JP2001334527A - ポリマー造粒装置 - Google Patents

ポリマー造粒装置

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JP2001334527A
JP2001334527A JP2000158386A JP2000158386A JP2001334527A JP 2001334527 A JP2001334527 A JP 2001334527A JP 2000158386 A JP2000158386 A JP 2000158386A JP 2000158386 A JP2000158386 A JP 2000158386A JP 2001334527 A JP2001334527 A JP 2001334527A
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pellets
polymer
granulator
molten polymer
container
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JP2000158386A
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Goshi Ishida
郷史 石田
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異形状ペレットの重量を自動的に検知して、
溶融ポリマーの押し出し量を調整することができるの
で、作業者の監視を必要とすることなく、形状に異常の
ないペレットを得ることが可能となるポリマー造粒装置
を提供する。 【解決手段】 容器1内の溶融ポリマー4を吐出ノズル
6からストランド7又はシートとして押し出し、冷却固
化した後、カッター8でペレット13に切断し、このペ
レット13から振動篩10により異形状ペッレトを分別
して取り除くようにしたポリマー造粒装置である。この
装置には、分別して取り除かれる異形状ペレットの重量
を測定する測定器12を設け、この測定値を基に異形状
ペレットの発生速度を算出し、算出結果をあらかじめ設
定した値と比較し、偏差に応じて溶融ポリマー4の押し
出し量を調整する制御装置17を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容器内の溶融ポリ
マーをノズルからストランド又はシートとして押し出
し、冷却固化した後、カッターでペレットに切断し、こ
のペレットから振動篩により異形状ペレットを分別して
取り除くようにしたポリマー造粒装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】溶融ポリマーを粒状化する場合、例え
ば、重合槽からポリエチレンテレフタレートのような溶
融ポリマーを払い出して粒状化する場合、溶融ポリマー
をノズルからストランド又はシートとして押し出し、冷
却固化した後、カッターでペレットに切断し、この際発
生する異形状ペレットを振動篩により分別して取り除く
ようにしたポリマー造粒装置が広く使用されている。
【0003】重合槽から溶融ポリマーを払出す際、連続
重合方式の場合には、ギアポンプを使用し、回分式の場
合には、窒素ガス等の不活性ガスを重合槽に圧入して加
圧する方法が採用されているが、これらの方法により造
粒する場合、粘度の変化や押し出し圧の変動等により、
造粒装置へのポリマー供給量が変化して、ストランドが
密着したり冷却不足となる。
【0004】このような状態で造粒を行うと、連ペレッ
トやブロッキングペレットが発生することになる。これ
らの異形状ペレットが存在すると、ペレットの空気輸送
が正常に行えないとか、ストックサイロからの排出の
際、ブリッジを形成してストックサイロから排出できな
くなるという問題がある。さらには、ユーザーが使用す
る際、嵩密度が変化して安定供給ができない等の理由
で、製品として扱えないという問題があった。
【0005】これらの問題を解決するために、払出され
たペレットから振動篩により異形状ペレットを分別して
取り除く方法が一般的に採用されているが、この方法で
も収率が低下することは避けられない。
【0006】一方、できるだけ収率を変化させない方法
としては、作業者がストランド又はシートの状態やペレ
ットの形状を常時監視し、異常が見られた場合には、ポ
リマーの払出しを中断したり、ペレットの払出し先を変
更したりする方法があるが、このような人的対応方法で
は対応に時間がかかり、不良ペレットが多量に発生した
り、造粒作業の無人化等の省力化が進められないという
問題があった。
【0007】これらの問題を解決するために、本出願人
は、特開平11−254431号公報において、ペレットの形状
を検知する装置を設けるとともに、その検出値によりノ
ズルからの押し出し量を調節するスリット弁の開度を制
御する調節計を設けたポリマー造粒装置を提案した。こ
の装置は、均一なペレットを安定して得るのに非常に有
効なものであるが、カッター刃のコンディションや機台
差により造粒処理能力が変化した場合、設定変更を要す
るという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
を解決し、容器内の溶融ポリマーをノズルからストラン
ド又はシートとして押し出し、冷却固化した後、カッタ
ーでペレットに切断し、このペレットから振動篩により
異形状ペッレトを分別して取り除くようにしたポリマー
造粒装置において、作業者の常時監視を必要とすること
なく、形状に異常のないペレットを高収率で得ることが
できるポリマー造粒装置を提供することを技術的な課題
とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、容器内の溶融ポリマーを吐出
ノズルからストランド又はシートとして押し出し、冷却
固化した後、カッターでペレットに切断し、このペレッ
トから振動篩により異形状ペッレトを分別して取り除く
ようにしたポリマー造粒装置において、分別して取り除
かれる異形状ペレットの重量を測定する測定器を設け、
この測定値を基に異形状ペレットの発生速度を算出し、
算出結果をあらかじめ設定した値と比較し、偏差に応じ
て溶融ポリマーの押し出し量を調整する制御装置を設け
たことを特徴とするポリマー造粒装置を要旨とするもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明のポリマー造粒装置
について、図面を参照しながら詳細に説明する。図1
は、本発明の、容器(回分式重合槽)から溶融ポリマー
を払出して造粒する装置の一実施態様を示す説明であ
る。図1において、1は容器(回分式重合槽)、2は不
活性ガス供給配管、3は容器の気相部、4は溶融ポリマ
