JP2001332705A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2001332705A
JP2001332705A JP2001064480A JP2001064480A JP2001332705A JP 2001332705 A JP2001332705 A JP 2001332705A JP 2001064480 A JP2001064480 A JP 2001064480A JP 2001064480 A JP2001064480 A JP 2001064480A JP 2001332705 A JP2001332705 A JP 2001332705A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate electrode
ferroelectric
film
insulating film
fet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001064480A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3593046B2 (ja
Inventor
Yasuhiro Shimada
恭博 嶋田
Takehisa Kato
剛久 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2001064480A priority Critical patent/JP3593046B2/ja
Publication of JP2001332705A publication Critical patent/JP2001332705A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3593046B2 publication Critical patent/JP3593046B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Semiconductor Memories (AREA)
  • Non-Volatile Memory (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強誘電体FETからなるメモリセルを備え、
高集積化された大規模の集積回路装置を提供する。 【解決手段】 pMOSFET,nMOSFET及び強
誘電体FETの各ゲート電極14及び各ゲート絶縁膜1
3をそれぞれ形成した後、不純物のイオン注入により、
nMOSFET及び強誘電体FETの各ソース領域15
及び各ドレイン領域16の形成と、pMOSFETのソ
ース領域17及びドレイン領域18の形成とに分けて行
なう。第1の層間絶縁膜20の上に、強誘電体FETの
ゲート電極14に接続される中間電極22と強誘電体膜
23と制御ゲート電極24とを形成する。第2の層間絶
縁膜30の上に、制御ゲート電極24に接続される第1
の配線33aと、強誘電体FETの中間電極22に接続
される第2の配線33bとを有し、CMOSのゲート電
極14に接続される配線層33を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体キャパシ
タをゲート電位の制御に用いた電界効果型のトランジス
タからなるメモリセルとCMOSFETとを備えた半導
体装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ゲート中に強誘電体薄膜から
なる不揮発性の記憶部を含む電界効果型トランジスタで
あって、例えばMFISFET,MFSFET,MFM
ISFETなどと呼ばれる電界効果型トランジスタ(以
下、この明細書においては、「強誘電体FET」とい
う)を備えた半導体記憶装置が知られている。
【0003】図6は、従来のMFISFET型の強誘電
体FETの断面図である。同図に示すように、従来の強
誘電体FETは、シリコン基板101の上に設けられた
シリコン酸化膜102と、シリコン酸化膜102の上に
設けられたジルコン−チタン酸鉛(PZT)またはタン
タル酸ビスマスストロンチウム(SBT)などの金属酸
化物からなる強誘電体膜103と、Ptなどの導体材料
からなるゲート電極104と、シリコン基板101内に
おけるゲート電極104の両側方にそれぞれ設けられた
ソース領域105及びドレイン領域106とを備えてい
る。そして、シリコン基板101のうちシリコン酸化膜
102の下方に位置する領域がチャネル領域となってい
る。
【0004】図6に示す構造において、強誘電体膜10
3中には、ゲート電極−シリコン基板間に印加される電
圧の極性に応じて、上向き(上方が正極となるダイポー
ルモーメントが生じている状態)または下向き(下方が
正極となるダイポールモーメントが生じている状態)の
分極が生じ、電圧の印加を停止した後も分極が残留する
というヒステリシス特性を有している。そして、ゲート
電極104に電圧が印加されていない状態では、この相
異なる2種類の残留分極の状態に対応して、強誘電体F
ETのチャネル領域107は、そのポテンシャルの深さ
が相異なる2つの状態にある。一方、強誘電体FETの
ソース−ドレイン間の抵抗値は、チャネル領域107の
ポテンシャルの深さに応じて変化する。したがって、強
誘電体膜103の2種類の残留分極状態に応じて、ソー
ス−ドレイン間の抵抗は高い値と低い値とのいずれかに
定まり、このソース−ドレイン間の抵抗が相異なる2種
類の値のいずれかを示す状態は、強誘電体膜103の残
留分極の状態が保持される限り保持(記憶)される。し
たがって、強誘電体FETを用いて不揮発性メモリデバ
イスを構成することができる。
【0005】そして、従来の強誘電体FETを用いた不
揮発性メモリデバイスにおいては、たとえば強誘電体膜
103中に下向きの残留分極が生じている状態をデータ
“1”に、強誘電体膜103中に上向きの残留分極が生
じている状態をデータ“0”にそれぞれ対応させてい
る。強誘電体膜103中に下向きの残留分極を生じさせ
るには、たとえばシリコン基板101の裏面部を接地電
位として、ゲート電極104に正の電圧を印加した後、
ゲート電極104の電圧を接地電位に戻す。また、強誘
