JP2001338522A - センサ付照明器具 - Google Patents

センサ付照明器具

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JP2001338522A JP2000157349A JP2000157349A JP2001338522A JP 2001338522 A JP2001338522 A JP 2001338522A JP 2000157349 A JP2000157349 A JP 2000157349A JP 2000157349 A JP2000157349 A JP 2000157349A JP 2001338522 A JP2001338522 A JP 2001338522A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明器具外部から熱線検知センサを目立たな
く設けることができて熱線検知センサの検知性能を確保
できるセンサ付照明器具を提供すること。 【解決手段】 合成樹脂材料製のグローブ3にて覆われ
た光源ランプ4を、該グローブ3内に配設された、人体
などから放射される熱線を集光し人体等の検知を行う熱
線検知センサ6の出力にて点灯制御するよう成したセン
サ付照明器具である。グローブ3を、可視光及び熱線の
双方が高率透過される合成樹脂材料にて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサ付照明器具
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、省エネルギ志向が高まりつつあ
り、人体などから放射される熱線を集光し人体等の検知
を行う熱線検知センサの出力にて点灯制御するよう成し
たセンサ付照明器具が広く利用されつつある。
【0003】この種の照明器具においては、例えばカバ
ーとなるグローブを、照明器具の基本性能である可視光
の透過性、拡散性、及び紫外線に対する耐劣化性能であ
る耐候性以外に、遠赤外線である上記熱線を透過する、
熱線領域の高率透過性能を十分に満足できる材料で形成
することが理想である。
【0004】しかし、従来、上記耐候性が良好で、且つ
グローブとして適した赤外線透過性の十分な合成樹脂材
料がなかったため、図14に示すように、耐候性及び上
記光学性能の良好なアクリル樹脂またはポリスチレン樹
脂にてグローブBを形成し、熱線検知センサCの検知性
能を確保するために、熱線検知センサCもしくはその集
光用レンズDを照明器具の外側に露出する構成としてい
た。したがって、熱線検知センサCが目立って外観の見
栄えが悪く、センサ付照明器具Aとしてのデザイン的な
統一感も損なわれるという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特開平10
−106340として開示されている、図15に示すよ
うに、器具本体E下面に光源ランプFと熱線検知センサ
Cとを設けて、グローブBで覆い、同グローブBを、光
源ランプFから発せられる可視光を透過し人体が発する
熱線を透過しない第1材質部B1(例えばアクリル樹脂
またはポリスチレン樹脂)と、熱線検知センサCに対向
して設けられた光源ランプFからの可視光を透過すると
ともに人体が発する熱線を透過する第2材質部B2(例
えばポリエチレン樹脂)とを備えた構成としている。し
たがって、従来のものよりも熱線検知センサCが視認さ
れにくくなり、外観のデザイン性の向上も図れる。
【0006】しかしながら、このグローブBの構成は、
異なる樹脂材料どうしを組み合わせ接合するため、生産
面で従来よりも工数が増え、また、上記接合部の違和感
を無くすために装飾品を設けるなどの配慮も必要となっ
て、その分コスト面で不利になることも懸念された。
【0007】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、照明器具外部から熱線検
知センサを目立たなく設けることができて熱線検知セン
サの検知性能を確保できるセンサ付照明器具を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のセンサ付照明器具にあっては、合成樹脂材
料製のグローブにて覆われた光源ランプを、該グローブ
内に配設された、人体などから放射される熱線を集光し
人体等の検知を行う熱線検知センサの出力にて点灯制御
するよう成したセンサ付照明器具において、グローブ
を、可視光及び熱線の双方が高率透過される合成樹脂材
料にて形成して成ることを特徴としている。そして、上
記合成樹脂材料を3〜15μmの波長領域の熱線を透過
するポリエチレン系樹脂とすることが好ましい。
【0009】この構成にて、人体などから放射される熱
線を、グローブ内に配設された熱線検知センサに対して
そのグローブ越しに検知させてそのグローブに覆われた
光源ランプを点灯制御できる。したがって、熱線検知セ
ンサを器具外部から目立たなく設けることができて外観
のデザイン性向上を図ることができる。そして、グロー
ブを、汎用の安価な合成樹脂である、高密度ポリエチレ
ン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂などのポリエチレン系
樹脂にて安いコストにて形成できる。
【0010】また、上記熱線検知センサを、その受光面
に集光レンズを有するものとするのが好ましい。この場
合、熱線検知センサの検知領域内の人体等は、その受光
面となる集光レンズを介して、それから発せられる熱線
がグローブ越しに確実に集光されて検知される。したが
って、熱線検知センサの検知感度を、グローブ内面温度
の影響をより少なくして維持できる。
【0011】また、上記グローブを、少なくとも、熱線
検知センサの受光面と対向するその検知領域を構成する
立体角に含まれる受光部となる部分が大略1.5mm以
下の肉厚となるよう形成するのが好ましい。この場合、
熱線検知センサの検知領域を構成する、熱線検知センサ
の受光面と対向する立体角に含まれる、大略1.5mm
以下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部越しに
熱線が検知される。したがって、グローブを透過するに
際しての熱線の減衰を比較的少なくして熱線検知センサ
の検知感度を維持できる。
【0012】また、上記グローブを、受光部以外の肉厚
が受光部より厚くなるよう形成するのが好ましい。この
場合、受光部の肉厚を薄くしてそれ以外の箇所の機械的
強度を維持できる。
【0013】また、上記検知領域を、前記の受光面、受
光部のそれぞれの略中心間を結ぶ法線を軸とする立体角
150度以下の範囲とするのが好ましい。この場合、グ
ローブの受光部に対して15度以上の角度をもった熱線
が熱線検知センサに入射するよう検知領域が形成され
る。したがって、受光部の領域を必要な範囲に限定して
グローブを形成することができる。
【0014】また、上記受光部に前記集光レンズと略同
一光軸の受光レンズを形成するのが好ましい。この場
合、熱線検知センサの検知領域内の人体等は、それから
発せられる熱線が、熱線検知センサの集光レンズ、及び
グローブの受光部に同集光レンズと略同一光軸となるよ
う設けられた受光レンズにて確実に集光されて検知され
る。したがって、熱線検知センサの検知感度を、グロー
ブ内面温度の影響をさらに少なくして維持できる。
【0015】また、上記の受光面及び受光部間の間隔を
5mm以上とするのが好ましい。この場合、熱線検知セ
ンサが、大略1.5mm以下の肉厚をもったポリエチレ
ン系樹脂の受光部越しに5mm以上離隔させて配設され
る。したがって、グローブを透過する熱線検知センサの
受光面の視認性を低下できる。
【0016】また、上記の受光部及び熱線検知センサ間
に、可視光を遮蔽し熱線を透過する遮蔽部材を設けるの
が好ましい。この場合、熱線検知センサが、大略1.5
mm以下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部と
熱線検知センサとの間に配設された、可視光を遮蔽し熱
線を透過する遮蔽部材越しに視認される。したがって、
グローブを透過する熱線検知センサの受光面の視認性を
より低下できる。
【0017】また、上記熱線検知センサを、その受光面
との色差ΔEが2以下の表面色をもった器具本体下面に
設けるのが好ましい。この場合、熱線検知センサが、大
略1.5mm以下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂越
しに、その受光面との色差ΔEが2以下の表面色をもっ
た器具本体とともに視認される。したがって、グローブ
を透過する熱線検知センサの受光面の視認性をさらに低
下できる。
【0018】また、上記光源ランプの略同一平面、又は
それより下方位置に熱線検知センサの受光面を設け、同
熱線検知センサ及び光源ランプ間に熱線を遮蔽し可視光
を透過する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材を設けるのが
好ましい。この場合、光源から熱線検知センサへの放射
熱が、それと光源ランプ間に設けられた熱線を遮蔽し可
視光を透過する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材にて遮蔽
される。
【0019】また、上記受光部以外のグローブ表面に帯
電防止処理を施すのが好ましい。この場合、受光部以外
のグローブ表面の帯電防止性能が確保され、且つ、熱線
検知センサの検知感度も維持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1乃至図9は、本発明の、請求
項1乃至6、8、10全てに対応する第1の実施の形態
を示し、図10は、請求項7に対応する第2の実施の形
態を示し、図11は、請求項9に対応する第3の実施の
形態を示し。図12は、請求項11に対応する第4の実
施の形態を示し、図13は、請求項12に対応する第5
の実施の形態を示している。
【0021】[第1の実施の形態]図1は、本発明の第
1の実施の形態のセンサ付照明器具を示す概略構成図、
図2は、同センサ付照明器具のグローブを示す断面図、
図3は、同センサ付照明器具の実施例の、グローブの材
料比較を示す説明図、図4は、同センサ付照明器具の検
知領域の説明図、図5は、同センサ付照明器具の受光部
の肉厚と熱線透過率の関係を示す説明図、図6は、同セ
ンサ付照明器具の内部蓄熱状態の確認実験の説明図、図
