JP2001334595A - 表面材およびそれを用いてなる製品 - Google Patents
表面材およびそれを用いてなる製品Info
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- JP2001334595A JP2001334595A JP2000153195A JP2000153195A JP2001334595A JP 2001334595 A JP2001334595 A JP 2001334595A JP 2000153195 A JP2000153195 A JP 2000153195A JP 2000153195 A JP2000153195 A JP 2000153195A JP 2001334595 A JP2001334595 A JP 2001334595A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 人体が接触する座席シート等の表面に用いる
表面材であって、蒸れやべとつき等の不快感を解消する
ことができる表面材を提供することを本発明の課題とす
る。 【解決手段】 表面布帛と、密度0.015g/cm3
〜0.08g/cm3、厚み2mm以上の不織布とが一
体化してなることを特徴とする表面材。
表面材であって、蒸れやべとつき等の不快感を解消する
ことができる表面材を提供することを本発明の課題とす
る。 【解決手段】 表面布帛と、密度0.015g/cm3
〜0.08g/cm3、厚み2mm以上の不織布とが一
体化してなることを特徴とする表面材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸水性、吸放湿性
に優れ、むれを低減することのできるシート表面材に関
するものであって、直接、人体に接する部位、例えば、
自動車シート、車輌シート、チャイルドシート、事務用
椅子、家具用椅子、ソファ、ベッド等の表面材、また靴
の裏側地、中底等の靴用部材、帽子やヘルメット等のか
ぶりものの裏あて材、リュックなどの背負うカバン材に
おける背あて部分の表面材等に用いられるシート表面材
に関するものである。
に優れ、むれを低減することのできるシート表面材に関
するものであって、直接、人体に接する部位、例えば、
自動車シート、車輌シート、チャイルドシート、事務用
椅子、家具用椅子、ソファ、ベッド等の表面材、また靴
の裏側地、中底等の靴用部材、帽子やヘルメット等のか
ぶりものの裏あて材、リュックなどの背負うカバン材に
おける背あて部分の表面材等に用いられるシート表面材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車や車輌等の座席シートの表
面は、ウレタンフォームにポリエステル等の合成繊維か
らなる布帛を貼り付けたシートが表面材として一般的に
使われている。
面は、ウレタンフォームにポリエステル等の合成繊維か
らなる布帛を貼り付けたシートが表面材として一般的に
使われている。
【0003】しかし、座席シートと人体が接触している
部位、すなわち、背中や大腿部等において汗ばみやべと
つきが生じ、不快感を覚えることがある。このような不
快感を取り除く方法として、中心細孔直径が1〜10n
mの範囲にあり、中心細孔直径の±40%の範囲内に全
細孔容積の60%以上が含まれる無機物からなるメソ多
孔体と、高分子ラテックスとからなる合成樹脂組成物が
塗布されてなる布帛を座席シートの表面材として用いる
こと(特開平09−310282号公報)が開示されて
いる。しかし、上技術のごとき布帛に後加工を施す方法
では、布帛に樹脂を塗布する工程が必須であるため、成
形工程が増すという問題がある。また、表面材をいくら
吸湿性のものを用いても、表面材となる布帛の下に位置
するウレタンフォーム内に吸湿した湿度がこもるため、
蒸れ感が解消しない。
部位、すなわち、背中や大腿部等において汗ばみやべと
つきが生じ、不快感を覚えることがある。このような不
快感を取り除く方法として、中心細孔直径が1〜10n
mの範囲にあり、中心細孔直径の±40%の範囲内に全
細孔容積の60%以上が含まれる無機物からなるメソ多
孔体と、高分子ラテックスとからなる合成樹脂組成物が
塗布されてなる布帛を座席シートの表面材として用いる
こと(特開平09−310282号公報)が開示されて
いる。しかし、上技術のごとき布帛に後加工を施す方法
では、布帛に樹脂を塗布する工程が必須であるため、成
形工程が増すという問題がある。また、表面材をいくら
吸湿性のものを用いても、表面材となる布帛の下に位置
するウレタンフォーム内に吸湿した湿度がこもるため、
蒸れ感が解消しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の現状
に鑑みて行われたものであり、人体が接触する座席シー
ト等の表面に用いる表面材であって、蒸れやべとつき等
の不快感を解消することができる表面材を提供すること
を本発明の課題とする。
に鑑みて行われたものであり、人体が接触する座席シー
ト等の表面に用いる表面材であって、蒸れやべとつき等
の不快感を解消することができる表面材を提供すること
を本発明の課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するものであり、次の構成を有するものである。す
なわち、表面布帛と、密度0.015〜0.08g/c
m3、厚み2mm以上の不織布とが一体化してなること
を特徴とする表面材に関するものである。
達成するものであり、次の構成を有するものである。す
なわち、表面布帛と、密度0.015〜0.08g/c
m3、厚み2mm以上の不織布とが一体化してなること
を特徴とする表面材に関するものである。
【0006】また、本発明は、吸放湿性合成繊維を含ん
でなる表面布帛と、密度0.015〜0.08g/cm
3、厚み2mm以上の不織布とが一体化してなることを
特徴とする表面材に関するものである。
でなる表面布帛と、密度0.015〜0.08g/cm
3、厚み2mm以上の不織布とが一体化してなることを
特徴とする表面材に関するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明における表面布帛の下に配する不織布は、密度
0.015〜0.08g/cm3、厚み2mm以上であ
る。密度が0.015g/cm3未満であると、繊維間
の空隙が大きすぎ、本発明が目的とする厚みのものを得
ることが困難であり、また、クッション性にも劣るもの
となる。一方、0.08g/cm3を超えると繊維間の
空隙が小さくなりすぎて、硬くなり、吸湿した水分を発
散しにくく、蒸れ感を減少させることはできないものと
なって、本発明の課題を解決することができない。ま
た、屈曲した際に、折目がつきやすいため好ましくな
い。不織布の厚みが2mm未満になると、やはりうすく
なりすぎてクッション性がなくなってしまう。厚みの上
限は、製品の要求性能や貼り付け加工性等により適宜選
択すればよいが、表面材の屈曲性を考慮して、20mm
