JPH11123716A - 熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法及びその装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法及びその装置

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JPH11123716A
JPH11123716A JP30941297A JP30941297A JPH11123716A JP H11123716 A JPH11123716 A JP H11123716A JP 30941297 A JP30941297 A JP 30941297A JP 30941297 A JP30941297 A JP 30941297A JP H11123716 A JPH11123716 A JP H11123716A
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JP
Japan
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movable
cooling
thermoplastic resin
strand
shooter
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Pending
Application number
JP30941297A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Yoshikawa
宏 吉川
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OM Ltd
Original Assignee
OM Ltd
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 不良のストランドを系外に排出するに際し、
特にまだ十分に冷却されない高温の溶融樹脂ストランド
が、冷却案内されずに滞積して不良のストランドとなる
のを系外に排出する必要がある。 【解決手段】 溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラ
ンド群をダイヘッド等から押し出した後、冷却案内装置
の上流部で、可動流下シューター4を左右の横方向に移
動させて系外に排出される排出位置に位置変更自在とさ
れた装置が併置されている冷却案内装置3上で、冷却液
体と共に流下させながら冷却固定させた後、ストランド
群を切断装置で切断する装置とし、さらに、可動流下シ
ューター4に滞積した溶融状態の熱可塑性樹脂の塊の異
常な温度を感知し、可動流下シューター4を左右横方向
に作動させて、停滞せるストランド塊を系外に排出する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂スト
ランドの冷却案内方法及びその装置に関し、特に製造開
始時にダイヘッドから生じる、まだ十分に冷却されない
高温溶融樹脂状態にある不良のストランドを、可動流下
シューターの途中に滞積しないように確実に排出するよ
うにした熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法及びそ
の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、熱可塑性樹脂チップを製造する際
には、たとえば特公平6−51292号公報に開示され
るように、熱可塑性樹脂ストランドをダイヘッドから押
し出して、冷却案内装置上を冷却水と共に流下させなが
ら冷却固化して、切断装置でチップに切断するに際し、
製造開始時にダイヘッドから生じる不良のストランドを
除去するために、目的とするチップに応じて適当に自動
制御設定し、可動流下シューターを横方向に移動させ
て、不良ストランドを系外に排出する装置が提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来の熱
可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法及びその装置にお
いては、不良のストランドを系外に排出するに際し、特
にまだ十分に冷却されない高温の溶融樹脂ストランド
が、冷却案内されずに可動流下シューターの途中に滞積
して不良のストランドとなるという問題点があった。
【0004】本発明は上記従来の熱可塑性樹脂チップの
製造装置の有する問題点を解決し、チップを容易に短時
間で所定のストランドが得られるように、可動流下シュ
ーターの途中に滞積して高温のままの溶融状態の熱可塑
性樹脂を検知する装置を提供し、可動流下シューターを
左右横方向に作動させて当該不具合のストランド塊を確
実に系外に排出するようにした熱可塑性樹脂ストランド
の冷却案内方法及びその装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明が採用した手段は、溶融状態のストランドが
ダイヘッドから押し出されて、案内装置上で流下しなが
ら冷却固化されると共に、切断装置でチップに切断され
るものに於いて、案内装置の上部が、可動流下シュート
4により構成されると共に、可動流下シュート4が、ス
トランドSを冷却案内装置の下部へ案内するシューター
面46と、、当該案内位置から左右方向に関してずれた