電体膜103中に上向きの残留分極を生じさせるには、
たとえばシリコン基板101の裏面部を接地電位とし
て、ゲート電極104に負の電圧を印加した後、ゲート
電極104の電圧を接地電位に戻す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
このような強誘電体FETを集積回路中で動作させるた
めに適した構造について、十分検討されていなかった。
そのため、強誘電体FETをメモリセルとして配置した
メモリセルアレイ及びこれを動作させるための回路や、
プロセッサ等のロジック回路を含めた半導体装置の高集
積化やコストの低減を図ることが困難であった。
【0007】本発明は、強誘電体FETからなるメモリ
セルを集積回路中で動作させるために適した,メモリと
メモリを制御するためのトランジスタとを含む混載型半
導体装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体装置は、
半導体基板と、上記半導体基板上に設けられ、ゲート絶
縁膜,ゲート電極及びソース・ドレイン領域を有するM
ISFETと、上記半導体基板上に設けられ、強誘電体
膜,該強誘電体膜上に設けられた制御ゲート電極,及び
ソース・ドレイン領域を有する強誘電体FETとを備え
ている。
【0009】これにより、強誘電体FETとMISFE
Tとが共通の半導体基板上に設けられているので、強誘
電体FETをメモリセルとして用い、MISFETをメ
モリセルを駆動するトランジスタとして用いることが可
能になる。つまり、メモリセルとメモリセルを制御する
ためのトランジスタとを含む集積化された混載型半導体
装置の提供を図ることができる。
【0010】上記強誘電体FETが、上記半導体基板の
うち上記ソース・ドレイン領域間に位置する領域の上に
設けられたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜の上に設け
られたゲート電極と、該ゲート電極を覆う層間絶縁膜
と、該層間絶縁膜の上に設けられた中間電極と、該中間
電極と上記ゲート電極とを接続するコンタクト部材とを
さらに備え、上記強誘電体FETの強誘電体膜は上記中
間電極の上に設けられていることにより、強誘電体膜と
半導体基板との間に層間絶縁膜が介在しているので、強
誘電体膜の成分元素が半導体基板に拡散することによる
強誘電体FETの動作不良の発生を抑制することができ
る。
【0011】上記強誘電体FETのゲート電極と、上記
MISFETのゲート電極とが、同じ導体膜から形成さ
れていることにより、製造コストの低減を図ることがで
きる。
【0012】上記中間電極に接続される第1の配線と、
上記制御ゲート電極に接続される第2の配線とをさらに
備え、上記第1の配線と第2の配線との間に印加する電
圧により、上記強誘電体膜に分極を生じさせることが可
能に構成されていることにより、強誘電体膜に下向きの
分極を生じさせるときと上向きの分極を生じさせるとき
とで印加電圧の絶対値を任意に調整することが可能にな
るので、強誘電体膜の分極が次第に弱くなるディスター
ブ現象によってデータの読み出し誤差が生じないような
データの書き込みが可能になる。
【0013】上記強誘電体FETを複数個配置して構成
される記憶回路部と、上記MISFETを複数個配置し
て構成され、上記記憶回路部を制御するための制御回路
部とをさらに備えていることが好ましい。
【0014】本発明の半導体装置の製造方法は、半導体
基板上に、第1チャネル型MISFETのゲート絶縁膜
及びゲート電極と、第2チャネル型MISFETのゲー
ト絶縁膜及びゲート電極と、強誘電体FETのゲート絶
縁膜及びゲート電極とを形成する工程(a)と、上記第
1又は第2チャネル型MISFETのうちいずれか一方
のMISFET及び上記強誘電体FETのゲート電極の
上方からソース・ドレイン形成用の不純物のイオン注入
を行なう工程(b)と、上記第1又は第2チャネル型M
ISFETのうち他方のMISFETのゲート電極の上
方からソース・ドレイン形成用の不純物のイオン注入を
行なう工程(c)と、上記各FETのゲート電極を覆う
層間絶縁膜を形成し、上記層間絶縁膜を貫通して上記強
誘電体FETのゲート電極に到達する接続孔を形成した
後、上記接続孔を導体材料で埋めてコンタクト部材を形
成する工程(d)と、上記層間絶縁膜の上に、上記コン
タクト部材に接続される中間電極と、該中間電極の上面
に接する強誘電体膜と、該強誘電体膜を挟んで上記中間
電極に対向する制御ゲート電極とを形成する工程(e)
とを含んでいる。
【0015】上記工程(e)の後、上記層間絶縁膜の上
に上層の層間絶縁膜を形成する工程(f)と、上記上層
の層間絶縁膜を貫通して上記強誘電体FETの中間電極
及び制御ゲート電極に到達する接続孔をそれぞれ形成し
た後、上記各接続孔を導体材料で埋めて上記中間電極及
び制御ゲート電極にそれぞれ接触する第1,第2のコン
タクト部材を形成する工程(g)と、上記上層の層間絶
縁膜の上に、上記第1,第2のコンタクト部材にそれぞ
れ接続される第1,第2の配線を形成する工程(h)と
をさらに含むことが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)次に、本発明
の第1の実施形態に係る半導体装置について説明する。
図1(a)〜(d)は、第1の実施形態における半導体
装置の製造工程を示す断面図である。
【0017】まず、図1(a)に示す工程で、周知の技
術を用いて、シリコン基板11上に活性領域(pMOS
FET形成領域Rpt,nMOSFET形成領域Rnt及び
強誘電体FET形成領域Rftなど)を囲むトレンチ型の
素子分離用絶縁膜12を形成する。次に、熱酸化法によ
り、活性領域の上に熱酸化膜からなるシリコン酸化膜を
形成した後、シリコン酸化膜の上にポリシリコン膜を堆
積し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
りポリシリコン膜及びシリコン酸化膜をパターニングし
て、pMOSFET,nMOSFET及び強誘電体FE
Tの各ゲート電極14及び各ゲート絶縁膜13をそれぞ
れ形成する。
【0018】次に、図1(b)に示す工程で、pMOS
FET形成領域Rptを覆うレジストマスク19を形成
し、レジストマスク19の上からn型不純物(例えば砒
