JP2001337396A - 露光装置 - Google Patents

露光装置

Info

Publication number
JP2001337396A
JP2001337396A JP2000157657A JP2000157657A JP2001337396A JP 2001337396 A JP2001337396 A JP 2001337396A JP 2000157657 A JP2000157657 A JP 2000157657A JP 2000157657 A JP2000157657 A JP 2000157657A JP 2001337396 A JP2001337396 A JP 2001337396A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
organic
optical
exposure apparatus
optical transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000157657A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Ookubo
和展 大久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP2000157657A priority Critical patent/JP2001337396A/ja
Publication of JP2001337396A publication Critical patent/JP2001337396A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Printers Or Recording Devices Using Electromagnetic And Radiation Means (AREA)
  • Projection-Type Copiers In General (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でかつ複雑な調整を行うことな
く、高精細で高輝度の露光を行う。 【解決手段】 透明基板20は、円柱状に形成された複
数のロッド21と、各ロッド21を束ねるための接着媒
体22とを備えている。すなわち、透明基板20は、束
ねられた各ロッド21の間を接着媒体22で固め、各ロ
ッド21の断面が平面上になるように形成されている。
透明基板20は、感光体30に密着している。このと
き、有機EL素子10の発光光は、ロッド21を介し
て、直接感光体30を照射する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置に係り、
主に有機EL(エレクトロルミネッセンス)素子を用い
て感光体を露光する露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】有機E
L素子は、蛍光体の有機発光材料に電圧が加えられたと
きに発光する素子である。有機EL素子を用いた露光装
置は、以下のような利点がある。第1に、薄型にするこ
とができ、小型化・軽量化を図ることができる。第2
に、高輝度かつ高コントラストであり、鮮明な画像を得
ることができる。第3に、低電圧で駆動可能であり、こ
のため消費電力も少ない。
【0003】しかし、従来の露光装置は、有機EL素子
の発する光の取り出しの効率が悪く、光学系の構成が複
雑になってしまう問題があった。また、有機EL素子は
拡散性が高く拡散光の指向性が悪いので、各有機EL素
子の発する光が感光体の所定位置を照射するように、有
機EL素子と感光体の位置調整を行う手間もかかってい
た。
【0004】本発明は、上述した問題点を解消するため
に提案されたものであり、簡易な構成でかつ複雑な調整
を行うことなく、高精細で高輝度の露光を行うことがで
きる露光装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
一端に素子形成用平面が形成されかつ側面が反射面にな
り前記一端から他端に光を伝送する複数の光伝送体が束
ねられた基板と、前記各光伝送体の素子形成用平面に1
以上形成された有機電界発光素子と、を備え、前記各光
伝送体の他端を感光体に密着し、各有機電界発光素子の
発する光で前記感光体を露光するものである。
【0006】有機電界発光素子は、高輝度かつ高コント
ラストであり消費電力が少ないが、拡散性が高い。この
拡散性の高い有機電界発光素子の発する光に指向性を持
たせるべく、各光伝送体の一端に1以上の有機電界発光
素子を設け、この発光光をその一端から他端に導いてい
る。各光伝送体の他端は感光体に接しており、光伝送体
から出力される光は外部の影響を受けることなく感光体
に達し、感光体が露光される。
【0007】前記基板は、請求項2記載のように、前記
光伝送体を構成する光ファイバを束ねた光ファイバオプ
