JP2001337157A - 超音波を用いた局地測位システム - Google Patents
超音波を用いた局地測位システムInfo
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- JP2001337157A JP2001337157A JP2000157164A JP2000157164A JP2001337157A JP 2001337157 A JP2001337157 A JP 2001337157A JP 2000157164 A JP2000157164 A JP 2000157164A JP 2000157164 A JP2000157164 A JP 2000157164A JP 2001337157 A JP2001337157 A JP 2001337157A
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- transmitting
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】局地的な測位システムに関し、屋内屋外を問わ
ず簡単な方法で高精度の実時間測位を可能とするシステ
ムの提供を目的とする。 【解決手段】3箇所以上の既知点に設置され、各々送信
元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音波信
号として送信する送信手段と、前記各送信手段の送信時
刻を同期させる送信時刻同期手段と、少なくとも3箇所
の送信手段から同期送信された各々の超音波信号を受信
する受信手段と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測
定し、前記受信した各超音波信号から該信号の送信元と
送信時刻とを各々特定し、前記受信時刻と前記送信時刻
から前記送信手段と前記受信手段の距離を各々算出し、
前記各送信手段の位置と該各送信手段と前記受信手段の
距離との関係から前記受信手段の位置を決定する測位手
段と、を有する。
ず簡単な方法で高精度の実時間測位を可能とするシステ
ムの提供を目的とする。 【解決手段】3箇所以上の既知点に設置され、各々送信
元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音波信
号として送信する送信手段と、前記各送信手段の送信時
刻を同期させる送信時刻同期手段と、少なくとも3箇所
の送信手段から同期送信された各々の超音波信号を受信
する受信手段と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測
定し、前記受信した各超音波信号から該信号の送信元と
送信時刻とを各々特定し、前記受信時刻と前記送信時刻
から前記送信手段と前記受信手段の距離を各々算出し、
前記各送信手段の位置と該各送信手段と前記受信手段の
距離との関係から前記受信手段の位置を決定する測位手
段と、を有する。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、屋内屋外の別に関
わらず局地的な測位が可能な局地測位システム(LP
S:Local Positioning Syste
m)に関する。
わらず局地的な測位が可能な局地測位システム(LP
S:Local Positioning Syste
m)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人工衛星(GPS衛星)から発信
する情報を受信して、受信機(GPS受信機)の位置を
求めるGPS(Global Positioning
System:汎地球測位システム)の実用化が進
み、屋外環境において、手軽に高精度の測位結果を得る
ことが可能となった。
する情報を受信して、受信機(GPS受信機)の位置を
求めるGPS(Global Positioning
System:汎地球測位システム)の実用化が進
み、屋外環境において、手軽に高精度の測位結果を得る
ことが可能となった。
【0003】GPSは、米国において軍事用の目的で艦
船や航空機が正確な自己位置を短時間に決定するために
開発された技術であり、双曲線航法を用いた測位システ
ムの一種である。
船や航空機が正確な自己位置を短時間に決定するために
開発された技術であり、双曲線航法を用いた測位システ
ムの一種である。
【0004】そして、GPSは、従来の測位システムに
比べて簡便なシステムで飛躍的に高い測位精度を実現す
るものであることから、使用が一般に開放されてからは
世界中に急速に普及しつつあるシステムである。
比べて簡便なシステムで飛躍的に高い測位精度を実現す
るものであることから、使用が一般に開放されてからは
世界中に急速に普及しつつあるシステムである。
【0005】すなわち、図8に示されるように、GPS
は簡単な設備で高精度な測位が容易に行える非常に画期
的なシステムであり、GPSは、宇宙航空、車両、船舶
に対する測位システム等として一般に広く応用されてい
る。
は簡単な設備で高精度な測位が容易に行える非常に画期
的なシステムであり、GPSは、宇宙航空、車両、船舶
に対する測位システム等として一般に広く応用されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、GPS技術は
屋外環境のみを対象とした測位技術であり、屋内におい
ては利用が不可能な技術である。
屋外環境のみを対象とした測位技術であり、屋内におい
ては利用が不可能な技術である。
【0007】具体的には、GPSは地球の上空2万km
を円軌道で周回する複数の人工衛星(GPS衛星)から
の電波を測位点で受信することにより測位を行うもので
あるので、測点の上空が広く開けていることが測位の前
提条件となる。
を円軌道で周回する複数の人工衛星(GPS衛星)から
の電波を測位点で受信することにより測位を行うもので
あるので、測点の上空が広く開けていることが測位の前
提条件となる。
【0008】したがってGPSは、屋内や地下などの環
境においては、上空が開けておらずGPS衛星からの電
波が届かないため、全く利用することができない。
境においては、上空が開けておらずGPS衛星からの電
波が届かないため、全く利用することができない。
【0009】しかしながら、近年の情報化社会の高度化
に伴い、簡易な方法により、屋内外の別を問わず、何時
でも何処でも実時間で、且つ高精度に位置情報を求める
技術への要求が高まりつつある。
に伴い、簡易な方法により、屋内外の別を問わず、何時
でも何処でも実時間で、且つ高精度に位置情報を求める
技術への要求が高まりつつある。
【0010】具体的には、徘徊老人の捜索や行方不明者
の捜索、災害時において屋内に閉じ込められた人や逃げ
遅れた人の位置確認、屋内の移動型のロボットや機械の
自己位置の確認等、多様な環境や分野において、測位シ
ステムの実現が期待されている。
の捜索、災害時において屋内に閉じ込められた人や逃げ
遅れた人の位置確認、屋内の移動型のロボットや機械の
自己位置の確認等、多様な環境や分野において、測位シ
ステムの実現が期待されている。
【0011】すなわち、屋外に加えて屋内等の局地的な
環境においても、人間、動物、機械等の位置を実時間で
高精度に簡単な方法により測定することが可能となれ
ば、GPSが屋外における物体の位置測定技術とその利
用技術に飛躍的な進展をもたらしたように、画期的な技
術として各方面で利用・応用されることは明らかであ
る。
環境においても、人間、動物、機械等の位置を実時間で
高精度に簡単な方法により測定することが可能となれ
ば、GPSが屋外における物体の位置測定技術とその利
用技術に飛躍的な進展をもたらしたように、画期的な技
術として各方面で利用・応用されることは明らかであ
る。
【0012】本発明は、上記事情に鑑みて創案されたも
のであり、その目的は屋内屋外を問わず簡単な方法で高
精度の実時間測位を可能とする局地測位システム(LP
S:Local Positioning Syste
m)を提供することにある。
のであり、その目的は屋内屋外を問わず簡単な方法で高
精度の実時間測位を可能とする局地測位システム(LP
S:Local Positioning Syste
m)を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は以下のように構成されている。
に、本発明は以下のように構成されている。
【0014】すなわち、本発明は局地測位システムに関
するものであり、図1に示されるように、3箇所以上の
既知点に設置され、各々送信元情報と送信時刻情報とを
含む信号を生成して超音波信号として送信する送信手段
10と、前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時
刻同期手段12と、少なくとも3箇所の送信手段から同
期送信された各々の超音波信号を受信する受信手段14
と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受
信した各超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを
各々特定し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記送信
手段と前記受信手段の距離を各々算出し、前記各送信手
段の位置と該送信手段と前記受信手段の距離との関係か
ら前記受信手段の位置を決定する測位手段16と、を有
することを特徴とし、または、4箇所以上の既知点に設
置され、各々送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を
生成して超音波信号として送信する送信手段10と、前
記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手段
12と、少なくとも4箇所の送信手段から同期送信され
た各々の超音波信号を受信する受信手段14と、前記各
超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信した各超
音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを特定し、前
記受信時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時間を各
々算出し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差を消去
して前記送信手段と前記受信手段の距離を各々算出し、
前記各送信手段の位置と該各送信手段と前記受信手段の
距離との関係から前記受信手段の位置を決定する測位手
段16と、を有することを特徴とし、または、3箇所以
上の既知点に設置され、各々送信元情報と送信時刻情報
とを含む信号を生成し、該信号をスペクトラム変調して
超音波信号として送信する送信手段10と、前記各送信
手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手段12と、
