JP2001337158A - 目標検出装置 - Google Patents

目標検出装置

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JP2001337158A
JP2001337158A JP2000154229A JP2000154229A JP2001337158A JP 2001337158 A JP2001337158 A JP 2001337158A JP 2000154229 A JP2000154229 A JP 2000154229A JP 2000154229 A JP2000154229 A JP 2000154229A JP 2001337158 A JP2001337158 A JP 2001337158A
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signal
probability
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JP2000154229A
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Hiroshi Kameda
洋志 亀田
Masafumi Iwamoto
雅史 岩本
Tetsuo Kirimoto
哲郎 桐本
Yoshio Kosuge
義夫 小菅
Shuichi Ooka
秀一 大岡
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤警報確率を向上させ探知確率をかせいだ目
標検出を行い、高密度環境下においても目標抽出を容易
にする目標検出装置を得る。 【解決手段】 レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号
を出力するレーダ信号処理手段1と、ビデオ信号に対
し、しきい値を越えた信号を検出信号として出力する定
誤警報率検出手段2と、追尾手段6が要求する目標検出
確率より誤警報確率を算出し、定誤警報率検出手段2で
使用するしきい値を制御するしきい値制御手段3と、定
誤警報率検出手段2によって出力された検出信号から、
ドップラ情報、信号強度などを抽出する属性情報抽出手
段4と、定誤警報率検出手段2によって出力された検出
信号のうち、Nサンプル中M回相関ゲートに存在した検
出信号を目標信号とみなすスキャン間相関手段5と、目
標信号を入力し、追尾目標の位置、速度などの運動緒元
を推定する追尾手段6とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、センサによる目標
検出技術に関し、特にレーダの受信信号を入力し追尾目
標の位置、速度などの運動緒元を推定する目標検出装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の目標検出装置では、誤警報確率を
抑えつつ、目標信号を抽出するようにしきい値を定め目
標検出を行う。
【0003】図13は、SKOLNIK、Radar Handbook、McGRA
W-HILL、p15-14に示された目標検出装置の構成を示すブ
ロック図である。まず、図13を用いて、従来の目標検
出装置の構成を説明する。
【0004】目標検出装置は、図13に示すように、レ
ーダの受信信号を入力し、ビデオ信号を出力するレーダ
信号処理手段1と、ビデオ信号に対し、しきい値を越え
た信号を検出信号として出力するCFAR検出手段2
と、CFAR検出手段2で使用するしきい値を定めるし
きい値制御手段20と、CFAR検出手段によって出力
された検出信号のうち、N中M方式、すなわちNサンプ
ル中M回相関ゲートに存在した検出信号を目標信号とみ
なすスキャン間相関手段30と、目標信号を入力し、追
尾目標の位置、速度などの運動緒元を推定する追尾手段
6とから構成される。
【0005】CFAR検出手段2では、レーダ信号処理
手段1で得られたビデオ信号、しきい値制御手段9で設
定されたしきい値を入力し、しきい値を越えた信号を検
出信号として出力する。
【0006】しきい値制御手段20は、CFAR検出手
段2における検出レベルを決定するためのしきい値を設
定する。
【0007】スキャン間相関手段30は、スキャン間相
関を行うための領域を定める相関ゲート算出部302
と、検出出力が相関ゲート内に存在するかを判定するゲ
ート内外判定部301と、相関ゲート内に何サンプル検
出出力が存在したかを計測するゲート内カウント部30
4と、所定のサンプル数検出出力が存在した場合にその
検出出力を目標信号として選択する目標信号選択部30
3とから構成される。
【0008】スキャン間相関手段30では、まず、相関
ゲート算出部302が、CFAR検出手段2によって得
られた検出出力を中心とし、検出出力が存在する領域、
例えばレンジセル、アジマスセルで囲まれる領域を相関
ゲートとして定める。ゲート内カウント部304は、検
出出力が相関ゲートに存在したサンプル数を数える機能
を有しており、相関ゲート設定時には初期値として1を
設定する。
【0009】次に、ゲート内外判定部301では、前述
の相関ゲート内に新たに得られたCFAR検出手段2の
検出出力が存在するかの判定を行う。相関ゲート内に存