程度とすることが好ましい。
本発明における表面布帛の下に配する不織布は、密度
0.015〜0.08g/cm3、厚み2mm以上であ
る。密度が0.015g/cm3未満であると、繊維間
の空隙が大きすぎ、本発明が目的とする厚みのものを得
ることが困難であり、また、クッション性にも劣るもの
となる。一方、0.08g/cm3を超えると繊維間の
空隙が小さくなりすぎて、硬くなり、吸湿した水分を発
散しにくく、蒸れ感を減少させることはできないものと
なって、本発明の課題を解決することができない。ま
た、屈曲した際に、折目がつきやすいため好ましくな
い。不織布の厚みが2mm未満になると、やはりうすく
なりすぎてクッション性がなくなってしまう。厚みの上
限は、製品の要求性能や貼り付け加工性等により適宜選
択すればよいが、表面材の屈曲性を考慮して、20mm
程度とすることが好ましい。
【0008】本発明に用いる不織布は、上記密度、厚み
を有するものであれば、短繊維不織布であっても、長繊
維不織布であってもよい。良好なクッション性を得るた
めには、捲縮を有してなる短繊維不織布であることが好
ましい。
を有するものであれば、短繊維不織布であっても、長繊
維不織布であってもよい。良好なクッション性を得るた
めには、捲縮を有してなる短繊維不織布であることが好
ましい。
【0009】不織布を構成する繊維としては、天然繊
維、再生繊維、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重
合体、ポリオレフィン系重合体等の熱可塑性重合体から
なる合成繊維等が挙げられ、耐久性やクッション性、コ
スト等を考慮して合成繊維を用いることが好ましく、特
にポリエステル系重合体からなる合成繊維を用いること
が好ましい。
維、再生繊維、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重
合体、ポリオレフィン系重合体等の熱可塑性重合体から
なる合成繊維等が挙げられ、耐久性やクッション性、コ
スト等を考慮して合成繊維を用いることが好ましく、特
にポリエステル系重合体からなる合成繊維を用いること
が好ましい。
【0010】ポリエステル系重合体としては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレートなどが挙げられ、本発明の目的
を損なわない範囲であれば、テレフタル酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の他の副
原料が共重合されていてもよく、また、種々の添加剤等
が含まれていてもよい。
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレートなどが挙げられ、本発明の目的
を損なわない範囲であれば、テレフタル酸、シクロヘキ
サンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸等の他の副
原料が共重合されていてもよく、また、種々の添加剤等
が含まれていてもよい。
【0011】不織布を構成する繊維の繊維長、繊度は特
に限定されず、繊維長32〜120mm、繊度1〜20
0デシテックス程度のものが好ましく用いられる。ま
た、繊維の断面形状は丸断面をはじめ、偏平型、多葉
型、W型、井型、三角型等の異形断面であってもよく、
また、これらの断面に中空部を有する中空断面であって
もよい。また、不織布を構成する繊維が合成繊維の場
合、2種以上の重合体からなる複合繊維を用いてもよ
い。
に限定されず、繊維長32〜120mm、繊度1〜20
0デシテックス程度のものが好ましく用いられる。ま
た、繊維の断面形状は丸断面をはじめ、偏平型、多葉
型、W型、井型、三角型等の異形断面であってもよく、
また、これらの断面に中空部を有する中空断面であって
もよい。また、不織布を構成する繊維が合成繊維の場
合、2種以上の重合体からなる複合繊維を用いてもよ
い。
【0012】また、不織布を構成する繊維に親水性油剤
を付着させると、表面布帛で吸湿された湿気を不織布内
にすばやく移行・拡散させることができ、蒸れ感をより
抑えることができるため好ましい。
を付着させると、表面布帛で吸湿された湿気を不織布内
にすばやく移行・拡散させることができ、蒸れ感をより
抑えることができるため好ましい。
【0013】不織布は、伸縮性を有していることが好ま
しい。すなわち、本発明の表面材を座席等の人体が接触
する製品に貼りつけ、成型加工を行う際に、その製品が
平坦な形状でなく、湾曲部を有しているものであれば、
その湾曲部に沿って貼りつけ加工を行わなければならな
いため、適度の伸縮性がないと、貼りつける際に加工し
にくく、また、得られた製品の表面に皺が発生する等の
外観上の問題が発生しやすいためである。伸縮性を有す
る不織布として、構成繊維同士が機械交絡してなる不織
布、また、構成繊維としてスパイラル形状の捲縮を有す
る繊維を用いた不織布が挙げられ、特に、高度の伸縮性
を発揮することから、構成繊維としてスパイラル形状の
捲縮を有する繊維を用いた不織布を用いることが好まし
い。
しい。すなわち、本発明の表面材を座席等の人体が接触
する製品に貼りつけ、成型加工を行う際に、その製品が
平坦な形状でなく、湾曲部を有しているものであれば、
その湾曲部に沿って貼りつけ加工を行わなければならな
いため、適度の伸縮性がないと、貼りつける際に加工し
にくく、また、得られた製品の表面に皺が発生する等の
外観上の問題が発生しやすいためである。伸縮性を有す
る不織布として、構成繊維同士が機械交絡してなる不織
布、また、構成繊維としてスパイラル形状の捲縮を有す
る繊維を用いた不織布が挙げられ、特に、高度の伸縮性
を発揮することから、構成繊維としてスパイラル形状の
捲縮を有する繊維を用いた不織布を用いることが好まし
い。
【0014】このようなスパイラル形状の捲縮を有する
繊維としては、繊維の長さ方向に沿って熱収縮性の異な
る重合体を偏心的に配した複合繊維が挙げられる。複合
形態としては、繊維の長さ方向に沿って熱収縮性の異な
る重合体が並列に配された並列型や、芯部分が偏心され
た偏心芯鞘型等が挙げられる。捲縮発現性を考慮すると
並列型が好ましい。
繊維としては、繊維の長さ方向に沿って熱収縮性の異な
る重合体を偏心的に配した複合繊維が挙げられる。複合
形態としては、繊維の長さ方向に沿って熱収縮性の異な
る重合体が並列に配された並列型や、芯部分が偏心され
た偏心芯鞘型等が挙げられる。捲縮発現性を考慮すると
並列型が好ましい。
【0015】複合繊維を構成する2種の重合体として
は、同一重合体で異粘度の組合せ、あるいは該重合体と
該重合体の共重合物の組合せ、また、異種の重合体の組
合せが適用できる。例えば、該重合体と該重合体との共
重合物の組合せの場合には、ポリオレフィン系であれ
ば、ポリプロピレン/プロピレンとエチレンの共重合
物、ポリエステル系であれば、ポリエチレンテレフタレ
ートと、エチレンテレフタレートにイソフタル酸、5−
スルホイソフタル酸、ビスフェノールA、ジエチレング