位置とされて、ストランドが可動流下シュート4ならび
に上記案内位置の下方へ排出される排出位置に位置変更
自在とされている。
【0006】即ち、溶融状態の熱可塑性樹脂から成るス
トランド群をダイヘッド等から押し出した後、冷却案内
装置の上流部で、可動流下シューター4を左右の横方向
に移動させて系外に排出される排出位置に位置変更自在
とされた装置が併置されている冷却案内装置3上で、冷
却液体と共に流下させながら冷却固定させた後、ストラ
ンド群を切断装置で切断する装置とし、さらに、可動流
下シューター4に滞積した溶融状態の熱可塑性樹脂の塊
の異常な温度を感知し、可動流下シューター4を左右横
方向に作動させて、停滞せるストランド塊を系外に排出
するようにしたことを特徴とする熱可塑性樹脂ストラン
ドの冷却案内する。
【0007】このために、可動流下シューター4の下部
にて冷却水排除の空間を作り、当該下部上に、可動流下
シューターに滞積した溶融状態の熱可塑性樹脂の塊の異
常な温度を感知し、可動流下シューター4を作用させる
ように、少なくとも1つの温度依存性の電気抵抗器(測
定抵抗器48)を設けた。
【0008】ストランドSの衝撃の領域にある可動流下
シューター4の下側上の冷却水防止(排除)域47に、
しきい値スイッチ115によって信号を起こすきっかけ
となる少なくとも1つの温度依存性の電気抵抗器(測定
抵抗器48)と、この他に、補償抵抗器49がブリッジ
回路を形成して取り付けられた。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明のストランドの冷却
装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1
は、本発明の一実施例を示す縦側断面図であり、図2
は、正面から見た展開図である。図において、1はポリ
エステル、ナイロン等の溶融ポリマーを連続的に押し出
すダイヘッドで、該ダイヘッド1には所要径の吐出孔2
が設けられている。
【0010】3はダイヘッド1の下方位置にて急傾斜に
配設された冷却案内装置で、ダイヘッド1から押し出さ
れたストランドSを該冷却案内装置上を流下させながら
冷却水により冷却固化されるもので、可動流下シュート
4と固定流下シュート5とを上下に連続配設して構成さ
れる。
【0011】可動流下シュート4は、冷却案内装置3の
上部を構成するもので、図1に示すように下方部の冷却
水を供給するため、バルブ41を介して冷却水供給フレ
キシブルパイプ42の先端を、冷却水取り入れ口43に
接続し、該取り入れ口43を経て、可動流下シュート4
内に形成した冷却水噴出タンク45に導入し、該冷却水
噴出タンク45の先端に形成した冷却水噴出口44から
冷却水噴出タンク45の上面に配設した流下シューター
面46の上方へ冷却水が放出されるようになっている。
【0012】可動流下シュート4は、図2に示すように
上下一対にして配設されたガイド7により左右の横方向
に移動自在に支持されて、同図の実線で示すように、ス
トランドを冷却案内装置3の下方に配設された固定流下
シュート5へ案内する案内位置と、同図の仮想線で示す
ように、案内位置から左右の横方向にずれた位置とされ
てストランドが上記案内装置の下方へ排出される排出位
置に位置変更自在とされている。9は移動シリンダで、
可動流下シュート4を左右方向に移動させる。
【0013】可動流下シュート4には、少なくとも1つ
の温度依存性の電気抵抗器(測定抵抗器48)を設けら
れ、特定の温度を越えた場合にしきい値スイッチ115
によって信号を起こすきっかけとなる少なくとも1つの
温度依存性の電気抵抗器(測定抵抗器48)が設けられ
ている。
【0014】図3に示すように、上記の少なくとも1つ
の温度依存性の電気抵抗器(測定抵抗器48)の他に、
少なくとも1つの補償抵抗器49がブリッジ回路を形成
して取り付けられており、しきい値スイッチ115を経
て信号発生器116からの信号を得て、移動シリンダー
9を作動させて、可動流下シューター4を左右横方向へ
移動させる。
【0015】上記の、測定抵抗器48および補償抵抗器
49ならびに2つの永久的なブリッジ抵抗器146およ
び148を有するブリッジ回路は、信号発生器116が
感応するようにしきいスイッチ115は、ブリッジ回路
のブリッジアームにおかれる。 特定の温度差が測定抵
抗器48と補償抵抗器49との間に発生すれば、この温
度差はブリッジ回路の作用に従って、ブリッジアームの
電流につながり、しきいスイッチ115の応答をもたら
す。
【0016】斯様にして、可動流下シューター4に滞積
した溶融状態の熱可塑性樹脂の塊は、可動流下シュータ
ー4から系外に排出され、冷却案内装置にある可動流下
シュート4の下方に配置される収集容器14に収容され
る。
【0017】固定流下シュート5は、冷却案内装置3の
下部を構成するもので、底壁11と、左右一対の底壁1
2とから成る溝形状とされる。
【0018】16は左右方向ならびに前後方向に配設さ
れた他の冷却液体供給管で、多数の噴出穴(図示省略)
を有するもので、固定流下シュート5の前方で流下方向
に複数(実施例の図面では、4本)配置されて、固定流
下シュート5上を流下するストランドに対して冷却液体
を噴出する。
【0019】18は切断装置で、案内装置3上を流下し
てきたストランドをチップに切断するもので、ハウジン
グ19と、ストランドを引っ張り下げる上下一対のニッ
プローラ20により引っ張り下げれれたストランドをチ