少なくとも3箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段14と、前記各超音波信
号の受信時刻を各々測定し、前記受信した各超音波信号
を復調して該信号の送信元と送信時刻とを各々特定し、
前記受信時刻と前記送信時刻から前記送信手段と前記受
信手段の距離を各々算出し、前記各送信手段の位置と該
各送信手段と前記受信手段の距離との関係から前記受信
手段の位置を決定する測位手段16と、を有することを
特徴とし、または、4箇所以上の既知点に設置され、各
々送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成し、該
信号をスペクトラム変調して超音波信号として送信する
送信手段10と、前記各送信手段の送信時刻を同期させ
る送信時刻同期手段12と、少なくとも4箇所の送信手
段から同期送信された各々の超音波信号を受信する受信
手段14と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測定
し、前記受信した各超音波信号を復調し、該信号の送信
元と送信時刻とを特定し、前記受信時刻と前記送信時刻
から前記信号の伝搬時間を各々算出し、前記各伝搬時間
の差分により同期誤差を消去して前記送信手段と前記受
信手段の距離を各々算出し、前記各送信手段の位置と該
各送信手段と前記受信手段の距離との関係から前記受信
手段の位置を決定する測位手段16と、を有することを
特徴とする。
するものであり、図1に示されるように、3箇所以上の
既知点に設置され、各々送信元情報と送信時刻情報とを
含む信号を生成して超音波信号として送信する送信手段
10と、前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時
刻同期手段12と、少なくとも3箇所の送信手段から同
期送信された各々の超音波信号を受信する受信手段14
と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受
信した各超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを
各々特定し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記送信
手段と前記受信手段の距離を各々算出し、前記各送信手
段の位置と該送信手段と前記受信手段の距離との関係か
ら前記受信手段の位置を決定する測位手段16と、を有
することを特徴とし、または、4箇所以上の既知点に設
置され、各々送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を
生成して超音波信号として送信する送信手段10と、前
記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手段
12と、少なくとも4箇所の送信手段から同期送信され
た各々の超音波信号を受信する受信手段14と、前記各
超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信した各超
音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを特定し、前
記受信時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時間を各
々算出し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差を消去
して前記送信手段と前記受信手段の距離を各々算出し、
前記各送信手段の位置と該各送信手段と前記受信手段の
距離との関係から前記受信手段の位置を決定する測位手
段16と、を有することを特徴とし、または、3箇所以
上の既知点に設置され、各々送信元情報と送信時刻情報
とを含む信号を生成し、該信号をスペクトラム変調して
超音波信号として送信する送信手段10と、前記各送信
手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手段12と、
少なくとも3箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段14と、前記各超音波信
号の受信時刻を各々測定し、前記受信した各超音波信号
を復調して該信号の送信元と送信時刻とを各々特定し、
前記受信時刻と前記送信時刻から前記送信手段と前記受
信手段の距離を各々算出し、前記各送信手段の位置と該
各送信手段と前記受信手段の距離との関係から前記受信
手段の位置を決定する測位手段16と、を有することを
特徴とし、または、4箇所以上の既知点に設置され、各
々送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成し、該
信号をスペクトラム変調して超音波信号として送信する
送信手段10と、前記各送信手段の送信時刻を同期させ
る送信時刻同期手段12と、少なくとも4箇所の送信手
段から同期送信された各々の超音波信号を受信する受信
手段14と、前記各超音波信号の受信時刻を各々測定
し、前記受信した各超音波信号を復調し、該信号の送信
元と送信時刻とを特定し、前記受信時刻と前記送信時刻
から前記信号の伝搬時間を各々算出し、前記各伝搬時間
の差分により同期誤差を消去して前記送信手段と前記受
信手段の距離を各々算出し、前記各送信手段の位置と該
各送信手段と前記受信手段の距離との関係から前記受信
手段の位置を決定する測位手段16と、を有することを
特徴とする。
【0015】また、図2に示されるように、本発明の局
地測位システムは、送信元情報と送信時刻情報とを含む
信号を生成して超音波信号として送信する送信手段10
と、3箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段
から送信された超音波信号を受信する受信手段14と、
少なくとも3箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき受信元の受信手段と受信時刻を各々記録し、前
記受信された各超音波信号から該信号の送信元と送信時
刻とを各々特定し、前記記録された各受信時刻と前記送
信時刻から前記送信手段と前記各受信手段の距離を各々
算出し、前記各受信手段の位置と該各受信手段と前記送
信手段の距離との関係から前記送信手段の位置を決定す
る測位手段16と、を有することを特徴とし、または、
送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音
波信号として送信する送信手段10と、4箇所以上の既
知点に設置され、各々前記送信手段から送信された超音
波信号を受信する受信手段14と、少なくとも4箇所の
受信手段で受信された前記超音波信号につき受信元の受
信手段と受信時刻を各々記録し、前記受信された各超音
波信号から該信号の送信元と送信時刻とを各々特定し、
前記記録された各受信時刻と前記送信時刻から前記信号
の伝搬時間を各々算出し、前記各伝搬時間の差分により
同期誤差を消去して前記送信手段と前記各受信手段の距
離を各々算出し、前記各受信手段の位置と該各受信手段
と前記送信手段の距離との関係から前記送信手段の位置
を決定する測位手段16と、を有することを特徴とし、
または、送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成
し、該信号をスペクトラム変調して超音波信号として送
信する送信手段10と、3箇所以上の既知点に設置さ
れ、各々前記送信手段から送信された超音波信号を受信
する受信手段14と、少なくとも3箇所の受信手段で受
信された前記超音波信号につき該信号を復調し、受信元
の受信手段と受信時刻を各々記録し、前記受信された各
超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを各々特定
し、前記記録された各受信時刻と前記送信時刻から前記
送信手段と前記各受信手段の距離を各々算出し、前記各
受信手段の位置と該各受信手段と前記送信手段の距離と
の関係から前記送信手段の位置を決定する測位手段16
と、を有することを特徴とし、または、送信元情報と送
信時刻情報とを含む信号を生成し、該信号をスペクトラ
ム変調して超音波信号として送信する送信手段10と、
4箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段14と、少な
くとも4箇所の受信手段で受信された前記超音波信号に
つき該信号を復調し、受信元の受信手段と受信時刻を各
々記録し、前記受信された各超音波信号から該信号の送
信元と送信時刻とを各々特定し、前記記録された各受信
時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時間を各々算出
し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差を消去して前
記送信手段と前記各受信手段の距離を各々算出し、前記
各受信手段の位置と該各受信手段と前記送信手段の距離
との関係から前記送信手段の位置を決定する測位手段1
6と、を有することを特徴とする。
地測位システムは、送信元情報と送信時刻情報とを含む
信号を生成して超音波信号として送信する送信手段10
と、3箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段
から送信された超音波信号を受信する受信手段14と、
少なくとも3箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき受信元の受信手段と受信時刻を各々記録し、前
記受信された各超音波信号から該信号の送信元と送信時
刻とを各々特定し、前記記録された各受信時刻と前記送
信時刻から前記送信手段と前記各受信手段の距離を各々
算出し、前記各受信手段の位置と該各受信手段と前記送
信手段の距離との関係から前記送信手段の位置を決定す
る測位手段16と、を有することを特徴とし、または、
送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音
波信号として送信する送信手段10と、4箇所以上の既
知点に設置され、各々前記送信手段から送信された超音
波信号を受信する受信手段14と、少なくとも4箇所の
受信手段で受信された前記超音波信号につき受信元の受
信手段と受信時刻を各々記録し、前記受信された各超音
波信号から該信号の送信元と送信時刻とを各々特定し、
前記記録された各受信時刻と前記送信時刻から前記信号
の伝搬時間を各々算出し、前記各伝搬時間の差分により
同期誤差を消去して前記送信手段と前記各受信手段の距
離を各々算出し、前記各受信手段の位置と該各受信手段
と前記送信手段の距離との関係から前記送信手段の位置
を決定する測位手段16と、を有することを特徴とし、
または、送信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成
