JP2001336809A - 温調装置の弁制御機構 - Google Patents

温調装置の弁制御機構

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JP2001336809A
JP2001336809A JP2000161980A JP2000161980A JP2001336809A JP 2001336809 A JP2001336809 A JP 2001336809A JP 2000161980 A JP2000161980 A JP 2000161980A JP 2000161980 A JP2000161980 A JP 2000161980A JP 2001336809 A JP2001336809 A JP 2001336809A
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Shinji Yoshikawa
晋司 吉川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水循環経路に熱動弁を介設した温調装置にお
いて、従来のような大きな突入電流を必要とせず、その
ため安価に構成可能であると共に、優れた動作信頼性を
得ることが可能な温調装置の弁制御機構を提供する。 【解決手段】 温調水を送出するポンプ9と、床暖房パ
ネルのような温調機器2とを配管接続することによって
構成した水循環経路に、運転停止時に水循環経路を遮断
する熱動弁15の複数個を介設する。複数の熱動弁15
の開度を同時に制御するに際して、いずれかの熱動弁1
5に通電を開始してその動作を行わせた後、一定時間経
過後に他の熱動弁15に通電する。この熱動弁15への
通電は、1個ずつ順に行ってもよいし、複数個の熱動弁
15より成るグループ毎に順に行ってもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、温調水を床温調
パネル等の温調機器に循環供給する温調装置に関するも
のであり、特に温調水循環経路内に介設された熱動弁の
動作状態の改善された温調装置の弁制御機構に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】水熱交換器、循環ポンプ等を有する温水
ユニットと、温水によって温度調節可能な床暖房パネル
とを配管によって接続し、上記水循環経路内の湯水と冷
媒回路を流通する冷媒との間の熱交換を上記水熱交換器
で行うように構成したヒートポンプ式床暖房装置が従来
から知られている(例えば、特開2000−18671
号公報、特開2000−28182号公報)。そしてこ
のようなヒートポンプ式床暖房装置では、熱源側の室外
熱交換器を蒸発器として機能させる共に、利用側の水熱
交換器を凝縮器として機能させることにより、床暖房パ
ネルに温水を供給する床暖房を行うことが可能である。
【0003】ところで上記のような床暖房装置におい
て、複数の床暖房パネルを並設して複数の水循環経路を
構成し、1台のポンプでもって各水循環経路に独立して
温水を供給するような構成を採用する場合、各水循環経
路に開閉弁として熱動弁が介設される。この熱動弁は、
図5に示すような構造のもので、この熱動弁において
は、弁本体71内に、入口通路72と出口通路73とを
設けると共に、両通路72、73を開閉するための弁体
74を軸方向に摺動自在に配置している。また、弁体7
4の端部近傍には、ワックスの内蔵されたベローズ75
を配置し、このベローズ75の内部を電気ヒータ76に
よって加熱し得るようにしている。すなわち、電気ヒー
タ76に通電してワックスを膨張させることによってベ
ローズ75を伸張させ、これにより弁体74を開弁方向
に移動させるのである。なお、弁体74は、バネ77に
よって、閉弁方向に付勢されており、弁体74は、上記
ベローズ75の伸張によって、このバネ77の力に抗し
て開弁動作することになる。このような構成の熱動弁
は、コンパクトな構造でありながらも、比較的大きな駆
動力が得られることから、水回路に好適なものとして一
般的に使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように熱動弁
は、電気ヒータ76によってワックスを加熱し、これを
膨張させることによって、開弁動作させる機構のもので
あるため、開弁動作に対しては、比較的多くの電流を必
要とする。従って、同時に複数個の熱動弁を開動作させ
るような場合には、図6に示すように、大きな突入電流
を必要とし、そのため配線やリレー等の電気部品に大き
な容量のものを要し、またノイズ対策も必要となる。
【0005】この発明は上記従来の欠点を解決するため
