JP2001334197A - 塗布装置 - Google Patents

塗布装置

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JP2001334197A
JP2001334197A JP2000160438A JP2000160438A JP2001334197A JP 2001334197 A JP2001334197 A JP 2001334197A JP 2000160438 A JP2000160438 A JP 2000160438A JP 2000160438 A JP2000160438 A JP 2000160438A JP 2001334197 A JP2001334197 A JP 2001334197A
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slit
center
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Satoshi Kuboyama
聡 久保山
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】塗布開始前に簡便にコーターヘッド内の空気滞
留を無くし塗布スジ等の塗布欠陥の発生しない塗布装置
の提供にある。 【解決手段】被塗布基材を搬送するバックアップロール
55と、該バックアップロール55に対向して水平に設
置したコーターヘッド10とで構成される塗布装置1で
あって、前記コーターヘッド10は、上部に面をもつ略
半円筒状のマニホールド20と、該マニホールド20か
ら水平に延びるスリット30とからなり、前記マニホー
ルド20の上部の面が、幅方向両端部より中央部にかけ
緩やかな傾斜の山部を形成し、その山部が、幅方向断面
で、略2等辺三角形の2等辺で山形24を形成し、その
山形24の上にバルブ42を介して円管流路40を設け
てなる塗布装置1とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は走行する被塗布基材
に塗布液を塗布するダイコーターに関するものであり、
特にコーターヘッド内の空気抜き操作を簡便化し、塗布
液中への気泡の混入による塗布欠陥をなくし、さらには
塗布厚が均一な塗膜を形成可能とする塗布装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、軟包材、写真感光材料や磁気記録
媒体、鋼板表面処理等の製造工程において、可撓性被塗
布基材上に塗布液を塗布する工程がある。この塗布液は
感光材料あるいは磁性粒子等の必須成分を樹脂バインダ
ーに混合させ、更に必要に応じて種々の添加剤を添加
し、有機溶剤等により希釈することによって粘度調整を
したものを用いる。
【0003】このような塗布液を可撓性被塗布基材に塗
布する方法としては、従来、例えばロールコーター、グ
ラビアコータ、ナイフコーター、ダイコーター、あるい
は種々のリバースコーター等の多種多様なコーティング
方法が用いられている。この中でもダイコーターは塗布
の直前まで塗布液が空気にさらされることがないため塗
布液の変化がないこと、塗布膜の幅方向の膜厚均一性に
優れていること、塗布面の平滑性に優れていることなど
の理由により、近年その利用が増加している。従って従
来の塗布分野以外にも、例えば粘着剤あるいは表面処理
材等の分野にもその応用が試みられている。
【0004】このようなダイコーターを用いた塗布の代
表的な方法として、被塗布基材を搬送することのできる
回転自在なバックアップロールに対して、リップ(スリ
ット状ノズル)先端がバックアップロールの中心もしく
は概中心を向くようにコーターヘッドを水平に設置し、
走行する被塗布基材表面へコーターヘッドから塗布液を
押し出すことにより均一かつ平滑に塗布する方法が知ら
れている。
【0005】上記ダイコーターを用いた塗布方法におい
ては、塗布液をマニホールド内に供給する際に空気の混
入が発生しやすく、塗布開始前の空気抜き操作に多大な
時間を要するという問題点があった。
【0006】上記問題点を解決するために、配管系の途
中にフィルターを配するとともに、塗布液の吐出量を増
加させ空気を押し出す等の対策がとられているが、多少