し、該信号をスペクトラム変調して超音波信号として送
信する送信手段10と、3箇所以上の既知点に設置さ
れ、各々前記送信手段から送信された超音波信号を受信
する受信手段14と、少なくとも3箇所の受信手段で受
信された前記超音波信号につき該信号を復調し、受信元
の受信手段と受信時刻を各々記録し、前記受信された各
超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを各々特定
し、前記記録された各受信時刻と前記送信時刻から前記
送信手段と前記各受信手段の距離を各々算出し、前記各
受信手段の位置と該各受信手段と前記送信手段の距離と
の関係から前記送信手段の位置を決定する測位手段16
と、を有することを特徴とし、または、送信元情報と送
信時刻情報とを含む信号を生成し、該信号をスペクトラ
ム変調して超音波信号として送信する送信手段10と、
4箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段14と、少な
くとも4箇所の受信手段で受信された前記超音波信号に
つき該信号を復調し、受信元の受信手段と受信時刻を各
々記録し、前記受信された各超音波信号から該信号の送
信元と送信時刻とを各々特定し、前記記録された各受信
時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時間を各々算出
し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差を消去して前
記送信手段と前記各受信手段の距離を各々算出し、前記
各受信手段の位置と該各受信手段と前記送信手段の距離
との関係から前記送信手段の位置を決定する測位手段1
6と、を有することを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明では、従来のGPS等のような電波を使
用して測位する代わりに超音波を使用して測位を行う。
これにより、測定に用いる波動の伝搬範囲が限定され
ている局地においても、高精度で測位を行うことが可能
となる。
用して測位する代わりに超音波を使用して測位を行う。
これにより、測定に用いる波動の伝搬範囲が限定され
ている局地においても、高精度で測位を行うことが可能
となる。
【0017】また、3点以上の既知点に超音波送信手段
もしくは超音波受信手段(超音波送信局もしくは超音波
受信局)を設置することにより、3点測量の技術を用い
ての測位が可能となる。 この場合、4点以上の既知点
を用いて送信側と受信側の時計同期誤差を解消すれば、
更に高精度な測位が可能となる。
もしくは超音波受信手段(超音波送信局もしくは超音波
受信局)を設置することにより、3点測量の技術を用い
ての測位が可能となる。 この場合、4点以上の既知点
を用いて送信側と受信側の時計同期誤差を解消すれば、
更に高精度な測位が可能となる。
【0018】さらに、送受信する超音波信号にスペクト
ラム拡散変調を施すことにより、送信超音波周波数の帯
域当たりのユーザ数(測位対象数)を増加することや、
妨害波や干渉波の排除能力を向上することや、信号の秘
話性を向上することや、測距能力を向上させることが可
能となる。
ラム拡散変調を施すことにより、送信超音波周波数の帯
域当たりのユーザ数(測位対象数)を増加することや、
妨害波や干渉波の排除能力を向上することや、信号の秘
話性を向上することや、測距能力を向上させることが可
能となる。
【0019】そして、本発明は多様な形態での測位に対
応することも可能である。すなわち、移動する測位対象
を受信手段として、受信側が自己位置の測位をすること
や、また、移動する測位対象を送信手段として受信側の
第三者が複数の移動測位対象の測位を統括的に行うこと
等も可能である。
応することも可能である。すなわち、移動する測位対象
を受信手段として、受信側が自己位置の測位をすること
や、また、移動する測位対象を送信手段として受信側の
第三者が複数の移動測位対象の測位を統括的に行うこと
等も可能である。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明にかかる局地測
位システムの好適な実施例を説明する。
位システムの好適な実施例を説明する。
【0021】まず、本発明にかかる測位システムについ
て、図3には超音波送信部の構成例が示されている。
て、図3には超音波送信部の構成例が示されている。
【0022】本構成例においては、送信元情報(送信元
識別情報)と、送信時刻情報と、を含む2進符号の信号
が2進符号発生器302より生成される。
識別情報)と、送信時刻情報と、を含む2進符号の信号
が2進符号発生器302より生成される。
【0023】なお、本構成例においては、PN信号:P
seudo Noise信号、疑似雑音信号等とも称さ
れる2進符号信号を使用しているが、発明の概念として
は送信元と送信時刻の情報が包含されていることが特徴
である。
seudo Noise信号、疑似雑音信号等とも称さ
れる2進符号信号を使用しているが、発明の概念として
は送信元と送信時刻の情報が包含されていることが特徴
である。
【0024】また、上記の2進符号の信号(送信信号)
に、送信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻
情報に加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の
情報を包含することも可能である。 すなわち本構成例
においては、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情
報は予め受信・測位側により保持されているものである
が、これらの情報も送信情報に含めることとすれば、受
信・測位側が受信信号を復調することでこれらの情報を
入手できることとなり、受信・測位側が予めこれらの情
報を保持することが不要化される。
に、送信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻
情報に加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の
情報を包含することも可能である。 すなわち本構成例
においては、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情
報は予め受信・測位側により保持されているものである
が、これらの情報も送信情報に含めることとすれば、受
信・測位側が受信信号を復調することでこれらの情報を
入手できることとなり、受信・測位側が予めこれらの情
報を保持することが不要化される。
【0025】そして、搬送波が搬送波発生器304によ
り生成される。
り生成される。
【0026】ここで、受信機側の位置を検出する場合、
すなわち3箇所以上の既知点に送信局が設置されている
場合は、各局において生成される信号に含まれる時刻情
報は、LAN等により相互に同期が取られているが、こ
の点については後述する。
すなわち3箇所以上の既知点に送信局が設置されている
場合は、各局において生成される信号に含まれる時刻情
報は、LAN等により相互に同期が取られているが、こ
の点については後述する。
【0027】さらに、2進符号発生器302で生成され
た信号に対し、搬送波発生器304を用いて狭帯域変調
と同時に2次変調として拡散変調がPSK変調器306
により施される。
た信号に対し、搬送波発生器304を用いて狭帯域変調
と同時に2次変調として拡散変調がPSK変調器306
により施される。
【0028】なお、PSKはPhase Shift
Keyingの略語であり、PSK変調は位相変調、移
送偏移等と称される場合もある。)そして、PSK変調
器306により変調された信号は、超音波送信機308
により超音波として空間中に送信される。
Keyingの略語であり、PSK変調は位相変調、移
送偏移等と称される場合もある。)そして、PSK変調
器306により変調された信号は、超音波送信機308
により超音波として空間中に送信される。
【0029】次に、図4には本発明にかかる測位システ
ムについて、超音波受信部および測位部の構成例が示さ
れている。
ムについて、超音波受信部および測位部の構成例が示さ
れている。
【0030】本構成例においては、送信部の超音波送信
機(図3の308参照)より空間中に送信された超音波
が、超音波受信機402により受信される。
機(図3の308参照)より空間中に送信された超音波
が、超音波受信機402により受信される。
【0031】また、搬送波発生器404においては受信
信号(PSK変調されて送信された信号)を復調するた
めの搬送波が生成される。
信号(PSK変調されて送信された信号)を復調するた
めの搬送波が生成される。
【0032】そして、受信された超音波は、搬送波発生
器404により生成された搬送波を用いてミキサ処理部
406によりミキサ処理される。
器404により生成された搬送波を用いてミキサ処理部
406によりミキサ処理される。
【0033】さらに、ミキサ処理された信号は、2進符
号発生器408により生成された2進符号信号により相
関処理部410において相関処理が行われる。
号発生器408により生成された2進符号信号により相
関処理部410において相関処理が行われる。
【0034】かかる一連の処理により、受信された信号
には逆拡散による復調が施される。
には逆拡散による復調が施される。
【0035】そして、超音波受信時に記録された受信時
刻情報と、送信信号に含まれる送信時刻情報と、から送
信にかかった時間、すなわち超音波の伝搬時間が算出さ
れる。
刻情報と、送信信号に含まれる送信時刻情報と、から送
信にかかった時間、すなわち超音波の伝搬時間が算出さ
れる。
【0036】また、2進符号発生器408においては、
複数の送信機の送信部で生成される2進符号信号を含む
信号が生成されており、各々の送信機において生成され
た2進符号信号と同一の信号を同調により検出すること
で、送信元の送信機が各々特定され、これらの各送信機
が送信を行った送信時刻情報が検出される。
複数の送信機の送信部で生成される2進符号信号を含む
信号が生成されており、各々の送信機において生成され
た2進符号信号と同一の信号を同調により検出すること
で、送信元の送信機が各々特定され、これらの各送信機
が送信を行った送信時刻情報が検出される。
【0037】相関処理部410により相関処理された信
号、すなわち送信先情報や送信時間(超音波伝搬時間)
情報が含まれた信号は、測位処理部412に送られる。
号、すなわち送信先情報や送信時間(超音波伝搬時間)
情報が含まれた信号は、測位処理部412に送られる。
【0038】そして、測位処理部412においては、各
送信部または受信部が設置された既知点の位置情報と、
相関処理部410より送られる送信先情報や送信時間情
報すなわち既知点からの距離情報と、により測位対象た
る受信点(超音波受信機が置かれた地点)または送信点
