JP2001337515A - 帯電部材 - Google Patents

帯電部材

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JP2001337515A
JP2001337515A JP2000155198A JP2000155198A JP2001337515A JP 2001337515 A JP2001337515 A JP 2001337515A JP 2000155198 A JP2000155198 A JP 2000155198A JP 2000155198 A JP2000155198 A JP 2000155198A JP 2001337515 A JP2001337515 A JP 2001337515A
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resistance adjusting
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Akiko Tanaka
亜希子 田中
Yutaka Narita
豊 成田
Noriyuki Ito
伯志 伊藤
Koji Kamiya
公二 神谷
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Ricoh Co Ltd
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 抵抗値のばらつきによる画像欠陥及びイオン
導電剤のブリードアウトによる画像不良を防止し、且
つ、抵抗値を半導電性領域に制御した帯電部材を提供す
る。 【解決手段】 導電性支持体1上に抵抗調整層2を形成
した帯電部材(帯電ロール10)において、抵抗調整層
2を形成する材料を、四級アンモニウム塩基を有するポ
リオレフィン等の高分子化合物をイオン導電剤として含
有する樹脂組成物で形成する。前記抵抗調整層2の体積
固有抵抗は、好ましくは、106〜109Ωcmとする。
このような体積固有抵抗は、イオン導電剤を、抵抗調整
層を構成する基材樹脂100重量部に対して3〜80重
量部の割合で含有させることにより調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機、
レーザープリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置にお
いて、感光体に対して帯電処理を行う帯電ロール等の帯
電部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真複写機、レーザープリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置において、感光体に
対して帯電処理を行う帯電部材としては、帯電ロールが
一般的に用いられている。図3は、このような帯電ロー
ルを用いた画像形成装置の説明図であり、そして、図4
は、その帯電ロールの横断面図である。
【0003】図3において、110は、従来の帯電ロー
ルを用いた画像形成装置である。従来の帯電ロールを用
いた画像形成装置110は、静電潜像が形成される感光
体ドラム101、感光体ドラム101に接触して帯電処
理を行う帯電ロール102、レーザ光、原稿の反射光等
の露光手段103、感光体ドラム101の静電潜像にト
ナーを付着させる現像ロール104、帯電ロール102
にDC電圧を印加するためのパワーパック105、感光
体ドラム101上のトナー像を記録紙107に転写処理
する転写ロール106、転写処理後の感光体ドラム10
1をクリーニングするためのクリーニング装置108、
及び、感光体ドラム101の表面電位を測定する表面電
位計109から構成されている。
【0004】次に、このような画像形成装置110にお
ける基本的な作像動作について説明する。感光体ドラム
101に接触された帯電ロール102に対してDC電圧
をパワーパック105から給電すると、感光体ドラム1
01の表面は、一様に高電位に帯電する。その直後に、
画像光が感光体ドラム101の表面に露光手段103に
より照射されると、感光体ドラム101の照射された部
分は、その電位が低下する。このような帯電ロール10
2による感光体ドラム101の表面への帯電メカニズム
は、帯電ロール102と感光体ドラム101との間の微
少空間におけるパッシェンの法則に従った放電であるこ
とが知られている。
【0005】画像光は、画像の白/黒に応じた光量の分
布であるので、かかる画像光が照射されると、画像光の
照射によって感光体ドラム101面に記録画像に対応す