チカルプレート、前記光伝送体を構成するロッドを束ね
た基板、各画素間を格子状の壁で区切ることで前記光伝
送体を構成した基板のいずれか1つであるのが好まし
い。
【0008】前記基板は、請求項3記載のように、前記
各光伝送体の素子形成用平面に、色相の異なる光を発す
る2以上の有機電界発光素子を1画素として形成しても
よい。
【0009】また、前記基板は、請求項4記載のよう
に、前記各光伝送体の素子形成用平面に、緑色及び青色
の各々の光を発する有機電界発光素子と赤色の光を発す
る発光ダイオードとを1画素として形成してもよい。赤
色の有機電界発光素子の発光輝度は、緑色及び青色のそ
れに比べて特に低くなっている。このため、赤色の有機
電界発光素子を用いて露光を行うと、十分な露光量を得
るまでに時間がかかる。そこで、赤色の発光ダイオード
を用いることで、短時間で露光を行うことができる。
【0010】前記基板は、請求項5記載のように、前記
基板は、前記複数の光伝送体を1次元状に又は2次元状
に配列して束ねられて形成してもよい。
【0011】請求項6記載の発明は、一端に素子形成用
平面が形成されかつ側面が反射面になり前記一端から他
端に光を伝送すると共に、他端から収束光を出射する複
数の光伝送体が束ねられた基板と、前記各光伝送体の素
子形成用平面に1以上形成された有機電界発光素子と、
を備え、前記各光伝送体の他端から出射された収束光で
感光体を露光するものである。
【0012】有機電界発光素子の発する光は、光伝送体
の一端からその内部を透過しながら他端に伝送される。
この光伝送体としては、前記他端に光を収束するレンズ
が設けられたものでもよく、また、全体の屈折率の変化
により光を収束するものでもよい。そして、有機電界発
光素子からの光は、光伝送体の他端から収束された状態
で出力され、外部の影響を受けることなく感光体に照射
される。
【0013】請求項7記載の発明は、一端に素子形成用
平面が形成されかつ該一端側が束ねられ、前記一端から
他端に光を伝送する複数の光ファイバと、前記各光ファ
イバの素子形成用平面に1以上形成された有機電界発光
素子と、を備え、前記各光ファイバの他端をそれぞれ所
定の方向に向けて、前記他端から出力される各有機電界
発光素子の発する光で感光体を露光するものである。
【0014】有機電界発光素子の発する光は、各光ファ
イバの一端からその内部を進んで他端に伝送される。こ
こで、露光部分が斜めになっていたり平面でない場合で
あっても、各光ファイバの他端をその露光部分の状態に
合わせてそれぞれ所定の方向に向かせたり所定の位置に
設置することで、その部分を露光することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1に、本発明
の第1の実施の形態に係る露光装置1を示す。
【0016】(第1の実施の形態)露光装置1は、x軸
方向及びy軸方向にマトリクス状に配列された複数の有
機電界発光素子(以下、「有機EL素子」という。)1
0と、各有機EL素子10が一方の面に形成された透明
基板20とを備えている。
【0017】有機EL素子10は、図2に示すように形
成されている。透明基板20上には、陽極としての透明
電極11、発光層を含む有機化合物層12、陰極として
の金属電極13が順次積層されて積層体14が形成され
ている。この積層体14は、例えばステンレス製缶等の
封止部材15により覆われている。封止部材15の縁部
と透明基板20とが接着剤層16により接着されて、乾
燥窒素ガスで置換された封止部材15内に積層体14が
封止されている。この有機EL素子10の透明電極11
と金属電極13との間に所定電圧が印加されると、有機
化合物層12に含まれる発光層が発光し、発光光が透明
電極11及び透明基板20を介して取り出される。
【0018】陽極である透明電極11は、400nm〜
700nmの可視光の波長領域において、少なくとも5
0パーセント以上、好ましくは70パーセント以上の光
透過率を有するものが好ましい。透明電極11を構成す
るための材料としては、酸化錫、酸化錫インジウム(I
TO)、酸化亜鉛インジウムなどの透明電極材料として
公知の化合物のほか、金や白金など仕事関数が大きい金
属からなる薄膜を用いてもよい。また、ポリアニリン、
ポリチオフェン、ポリピロールまたはこれらの誘導体な
どの有機化合物でもよい。透明導電膜については、沢田
豊監修「透明導電膜の新展開」シーエムシー刊(199
9年)に詳細に記載されており、本発明に適用すること
ができる。また、透明電極11は、真空蒸着法、スパッ
タリング法、イオンプレーティング法などにより、透明
基板20上に形成することができる。
【0019】有機化合物層12は、発光層のみからなる
単層構造であってもよいし、発光層の外に、ホール注入
層、ホール輸送層、電子注入層、電子輸送層等のその他
の層を適宜有する積層構造であってもよい。有機化合物
層12の具体的な構成(電極を含む。)としては、陽極
/ホール注入層/ホール輸送層/発光層/電子輸送層/
陰極、陽極/発光層/電子輸送層/陰極、陽極/ホール