(超音波送信機が置かれた地点)の位置が算出される。
送信部または受信部が設置された既知点の位置情報と、
相関処理部410より送られる送信先情報や送信時間情
報すなわち既知点からの距離情報と、により測位対象た
る受信点(超音波受信機が置かれた地点)または送信点
(超音波送信機が置かれた地点)の位置が算出される。
【0039】ここで、図3の超音波受信機308、およ
び図4の超音波受信機402に示されるように、本発明
の測位システムでは超音波の送受信機を構成要素として
おり、GPS等における電波の代わりとして超音波を用
いて測位を行う構成をとる。
び図4の超音波受信機402に示されるように、本発明
の測位システムでは超音波の送受信機を構成要素として
おり、GPS等における電波の代わりとして超音波を用
いて測位を行う構成をとる。
【0040】これは、屋内等の狭い局地環境において高
精度の測位を行う場合、電波の速度に対して超音波の速
度は非常に遅いため、超音波を利用する方が伝搬時間差
の測定等において有利となるからである。
精度の測位を行う場合、電波の速度に対して超音波の速
度は非常に遅いため、超音波を利用する方が伝搬時間差
の測定等において有利となるからである。
【0041】すなわち、GPSでは送信側のGPS衛星
と受信側のGPS受信機との距離が約2万kmと非常に
長いものである。
と受信側のGPS受信機との距離が約2万kmと非常に
長いものである。
【0042】これに対し、本発明にかかる測位システム
では屋内等の狭い局地環境が対象であり、送信側と受信
側との距離はGPSのように長いものとはならない。
では屋内等の狭い局地環境が対象であり、送信側と受信
側との距離はGPSのように長いものとはならない。
【0043】また、一般的な室内環境等において、人間
や機械等の位置検出を行う場合、最低でも数10cm単
位の精度が必要とされると考えられる。
や機械等の位置検出を行う場合、最低でも数10cm単
位の精度が必要とされると考えられる。
【0044】したがって、電波を利用した場合は、表1
の左欄に示されるように信号伝搬速度が速すぎ(3.0
X108m/s)、受信手段から送信手段への信号伝搬
時間が非常に短くなるので(10cm進むのに要する時
間は0.33ns)、信号伝搬時間を高精度で計測する
事が困難となる。
の左欄に示されるように信号伝搬速度が速すぎ(3.0
X108m/s)、受信手段から送信手段への信号伝搬
時間が非常に短くなるので(10cm進むのに要する時
間は0.33ns)、信号伝搬時間を高精度で計測する
事が困難となる。
【0045】これに対し、超音波を利用した場合は、表
1の右欄に示されるように適度な信号伝搬速度が得られ
ることから(340m/s)、信号伝搬時間が充分測定
できる値(10cm進むのに要する時間は300ms)
となり、高精度で信号伝搬時間を計測することが可能と
なる。
1の右欄に示されるように適度な信号伝搬速度が得られ
ることから(340m/s)、信号伝搬時間が充分測定
できる値(10cm進むのに要する時間は300ms)
となり、高精度で信号伝搬時間を計測することが可能と
なる。
【0046】そこで、本発明の測位システムでは、GP
S等における電波の代わりとして、超音波により測位を
行うこととしている。
S等における電波の代わりとして、超音波により測位を
行うこととしている。
【0047】そして、本発明にかかる測位システムにお
いては、高精度で計測された超音波の伝搬時間(送信側
より送信されてから受信側に至るまでの時間)に、定数
として知られる超音波の伝搬速度(340m/s)を乗
ずることにより送信機と受信機との間の距離を高精度で
求めている。
いては、高精度で計測された超音波の伝搬時間(送信側
より送信されてから受信側に至るまでの時間)に、定数
として知られる超音波の伝搬速度(340m/s)を乗
ずることにより送信機と受信機との間の距離を高精度で
求めている。
【0048】
【表1】 また、測位システムに超音波を用いる場合は、電波を用
いる場合ほど厳密な同期制御が必要ではなくなるため、
システム構築の費用を軽減することが可能となり、電波
を用いる場合に比べて低コストで同等の測位精度を確保
することが可能となる。
いる場合ほど厳密な同期制御が必要ではなくなるため、
システム構築の費用を軽減することが可能となり、電波
を用いる場合に比べて低コストで同等の測位精度を確保
することが可能となる。
【0049】ここで、従来からも超音波を利用した測定
技術は存在したが、これらは主に、超音波発信機から単
一のパルス信号を障害物等に送信し、このパルス信号が
障害物等に当たって戻返ってきた反射波を受信機で受け
取り、単に発信時刻と受信時刻の時間差から障害物等ま
での距離を測定するに止まるものであった。
技術は存在したが、これらは主に、超音波発信機から単
一のパルス信号を障害物等に送信し、このパルス信号が
障害物等に当たって戻返ってきた反射波を受信機で受け
取り、単に発信時刻と受信時刻の時間差から障害物等ま
での距離を測定するに止まるものであった。
【0050】具体的には、監視センサ等の測距に関する
ものが殆どであった。
ものが殆どであった。
【0051】これに対し、本発明にかかる測位システム
においては、複数の既知点と測位対象の距離関係から測
位対象の空間的な位置を実時間で測定するものである。
においては、複数の既知点と測位対象の距離関係から測
位対象の空間的な位置を実時間で測定するものである。
【0052】すなわち、本発明にかかる測位システム
は、従来の測距装置のように単純に物体間の距離測定を
目的とするものではなく、コード情報(送信時間と送信
局情報等)を含む信号を送信し、既知点情報等を参照し
て計算処理し、屋内空間に存在する人や物体の空間的位
置や移動態様を実時間で把握するものである。
は、従来の測距装置のように単純に物体間の距離測定を
目的とするものではなく、コード情報(送信時間と送信
局情報等)を含む信号を送信し、既知点情報等を参照し
て計算処理し、屋内空間に存在する人や物体の空間的位
置や移動態様を実時間で把握するものである。
【0053】また、図3のPSK変調部306等、およ
び図4のミキサ処理部406、相関処理部410等に示
されるように、本実施例にかかる測位システムでは、2
進符号による拡散変調、逆拡散復調が行われており、ス
ペクトラム拡散技術が利用されている。
び図4のミキサ処理部406、相関処理部410等に示
されるように、本実施例にかかる測位システムでは、2
進符号による拡散変調、逆拡散復調が行われており、ス
ペクトラム拡散技術が利用されている。
【0054】すなわち、2進符号を疑似雑音符号(拡散
符号パターン)として用い、送信側において各送信局ま
たは各送信機が同じ周波数の超音波信号に異なる疑似雑
音符号の超音波信号を乗じて連続送信を行い、受信側に
おいて各送信局等が乗じた疑似雑音符号と同じ疑似雑音
符号を乗算することにより送信側(各送信機等)を見分
けている。
符号パターン)として用い、送信側において各送信局ま
たは各送信機が同じ周波数の超音波信号に異なる疑似雑
音符号の超音波信号を乗じて連続送信を行い、受信側に
おいて各送信局等が乗じた疑似雑音符号と同じ疑似雑音
符号を乗算することにより送信側(各送信機等)を見分
けている。
【0055】図5には、送信信号にスペクトラム拡散変
調を施す場合の疑似雑音符号の自己相関図が示されてい
る。
調を施す場合の疑似雑音符号の自己相関図が示されてい
る。
【0056】ここで、自己相関値とは、同じ2個のPN
符号(疑似乱数符号)が、時間軸上で一致する場合(図
5において横軸が0の値をとる場合:すなわち両符号の
時間的なずれがない場合)から、最も相違する場合(図
5において横軸が127の値をとる場合:すなわち両符
号の時間的なずれが最大の場合)まで、かかる2個の符
号値の積を算出し、これを積分して求めた値を言う。
また、横軸のシフト数(拡散符号のレジスタのシフト
数)はPN符号の長さを表示する単位であり、PN符号
を生成するシフトレジスタのビット数が多くなるほど、
PN符号は長いものとなる(クロックレートが同一の場
合:同じシフト数のPN符号であってもクロックレート
が異なると時間値に換算した場合の長さは異なることと
なる。図5においてはかかる混乱を避けるべく、横軸に
時間値ではなくシフト数を用いている)。 ここで、本
実施例においては7ビットのシフトレジスタで生成した
PN符号を用いているため、PN符号の長さと、相関値
の最大値が、ともに127となる。 そして、図5の縦
軸の相関値は、上記説明の自己相関値(積分値)を示す
ものである。
符号(疑似乱数符号)が、時間軸上で一致する場合(図
5において横軸が0の値をとる場合:すなわち両符号の
時間的なずれがない場合)から、最も相違する場合(図
5において横軸が127の値をとる場合:すなわち両符
号の時間的なずれが最大の場合)まで、かかる2個の符
号値の積を算出し、これを積分して求めた値を言う。
また、横軸のシフト数(拡散符号のレジスタのシフト
数)はPN符号の長さを表示する単位であり、PN符号
を生成するシフトレジスタのビット数が多くなるほど、
PN符号は長いものとなる(クロックレートが同一の場
合:同じシフト数のPN符号であってもクロックレート
が異なると時間値に換算した場合の長さは異なることと
なる。図5においてはかかる混乱を避けるべく、横軸に
時間値ではなくシフト数を用いている)。 ここで、本
実施例においては7ビットのシフトレジスタで生成した
PN符号を用いているため、PN符号の長さと、相関値
の最大値が、ともに127となる。 そして、図5の縦
軸の相関値は、上記説明の自己相関値(積分値)を示す
ものである。
【0057】本発明にかかる測位システムにおいては、
送信側(測位対象が受信側であるときは複数の送信局
を、測位対象が送信側であるときは一又は複数の送信機
をいう。)から送られる信号は単一のパルス信号ではな
く、時間情報等のデータを含む信号である。
送信側(測位対象が受信側であるときは複数の送信局
を、測位対象が送信側であるときは一又は複数の送信機
をいう。)から送られる信号は単一のパルス信号ではな
く、時間情報等のデータを含む信号である。
【0058】したがって、一般的な狭帯域の周波数変調
等を施して送信側(複数の送信機・送信局)から信号を
送信した場合、送信された信号同士が相互に干渉するこ
とにより送信側若しくは受信側の正確な位置測定が不可
能になるおそれがある。
等を施して送信側(複数の送信機・送信局)から信号を
送信した場合、送信された信号同士が相互に干渉するこ
とにより送信側若しくは受信側の正確な位置測定が不可
能になるおそれがある。
【0059】そこで、本実施例では、送信側において2
進符号等から成るデータ列の信号に対し狭帯域変調と同
時に2次変調として拡散変調を施している。
進符号等から成るデータ列の信号に対し狭帯域変調と同
時に2次変調として拡散変調を施している。
【0060】これにより、従来の単一パルスを用いた送
信方法と比べて超音波の周波数スペクトルが充分に広い
拡散超音波信号が生成される。
信方法と比べて超音波の周波数スペクトルが充分に広い
