求項
    2に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記昇圧手段は、一方の一対のコンデン
    サと、他方の一対のコンデンサとを有し、 第1の期間には、前記一方の一対のコンデンサを並列接
    続して前記電圧制御手段の出力電圧で充電すると同時
    に、前記他方の一対のコンデンサを直列接続してその直
    前の充電電圧を外部に取り出し、 第2の期間には、前記他方の一対のコンデンサを並列接
    続して前記出力電圧で充電すると同時に、前記一方の一
    対のコンデンサを直列接続して直前の充電電圧を外部に
    取り出し、 前記第1と第2の期間の各動作を交互に行うようになっ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のDC−DCコンバータ。
  5. 【請求項5】 前記昇圧手段は、2つのコンデンサを有
    し、 第1の期間には、前記一方のコンデンサを前記電圧制御
    手段の出力電圧で充電すると同時に、前記他方のコンデ
    ンサの直前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り
    出し、 第2の期間には、前記他方のコンデンサを前記電圧制御
    手段の出力電圧で充電すると同時に、前記一方のコンデ
    ンサの直前の充電電圧と電源電圧とを直列接続して取り
    出し、 前記第1と第2の期間の各動作を交互に行うようになっ
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のDC−DCコンバータ。
  6. 【請求項6】 前記昇圧手段の後段に、その昇圧手段の
    出力電圧を安定化する安定化手段を、さらに備えたこと
    を特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1
    の請求項に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 【請求項7】 入力直流電圧から任意の出力直流電圧を
    作るDC−DCコンバータにおいて、 前記入力直流電圧を入力して直流電圧を出力するととも
    に、その出力直流電圧が後段で必要とする所定値になる
    ように制御する電圧制御手段と、 前記出力直流電圧を1/N倍に降圧させる降圧手段と、 を備えたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  8. 【請求項8】 前記電圧制御手段は、スイッチング・レ
    ギュレータからなることを特徴とする請求項7に記載の
    DC−DCコンバータ。
  9. 【請求項9】 前記降圧手段は、2つのコンデンサを有
    し、第1の期間には前記コンデンサを直列接続して前記
    電圧制御手段の出力電圧で充電し、第2の期間には前記
    コンデンサを並列接続してその充電電圧を外部に取り出
    し、前記第1と前記第2の期間の各動作を交互に行うよ
    うになっていることを特徴とする請求項7または請求項
    8に記載のDC−DCコンバータ。
  10. 【請求項10】 前記降圧手段は、一方の一対のコンデ
    ンサと、他方の一対のコンデンサとを有し、 第1の期間には、前記一方の一対のコンデンサを直列接
    続して前記電圧制御手段の出力電圧で充電すると同時
    に、前記他方の一対のコンデンサを並列接続してその直
    前の充電電圧を外部に取り出し、 第2の期間には、前記他方の一対のコンデンサを直列接
    続して前記出力電圧で充電すると同時に、前記一方の一
    対のコンデンサを並列接続して直前の充電電圧を外部に
    取り出し、 前記第1と第2の期間の各動作を交互に行うようになっ
    ていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    のDC−DCコンバータ。
  11. 【請求項11】 前記降圧手段の後段に、その降圧手段
    の出力電圧を安定化する安定化手段を、さらに備えたこ
    とを特徴とする請求項7から請求項10のうちのいずれ
    か1の請求項に記載のDC−DCコンバータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006074993A (ja) * 2004-09-02 2006-03-16 Samsung Electronics Co Ltd リップル−フリー内部電圧を発生する半導体装置
US7099167B2 (en) 2002-11-26 2006-08-29 Seiko Epson Corporation Step-down circuit, power supply circuit, and semiconductor integrated circuit
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JP2008145681A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Nec Electronics Corp 表示パネル駆動装置、表示パネル駆動方法および表示装置
JP2010515419A (ja) * 2006-12-30 2010-05-06 アドバンスト・アナロジック・テクノロジーズ・インコーポレイテッド 降圧誘導性スイッチングプリレギュレータと容量性スイッチングポストコンバータとを含む高効率dc/dc電圧コンバータ

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