7は、同センサ付照明器具の、実施例の内部蓄熱状態の
実験結果を示す説明図、図8は、同センサ付照明器具の
他の実施例の説明図、図9は、同センサ付照明器具のさ
らに他の実施例の説明図である。
【0022】この実施の形態のセンサ付照明器具1は、
合成樹脂材料製のグローブ3にて覆われた光源ランプ4
を、該グローブ3内に配設された、人体などから放射さ
れる熱線を集光し人体等の検知を行う熱線検知センサ6
の出力にて点灯制御するよう成したセンサ付照明器具に
おいて、グローブ3を、可視光及び熱線の双方が高率透
過される合成樹脂材料にて形成して成る。また、該実施
の形態のセンサ付照明器具1は、合成樹脂材料を3〜1
5μmの波長領域の熱線を透過するポリエチレン系樹脂
としてもいる。
【0023】詳しくは、この実施の形態におけるセンサ
付照明器具1は、住宅等の居住空間照明用のもので、図
1に示すように天井Cに取り付けられて使用される。そ
して、丸形蛍光管にて形成された光源ランプ4と、この
光源ランプ4を点灯させる器具本体5及び熱線検知セン
サ6とを備えており、これらは何れも3〜15μmの波
長領域の熱線を透過するポリエチレン系樹脂製のグロー
ブ3をその主要部とする外郭ケース内部に配設される。
なお、この外郭ケースは、上記光源ランプ4の透光カバ
ーとなるポリエチレン系樹脂材料として、透光性の高密
度ポリエチレン樹脂にておわん状に形成されたグローブ
3と、このグローブ3を着脱自在に取り付けるための鋼
板製で略円板形の基台2とで構成されている。
【0024】グローブ3は、詳しくは図2に示す形状
で、後述する熱線検知センサ6の受光面61と対向する
その検知領域を構成する立体角に含まれる受光部31と
なる部分が大略1.5mm以下の肉厚となるようにして
おり、この場合、受光部31以外の肉厚が受光部31よ
り厚くなるよう形成している。この受光部31は、図1
に示す如く、熱線検知センサ6による検知領域11が、
その熱線検知センサ6の受光面61、受光部31のそれ
ぞれの略中心間を結ぶ法線を軸とする立体角150度以
下の範囲となるようにしている。受光部31を薄くする
加工方法については、成形金型内にて肉厚を薄くする部
分のみ凸状にすることが好ましく、他に、成形時にプラ
グ等で押すことにより部分的に肉厚を薄くした成形体を
得ることも可能である。
【0025】また、この実施例のものにおいては、グロ
ーブ3を、耐候性及び可視光領域の光の拡散性を向上さ
せるために、比較例となる従来のアクリル樹脂のものと
同様に耐候剤となる紫外線吸収剤、及び白色拡散剤を、
図3に示すように分散させた材質のものを採用してい
る。したがって、高密度ポリエチレン材料による成形体
自体にて耐候性を維持するとともに、光源ランプ4及び
熱線検知センサ6の視認性を、可視光の拡散効果にて低
下させて外観の向上を図ることができる。そして、勿
論、赤外線透過性も良好なことから、熱線検知センサ6
の出力にて光源ランプ4を点灯制御を制御することがで
き、また、光源ランプ4から発せられる熱を外部へ放熱
する効果も奏することができる。そのため、合成樹脂製
のグローブを用いた照明器具において従来から問題とな
っている、点灯時に部材どうしの接合部から異音が発生
するという問題の抑制もできる。
【0026】なお、この外郭ケース内には、光源ランプ
4とともに、後述する器具本体5の点灯装置の一部とな
るプルスイッチの操作部分をスライド自在にガイドする
ガイド片(図示せず)が横向きに出退自在となるよう配
設される。このガイド片の先端には、後述するプルスイ
ッチの操作用の引きひもを挿通垂下させるガイド孔が穿
設されている。
【0027】器具本体5は、この場合、光源の蛍光管を
高効率に点灯させる点灯装置として、電子安定器である
インバータ点灯回路を有して形成されている。この器具
本体5には、その下面側に後述する熱線検知センサ6が
設けられるが、その受光面61となる白色との色差ΔE
が2以下の白色系の表面色をもったケース内に、このイ
ンバータ点灯回路に電源を供給する電源回路が設けられ
ている。したがって、熱線検知センサ6が、大略1.5
mm以下の肉厚をもった高密度ポリエチレン樹脂越し
に、その受光面61との色差ΔEが2以下の表面色をも
った器具本体5とともに視認されて目立ちにくいものと
なる。なお、上記電源回路は、後述する熱線検知センサ
6のセンサ本体部をへ電源を供給するようになってお
り、また、上記の電子安定器は、光源ランプ4の点滅操
作を、後述する熱線検知センサ6のセンサ本体部とプル
スイッチとにより行われるように構成されている。な
お、このプルスイッチは、良く知られた接点式の点滅機
構を備えた構造のものにて形成することができる。
【0028】熱線検知センサ6は、上記電子安定器を制
御し光源ランプ4を点灯させる出力回路と熱線検知セン
サ6全体の電源供給を行うセンサ電源回路とをもったセ
ンサ本体部と、人体熱の検知を行ってその存在あるいは
移動状態の検出を行うセンサ部とを備えている。このセ
ンサ部は、人体から放射される熱線を感知する焦電セン
サと、焦電センサから出力される微弱な人体検知信号を
電気的に増幅し信号処理を行う信号処理回路とが、熱線
検知センサ6下面に配設された受光面61であって、該
焦電センサへ向けて集光する熱線集光用のポリエチレン