ー、5は払出し弁、6は吐出ノズル、7はストランド、
8はカッター、9は脱水器、10は振動篩、11は荒受
け、12は重量測定器、13はペレット、14は切替
弁、15はデータ処理装置、16は表示装置、17は制
御装置、18は製品ペレット用サイロ、19は異常ペレ
ット用サイロ、20は払出し圧指示計、21はカッター
速度調節計を示す。
【0011】容器1からの溶融ポリマーは、不活性ガス
供給配管2からの不活性ガスによって加圧され、払出し
弁5から吐出ノズル6を通ってストランド7として押し
出される。ストランド7は、カッター8で冷却固化され
た後、切断されてペレット13となる。上記のポリマー
造粒時、ストランド7の密着、カッター8の異常、冷却
不足等の様々な理由で連ペレット、ブロッキング、斜め
切れが発生する。この異形状ペレットは振動篩10で分
別され、荒受け11に取り除かれる。
【0012】従来は、作業者が荒受け11に溜まった異
形状ペレットの量を監視し、異形状ペレットが通常より
多く発生した場合には経験的な判断により、払出し弁5
の開度を調整したり、払出しを中断したりしていた。本
発明においては、荒ペレットとして取り除かれる異形状
ペレットの重量を測定器12で自動的に測定し、その測
定値をデータ処理装置15に送り、異形状ペレットの発
生速度を算出し、算出結果をあらかじめ設定した値と比
較して、発生速度が一定の水準以上になったら異常の判
定結果を表示装置16に表示する。これにより、荒ペレ
ットの量を監視するため作業者が常時現場にいる必要が
なくなる他、作業者による製品収率の差も生じることが
防止される。
【0013】図1には、データ処理装置15と表示装置
16を別々の装置で構成した例を示したが、これらは一
つの装置(必要なソフトを組み込んだパーソナルコンピ
ュータ)とすることも可能である。また、図1にはスト
ランドを押し出す例を示したが、シートを押し出す場合
にも同様に適用できる。
【0014】異常と判定された場合、作業者が必要な処
置を講じるようにしてもよいが、本発明では、異常と判
定されたら、その信号を制御装置17に送り、払出し弁
5の開度を調節させたり、払出し圧指示計20により容
器内へ加える圧力の調節をさせたりして溶融ポリマーの
押し出し量を調整する。これにより、作業者の判断や操
作を要せずに、異形状ペレットの多量発生を未然に防
ぎ、異形状ペレットを含まない高品質のペレットを得る
ことができる。また、溶融ポリマーの押し出し量の調整
に併せて、カッター速度調節計21でカッター速度を調
節させたり、切替弁14を切り替えてペレット13の払
出し先を変更させたりすることが好ましい。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、ペレット形状の均一性は、短径2mm、長径
4mm、長さ4mmのペレットを標準ペレットとし、振
動篩のパンチプレート(直径6mm)から外れたものを
異形状ペレットとし、1バッチ(2000Kg)中の異
形状ペレットの重量を求めて評価した。
【0016】実施例1 リーターオートマチック社製USG-300型造粒装置を用
いた図1に示した形式の造粒装置を使用し、容器(重合
槽)1からの溶融粘度が2000ポイスのポリエチレン
テレフタレートを窒素ガスで0.8MPa/cm2 に加
圧し、直径8mmの吐出ノズル6から55本のストラン
ドとして吐出し、ペレット化した。
【0017】この際、振動篩10により分別され、取り
除かれたペレットを異形状ペレットとし、その重量の発
生速度が100g/分になった時点で制御装置17から
の指令で払出し弁5の開度を調節して造粒を行った。得
られた1バッチ中の異形状ペレットの重量は、2kg/
バッチであった。
【0018】比較例1 造粒状態を監視することなく払出しを行い、実施例1と
同様にしてペレット化した。得られた1バッチ中の異形
状ペレットの重量は、30kg/バッチであった。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、容器内の溶融ポリマー
を吐出ノズルからストランド又はシートとして押し出
し、冷却固化した後、カッターでペレットに切断し、こ
のペレットから振動篩により異形状ペッレトを分別して
取り除くようにしたポリマー造粒装置において、異形状
ペレットの重量を自動的に検知して、溶融ポリマーの押
し出し量を調整することができるので、作業者の監視を
必要とすることなく、形状に異常のない高品質ペレット
を高収率で得ることが可能となるポリマー造粒装置が提
供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポリマー造粒装置の一実施態様を示す
概略説明図である。
【符号の説明】
1 容器(重合槽) 4 溶融ポリマー 5 払出し弁 6 吐出ノズル 7 ストランド 8 カッター 9 脱水器 10 振動篩 11 荒受け 12 重量測定器 13 ペレット 14 切替弁 15 データ処理装置 16 表示装置 17 制御装置 18 製品ペレット用サイロ 19 異常ペレット用サイロ 20 払出し圧指示計 21 カッター速度調節計

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内の溶融ポリマーを吐出ノズルから
    ストランド又はシートとして押し出し、冷却固化した
    後、カッターでペレットに切断し、このペレットから振
    動篩により異形状ペレットを分別して取り除くようにし
    たポリマー造粒装置において、分別して取り除かれる異
    形状ペレットの重量を測定する測定器を設け、この測定
    値を基に異形状ペレットの発生速度を算出し、算出結果
    をあらかじめ設定した値と比較し、偏差に応じて溶融ポ
    リマーの押し出し量を調整する制御装置を設けたことを
    特徴とするポリマー造粒装置。
  2. 【請求項2】 押し出し量の調整を、容器内に加える圧
    力の調節で行うようにした請求項1記載のポリマー造粒
    装置。
  3. 【請求項3】 押し出し量の調整を、容器に設けた払出
    し弁の開度により調節するようにした請求項1記載のポ
    リマー造粒装置。
  4. 【請求項4】 偏差に応じてカッター速度を調整する制
    御装置を設けた請求項1〜3のいずれかに記載のポリマ
    ー造粒装置。
  5. 【請求項5】 偏差に応じて、ペレットの払出し先を変
    更する制御装置を設けた請求項1〜3のいずれかに記載
    のポリマー造粒装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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