素(As)のイオン注入を行なうことにより、nMOS
FET及び強誘電体FETの各ソース領域15及び各ド
レイン領域16を形成する。
【0019】次に、図1(c)に示す工程で、レジスト
マスク19を除去した後、nMOSFET形成領域Rnt
及び強誘電体FET形成領域Rftを覆うレジストマスク
(図示せず)を形成し、このレジストマスクの上方から
p型不純物(たとえがフッ化ボロン)のイオン注入を行
なうことにより、pMOSFETのソース領域17及び
ドレイン領域18をそれぞれ形成する。
【0020】さらに、基板上にシリコン酸化膜からなる
第1の層間絶縁膜20を堆積し、第1の層間絶縁膜20
を貫通して強誘電体FETのゲート電極14に到達する
接続孔を開口した後、接続孔をポリシリコンで埋めて、
コンタクト部材であるポリシリコンプラグ21を形成す
る。さらに、第1の層間絶縁膜20の上にPt(白金)
膜を堆積した後、Pt膜をパターニングして、ポリシリ
コンプラグ21に接続される中間電極22を形成する。
また、中間電極22の上に、ジルコン−チタン酸鉛(P
ZT)またはタンタル酸ビスマスストロンチウム(SB
T)などの金属酸化物からなる強誘電体膜23を形成す
る。このとき、金属酸化物からなる強誘電体膜23とゲ
ート電極14との間は第1の層間絶縁膜20で隔離され
ているので、高温の酸素雰囲気中での処理によって強誘
電体膜23を焼成しても、強誘電体膜23の成分元素が
シリコン基板11まで拡散することはない。さらに、強
誘電体膜23の上に白金からなる制御ゲート電極24を
形成する。この制御ゲート電極24は、強誘電体FET
の動作を制御するための電極である。
【0021】なお、図1(c)においては、強誘電体F
ETのゲート電極14にコンタクトしているポリシリコ
ンプラグ21は活性領域上で形成されているが、実際に
は、ゲート電極14のうち素子分離用絶縁膜12の上に
存在する部分にポリシリコンプラグ21が形成されるこ
とが多い。
【0022】次に、図1(d)に示す工程で、第1の層
間絶縁膜20の上にシリコン酸化膜からなる第2の層間
絶縁膜30を堆積し、第2の層間絶縁膜30を貫通して
制御ゲート電極24及び中間電極22にそれぞれ到達す
る接続孔を形成した後、各接続孔をタングステン(W)
で埋めて、コンタクト部材である第1,第2のタングス
テンプラグ31a,31bを形成する。このとき、第2
の層間絶縁膜30及び第1の層間絶縁膜20を貫通し
て、nMOSFET及びpMOSFETの各ゲート電極
14にそれぞれ到達する接続孔を形成した後、各接続孔
をタングステンで埋めてタングステンプラグ32を形成
する。
【0023】図1(d)においては、各MOSFETの
ゲート電極14にコンタクトするタングステンプラグ3
2は活性領域上で形成されているが、実際には、ゲート
電極14のうち素子分離用絶縁膜12の上に存在する部
分にタングステンプラグ32が形成されることが多い。
【0024】さらに、第2の層間絶縁膜30の上に、ア
ルミ合金膜などの金属膜を形成した後、金属膜をパター
ニングして、各タングステンプラグ31,32に接続さ
れる配線層33を形成する。この配線層33のうち第1
のタングステンプラグ31aを介して制御ゲート電極2
4に接続される配線を第1の配線33aとし、配線層3
3のうち第2のタングステンプラグ31bを介して中間
電極22に接続される配線を第2の配線33bとする。
【0025】なお、図1(d)には図示されていない
が、第1の層間絶縁膜の上、あるいは第2の層間絶縁膜
30の上にさらに上層の層間絶縁膜形成してその上層の
層間絶縁膜の上に、nMOSFETのソース領域15及
びドレイン領域16、pMOSFETのソース領域17
及びドレイン領域18、並びに強誘電体FETのソース
領域15及びドレイン領域16に導体プラグを介して接
続される配線層を形成する。そして、強誘電体FETの
各部に接続される配線と、nMOSFET,pMOSF
ETの各部に接続される配線とは、いずれかの部位で互
いに接続されている。すなわち、nMOSFET,pM
OSFETを含む制御回路により、強誘電体FETから
なるメモリセルにデータを書き込み,読み出し,書き換
えることが可能に構成されている。
【0026】以上の手順により、強誘電体FETと、C
MOSデバイスのnMOSFET及びpMOSFETと
を共通の半導体基板上に設けることができる。つまり、
強誘電体FETからなるメモリセルをメモリとして利用
するための周辺回路をメモリセルアレイと同じ基板上に
設けることができる。また、メモリセルアレイと周辺回
路とからなるメモリデバイスだけでなく、演算回路など
を含むロジック回路(例えばプロセッサ)をメモリデバ
イスと混載した,いわゆるシステムLSIなどの大規模
集積回路を形成することもできる。
【0027】しかも、強誘電体FETとして、ゲート電
極14に接続される中間電極22を形成し、この中間電
極22の上に強誘電体膜23及び制御ゲート電極24を
設ける構造としているので、後述するように、強誘電体
FETからなるメモリセルの情報読み出し精度の向上を
図ることができる。そして、図1(a)に示す工程で、
強誘電体FET及び各MOSFETのゲート電極14を
共通のポリシリコン膜から同時にパターニングすること
により形成することができるので、工程の簡素化を図る
ことができる。
【0028】また、図1(b)に示す工程で、強誘電体
FETとCMOSデバイスのnMOSFET,pMOS
FETとを形成する際に、nMOSFETのソース・ド
レイン形成のための不純物イオンの注入と、強誘電体F
ETのソース・ドレイン形成のための不純物イオンの注
入とを同時に行なうことができるので、フォトリソグラ
フィー工程を低減することにより、工程の簡素化を図る
ことができる。
【0029】また、図1(c)に示す工程で、強誘電体
膜23の高温焼成工程において、強誘電体膜23の成分
元素のシリコン基板11への拡散が第1の層間絶縁膜2
0によって抑制されるので、強誘電体FETのソース・
ドレイン間の伝導特性も良好に保持される。
【0030】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態に係る半導体装置について説明する。図2
(a)〜(d)は、第2の実施形態における半導体装置