リコール、ポリエチレングリコールなどの共重合成分を
単独あるいは2種以上組み合わせて2〜20モル%共重
合したものが代表的であるが、捲縮機能を発現できるも
のであれば、いかなる組合せでもよい。2種の重合体が
非相溶性である場合は、ポリエステル系/ポリアミド
系、ポリエステル系/ポリオレフィン系、ポリアミド系
/ポリオレフィン系等が挙げられる。
は、同一重合体で異粘度の組合せ、あるいは該重合体と
該重合体の共重合物の組合せ、また、異種の重合体の組
合せが適用できる。例えば、該重合体と該重合体との共
重合物の組合せの場合には、ポリオレフィン系であれ
ば、ポリプロピレン/プロピレンとエチレンの共重合
物、ポリエステル系であれば、ポリエチレンテレフタレ
ートと、エチレンテレフタレートにイソフタル酸、5−
スルホイソフタル酸、ビスフェノールA、ジエチレング
リコール、ポリエチレングリコールなどの共重合成分を
単独あるいは2種以上組み合わせて2〜20モル%共重
合したものが代表的であるが、捲縮機能を発現できるも
のであれば、いかなる組合せでもよい。2種の重合体が
非相溶性である場合は、ポリエステル系/ポリアミド
系、ポリエステル系/ポリオレフィン系、ポリアミド系
/ポリオレフィン系等が挙げられる。
【0016】不織布の形態としては、一般に知られる繊
維同士がバインダーにより接着してなる不織布、熱可塑
性合成繊維からなり繊維をサーマルスルー処理等の熱に
より一部溶融させて、繊維同士を接着してなる不織布、
また、繊維同士がニードルパンチ処理やスパンレース処
理により機械的に交絡してなる不織布、または、上記し
た不織布化手段を併用してなる不織布等が挙げられる。
維同士がバインダーにより接着してなる不織布、熱可塑
性合成繊維からなり繊維をサーマルスルー処理等の熱に
より一部溶融させて、繊維同士を接着してなる不織布、
また、繊維同士がニードルパンチ処理やスパンレース処
理により機械的に交絡してなる不織布、または、上記し
た不織布化手段を併用してなる不織布等が挙げられる。
【0017】熱によって構成繊維の一部を溶融させてな
る不織布を用いる場合は、構成繊維にバインダー繊維を
含有させることが好ましい。バインダー繊維は、主体繊
維の融点より低い融点(融点を有しないものについて
は、軟化点を融点とみなす。)を有する重合体をバイン
ダー成分とし、バインダー成分を少なくとも繊維表面の
一部に有する繊維である。このバインダー繊維は、バイ
ンダー成分のみからなる単成分繊維であっても、バイン
ダー成分が繊維の表面の全部あるいは一部を形成してい
る芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型、割繊型等の複
合繊維であっても良い。
る不織布を用いる場合は、構成繊維にバインダー繊維を
含有させることが好ましい。バインダー繊維は、主体繊
維の融点より低い融点(融点を有しないものについて
は、軟化点を融点とみなす。)を有する重合体をバイン
ダー成分とし、バインダー成分を少なくとも繊維表面の
一部に有する繊維である。このバインダー繊維は、バイ
ンダー成分のみからなる単成分繊維であっても、バイン
ダー成分が繊維の表面の全部あるいは一部を形成してい
る芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型、割繊型等の複
合繊維であっても良い。
【0018】バインダー成分についてであるが、バイン
ダー成分の融点と主体繊維を構成する重合体の融点との
差は、20℃以上あればよい。バインダー成分として用
いる重合体としては、共重合ポリエステル、共重合ナイ
ロン、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはこれらの
共重合体等が挙げられ、本発明においては共重合ポリエ
ステルを用いることが好ましい。共重合ポリエステルと
しては、3種以上の構造単位よりなる共重合体が好まし
い。例えば、酸成分としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、アジピン酸、コハク酸等、グリコール成分としては
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリアル
キレングリコール等の成分より3種以上の成分が共重合
してなるものが挙げられる。また、ε−カプロラクトン
などオキシカルボン酸単位となるものを共重合しても良
い。また、ポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸
を共重合してなる共重合ポリエステルは、安価で、接着
力も高い。また、本発明の表面材を自動車の座席シート
の表面材等に用いる場合、すなわち、日光に晒され、高
温雰囲気下で使用する製品の表面材等に用いる場合に
は、芳香族ポリエステルと脂肪族ラクトンとが共重合し
た結晶融点が100℃以上である共重合ポリエステルを
バインダー成分とすることが好ましい。
ダー成分の融点と主体繊維を構成する重合体の融点との
差は、20℃以上あればよい。バインダー成分として用
いる重合体としては、共重合ポリエステル、共重合ナイ
ロン、ポリエチレン、ポリプロピレンあるいはこれらの
共重合体等が挙げられ、本発明においては共重合ポリエ
ステルを用いることが好ましい。共重合ポリエステルと
しては、3種以上の構造単位よりなる共重合体が好まし
い。例えば、酸成分としてはテレフタル酸、イソフタル
酸、アジピン酸、コハク酸等、グリコール成分としては
エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ポリアル
キレングリコール等の成分より3種以上の成分が共重合
してなるものが挙げられる。また、ε−カプロラクトン
などオキシカルボン酸単位となるものを共重合しても良
い。また、ポリエチレンテレフタレートにイソフタル酸
を共重合してなる共重合ポリエステルは、安価で、接着
力も高い。また、本発明の表面材を自動車の座席シート
の表面材等に用いる場合、すなわち、日光に晒され、高
温雰囲気下で使用する製品の表面材等に用いる場合に
は、芳香族ポリエステルと脂肪族ラクトンとが共重合し
た結晶融点が100℃以上である共重合ポリエステルを
バインダー成分とすることが好ましい。
【0019】バインダー繊維として複合繊維を用いる場
合は、バインダー成分と他成分とが互いに相溶性を有す
るものであることが好ましい。バインダー成分が上述し
たような低融点の共重合ポリエステルを用いる場合、他
成分としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート等の高融点のポリエステルが
好ましく用いられる。なかでも、ポリエチレンテレフタ
レートは安価で、生産性が良いため好ましい。また、本
発明の表面材を高温雰囲気下で使用する製品の表面材等
に用いる場合に、ガラス転移点が高いポリエチレンナフ
タレートを用いることが好ましい。バインダー繊維の繊
維長、繊度は特に限定されないが、繊維長は38mm〜