の空気混入あるいはマニホールド内への塗布液充填過程
における空気滞留部の形成は避けられない問題であっ
た。
【0007】上記のような塗布液の吐出量を増加させ空
気を押し出す方式の場合では、大量の塗布液の消費が生
じるという問題があり、また、他の方法としてコーター
ヘッドを回転させてスリット部から空気を除去する場合
では、大量の塗布液の消費の他コーターヘッドの位置管
理が困難であるという問題があった。
【0008】上記方法での空気抜きが不十分な場合、マ
ニホールド内に空気が滞留した部分のスリットからの塗
布液の吐出量が少なくなりその結果スジ欠陥、塗布厚ム
ラさらには塗布面の平滑性が得られないという問題が発
生していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の問題点を解決するものであり、その課題とすると
ころは、ダイコーターによる塗布において塗布開始前に
簡便にコーターヘッド内の空気滞留部を無くし塗布スジ
等の塗布欠陥の発生しない塗布装置を提供することにあ
る。さらに、塗布途中で空気混入による欠陥が発生した
場合にも、短時間で安定した塗布状態に復帰できる塗布
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に於いて上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、被塗布基
材を搬送する回転自在なバックアップロールと、該バッ
クアップロールに対向して水平に設置したコーターヘッ
ドとで構成される塗布装置であって、前記コーターヘッ
ドは、上部に面をもつ略半円筒状の、内部に塗布液が導
入される部分であるマニホールドと、該マニホールドか
ら水平に延びる、先端部に塗布液を押し出す通路である
スリットとからなり、前記マニホールドの上部の面が、
幅方向両端部より中央部にかけ緩やかな傾斜の山部もし
くは谷部を形成してなることを特徴とする塗布装置とし
たものである。
【0011】また、請求項2の発明では、前記緩やかな
傾斜の山部は、幅方向の断面の中央が略2等辺三角形の
2等辺で山形を形成し、両端部に行くにしたがってその
山形の頂部が除かれた台形になり両端部で平坦となり、
前記緩やかな傾斜の谷部は、幅方向の断面の両端部が略
2等辺三角形の2等辺で山形を形成し、中央に行くにし
たがってその山形のの頂部が除かれた台形になり中央で
平坦となることを特徴とする請求項1記載の塗布装置と
したものである。
【0012】また、請求項3の発明では、前記スリット
の上面が、前記緩やかな傾斜の山部もしくは谷部の断面
を形成する2等辺三角形の底辺に相当する辺より水平方
向かつ平行に形成されていることを特徴とする請求項1
または2記載の塗布装置としたものである。
【0013】上記請求項1、2または3の発明によれ
ば、略半円筒状のマニホールドの上部の面を、幅方向両
端部より中央部にかけ緩やかな傾斜の山部もしくは谷部
を形成させることによって、その山部では、幅方向中央
の山形部に、谷部では、幅方向両端部の山形部に、液供
給系から持ち込まれたあるいは/およびマニホールド内
への塗布液充填過程で混入した空気(気泡)を集積する
ので、スリットからの塗布液の吐出の際の空気混入が引
き起こす塗布欠陥を抑えることができる。
【0014】さらに、前記スリットの上面が、前記緩や
かな傾斜の山部もしくは谷部の断面を形成する2等辺三
角形の底辺に相当する辺より水平方向かつ平行に形成さ
れているので、塗布液の充填を迅速かつ確実に達成する
ことが可能となる。
【0015】また、請求項4の発明では、前記マニホー
ルドが、重力加速度をg、塗布液比重をρ、塗布液粘度
をμ、上部の面が緩やかな傾斜の山部では幅方向の断面
の中央が、上部の面が緩やかな傾斜の谷部では幅方向の
断面の両端部が略2等辺三角形の2等辺で形成する山形
の高さをh、スリットの幅をH、スリットの長さをL、
塗布液の流量をqとした場合に、ρgh<0.05×
(12μLq/H3 )の関係を満たすことを特徴とする
請求項1、2または3記載の塗布装置としたものであ
る。
【0016】上記請求項4の発明によれば、マニホール
ド内に塗布液が充填された際に、マニホールドの幅方向
中央のもしくは両端部の山形部に位置する塗布液の重力
