JP2001333156A - 携帯電話機、自動演奏装置、自動演奏制御装置および自動演奏システム - Google Patents

携帯電話機、自動演奏装置、自動演奏制御装置および自動演奏システム

Info

Publication number
JP2001333156A
JP2001333156A JP2000148328A JP2000148328A JP2001333156A JP 2001333156 A JP2001333156 A JP 2001333156A JP 2000148328 A JP2000148328 A JP 2000148328A JP 2000148328 A JP2000148328 A JP 2000148328A JP 2001333156 A JP2001333156 A JP 2001333156A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
automatic performance
data
sensor
mobile phone
acceleration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000148328A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4320766B2 (ja
Inventor
Yoshiki Nishitani
善樹 西谷
Eiko Kobayashi
詠子 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP2000148328A priority Critical patent/JP4320766B2/ja
Publication of JP2001333156A publication Critical patent/JP2001333156A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4320766B2 publication Critical patent/JP4320766B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】若者が一般的に所持している携帯電話機を用い
て、若者に対する利便性を全て実現する。 【解決手段】 携帯電話機に加速度センサ、発光手段、
自動演奏手段を内蔵する。利用者は携帯電話機をペンラ
イトのように揺動させる。そうするとこの揺動の態様を
加速度センサが検出し、この検出内容に応じて発光手段
の発光を制御する。また、利用者は携帯電話機を指揮棒
のように揺動させる。そうするとこの揺動の態様を加速
度センサが検出し、この検出内容に応じて自動演奏のテ
ンポなどの演奏要素を制御する。このように携帯電話機
にペンライトや音楽プレーヤ装置の機能を持たせること
により、携帯電話機の機能をインテグレイドしてこれの
みで若者のニーズを全て満たせるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、揺動操作によっ
て発光や自動演奏を制御できる携帯電話機および自動演
奏装置、自動演奏制御装置および自動演奏システムに関
する。
【0002】
【発明の背景】近年、携帯電話機の普及は著しく、特に
若者の間では「必須のアイテム」となっている。また若
者には音楽を愛好する者が多く、このような若い音楽愛
好者は音楽を自分で演奏したり、ライブコンサートへ行
ったりする者が多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】音楽を自分で演奏する
ためには、何らかの楽器を演奏できる必要があるが楽器
を弾くのには熟練を要するうえ楽器を持ち運ぶのは大変
である。また、ライブコンサートではペンライトを振っ
てステージと一緒に盛り上がることがよくあるが、この
ためにはペンライトを持っている必要があり、また一般
的なペンライトは化学的に黄緑色に発光するのみで変化
に乏しかった。
【0004】この発明は、若者が一般的に所持している
携帯電話機に種々の機能を統合することにより、上記若
者のニーズを全て実現できる携帯電話機等を実現するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、速度
または加速度を検出するセンサ手段と、該センサ手段の
検出内容に応じて発光が制御される発光手段と、を備え
たことを特徴とする。請求項2の発明は、請求項1の発
明において、前記センサ手段は、互いに直交する2軸ま
たは3軸方向の速度または加速度を検出する手段であ
り、発光手段は、各軸方向の速度または加速度に対応し
た色および発光態様で発光することを特徴とする。ここ
で、この明細書における携帯電話機は通常の携帯電話機
およびPHS(Personal Handy Pho
ne)電話機の両方を含む概念である。
【0006】この発明では携帯電話機の筐体内部にセン
サ手段を設け、このセンサ手段の検出内容に応じてセン
サ内部に設けられている発光手段の発光を制御する。携
帯電話機を所持する利用者は、この携帯電話機を揺動さ
せることにより、その揺動に応じて携帯電話機を発光さ
せることができる。発光手段(発光素子)は、携帯電話
機の内部基板に実装し、電話機の筐体を透光性(透明ま
たは半透明)にすることによって、携帯電話全体が光っ
ているように見せることができる。また、アンテナに発
光素子を設けてアンテナが光るようにしてもよい。これ
により、利用者は携帯電話機をペンライトのように使用
することができ、揺動によって発光の状態が変化するた
め従来のペンライトよりも変化に富んだ楽しみ方をする
ことができる。
【0007】なお、請求項2の発明における発光の色の
制御は、種々の色で発光する1つの発光素子の色を変化
させることのみならず、それぞれ別々の色で発光する複
数の発光素子を設けて、どの発光素子を発光させるかを
選択すること、発光させる発光素子の組み合わせを選択
することを含んでいる。また、同発明における発光態様
とは、たとえば、発光の光量、発光色の組み合わせ、発
光手段が複数の発光素子を有する場合には発光させる素
子の個数、点滅の間隔や点滅のデューティ比などである
が、これらの態様に限定されるものではない。
【0008】請求項3の発明は、速度または加速度を検
出するセンサ手段と、曲データを記憶する記憶手段と、
前記センサ手段の検出内容に応じてテンポなどの演奏要
素を制御しながら前記曲データを自動演奏する自動演奏
手段と、を備えたことを特徴とする。請求項4の発明
は、請求項3の発明において、前記記憶手段に記憶する
曲データを電話通信チャンネルを介してダウンロードす
ることを特徴とする。
【0009】この発明の携帯電話機は、曲データを記憶
する記憶手段を有し、この曲データに基づいて楽曲を自
動演奏する。また、この発明では携帯電話機の筐体内部
にセンサ手段を設け、このセンサ手段の検出内容に応じ
て自動演奏を制御する。すなわち、携帯電話機を所持す
る利用者は、この携帯電話機を揺動させることにより、
その揺動に応じて自動演奏のテンポなどの演奏要素を制
御することができる。演奏要素としては、テンポのほか
音量,音質などを制御することができる。これにより、
利用者は携帯電話機を揺動させることにより、曲データ
による楽曲の自動演奏を制御することができ、簡略な演
奏参加を楽しむことができる。なお、この発明において
曲データは音源を制御するシーケンスデータ(いわゆる
着信メロディのデータを含む)のほかMP3データのよ
うに楽曲の演奏楽音波形記憶したものも含んでいる。M
P3データの読み出しクロックを制御すれば演奏のピッ
チも同時に上下させることができる。
【0010】請求項5の発明は、速度または加速度を検
出するセンサ手段と、該センサ手段の検出内容に応じた