輸送層/発光層/電子輸送層/陰極などが挙げられる。
また、発光層、ホール輸送層、ホール注入層、電子注入
層を複数設けてもよい。
【0020】陰極である金属電極13は、仕事関数の低
いLi、Kなどのアルカリ金属、Mg、Caなどのアル
カリ土類金属、及びこれらの金属とAgやAlなどとの
合金や混合物等の金属材料から形成されるのが好まし
い。陰極における保存安定性と電子注入性とを両立させ
るために、上記材料で形成した電極を仕事関数が大きく
導電性の高いAg、Al、Auなどで更に被覆してもお
い。なお、金属電極13も透明電極11と同様に、真空
蒸着法、スパッタ法、イオンプレーティング法などの公
知の方法で形成することができる。
【0021】透明基板20は、図1に示すように、円柱
状に形成された複数のロッド21を接着媒体22で束ね
て構成されている。透明基板20は、束ねられた各ロッ
ド21の端面が同一平面上に位置するように形成されて
いる。
【0022】ロッド21は、全体が均一の屈折率になる
ように形成されている。なお、本実施の形態ではロッド
21の屈折率が均一になっている場合を例に挙げてい
る、本発明は有機EL素子10の発光光を素子形成用平
面24から密着平面25に伝送することができる光伝送
体であれば特に限定されない。例えば、光を反射する反
射膜を各ロッド21の周囲を覆うようにして形成しても
よい。また、ロッド21の屈折率を、ロッド21の断面
の中心から径の外側に向かって正規分布状に徐々に小さ
くなるように形成してもよい。さらに、ロッド21の代
わりに、コアとクラッドからなる光ファイバを用いるこ
ともできる。このとき、透明基板20としては、この透
明基板20の厚み方向に複数の光ファイバが束ねられて
構成される光ファイバオプチカルプレートが好ましい。
また、画素間を格子状の壁で区切った光伝送体であって
もよい。
【0023】また、ロッド21は、図3に示すように、
断面が円形状に形成され、その断面がマトリクス状にな
るように束ねられている。有機EL素子10は、ロッド
21の1つ1つに対応した画素を形成するようにピッチ
を合わせて、ロッド21の断面内部に収まるように形成
されている。なお、ロッド21は、円柱に限定されず、
角柱であってもよい。
【0024】接着媒体22の屈折率は、ロッド21の屈
折率よりも小さい。これにより、ロッド21内の光は、
ロッド21と接着媒体22の境界に到達すると、接着媒
体22の方向へ透過せずに、ロッド21の内部方向に反
射する。したがって、有機EL素子10の発光光は、そ
の有機EL素子10が形成されているロッド21の一端
側からその内部を通り、他端側に到達する。
【0025】透明基板20は、感光体30に密着してい
る。なお、透明基板20の製造については、複数のロッ
ド21を束ねてから各ロッド21の周囲に接着媒体22
を形成するだけでなく、最初に接着媒体22を形成し、
その空いた穴に光を伝送するための透明媒体を形成して
もよい。
【0026】感光体30としては、種々のものを用いる
ことができる。例えば、感光体30としてハロゲン化銀
カラー感光材料を用いた場合、この感光体30にカラー
画像や文字情報を記録することができる。また、感光体
30として、感光感熱材料を用いることもできる。
【0027】このような構成の露光装置1において、各
有機EL素子10は、所定の像を露光する場合、その像
に対応する発光パターンで発光させる。この発光パター
ンは、そのままロッド21を透過して、外部の影響を受
けることなく感光体30に到達する。つまり、その発光
パターンは、そのパターンを維持したまま感光体30に
到達する。これにより、発光パターンと同じ配列の像が
感光体30に露光される。
【0028】以上のように、露光装置1は、透明基板2
0を感光体30に密着させながら露光を行うので、有機
EL素子10の発光光の取出し効率やその指向性を向上
させて露光を行い、高輝度かつ高精細の像を記録するこ
とができる。また、透明基板20を感光体30に密着さ
せているので、有機EL素子10と感光体30の位置調
整を行う手間を省くことができる。
【0029】(第2の実施の形態)以下、本発明の他の
実施の形態について説明する。なお、上述した実施の形
態における部位と同じ部位については同様の符号を付
し、詳細な説明は省略する。
【0030】第2の実施の形態においては、図4に示す
ように、各ロッド21の断面上に、赤色を発光する有機
EL素子10R、緑色を発光する有機EL素子10G、
青色を発光する有機EL素子10Bが形成されている。
各ロッド21は、図5に示すように、その断面がマトリ
クス状になるように隣り合うロッド21と接して束ねら
れている。各ロッド21の間には、ロッド21の屈折率
よりも低い屈折率からなる接着媒体22が形成されてい
る。
【0031】図5に示すように、有機EL素子10の配
列に従ってx軸及びy軸を設けると、x軸方向には同じ
色の有機EL素子10が形成されている。一方、y軸方
向には、赤、緑、青、赤、緑、青、・・・・の順番に有
