JP2001336768A - 温調装置の運転制御装置 - Google Patents
温調装置の運転制御装置Info
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Abstract
な温調装置の運転制御装置を提供する。 【解決手段】 温調水を送出するポンプ9と、床暖房パ
ネルのような温調機器2とを配管接続することによって
水循環経路を構成した温調装置において、水注入運転時
に、上記ポンプ9の吐出量を変動させる注水時制御運転
を行う。
Description
パネル等の温調機器に循環供給する温調装置において、
水注入にエア抜きを良好に行うことが可能な温調装置の
運転制御装置に関するものである。
ユニットと、温調水によって温度調節可能な床暖房パネ
ルとを配管によって接続し、上記水循環経路内の湯水と
冷媒回路を流通する冷媒との間の熱交換を上記水熱交換
器で行うように構成したヒートポンプ式床暖房装置が従
来から知られている(例えば、特開2000−1867
1号公報、特開2000−28182号公報)。そして
このようなヒートポンプ式床暖房装置では、熱源側の室
外熱交換器を蒸発器として機能させる共に、利用側の水
熱交換器を凝縮器として機能させることにより、床暖房
パネルに温調水を供給する床暖房を行うことが可能であ
る。
ポンプ式床暖房装置においては、据付け作業時、あるい
は適宜、水循環経路に対して、水を注入する作業を行う
必要がある。このような場合、従来より使用されている
うず巻ポンプ等の遠心ポンプでは、うず巻部分にエアが
残り、抜けにくいという問題がある。また、上記床暖房
パネルのような温調機器が複数個、並列に設けられてい
るような場合では、各温調機器への分岐部分において全
体の流通面積が増加するため、水の流速が遅くなり、配
管部分にエアが残るという問題ある。さらに、上記水循
環経路への注水初期の段階において、上記ポンプを最初
から急速に回転させると、当初は経路内には水が入って
いないため、ポンプがカラ運転してしまうということに
加えて、その後も水の供給が追いつかない状態が生じる
ため、上記カラ運転が頻繁に起こり、ポンプに損傷を与
えてしまうという問題がある。また、上記水注入作業を
開始させるための水入れ運転スイッチを押したまま停止
させないでいると、水注入運転を継続してしまうため、
上記運転終了時にわざわざ停止作業を行わなければなら
ず、非常に煩雑であると共に、不経済であるという問題
もある。
になされたものであり、その目的は、水注入時にエア抜
きを良好に行うことが可能な温調装置の運転制御装置を
提供することにある。
置の運転制御装置は、温調水を送出するポンプ9と、床
暖房パネルのような温調機器2とを配管接続することに
よって水循環経路を構成した温調装置において、水注入
運転時に、上記ポンプ9の吐出量を変動させる注水時制
御運転を行うことを特徴としている。
は、水注入運転時に、上記ポンプ9の吐出量を変動させ
るようにしたことによって、上記水循環経路内を流れる
温調水に脈動を生じさせることができるため、一定流量
で温調水を流しているときよりも、水循環経路内のエア
抜きを良好に行うことができる。
は、温調水を送出するポンプ9と、床暖房パネルのよう
な温調機器2とを配管接続することによって水循環経路
を構成した温調装置において、水注入運転時に、上記ポ
ンプ9の回転方向を正逆切換える注水時制御運転を行う
ことを特徴としている。
は、水注入運転時に、上記ポンプ9の回転方向を正逆切
換えるようにしている。このように、回転方向を正方向
及び逆方向に切り換えて、水循環経路内の温調水の流れ
方を変化させることにより、攪拌効果が得られるため、
水循環経路内のエア抜きを良好に行うことができる。
は、上記注水時制御運転を開始する前、注水初期の段階
において、ポンプ9の吐出量を少なくする小流量制御運
転を行うことを特徴としている。
は、注水初期の段階において、ポンプ9の吐出量を少な
くするようにしている。このような制御を行うことによ
り、水が供給される以上にポンプ9による吸込みが行わ
れることがなくなるため、ポンプ9のカラ運転を防止で
きる。この結果、ポンプ9の信頼性の低下を抑制するこ