樹脂材料製ドーム状マルチレンズの内部に収容され一体
化されている。
【0029】この場合、受光面61は、上記したように
器具本体5とは色差ΔEが2以下の表面色をもった白色
系の表面色にて形成されているが、その視認性をさらに
改善するために、受光面61及びグローブ3の受光部3
1間の間隔dを5mm以上としている。すなわち、熱線
検知センサ6が、大略1.5mm以下の肉厚をもった高
密度ポリエチレン樹脂の受光部31越しに、5mm以上
離隔させて配設されることにて、グローブ3と熱線検知
センサ6との距離がより接近してグローブ3を通して受
光面61が映り出て見栄えが悪くのを解消し、色彩コン
トラスト面の配慮に加えて受光面61を目立ちにくくで
きる。その結果、グローブ3を透過する熱線検知センサ
6の受光面61の視認性による外観の不具合をより改善
している。
【0030】上記のセンサ付照明器具1においては、ま
ず、図1に示すように、器具本体5及び熱線検知センサ
6の設けられた基台2が天井Cに取り付けられ、次い
で、この基台2にグローブ3が回転されて係止されて使
用される。なお、光源ランプ4は、ランプソケット(図
示せず)を介して器具本体5の点灯装置と電気的に接続
され且つランプホルダを介して所定位置に予め支持させ
ている。
【0031】そして、人体などから放射される熱線を、
グローブ3内に配設された熱線検知センサ6に対してそ
のグローブ3越しに検知させて、そのグローブ3に覆わ
れた光源ランプが点灯制御される。
【0032】このとき、熱線検知センサ6の検知領域1
1が、グローブ3の受光部31に対して15度以上の角
度をもった熱線が熱線検知センサ6の受光面61に入射
するように形成される。すなわち、図4に示す如く、受
光部31の接線と成す角度(θ)が15度以下において
は、受光部31から受光面61を経て熱線検知センサ6
に進入していく熱線の光路長が長くなって、到達するま
でに減衰することとなるが、この場合、受光部31の領
域を必要な範囲に限定してグローブ3を形成しており、
さらに、受光部31による熱線の反射量も軽減されて熱
線検知センサ6の検知感度を効果的に維持することがで
きるのである。
【0033】なお、熱線の減衰及び反射のみを解消する
方策としては、外観意匠的に許される場合には、部分的
に受光部31を突出し湾曲させても良いし(図示せ
ず)、熱線の反射量をより軽減するためには、グローブ
3の内外面の少なくとも一方の表面粗さをRa3.0μ
m以下もしくはRy10μm以下にしても良い。すなわ
ち、成形体の表面粗さがこれら値以下とすることによっ
ても、熱線あるいは光源ランプ4から発せられる可視光
がグローブ3表面で反射されて透過性が低下し、その結
果、赤外線人体検知センサの感度が低下したり、或いは
ランプからの光の透過率が低下することをより解消する
ことができる。
【0034】この場合、検知領域11を構成する、熱線
検知センサ6の受光面61と対向する立体角に含まれ
る、大略1.5mm以下の肉厚をもったポリエチレン系
樹脂の受光部31越しに熱線が検知される。すなわち、
図5に示す、肉厚−熱線透過率の関係を示すグラフから
も明らかなように、1.5mm以下の肉厚において直線
的に熱線透過率が増加していることから、熱線検知セン
サの検知感度を維持するためには、受光部31となる部
分は大略1.5mm以下の肉厚となるよう形成するのが
好ましい。この肉厚寸法は、グローブ3の強度面での性
能確保、あるいは成型加工の生産面からみたときには、
その最小寸法を0.4mm以上にすることが好ましい。
そのため、上記グローブ3を、受光部31以外の肉厚が
受光部31より厚くなるよう形成している。すなわち、
受光部31の肉厚を薄くしてそれ以外の箇所の機械的強
度を維持できて、且つ、熱線検知センサ6の検知感度も
維持できて、任意の形状にグローブ3を形成可能とな
る。
【0035】このセンサ付照明器具による場合、グロー
ブ3内の光源ランプ4から発せられる熱をグローブ3を
透過して外部へ放出させることができるが、次に、この
ことについての確認実験内容を説明する。この確認実験
においては、前述したように、図3の材料比較表に基づ
く1mm程度の肉厚をもった高密度ポリエチレン樹脂製
(実施例)及び、アクリル樹脂製(比較例)のグローブ
3を、熱線検知センサ6を有していないものの基台2に
装着させて、40Wの丸形蛍光管による光源ランプ4を
連続点灯させ、(1)乃至(4)に示す各箇所の表面温
度を、当該各部の温度変化の安定した後にを計測した。
計測結果を比較した比較表を図7に示す。
【0036】このときの各部表面温度は、照明器具外側
−電子安定器上(1)にて3.8度、光源ランプ管壁-
ホルダー横(2)にて2.7度、器具本体内側−電子安
定器上(3)にて4.2度、及びグローブ内面−中心
(4)にて5度の温度差だけ、高密度ポリエチレン樹脂
製のものがアクリル樹脂製のものより表面温度の低く、
器具内部に熱が蓄積されにくいことが解る。特に、
(4)に示す熱線検知センサ6の検知視野内となるグロ
ーブ6内面の温度が、従来の技術の項で述べた、図15
に示すような構成のものと比較しても、30度の周囲温
度において5度程度低いことから、熱線検知センサ6の
検知性能を良好に確保できることが解る。
【0037】なお、この表において、全光線透過率、す