操作データを電話通信チャンネルまたは制御チャンネル
を介して送信する手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項3,4の発明において、前記
自動演奏手段は、自機のセンサ手段の検出内容に加えて
他の携帯電話機から送信されてくる操作データを用いて
演奏要素を制御することを特徴とする。
【0011】請求項7の発明は、身体の運動態様または
姿勢状態を検出するセンサ手段と、曲データを記憶する
記憶手段と、他の装置から送信されてくる操作データを
受信する受信手段と、前記センサ手段の検出内容および
前記受信手段が受信した操作データに基づいてテンポな
どの演奏要素を制御しながら前記曲データを自動演奏す
る自動演奏手段と、を備えたことを特徴とする。請求項
8の発明は、身体の運動態様または姿勢状態を検出する
センサ手段と、該センサ手段の検出内容に応じた操作デ
ータを請求項7の自動演奏装置に対して無線送信する送
信手段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】携帯電話機は、通話可能状態を維持するた
め基地局と常時交信している。この電波を傍受すること
により、近くに他の携帯電話機があることを検出するこ
とができる。PHS電話機の場合、約20メートルの範
囲で互いに電波を送受信することができる。そして、携
帯電話機の通信機能を用いれば携帯電話機同士が基地局
を介さずに通信することも可能である(基地局またはネ
ットワークを介して通信してもよい。)。この携帯電話
の通信機能を用いて、1つの携帯電話機の操作データを
他の携帯電話機に送信し、この操作データを受信した
(前記他の)携帯電話機では、自機のセンサ手段が検出
した内容と受信した操作データに基づいて自動演奏の演
奏要素を制御する。これにより、複数の携帯電話機を用
いて合奏(セッション)が可能になる。そして、通信機
能を備えていれば、上記機能は携帯電話機に限定される
ことはない。この発明のセンサ手段としては、押しボタ
ンスイッチなど身体が運動することにより一時的に接触
するものを用いてもよいが、身体に取り付けられ、また
は、利用者の手などによって操作されることにより身体
と一緒に運動するものが好ましい。このようなセンサ手
段を用いて運動態様または姿勢状態を検出し、上記複数
の装置のうちのいずれかが実行する自動演奏を制御する
ことができ、場所を選ばない手軽なセッションが可能に
なる。ここで、運動態様の検出対象となる身体の部位
は、腕,足,手指などどこでもよい、また姿勢状態と
は、身体部位がどの方向を向いているか関節がどの角度
に曲げられているかなどのスタティックな状態をいい、
どの身体部位・関節にも適用することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図面を参照してこの発明の実施形
態であるPHS電話機について説明する。なおこの実施
形態ではPHS電話機を例にあげて説明しているが、い
わゆる携帯電話機でも同様の機能を実現することができ
る。このPHS電話機は、通常機能として発信・受信に
よる通話が可能であるほか、利用者がこのPHS電話機
を揺動させる加速度を検出する加速度センサ、複数のL
ED、曲データを記憶する記憶手段(EEPROM)、
この曲データにより楽曲を自動演奏する自動演奏部を内
蔵しており、利用者がこのPHS電話機を揺動させるこ
とによって、上記複数のLEDの発光態様を制御した
り、楽曲の自動演奏を制御したりすることができる。
【0014】LEDの発光制御は、たとえば、以下のよ
うである。「LEDとして青、緑、赤、橙に発光する4
色のLEDを設け、PHS電話機を左右に揺動させる方
向をX軸方向、PHS電話機を正面−裏面方向に揺動さ
せる方向をY軸方向、上下(アンテナの向き)に揺動さ
せる方向をZ軸方向とすると、X軸の+方向の加速度が
一定以上の場合には、その加速度に対応する光量で青色
発光のLEDを点灯する。X軸の−方向の加速度が一定
以上の場合には、その加速度に対応する光量で緑色発光
のLEDを点灯する。Y軸の+方向の加速度が一定以上
の場合には、その加速度に対応する光量で赤色発光のL
EDを点灯する。Y軸の−方向の加速度が一定以上の場
合には、その加速度に対応する光量で橙色発光のLED
を点灯する。また、Z軸の+方向の加速度が一定以上の
場合には、その加速度に対応する光量で青色発光LED
および緑色発光LEDを同時に点灯する。Z軸の−方向
の加速度が一定以上の場合には、その加速度に対応する
光量で赤色発光LEDおよび橙色発光LEDを同時に点
灯する。」というような方式である。
【0015】また、曲データを用いた自動演奏は、以下
の2モードで行うことができる。通常の自動演奏モード
の場合には、スタートを指示すると曲データを所定のテ
ンポで読み出し、所定の音量で自動演奏する。また、コ
ントロールモードの場合には、演奏をスタートすると、
利用者がこのPHS電話機を揺動させる周期に対応する
テンポ、揺動させる速度(加速度)に対応した音量で自
動演奏を行う。すなわち、コントロールモードでは、利
用者がPHS電話機を揺動させることによって自動演奏
をコントロールすることができる。
【0016】また、上記のLEDの発光制御と自動演奏
のコントロールモードを組み合わせることもできる。
【0017】また、このPHS電話機は、他のPHS電
話機が発信するエリア登録用の電波を監視しており、他
のPHS電話機が発信したエリア登録用の電波を受信し
たときには、互いに交信しあって1つの曲データによる
自動演奏を両方のPHS電話機が発生する揺動操作デー
タに基づいてコントロールするセッション演奏をするこ
とができる。
【0018】図1は同PHS電話機1の外観図、図2は
同PHS電話機のブロック図である。PHS電話機1は
筐体10の上半分または全体が半透明になっており、内
部からの発光が透けて見えるようになっている。そして
その透光性の筐体の内部にLED群17が設けられてい
る。LED群は、青色発光のLED17a,緑色発光の
LED17b,赤色発光のLED17c,橙色発光のL
ED17d、白色発光のLED17eからなっている。
このうちLED17eはアンテナ11の内部に設けられ
ている。筐体上部に設けられているアンテナ11も透光
性になっている。筐体正面にはLCDマトリクスディス
プレイ12、テンキーやオフフックキーなどを含むキー
群13、通話用のマイク14、受話用スピーカ15およ
び呼出用スピーカ16が設けられている。
【0019】図2において、マイクロコンピュータで構
成されている制御部20には、ROM21、RAM2
2、RFブロック24、変復調部25、TDMA処理部
26、音声CODEC27、EEPROMメディア2
9、自動演奏部30、インタフェース31が接続されて
いる。ROM21には、携帯電話機の機能を決定する制
御プログラムが記憶されている。また、EEPROMメ
ディア29には、スロット29aを介して着脱自在にな
っており、このPHS電話機で演奏する曲の曲データが
記憶されている。RAM22には一時的に発生したデー
タが記憶される。
【0020】アンテナ11−共用器23−RFブロック
24−変復調部25、TDMA処理部26−音声COD
EC27は周知のPHS電話機機能を処理する機能部で
あり、音声CODEC27には、前記マイク14、受話
用スピーカ15、キー群13が接続されている。なお、
PHS電話機の送信出力は10mW程度であり、高感度
の基地局の受信装置であれば約200メートル程度の範
囲内でPHS電話機が送信した電波を受信することがで
き、PHS電話機であれば約20メートル程度の範囲内
で他のPHS電話機が送信した電波を受信することがで
きる。
【0021】自動演奏部30は、DSPで構成されてお
り、曲データに基づくシーケンス処理機能およびソフト
音源機能を実現する。曲データをこの自動演奏部30に
