JP2001339067A - 薄膜トランジスタ装置の製造方法 - Google Patents
薄膜トランジスタ装置の製造方法Info
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Abstract
成して、配線間のショートによる配線不良を防止し、あ
るいは半導体層のコンタクト部のパターン残りによる導
通不良を防止して、高精細、微細加工の薄膜トランジス
タ装置の製造歩留まりを向上する。 【解決手段】 ガラス基板20上に半導体層22をパタ
ーン形成後ゲート絶縁膜23を成膜した後金属膜24を
成膜する。次いで第1のレジストマスク30を用いて金
属膜24に1回目のドライエッチングを行い、更に第2
のレジストマスク31を用いて金属膜24に2回目のド
ライエッチングを行い、走査線12と補助容量線18
間、及びゲート電極26とゲート電極27間の重複加工
領域[C]にてドライエッチングを2回実施する。この
時重複加工領域[C]の面積を2回目のドライエッチン
グ領域の面積の約33%として、下地のゲート絶縁膜2
3が打ち抜かれるのを防止する。
Description
用される薄膜トランジスタ装置の製造方法に関する。
膜トランジスタをスイッチング素子として使用するアク
ティブマトリクス型の平面表示装置にあっては、近年そ
の高画質、高精細化の要求により、薄膜トランジスタア
レイ上の薄膜トランジスタ及び配線層の微細加工が求め
られている。薄膜トランジスタ及び配線層は、一連の成
膜工程、レジスト塗布工程、露光工程、現像工程、エッ
チング工程、レジスト剥離工程によるパターン形成を何
段か経てガラス基板上に形成されている。
スタ及び配線形成時、レジスト上にパーティクルが付着
すると、このパーティクルがエッチング時のマスクとな
り正確なパターン形成が成されず、電気的な接触不良や
配線間のショートを生じてしまい、平面表示装置に適用
した場合に点状欠陥・線状欠陥の原因となり表示品位を
低下し、薄膜トランジスタアレイの製造歩留まりを低下
させていた。
の高密度大容量且つ高精細な平面表示装置の要求により
更なる微細加工技術が求められると共に、ドライバ内蔵
型のポリシリコン半導体を使用した薄膜トランジスタを
用いた液晶表示装置等の実用化が図られている。このた
めこれらの液晶表示装置に用いられる薄膜トランジスタ
アレイでは、同じ金属層を用いて形成される走査線や補
助容量線等の配線間が更に狭くなり、従来では不良にな
らなかったごく微小のパーティクルの存在により走査線
と補助容量線がショートするという配線不良により製造
歩留まりの低下を来たしたり、あるいはリペア用の冗長
回路を形成するスペースが無いという問題を生じてい
た。
グ加工することにより配線間のショートを確実に防止す
る方法が検討されている。
ンジスタ形成領域では、パーティクルにより信号線のコ
ンタクト部にパターン形成不良を生じると、半導体層と
の電気的な導通不良を引き起こす事から、このような現
象を防止するために、半導体層形成領域においてもコン
タクト部を重複加工することが検討されている。
が要求されるため配線等の加工にはドライエッチングが
適しているが、ドライエッチングの場合、ウエットエッ
チングと異なり目的の膜のみをエッチングするのが難し
いことから、一般にエッチング条件の設定によりエッチ
ング目的の膜のエッチング速度を上げたり、あるいは本
来エッチングを必要としない下地膜のエッチング速度を
下げる等の制御を行い選択加工を行っている。
あっては、ドライエッチング時に金属層と下地のゲート
絶縁層とを選択的に加工してゲート絶縁膜が削れ過ぎる
のを防止する必要があるものの、その制御が難しく、通
常のエッチング条件では、選択加工をするための十分な
制御性が得られないという問題を有している。このため
例えばドライバ領域にてN型薄膜トランジスタ素子及び
P型薄膜トランジスタ素子のゲート電極間を重複加工し
た場合に、ゲート絶縁層の下の半導体層までもエッチン
グされて消失し、ゲート絶縁膜のコンデンサ容量が低下
して特性の劣化を生じたり、薄膜トランジスタのソース
・ドレイン領域形成のための不純物注入が困難になるな
どの問題を生じてしまう。このために薄膜トランジスタ
アレイは、その製造歩留まりが低下し実用化の妨げとな
っていた。
