JP2001336025A - 全芳香族ポリアミド繊維、染色された全芳香族ポリアミドおよびその製造方法 - Google Patents

全芳香族ポリアミド繊維、染色された全芳香族ポリアミドおよびその製造方法

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JP2001336025A
JP2001336025A JP2000155588A JP2000155588A JP2001336025A JP 2001336025 A JP2001336025 A JP 2001336025A JP 2000155588 A JP2000155588 A JP 2000155588A JP 2000155588 A JP2000155588 A JP 2000155588A JP 2001336025 A JP2001336025 A JP 2001336025A
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dyeing
aromatic polyamide
wholly aromatic
dye
polyamide fiber
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Shoji Kawaguchi
昭次 川口
Nobuyoshi Omoto
信義 尾本
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Du Pont Toray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】極性溶媒を使わず、またキャリャー・フリーの
やさしい環境対応で、汎用繊維に適用される従来の染色
設備を使って多様な色相に染色可能なアラミド繊維およ
び染色されたアラミド繊維を提供する。 【解決手段】紡出後、常に水分率が15%以上に保持し
た全芳香族ポリアミド繊維であって、該繊維を特定の染
料を用いて特定の処理条件で処理した場合に染料吸着量
が90%以上であることを特徴とする全芳香族ポリアミ
ド繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易に染色可能な
全芳香族ポリアミド繊維(以下アラミド繊維と言う)、
染色されたアラミド繊維および染色されたアラミド繊維
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アラミド繊維は、高強度、高モジュラス
を有し、タイア、ベルト、光ファイバーコード、ロープ
などに用いられているのは良く知られている。また、5
00℃という有機繊維では最も高い水準の熱分解温度を
持ち、限界酸素指数が29で、本質的に燃えにくい素材
であることや、刃物によって切りにくいことから、手袋
や作業着などの安全防護衣料やスポーツ衣料、消防防火
服などの耐熱服などに広く利用されている。
【0003】しかしながらアラミド繊維は結晶性が高
く、分子間結合が強固で緻密な分子構造を有しているた
め、他の汎用繊維に適用される染色技術により染色する
ことが困難なことから素材本来の黄金色のまま使用され
ることが多い。これの改善として次のような手段が提案
されている。
【0004】特開平8-260362号公報には、繊維膨潤剤を
用いて、特定のカチオン系染料により、130℃以上で
染色する方法が提案されている。また特許第2934767号
公報には、特定の溶媒で前処理を行って染色する方法が
開示されている。特開平10−102384号公報には易染タイ
プのアラミド繊維をカチオン染料を用いてキャリヤー染
色する方法が開示されている。特開平5-209372号公報に
は、共重合パラ系アラミド繊維を分子量400以下の分
散染料の水分散液で160℃以上に加熱して染色する方
法が提案されている。また、特開平9-87978号公報、特
開平9-87979号公報には、パラ系アラミド繊維をジメチ
ルスルフォオキシドなどの極性溶媒で処理した後200
℃で高圧染色をする方法が提案されている。また、特開
平2−41414号公報には紡糸ドープ中に有機顔料を添加す
る、いわゆる原着法が提案されている。特開昭63-15240
8号公報には、パラ配向型アラミドを、紡糸直後の凝固