なわち可視光領域の波長の光透過率と、熱線すなわち人
体表面温度程度の遠赤外線領域の波長の光透過率を示し
ている。これによると、全光線透過率が、比較例のもの
が62.2%に対して実施例のものは42%で、また、
熱線が、比較例のものが6.1%に対して実施例のもの
は39.7%であり、このものにおいて可視光及び熱線
の双方が高率透過されるのが解る。
【0038】また、この場合、実施例のものは、熱線検
知センサ6の検知視野内であるグローブ内面における表
面温度測定値が37.8度であるにも関わらず、器具本
体5に熱線検知センサ6を設けたときには良好に人体を
検知している。このことから、このものの熱線検知セン
サ6をその受光面61に集光レンズを有するものとして
いるので、熱線検知センサ6の検知領域11内の人体、
すなわちその表面温度の32〜34度程度の熱源が、受
光面61となる集光レンズを介して、近傍の38度程度
の温度をもった透過面となるグローブ3越しに焦点を結
んで、確実に集光されて検知されることが解る。
【0039】表中に示した拡散率は、グローブ表面の所
定角度方向の可視光による輝度値を求めて、直接透過す
る可視光による輝度値との比率を所定の計算式に基づい
て算出したもので、拡散剤の量によっても異なるもので
ある。(比較例のものが53%であるのに対しこの実施
例においては78.2%であり拡散剤による効果が顕著
であることが解る。)
【0040】したがって、以上説明したセンサ付照明器
具1によると、人体などから放射される熱線を、グロー
ブ3内に配設された熱線検知センサ6に対してそのグロ
ーブ3越しに検知させてそのグローブ3に覆われた光源
ランプ4を点灯制御できるので、熱線検知センサ6を器
具外部から目立たなく設けることができて外観のデザイ
ン性向上を図ることができて、熱線検知センサ6の検知
性能を確保できる。
【0041】そして、グローブ3を、汎用の安価な合成
樹脂である、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチ
レン樹脂などのポリエチレン系樹脂にて安いコストにて
形成できる。また、熱線検知センサ6の検知領域11内
の人体等は、その受光面61となる集光レンズを介し
て、それから発せられる熱線がグローブ3越しに確実に
集光されて検知されるので、熱線検知センサ6の検知感
度を、グローブ3内面温度の影響をより少なくして維持
できる。
【0042】また、熱線検知センサ6の検知領域11を
構成する、熱線検知センサ6の受光面61と対向する立
体角に含まれる、大略1.5mm以下の肉厚をもったポ
リエチレン系樹脂の受光部31越しに熱線が検知される
ので、グローブ3を透過するに際しての熱線の減衰を比
較的少なくして熱線検知センサ6の検知感度を維持で
き、しかも、受光部31の肉厚を薄くしてそれ以外の箇
所の機械的強度を維持できる。また、グローブ3の受光
部31に対して15度以上の角度をもった熱線が熱線検
知センサ6に入射するよう検知領域11が形成されるの
で、受光部31の領域を必要な範囲に限定してグローブ
3を形成できる。
【0043】また、熱線検知センサ6が、大略1.5m
m以下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部31
越しに5mm以上離隔させて配設されるので、グローブ
3を透過する熱線検知センサ6の受光面61の視認性を
低下でき、しかも、熱線検知センサ6が、その受光面6
1との色差ΔEが2以下の表面色をもった器具本体5と
ともに視認されるので、グローブ3を透過する熱線検知
センサ6の受光面61の視認性をさらに低下できる。
【0044】なお、本発明は、上記に示されたもの以外
に、例えば、図8に示すように、グローブ3外面に装飾
を施したもの、あるいは図9の(a)正面図、(b)側
面断面図に示すように、グローブに替えて、可視光及び
熱線の双方が高率透過される合成樹脂材料のブラケット
7にて光源及び熱線検知センサを覆ったもの等、各種実
施形態のセンサ付照明器具を含むことは言うまでもな
い。
【0045】[第2の実施の形態]図10は、第2の実
施の形態のセンサ付照明器具を示す概略構成図である。
【0046】この実施の形態のセンサ付照明器具は、グ
ローブの受光部の構成のみが第1の実施の形態と異なる
もので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一
で、該実施の形態のセンサ付照明器具は、図10に示す
ように、受光部31に前記熱線検知センサ6の集光レン
ズと略同一光軸の受光レンズ32を形成している。
【0047】詳しくは、このもののグローブ3は、受光
部31となる部分が大略1.5mm以下の肉厚となるよ
うにして複数の凸レンズ32aを、その光軸が熱線検知
センサ6下面で受光面61となる前記のポリエチレン樹
脂材料製ドーム状マルチレンズと略一致させて形成して
いる。なお、この受光レンズ32は、上記の凸レンズ以
外に、フレネルレンズによっても形成することができ
る。この場合、比較的短い焦点距離をもって開口面積の
大きい受光レンズを容易に形成することが可能となる。
【0048】したがって、以上説明したセンサ付照明器
具1によると、熱線検知センサ6の検知領域11内の人
