JP2007240439A - 撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法 - Google Patents

撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】GPSを利用できない環境においても、画像を撮影した位置を正確に求めることができる撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法を提供する。
【解決手段】撮影位置特定装置10aは、撮影指示を取得する入力部11と、撮影指示を取得した場合に被写体を撮影する撮影部12と、少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する記憶部17を有し、撮影指示を取得した場合に光を放射する発光部13と、各端末から発信される音波を受信する音波受信部14と、音波を受信した時刻と光を放射した時刻を取得する時刻取得部15を有し、音波を受信した時刻と光を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出し、各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する制御部16を有し、撮影部12による撮影画像と制御部16が算出した自撮影位置特定装置10aの位置とを対応付けて記憶する記憶部17を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法、特に、複数台の端末を利用して画像を撮影した位置を算出する撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法に関する。
従来から、撮影した画像が、どこで撮影したものであるかを把握することができるカメラなどの撮影装置として、特許文献1に記載にされているものが知られている。この撮影装置は、被写体の撮影時にGPS(ジーピーエス:Global Positioning System)からその撮影装置の位置の情報を取得し、撮影した画像と撮影した位置の情報とを対応付けて記憶するようにしている。
特開2005−203994号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている撮影装置では、GPSを利用した位置特定の精度が数m程度であるため、撮影時の位置を正確に特定することはできないという問題があった。また、GPSを利用して位置を特定するためには、衛星から電波を受信する必要があるため、建物内や地下では、撮影位置を特定することができないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、GPSを利用できない環境においても、画像を撮影した位置を正確に求めることができる撮影位置特定システム、撮影位置特定装置及び撮影位置特定方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、請求項1に記載の発明は、撮影位置特定装置と少なくとも3台の端末とを備える撮影位置特定システムであって、前記撮影位置特定装置は、撮影指示を取得する指示取得手段と、前記撮影指示を取得した場合に被写体を撮影する撮影手段と、前記少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、前記撮影指示を取得した場合に電磁波を放射する電磁波放射手段と、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻を取得する時刻取得手段と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、前記撮影手段による撮影結果と前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて記憶する第2の記憶手段とを有し、前記端末は、前記電磁波放射手段が放射した電磁波を受信する電磁波受信手段と、前記電磁波を受信した場合に音波を発信する音波発信手段とを有することを特徴とする撮影位置特定システムである。
また、請求項2に記載の発明は、前記第1の記憶手段は、前記少なくとも3台の端末の位置とそれらの端末の識別情報とを対応付けて予め記憶し、前記音波受信手段は、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信するとともに、音波がどの端末から発信された音波であるかを前記識別情報に基づいて特定し、前記音波発信手段は、前記電磁波を受信した場合に自端末の識別情報を含んだ音波を発信することを特徴とする請求項1に記載の撮影位置特定システムである。
また、請求項3に記載の発明は、前記電磁波放射手段は、前記撮影指示を取得した場合に複数回電磁波を放射し、前記位置算出手段は、前記各端末までの距離と前記各端末から受信した音波の回数とに基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影位置特定システムである。
また、請求項4に記載の発明は、前記撮影位置特定装置は、被写体を撮影する方位を計測する方位計測手段を更に有し、前記第2の記憶手段は、前記撮影手段が撮影した情報に対応付けて、前記方位計測手段が計測した方位を更に記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の撮影位置特定システムである。
また、請求項5に記載の発明は、重力の加速度に基づいて撮影時の自撮影位置特定装置の仰角を算出する仰角計測手段を更に有し、前記第2の記憶手段は、前記撮影手段が撮影した情報に対応付けて、前記仰角算出手段が算出した仰角を更に記憶することを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の撮影位置特定システムである。
また、請求項6に記載の発明は、撮影指示を取得する指示取得手段と、前記撮影指示を取得した場合に被写体を撮影する撮影手段と、少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、前記撮影指示を取得した場合に電磁波を放射する電磁波放射手段と、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、前記音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻を取得する時刻取得手段と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、前記撮影手段による撮影結果と前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて記憶する第2の記憶手段とを有することを特徴とする撮影位置特定装置である。
また、請求項7に記載の発明は、撮影装置に取り付けられる撮影位置特定装置であって、少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、前記撮影装置から放射される電磁波を受信する電磁波受信手段と、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を受信した時刻を取得する時刻取得手段と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置を記憶する第2の記憶手段とを有することを特徴とする撮影位置特定装置である。
また、請求項8に記載の発明は、撮影位置特定装置と少なくとも3台の端末とを使用した撮影位置特定方法であって、撮影指示を前記撮影位置特定装置により取得する指示取得過程と、前記撮影指示を取得した場合に被写体を前記撮影位置特定装置により撮影する撮影過程と、前記少なくとも3台の端末の位置を予め前記撮影位置特定装置により記憶する第1の記憶過程と、前記撮影指示を取得した場合に電磁波を前記撮影位置特定装置により放射する電磁波放射過程と、前記電磁波放射過程で放射した電磁波を前記少なくとも3台の端末により受信する電磁波受信過程と、前記電磁波を受信した場合に音波を前記少なくとも3台の端末により発信する音波発信過程と、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を前記撮影位置特定装置により受信する音波受信過程と、前記音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻を前記撮影位置特定装置により取得する時刻取得過程と、前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を前記撮影位置特定装置により算出する距離算出過程と、前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を前記撮影位置特定装置により算出する位置算出過程と、前記撮影過程での撮影結果と前記位置算出過程で算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて前記撮影位置特定装置により記憶する第2の記憶過程とを有することを特徴とする撮影位置特定方法である。
本発明の撮影位置特定装置では、少なくとも3台の端末の位置を予め記憶し、撮影指示を取得した場合に電磁波を放射し、少なくとも3台の端末から発信される音波を受信し、音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻を取得し、音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出し、各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出し、撮影結果と自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて記憶するようにした。
これにより、GPSの電波を受信できない室内においても、少なくとも3台の端末をその室内に設置した後に、利用者が撮影位置特定装置に撮影指示を与えて撮影することにより、撮影した画像とその画像を撮影した正確な位置とを対応付けて記録しておくことができる。よって、利用者は、撮影した画像を管理することが容易になり、どの画像がどこで撮影したものであるかが分からなくなることを防止することができる。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。撮影位置特定システムは、撮影位置特定装置10a、端末20a、20b、20cを有する。撮影位置特定装置10aは、撮影位置特定システムの管理者などが使用する機器であり、被写体60を撮影するカメラの機能を備えている。
また、端末20a〜20cは、撮影位置特定システムの管理者などが、撮影位置特定装置10aにより被写体60を撮影する前に、被写体60の周囲に設置する機器である。端末20a〜20cとしては、例えば、超音波などの音波を発信する超音波タグを用いることができる。
ここでは、端末20a〜20cを三脚30a〜30cに取り付け、建物内の床40の所定位置に設置している。端末20a〜20cのそれぞれの設置位置は、撮影位置特定システムの管理者などにより予め測定される。ここでは、端末20a、20b、20cの設置位置が、それぞれ(x,y,z)=(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)である場合について説明する。ただし、床40の所定位置を原点(x,y,z)=(0,0,0)としている。
図2は、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の構成の一例を示すブロック図である。この撮影位置特定装置10aは、入力部11(指示取得手段)、撮影部12(撮影手段)、発光部13(電磁波放射手段)、音波受信部14(音波受信手段)、時刻取得部15(時刻取得手段)、制御部16(距離算出手段、位置算出手段)、記憶部17(第1の記憶手段、第2の記憶手段)、方位計測部18(方位計測手段)、仰角計測部19(仰角計測手段)を有する。
入力部11は、撮影位置特定装置10aを操作するためのボタンなどにより構成され、撮影位置特定システムの管理者などの操作に基づいて、端末位置情報、周波数情報、撮影指示などを入力するものである。例えば、前記ボタンは、撮影位置特定装置10aに表示画面が設けられている場合には、画面に表示された部分を直接タッチして入力するものや、画面に表示された内容にカーソルを合わせるための上下左右を指定し決定するボタンや、また、数字や記号、文字、指示内容が予め決められたボタンである。
ここで、端末位置情報とは、端末20a〜20cの設置位置(x,y,z)=(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)の情報である。また、周波数情報とは、端末20a〜20cにそれぞれ割り当てられた音波の周波数f、f、fの情報をいう。なお、この周波数f、f、fは、重なったときに「うなり」が生じにくいように互いに素となる周波数を選択するものとする。
撮影部12は、被写体60(図1)を撮影し、JPEG(ジェイペグ:Joint Photographic Experts Group)などの画像情報を生成する。発光部13は、フラッシュと同じ原理で発光する機器であり、発光時に発生する電磁波ノイズを遮蔽する機能を持ち、撮影位置特定装置10aの周囲に光を放射する。
なお、ここでいう電磁波は、例えば放射線、光、電波、電磁界等、電気と磁気とが相互に作用して発生するエネルギの波を指し示すものである。
音波受信部14は、マイクなどにより構成され、端末20a〜20cから発信される音波を受信する。時刻取得部15は、例えばクロック回路等を含んで構成され、発光部13により発光した時刻tや、現在時刻などの時刻を取得するものである。
制御部16は、例えば、1チップマイコン等からなり、前記時刻取得部15により取得した、発光部13で発光した時刻tと、端末20a〜20cから発信される音波を受信した時刻t、t、tとにより、これら時刻t、t、tと時刻tとの差をそれぞれ求め、それらの差に音速vを乗じることにより、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの距離D、D、Dを算出する。距離D、D、Dは、それぞれ以下の式(1)〜式(3)により表すことができる。
=v(t−t) ・・・式(1)
=v(t−t) ・・・式(2)
=v(t−t) ・・・式(3)
一方、記憶部17に記録されている端末20a〜20cの設置位置(x,y,z)=(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)と、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの距離D、D、Dと、撮影位置特定装置10aの位置(x,y,z)=(x,y,z)との間には、以下の式(4)〜式(6)の関係が成り立つ。
=(x−x+(y−y+(z−z ・・・式(4)
=(x−x+(y−y+(z−z ・・・式(5)
=(x−x+(y−y+(z−z ・・・式(6)
上述した式(1)〜式(6)を解くことにより、以下の式(7)、式(8)が求まる。
=Ax+B ・・・式(7)
=Cx+D ・・・式(8)
なお、式(7)、式(8)において、A、B、C、Dは、所定の係数である。式(7)及び式(8)を式(4)に代入することにより、端末20a〜20cの3点からなる三角形を含む平面を対称面とする鏡像関係にある2つのxが得られる。
同様にして、同様の鏡像関係にある2つのy、zが得られる。同様の鏡像関係にある2つの位置(x,y,z)のうち、どちらを選択するかについては、入力部11から撮影位置特定システムの管理者などが指示を与えることにより行う。なお、端末20a〜20cを床に設置した場合には、同様の鏡像関係にある2つの位置(x,y,z)のうち、z座標が大きい方を自動的に選択するようにしてもよい。また、端末20a〜20cを天井に設置した場合には、同様の鏡像関係にある2つの位置(x,y,z)のうち、z座標が小さい方を自動的に選択するようにしてもよい。
なお、上述した式(7)、式(8)では、y及びzをxの式として表す場合について説明したが、x及びzをyの式として表わしたり、x及びyをzの式として表わすことにより、撮影位置特定装置10aの位置を算出するようにしてもよい。
記憶部17は、端末位置情報(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)、周波数情報f、f、f、音速vの情報、またこれらの位置を取得した時刻や画像を取得した時刻などを記憶する。なお、音速は、気温などの条件に応じて変化するため、本実施形態による撮影位置管理システムの管理者が入力部11から音速を入力するようにしてもよい。また、端末20aが設置されている場所に撮影位置特定装置10aを置き、その後、撮影位置特定装置10aの発光部13から発光させ、別の端末20bから発信される音波を受信することにより、発光部13が発光してから端末10bの音波を受信するまでの時間と、端末20aと端末20bとの距離とに基づいて、撮影時の環境における音速を測定するようにしてもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の記憶部17に予め記録される情報の一例を示す図である。図3に示すように、記憶部17には、端末名(端末20aなど)と対応付けられて、端末20a〜20cの端末位置情報(x座標(xなど)、y座標(yなど)、z座標(zなど))と周波数情報(fなど)とが記録される。
図2に戻り、方位計測部18は、方位磁石などを備え、撮影位置特定装置10aに対して被写体60(図1)が存在する方位を計測する。
仰角計測部19は、重力の方向を測定する加速度センサなどを備え、その重力の方向と撮影位置特定装置10aの上下方向との関係から、撮影位置特定装置10aの仰角を計測する。例えば、撮影位置特定装置10aのレンズが、床40の方向を向いている場合には仰角−90度、地面と水平な方向を向いている場合には仰角0度、天井の方向を向いている場合には仰角90度と決定する。
図4は、本発明の第1の実施形態による端末20a(図1)の構成の一例を示すブロック図である。なお、端末20b、20cの構成については、端末20aの構成と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。端末20aは、受光部21(電磁波受信手段)、制御部22、音波発信部23(音波発信手段)を有する。
受光部21は、例えば本実施の形態では光センサを備え、撮影位置特定装置10aの発光部13が放射する光を受光する。制御部22は、撮影位置特定装置10aの発光部13が放射した光を受光部21が受光した場合に、音波発信部23から音波を発信させる。音波発信部23は、端末20aに割り当てられた周波数fの音波を、撮影位置特定装置10aの周囲に発信する。
次に、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定システムの処理について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10aの処理の一例を示すフローチャートである。
始めに、撮影位置特定システムの管理者は、撮影する被写体60の周囲に端末20a〜20cを設置する。そして、管理者は、端末20a〜20cの三次元上の位置(x,y,z)=(x,y,z)、(x,y,z)、(x,y,z)を測量等により計測し、端末位置情報として入力部11から入力する。また、撮影位置特定装置10aの使用者は、端末20a〜20cに固有の音波の周波数f、f、fを周波数情報として入力部11から入力する。制御部16は、図3に示すように、端末名に対応付けて、端末位置情報と周波数情報とを記憶部17に記録する(ステップS101)。
次に、制御部16は、入力部11により撮影指示が入力されたか否かについて判定する(ステップS102)。この撮影指示は、撮影位置特定システムの管理者が被写体を撮影する際に入力部11によって指示入力する。
入力部11から撮影指示が入力されていない場合には、ステップS102で「NO」と判定し、入力部11に撮影指示が入力されるまで待機する。一方、入力部11に撮影指示が入力された場合には、ステップS102で「YES」と判定し、制御部16は、発光部13を発光させることにより、撮影位置特定装置10aの周囲に光を放射する(ステップS103)。制御部16は、発光部13から光を放射させた時刻である発光時刻tを、記憶部16に記録する。
また、制御部16は、撮影部12により被写体を撮影し(ステップS104)、撮影した画像及びその時の時刻を関連付けて記憶部17に記録する。
一方、端末20a〜20cの制御部22は、撮影位置特定装置10aの発光部13から放射された光を受光部21で受光した場合に、音波発信部23から周波数f、f、fの音波をそれぞれ発信させる。
撮影位置特定装置10aの音波受信部14は、各端末20a〜20cの音波発信部23からそれぞれ発信される音波を受信する(ステップS105)。制御部16は、音波受信部14が各端末20a〜20cから発信された音波を受信した時刻である音波受信時刻t、t、tを、時刻取得部15から発信される現在時刻に基づいて特定する。また、制御部16は、ステップS101で記憶部17に記憶した端末名と周波数情報との対応関係に基づいて、音波受信部14が受信した音波がどの端末から発信されたものであるかを特定し、記憶部17に記録する(ステップS106)。
制御部16は、それぞれ端末20a〜20cから発信された音波についての音波受信時刻t、t、tと、記憶部17に記憶されている発光時刻tとから、上述した式(1)〜式(3)に基づいて、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの距離D、D、Dを算出する(ステップS107)。
また、制御部16は、距離D、D、Dを使用して、式(4)〜式(8)から、撮影位置特定装置10aの三次元上の位置(x,y,z)=(x、y、z)を算出する(ステップS108)。
そして、制御部16は、ステップS104で被写体60を撮影した際に、撮影位置特定装置10aがどの方位を向いていたかについての方位情報を、方位計測部18から取得する(ステップS109)。また、制御部16は、ステップS104で被写体60を撮影した際に、撮影位置特定装置10aの仰角が何度であったかについての仰角情報を、仰角計測部19から取得する(ステップS110)。
そして、制御部16は、ステップS104で撮影した被写体60の画像と、撮影情報と、撮影時刻を対応付けて撮影順に記憶部17に記録する(ステップS111)。ここで、撮影情報とは、ステップS108で算出した撮影位置特定装置10aの位置情報と、ステップS109で取得した方位情報と、ステップS110で求めた仰角情報とを含んでいる。
図6は、本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の記憶部17に記録される情報の一例を示す図である。図5のフローチャートによる処理を行うことにより、図6に示すような情報が記憶部17に記録される。つまり、撮影位置特定装置10aにより撮影した画像の画像名(画像p1など)に対応付けられて、撮影位置特定装置10aの三次元上の位置を示す位置情報(x座標(xなど)、y座標(yなど)、z座標(zなど))と、方位情報(北北東など)と、仰角情報(90度など)とが、その時の時刻と共に記憶部17に記録される。
上述した本発明の第1の実施形態による撮影位置特定システムによれば、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの間で、光及び音波を利用して撮影位置を特定するようにしたため、電波の利用が許されない通信機械室内などにおいても、画像の撮影位置を特定することが可能となり、管理者が画像を管理する負担を軽減させることができる。
また、撮影位置特定装置10aの周囲に端末20a〜20cを設置し、それらの端末20a〜20cの位置から撮影位置特定装置10aの位置を算出するようにしたため、GPSの電波を受信できない屋内等においても使用することができ、屋内設備を点検する際に撮影する画像を、その画像の撮影位置とともに管理することができるため、管理者等の負担を軽減させることができる。また、数mの精度でしか位置を特定できないGPSに比べて、撮影位置特定装置10aの位置をより正確に特定することができるため、同じ外観の機器が複数台設置されているような場合であっても、管理者は、どの機器を撮影したものであるかを把握することができる。
なお、上述した第1の実施形態では、撮影した画像と撮影情報とを、記憶部17に別々に記録するようにしたが、1つのファイルとしてまとめて記録するようにしてもよい。また、撮影した画像と撮影情報とを、記憶部17に記録せずに、他の記憶媒体に記録したり、例えば無線通信により撮影位置特定システムの管理装置であるPC(ピーシー:Personal Computer)に送信するようにしてもよい。
また、上述した第1の実施形態では、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの距離を算出する際に、音の伝播時間のみを考慮し光の伝播時間については考慮していないが、これは、音の伝播時間に比べて光の伝播時間は無視できるほど小さいからである。
また、上述した第1の実施形態において、撮影位置特定装置10aが同一の周波数の音波を複数回受信した場合には、撮影位置特定装置10aが最初に受信した音波により位置を特定することが望ましい。これにより、端末から発信された音波であって、壁などに反射して撮影位置特定装置10aに到達した音波の影響を除去することができる。
次に、本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定システムについて説明する。
図7は、本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。本実施形態による撮影位置特定システムが、第1の実施形態による撮影位置特定システム(図1)と同様の構成を採る部分については、同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
本実施形態では、撮影位置特定装置10bをカメラなどの撮影装置70に取り付けて使用する点において、第1の実施形態による撮影位置特定装置10aと相違する。
図8は、本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定装置10bの構成の一例を示すブロック図である。本実施形態による撮影位置特定装置10bが、第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図2)と同様の構成を採る部分については、同一の符号を付してそれらの詳細な説明を省略する。
第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)とは、撮影部12を有しない点と、発光部13の代わりに受光部50(電磁波受信手段)を有する点において相違する。また、制御部16による制御方法が異なる。
受光部50は、例えば光センサを備え、撮影位置特定措置10bが取り付けられる撮影装置70が発光するフラッシュなどの光を受光する。
なお、本実施形態の端末20a〜20cの構成は、第1の実施形態と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。
次に、本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定システムの処理について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定装置10bの処理の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS201、S203〜S208の処理は、第1の実施形態による撮影位置特定装置10aのステップS101、105〜S110の処理(図5)と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
ステップS201は、上記第1の実施形態と同様に、端末名に対応付けて、端末位置情報と周波数情報とを記憶部17に記録する。
ステップS202では、撮影位置特定装置10bが取り付けられる撮影装置70から放射されるフラッシュなどの光を、受光部50により受光したか否かについて判定する。
撮影装置70から放射される光を受光部50により受光していない場合には、ステップS202で「NO」と判定し、撮影装置70から放射される光を受光するまで待機する。
一方、撮影装置70から放射される光を受光部50により受光した場合には、ステップS202で「YES」と判定し、制御部16は、受光部50が光を受光した時刻である発光時刻tを、記憶部16に記録する。そして、ステップS203へ進み、上記第1の実施形態と同様に、撮影位置特定装置10bの位置を算出し、方位情報や仰角情報を取得する(ステップS203〜ステップS208)。
また、ステップS209では、制御部16は、撮影情報を撮影順に記憶部17に記録する。ここで、撮影情報とは、ステップS206で算出した撮影位置特定装置10bの位置情報と、ステップS207で取得した方位情報と、ステップS208で求めた仰角情報とを含んでいる。
上述した本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定システムによれば、撮影機能とフラッシュなどの発光機能とを有する通常のカメラである撮影装置70に、撮影位置特定装置10bを取り付けるだけで、何番目に撮影した画像が、どの位置で撮影したものであるか、どの方位を向いて撮影したものであるか、どのような仰角で撮影したものであるかの情報を記憶部17に記録することができる。
よって、撮影位置特定システムの管理者は、撮影装置70により撮影した画像と、撮影位置特定装置10bにより記録した撮影情報とを対応付けることにより、容易に画像の管理を行うことができる。
次に、本発明の第2の実施形態による撮影位置特定システムについて説明する。
図10(a)、(b)は、本発明の第2の実施形態による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。図10(a)は、撮影位置特定装置10cにより撮影する被写体60が存在する部屋の天井41の様子を示した平面図である。また、図10(b)は、撮影位置特定装置10cにより撮影する被写体60が存在する部屋の様子を示した断面図である。
撮影位置特定システムは、撮影位置特定装置10c、端末201〜224を有する。本実施形態では、端末201〜224は、図10(a)に示すように、被写体60が存在する建物内の天井41に格子状(4行×6列)に設置されている場合について説明する。
本実施形態による端末201〜224の構成は、第1の実施形態による端末20a(図4)と同様であるので、それらの詳細な説明を省略する。
また、本実施形態による撮影位置特定装置10cの構成は、第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図2)の構成と同様であるので、その詳細な説明を省略する。ただし、撮影位置特定装置10cの制御部16の制御方法が、撮影位置特定装置10aの制御部16の制御方法とは異なるため、次に制御方法について説明する。
次に、本発明の第2の実施形態による撮影位置特定システムの処理について説明する。
図11は、本発明の第2の実施形態による撮影位置特定装置10cの処理の一例を示すフローチャートである。なお、ステップS301〜S303、S305、S310〜S312の処理は、第1の実施形態による撮影位置特定装置10aのステップS101〜S104、109〜S111の処理(図5)と同様であるので、その詳細な説明を省略する。
始めに、上記第1の実施形態と同様に、端末名に対応付けて、端末位置情報と周波数情報とを記憶部17に記録し、撮影指示が入力されたか否かについて判定する(ステップS301、S302)。
ステップS303において、制御部16によって発光部13を発光させることにより、撮影位置特定装置10cの周囲に光を放射させた後、発光部13による発光回数nが所定回数に達したか否かについて制御部16により判定する(ステップS304)。発光回数は、例えばn=10回であり、この発光回数は予め記憶部17に記憶される。
発光回数が所定回数に達していない場合には、ステップS304で「NO」と判定する。そして、制御部16は、発光回数が所定回数に達するまで、所定間隔(例えば、100ms)ごとに発光部13を発光させる(ステップS303)。発光回数が所定回数に達した場合には、ステップS304で「YES」と判定し、ステップS305へ進み、被写体を撮影する。
一方、端末201〜224の制御部22は、撮影位置特定装置10cの発光部13から所定回数だけ放射された光を受光部21で受光するたびに、音波発信部23から自端末に割り当てられた周波数の音波をそれぞれ発信させる。
なお、端末201〜224と撮影位置特定装置10cとの位置関係などに応じて、撮影位置特定装置10cの発光部13が放射した光を、端末201〜224が受光できるか否かに差が生じる。
撮影位置特定装置10cの音波受信部14は、端末201〜224の発光部13からそれぞれ発信される音波を受信する(ステップS306)。制御部22は、端末201〜224のうち、受信回数が多い3台の端末を選択する。なお、音波の受信回数が多い3台の端末を選択する代わりに、撮影位置特定装置10cに音波が早く到達した3台の端末を選択するようにしてもよい。
制御部16は、音波受信部14が選択した3台の端末から発信された音波を最初に受信した時刻である音波受信時刻t、t、tを、時刻取得部15から発信される現在時刻に基づいて特定する。また、ステップS301で記憶部17に記憶した端末名と周波数情報との対応関係に基づいて、音波受信部14が受信した音波がどの端末から発信されたものであるかを特定する(ステップS307)。
制御部16は、それぞれ選択された3台の端末から発信された音波についての音波受信時刻t、t、tと、記憶部17に記憶されている発光時刻tとから、上述した式(1)〜式(3)に基づいて、撮影位置特定装置10aと端末20a〜20cとの距離D、D、Dを算出する(ステップS308)。
また、制御部16は、距離D、D、Dを使用して、上述した式(4)〜式(8)から、撮影位置特定装置10cの三次元上の位置(x,y,z)=(x、y、z)を算出する(ステップS309)。
そして、上記第1の実施形態と同様に、方位情報や仰角情報を取得し、撮影した画像と対応付けて記憶部17に記憶する(ステップS310〜ステップS312)。
上述した本発明の第2の実施形態による撮影位置特定システムによれば、撮影位置特定装置10cの発光部13から所定回数だけ発光させ、それに応答して端末201〜224から発信される音波の回数を用いて撮影位置特定装置10cの位置の算出に利用する端末を選択するようにしたので、撮影位置をより正確に求めることができる。
なお、上述した第2の実施形態において、発光部13から所定回数だけ発光する際に、発光強度を変化させるようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、撮影位置特定装置の発光部13から光を放射し、端末の受光部21により光を受光するようにしたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、発光部13の代わりに電波を送信する無線送信部を設けるとともに、受光部21の代わりに電波を受信する無線受信部を設けるようにしてもよい。このような構成にすれば、屋外などにおいて、太陽光の影響により光を受光できない場合であっても、端末は電波を受信した場合に、撮影位置特定装置に対して確実に音波を発信することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、端末から発信する音波の周波数を端末ごとに変えることにより端末を識別するようにしたが、端末から発信する音波に端末の識別情報を乗せて送信することにより、各端末を識別するようにしてもよい。また、各端末から発信する音波の周波数を循環して変化させるようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、撮影位置特定装置が画像を撮影する場合について説明したが、動画を撮影する場合であっても、上述した撮影位置特定システムを適用することができる。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、撮影位置特定装置の発光部13から光を受けた端末が直ちに音波を発信するものとしたが、これでは音波受信部14がほぼ同時に複数の音波を受信することになり、音波が干渉を起こす恐れがある。これを防ぐため、端末ごとに異なる遅延を持たせるようにして、距離計算時にそれを考慮するようにしてもよい。
なお、上述した第1及び第2の実施形態では、撮影部12により画像を撮影するとともに、その画像を撮影した位置を算出する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、入力部11が所定の指示を受けた場合(例えば、シャッタが半押しされた場合など)に、撮影部12による撮影を行わずに撮影位置特定装置10aの位置を算出し、表示するようにしてもよい。
なお、以上説明した実施形態において、図2、図4、図8の入力部11、撮影部12、発光部13、音波受信部14、時刻取得部15、制御部16、記憶部17、方位計測部18、仰角計測部19、受光部21、制御部22、音波発信部23、受光部50の機能又はこれらの機能の一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより撮影位置特定システムの制御を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
本発明の第1の実施形態による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の記憶部17に予め記録される情報の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態による端末20a(図1)の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10aの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態による撮影位置特定装置10a(図1)の記憶部17に記録される情報の一例を示す図である 本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定装置10bの構成の一例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態の変形例による撮影位置特定装置10bの処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による撮影位置特定システムの構成の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施形態による撮影位置特定装置10cの処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10a〜10c・・・撮影位置特定装置、11・・・入力部(指示取得手段)、12・・・撮影部(撮影手段)、13・・・発光部(電磁波放射手段)、14・・・音波受信部(音波受信手段)、15・・・時刻取得部(時刻取得手段)、16・・・制御部(距離算出手段、位置算出手段)、17・・・記憶部(第1の記憶手段、第2の記憶手段)、18・・・方位計測部(方位計測手段)、19・・・仰角計測部(仰角計測手段)、20a〜20c・・・端末、21・・・受光部(電磁波受信手段)、22・・・制御部、23・・・音波発信部(音波発信手段)、30a〜30c・・・三脚、40・・・床、41・・・天井、60・・・被写体、50・・・受光部(電磁波受信手段)、70・・・撮影装置、201〜224・・・端末

Claims (8)

  1. 撮影位置特定装置と少なくとも3台の端末とを備える撮影位置特定システムであって、
    前記撮影位置特定装置は、
    撮影指示を取得する指示取得手段と、
    前記撮影指示を取得した場合に被写体を撮影する撮影手段と、
    前記少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影指示を取得した場合に電磁波を放射する電磁波放射手段と、
    前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻を取得する時刻取得手段と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、
    前記撮影手段による撮影結果と前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて記憶する第2の記憶手段とを有し、
    前記端末は、
    前記電磁波放射手段が放射した電磁波を受信する電磁波受信手段と、
    前記電磁波を受信した場合に音波を発信する音波発信手段と、
    を有することを特徴とする撮影位置特定システム。
  2. 前記第1の記憶手段は、前記少なくとも3台の端末の位置とそれらの端末の識別情報とを対応付けて予め記憶し、
    前記音波受信手段は、前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信するとともに、音波がどの端末から発信された音波であるかを前記識別情報に基づいて特定し、
    前記音波発信手段は、前記電磁波を受信した場合に自端末の識別情報を含んだ音波を発信することを特徴とする請求項1に記載の撮影位置特定システム。
  3. 前記電磁波放射手段は、前記撮影指示を取得した場合に複数回電磁波を放射し、
    前記位置算出手段は、前記各端末までの距離と前記各端末から受信した音波の回数とに基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮影位置特定システム。
  4. 前記撮影位置特定装置は、被写体を撮影する方位を計測する方位計測手段を更に有し、
    前記第2の記憶手段は、前記撮影手段が撮影した情報に対応付けて、前記方位計測手段が計測した方位を更に記憶することを特徴とする請求項1から3のいずれかの項に記載の撮影位置特定システム。
  5. 重力の加速度に基づいて撮影時の自撮影位置特定装置の仰角を算出する仰角計測手段を更に有し、
    前記第2の記憶手段は、前記撮影手段が撮影した情報に対応付けて、前記仰角算出手段が算出した仰角を更に記憶することを特徴とする請求項1から4のいずれかの項に記載の撮影位置特定システム。
  6. 撮影指示を取得する指示取得手段と、
    前記撮影指示を取得した場合に被写体を撮影する撮影手段と、
    少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影指示を取得した場合に電磁波を放射する電磁波放射手段と、
    前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、
    前記音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻を取得する時刻取得手段と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、
    前記撮影手段による撮影結果と前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて記憶する第2の記憶手段と、
    を有することを特徴とする撮影位置特定装置。
  7. 撮影装置に取り付けられる撮影位置特定装置であって、
    少なくとも3台の端末の位置を予め記憶する第1の記憶手段と、
    前記撮影装置から放射される電磁波を受信する電磁波受信手段と、
    前記少なくとも3台の端末から発信される音波を受信する音波受信手段と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を受信した時刻を取得する時刻取得手段と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を算出する距離算出手段と、
    前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を算出する位置算出手段と、
    前記位置算出手段が算出した自撮影位置特定装置の位置を記憶する第2の記憶手段と、
    を有することを特徴とする撮影位置特定装置。
  8. 撮影位置特定装置と少なくとも3台の端末とを使用した撮影位置特定方法であって、
    撮影指示を前記撮影位置特定装置により取得する指示取得過程と、
    前記撮影指示を取得した場合に被写体を前記撮影位置特定装置により撮影する撮影過程と、
    前記少なくとも3台の端末の位置を予め前記撮影位置特定装置により記憶する第1の記憶過程と、
    前記撮影指示を取得した場合に電磁波を前記撮影位置特定装置により放射する電磁波放射過程と、
    前記電磁波放射過程で放射した電磁波を前記少なくとも3台の端末により受信する電磁波受信過程と、
    前記電磁波を受信した場合に音波を前記少なくとも3台の端末により発信する音波発信過程と、
    前記少なくとも3台の端末から発信される音波を前記撮影位置特定装置により受信する音波受信過程と、
    前記音波を受信した時刻と電磁波を放射した時刻を前記撮影位置特定装置により取得する時刻取得過程と、
    前記音波を受信した時刻と前記電磁波を放射した時刻との差と音速とに基づいて各端末までの距離を前記撮影位置特定装置により算出する距離算出過程と、
    前記各端末までの距離に基づいて自撮影位置特定装置の位置を前記撮影位置特定装置により算出する位置算出過程と、
    前記撮影過程での撮影結果と前記位置算出過程で算出した自撮影位置特定装置の位置とを対応付けて前記撮影位置特定装置により記憶する第2の記憶過程と、
    を有することを特徴とする撮影位置特定方法。
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