76mm、繊度は1〜35デシテックスのものを好まし
く用いることができる。
合は、バインダー成分と他成分とが互いに相溶性を有す
るものであることが好ましい。バインダー成分が上述し
たような低融点の共重合ポリエステルを用いる場合、他
成分としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロ
ピレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、
ポリエチレンナフタレート等の高融点のポリエステルが
好ましく用いられる。なかでも、ポリエチレンテレフタ
レートは安価で、生産性が良いため好ましい。また、本
発明の表面材を高温雰囲気下で使用する製品の表面材等
に用いる場合に、ガラス転移点が高いポリエチレンナフ
タレートを用いることが好ましい。バインダー繊維の繊
維長、繊度は特に限定されないが、繊維長は38mm〜
76mm、繊度は1〜35デシテックスのものを好まし
く用いることができる。
【0020】バインダー繊維の混率は、表面材を用いる
製品の要求特性等に応じて適宜選択すればよい。バイン
ダー繊維を混合させる効果を奏するためには、3質量%
以上混合させることが好ましい。混率が3質量%未満で
あれば繊維同士を接着させるバインダー成分の量が少な
く、繊維同士が十分に接着されない。
製品の要求特性等に応じて適宜選択すればよい。バイン
ダー繊維を混合させる効果を奏するためには、3質量%
以上混合させることが好ましい。混率が3質量%未満で
あれば繊維同士を接着させるバインダー成分の量が少な
く、繊維同士が十分に接着されない。
【0021】バインダー繊維を混合してなる不織布は、
主体繊維とバインダー繊維を混綿し、梳綿機等で不織ウ
ェブを形成した後、熱風乾燥機等の熱処理装置を通して
バインダー成分を溶融させ、溶融してなるバインダー成
分により主体繊維同士を点接合して得ることができる。
主体繊維とバインダー繊維を混綿し、梳綿機等で不織ウ
ェブを形成した後、熱風乾燥機等の熱処理装置を通して
バインダー成分を溶融させ、溶融してなるバインダー成
分により主体繊維同士を点接合して得ることができる。
【0022】本発明における表面布帛は、織物、編物、
スパンボンド不織布等の布帛が挙げられ、用いる製品等
に応じて適宜選択すればよいが、耐摩耗性、屈曲性、伸
縮性等を考慮して織物または編物を用いることが好まし
い。表面布帛を構成する繊維としては、天然繊維、再生
繊維、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重合体、ポ
リオレフィン系重合体等の熱可塑性重合体からなる合成
繊維等が挙げられる。
スパンボンド不織布等の布帛が挙げられ、用いる製品等
に応じて適宜選択すればよいが、耐摩耗性、屈曲性、伸
縮性等を考慮して織物または編物を用いることが好まし
い。表面布帛を構成する繊維としては、天然繊維、再生
繊維、ポリエステル系重合体、ポリアミド系重合体、ポ
リオレフィン系重合体等の熱可塑性重合体からなる合成
繊維等が挙げられる。
【0023】本発明においては、表面布帛が高度の吸水
性と吸放湿性を有していることが好ましく、布帛を構成
する繊維に吸放湿性合成繊維を有することが好ましい。
吸放湿性合成繊維とは、吸放湿性成分と繊維形成性重合
体とからなる繊維である。吸放湿性合成繊維の形態は、
例えば、吸放湿性成分と繊維形成性重合体成分とが均一
あるいは不均一にブレンドされた繊維、両者が独立に存
在する芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型、多葉型、
分割型等の各種の複合繊維、また、吸放湿性成分と繊維
形成性重合体とのブレンド物を一成分とし、これと繊維
形成性重合体との芯鞘型、サイドバイサイド型、海島
型、多葉型、分割型等の各種の複合繊維が挙げられる。
性と吸放湿性を有していることが好ましく、布帛を構成
する繊維に吸放湿性合成繊維を有することが好ましい。
吸放湿性合成繊維とは、吸放湿性成分と繊維形成性重合
体とからなる繊維である。吸放湿性合成繊維の形態は、
例えば、吸放湿性成分と繊維形成性重合体成分とが均一
あるいは不均一にブレンドされた繊維、両者が独立に存
在する芯鞘型、サイドバイサイド型、海島型、多葉型、
分割型等の各種の複合繊維、また、吸放湿性成分と繊維
形成性重合体とのブレンド物を一成分とし、これと繊維
形成性重合体との芯鞘型、サイドバイサイド型、海島
型、多葉型、分割型等の各種の複合繊維が挙げられる。
【0024】また、本発明の表面材は、人体に触れる製
品の表面に使用されるものであるため、吸放湿性成分を
繊維表面に露出させることなく、内層(芯部)に配する
ことによって、吸湿時には、湿気や水分を内層の吸放湿
性成分に吸収させ、表面の鞘部はぬめり感が発生せず、
さらっとした感触を維持でき、また、染色の際の染色斑
が発生することがなく、染色堅牢度が低下しないため好
ましい。
品の表面に使用されるものであるため、吸放湿性成分を
繊維表面に露出させることなく、内層(芯部)に配する
ことによって、吸湿時には、湿気や水分を内層の吸放湿
性成分に吸収させ、表面の鞘部はぬめり感が発生せず、
さらっとした感触を維持でき、また、染色の際の染色斑
が発生することがなく、染色堅牢度が低下しないため好
ましい。
【0025】吸放湿性成分としては、ポリビニルピロリ
ドン、ポリエーテルエステルアミド、あるいはポリアル
キレンオキサイドとポリオールと脂肪族ジイソシアネー
ト化合物との反応によって得られるポリエチレンオキサ
イド変成物等が挙げられる。繊維の製糸性、糸質物性、
染色性、染色堅牢度、製糸後の繊維の経時的黄変等を考
慮すると、ポリエチレンオキサイド変成物が繊維全体の
質量に対して5〜50質量%含有しているものが好まし
い。
ドン、ポリエーテルエステルアミド、あるいはポリアル
キレンオキサイドとポリオールと脂肪族ジイソシアネー
ト化合物との反応によって得られるポリエチレンオキサ
イド変成物等が挙げられる。繊維の製糸性、糸質物性、
染色性、染色堅牢度、製糸後の繊維の経時的黄変等を考
慮すると、ポリエチレンオキサイド変成物が繊維全体の
質量に対して5〜50質量%含有しているものが好まし
い。
【0026】繊維形成性の重合体としては、ナイロン
6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイ
ロン12、ナイロンMXD等のポリアミド系重合体、ポ
リエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート単
位に第3成分を共重合された共重合ポリエステル、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト等のポリエステル系重合体、ポリエチレン、ポリオレ
フィン等のポリオレフィン系重合体等が挙げられる。こ
れらの重合体には、酸化防止剤、艶消し材、紫外線吸収
剤等の添加剤を添加してもよい。
6、ナイロン66、ナイロン46、ナイロン11、ナイ
