JP2001335665A - 難燃性エチレン系樹脂組成物及びこれを被覆してなるケーブル・電線。 - Google Patents

難燃性エチレン系樹脂組成物及びこれを被覆してなるケーブル・電線。

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JP2001335665A
JP2001335665A JP2000159334A JP2000159334A JP2001335665A JP 2001335665 A JP2001335665 A JP 2001335665A JP 2000159334 A JP2000159334 A JP 2000159334A JP 2000159334 A JP2000159334 A JP 2000159334A JP 2001335665 A JP2001335665 A JP 2001335665A
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flame
retardant
copolymer
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Akio Hayashi
昭夫 林
Ichigen Watanabe
一玄 渡辺
Koji Ishihara
康二 石原
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Nippon Unicar Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来技術で得られる難燃性エチレン系樹脂組
成物の加工性、引張特性(破壊応力、破壊歪み)、衝撃
強度、柔軟性等の機械的特性や難燃性を保持したまま、
さらにCSA規格の加熱変形特性試験を満足し、加熱変
形に対して高い抵抗性を持ち、ケーブル・電線被覆に好
適に使用される難燃性エチレン系樹脂組成物及びこれを
被覆してなるケーブル・電線の提供。 【解決手段】 エチレン−ビニルエステル共重合体又は
エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体
から選ばれる少なくとも1種の共重合体(A)50〜9
5重量%と、エチレン−α−オレフィン共重合体から選
ばれる少なくとも1種の共重合体(B)50〜5重量%
とからなるベース共重合体100重量部に、官能基含有
化合物変性エチレン系樹脂(C)2〜50重量部及びノ
ンハロゲン難燃剤(D)5〜250重量部を配合してな
る難燃性エチレン系樹脂組成物であって、示差走査熱量
測定で121℃以下の融解熱量が全融解熱量の85%以
下であることを特徴とする難燃性エチレン系樹脂組成物
及びこれを被覆してなるケーブル・電線により提供。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難燃性エチレン系
樹脂組成物及びその被覆ケーブル・電線に関し、より詳
しくは、従来のものと比べて加熱変形特性が改善され高
い難燃性を持つ、特にコンピューター用ケーブルのシー
ス層や絶縁層に好適に使用される難燃性エチレン系樹脂
組成物及びこの樹脂組成物を被覆してなる高度の加熱変
形特性を持つケーブル・電線に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ケーブル・電線被覆材等の樹脂材
料としては、塩化ビニル樹脂組成物が一般的に使用され
てきたが、近年になって、この塩化ビニル樹脂が燃焼す
る時に有毒で腐食性のあるハロゲン含有ガスを発生する
ことから、ハロゲン特に塩素に起因する人体への安全性
や環境問題、並びにハードウエアーに対する腐食に対応
するために、燃焼したとしてもハロゲン含有ガスを発生
しない熱可塑性樹脂が求められるようになった。そのた
めには、塩化ビニル樹脂に代わるベース樹脂成分とし
て、高圧法低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体等のよ
うなエチレン系樹脂が用いられ、これらのエチレン系樹
脂にノンハロゲン難燃剤を配合した種々の難燃性エチレ
ン系樹脂組成物が数多く提案されている。しかしなが
ら、上記の難燃性エチレン系樹脂組成物の場合であって
も、その樹脂組成物を被覆してなるケーブル・電線は、
国際的な基準であるNational Standar
d of Canada(CSA規格、C22.2N
o.0.3−92)に規定された絶縁・ジャケットの1
