JP5491824B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関するものである。
従来から、人検知センサ(人感センサともいう)と光源とを備え、人検知センサが人検知センサの検知エリア内に人が存在することを検知すると、光源を所定の時間だけ点灯させる照明器具がある。この人検知センサを備えた照明器具は、手動スイッチにより点灯または消灯させる照明器具とは異なり、光源を自動で点灯または消灯させることができるので、照明の消灯し忘れ等を防止することができるから、利便性の向上、省エネルギ化および安全化を図ることができる。
近年では、ビル等の施設の管理者が、階段や通路などの普段の利用頻度が少ない場所にこの人検知センサを備えた照明器具を設置することで、施設で消費される電力の省エネルギ化を図ることが一般的になりつつある。
このような照明器具に用いられる人検知センサとしては、従来では主にPIR(Passive Infrared Radiation)センサが使用されてきた。PIRセンサは、パッシブ型の人検知センサであり、人検知センサの検知エリア内にいる人の動き等による温度変化を検知すると人体検知信号を出力する。このPIRセンサは、安価であり且つ使用しやすいという利点がある。
一方、工場や倉庫等の比較的広い範囲で人の存否を検知する必要がある場所に設置される照明器具の場合、PIRセンサでは検知距離が短いため、前記検知距離がPIRセンサに比べて長いアクティブ型の人検知センサが用いられる。
アクティブ型の人検知センサは、まず、自らが検知エリア内にいる人に向かって信号を送信するとともに検知エリア内にいる人で反射して跳ね返ってきた信号を受信して、送信した信号と受信した信号との差を検出して検知エリアにおける人の有無を検知する。アクティブ型の人検知センサは、PIRセンサ等のパッシブ型の人検知センサに比べて高精度ではあるが、パッシブ型の人検知センサに比べて比較的高価であり、消費電力も大きい。アクティブ型の人検知センサとしては、例えば、ミリ波センサや測距センサ等がある。ミリ波センサは、人検知センサにおいてミリ波を発振して当該ミリ波を検知エリアに向かって送信するとともに、検知エリア内において移動する人(或いは、移動物体)で反射して跳ね返ってきたミリ波を受信して、送信したミリ波と受信したミリ波との周波数差を検出することにより、検知エリア内において移動する人の存否を検出する。
ところで、階段等に設置される照明器具は、光源を直視することにより生じるグレアを抑制するために、一般的に光源の前方にセードや透光性カバー、ルーバ等が取り付けられている。しかしながら、階段等に設置される照明器具には、非常用の照明器具として使用されるものが多く、その場合はセードの材質等に関して建築基準法や消防法の規制を受ける。例えば、建築基準法によれば、非常用の照明器具の主要構成部分は、難燃性のものでなくてはならず(昭和45年建設省告示第1830号参考)、セードや透光性カバー、ルーバ等は、可燃性の合成樹脂により形成することはできない。そのため、セードは、可視光を透過させる材料により形成する必要があることから、必然的に可視光を透過するガラスにより形成することとなる。
ところが、ガラスは、赤外線や電波等のように可視光に比べて波長が長い電磁波を透過させ難い。従って、従来のPIRセンサ等のパッシブ型の人検知センサを備えた照明器具では、ガラスの影響を避けるために人検知センサを器具本体の外側に設ける必要があったため、照明器具の外観意匠が低下するおそれがあった。また、人検知センサとして、ミリ波センサ等の電波式センサのようなアクティブ型の人検知センサを用いた照明器具についても、人検知センサを器具本体の内側に設けると、人検知センサから送信されるミリ波が、ガラスにより形成されたセードを透過する際に減衰してしまい、人検知センサの感度が低下してしまうおそれがあった。
これに対して、図6に示すように、天井材Cに設置される照明器具であって、円盤状に形成され且つ厚み方向の一表面側に円環状の蛍光灯25と赤外線受光器22とが配置された器具本体27と、透光性材料によりドーム状に形成され且つ蛍光灯25および赤外線受光器22とを覆う形で器具本体27の前記一表面側に取着されるセード21と、器具本体27とは別置の赤外線送信機24から送信され赤外線受光器22により受信される赤外線信号に基づいて蛍光灯25を点灯または消灯するように制御する点灯装置(図示せず)とを備え、セード21の一部に赤外線送信機24から送信される赤外線信号が透過する窓部21aが設けられてなるものであって、窓部21aがセード21における窓部21a以外の部位よりも薄肉に形成されてなるもの、或いは窓部21aが赤外線に対する透過率の高い材料で形成されてなるもののいずれかからなる照明器具が提案されている(特許文献1参照)。