の製造工程を示す断面図である。
【0031】まず、図2(a)に示す工程で、周知の技
術を用いて、シリコン基板11上に活性領域(pMOS
FET形成領域Rpt,nMOSFET形成領域Rnt及び
強誘電体FET形成領域Rftなど)を囲むトレンチ型の
素子分離用絶縁膜12を形成する。次に、熱酸化法によ
り、活性領域の上に熱酸化膜からなるシリコン酸化膜を
形成した後、シリコン酸化膜の上にポリシリコン膜を堆
積し、フォトリソグラフィー及びドライエッチングによ
りポリシリコン膜及びシリコン酸化膜をパターニングし
て、pMOSFET及びnMOSFETの各ゲート電極
14及び各ゲート絶縁膜13をそれぞれ形成する。ただ
し、強誘電体FET形成領域Rft上には、ゲート酸化膜
及びゲート電極は形成しない。
【0032】次に、強誘電体FET形成領域Rft及びp
MOSFET形成領域Rptを覆うレジストマスク(図示
せず)を形成し、レジストマスクの上からn型不純物
(例えば砒素(As))のイオン注入を行なうことによ
り、nMOSFETのソース領域15及びドレイン領域
16を形成する。その後、上記レジストマスクを除去し
た後、強誘電体FET形成領域Rft及びnMOSFET
形成領域Rntを覆うレジストマスク(図示せず)を新た
に形成し、レジストマスクの上からp型不純物(例えば
フッ化ボロン)のイオン注入を行なうことにより、pM
OSFETのソース領域17及びドレイン領域18を形
成する。
【0033】次に、図2(b)に示す工程で、基板上に
シリコン酸化膜を堆積した後、シリコン酸化膜をパター
ニングして、nMOSFET形成領域Rnt及びpMOS
FET形成領域Rntを覆い、強誘電体FET形成領域R
ftを開口した第1の層間絶縁膜20を形成する。その
後、強誘電体FET形成領域Rftにおいて、熱酸化膜と
強誘電体膜とPt膜とを形成した後、ゲートパターニン
グ用のレジストマスク45を形成し、レジストマスク4
5を用いたエッチングにより、ゲート酸化膜41と、強
誘電体膜42と、Pt(白金)膜からなる制御ゲート電
極43を形成する。強誘電体膜42は、ジルコン−チタ
ン酸鉛(PZT)またはタンタル酸ビスマスストロンチ
ウム(SBT)などの金属酸化物により構成されてい
る。このとき、高温の酸素雰囲気中での処理によって強
誘電体膜42を焼成する。
【0034】次に、図2(c)に示す工程で、制御ゲー
ト電極43の上方からn型不純物(例えば砒素(A
s))のイオン注入を行なって、強誘電体FETのソー
ス領域46及びドレイン領域47を形成する。
【0035】次に、図2(d)に示す工程で、基板上に
シリコン酸化膜を堆積した後、CMPにより基板の上面
を平坦化する。これにより、第2の層間絶縁膜30を形
成する。次に、第2の層間絶縁膜30を貫通して強誘電
体FETの制御ゲート電極43に到達する接続孔を形成
した後、接続孔をタングステン(W)で埋めて、タング
ステンプラグ48を形成する。このとき、第2の層間絶
縁膜30及び第1の層間絶縁膜20を貫通して、nMO
SFET及びpMOSFETのゲート電極14に到達す
る接続孔を形成し、この接続孔をタングステン(W)で
埋めてタングステンプラグ49を形成する。
【0036】図2(d)においては、各MOSFETの
ゲート電極14や強誘電体FETの制御ゲート電極43
にコンタクトするタングステンプラグ48,49は活性
領域上で形成されているが、実際には、ゲート電極14
や制御ゲート電極43のうち素子分離用絶縁膜12の上
に存在する部分にタングステンプラグ48,49が形成
されることが多い。
【0037】さらに、第2の層間絶縁膜30の上に、ア
ルミ合金膜などの金属膜を形成した後、金属膜をパター
ニングして、各タングステンプラグ48,49に接続さ
れる配線層50を形成する。
【0038】なお、図2(d)には図示されていない
が、第2の層間絶縁膜30の上にさらに第3の層間絶縁
膜を形成して第3の層間絶縁膜の上に、nMOSFET
のソース領域15及びドレイン領域16、pMOSFE
Tのソース領域17及びドレイン領域18、ならびに強
誘電体FETのソース領域47及びドレイン領域48に
導体プラグを介して接続される配線層を形成することも
できる。
【0039】以上の手順により、強誘電体FETと、C
MOSデバイスのnMOSFET及びpMOSFETと
を共通の半導体基板上に設けることができる。つまり、
強誘電体FETからなるメモリセルをメモリとして利用
するための周辺回路をメモリセルアレイと同じ基板上に
設けることができる。また、メモリセルアレイと周辺回
路とからなるメモリデバイスだけでなく、演算回路など
を含むロジック回路(例えばプロセッサ)をメモリデバ
イスと混載した,いわゆるシステムLSIなどの大規模
集積回路を形成することもできる。
【0040】(第3の実施形態)図3は、第3の実施形
態におけるメモリ・ロジック混載型の半導体集積回路装
置の平面図である。
【0041】同図に示すように、本実施形態の半導体集
積回路装置は、シリコンチップ61上に設けられた記憶
回路部62とCMOS回路部63とを備えている。記憶
回路部62は、強誘電体FETからなる複数のメモリセ
ルを配列したメモリセルアレイを有するものである。ま
た、CMOS回路部63は、記憶回路部62を駆動する
ための制御回路(周辺回路)と、プロセッサ等のロジッ
ク回路を含むロジック回路とをまとめてブロック化した
ものである。
【0042】図3に示すように、強誘電体FETとCM
OSデバイスとを1つの基板上に形成することにより、
不揮発性のメモリセルを配置した記憶回路と、これを制
御する回路と、プロセッサなどのロジック回路とを集積
化してなる大規模の集積回路装置を得ることができる。
【0043】ここで、記憶回路部62には、第1の実施
形態又は第2の実施形態における強誘電体FETのいず
れを配置してもよい。これにより、記憶回路部62を構
成する強誘電体FETと、CMOS回路部63とを構成
するnMOSFET及びpMOSFETを、共通の半導
体基板上に形成することができる。
【0044】−第1の実施形態と第2の実施形態との製
造工程の比較− 第2の実施形態の強誘電体FET全体の高さ寸法は、第
1の実施形態の強誘電体FETの高さ寸法に比べると、
大幅に小さいので、第2の層間絶縁膜30の上面の高さ
をより低くすることができる。その点では、第2の実施