在している場合、ゲート内カウント部304は、検出出
力が相関ゲート内に存在した数を更新する。検出出力が
存在しない場合は、相関ゲート算出部82は、その検出
出力に対して、新たな相関ゲートを設定する。
【0010】相関ゲートが設定されてからNサンプルの
間に、ゲート内カウント部304のカウント数がMとな
った場合は、目標信号選択部303により、その時の検
出出力を目標信号として選択する。
【0011】追尾手段6は、スキャン間相関手段30の
出力である目標信号を入力し、目標の運動緒元を出力す
る。なお運動緒元とは、目標の位置、速度などを表す。
【0012】次に動作を図14のフローチャートに沿っ
て説明する。図14において、ST50では、しきい値
制御手段20がCFAR検出手段2における検出レベル
を決定するためのしきい値を設定する。
【0013】ST60では、CFAR検出手段2が、レ
ーダ信号処理手段1で得られたビデオ信号、しきい値制
御手段9で設定されたしきい値を入力し、しきい値を越
えた信号を検出信号として出力する。
【0014】ST70では、スキャン間相関手段30
が、得られたCFAR検出手段2の出力である検出出力
に対し、N中M方式、すなわち、検出出力が得られたセ
ル内においてNサンプルの期間にM回検出出力が得られ
た場合に目標信号ありとみなす方式により目標信号の抽
出を行う。
【0015】ST80では、追尾手段6が、スキャン間
相関手段30の出力である目標信号を入力し、目標の運
動緒元の推定を行う。処理終了でない場合、上述のST
60へ戻る。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の目標検出装置
は、以上のような構成で、目標信号の抽出を行う。ただ
し、しきい値制御手段20で設定されるしきい値は誤警
報をできるだけ抑えて、目標を検出するという思想の下
で決定されている。このような場合、S/Nが低い場
合、目標の検出が極めて困難となる。さらにスキャン間
相関手段30においては、相関ゲートはセルで定義され
る最小領域であるし、相関は距離、角度などの位置情報
しか使われていない。従って、目標が移動する場合や、
高密度環境、すなわち狭い空間内に複数の目標や不要信
号が存在する環境、では、目標信号の抽出が困難であ
る。
【0017】この発明は、上述のような問題点を解決す
るためのものであり、スキャン間相関手段の後段に接続
されている追尾手段が誤警報の存在を考慮したアルゴリ
ズムであることを前提とし、CFAR検出手段における
しきい値を制御する目標検出装置を得ることを目的とす
る。また、スキャン間相関で使用する相関ゲートは運動
による目標の移動を考慮した領域とする目標検出装置を
得ることを目的とする。さらに、スキャン間相関では、
検出出力のドップラ情報や信号強度などの属性情報を位
置情報に追加して相関処理する目標検出装置を得ること
を目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の目
標検出装置は、レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号
を出力するレーダ信号処理手段と、ビデオ信号に対し、
しきい値を越えた信号を検出信号として出力する定誤警
報率検出手段と、追尾手段が要求する目標検出確率より
誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報率
検出手段で使用するしきい値を制御するしきい値制御手
段と、定誤警報率検出手段によって出力された検出信号
から、ドップラ情報、信号強度などを抽出する属性情報
抽出手段と、定誤警報率検出手段によって出力された検
出信号のうち、Nサンプル中M回相関ゲートに存在した
検出信号を目標信号とみなすスキャン間相関手段と、目
標信号を入力し、追尾目標の位置、速度などの運動緒元
を推定する追尾手段とを備える。
【0019】この発明の請求項2の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるMの
値を制御する。
【0020】この発明の請求項3の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるN及
びMの値を制御する。
【0021】この発明の請求項4の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるN及
びMの値を、属性情報抽出手段によって抽出された検出
出力のドップラ分布状況に基づいて制御する。
【0022】この発明の請求項5の目標検出装置は、レ
ーダの受信信号を入力し、ビデオ信号を出力するレーダ
信号処理手段と、ビデオ信号に対し、しきい値を越えた
信号を検出信号として出力する定誤警報率検出手段と、
追尾手段が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出
し、誤警報確率に基づいて定誤警報率検出手段で使用す
るしきい値を制御するしきい値制御手段と、定誤警報率
検出手段によって出力された検出信号から、ドップラ情
報、信号強度などを抽出する属性情報抽出手段と、定誤
警報率検出手段によって出力された検出信号を入力し、
多重仮説追尾により、追尾目標の位置、速度などの運動