従って、人検知センサが器具本体内に収納されてなる照明器具について、図6に示す構成の照明器具に用いられている技術を利用してセードにおける人検知センサの検知エリアに対応する部位を薄肉に形成することにより、照明器具の外部からセードを介して人検知センサに入射する赤外線または電磁波等の減衰を抑制することが考えられる。
特開平7−29683号公報
しかしながら、前述の人検知センサが器具本体内に収納されてなるとともにセードの一部に薄肉の窓部を設けてなる照明器具では、人検知センサに入射する赤外線または電磁波等の減衰を十分に抑制することができず、前記人検知センサによる検知感度が低下するという問題があった。
本願発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、その目的は、人検知センサを備え、人検知センサの感度の向上を図ることができる照明器具を提供することにある。
請求項1の発明は、光源と、赤外線を検知するための受信部を有し検知エリアにいる人から放射される赤外線を受信部で検知することにより検知エリアにおける人の存否を検知するパッシブ型の人検知センサ、および検知エリアに探索信号を送信するとともに検知エリア内にいる人で反射される反射信号を受信部で受信し、受信した反射信号に基づいて検知エリアにおける人の存否を検知するアクティブ型の人検知センサの少なくとも一方からなる人検知センサと、人検知センサからの出力に基づいて光源へ供給する電力を制御することにより光源の光出力を制御する制御手段を有する点灯装置と、光源および人検知センサを保持する器具本体と、グレアを抑制するために光源およびセンサを覆うように器具本体に取り付けられたガラス製のセードとを備え、セードにおける人検知センサの検知エリアと受信部との間に位置する部位に、光源から放射される光を直接外部に通過させない貫通孔が複数設けられたことを特徴とする。
この発明によれば、セードには、人検知センサの検知エリアと受信部との間に位置する部位に貫通孔が貫設されており、パッシブ型の人検知センサでは、検知エリアにいる人から放射される赤外線が、アクティブ型の人検知センサでは、探索信号が、貫通孔を通って外部に出射するとともに、反射信号が、貫通孔を通って人検知センサの受信部に入射するので、セードにおける人検知センサの検知エリアに対応する部位を薄肉に形成する場合に比べて、探索信号および反射信号の減衰を抑制することができるから、人検知センサの検知感度を向上させることができる。また、貫通孔が、光源から放射される光を直接外部に通過させないことにより、光源から放射される光の一部がセードを介さずに直接外部に出射されることがないので、グレアを確実に抑制することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記貫通孔は、前記人検知センサの前記受信部を中心として放射状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記貫通孔が、前記人検知センサの前記受信部の中心から放射状に延長された直線方向に沿って前記貫通孔の前記内側面が傾斜する形に形成されてなることにより、パッシブ型の人検知センサにおいては、検知エリアにいる人から放射され前記貫通孔に入射する赤外線、アクティブ型の人検知センサであって前記探索信号および前記反射信号として赤外線や可視光などの光を用いる人検知センサにおいては、前記人検知センサから出射され前記貫通孔に入射する前記探索信号および検知エリアにいる人で反射され前記貫通孔に入射する前記反射信号が、前記貫通孔の内側面で反射されて減衰するのを抑制することができるので、人検知センサの検知感度を向上させることができる。
請求項1の発明によれば、セードには、人検知センサの検知エリアと受信部との間に位置する部位に貫通孔が貫設されており、パッシブ型の人検知センサでは、検知エリアにいる人から放射される赤外線が、アクティブ型の人検知センサでは、探索信号が、貫通孔を通って外部に出射されるとともに、反射信号が、貫通孔を通って人検知センサの受信部に入射するので、セードにおける人検知センサの検知エリアに対応する部位を薄肉に形成する場合に比べて、探索信号および反射信号の減衰を抑制することができるから、人検知センサの検知感度を向上させることができる。また、貫通孔が、光源から放射される光を直接外部に通過させないことにより、光源から放射される光の一部がセードを介さずに直接外部に出射されることがないので、グレアを確実に抑制することができる。
実施形態の照明器具を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 同上の照明器具の概略断面図である。 同上の照明器具の概略断面図である。 同上の照明器具の一実施例を示す図である。 同上の照明器具の他の実施例の概略断面図である。 従来例の照明器具の概略断面図である。