る電位分布、即ち、静電潜像が形成される。このように
静電潜像が形成された感光体ドラム101の部分が現像
ロール104を通過すると、その電位の高低に応じてト
ナーが付着し、静電画像を可視像化したトナー像が形成
される。かかるトナー像が形成された感光体ドラム10
1の部分に、記録紙107が所定のタイミングでレジス
トロール(図示せず)により搬送され、前記トナー像に
重なる。そして、このトナー像が転写ロール106によ
って記録紙に転写された後、該記録紙107は、感光体
ドラム101から分離される。分離された記録紙107
は、搬送経路を通って搬送され、定着ユニット(図示せ
ず)によって、加熱定着された後、機外へ排出される。
このようにして転写が終了すると、感光ドラム101
は、その表面がクリーニング装置108によりクリーニ
ング処理され、さらに、クエンチングランプ(図示せ
ず)により、残留電荷が除去されて、次回の作像処理に
備えられる。
【0006】このような帯電ロール方式の画像形成装置
110において用いられる接触型の帯電ロール102
は、金属基体からなる感光ドラム101に所定の押圧力
で当接され、金属基体からなる感光体ドラム101の回
転に伴い接触回転するため、帯電ロール102が充分な
柔軟性を持っていない場合、その表面にわずかなくぼみ
があっても、これらのくぼみと感光体ドラム101との
間に浮きが発生し、帯電ロール102と感光体ドラム1
01との間の前記した微少空間がばらつくので、帯電不
良が生じることになる。そのために、図4に示すよう
に、帯電ロール102においては、導電性支持体201
の上に抵抗調整層202を設けて感光体ドラム101に
対する浮きを防いでいる。このような帯電ロール102
は、「半導電性ロール」ともよばれ、一般的に使用され
ている。
【0007】感光体ドラムを所定の帯電電位に保持する
機能を得るためには、抵抗調整層の抵抗値を半導電性領
域の106〜109Ωcm程度に制御することが必要とな
る。抵抗値を制御する手段としては、カーボンブラック
等の導電性顔料を抵抗調整層に分散させるもの(以下、
「従来技術1」という。)が一般的であるが、Li塩等
の電解質塩を抵抗調整層に分散させるもの(以下、「従
来技術2」という。)もある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、「従来技術
1」においては、導電性顔料を用いて抵抗調整層を半導
電性領域に設定しようとすると、抵抗値のバラツキが大
きく、部分的帯電不良等の画像欠陥が発生するなどの問
題があった。
【0009】また、「従来技術2」においては、電解質
塩が抵抗調整層を構成するマトリックス樹脂中に分子レ
ベルで分散するので、導電性顔料を抵抗調整層に分散さ
せる「従来技術1」に比べて抵抗値のばらつきが小さ
く、そのために、かかる抵抗値のバラツキによって引き
起こされる部分的な帯電不良が画像品質的に実質的な影
響を与えるにはいたらない。しかし、このような電解質
塩は、抵抗調整層を構成するマトリックス樹脂の表面に
ブリードアウトし易い性質があるので、ブリドアウトし
た電解質塩がトナーの固着を発生させてしまい、そのた
めに、画像不良の不具合を引き起こすという問題があっ
た。
【0010】そこで、電解質塩のブリードアウトを避け
るために、ポリエチレンオキシド等のポリエーテル基を
有するノニオン性導電剤を使用することが考えられた
が、かかるノニオン性導電剤は、高分子量であるため
に、マトリックス樹脂中に分散固定化され、抵抗調整層
表面へのブリードアウトが起こり難いという性質を有す
るものの、単体でも108〜1011Ωcm程度の抵抗値
を有しているので、ノニオン性導電剤を用いて抵抗値を
帯電ロールにおいて求められている半導電性領域(10
6〜109Ωcm)に制御することが難しいという問題が
あった。
【0011】本発明は、かかる問題を解決することを目
的としている。即ち、本発明は、抵抗値のばらつきによ
る画像欠陥及びイオン導電剤のブリードアウトによる画
像不良を防止し、且つ、抵抗値を半導電性領域に制御し
た帯電部材を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために、帯電部材における抵抗調整層を、四級
アンモニウム塩基を有する高分子化合物をイオン導電剤
として含有する樹脂組成物で形成したところ、抵抗値の
ばらつきによる画像欠陥及びイオン導電剤のブリードア
ウトによる画像不良を防止し、且つ、抵抗値を帯電ロー
ルにおいて求められている半導電性領域(106〜109
Ωcm)に制御した帯電部材を提供できることを見出し
て本発明を完成するに至った。
