JP2899569B2 - ストランドの冷却装置 - Google Patents

ストランドの冷却装置

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JP2899569B2 JP1307597A JP1307597A JP2899569B2 JP 2899569 B2 JP2899569 B2 JP 2899569B2 JP 1307597 A JP1307597 A JP 1307597A JP 1307597 A JP1307597 A JP 1307597A JP 2899569 B2 JP2899569 B2 JP 2899569B2
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宏 吉川
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストランドの冷却
装置、特に連続的に吐出される多数のストランド状溶融
ポリマーを冷却シュートを冷却水と共に流下させること
により、吐出されたストランド状の熱可塑性材料が相互
に融着しないようにして不良チップを出さないようにし
たストランドの冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にナイロン、ポリエステル等
の合成繊維の製造に際してはこれらのポリマーを角状、
円柱或いは球状に成形した、いわゆるチップを使用して
いる。かかるチップ製造にポリマーを冷却し、まず縦切
りにした後横切りするシートカット方式がある。また、
冷却固化し或いは固化する前にカットしてチップを得る
方式もある。これらの方式の装置はコンパクトであり、
操作が比較的易しく生産性が高いため広くストランドカ
ッタとして使用されている。
【0003】当時西ドイツの専門メーカが、特開昭51
−115558号にて端を発して冷却水を流している流
下シュート上に沿って押しつけるが如く、流下シュート
がストランドの線が踏みだす方式が盛んに使用されるよ
うになった。これに対して同出願人、同発明者から流下
シュートが部分的にストランドの線が踏み出すが、スト
ランドが引っ張られるに従ってストランドの瞬間的走行
スピードが次第に早くなり、その分細くなり、これらの
スピ−ド上昇に連動して数箇所の冷却水を層流的に噴出
する方式が提案され(例えば特願平2−183349号
や特願昭59−110447号など多数)て特開昭51
−115558号がかかえる問題点を全面的にクリヤー
させたが、特公昭55−1167号や特開平1−244
809号が特開昭51−115558号の基本特許にあ
くまでも踏襲し、特願平2−183349号の様に、流
下スピードに連動して冷却水を複数次第にスピードを増
して噴射することなく、ただ整流ガイドやフラップを付
けて運転開始時のストランドの融着を防ごうと試みてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のストラ
ンドの冷却装置においては、重合槽の吐出孔から押し出
された多数のストランド状の溶融ポリマーをシュート、
通常は少なくともストランド数の案内溝を設けているシ
ュート上に落下させてストランドカッタ直前のフィード
ローラに送り込み張力を付与して引き取る。この際シュ
ート上部の対応する案内溝に多数のストランド状の溶融
ポリマーの細条体がそれぞれ導入され難く、同一溝内に
2条のストランド状の溶融ポリマーの細条体が導入され
るようになる。このように運転開始時に吐出されたスト
ランド状の熱可塑性材料が、しかも同一溝内に2条のス
トランド状の溶融ポリマーの細条体が導入されると、該
導入細条体は相互に融着した状態で固化されるので、不
良チップを多く出すという問題があった。
【0005】このため整流ガイドやフラップや案内溝か
ら外して移し替えるているが、かかる方法では操作が面
倒で時間がかかるうえ、安全上からも問題が多いという
問題があった。
【0006】本発明は、上記従来のストランドの冷却装
置の有する問題を解決し、運転開始時に吐出されたスト
ランド状の熱可塑性材料が確実に1条ずつ分かれてシュ
ート上を冷却と共に流下させて、複数の細条体が相互に
融着しないようにして不良チップの発生を未然に防止す
ることができるストランドの冷却装置を提供することを
目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のストランドの冷却装置は、連続的に吐出さ
れる多数のストランド状の溶融細状体を下方に傾斜した
シュート上に沿って張力を付与しつつ冷却水とともに流
下させた後チップ状に細断する装置において、ストラン
ド状の溶融細状体が落ちるシュート部分に、該シュート
を細かく振動させるバイブレータを付設して該シュート
上の冷却水を振動させることを特徴とする。
【0008】上記構成からなる、本発明のストランドの
冷却装置は、連続的に吐出される多数のストランド状の
溶融細状体を下方に傾斜したシュート上に張力を付与し
つつ冷却水とともに流下させた後チップ状に細断する装
置において、ストランド状の溶融細状体が落ちるシュー
ト部分に、該部分シュートを細かく振動させるバイブレ
ータを付設して該シュート上の冷却水を振動させ、スト
ランドが冷却水と接触が維持され、ストランドの融着が
防止される。部分シュートを細かく振動させるバイブレ
ータを付設して該シュート上の冷却水を振動させている
ので、シュート上を流下するストランドは互いに溶着す
ることがない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のストランドの冷却
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、
本発明の実施例を示す概略斜視図であり、図2は、要部