入力することにより、この曲データを演奏した楽音を発
生することができる。発生された楽音は呼出スピーカ1
6から出力される。いわゆる着信音もこの自動演奏部3
0で合成される。
【0022】またインタフェース31にはLCDドライ
バ32、発光制御部33、ADコンバータ34が接続さ
れている。LCDドライバ32は、LCDマトリクスデ
ィスプレイ12を駆動して電話番号や時刻などを表示さ
せる。発光制御部33はLED群17の発光を制御す
る。ADコンバータ34には3軸の加速度センサ(3D
センサ)28が接続されている。この3Dセンサ28
は、このPHS電話機1の揺動加速度を検出する。検出
された揺動加速度はADコンバータ34によってデジタ
ルデータ化されインタフェース31を介して制御部20
に入力される。
【0023】EEPROMメディア29aは着脱可能で
あるため、予め曲データが書き込まれたEEPROMメ
ディア29aを装着することにより、このPHS電話機
に曲データをセットすることができる。また、PHS電
話通信機能を利用し、PHSの通信チャンネルを介して
ネットワークに接続されているサーバから曲データをダ
ウンロードすることもできる。
【0024】図3は上記EEPROMに記憶される曲デ
ータの構成図である。この曲データは複数のパートで構
成され、各パート毎に別々のトラックが設けられてい
る。各トラックには、楽音の発音や消音を指示するイベ
ントデータおよびこのイベントデータの読み出しタイミ
ングを指示するタイミングデータが時系列に書き込まれ
ている。また、演奏のテンポを指示するテンポ情報など
のイベントデータが書き込まれたコントロールトラック
が各パートトラックとは別に設けられている。通常の自
動演奏を行う場合には、コントロールトラックで指定さ
れたテンポで各パートのトラックを並行して読み出して
ゆく。また、自動演奏制御モードやセッションモードで
はこのPHS電話機またはセッション相手のPHS電話
機の揺動によって決定されたテンポ情報によって各パー
トトラックの読み出しテンポが制御される。
【0025】図4は、前記PHS電話機1を含むネット
ワークの構成図である。複数の基地局2は、数百メート
ル毎に設置されており、PHS電話機1は、この基地局
2を介して電話ネットワークに接続され交換局3を介し
て通話相手のPHS電話機を管理する基地局と接続され
る。また、一般の加入電話回線は交換局3を介して接続
されている。また、交換局3には、上記PHS電話機1
が自動演奏する楽曲の曲データを多数記憶したサーバ装
置4が接続されている。
【0026】図5以下のフローチャートを参照して同P
HS電話機の動作を説明する。図5はモード設定および
モード対応処理のメインルーチンを示すフローチャート
である。利用者がモードセット操作を行うと(s1)、
これに対応して対応するモードのセット/リセットを行
う(s2)。こののちセットされているモードの対応処
理動作を実行する(s3〜s9)。すなわち、発光制御
モードがセットされている場合には(s3)、図6
(A)の揺動検出動作および図6(B)の発光制御動作
を実行する。また、自動演奏モードがセットされている
場合には(s4)、図7(A)の動作を実行する。自動
演奏制御モードがセットされている場合には(s5)、
図6(A)の揺動検出動作および図8の動作が実行され
る。曲データダウンロードモードがセットされている場
合には(s6)、図9の動作が実行される。セッション
モードがセットされている場合には(s7)、図6
(A)の揺動検出動作および図11〜図13のセッショ
ン動作が実行される。また、プロファイル入力モードや
セッション条件入力モードがセットされている場合には
(s8,s9)、図5(B)、(C)の入力動作が実行
される。
【0027】図6(A)は、揺動検出動作を示すフロー
チャートである。この動作では3軸の加速度センサであ
る3Dセンサ28の検出内容に基づいて揺動操作データ
を出力する。この動作は発光制御モード、自動演奏制御
モード、セッションモード時に実行されるが、そのモー
ドに入ったとき速度データなどをイニシャライズする
(s20)。そして10ms程度の間隔でs21以下の
動作を実行する。まず3Dセンサ28から加速度データ
を取り込む(s21)。そしてX,Y,Z軸の加速度を
合成して揺動加速度を検出する(s22)。そして加速
度データを各軸毎に積分し(s23)、この積分結果を
合成することにより揺動速度を検出するとともに(s2
4)、揺動方向を割り出す(s25)。これら揺動方向
・揺動速度・揺動加速度を揺動操作データとして、図6
(B)の発光制御プログラムまたは図8の自動演奏制御
プログラムに対して出力する(s26)、さらに、揺動
加速度の変化軌跡に基づいて揺動のピークを検出する
(s27)。揺動のピークが検出された場合には上記発
光制御プログラムや自動演奏制御プログラムに対してピ
ーク検出情報を出力する(s28)。
【0028】同図(B)は発光制御動作を示すフローチ
ャートである。この動作は発光制御モード時に実行され
る。まずX軸の加速度およびZ軸の加速度に基づいて青
色発光LED17aおよび緑色発光LED17bの発光
および光量を制御する(s30)。次に、Y軸の加速度
およびZ軸の加速度に基づいて赤色発光LED17cお
よび橙色発光LED17dの発光および光量を制御する
(s31)。さらに、Z軸の加速度に基づいて白色発光
LED17eの発光および光量を制御する(s32)。
【0029】ここでは、PHS電話機を左右に揺動させ
る方向をX軸方向、PHS電話機を正面−裏面方向に揺
動させる方向をY軸方向、上下(アンテナの向き)に揺
動させる方向をZ軸方向とし、X軸の+方向の加速度が
一定以上の場合には、その加速度に対応する光量で青色
発光のLED17aを点灯する。X軸の−方向の加速度
が一定以上の場合には、その加速度に対応する光量で緑
色発光のLED17bを点灯する。Y軸の+方向の加速
度が一定以上の場合には、その加速度に対応する光量で
赤色発光のLED17cを点灯する。Y軸の−方向の加
速度が一定以上の場合には、その加速度に対応する光量
で橙色発光のLED17eを点灯する。また、Z軸の+
方向の加速度が一定以上の場合には、その加速度に対応
する光量でLED17a,LED17bおよび白色発光
のLED17eを同時に点灯する。Z軸の−方向の加速
度が一定以上の場合には、その加速度に対応する光量で
LED17c,LED17dおよびLED17eを同時
に点灯する。
【0030】なお、この実施形態では上記の揺動操作デ
ータのうち各軸の加速度に基づいて発光を制御するよう
にしているが、これ以外の揺動操作データ(たとえば速
度、揺動方向、揺動のピークなど)に基づいて発光色,
発光光量を制御するようにしてもよい。
【0031】また、この実施形態では、揺動加速度に基
づいて発光光量を制御するようにしているが、光量以外
に点滅の間隔や、同じ色のLEDを複数設けて点灯させ
る個数を制御するようにしてもよい。
【0032】図7(A)は自動演奏動作を示すフローチ
ャートである。この動作は自動演奏モード時に実行され
る動作である。まずEEPROMメディア29aに記憶
している曲データのリストをLCDディスプレイに表示
する。この表示は曲データのヘッダに書き込まれている
曲名をリスト表示することで行う(s33)。利用者に
よって選曲入力がされると(s34)、この選曲された
曲の曲番号(この曲番号は曲データにユニークに付され
ている曲番号でもよく、EEPROMメディア29a中
の何番目かを示す番号であってもよい)を自動演奏スタ
ートの指示とともに自動演奏部30に入力する(s3
5)。こののちは自動演奏部30が自動演奏を実行する
ため、制御部20は、自動演奏部30の要求に応じて、
該当の曲データを一部ずつ自動演奏部30に入力する
(s36)。これを曲が終了するまで継続実行する(s
37)。
【0033】図7(B)は自動演奏部30のシーケンス