以下、実施形態の照明器具100について図1乃至図5に基づいて説明する。なお、以降、図1(a)に示す向きにおいて、上下左右の方向を規定し、図1(b)の右側を前側(前面側)として説明する。
実施形態の照明器具100は、図1に示すように、光源である蛍光灯5と、ミリ波(例えば、24.15GHzのミリ波)を受信するための受信部2aを有し検知エリアに探索信号であるミリ波を送信するとともに検知エリアにいる動作物体(例えば、人体)により反射された反射信号であるミリ波を受信部2aで受信して検知エリアにおける人体の存否を検知するドップラーセンサからなる人検知センサ2と、人検知センサ2からの出力に基づいて蛍光灯5へ供給する電力を制御することにより蛍光灯5の光出力を制御する制御手段である後述の制御回路部(図示せず)を有する点灯装置(図示せず)と、蛍光灯5、人検知センサ2および前記点灯装置を保持する器具本体7と、グレアを抑制するために蛍光灯5および人検知センサ2を覆うように器具本体7に取り付けられたガラス製のセード1とを備える。
本実施形態の照明器具100は、例えば、図2に示すように、施設の階段に設けられた踊り場Pの壁面に設置される。
蛍光灯5は、透光性のガラスにより形成された直管型のバルブ5aと、バルブ5aの長手方向の両端部に設けられ後述のソケット(図示せず)に嵌合する口金5bとを備える。なお、実施形態では、前記光源として蛍光灯5を用いる場合について説明したが、例えば、複数のLEDを直線状に配置してなる線状光源(図示せず)を採用してもよい。
人検知センサ2は、ミリ波を発生して当該ミリ波を探索信号として検知エリアに送信するとともに、検知エリアにいる動作物体で反射されたミリ波を反射信号として受信して、送信した探索信号であるミリ波と受信した反射信号であるミリ波との周波数差(以下、ドップラー周波数という)を検出することにより検知エリアにおける動作物体の存否を検知するミリ波センサからなる。また、ミリ波センサは、従来周知であるためその詳細な説明は省略するが、ミリ波を発振して当該ミリ波を探索信号として検知エリアに放射するミリ波発生部と、検知エリアにいる動作物体で反射されたミリ波である反射信号を受信するミリ波検出部と、探索信号であるミリ波の周波数と反射信号であるミリ波の周波数を検出しこれらの周波数に基づいて前記ドップラー周波数を算出する演算処理部とを有し、検知エリアにおける移動物体の存在を検知すると、演算処理部から制御回路部に検知信号が出力される。
また、人検知センサ2の検知エリアの指向性は、図2に示した照明器具の場合、踊り場P、踊り場Pの上下それぞれに位置する階段S1,S2および出入り口E1,E2に存在する人を検知できるように設定されており、検知エリアの指向性が、左右方向への広がり角が±60°程度、上下方向への広がり角が±30°程度となるように設定されている。
点灯装置は、例えば、後述の器具本体7の主片7aに配設されており、商用電源(図示せず)から供給される交流電力を整流した後に平滑化して直流電流を出力する電源回路部(図示せず)と、前記電源回路部からの電力供給を受けて蛍光灯5に高周波電圧を出力する点灯回路部(図示せず)と、人検知センサ2に電気的に接続され人検知センサ2から出力される検知信号を受けて前記点灯回路部を制御する制御回路部とを備える。なお、光源が、複数のLEDからなる線状光源の場合には、LEDそれぞれに直流電圧を出力する点灯装置を使用すればよい。
器具本体7は、例えば、亜鉛鋼板等により矩形板状に形成された主片7aと、亜鉛鋼板等により矩形板状に形成され主片7aの長手方向の両端部から主片7aの一表面側に突出してなる脚片7b,7bとから構成された断面コ字状に形成されている。主片7aにおける前記一表面側には、主片7aの長手方向に沿って蛍光灯5を器具本体7に取り付けるための2つの支持部材15,15が並設されている。2つの支持部材15,15それぞれにおける互いに対向する面側には、蛍光灯5の口金5bが嵌合する前記ソケットが設けられており、蛍光灯5は、蛍光灯5の両端部に設けられた口金5bそれぞれを前記ソケットに嵌合させることで、2つの支持部材15,15の間に取り付けられる。また、主片7aの前記一表面側における略中央部には、支持部材15,15に対して主片7aの短手方向において離間した位置に人検知センサ2を器具本体7に取り付けるための支持脚12が設けられている。また、主片7aの前記一表面側には、点灯装置が取り付けられている。