拡大図である。図において、1はポリエステル、ナイロ
ン等の溶融ポリマーのダイヘッドで、吐出孔2が設けら
れている。3はダイヘッド1の下方位置に配されたチッ
プ化するストランドカッタで、ダイヘッド1の吐出孔2
から押し出されたストランド状の細状体Sを冷却し固形
化するための下方に傾斜したシュート部4と固形化した
細状体Sを細断するストランドカッタ18から構成され
る。
【0010】シュート部4は上方よりそれぞれ第1シュ
ート5、第2シュート8、第3シュート9を含んで構成
され、これらシュート5、8、9にはストランドSをガ
イドし冷却水膜を均等に形成するようにした案内溝12
が下方に向かって多数並列して設けられている(少なく
ともストランドSの数でかつ対応する間隔)。第1シュ
ート5と第3シュート9にはストランドSが確実に案内
溝12内を走行できるように下部が湾曲又は屈折し、ス
トランドSと接触する摩擦走行部6、10を設けてい
る。
【0011】また、これら第1及び第3シュート5、9
は前後方向に回動できるようロッド体7、11に支承さ
れている。 13、14はシュート部4の側板である。
15は冷却水の供給室で、その上部は第1シュート5
上に均一にオーバーフローするようにスリット状の放出
口16が形成されている。 17は冷却水の導入口であ
る。
【0012】ストランドカッタ18は第3シュート9の
直下にストランドSに張力を付与ローラ19、20より
なる1対のフィードローラ21とその下方に配設した固
定刃22及び回転刃24からなるストランドカッタ24
を含んで構成され、更に回転刃23の後方に設けた水室
25上部放出口26から冷却水が供給され細断されたチ
ップTを冷却しつつ次の分離機(図示せず)に送るよう
にされている。27は冷却水の供給口であり、28はシ
ュート4の上方に配列された冷却水の散水管である。
【0013】30はバイブレーティングシュートであっ
て、冷却水放出口16より流れ出た水膜を振動するもの
であり、下辺側がシュート5のシュート面から離反可能
に設けられている。バイブレーティングシュートを振動
するために該バイブレーティングシュートの背面にリン
ク機構(図示省略)経てシュートに連結している。
【0014】しかして、チップ化作業開始に際してダイ
ヘッド1の吐出孔2から押し出されるポリエステル等の
ストランドSがシュート部4上に沿って下方に傾斜しな
がら走行できる位置に持ってきた後、冷却水の放出口1
6、26及び散水管28等から所要の冷却水を放出状態
に保持し、第1シュート5の吐出孔2の直下部にポリマ
放流用の開口を形成する。
【0015】次に、ダイヘッド1の弁を開き溶融ポリマ
ーをストランド状に押し出すが、最初に吐出される溶融
ポリマーは劣化したものであるので所定時間上記開口に
放流し、屑ポリマーとして分類する。次に第1シュート
5を元の位置にもどし、同時に吐出されるストランドS
を第1シュート5上に受けオーバーフローして落下する
冷却水と共に流下させ、第2、第3シュート8、9から
ストランドカッタ18に送りカットする。
【0016】ストランドSがストランドカッタ18に送
られると張力が付与され、ストランドSは所定のドラフ
トを受け固形化しながら適度な断面形状となり定常状態
となる。この時全てのストランドSが対応するシュート
の案内溝に入っておらず1つの案内溝に2つのストラン
ドSが重なりあって流下し、この状態を放置すると相互
に融着したチップやミスカットチップ等の不良チップが
導入してくる。とくに運転開始時には溶融樹脂が可塑性
を有するため、ストランド相互に融着し、1つの案内溝
の中に2〜3条のストランドが入る。
【0017】このようなストランドSの不正配列を除去
するために、吐出孔と案内溝を対応させるために、バイ
ブレータを稼働させ、バイブレーティングシュートを振
動させ、バイブレーティングシュート上の水流を振動さ
せる。そうすると、ストランドSは1条ずつ一定間隔に
分類する。この後バイブレータを停止させる。
【0018】従ってこの操作後は融着チップやミスカッ
トチップとうの不良品が発生することがなく、ストラン
ドは常に冷却水と接触しながら流下して固化し、ストラ
ンドカッタで細断され、形状の一定したチップを得るこ
とが出来る。
【0019】
【発明の効果】以上の通り、本発明によればストランド
がシュートに到着の部位でストランド同志が融着して不
良チップを出すことが少なくなり原単位向上とともに品
質の優れたチップを安定して得ることが出来、チップ化
作業開始時における動作が容易に安全に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のストランドの冷却装置の実施例を示す
概略斜視断面図である。
【図2】要部の拡大図である。
【図3】図2の部分側面図である。
【符号の説明】
1 ダイヘッド 2 吐出孔 3 ストランドカッタ S ストランド状の細状体 T チップ 4 シュート部 12 案内溝 13、14 シュート部4の側板 16 放出口 17 冷却水の導入口 18 ストランドカッタ 21 フィードローラ 30 バイブレーティングプレート 31 ホールディングプレート 32 バイブレータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続的に吐出される多数のストランド状
    の溶融細状体を下方に傾斜したシュート上に沿って張力
    を付与しつつ冷却水とともに流下させた後チップ状に細
    断する装置において、ストランド状の溶融細状体が落ち
    るシュート部分に、該シュートを細かく振動させるバイ
    ブレータを付設して該シュート上の冷却水を振動させる
    ことを特徴とするストランドの冷却装置。
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