方向にかかる圧力(上記式のρgh)が、スリット方向
への塗布液の流出にかかる液圧(上記式の12μLq/
3 )の5%以下となる様な、略半円筒状のマニホール
ド上部の面の形状とすることによって、スリット先端部
からの塗布液の吐出分布を良好に保つことができる。
【0017】さらにまた、請求項5の発明では、前記マ
ニホールドの上部の面が緩やかな傾斜の山部では幅方向
中央上方に、上部の面が緩やかな傾斜の山部では幅方向
両端部上方に、半径a、長さlの円管流路を2lH3
3πl<a4 の関係を満たすよう設け、流路始点に開閉
自在のバルブを設けたことを特徴とする請求項1、2、
3または4記載の塗布装置としたものである。
【0018】上記請求項5の発明によれば、マニホール
ド内に供給される塗布液が、水平のスリット方向への吐
出よりも小さい圧力で流出する円管流路を上記式2lH
3 /3πl<a4 の関係を満たすように、マニホールド
の中央山形部上方にもしくは両端部の山形部上方に設
け、その流路下端に開閉自在のバルブを設けることによ
って、集積した空気(気泡)を簡便、迅速かつ確実に除
去することができる塗布装置を提供できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係る塗布装置
のコーターヘッド(10)およびバックアップロール
(55)を配置したときの使用状態を示す断面図であ
り、そのバックアップロール(55)は被塗布基材(5
0)の走行速度と同速で回転する。
【0020】図2は、本発明に係わる塗布装置の代表的
なダイコーターのコーターヘッド(10)の概略形状を
示す斜視図であり、このコーターヘッド(10)は被塗
布基材(50)の走行方向(P)に対して上流側リップ
(32)と下流側リップ(34)と、塗布液供給系(図
示せず)よりコーターヘッド(10)の内部に塗布液が
導入されるべく設けられたマニホールド(20)、この
マニホールド(20)からリップ部分(32、34)に
塗布液を押し出す通路であるスリット(30)とに区分
されている。
【0021】図3および図4は、本発明の塗布装置を構
成するコーターヘッド(10)の概略形状を示す斜視図
であり、例えば図3に示すように、そのコーターヘッド
(10)は、マニホールド(20)の上部の面(20
a)が、幅方向両端部(26)より中央部にかけ緩やか
な傾斜の山部(22a)を形成していて、この緩やかな
傾斜の山部(22a)は、図5の側断面図に示すよう
に、幅方向の断面の中央が略2等辺三角形の2等辺で山
形(24)を形成し、両端部に行くにしたがってその山
形の頂部が除かれた台形になり、図3に示すように、両
端部(26)で平坦となるような形状をしていて、この
マニホールド(20)内に供給された塗布液が充満する
に伴い、空気が図3に示すマニホールド中央の山部(2
2a)を形成する山形部近傍上方に集積される。
【0022】また図4に示すように、そのヘッドコータ
ー(10)は、マニホールド(20)の上部の面(20
a)が、幅方向両端部(26)より中央部にかけ緩やか
な傾斜の谷部(22b)を形成し、この緩やかな傾斜の
谷部(22b)は、図5の側断面図に示すように、幅方
向の断面の両端部が略2等辺三角形の2等辺で山形(2
4)を形成し、中央に行くにしたがってその山形の頂部
が除かれた台形になり中央で平坦となるような形状をし
ていて、このマニホールド(20)内に供給された塗布
液が充満するに伴い、空気が図4に示すマニホールドの
幅方向両端部(26)の山形部近傍上方に集積される。
【0023】また、本発明では、図5の側断面図に示す
ように、前記マニホールド(20)が、重力加速度を
g、塗布液比重をρ、塗布液粘度をμ、上部の面が緩や
かな傾斜の山部では幅方向の断面の中央が、上部の面が
緩やかな傾斜の谷部では幅方向の断面の両端部が略2等
辺三角形の2等辺で形成する山形(24)の高さ(h)
をh、スリットの幅(H)をH、スリットの長さ(L)
をL、塗布液の流量をqとした場合に、ρgh<0.0
5×(12μLq/H3 )の関係を満たすようにしたも
のである。
【0024】このことは、マニホールド(20)内に塗
布液が充填された際に、例えば図3に示す塗布装置のヘ
ッドコーター(10)のように、マニホールド(20)
の幅方向中央の山部(22a)に存在する塗布液の重力
