JP2001338404A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JP2001338404A
JP2001338404A JP2000154001A JP2000154001A JP2001338404A JP 2001338404 A JP2001338404 A JP 2001338404A JP 2000154001 A JP2000154001 A JP 2000154001A JP 2000154001 A JP2000154001 A JP 2000154001A JP 2001338404 A JP2001338404 A JP 2001338404A
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JP
Japan
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layer
magnetic head
thin
film magnetic
film
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JP2000154001A
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English (en)
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Masaru Ajiki
賢 安食
Takeshi Ishii
剛 石井
Koichi Hosoya
光一 細矢
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高記録密度/高周波数信号に対応して絶縁層
を狭く形成した場合においても、良好な絶縁性を保つ。 【解決手段】 下部シールド層3と第1のAl23層5
との間に第1の金属膜層4を設ける。また、第2のAl
23層7と上部シールド層9との間に代人の金属膜層8
を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜磁気ヘッドに
関し、特に高周波記録信号に対応して狭く形成されたリ
ードギャップ及びライトギャップにおける絶縁性を向上
させた薄膜磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の薄膜磁気ヘッドの構造を図3及び
図4に示す。図3は、従来の薄膜磁気ヘッド20の一部
を切り欠いて示す分解斜視図であり、図4は、薄膜磁気
ヘッド20の断面図である。
【0003】図3及び図4に示すように、薄膜磁気ヘッ
ド20は、基板21上に形成された複数の層から構成さ
れる。基板21上には、下部シールド層22が設けられ
ており、下部シールド層22の上層には、第1のAl2
3(アルミナ)層23が設けられている。第1のAl2
3層の上には、磁気抵抗薄膜層24が設けられ、さら
に、この磁気抵抗薄膜層24を挟み込むように第2のA
23層25が形成されている。薄膜磁気ヘッド20で
は、このように磁気抵抗薄膜層24を挟み込む第1及び
第2のAl23層23、25によりリードギャップが形
成され、これにより信号の再生が行われる。
【0004】第2のAl23層25上には、上部シール
ド層26が設けられており、上部シールド層26上に
は、層間絶縁膜27に挟み込まれたコイル層28が設け
られており、さらにこれらを覆うように上部磁性層29
が形成されている。上部シールド層26と上部磁性層2
9とは、この薄膜磁気ヘッド20の一端側で所定の間隔
を形成するように設けられており、これによりライトギ
ャップ30が画成されている。この薄膜磁気ヘッド20
では、このライトギャップ30において信号の記録が行
われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
薄膜磁気ヘッドにおいては、リードギャップ及びライト
ギャップの形成にAl23層を用いていた。ここで、近
年の記録密度の増大に伴い、記録/再生信号の周波数も
より高くなり、リードギャップ及びライトギャップの幅
もより狭く形成されるようになった。リードギャップ及
びライトギャップの幅を狭く形成すると、すなわちAl
23層を薄く形成すると、Al23層の絶縁層としての
機能が低下し、磁気抵抗素子とシールドとの間で絶縁不
良が発生することがあった。
【0006】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、高周波記録信号に対応してAl23
を十分に薄く形成するとともに、絶縁不良の問題を回避
することのできる薄膜磁気ヘッドを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る薄膜磁気ヘッドは、基板と、上記基
板上に形成された下部シールド層と、上記下部シールド
層上に形成された第1の金属膜層と、上記金属膜層上に
形成された第1の絶縁層と、上記絶縁層上に形成された
磁気抵抗薄膜層と、上記磁気抵抗薄膜層上に形成された
第2の絶縁層と、上記第2の絶縁層上に形成された上部
シールド層と、上記上部シールド層上に形成されたコイ
ル層とを備える。さらに、上記第2の絶縁層と上記上部
シールド層との間に第2の金属膜層を設けてもよい。上
記第1及び第2の金属膜層は、例えば、Ta、Cr、T
i、W、Nbから選ばれる少なくとも1つの金属を材料
とする。
【0008】本発明に係る薄膜磁気ヘッドでは、磁気抵
抗薄膜層とシールド層との間の絶縁不良の発生率が低下
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る薄膜磁気ヘッ
ドについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】図1は、本発明の実施の形態として示す、
本発明を適用した薄膜磁気ヘッド1の一部を切り欠いて
示す分解斜視図である。図2は、図1に示す薄膜磁気ヘ
ッド1の断面を示す図である。この薄膜磁気ヘッド1
は、基板2上に所定の材料からなる複数の層を順次積層
して形成されており、再生用ヘッド部1aと記録用ヘッ
ド部1bからなる磁気抵抗効果型(MR)複合型薄膜磁
気ヘッドである。