緒元を推定する追尾手段とを備える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を用いて説明する。
【0024】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係わる目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。この実施の形態の目標検出装置は、図1に示すよう
に、レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号を出力する
レーダ信号処理手段1と、ビデオ信号に対し、しきい値
を越えた信号を検出信号として出力する定誤警報率検出
手段としてのCFAR(Constant False alarm rate)
検出手段2と、追尾手段によって要求される目標検出確
率より誤警報確率を算出し、CFAR検出手段2で使用
するしきい値を設定するしきい値制御手段3と、CFA
R検出手段3によって出力された検出信号から、ドップ
ラ情報、信号強度などを抽出する属性情報抽出手段4
と、CFAR検出手段2によって出力された検出信号の
うち、N中M方式、すなわちNサンプル中M回相関ゲー
トに存在した検出信号を目標信号とみなすスキャン間相
関手段5と、目標信号を入力し、追尾目標の位置、速度
などの運動緒元を推定する追尾手段6とから構成され
る。
【0025】追尾手段6に適用されるアルゴリズムのう
ち、JPDA(Joint Probabilistic Data Associatio
n)やMHT(Multiple Hypothesis Tracking)など
は、ある程度の誤警報が存在しても対処可能である。す
なわち誤警報確率を従来の値よりも大きくとることがで
きる。従って低S/N時の探知確率をかせぐことができ
る。
【0026】しきい値制御手段3は、追尾手段6におい
て追尾性能を維持できるために必要な探知確率、後述の
スキャン間相関手段5の出力であるS/Nを入力し、誤
警報確率を算出する誤警報率算出部32と、誤警報確率
よりCFAR検出手段2で使用するしきい値を算出する
しきい値算出部31より構成される。
【0027】誤警報率算出部32は、追尾手段6が要求
する目標検出確率、後述のスキャン間相関手段5の出力
であるS/Nを入力し、誤警報確率を算出する。ただ
し、算出された誤警報確率が、先に述べたJPDA、M
HTでも対応できない値であれば探知確率を下げ、誤警
報確率を再計算する。
【0028】しきい値算出部31は、誤警報率算出部3
2の出力である誤警報確率を入力し、これに基づいてC
FAR検出手段2で使用するしきい値を算出する。
【0029】CFAR検出手段2では、レーダ信号処理
手段1で得られたビデオ信号、しきい値制御手段3で設
定されたしきい値を入力し、しきい値を越えた信号を検
出信号として出力する。
【0030】属性情報抽出手段4では、CFAR検出手
段により得られた検出出力に対して、ドップラ情報、検
出出力の信号強度などを属性情報として抽出する。すな
わち従来は位置情報でスキャン間相関をとるが、本実施
の形態では属性情報も利用する。
【0031】スキャン間相関手段5は、スキャン間相関
を行うための領域を定める相関ゲート算出部52と、検
出出力が相関ゲート内に存在するかを判定するゲート内
外判定部51と、相関ゲート内に何サンプル検出出力が
存在したかを計測するゲート内カウント部54と、所定
のサンプル数検出出力が存在した場合にその検出出力を
目標信号として選択する目標信号選択部53とから構成
される。
【0032】スキャン間相関手段5では、まず、相関ゲ
ート算出部52が、CFAR検出手段2によって得られ
た検出出力と属性情報抽出手段4で得た属性情報を中心
とし、Nサンプル分の目標の移動と属性情報の誤差を考
慮した領域を相関ゲートとして定める。ゲート内カウン
ト部54は、検出出力が相関ゲートに存在したサンプル
数を数える機能を有しており、相関ゲート設定時には初
期値として1を設定する。
【0033】スキャン間相関において、ドップラ情報や
信号強度情報を利用することの効果は、図2のように、
進行方向や大きさが大きく異なる複数目標が混在する場
合、相関ゲートが分離できる点である。図2のように位
置情報だけでは、複数目標が近接した場合、相関ゲート
は重なる。この時、相関ゲートと検出出力の対応付けが
複数存在する。これに対し、ドップラ情報や大きさ情報
が利用できれば、位置空間では分離できなかった検出出
力もドップラや大きさ情報により分離することができ、
相関ゲートと検出出力の対応が容易となる。
【0034】次に、ゲート内外判定部52では、前述の
相関ゲート内に新たに得られたCFAR検出手段2の検
出出力が存在するかの判定を行う。相関ゲート内に存在
している場合、ゲート内カウント部54は、検出出力が
相関ゲート内に存在した数を更新する。検出出力が存在
しない場合は、相関ゲート算出部52は、その検出出力
に対して、新たな相関ゲートを設定する。
【0035】相関ゲートが設定されてからNサンプルの
間に、ゲート内カウント部54のカウント数がMとなっ
た場合は、目標信号選択部53により、その時の検出出
力を目標信号として選択する。
【0036】追尾手段6は、スキャン間相関手段5の出
力である目標信号を入力し、目標の運動緒元を出力す
る。なお運動緒元とは、目標の位置、速度などを表す。
