JP2001332832A - 医用電気機器 - Google Patents

医用電気機器

Info

Publication number
JP2001332832A
JP2001332832A JP2000148752A JP2000148752A JP2001332832A JP 2001332832 A JP2001332832 A JP 2001332832A JP 2000148752 A JP2000148752 A JP 2000148752A JP 2000148752 A JP2000148752 A JP 2000148752A JP 2001332832 A JP2001332832 A JP 2001332832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
substrate
child
printed circuit
parent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000148752A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Yamaguchi
貴夫 山口
Yutaka Tatsuno
裕 龍野
Masami Shimizu
正己 清水
Fuminori Tanahashi
史典 棚橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2000148752A priority Critical patent/JP2001332832A/ja
Publication of JP2001332832A publication Critical patent/JP2001332832A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザーの望む仕様の子プリント回路基板の追
加又は取り外しを容易に行えるコンパクトな医用電気機
器を提供すること。 【解決手段】各子基板14の表側実装面には基板接続コ
ネクタ13を構成する雄コネクタが配置され、裏側実装
面には基板接続コネクタ13を構成する雌コネクタが配
置されている。子基板を全て或いは1つ又は2つ配置す
る一対の基板固定部材20の対向する側面には子基板の
端部を配置するためのスリット20aが所定間隔で形成
してある。シールドケース16の内部空間内の幅寸法及
び深さ寸法は、子基板14を基板固定部材20に一体に
して親基板12に組み付けた状態のとき、基板固定部材
20同士の距離及び親基板12からの高さ寸法に略一致
している。このため、シールドケース16の内面によっ
て一対の基板固定部材20が保持されることにより複数
の子基板14が親基板12上に安定配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主機能を備えた親
プリント回路基板にユーザーニーズに応じた追加機能を
有する子プリント回路基板を複数配置することが可能な
医用電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、病院内等で用いられる医用電気機
器に対し、EMC対策が重要な技術的事項の1つになっ
ている。例えば内視鏡システムにおいては、ビデオプロ
セッサや光源装置等から発生したノイズが、内視鏡先端
部に内設する固体撮像素子に結線した信号ケーブルを伝
わり内視鏡に影響を与える。そこで、特開平4−183
432号公報の電子内視鏡装置にはプリント回路基板の
回路部を金属製のシールドケースで覆い、シールドケー
スとプリント回路基板との間に導電性で弾性を有するガ
スケット部材を介装し、このシールドケースの端部をビ
スなどで固定することによってシールドする構成が示さ
れている。
【0003】また、欧州特許EPO468661号には
基板同士を嵌合穴に配置した基板スペーサを介して積層
するようにしたプリント回路基板を機械的及び電気的に
接続する装置が示されている。
【0004】また、特開平8−250886号公報に
は、各子基板間の輻射ノイズによる影響を軽減し、部品
実装の際に基板に発生した反りを矯正して支承部材への
着脱及び親基板への電気的接続が容易な電気基板を提供
するため、親基板に対して子基板を接続する際、子基板
を構成する基板の背面に複数の樹脂性のスペーサを介し
て平行に接続固定されている金属板を、筐体に電気的に
接続されている導電性のシールドフィンガーを内蔵した
スライドレールの支承部側に挿入して、子基板の基板に
設けられているコネクタを親基板に設けたコネクタに接
続する電気基板が示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
内視鏡システムにおいては、表示装置の画面上に親子2
画面を同時に表示させる要望や鏡像表示を行う要望、或
いはデジタル出力を設ける要望など、ユーザーの好みに
応じた機能追加等、機種の多様化がすすんでおり、その
機能追加の要求を達成する1つの方法として、各機能を
一枚のプリント回路基板で実現させ、そのプリント回路
基板を内視鏡システムの主装置となるビデオプロセッサ
に追加させる方法がある。
【0006】前記ビデオプロセッサにプリント回路基板
を追加していく場合、前記特開平4−183432号公
報に示されている構造ではプリント回路基板を追加する
際、シールドケースを固定する複数のビスをいったん取
り外し、その後シールドケースを取り外す等、追加作業
に手間がかかるという不具合があった。
【0007】また、前記欧州特許O468661号に示
されている装置では積層するプリント回路基板の枚数
が、ユーザーの仕様により異なる場合、締め付け固定ね
じの長さ寸法が変化するので、この固定ネジを何種類も
用意しなければならないので組立て作業が煩雑になると
いう不具合があった。
【0008】また、前記特開平8−250886号で
は、子基板の着脱の際、筐体(シールドケース)の開口
部周辺に子基板を水平方向にスライドさせて出し入れ可
能なスペースをとるため、筐体にそのための大きなスペ
ースを設けるか、前記開口部の向きを装置に対して外側
に向けるなど、子基板ユニットの配置に制限や、機器の
大型化をまねくおそれがあった。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、ユーザーの望む仕様の子プリント回路基板の追加
又は取り外しを容易に行えるコンパクトな医用電気機器
を提供することを目的にしている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明の第1実
施形態にかかり、図1は内視鏡システムの構成を説明す
る図、図2はビデオプロセッサの概略構成を説明する
図、図3は子プリント回路基板の親プリント回路基板へ
の組み付け状態を示す図である。なお、図3(a)は親
プリント回路基板及び子プリント回路基板と子基板用シ
ールドケースとの関係を説明する図、図3(b)は子基
板用シールドケースを親プリント回路基板に配置した組
立て状態を示す図である。
【0011】図1に示すように本実施形態の内視鏡シス
テム1は、例えば体腔内を観察する内視鏡2と、この内
視鏡2に照明光を供給する光源装置3と、この光源装置
3と前記内視鏡2とを着脱自在に接続するライトガイド
ケーブル4と、前記内視鏡2の接眼部2aに接続配置さ
れ、例えばCCDなど図示しない固体撮像素子を内蔵し
た内視鏡用撮像装置5と、この内視鏡用撮像装置5のC