拡散超音波信号が生成される。
【0061】この結果、スペクトルが拡散した超音波信
号の使用によりノイズの強い環境でも良好に目的の信号
が受信できることとなる。
号の使用によりノイズの強い環境でも良好に目的の信号
が受信できることとなる。
【0062】この場合において、さらに変調対象の信号
に含まれる2進符号等の相関特性を利用することによ
り、送信側より送信されてから受信側に至るまでの超音
波の伝搬時間をより正確に安定して測定することが可能
となる。
に含まれる2進符号等の相関特性を利用することによ
り、送信側より送信されてから受信側に至るまでの超音
波の伝搬時間をより正確に安定して測定することが可能
となる。
【0063】すなわち、拡散変調を行うときに、変調対
象の信号に乗ずる拡散符号はPRN(Pseudo r
andom Noise:擬似乱数系列)符号、若しく
はPN(Pseudo Noise:疑似雑音)符号と
呼ばれるものである。
象の信号に乗ずる拡散符号はPRN(Pseudo r
andom Noise:擬似乱数系列)符号、若しく
はPN(Pseudo Noise:疑似雑音)符号と
呼ばれるものである。
【0064】ここでPRN系列は、ある周期を持った系
列であり、全体的には乱数と同じような性質を持つもの
である。
列であり、全体的には乱数と同じような性質を持つもの
である。
【0065】そして、図5に示されるように、PRN系
列の自己相関をとると、ある1点(ピーク)でのみ高い
相関値が示されることとなる。
列の自己相関をとると、ある1点(ピーク)でのみ高い
相関値が示されることとなる。
【0066】よって、送信側から送られた超音波信号
は、受信側においてこの1点(ピーク)を利用して同期
捕捉されるため、高精度でデータを復調する事が可能と
なる。
は、受信側においてこの1点(ピーク)を利用して同期
捕捉されるため、高精度でデータを復調する事が可能と
なる。
【0067】また、超音波の送信信号にスペクトラム拡
散変調を施す場合には、妨害波や干渉波を排除すること
が可能となる。
散変調を施す場合には、妨害波や干渉波を排除すること
が可能となる。
【0068】すなわち、各超音波信号にスペクトラム拡
散変調を施して送信することにより、その超音波信号が
広い拡散帯域の一部において自己の信号電力密度よりは
るかに大きな電力密度を持つ妨害波を受けた場合であっ
ても、受信された超音波信号を逆拡散する段階でほとん
ど妨害波の影響を排除することが可能となる。
散変調を施して送信することにより、その超音波信号が
広い拡散帯域の一部において自己の信号電力密度よりは
るかに大きな電力密度を持つ妨害波を受けた場合であっ
ても、受信された超音波信号を逆拡散する段階でほとん
ど妨害波の影響を排除することが可能となる。
【0069】このために、各送信局(送信機)から送信
される情報が、他の送信局(送信機)からの干渉波等に
よる影響を受けることがほとんどなくなり、干渉波等に
対するシステム全体の耐久性が極めて高いものとなる。
される情報が、他の送信局(送信機)からの干渉波等に
よる影響を受けることがほとんどなくなり、干渉波等に
対するシステム全体の耐久性が極めて高いものとなる。
【0070】同様に、超音波の送信信号にスペクトラム
拡散変調を施すことにより多元接続性を向上させること
が可能となる。
拡散変調を施すことにより多元接続性を向上させること
が可能となる。
【0071】すなわち、前述のように超音波の送信信号
にスペクトラム拡散変調を施すことにより高い干渉波の
排除能力を実現することが可能となるが、これは送信側
(複数の送信局・送信機)から送られてくる各送信信号
が固有の疑似雑音符号で変調されているからである。
にスペクトラム拡散変調を施すことにより高い干渉波の
排除能力を実現することが可能となるが、これは送信側
(複数の送信局・送信機)から送られてくる各送信信号
が固有の疑似雑音符号で変調されているからである。
【0072】したがって、受信側で受信超音波を逆拡散
する際には前記疑似雑音符号と同じ疑似雑音符号を使用
して復調することが必要となり、実質的に各々の信号に
はそれぞれ異なった暗号の鍵が割り当てらていることと
なる。
する際には前記疑似雑音符号と同じ疑似雑音符号を使用
して復調することが必要となり、実質的に各々の信号に
はそれぞれ異なった暗号の鍵が割り当てらていることと
なる。
【0073】この場合、受信側において目的の信号以外
は干渉波とみなされるので、複数の信号が周波数軸上の
みならず時間軸上でも重なり合っている状態であって
も、混信のない通信が可能となる。
は干渉波とみなされるので、複数の信号が周波数軸上の
みならず時間軸上でも重なり合っている状態であって
も、混信のない通信が可能となる。
【0074】よって、測位範囲内において、複数の送信
機や複数の受信機が混在する場合でも、その中から目的
の測位対象を特定してその位置を測定する事が可能とな
り、高い多元接続性を有するシステムが実現されるさら
に、超音波の送信信号にスペクトラム拡散変調を施すこ
とにより、信号秘匿性を向上させることが可能となる。
機や複数の受信機が混在する場合でも、その中から目的
の測位対象を特定してその位置を測定する事が可能とな
り、高い多元接続性を有するシステムが実現されるさら
に、超音波の送信信号にスペクトラム拡散変調を施すこ
とにより、信号秘匿性を向上させることが可能となる。
【0075】具体的には、通信を行っている事を第三者
にとって察知されにくいものにして、傍受を回避するこ
とが可能となる。
にとって察知されにくいものにして、傍受を回避するこ
とが可能となる。
【0076】ここで、人や物体等の対象の位置が特定で
きるということは便利なことではあるが、その反面、そ
の対象の存在位置が不特定の第三者にも把握されてしま
うという危険を伴うことを意味している。
きるということは便利なことではあるが、その反面、そ
の対象の存在位置が不特定の第三者にも把握されてしま
うという危険を伴うことを意味している。
【0077】しかしながら、超音波の送信信号にスペク
トラム拡散変調を施した場合、拡散された信号の電力ス
ペクトル密度を低くすることが可能となるので、送信超
音波信号による通信そのものが感知されにくいものとな
る。
トラム拡散変調を施した場合、拡散された信号の電力ス
ペクトル密度を低くすることが可能となるので、送信超
音波信号による通信そのものが感知されにくいものとな
る。
【0078】さらに、超音波の送信信号にスペクトラム
拡散変調を施した場合においては、受信側が疑似雑音符
号(拡散符号パターン)を知らなければ逆拡散たる復調
を行うことは出来ず、信号に含まれる情報を取り出す事
が不可能となる。
拡散変調を施した場合においては、受信側が疑似雑音符
号(拡散符号パターン)を知らなければ逆拡散たる復調
を行うことは出来ず、信号に含まれる情報を取り出す事
が不可能となる。
【0079】したがって、疑似雑音符号(拡散符号パタ
ーン)を知らない不特定の第三者による傍受を有効に回
避することが可能となり、高い信号秘匿性が実現される
こととなる。
ーン)を知らない不特定の第三者による傍受を有効に回
避することが可能となり、高い信号秘匿性が実現される
こととなる。
【0080】そして、自己相関性の強い疑似雑音符号
(拡散符号パターン)を利用することにより、測距にお
いても極めて高い分解能を得ることが可能となる。
(拡散符号パターン)を利用することにより、測距にお
いても極めて高い分解能を得ることが可能となる。
【0081】すなわち、自己相関性の強い疑似雑音符号
(拡散符号パターン)を利用して相関受信を行えば、広
帯域の伝送信号を使いつつ、S/N比(信号対雑音電力
比)の測定により受信した反射信号を利用でき、多少の
干渉波も排除できる。
(拡散符号パターン)を利用して相関受信を行えば、広
帯域の伝送信号を使いつつ、S/N比(信号対雑音電力
比)の測定により受信した反射信号を利用でき、多少の
干渉波も排除できる。
【0082】具体的には、符号相関処理におけるスペー
シングを可変にすることにより、信号の補足や初期追跡
の際に広いスペーシングを確保することが可能となる。
シングを可変にすることにより、信号の補足や初期追跡
の際に広いスペーシングを確保することが可能となる。
【0083】また、受信側でS/N比を測定することに
より、スペーシングを調節し、ナローコリレータの技術
等で測定精度を高めてマルチパス等の影響を低減するこ
とが可能となる。
より、スペーシングを調節し、ナローコリレータの技術
等で測定精度を高めてマルチパス等の影響を低減するこ
とが可能となる。
【0084】したがって、自己相関性の強い疑似雑音符
号(拡散符号パターン)を利用すれば、誤測定を有効に
防止することが可能となり、より安定した測距が実現さ
れる。
号(拡散符号パターン)を利用すれば、誤測定を有効に
防止することが可能となり、より安定した測距が実現さ
れる。
【0085】次に、具体的なシステム構成例について説
明する。
明する。
【0086】図6には、受信側の位置を測定する場合の
実施例が示されている。
実施例が示されている。
【0087】本発明において、図6の超音波受信機61
0−1、610−2に示されるように測位対象が受信側
である場合、すなわち携帯型受信機610−1、610
−2の位置測定を行う場合には、少なくとも3箇所以
上、好ましくは4箇所以上の既知点に超音波送信機を設
置し、各々を送信局600−1、600−2、600−
3、600−4とする。
0−1、610−2に示されるように測位対象が受信側
である場合、すなわち携帯型受信機610−1、610
−2の位置測定を行う場合には、少なくとも3箇所以
上、好ましくは4箇所以上の既知点に超音波送信機を設
置し、各々を送信局600−1、600−2、600−
3、600−4とする。
【0088】ここで、送信局600−1等を多数設置す
ることにより、複雑な形状を有する空間内での測位も可
能となる。
ることにより、複雑な形状を有する空間内での測位も可
能となる。
【0089】また、室内LAN620により、各送信局
600−1、600−2、600−3、600−4にお
いて送信時刻情報を生成する際の時計同期がとられてい
る。
600−1、600−2、600−3、600−4にお
いて送信時刻情報を生成する際の時計同期がとられてい
る。
【0090】すなわち相互局間の同期問題を解決するた
めに、各送信局600−1、600−2、600−3、
600−4は有線あるいは無線によるLANで相互に繋
がれており、これにより各局が送信時刻を測定する場合
の各局間の時間同期がとられている。
めに、各送信局600−1、600−2、600−3、
600−4は有線あるいは無線によるLANで相互に繋
がれており、これにより各局が送信時刻を測定する場合
の各局間の時間同期がとられている。
【0091】さらに、送信側の時計(各送信局の同期時
計)と、受信側の時計(受信機が受信時刻を計測するた
め内部時計)とは、同一の時刻を示すように調整されて
いる。
計)と、受信側の時計(受信機が受信時刻を計測するた
め内部時計)とは、同一の時刻を示すように調整されて