形態の方が有利である。
【0045】しかし、第1の実施形態においては、図1
(b)に示す工程で、nMOSFETのソース・ドレイ
ン形成のための不純物イオンの注入と、強誘電体FET
のソース・ドレイン形成のための不純物イオンの注入と
を同時に行なうことができることから第1の実施形態の
方がフォトリソグラフィー工程が少なくて済む。また、
第2の実施形態では、図2(c)に示す工程で、第1の
層間絶縁膜20の存在により、強誘電体FETのソース
・ドレイン形成のための不純物イオンの注入角度に制限
が生じる。さらに、第1の実施形態では、図1(c)に
示す工程で、強誘電体膜23の高温焼成工程において、
強誘電体膜23の成分元素のシリコン基板11への拡散
が第1の層間絶縁膜20によって抑制されるので、強誘
電体FETのソース・ドレイン間の伝導特性も良好に保
持されるが、第2の実施形態では、図2(b)に示す工
程で、強誘電体膜42の高温焼成を行なう際に、強誘電
体膜42の成分元素がシリコン基板11に拡散するおそ
れがある。
【0046】−第1の実施形態と第2の実施形態との性
能の比較− 第2の実施形態の強誘電体FETである強誘電体FET
と比較して、第2の実施形態の強誘電体FETにおいて
は、データの書き込みにおいて、強誘電体膜23に下向
きの残留分極(下端が正極で上端が負極となる分極状
態)を生じさせるように書き込むときと、強誘電体膜2
3に上向きの残留分極(上端が正極で下端が負極となる
分極状態)を生じさせるように書き込むときとでは、そ
れぞれ強誘電体膜23に印加される電圧の絶対値を異な
らせることができる。つまり、第2の実施形態において
は、強誘電体膜42の分極を生じさせる際には、制御ゲ
ート電極42−シリコン基板11の間に電圧を印加する
ために、実際上、強誘電体膜42に下向きの分極を生じ
させるときと上向きの分極を生じさせるときとで電圧の
絶対値を異ならせることは困難である。それに対し、第
1の実施形態においては、データの書き込み時に、制御
ゲート電極24−中間電極22間に電圧を印加して、強
誘電体膜23の分極を生じさせることができるので、下
向きの分極を生じさせるときと上向きの分極を生じさせ
るときとで、任意に電圧の絶対値を異ならせることがで
きる。以下、第1の実施形態の強誘電体FETのデータ
の書き込み,読み出しに適した駆動方法について説明す
る。
【0047】−ゲートバイアス− 図4は、強誘電体FETにより構成されるメモリセルの
読み出し時におけるゲートバイアス(制御ゲート電極2
4又は43に印加する電圧)ΔVgの設定方法を説明す
るための図である。図4に示すように、ゲートバイアス
Vgを制御ゲート電極24又は43に印加せずにデータ
の読み出しを行なうと、データ“1”の状態とデータ
“0”の状態とで読み出し電流の差ΔI1が小さい。そ
こで、上記各実施形態においては、読み出し時に制御ゲ
ート電極24又は43にバイアスを印加することが好ま
しい。以下、これを前提として、両者の性能を比較す
る。つまり、強誘電体FETのソース−ドレイン間電流
Idsのゲートバイアス依存特性において、データ“1”
の状態とデータ“0”の状態とにおける読み出し電流の
差がほぼ最大値ΔI2となるゲートバイアスVgの値を
ΔVgとする。そして、読み出し時におけるゲート電圧
Vgを0からΔVgだけずれた位置に設定する。言い換
えると、読み出し信号のS/N比を上げるためにΔVg
のオフセット電圧を制御ゲート電極24又は43に印加
する。
【0048】−ディスターブ現象− この読み出し方法によると、読み出し動作時には、強誘
電体FETの制御ゲート電極24又は43に必ずオフセ
ット電圧ΔVgが印加されることになる。たとえば正の
オフセット電圧ΔVgを制御ゲート電極に印加すると、
残留分極が下向き(データ“1”の状態)である場合
は、残留分極の方向がゲートバイアスの電界によって誘
起される分極方向に一致するので、その分極状態はゲー
トバイアスによる影響は受けない。しかし、残留分極が
上向き(データ“0”の状態)のときには、残留分極の方
向とゲートバイアスの電界によって誘起される分極の方
向とが逆になるので、制御ゲート電極へのオフセット電
圧ΔVgの印加によって、強誘電体膜中の残留分極は少
し弱くなる。さらに、読み出し動作を繰り返すと、制御
ゲート電極にオフセット電圧ΔVgを印加する毎に少し
づつ強誘電体膜中の残留分極が弱くなり、最終的には、
強誘電体膜中の残留分極がほぼゼロになる。このよう
に、残留分極を弱める方向の電界を与える電圧をゲート
電圧に繰り返し印加することによってデータが消失して
いく現象をディスターブ現象という。
【0049】そして、ディスターブ現象によって分極が
消失してゆくと、データ“0”を保持していた強誘電体
FETのチャネル領域のポテンシャルは、データ“1”
のポテンシャルに近づくように変化するため、データ
“0”の状態に対応するソース・ドレイン間電流Idsが
その初期値から次第に変化していくという読み出し回路
の設計上好ましくない現象を呈する。
【0050】−好ましいデータの書き込み方法− 図5は、第1の実施形態を利用したデータの書き込み動
作の例を電圧−分極座標上で説明するためのヒステリシ
ス特性図である。図5において、横軸は制御ゲート24
−中間電極22(ゲート電極14)間に印加する電圧を
表し、縦軸は、強誘電体膜23に生じる分極を下向き方
向を正として表している。なお、以下の説明において
は、シリコン基板11の電位は常に接地電位であるとし
ている。
【0051】図5に示すように、データが書き込まれる
前の強誘電体膜23の分極はほぼゼロであるので、分極
状態は原点Oの近傍にある。この強誘電体膜23にデー
タ“1”を書き込むには、たとえば中間電極22に接続
された第2の配線33bを接地電位とし、制御ゲート電
極24に接続された第1の配線33aに3Vの電圧を印
加すると、分極状態は原点Oから点a”まで実線に沿っ
て移動する。そののち、制御ゲート電極24に接続され
た第1の配線33aを接地電位とすると、分極状態は点
a”から点aに移動し、強誘電体膜23には電圧ゼロの
状態で約10μC/cm2 の電荷(残留分極)がデータ
“1”として保持される。
【0052】続いて、データ“1”をデータ“0”に書
き換えるには、中間電極22の電位はそのままにして、