【0037】次に動作を図3のフローチャートに沿って
説明する。図3において、ST1では、しきい値制御手
段9内の誤警報算出部32が追尾手段6で必要とする探
知確率を設定する。
【0038】ST2では、抽出された目標信号より算出
されるS/Nを算出する。ST3では、しきい値制御手
段3内の誤警報率算出部32が、追尾手段6で要求され
る目標検出確率、ST2で算出されたS/Nを入力し、
誤警報確率を算出する。
【0039】ST4では、算出された誤警報確率の値
で、追尾手段6が対処可能かの判定を行う。対処可能と
判断された場合は、ST5に進む。前述のJPDA、M
HTにおいても対処不可能な誤警報確率であれば探知確
率を下げ、ST3に戻り誤警報確率の再計算を行う。
【0040】ST5では、誤警報率算出部32で算出さ
れた誤警報率より、しきい値算出部31がCFAR検出
手段2で使用するしきい値を算出する。
【0041】ST6では、CFAR検出手段2が、レー
ダ信号処理手段1で得られたビデオ信号、しきい値制御
手段3で設定されたしきい値を入力し、しきい値を越え
た信号を検出信号として出力する。
【0042】ST7では、スキャン間相関手段5が、得
られたCFAR検出手段2の出力である検出出力に対
し、N中M方式、すなわち、検出出力が得られたセル内
においてNサンプルの期間にM回検出出力が得られた場
合に目標信号ありとみなす方式により目標信号の抽出を
行う。この際、属性情報抽出手段4による属性情報も相
関に加える。
【0043】ST8では、追尾手段6が、スキャン間相
関手段5の出力である目標信号を入力し、目標の運動緒
元の推定を行う。処理終了でない場合、上述のST1へ
戻る。
【0044】実施の形態2.図4は、本発明の実施の形
態2に係わる目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と同一番号を付すものは、実施の形態1
と同じ機能を有するため説明は省略する。
【0045】図4において、7は、本実施の形態のしき
い値制御手段である。しきい値制御手段7は、追尾手段
6において追尾性能を維持できるために必要な探知確
率、後述のスキャン間相関手段8の出力であるS/Nを
入力し、誤警報確率を算出する誤警報率算出部72と、
誤警報確率よりCFAR検出手段2で使用するしきい値
を算出するしきい値算出部71、さらに算出された誤警
報確率の値により、スキャン間相関で適用するN中M検
出方式のMの値を制御するスキャン相関制御部73によ
り構成される。
【0046】誤警報率算出部72は、追尾手段6が要求
する目標検出確率、後述のスキャン間相関手段8の出力
であるS/Nを入力し、誤警報確率を算出する。ただ
し、算出された誤警報確率が先に述べたJPDA、MH
Tでも対応できない値であれば、スキャン相関制御部7
3がN中M検出方式のMの値を既定値よりも高くし、目
標検出条件を厳しくすることで、誤目標の検出を防ぐよ
うにする。
【0047】しきい値算出部71、誤警報率算出部72
力である誤警報確率を入力し、CFAR検出手段2で使
用するしきい値を算出する。
【0048】スキャン間相関手段8は、まず、相関ゲー
ト算出部82が、CFAR検出手段2によって得られた
検出出力と属性情報抽出手段4で得た属性情報を中心と
し、Nサンプル分の目標の移動と属性情報の誤差を考慮
した領域を相関ゲートとして定める。ゲート内カウント
部84は、検出出力が相関ゲートに存在したサンプル数
を数える機能を有しており、相関ゲート設定時には初期
値として1を設定する。
【0049】次に、ゲート内外判定部81では、前述の
相関ゲート内に新たに得られたCFAR検出手段2の検
出出力が存在するかの判定を行う。相関ゲート内に存在
している場合、ゲート内カウント部84は、検出出力が
相関ゲート内に存在した数を更新する。その際、ゲート
内カウント部84は、しきい値制御手段7で出力された
目標検出条件Mの値を入力し、目標検出条件を誤警報の
発生状況に応じて変化させる。
【0050】検出出力が存在しない場合は、相関ゲート
算出部82は、その検出出力に対して、新たな相関ゲー
トを設定する。
【0051】相関ゲートが設定されてからNサンプルの
間に、ゲート内カウント部84のカウント数がMとなっ
た場合は、目標信号選択部83により、その時の検出出
力を目標信号として選択する。
【0052】次に動作を図5のフローチャートに沿って
説明する。図5において、ST10では、しきい値制御
手段7内の誤警報率算出部72が、追尾手段6で要求さ
れる目標検出確率、S/Nを入力し、誤警報確率を算出
する。
【0053】ST11では、算出された誤警報確率の値
で、追尾手段6が対処可能かの判定を行う。対処可能と
判断された場合は、ST12に進む。前述のJPDA、
MHTにおいても対処不可能な誤警報確率であればST
13に進み、スキャン間相関制御部73のMの値を大き
くし、目標検出条件を厳しくすることで誤目標の検出を
抑える。
【0054】ST12では、誤警報率算出部72で算出
された誤警報率より、しきい値算出部71がCFAR検
出手段2で使用するしきい値を算出する。
【0055】ST14では、スキャン間相関手段8が、
得られたCFAR検出手段2の出力である検出出力に対
し、N中M方式、すなわち、検出出力が得られたセル内