動作を示すフローチャートである。まず、曲データの先
頭のタイミングデータをセットする(s40)。そし
て、制御部20から入力されるテンポ情報に基づいてテ
ンポクロックのテンポを設定し(s41)、このテンポ
でタイミングデータをカウントする(s42)。そし
て、このタイミングデータをカウントアップしてイベン
トタイミングになればs43からs44以下の処理動作
に進む。
【0034】s44では上記カウントアップしたタイミ
ングデータに続くイベントデータを読み出し、このイベ
ントに対応する処理を実行する(s45)。イベント対
応処理としては、発音動作,消音動作などがある。この
処理ののち次のタイミングデータをセットして(s4
6)、s41にもどる。なお、このフローチャートには
現れないが発音中の楽音に対しては常時音量制御が行わ
れており、この音量制御を音量制御データに基づいて行
う。また、音量制御データを発音動作時のベロシティデ
ータとして用いてもよい。
【0035】上記自動演奏部の処理において、通常の自
動演奏モードでは、テンポ情報として曲データ中に書き
込まれているテンポ設定データを用いる。また、後述の
自動演奏制御モードでは、利用者の揺動操作に基づいて
生成されたテンポ情報に基づいてテンポクロックを設定
する。これにより、利用者の揺動操作によって自動演奏
のテンポが制御されることになる。
【0036】図8は自動演奏制御動作を示すフローチャ
ートである。この動作は自動演奏制御モード時に実行さ
れる動作である。まずEEPROMメディア29aに記
憶している曲データのリストをLCDディスプレイに表
示する(s49)。この表示は曲データのヘッダに書き
込まれている曲名をリスト表示することで行う。利用者
によって選曲入力がされると(s50)、この選曲され
た曲の曲番号(この曲番号は曲データにユニークに付さ
れている曲番号でもよく、EEPROMメディア29a
中の何番目かを示す番号であってもよい)を自動演奏ス
タートの指示とともに自動演奏部30に入力する(s5
1)。こののちは自動演奏部30が自動演奏を実行する
ため、制御部20は、自動演奏部30の要求に応じて、
該当の曲データを一部ずつ自動演奏部30に入力する
(s52)。同時に、この自動演奏のテンポおよび音量
を利用者の揺動操作に基づいて制御するため、揺動操作
データに基づいてテンポを決定する(s53)。テンポ
決定は、揺動操作のピークを検出し、そのピークに追従
するようにテンポを決定すればよい。また、揺動操作の
ピークを強制的に拍タイミングと決定し、各拍タイミン
グの間を分割してテンポを決定するようにしてもよい。
いずれにしてもテンポ決定の方式は従来より提案されて
いる種々の方式のいずれを用いることもできる。
【0037】次に揺動操作データに基づいて音量制御デ
ータを生成する。音量制御データは上記加速度のピーク
の値や揺動速度に相関した値にすればよい。
【0038】これらテンポ情報および音量制御データを
自動演奏部30に出力する(s55)。これを曲が終了
するまで継続実行する(s56)。
【0039】図9はEEPROMメディア29aに記憶
する曲データをネットワーク上のサーバからダウンロー
ドする動作を示すフローチャートである。この動作は曲
データダウンロードモード時に実行される。まずPHS
の電話機能を利用して曲データサーバ4にアクセスし
(s59)、曲データリストを受信する(s60)。利
用者は、この曲データリストのなかから所望の曲を選択
する(s61)。この曲データリストの受信と曲データ
の選択入力は、1度に全曲のリストを受信してそのなか
から選択するようにしてもよいが、ジャンルや歌手の性
別などで分類された階層メニューを用い、利用者の選択
に応じて深い階層に入ってゆき、最終的にその分類に該
当する曲名を送受信して表示するようにしてもよい。ま
た、利用者が曲データにユニークに付されている曲番号
を直接入力して曲データを指定するようにしてもよい。
【0040】上記のようにして曲データの選択入力が行
われると(s61)、この曲の選択情報(曲番号)がサ
ーバ装置に対して送信される(s62)。この曲選択情
報に送信に応じてサーバ装置から曲データがダウンロー
ドされてくるため、これを受信し(s63)、EEPR
OMメディア29aに書き込む(s64)。これによ
り、PHS電話通信を用いて曲データをダウンロードす
ることができる。
【0041】図10〜図13はセッションモード時の処
理を示すフローチャートである。セッションモードと
は、1つの曲データの自動演奏制御を同時に2人で行う
モードである。図10はセッション相手を待ち受ける待
ち受け動作を示すフローチャートである。同図(A)は
セッション条件を検査しない場合の待ち受け動作を示す
フローチャートである。まず、通常のエリア登録動作を
行う。すなわち、制御チャンネルから通信可能な(1ま
たは複数の)基地局のCSコード(CS呼出符号)を受
信し(s70)、そのうち通信条件が最良のCSコード
を記憶する(s71)。そして、その基地局に対して制
御チャンネルを介して自分のPSコード(PS呼出符
号)を送信する(s72)。
【0042】こののち、他のPHS電話機が基地局に対
して発信したPSコードを受信できるか否かをチェック
する(s73)。一般的に2台のPHS電話機が約20
メートル以内に接近すると互いの電波を受信しあうこと
が可能である。他のPHS電話機のPSコードを受信し
た場合には、そのPHS電話機に対してセッションが可
能である旨の信号を返信し(s74)、自動演奏部30
を用いて所定のアラート音を発生させ、LEDを点滅さ
せるなどのアラート動作を実行する(s75)。このア
ラート動作により、利用者は近距離にセッションできる
相手がいることを知ることができる。こののち図11以
下のセッション動作に進む。
【0043】図11〜図13はセッション動作を示すフ
ローチャートである。セッション動作は、利用者が図1
0の動作で交信したPHS電話機の所持者を見つけ、そ
の所持者とセッションするときの動作である。まず、図
11において、所定のキー操作によりセッション相手
(セッション相手が所持するPHS電話機のPSコー
ド)を登録する(s90)。そして、セッションのモー
ドを選択する(s91)。セッションのモードは送信モ
ード、受信モード、ツインモードがあるが、このモード
選択はセッション相手と合わせる必要がある。すなわ
ち、こちらが送信モードを選択した場合は相手は受信モ
ードを選択し、こちらが受信モードを選択した場合は相
手は送信モードを選択し、ツインこちらがツインモード
を選択した場合は相手もツインモードを選択する。
【0044】ここで、受信モードは、セッション相手の
PHS電話機から送信される揺動操作データを受信して
自機が発生する揺動操作モードとともに自機の自動演奏
を制御するモードである。また送信モードは、逆にセッ
ション相手のPHS電話機に自機の揺動操作データを送
信して相手機の自動演奏を制御するモードである。
【0045】またツインモードは、自機、相手機の両方
で同じ曲の別々のパートをそれぞれ自分自身が発生する
揺動操作データに基づいて制御するモードである。
【0046】モードが選択されるとその選択されたモー
ドに応じた動作にジャンプする(s92)。
【0047】図12は受信モードの動作を示すフローチ
ャートである。まずEEPROMメディア29aに記憶
している曲データのリストをLCDディスプレイに表示
する(s100)。この表示は曲データのヘッダに書き
込まれている曲名をリスト表示することで行う。そし
て、選曲入力を受け付ける(s101)。選曲操作は曲
番号を入力することによって行ってもよく、カーソルで
指定するようにしてもよい。この曲データは複数パート
で構成されているが、このうち自機(が発生する揺動操
作データ)で制御するパートと相手機(から送られてく
る揺動操作データ)で制御するパートを割り当てる(s