機EL素子10が形成されている。
【0032】このように構成された露光装置1では、1
本のロッド21に形成されている各有機EL素子10
R,10G,10Bが1画素を形成する。各有機EL素
子10R,10G,10Bの発光光は、1本のロッド2
1を介して、直接感光体30に照射される。これによ
り、各有機EL素子10R,10G,10Bが発する3
原色光の取出し効率やその指向性を向上させて露光を行
い、高輝度かつ高精細の像を記録することができる。
【0033】(第3の実施の形態)有機EL素子10の
発光輝度は、図6に示すように、緑色、青色、赤色の順
に低下し、各色の輝度比は約100:80:10であ
る。したがって、赤色について特に露光量が不足するこ
とになるため、赤色の露光時間を長くする必要が生じ、
この結果高速に露光することができなくなる場合があ
る。そこで、第3の実施の形態では、第2の実施の形態
における赤色の有機EL素子10Rの代わりに、図7に
示すように赤色を発光する発光ダイオード17Rを用い
ている。これにより、第2の実施の形態よりも赤色の露
光量を十分にして、高速に露光を行うことができる。
【0034】(第4の実施の形態)第4の実施の形態で
は、第3の実施の形態におけるロッド21の径が以下の
ように形成されている。具体的には図8に示すように、
ロッド21は、有機EL素子10が形成されている平面
(以下、「素子形成用平面」という。)24から感光体
30に密着する平面(以下、「密着平面」という。)2
5に向かって、径が太くなるように形成されている。な
お、本実施の形態では素子形成用平面24と密着平面2
5の略中間部分で径の変化が大きくなっているが、その
径の変化は一定であってもよく、特に限定されない。
【0035】したがって、発光ダイオード17R及び各
有機EL素子10G,10Bが発光した3原色光は、ロ
ッド21の側面26で反射しながらそのロッド21を透
過し、密着平面25を介して、図示しない感光体に照射
される。これらの光は、拡散性が高く、密着平面25の
全面を通過している。したがって、発光ダイオード17
R及び各有機EL素子10G,10Bの発光によって描
かれる像は、その形を変えることなく、ロッド21内を
透過しながら拡大していく。
【0036】すなわち、本実施の形態によれば、ロッド
21の素子形成用平面24から密着平面25に向かって
その径を大きくすることによって、発光による像を拡大
して、露光を行うことができる。
【0037】(第5の実施の形態)第5の実施の形態に
おいては、図9に示すように、ロッド21の素子形成用
平面24から密着平面25に向かって、その径が細くな
るように形成されている。なお、本実施の形態では素子
形成用平面24と密着平面25の略中間部分で径の変化
が大きくなっているが、その径の変化は一定であっても
よく、特に限定されない。
【0038】したがって、発光ダイオード17R及び各
有機EL素子10G,10Bが発光した3原色光は、ロ
ッド21の側面26で反射しながら収束し、そのロッド
21を透過する。そして、密着平面25を介して、図示
しない感光体に照射される。したがって、発光ダイオー
ド17R及び各有機EL素子10G,10Bによって描
かれる像は、その形を変えることなく、ロッド21内を
透過しながら縮小していく。
【0039】すなわち、本実施の形態によれば、ロッド
21の素子形成用平面24から密着平面25に向かって
その径を小さくすることによって、発光による像を縮小
して、露光を行うことができる。
【0040】(第6の実施の形態)第6の実施の形態に
おいては、図10に示すように、ロッド21は、上述し
た実施の形態に比べて、素子形成用平面24の周辺部が
面取りさせて形成されている。具体的には、ロッド21
の素子形成用平面24は円形に形成され、その素子形成
用平面24の大きさは有機EL素子10がちょうど収ま
るように形成されている。ロッド21の径は素子形成用
平面24から密着平面25に向かって大きくなり、傾斜
側面27が形成される。そして、ロッド21の径は、所
定の大きさになると密着平面25までそのまま同じ大き
さになっている。
【0041】したがって、本実施の形態によれば、有機
EL素子10の発光光は、直接又は側面26や傾斜側面
27で反射しながら、密着平面25に到達する。これに
より、有機EL素子10の発光光の利用効率を上げるこ
とができるので、より高輝度の状態で露光を行うことが
できる。
【0042】(第7の実施の形態)第7の実施の形態で
は、第1の実施の形態における素子形成用平面24が凹
んで形成されている。具体的には図11に示すように、
ロッド21には、密着平面25の他端側にドーナツ形状
の第1の素子形成用平面24aが形成されている。第1
の素子形成用平面24の内周側には、凹部が設けられる
ように、その内周から中心軸に向かって傾斜28が形成
され、さらに円形状の第2の素子形成用平面24bが形
成されている。第2の素子形成用平面24bは、第1の
素子形成用平面24aに平行であり、第1の素子形成用