においてNサンプルの期間にM回、検出出力が得られた
場合に目標信号ありとみなす方式により目標信号の抽出
を行う。この際、属性情報抽出手段4による属性情報も
相関に加える。なおST14で使用するMの値はST1
3で算出された、しきい値制御手段7によるものであ
る。処理終了でない場合、上述のST1へ戻る。
【0056】実施の形態3.図6は、本発明の実施の形
態3に係わる目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と同一番号を付すものは、実施の形態1
と同じ機能を有するため説明は省略する。
【0057】図6において、9は、本実施の形態のしき
い値制御手段である。しきい値制御手段9は、追尾手段
6において追尾性能を維持できるために必要な探知確
率、後述のスキャン間相関手段の出力であるS/Nを入
力し、誤警報確率を算出する誤警報率算出部92と、誤
警報確率よりCFAR検出手段2で使用するしきい値を
算出するしきい値算出部91、さらに算出された誤警報
確率の値により、スキャン間相関で適用するN中M検出
方式のNおよびMの値を制御するスキャン相関制御部9
3により構成される。
【0058】誤警報率算出部92は、追尾手段6が要求
する目標検出確率、後述のスキャン間相関手段8の出力
であるS/Nを入力し、誤警報確率を算出する。この値
を1スキャン当たりの誤警報確率Pfaとする。
【0059】しきい値算出部91は、誤警報率算出部9
2の出力である誤警報確率を入力し、CFAR検出手段
2で使用するしきい値を算出する。
【0060】スキャン間制御部93は、スキャン間相関
手段10で使用するN中M検出方式のNスキャン分の誤
警報確率Pfa、Mが従来の誤警報確率1.0×10-6
となるようにN、Mの値を逐次計算により決定する。
【0061】スキャン間相関手段10は、まず、相関ゲ
ート算出部102が、CFAR検出手段2によって得ら
れた検出出力と属性情報抽出手段4で得た属性情報を中
心とし、Nサンプル分の目標の移動と属性情報の誤差を
考慮した領域を相関ゲートとして定める。ゲート内カウ
ント部104は、検出出力が相関ゲートに存在したサン
プル数を数える機能を有しており、相関ゲート設定時に
は初期値として1を設定する。
【0062】次に、ゲート内外判定部101では、前述
の相関ゲート内に新たに得られたCFAR検出手段2の
検出出力が存在するかの判定を行う。相関ゲート内に存
在している場合、ゲート内カウント部104は、検出出
力が相関ゲート内に存在した数を更新する。その際、ゲ
ート内カウント部104は、しきい値制御手段9で出力
された目標検出条件NおよびMの値を入力し、目標検出
条件をMスキャン分の誤警報確率が従来値と同じとなる
ように変化させる。
【0063】検出出力が存在しない場合は、相関ゲート
算出部102は、その検出出力に対して、新たな相関ゲ
ートを設定する。
【0064】相関ゲートが設定されてからNサンプルの
間に、ゲート内カウント部104のカウント数がMとな
った場合は、目標信号選択部103により、その時の検
出出力を目標信号として選択する。
【0065】次に動作を図7のフローチャートに沿って
説明する。図7において、ST15では、しきい値制御
手段9内の誤警報率算出部92が、追尾手段6で要求さ
れる目標検出確率、S/Nを入力し、1スキャン当たり
の誤警報確率Pfaを算出する。
【0066】ST16では、スキャン間相関制御部93
が、算出された1スキャン分の誤警報確率Pfaによ
り、Mスキャン分の誤警報確率Pfa、Mが従来の規定
値1.0×10-6となるようにN、Mの値を逐次計算に
より求める。
【0067】ST16の詳細な処理について図8のフロ
ーチャートに基づいて説明する。使用する数式を以下に
式(1)として示す。
【0068】ST16aでは、Mスキャン分の誤警報確
率Pfa、Mとして1.0×10-6を設定する。ST1
6bでは、N、Mの初期値としてN=3、M=Nを設定
する。ST16cでは、Pfa、Pfa、M、N、Mの
設定値より、式(1)を評価する。
【0069】ST16dでは、式(1)の右辺とPf
a、Mの設定値の誤差が規定値以下であるか否かの判定
を行う。規定値以下であればST16eへ進み、その時
のN、Mの値がしきい値制御手段9の出力である。そう
でなければST16fへ進み。N、Mの値を更新して再
評価する。
【0070】
【数1】
【0071】ST17では、誤警報率算出部92で算出
された誤警報率より、しきい値算出部91がCFAR検
出手段2で使用するしきい値を算出する。
【0072】ST18では、スキャン間相関手段10
が、得られたCFAR検出手段2の出力である検出出力
に対し、N中M方式、すなわち、検出出力が得られたセ
ル内においてNサンプルの期間にM回、検出出力が得ら
れた場合に目標信号ありとみなす方式により目標信号の
抽出を行う。この際、属性情報抽出手段4による属性情
報も相関に加える。なおST18で使用するN、Mの値
はST16で算出された、しきい値制御手段9によるも
のである。処理終了でない場合、上述のST1へ戻る。
【0073】実施の形態4.図9は、本発明の実施の形
態4に係わる目標検出装置の構成を示すブロック図であ
る。なお、図1と同一番号を付すものは、実施の形態1
と同じ機能を有するため説明は省略する。
【0074】図9において、11は、本実施の形態のし