ロン12、ナイロンMXD等のポリアミド系重合体、ポ
リエチレンテレフタレート、エチレンテレフタレート単
位に第3成分を共重合された共重合ポリエステル、ポリ
ブチレンテレフタレート、ポリプロピレンテレフタレー
ト等のポリエステル系重合体、ポリエチレン、ポリオレ
フィン等のポリオレフィン系重合体等が挙げられる。こ
れらの重合体には、酸化防止剤、艶消し材、紫外線吸収
剤等の添加剤を添加してもよい。
【0027】本発明に用いるの吸放湿性合成繊維は、上
記構成を有するものであり、環境の温湿度状態により吸
湿機能や放湿機能を発揮し、かつ温湿度状態が変化して
も繰り返し吸放湿性を発揮できるものである。
記構成を有するものであり、環境の温湿度状態により吸
湿機能や放湿機能を発揮し、かつ温湿度状態が変化して
も繰り返し吸放湿性を発揮できるものである。
【0028】本発明における吸放湿性合成繊維において
は、特に温度34℃、相対湿度90%における吸湿率が
3.6質量%以上(ナイロン6の1.5倍以上)である
ことが好ましい。吸湿性を考慮して繊維形成性重合体
は、ポリアミド系重合体を用いることが好ましい。ここ
で、温度34℃、相対湿度90%の条件とは、人が衣服
を着た状態で座席シート等に座った際に、人が接する背
中や大腿部と座席シートとの空間の温湿度条件に概ね相
当するものである。
は、特に温度34℃、相対湿度90%における吸湿率が
3.6質量%以上(ナイロン6の1.5倍以上)である
ことが好ましい。吸湿性を考慮して繊維形成性重合体
は、ポリアミド系重合体を用いることが好ましい。ここ
で、温度34℃、相対湿度90%の条件とは、人が衣服
を着た状態で座席シート等に座った際に、人が接する背
中や大腿部と座席シートとの空間の温湿度条件に概ね相
当するものである。
【0029】本発明の表面布帛は、上記した吸放湿性合
成繊維を5質量%以上有するものであることが好まし
い。5質量%未満であると、目的とする吸放湿性の効果
を奏することができなくなる。
成繊維を5質量%以上有するものであることが好まし
い。5質量%未満であると、目的とする吸放湿性の効果
を奏することができなくなる。
【0030】本発明の表面材を、自動車の座席シート等
の日光に照らされる状態で使用する製品や、屋外で使用
する製品に用いる場合は、耐候性の問題から、本発明に
おける表面布帛の表側を色調変化や黄変が起こりにくい
ポリエステル系繊維で構成され、裏側を吸湿性が良好な
ポリアミド系繊維で構成されるリバーシブルニットを用
いることが好ましい。
の日光に照らされる状態で使用する製品や、屋外で使用
する製品に用いる場合は、耐候性の問題から、本発明に
おける表面布帛の表側を色調変化や黄変が起こりにくい
ポリエステル系繊維で構成され、裏側を吸湿性が良好な
ポリアミド系繊維で構成されるリバーシブルニットを用
いることが好ましい。
【0031】本発明の表面材は、表面布帛と不織布とが
一体化してなるものである。両者を一体化する方法とし
ては、ウレタン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等の樹脂で
接着する方法、表面布帛と不織布との間にホットメルト
系不織布を挟み熱処理によりホットメルト系不織布を溶
融させて接着する方法、縫合により接合する方法等が挙
げられる。
一体化してなるものである。両者を一体化する方法とし
ては、ウレタン系樹脂、ポリエチレン系樹脂等の樹脂で
接着する方法、表面布帛と不織布との間にホットメルト
系不織布を挟み熱処理によりホットメルト系不織布を溶
融させて接着する方法、縫合により接合する方法等が挙
げられる。
【0032】本発明の表面材は、用いる製品によって
は、伸縮性が10%以上であることが好ましい。表面材
が上記範囲の高度な伸縮性を有していることにより、用
いる製品が平坦な形状でなく、湾曲部を有しているもの
である場合、製品に貼りつけ、成型加工を行う際に、製
品が有する湾曲部に沿って容易に貼りつけることが可能
となり、得られた製品の表面に皺が発生する等の外観不
良を発生することはない。
は、伸縮性が10%以上であることが好ましい。表面材
が上記範囲の高度な伸縮性を有していることにより、用
いる製品が平坦な形状でなく、湾曲部を有しているもの
である場合、製品に貼りつけ、成型加工を行う際に、製
品が有する湾曲部に沿って容易に貼りつけることが可能
となり、得られた製品の表面に皺が発生する等の外観不
良を発生することはない。
【0033】本発明の表面材には、不織布の裏面が使用
時の摩擦等による毛羽立ち等の発生を防止するために、
不織布を保護する目的で、不織布の裏面側、すなわち、
表面布帛が貼り付けてなる側とは反対側(表面材の裏面
側)に、保護材として目付15〜20g/m2の丈夫な
スパンボンド不織布を接合させても良い。また、表面材
が高い伸縮性を有する場合には、表面材の伸縮性を阻害
しないために、保護材としてナイロン系繊維やポリエス
テル系繊維等からなるハーフニット等の伸縮性を有する
薄い素材を接合させることが好ましい。例えば、製品が
座席シートの場合、表面材は、クッション材本体に貼り
つけることとなる。本発明の表面材に、クッション材と
接する側に保護材を設けることにより、クッション材と
不織布とが直接触れて、不織布が毛羽立つことを防止す
ることができるのである。
時の摩擦等による毛羽立ち等の発生を防止するために、
不織布を保護する目的で、不織布の裏面側、すなわち、
表面布帛が貼り付けてなる側とは反対側(表面材の裏面
側)に、保護材として目付15〜20g/m2の丈夫な
スパンボンド不織布を接合させても良い。また、表面材
が高い伸縮性を有する場合には、表面材の伸縮性を阻害
しないために、保護材としてナイロン系繊維やポリエス
テル系繊維等からなるハーフニット等の伸縮性を有する
薄い素材を接合させることが好ましい。例えば、製品が
座席シートの場合、表面材は、クッション材本体に貼り
つけることとなる。本発明の表面材に、クッション材と
接する側に保護材を設けることにより、クッション材と
不織布とが直接触れて、不織布が毛羽立つことを防止す
ることができるのである。
【0034】本発明は、上記した構成を有するものであ
って、直接、人体に接する製品、例えば、自動車シー
ト、車輌シート、チャイルドシート、事務用椅子、家具
用椅子、ソファ、ベッド等に貼り付けてそれらの表面材
とする。
って、直接、人体に接する製品、例えば、自動車シー
ト、車輌シート、チャイルドシート、事務用椅子、家具
用椅子、ソファ、ベッド等に貼り付けてそれらの表面材
とする。
【0035】また、本発明の表面材を靴の裏側地、中底
等の靴用部材、帽子やヘルメット等のかぶりものの裏あ
て材、リュックなどの背負うカバン材における背あて部
分の表面材等に用いることもできる。
等の靴用部材、帽子やヘルメット等のかぶりものの裏あ
て材、リュックなどの背負うカバン材における背あて部
分の表面材等に用いることもできる。
【0036】
【実施例】以下、実施例によって、本発明を具体的に説
明する。本発明は、これら実施例に限定するものではな
い。また、測定値は以下の方法により求めた。