【0013】即ち、請求項1に記載された発明は、導電
性支持体上に抵抗調整層を形成した帯電部材であって、
前記抵抗調整層が、四級アンモニウム塩基を有する高分
子化合物をイオン導電剤として含有する樹脂組成物で形
成されていることを特徴とする帯電部材である。
【0014】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載された発明において、抵抗調整層の体積固有抵抗が
106〜109Ωcmであることを特徴とするものであ
る。
【0015】請求項3に記載された発明は、請求項2に
記載された発明において、イオン導電剤が、抵抗調整層
を構成する基材樹脂100重量部に対して3〜80重量
部の割合で含有されていることを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項4に記載された発明は、1〜3のい
ずれかに記載された発明において、高分子化合物がポリ
オレフィンであることを特徴とするものである。
【0017】請求項5に記載された発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載された発明において、抵抗調整層が
導電性支持体上に射出成形により形成されていることを
特徴とするものである。
【0018】請求項6に記載された発明は、請求項1〜
4のいずれかに記載された発明において、抵抗調整層が
導電性支持体上に押出成形により形成されていることを
特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の一実施の形態を
示す帯電ロールの断面図である。
【0020】図1において、10は、本発明の帯電部材
に係わる帯電ロールである。帯電ロール10において
は、抵抗調整層2が導電性支持体1上に形成されてい
る。抵抗調整層2は、四級アンモニウム塩基を有する高
分子化合物をイオン導電剤として含有する樹脂組成物で
形成されている。本実施の形態においては、帯電部材を
具体化した帯電ロールについて記載するが、本発明にお
ける帯電部材は、本発明の目的に反しない限り、帯電ロ
ール以外の帯電部材、例えば、ブレードのようなもので
あってもかまわない。
【0021】抵抗調整層2の体積固有抵抗は、半導電領
域の106〜109Ωcmであることが好ましい。抵抗調
整層2の体積固有抵抗が106 Ωcmよりも低いと感光
体表面にあるピンホール等の欠陥部に集中的に帯電電流
が流れることになり画像不良となり、また、抵抗調整層
2の体積固有抵抗が109 Ωcmを越えると帯電量の不
足により均一画像を得る為の十分な帯電電位を得る事が
できなくなる。よって、本発明によれば、抵抗調整層の
体積固有抵抗が106〜109Ωcmであるので、画像抜
けや感光体ピンホールに対するリーク発生のない、画像
品質の安定した帯電部材とすることができる。
【0022】本発明における四級アンモニウム塩基を有
する高分子化合物は、単体の抵抗が106 〜1010Ωc
m程度であって、イオンの移動が容易に行える(即ち、
樹脂抵抗を下げ易い)四級アンモニウム塩基を含有する
ものであるので、抵抗調整層2における抵抗値のバラツ
キをより小さくし、且つ、導電性を安定化させることが
できる。よって、本発明における四級アンモニウム塩基
を有する高分子化合物は、帯電ロール10の抵抗調整層
2におけるイオン導電剤として好適に用いることができ
る。
【0023】抵抗調整層2の体積固有抵抗を106〜1
9Ωcmに調整するために、イオン導電剤は、好まし
くは、抵抗調整層を構成する基材樹脂100重量部に対
して3〜80重量部の割合で含有されており、さらに、
好ましくは、抵抗調整層を構成する基材樹脂100重量
部に対して10〜40重量部の割合で含有されている。
【0024】前記四級アンモニウム塩基を有する高分子
化合物は、好ましくは、四級アンモニウム塩基を有する
ポリオレフィンである。これらの四級アンモニウム塩基
を有するポリオレフィンは、例えば、四級アンモニウム
塩基を有するポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテ
ン、ポリイソプレン、エチレンーエチルアクリレート共
重合、エチレンーメチルアクリレート共重合、エチレン
ー酢酸サンビニル共重合、エチレンープロピレン共重
合、エチレンーヘキセン共重合等のポリオレフィンであ
る。これらの四級アンモニウム塩基を有する高分子化合
物は、斯界でよく知られており、既に、市販されている
ものもある。本実施の形態においては、四級アンモニウ
ム塩基を有するポリオレフィンについて例示したが、本
発明の目的に反しない限り、四級アンモニウム塩基を有