制御ゲート電極24に接続された第1の配線33aに、
分極状態を飽和状態まで反転させるために必要な電圧−
3Vを印加するのではなく、約−1Vの電圧を印加す
る。つまり、分極による電荷が負の飽和状態(約−10
μC/cm2 )からほぼ0(約0μC/cm2 )までを
データ“0”と定義して、当初からデータ“0”として
の分極をおよそ0μC/cm2 に設定する。そこで、制
御ゲート電極24に接続された第1の配線33aに電圧
約−1Vを印加すると、図5に示す軌跡のように、分極
状態は点aから点b’まで移動する。この動作は、制御
ゲート電極24に接続された第1の配線33aを接地電
位とし、中間電極22に接続された第2の配線33bに
電圧1Vを与えることによっても実現される。そのの
ち、制御ゲート電極24に接続された第1の配線33a
を接地電位とすると、分極状態は点b’から点bに移動
し、電圧ゼロの状態で強誘電体膜23には約0μC/c
2 の電荷がデータ“0”として保持される。
【0053】つまり、第1の実施形態においては、正の
残留分極が生じている強誘電体膜23に負の電圧を印加
した後、負の電圧を解除した時に強誘電体膜23に生じ
る分極(残留分極)がほぼ0になるとすると、上記負の
電圧(抗電圧)にほぼ等しい電圧を印加して、データを
“1”から“0”に書き換えることが可能になる。な
お、強誘電体膜23にデータが書き込まれていない状態
から強誘電体膜23にデータ“0”を書き込む場合に
も、図5に示す抗電圧(約−1V)を強誘電体膜23に
印加することが好ましい。
【0054】データを書き込んだ後は、中間電極22に
接続された第2の配線33bを接地電位とし、これにつ
ながるゲート電極14の電位を確定する。つづいて、ス
イッチングトランジスタなどを利用して、中間電極22
に接続された第2の配線33bを周辺回路から電気的に
遮断する。
【0055】あるいは、データの読み出しの直前に、ま
ず、中間電極22に接続された第2の配線33bを接地
電位とし、これにつながるゲート電極14の電位を確定
する。これは、この読み出しまでに実行された書き込み
および読み出しの動作あるいは静止状態で漏れ電流など
としてゲート電極14に蓄積された不要な電荷を除去す
るためである。つづいて、スイッチングトランジスタな
どを利用して、中間電極22に接続された第2の配線3
3bを周辺回路から電気的に遮断する。その後、データ
を読み出すために、制御ゲート電極24に接続された第
1の配線33aに、読み出し電圧VRを印加する。この
読み出し電圧VRは、強誘電体膜23に印加される電圧
とシリコン酸化膜13に印加される電圧とに分割され
る。このとき、強誘電体膜23の分極が下向き(データ
“1”)の場合は、強誘電体膜23に印加される電圧に
よって生じる分極の方向と、保持されている分極(電
荷)の方向とは一致しているので、いわゆるディスター
ブ現象が生じることがなく、読み出し電圧VRを除去し
ても分極の向きや大きさは変わらない。
【0056】一方、第2の実施形態の強誘電体FETか
らなるメモリセルを利用した場合、強誘電体膜23の分
極が上向き(データ“0”)の場合は、データの書き込
み時に、強誘電体膜23に印加される電圧によって生じ
る分極の方向と、保持されている分極(電荷)の方向と
が逆なので、読み出し電圧VRの印加によって強誘電体
膜23はディスターブを受ける。その結果、ディスター
ブによって分極が消失してゆき、これにともなってデー
タ“0”に対するソース−ドレイン間電流Idsが変化す
る。
【0057】しかし、第1の実施形態を利用した書き込
み方法においては、当初から分極が約0μC/cm2
状態がデータ“0”として保持されている。さらに、制
御ゲート電極24に接続された第1の配線33aに印加
される読み出し電圧VRは、強誘電体膜23にかかる電
圧が抗電圧を超えないように設定できるので、ディスタ
ーブによって分極が消失してゆくことはなく、また、デ
ータ“0”の状態がデータ“1”へと反転してしまうこ
ともない。したがって、データ“0”を繰り返して読み
出しても、ソース−ドレイン間電流Idsは変化しないこ
とになる。具体的には、強誘電体膜23に印加される電
圧とゲート酸化膜13に印加される電圧との比は、中間
電極22,強誘電体膜23及び制御ゲート電極24によ
り構成されるキャパシタの容量と、ゲート電極14,ゲ
ート酸化膜13およびシリコン基板11により構成され
るキャパシタの容量との比によって決まる。この容量比
と読み出し電圧VRとを調整することにより、データ読
み出し時に強誘電体膜23に印加される電圧を強誘電体
膜23中の分極の抗電圧以下にできる。
【0058】そして、データの保存状態においては、こ
れに先立つデータ書き込み動作の最後の段階で、制御ゲ
ート電極24に接続された第1の配線33aと中間電極
22に接続された第2の配線33bとを共に接地するこ
とにより、強誘電体膜23に印加するバイアスをゼロと
する。これにより、データ保持中にバイアスの影響を受
けて分極が変化することはなくなる。
【0059】よって、第1の実施形態を利用した場合、
データ“1”を残留分極が下向きにある状態に対応さ
せ、データ“0”を残留分極が上向きの飽和状態に達し
ない範囲に対応させて、データの書き込み,書き換え,
保存及び読み出しを行なうことが可能になり、データ
“0”のときのディスターブに起因する読み出し電流の
変化を小さくすることができ、読み出し精度の向上を図
ることができる。
【0060】なお、上記各実施形態においては、CMO
Sデバイスにおいて、ゲート絶縁膜をシリコン酸化膜に
より構成したMOSFETについて説明したが、ゲート
絶縁膜をシリコン酸窒化膜やシリコン窒化膜などによっ
て構成してもよい。つまり、本発明は、MISFET全
般について適用することができる。
【0061】
【発明の効果】本発明の半導体装置又はその製造方法に
よると、強誘電体膜,該強誘電体膜上に設けられた制御
ゲート電極,及びソース・ドレイン領域を有する強誘電
体FETと、ゲート絶縁膜,ゲート電極及びソース・ド
レイン領域を有するMISFETとを共通の半導体基板
上に設けるようにしたので、強誘電体FETをメモリセ
ルとして用い、MISFETをメモリセルを駆動するト
ランジスタとして用いることが可能になり、メモリとメ
モリを制御するためのトランジスタとを含む集積化され
