JP2001337560A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001337560A
JP2001337560A JP2000159017A JP2000159017A JP2001337560A JP 2001337560 A JP2001337560 A JP 2001337560A JP 2000159017 A JP2000159017 A JP 2000159017A JP 2000159017 A JP2000159017 A JP 2000159017A JP 2001337560 A JP2001337560 A JP 2001337560A
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toner
image forming
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Naotaka Iwata
尚貴 岩田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用紙先端縁にトナーが付着し、地汚れするの
を防止した画像形成装置を提供する。 【解決手段】 感光体周囲に、帯電、露光、現像、転写
の各電子写真プロセス手段を配置し、転写部で用紙にト
ナー像を転写する画像形成装置において、感光体26上
にあって、転写部36で用紙の先端縁が当接する個所を
後端縁として前記感光体の回転方向の前方に、前記感光
体の軸方向に延びかつ該軸方向と直角に所定長さを有す
るトナー吸着露光帯1を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体周囲に、帯
電部、露光部、現像部、転写部の各電子写真プロセス手
段を配置し、転写部で用紙にトナー像を転写する画像形
成装置に関し、特に用紙先端縁のトナー汚れ防止技術に
関する。
【0002】
【従来の技術】帯電、露光、現像という電子写真プロセ
スを実行して感光体上にトナー像を形成し、転写器の作
用によりこのトナー像を用紙に転写し、さらに用紙の未
定着トナー像を定着器で定着して来がいに排紙する画像
形成装置において、トナーとキャリアを混合して用いる
2成分現像方式の場合、あるいはトナーのみの1成分現
像方式の場合の何れにおいても、トナー粒子を摩擦帯電
させると、トナー粒子の集団には帯電量分布が生じる。
図2に示された平均帯電量が−Qであるトナー粒子の集
団にあっても、−Qをピークとして帯電量(電位)の高
い部分と低い部分が生じる。そしてこのように分布した
トナー粒子のうち、帯電量(電位)が低いトナー粒子も
しくは帯電量が0か逆極性(+極性)になっているトナ
ー粒子が画像部以外の地肌に付着していわゆる地汚れと
なってしまい易い。
【発明が解決しようとする課題】感光体の地汚れ防止に
関しては多数の技術が提案されている(例えば、特開平
7−104582号公報、特開平7−134499号公
報、特開平8−54809号公報等)。しかし、帯電量
の少ないトナー粒子や逆極性のトナー粒子による地汚れ
を完全に無くすことはできなかった。ここで逆極性のト
ナーは通常、用紙には転写されないため用紙上の汚れと
してはあまり目立たない。しかし、用紙先端が転写部で
感光体に突き当たったときに、用紙先端により地汚れを
起こすトナーが機械的に掻き取られてしまい、用紙を揃
えたときにはコバ面の汚れとして目立ってしまうという
問題があった。そこで本発明は、用紙先端縁に地汚れを
起こすトナーが付着し、コバ面の汚れとして目立つこと
を防止することが可能な画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0003】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、感光体周囲に、帯電、露
光、現像、転写の各電子写真プロセス手段を配置し、転
写部で用紙にトナー像を転写する画像形成装置におい
て、感光体上にあって、転写部で用紙の先端縁が当接す
る個所を後端縁として前記感光体の回転方向の前方に、
前記感光体の軸方向に延びかつ該軸方向と直角に所定長
さを有するトナー吸着露光帯を設けたことを特徴とする
ものである。またこの目的を達成するために、請求項2
記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、
前記感光体の軸方向に対してトナー吸着露光帯の長さ
は、通紙される用紙の幅に同じか、または幅以上に設定
されることを特徴とするものである。
【0004】
【作用】請求項1記載の発明においては、転写部で感光
体に用紙先端が突き当たったとき、用紙先端縁前方の感
光体にはトナー吸着露光帯が形成されており、用紙先端
縁の地汚れを起こす原因となるトナーがトナー吸着露光
帯に吸着されるので、用紙先端によって地汚れを起こす
トナーが掻き落とされることは無い。請求項2記載の発
明においては、感光体の軸方向に対してトナー吸着露光
帯の長さは、通紙される用紙の幅に同じか、または幅以
上に設定されるので、用紙先端縁の幅方向端部全域にわ
たってトナーが付着し、地汚れ起こすことは無くなる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係る