で、高精細な薄膜トランジスタアレイの微細加工にかか
わらず、パターン形成不良を防止し、表示領域における
配線不良による走査線と補助容量線間のショートを防止
し、更にドライバ領域におけるN型薄膜トランジスタ素
子と、P型薄膜トランジスタ素子のゲート配線不良によ
るショートを生じることなく且つ重複加工によるトラン
ジスタ層の破壊を生じる事無く製造歩留まりの高い薄膜
トランジスタ装置の製造方法を提供する事を目的とす
る。
する為の手段として、基板上に半導体層をパターン形成
する第一の工程と、前記半導体層上にゲート絶縁膜を成
膜する第二の工程と、前記ゲート絶縁膜上に金属膜を成
膜する第三の工程と、前記金属膜を第1のパターンによ
り1回目のパターン形成をした後、前記金属膜を第2の
パターンにより2回目のパターン形成を行ってゲート配
線層をパターン形成する第四の工程とを具備する薄膜ト
ランジスタ装置の製造方法において、前記1回目のパタ
ーン形成と前記2回目のパターン形成により重複して加
工される面積を、前記2回目のパターン形成により加工
される面積の50%以下とするものである。
して、基板上に半導体層をパターン形成する第一の工程
と、前記半導体層上にゲート絶縁膜を成膜する第二の工
程と、前記ゲート絶縁膜上に金属膜を成膜する第三の工
程と、前記金属膜を第1のパターンにより1回目のパタ
ーン形成をした後、前記金属膜を第2のパターンにより
2回目のパターン形成を行ってゲート配線層をパターン
形成する第四の工程とを具備し、Nチャネル型薄膜トラ
ンジスタとPチャネル型薄膜トランジスタとを有する薄
膜トランジスタ装置の製造方法において、前記1回目の
パターン形成により前記Nチャネル型薄膜トランジスタ
あるいは前記Pチャネル型薄膜トランジスタのいずれか
一方のゲート電極を形成し、前記2回目のパターン形成
により前記Nチャネル型薄膜トランジスタあるいは前記
Pチャネル型薄膜トランジスタの他方のゲート電極を形
成し、前記1回目のパターン形成により加工する一部分
と前記2回目のパターン形成により重複して加工される
面積を、前記2回目のパターン形成により加工される面
積の50%以下とするものである。
して、画素領域とドライバ領域とを設けてなる同一の基
板上に半導体層をパターン形成する第一の工程と、前記
半導体層上にゲート絶縁膜を成膜する第二の工程と、前
記ゲート絶縁膜上に金属膜を成膜する第三の工程と、前
記金属膜を第1のパターンにより1回目のパターン形成
をした後、前記金属膜を第2のパターンにより2回目の
パターン形成を行ってゲート配線層をパターン形成する
第四の工程とを具備する薄膜トランジスタ装置の製造方
法において、前記1回目のパターン形成と前記2回目の
パターン形成により重複して加工される面積を、前記2
回目のパターン形成により加工される面積の50%以下
とするものである。
トランジスタアレイの微細加工時に、配線間のパターン
形成不良によるショートを生じることなく且つ、金属膜
と下地膜との良好な選択加工を実施出来、薄膜トランジ
スタアレイの製造歩留まりの向上を図るものである。
ングにより金属膜を重複加工をする際に、エッチング速
度を調整するための重複加工領域の面積の規制について
説明する。
する場合、ドライエッチングでは、図1(a)に示すよ
うに1回目のエッチング時に、金属膜5をエッチング終
了した後のオーバーエッチングにより、金属膜5の下地
膜である例えばゲート絶縁膜6もある程度エッチングし
てしまう。従って2回目のエッチング時には残りの金属
膜領域[A]と既にエッチングされてゲート絶縁膜6が
露出される領域[B]が存在する。このゲート絶縁膜6
が露出される領域[B]は2回目のエッチングにより金
属膜5をエッチングしている間中ずっとエッチングガス
に曝されることになる。従って、ゲート絶縁膜6が薄い
場合や、選択比が十分に取れていない場合には、エッチ
ングによりゲート絶縁膜6を打ち抜いてしまう。
き」はその半導体層4の形成領域では致命的になること
からこれを防止するために、「うち抜き」に対するマー
ジンを広げるよう、2回目の金属膜5のエッチング中に
おけるゲート絶縁膜6のエッチング量をできるだけ低減
する必要があり、そのためには重複加工されるゲート絶
縁膜6の面積を2回目のエッチングで加工する全面積の