時に張力を緩和した工程に導いて染色液に接触させる方
法が提案されている。さらに特開平7-258980号公報に
は、固有粘度が2.5dl/g以下であるパラ系芳香族ポリア
ミドを水で膨潤させた状態で染料液に接触させる方法が
提案されている。
【0005】しかし、これらの提案のいずれも着色しう
る色相、染着度の範囲が限られ、汎用繊維に適用される
従来の染色設備が使用できなかったり、また極性溶媒、
キャリヤーを使うことにより廃液、作業の環境などの問
題を有していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は繊維を
膨潤させる極性溶媒やキャリヤーを用いることのない、
環境に優しい処方で、かつ、汎用繊維に適用される従来
の染色設備を使って多様な色相に容易に染色できるアラ
ミド繊維、染色されたアラミド繊維および染色されたア
ラミド繊維の製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する為本
発明は次の手段を採るものである。
【0008】1.紡出後、常に下記式(1)で表される
水分率Wを15%以上に保持した全芳香族ポリアミド繊
維であって、該繊維をカラーインデックス番号C. I. Ba
sicRed 14の染料を用いて下記処理条件(A)で処理した
場合に下記式(2)で表される染料吸着量Qが90%以
上であることを特徴とする全芳香族ポリアミド繊維。
【0009】 W=[(W1−W2)/W1]×100 −−−(1) W1:全芳香族ポリアミド繊維の重量 W2:100℃で2時間乾燥後の全芳香族ポリアミド繊
維の重量 Q=[(D1ーD2)/D1]×100 −−−(2) D1:染色前の染料量 D2:染色後の染料量 処理条件(A):次の染色条件で染色し、染色前と染色
後の染浴中の染料量を比色計により吸光度を測定し求め
る。
【0010】染料:C.I.Basic Red 14 1%(乾燥後の繊
維重量に対する濃度) pH調整剤:酢酸ナトリウム 5g/l (pH8) 浴比: 20:1 温度: 60℃ 時間: 60分 ただし、常温から染め始め、30分間徐々に所定の温度
まで上げた後60分間持続する。
【0011】2.上記1.に記載の全芳香族ポリアミド
繊維を染色した、染色された全芳香族ポリアミド繊維。
【0012】3.上記1.に記載の全芳香族ポリアミド
繊維を繊維膨潤剤を使用しないで、好ましくはカチオン
染料または分散染料を用いて染色する、染色された全芳
香族ポリアミド繊維の製造方法。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明におけるアラミド繊維は、
主鎖中に芳香族環を有するポリアミドからなる繊維であ
り、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド、およびポ
リ−p−フェニレンテレフタルアミド/3−4’ジフェ
ニルエーテルテレフタルアミド共重合体からなる繊維が
望ましい。
【0014】本発明でいう繊維とはフィラメント、ステ
ープルファイバー、スライバー、トップ、紡績糸、不織
布、織物 、編物等を含む概念である。
【0015】本発明において、常に水分量を15%以上
に保持するとは、繊維を紡糸して、それ以降繊維中の水
分含量が15%未満の乾燥状態になった経緯がないこと
を意味する。
【0016】繊維中の水分含量は15%以上であるが、
50未満が好ましく、より好ましくは20%〜45%、
さらに好ましくは25%〜40%の範囲である。水分率
が一度でも15%未満になると、繊維の構造が緻密にな
り、染色性向上効果が得られない。一方水分率が多いの
は染色性には特に問題はないが、50%を越えても染色
性の向上効果はそれほど大きくならず、また染色チーズ
のリワインド時に糸と糸が絡み糸切れが起きやすく、染
色チーズ巻き取り工程の通過性も好ましくない。
【0017】また、本発明の全芳香族ポリアミドは繊維
履歴として、常に90℃以下に保持されていることが好
ましい。一度90℃を超えるとやはり、繊維構造が緻密
になり易いからである。
【0018】本発明においては、このような物性を有す
るパラ系アラミド繊維を染色処理する。染色の方法は特
別な設備や特殊な染料と助剤を必要とせずに、汎用繊維
の染色設備を用いて、カチオン染料、分散染料等を用い
て染色が達せられる。ここで言うカチオン染料とは、水
に可溶性で、染料イオンがカチオンである染料をいい、
アクリル繊維あるいはカチオン可染型ポリエステル繊維
などの染色に用いられているものである。また塩基性基
を封鎖することにより分散型にしたカチオン染料も用い
る事ができる。例えばジアリルメタン系およびトリアリ
ルメタン系、キノンイミン(アジン、オキサジン、チア
ジン)系、キサンテン系、メチン系(ポリメチン、アザ
メチン)、複素環アゾ系(トリアゾールアゾ、チアゾー
ルアゾ、ベンゾチアゾール)、共役型カチオン染料、ア
ントラキノン系が挙げられる。
【0019】分散染料とは、水に難溶性で水中に分散し
た系からアセテートやポリエステル繊維などの疎水性繊
維の染色に用いられる染料である。例えばベンゼンアゾ
系(モノアゾ、ジスアゾなど)、複素環アゾ系(チアゾ
ールアゾ、ベンゾチアゾールアゾ、キノリンアゾ、ピリ
ゾンアゾ、イミダゾールアゾ、チオフェンアゾなど)、
アントラキノン系、縮合系(キノフタリン、スチリル、
クマリンなど)などが挙げられる。
【0020】本発明のカチオン染料の染色方法において
は、染色温度を60℃〜130℃を基準として、常圧染
色で十分な染着度が得られる。分散染料の染色温度は1
20℃〜140℃を基準として、125℃〜135℃の
高圧染色が好ましい。
【0021】フィラメントの形態で、多種類の色を後染
めする染色工程では、紡糸後に巻き取ったボビンから染
色が可能なチーズにチーズ巻き取り機でリワインドする
工程をえて、チーズ染色機に投入される。
【0022】本発明の染色された全芳香族ポリアミド繊
維はあらゆる色に染色されているので、作業服、手袋、
靴下、消防防火服、炉前服等の防護衣料、スキー、スノ
ーボード、登山、モーターボートなどに用いるスポーツ
衣料、建築や工場などの作業用ユニフォーム、劇場、映
画館、列車、自動車などの座席シートなどに用いること
ができる。
【0023】
【実施例】以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明す
る。実施例中の物性は次の測定によった。
【0024】(水分率)水分率の測定は、JIS L1013に
準じた。
【0025】W=[(W1−W2)/W1]×100 W :水分率(%) W1:全芳香族ポリアミド繊維の重量 W2:100℃で2時間乾燥後の全芳香族ポリアミド繊
維の重量 (染料吸着量)染料吸着量の測定は、染色前と染色後の
染浴中の染料量を比色計UVー1600島津製作所製に
より吸光度を測定し求める。
【0026】Q=[(D1ーD2)/D1]×100 Q :染料吸着量(%) D1:染色前の染料量 D2:染色後の染料量 分散染料については、試薬一級エタノール(99.5%)を
用いて、染料液1に対しエタノール1の割合で染料を溶
解して吸光度を測定した。
【0027】(pH) pHの測定にあたってはディジタ
ルpH計HM-60V(東亜電波工業(株))を用いた。
【0028】(染色) 少量カセ染色はLABOMAT BFA染
色機(ワ-ナ-マチス(株)製)を用いた。
【0029】チーズ染色は汎用繊維の糸染めに用いられ
るチーズ染色機(日阪製作所)最高染色温度135℃を
用いた。 比較例1 通常の方法で得られたポリ−p−フェニレンテレフタル
アミド(以下PPTAと略す)(固有粘度=6.5)を
99.9%の濃硫酸に溶かし、ポリマー濃度19.9
%、温度80℃の紡糸ドープとし、孔径0.01mmの
細孔を1000個有する口金からわずかの間空気中へ紡
出したのち4℃の水中に導いて凝固させ、ネルソンロー
ラーに導き、8%の水酸化ナトリウム水溶液で中和処理
し、水洗後ホットローラで110℃、15秒間乾燥し
て、続いて設置されたホットローラに導いてさらに35
0℃10秒間の熱処理を行った後プラスティックのチュ
ーブに巻き取る工程をとぎれることなく通過させてフィ
ラメント数1000からなる総繊度1670dtex
(絶乾換算)の乾燥したパラ系アラミド繊維Aを得た。
【0030】この繊維の水分率は5%であつた。この繊
維を乾燥重量として10g分のカセを用いて以下のよう
に染色を行った。
【0031】染料:C.I.Basic Red 14 1%(乾燥後の繊
維重量に対する濃度) pH調整剤:酢酸ナトリウム 5g/l (pH8) 浴比: 20:1 温度: 60℃ 時間: 60分 ただし、常温から染め始め、30分間徐々に所定の温度
まで上げた後60分間持続する。
【0032】染料はAizen Cathilon Brilliant Red 4GH
200%保土ヶ谷化学工業(株)を用いた。
【0033】染色完了後の染色液は染色前とほとんど変
わらない濃度に見える。染色物は温湯および水を用いて
十分にすすぎ洗いをした後、遠心脱水機で脱水し、13
0℃で10分間乾燥した。
【0034】得られた染糸の色相は元の色相と変わらず
ほとんど染着していなかった。 比較例2 比較例1の染色温度60℃を140℃に変えた以外は比
較例1と同様の試験を行った。
【0035】得られた染糸の色相は染料が汚染した程度
である。 実施例1 通常の方法で得られたポリ−p−フェニレンテレフタル
アミド(以下PPTAと略す)(固有粘度=6.5)を
99.9%の濃硫酸に溶かし、ポリマー濃度19.9
%、温度80℃の紡糸ドープとし、孔径0.01mmの
細孔を1000個有する口金からわずかの間空気中へ紡
出したのち4℃の水中に導いて凝固させ、ネルソンロー
ラーに導き、8%の水酸化ナトリウム水溶液で中和処理
し、水洗後繊維の温度90℃以下に保持しながら乾燥し
てプラスティックのチューブに巻き取る工程をとぎれる
ことなく通過させてフィラメント数1000からなる総
繊度1670dtex(絶乾換算)のパラ系アラミド繊
維Bを得た。水分が飛散しないようにポリプロピレン・
フイルムで包装した。
【0036】この繊維の水分率は40%であつた。この
繊維を乾燥重量として10g分のカセを用いて以下のよ
うに染色を行った。
【0037】染料:C.I.Basic Red 14 1%(乾燥後の繊
維重量に対する濃度) pH調整剤:酢酸ナトリウム 5g/l (pH8) 浴比: 20:1 温度: 60℃ 時間: 60分 ただし、常温から染め始め、30分間徐々に所定の温度
まで上げた後60分間持続する。
【0038】染色完了後の染色液は透明でほとんど染料
が吸着したように見える。染色物は温湯および水を用い
て十分にすすぎ洗いをした後、遠心脱水機で脱水し、1
30℃で10分間乾燥した。
【0039】染糸は鮮明性が良好で美しい色相の優れた
品質のものであった。 実施例2〜3 パラ系アラミド繊維Bを常温で放置して水分を発散させ
て、水分率を変えて上記と同様の染色を行った。いずれ
の水準も美しい色相の優れた品質のものであった。 比較例3 比較例1のカチオン染料:C.I.Basic Red 14 の代わり
に分散染料: Sumikaron Blue E-FBL (C.I.Disperse B
lue56 住友化学工業(株) )を用いた。
【0040】染料:Sumikaron Blue E-FBL 1%(乾燥後
の繊維重量に対する濃度) pH調整剤:(酢酸/酢酸ナトリウム)でpH5に調整する。
【0041】浴比: 20:1 温度: 140℃ 時間: 60分 得られた染糸の色相は染料が汚染した程度である。
【0042】実施例4 実施例1のカチオン染料:C.I.Basic Red 14 の代わり
に分散染料: Sumikaron Blue E-FBL (C.I.Disperse B
lue56 住友化学工業(株) )を用いた。
【0043】染料:Sumikaron Blue E-FBL 1%(乾燥後
の繊維重量に対する濃度) pH調整剤:(酢酸/酢酸ナトリウム)でpH5に調整する。
【0044】浴比: 20:1 温度: 130℃ 時間: 60分 染糸は鮮明性が良好で美しい色相の優れた品質のもので
あった。 実施例5 パラ系アラミド繊維Bを温度30℃、関係湿度75%の
雰囲気でチーズ巻き取り機((株)神津製作所製)を用
いて、内径75mm、長さ180mmのプラスチックチ
ューブにポリプロピレン製のネットを被せて、乾燥重量
に換算した重さ1kgのチーズに巻き上げた。プラスチ
ックチューブを抜いてチーズ染色機のホルダーに染色チ
ーズを取り付けて、下記の染色条件で染色した。
【0045】カチオン染料:C.I.Basic Red 14 2% 分散剤 :オスピン700CD 1g/l (東海製
油工業(株)) pH調整剤 :酢酸ナトリウム 5g/l (pH8) 浴比: 10:1 温度: 80℃ 時間: 30分 常温から染め始め、60分間徐々に所定の温度まで上げ
た後30分間持続する。染色完了後はよく水で濯ぎ、真
空脱水したあと乾燥した。乾燥した染色チーズはチーズ
巻き取り機でプラスチックチューブに巻き取った。
【0046】染糸は鮮明性が良好で美しい色相の優れた
品質のものであった。 実施例6 実施例5のカチオン染料の代わりに分散染料使い、下記
の染色条件で染色した。
【0047】分散染料:Sumikaron Blue E-FBL 3%owf
(住友化学工業(株) ) 分散剤 :RAP100 1g/l (三洋化成工
業(株)) pH調整剤:(酢酸/酢酸ナトリウム)でpH5に調整する。
【0048】浴比: 10:1 温度: 130℃ 時間: 30分 常温から染め始め、70分間徐々に所定の温度まで上げ
た後30分間持続する。染色完了後はよく水で濯ぎ、真
空脱水したあと乾燥した。乾燥した染色チーズはチーズ
巻き取り機でプラスチックチューブに巻き取った。
【0049】染糸は鮮明性が良好で美しい色相の優れた
品質のものであった。
【0050】以上の結果を表1にまとめた。
【0051】
【表1】
【0052】
【発明の効果】本発明によるアラミド繊維は発色性に優
れ、実用性のある多色展開が可能である。また、染色さ
れたアラミド繊維は各種用途に適用できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H057 AA01 AA02 BA03 BA08 BA22 DA01 DA20 GA07 GA24 GA25 HA01 HA90 JA10 JB02 4L035 BB04 BB06 EE05 EE20 MG02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紡出後、常に下記式(1)で表される水分
    率Wを15%以上に保持した全芳香族ポリアミド繊維で
    あって、該繊維をカラーインデックス番号C. I.Basic R
    ed 14の染料を用いて下記処理条件(A)で処理した場合
    に下記式(2)で表される染料吸着量Qが90%以上で
    あることを特徴とする全芳香族ポリアミド繊維。 W=[(W1−W2)/W1]×100 −−−(1) W1:全芳香族ポリアミド繊維の重量 W2:100℃で2時間乾燥後の全芳香族ポリアミド繊
    維の重量 Q=[(D1−D2)/D1]×100 −−−(2) D1:染色前の染料量 D2:染色後の染料量 処理条件(A):次の染色条件で染色し、染色前と染色
    後の染浴中の染料量を比色計により吸光度を測定し求め
    る。 染料:C.I.Basic Red 14 1%(乾燥後の繊維重量に対す
    る濃度) pH調整剤:酢酸ナトリウム 5g/l (pH8) 浴比: 20:1 温度: 60℃ 時間: 60分 ただし、常温から染め始め、30分間徐々に所定の温度
    まで上げた後60分間持続する。
  2. 【請求項2】常に90℃以下に保持されたことを特徴と
    する請求項1記載の全芳香族ポリアミド繊維。
  3. 【請求項3】常に水分率50%以下に保持されたことを
    特徴とする請求項1または2記載の全芳香族ポリアミド
    繊維。
  4. 【請求項4】請求項1記載の全芳香族ポリアミド繊維を
    染色したことを特徴とする染色された全芳香族ポリアミ
    ド繊維。
  5. 【請求項5】請求項1記載の全芳香族ポリアミド繊維を
    繊維膨潤剤を使用しないで染色することを特徴とする染
    色された全芳香族ポリアミド繊維の製造方法。
  6. 【請求項6】染色がカチオン染料を用いる方法であるこ
    とを特徴とする請求項5記載の染色された全芳香族ポリ
    アミド繊維の製造方法。
  7. 【請求項7】染色が分散染料で染色することを特徴とす
    る請求項5記載の染色された全芳香族ポリアミド繊維の
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017504731A (ja) * 2013-12-30 2017-02-09 コロン インダストリーズ インク 共重合アラミド原着糸及びその製造方法

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