画像形成装置の概略構成図である。本画像形成装置は、
大別するとスキャナ10と作像機構部20から構成され
ている。スキャナ10では、読み取り台11上を矢印方
向に一定速度で走査する原稿P1に対して光源12で照
射し、反射光を第1ミラー13で反転させ、集光レンズ
14に導き、光電変換素子であるCCD15上に集光さ
せ、原稿画像に基づいた電気信号の画像データに変換し
ている。また、CCD15からの画像データは、図示し
ないプリント基板に導かれ、所定の画像処理が施され
る。また、図1の本画像形成装置では、原稿P1が読み
取り台11上を矢印方向に一定速度で走査する方式で説
明したが、原稿P1が読み取り台11上に静止して、光
源12や第1ミラー13などの光学系が走査する方式の
画像形成装置でも構わない。また、作像機構部20で
は、先ず、スキャナ10からの画像データをレーザ発光
体21に導き、画像データに基づいたレーザ光を発光さ
せる。さらに、レーザ発光体21からのレーザ光は、タ
イミングを合わされたポリゴンミラー22で反射させ、
レンズ群23、24で集光させ、書き込みミラー25で
所定の方向に反射させて、既に帯電ローラ27により帯
電されている感光体26の表面に導き、読み取った原稿
の画像に応じた静電潜像をつくる。この静電潜像は現像
器28で運ばれるトナーにより可視像化される。一方給
紙トレイ31にある用紙P2は、上部の1枚が選択さ
れ、給紙ローラ32、搬送ローラ33により搬送され
て、タイミングローラ34の位置でいったん停止させら
れる。その後、前記感光体26の回転(矢印方向)にタ
イミングを合わされたタイミングローラ34の回転によ
り、用紙P2は、感光体26の方向に送られ、感光体2
6と転写ローラ35との接触する転写部36にて感光体
26上に可視像化されたトナー像を転写させられる。そ
の後、分離チャージャ37により用紙P2に与えられた
電荷を除電し、用紙P2を感光体26から分離させ、定
着器40によりトナー像を用紙P2上に熱定着させ、装
置外の所定の位置に収納する。
【0006】また、用紙P2上にトナー像を転写した後
の感光体26はクリーニングユニット38やクリーニン
グパット39で表面に残ったトナーが除去され、次の感
光や静電潜像に控える。また、本発明の画像形成装置に
おいては、給紙トレイ31の他に手差しトレイ31aが
設けられており、手差しトレイ31aの用紙P3は、給
紙ローラ32a、搬送ローラ33により搬送されて、タ
イミングローラ34の位置でいったん停止させられるこ
とは、上述した通りである。次にその動作を簡単に説明
する。感光体26の表面は、矢印の方向に一定の速度で
回転(この例では感光体26のスピードは300mm/
sec)させられ、帯電ローラ27により一様に帯電さ
せられる(この例では−900V)。この帯電させられ
た感光体26表面に、スキャナ10で読み取った画像デ
ータに基づきレーザ発光体21により発光させられたレ
ーザ光の書き込みが行われ、その部分の電位が低下して
静電潜像が形成される(この例ではレーザ光量は300
μW)。このとき、静電潜像部の電位を−100Vと
し、現像器28にはトナーとキャリアを混合した2成分
トナーが入っており、現像器28の現像スリーブ28a
に−550Vの現像バイアスを印加すると、現像ポテン
シャルは450Vとなり、この現像ポテンシャルにより
マイナストナーが静電潜像に付着し、トナー像が形成さ
れる。このトナー像は、転写部36において転写ローラ
35により用紙Pの裏面にトナー像と逆極性のバイアス
を掛けることによって用紙Pの表面に吸着されることで
用紙Pに転写される。用紙Pは、その後、定着器40に
搬送され、ここでトナー像が熱定着される。
【0007】図2はトナー粒子の帯電分布特性図であ
る。縦軸がトナー粒子の個数、横軸が帯電量を示してい
る。トナー粒子を−Qの帯電量に設定した場合、全ての
トナー粒子が−Qに帯電する訳ではなく、この図に示す
ようにトナー粒子の集団は−Qを中心とした帯電量分布
が生じる。そして帯電が低いトナー粒子もしくは帯電が
0か逆極性(+極性)になっているトナー粒子(図中斜
線でその概略を図示)が画像部以外の地肌に付着してい
わゆる地汚れとなってしまい、この地汚れを起こすトナ
ーが転写部36で用紙先端に付着してしまうことは前述
した通りである。そこで本発明では、感光体26上にあ
って、転写部36で用紙Pの先端縁が当接する個所を後
端縁として感光体26の回転方向の前方(回転方向下流
側)に、感光体26の軸方向に延びかつ軸方向と直角に
所定長さを有するトナー吸着露光帯1を設け、上記地汚
れを起こすトナーもこのトナー吸着露光帯1に吸収さ
せ、用紙Pの先端縁には地汚れを起こすトナーが付着し
ないように図ったものである。図3に、感光体の軸方向
に対してトナー吸着露光帯の長さ寸法Lxと軸方向に直
角な方向に対する長さ寸法Lyを示す。また、用紙先端
が転写部36で感光体26に突き当たる感光体26上の
位置は、感光体26の回転方向C(図中矢印で表示)に
対しトナー吸着露光帯1より遅れて到達する(回転方向
上流側に位置する)先端接触線41で示してある。さら
に、感光体の軸方向に対するトナー吸着露光帯の長さ寸
法Lxは、少なくとも用紙Pの幅Wと同じか、または幅
W以上に設定され、感光体の軸方向に対して位置合わせ
を行なった場合長さ寸法Lxは幅Wを包含(同等の場合
を含む)する関係にある。