ップに切断する固定刃21と回転刃22等を有する。
切断装置18には冷却液体が供給されると共に、ハウジ
ング19には搬出シュート25が一体形成されている。
【0020】上記のように構成した実施例によれば、熱
可塑性樹脂のチップを製造する際には、固定流下シュー
ト5への各冷却液体供給管16及び切断装置18のハウ
ジング19にそれぞれ冷却液体(例えば、冷却水等)を
供給して、各冷却液体供給管16の噴出孔から冷却液体
を噴出させると共に、ハウジング19及び搬出シュート
25内に冷却液体を流す。 この状態で、熱可塑性樹脂
からなる溶融状態のストランドSをダイヘッド1から押
し出されるのであるが、製造開始時にダイヘッド1から
押し出されたストランドは不良なものが多いし、ストラ
ンドの吐出の不具合に依り、可動流下シューター上に溶
融状態の熱可塑性樹脂の塊が滞積する。
【0021】そこで、開始時には、可動流下シュート4
を図2の仮想線で示すように、排出装置としておくので
あり、これにより、ダイヘッド1から押し出されたスト
ランドは、図1の仮想線で示すように、ダイヘッドから
真下に流下して、収容容器14に収集され、冷却案内装
置3の下部には流下しない。
【0022】そして、ダイヘッド1から押し出されたス
トランドが、不具合状態の滞積がなくなり良好なものに
なった後、可動流下シューター4を移動シリンダー9に
依り図2の実線で示すように、案内位置に移動させる。
【0023】これにより、ダイヘッド1から押し出され
たストランドは、図1の1点鎖線で示すように、可動流
下シューター4により固定流下シューター5へ案内され
て、ストランドは固定流下シューター5上を冷却液体と
共に流下しながら冷却固化される。
【0024】そして、冷却固化されたストランドは切断
装置18のニップロール20により引っ張り下げられ
て、固定刃21と回転刃22によりチップに切断され
て、冷却液体と共に搬出シュート25内に搬出される。
【0025】
【発明の効果】本発明の熱可塑性樹脂ストランドの冷却
案内方法及にその装置においては、簡単で、不良のスト
ランドを系外に容易に排出でき、不良のチップが大量に
製造される畏れ等をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す縦側断面図である。
【図2】本発明の一実施例を示す正面から見た展開図で
ある。
【図3】本発明の一実施例であるブリッジ回路を示す図
である。
【符号の説明】
1 ダイヘッド 2 ノズル S ストランド P ペレット 3 案内装置 4 可動流下シュータ 5 固定流下シュータ 41 バルブ 42 冷却水供給フレキシブルパイプ 43 冷却水取り入れ口 44 冷却水噴出口 48 電気抵抗器(測定抵抗器) 49 補償抵抗器 9 移動シリンダ 18 切断装置 19 ハウジング 20 フィードロール 21 固定刃 22 回転刃

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラ
    ンド群をダイヘッド等から押し出した後、冷却案内装置
    の上流部で、可動流下シューターを左右の横方向に移動
    させて系外に排出される排出位置に位置変更自在とされ
    た装置が併置されている冷却案内装置上で、冷却液体と
    共に流下させながら冷却固定させた後ストランド群を切
    断装置で切断する装置において、可動流下シューターに
    滞積した溶融状態の熱可塑性樹脂の塊の異常温度を感知
    し、可動流下シューターを横方向に作動させて、停滞す
    るストランド塊を系外に排出するようにしたことを特徴
    とする熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法。
  2. 【請求項2】 溶融状態の熱可塑性樹脂から成るストラ
    ンド群をダイヘッド等から押し出した後、冷却案内装置
    の上流部で、可動流下シューター(4)を左右の横方向
    に移動させて系外に排出される排出位置に位置変更自在
    とされた装置が併置されている冷却案内装置上で、可動
    流下シューター(4)の下部にて冷却水排除の空間を作
    り、当該下部上に、可動流下シューターに滞積した溶融
    状態の熱可塑性樹脂の塊の異常温度を感知し、可動流下
    シューター(4)を作用させるように、少なくとも1つ
    の温度依存性の電気抵抗器(測定抵抗器48)を設けた
    ことを特徴とする熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内装
    置。
  3. 【請求項3】 ストランド(S)の衝撃の領域にある可
    動流下シューター(4)の下側上の冷却水防止(排除)
    域(45)に、しきい値スイッチ(115)によって信
    号を起こすきっかけとなる少なくとも1つの温度依存性
    の電気抵抗器(測定抵抗器48)と、この他に、補償抵
    抗器(49)がブリッジ回路を形成して取り付けられた
    ことを特徴とする請求項2記載の熱可塑性樹脂ストラン
    ドの冷却案内装置。
JP30941297A 1997-10-22 1997-10-22 熱可塑性樹脂ストランドの冷却案内方法及びその装置 Pending JPH11123716A (ja)

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