CDから伝送される電気信号から映像信号を生成する信
号処理部等を有する医用電気機器である例えばビデオプ
ロセッサ6と、このビデオプロセッサ6と前記内視鏡用
撮像装置5とを着脱自在に接続するカメラケーブル7
と、前記ビデオプロセッサ6の信号処理回路で生成され
た映像信号を基に内視鏡観察画像を表示するモニタ8
と、このモニタ8と前記ビデオプロセッサ6とを着脱自
在に接続するビデオケーブル9とで主に構成されてい
る。
【0012】図2に示すように前記ビデオプロセッサ6
の外装部材である装置筐体6aは、筐体底部を構成する
金属製の底部シャーシ61と、筐体本体部となる断面形
状が略コの字型で金属製の本体カバー62と、筐体後面
を構成する金属製の後部パネル63と、筐体前面を構成
する金属製の前面シャーシ64と、この前面シャーシ6
4のさらに前面に配置されて製品外観部を構成する樹脂
製のフロントパネル65とで構成され、それぞれ図示し
ないビスなどの固定手段によって一体的に組み付け固定
されるようになっている。
【0013】前記装置筐体6a内には、外部機器との間
で信号の伝達を行う入出力端子群11や前記CCDから
伝送される電気信号から映像信号を生成する信号処理回
路等の主機能を備えた親プリント回路基板(以下、親基
板と略記する)12と、この親基板12上に配置され、
基板接続コネクタ13を介して電気的に接続されて積層
された複数の子プリント回路基板(以下子基板と略記す
る)14と、前記親基板12の図示しない電子部品等が
実装された信号処理回路等を備える回路部12aの電磁
シールドを行う親基板用シールドケース15と、複数の
積層された子基板14の電磁シールドを行う子基板用シ
ールドケース(以下単にシールドケースとも記載する)
16等が配置されるようになっている。
【0014】なお、前記子基板14は、主に前記ビデオ
プロセッサ6に付加機能を設けるためのものであり、例
えば子基板14aはPinP(子画面表示)用のプリン
ト基板であり、子基板14bはデジタル動画出力用のプ
リント基板、子基板14cは静止画記録用のプリント基
板である。そして、他にも様々な付加機能を設けたプリ
ント基板が用意されている。また、符号66は親基板1
2に電源を供給する図示しないビスによって底部シャー
シ61に一体的に固定される電源ユニットである。
【0015】図3(a)に示すように各子基板14a,
14b,14cの表側実装面には基板接続コネクタ13
を構成する雄コネクタM13a、M13b、M13cが
略中央部に配置されており、裏側実装面には基板接続コ
ネクタ13を構成する雌コネクタF13a,F13b,
F13cが略中央部に配置されている。
【0016】前記子基板14a,14b,14cを全て
或いは1つ又は2つ配置する本実施形態の基板配置手段
である一対の基板固定部材20は、ゴム材料或いは樹脂
材料などの絶縁部材で形成されており、この基板固定部
材20の対向する側面には前記子基板14a,14b,
14cの端部をそれぞれ配置するためのスリット20a
が所定間隔で例えば3つの子基板を配置可能なように3
つ形成してある。
【0017】前記シールドケース16は、底部側に前記
親基板12に設けられているGNDパターン17上に配
置されるフランジ状部16aを形成している。また、こ
のシールドケース16の内部空間内の幅寸法(W)及び
深さ寸法(D)は、前記子基板14a,14b,14c
を前記基板固定部材20に一体にして親基板12に組み
付けた状態のときの、基板固定部材20同士の距離
(L)及び親基板12からの高さ寸法(H)に略一致し
ている。なお、符号12bは前記子基板14a,14
b,14cに設けられいてる雌コネクタF13a,F1
3b,F13cとの接続部となる接続コネクタであり、
親基板12の所定位置に設けられている。
【0018】ここで、子基板14a,14b,14cの
親基板12への組付けを説明する。まず、組立て時、仕
様に適する子基板、例えば子基板14a,14b,14
cを用意し、各基板接続コネクタ13の雄コネクタと雌
コネクタとを接続し、親基板12側から順に例えば子基
板14c,14b,14aとなるように積層する。
【0019】次に、子基板14c,14b,14aの両
端部を、一対の基板固定部材20に形成されているスリ
ット20aに差し込む。そして、積層状態の子基板14
cの雌コネクタF13cを親基板12に設けられている
接続コネクタ12bに接続する。
【0020】次いで、前記子基板14a,14b,14
cを一体にした前記基板固定部材20を内部空間内に収
めるように前記シールドケース16を被せ、底部に形成
されているフランジ状部16aを親プリント回路基板1
2に設けられているGNDパターン17上に配置してビ
ス18によって固定する。
【0021】このことによって、子基板14a,14
b,14cを配置した一対の基板固定部材20がシール
ドケース16の内面によって保持されることによって、
前記子基板14a,14b,14cが一対の基板固定部
材20で狭持された状態になって安定的に配置固定され
るとともに、内部に配置された子基板14a,14b,
14cから外部に向かって放射されるノイズがこのシー
ルドケース16によって遮断される。
【0022】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、子
基板の交換或いは取り外しを行い、その後、上述した組
立て手順で組み付けを行う。
【0023】このように、複数の子基板を基板接続コネ
クタで電気的に接続して積層状態にする一方、これら積
層状態の子基板の端部を一対の基板固定部材に形成され
ている対応するスリットに差し込み、この状態で親基板
の接続コネクタに子基板の基板接続コネクタを接続し、
これら子基板及び基板固定部材をシールドケースの内部
空間内に収めるように被せてこのシールドケースを親基
板に固定することよって、子基板を親基板に確実かつ容
易に固定することができるとともに、確実な電磁波シー
ルド効果を得ることができる。このことにより、簡単な
組立て作業で確実な電磁波シールド効果を備えた医用電
気機器を安価な構成で得られる。
【0024】なお、前記基板固定部材20を絶縁部材で
形成する代わりに金属製とし、子基板14a,14b,
14cの基板固定部材20に当接する部分にGNDパタ
ーンを設け、親基板12のGNDパターン17に電気的
に接続する構成にしてもよい。また、基板固定部材20
に形成するスリットの数は3つに限定されるものではな
く、それ以上形成するようにしてもよい。
【0025】図4及び図5は本発明の第2実施形態にか
かり、図4は子基板を配置する基板固定用円柱の構成を
説明する図、図5は子基板の親基板への組み付け状態を
示す図である。なお、図4(a)は親基板から立設する
基板固定用円柱に子基板を配置した状態を示す図 、図
4(b)は図4(a)のA−A線断面図、図4(c)は
ロックピンを説明する図である。
【0026】本実施形態においては、基板配置手段を一
対の基板固定部材20で構成する代わりに、図4(a)
に示すようにゴム材料或いは樹脂材料などの絶縁部材で
略円柱状に形成した複数の基板固定用円柱21としてい
る。そして、子基板14a,14b,14cには前記基
板固定用円柱21の外形寸法よりやや大きい径寸法の貫
通孔31が形成されている。
【0027】前記基板固定用円柱21は、親基板12に
固定配置する固定端21aを備え、この固定端21aを
親基板12に配置して、この基板固定用円柱21を親基
板12から複数立設した状態にしている。