になされたものであり、その目的は、水循環経路に熱動
弁を介設した温調装置において、上記従来のような大き
な突入電流を必要とせず、そのため安価に構成可能であ
ると共に、優れた動作信頼性を得ることが可能な温調装
置の弁制御機構を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで請求項1の温調装
置の弁制御機構は、温調水を送出するポンプ9と、床暖
房パネルのような温調機器2とを配管接続することによ
って水循環経路を構成し、上記水循環経路に、運転停止
時に水循環経路を遮断する熱動弁15の複数個を介設し
た温調装置において、複数の熱動弁15の開度を同時に
制御するに際して、いずれかの熱動弁15に通電を開始
してその動作を行わせた後、一定時間経過後に他の熱動
弁15に通電することを特徴としている。この熱動弁1
5への通電は、請求項2のように、1個ずつ順に行って
もよいし、また請求項3のように、複数個の熱動弁15
より成るグループ毎に順に行ってもよい。
【0007】上記請求項1の温調装置の弁制御機構で
は、熱動弁15への通電を順に遅延させて行うようにし
ているので、突入電流を従来よりもすくなくでき、その
ため配線、コネクタ、リレー等の電気部品として小容量
のものが使用でき、またノイズ対策も簡素化できる。こ
の場合、制御構成としては、例えばタイマを使用すれば
よいので、その構成は簡素なものとなり、また製造コス
トを抑制できる。さらに、装置の動作信頼性も充分に確
保することが可能である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、この発明の温調装置の弁制
御機構の具体的な実施の形態について、図面を参照しつ
つ詳細に説明する。まず、図1に示しているシステム
は、マルチ型のヒートポンプシステムを利用したもの
で、一台の室外機に対して、室内ユニットと温調ユニッ
トとを並列に接続している。そして室外機と室内ユニッ
トとによって空気調和機が構成されており、また室外機
と温調ユニット、床温調パネル等によって床温調機が構
成さている。この実施形態において、特徴的なのは、温
調装置としての床温調機であるが、いま便宜上、両者に
ついて説明する。図1は、上記加熱源としてヒートポン
プを用いた床温調機の水系統及び床温調機と空気調和機
との冷媒系統を示す回路図である。
【0009】まず図1における回路図の床温調機の水系
統について説明する。同図において、1は温調ユニッ
ト、2は家屋の床面に配置された床温調パネルであり、
両者1、2及びヒートポンプシステムの室外機17によ
って床温調機(温調装置)が構成されている。上記温調
ユニット1と床温調パネル2とは、温調水往き配管3a
と温調水戻り配管3bとから成る温調水配管3によって
接続されている。そしてこの温調水配管3を通して、温
調ユニット1と床温調パネル2との間の温調水8の循環
供給を行うよう構成されている。
【0010】上記温調ユニット1は、機械室1aとヘッ
ダ室1bとを備えており、上記機械室1aには、水熱交
換器16、簡易密閉型の膨張タンク7、循環ポンプ9、
電装品33等が設けられている。一方、上記ヘッダ室1
bには往きヘッダ4、戻りヘッダ6等が設けられてい
る。詳細に説明すると、上記機械室1aにおける膨張タ
ンク7の底部には往き管10が接続されており、その先
端が循環ポンプ9を介してヘッダ室1bの往きヘッダ4
に接続されている。上記往きヘッダ4は、略筒状のヘッ
ダ本体4aと、その基端部に形成された主管接続部4b
と、ヘッダ本体4a外周部の長手方向に並設して形成さ
れた複数個(本実施形態では、2個)の分岐管接続部4
c、4cとから成り、上記主管接続部4bに往き管10
が接続され、また各分岐管接続部4cに上記床温調パネ
ル2へと通じる温調水往き配管3aの一端が接続されて
いる。そしてこれら温調水往き配管3a、3aには、各
分岐管接続部4c、4cに対応させて開閉弁である熱動
弁15、15が付設されている。一方、上記温調水往き
配管3aの他端は、床温調パネル2に形成された蛇行形
状の温調水循環パイプ11の一端の接続部5に接続され
ている。従って、上記膨張タンク7内の温調水8は循環
ポンプ9の作動によって往き管10に供給され、さらに
往きヘッダ4で複数本の温調水往き配管3aに分流され
て、各床温調パネル2へと供給される。
【0011】一方、上記床温調パネル2に形成された温
調水循環パイプ11のもう一方の接続部5には、温調水
戻り配管3bが接続されており、さらにその先端がヘッ
ダ室1bの戻りヘッダ6に接続されている。上記戻りヘ
ッダ6は、往きヘッダ4と同様に、略筒状のヘッダ本体