21℃における加熱変形特性試験に、必ずしも好結果を
得られるものでなかった。そのため、このCSA規格の
121℃における加熱変形特性試験で30%以下の値を
示し、ケーブル・電線、特にコンピューター用ケーブル
として要求される他の性能を満たすことのできる難燃性
エチレン系樹脂組成物の一日も早い開発が待ち望まれて
いた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
技術で得られる難燃性エチレン系樹脂組成物の加工性、
引張特性(破壊応力、破壊歪み)、衝撃強度、柔軟性等
の機械的特性や難燃性を保持したまま、さらにCSA規
格の加熱変形特性試験を満足し、加熱変形に対して高い
抵抗性を持ち、ケーブル・電線被覆に好適に使用される
難燃性エチレン系樹脂組成物及びこれを被覆してなるケ
ーブル・電線を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解決するために鋭意研究した結果、難燃性エチレン系
樹脂組成物を構成する各々の樹脂成分の融点測定によっ
ては、加熱変形特性が判定できないが、樹脂組成物の1
21℃以下の融解熱量の全融解熱量に対する割合によっ
てはじめて加熱変形特性が判定できることを見出し、本
発明を完成させた。
【0005】すなわち、本発明の第1の発明によれば、
エチレン−ビニルエステル共重合体又はエチレン−α,
β−不飽和カルボン酸エステル共重合体から選ばれる少
なくとも1種の共重合体(A)50〜95重量%と、エ
チレン−α−オレフィン共重合体から選ばれる少なくと
も1種の共重合体(B)50〜5重量%とからなるベー
ス共重合体100重量部に、官能基含有化合物変性エチ
レン系樹脂(C)2〜50重量部及びノンハロゲン難燃
剤(D)5〜250重量部を配合してなる難燃性エチレ
ン系樹脂組成物であって、示差走査熱量測定で121℃
以下の融解熱量が全融解熱量の85%以下であることを
特徴とする難燃性エチレン系樹脂組成物が提供される。
【0006】また、本発明の第2又は第3の発明によれ
ば、第1の発明において、ベース共重合体は、共重合体
(A)60〜70重量%と、共重合体(B)40〜30
重量%とからなることを特徴とする難燃性エチレン系樹
脂組成物、あるいはベース共重合体100重量部に、官
能基含有化合物変性エチレン系樹脂(C)2〜30重量
部及びノンハロゲン難燃剤(D)150〜250重量部
を配合してなることを特徴とする難燃性エチレン系樹脂
組成物が提供される。
【0007】さらにまた、本発明の第4の発明によれ
ば、エチレン−α−オレフィン共重合体は、エチレン
と、1−ヘキセン,1−オクテン、1−デセン、1−ド
デセン及び4−メチル−1−ペンテンから選択された炭
素数6以上のα−オレフィンとの共重合体であることを
特徴とする第1の発明に記載の難燃性エチレン系樹脂組
成物が提供される。
【0008】さらに、本発明の第5の発明によれば、第
1の発明乃至第4の発明のいずれかの発明において、示
差走査熱量測定で121℃以下の融解熱量が全融解熱量
の80%以下であることを特徴とする難燃性エチレン系
樹脂組成物が提供される。さらにまた、本発明の第6の
発明によれば、第1の発明乃至第5の発明のいずれかの
発明により得られる難燃性エチレン系樹脂組成物を被覆
してなるケーブル・電線が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。
【0010】1.ベース共重合体 本発明において使用されるベース共重合体は、エチレン
−ビニルエステル共重合体又はエチレン−α,β−不飽
和カルボン酸エステル共重合体から選ばれる少なくとも
1種の共重合体(A)50〜95重量%と、エチレン−
α−オレフィン共重合体から選ばれる少なくとも1種の
共重合体(B)50〜5重量%とからなる。
【0011】本発明において使用されるエチレン−ビニ
ルエステル共重合体は、通常、高圧ラジカル重合法で製
造される。エチレンと共重合されるビニルエステルモノ
マーとしては、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、カプ
ロン酸ビニル、ラウリル酸ビニル、ステアリン酸ビニ
ル、トリフロロ酢酸ビニル等が挙げられるが、この中で
も酢酸ビニルが好適に使用される。
【0012】本発明において使用されるエチレン−α,
β−不飽和カルボン酸共重合体は、通常、高圧ラジカル
重合法で製造される。エチレンと共重合されるα,β−