明する。本発明は、これら実施例に限定するものではな
い。また、測定値は以下の方法により求めた。
【0037】吸湿率(%);試料を105℃で2時間乾
燥して質量W0を測定した後、温度25℃、相対湿度6
0%の条件下で2時間調湿して質量W1を測定し、下式
aにより初期水分率M0を求める。次に、この試料を温
度34℃、相対湿度90%の条件下で24時間調湿させ
た後、質量W2を測定し、水分率M1を下式bにより算出
する。水分率M0、M1を用いて下式cにより算出した値
を吸湿率とする。 式a M0(質量%)=[(W1−W0)/W0]×10
0 式b M1(質量%)=[(W2−W0)/W0]×10
0 式c 吸湿率(質量%)=M1−M0
燥して質量W0を測定した後、温度25℃、相対湿度6
0%の条件下で2時間調湿して質量W1を測定し、下式
aにより初期水分率M0を求める。次に、この試料を温
度34℃、相対湿度90%の条件下で24時間調湿させ
た後、質量W2を測定し、水分率M1を下式bにより算出
する。水分率M0、M1を用いて下式cにより算出した値
を吸湿率とする。 式a M0(質量%)=[(W1−W0)/W0]×10
0 式b M1(質量%)=[(W2−W0)/W0]×10
0 式c 吸湿率(質量%)=M1−M0
【0038】蒸れ感;試料表面に手の平を60秒間押し
当てた際の官能評価により蒸れ感の評価を行った。 ×:蒸れ感、べとつき感、湿気があり、暑く感じた。 ○:蒸れ感、べとつき感、湿気を感じることなく、涼し
く感じた。
当てた際の官能評価により蒸れ感の評価を行った。 ×:蒸れ感、べとつき感、湿気があり、暑く感じた。 ○:蒸れ感、べとつき感、湿気を感じることなく、涼し
く感じた。
【0039】吸水性評価;試料に水1ミリリッターを滴
下し、水滴が試料表面からなくなるまでの時間を測定し
た。
下し、水滴が試料表面からなくなるまでの時間を測定し
た。
【0040】伸縮性(%);JIS L1096の伸長
率の測定に準じて行った。すなわち、自記記録装置付き
定伸長形引張試験機を用い、つかみ間隔20cmで、引
張速度100mm/分で荷重伸長曲線を描き、この曲線
により14.7N応力時の伸長率(%)を求めた。
率の測定に準じて行った。すなわち、自記記録装置付き
定伸長形引張試験機を用い、つかみ間隔20cmで、引
張速度100mm/分で荷重伸長曲線を描き、この曲線
により14.7N応力時の伸長率(%)を求めた。
【0041】実施例1 ポリアルキレンオキサイド、ポリオールおよび脂肪族ジ
イソシアネート化合物の反応によって得られたポリアル
キレンオキサイド変性物とナイロン6とのブレンド物を
芯成分、ナイロン6を鞘成分とする芯鞘型複合形態の7
0デシテックス(以下、dtexと記す。)/24フィ
ラメント(以下、fと記す。)のポリアミド系吸放湿性
繊維を用い、編み機にてカノコの組織で、目付300g
/m、巾210cmの編地を得た。このポリアミド系吸
放湿性繊維は、温度34℃、相対湿度90%における吸
湿率が、4.0質量%であった。
イソシアネート化合物の反応によって得られたポリアル
キレンオキサイド変性物とナイロン6とのブレンド物を
芯成分、ナイロン6を鞘成分とする芯鞘型複合形態の7
0デシテックス(以下、dtexと記す。)/24フィ
ラメント(以下、fと記す。)のポリアミド系吸放湿性
繊維を用い、編み機にてカノコの組織で、目付300g
/m、巾210cmの編地を得た。このポリアミド系吸
放湿性繊維は、温度34℃、相対湿度90%における吸
湿率が、4.0質量%であった。
【0042】一方、ポリエステル短繊維(繊維長51m
m、繊度2.2dtex)と、融点110℃のエチレン
テレフタレート/イソフタレート(モル比6/4)から
なる共重合ポリエステルを鞘部、ポリエチレンテレフタ
レートを芯部に配したポリエステル系芯鞘型バインダー
短繊維(繊維長51mm、繊度2.2dtex)を混率
(質量比)80:20で混綿し、カードを通すことによ
り、ウェブを得、針密度40本/cm2でニードルパン
チを行い、150℃で熱処理を行うことにより、バイン
ダー成分を溶融して、繊維を接着させて、密度0.04
g/cm3、厚み5mmのポリエステル不織布を得た。
m、繊度2.2dtex)と、融点110℃のエチレン
テレフタレート/イソフタレート(モル比6/4)から
なる共重合ポリエステルを鞘部、ポリエチレンテレフタ
レートを芯部に配したポリエステル系芯鞘型バインダー
短繊維(繊維長51mm、繊度2.2dtex)を混率
(質量比)80:20で混綿し、カードを通すことによ
り、ウェブを得、針密度40本/cm2でニードルパン
チを行い、150℃で熱処理を行うことにより、バイン
ダー成分を溶融して、繊維を接着させて、密度0.04
g/cm3、厚み5mmのポリエステル不織布を得た。
【0043】得られた編地とポリエステル不織布とをウ
レタン系樹脂を用いて貼り合わせることにより、本発明
の表面材を得た。
レタン系樹脂を用いて貼り合わせることにより、本発明
の表面材を得た。
【0044】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であっ
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。
【0045】実施例2 実施例1において、ウレタン系樹脂の代えてポリエステ
ル系ホットメルト不織布(商標名ダイナック:東洋紡績
株式会社製)を用いて、140℃で熱処理を行い、丸編
地とポリエステル不織布とを貼り合わせた以外は、実施
例1と同様にして表面材を得た。
ル系ホットメルト不織布(商標名ダイナック:東洋紡績
株式会社製)を用いて、140℃で熱処理を行い、丸編
地とポリエステル不織布とを貼り合わせた以外は、実施
例1と同様にして表面材を得た。
【0046】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であ
り、また、丸編地とポリエステル不織布との接着にも何
ら問題のないものであった。吸水性評価においては、実
施例1と同様で、水滴を滴下した際、表面材上に水滴に
ならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込んだため、吸
水性は非常に良好であった。
り、また、丸編地とポリエステル不織布との接着にも何
ら問題のないものであった。吸水性評価においては、実
施例1と同様で、水滴を滴下した際、表面材上に水滴に
ならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込んだため、吸
水性は非常に良好であった。
【0047】実施例3 実施例1において、バインダー繊維として、エチレンテ
レフタレート/ブチレンテレフタレート(モル比1/
1)にε−カプロラクトンを20モル%共重合してなる
融点144℃の共重合ポリエステルを鞘部に、ポリエチ
レンテレフタレートを芯部に配したポリエステル系芯鞘
型バインダー短繊維(繊維長51mm、繊度2.2dt
ex)を用い、熱処理温度を180℃として、目付0.