平面24aの径よりも小さい径になっている。なお、第
2の素子形成用平面24bの中心点は、第1の素子形成
用平面24aの中心点と同じである。有機EL素子10
は、第2の素子形成用平面24bにちょうど収まるよう
に形成されている。
【0043】したがって、本実施の形態では、第2の素
子形成用平面24bが第1の素子形成用平面24aの内
周部に凹部を形成するように設けられているので、有機
EL素子10の平行方向(第2の素子形成用平面24b
に平行な方向)に生じる迷光を斜面28で遮断し、迷光
を防止して、最適な状態で露光を行うことができる。
【0044】(第8の実施の形態)図1、図3、図5で
は、露光装置1はx軸方向及びy軸方向の2次元方向に
ロッド21が配列されて束ねられている。第8の実施の
形態においては、例えば図12に示すように、露光装置
1(1R,1G,1B)は1次元方向にロッド21が配
列されて束ねられている。
【0045】具体的には、露光装置1Rは、赤色の有機
EL素子10Rを有するロッド21が1列に束ねられて
構成されている。同様に、露光装置1Gは、緑色の有機
EL素子10Gを有するロッド21が1列に束ねられて
構成されている。露光装置1Bは、青色の有機EL素子
10Bを有するロッド21が1列に束ねられて構成され
ている。
【0046】ここで、露光装置1R,1G,1Bは、そ
れぞれ平行に、かつそれぞれ感光体30の搬送方向に対
して垂直になるように設置されており、さらに露光ロー
ラ50に巻き付けられている感光体30に対して密着し
ている。そして、露光装置1R,1G,1Bの各有機E
L素子10R,10G,10Bが発光し、露光ローラ5
0が感光体30を搬送方向に搬送すると、感光体30は
露光されて所定の像が記録される。すなわち、ロッド2
1が1列に束ねられている場合であっても、上述した実
施の形態と同様に露光を行うことができる。
【0047】(第9の実施の形態)上述した実施の形態
においては、ロッド21の密着平面25を直接感光体3
0に密着していた。これに対して、第9の実施の形態に
おいては、図13に示すように、1画素に対応する各ロ
ッド21の密着平面25に、レンズ40を設けている。
これにより、有機EL素子10の発光光は集光して図示
しない感光体に照射されるので、高精細で高輝度の像を
得ることができる。
【0048】(第10の実施の形態)第10の実施の形
態においては、図14に示すように、各光ファイバ21
aは、素子形成用平面24側で束ねられ、密着平面25
側ではばらけた状態になっている。さらに、各有機EL
素子10は独立して駆動されている。このような構成に
より、様々な方向や位置に光ファイバ21aの密着平面
25側を動かすことができる。したがって、露光部分が
平面でなかったり透明基板20の面と平行でない場合で
あっても、各光ファイバ21aの密着平面25をその露
光部分に合わせることによって、露光を行うことができ
る。
【0049】
【発明の効果】本発明に係る露光装置は、一端から他端
に有機電界発光素子の発する光を伝送する複数の光伝送
体が束ねられた基板を備え、前記各光伝送体の他端を感
光体に密着し、各有機電界発光素子の発する光で前記感
光体を露光することによって、有機電界発光素子の発す
る光の指向性を向上させるとともに、有機電界発光素子
と感光体との位置調節を行うことなく、容易に露光を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る露光装置の要部斜
視図である。
【図2】 露光装置に備えられた有機EL素子の概略的
な構成図である。
【図3】 露光装置の概略的な正面図である。
【図4】 本発明の第2の実施の形態に係る露光装置の
断面図である。
【図5】 本発明の第2の実施の形態に係る露光装置の
概略的な正面図である。
【図6】赤色、緑色、青色の有機EL素子の発光輝度を
示す図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態として、第2の実
施の形態の赤色の有機EL素子の代わりに赤色の発光ダ
イオードを用いたことを説明する図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態として、ロッドの
他の構成を示す断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態として、ロッドの
他の構成を示す断面図である。
【図10】 本発明の第6の実施の形態として、ロッド
の他の構成を示す断面図である。
【図11】 本発明の第7の実施の形態として、ロッド
の他の構成を示す断面図である。
【図12】 本発明の第8の実施の形態として、赤、
緑、青にそれぞれ対応してライン状に形成された露光装
置を示す斜視図である。
【図13】 本発明の第9の実施の形態としてロッドの
密着平面にレンズを設けたときの構成を示す断面図であ
る。
【図14】 本発明の第10の実施の形態として透明基
板の密着平面側の光ファイバを延長したときの構成を示
す図である。
【符号の説明】