不飽和カルボン酸モノマーとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸シ
クロヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステア
リル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル
酸ステアリル、メタクリル酸グリシジル、マレイン酸モ
ノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸ジエチ
ル、フマル酸モノエチル等が挙げられる。この中では、
アクリル酸アルキル、特にアクリル酸エチルが好まし
い。
【0013】また、本発明において使用される共重合体
(A)は、特性的にはメルトマスフローレートが0.5
〜50g/10分、好ましくは0.5〜10g/10分
で、モノマーの含有量が5〜40重量%、好ましくは1
0〜35重量%のものである。メルトマスフローレート
が0.5g/10分未満であると、加工性が低下し、一
方、50g/10分を超えると、得られる樹脂組成物の
破壊応力、破壊歪み、衝撃強度等の機械的特性が低下す
るので望ましくない。また、ビニルエステルモノマーま
たはα,β−不飽和カルボン酸モノマーの含有量が5重
量%未満であると、加工性は低下すると共に難燃剤の均
一な分散が難しくなり、一方、40重量%を超えると、
得られる樹脂組成物の機械的特性が低下するので望まし
くない。特に好適な共重合体(A)は、それ自体の難燃
性と難燃剤の分散性に優れたエチレン−酢酸ビニル共重
合体である。
【0014】また、本発明において使用される、エチレ
ン−α−オレフィン共重合体から選ばれた1種以上の共
重合体(B)のエチレンと共重合されるα−オレフィン
モノマーとしては、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘ
キセン,1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、4
−メチル−1−ペンテン等が例示できる。単一のエチレ
ン−α−オレフィン共重合体を共重合体(B)として使
用する場合は、α−オレフィンの炭素数が6未満である
と、示差走査熱量測定で121℃以下の融解熱量が、全
融解熱量の85%以下とすることが難しくなるので、α
−オレフィンの炭素数が6以上が好ましい。本発明にお
いて使用される共重合体(B)は、従来から使用されて
いるチグラー系触媒、フィリップス系触媒、またはスタ
ンダード系触媒を用いて製造される。チグラー系触媒
は、チタン化合物やバナジウム化合物等の遷移金属化合
物からなる主触媒、有機アルミニウム等の有機金属化合
物からなる助触媒及びケイ素、チタン、マグネシウム等
の酸化物からなる触媒担体から構成される触媒であり、
フィルップス系触媒は、酸化クロムからなる主触媒とア
ルミニウム等の酸化物からなる触媒担体から構成される
触媒であり、スタンダート系触媒は、酸化モリブデンか
らなる主触媒とアルミニウム等の酸化物からなる触媒担
体から構成される触媒である。また、本発明において使
用されるエチレン−α−オレフィン共重合体は、シング
ルサイト触媒で製造されたものであってもよい。シング
ルサイト触媒は、活性点が同種(シングルサイト)であ
ることからこのように呼ばれ、別名としてメタロセンあ
るいは発明者の名前からカミンスキー触媒と呼ばれてい
て、置換シクロペンタジエニル基をもつ遷移金属化合物
から構成されるものを例示できる。シングルサイト触媒
には、さらに活性化共触媒を含有することができる。共
触媒としては、高重合度または低重合度のアルミノオキ
サン、特にメチルアルミノオキサンが好適である。ま
た、いわゆる変性アルミノオキサンも共触媒として適し
ている。
【0015】エチレン−α−オレフィン共重合体の重合
は、特に限定されないが、好ましくは、溶液重合法、懸
濁重合法、スラリー重合法、気相重合法等のいずれかの
方法により行われる。その際の一般的な重合法は、温度
が0〜250℃、圧力が高圧(50MPa以上)、中圧
(10〜50MPa)あるいは低圧(常圧〜10MP
a)のいずれかである。また、本発明において使用され
るエチレン−α−オレフィン共重合体は、共重合体
(B)としては1種あるいは2種以上混合して使用して
よく、特性的にはメルトマスフローレートが0.5〜5
0g/10分、好ましくは0.5〜10g/10分で、
密度が0.91〜0.95g/cm、好ましくは0.