【0011】詳しくは、基板2上には、下部シールド層
3が形成され、下部シールド層3上には、第1の金属膜
層4及び絶縁層として機能する第1のAl23層5が順
次形成されている。すなわち、従来の薄膜磁気ヘッドに
おいては、下部シールド層上にAl23層を直接形成し
ていたが、この薄膜磁気ヘッド1においては、下部シー
ルド層3の上層に下地層として第1の金属膜層4を設
け、これにより第1のAl23層5と下部シールド層3
との間にこの第1の金属膜層4を挟み込むように構成し
ている。
【0012】第1のAl23層5上には、MRヘッド6
a及びMR電極6bとして機能するMR層6が設けら
れ、さらにこのMR層6の上層には、第2のAl23
7が形成されている。第2のAl23層7上には、第2
の金属膜層8及び上部シールド層9が順次形成されてい
る。すなわち、従来の薄膜磁気ヘッドにおいては、単層
のAl23層上に直接上部シールド層を設けていたが、
この薄膜磁気ヘッド1では、第2のAl23層7上に第
2の金属膜層8を設け、この第2の金属膜層8を第2の
Al23層7と上部シールド層9との間に挟み込むよう
に構成している。
【0013】このように構成された薄膜磁気ヘッド1の
MR記録部1aにおいては、MR層6を挟み込む第1及
び第2のAl23層5,7がリードギャップを形成し、
これにより記録信号の再生が行われる。
【0014】さらに、上部シールド層9上には、複数の
層間絶縁膜10に挟み込まれたコイル層11が形成され
ており、さらにこれらを覆うように上部磁性層12が形
成されている。上部シールド層9と上部磁性層12と
は、この薄膜磁気ヘッド1の一端側で、所定の間隔を形
成するように設けられており、これによりライトギャッ
プ13が画成されている。この薄膜磁気ヘッド1は、こ
のライトギャップ13において信号の記録を行う。
【0015】前述のとおり、磁気記録媒体における記録
密度の増大に伴って、より周波数の高い記録/再生信号
が用いられるようになっている。これに対応して、リー
ドギャップを狭く、すなわちこの薄膜磁気ヘッド1にお
ける第1及び第2のAl23層5,7を薄く形成する必
要がある。しかしながら、第1及び第2のAl23
5,7を薄く形成することにより、絶縁不良の発生頻度
が高くなるという問題があった。
【0016】そこで、本願発明者らは、第1及び第2の
Al23層5,7を単層で用いる代わりに、第1のAl
23層5と下部シールド層3との間、及び第2のAl2
3層7と上部シールド層9との間に、第1の金属膜層
4及び第2の金属膜層8をそれぞれ設けることにより、
これら第1の及び第2のAl23層5,7の絶縁性が向
上し、絶縁不良の発生率が著しく低下することを見出し
た。すなわち、下部シールド層3上に下地層として第1
の金属膜層4を形成した後、この第1の金属膜層4上に
第1のAl23層5を形成することにより、絶縁不良の
問題を改善することができる。これは、Al23膜の下
層に金属膜を配置することにより、Al23膜の構造
(膜密度・欠陥等)が改善/最適化されることにより、
電気的絶縁が向上すると思われる。
【0017】第1及び第2の金属膜層4、8の材料とし
ては、例えば、Ta、Cr、Ti、W、Nb等の金属や
これらの組み合わせを用いることができる。もちろん、
これら以外の金属を用いてもよい。また、以上の説明に
おいて実施の形態として示した薄膜磁気ヘッド1では、
下部シールド層3と第1のAl23層5との間に第1の
金属膜層4を設け、第2のAl23層7と上部シールド
層9との間に第2の金属膜層8を設けているが、下部シ
ールド層3側及び上部シールド層9側のいずれか一方の
みに金属膜層を形成する構成としてもよい。このような
構成によっても、絶縁不良の発生率を低下させることが
でき、すなわち、本発明の効果を享受することができ
る。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る薄膜磁気ヘ
ッドは、下部シールド層と絶縁層の間に金属膜層を設け
た構成としているので、絶縁層の絶縁性が向上し、絶縁
不良の発生率を低下させることができる。すなわち、本
発明によれば、絶縁層を薄く形成しても絶縁不良の問題
を回避することができるため、高記録密度/高周波数記
録信号に対応できる信頼性の高い薄膜磁気ヘッドを提供
することができる。また、上部シールドと絶縁層の間に
金属膜層を設けることにより、さらに絶縁不良の発生率
を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの一部を切り
欠いて示す分解斜視図である。
【図2】図1に示す薄膜磁気ヘッドの断面図である。
【図3】従来の薄膜磁気ヘッドの一部を切り欠いて示す
分解斜視図である。
【図4】従来の薄膜磁気ヘッドの断面図である。
【符号の説明】
1 薄膜磁気ヘッド 2 基板 3 下部シールド層 4 第1の金属膜層 5 第1のAl23層 6 MR層 7 第2のAl23層 8 第2の金属膜層 9 上部シールド層 10 層間絶縁膜 11 コイル層 12 上部磁性層 13 ライトギャップ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、 上記基板上に形成された下部シールド層と、 上記下部シールド層上に形成された第1の金属膜層と、 上記金属膜層上に形成された第1の絶縁層と、 上記絶縁層上に形成された磁気抵抗薄膜層と、 上記磁気抵抗薄膜層上に形成された第2の絶縁層と、 上記第2の絶縁層上に形成された上部シールド層と、 上記上部シールド層上に形成されたコイル層とを備える
    薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記第2の絶縁層と上記上部シールド層
    との間に設けられた第2の金属膜層を備えることを特徴
    とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 【請求項3】 上記第1及び第2の金属膜層は、Ta、
    Cr、Ti、W、Nbから選ばれる少なくとも1つの金
    属を材料とすることを特徴とする請求項1又は2記載の
    薄膜磁気ヘッド。
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