102)。この割り当ては利用者がキー操作で行っても
よいが、予め自機用パート,相手機用パートを自動割り
当てしておいてもよく、その時々にランダムにパートを
振り分けてゲーム性を出すようにしてもよい。
【0048】こののち自動演奏部30に対して曲番号を
通知するとともに、演奏スタートを指示する(s10
3)。そうすると、こののちは自動演奏部30が自動演
奏を実行するため、制御部20は、自動演奏部30の要
求に応じて、該当の曲データを一部ずつ自動演奏部30
に入力する(s104)。そして、この自動演奏のテン
ポおよび音量を利用者の揺動操作データに基づいて制御
するため、揺動操作データに基づいてテンポを決定し
(s105)、揺動操作データに基づいて音量制御デー
タを生成する(s106)。そして、このテンポ情報・
音量制御データおよび自機に割り当てられているパート
を自動演奏部30に入力する(s107)。次に、相手
機から相手機の揺動操作によって生成されたテンポ情報
・音量制御データを受信し(s108)、これをこの相
手機に割り当てられたパートとともに自動演奏部30に
入力する(s109)。これにより、自動演奏部30は
自機に割り当てられたパートと相手機に割り当てられた
パート毎に自動演奏を制御して自動演奏を実行する。こ
れを曲が終了するまで継続実行する(s110)。
【0049】以上が受信モード時の動作である。図11
にもどって送信モード時の動作について説明する。揺動
操作データに基づいてテンポを決定するとともに(s9
3)、音量制御データを生成する(s94)。そしてこ
のテンポ情報および音量制御データをセッション相手の
PHS電話機に送信する(s95)。この送受信はエリ
ア登録に用いる制御チャンネルを用いて通信すればよ
い。以上の動作を曲が終了するまで継続実行する(s9
6)。曲の終了は利用者の操作終了で判断してもよく、
相手のPHS電話機から曲が終了した旨の電文を受信し
たとき曲の終了を判断してもよい。
【0050】図13はツインモード時の動作を示すフロ
ーチャートである。ツインモード時には両方のPHS電
話機で同じ曲データを記憶している必要があるが、自機
に記憶している曲データで演奏するか(送信側)、相手
機に記憶されている曲データを受信して演奏するか(受
信側)を選択する(s111)。送信側になった場合に
は、まず、まずEEPROMメディア29aに記憶して
いる曲データのリストをLCDディスプレイに表示する
(s112)。この表示は曲データのヘッダに書き込ま
れている曲名をリスト表示することで行う。そして、選
曲入力を受け付ける(s113)。選曲操作は曲番号を
入力することによって行ってもよく、カーソルで指定す
るようにしてもよい。この曲データは複数パートで構成
されているが、このうち自機(が発生する揺動操作デー
タ)で制御するパートと相手機(から送られてくる揺動
操作データ)で制御するパートを割り当てる(s11
4)。この割り当ては利用者がキー操作で行ってもよい
が、予め自機用パート,相手機用パートを自動割り当て
しておいてもよく、その時々にランダムにパートを振り
分けてゲーム性を出すようにしてもよい。この曲データ
とパート割り当てデータを相手機に対して送信する(s
115)。
【0051】こののち自動演奏部30に対して曲番号を
通知するとともに、割り当てられたパートのみの自動演
奏の演奏スタートを指示する(s116)。同時に、相
手機に対して演奏スタートを指示する(s117)。こ
ののちは自動演奏部30が自動演奏を実行するため、制
御部20は、自動演奏部30の要求に応じて、該当の曲
データを一部ずつ自動演奏部30に入力する(s11
8)。そして、この自動演奏のテンポおよび音量を利用
者の揺動操作データに基づいて制御するため、揺動操作
データに基づいてテンポを決定し(s119)、揺動操
作データに基づいて音量制御データを生成する(s12
0)。そして、このテンポ情報・音量制御データおよび
自機に割り当てられているパートを自動演奏部30に入
力する(s121)。これにより、自動演奏部30は自
機に割り当てられたパートの自動演奏を制御して自動演
奏を実行する。これを曲が終了するまで継続実行する
(s122)。
【0052】なお、既に両方のPHS電話機に記憶され
ている曲を演奏する場合にはs115において曲データ
を送信せずパート割り当てデータのみを送信すればよ
い。
【0053】一方受信側になった場合には、相手機から
曲データを受信し(s125)、これをEEPROMメ
ディア29aに記憶する(s126)。次にパート割り
当てデータを受信する(s127)。以上のデータを受
信したのち、相手機から演奏スタートの指示があるまで
s128で待機する。演奏スタートの指示があると、s
129以下の動作を実行する。
【0054】こののち自動演奏部30に対して曲番号を
通知するとともに、割り当てられたパートのみの自動演
奏の演奏スタートを指示する(s129)。そうする
と、こののちは自動演奏部30が自動演奏を実行するた
め、制御部20は、自動演奏部30の要求に応じて、該
当の曲データを一部ずつ自動演奏部30に入力する(s
130)。そして、この自動演奏のテンポおよび音量を
利用者の揺動操作データに基づいて制御するため、揺動
操作データに基づいてテンポを決定し(s131)、揺
動操作データに基づいて音量制御データを生成する(s
132)。そして、このテンポ情報・音量制御データお
よび自機に割り当てられているパートを自動演奏部30
に入力する(s133)。これにより、自動演奏部30
は自機に割り当てられたパートの自動演奏を制御して自
動演奏を実行する。これを曲が終了するまで継続実行す
る(s134)。
【0055】これにより、1つのPHS電話機でそれぞ
れ別々のパートが自動演奏され両方の合奏で1つの曲が
演奏されることになる。
【0056】図10(A)の待ち受け動作では、他のP
HS電話機が送信したPSコードを受信した場合には、
即座にセッション可能としてアラートするようにしてい
るが、まず他のPHS電話機と交信し、セッションの条
件が満たされたとき、アラートするようにすることもで
きる。このような待ち受け動作を図10(B)に示す。
同図において、まず、通常のエリア登録動作を行う。す
なわち、通信可能な(1または複数の)基地局のCSコ
ード(CS呼出符号)を受信し(s80)、そのうち通
信条件が最良のCSコードを記憶する(s81)。そし
て、その基地局に対して自分のPSコード(PS呼出符
号)を送信する(s82)。
【0057】こののち、他のPHS電話機が基地局に対
して発信したPSコードを受信できるか否かをチェック
する(s83)。一般的に2台のPHS電話機が約20
メートル以内に接近すると互いの電波を受信しあうこと
が可能である。他のPHS電話機のPSコードを受信し
た場合には、そのPHS電話機に対してこちらのプロフ
ァイルを返信する(s84)。プロファイルは、利用者
の氏名,性別,年齢,趣味などのデータであり、メモリ
に記憶されている。また、同時に相手のPHS電話機か
らプロファイルデータを受信して(s85)、これが自
機に設定されいるセッション条件を満たすか否かを判断
する(s86)。セッション条件は、相手機から送られ
てきたプロファイルが自機の利用者の好みを満たすかの
条件であり、年齢「18〜25」、性別「男性」、趣味
「音楽・ロック」などの条件が設定される。この条件が
満たされた場合にはアラート動作を実行する(s8
7)。アラート動作は、自動演奏部30を用いて所定の
アラート音を発生させる、LED17を点滅させるなど
の動作である。このアラート動作により、利用者は近距
離にセッションできる相手がいることを知ることがで
き、交信している2台のPHS電話機の両方がアラート
動作をした場合には、両電話機の所持者が互いを探すこ
とができ、こののち図11以下のセッション動作に進む
ことができる。