92〜0.94g/cmのものである。メルトマスフ
ローレートが0.5g/10分未満であると、加工性が
低下し、一方、50g/10分を超えると、得られる樹
脂組成物の破壊応力、破壊歪み、衝撃強度等の機械的特
性が低下するので望ましくない。また、密度が0.91
g/cm未満であると、充分な加熱変形特性が得られ
ず、一方0.95g/cmを超えると難燃剤の均一な
分散が難しくなり始めるので望ましくない。
【0016】本発明において、ベース共重合体は、上記
共重合体(A)50〜95重量%、好ましくは55〜7
5重量%、さらに好ましくは60〜70重量%及び上記
共重合体(B)50〜5重量%、好ましくは45〜25
重量%、さらに好ましくは40〜30重量%からなる。
上記共重合体(A)の配合割合が50重量%未満である
と、難燃剤の均一な分散が困難となり望ましくなく、一
方、95重量%を超えると、要求される加熱変形特性を
得ることが困難となるので望ましくない。
【0017】2.官能基含有化合物変性エチレン系樹脂
(C) 本発明において使用される官能基含有変性エチレン系樹
脂は、エチレン系樹脂を官能基含有化合物でもって変性
処理して得られたものである。変性処理に使用する官能
基含有化合物としては、フマル酸、アクリル酸、イタコ
ン酸、メタクリル酸、ソルビン酸、クロトン酸またはシ
トラコン酸等の不飽和カルボン酸;無水マレイン酸、イ
タコン酸無水物、シトラコン酸無水物、5−ノルボルネ
ン−2,3−ジカルボン酸無水物、4−メチルシクロヘ
キセン−1,2−ジカルボン酸無水物または4−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸無水物等の酸無水物;
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルまたは
アリルグリシジルエーテル等のエポキシ化合物;アクリ
ル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル酸2−ヒドロキ
シエチルまたはポリエチレングリコールモノアクリレー
ト等のヒドロキシ化合物;アクリル酸ナトリウム、メタ
クリル酸ナトリウムまたはアクリル酸亜鉛等の金属塩;
ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシラン、
ビニルトリメトキシシランまたはγ−メタクリロキシプ
ロピルトリメトキシシラン等のシラン化合物が挙げられ
る。
【0018】変成されるエチレン系樹脂は、特に限定さ
れることは無く、あらゆるエチレン系樹脂を使用する事
ができる。たとえば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、高圧法低密度ポ
リエチレン、直鎖状・超低密度エチレン−α−オレフィ
ン共重合体、直鎖状・低密度エチレン−α−オレフィン
共重合体、高密度ポリエチレン、中密度ポリエチレンを
挙げることができる。これらのエチレン系樹脂は、1.
ベース共重合体で記述した方法によって、上述した触媒
(ラジカル発生剤、チグラー系触媒、フィリップス系触
媒、スタンダード系触媒、シングルサイト触媒)を用い
て製造する事ができる。変性処理に使用する官能基含有
化合物の量は、変性されるエチレン系樹脂に対して、
0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜8.0重量
%である。これが0.01重量%未満であると、実質的
な変性の効果(後述)が得られにくくなり、また、10
重量%を超えても、変性の効果はほとんど飽和し、経済
性が低下すると共に、加工性にも悪影響がではじめるの
で好ましくない。
【0019】変性処理は、下記に例示するような溶液
法、懸濁法、溶融法等のいずれかの方法により行われ
る。溶液法の場合は、無極性有機溶媒中にエチレン系樹
脂と官能基含有化合物を投入し、さらにラジカル開始剤
を添加して100〜160℃の高温に加熱することによ
り行われる。この際、無極性有機溶媒としては、ヘキサ
ン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン並びにテトラクロロエタン等が、またラジカル
開始剤としては、2,6−ジメチル−2,5−ジ(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,
5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキセン−3並びにベ
ンゾイルパーオキシド等の有機過酸化物等が使用され