04g/cm3、厚み5mmのポリエステル不織布を得
た以外は、実施例1と同様にして本発明の表面材を得
た。
レフタレート/ブチレンテレフタレート(モル比1/
1)にε−カプロラクトンを20モル%共重合してなる
融点144℃の共重合ポリエステルを鞘部に、ポリエチ
レンテレフタレートを芯部に配したポリエステル系芯鞘
型バインダー短繊維(繊維長51mm、繊度2.2dt
ex)を用い、熱処理温度を180℃として、目付0.
04g/cm3、厚み5mmのポリエステル不織布を得
た以外は、実施例1と同様にして本発明の表面材を得
た。
【0048】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であっ
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、不織布を
構成するバインダー繊維のバインダー成分が高結晶性を
有するものであるため、高温雰囲気下でもへたりにくい
表面材を得ることができた。
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、不織布を
構成するバインダー繊維のバインダー成分が高結晶性を
有するものであるため、高温雰囲気下でもへたりにくい
表面材を得ることができた。
【0049】実施例4 実施例1で用いたポリアミド系吸放湿性繊維とポリエチ
レンテレフタレートからなる150dtex/48fの
ポリエステル系繊維とをダブルニット編機にて、表面に
ポリエステル系繊維、裏面にポリアミド系吸放湿性繊維
となるようなカノコの組織で、目付500g/m、巾2
10cmの編地を得た。
レンテレフタレートからなる150dtex/48fの
ポリエステル系繊維とをダブルニット編機にて、表面に
ポリエステル系繊維、裏面にポリアミド系吸放湿性繊維
となるようなカノコの組織で、目付500g/m、巾2
10cmの編地を得た。
【0050】得られた編地と実施例3で用いたポリエス
テル不織布とをウレタン系樹脂を用いて貼り合わせて本
発明の表面材を得た。
テル不織布とをウレタン系樹脂を用いて貼り合わせて本
発明の表面材を得た。
【0051】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であっ
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、不織布を
構成するバインダー繊維のバインダー成分が高結晶性を
有するものであるため、高温雰囲気下でもへたりにく
く、また、表面布帛の表側をポリエステル系繊維により
構成されているため、色調変化や黄変が起こりにくく、
耐候性にも優れた表面材を得ることができた。
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、不織布を
構成するバインダー繊維のバインダー成分が高結晶性を
有するものであるため、高温雰囲気下でもへたりにく
く、また、表面布帛の表側をポリエステル系繊維により
構成されているため、色調変化や黄変が起こりにくく、
耐候性にも優れた表面材を得ることができた。
【0052】実施例5 実施例4において、不織布として、エチレンテレフタレ
ート/ブチレンテレフタレート(モル比1/1)にε−
カプロラクトンを20モル%共重合した融点144℃の
共重合ポリエステルを鞘部に、ポリエチレンテレフタレ
ートを芯部に配した芯鞘複合型バインダー短繊維(繊維
長51mm、繊度2.2dtex)と、ポリエチレンテ
レフタレートからなるポリエステル短繊維(繊維長51
mm、繊度3.3dtex)と、エチレンテレフタレー
トにイソフタル酸を4モル%、ビスフェノールAのエチ
レンオキシド2モル付加物3モル%とを共重合したエチ
レンテレフタレート系共重合ポリエステルとポリエチレ
ンテレフタレートとをサイドバイサイド型に複合(質量
比1:1)してなる潜在捲縮性ポリエステル短繊維(繊
維長64mm、繊度6.6dtex)とを、混率(質量
比)10:30:60で混綿したこと以外は実施例4と
同様にして不織布を得、実施例5の表面材を得た。潜在
捲縮性ポリエステル短繊維は、熱処理によりスパイラル
状の捲縮を発現した。
ート/ブチレンテレフタレート(モル比1/1)にε−
カプロラクトンを20モル%共重合した融点144℃の
共重合ポリエステルを鞘部に、ポリエチレンテレフタレ
ートを芯部に配した芯鞘複合型バインダー短繊維(繊維
長51mm、繊度2.2dtex)と、ポリエチレンテ
レフタレートからなるポリエステル短繊維(繊維長51
mm、繊度3.3dtex)と、エチレンテレフタレー
トにイソフタル酸を4モル%、ビスフェノールAのエチ
レンオキシド2モル付加物3モル%とを共重合したエチ
レンテレフタレート系共重合ポリエステルとポリエチレ
ンテレフタレートとをサイドバイサイド型に複合(質量
比1:1)してなる潜在捲縮性ポリエステル短繊維(繊
維長64mm、繊度6.6dtex)とを、混率(質量
比)10:30:60で混綿したこと以外は実施例4と
同様にして不織布を得、実施例5の表面材を得た。潜在
捲縮性ポリエステル短繊維は、熱処理によりスパイラル
状の捲縮を発現した。
【0053】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であっ
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、表面材の
伸縮性は15%であり、湾曲部を有している製品であっ
ても、良好に成型しうるものであった。
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、表面材の
伸縮性は15%であり、湾曲部を有している製品であっ
ても、良好に成型しうるものであった。
【0054】実施例6 実施例1において、実施例1で用いたポリアミド系吸放
湿性繊維の鞘成分をナイロン6に代えて、ポリエチレン
テレフタレートとした吸放湿性繊維(温度34℃、相対
湿度90%における吸湿率3.8%)とした以外は、実
施例1と同様にして、実施例6の表面材を得た。
湿性繊維の鞘成分をナイロン6に代えて、ポリエチレン
テレフタレートとした吸放湿性繊維(温度34℃、相対
湿度90%における吸湿率3.8%)とした以外は、実
施例1と同様にして、実施例6の表面材を得た。
【0055】得られた表面材の蒸れ感評価は、○であっ
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、繊維の鞘
成分が、ポリエチレンテレフタレートから構成されてい
るため、色調変化や黄変が起こりにくく、耐候性にも優
れた表面材を得ることができた。
た。吸水性評価においては、水滴を滴下した際、表面材
上に水滴にならず、一瞬で、表面材中に水滴が染み込ん
だため、吸水性は非常に良好であった。また、繊維の鞘
成分が、ポリエチレンテレフタレートから構成されてい
るため、色調変化や黄変が起こりにくく、耐候性にも優
れた表面材を得ることができた。
【0056】比較例1 70dtex/24fのポリエチレンテレフタレート繊
維を用い、編み機にて、カノコの組織で、目付300g
/m、巾210cmの編地を得た。この編地と、密度