きい値制御手段である。しきい値制御手段11は、追尾
手段6において追尾性能を維持できるために必要な探知
確率、後述のスキャン間相関手段の出力であるS/Nを
入力し、誤警報確率を算出する誤警報率算出部112
と、誤警報確率よりCFAR検出手段2で使用するしき
い値を算出するしきい値算出部111、さらに算出され
た誤警報確率の値により、スキャン間相関で適用するN
中M検出方式のNおよびMの値を制御するスキャン相関
制御部113により構成される。
【0075】誤警報率算出部112は、追尾手段6が要
求する目標検出確率、後述のスキャン間相関手段8の出
力であるS/Nを入力し、誤警報確率を算出する。
【0076】しきい値算出部111は、誤警報率算出部
112の出力である誤警報確率を入力し、CFAR検出
手段2で使用するしきい値を算出する。
【0077】スキャン間制御部113は、スキャン間相
関手段10で使用するN中M検出方式のN、Mの値を制
御する。制御の方法は属性抽出手段4により抽出される
検出出力のドップラ情報の分布状況により判断する。
【0078】すなわち、各検出出力のドップラを調査
し、ドップラが類似した値付近で分布するようであれ
ば、複数目標が存在する可能性が高いものと判断し、M
の値を規定値よりも低めに設定し、目標の検出を容易に
する。逆にドップラの値が大きく異なる場合は、誤目標
が存在する可能性が高いものと判断し、Mの値を規定値
よりも高めに設定し、誤目標の検出を困難となるように
する。
【0079】次に動作を図10のフローチャートに沿っ
て説明する。図10において、ST10では、しきい値
制御手段11内の誤警報率算出部112が、追尾手段6
で要求される目標検出確率、S/Nを入力し、誤警報確
率Pfaを算出する。
【0080】ST12では、誤警報率算出部112で算
出された誤警報率より、しきい値算出部111がCFA
R検出手段2で使用するしきい値を算出する。
【0081】ST19では、スキャン間相関制御部11
3が、属性情報抽出手段4で取り出された検出出力のド
ップラ情報より、各検出出力のドップラを調査し、ドッ
プラが類似した値付近で分布するようであれば、複数目
標が存在する可能性が高いものと判断し、ST21にお
いてMの値を規定値よりも低めに設定し、目標の検出を
容易にする。逆にドップラの値が大きく異なる場合は、
誤目標が存在する可能性が高いものと判断し、ST20
においてMの値を規定値よりも高めに設定し、誤目標の
検出を困難となるようにする。処理終了でない場合、上
述のST1へ戻る。
【0082】実施の形態5.図11は、本発明の実施の
形態5に係わる目標検出装置の構成を示すブロック図で
ある。なお、図1と同一番号を付すものは、実施の形態
1と同じ機能を有するため説明は省略する。
【0083】図11において、12は、MHT(Multip
le Hypothesis Tracking:多重仮説追尾方式)による追
尾手段である。これまで本発明では、スキャン間相関に
より目標検出を行い、追尾手段に処理を移行していた
が、MHTを追尾処理に適用すると、目標検出の機能も
所有しているため、スキャン間相関と追尾処理の両方を
行うことが可能となる。
【0084】次に動作を図12のフローチャートに沿っ
て説明する。図12において、ST6により、しきい値
制御手段3によって与えられたしきい値により目標検出
が行われると、検出出力は、多重仮説追尾による追尾手
段12へ入力される。ST22では、多重仮説追尾方式
によりスキャン間相関と追尾処理の両方を処理する。処
理終了でない場合、上述のST1へ戻る。
【0085】
【発明の効果】この発明の請求項1の目標検出装置は、
レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号を出力するレー
ダ信号処理手段と、ビデオ信号に対し、しきい値を越え
た信号を検出信号として出力する定誤警報率検出手段
と、追尾手段が要求する目標検出確率より誤警報確率を
算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報率検出手段で使
用するしきい値を制御するしきい値制御手段と、定誤警
報率検出手段によって出力された検出信号から、ドップ
ラ情報、信号強度などを抽出する属性情報抽出手段と、
定誤警報率検出手段によって出力された検出信号のう
ち、Nサンプル中M回相関ゲートに存在した検出信号を
目標信号とみなすスキャン間相関手段と、目標信号を入
力し、追尾目標の位置、速度などの運動緒元を推定する
追尾手段とを備える。そのため、追尾手段が要求する目
標検出確率より誤警報確率を算出し、CFAR検出手段
で使用するしきい値制御手段を付加したことで、低S/
N時の信号検出が極めて困難な場合には、追尾能力を考
慮して誤警報確率を上げることで探知確率をかせいだ目
標検出を行うことができる。また、スキャン間相関にお
いても相関ゲートを目標の移動を考慮した領域とし、さ
らに属性情報を付加することで高密度環境時の目標の分
離を容易にすることができる。
【0086】この発明の請求項2の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるMの
値を制御する。そのため、追尾手段によって要求される
目標検出確率より誤警報確率を算出し、定誤警報率検出