方向にかかる圧力(上記式のρghに相当)が、スリッ
ト(30)方向への塗布液の流出にかかる液圧(上記式
の12μLq/H3 に相当)の5%以下となる様な、略
半円筒状のマニホールド上部の面の形状(山部が図5に
示すように、2等辺三角形の2等辺で形成される山形
(24))とすることによって、スリット先端部(3
6)からの塗布液の吐出分布を良好に保つことができる
ものである。
【0025】あるいは、例えば図4に示す塗布装置のヘ
ッドコーター(10)のように、マニホールド(20)
の幅方向の断面の両端部(26)の山形(24)近傍に
存在する塗布液の重力方向にかかる圧力(上記式のρg
hに相当)が、スリット(30)方向への塗布液の流出
にかかる液圧(上記式の12μLq/H3 に相当)の5
%以下となる様な、略半円筒状のマニホールド上部の面
の形状とすることによって、スリット先端部(36)か
らの塗布液の吐出分布を良好に保つことができるように
することもできる。
【0026】さらにまた、本発明では、図5の側断面図
に示すように、例えばマニホールド(20)の上部の面
が緩やかな傾斜の山部では幅方向中央で、断面が2等辺
三角形の2等辺でなる山形(24)の上方に、または上
部の面が緩やかな傾斜の谷部では幅方向両端部で、断面
が2等辺三角形の2等辺でなる山形(24)の上方に、
半径a、長さlの円管流路(40)を2lH3 /3πl
<a4 の関係を満たすように設け、流路始点に開閉自在
のバルブ(42)を設けたものである。
【0027】このように上記式が成り立つ円管流路(4
0)等を設置することは、上記バルブ(42)を開放し
た状態でマニホールド(20)内に塗布液の供給を行う
と、空気層を押し出すようにしてマニホールド(20)
の上方に設けた開放された円管流路(40)に塗布液が
流出するようになる。その時点でマニホールド(20)
の上方に設けたバルブ(42)を閉じることによりマニ
ホールド(20)内を完全に塗布液で満たすことができ
る。
【0028】さらに塗布液の供給を継続すると、塗布液
はスリット(30)から流出し、バックアップロール
(55)により搬送される被塗布基材(50)方向へコ
ーターヘッド(10)を近づけ、さらに適正なバックア
ップロール(55)と被塗布基材(50)の間隔を設定
することにより塗布が行われる。
【0029】上記のような本発明の塗布装置を構成する
コーターヘッド(10)を用いることにより塗布液から
の空気の持ち込みがない限りマニホールド(20)内部
での空気層の形成は起こらない。
【0030】また、万一塗布液により空気が持ち込まれ
た場合でも、マニホールド(20)中央もしくは両端部
の上方に空気が蓄積されるため、スリット(30)から
の液の吐出においては空気を含むこと無く安定した塗布
を継続して行うことが可能である。
【0031】さらに上記のような状態で塗布を継続する
と、マニホールド(20)内部の空気量が増加し、その
空気起因による塗布欠陥が発生した場合に空気をマニホ
ールド(20)内から抜く必要が出てくるが、マニホー
ルド中央の上方もはくは両側部の上方のバルブ(42)
を開放するだけで完全に空気を除去することが出来るの
で、短時間で安定した塗布状態に復帰することができ
る。
【0032】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、下記に
示す如き効果がある。即ち、被塗布基材を搬送する回転
自在なバックアップロールと、該バックアップロールに
対向して水平に設置したコーターヘッドとで構成される
塗布装置であって、前記コーターヘッドは、上部に面を
もつ略半円筒状のマニホールドと、該マニホールドから
水平に延びるスリットとからなり、前記マニホールドの
上部の面が、幅方向両端部より中央部にかけ緩やかな傾
斜の山部もしくは谷部を形成させることによって、塗布
液供給系から持ち込まれたあるいはマニホールド内への
塗布液充填過程で混入した空気(気泡)を、この山部あ
るいは谷部形成でできる山形に集積するので、スリット
からの塗布液の吐出の際の空気混入が引き起こす縦スジ
や塗布厚ムラ等の塗布欠陥を抑えることができる。
【0033】また、マニホールド内に供給される塗布液
が、水平のスリット方向への吐出よりも小さい圧力で流