体等は、それから発せられる熱線が、熱線検知センサ6
の集光レンズ、及びグローブ3の受光部31に同集光レ
ンズと略同一光軸となるよう設けられた受光レンズ32
にて確実に集光されて検知されるので、熱線検知センサ
6の検知感度を、グローブ3内面温度の影響をさらに少
なくして維持できる。
【0049】[第3の実施の形態]図11は、第3の実
施の形態のセンサ付照明器具の概略構成を示す説明図で
ある。
【0050】この実施の形態のセンサ付照明器具は、遮
蔽部材を設ける構成のみが第1の実施の形態と異なるも
ので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同一
で、該実施の形態のセンサ付照明器具は、図11に示す
ように、前記の受光部31及び熱線検知センサ6間に、
可視光を遮蔽し熱線を透過する遮蔽部材8を設けてい
る。
【0051】詳しくは、遮蔽部材8は、可視光を遮蔽し
熱線を透過させる材料として高密度ポリエチレン樹脂を
用いて、図11(a)に示すものは肉厚0.4mm程度
のシート材を、真空成形加工を行って半球のカップ状と
してあり、熱線検知センサ6を覆うようにして器具本体
5の下面に設けられている。なお、この高密度ポリエチ
レン樹脂は、紫外線吸収剤及び白色拡散剤を添加させた
ものを使用している。
【0052】したがって、以上説明したセンサ付照明器
具1によると、熱線検知センサ6が、大略1.5mm以
下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部31と熱
線検知センサ6との間に配設された、可視光を遮蔽し熱
線を透過する遮蔽部材8越しに視認されるので、グロー
ブ3を透過する熱線検知センサ6の受光面61の視認性
をより低下できる。
【0053】なお、この遮蔽部材8については、上記に
よるものの他、図11(b)に示すように、上記シート
材をメッシュ状として熱線の透過率を向上させたもの、
あるいは、図11(c)に示すように四角錐台状に形成
したもの、あるいは、図11(d)に示すように、四角
錐台状にし、そのシート材をメッシュ状としたものな
ど、熱線検知センサ6の機能に影響を及ぼさない形状で
あれば各種の構成とすることができる。
【0054】[第4の実施の形態]図12は、第4の実
施の形態のセンサ付照明器具の概略構成を示す説明図で
ある。
【0055】この実施の形態のセンサ付照明器具は、熱
線遮蔽部材を設ける構成のみが第1の実施の形態と異な
るもので、他の構成部材は第1の実施の形態のものと同
一で、該実施の形態のセンサ付照明器具は、図12
(a)に示すように、光源ランプ4の略同一平面、又は
それより下方位置に熱線検知センサ6の受光面61を設
け、同熱線検知センサ6及び光源ランプ4間に熱線を遮
蔽し可視光を透過する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材9
を設けている。
【0056】詳しくは、熱線遮蔽部材9は、光源ランプ
4から発する熱線にて前記熱線検知センサ6が感度低下
したり、光源ランプ4消灯後に気流などの影響でその熱
が熱線検知センサ6に及んで誤動作したりするのを防止
するためのもので、この場合、器具本体5下面に一体と
なるよう装着された円環状部材にて形成されている。ま
た、この熱線遮蔽部材9は、グローブ3越しに視認され
にくようにするために可視光を透過する材料としてあ
る。この条件に見合う材料としては、アクリル樹脂、ポ
リカーボネイト樹脂などの合成樹脂材料や、ガラス材料
等が挙げられるが、耐候性すなわち耐紫外線特性の良好
で成型性の良好なアクリルを使用することが好ましい。
【0057】したがって、以上説明したセンサ付照明器
具1によると、光源ランプ4から熱線検知センサ6への
放射熱が、それと光源ランプ4間に設けられた熱線を遮
蔽し可視光を透過する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材9
にて遮蔽されるので、光源ランプ4の熱に起因する誤動
作要因を無くして検知性能をより安定化できる。
【0058】なお、熱線遮蔽部材の形状については、特
に限定されるものではないが、例えば、図12(b)に
示すように、例えば熱線検知センサ6の受光面61周囲
に一体化して装着するもの等、熱線検知センサ6の受光
面61に向けて熱線を集光できる形状であれば特に限定
されない。
【0059】[第5の実施の形態]図13は、第5の実
施の形態のセンサ付照明器具の概略構成を示す説明図で
ある。
【0060】この実施の形態のセンサ付照明器具は、グ
ローブ表面に帯電防止処理をする構成のみが第1の実施
の形態と異なるもので、他の構成部材は第1の実施の形
態のものと同一で、該実施の形態のセンサ付照明器具
は、図13(a)に示すように、前記受光部31以外の
グローブ3表面に帯電防止処理を施して成る。
【0061】詳しくは、このもののグローブ3は、グロ
ーブ3の透過カバーとしての実用性を考慮して、グロー
ブ3表面に埃が付着しないよう帯電防止層10を構成さ
せている。この場合、図12(b)の詳細図の如く、グ
ローブ3の外面に帯電防止層を設けている。したがっ
て、カバー内部全体に帯電防止剤を分散させるもののよ
うに、赤外線がカバー内部を入射し透過するまでの間に
