JPH11300738A - 樹脂チップの製造装置 - Google Patents
樹脂チップの製造装置Info
- Publication number
- JPH11300738A JPH11300738A JP11553298A JP11553298A JPH11300738A JP H11300738 A JPH11300738 A JP H11300738A JP 11553298 A JP11553298 A JP 11553298A JP 11553298 A JP11553298 A JP 11553298A JP H11300738 A JPH11300738 A JP H11300738A
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- temperature
- strands
- discharge
- cutting
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- Pending
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
合、簡便、的確な手段により、装置の運転が停止される
樹脂チップ製造装置を提供する。 【解決手段】ストランド案内装置の近傍に設けられた温
度検出手段と、該温度検出手段により検出された温度が
異常であることを判別する温度異常判別手段と、該温度
異常判別手段が温度異常であることを判別した場合、前
記ストランド形成装置のストランドの吐出を停止せしめ
る信号を前記ストランド形成装置に送り、前記ストラン
ド形成装置からのストランドの吐出を停止するストラン
ド吐出停止手段とが装備された樹脂チップの製造装置。
Description
装置に関する。特に、溶融状態の樹脂を、ストランド形
成装置から、多数本のストランドとして吐出せしめ、こ
れらのストランドを水流で冷却しつつ案内し、冷却によ
り固化した、あるいは、固化前の状態のストランドを、
チップ状に裁断する裁断装置(チップカッター)に至ら
しめ、該裁断装置により樹脂チップを製造してなる樹脂
チップの製造装置に関する。
の合成樹脂成型品の製造に際しては、これらのポリマー
からなる角状、円柱状または球状のチップが、その原料
として使用されている。この樹脂チップの製造装置とし
て、溶融状態の樹脂を、ストランド形成装置から、多数
本のストランドとして吐出せしめ、これらのストランド
を水流で冷却しつつ案内し、冷却により固化した、ある
いは、固化前の状態のストランドを、チップ状に裁断す
る裁断装置(チップカッター)に至らしめ、該裁断装置
により樹脂チップを製造してなる樹脂チップの製造装置
が、広く用いられている。
ば、特開昭51−115558号公報に記載されている
ように、溶融状態の樹脂をストランド形状に吐出するス
トランド形成装置と、該吐出されたストランドを冷却し
つつ案内するストランド案内装置と、該案内されたスト
ランドをチップ形状に裁断(カッティング)する裁断装
置とからなる。また、ストランドを冷却しつつ案内する
ストランド案内装置は、ストランド形成装置の吐出孔か
ら押し出された多数本のストランド状の溶融樹脂を、傾
斜したシュート面に沿って冷却水と共に流下させ、スト
ランドに張力を付与しながら冷却させる構造となってい
る。
の製造装置を使用した樹脂ストランドの押し出し、スト
ランドの冷却、および、ストランドのカッティング工程
においては、カッティング作業の初期に、シュート面を
流下したストランドが、ストランドを切断するカッター
刃に噛み込まれず、シュート面に堆積してしまう場合が
ある。また、カッティング途中においても、ストランド
が振れて、数条のストランドが融着を起こすことによ
り、ストランドがシュート面に堆積する場合がある。
脂ストランドの吐出が継続しているため、堆積したスト
ランドがシュート面からあふれる異常状態が発生する。
チップ製造装置(工程)にあっては、オペレーターが直
接、または、テレビカメラを通じてストランドの移動状
態の監視を行ない、オペレーターが異常を認識した場
合、樹脂ストランドの吐出の停止操作を行っていた。し
かし、この方式では、監視のためのオペレーターが必要
であると云う問題を有していた。
従来の樹脂チップ製造装置(工程)にあっては、堆積し
たストランドが光を遮断することを利用して、光センサ
ーによってストランドの堆積、すなわち、異常を検知
し、これに基づき樹脂ストランドの吐出の停止操作を行
っていた。しかし、この方式おいては、ストランドをチ
ップ形状に裁断する裁断装置が正常に作動している間に
おいても、シュート面に沿って流れる冷却水の流れの変
化などの環境条件の変化があると、ストランドがほんの
僅か揺れることがあるが、それにより光センサーの光が
遮断され誤動作を発生する問題があり、この方式は、好
ましいものではなかった。
の問題点を解決することを目的とするものであり、この
目的を達成するための本発明に係る樹脂チップの製造装
置の構成は、次の通りである。
るストランド形成装置と、該ストランド形成装置から吐
出されたストランドを冷却しつつ案内するストランド案
内装置と、該ストランド案内装置により案内されたスト
ランドをチップ形状に裁断する裁断装置とからなる樹脂
チップの製造装置において、前記ストランド案内装置の
近傍に設けられた温度検出手段と、該温度検出手段によ
り検出された温度が異常であることを判別する温度異常
判別手段と、該温度異常判別手段が温度異常であること
を判別した場合、前記ストランド形成装置のストランド
の吐出を停止せしめる信号を前記ストランド形成装置に
送り、前記ストランド形成装置からのストランドの吐出
を停止するストランド吐出停止手段とが装備されている
ことを特徴とする樹脂チップの製造装置。
置を、その一実施例を用いて、図面を参照しながら、更
に説明する。
図である。
ストランド形状に吐出するストランド形成装置1は、溶
融樹脂が収容されるポリマー反応槽2、その下部に設け
られた多数個のストランド吐出孔を有するダイヘッド
3、および、前記ポリマー反応槽2に結合され、前記ス
トランド吐出孔からストランドを押し出し吐出するため
に前記ポリマー反応槽2内を加圧する窒素(N2)ガス
を供する加圧ガス供給パイプ4とを有する。
ダイヘッド3から吐出されたストランド5を、冷却しつ
つ、矢印15方向に、移動案内するストランド案内装置
6が設けられている。このストランド案内装置6は、第
1シュート板7、それに続く第2シュート板8、ならび
に、第2シュート板8に続くストランド案内溝板9とを
有する。
て、案内された前記ストランド5をチップ形状に裁断す
る裁断装置10が、設けられている。この裁断装置10
により、ストランド5は、樹脂チップ14に裁断され
る。