【0028】前記基板固定用円柱21の外周面には、親
基板12に積層状態で配置された子基板14a,14
b,14cをそれぞれ保持する段部21bが所定間隔で
例えば3つ設けられている。
【0029】前記段部21bには子基板の貫通孔31を
スムーズに通過させるための傾斜面が形成してある。ま
た、この段部21bの外形寸法は、前記貫通孔31の径
寸法より所定寸法だけ大きく形成してある。
【0030】図4(a),(b)に示すように前記基板
固定用円柱21の中央部には前記固定端21a近傍に至
る所定深さ寸法のピン穴21cが形成されるとともに、
このピン穴21cの全長にわたって割り溝21dが形成
してある。この割り溝21dをピン穴21cの全長にわ
たって形成したことによって、前記段部21bの外径寸
法がこの割り溝21d分だけ撓んで小径になることによ
り、貫通孔31が段部21bを通過できるようになって
いる。
【0031】前記ピン穴21cには図4(c)に示すよ
うに前記ピン穴21cの径寸法及び長さ寸法と略等しい
挿入部22aと、この挿入部22aの基端に位置するフ
ランジ部22bとを有するロックピン22が差し込み配
置されるようになっている。その他の構成は前記第1実
施形態と同様であり、同部材には同符合を付して説明を
省略する。
【0032】ここで、子基板14a,14b,14cの
親基板12への組付けを説明する。まず、組立て時、仕
様に適する子基板、例えば子基板14a,14b,14
cを用意し、親基板12から立設している基板固定用円
柱21のピン穴21cにロックピン22が挿入されてい
ないことを確認する一方、ロックピン22を用意してお
く。
【0033】次に、前記基板固定用円柱21に子基板1
4c,14b,14aの順に配置するため、子基板を1
枚ずつ前記基板固定用円柱21に挿入していく。このと
き、基板固定用円柱21は、割り溝21dの分内側に撓
むので、貫通孔31が段部21bが通過する際、段部2
1bが小径になってスムーズに通過していく。そして、
子基板14cの雌コネクタF13cを親基板12に設け
られている接続コネクタ12bに接続する。このことに
よって、子基板14cが所定位置に配置された状態にな
る。続いて、子基板14b,14aを前述と同様に前記
基板固定用円柱21に挿入し、基板接続コネクタ13の
雄コネクタと雌コネクタとを接続して親基板12に対し
て子基板14c,14b,14aを積層配置する。
【0034】次いで、前記基板固定用円柱21のピン穴
21cに前記ロックピン22を差し込む。すると、この
ロックピン22がピン穴21cに挿入されることによっ
てそれぞれの段部21bが子基板14a,14b,14
cを保持する一方、この段部21bが撓まない状態にな
って、前記子基板14a,14b,14cが基板固定用
円柱21によって親基板12に安定的に配置固定される
その後、図5に示すように前記基板固定用円柱21に配
置された子基板14a,14b,14cを内部空間内に
配置させるようにシールドケース16を被せ、底部に形
成されているフランジ状部16aを親基板12に設けら
れているGNDパターン17上に配置させてビス18に
よって固定する。このことによって、シールドケース1
6の内部に配置された子基板14a,14b,14cか
ら外部に向かうノイズの放射が遮断される。
【0035】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、子
基板の交換或いは取り外しを行い、その後、同様の組立
て手順で組み付けを行う。
【0036】このように、複数の子基板を段部及びピン
穴、割り溝を形成した基板固定用円柱に配置し、この状
態でピン穴にロックピンを挿入配置することによってそ
れぞれの段部で複数の子基板を親基板に対して安定的に
配置固定することができる。このことにより、シールド
ケースによって子基板を保持する必要がなくなるので、
シールドケースの形状及び大きさを自由に形成すること
が可能になる。その他の作用及び効果は前記第1実施形
態と同様である。
【0037】図6及び図7は本発明の第3実施形態にか
かり、図6は子基板の構成を説明する図、図7は子基板
の親基板への組み付け状態を示す図である。
【0038】本実施形態においてはシールドケース16
を設ける代わりに、図6及び図7に示すように各子基板
14a,14b,14cの表側実装面には一端部が開口
した箱体である基板用シールドケース23をビス、半田
等の固定部材によって固設されている。また、各子基板
14a,14b,14cの裏側実装面には前記基板用シ
ールドケース23に外嵌する開口を有して接続部及びシ
ールドケースを兼ねる両端部が開口した角パイプ状の接
続部兼用シールドケース24がビス、半田等の固定部材
によって固設されている。つまり、本実施形態において
は子基板の両実装面に設けたシールドケース23,24
を基板配置手段としている。
【0039】前記接続部兼用シールドケース24の内部
空間である裏側実装面には雌コネクタF13a,F13
b,F13cが配置され、前記基板用シールドケース2
3の内部空間である表側実装面には前記雄コネクタM1
3a,M13b,M13cが配置されている。そして、
前記基板用シールドケース23の天面には表側実装面に
設けられている雄コネクタに対向する接続用開口23a
が形成してあり、この基板用シールドケース23に接続
部兼用シールドケース24を外嵌して積層させる際、こ
の積層される子基板の裏側実装面に設けられている雌コ
ネクタが前記接続用開口23aを通過して前記雄コネク
タと接続されるようになっている。
【0040】つまり、本実施形態の子基板14a,14
b,14cは、基板の両側の実装面にシールドケースを
設けた2シールドケース基板として構成してある。
【0041】図7に示すように親基板12には接続コネ
クタ12bが設けられるとともに、前記接続部兼用シー
ルドケース24が外嵌配置される両端部が開口した角パ
イプ状でシールド枠と接続枠とを兼ねる兼用枠体12c
がビス、半田等の固定部材によって固設されている。そ
の他の構成は前記第1実施形態と同様であり、同部材に
は同符合を付して説明を省略する。
【0042】ここで、子基板14a,14b,の親基板
12への組付けを説明する。まず、組立て時、仕様に適
する2シールドケース基板として構成されている例えば
子基板14a,14bを用意し、まず親基板12に設け
られている兼用枠体12cの外形に、子基板14aに設
けられている接続部兼用シールドケース24の開口を略
一致させ、この接続部兼用シールドケース24を兼用枠
体12cに係入していく。
【0043】すると、前記兼用枠体12cに前記シール
ドケース24が外嵌して親基板12に対して子基板14
aが配置される。このとき、子基板14cの雌コネクタ
F13aと親基板12に設けられている接続コネクタ1
2bとが接続される。
【0044】次に、子基板14bを子基板14aに積層
する。このとき、子基板14aに設けられている基板用
シールドケース23の外形に、子基板14bに設けられ
ている接続部兼用シールドケース24の開口を略一致さ
せ、この接続部兼用シールドケース24を基板用シール
ドケース23に係入していく。
【0045】すると、前記基板用シールドケース23に
前記接続部兼用シールドケース24が外嵌配置される。
このとき、子基板14bの裏側実装面に設けられている
雌コネクタF13bが前記コネクタ接続用開口23aを
通過して子基板14aの表側実装面に設けられている雄
コネクタM13aに接続される。