とができる。
記注水時制御運転は、注水運転開始後、一定時間が経過
すると強制的に終了させることを特徴としている。
は、注水運転開始後、一定時間が経過すると強制的に上
記注水時制御運転を終了するようにしている。この結
果、必要以上に運転が継続される心配がないため、経済
的であり、利便性にも優れている。
調水を送出するポンプ9と、床暖房パネルのような温調
機器2とを配管接続することによって水循環経路を構成
し、さらに上記水循環路には複数の温調機器2を互いに
並列に介設すると共に、各温調機器2への温調水の供
給、供給停止を切換えるための開閉弁15を各温調機器
2に付設して成る温調装置において、水注入運転時に、
上記開閉弁15を順番に選択的に開閉することを特徴と
している。
は、並列に接続された複数の温調機器2を、順番に選択
して温調水を供給するよう構成したことによって、温調
機器2側の水循環経路の流通面積が減るため、温調水の
流速が速くなる。この結果、上記水循環経路内にエアが
混入するのを抑制することができると共に、エア抜きを
良好に行うこともできる。
制御装置の具体的な実施の形態について、図面を参照し
つつ詳細に説明する。まず、図1に示しているシステム
は、マルチ型のヒートポンプシステムを利用したもの
で、一台の室外機に対して、室内ユニットと温調ユニッ
トとを並列に接続している。そして室外機と室内ユニッ
トとによって空気調和機が構成されており、また室外機
と温調ユニット、床温調パネル等によって床温調機が構
成さている。この実施形態において、特徴的なのは、温
調装置としての床温調機であるが、いま便宜上、両者に
ついて説明する。図1は、上記加熱源としてヒートポン
プを用いた床温調機の水系統及び床温調機と空気調和機
との冷媒系統を示す回路図である。
統について説明する。同図において、1は温調ユニッ
ト、2は家屋の床面に配置された床温調パネルであり、
両者1、2及びヒートポンプシステムの室外機17によ
って床温調機(温調装置)が構成されている。上記温調
ユニット1と床温調パネル2とは、温調水往き配管3a
と温調水戻り配管3bとから成る温調水配管3によって
接続されている。そしてこの温調水配管3を通して、温
調ユニット1と床温調パネル2との間の温調水8の循環
供給を行うよう構成されている。
ダ室1bとを備えており、上記機械室1aには、水熱交
換器16、簡易密閉型の膨張タンク7、循環ポンプ9、
電装品33等が設けられている。一方、上記ヘッダ室1
bには往きヘッダ4、戻りヘッダ6等が設けられてい
る。詳細に説明すると、上記機械室1aにおける膨張タ
ンク7の底部には往き管10が接続されており、その先
端が循環ポンプ9を介してヘッダ室1bの往きヘッダ4
に接続されている。上記往きヘッダ4は、略筒状のヘッ
ダ本体4aと、その基端部に形成された主管接続部4b
と、ヘッダ本体4a外周部の長手方向に並設して形成さ
れた複数個(本実施形態では、2個)の分岐管接続部4
c、4cとから成り、上記主管接続部4bに往き管10
が接続され、また各分岐管接続部4cに上記床温調パネ
ル2へと通じる温調水往き配管3aの一端が接続されて
いる。そしてこれら温調水往き配管3a、3aには、各
分岐管接続部4c、4cに対応させて開閉弁である熱動
弁15、15が付設されている。一方、上記温調水往き
配管3aの他端は、床温調パネル2に形成された蛇行形
状の温調水循環パイプ11の一端の接続部5に接続され
ている。従って、上記膨張タンク7内の温調水8は循環
ポンプ9の作動によって往き管10に供給され、さらに
往きヘッダ4で複数本の温調水往き配管3aに分流され
て、各床温調パネル2へと供給される。
調水循環パイプ11のもう一方の接続部5には、温調水
戻り配管3bが接続されており、さらにその先端がヘッ
ダ室1bの戻りヘッダ6に接続されている。上記戻りヘ
ッダ6は、往きヘッダ4と同様に、略筒状のヘッダ本体
6aと、その基端部に形成された主管接続部6bと、ヘ
ッダ本体6a外周部の長手方向に並設して形成された複
数個(本実施形態では2個)の分岐管接続部6c、6c
とから成り、上記分岐管接続部6cに温調水戻り配管3
bが接続されると共に、上記主管接続部4bに戻り管1