1 露光装置 10 有機EL素子 20 透明基板 21 ロッド 21a 光ファイバ 22 接着媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // H05B 33/00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に素子形成用平面が形成されかつ側
    面が反射面になり前記一端から他端に光を伝送する複数
    の光伝送体が束ねられた基板と、 前記各光伝送体の素子形成用平面に1以上形成された有
    機電界発光素子と、を備え、 前記各光伝送体の他端を感光体に密着し、各有機電界発
    光素子の発する光で前記感光体を露光する露光装置。
  2. 【請求項2】 前記基板は、前記光伝送体を構成する光
    ファイバを束ねた光ファイバオプチカルプレート、前記
    光伝送体を構成するロッドを束ねた基板、各画素間を格
    子状の壁で区切ることで前記光伝送体を構成した基板の
    いずれか1つである請求項1記載の露光装置。
  3. 【請求項3】 前記各光伝送体の素子形成用平面に、色
    相の異なる光を発する2以上の有機電界発光素子を1画
    素として形成した請求項1記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 前記各光伝送体の素子形成用平面に、緑
    色及び青色の各々の光を発する有機電界発光素子と赤色
    の光を発する発光ダイオードとを1画素として形成した
    請求項1記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 前記基板は、前記複数の光伝送体を1次
    元状に又は2次元状に配列して束ねられて形成した請求
    項1から4のいずれか1項記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 一端に素子形成用平面が形成されかつ側
    面が反射面になり前記一端から他端に光を伝送すると共
    に、他端から収束光を出射する複数の光伝送体が束ねら
    れた基板と、 前記各光伝送体の素子形成用平面に1以上形成された有
    機電界発光素子と、を備え、 前記各光伝送体の他端から出射された収束光で感光体を
    露光する露光装置。
  7. 【請求項7】 一端に素子形成用平面が形成されかつ該
    一端側が束ねられ、前記一端から他端に光を伝送する複
    数の光ファイバと、 前記各光ファイバの素子形成用平面に1以上形成された
    有機電界発光素子と、を備え、 前記各光ファイバの他端をそれぞれ所定の方向に向け
    て、前記他端から出力される各有機電界発光素子の発す
    る光で感光体を露光する露光装置。
JP2000157657A 2000-05-29 2000-05-29 露光装置 Pending JP2001337396A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157657A JP2001337396A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000157657A JP2001337396A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001337396A true JP2001337396A (ja) 2001-12-07

Family

ID=18662247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000157657A Pending JP2001337396A (ja) 2000-05-29 2000-05-29 露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001337396A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055897A2 (en) * 2002-12-18 2004-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Exposing apparatus and image forming apparatus using organic electroluminescence element
WO2006035341A1 (en) * 2004-09-27 2006-04-06 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Illumination system