出する円管流路をマニホールドの中央山形部上方にもし
くは両端部の山形部上方に設け、その流路下端に開閉自
在のバルブを設けることによって、集積した空気(気
泡)を簡便、迅速かつ確実に除去することができる塗布
装置を提供することができる。
【0034】従って本発明は、ダイコーターのみなら
ず、他の塗布装置のコーターヘッドとしても、優れた実
用上の効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる塗布装置の一事例の形態を側断
面で表した説明図である。
【図2】本発明に係わる塗布装置を構成するコーターヘ
ッドの一事例の形態を説明する斜視図である。
【図3】本発明の塗布装置を構成するコーターヘッドの
一実施の形態を説明する斜視図である。
【図4】本発明の塗布装置を構成するコーターヘッドの
他の一実施の形態を説明する斜視図である。
【図5】本発明の塗布装置の一実施の形態を側断面で表
した説明図である。
【符号の説明】
1‥‥塗布装置 10‥‥コーターヘッド 20‥‥マニホールド 20a‥‥マニホールドの上部の面 22a‥‥緩やかな傾斜の山部 22b‥‥緩やかな傾斜の谷部 24‥‥山形 26‥‥マニホールドの幅方向両端部 30‥‥スリット 32‥‥上流側リップ 34‥‥下流側リップ 36‥‥スリット先端部 40‥‥円管流路 42‥‥バルブ 50‥‥被塗布基材 55‥‥バックアップロール H‥‥スリットの幅 L‥‥スリットの長さ P‥‥被塗布基材の走行方向 h‥‥山形の高さ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被塗布基材を搬送する回転自在なバックア
    ップロールと、該バックアップロールに対向して水平に
    設置したコーターヘッドとで構成される塗布装置であっ
    て、前記コーターヘッドは、上部に面をもつ略半円筒状
    の、内部に塗布液が導入される部分であるマニホールド
    と、該マニホールドから水平に延びる、先端部に塗布液
    を押し出す通路であるスリットとからなり、前記マニホ
    ールドの上部の面が、幅方向両端部より中央部にかけ緩
    やかな傾斜の山部もしくは谷部を形成してなることを特
    徴とする塗布装置。
  2. 【請求項2】前記緩やかな傾斜の山部は、幅方向の断面
    の中央が略2等辺三角形の2等辺で山形を形成し、両端
    部に行くにしたがってその山形の頂部が除かれた台形と
    なり両端部で平坦となり、前記緩やかな傾斜の谷部は、
    幅方向の断面の両端部が略2等辺三角形の2等辺で山形
    を形成し、中央に行くにしたがってその山形の頂部が除
    かれた台形となり中央で平坦となることを特徴とする請
    求項1記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】前記スリットの上面が、前記緩やかな傾斜
    の山部もしくは谷部の断面を形成する2等辺三角形の底
    辺に相当する辺より水平方向かつ平行に形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の塗布装置。
  4. 【請求項4】前記マニホールドが、重力加速度をg、塗
    布液比重をρ、塗布液粘度をμ、上部の面が緩やかな傾
    斜の山部では幅方向の断面の中央が、上部の面が緩やか
    な傾斜の谷部では幅方向の断面の両端部が略2等辺三角
    形の2等辺で形成する山形の高さをh、スリットの幅を
    H、スリットの長さをL、塗布液の流量をqとした場合
    に、ρgh<0.05×(12μLq/H3 )の関係を
    満たすことを特徴とする請求項1、2または3記載の塗
    布装置。
  5. 【請求項5】前記マニホールドの上部の面が緩やかな傾
    斜の山部では幅方向中央上方に、上部の面が緩やかな傾
    斜の山部では幅方向両端部上方に、半径a、長さlの円
    管流路を2lH3 /3πl<a4 の関係を満たすよう設
    け、流路始点に開閉自在のバルブを設けたことを特徴と
    する請求項1、2、3または4記載の塗布装置。
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