するポリオレフィン以外の高分子化合物であってもかま
わない。
【0025】前記四級アンモニウム塩基を有する高分子
化合物よりなるイオン導電剤は、二軸混練機、ニーダー
等の手段を用いることにより、抵抗調整層2を構成する
の基材樹脂に均一に配合される。それ故、四級アンモニ
ウム塩基を有する高分子化合物よりなるイオン導電剤
は、イオン導電性の材料はマトリクスポリマー中に分子
レベルで均一に分散される。よって、本発明によれば、
従来の導電性顔料を分散した抵抗調整層に見られるよう
な導電性顔料の分散不良に伴う抵抗値のバラツキが生じ
ない。また、本発明によれば、イオン導電剤が高分子化
合物であるため、抵抗調整層2の基材樹脂であるマトリ
ックスポリマー中に均一に分散固定化されることにな
り、そのために、イオン導電剤のブリードアウトが生じ
難い。
【0026】本発明における樹脂組成物を構成する基材
樹脂、即ち、抵抗調整層2を構成するマトリックス樹脂
は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン(以下、
「PP」という。)、ポリメタクリル酸メチル、ポリス
チレン,アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重
合体(いか、「ABS」という。)等の樹脂である。こ
れらの基材樹脂は、成形性が良いので容易に成形加工す
ることができる。
【0027】本発明における抵抗調整層2は、かかる基
材樹脂に四級アンモニウム塩基を有する高分子化合物を
イオン導電剤として均一に配合して得た樹脂組成物を導
電性支持体1上に、射出成形するか、或いは、押出成形
して、導電性支持体上に簡単に被覆することができる。
本発明によれば、このように抵抗調整層が導電性支持体
上に射出成形又は押出成形により形成されているので、
導電性支持体と樹脂組成物の密着性が良好な帯電部材を
簡便に得ることができる。
【0028】
【実施例】(実施例1)ステンレスからなる直径8mm
の芯軸上に、抵抗調整層として、ABS樹脂(電気化学
工業製、GR−1500)100重量部に四級アンモニ
ウム塩基を有するポリオレフィン系高分子化合物(第一
工業製薬製、レオレックスA−1720)よりなるイオ
ン導電剤30重量部を配合して得た樹脂組成物(体積抵
抗率10 6 Ωcm)を射出成形により被覆して、直径1
2mmの帯電ロール(図1と同様の構成)とした。
【0029】(実施例2)ステンレスからなる直径8m
mの芯軸上に、抵抗調整層として、PP樹脂(日本ポリ
ケム社製、ノバテックPP MG03B)100重量部
に四級アンモニウム塩基を有するポリオレフィン系高分
子化合物(第一工業製薬製、レオレックスA−172
0)よりなるイオン導電剤30重量部を配合して得た樹
脂組成物(体積抵抗率106 Ωcm)を射出成形により
被覆して、直径12mmの帯電ロール(図1と同様の構
成)とした。
【0030】(比較例1)ステンレスからなる直径8m
mの芯軸上に、抵抗調整層として、ABS樹脂(電気化
学工業製、GR−1500)100重量部に過塩素酸リ
チウムを3重量部を配合して得た樹脂組成物(体積抵抗
率106 Ωcm)を射出成形により被覆して、直径12
mmの帯電ロール(図1と同様の構成)とした。
【0031】(比較例2)ステンレスからなる直径8m
mの芯軸上に、抵抗調整層として、ABS樹脂(電気化
学工業製、GR−1500)100重量部にポリエーテ
ル系の導電剤(三洋化成製、ペレスタット6321)3
0重量部を配合して得た樹脂組成物(体積抵抗率1011
Ωcm)を射出成形により被覆して、直径12mmの帯
電ロール(図1と同様の構成)とした。
【0032】以上、実施例1〜2及び比較例1〜2で得
られた帯電ロールについて、図3に示す画像形成装置を
使用して、「部分的帯電不良(画像ムラ)」、「感光体
ドラムの汚染」及び「連続複写後のロール表面へのトナ
ーの固着」ついて評価を行った。この際、帯電ロールに
印加する電圧は、直流電圧:DCを−800Vとし、そ
して、交流電圧:ACを2400Vpp(周波数=2K
HZ)とした。
【0033】図2は、帯電ロールの感光体汚染性試験に
用いられる装置の説明図である。「感光体汚染」関する
評価については、図2に示すように、感光体ドラム10
1に帯電ロール10を6.5Nの力で押し当て、温度3
0℃、湿度90%RHの環境下で5日間放置し、その
後、図3に示す画像形成装置に設置して画像評価をする
ことにより行なった。仮に、感光体が汚染している場合
には、汚染箇所は、帯電しないため、異常画像(白抜
け)となって表れる。この白抜けが生じているかどうか
を確認した。
【0034】「連続複写後のロール表面へのトナーの固