【0008】次に、トナー吸着露光帯1の働きについて
図4、図5および図6を基に説明する。図4はトナー吸
着露光帯1を中心とした感光体26の展開図と用紙Pの
対応位置との関係を示した図である。図5はトナー吸着
露光帯1とその前後の電位分布図、図6はトナー吸着露
光帯1が隣接する部分において地汚れを起こすトナーを
吸着する様子を示す模式図である。図4において、展開
された感光体26は矢印C方向に移動(回転)するもの
とする。したがって、トナー吸着露光帯1の後方(回転
方向上流側)には用紙Pの対応位置41が示されてい
る。図中、先端接触線41は用紙Pの先端縁が感光体周
面に当初接触する位置であり、少なくともトナー吸着露
光帯1の後端縁43より後方(上流側)にあってトナー
吸着露光帯1に接触することはない。また、感光体26
の軸方向に対してトナー吸着露光帯1の長さ寸法Lx
は、少なくとも用紙Pの幅Wを包含する関係にある。こ
のような関係を保ちつつ感光体を回転させて転写を行う
ことによって、用紙Pの先端縁全域にわたって地汚れを
起こすトナーの付着を防止することができる。次に、感
光体26が矢印C方向に移動し、用紙Pの先端が感光体
26に接する前に、レーザ発光体21からのレーザ光に
よって感光体26上にトナー吸着露光帯1の露光を行な
い、現像器28によってトナーの付着を行なう。図5で
は、感光体26の軸方向に直角な方向に対してトナー吸
着露光帯1の長さ寸法(幅寸法)Lyにわたって露光さ
れ、−100V程度に感光体の露光部の電位が低下す
る。次いで感光体26の回転によって用紙Pの対応位置
に対して、画像に基づいたレーザ光の露光が行われる。
ここで、レーザ光により露光された部分は、感光体26
の回転によって現像器28の位置まで移動すると、トナ
ーにより可視像化される。図中記号41は、用紙Pの先
端縁の先端接触線41のある位置を示す。
【0009】ここで、トナー吸着露光帯1の先端縁42
と後端縁43に該当する位置では電界のエッジ部分にな
り、図に示されたように周囲に比較して電位が高くな
る。すると図6に示したように、エッジ電界Eがトナー
吸着露光帯1の後端縁43を挟んで用紙Pの対応位置か
らトナー吸着露光帯1に向かって発生する。これによ
り、帯電量の低い地汚れの原因となるトナーFはトナー
吸着露光帯1に吸着されるので、転写部36で感光体2
6に突き当たる用紙Pの先端縁には地汚れの原因となる
トナーFは付着しなくなり、用紙先端のトナー汚れが防
止できる。また、感光体26の軸方向に対してトナー吸
着露光帯1の長さ寸法Lxを用紙幅Wにし、軸方向に直
角な方向に対する長さ寸法Lyを5mmに設定して、連
続100枚の画像形成実験を行ったところ、用紙Pの先
端縁のトナー汚れは殆ど無くなることが確認された。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の発明においては、用紙先
端縁の地汚れを起こす原因となるトナーがトナー吸着露
光帯に吸着されるようになったので、用紙先端によって
地汚れを起こす原因となるトナーが掻き落とされること
が無くなり、用紙先端へのトナー汚れを無くした画像形
成装置を供給できるようになった。請求項2記載の発明
においては、感光体の軸方向に対してトナー吸着露光帯
の長さは、通紙される用紙の幅と同じか、または用紙幅
以上に設定されるようになったので、用紙先端縁の幅方
向端部全域にわたってトナーが付着し、地汚れ起こすこ
とを防止した画像形成装置を供給できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかわる画像形成装置の
概略構成図である。
【図2】トナー粒子の帯電分布特性図である。
【図3】トナー吸着露光帯を設けた感光体の斜視図であ
る。
【図4】トナー吸着露光帯を中心とした感光体の展開図
である。
【図5】トナー吸着露光帯とその前後の電位分布図であ
る。
【図6】トナー吸着露光帯が隣接する部分において地汚
れを起こすトナーを吸着する様子を示す模式図である。
【符号の説明】
1 トナー吸着露光帯 21 レーザ発光体 26 感光体 28 現像器 35 転写ローラ 36 転写部 41 先端接触線 42 トナー吸着露光帯の先端縁 43 トナー吸着露光帯の後端縁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体周囲に、帯電部、露光部、現像
    部、転写部の各電子写真プロセス手段を順次配置し、転
    写部で用紙にトナー像を転写する画像形成装置におい
    て、 感光体上にあって、転写部で用紙の先端縁が当接する個
    所を後端縁として前記感光体の回転方向の前方に、前記
    感光体の軸方向に延びかつ該軸方向と直角に所定長さを
    有するトナー吸着露光帯を設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記感光体の軸方向に対してトナー吸着露光帯の長さ
    は、通紙される用紙の幅と同じか、または該用紙の幅以
    上に設定されることを特徴とする画像形成装置。
JP2000159017A 2000-05-29 2000-05-29 画像形成装置 Pending JP2001337560A (ja)

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