0.05g/cm3、厚み5mmの発泡ウレタンとを、
フレームラミネートすることにより接着させ、比較例の
表面材を得た。
維を用い、編み機にて、カノコの組織で、目付300g
/m、巾210cmの編地を得た。この編地と、密度
0.05g/cm3、厚み5mmの発泡ウレタンとを、
フレームラミネートすることにより接着させ、比較例の
表面材を得た。
【0057】得られた比較例の表面材の蒸れ感評価は、
×であり、また、吸水性評価においては、水滴を滴下し
た後、3分経過後も、表面材上の水滴形状に全くの変化
がなく、吸水性に劣るものであった。
×であり、また、吸水性評価においては、水滴を滴下し
た後、3分経過後も、表面材上の水滴形状に全くの変化
がなく、吸水性に劣るものであった。
【0058】
【発明の効果】本発明は、表面布帛と、特定密度と特定
厚みを有する不織布とが一体化してなるものであるの
で、人体が接触する座席シート等の表面を構成する表面
材に用いた際、人体との間に発生する蒸気、湿気を表面
布帛と通じて、不織布に吸湿・拡散することができるた
め、湿気が不織布内にこもることなく、蒸れ感、べとつ
き感、汗ばみ等の不快感を与えることがない。また、本
発明の表面材は、上記構成であるため、屈曲可能である
ため、、製品に貼り付け、成型加工の際に、皺になりに
くく、加工性が容易である。
厚みを有する不織布とが一体化してなるものであるの
で、人体が接触する座席シート等の表面を構成する表面
材に用いた際、人体との間に発生する蒸気、湿気を表面
布帛と通じて、不織布に吸湿・拡散することができるた
め、湿気が不織布内にこもることなく、蒸れ感、べとつ
き感、汗ばみ等の不快感を与えることがない。また、本
発明の表面材は、上記構成であるため、屈曲可能である
ため、、製品に貼り付け、成型加工の際に、皺になりに
くく、加工性が容易である。
【0059】また、表面布帛が吸放湿性繊維を含有する
ことにより、表面布帛でも、また、より湿気等の水分を
吸湿する効果が向上し、不織布内へ移行、拡散すること
が可能となる。
ことにより、表面布帛でも、また、より湿気等の水分を
吸湿する効果が向上し、不織布内へ移行、拡散すること
が可能となる。
【0060】本発明は、以上のような効果を奏するもの
であるため、製品として、直接、人体に接する部位、例
えば、自動車シート、車輌シート、チャイルドシート、
事務用椅子、家具用椅子、ソファ、ベッド等の表面材、
また靴の裏側地、中底等の靴用部材、帽子やヘルメット
等のかぶりものの裏あて材、リュックなどの背負うカバ
ン材における背あて部分の表面材等の各種製品に用いる
ことができ、優れた吸水性、吸放湿性を奏し、蒸れ感を
低減できるものである。
であるため、製品として、直接、人体に接する部位、例
えば、自動車シート、車輌シート、チャイルドシート、
事務用椅子、家具用椅子、ソファ、ベッド等の表面材、
また靴の裏側地、中底等の靴用部材、帽子やヘルメット
等のかぶりものの裏あて材、リュックなどの背負うカバ
ン材における背あて部分の表面材等の各種製品に用いる
ことができ、優れた吸水性、吸放湿性を奏し、蒸れ感を
低減できるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AK41 AK41A AK46A AK48 AK51G AK54 BA02 BA13 CB00 DG01A DG11A DG15B DG20 GB33 GB81 JA13B JA20B JD15 JD15A JK08 JL00 YY00 YY00B 4L047 AA21 AB10 BA09 BB06 CA04 CB10 CC09 CC14
Claims (7)
- 【請求項1】 表面布帛と、密度0.015g/cm3
〜0.08g/cm3、厚み2mm以上の不織布とが一
体化してなることを特徴とする表面材。 - 【請求項2】 吸放湿性合成繊維を含んでなる表面布帛
と、密度0.015g/cm3〜0.08g/cm3、厚
み2mm以上の不織布とが一体化してなることを特徴と
する表面材。 - 【請求項3】 請求項2記載の吸放湿性合成繊維が、温
度34℃、相対湿度90%における吸湿率が3.6質量
%以上であるポリアミド系繊維であることを特徴とする
請求項2記載の表面材。 - 【請求項4】 表面布帛が、表側がポリエステル系繊維
で、裏側がポリアミド系繊維で構成されてなるリバーシ
ブルニットであることを特徴とする請求項1〜3のいず
れか1項に記載の表面材。 - 【請求項5】 シート表面材の伸縮率が10%以上であ
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載
の表面材。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項に記載の表
面材を製品表面に用いてなることを特徴とする製品。 - 【請求項7】 請求項6に記載の製品が座席シートであ
ることを特徴とする座席シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153195A JP2001334595A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 表面材およびそれを用いてなる製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000153195A JP2001334595A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 表面材およびそれを用いてなる製品 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001334595A true JP2001334595A (ja) | 2001-12-04 |
Family
ID=18658509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000153195A Pending JP2001334595A (ja) | 2000-05-24 | 2000-05-24 | 表面材およびそれを用いてなる製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001334595A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090548A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Sanwa Kogyo Kk | 内装材の表皮層 |
-
2000
- 2000-05-24 JP JP2000153195A patent/JP2001334595A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009090548A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Sanwa Kogyo Kk | 内装材の表皮層 |
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