る。また、懸濁法の場合は、水等の極性溶媒中にエチレ
ン系樹脂と官能基含有化合物を投入し、さらに前記のラ
ジカル開始剤を添加後、高圧下で100℃以上に加熱す
ることにより行われる。さらに、溶融法の場合は、合成
樹脂の分野において慣用の溶融混練機である押出機やバ
ンバリーミキサー等を使用して、エチレン系樹脂、官能
基含有化合物及びラジカル開始剤を溶融混練することに
より行われる。
【0020】本発明においては、上記官能基含有化合物
変性エチレン系樹脂は、1種あるいは2種以上混合して
使用してもよく、物性的には特に限定されないが、メル
トマスフローレートについては、0.1〜50g/10
分、密度については、0.86〜0.95g/cm
ものが好ましい。メルトマスフローレートが0.1g/
10分未満であると、加工性の低下がみられ、一方50
g/10分を超えると得られる樹脂組成物の機械的特性
が低下し、また密度が0.86g/cm未満である
と、製造が困難であり、一方、0.95g/cmを超
えると、添加する難燃剤を均一に保持することが困難と
なり、配合剤の均一な分散が低下し、難燃性の均一性が
失われ始める。
【0021】本発明において、官能基含有化合物変性エ
チレン系樹脂は、ベース共重合体と配合する難燃剤との
親和性を増し、これらの界面で応力緩和作用により、均
一に難燃剤が分散した樹脂組成物を与える効果を持つ。
難燃剤が均一に分散すると、得られる樹脂組成物の加工
性、耐酸性、白化防止性等が良好な組成物を得ることが
できる。
【0022】官能基含有化合物変性エチレン系樹脂
(C)の配合量は、上記共重合体(A)及び上記共重合
体(B)からなるベース共重合体100重量部に対し
て、2〜50重量部、好ましくは2〜30重量部であ
る。官能基含有化合物の配合量が、2重量部未満である
と、ベース共重合体と難燃剤との親和作用が不充分であ
り、一方、50重量部を超えると、得られる樹脂組成物
の加工性が低下するので望ましくない。
【0023】3.ノンハロゲン難燃剤(D) 本発明において使用されるノンハロゲン難燃剤とは、そ
の化学構造中にハロゲン元素を持たない化合物であり、
具体的には有機リン系難燃剤、窒素系難燃剤、シリコー
ン系難燃剤並びに無機系難燃剤等を挙げることができ
る。
【0024】有機リン系難燃剤としては、トリス(クロ
ロエチル)ホスフェート、トリス(モノクロロプロピ
ル)ホスフェート、トリス(ジクロロプロピル)ホスフ
ェート、トリアリルフォスフェート、トリス(3−ヒド
ロキシプロピル)ホスフィンオキシド、グリシジル−α
−メチル−β−ジ(ブトキシホスフィニルプロピオネー
ト、ジブチルヒドロキシメチルホスフォネート、(ブト
キシ)ホスフィニルプロピルアミド、ジメチルホスフォ
ネート、アンモニウムポリホスフェート、エチレンジア
ミンホスフェート等のアミンホスフェート及びアミンホ
スフォネート等が例示される。
【0025】窒素系難燃剤としては、メラミン誘導体が
挙げられ、メラミン、メラミンシアヌレート、サクシノ
グアナミン、エチレンジメラミン、トリグアナミン、ア
セトグアナミン、硫酸グアニルメラミン、硫酸メレム、
硫酸メラム等が例示される。シリコーン系難燃剤として
は、シリコーン樹脂、ポリジメチルシロキサン、シリコ
ンパウダー、シリコーン樹脂とカルボン酸金属塩の配合
物等が例示される。
【0026】無機系難燃剤としては、ハンタイト、ハイ
ドロマグネサイト、三酸化アンチモン、水酸化アルミニ
ウム、水酸化マグネシウム、水酸化カリウム、水酸化カ
ルシウム、水酸化ジルコニウム、リン酸カルシウム、酸
化ジルコニウム、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシ
ウム、酸化スズ、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、
硫酸バリウム、ホウ砂、ホウ酸バリウム、メタホウ酸バ
リウム、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸亜鉛、無水アルミナ、
二硫化モリブデン、粘土、赤リン、ケイソウ土、カオリ
ナイト、モンモリロナイト、ハイドロタルサイト、タル
ク、シリカ、ホワイトカーボン、ゼオライト、アスベス
トまたはリトポン等が例示される。無機系難燃剤の表面
は、分散性や流動性を向上するため、ステアリン酸、オ
レイン酸あるいはパルミチン酸等の脂肪酸またはその金
属塩、パラフィン、ワックスまたはそれらの変性物、有
機シラン、有機チタネート等で表面処理を施すことが好
ましい。
【0027】ノンハロゲン難燃剤は、単独で用いても、