いる。
【0092】具体的には、単独に、もしくは何れかの送
信局に同期制御用の時計を1個設置し、この時計に基づ
き、一定の時間間隔で定期的に時間情報(時計のカウン
タ数)を前記のLANで各送信局に送る。 各送信局は
独自(自局)の時計を持っており、その時計により送信
時刻を制御するが、前記の時間情報がLANを介して配
信されたときは自局の時計のカウンタ数と配信された時
間情報(制御用の時計のカウンタ数)を比較し、両時間
の差違を検出する。 そして、各送信局はこの差違に基
づいて自局の時計をリセットし、自局の時計を制御用の
時計に同期させる。 これによりLANを使って全ての
送信局の時計が同期することとなる。
信局に同期制御用の時計を1個設置し、この時計に基づ
き、一定の時間間隔で定期的に時間情報(時計のカウン
タ数)を前記のLANで各送信局に送る。 各送信局は
独自(自局)の時計を持っており、その時計により送信
時刻を制御するが、前記の時間情報がLANを介して配
信されたときは自局の時計のカウンタ数と配信された時
間情報(制御用の時計のカウンタ数)を比較し、両時間
の差違を検出する。 そして、各送信局はこの差違に基
づいて自局の時計をリセットし、自局の時計を制御用の
時計に同期させる。 これによりLANを使って全ての
送信局の時計が同期することとなる。
【0093】そして、送信局600−1、600−2、
600−3、600−4からの送信信号に含まれる送信
時刻情報と受信機610−1、610−2側において計
測される受信時刻情報との時間差から超音波の伝搬時間
が求められ、この伝搬時間に定数たる音速(340m/
s)を乗ずることで、各送信局600−1、600−
2、600−3、600−4と、各受信機610−1、
610−2との距離がそれぞれ求められる。
600−3、600−4からの送信信号に含まれる送信
時刻情報と受信機610−1、610−2側において計
測される受信時刻情報との時間差から超音波の伝搬時間
が求められ、この伝搬時間に定数たる音速(340m/
s)を乗ずることで、各送信局600−1、600−
2、600−3、600−4と、各受信機610−1、
610−2との距離がそれぞれ求められる。
【0094】よって、複数の既知点たる各送信局600
−1、600−2、600−3、600−4と、測位対
象たる受信機610−1、610−2との距離関係が、
各伝搬時間から各々導出され、3点測量の原理により受
信機610−1、610−2の位置を特定することが可
能となる。
−1、600−2、600−3、600−4と、測位対
象たる受信機610−1、610−2との距離関係が、
各伝搬時間から各々導出され、3点測量の原理により受
信機610−1、610−2の位置を特定することが可
能となる。
【0095】なお、本実施例においては、送信側と受信
側の時計誤差を消去するため、4箇所の既知点に送信局
600−1、600−2、600−3、600−4が設
けられている。
側の時計誤差を消去するため、4箇所の既知点に送信局
600−1、600−2、600−3、600−4が設
けられている。
【0096】これは、一般的に送信側の時計と受信側の
時計に同期誤差があり、3次元の位置情報に時計誤差を
加えると未知の変数が4個となるので、これを解くため
には4個の独立式が必要となり、このため少なくとも4
点の観測が必要となるからである。(すなわち、3点の
測定値のみでは送信側と受信側の時計の同期誤差が残っ
てしまい、高精度な測位が実現できないからである。) つまり、本実施例における測位システムでは、各既知点
(各送信局600−1、600−2、600−3、60
0−4)相互間では同期がとられており、各受信機61
0−1、610−2が受信した信号から算出される伝搬
時間測定値には全て同一の時計誤差、すなわち受信側の
時計と送信側の時計の誤差が含まれている。
時計に同期誤差があり、3次元の位置情報に時計誤差を
加えると未知の変数が4個となるので、これを解くため
には4個の独立式が必要となり、このため少なくとも4
点の観測が必要となるからである。(すなわち、3点の
測定値のみでは送信側と受信側の時計の同期誤差が残っ
てしまい、高精度な測位が実現できないからである。) つまり、本実施例における測位システムでは、各既知点
(各送信局600−1、600−2、600−3、60
0−4)相互間では同期がとられており、各受信機61
0−1、610−2が受信した信号から算出される伝搬
時間測定値には全て同一の時計誤差、すなわち受信側の
時計と送信側の時計の誤差が含まれている。
【0097】したがって、既知点に設置する送信局を3
局から1局増やして4局とし、伝搬時間測定値について
相互の差分をとれば、送信側と受信側の時計誤差(同期
誤差)を取り除くことが可能となる。(すなわち、各測
位対象につき同期信号の測定値が4個の場合、時計誤差
のとれた3個の独立した測定値の差分値が得られ、この
3個の差分値に基づいて測位対象の3次元の位置を算出
することが可能となる。)なお、以上は送信局を4個と
した場合について説明したが、本発明にかかる測位シス
テムはこれに限定されるものではなく、送信局が4個以
上、すなわち伝搬時間の測定値が4個以上の場合であっ
ても、最小二乗法により最確値を求めること等により、
高精度の測位が実現される。
局から1局増やして4局とし、伝搬時間測定値について
相互の差分をとれば、送信側と受信側の時計誤差(同期
誤差)を取り除くことが可能となる。(すなわち、各測
位対象につき同期信号の測定値が4個の場合、時計誤差
のとれた3個の独立した測定値の差分値が得られ、この
3個の差分値に基づいて測位対象の3次元の位置を算出
することが可能となる。)なお、以上は送信局を4個と
した場合について説明したが、本発明にかかる測位シス
テムはこれに限定されるものではなく、送信局が4個以
上、すなわち伝搬時間の測定値が4個以上の場合であっ
ても、最小二乗法により最確値を求めること等により、
高精度の測位が実現される。
【0098】そして、以上のプロセスにより導出された
測位結果は、測位結果表示部630により表示される。
測位結果は、測位結果表示部630により表示される。
【0099】なお、各送信局600−1、600−2、
600−3、600−4が設置される各既知点につい
て、各既知点の位置情報と設置される局の局情報(送信
元情報)は、予め測位処理を行う受信側において2進符
号データ等として保持されており、測位処理はこのデー
タを利用することで行われる。
600−3、600−4が設置される各既知点につい
て、各既知点の位置情報と設置される局の局情報(送信
元情報)は、予め測位処理を行う受信側において2進符
号データ等として保持されており、測位処理はこのデー
タを利用することで行われる。
【0100】したがって、測位を行うに際し、送信側
(各送信局600−1、600−2、600−3、60
0−4)から受信側(受信機610−1、610−2)
に、これらのデータをその都度転送することが不要とな
り、極めて簡易な構成および処理で測位を行うことが可
能となる。
(各送信局600−1、600−2、600−3、60
0−4)から受信側(受信機610−1、610−2)
に、これらのデータをその都度転送することが不要とな
り、極めて簡易な構成および処理で測位を行うことが可
能となる。
【0101】一方、既に説明したように、送信信号に送
信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻情報に
加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情報を
包含させることも可能であり、この場合は、受信・測位
側が予め各送信局の位置情報等を保持することが不要と
なる。
信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻情報に
加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情報を
包含させることも可能であり、この場合は、受信・測位
側が予め各送信局の位置情報等を保持することが不要と
なる。
【0102】さらに、図6の実施例においては、受信機
610−1と測位結果表示部630が記載されている
が、これらは一体型で構成することも、分離型で構成す
ることも可能である。
610−1と測位結果表示部630が記載されている
が、これらは一体型で構成することも、分離型で構成す
ることも可能である。
【0103】また、各受信機が受信したデータを1箇所
に集めて測位及び測位結果の表示を統合的に行う構成と
することも可能である。
に集めて測位及び測位結果の表示を統合的に行う構成と
することも可能である。
【0104】そして、本発明の局地測位システムとGP
Sとを組み合わせることにより、空中・海上・地上(屋
外)のみならず、海中・地下・屋内を含む、地球上の全
ての位置を把握し得るシステムの構築も可能となる。
Sとを組み合わせることにより、空中・海上・地上(屋
外)のみならず、海中・地下・屋内を含む、地球上の全
ての位置を把握し得るシステムの構築も可能となる。
【0105】図7には、送信側の位置を測定する場合の
実施例が示されている。
実施例が示されている。
【0106】本発明において、図7の超音波送信機71
0−1、710−2に示されるように測位対象が送信側
である場合、すなわち携帯型送信機710−1、710
−2の位置測定を行う場合には、少なくとも3箇所以
上、好ましくは4箇所以上の既知点に超音波受信機を設
置し、各々を送信局700−1、700−2、700−
3、700−4とする。
0−1、710−2に示されるように測位対象が送信側
である場合、すなわち携帯型送信機710−1、710
−2の位置測定を行う場合には、少なくとも3箇所以
上、好ましくは4箇所以上の既知点に超音波受信機を設
置し、各々を送信局700−1、700−2、700−
3、700−4とする。
【0107】ここで、送信局700−1・・・を多数設
置することにより、複雑な形状を有する空間内での測位
も可能となる。
置することにより、複雑な形状を有する空間内での測位
も可能となる。
【0108】また、本実施例では複数の移動対象の各々
に送信機710−1、710−2が取付けられている場
合であっても、各送信機710−1、710−2から送
られる超音波信号に各々固有のコードを含めることによ
り、受信側が各々の移動対象たる送信側(各送信機71
0−1、710−2)を個別に識別することが可能とな
る。
に送信機710−1、710−2が取付けられている場
合であっても、各送信機710−1、710−2から送
られる超音波信号に各々固有のコードを含めることによ
り、受信側が各々の移動対象たる送信側(各送信機71
0−1、710−2)を個別に識別することが可能とな
る。
【0109】ここで、受信側の構成として、各受信局
(受信手段)において受信処理のみならず、受信時刻と
受信元の記録処理、信号復調処理、信号の伝搬時間や伝
搬距離の算出処理を行わせ、これらの算出結果等を測位
処理部(測位手段)に送り測位を行わせる構成とするこ