【0046】このことにより、親基板12に子基板14
a,14bが所定の状態で積層配置される。また、各シ
ールドケース23,24,12cが電気的に接続されて
親基板12の図示しないグランドと同電位になって、子
基板全体がシールドされる。
【0047】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、対
応する子基板の交換或いは取り外しを行って、同様の手
順で組み付けを行う。
【0048】このように、子基板の両実装面にシールド
ケースを設け、このシールドケースを子基板を積層配置
する際の接続部とすることによって、ドライバーなどの
工具を用いることなく容易に子基板の着脱を行うことが
できる。このことにより、子基板の交換或いは取り外し
の作業性が大幅に向上する。その他の作用及び効果は上
述した実施形態と同様である。
【0049】なお、本実施形態においては積層する子基
板側の接続部兼用シールドケースと、積層される子基板
側の基板用シールドケースとを嵌合によって接続するよ
うにしているが、図8に示すように例えば接続部兼用シ
ールドケース24の側面部に弾性変形する弾性係合部と
なる凸部24aを設け、基板用シールドケース23に前
記凸部24aが係合する係合穴23bを設けて、接続部
兼用シールドケース24と基板用シールドケース23と
を弾性力によって係合する構成にしてもよい。
【0050】図9及び図10は前記第3実施形態の変形
例であり、図9は子基板の構成を説明する図、図10は
子基板の親基板への組み付け状態を示す図である。
【0051】図9に示すように本実施形態においては、
前記図6に示した子基板の裏側実装面に設けた接続部兼
用シールドケース24を設けることなく、雌コネクタF
13を露出させている。そして、前記基板用シールドケ
ース23の高さ寸法を子基板を積層配置する際の所定間
隔となるように設定してある。また、子基板14の裏面
には前記接続部兼用シールドケース24や後述する親基
板用シールドケース12dが当接するGNDパターン2
5aが設けられている。つまり、本実施形態においては
子基板の表側実装面に設けた基板用シールドケース23
及び基板接続コネクタ13を基板配置手段としている。
【0052】つまり、本実施形態の子基板14a,14
b,14cは、基板の表側実装面にのみシールドケース
を設けた1シールドケース基板として構成してある。
【0053】また、図10に示すように親基板12には
接続コネクタ12bが設けられるとともに、前記子基板
14の裏面に設けられたGNDパターン25aに当接す
る前記接続部兼用シールドケース24と略同形状でコネ
クタ接続用開口を形成した親基板用シールドケース12
dがビス、半田等の固定部材によって固設されている。
その他の構成は前記第3実施形態と同様であり、同部材
には同符合を付して説明を省略する。
【0054】上述のように構成したことにより、組立て
時、仕様に適する1シールドケース基板として構成され
た例えば子基板14a,14bを用意し、まず子基板1
4aに設けられている雌コネクタF13aをコネクタ接
続用開口を通して親基板12の接続コネクタ12bに接
続する。このことによって、子基板14aが親基板12
に配置される。
【0055】続いて、子基板14bを子基板14aに積
層するため、子基板14bの雌コネクタF13bをコネ
クタ接続用開口23aを通して子基板14aに設けられ
ている雄コネクタM13aに接続する。
【0056】このことにより、図10に示すように、親
基板12に子基板14a,14bが所定の状態で積層配
置される。また、各シールドケース23は、GNDパタ
ーン25aを介して電気的に接続され、親基板12の図
示しないグランドと同電位になって子基板全体がシール
ドされる。
【0057】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、対
応する子基板の交換或いは取り外しを行って、同様の手
順で組み付けを行う。
【0058】このように、本実施形態においては子基板
の表側実装面にのみシールドケースを設けて、つまりシ
ールドケースを1つ減らして前記第3実施形態と同様の
作用及び効果を得ることができる。
【0059】図11及び図12は本発明の第4実施形態
にかかり、図11は子基板の親基板への組み付けを説明
する図、図12は子基板を親基板に組み付けた状態を示
す図である。
【0060】なお、図11(a)は積層状態の子基板を
親基板に配置した状態を示す図、図11(b)は図11
(a)の矢印B方からの矢視図である。
【0061】図11に示すように本実施形態の基板配置
手段は、前記子基板14a,14b,14cを全て或い
は1つ又は2つ配置するため断面形状が略L字形状の一
対の基板保持固定部材26の対向する側面に、積層され
た状態の子基板14a,14b,14cを保持するため
の基板保持部26aが所定間隔で例えば3つの子基板を
保持可能なように親基板12の平面に対して平行に突出
している。
【0062】前記基板保持固定部材26の取付け部26
bには固定ネジ27が挿通配置される長孔26cが形成
されており、前記固定ネジ27を緩めた状態にしておく
ことによって前記基板保持固定部材26が矢印に示す方
向にスライド移動する構成になっている。
【0063】一方、親基板12には前記子基板の雌コネ
クタが接続される接続コネクタ12bが設けられるとと
もに、前記基板保持固定部材26を所定位置に螺合固定
するための前記固定ネジ27と螺合する雌ネジ部12e
が複数、所定位置に形成されている。
【0064】なお、前記基板保持固定部材26は金属部
材であり、前記子基板14a,14b,14cの前記基
板保持部26aとの表側の当接部にはGNDパターン2
5bが設けられており、このGNDパターン25bに基
板保持部26aが当接することによって親基板12の図
示しないグランドと導通状態になる構成になっている。
【0065】ここで、子基板14a,14b,14cの
親基板12への組付けを説明する。まず、組立て時、仕
様に適する例えば子基板14a,14b,14cを用意
するとともに、固定ネジ27を緩めた状態にして基板保
持固定部材26を最も矢印b側に位置させて子基板配置
状態にしておく。
【0066】次に、子基板14a,14b,14cの各
基板接続コネクタ13である雄コネクタと雌コネクタと
を接続するとともに、親基板12の接続コネクタ12b
に子基板14cの雌コネクタF13cを接続する。この
ことによって、親基板12上には親基板面から順に子基
板14c,14b,14aが積層配置される。
【0067】次いで、前記基板保持固定部材26を矢印
a側に移動させていく。すると、それぞれの子基板14
c,14b,14aの両端部の表側面に基板保持固定部
材26に形成されている基板保持部26aが配置され、
この状態で固定ネジ27を締め込むことによって図12
に示すように一対の基板保持固定部材26によって子基
板14a,14b,14cが親基板12上に安定的に配
置固定される。
【0068】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、子
基板の交換或いは取り外しを行った後に、同様の組立て
手順で組み付けを行う。
【0069】このように、複数の子基板を基板接続コネ
クタで電気的に接続し、一対の基板固定部材に形成され
ている積層された子基板に対応する基板保持部でそれぞ
れの子基板を保持することによって、基板固定部材をス
ライド移動させるだけの簡単な作業で子基板の交換或い