2種以上混合して用いてもよく、例えば無機系難燃剤、
窒素系難燃剤、シリコーン系難燃剤を混合して用いても
よい。ノンハロゲン難燃剤の配合量は、上記ベース共重
合体100重量部に対して、5〜250重量部である。
配合量が5重量部未満では、難燃性が不足し、一方、2
50重量部を超えると、成形加工性が悪化するばかりで
なく、成形品の機械的特性、低温特性及び柔軟性等が低
下するので望ましくない。なお、水酸化マグネシウムを
使用する場合の好ましい配合量は、150〜250重量
部である。また、樹脂への分散性、難燃性の効果の点か
ら固体のノンハロゲン難燃剤の粒子径は40μm以下で
あることが好ましく、特に0.2〜20μmにある微粉
末状のものが好ましい。
【0028】4.難燃性エチレン系樹脂組成物 本発明の難燃性組成物は、本発明の特性を損なわない範
囲で使用目的に応じて、各種添加剤や補助資材を配合す
ることができる。この各種添加剤や補助資材としては、
安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、帯電防
止剤、滑剤、加工性改良剤、充填剤、分散剤、銅害防止
剤、中和剤、発泡剤、気泡防止剤、着色剤、カーボンブ
ラック等を挙げることができる。また、本発明の難燃性
エチレン系樹脂組成物には、その使用目的に応じてベー
ス共重合体に本発明の特性を損なわない範囲で他のオレ
フィン系樹脂を少量配合することもできる。さらに、本
発明の難燃性エチレン系樹脂組成物に、架橋剤、例えば
有機過酸化物、硫黄またはシラン系架橋剤並びに架橋助
剤を添加して架橋させたり、電離性放射線を照射させる
等して架橋させることもでき、これを導体上に被覆する
こともできる。上記の各種添加剤、補助資材、他のオレ
フィン系樹脂、架橋剤等は、本発明のベース共重合体及
び/または官能基含有化合物変性エチレン系樹脂の各々
に配合してもよいし、本発明の難燃性エチレン系樹脂組
成物に配合してもよい。本発明の難燃性エチレン系樹脂
組成物は、所定量の上記成分(A)〜(D)に必要に応
じて上記各種添加剤、補助資材、安定剤等を適当量配合
して、一般的な方法、例えばニーダー、バンバリーミキ
サー、コンティニュアスミキサーあるいは押出機を用い
て均一に混合混練することにより調製することができ
る。
【0029】本発明の難燃性エチレン系樹脂組成物は、
示走査差熱量測定で121℃以下の融解熱量が、全融解
熱量の85%以下、好ましくは80%以下であることが
必須である。本発明で示差走査熱量測定とは、JIS
K 7121法による示差走査熱量測定(DSC)の熱
流束示差走査熱量測定(熱流束DSC)のことであり、
全融解熱量とは、横軸に温度(℃)、縦軸に吸(発)熱
量(Heat Flow、W/g)をとった示差走査熱
量測定において描かれる曲線(DSC曲線)とベースラ
インとで囲まれる面積に対応し、121℃以下の融解熱
量とは121℃以下のDSC曲線とベースライン並びに
横軸の121℃の直線で囲まれる面積に対応する。
【0030】
【実施例】以下、本発明の実施例に基づいて本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定
されるものではない。なお、本明細書中で用いられた物
性値及び実施例等で評価された評価物性値は、それぞれ
以下にまとめた測定方法によるものである。
【0031】[測定方法] 1.メルトマスフローレート JIS K 6922−2に準拠して行い、荷重2.1
6kg、測定温度190℃で測定した。 2.密度 JIS K 6922−2に準拠して行った。 3.引張特性(破壊応力、破壊歪み) JIS C 3005に準拠して行った。評価試料のシ
ート厚みは1mmとし、引張速度500mm/分で3号
ダンベルを用いて測定した。 4.加熱老化残率 JIS C 3005に準拠して行った。破壊応力及び
破壊歪みを100℃、240時間加熱後試料について行
い、試験前の結果と比較した。 5.脆化温度Fo亀裂 JIS K 6301に準拠して行った。 6.加熱変形特性 CSA規格、C22.2No.0.3−92に準拠して
行ったが、評価試料としては、35mm角の厚み2mm
のテープ及び24×24AWG規格のケーブル(外径1
6.3mm)を用いた。121℃で予熱1時間後に、2
kg荷重で121℃1時間後の厚みの変化を測定した。 7.酸素指数 JIS K 7201に準拠して行った。評価試料のシ
ート厚みは3mmのものを用いた。 8.示差走査熱量測定 本発明の組成物及び比較例の組成物につき、JIS K
7121に準拠して熱流束示差走査熱量測定を行っ
た。使用した機器はUniversal V2.5H