JP2006278116A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2006278115A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2008004563A (ja) * 2007-08-24 2008-01-10 Seiko Epson Corp 有機elヘッドとその作製方法及びそれを用いた画像形成装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004055897A2 (en) * 2002-12-18 2004-07-01 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Exposing apparatus and image forming apparatus using organic electroluminescence element
WO2004055897A3 (en) * 2002-12-18 2004-12-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd Exposing apparatus and image forming apparatus using organic electroluminescence element
WO2006035341A1 (en) * 2004-09-27 2006-04-06 Philips Intellectual Property & Standards Gmbh Illumination system
JP2006278116A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2006278115A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Seiko Epson Corp 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP4617959B2 (ja) * 2005-03-29 2011-01-26 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、画像印刷装置および画像読み取り装置
JP2008004563A (ja) * 2007-08-24 2008-01-10 Seiko Epson Corp 有機elヘッドとその作製方法及びそれを用いた画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0956741B1 (en) Light emitting articles with light reflecting structures
US20220006052A1 (en) Display panel and method for fabricating the same
JP4463392B2 (ja) El表示装置の作製方法
JP6082907B2 (ja) 表示装置及び表示装置の製造方法
TWI278253B (en) Organic electroluminescent display panel and production method thereof
CN100483777C (zh) 具有遮光基板的显示装置
JPH10189251A (ja) ディスプレイ装置
KR20050029426A (ko) 칼라필터층 또는 색변환층을 갖는 풀칼라 유기전계발광소자
JP4233196B2 (ja) 露光装置
JP2003142277A (ja) 有機elカラーディスプレイ及びその製造方法
JP2004319100A (ja) Elディスプレイ
TWI278254B (en) Light-emitting device, electronic equipment, projection-type display device, line head, and image forming apparatus
TW200305351A (en) Organic electroluminescence device and the manufacturing method, and the display device
JP2001217078A (ja) 有機発光素子及びその製造方法
WO2019061736A1 (zh) Oled显示器的制作方法及oled显示器
JP2911552B2 (ja) 有機電界発光素子及びその製造方法
JP4252741B2 (ja) 光源装置
JP2001337396A (ja) 露光装置
JP2010272465A (ja) 発光素子及びそれを有する発光装置
CN109166903B (zh) 一种oled显示面板及其制作方法,以及显示装置
JP2002260844A (ja) 有機エレクトロルミネッセンス装置
JPH11265791A (ja) El表示装置
JP2000103114A (ja) 有機elプリントヘッド
JP2001167874A (ja) 有機el発光素子及びその製造方法
KR100552971B1 (ko) 유기 전계 발광 표시 장치