6aと、その基端部に形成された主管接続部6bと、ヘ
ッダ本体6a外周部の長手方向に並設して形成された複
数個(本実施形態では2個)の分岐管接続部6c、6c
とから成り、上記分岐管接続部6cに温調水戻り配管3
bが接続されると共に、上記主管接続部4bに戻り管1
2が接続されている。また、上記戻り管12と膨張タン
ク7とは熱交換路13によって接続されているが、この
熱交換路13は、以下に述べる冷媒回路の凝縮器又は蒸
発器として機能する水熱交換器16と熱交換可能に設け
られており、ここで、上記戻り管12から返流される温
調水8を加熱又は冷却するようにしている。そしてこの
熱交換路13の先端が膨張タンク7の底部に接続されて
いるのである。なお、図1では、1対の温調水配管3の
みを示したが、図示しない他の温調水配管3についても
同様に床温調パネル2や他の温調機器に接続されている
ものとする。これより、床温調パネル2の温調水循環パ
イプ11を流通した温調水8は、温調水戻り配管3bを
通って戻りヘッダ6に流入し、この戻りヘッダ6によっ
て各温調水戻り配管3b、3bを流通する温調水8が合
流されて戻り管12に供給され、さらに上記熱交換路1
3で加熱された後、膨張タンク7に供給される。このと
き上記戻り管12には、温度検知手段である戻り温度検
知サーミスタ35が、また上記水熱交換器16には、水
熱交温度検知サーミスタ36が取付けられている。
【0012】次に冷媒系統について説明する。なお以下
においては、暖房運転時を例にしてその説明を行ってい
る。本実施の形態では温調水8の加熱に水熱交換器16
を使用し、この水熱交換器16と、マルチ型のヒートポ
ンプシステムの室外機17がの室外熱交換器19との間
で冷媒循環回路を構成して、熱交換路13を流れる温調
水8を加熱するようにしている。また図1に示すよう
に、このヒートポンプシステムの室外機17に接続され
た1台の室内ユニット18を備えており、室外機17と
室内ユニット18によって空気調和機を構成している。
この空気調和機では、冷媒が循環可能な順序で、圧縮機
21、室内ファン20aを付設した室内熱交換器20、
減圧機構22、室外ファン19aを付設した室外熱交換
器19を接続して冷媒循環回路を構成している。より詳
しく説明すると、圧縮機21の吐出管21aと吸入管2
1bとが四路切換弁23の1次ポートに接続されてお
り、上記吸込管21bにアキュムレータ31が介設され
る一方、上記吐出管21aには、吐出管温度検知サーミ
スタ38が付設されている。また、上記四路切換弁23
の一対の2次ポートの間には第1ガス管24a、室内熱
交換器20、第1液管24b、減圧機構22、第2液管
24c、室外熱交換器19及び第2ガス管24dが、順
番に環状に接続されている。このとき、上記室内熱交換
器20と室外熱交換器19には、それぞれ室内熱交温度
検知サーミスタ43と室外熱交温度検知サーミスタ41
とが付設されており、さらに上記室内ユニット18と室
外機17には、室内温度検知サーミスタ44と外気温度
検知サーミスタ42とがそれぞれ取付けられている。
【0013】また上記第1液管24bには、上記温調ユ
ニット1内に設けられた各ヘッダ4、6と同様の略筒状
のヘッダ26が介設されており、このヘッダ26と室内
熱交換器20とを結ぶ間の部分が連絡配管25の液管2
5aとなる。同様に上記第1ガス管24aにも略筒状の
ヘッダ27が介設されており、このヘッダ27と室内熱
交換器20とを結ぶ間の部分が連絡配管25のガス管2
5bとなる。そして、上記ヘッダ26に接続されたもう
1つの連絡配管28である液管28aが、温調ユニット
1の水熱交換器16の一端に接続され、また上記ヘッダ
27に接続されたもう1つの連絡配管28であるガス管
28bが、水熱交換器16の他端に接続されている。こ
れによって、四路切換弁23には室外熱交換器19、減
圧機構22、温調ユニット1の水熱交換器16が環状に
接続されることになる。また、連絡配管25、28の各
液管25a、28aはそれぞれ電動膨張弁29、30を
介してヘッダ26に接続されており、この電動膨張弁2
9、30の開閉を適宜制御することによって、室内ユニ
ット18及び温調ユニット1の両方に供給する冷媒量を
制御できるように成っている。ここで、上記液管25a
の室内ユニット18側と、液管28aの温調ユニット1
側には、それぞれ液管温度検知サーミスタ39、37が
付設されており、上記ガス管25b、28bの室外機1
7側には、それぞれガス管温度検知サーミスタ40a、
40bが付設されている。
【0014】なお、室外機17に設けた電装品32に
は、電源から例えば200V、20Aの電力が供給さ
れ、室外機17内の電気的制御が行われる。また、上記