【0058】図5(B)は上記プロファイルを入力する
プロファイル入力動作を示すフローチャートである。利
用者がキー群13を操作することにより、氏名,性別,
年齢,趣味など自分のプロファイルが入力される(s1
1)。そうするとこのプロファイルをメモリに書き込む
(s12)。
【0059】図5(C)は上記セッション条件を入力す
るセッション条件入力動作を示すフローチャートであ
る。利用者がキー群13を操作することにより、セッシ
ョン相手の条件として性別,年齢,趣味など相手のプロ
ファイルに必要な条件を入力する(s13)。そうする
とこのセッション条件をメモリに書き込んで(s14)
動作を終了する。
【0060】なお、この実施形態はPHS電話機に本発
明を適用した例を示したが、通常の携帯電話機でもよ
く、また、電話機能を持たないものであってもよい。た
とえば、従来のペンライトのような形状のものであって
もよい。
【0061】また、セッションは無線通信機能を備えた
ものであれば携帯電話機能を備えないものであってもよ
く、そのうち少なくとも1台が自動演奏の機能を備えて
いれば、他の装置は揺動による操作データを送信するの
みの機能を備えていれば本発明の目的を達成することが
可能である。
【0062】また、セッションは2台のPHS電話機
(自動演奏装置1台と自動演奏制御装置1台)に限定さ
れず、3台以上の装置で行うようにしてもよい。
【0063】また、記憶する曲データはシーケンスデー
タに限らず、MP3などの演奏楽音を記録した波形デー
タであってもよい。この場合読み出しクロックを変化さ
せることにより、曲のピッチも同時に変化させることが
できる。
【0064】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、若者が
一般的に所持している携帯電話機の機能をインテグレイ
ドし、ペンライトのような発光制御、楽曲の自動演奏制
御、セッションなどを行うことができるため、携帯電話
機のユーティリティを向上することができるとともに、
新たなコミュニケーション形態から新しい生活スタイル
を創造することが可能になる。
【0065】また、この発明によれば、自動演奏装置、
自動演奏制御装置がそれぞれ検出した運動態様や姿勢状
態に基づいて自動演奏装置の自動演奏を制御することが
できるため、手軽にセッションを楽しむことができ、音
楽演奏の敷居を下げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態であるPHS電話機の外観
【図2】同PHS電話機のブロック図
【図3】同PHS電話機を含むネットワークを示す図
【図4】同PHS電話機が記憶している曲データの構成
【図5】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図6】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図7】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図8】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図9】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図10】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図11】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図12】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【図13】同PHS電話機の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…PHS電話機、2…基地局、3…交換局、4…(曲
データ)サーバ装置、10…(透光性の)筐体、11…
アンテナ、17…LED
フロントページの続き Fターム(参考) 5D378 MM12 MM64 MM65 TT22 TT31 TT34 5F041 DC84 FF11 FF16 5K027 AA11 FF01 FF22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度または加速度を検出するセンサ手段
    と、該センサ手段の検出内容に応じて発光が制御される
    発光手段と、を備えた携帯電話機。
  2. 【請求項2】 前記センサ手段は、互いに直交する2軸
    または3軸方向の速度または加速度を検出する手段であ
    り、発光手段は、各軸方向の速度または加速度に対応し
    た色および発光態様で発光する請求項1に記載の携帯電
    話機。
  3. 【請求項3】 速度または加速度を検出するセンサ手段
    と、曲データを記憶する記憶手段と、前記センサ手段の
    検出内容に応じてテンポなどの演奏要素を制御しながら
    前記曲データを自動演奏する自動演奏手段と、を備えた
    携帯電話機。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段に記憶する曲データを電話
    通信チャンネルを介してダウンロードする請求項3に記
    載の携帯電話機。
  5. 【請求項5】 速度または加速度を検出するセンサ手段
    と、該センサ手段の検出内容に応じた操作データを電話
    通信チャンネルまたは制御チャンネルを介して送信する
    手段と、を備えた携帯電話機。
  6. 【請求項6】 前記自動演奏手段は、自機のセンサ手段
    の検出内容に加えて他の携帯電話機から送信されてくる
    操作データを用いて演奏要素を制御する請求項3または
    請求項4に記載の携帯電話機。
  7. 【請求項7】 身体の運動態様または姿勢状態を検出す
    るセンサ手段と、曲データを記憶する記憶手段と、他の
    装置から送信されてくる操作データを受信する受信手段
    と、前記センサ手段の検出内容および前記受信手段が受
    信した操作データに基づいてテンポなどの演奏要素を制
    御しながら前記曲データを自動演奏する自動演奏手段
    と、を備えた自動演奏装置。
  8. 【請求項8】 身体の運動態様または姿勢状態を検出す
    るセンサ手段と、該センサ手段の検出内容に応じた操作
    データを請求項7の自動演奏装置に対して無線送信する
    送信手段と、を備えた自動演奏制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載の自動演奏装置および請
    求項8に記載の自動演奏制御装置からなる自動演奏シス
    テム。
JP2000148328A 2000-05-19 2000-05-19 携帯電話機 Expired - Fee Related JP4320766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148328A JP4320766B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 携帯電話機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148328A JP4320766B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 携帯電話機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001333156A true JP2001333156A (ja) 2001-11-30
JP4320766B2 JP4320766B2 (ja) 2009-08-26