た混載型半導体装置の提供を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(d)は、第1の実施形態における半
導体装置の製造工程を示す断面図である。
【図2】(a)〜(d)は、第2の実施形態における半
導体装置の製造工程を示す断面図である。
【図3】第3の実施形態におけるメモリ・ロジック混載
型の半導体集積回路装置の平面図である。
【図4】強誘電体FETにより構成されるメモリセルの
読み出し時におけるゲートバイアスΔVgの設定方法を
説明するための図である。
【図5】第1の実施形態を利用したデータの書き込み動
作の例を電圧−分極座標上で説明するためのヒステリシ
ス特性図である。
【図6】従来のMFISFET型の強誘電体FETの断
面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 12 素子分離用絶縁膜 13,41 ゲート酸化膜 14 ゲート電極 15,17 ソース領域 16,18 ドレイン領域 19,45 レジストマスク 20 第1の層間絶縁膜 21 ポリシリコンプラグ 22 中間電極 23,42 強誘電体膜 24,43 制御ゲート電極 30 第2の層間絶縁膜 31,32 タングステンプラグ 33 配線層 33a,33b 配線 48,49 タングステンプラグ 50 配線層

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板と、 上記半導体基板上に設けられ、ゲート絶縁膜,ゲート電
    極及びソース・ドレイン領域を有するMISFETと、 上記半導体基板上に設けられ、強誘電体膜,該強誘電体
    膜上に設けられた制御ゲート電極,及びソース・ドレイ
    ン領域を有する強誘電体FETとを備えている半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体装置において、 上記強誘電体FETは、上記半導体基板のうち上記ソー
    ス・ドレイン領域間に位置する領域の上に設けられたゲ
    ート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜の上に設けられたゲート
    電極と、該ゲート電極を覆う層間絶縁膜と、該層間絶縁
    膜の上に設けられた中間電極と、該中間電極と上記ゲー
    ト電極とを接続するコンタクト部材とをさらに備え、 上記強誘電体FETの強誘電体膜は上記中間電極の上に
    設けられていることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の半導体装置において、 上記強誘電体FETのゲート電極と、上記MISFET
    のゲート電極とは、同じ導体膜から形成されていること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の半導体装置におい
    て、 上記中間電極に接続される第1の配線と、上記制御ゲー
    ト電極に接続される第2の配線とをさらに備え、 上記第1の配線と第2の配線との間に印加する電圧によ
    り、上記強誘電体膜に分極を生じさせることが可能に構
    成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載
    の半導体装置において、 上記強誘電体FETを複数個配置して構成される記憶回
    路部と、 上記MISFETを複数個配置して構成され、上記記憶
    回路部を制御するための制御回路部とを備えていること
    を特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 半導体基板上に、第1チャネル型MIS
    FETのゲート絶縁膜及びゲート電極と、第2チャネル
    型MISFETのゲート絶縁膜及びゲート電極と、強誘
    電体FETのゲート絶縁膜及びゲート電極とを形成する
    工程(a)と、 上記第1又は第2チャネル型MISFETのうちいずれ
    か一方のMISFET及び上記強誘電体FETのゲート
    電極の上方からソース・ドレイン形成用の不純物のイオ
    ン注入を行なう工程(b)と、 上記第1又は第2チャネル型MISFETのうち他方の
    MISFETのゲート電極の上方からソース・ドレイン
    形成用の不純物のイオン注入を行なう工程(c)と、 上記各FETのゲート電極を覆う層間絶縁膜を形成し、
    上記層間絶縁膜を貫通して上記強誘電体FETのゲート
    電極に到達する接続孔を形成した後、上記接続孔を導体
    材料で埋めてコンタクト部材を形成する工程(d)と、 上記層間絶縁膜の上に、上記コンタクト部材に接続され
    る中間電極と、該中間電極の上面に接する強誘電体膜
    と、該強誘電体膜を挟んで上記中間電極に対向する制御
    ゲート電極とを形成する工程(e)とを含む半導体装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の半導体装置の製造方法に
    おいて、 上記工程(e)の後、上記層間絶縁膜の上に上層の層間
    絶縁膜を形成する工程(f)と、 上記上層の層間絶縁膜を貫通して上記強誘電体FETの
    中間電極及び制御ゲート電極に到達する接続孔をそれぞ
    れ形成した後、上記各接続孔を導体材料で埋めて上記中
    間電極及び制御ゲート電極にそれぞれ接触する第1,第
    2のコンタクト部材を形成する工程(g)と、 上記上層の層間絶縁膜の上に、上記第1,第2のコンタ
    クト部材にそれぞれ接続される第1,第2の配線を形成
    する工程(h)とをさらに含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
JP2001064480A 2000-03-13 2001-03-08 半導体装置 Expired - Fee Related JP3593046B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001064480A JP3593046B2 (ja) 2000-03-13 2001-03-08 半導体装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000068338 2000-03-13