50%以下にすることが有効である。
エッチングにより下地膜が露出される領域は、2回目の
エッチング時の最初からエッチングが進行されることに
なるが金属膜を加工している間は、金属膜の方がエッチ
ング速度が速い事から、エッチングガスが金属膜のエッ
チングに費やされ下地膜が削れるスピードが減少する効
果を利用する。この効果は、2回目のエッチング時で削
る金属膜の面積が大きいほど効果が高く、その効果が顕
著になるのはゲート絶縁膜6の重複加工される領域の面
積が2回目の加工面積の半分(50%)以下になる場合
である。
すぎると、配線不良によるショート等を防止するという
2度切りの効果が薄れる事から、現実的には重複加工さ
れる領域の面積は2回目の加工面積全体の20〜30%
が最適となる。
て、以下本発明を図2乃至図7に示す第1の実施の形態
を参照して説明する。10は例えば液晶表示装置等の平
面表示装置に用いられ、例えば同一のガラス基板20上
に画素領域10a及びドライバ領域10bを有してなる
ドライバ内蔵型のポリシリコン薄膜トランジスタアレイ
であり、画素領域10aにあっては、互いに交差してな
る複数の信号線11と走査線12との交差部に画素電極
13の駆動素子であるN型ポリシリコン薄膜トランジス
タ14を有し、走査線と同一層上には補助容量線18を
有している。又、ポリシリコン薄膜トランジスタアレイ
10のドライバ領域10bにあっては、ドライバ素子で
あるP型ポリシリコン薄膜トランジスタ16、N型ポリ
シリコン薄膜トランジスタ17を有している。
10の製造方法について述べる。図3(a)に示すよう
に、ガラス基板20上にポリシリコン層21を膜厚50
nmで成膜後、図3(b)に示すように、フォトリソグ
ラフィ工程により、半導体層22をパターン形成する。
リコン膜(SiOx)を膜厚100nmで一面に成膜し
てゲート絶縁膜23を形成し、更にアルミニウム(A
l)、モリブデン(Mo)、タングステン(W)、銅
(Cu)等の単体又はその積層膜あるいは合金膜等から
なる走査線及びゲート電極材料である金属膜24を30
0nm成膜する。この金属膜24を2回のフォトリソグ
ラフィー工程によって2回にわたってドライエッチング
してゲート電極26、27、走査線12、補助容量線1
8をパターン形成する。
よりレジスト塗布工程、露光工程、現像工程を行い、金
属膜24をドライエッチングするための第1のパターン
を有する図4(a)に示す第1のレジストマスク30を
形成する。この際の全基板面積に対する第1のレジスト
マスク30の被覆面積を75%とし、図4(a)に斜線
で示す残りのエッチング面積を25%とした。この第1
のレジストマスク30を用いて金属膜24に1回目のド
ライエッチングを行い図4(b)に示すようにP型ポリ
シリコン薄膜トランジスタ16のゲート電極26を形成
する。そしてこのゲート電極26をマスクに例えばボロ
ン(B)をイオンドーピングして、 P型ポリシリコン
薄膜トランジスタ16のソース・ドレイン部を形成す
る。
り金属膜24をドライエッチングするための第2のパタ
ーンを有する図5(a)に示す第2のレジストマスク3
1を形成する。この際の全基板面積に対する第2のレジ
ストマスク31の被覆面積を25%とし図5(a)に白
地で示す。そして残りの75%にこの第2のレジストマ
スク31を用いて金属膜24に2回目のドライエッチン
グを行い図5(b)に示すようにN型ポリシリコン薄膜
トランジスタ17のゲート電極27、走査線12、補助
容量線18を形成する。
域[C]がドライエッチングで重複加工される領域とな
り、これは1回目のエッチングで加工された領域に重な
る。これにより走査線12及び補助容量線18間では1
回目のエッチングで図6(a)に示す様に領域[D]を
削った際にパーティクル29により金属膜24が残った
としても2回目のエッチングで図6(b)に示す様に領
域[E]を削る事により、領域[D]と同等の領域
[C]を重複加工して走査線12と補助容量線18のシ
ョートを防止している。
のドライエッチング領域と同一の、全基板面積の25%
であり、2回目のドライエッチング面積が全基板面積の
75%であるので、2回目の加工面積に対する重複加工
面積のパーセンテージは、25/75≒33%であり、
50%以下に規制される。
ーエッチングによる下地のゲート絶縁膜23の削れ量と
しては20nmであった。又2回目のドライエッチング
によっても、オーバーエッチングによる下地のゲート絶
縁膜23の削れ量は、1回目と同様に20nmであっ
た。一方、重複加工領域[C]では、1回目のドライエ
ッチングにより既にゲート絶縁膜23が露出されている
ので、2回目のドライエッチング時には、ゲート絶縁膜
23の削れ量は、計算上では86nm程度となる。従っ
てもし重複加工領域[C]のみを同条件でエッチングし
たとするとその削れ量は20nm+86nm=106n
mとなり、ゲート絶縁膜23は打ち抜かれてしまう事と
なる。
ッチングを行う面積に対して、ゲート絶縁膜23が露出
される重複加工面積のパーセンテージが33%であるの
で、ゲート絶縁膜23が露出されているにもかかわら
ず、金属膜24をドライエッチングしている間は、エッ
チングガスが金属膜24のエッチングに費やされゲート
絶縁膜23が削れるスピードが減少する。このことか
ら、2回目のドライエッチング終了後の重複加工領域
[C]でのゲート絶縁膜23の実際の削れ量は、84n
mであった。
に例えばリン(P)をイオンドーピングして、N型ポリ
シリコン薄膜トランジスタ17のソース・ドレイン部を
形成する。
で成膜し、画素領域10aのN型ポリシリコン薄膜トラ
ンジスタ14、ドライバ領域10bのP型ポリシリコン
薄膜トランジスタ16、N型ポリシリコン薄膜トランジ
スタ17のソース・ドレインコンタクト部にコンタクト
ホールを形成後、信号線材料を膜厚500nmで成膜
し、画素領域10aのN型ポリシリコン薄膜トランジス
タ14の信号線11及びソースコンタクト部と画素電極
13を接続するソース電極(図示せず)、ドライバ領域
10bのP型、N型ポリシリコン薄膜トランジスタ1
6、17の信号線33、34、36をパターン形成す
る。こうして液晶表示装置に用いる画素領域10aにN
型ポリシリコン薄膜トランジスタ14を有し、ドライバ
領域10bにP型、N型ポリシリコン薄膜トランジスタ
16、17を有するポリシリコン薄膜トランジスタアレ
イ10を形成する。
ことなく走査線12及び補助容量線18配線間を重複加
工することで従来パーティクルにより生じていた配線間
のショートによる配線不良を減少出来、リペア配線を増
加する事無くポリシリコン薄膜トランジスタアレイ10
の製造歩留まりを向上出来る。更に半導体層22形成領
域にあっては、重複加工領域[C]の面積を2回目のド
ライエッチング領域の面積の33%とすることにより、
半導体層22上の金属膜24を重複加工した場合でも、
下地のゲート絶縁膜23が打ち抜かれる事が無く、パー
ティクルによるパターン残りによるコンタクト不良を低
減出来、高精細・微細加工のドライバ一体型のポリシリ
コン薄膜トランジスタアレイ10の製造歩留まりを向上
出来る。
ンジスタアレイ10では従来P型薄膜トランジスタ16
と、N型薄膜トランジスタ17のゲート電極26、27
形成のために、それぞれにパターン形成工程を行ってい
た事から、金属膜24の重複加工にかかわらず、製造工
程の増加を生じる事も無い。
施の形態を参照して説明する。尚この第2の実施の形態
は第1の実施の形態における金属膜をパターン形成する
際の1回目のドライエッチング時と2回目のドライエッ
チング時のエッチング面積の割合が異なるものの、他は
第1の実施の形態と同一である事から同一部分について
は同一符号を付しその説明を省略する。ガラス基板20
上に半導体層22をパターン形成後ゲート絶縁膜23を
成膜した後金属膜24を成膜する。
より金属膜24をドライエッチングするための第1のパ
ターンを有する図8(a)に示す第3のレジストマスク
37を形成する。この第3のレジストマスク37の被覆
面積を50%とし、図8(a)に斜線で示す残りのエッ
チング面積を50%とした。この第3のレジストマスク
37を用いて金属膜24に1回目のドライエッチングを
行い図8(b)に示すようにP型ポリシリコン薄膜トラ
ンジスタ16のゲート電極26を形成する。そしてこの
ゲート電極26をマスクにイオンドーピングして、P型
ポリシリコン薄膜トランジスタ16のソース・ドレイン
部を形成する。
り金属膜24をドライエッチングするための第2のパタ
ーンを有する図9(a)に示す第4のレジストマスク3
8を形成する。この第4のレジストマスク38は、2回
目のエッチング後に金属膜24が30%残存するようマ
スクすると共に、1回目のエッチングをした部分の内の
8割である基板全面積の40%のエッチング部分をマス
クするものである。そして第4のレジストマスク38か
ら露出される残りの基板全面積の100%に−30%−
40%=30%の金属膜24に2回目のドライエッチン
グを行い図9(b)に示すようにN型ポリシリコン薄膜
トランジスタ17のゲート電極27、走査線12、補助
容量線18を形成する。
域[H]がドライエッチングで重複加工される領域とな
る。この重複加工領域[H]の面積は、50%−40%
=10%であり、2回目のみのドライエッチング面積が
全基板面積の30%であるので、2回目の加工面積に対
する重複加工面積のパーセンテージは、10/30≒3
3%であり、50%以下に規制される。
ート絶縁膜23の削れ量は、第1の実施の形態と同様、
2回目の加工面積に対する重複加工面積のパーセンテー
ジが約33%であることから、実際の削れ量は、84n
mとなる。
に例えばリン(P)をイオンドーピングして、N型ポリ
シリコン薄膜トランジスタ17のソース・ドレイン部を
形成する。続いて、第1の実施の形態と同様に層間絶縁
膜32を成膜後、コンタクトホールを形成し更に信号線
材料をパターン形成してポリシリコン薄膜トランジスタ
アレイ10を形成する。
と同様、走査線12及び補助容量線18配線間を重複加
工することで配線間のショートを減少出来、ポリシリコ
ン薄膜トランジスタアレイ10の製造歩留まりを向上出
来る。更に半導体層22形成領域にあっては、重複加工
される面積を2回目のドライエッチング面積の約33%
とすることにより、半導体層22上を重複加工した場合
でも、下地のゲート絶縁膜23を打ち抜く事無く、コン
タクト不良を低減出来、高精細・微細加工のドライバ一
体型のポリシリコン薄膜トランジスタアレイ10の製造
歩留まりを向上出来る。
でなく、その趣旨を変えない範囲での変更は可能であっ
て、例えば、金属膜の重複加工面積が2回目のドライエ
ッチング面積の50%以下であれば、金属膜をパターン
形成する際の1回目のドライエッチング時と2回目のド
ライエッチング時のエッチング面積の割合等は任意であ
る。又、本発明の製造方法により形成される薄膜トラン
ジスタ装置は、平面表示装置に用いられる薄膜トランジ
スタアレイに限定されず、シフトレジスタ等のスイッチ
ング素子として用いられる等任意である。
一金属を用いてゲート線及び補助容量線をパターン形成
する際、配線間を重複加工することにより、従来パーテ
ィクルにより生じていた配線間のショートを減少出来、
リペア配線を増加したり配線間隔を広げる事無く、高精
細・微細加工の薄膜トランジスタ装置の製造歩留まりを
向上出来る。更に半導体層の形成領域にあっては、重複
加工される面積を2回目のドライエッチング面積の50
%以下とすることにより、下地膜を打ち抜く事が無く、
パターン残りによるコンタクト不良を防止出来、高精細
・微細加工の薄膜トランジス装置の製造歩留まりを向上
出来る。
地の削れについて説明し,(a)はその1回目のエッチ
ング時における削れを示し、(b)はその2回目のエッ
チング時における削れを示す説明図である。
トランジスタアレイを示す一部概略平面図である。
トランジスタアレイの製造工程を示し、(a)はそのガ
ラス基板上にポリシリコン層を成膜した状態を示し、
(b)はそのポリシリコン層をパターン形成した状態を
示し、(c)はそのゲート絶縁膜及び金属膜を成膜した
状態を示す。
グを示し、(a)はその平面から見た説明図、(b)は
その側面から見た説明図である。
グを示し、(a)はその平面から見た説明図、(b)は
その側面から見た説明図である。
示し(a)はその1回目のエッチング時に(b)はその
2回目のエッチング時を示す概略説明図
リシリコン薄膜トランジスタアレイを示す概略説明図
グを示し、(a)はその平面から見た説明図、(b)は
その側面から見た説明図である。
グを示し、(a)はその平面から見た説明図、(b)は
その側面から見た説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 基板上に半導体層をパターン形成する第
一の工程と、前記半導体層上にゲート絶縁膜を成膜する
第二の工程と、前記ゲート絶縁膜上に金属膜を成膜する
第三の工程と、前記金属膜を第1のパターンにより1回
目のパターン形成をした後、前記金属膜を第2のパター
ンにより2回目のパターン形成を行ってゲート配線層を
パターン形成する第四の工程とを具備する薄膜トランジ
スタ装置の製造方法において、 前記1回目のパターン形成と前記2回目のパターン形成
により重複して加工される面積を、前記2回目のパター
ン形成により加工される面積の50%以下とする事を特
徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項2】 前記重複して加工される領域が、前記半
導体層の形成領域に存在する事を特徴とする請求項1に
記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記1回目のパターン形成と前記2回目
のパターン形成とを、ドライエッチングにより行う事を
特徴とする請求項1に記載の薄膜トランジスタ装置の製
造方法。 - 【請求項4】 基板上に半導体層をパターン形成する第
一の工程と、前記半導体層上にゲート絶縁膜を成膜する
第二の工程と、前記ゲート絶縁膜上に金属膜を成膜する
第三の工程と、前記金属膜を第1のパターンにより1回
目のパターン形成をした後、前記金属膜を第2のパター
ンにより2回目のパターン形成を行ってゲート配線層を
パターン形成する第四の工程とを具備し、Nチャネル型
薄膜トランジスタとPチャネル型薄膜トランジスタとを
有する薄膜トランジスタ装置の製造方法において、 前記1回目のパターン形成により前記Nチャネル型薄膜
トランジスタあるいは前記Pチャネル型薄膜トランジス
タのいずれか一方のゲート電極を形成し、前記2回目の
パターン形成により前記Nチャネル型薄膜トランジスタ
あるいは前記Pチャネル型薄膜トランジスタの他方のゲ
ート電極を形成し、前記1回目のパターン形成により加
工する一部分と前記2回目のパターン形成により重複し
て加工される面積を、前記2回目のパターン形成により
加工される面積の50%以下とする事を特徴とする薄膜
トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項5】 前記1回目のパターン形成と前記2回目
のパターン形成とを、ドライエッチングにより行う事を
特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタ装置の製
造方法。 - 【請求項6】 画素領域とドライバ領域とを設けてなる
同一の基板上に半導体層をパターン形成する第一の工程
と、前記半導体層上にゲート絶縁膜を成膜する第二の工
程と、前記ゲート絶縁膜上に金属膜を成膜する第三の工
程と、前記金属膜を第1のパターンにより1回目のパタ
ーン形成をした後、前記金属膜を第2のパターンにより
2回目のパターン形成を行ってゲート配線層をパターン
形成する第四の工程とを具備する薄膜トランジスタ装置
の製造方法において、 前記1回目のパターン形成と前記2回目のパターン形成
により重複して加工される面積を、前記2回目のパター
ン形成により加工される面積の50%以下とする事を特
徴とする薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項7】 前記重複して加工される領域が、前記半
導体層の形成領域に存在する事を特徴とする請求項6に
記載の薄膜トランジスタ装置の製造方法。 - 【請求項8】 前記1回目のパターン形成と前記2回目
のパターン形成とを、ドライエッチングにより行う事を
特徴とする請求項6に記載の薄膜トランジスタ装置の製
造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000157062A JP2001339067A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000157062A JP2001339067A (ja) | 2000-05-26 | 2000-05-26 | 薄膜トランジスタ装置の製造方法 |
Publications (1)
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