セード1は、透光性のガラスにより矩形板状に形成され且つ蛍光灯5から厚み方向の一表面側に入射する光を散乱および拡散して他表面側から出射する拡散板からなる。セード1は、器具本体7を構成する2つの脚片7b,7bの先端部に取付ねじ(図示せず)等により取着される。なお、セード1を形成する材料としては、例えば、研磨剤によりガラス基板の少なくとも片面側を擦りガラス状にしてなるフロスト型ガラス拡散板からなるもの、あるいはガラス基板内に乳白色の光拡散物質を分散させてなるオパール型ガラス拡散板からなるものを採用することができる。また、セード1は、厚みtが5mmの矩形板状に形成されている。
実施形態の照明器具100では、人検知センサ2が検知エリアにいる人の存在を検知すると人検知センサ2から検知信号が出力され、検知信号を点灯装置の制御回路部が受信する。そして、検知信号を受信した制御回路部は、点灯回路部に対して蛍光灯5に高周波電圧を出力するように制御して、蛍光灯5を点灯させる。
ところで、セード1には、人検知センサ2の検知エリアと受信部2aとの間に位置する部位に複数(図示例では、15個)の貫通孔1bが貫設されている。
ここに、貫通孔1bは、断面円形状に形成されており、前記探索信号および前記反射信号を構成するミリ波の波長の半分の長さが約6.2mmであることを考慮して、貫通孔1bの直径dが7mmに設定されている。なお、貫通孔1bの断面形状は、円形に限られない。
しかして、検知エリアにいる人により反射されてなる反射信号であるミリ波がセード1に貫設された貫通孔1bを通って人検知センサ2の受信部2aに入射するので、従来のように、セード1における人検知センサ2の検知エリアに対応する部位を薄肉に形成する場合に比べて、人検知センサ2の受信部2aに入射する反射信号であるミリ波の減衰を抑制することができるから、人検知センサ2による検知感度の向上を図ることができる。
また、実施形態の照明器具100では、人検知センサ2と蛍光灯5とが、上下方向において互いに離間して配置されるとともに、セード1の厚み、蛍光灯5の位置、貫通孔1bが形成される位置および貫通孔1bの形状は、蛍光灯5から放射される光の一部が貫通孔1bを通って直接外部に出射しないように設計されている。
つまり、セード1には、蛍光灯5から放射される光を直接外部に通過させない貫通孔1bが形成されている。
また、前述のように、人検知センサ2の検知エリアの指向性が、左右方向への広がり角が±60°であり且つ上下方向への広がり角が±30°であり、複数の貫通孔1bは、この人検知センサ2の検知エリアに対応するように、人検知センサ2の受信部2aを中心として、複数の貫通孔1bのうち最も上側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度が+30°、最も下側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度が−30°、最も左側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度が+60°、最も右側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度が−60°となるように設けられている。また、各貫通孔1bそれぞれは、人検知センサ2の受信部2aと貫通孔1bにおけるセード1の後面側の中心とを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度が30°刻みで異なる形で左右方向および上下方向に並設されている。実施形態の照明器具100では、セード1の左右方向に沿って5列、セード1の上下方向に沿って3列、合計15個の貫通孔1bが設けられている。
図3中に一点鎖線で示した直線aは、複数の貫通孔1bのうち最も下側に設けられた貫通孔1bから、蛍光灯5の方向に覗き込むときの軌跡(つまり、複数の貫通孔1bのうち最も下側に設けられた貫通孔1bにおいて、当該貫通孔1bにおけるセード1の前面側の周縁における最も下側の部位と、当該貫通孔1bにおけるセード1の後面側の周縁における最も上側の部位とを結ぶ軌跡)を示し、図4中に一点鎖線で示した直線bは、複数の貫通孔1bのうち最も上側に設けられた貫通孔1bから、蛍光灯5の方向に覗き込むときの軌跡(つまり、複数の貫通孔1bのうち最も上側に設けられた貫通孔1bにおいて、当該貫通孔1bにおけるセード1の前面側の周縁における最も下側の部位と、当該貫通孔1bにおけるセード1の後面側の周縁における最も上側の部位とを結ぶ軌跡)を示す。
ここで、セード1に貫設された複数の貫通孔1bのうち、最も下側に設けられた貫通孔1bのセード1の前面側の周縁における最も下側の部位から、蛍光灯5の中心軸までの距離をxとすると、直線aが蛍光灯5の外周面に接するように蛍光灯5を配置した場合のxであるx0は、以下の式で表される。
x0=(w+t)×tanφ+r/cosφ