は取り外し等を行うことができる。
【0070】なお、前記基板保持部26aの基板保持面
先端部に図13に示すような斜面26dを形成すること
によって、前記基板保持固定部材26をスライド移動さ
せたとき子基板端部の表側面に基板保持部がスムーズに
配置される。
【0071】また、前記基板保持固定部材26を弾性を
有する金属部材又は樹脂部材、ゴム部材などの弾性部材
で形成し、図14の他の構成の基板保持固定部材で子基
板を親基板に組み付けた状態を示す図に示すように基板
保持固定部材26の上端部に適度に突出した把持部26
eを設け、この基板保持固定部材26を親基板12に長
孔26cを形成することなく、固定ネジ27で固定して
おく。
【0072】このことによって、図15の基板保持固定
部材の作用を示す図のように把持部26eを持って基板
保持固定部材26を矢印に示すように外側に曲げること
によって、子基板14a,14b,14cの端部から対
応する基板保持部26aが外れて、必要な子基板の装着
及び交換、取り外しを工具等を用いることなく容易に行
うことができる。
【0073】図16は本発明の第5実施形態にかかる子
基板の親基板への組み付け状態を示す図である。図に示
すように本実施形態においては基板配置手段を、保持固
定部28とこの保持固定部28に一端部が固定され、他
端部を親基板12に固定した弾性部材である固定用スプ
リング29とで構成している。
【0074】前記保持固定部28は、子基板着脱の際術
者が把持する把持部28aと、子基板に形成されている
後述する固定用孔32に取り付けられるフック部28b
と、固定用スプリング29が固定される固定部本体28
cとで構成されている。そして、前記子基板14a,1
4b,14cの所定位置には前記保持固定部28のフッ
ク部28bが配置される貫通孔である固定用孔32が複
数形成されている。なお、前記固定用スプリング29
は、親基板12の所定位置に複数配置されている。
【0075】一方、前記親基板12には子基板14の雌
コネクタが接続される接続コネクタ12bが設けられる
とともに、積層状態の子基板14c,14b,14aの
うち最下層に位置する子基板14cを所定高さに位置決
め配置する子基板支持柱12fが複数、所定位置に立設
している。なお、前記子基板支持柱12fの先端部には
前記固定用孔32に係入配置される凸部が形成されてい
る。その他の構成は上述した実施形態と同様であり、同
部材には同符合を付して説明を省略する。
【0076】ここで、子基板14a,14b,14cの
親基板12への組付けを説明する。まず、組立て時、仕
様に適する例えば子基板14a,14b,14cを用意
し、各子基板14a,14b,14cの各基板接続コネ
クタ13である雄コネクタと雌コネクタとを接続すると
ともに、親基板12の接続コネクタ12bに子基板14
cの雌コネクタF13cを接続する。このことによっ
て、親基板12上には親基板面から順に子基板14c,
14b,14aが積層配置される。
【0077】次に、積層状態の子基板14c,14b,
14aの最上層に位置する子基板14aの固定用孔32
に保持固定部28のフック部28bを配置する。このこ
とによって、固定用スプリング29の積層状態の子基板
14a,14b,14cを親基板12側に押圧するよう
に働く付勢力によって、子基板14a,14b,14c
が安定的に配置固定される。
【0078】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、子
基板の交換或いは取り外しを行った後に、同様の組立て
手順で組み付けを行う。このことにより、上述した実施
形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0079】なお、上述した保持固定部28にはフック
部28bを1つだけ設ける構成を示しているが、図17
に示すように保持固定部28にフック部28bを複数設
け、これらフック部28bを積層状態の子基板の対応す
る固定用孔32に配置する構成にしてもよい。
【0080】ところで、図18に示すように積層状態の
複数の子基板14,…,14と、リアパネル63に設け
られている各入出力端子33,…,33とを接続するた
め、シールドケース34に各子基板14,…,14に対
応する基板コネクタ35,…,35を設ける。このと
き、基板コネクタ35,…,35をリアパネル63側の
側面に設けるとともに、前記リアパネル63に配置する
各入出力端子33,…,33を前記基板コネクタ35に
対向させて設ける。
【0081】このことによって、各基板コネクタ35,
…,35と各入出力端子33,…,33とをハーネス3
6を介して接続したり、基板コネクタ35を直接、対応
する入出力端子33に接続する。このことにより、子基
板と入出力端子との接続を容易に行うことができる。そ
して、この構成は、上述したどの実施形態にも適用可能
である。
【0082】図19は本発明の第6実施形態にかかる子
基板の親基板への組み付け状態を示す図である。図に示
すように本実施形態においては、追加する子基板14を
積層配置するのではなく親基板12に立設させた状態で
並べて配置するようになっている。
【0083】このため、親基板12には複数の子基板1
4を配置することを可能にする複数の子基板接続用コネ
クタ51が所定の間隔で設けられている。また、親基板
12に配置されるそれぞれの子基板14には親基板12
に設けられた前記子基板接続用コネクタ51に接続され
るインターフェースが例えば基板下端部に設けられ、基
板上端部には基板コネクタ52が設けられている。さら
に、親基板12に配置された複数の子基板14を被うよ
うに配置されるシールドケース53の天面には前記子基
板14の基板上端部に設けた前記基板コネクタ52と接
続される接続コネクタ54が設けられている。この接続
コネクタ54は、シールドケース内部側及び外部側に接
続部を有しており、内側接続部54aには前記基板コネ
クタ52が接続され、外側接続部54bには各入出力端
子55,…,55と接続されるハーネス56の一端部が
接続されるようになっている。
【0084】そして、前記シールドケース53は、ビス
57によって親基板12に固定されるようになってい
る。そして、このシールドケース53を親基板12にビ
ス固定した状態のとき、前記親基板12の子基板接続用
コネクタ51と子基板14のインターフェースとが接続
状態になるとともに、基板コネクタ52と接続コネクタ
54の内側接続部54aとが接続状態になって、前記子
基板14が親基板12の所定位置に立設した状態にな
る。
【0085】そして、組立て時には、親基板12のコネ
クタ51に、必要な子基板14を接続し、シールドケー
ス53を被せると同時に子基板14の基板コネクタ52
に、シールドケース53の内側接続部54aを接続し、
このシールドケース53をビス57で固定する。このこ
とによって、それぞれの子基板14が安定的に親基板上
に立設した状態で固定配置される。その後、各外側接続
部54bと各入出力端子55とをハーネス56を介して
接続する。
【0086】そして、子基板の交換或いは取り外しを行
うときには、上述した手順と逆の手順で分解を行い、子
基板の交換或いは取り外しを行った後に、同様の組立て
手順で組み付けを行う。このことにより、上述した実施
形態と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0087】このように、子基板と入出力端子とをハー
ネスによって直接接続することにより、親基板上に子基
板の入力側又は出力側どちらかのパターンが不要とな
り、子基板のコストダウン及び小型化を図ることができ
る。
【0088】また、シールドケースにハーネスを通すた
めの貫通孔が不要になるのでシールド効果が損なわれる
ことを防止することができる。
【0089】なお、各コネクタ51,52,54を、子
基板14の備えるそれぞれの機能に応じて専用として構
成するようにしてもよいし、各コネクタ51,52,5
4毎にそれぞれ同形状で構成するようにしてもよい。ま
た、前記ハーネス56もそれぞれの子基板毎に専用のも
のとしてもよいし、最も長さを必要とするものを標準と
して全て共通にしてもよい。
【0090】尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに
限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形実施可能である。
【0091】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0092】(1)主機能を備えた親プリント回路基板
と、この親プリント回路基板に電気的に接続され、ユー
ザーニーズに応じた追加機能を有する子プリント回路基
板と、これら回路基板の電磁ノイズ発生部を覆うように
配置されて電磁シールドを行うシールドケースとを機器
筐体内に内蔵した医用電気機器において、前記子プリン
ト回路基板を複数設けるとき、この子プリント回路基板
に子プリント回路基板同士を電気的に接続した状態で積
層する基板接続コネクタを設けるとともに、前記親プリ
ント回路基板に前記子プリント回路基板に設けた基板接
続コネクタが接続される接続部を設け、前記基板接続コ
ネクタによって積層された複数の子プリント回路基板を
所定間隔で親プリント回路基板に配置する基板配置手段
を設けた医用電気機器。
【0093】(2)前記基板配置手段を絶縁部材で構成
した付記1記載の医用電気機器。
【0094】(3)前記基板配置手段を金属部材で構成
した付記1記載の医用電気機器。
【0095】(4)前記絶縁部材は、樹脂材料又はゴム
材料である付記2記載の医用電気機器。
【0096】(5)前記基板配置手段は、子プリント回
路基板の端部が係合する係合溝を所定間隔で複数有する
基板固定部材及び前記子プリント回路基板を係合溝に配
置した状態の基板固定部材を保持する親プリント回路基
板に固設されるシールドケースである付記1記載の医用
電気機器。
【0097】(6)前記基板配置手段は、親プリント回
路基板に立設する基板固定用円柱であり、この基板固定
用円柱の外周面に子プリント回路基板を保持する凸部を
所定間隔で複数設けた付記1記載の医用電気機器。
【0098】(7)前記子プリント回路基板に前記基板
固定用円柱に係入する貫通孔を形成する一方、前記基板
固定用円柱に前記貫通孔が前記凸部を通過するように凸
部の径寸法を小径に変化させるための割り溝を形成した
付記6記載の医用電気機器。
【0099】(8)前記基板固定用円柱に長手方向略全
長にわたるピン穴を形成し、このピン穴に係入されて前
記凸部の径寸法が小径に変化することを規制する規制部
材を挿入配置する付記7記載の医用電気機器。
【0100】(9)前記基板配置手段は、子プリント回
路基板の表側実装面に設けた基板接続コネクタに対向す
る開口を有する箱体と、子プリント回路基板の裏側実装
面に設けた枠体と、親プリント回路基板に設けた接続枠
とシールド枠とを兼ねる兼用枠体とであり、前記子プリ
ント回路基板どうしの接続を箱体と枠体との嵌合によっ
て行い、子プリント基板と親プリント回路基板との接続
を枠体を兼用枠体に嵌合させて行う付記1記載の医用電
気機器。
【0101】(10)前記親プリント回路基板に設けた
兼用枠体をグランドに導通させた付記9記載の医用電気
機器。
【0102】(11)前記箱体と枠体とを弾性係合部に
よって固定する付記9記載の医用電気機器。
【0103】(12)前記基板配置手段は、前記基板接
続コネクタ及び子プリント回路基板の表側実装面に設け
た基板接続コネクタに対向する開口を有する所定高さ寸
法に設定した箱体である付記1記載の医用電気機器。
【0104】(13)前記子プリント回路基板の裏側実
装面に前記箱体に当接するGNDパターンを設けた付記
12記載の医用電気機器。
【0105】(14)前記基板配置手段は、親プリント
回路基板に固定可能で、基板接続コネクタを接続して積
層状態の子プリント回路基板の表側実装面を保持する所
定間隔で基板保持部を設けた基板保持固定部材である付
記1記載の医用電気機器。
【0106】(15)前記基板保持固定部材は、親プリ
ント回路基板上をスライド移動して子プリント回路基板
配置状態と子プリント回路基板固定状態とに変化する付
記14記載の医用電気機器。
【0107】(16)前記基板保持固定部材は弾性部材
であり、この弾性部材を弾性変形させた状態で子プリン
ト回路基板の取付け又は交換を行う付記15記載の医用
電気機器。
【0108】(17)前記基板配置手段は、親プリント
回路基板に一端部を固設した弾性部材と、この弾性部材
の他端部に設けたフック部とを有する複数の弾性固定部
である付記1記載の医用電気機器。
【0109】(18)前記子プリント回路基板の所定位
置に前記フック部が係入する貫通孔を形成した付記17
記載の医用電気機器。
【0110】(19)前記フック部は、少なくとも最上
層に積層された子プリント回路基板の貫通孔に係合する
付記17記載の医用電気機器。
【0111】(20)主機能を備えた親プリント回路基
板と、この親プリント回路基板に電気的に接続され、ユ
ーザーニーズに応じた追加機能を有する子プリント回路
基板と、これら回路基板の電磁ノイズ発生部を覆うよう
に配置されて電磁シールドを行うシールドケースとを機
器筐体内に内蔵した医用電気機器において、前記子プリ
ント回路基板を複数設けるとき、この子プリント回路基
板の上端部及び下端部に接続部を設ける一方、前記親プ
リント回路基板に前記下端部の接続部との被接続部を複
数設け、前記シールドケースに前記上端部の接続部との
被接続部を複数設けた医用電気機器。
【0112】(21)前記シールドケースに設けた被接
続部には入出力端子から延出するハーネスが接続される
付記20記載の医用電気機器。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ーザーの望む仕様の子プリント回路基板の追加又は取り
外しを容易に行えるコンパクトな医用電気機器を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図3は本発明の第1実施形態にかか
り、図1は内視鏡システムの構成を説明する図
【図2】ビデオプロセッサの概略構成を説明する図
【図3】子プリント回路基板の親プリント回路基板への
組み付け状態を示す図
【図4】図4及び図5は本発明の第2実施形態にかか
り、図4は子基板を配置する基板固定用円柱の構成を説
明する図
【図5】子基板の親基板への組み付け状態を示す図
【図6】図6及び図7は本発明の第3実施形態にかか
り、図6は子基板の構成を説明する図
【図7】子基板の親基板への組み付け状態を示す図
【図8】接続部兼用シールドケースと基板用シールドケ
ースとを弾性係合した状態を示す図
【図9】図9及び図10は前記第3実施形態の変形例で
あり、図9は子基板の構成を説明する図
【図10】子基板の親基板への組み付け状態を示す図
【図11】図11及び図12は本発明の第4実施形態に
かかり、図11は子基板の親基板への組み付けを説明す
る図
【図12】子基板を親基板に組み付けた状態を示す図
【図13】基板保持部の他の形成例を示す図
【図14】他の構成の基板保持固定部材で子基板を親基
板に組み付けた状態を示す図
【図15】基板保持固定部材の作用を示す図
【図16】本発明の第5実施形態にかかる子基板の親基
板への組み付け状態を示す図
【図17】保持固定部の他の構成例を示す図
【図18】積層状態の複数の子基板と、リアパネルに設
けられている各入出力端子との接続例を説明する図
【図19】本発明の第6実施形態にかかる子基板の親基
板への組み付け状態を示す図
【符号の説明】
12…親基板 13…基板接続コネクタ M13(M13a,M13b,M13c)…雄コネクタ F13(F13a,F13b,F13c)…雌コネクタ 14(14a,14b,14c)…子基板 16…シールドケース 20…基板固定部材 20a…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 清水 正己 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 棚橋 史典 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 4C061 AA00 BB00 CC00 DD00 JJ06 JJ15 5E321 AA01 BB44 CC22 GG05 5E344 AA01 AA19 BB06 CD18 DD07 EE07 EE30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主機能を備えた親プリント回路基板と、
    この親プリント回路基板に電気的に接続され、ユーザー
    ニーズに応じた追加機能を有する子プリント回路基板
    と、これら回路基板の電磁ノイズ発生部を覆うように配
    置されて電磁シールドを行うシールドケースとを機器筐
    体内に内蔵した医用電気機器において、 前記子プリント回路基板を複数設けるとき、この子プリ
    ント回路基板に子プリント回路基板同士を電気的に接続
    した状態で積層する基板接続コネクタを設けるととも
    に、前記親プリント回路基板に前記子プリント回路基板
    に設けた基板接続コネクタが接続される接続部を設け、 前記基板接続コネクタによって積層された複数の子プリ
    ント回路基板を所定間隔で親プリント回路基板に配置す
    る基板配置手段を設けたことを特徴とする医用電気機
    器。
JP2000148752A 2000-05-19 2000-05-19 医用電気機器 Withdrawn JP2001332832A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148752A JP2001332832A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 医用電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000148752A JP2001332832A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 医用電気機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001332832A true JP2001332832A (ja) 2001-11-30

Family

ID=18654728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000148752A Withdrawn JP2001332832A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 医用電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001332832A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2396748A (en) * 2002-12-24 2004-06-30 Ubinetics Ltd Integrated pcb support and screening can
JP2006026172A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2010069209A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Olympus Medical Systems Corp カプセル型医療装置およびその製造方法
US7698909B2 (en) 2002-10-01 2010-04-20 Nellcor Puritan Bennett Llc Headband with tension indicator
US7809420B2 (en) 2003-06-25 2010-10-05 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US7810359B2 (en) 2002-10-01 2010-10-12 Nellcor Puritan Bennett Llc Headband with tension indicator
JP2011044649A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Toshiba Corp プリント配線板の保持モジュールおよびプリント配線板の固定方法、装置
US8257274B2 (en) 2008-09-25 2012-09-04 Nellcor Puritan Bennett Llc Medical sensor and technique for using the same
US8412297B2 (en) 2003-10-01 2013-04-02 Covidien Lp Forehead sensor placement
US8515515B2 (en) 2009-03-25 2013-08-20 Covidien Lp Medical sensor with compressible light barrier and technique for using the same
WO2014083952A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 シャープ株式会社 構造体
US8781548B2 (en) 2009-03-31 2014-07-15 Covidien Lp Medical sensor with flexible components and technique for using the same
JP2017225642A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 Hoya株式会社 電子内視鏡装置用の接続構造
CN113841469A (zh) * 2019-05-31 2021-12-24 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7822453B2 (en) 2002-10-01 2010-10-26 Nellcor Puritan Bennett Llc Forehead sensor placement
US8452367B2 (en) 2002-10-01 2013-05-28 Covidien Lp Forehead sensor placement
US7899509B2 (en) 2002-10-01 2011-03-01 Nellcor Puritan Bennett Llc Forehead sensor placement
US7698909B2 (en) 2002-10-01 2010-04-20 Nellcor Puritan Bennett Llc Headband with tension indicator
US7810359B2 (en) 2002-10-01 2010-10-12 Nellcor Puritan Bennett Llc Headband with tension indicator
GB2396748B (en) * 2002-12-24 2006-06-07 Ubinetics Ltd Screening electrical/electronic components
GB2396748A (en) * 2002-12-24 2004-06-30 Ubinetics Ltd Integrated pcb support and screening can
US7809420B2 (en) 2003-06-25 2010-10-05 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US7877126B2 (en) 2003-06-25 2011-01-25 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US7813779B2 (en) 2003-06-25 2010-10-12 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US7877127B2 (en) 2003-06-25 2011-01-25 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US7979102B2 (en) 2003-06-25 2011-07-12 Nellcor Puritan Bennett Llc Hat-based oximeter sensor
US8412297B2 (en) 2003-10-01 2013-04-02 Covidien Lp Forehead sensor placement
JP2006026172A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Olympus Corp 内視鏡装置
JP2010069209A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Olympus Medical Systems Corp カプセル型医療装置およびその製造方法
US8460174B2 (en) 2008-09-22 2013-06-11 Olympus Medical Systems Corp. Capsule medical apparatus with board-separation keeping units
US8257274B2 (en) 2008-09-25 2012-09-04 Nellcor Puritan Bennett Llc Medical sensor and technique for using the same
US8515515B2 (en) 2009-03-25 2013-08-20 Covidien Lp Medical sensor with compressible light barrier and technique for using the same
US8781548B2 (en) 2009-03-31 2014-07-15 Covidien Lp Medical sensor with flexible components and technique for using the same
JP2011044649A (ja) * 2009-08-24 2011-03-03 Toshiba Corp プリント配線板の保持モジュールおよびプリント配線板の固定方法、装置
WO2014083952A1 (ja) * 2012-11-28 2014-06-05 シャープ株式会社 構造体
JP2017225642A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 Hoya株式会社 電子内視鏡装置用の接続構造
CN113841469A (zh) * 2019-05-31 2021-12-24 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置
CN113841469B (zh) * 2019-05-31 2024-01-02 日立安斯泰莫株式会社 电子控制装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001332832A (ja) 医用電気機器
US7416435B2 (en) Cable fixture for mounting a cable to an electronic apparatus
JP4199292B1 (ja) 表示装置
US20050185365A1 (en) Display apparatus
JP4342599B1 (ja) 表示装置
JP2013172245A (ja) カメラ装置、電子装置およびフレキシブルシャーシ
US20100053391A1 (en) Miniaturized image capturing device and method for assembling the same
JP4525723B2 (ja) 薄型モニタ装置のシールド構造
KR100714166B1 (ko) 평판형 화상 표시 장치
JP2001308576A (ja) 医用電気機器
US20100142165A1 (en) Structure For Supporting Printed Wiring Board
US20060292931A1 (en) Electronic device
KR101356902B1 (ko) 공업용 소형 전자 촬상 카메라
JP3939941B2 (ja) 映像信号処理システム
JP6331290B2 (ja) 電子機器
JP2001161627A (ja) 医用電気機器
EP2034744A1 (en) Display apparatus and multi display apparatus having the same
JP2013093815A (ja) 電子機器、映像表示装置及びテレビジョン放送受信機
JP2000348826A (ja) ノイズ低減用フェライトコアの配置構造
CN219644009U (zh) 摄像头装置
JP2006310965A (ja) デジタル放送受信装置
JP6547874B2 (ja) 電子機器
JP2001274570A (ja) 基板の取付構造及びそれを有するビデオカメラ
JP4835567B2 (ja) 情報装置
JP2536267B2 (ja) ケ―ブル用コネクタフ―ド固定機構

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070807