2が接続されている。また、上記戻り管12と膨張タン
ク7とは熱交換路13によって接続されているが、この
熱交換路13は、以下に述べる冷媒回路の凝縮器又は蒸
発器として機能する水熱交換器16と熱交換可能に設け
られており、ここで、上記戻り管12から返流される温
調水8を加熱又は冷却するようにしている。そしてこの
熱交換路13の先端が膨張タンク7の底部に接続されて
いるのである。なお、図1では、1対の温調水配管3の
みを示したが、図示しない他の温調水配管3についても
同様に床温調パネル2や他の温調機器に接続されている
ものとする。これより、床温調パネル2の温調水循環パ
イプ11を流通した温調水8は、温調水戻り配管3bを
通って戻りヘッダ6に流入し、この戻りヘッダ6によっ
て各温調水戻り配管3b、3bを流通する温調水8が合
流されて戻り管12に供給され、さらに上記熱交換路1
3で加熱された後、膨張タンク7に供給される。このと
き上記戻り管12には、温度検知手段である戻り温度検
知サーミスタ35が、また上記水熱交換器16には、水
熱交温度検知サーミスタ36が取付けられている。
においては、暖房運転時を例にしてその説明を行ってい
る。本実施の形態では温調水8の加熱に水熱交換器16
を使用し、この水熱交換器16と、マルチ型のヒートポ
ンプシステムの室外機17がの室外熱交換器19との間
で冷媒循環回路を構成して、熱交換路13を流れる温調
水8を加熱するようにしている。また図1に示すよう
に、このヒートポンプシステムの室外機17に接続され
た1台の室内ユニット18を備えており、室外機17と
室内ユニット18によって空気調和機を構成している。
この空気調和機では、冷媒が循環可能な順序で、圧縮機
21、室内ファン20aを付設した室内熱交換器20、
減圧機構22、室外ファン19aを付設した室外熱交換
器19を接続して冷媒循環回路を構成している。より詳
しく説明すると、圧縮機21の吐出管21aと吸入管2
1bとが四路切換弁23の1次ポートに接続されてお
り、上記吸込管21bにアキュムレータ31が介設され
る一方、上記吐出管21aには、吐出管温度検知サーミ
スタ38が付設されている。また、上記四路切換弁23
の一対の2次ポートの間には第1ガス管24a、室内熱
交換器20、第1液管24b、減圧機構22、第2液管
24c、室外熱交換器19及び第2ガス管24dが、順
番に環状に接続されている。このとき、上記室内熱交換
器20と室外熱交換器19には、それぞれ室内熱交温度
検知サーミスタ43と室外熱交温度検知サーミスタ41
とが付設されており、さらに上記室内ユニット18と室
外機17には、室内温度検知サーミスタ44と外気温度
検知サーミスタ42とがそれぞれ取付けられている。
ニット1内に設けられた各ヘッダ4、6と同様の略筒状
のヘッダ26が介設されており、このヘッダ26と室内
熱交換器20とを結ぶ間の部分が連絡配管25の液管2
5aとなる。同様に上記第1ガス管24aにも略筒状の
ヘッダ27が介設されており、このヘッダ27と室内熱
交換器20とを結ぶ間の部分が連絡配管25のガス管2
5bとなる。そして、上記ヘッダ26に接続されたもう
1つの連絡配管28である液管28aが、温調ユニット
1の水熱交換器16の一端に接続され、また上記ヘッダ
27に接続されたもう1つの連絡配管28であるガス管
28bが、水熱交換器16の他端に接続されている。こ
れによって、四路切換弁23には室外熱交換器19、減
圧機構22、温調ユニット1の水熱交換器16が環状に
接続されることになる。また、連絡配管25、28の各
液管25a、28aはそれぞれ電動膨張弁29、30を
介してヘッダ26に接続されており、この電動膨張弁2
9、30の開閉を適宜制御することによって、室内ユニ
ット18及び温調ユニット1の両方に供給する冷媒量を
制御できるように成っている。ここで、上記液管25a
の室内ユニット18側と、液管28aの温調ユニット1
側には、それぞれ液管温度検知サーミスタ39、37が
付設されており、上記ガス管25b、28bの室外機1
7側には、それぞれガス管温度検知サーミスタ40a、
40bが付設されている。
は、電源から例えば200V、20Aの電力が供給さ