とも可能であるし、また、各受信局が受信した信号を各
々専用線で測位処理部に送り測位処理部において各信号
について、受信時刻と受信元の記録処理、信号復調処
理、信号の伝搬時間や伝搬距離の算出処理、測位処理を
行わせる構成とすることも可能である。
(受信手段)において受信処理のみならず、受信時刻と
受信元の記録処理、信号復調処理、信号の伝搬時間や伝
搬距離の算出処理を行わせ、これらの算出結果等を測位
処理部(測位手段)に送り測位を行わせる構成とするこ
とも可能であるし、また、各受信局が受信した信号を各
々専用線で測位処理部に送り測位処理部において各信号
について、受信時刻と受信元の記録処理、信号復調処
理、信号の伝搬時間や伝搬距離の算出処理、測位処理を
行わせる構成とすることも可能である。
【0110】前者の場合(各受信局で受信時間を記録す
る場合)においては、室内LAN720により、各受信
局700−1、700−2、700−3、700−4に
おいて受信時刻情報を生成する際の時計同期をとること
が好ましい。
る場合)においては、室内LAN720により、各受信
局700−1、700−2、700−3、700−4に
おいて受信時刻情報を生成する際の時計同期をとること
が好ましい。
【0111】すなわち相互局間の同期問題を解決するた
めに、各受信局700−1、700−2、700−3、
700−4は有線あるいは無線によるLANで相互に繋
がれており、これにより各局が受信時刻を測定する場合
の各局間の時間同期がとられている。
めに、各受信局700−1、700−2、700−3、
700−4は有線あるいは無線によるLANで相互に繋
がれており、これにより各局が受信時刻を測定する場合
の各局間の時間同期がとられている。
【0112】具体的には、単独に、もしくは何れかの受
信局に同期制御用の時計を1個設置し、この時計に基づ
き、一定の時間間隔で定期的に時間情報(時計のカウン
タ数)を前記のLANで各受信局に送る。 各受信局は
独自(自局)の時計を持っており、その時計により受信
時刻を制御するが、前記の時間情報がLANを介して配
信されたときは自局の時計のカウンタ数と配信された時
間情報(制御用の時計のカウンタ数)を比較し、両時間
の差違を検出する。 そして、各受信局はこの差違に基
づいて自局の時計をリセットし、自局の時計を制御用の
時計に同期させる。 これによりLANを使って全ての
受信局の時計が同期することとなる。
信局に同期制御用の時計を1個設置し、この時計に基づ
き、一定の時間間隔で定期的に時間情報(時計のカウン
タ数)を前記のLANで各受信局に送る。 各受信局は
独自(自局)の時計を持っており、その時計により受信
時刻を制御するが、前記の時間情報がLANを介して配
信されたときは自局の時計のカウンタ数と配信された時
間情報(制御用の時計のカウンタ数)を比較し、両時間
の差違を検出する。 そして、各受信局はこの差違に基
づいて自局の時計をリセットし、自局の時計を制御用の
時計に同期させる。 これによりLANを使って全ての
受信局の時計が同期することとなる。
【0113】さらに、送信側の時計(送信機が送信時刻
を計測するため内部時計)と、受信側の時計(各受信局
の同期時計)とは、同一の時刻を示すように調整されて
いる。
を計測するため内部時計)と、受信側の時計(各受信局
の同期時計)とは、同一の時刻を示すように調整されて
いる。
【0114】そして、各送信機710−1、710−2
からの送信信号に含まれる送信時刻情報と、各受信局7
00−1、700−2、700−3、700−4側にお
いて計測される受信時刻情報との時間差から超音波の伝
搬時間が求められ、この伝搬時間に定数たる音速(34
0m/s)を乗ずることで、各送信機710−1、71
0−2と、各受信局700−1、700−2、700−
3、700−4との距離がそれぞれ求められる。
からの送信信号に含まれる送信時刻情報と、各受信局7
00−1、700−2、700−3、700−4側にお
いて計測される受信時刻情報との時間差から超音波の伝
搬時間が求められ、この伝搬時間に定数たる音速(34
0m/s)を乗ずることで、各送信機710−1、71
0−2と、各受信局700−1、700−2、700−
3、700−4との距離がそれぞれ求められる。
【0115】よって、複数の既知点たる各受信局700
−1、700−2、700−3、700−4と、測位対
象たる送信機710−1、710−2との距離関係が、
各伝搬時間から各々導出され、3点測量の原理により送
信機710−1、710−2の位置を特定することが可
能となる。
−1、700−2、700−3、700−4と、測位対
象たる送信機710−1、710−2との距離関係が、
各伝搬時間から各々導出され、3点測量の原理により送
信機710−1、710−2の位置を特定することが可
能となる。
【0116】なお、本実施例においては、送信側と受信
側の時計誤差を消去するため、4箇所の既知点に受信局
700−1、700−2、700−3、700−4が設
けられている。
側の時計誤差を消去するため、4箇所の既知点に受信局
700−1、700−2、700−3、700−4が設
けられている。
【0117】これは、一般的に送信側の時計と受信側の
時計に同期誤差があり、3次元の位置情報に時計誤差を
加えると未知の変数が4個となるので、これを解くため
には4個の独立式が必要となり、このため少なくとも4
点の観測が必要となるからである。(すなわち、3点の
測定値のみでは送信側と受信側の時計の同期誤差が残っ
てしまい、高精度な測位が実現できないからである。) つまり、本実施例における測位システムでは、各既知点
(各受信局700−1、700−2、700−3、70
0−4)相互間では同期がとられており、各送信機71
0−1、710−2が送信した信号から算出される伝搬
時間測定値には全て同一の時計誤差、すなわち受信側の
時計と送信側の時計の誤差が含まれている。
時計に同期誤差があり、3次元の位置情報に時計誤差を
加えると未知の変数が4個となるので、これを解くため
には4個の独立式が必要となり、このため少なくとも4
点の観測が必要となるからである。(すなわち、3点の
測定値のみでは送信側と受信側の時計の同期誤差が残っ
てしまい、高精度な測位が実現できないからである。) つまり、本実施例における測位システムでは、各既知点
(各受信局700−1、700−2、700−3、70
0−4)相互間では同期がとられており、各送信機71
0−1、710−2が送信した信号から算出される伝搬
時間測定値には全て同一の時計誤差、すなわち受信側の
時計と送信側の時計の誤差が含まれている。
【0118】したがって、既知点に設置する受信局を3
局から1局増やして4局とし、伝搬時間測定値について
相互の差分をとれば、送信側と受信側の時計誤差(同期
誤差)を取り除くことが可能となる。(すなわち、各測
位対象につき同期信号の測定値が4個の場合、時計誤差
のとれた3個の独立した測定値の差分値が得られ、この
3個の差分値に基づいて測位対象の3次元の位置を算出
することが可能となる。) なお、以上は受信局を4個とした場合について説明した
が、本発明にかかる測位システムはこれに限定されるも
のではなく、受信局が4個以上、すなわち伝搬時間の測
定値が4個以上の場合であっても、最小二乗法により最
確値を求めること等により、高精度の測位が実現され
る。
局から1局増やして4局とし、伝搬時間測定値について
相互の差分をとれば、送信側と受信側の時計誤差(同期
誤差)を取り除くことが可能となる。(すなわち、各測
位対象につき同期信号の測定値が4個の場合、時計誤差
のとれた3個の独立した測定値の差分値が得られ、この
3個の差分値に基づいて測位対象の3次元の位置を算出
することが可能となる。) なお、以上は受信局を4個とした場合について説明した
が、本発明にかかる測位システムはこれに限定されるも
のではなく、受信局が4個以上、すなわち伝搬時間の測
定値が4個以上の場合であっても、最小二乗法により最
確値を求めること等により、高精度の測位が実現され
る。
【0119】そして、以上のプロセスにより導出された
測位結果は、測位結果表示部730により表示される。
測位結果は、測位結果表示部730により表示される。
【0120】なお、各受信局700−1、700−2、
700−3、700−4が設置される各既知点の位置情
報と、各送信機710−1、710−2から送信される
信号に含まれている送信機情報(送信元情報)は、予め
測位処理を行う受信側において2進符号データ等として
保持されており、測位処理はこのデータを利用すること
で行われる。
700−3、700−4が設置される各既知点の位置情
報と、各送信機710−1、710−2から送信される
信号に含まれている送信機情報(送信元情報)は、予め
測位処理を行う受信側において2進符号データ等として
保持されており、測位処理はこのデータを利用すること
で行われる。
【0121】したがって、測位を行うに際し、送信側
(各送信機710−1、710−2)から受信側(各受
信局700−1、700−2、700−3、700−
4)に、これらのデータをその都度転送すること等が不
要となり、極めて簡易な構成および処理で測位を行うこ
とが可能となる。
(各送信機710−1、710−2)から受信側(各受
信局700−1、700−2、700−3、700−
4)に、これらのデータをその都度転送すること等が不
要となり、極めて簡易な構成および処理で測位を行うこ
とが可能となる。
【0122】一方、既に説明したように、送信信号に送
信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻情報に
加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情報を
包含させることも可能であり、この場合は、受信・測位
側が予め各送信局の位置情報等を保持することが不要と
なる。
信元情報(送信局識別のための情報)と送信時刻情報に
加えて、各送信局の位置情報等、各送信局固有の情報を
包含させることも可能であり、この場合は、受信・測位
側が予め各送信局の位置情報等を保持することが不要と
なる。
【0123】そして、本発明の局地測位システムとGP
Sとを組み合わせることにより、空中・海上・地上(屋
外)のみならず、海中・地下・屋内を含む、地球上の全
ての位置を把握し得るシステムの構築も可能となる。
Sとを組み合わせることにより、空中・海上・地上(屋
外)のみならず、海中・地下・屋内を含む、地球上の全
ての位置を把握し得るシステムの構築も可能となる。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
空が開けた屋外環境に加え、従来のGPSでは測位不可
能であった屋内環境や地下環境においても、人間、動
物、機械等の位置を、簡単な構成により、実時間で高精
度に測定することが可能となる。
空が開けた屋外環境に加え、従来のGPSでは測位不可
能であった屋内環境や地下環境においても、人間、動
物、機械等の位置を、簡単な構成により、実時間で高精