帯電防止剤に反射される回数が多くなって、受光部31
において透過性が低くなりセンサ感度が低下することが
軽減される。
【0062】この帯電防止層10を設ける方法として
は、グローブ3を成形加工した後に、塗装、印刷等の方
法でグローブ3表面に親水性塗料を塗布し、次いで、受
光部31の部分のみマスキング処理を行った後帯電防止
層を設ける方法、或いは、プラズマ処理にて、グローブ
3表面を親水性を持たせて同様に帯電防止層を設ける方
法等、各種の方法により達成できる。
【0063】したがって、以上説明したセンサ付照明器
具1によると、受光部31以外のグローブ3表面の帯電
防止性能が確保され、且つ、熱線検知センサ6の検知感
度も維持できる。
【0064】
【発明の効果】本発明は、上述の実施態様の如く実施さ
れて、請求項1記載のセンサ付照明器具にあっては、人
体などから放射される熱線を、グローブ内に配設された
熱線検知センサに対してそのグローブ越しに検知させて
そのグローブに覆われた光源ランプを点灯制御できるの
で、熱線検知センサを器具外部から目立たなく設けるこ
とができて外観のデザイン性向上を図ることができる。
【0065】また、請求項2記載のセンサ付照明器具に
あっては、グローブを、汎用の安価な合成樹脂である、
高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂など
のポリエチレン系樹脂にて安いコストにて形成できる。
【0066】また、請求項3記載のセンサ付照明器具に
あっては、熱線検知センサの検知領域内の人体等は、そ
の受光面となる集光レンズを介して、それから発せられ
る熱線がグローブ越しに確実に集光されて検知されるの
で、熱線検知センサの検知感度を、グローブ内面温度の
影響をより少なくして維持できる。
【0067】また、請求項4記載のセンサ付照明器具に
あっては、熱線検知センサの検知領域を構成する、熱線
検知センサの受光面と対向する立体角に含まれる、大略
1.5mm以下の肉厚をもったポリエチレン系樹脂の受
光部越しに熱線が検知されるので、グローブを透過する
に際しての熱線の減衰を比較的少なくして熱線検知セン
サの検知感度を維持できる。
【0068】また、請求項5記載のセンサ付照明器具に
あっては、受光部の肉厚を薄くしてそれ以外の箇所の機
械的強度を維持できる。
【0069】また、請求項6記載のセンサ付照明器具に
あっては、グローブの受光部に対して15度以上の角度
をもった熱線が熱線検知センサに入射するよう検知領域
が形成されるので、受光部の領域を必要な範囲に限定し
てグローブを形成することができる。
【0070】また、請求項7記載のセンサ付照明器具に
あっては、熱線検知センサの検知領域内の人体等は、そ
れから発せられる熱線が、熱線検知センサの集光レン
ズ、及びグローブの受光部に同集光レンズと略同一光軸
となるよう設けられた受光レンズにて確実に集光されて
検知されるので、熱線検知センサの検知感度を、グロー
ブ内面温度の影響をさらに少なくして維持できる。
【0071】また、請求項8記載のセンサ付照明器具に
あっては、熱線検知センサが、大略1.5mm以下の肉
厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部越しに5mm以
上離隔させて配設されるので、グローブを透過する熱線
検知センサの受光面の視認性を低下できる。
【0072】また、請求項9記載のセンサ付照明器具に
あっては、熱線検知センサが、大略1.5mm以下の肉
厚をもったポリエチレン系樹脂の受光部と熱線検知セン
サとの間に配設された、可視光を遮蔽し熱線を透過する
遮蔽部材越しに視認されるので、グローブを透過する熱
線検知センサの受光面の視認性をより低下できる。
【0073】また、請求項10記載のセンサ付照明器具
にあっては、熱線検知センサが、大略1.5mm以下の
肉厚をもったポリエチレン系樹脂越しに、その受光面と
の色差ΔEが2以下の表面色をもった器具本体とともに
視認されるので、グローブを透過する熱線検知センサの
受光面の視認性をさらに低下できる。
【0074】また、請求項11記載のセンサ付照明器具
にあっては、光源から熱線検知センサへの放射熱が、そ
れと光源ランプ間に設けられた熱線を遮蔽し可視光を透
過する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材にて遮蔽されるの
で、光源ランプの熱に起因する誤動作要因を無くして検
知性能をより安定化できる。
【0075】また、請求項12記載のセンサ付照明器具
にあっては、受光部以外のグローブ表面の帯電防止性能
が確保され、且つ、熱線検知センサの検知感度も維持で
きる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のセンサ付照明器具
を示す概略構成図である。
【図2】同センサ付照明器具のグローブを示す断面図で
ある。
【図3】同センサ付照明器具の実施例の、グローブの材
料比較を示す説明図である。
【図4】同センサ付照明器具の検知領域の説明図であ
る。
【図5】同センサ付照明器具の受光部の肉厚と熱線透過
率の関係を示す説明図である。
【図6】同センサ付照明器具の内部蓄熱状態の確認実験
の説明図である。
【図7】同センサ付照明器具の、実施例の内部蓄熱状態