手段で使用するしきい値とスキャン間相関におけるN中
M目標検出のMの値を制御するしきい値制御手段を請求
項1記載の追尾装置に付加したので、誤警報確率が高く
なりすぎた場合にN中M目標検出の検出条件を厳しくす
ることで、誤目標の検出を抑えることができる。
【0087】この発明の請求項3の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるN及
びMの値を制御する。そのため、追尾手段によって要求
される目標検出確率より誤警報確率を算出し、定誤警報
率検出手段で使用するしきい値とスキャン間相関におけ
るN中M目標検出のN及びMの値を制御するしきい値制
御手段を請求項1記載の追尾装置に付加したので、誤警
報確率が高くなりすぎた場合にN中M目標検出の検出条
件を厳しくすることで、誤目標の検出を抑えることがで
きる。
【0088】この発明の請求項4の目標検出装置は、し
きい値制御手段は、追尾手段が要求する目標検出確率よ
り誤警報確率を算出し、誤警報確率に基づいて定誤警報
率検出手段で使用するしきい値を制御し、また、スキャ
ン間相関手段で使用するNサンプル中M回相関ゲートに
存在した検出信号を目標信号とみなす方式におけるN及
びMの値を、属性情報抽出手段によって抽出された検出
出力のドップラ分布状況に基づいて制御する。そのた
め、属性情報抽出手段により得られるドップラ情報の分
布状況によりN中M目標検出のMの値を制御するしきい
値制御手段をを請求項1記載の追尾装置に付加したの
で、ドップラ情報の分布状況に応じてN中M目標検出の
検出条件を制御し、誤目標の検出を抑えることができ
る。
【0089】この発明の請求項5の目標検出装置は、レ
ーダの受信信号を入力し、ビデオ信号を出力するレーダ
信号処理手段と、ビデオ信号に対し、しきい値を越えた
信号を検出信号として出力する定誤警報率検出手段と、
追尾手段が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出
し、誤警報確率に基づいて定誤警報率検出手段で使用す
るしきい値を制御するしきい値制御手段と、定誤警報率
検出手段によって出力された検出信号から、ドップラ情
報、信号強度などを抽出する属性情報抽出手段と、定誤
警報率検出手段によって出力された検出信号を入力し、
多重仮説追尾により、追尾目標の位置、速度などの運動
緒元を推定する追尾手段とを備える。そのため、多重仮
説追尾による追尾方式を請求項1記載の目標検出装置に
付加したので、これまでの発明と異なり、スキャン間相
関による目標検出と追尾処理をまとめて処理することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の目標検出装置を示
すブロック構成図である。
【図2】 属性情報を使用した相関ゲートの効果を示す
説明図である。
【図3】 図1の目標検出装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図4】 この発明の実施の形態2の目標検出装置を示
すブロック構成図である。
【図5】 図4の目標検出装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】 この発明の実施の形態3の目標検出装置を示
すブロック構成図である。
【図7】 図6の目標検出装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】 図7のフローチャートの要部を拡大したフロ
ーチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態4の目標検出装置を示
すブロック構成図である。
【図10】 図9の動作を示すフローチャートである。
【図11】 この発明の実施の形態5の目標検出装置を
示すブロック構成図である。
【図12】 図11の目標検出装置の動作を示すフロー
チャートである。
【図13】 従来の追尾装置を示すブロック図である。
【図14】 図13の追尾装置の動作を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 レーダ信号処理手段、2 CFAR検出手段(定誤
警報率検出手段)、3しきい値制御手段、31 しきい
値算出部、32 誤警報算出部、4 属性情報抽出手
段、5 スキャン間相関手段、51 ゲート内外判定
部、52 相関ゲート算出部、53 目標信号選択部、
54 ゲート内カウント部、6 追尾手段、7 しきい
値制御手段、71 しきい値算出部、72 誤警報算出
部、73スキャン相関制御部、8 スキャン間相関手
段、81 ゲート内外判定部、82相関ゲート算出部、
83 目標信号選択部、84 ゲート内カウント部、9
しきい値制御手段、91 しきい値算出部、92 誤警
報算出部、93 スキャン相関制御部、10 スキャン
間相関手段、101 ゲート内外判定部、102相関ゲ
ート算出部、103 目標信号選択部、104 ゲート
内カウント部、11 しきい値制御手段、111 しき
い値算出部、112 誤警報算出部、113 スキャン