φ=arctan{(d+t・tanθ)/t}
ただし、wは、人検知センサ2の受信部2aとセード1の後面との間の距離、tは、セード1の厚み、dは、貫通孔1bの直径、θは、複数の貫通孔1bのうち最も下側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度、rは、蛍光灯5の長手方向から見た形状の半径、φは、直線aとセード1の後面とのなす角度をそれぞれ示す。
また、セード1に貫設された複数の貫通孔1bのうち、最も上側に設けられた貫通孔1bのセード1の前面側の周縁における最も下側の部位から、蛍光灯5の中心軸までの距離をyとすると、直線bが蛍光灯5の外周面に接するように蛍光灯5を配置した場合のyであるy0は、以下の式で表される。
y0=(w+t)×tanψ+r/cosψ
ψ=arctan{(d―t・tanθ)/t}
ただし、wは、人検知センサ2の受信部2aとセード1の後面との間の距離、tは、セード1の厚み、dは、貫通孔1bの直径、θは、複数の貫通孔1bのうち最も上側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度、rは、蛍光灯5の長手方向から見た形状の半径、ψは、直線bとセード1の後面とのなす角度をそれぞれ示す。
実施形態の照明器具100では、蛍光灯5と人検知センサ2とが上下方向に離間して配置されるとともに、セード1の厚み、貫通孔1bが形成される位置および貫通孔1bの形状は、x>x0、且つy>y0の条件を満たすように蛍光灯5を配置すれば蛍光灯5の放射光が貫通孔1bを通って直接外部に出射することがない。
また、実施形態の照明器具100では、前述のように、セード1の厚みtが5mm、貫通孔1bの直径dが7.0mm、複数の貫通孔1bのうち最も下側に設けられた貫通孔1bの後面側の中心と人検知センサ2の受信部2aとを結ぶ直線の前後方向に対する傾き角度θが30°に設定されており、人検知センサ2は、人検知センサ2の受信部2aとセード1の後面との間の距離wが50mmとなるように配置されている。また、蛍光灯5としては、蛍光灯5の長手方向から見た形状の外径が25.5mmの蛍光灯5を用いているので、蛍光灯5の長手方向から見た形状の半径rは、約13mm(25.5mm/2)となる。ここで、前述の関係式を用いて、x0およびy0を算出すると、x0が、138mm、y0が、62mmとなる。従って、蛍光灯5は、その中心軸が複数の貫通孔1bのうち最も下側に設けられた貫通孔1bから約140mm以上の距離だけ上側に離間し、且つ最も上側に設けられた貫通孔1bから約70mm以上の距離だけ上側に離間した位置に取り付ければよいことになる。
しかして、実施形態の照明器具100では、蛍光灯5から放射される光がセード1を介さずに直接外部に出射されることがないので、グレアを確実に抑制することができる。
なお、人検知センサ2は、照明器具100の下側に人検知センサ2の影が生じないようにするために、器具本体7の前後方向において人検知センサ2が蛍光灯5の中心軸よりも後方に位置するように配置されている。
ところで、セード1に形成された貫通孔(図示せず)が、セード1の厚み方向に沿って貫通する形状の場合には、セード1の前面側から前記貫通孔に入射するミリ波の一部が前記貫通孔の内側面に当たってしまうので、セード1の前面側から前記貫孔に入射するミリ波のうち人検知センサ2の受信部2aに直接入射するミリ波の割合が低下してしまう。従って、セード1の前面側から前記貫通孔を通って人検知センサ2の受信部2aに直接入射するミリ波を増加させるためには、前記貫通孔の内径を大きくする必要がある。
これに対して、実施形態の照明器具100では、セード1の前面側から貫通孔1bに入射するミリ波の略全部を人検知センサ2の受信部2aに入射させることができるので、セード1に形成された前記貫通孔が、セード1の厚み方向に沿って貫通する形状の場合に比べて、貫通孔1bの内径を小さくすることができるから、グレアをより確実に抑制することができる。
本実施形態では、前述のように、アクティブ型の人検知センサ2がミリ波センサからなる場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、探索信号として、赤外線や可視光等の光を用いたものであってもよい。
また、実施形態の照明器具100では、複数の貫通孔1bそれぞれが、人検知センサ2の受信部2aから放射状に延長された直線(例えば、図3のL1,L2、図4のL2,L3参照)方向に沿って貫通孔1bの内側面が傾斜する形に形成されている。