JP2000-68338 2000-03-13
JP2001064480A JP3593046B2 (ja) 2000-03-13 2001-03-08 半導体装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003359538A Division JP2004088123A (ja) 2000-03-13 2003-10-20 混載型半導体装置およびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001332705A true JP2001332705A (ja) 2001-11-30
JP3593046B2 JP3593046B2 (ja) 2004-11-24

Family

ID=26587296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001064480A Expired - Fee Related JP3593046B2 (ja) 2000-03-13 2001-03-08 半導体装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3593046B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3593046B2 (ja) 2004-11-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100671086B1 (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
TWI654748B (zh) 矽絕緣體(soi)技術中的非揮發性記憶體(nvm)裝置以及製造相應裝置的方法
US20050158951A1 (en) Methods of fabricating semiconductor memory devices including different dielectric layers for the cell transistors and refresh transistors thereof
US10515982B2 (en) Semiconductor device
JP4383718B2 (ja) 半導体メモリ装置及びその製造方法
US7364969B2 (en) Semiconductor fabrication process for integrating formation of embedded nonvolatile storage device with formation of multiple transistor device types
US6885048B2 (en) Transistor-type ferroelectric nonvolatile memory element
CN108701655B (zh) 半导体存储元件,半导体器件,电子设备,以及半导体存储元件的制造方法
JP7159199B2 (ja) 半導体記憶装置、電子機器及び情報の読み出し方法
WO2018074093A1 (ja) 半導体記憶素子、半導体記憶装置、および半導体システム
KR20010043698A (ko) 반도체장치 및 그 제조방법
US7276765B2 (en) Buried transistors for silicon on insulator technology
US10665283B2 (en) Semiconductor storage element and electronic device
JP7065831B2 (ja) 半導体記憶素子、半導体記憶装置、半導体システム及び制御方法
JP3593046B2 (ja) 半導体装置
US6574131B1 (en) Depletion mode ferroelectric memory device and method of writing to and reading from the same
US20010052607A1 (en) Nonvolatile semiconductor memory
JP2008098467A (ja) 半導体記憶装置及びその製造方法
JP2004088123A (ja) 混載型半導体装置およびその製造方法
JPH04253375A (ja) 不揮発性半導体記憶装置およびその製造方法
JP2001156268A (ja) 半導体集積回路装置
JP4459335B2 (ja) 強誘電体トランジスタ型不揮発性記憶素子とその製造方法
JP3345781B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US20060071255A1 (en) Non-destructive read ferroelectric memory cell, array and integrated circuit device
JPH10294434A (ja) 半導体装置、並びにその動作方法及び製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040423

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040817

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040826

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080903

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090903

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100903

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110903

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees