JP2001336562A - 油圧緩衝器のピストン - Google Patents

油圧緩衝器のピストン

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JP2001336562A
JP2001336562A JP2000154726A JP2000154726A JP2001336562A JP 2001336562 A JP2001336562 A JP 2001336562A JP 2000154726 A JP2000154726 A JP 2000154726A JP 2000154726 A JP2000154726 A JP 2000154726A JP 2001336562 A JP2001336562 A JP 2001336562A
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JP
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port
piston
compression
inlet
introduction hole
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JP2000154726A
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Hidenori Fujii
英紀 藤井
Toshihiko Hidaka
俊彦 日高
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KYB Corp
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Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油圧緩衝器を構成するピストンにおける伸側
ポート及び圧側ポートの穿孔長を短くして、加工時間を
短縮すること。 【解決手段】 ピストン105の金型による成形段階
で、作動油の出口端に環状の開口窓105C,105D
と、この開口窓に連通するとともにピストンの軸線に平
行な任意の長さの導入穴105E,105Fとを形成
し、次いで導入穴に対して位置合わせしながら、導入穴
より通路面積の小さい入口側ポート105A,105B
をドリル加工で穿設して導入穴に連通させ、開口窓10
5C,105Dと導入穴105E,105Fと入口側ポ
ート105A,105Bとで、それぞれ伸側ポートP1
と圧側ポートP2とを構成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の懸架装置な
ど車体の振動を抑制する油圧緩衝器に関し、詳しくはピ
ストンの伸側ポートと圧側ポートの加工を容易にすると
ともに、減衰力のばらつきを減少させることのできる油
圧緩衝器のピストンに関する。
【0001】
【従来の技術】この種の油圧緩衝器としては、例えば、
図2に示すようなものが知られているが、まず、その構
造の概要を図面に基づいて説明する。
【0002】車体と車輪との間に結合部材を介して取付
けられる油圧緩衝器は、ピストンロッド1にピストン5
と伸側減衰力を制御するピストンバルブを組み付け、そ
れを摺動自在に収容するとともに、下端部に圧側減衰力
を制御するベースバルブを装着したシリンダ21を外筒
22に収容し、外気を遮断するシール24とロッドガイ
ド23とを収容したパッキンケース25を外筒22の上
部から嵌挿した後、外筒22の上端部を全周溶接等によ
り密封して形成されている。そして、シリンダ21と外
筒22の間にはタンク室Dが形成される。
【0003】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が上昇する際には、密閉された上部室Aの作
動油は、ピストンバルブを介して下部室Bに流出し、こ
の際の通路抵抗が伸側減衰力となる。
【0004】ピストンロッド1の上昇によって不足する
ピストンロッド退出体積分の作動油は、前記シリンダ2
1の下端部に配設されたベースバルブを介してタンク室
Dに連なる底部室Cより補充される。
【0005】つぎに、伸側減衰力を制御するピストンバ
ルブについて説明すると、ピストンロッド1の下端部に
は上部よりも小径のインロー部1Aが設けられ、ここに
リーフバルブ3と切欠きリーフバルブ4からなる逆止弁
CVの最大撓みを規制するバルブストッパ2,外径がリ
ーフバルブ3及び切欠きリーフバルブ4の撓みの支持径
となる環座7,リーフバルブ3,当該リーフバルブ3の
下側に重畳され外周に切欠き4Aを設けた切欠きリーフ
バルブ4,上面が切欠きリーフバルブ4に対向するピス
トン5を順次嵌挿する。
【0006】シリンダ21内を上部室Aと下部室Bに区
画し外周にガイド5Eを巻着したピストン5には、上部
室Aと円環状の伸側開口窓5Cとを連通する伸側ポート
5Aが穿孔されるとともに、下部室Bと円環状の圧側開
口窓5Dとを連通する圧側ポート5Bが穿孔されてい
る。
【0007】上記伸側開口窓5Cには、リーフバルブ6
からなる伸側減衰弁PVが対向している。続いて、外径
が当該リーフバルブ6の撓みの支持径となる環座7,リ
ーフバルブ6の最大撓みを規制するバルブストッパ8を
順次組み付け、最後にピストンナット9をインロー部1
Aのねじ部に螺着し、締付け工具により締結することに
よりピストンバルブが構成される。
【0008】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が上昇する所謂伸長工程において、ピストン
速度が小さくピストンの伸側開口窓5Cと下部室B間の
圧力差が小さい所謂低速域においては、リーフバルブ6
は伸側開口窓5Cを覆窓している。
【0009】このため上部室Aの圧油は、切欠きリーフ
バルブ4の切欠き4Aを通り、ピストンの圧側開口窓5
D及び圧側ポート5Bを介して下部室Bに流出し、この
際の通路抵抗により、ピストン速度のほぼ2乗に比例す
る低速域の伸側減衰力を発生する。
【0010】ピストン速度が増大するに伴い切欠きリー
フバルブの切欠き4Aを通過する流量も増え、切欠き前
後の圧力差も増大する。ピストン速度が中速域に近づく
につれ、伸側ポート5Aを介して上部室Aに連通するピ
ストンの伸側開口窓5Cと下部室B間の圧力差が大きく
なるので、伸側開口窓5Cに対向して配設されているリ
ーフバルブ6の外周側が、その合成された撓み剛性に打
ち勝って、伸側開口窓5Cの外側シート面から押し開か
れ、作動油が下部室Bに流出し、この際の通路抵抗と伸
側ポート5Aの通路抵抗とにより中速域以降の伸側減衰
力を発生する。リーフバルブ6の撓み剛性と伸側ポート
5Aの通路面積を適当に選択することにより、所要の減
衰力特性を得ることができる。
【0011】以上の説明は、作動油の充満したシリンダ
21内をピストンロッド1が上昇する伸長側についてで
あるが、逆に、ピストンロッド1が下降する際には、密
閉された下部室Bの作動油は、まず圧側ポート5Bを通
り、リーフバルブ3と切欠きリーフバルブ4からなる逆
止弁CVの合成された撓み剛性に打ち勝ってその外周側
を押し開き、負圧となる上部室Aに補充される。
【0012】この分を除いた下部室Bの作動油は、シリ
ンダ21の下端部に装着されたベースバルブを介して、
下部室Bよりタンク室Dに連なる底部室Cに流出し、こ
の際の通路抵抗が圧側減衰力となる。
【0013】つぎに、圧側減衰力を制御するベースバル
ブについて説明すると、まず、ガイド11の段部11A
に、背面からバルブスプリング12に付勢されたノンリ
タンバルブ13からなる吸い込み弁DVを上下動自在に
案内するとともに、下側の軸部11Aに、上面がノンリ
タンバルブ13に対向するバルブケース15を嵌挿す
る。
【0014】シリンダ21の下端に嵌着され下部室Bと
底部室Cを区画するバルブケース15には、底部室Cと
円環状の下部室側開口窓15Dとを連通する外周ポート
15A、及び、下部室Bと円環状の底部室側開口窓15
Cとを連通する内周ポート15Bが形成されている。
【0015】続いて、ガイド11の軸部11Aに、上記
バルブケースの下部室側開口窓15Dに対向するリーフ
バルブ16からなる圧側減衰弁BV,更に、外径が当該
リーフバルブ16の撓みの支持径となる環座17,リー
フバルブ16の最大撓みを規制するバルブストッパ18
を順次組み付け、最後に、ガイドの軸部11Aの下端部
を工具により加締めることによりベースバルブが構成さ
れる。
【0016】作動油の充満したシリンダ21内をピスト
ンロッド1が下降する所謂収縮工程において、ピストン
速度が小さくバルブケースの底部室側開口窓15Cと底
部室C間の圧力差が小さい所謂低速域においては、リー
フバルブ16は、底部室側開口窓15Cを覆窓してい
る。
【0017】このため下部室Bの圧油は、ノンリタンバ
ルブ13に設けられたオリフィス13A,下部室側開口
窓15D,外周ポート15Aを介して底部室Cに開放さ
れ、この際の通路抵抗により、ピストン速度のほぼ2乗
に比例する低速域の圧側減衰力を発生する。
【0018】ピストン速度が増大するに伴いオリフィス
13Aを通過する流量も増え、オリフィス前後の圧力差
も増大する。ピストン速度が中速域に近づくにつれ、ノ
ンリタンバルブ13の内周側開口部13B,バルブケー
スの内周ポート15Bを介して下部室Bに連通するバル
ブケースの底部室側開口窓15Cと底部室C間の圧力差
が大きくなるので、底部室側開口窓15Cに対向して配
設されているリーフバルブ16の外周側が、その合成さ
れた撓み剛性に打ち勝って底部室側開口窓15Cの外側
シート面から押し開かれ、作動油が底部室Cに流出し、
この際の通路抵抗と内周ポート15Bの通路抵抗とによ
り中速域以降の圧側減衰力を発生する。
【0019】逆にピストンロッド1が上昇する際には、
底部室Cからバルブケースの外周ポート15Aを通り、
背面からノンリタンバルブ13を付勢しているバルブス
プリング12の設定荷重に打ち勝って、ノンリタンバル
ブ13を押し開き、ピストンロッド1の退出体積分の作
動油が下部室Bに補充される。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】ピストンの上下面に形
成した圧側開口窓5D及び伸側開口窓5Cは、円環状に
なっているので、燒結金属の成型工程及び焼結後の修正
工程であるサイジング工程ともに、円環状の突条を備え
た金型で押圧することより、これら開口窓の開口面積の
ばらつきを小さく精度よく仕上げることができるため、
安定した減衰力を発生することができる。
【0021】しかし、上部室Aと伸側開口窓5Cを連通
する伸側ポート5A,下部室Bと圧側開口窓5Dを連通
する圧側ポート5Bは共に穿孔長が長く、特にポート径
が細い場合はドリル折損の怖れがあるため、加工速度を
上げるのが難しいと言う問題があった。
【0022】本発明は、以上のような実情に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、ピストンの
伸側ポート及び圧側ポートの穿孔長を短くして、加工時
間を短縮することのできる油圧緩衝器のピストンを提供
することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ内に
ピストンを介してピストンロッドが移動自在に挿入さ
れ、ピストンはシリンダ内に上部室と下部室とを区画
し、ピストンには上部室と下部室とを連通する伸側ポー
トと圧側ポートとを設け、伸側ポートの出口端に伸側減
衰弁を開閉自在に設け、圧側ポートの出口端に圧側減衰
弁を開閉自在に設けている油圧緩衝器を前提とする。
【0024】課題を解決するため本発明の採った手段
は、上記伸側ポートと圧側ポートとを、それぞれ任意の
長さの入口側ポートと、この入口側ポートに連通すると
ともに入口側ポートより通路面積を拡げた任意の長さの
導入穴と、導入穴に連通する出口側の環状の開口窓とで
構成したことである。
【0025】ピストンの導入穴は、伸側又は圧側ポート
よりも通路面積を拡げた円形、或いは楕円形、又は半径
方向の巾に対して円周方向の巾を拡げた扇状の長穴と
し、それぞれの先端部に半円状の丸みをつけることによ
り、伸側及び圧側ポートの導入穴への開口位置がそれぞ
れの導入穴に収まる範囲で、円周方向の位置ずれが許容
できるようになるため、伸側又は圧側ポートを穿孔する
際の導入穴に対する位置合わせが容易になる。
【0026】前記手段を実現する具体的なピストンの構
造としては、金型による成形段階で、作動油の出口端に
環状の開口窓と、この開口窓に連通するとともにピスト
ンの軸線に平行な任意の長さの導入穴とを形成し、次い
で上記導入穴に対して位置合わせしながら、当該導入穴
より通路面積の小さい入口側ポートをドリル加工で穿設
して導入穴に連通させ、開口窓と導入穴と入口側ポート
とで、それぞれ伸側ポートと圧側ポートとを構成させる
ことが望ましい。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明に係わる油圧緩衝器は、図
2の従来技術と同じ基本構造を備え、ピストンロッド1
がその下端部に装着されたピストンを介して、シリンダ
21内に移動自在に挿入されるとともに、上部室Aと下
部室Bを区画する。また、シリンダ21の下端部にはバ
ルブケースが嵌着され、同じく下部室Bと底部室Cを区
画している。
【0028】まず、図1(A)〜(D)に示す本発明の
実施形態について説明する。従来技術で説明したピスト
ンバルブとの相違部品は、ピストン105のみである。
伸側ポート及び圧側ポートの穿孔を容易にするには、穿
孔長をポート径に対して短くすればよい。
【0029】これを実現する方法としては、図1(A)
〜(D)に示すように、従来のピストンと同様な伸側及
び圧側の円環状の開口窓105C,105Dに、金型に
よる成形段階で、伸側及び圧側の入口側ポート105
A,105Bよりも通路面積を拡げた伸側及び圧側の導
入穴105E,105Fを、それぞれピストンの軸線に
平行且つ貫通させないで設けておけばよい。
【0030】この場合、伸側ポートP1は、入口側ポー
ト105A,導入穴105Eおよび開口窓105Cで構
成され、圧側ポートP2は、入口側ポート105B,導
入穴105Fおよび開口窓105Dで公正されるとして
いる。
【0031】伸側及び圧側の入口側ポート105A,1
05Bは、上記導入穴105E,105Fに対して位置
合わせをし、伸側及び圧側の入口側ポート105A,1
05Bがそれぞれ導入穴105E,105Fの先端部で
開口するように穿孔する。伸側及び圧側の入口側ポート
105A,105Bは穿孔長が短くなるので、ポート径
が細い場合でも加工時間を短縮することができる。
【0032】また、伸側及び圧側の入口側ポート105
A,105Bが開口する導入穴105E,105Fの先
端に半円状の丸みをつけておけば、伸側及び圧側の入口
側ポートは導入穴の先端部に全て90度以上の鈍角で開
口するため、開口部のバリの発生を防止することができ
る。