の実験結果を示す説明図である。
【図8】同センサ付照明器具の他の実施例の説明図であ
る。
【図9】同センサ付照明器具のさらに他の実施例の説明
図である。
【図10】第2の実施の形態のセンサ付照明器具を示す
概略構成図である。
【図11】第3の実施の形態のセンサ付照明器具の概略
構成を示す説明図である。
【図12】第4の実施の形態のセンサ付照明器具の概略
構成を示す説明図である。
【図13】第5の実施の形態のセンサ付照明器具の概略
構成を示す説明図である。
【図14】本発明の従来例であるセンサ付照明器具を示
す概略構成図である。
【図15】同センサ付照明器具の他の構成を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1 センサ付照明器具 3 グローブ 31 受光部 32 受光レンズ 4 光源ランプ 5 器具本体 6 熱線検知センサ 61 受光面 8 遮蔽部材 9 熱線遮蔽部材 11 検知領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 晋治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 渡辺 加津己 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山本 耕司 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 青木 慎一 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 3K014 AA03 GA03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料製のグローブにて覆われた
    光源ランプを、該グローブ内に配設された、人体などか
    ら放射される熱線を集光し人体等の検知を行う熱線検知
    センサの出力にて点灯制御するよう成したセンサ付照明
    器具において、 グローブを、可視光及び熱線の双方が高率透過される合
    成樹脂材料にて形成して成ることを特徴とするセンサ付
    照明器具。
  2. 【請求項2】 合成樹脂材料を3〜15μmの波長領域
    の熱線を透過するポリエチレン系樹脂とした請求項1記
    載のセンサ付照明器具。
  3. 【請求項3】 熱線検知センサを、その受光面に集光レ
    ンズを有するものとした請求項1又は2記載のセンサ付
    照明器具。
  4. 【請求項4】 グローブを、少なくとも、熱線検知セン
    サの受光面と対向するその検知領域を構成する立体角に
    含まれる受光部となる部分が大略1.5mm以下の肉厚
    となるよう形成した請求項2又は3記載のセンサ付照明
    器具。
  5. 【請求項5】 グローブを、受光部以外の肉厚が受光部
    より厚くなるよう形成した請求項4記載のセンサ付照明
    器具。
  6. 【請求項6】 前記検知領域を、前記の受光面、受光部
    のそれぞれの略中心間を結ぶ法線を軸とする立体角15
    0度以下の範囲とした請求項5記載のセンサ付照明器
    具。
  7. 【請求項7】 受光部に前記集光レンズと略同一光軸の
    受光レンズを形成した請求項4乃至6のいずれか一つの
    請求項に記載のセンサ付照明器具。
  8. 【請求項8】 前記の受光面及び受光部間の間隔を5m
    m以上とした請求項4乃至7のいずれか一つの請求項に
    記載のセンサ付照明器具。
  9. 【請求項9】 前記の受光部及び熱線検知センサ間に、
    可視光を遮蔽し熱線を透過する遮蔽部材を設けて成る請
    求項4乃至8のいずれか一つの請求項に記載のセンサ付
    照明器具。
  10. 【請求項10】 前記熱線検知センサを、その受光面と
    の色差ΔEが2以下の表面色をもった器具本体下面に設
    けて成る請求項4乃至9のいずれか一つの請求項に記載
    のセンサ付照明器具。
  11. 【請求項11】 光源ランプの略同一平面、又はそれよ
    り下方位置に熱線検知センサの受光面を設け、同熱線検
    知センサ及び光源ランプ間に熱線を遮蔽し可視光を透過
    する合成樹脂材料製の熱線遮蔽部材を設けて成る請求項
    1乃至10のいずれか一つの請求項に記載のセンサ付照
    明器具。
  12. 【請求項12】 前記受光部以外のグローブ表面に帯電
    防止処理を施して成る請求項4乃至11のいずれか一つ
    の請求項に記載のセンサ付照明器具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011029091A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具
JP2011243463A (ja) * 2010-05-19 2011-12-01 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具及びそれを用いた照明システム

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