TAである。
【0032】実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(メルトマスフローレー
ト4.0g/10分、酢酸ビニルモノマー含有量25重
量%)65重量部、及びエチレン−ヘキセン−1共重合
体(メルトマスフローレート2.5g/10分、密度
0.920g/cm、チグラー系触媒で重合)35重
量部をバンバリミキサーに入れた。次いで、無水マレイ
ン酸変性エチレン−オクテン−1共重合体(無水マレイ
ン酸変性量0.1重量%)20重量部、ステアリン酸処
理水酸化マグネシウム200重量部、滑剤としてステア
リン酸カルシウム5重量部、並びに酸化防止剤としてテ
トラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートメタン0.1
5重量部をバンバリーミキサーに投入し、160℃で5
分間混練した後、造粒してペレットを得た。得られたペ
レットを用いて熱プレス成形機により160℃、圧力1
50kg/cmで予熱5分間、加圧3分間で成形する
ことにより、所定の厚みを持つ評価用シートを調製し、
上記の評価を行った。また、得られたペレットを用いて
被覆した24×24AWG規格のケーブル(外径16.
3mm)を調製し、加熱変形特性を評価した。評価結果
は、表1に示した。
【0033】
【表1】 表1から明らかなように、実施例1の本発明の難燃性エ
チレン系樹脂組成物は、図1のDSC曲線で示すように
示差走査熱量測定で121℃以下の融解熱量が全融解熱
量の79%を持ち、後述する比較例とほぼ同等の加工
性、引張特性等の機械的特性、安定性、難燃性を持つば
かりでなく、比較例と比べて有意に優れた加熱変形特性
を示した。
【0034】実施例2 表1の実施例2の組成で示した配合で、実施例1と同様
にペレットを調製し、同様に評価した。なお、使用した
エチレン−ブテン−1共重合体は、メルトマスフローレ
ート2.0g/10分、密度0.918g/cmのチ
グラー系触媒で重合されたものであり、ノンハロゲン難
燃剤としては、ステアリン酸処理水酸化マグネシウム示
された重量部を用いた。結果は、実施例1と同様に表1
に示した。実施例2の本発明の難燃性エチレン系樹脂組
成物は、示差走査熱量測定で121℃以下の融解熱量が
全融解熱量の82%を持ち、実施例1と同様の加工性、
機械的特性を持ち、比較例と比べて有意に優れた加熱変
形特性を示した。
【0035】実施例3 表1の実施例3の組成で示した配合で、実施例1と同様
にペレットを調製し、同様に評価した。なお、使用した
エチレン−アクリル酸エチル共重合体は、メルトマスフ
ローレート4.0g/10分、アクリル酸エチルモノマ
ー含有量25重量%のものを用いた。結果は、実施例1
と同様に表1に示した。実施例3の本発明の難燃性エチ
レン系樹脂組成物は、示差走査熱量測定で121℃以下
の融解熱量が全融解熱量の77%を持ち、実施例1と同
様の加工性、機械的特性を持ち、比較例と比べて有意に
優れた加熱変形特性を示した。 比較例1〜3 表1の比較例1〜3で示した配合で、実施例1と同様に
ペレットを調製し、同様に評価した。用いたエチレン−
ブテン−1共重合体は、実施例2で用いたものと同じも
のであった。結果は、同様に表1に示した。比較例1〜
3の難燃性樹脂組成物は、示差走査熱量測定で121℃
以下の融解熱量が全融解熱量のそれぞれ91%、93%
並びに94%を持つものであった。(比較例1のDSC
曲線を図2に示した。)これらの組成物は、良好な加工
性、機械的特性、安定性、難燃性を示したが、加熱変形
特性は、テープ試料の場合、48%、38%並びに36
%、24×24AWG規格ケーブルの場合、45%、3
5%並びに35%であり、本発明の難燃性エチレン系樹
脂組成物と比較して、有意に劣るものであった。
【0036】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、エチレン−ビニルエステル共重合体又はエチレン
−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体からなる
群から選ばれた少なくとも1種の共重合体(A)の特定
量、及びエチレン−α−オレフィン共重合体から選ばれ
た1種以上の共重合体(B)特定量ベース共重合体に、
官能基含有化合物変性エチレン系樹脂(C)の特定量、
ノンハロゲン難燃剤(D)特定量を配合してなり、かつ
示差走査熱量測定で121℃以下の融解熱量が、全融解
熱量の85%以下である難燃性エチレン系樹脂組成物が