相関制御部、12 多重仮説追尾による追尾手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桐本 哲郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小菅 義夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大岡 秀一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 5J070 AC01 AC06 AE04 AH04 AH12 AK22 BB01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号
    を出力するレーダ信号処理手段と、 前記ビデオ信号に対し、しきい値を越えた信号を検出信
    号として出力する定誤警報率検出手段と、 追尾手段が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出
    し、該誤警報確率に基づいて前記定誤警報率検出手段で
    使用する前記しきい値を制御するしきい値制御手段と、 前記定誤警報率検出手段によって出力された前記検出信
    号から、ドップラ情報、信号強度などを抽出する属性情
    報抽出手段と、 前記定誤警報率検出手段によって出力された前記検出信
    号のうち、Nサンプル中M回相関ゲートに存在した前記
    検出信号を目標信号とみなすスキャン間相関手段と、 前記目標信号を入力し、追尾目標の位置、速度などの運
    動緒元を推定する追尾手段とを備えることを特徴とする
    目標検出装置。
  2. 【請求項2】 前記しきい値制御手段は、前記追尾手段
    が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出し、該誤
    警報確率に基づいて前記定誤警報率検出手段で使用する
    しきい値を制御し、また、前記スキャン間相関手段で使
    用するNサンプル中M回相関ゲートに存在した検出信号
    を目標信号とみなす方式におけるMの値を制御すること
    を特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  3. 【請求項3】 前記しきい値制御手段は、前記追尾手段
    が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出し、該誤
    警報確率に基づいて前記定誤警報率検出手段で使用する
    しきい値を制御し、また、前記スキャン間相関手段で使
    用するNサンプル中M回相関ゲートに存在した検出信号
    を目標信号とみなす方式におけるN及びMの値を制御す
    ることを特徴とする請求項1記載の目標検出装置。
  4. 【請求項4】 前記しきい値制御手段は、前記追尾手段
    が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出し、該誤
    警報確率に基づいて前記定誤警報率検出手段で使用する
    しきい値を制御し、また、前記スキャン間相関手段で使
    用するNサンプル中M回相関ゲートに存在した検出信号
    を目標信号とみなす方式におけるN及びMの値を、前記
    属性情報抽出手段によって抽出された検出出力のドップ
    ラ分布状況に基づいて制御することを特徴とする請求項
    1記載の目標検出装置。
  5. 【請求項5】 レーダの受信信号を入力し、ビデオ信号
    を出力するレーダ信号処理手段と、 前記ビデオ信号に対し、しきい値を越えた信号を検出信
    号として出力する定誤警報率検出手段と、 追尾手段が要求する目標検出確率より誤警報確率を算出
    し、該誤警報確率に基づいて前記定誤警報率検出手段で
    使用する前記しきい値を制御するしきい値制御手段と、 前記定誤警報率検出手段によって出力された前記検出信
    号から、ドップラ情報、信号強度などを抽出する属性情
    報抽出手段と、 前記定誤警報率検出手段によって出力された前記検出信
    号を入力し、多重仮説追尾により、追尾目標の位置、速
    度などの運動緒元を推定する追尾手段とを備えることを
    特徴とする目標検出装置。
JP2000154229A 2000-05-25 2000-05-25 目標検出装置 Abandoned JP2001337158A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026239A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Murata Mfg Co Ltd レーダ
JP2014089056A (ja) * 2012-10-29 2014-05-15 Furuno Electric Co Ltd 追尾処理装置、及び追尾処理方法
JP7461770B2 (ja) 2020-03-25 2024-04-04 古河電気工業株式会社 監視装置および監視装置の動作方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026239A (ja) * 2006-07-24 2008-02-07 Murata Mfg Co Ltd レーダ
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