度に測定することが可能となる。
【0125】したがって、本発明により、徘徊老人の捜
索や行方不明者の捜索、災害時において屋内に閉じ込め
られた人や逃げ遅れた人の位置確認、移動型のロボット
や機械の自己位置の確認など様々な分野へ応用可能な技
術として、画期的な局地測位システムを実現することが
可能となる。
索や行方不明者の捜索、災害時において屋内に閉じ込め
られた人や逃げ遅れた人の位置確認、移動型のロボット
や機械の自己位置の確認など様々な分野へ応用可能な技
術として、画期的な局地測位システムを実現することが
可能となる。
【0126】さらに、本発明と既存技術のGPSを組み
合わせることで、地球表面上のみならず、地下や屋内も
含め、全ての地球上の場所において位置の把握が可能と
なる。
合わせることで、地球表面上のみならず、地下や屋内も
含め、全ての地球上の場所において位置の把握が可能と
なる。
【図1】 発明の原理説明図(1)である。
【図2】 発明の原理説明図(2)である。
【図3】 超音波送信部の構成例を示す図面である。
【図4】 超音波受信部および測位部の構成例を示す図
面である。
面である。
【図5】 実施例の疑似乱数系列の自己相関図である。
【図6】 実施例の説明図(1)である。(受信側の位
置を測定する場合)
置を測定する場合)
【図7】 実施例の説明図(2)である。(送信側の位
置を測定する場合)
置を測定する場合)
【図8】 従来技術の説明図である。
10 送信手段 12 同期手段 14 受信手段 16 測位手段 302 2進符号発生器 304 搬送波発生 306 PSK変調器 308 超音波送信機 402 超音波受信機 404 搬送波発生器 406 ミキサ処理部 408 2進符号発生器 410 相関処理部 412 測位処理部 414 制御部 600−1、600−2、600−3、600−4 超
音波送信機(送信局) 610−1、610−2 超音波受信機 620 LAN 630 測位結果表示部 700−1、700−2、700−3、700−4 超
音波受信機(受信局) 710−1、710−2 超音波送信機 730 測位結果表示部
音波送信機(送信局) 610−1、610−2 超音波受信機 620 LAN 630 測位結果表示部 700−1、700−2、700−3、700−4 超
音波受信機(受信局) 710−1、710−2 超音波送信機 730 測位結果表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一弘 神奈川県逗子市桜山2−4−29 (72)発明者 王 盾 東京都立川市柴崎町2−3−17 第1東洋 ビル 東洋システム株式会社内 (72)発明者 久保田 譲 東京都八王子市元八王子町3−2750−857 Fターム(参考) 5J083 AA05 AB20 AC11 AC29 AD04 AE08 BA07 BE08 FA05
Claims (8)
- 【請求項1】 3箇所以上の既知点に設置され、各々送
信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音波
信号として送信する送信手段と、 前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手
段と、 少なくとも3箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段と、 前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信し
た各超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを各々
特定し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記送信手段
と前記受信手段の距離を各々算出し、前記各送信手段の
位置と該各送信手段と前記受信手段の距離との関係から
前記受信手段の位置を決定する測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項2】 4箇所以上の既知点に設置され、各々送
信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成して超音波
信号として送信する送信手段と、 前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手
段と、 少なくとも4箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段と、 前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信し
た各超音波信号から該信号の送信元と送信時刻とを特定
し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時
間を各々算出し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差
を消去して前記送信手段と前記受信手段の距離を各々算
出し、前記各送信手段の位置と該各送信手段と前記受信
手段の距離との関係から前記受信手段の位置を決定する
測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項3】 3箇所以上の既知点に設置され、各々送
信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成し、該信号
をスペクトラム変調して超音波信号として送信する送信
手段と、 前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手
段と、 少なくとも3箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段と、 前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信し
た各超音波信号を復調して該信号の送信元と送信時刻と
を各々特定し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記送
信手段と前記受信手段の距離を各々算出し、前記各送信
手段の位置と該各送信手段と前記受信手段の距離との関
係から前記受信手段の位置を決定する測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項4】 4箇所以上の既知点に設置され、各々送
信元情報と送信時刻情報とを含む信号を生成し、該信号
をスペクトラム変調して超音波信号として送信する送信
手段と、 前記各送信手段の送信時刻を同期させる送信時刻同期手
段と、 少なくとも4箇所の送信手段から同期送信された各々の
超音波信号を受信する受信手段と、 前記各超音波信号の受信時刻を各々測定し、前記受信し
た各超音波信号を復調し、該信号の送信元と送信時刻と
を特定し、前記受信時刻と前記送信時刻から前記信号の
伝搬時間を各々算出し、前記各伝搬時間の差分により同
期誤差を消去して前記送信手段と前記受信手段の距離を
各々算出し、前記各送信手段の位置と該各送信手段と前
記受信手段の距離との関係から前記受信手段の位置を決
定する測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項5】 送信元情報と送信時刻情報とを含む信号
を生成して超音波信号として送信する送信手段と、 3箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段と、 少なくとも3箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき受信元の受信手段と受信時刻を各々記録し、前
記受信された各超音波信号から該信号の送信元と送信時
刻とを各々特定し、前記記録された各受信時刻と前記送
信時刻から前記送信手段と前記各受信手段の距離を各々
算出し、前記各受信手段の位置と該各受信手段と前記送
信手段の距離との関係から前記送信手段の位置を決定す
る測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項6】 送信元情報と送信時刻情報とを含む信号
を生成して超音波信号として送信する送信手段と、 4箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段と、 少なくとも4箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき受信元の受信手段と受信時刻を各々記録し、前
記受信された各超音波信号から該信号の送信元と送信時
刻とを各々特定し、前記記録された各受信時刻と前記送
信時刻から前記信号の伝搬時間を各々算出し、前記各伝
搬時間の差分により同期誤差を消去して前記送信手段と
前記各受信手段の距離を各々算出し、前記各受信手段の
位置と該各受信手段と前記送信手段の距離との関係から
前記送信手段の位置を決定する測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項7】 送信元情報と送信時刻情報とを含む信号
を生成し、該信号をスペクトラム変調して超音波信号と
して送信する送信手段と、 3箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段と、 少なくとも3箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき該信号を復調し、受信元の受信手段と受信時刻
を各々記録し、前記受信された各超音波信号から該信号
の送信元と送信時刻とを各々特定し、前記記録された各
受信時刻と前記送信時刻から前記送信手段と前記各受信
手段の距離を各々算出し、前記各受信手段の位置と該各
受信手段と前記送信手段の距離との関係から前記送信手
段の位置を決定する測位手段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。 - 【請求項8】 送信元情報と送信時刻情報とを含む信号
を生成し、該信号をスペクトラム変調して超音波信号と
して送信する送信手段と、 4箇所以上の既知点に設置され、各々前記送信手段から
送信された超音波信号を受信する受信手段と、 少なくとも4箇所の受信手段で受信された前記超音波信
号につき該信号を復調し、受信元の受信手段と受信時刻
を各々記録し、前記受信された各超音波信号から該信号
の送信元と送信時刻とを各々特定し、前記記録された各
受信時刻と前記送信時刻から前記信号の伝搬時間を各々
算出し、前記各伝搬時間の差分により同期誤差を消去し
て前記送信手段と前記各受信手段の距離を各々算出し、
前記各受信手段の位置と該各受信手段と前記送信手段の
距離との関係から前記送信手段の位置を決定する測位手
段と、 を有することを特徴とする局地測位システム。
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