れ、室外機17内の電気的制御が行われる。また、上記
床温調機には、室内の冷暖房運転の開始や停止等の操作
を行うためのワイヤレスリモコン45と、床の冷暖房に
対して同様の操作を行うためのワイヤードリモコン46
とがそれぞれ設けられている。さらに、上記リモコン4
6には、水循環経路内に水を注入する運転を開始させる
ための水入れスイッチ50がそれぞれ設けられている。
なおこれら各リモコン45、46によって、利用者が希
望する室温、床温等の設定も行われる。さらに、この室
外機17の電装品32と室内ユニット18に設けた電装
品34、及び上記室外機17の電装品32と温調ユニッ
ト1に設けた電装品33とは、それぞれ信号・電源線で
接続されている。このため、空気調和機と温調ユニット
1とを連動させる設定が利用者によって行われると、例
えばワイヤレスリモコン45における運転開始操作で、
空気調和機と温調ユニット1とを併用した運転を開始さ
せることも可能である。
動作について説明する。このシステムでは、上記したよ
うにリモコン等からの指示に基づいて、冷房運転又は暖
房運転が可能である。そこで、まず室内の冷房運転のみ
を行う場合には、温調ユニット1側の電動膨張弁29を
閉じた状態において、四路切換弁23を図1に示す実線
方向とは逆方向に切り換え、圧縮機21を駆動する。す
ると冷媒が圧縮機21から順に室外熱交換器19、減圧
機構22、室内熱交換器20と流通し、室外熱交換器1
9が凝縮器として機能すると共に、室内熱交換器20が
蒸発器として機能し、これによって、冷房運転を行うこ
とができる。
は、温調ユニット1側の電動膨張弁29を小開度に維持
した状態において、四路切換弁23を図1に示す実線方
向に切り換え、圧縮機21を駆動する。すると冷媒が圧
縮機21から順に室内熱交換器20、減圧機構22、室
外熱交換器19と流通し、室外熱交換器19が蒸発器と
して機能すると共に、室内熱交換器20が凝縮器として
機能し、これによって、暖房運転を行うことができる。
記室内ユニット18側の電動膨張弁30を小開度に維持
し、温調ユニット1側の電動膨張弁29を開いた状態に
おいて、圧縮機21を駆動し、水熱交換器16を凝縮器
として機能させると共に、室外熱交換器19を蒸発器と
して機能させる。そして、この状態で上記温調ユニット
1内の循環ポンプを駆動する。すると、膨張タンク7内
の温調水8が往き管10内に流出し、温調水配管3及び
温調水循環パイプ11を介して戻り管12に返流され、
次いで熱交換路13を流通する。このとき凝縮器として
機能している水熱交換器16によって、上記熱交換路1
3を流れる温調水8が加熱され、その後、膨張タンク7
内へと供給される。そしてこのような運転を継続して行
うことによって、床暖房運転を行うことができる。また
本実施の形態においては、主に床暖房について述べてい
るが、上記室外熱交換器19を凝縮器として機能させる
と共に、水熱交換器16を蒸発器として機能させれば、
温調水8が冷却されるため、これによって床冷房運転を
行うこともできる。さらに上記室内ユニット18と温調
ユニット1との両側の電動膨張弁29、30を両方とも
開とすることにより、室内と床との冷暖房を同時に行う
ことも可能である。
に、膨張タンク7から水を注入する時の運転制御手法に
あるが、以下この制御を行うためのヒートポンプ式床温
調機の運転制御装置について説明する。図2に上記床温
調機の制御構成のブロック図を示す。同図に示すよう
に、床温調機側の制御演算部51は、温調ユニット1側
のリモコン46に設けられた水入れスイッチ50と、ポ
ンプ9の駆動や停止、及び熱動弁15の開閉を制御する
駆動部52とを有している。そして、上記制御演算部5
1では、上記水入れスイッチ50からの信号を受信する
と共に、この信号に基づいて、上記駆動部52に信号を
発信するよう構成されている。
機の運転制御装置の制御方法について説明する。ここで
は、説明の便宜上、図3及び図4のフローチャートに分
けて説明する。すなわち図3は、水注入運転時における
ポンプ制御を示すフローチャートを、また図4は、水注
入運転時における熱動弁制御を示すフローチャートを示
しており、これら両制御は同時に進行されるものとす
る。