案内装置6、および、裁断装置10は、従来の装置のも
のと格別変わるところはないので、水流によるストラン
ドの冷却を含め、ここでの詳細な説明は、省略する。こ
の本発明の実施例における特徴は、次の点にある。
傍に、温度検出手段11と、この温度検出手段11によ
り検出された温度に関する出力信号16を受け、検出温
度が、定常運転時の温度より上昇した場合、異常である
ことが判別でき、異常の場合、前記ストランド形成装置
1のストランドの吐出を停止せしめる信号17を前記ス
トランド形成装置1に送ることができる制御ユニット1
2とが設けられている点が特徴である。
11は、前記ストランド5の流動が滞り堆積を生じやす
い前記裁断装置10の直前で、前記ストランド案内溝板
9の上面の近傍に設けられている。この温度検出手段1
1は、前記ストランド案内溝板9の下面あるいはその近
傍に設けられても良いが、上面の近傍の方が、ポリマー
の堆積を速やかに検知できるので、好ましい。
ート板7にうまく導入されずに、あるいは、ストランド
5相互に融着を生じ、ストランド5が堆積した場合の異
常を検知するために、第2の温度検出手段13も設けら
れ、この出力信号18も、前記制御ユニット12に送ら
れ、異常の場合、前記ストランド形成装置1のストラン
ドの吐出を停止するために用いられる。
置1のストランドの吐出の停止は、前記加圧ガス供給パ
イプ4の窒素ガスの加圧状態を調節することにより行わ
れる。
2は、連続式の反応槽でも、回分式の反応槽でもよい。
ストランドの滞留、堆積が生じると、その雰囲気の温度
異常(温度上昇)が発生することに着目し、この温度異
常を検出し、検出結果を、ストランド形成装置のストラ
ンドの吐出の停止操作に活用することにしたため、スト
ランド案内装置のストランドの流動異常を、極めて簡便
な手段で、的確に把握でき、異常な状態での樹脂チップ
の製造装置の継続運転が長く続いてしまうことがない、
かつ、従来行われていたオペレーターによる監視に基づ
く、あるいは、光センサーを用いたストランドの吐出の
停止操作が有していた前記問題点が解決された、樹脂チ
ップの製造装置が提供される。
示す概略側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】溶融状態の樹脂をストランド形状に吐出す
るストランド形成装置と、該ストランド形成装置から吐
出されたストランドを冷却しつつ案内するストランド案
内装置と、該ストランド案内装置により案内されたスト
ランドをチップ形状に裁断する裁断装置とからなる樹脂
チップの製造装置において、前記ストランド案内装置の
近傍に設けられた温度検出手段と、該温度検出手段によ
り検出された温度が異常であることを判別する温度異常
判別手段と、該温度異常判別手段が温度異常であること
を判別した場合、前記ストランド形成装置のストランド
の吐出を停止せしめる信号を前記ストランド形成装置に
送り、前記ストランド形成装置からのストランドの吐出
を停止するストランド吐出停止手段とが装備されている
ことを特徴とする樹脂チップの製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11553298A JPH11300738A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 樹脂チップの製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11553298A JPH11300738A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 樹脂チップの製造装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11300738A true JPH11300738A (ja) | 1999-11-02 |
Family
ID=14664871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11553298A Pending JPH11300738A (ja) | 1998-04-24 | 1998-04-24 | 樹脂チップの製造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11300738A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104129009A (zh) * | 2013-05-01 | 2014-11-05 | 英威达科技公司 | 用于生产均一颗粒的聚酰胺铸造 |
JP2020029085A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-02-27 | 株式会社クボタ | ストランド製造機器を監視する監視装置、監視方法、および監視プログラム |
JP2021084383A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 株式会社日本製鋼所 | ストランド誘導制御装置及びペレット製造システム |
-
1998
- 1998-04-24 JP JP11553298A patent/JPH11300738A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104129009A (zh) * | 2013-05-01 | 2014-11-05 | 英威达科技公司 | 用于生产均一颗粒的聚酰胺铸造 |
JP2020029085A (ja) * | 2019-03-28 | 2020-02-27 | 株式会社クボタ | ストランド製造機器を監視する監視装置、監視方法、および監視プログラム |
JP2021084383A (ja) * | 2019-11-29 | 2021-06-03 | 株式会社日本製鋼所 | ストランド誘導制御装置及びペレット製造システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040907 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040921 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041119 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050405 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050606 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050920 |