着」に関する評価については、連続複写をおこなって、
100,000枚通紙後のローラ表面へのトナー固着を
見ることにより評価を行った。
【0035】「総合評価」については、次に示す基準に
より行った。 (1) 「部分的帯電不良(画像ムラ)」、「感光体ドラム
の汚染」及び「連続複写後のロール表面へのトナーの固
着」がすべて「無し」の帯電ロールを「○」とした。 (2) 「部分的帯電不良(画像ムラ)」、「感光体ドラム
の汚染」及び「連続複写後のロール表面へのトナーの固
着」の少なくとも1つが「有り」の帯電ロールを「×」
とした。
【0036】評価結果は、次の表1に示される。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】(1) 請求項1,4に記載された発明によ
れば、抵抗調整層が四級アンモニウム塩基を有する高分
子化合物をイオン導電剤として含有する樹脂組成物で形
成されているので、抵抗値のばらつきによる画像欠陥及
びイオン導電剤のブリードアウトによる画像不良を防止
し、且つ、抵抗値を半導電性領域に制御した帯電部材と
することができる。
【0039】(2) 請求項2に記載された発明によれば、
抵抗調整層の体積固有抵抗が106〜109Ωcmである
ので、画像抜けや感光体ピンホールに対するリーク発生
のない、画像品質の安定した帯電部材とすることができ
る。
【0040】(3) 請求項3に記載された発明によれば、
イオン導電剤が、抵抗調整層を構成する基材樹脂100
重量部に対して3〜80重量部の割合で含有されること
によって、抵抗調整層の体積固有抵抗を106〜109Ω
cmに調整することができる。
【0041】(4) 請求項5に記載された発明によれば、
抵抗調整層が導電性支持体上へ射出成形により形成され
ているので、導電性支持体と樹脂組成物の密着性が良好
な帯電部材を簡便に得ることができる。
【0042】(5) 請求項6に記載された発明によれば、
抵抗調整層が導電性支持体上に押出成形により形成され
ているので、導電性支持体と樹脂組成物の密着性が良好
な帯電部材を簡便に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す帯電ロールの断面
図である。
【図2】帯電ロールの感光体汚染性試験に用いられる装
置の説明図である。
【図3】従来の帯電ロールを用いた画像形成装置の説明
図である。
【図4】従来の帯電ロールの横断面図である。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 抵抗調整層 10 帯電ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:36) C08L 23:36) (72)発明者 伊藤 伯志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 神谷 公二 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 2H003 AA00 BB11 CC05 4J002 BB031 BB121 BB282 BC031 BG061 BN151 GP00 GS00

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に抵抗調整層を形成した
    帯電部材であって、前記抵抗調整層が、四級アンモニウ
    ム塩基を有する高分子化合物をイオン導電剤として含有
    する樹脂組成物で形成されていることを特徴とする帯電
    部材。
  2. 【請求項2】 抵抗調整層の体積固有抵抗が106〜1
    9Ωcmであることを特徴とする請求項1に記載の帯
    電部材。
  3. 【請求項3】 イオン導電剤が、抵抗調整層を構成する
    基材樹脂100重量部に対して3〜80重量部の割合で
    含有されていることを特徴とする請求項2記載の帯電部
    材。
  4. 【請求項4】 高分子化合物がポリオレフィンであるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の帯電部
    材。
  5. 【請求項5】 抵抗調整層が導電性支持体上へ射出成形
    により形成されていることを特徴とする請求項1〜4記
    載の帯電部材。
  6. 【請求項6】 抵抗調整層が導電性支持体上に押出成形
    により形成されていることを特徴とする請求項1〜4記
    載の帯電部材。
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