提供され、良好な加工性、機械的特性、安定性、難燃性
を確保したまま、優れた加熱変形特性を持つものが得ら
れ、ケーブル・電線の絶縁層、シース層の被覆材料とし
て優れているばかりでなく、パイプ、チューブ、カバー
類等の特に押出し成形加工を用いる用途に効果的に使用
することができる。また、得られたケーブル・電線は、
優れた加熱変形特性を持つ。
【0037】
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】実施例1の難燃性エチレン系樹脂組成物のDS
C曲線(縦軸=吸(発)熱量[Heat Flow]
(W/g)、横軸=温度(℃)
【図2】比較例1の難燃性エチレン系樹脂組成物のDS
C曲線(縦軸=吸(発)熱量[Heat Flow]
(W/g)、横軸=温度(℃)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01B 3/44 H01B 3/44 P 7/295 (C08L 23/08 //(C08L 23/08 23:26) 23:26) H01B 7/34 B Fターム(参考) 4J002 BB041 BB052 BB061 BB071 BB091 BB203 BB213 CP034 DA056 DE056 DE076 DE086 DE096 DE106 DE126 DE136 DE146 DE236 DE246 DG026 DG046 DH046 DJ006 DJ016 DJ026 DJ046 DK006 EU186 EW056 EW126 EW146 FD010 FD134 FD136 FD140 GQ01 5G303 AA06 AA08 AB20 BA12 CA09 CA11 5G305 AA02 AB25 AB35 BA12 BA13 BA26 CA01 CA06 CA07 CA08 CA51 CC01 CC02 CC03 CC11 CD13 5G315 CA03 CB02 CB06 CC08 CD04 CD13

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレン−ビニルエステル共重合体又は
    エチレン−α,β−不飽和カルボン酸エステル共重合体
    から選ばれる少なくとも1種の共重合体(A)50〜9
    5重量%と、エチレン−α−オレフィン共重合体から選
    ばれる少なくとも1種の共重合体(B)50〜5重量%
    とからなるベース共重合体100重量部に、官能基含有
    化合物変性エチレン系樹脂(C)2〜50重量部及びノ
    ンハロゲン難燃剤(D)5〜250重量部を配合してな
    る難燃性エチレン系樹脂組成物であって、示差走査熱量
    測定で121℃以下の融解熱量が全融解熱量の85%以
    下であることを特徴とする難燃性エチレン系樹脂組成
    物。
  2. 【請求項2】 ベース共重合体は、共重合体(A)60
    〜70重量%と、共重合体(B)40〜30重量%とか
    らなることを特徴とする請求項1に記載の難燃性エチレ
    ン系樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 ベース共重合体100重量部に、官能基
    含有化合物変性エチレン系樹脂(C)2〜30重量部及
    びノンハロゲン難燃剤(D)150〜250重量部を配
    合してなることを特徴とする請求項1に記載の難燃性エ
    チレン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 エチレン−α−オレフィン共重合体は、
    エチレンと、1−ヘキセン,1−オクテン、1−デセ
    ン、1−ドデセン及び4−メチル−1−ペンテンから選
    択された炭素数6以上のα−オレフィンとの共重合体で
    あることを特徴とする請求項1に記載の難燃性エチレン
    系樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 示差走査熱量測定で121℃以下の融解
    熱量が全融解熱量の80%以下であることを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載の難燃性エチレン系樹脂
    組成物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の難燃性
    エチレン系樹脂組成物を被覆してなるケーブル・電線。
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