Family

ID=18654378

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148328A Expired - Fee Related JP4320766B2 (ja) 2000-05-19 2000-05-19 携帯電話機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4320766B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006251053A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Yamaha Corp 楽音制御装置
JP2006318182A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Sharp Corp 音声検索装置、音声検索方法、音声再生方法および携帯再生装置、並びに、楽曲検索装置、楽曲検索方法、楽曲再生方法
KR100674469B1 (ko) 2004-08-23 2007-01-29 에이엠텔레콤주식회사 파티기능을 구비하는 휴대용 단말기
JP2007065834A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Seiko Epson Corp 電子チケット利用システムおよび電子チケット利用方法
JP2008116625A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Yamaha Corp 携帯端末装置
JP2008234453A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Sony Corp コンテンツ検索装置、コンテンツ検索方法及びコンテンツ検索プログラム
CN100448312C (zh) * 2004-08-27 2008-12-31 三星电子株式会社 用于控制移动通信终端中的音乐播放的装置和方法
JP2009111706A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器及びその制御方法
WO2011077740A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 チームラボ株式会社 バルーン照明システム
JP2011530923A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 複数の無線移動端末による歌曲の同期再生
US8212661B2 (en) 2008-05-22 2012-07-03 Gary Stephen Shuster Alert signal control using receiver velocity
JP2012518192A (ja) * 2009-02-13 2012-08-09 モベア エス.アー 再生対象信号のファイルの再生を制御するための装置と方法
JP2013037719A (ja) * 2004-03-01 2013-02-21 Apple Inc 加速度計に基づいてポータブル・デバイスの移動を検出する方法とその装置、ポータブル・デバイスおよび機械可読記憶媒体
JP2013061637A (ja) * 2011-08-23 2013-04-04 Casio Comput Co Ltd 演奏装置及び発光制御装置
JP2013077118A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 携帯用表示装置、サーバ装置及びプログラム
US9575569B2 (en) 2000-10-02 2017-02-21 Apple Inc. Methods and apparatuses for operating a portable device based on an accelerometer