従って、人検知センサ2が、アクティブ型の人検知センサ2であって探索信号として赤外線や可視光等の光を用いた人検知センサ2である場合、人検知センサ2から出射されセード1の後面側から貫通孔1bに入射する探索信号である光の全部、および検知エリアにいる人により反射されセード1の前面側から貫通孔1bに入射する反射信号である光の全部が、貫通孔1bの内側面に当たることなく、貫通孔1bを通過する。
しかして、貫通孔1bに入射する探索信号である光および反射信号である光が、貫通孔1bの内側面で反射されて減衰するのを抑制することができるので、人検知センサ2の検知感度を向上させることができる。
ところで、実施形態の照明器具100では、ドップラーセンサよりなるアクティブ型の人検知センサ2に代えて、図5に示すように、赤外線を検知するための受信部(図示せず)を有し検知エリアにいる人体から放射される赤外線を前記受信部で検知することにより検知エリアにおける人の存否を検知するパッシブ型の人検知センサ32を備えたものであってもよい。
パッシブ型の人検知センサ32としては、例えば、ポリエチレン樹脂により形成され外周面が多面体形状に形成されたレンズ32aと、レンズ32aの内側に配設され且つ人体から放射される熱線を検知するセンサ素子である焦電型センサ素子(図示せず)とを備えた人検知センサ32を用いることができる。なお、前記焦電型センサ素子としては、検知エリア内の人の微小な動きを検知することができるようにするために、センサエレメントを正方形の頂点位置に4個配列した形を有するクワッドタイプの焦電型センサ素子を採用することができる。ここに、レンズ32aは、例えば、フレネルレンズよりなる多数個のレンズ小体(図示せず)の集合体からなるものを用いることができる。人検知センサ32は、人検知センサ32の検知エリアにおける人から放射される熱線を検知すると検知信号を出力する。当該検知信号は、前記点灯装置に設けられた前記制御回路部に入力される。パッシブ型の人検知センサ32は、前記レンズ小体それぞれが検知エリアにおける所定の範囲内の赤外線を集光して検知を行っているため、前記レンズ小体の形状或いは前記レンズ小体の数によって定まるレンズパターンによって、検知エリアにおける前記各レンズ小体それぞれに対応する検知エリアの形状が決定される。
なお、人検知センサ32は、器具本体7の主片7aの前記一表面側に設けられた支持部材42を介して、器具本体7に取り付けられている。
しかして、検知エリアにいる人から放射される赤外線がセード1に貫設された貫通孔1bを通って人検知センサ32の前記受信部に直接入射するので、セード1を透過して入射する場合に比べて赤外線の減衰を抑制でき、人検知センサ32の前記受信部に入射する赤外線の減衰を十分に抑制することができるから、人検知センサ32による検知感度の向上を図ることができる。
また、実施形態の照明器具100では、複数の貫通孔1bそれぞれが、人検知センサ32の前記受信部(レンズ32aの内側に配置された受信部)から放射状に延長された直線(例えば、図5のL21,L22,L23参照)方向に沿って貫通孔1bの内側面が傾斜する形に形成されている。
従って、検知エリアにいる人から放射され貫通孔1bに入射する赤外線の全部が、貫通孔1bの内側面に当たることなく、貫通孔1bを通過する。
しかして、検知エリアにいる人から放射され貫通孔1bに入射する赤外線が、貫通孔1bの内側面で反射されて減衰するのを抑制することができるので、人検知センサ32の検知感度を向上させることができる。
1 セード
1b 貫通孔
2,32 人検知センサ
2a 受信部
5 蛍光灯(光源)
7 器具本体
100 照明器具

Claims (2)

  1. 光源と、赤外線を検知するための受信部を有し検知エリアにいる人から放射される赤外線を受信部で検知することにより検知エリアにおける人の存否を検知するパッシブ型の人検知センサ、および検知エリアに探索信号を送信するとともに検知エリア内の物体で反射される反射信号を受信部で受信し、受信した反射信号に基づいて検知エリアにおける人の存否を検知するアクティブ型の人検知センサの少なくとも一方からなる人検知センサと、人検知センサからの出力に基づいて光源へ供給する電力を制御することにより光源の光出力を制御する制御手段を有する点灯装置と、光源および人検知センサを保持する器具本体と、グレアを抑制するために光源およびセンサを覆うように器具本体に取り付けられたガラス製のセードとを備え、セードにおける人検知センサの検知エリアと受信部との間に位置する部位に、光源から放射される光を直接外部に通過させない貫通孔が複数設けられたことを特徴とする照明器具。
  2. 前記貫通孔は、前記人検知センサの前記受信部を中心として放射状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載の照明器具。
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