する。ステップS1において、上記温調ユニット1側の
リモコン46によって水注入運転開始指令を出すための
水入れスイッチ50がONされると、これと同時に上記
運転開始時からの経過時間をカウントするタイマt1が
スタートする(ステップS2)。次にステップS3にお
いて、上記熱動弁15の開弁操作を行い、この熱動弁1
5が完全に開状態となる約1.5分後に、上記循環ポン
プ9の回転数を低回転で運転する(ステップS4)。そ
してこの状態でt2時間(例えば、約2分間)運転した
後、ステップS5に移行して、上記循環ポンプ9の回転
数を上げて、高回転での運転をt3時間(例えば、約1
分間)継続して行う。次にステップS6では、回転数は
そのままで、循環ポンプ9の回転方向を逆転してt4時
間(例えば、約5秒間)運転し、上記時間経過後、ステ
ップS7に移行する。ステップS7では、再び上記循環
ポンプ9の回転数を下げて低回転でt5時間(例えば、
約30秒間)運転する。次にステップS8では、上記タ
イマが設定時間t1(例えば、約30分)を超えたか否
かについての判断を行う。このとき上記タイマが設定時
間t1以内であれば、ステップS5に戻って、上記制御
及び運転を繰り返し行い、上記タイマが設定時間t1を
超えていれば、水の注入、及び循環ポンプ9を停止して
上記水注入運転を終了する(ステップS9)。
明する。上記と同様に、ステップS1において、水入れ
スイッチ50がONされると、水注入運転開始時からの
経過時間をカウントするタイマt1がスタートする(ス
テップS2)。次にステップS3では、上記温調ユニッ
ト1側の熱動弁15、15が全て開弁され、並列に接続
された全ての床温調パネル2・2に温調水8が供給され
る。そして、この状態のままt6時間(例えば、約5分
間)運転した後、ステップS14に移行して、今度は上
記床温調パネル2のうちの一つに介設された熱動弁15
のみを開弁とし、他の熱動弁15を閉弁とする制御を行
う。そしてこの状態で、t7時間(例えば、約2分間)
経過した後、上記とは別の熱動弁15のみを開弁とし、
その他の熱動弁15を閉弁とする制御を行う。そしてこ
のような制御を各床温調パネル2毎に繰り返し行い、全
ての床温調パネル2に対して上記運転を行った後(ステ
ップS15)、ステップS8に移行する。上記ステップ
S8では、上記タイマが設定時間t1(例えば、約30
分)を超えたか否かについての判断を行う。このとき上
記タイマが設定時間t1以内であれば、ステップS3に
戻って、上記制御及び運転を繰り返し行い、上記タイマ
が設定時間t1を超えていれば、上記熱動弁15、15
を全て閉弁として上記水注入運転を終了する(ステップ
S9)。
水注入運転時に、循環ポンプ9の回転数を変化させるこ
とにより水循環経路内を流れる温調水8に脈動を生じさ
せたり、また、循環ポンプ9の回転方向を切り換えるこ
とにより水循環経路内の温調水8を攪拌したり、流れ方
を変化させたりするような制御を行うことによって、水
循環経路内のエア抜きを行いやすくすることができる。
さらに、上記注水初期の段階において、循環ポンプ9の
回転数を低回転で運転させたことによって、水が供給さ
れる以上に循環ポンプ9による吸込みが行われることを
防ぐことができるため、循環ポンプ9のカラ運転を防止
できる。また、上記水入れスイッチ50がON操作され
て、水注入運転を開始した後、一定時間が経過すると強
制的に上記運転を終了するよう制御しているため、必要
以上に上記運転が継続される心配がなくなり、経済的で
あり、利便性にも優れている。さらに、並列に接続され
た複数の床温調パネル2を、順番に選択して温調水8を
供給するよう構成しているため、上記水循環経路を流れ
る温調水8の流速を速めることができる。この結果、上
記水循環経路内にエアが混入するのを抑制することがで
きると共に、エア抜きを行いやすくすることもできる。
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、加熱源として
ヒートポンプ式加熱源を用いたが、ガス等の他の熱源を
利用したものであっても上記と同様に実施可能である。
また上記実施形態では、温調機器に床温調パネル2を用
いたが、これ以外のもの、例えばファンコイルユニット
等を用いた温調装置の水注入運転にも適用することが可
能である。さらに、上記実施形態においては、水注入運
転時における循環ポンプ9の回転数、及び正逆回転を低
回転、高回転、逆回転、低回転というように変化させて
いるが、これ以外の組合せで運転することも可能であ
る。また上記実施形態では、循環ポンプ9の制御と熱動
弁15の制御とを、同時に進行させて制御したが、どち
らか一方の制御のみを行うことも可能である。さらに、
上記実施形態では、上記温調ユニット1に複数の温調機
器2・2が並列に接続された場合について説明したが、
上記温調機器2が複数個設けられていないような場合で
あっても、同様にして実施することができる。
制御装置によれば、水注入運転時に、上記ポンプの吐出
量を変動させることにより、上記水循環経路内を流れる
温調水に脈動を生じさせることができるため、一定流量
で温調水を流しているときよりも、水循環経路内のエア
抜きを良好に行うことができる。
は、水注入運転時に、ポンプの回転方向を切り換えて、
水循環経路内の温調水の流れ方を変化させることによ
り、攪拌効果が得られるため、水循環経路内のエア抜き
を良好に行うことができる。
では、注水初期の段階において、ポンプの吐出量を少な
くすることにより、水が供給される以上にポンプによる
吸込みが行われることがなくなるため、ポンプのカラ運
転を防止できる。この結果、ポンプの信頼性の低下を抑
制することができる。
注水運転開始後、一定時間が経過すると強制的に上記注
水時制御運転を終了するよう制御することにより、必要
以上に運転が継続される心配がないため、経済的であ
り、利便性にも優れている。
は、並列に接続された複数の温調機器を、順番に選択し
て温調水を供給するよう構成したことによって、水循環
経路を流れる温調水の流速を速めることができるため、
上記水循環経路内にエアが混入するのを抑制することが
できると共に、エア抜きを良好に行うこともできる。
床温調機の水系統及び冷媒系統を示す回路図である。
である。
おけるポンプ制御を示すフローチャートである。
おける熱動弁制御を示すフローチャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 温調水を送出するポンプ(9)と、床暖
房パネルのような温調機器(2)とを配管接続すること
によって水循環経路を構成した温調装置において、水注
入運転時に、上記ポンプ(9)の吐出量を変動させる注
水時制御運転を行うことを特徴とする温調装置の運転制
御装置。 - 【請求項2】 温調水を送出するポンプ(9)と、床暖
房パネルのような温調機器(2)とを配管接続すること
によって水循環経路を構成した温調装置において、水注
入運転時に、上記ポンプ(9)の回転方向を正逆切換え
る注水時制御運転を行うことを特徴とする温調装置の運
転制御装置。 - 【請求項3】 上記注水時制御運転を開始する前、注水
初期の段階において、ポンプ(9)の吐出量を少なくす
る小流量制御運転を行うことを特徴とする請求項1又は
請求項2の温調装置の運転制御装置。 - 【請求項4】 上記注水時制御運転は、注水運転開始
後、一定時間が経過すると強制的に終了させることを特
徴とする請求項1〜請求項3のいずれかの温調装置の運
転制御装置。 - 【請求項5】 温調水を送出するポンプ(9)と、床暖
房パネルのような温調機器(2)とを配管接続すること
によって水循環経路を構成し、さらに上記水循環路には
複数の温調機器(2)を互いに並列に介設すると共に、
各温調機器(2)への温調水の供給、供給停止を切換え
るための開閉弁(15)を各温調機器(2)に付設して
成る温調装置において、水注入運転時に、上記開閉弁
(15)を順番に選択的に開閉することを特徴とする温
調装置の運転制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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---|---|---|---|
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