【0033】図1(B)に示すピストンの上面側では、
導入穴105Fが円形である場合を例示したが、導入穴
は必ずしも円形である必要はなく、図1(D)に示すピ
ストンの底面側に例示するように、半径方向を短径とし
円周方向を長径とする楕円形、又は、半径方向の巾に対
して円周方向の巾を扇形に拡げた長穴としてもよい。こ
のようにすれば、伸側及び圧側の入口側ポートの導入穴
への開口位置がそれぞれの導入穴に収まる範囲で、円周
方向の位置ずれが許容できるようになるため、伸側及び
圧側の入口側ポートを穿孔する際の導入穴に対する位置
合わせが容易になる。
【0034】伸側及び圧側の入口側ポートのポート数
は、多軸盤による同時加工を容易にするため、n=2,
3,6個にすることが多いので、導入穴は最小公倍数で
ある6個とし、所要の減衰力に応じて導入穴を選択して
入口側ポートを穿孔する。具体的には、n=2の場合は
ピストンの軸心を対称に2個,n=3の場合は正三角形
の各頂点になるように3個を選択して穿孔し、n=6の
場合は全ての導入穴に穿孔する。図1(B)に示す伸側
の入口側ポート105Aは3個、図1(D)に示す圧側
の入口側ポート105Bは6個の場合を例示している。
【0035】
【発明の効果】以上詳述した通り請求項1及び請求項3
の発明によれば、ピストンの上下面に形成した伸側及び
圧側の円環状の開口窓に、金型による成形段階で、伸側
及び圧側の入口側ポートよりもそれぞれ通路面積を拡げ
た伸側及び圧側の導入穴を、ピストンの軸線に平行且つ
貫通させないで設け、伸側及び圧側の入口側ポートを、
上記導入穴に対して位置合わせをし、伸側及び圧側の入
口側ポートが導入穴の先端部で開口するように穿孔する
ため、伸側及び圧側の入口側ポートは穿孔長が短くなる
ので、ポート径が細い場合でも加工が容易になる。
【0036】また請求項2の発明によれば、上記導入穴
を、円形、或いは半径方向を短径とし円周方向を長径と
する楕円形、又は半径方向の巾に対して円周方向の巾を
扇形に拡げた長穴とすれば、伸側及び圧側の入口側ポー
トの導入穴への開口位置が導入穴に収まる範囲で、円周
方向の位置ずれが許容できるようになるため、伸側及び
圧側の入口側ポートを穿孔する際の導入穴に対する位置
合わせが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明に係わる油圧緩衝器の要部断面図
である。 (B)本発明に係わるピストンの上面図である。 (C)本発明に係わるピストンのX−O−Y断面図であ
る。 (D)本発明に係わるピストンの底面図である。
【図2】従来技術に係る油圧緩衝器の縦断面図である。
【符号の説明】
A 上部室 B 下部室 CV 逆止弁 PV 伸側減衰弁 1 ピストンロッド 21 シリンダ 105 ピストン 105A,105B 入口側ポート 105C,105D 環状の開口窓 105E,105F 導入穴 P1 伸側ポート P2 圧側ポート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ内にピストンを介してピストン
    ロッドが移動自在に挿入され、ピストンはシリンダ内に
    上部室と下部室とを区画し、ピストンには上部室と下部
    室とを連通する伸側ポートと圧側ポートとを設け、伸側
    ポートの出口端に伸側減衰弁を開閉自在に設け、圧側ポ
    ートの出口端に圧側減衰弁を開閉自在に設けている油圧
    緩衝器において、上記伸側ポートと圧側ポートとを、そ
    れぞれ任意の長さの入口側ポートと、この入口側ポート
    に連通するとともに入口側ポートより通路面積を拡げた
    任意の長さの導入穴と、導入穴に連通する出口側の環状
    の開口窓とで構成したことを特徴とする油圧緩衝器のピ
    ストン。
  2. 【請求項2】 上記ピストンの導入穴は、円形、或いは
    楕円形,又は半径方向の巾に対して円周方向の巾を拡げ
    た扇状の長穴に形成し、先端部に半円状の丸みをつけた
    ことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器のピスト
    ン。
  3. 【請求項3】 作動油の流通を許容する伸側ポートと圧
    側ポートを設けているピストンにおいて、金型による成
    形段階で作動油の出口端に環状の開口窓と、この開口窓
    に連通するとともにピストンの軸線に平行な任意の長さ
    の導入穴とを形成し、次いで上記導入穴に対して位置合
    わせしながら、当該導入穴より通路面積の小さい入口側
    ポートをドリル加工で穿設して導入穴に連通させ、開口
    窓と導入穴と入口側ポートとで、それぞれ伸側ポートと
    圧側ポートとを構成させることを特徴とするピストンの
    ポート成形方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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