床温調機には、室内の冷暖房運転の開始や停止等の操作
を行うためのワイヤレスリモコン45と、床の冷暖房に
対して同様の操作を行うためのワイヤードリモコン46
とがそれぞれ設けられている。なおこれら各リモコン4
5、46によって、利用者が希望する室温、床温等の設
定も行われる。さらに、この室外機17の電装品32と
室内ユニット18に設けた電装品34、及び上記室外機
17の電装品32と温調ユニット1に設けた電装品33
とは、それぞれ信号・電源線で接続されている。このた
め、空気調和機と温調ユニット1とを連動させる設定が
利用者によって行われると、例えばワイヤレスリモコン
45における運転開始操作で、空気調和機と温調ユニッ
ト1とを併用した運転を開始させることも可能である。
【0015】次に上記床温調機及び空気調和機の各運転
動作について説明する。このシステムでは、上記したよ
うにリモコン等からの指示に基づいて、冷房運転又は暖
房運転が可能である。そこで、まず室内の冷房運転のみ
を行う場合には、温調ユニット1側の電動膨張弁29を
閉じた状態において、四路切換弁23を図1に示す実線
方向とは逆方向に切り換え、圧縮機21を駆動する。す
ると冷媒が圧縮機21から順に室外熱交換器19、減圧
機構22、室内熱交換器20と流通し、室外熱交換器1
9が凝縮器として機能すると共に、室内熱交換器20が
蒸発器として機能し、これによって、冷房運転を行うこ
とができる。
【0016】一方、室内の暖房運転のみを行う場合に
は、温調ユニット1側の電動膨張弁29を小開度に維持
した状態において、四路切換弁23を図1に示す実線方
向に切り換え、圧縮機21を駆動する。すると冷媒が圧
縮機21から順に室内熱交換器20、減圧機構22、室
外熱交換器19と流通し、室外熱交換器19が蒸発器と
して機能すると共に、室内熱交換器20が凝縮器として
機能し、これによって、暖房運転を行うことができる。
【0017】また、床暖房運転のみを行う場合には、上
記室内ユニット18側の電動膨張弁30を小開度に維持
し、温調ユニット1側の電動膨張弁29を開いた状態に
おいて、圧縮機21を駆動し、水熱交換器16を凝縮器
として機能させると共に、室外熱交換器19を蒸発器と
して機能させる。そして、この状態で上記温調ユニット
1内の循環ポンプを駆動する。すると、膨張タンク7内
の温調水8が往き管10内に流出し、温調水配管3及び
温調水循環パイプ11を介して戻り管12に返流され、
次いで熱交換路13を流通する。このとき凝縮器として
機能している水熱交換器16によって、上記熱交換路1
3を流れる温調水8が加熱され、その後、膨張タンク7
内へと供給される。そしてこのような運転を継続して行
うことによって、床暖房運転を行うことができる。また
本実施の形態においては、主に床暖房について述べてい
るが、上記室外熱交換器19を凝縮器として機能させる
と共に、水熱交換器16を蒸発器として機能させれば、
温調水8が冷却されるため、これによって床冷房運転を
行うこともできる。さらに上記室内ユニット18と温調
ユニット1との両側の電動膨張弁29、30を両方とも
開とすることにより、室内と床との冷暖房を同時に行う
ことも可能である。
【0018】図2には、本発明の実施形態の特徴的な床
温調機の弁制御機構の制御ブロック図を、また図3には
その回路図を示している。同図に示すように、この床温
調機は、温調ユニット1に設けた本体制御部51を有し
ており、本体制御部51は、マイコン等より成る主制御
部52と、タイマ53、駆動回路54を有している。タ
イマ53は、熱動弁15の開弁指令が出力されて、特定
の熱動弁15に通電した後、次の熱動弁15に通電する
までの時間をカウントを開始するもので、特定の熱動弁
15への通電開始後、一定時間(例えば、1.5分)が
経過するとタイムアップ信号を主制御部52に出力す
る。上記駆動回路54は、主制御部52からの指令によ
り、次の熱動弁15に通電すべく、これに対応するリレ
ー55をON動作させる。なお、図3において、56は
ヒューズである。
【0019】次に、本実施形態のヒートポンプ式床温調
機の弁制御機構の制御方法について、図4のフローチャ
ートに基づいて説明する。まず、リモコン46の操作に
よって床暖房運転指令が出力されると、ステップS1に
おいて、熱動弁15のON指令が出力される。そうする
とまず、1番目の熱動弁15に通電が開始される(ステ
ップS2)。そしてその後、一定時間(1.5分)が経
過すると、2番目の熱動弁15に通電が開始される(ス
テップS3)。このように、この実施の形態では、1個
ずつ順に熱動弁15への通電がなされることになるので
ある。
【0020】以上のように本実施の形態によれば、熱動
弁15への通電を順に遅延させて行うようにしているの
で、突入電流を従来よりもすくなくでき、そのため配
線、コネクタ、リレー等の電気部品として小容量のもの
が使用でき、またノイズ対策も簡素化できる。この場
合、制御構成としては、例えばタイマを使用すればよい
ので、その構成は簡素なものとなり、また製造コストを
抑制できる。さらに、装置の動作信頼性も充分に確保す
ることが可能である。
【0021】以上にこの発明の具体的な実施の形態につ
いて説明したが、この発明は上記形態に限定されるもの
ではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施するこ
とができる。すなわち本実施の形態では、加熱源として
ヒートポンプ式加熱源を用いたが、ガス等の他の熱源を
利用したものであっても上記と同様に実施可能である。
また上記実施形態では、温調機器に床温調パネル2を用
いたが、これ以外のもの、例えばファンコイルユニット
等を用いた温調装置にも適用することが可能である。さ
らに、上記では熱動弁15に対する通電タイミングを1
個ずつ順に遅延させる例を示しているが、複数個の熱動
弁15を1グループとし、各グループ毎に通電タイミン
グを順に遅延させるようにしてもよい。また、上記では
熱動弁15に対して通電することによって開動作させる
例を示しているが、通電により閉動作させる場合にも上
記と同様にその適用が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上のように請求項1の温調装置の弁制
御機構によれば、熱動弁への通電を順に遅延させて行う
ようにしているので、突入電流を従来よりもすくなくで
き、そのため配線、コネクタ、リレー等の電気部品とし
て小容量のものが使用でき、またノイズ対策も簡素化で
きる。この場合、制御構成としては、例えばタイマを使
用すればよいので、その構成は簡素なものとなり、また
製造コストを抑制できる。さらに、装置の動作信頼性も
充分に確保することが可能である。また、この請求項1
の実施に際しては、熱動弁への通電は、請求項2のよう
に、1個ずつ順に行ってもよいし、また請求項3のよう
に、複数個の熱動弁より成るグループ毎に順に行っても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の前提となるヒートポンプ式
床温調機の水系統及び冷媒系統を示す回路図である。
【図2】上記ヒートポンプ式床温調機の弁制御機構の制
御ブロック図である。
【図3】上記ヒートポンプ式床温調機の弁制御機構の回
路図である。
【図4】上記ヒートポンプ式床温調機における弁制御機
構の制御フローチャートである。
【図5】熱動弁の構造を説明するための縦断面図であ
る。
【図6】熱動弁の同時動作に必要な突入電流を説明する
ためのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 温調ユニット 2 床温調パネル(温調機器) 9 循環ポンプ 15 熱動弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温調水を送出するポンプ(9)と、床暖
    房パネルのような温調機器(2)とを配管接続すること
    によって水循環経路を構成し、上記水循環経路に、運転
    停止時に水循環経路を遮断する熱動弁(15)の複数個
    を介設した温調装置において、複数の熱動弁(15)の
    開度を同時に制御するに際して、いずれかの熱動弁(1
    5)に通電を開始してその動作を行わせた後、一定時間
    経過後に他の熱動弁(15)に通電することを特徴とす
    る温調装置の弁制御機構。
  2. 【請求項2】 上記熱動弁(15)への通電は、1個ず
    つ順に行うことを特徴とする請求項1の温調装置の弁制
    御機構。
  3. 【請求項3】 上記熱動弁(15)への通電は、複数個
    の熱動弁(15)より成るグループ毎に順に行うことを
    特徴とする請求項1の温調装置の弁制御機構。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010095089A2 (en) 2009-02-18 2010-08-26 Uponor Innovation Ab Controlling a heating/cooling system
JP2010203744A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Daikin Ind Ltd 暖房装置

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