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9921666B2 (en) 2000-10-02 2018-03-20 Apple Inc. Methods and apparatuses for operating a portable device based on an accelerometer
US9575569B2 (en) 2000-10-02 2017-02-21 Apple Inc. Methods and apparatuses for operating a portable device based on an accelerometer
US9829999B2 (en) 2000-10-02 2017-11-28 Apple Inc. Methods and apparatuses for operating a portable device based on an accelerometer
JP2013037719A (ja) * 2004-03-01 2013-02-21 Apple Inc 加速度計に基づいてポータブル・デバイスの移動を検出する方法とその装置、ポータブル・デバイスおよび機械可読記憶媒体
KR100674469B1 (ko) 2004-08-23 2007-01-29 에이엠텔레콤주식회사 파티기능을 구비하는 휴대용 단말기
CN100448312C (zh) * 2004-08-27 2008-12-31 三星电子株式会社 用于控制移动通信终端中的音乐播放的装置和方法
JP2006251053A (ja) * 2005-03-08 2006-09-21 Yamaha Corp 楽音制御装置
JP4496993B2 (ja) * 2005-03-08 2010-07-07 ヤマハ株式会社 楽音制御装置
JP2006318182A (ja) * 2005-05-12 2006-11-24 Sharp Corp 音声検索装置、音声検索方法、音声再生方法および携帯再生装置、並びに、楽曲検索装置、楽曲検索方法、楽曲再生方法
JP2007065834A (ja) * 2005-08-30 2007-03-15 Seiko Epson Corp 電子チケット利用システムおよび電子チケット利用方法
JP4529844B2 (ja) * 2005-08-30 2010-08-25 セイコーエプソン株式会社 電子チケット利用システムおよび電子チケット利用方法
JP2008116625A (ja) * 2006-11-02 2008-05-22 Yamaha Corp 携帯端末装置
JP2008234453A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Sony Corp コンテンツ検索装置、コンテンツ検索方法及びコンテンツ検索プログラム
JP2009111706A (ja) * 2007-10-30 2009-05-21 Kyocera Corp 携帯電子機器及びその制御方法
US8212661B2 (en) 2008-05-22 2012-07-03 Gary Stephen Shuster Alert signal control using receiver velocity
US8446270B2 (en) 2008-05-22 2013-05-21 Gary Stephen Shuster Alert signal control using receiver velocity
US8624718B2 (en) 2008-05-22 2014-01-07 Gary Stephen Shuster Alert signal control using receiver velocity
JP2011530923A (ja) * 2008-08-13 2011-12-22 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 複数の無線移動端末による歌曲の同期再生
JP2012518192A (ja) * 2009-02-13 2012-08-09 モベア エス.アー 再生対象信号のファイルの再生を制御するための装置と方法
CN102714003A (zh) * 2009-12-25 2012-10-03 提姆拉博株式会社 气球照明系统
WO2011077740A1 (ja) * 2009-12-25 2011-06-30 チームラボ株式会社 バルーン照明システム
JP2013061637A (ja) * 2011-08-23 2013-04-04 Casio Comput Co Ltd 演奏装置及び発光制御装置
US9018507B2 (en) 2011-08-23 2015-04-28 Casio Computer Co., Ltd. Musical instrument that generates electronic sound, light-emission controller used in this musical instrument, and control method of musical instrument
JP2013077118A (ja) * 2011-09-30 2013-04-25 Dainippon Printing Co Ltd 携帯用表示装置、サーバ装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP4320766B2 (ja) 2009-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4320766B2 (ja) 携帯電話機
JP5993920B2 (ja) 改良されたモバイル通信端末及び方法
KR101177437B1 (ko) 개선된 운동 데이터 기기, 서버, 시스템 및 방법
JP4167785B2 (ja) 携帯電話機
US7890088B2 (en) Mobile wireless communication terminals, systems, methods, and computer program products for managing playback of song files
JP5578333B2 (ja) 局所的協調動作を実施するための複数個のモバイル通信装置
US20050090280A1 (en) Functional cover for use with a wireless terminal
JP2003060745A (ja) 情報伝達装置、情報伝達方法及びモニタ装置
US7422145B2 (en) Mobile communication terminal and method
KR20050095593A (ko) 조명 패턴을 디스플레이하기 위한 장치 및 그 방법
JP2010193144A (ja) 遠隔操作用装置
JP2001154672A (ja) 通信装置および記憶媒体
KR20060130808A (ko) 움직임 감지 장치 및 이를 이용한 전자 노래 반주 시스템
FI112758B (fi) Menetelmä ja laitteisto matkaviestimen paikantamiseksi
KR100713502B1 (ko) 이동 통신 단말기에서 움직임에 종속한 컬러를 발광하는방법 및 그 이동통신단말기
CN108352173A (zh) 一种控制音频文件播放的方法及音频播放装置
CN108173945A (zh) 用于实现与植物的互动的终端系统、用于构建植物社区的系统及终端系统与植物的交互方法
JP2001298503A (ja) 通信装置
KR100694547B1 (ko) 전자 노래 반주 시스템
JP4244946B2 (ja) 選択呼出受信機を用いた通信システム
JP2003249983A (ja) 情報端末機能付き腕時計及び携帯電話
JP2006238460A (ja) 携帯電話機
CN101202781A (zh) 一种按键随铃声闪烁的手机
JP2001236071A (ja) 携帯電話機
JP2004172873A (ja) トランシーバ機能付き携帯電話機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070326

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090406

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090406

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090511

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090524

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120612

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130612

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140612

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees