JP2001332271A - 蓄発電装置 - Google Patents

蓄発電装置

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JP2001332271A
JP2001332271A JP2000153206A JP2000153206A JP2001332271A JP 2001332271 A JP2001332271 A JP 2001332271A JP 2000153206 A JP2000153206 A JP 2000153206A JP 2000153206 A JP2000153206 A JP 2000153206A JP 2001332271 A JP2001332271 A JP 2001332271A
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hydrogen
oxygen
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JP2000153206A
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English (en)
Inventor
Masayuki Takeishi
雅之 武石
Hisashi Yanagida
尚志 柳田
Mitsuo Ueda
三男 上田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】水の電気分解効率を上げることにより蓄発電効
率を高めること。 【解決手段】固体電解質Sと、固体電解質Sの両側に固体
電解質Sを挟むように設けられた正負一対となった電極
X,Pとを備え、蓄電時には、負電極P側で水を電気分解す
ることによって酸素イオンを生成し、生成した酸素イオ
ンを酸化させることによって電子を生成し、生成した電
子を正電極X側に蓄積することによって蓄電し、発電時
には、蓄積された電子を正電極X側において酸素と反応
させて酸素イオンを生成し、生成した酸素イオンを正電
極X側から負電極P側へと固体電解質S内を移動させるこ
とによって、正電極Xと負電極Pとを導通させて発電する
反応セル2を有した蓄発電装置1において、水素と酸素と
を発熱反応させ、この発熱反応によって発生した熱エネ
ルギーを用いて水を加熱し、この加熱された水を、電気
分解に供される水として反応セル2に供給する燃焼手段1
8を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄発電装置に係
り、更に詳しくは、蓄電を行うSOE(Solid Oxide El
ectrolysis:固体酸化物水蒸気電解)運転と発電を行う
SOFC(Solid Oxide Fuel Cells:固体酸化物燃料電
池)運転とを可逆的にかつ効率的に行うことによって蓄
電及び発電を行う蓄発電装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄発電装置は、電力消費量の昼夜
格差が大きいために、夜間に余った電力を用いて蓄電
し、貯えられた電力を昼のピーク負荷時に発電すること
により発電するような蓄発電装置が用いられている。
【0003】この種の蓄発電装置として代表的なものに
揚水発電がある。
【0004】揚水発電を行う揚水発電所では、夜間の余
剰電力を利用して、ポンプで下方のダムから上方のダム
へと水を汲み上げる。一方、電力負荷の大きい日中に
は、水車による発電機により発電を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た蓄発電装置では、以下のような問題がある。
【0006】すなわち、揚水発電所は、山間部にダムを
築いて作られる。このため、立地に制限があり、かつ、
建設工期も長いため、増大する一方の昼と夜との電力消
費量格差への対応が迅速にできないという問題がある。
【0007】この問題を解決するために、フライホイー
ルによって蓄発電を行うことも考えられる。しかしなが
ら、フライホールでは、騒音、振動等が激しいという問
題がある。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その第1の目的は、蓄電時には、水を電気
分解して得られる電子を貯蔵することにより蓄電を行う
一方、発電時には、この電子を用いて発電を行う蓄発電
装置に、電気分解に供する水を加熱する燃焼器を設け、
あらかじめ高温に加熱された水を用いて電気分解を行う
ことによって水の電気分解効率を上げ、もって、蓄発電
効率を高めることが可能な蓄発電装置を提供することに
ある。
【0009】また、その第2の目的は、このような蓄発
電装置を、既存の発電所のタービン蒸気系に併設し、電
力消費量の少ない夜間には発電所のタービン蒸気の熱エ
ネルギーを利用して蓄電する一方、電力消費量の多い昼
間には蓄電したエネルギーを放出して発電し、もって、
立地に制約を受けることもなく、かつ騒音、振動等も伴
うことなく発電所の発電効率を高めると共に、電力消費
量格差への対応を迅速に行うことが可能な蓄発電装置を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、以下のような手段を講じる。
【0011】すなわち、請求項1の発明では、固体電解
質と、固体電解質の両側に固体電解質を挟むように設け
られた正負一対となった電極とを備え、蓄電時には、負
電極側で水を電気分解することによって酸素イオンを生
成し、生成した酸素イオンを酸化させることによって電
子を生成し、生成した電子を正電極側に蓄積することに
よって蓄電し、発電時には、蓄積された電子を正電極側
において酸素と反応させて酸素イオンを生成し、生成し
た酸素イオンを正電極側から負電極側へと固体電解質内
を移動させることによって、正電極と負電極とを導通さ
せて発電する反応セルを有した蓄発電装置において、水
素と酸素とを発熱反応させ、この発熱反応によって発生
した熱エネルギーを用いて水を加熱し、この加熱された
水を、電気分解に供される水として反応セルに供給する
燃焼手段を備える。
【0012】請求項2の発明では、請求項1の発明の蓄
発電装置において、反応セルは、発電時に生成された酸
素イオンを水素と反応させることによって水を生成し、
蓄電時には、水素と水とを加熱して、加熱された水素を
発熱反応に供される水素として、加熱された水を発熱反
応によって発生した熱エネルギーによって加熱される水
として燃焼手段に供給するとともに、発電時には、反応
セルにおいて生成した水を冷却する加熱冷却手段を備え
る。
【0013】請求項3の発明では、請求項2の発明の蓄
発電装置において、加熱冷却手段は、発電所のタービン
に供給される蒸気を用いて、蓄電時には水素と水とを加
熱し、発電時には反応セルにおいて生成した水を冷却す
る。
【0014】請求項4の発明では、請求項2の発明の蓄
発電装置において、加熱冷却手段は、反応セルから放出
される水、水素、酸素のうちの少なくともいずれかを含
んだガスを用いて、反応セル側に供給される水、水素、
酸素のうちの少なくともいずれかを加熱する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照しながら説明する。
【0016】本発明の実施の形態を図1から図4を用い
て説明する。
【0017】図1と図2とは、本発明の実施の形態に係
る蓄発電装置の構成の一例を示す系統図である。
【0018】また、図1および図2には、蓄電時および
発電時におけるプロセスの流れ方向も図中に示す黒矢印
によって示している。更に、弁V1〜V7、V8〜V1
7において図中で白抜きされた弁は開状態であり、黒塗
りされた弁は閉状態を示す。
【0019】本発明の実施の形態に係る蓄発電装置1
は、固体酸化物電解質Sを境界にして酸素極X側と水素
極P側との2つのセルを備えた反応セル2と、反応セル
2の酸素極X側のラインである酸素極側ライン3と、反
応セル2の水素極P側のラインである水素極側ライン4
とからなる。
【0020】反応セル2は、図3にその構成概念図を示
すように、中央に固体酸化物電解質Sを備え、その両端
に一対の電極(酸素極X、水素極P)を備えている。固
体酸化物電解質Sは、安定化ジルコニア(YSBともい
う。YSBとはYttria Stabilized Zirconiaの略)等を
用いる。そして、この固体酸化物電解質Sを境界にして
それぞれ2つのセル(酸素極側セルC1、水素極側セル
C2)を形成している。
【0021】これらおのおののセルC1、C2は、電極
X、Pに電気的に接続した導通部D1、D2をそれぞれ
備えている。更にこれら導通部D1、D2は、それぞれ
導電体で形成されたインターコネクタE1、E2に接続
している。
【0022】これらインターコネクタE1、E2はそれ
ぞれ導通ラインL1、L2に電気的に接続している。そ
して、蓄電時には、導通ラインL1を正電圧側に接続
し、導通ラインL2を負電圧側に接続することによっ
て、酸素極Xを正極に、水素極Pを負極にすることがで
きるようにしている。一方、発電時には、導通ラインL
1、L2を負荷に接続することによって、蓄電時に蓄電
した電力をこの負荷に供給できるようにしている。
【0023】酸素極側セルC1は、酸素および空気を導
入する導入口IN1と、酸素および空気を排出する排出
口OUT1とを備えている。また、水素極側セルC2
は、水素および水を導入する導入口IN2と、水および
水素を排出する排出口OUT2とを備えている。
【0024】このように構成した反応セル2は、以下の
ように機能する。
【0025】すなわち、蓄電時においては、図4(a)
に示すように、導通ラインL1、L2を電源に接続し、
酸素極X側を正極に、水素極P側を負極にした状態で、
導入口IN2より水素極側セルC2に水を導入する。そ
して、この導入された水を水素極Pにおいて電気分解
し、下記の式(1)に示す化学反応に従って、酸素イオ
ン(O2−)と水素とを生成する。
【0026】この水素は、排出口OUT2より排出され
るようにしている。
【0027】一方、式(1)に従って生成したこの酸素
イオンは、酸素極Xと水素極Pとの間の電位差によって
固体酸化物電解質S内を水素極P側から酸素極X側に移
行する。そして、酸素極Xでは、下記の式(2)の化学
反応に従って酸素イオンから電子と酸素とを生成し、電
子を酸素極X上に蓄積し、酸素を排出口OUT1より排
出するようにしている。
【0028】このように、蓄電時においては固体酸化物
電解質Sによって水を電解するSOE(Solid Oxide El
ectrolysis)反応によって酸素極Xに電子を蓄積する。 HO+2e→H+O2− ・・・・(1) O2−→(1/2)O+2e ・・・(2) 一方、発電時においては、図4(b)に示すように、導
通ラインL1、L2を負荷に接続した状態で、導入口I
N1より酸素極側セルC1に酸素を導入する。そして、
導入された酸素は、酸素極Xにおいて、蓄電時において
蓄積された電子と結合して、下記に示す式(3)の化学
反応にしたがって、酸素イオン(O2−)を生成する。
【0029】この酸素イオンは、以下の原理に従って、
固体酸化物電解質S内を通過して水素極P側に移行す
る。
【0030】すなわち、固体酸化物電解質Sは、酸素ガ
スの分圧比から、固体酸化物電解質Sの両側の電極間に
電位を発生させる。この場合、酸素極側セルC1には導
入口IN1から酸素ガスが供給され、一方、水素極側セ
ルC2には酸素ガスは供給されていないので、酸素ガス
分圧比の高い側の電極である酸素極Xから、酸素ガス分
圧比の低い電極である水素極Pへと固体酸化物電解質S
の中を酸素イオンが移動し、これによって、導通ライン
L1、L2に接続された負荷に、電流が流れるようにし
ている。
【0031】一方、水素極側セルC2には、導入口IN
2から水素が供給されるようにしており、水素極Pで
は、下記に示す式(4)にしたがって酸素イオンと水素
とから電子と水とを生成する。この生成された水、およ
び式(4)に示す反応で余剰の水素は、排出口OUT2
より排出されるようにしている。
【0032】このように、発電時においては固体酸化物
電解質Sが燃料電池として機能するSOFC(Solid Ox
ide Fuel Cells)機能によって発電する。
【0033】 (1/2)O+2e→O2− ・・・(3) H+O2−→HO+2e ・・・・(4) 酸素極側ライン3は、酸素タンク6と、空気供給系7
と、熱交換器8と、燃焼器9と、水素タンク10と、弁
V1〜V6とを備えている。
【0034】酸素タンク6は、酸素を貯蔵しており、弁
V1を開くことによって、酸素を酸素極側ライン3に供
給する。空気供給系7は、発電時には弁V2を開くこと
によって、空気を酸素極側ライン3に供給する。
【0035】熱交換器8は、酸素タンク6から供給され
た酸素、または空気供給系7から供給された空気(発電
時のみ)、あるいはそれらの混合気体(発電時のみ)
を、反応セル2の排出口OUT1から供給される高温酸
素を用いて加熱して燃焼器9側に供給する。
【0036】燃焼器9は、蓄電時には、熱交換器8にお
いて加熱された酸素、または空気、あるいはこれらの混
合気体に、水素タンク10から、弁V3を開いて供給さ
れる水素を混合して燃焼させる。これにより、約100
0℃の気体を反応セル2の酸素極側セルC1に供給す
る。なお、発電時には、熱交換器8から供給される気体
を反応セル2の酸素極側セルC1に供給する。
【0037】反応セル2では、燃焼器9から供給された
気体を導入口IN1から導入すると共に、排出口OUT
1から高温の酸素を排出する。排出口OUT1から排出
された酸素は熱交換器8に供給され、熱交換器8から燃
焼器9側に供給される酸素、または空気(発電時の
み)、あるいはそれらの混合気体(発電時のみ)の加熱
に用いられるようにしている。
【0038】熱交換器8においてこれら酸素、または空
気(発電時のみ)、あるいはそれらの混合気体(発電時
のみ)の加熱に用いられた酸素は、蓄電時には弁V5、
酸素タンク6、弁1を介して酸素極側ライン3内で循環
する。一方、発電時には、弁V4を介して酸素極側ライ
ン3を循環する。また、蓄電時、発電時いずれの場合に
おいても弁V6を開くことによって酸素極側ライン3か
ら酸素が適宜放出されるようにしている。
【0039】水素極側ライン4は、水タンク12と、水
素タンク13と、熱交換器14〜17と、燃焼器18
と、酸素タンク19と、セパレータ20と、弁V8〜V
16とを備えている。
【0040】水タンク12は、水を貯蔵するタンクであ
り、弁V8を開くことによって、水素極側ライン4に水
を供給する。水素タンク13は、水素を貯蔵する水素貯
蔵合金等であり、弁V9を開くことによって、水素を水
素極側ライン4に供給する。
【0041】水タンク12から供給された水と、水素タ
ンク13から供給された水素とは弁V10付近において
合流する。
【0042】熱交換器14は、蓄電時においては、弁V
10付近で混合された水と水素との混合体を弁11を介
して取り込み、反応セル2の排出口OUT2から供給さ
れる高温の水と水素との混合体を用いて加熱する。
【0043】熱交換器15は、蓄電時においては、熱交
換器14において加熱された混合体を、PWRタービン
蒸気系50の蒸気発生器51から供給される蒸気を用い
て加熱する。一方、発電時においては、熱交換器16、
弁V15を介して取得した反応セル2の排出口OUT2
から供給される高温の水と水素との混合体を用いて、P
WRタービン蒸気系50の蒸気発生器51から供給され
る蒸気を加熱する。
【0044】熱交換器16は、蓄電時には、熱交換器1
5によって加熱された水と水素との混合体を弁V12、
V13を介して取得し、反応セル2の排出口OUT2か
ら供給される高温の水と水素との混合体を用いて加熱し
て燃焼器18側に供給する。一方、発電時には、弁V1
0、V11を介して熱交換器17において加熱された水
と水素との混合体を弁V13を介して取り込み、反応セ
ル2の排出口OUT2から供給される高温の水と水素と
の混合体を用いて加熱して燃焼器18側に供給する。
【0045】熱交換器17は、発電時には、弁V10、
V11を介して水タンク12から供給される水と、弁1
0、弁11を介して水素タンク13から供給される水素
との混合体を取り込み、熱交換器15においてPWRタ
ービン蒸気系50から供給された蒸気によって冷却され
た水と水素との混合体を用いて加熱する。
【0046】燃焼器18は、蓄電時には、熱交換器16
において加熱された水と水素の混合体に、酸素タンク1
9から弁V14を開いて供給される酸素を混合して燃焼
させる。これにより、約1000℃の水(水蒸気)およ
び酸素を生成する。そして、この水蒸気および酸素を反
応セル2の水素極側セルC2に供給する。なお、発電時
には、熱交換器16から供給される水と水素との混合体
を反応セル2の酸素極側セルC1に供給する。
【0047】反応セル2では、燃焼器18から供給され
た気体を導入口IN2から水素極側セルC2に導入する
と共に、排出口OUT2から高温の水と水素との混合体
を排出する。排出口OUT2から排出された水と水素と
の混合体は熱交換器16に供給され、ここで燃焼器18
に送られる水と水素との混合体の加熱に用いられるよう
にしている。
【0048】熱交換器16において燃焼器18に送られ
る混合体の加熱に用いられた混合体は、蓄電時には、弁
V15を介して熱交換器14側に移行し、熱交換器14
における加熱源として用いられるようにしている。一
方、発電時には、弁V15を介して熱交換器15側に移
行し、熱交換器15におけるPWRタービン蒸気系50
の蒸気の加熱源として用いられるようにしている。
【0049】セパレータ20は、熱交換器14において
加熱源として用いられた水と水素との混合体を海水によ
って冷却して水と水素とに分離し、分離した水を水タン
ク12に戻し、分離した水素を弁V16を介して水素タ
ンク13に戻す。
【0050】上述した酸素極側ライン3および水素極側
ライン4には必要に応じて気体および液体を移送するた
めのポンプ等を適宜備えているが、図1および図2では
その記載を省略している。
【0051】PWRタービン蒸気系50は、図1および
図2にその概略構成を示すように、蒸気発生器51と、
高圧タービン52と、低圧タービン53と、給水加熱器
54と、脱気器55と、給水ポンプ56とを備えてい
る。
【0052】蒸気発生器51は、図示しない炉心におい
て加熱された冷却水を用いて蒸気を発生させる。この発
生した蒸気は、給水ポンプ56によって得られる駆動力
によって高圧タービン52側に送られるようにしてい
る。そして、蓄電時には、蒸気発生器51から高圧ター
ビン52側に送られる蒸気のうちの一部(約2.5%)
が熱交換器15に取り込まれ、そこで加熱源として水と
水素との混合体の加熱に供された後に、給水加熱器54
と給水ポンプ56との間に戻されるようにしている。一
方、発電時には蒸気発生器51から高圧タービン52側
に送られる全ての蒸気が熱交換器15に取り込まれ、そ
こで加熱された後に高圧タービン52に供給されるよう
にしている。
【0053】高圧タービン52に送られた蒸気は、そこ
で高圧タービンの回転に供された後に低圧タービン53
へと送られるようにしている。
【0054】このようにして低圧タービン53に送られ
た蒸気は、そこで低圧タービン53の回転に供された後
に給水加熱器54へと送られるようにしている。
【0055】給水加熱器54は、低圧タービン53から
送られた蒸気を加熱して脱気器55側に送る。
【0056】脱気器55は、給水加熱器54で加熱され
た蒸気を脱気して給水ポンプ56側に送る。
【0057】給水ポンプ56は、PWRタービン蒸気系
50において、蒸気発生器51で発生された蒸気を循環
させる。
【0058】次に、以上のように構成した本発明の実施
の形態に係る蓄発電装置の動作について説明する。
【0059】先ず、蓄電時における動作について説明す
る。
【0060】蓄電時には、水タンク12に貯蔵されてい
る常温(約25℃)の純水と、水素タンク13に貯蔵さ
れている常温(約25℃)の水素とが、図示しないポン
プによって、弁V10、V11を介して熱交換器14に
送られ、ここで約70℃に加熱され、更に熱交換器15
に送られる。
【0061】熱交換器15には、PWRタービン蒸気系
50の蒸気発生器51で発生された約270℃の過熱蒸
気の一部(約2.5%)が加熱源として取り込まれてお
り、熱交換器14側から送られた約70℃の水と水素と
の混合体は、ここで約270℃まで加熱され、更に弁V
12、V13を介して熱交換器16に送られる。
【0062】なお、熱交換器15に加熱源として取り込
まれた過熱蒸気は、PWRタービン蒸気系50の高圧タ
ービン52前から取り込まれ、熱交換器15を通過した
後には、脱気器55の上流側に戻される。熱交換器15
に加熱源として取り込まれた過熱蒸気の流量は、脱気器
55の上流側の飽和水温度がその温度と同等になるよう
に設定される。
【0063】熱交換器16には、反応セル2の排出口O
UT2から排出された高温(約800℃)の水(水蒸
気)と水素との混合体が加熱源として取り込まれてお
り、熱交換器15側から送られた約270℃の水と水素
との混合体は、ここで約700℃の水(水蒸気)と水素
との混合体となるまで加熱され、燃焼器18に送られ
る。
【0064】燃焼器18では、弁V14を介して酸素タ
ンク19から酸素が供給され、熱交換器16側から供給
された水素とこの酸素とが燃焼する。この燃焼エネルギ
ーによって水蒸気および未燃焼の酸素と水素とは約10
00℃まで加熱され、導入口IN2より反応セル2の水
素極側セルC2に導入される。
【0065】反応セル2の酸素極Xおよび水素極Pに
は、図4(a)に示すように電圧が印加されており、水
素極側セルC2では、導入された水(水蒸気)が、上述
した式(1)に示すようにして電気分解され、酸素イオ
ンと水素とが生成される。水素極側セルC2に導入され
る水蒸気は、燃焼器18において予め高温(約1000
℃)に加熱されているので、この電気分解反応は効率的
に進行する。
【0066】この電気分解反応で生成した水素は、余剰
の水蒸気と共に排出口OUT2から反応セル2外へと排
出される。
【0067】一方、上述した式(1)に示すような電気
分解反応で生成した酸素イオンは、固体酸化物電解質S
の中を通って、正極である酸素極X側に引き寄せられ
る。そして、酸素極Xにおいて、この酸素イオンから、
上述した式(2)にしたがって酸素と電子とが生成され
る。この反応で生成した酸素は、排出口OUT1から反
応セル2外へと排出される。また、この反応で生成した
電子は、酸素極Xに蓄積される。
【0068】排出口OUT2から反応セル2外へと排出
された水素と水(水蒸気)とは、熱交換器16、14に
おいて、燃焼器18に供給される水および水素の混合体
を加熱する加熱源として用いられ、この熱交換によって
自身は除熱される。
【0069】排出口OUT2から反応セル2外へと排出
された水素と水(水蒸気)との混合体は、まず熱交換器
16において、燃焼器18に供給される水素と水(水蒸
気)との混合体を加熱することによって、自身は除熱さ
れ、約800℃から約270℃に降温される。
【0070】その後、弁V15を介して熱交換器14に
加熱源として送られる。ここでも水素と水蒸気との混合
体を加熱することによって、自身は除熱され、約270
℃から約30℃に降温される。
【0071】熱交換器14で加熱源として用いられた水
と水素との混合体は、セパレータ20に送られ、そこで
水素と水とに分離され、水素は弁V16を介して水素タ
ンク13へ、水は水タンク12へそれぞれ回収される。
【0072】一方、排出口OUT1から反応セル2外へ
と排出された酸素は、基本的には循環させる必要はない
が、発電時の運転へのスムースな切り替えを考慮して、
ウォーミングのために酸素極側ライン3内を循環され
る。
【0073】排出口OUT1から反応セル2外へと排出
された酸素は、酸素タンク6から常温(約25℃)の酸
素が供給されている熱交換器8において、その常温の酸
素によって除熱される。排出口OUT1から反応セル2
外へと排出された酸素は、排出口OUT2から反応セル
2外へと排出された水素と水蒸気との混合体と同様にそ
の温度が約800℃であったが、熱交換器8において約
800℃から約330℃へと降温された後に、酸素タン
ク6に回収される。なお、弁V6を開いて大気中に放出
することもできる。
【0074】一方、熱交換器8において除熱源として用
いられた酸素は、熱交換器8においてその温度が約25
℃から約760℃に昇温され、燃焼器9に送られる。
【0075】燃焼器9では、弁V3を介して水素タンク
10から水素が供給され、熱交換器8側から供給された
酸素と燃焼する。この燃焼によって発生した水蒸気およ
び未燃焼の酸素と水素とは約1000℃まで加熱され、
導入口IN1より反応セル2の酸素極側セルC1に導入
される。そして、導入された水蒸気、酸素および水素
は、上述した式(2)に基づいて酸素極側セルC1にお
いて生成した酸素とともに、排出口OUT1から反応セ
ル2外に排出される。
【0076】なお、前述したように、蓄電時における反
応セル2への酸素の供給は、上述した式(1)、(2)
に示す反応に必須のものではない。
【0077】次に、発電時における動作について説明す
る。
【0078】発電時には、弁V1を開いて酸素タンク6
から酸素を酸素極側ライン3に供給する。なお、後述す
るように、発電時には、反応セル2が発熱反応による熱
によって発熱するので、除熱する必要がある。そのた
め、酸素極側ライン3から、酸素タンク6から供給され
る酸素の他に空気供給系7より冷却用空気を取り込み、
この冷却用空気によって反応セル2が除熱される。な
お、反応セル2の冷却に要する気体(酸素極側ライン3
から供給される酸素および冷却用空気、水素極側ライン
4から供給される水素)は、発電時の運転に必要な気体
(酸素極側ライン3から供給される酸素と、水素極側ラ
イン4から供給される水素)の供給量の約8倍の供給量
が必要である。
【0079】この酸素と冷却用空気との混合体は、熱交
換器8において常温の約25℃から約950℃にまで昇
温され、その後、燃焼器9を介して導入口IN1から反
応セル2の酸素極側セルC1に導入される。
【0080】一方、水素極側ライン4においては、水素
タンク13から水素が供給される。なお、水素極側ライ
ン4内で水素を移動させるために、飽和蒸気をキャリア
として用いるので、弁V8を開いて水タンク12より水
素極側ライン4に水が導入され、水素タンク13から供
給された水素と弁V10付近で合流される。
【0081】このように合流して混合された水素と水と
は、弁V10、V11を介して熱交換器17に送られ、
そこで加熱され約25℃から約250℃へと昇温され
る。これによって、水は水蒸気となり、この水蒸気に同
伴することによって水素が効率よく水素極側ライン4内
を移動する。
【0082】その後、水蒸気と水素との混合体は、弁V
13を介して熱交換器16に送られ、ここで加熱され、
約950℃に昇温されて燃焼器18を介して導入口IN
2から反応セル2の水素極側セルC2に導入される。
【0083】このようにして反応セル2の酸素極側セル
C1に酸素が、水素極側セルC2に水素がそれぞれ供給
されると、上述した式(3)、(4)に示す反応が生じ
る。
【0084】すなわち、酸素極X側では、蓄電時に酸素
極Xに蓄積された電子と、酸素極側セルC1に供給され
た酸素とが反応し、式(3)に示すようにして酸素イオ
ンが生成される。
【0085】固体酸化物電解質S内では、酸素分圧の高
い側から酸素分圧の低い側へと酸素イオンが移動するの
で、酸素が供給されており酸素分圧の高い酸素極側セル
C1側から、水素が供給されており酸素分圧の低い水素
極側セルC2側へと酸素イオンが移動する。
【0086】この酸素イオンの移動によって酸素極Xと
水素極Pとの間に電流が発生する。このようにして、発
電時には反応セル2を燃料電池として機能させることが
できる。この電流を導通ラインL1、L2を介して負荷
に供給することができる。
【0087】このようにして水素極P側に移動した酸素
イオンは、水素極側セルC2に供給されている水素と、
式(4)に従って反応することによって、水と電子とが
生成される。また、この反応は発熱反応であるので、式
(4)で生成した水、導入口IN2から供給された水素
および水(水蒸気)、導入口IN1から供給された酸素
および空気は、それぞれ約950℃から約1000℃に
昇温される。
【0088】導入口IN1から反応セル2に供給され、
そこで約1000℃に昇温された酸素および空気は、排
出口OUT1から反応セル2外に排出されて熱交換器8
に送られ、そこで常温(約25℃)にまで冷却される。
その後、弁V4を介して酸素極側ライン3内を循環し、
酸素タンク6より供給される酸素と合流されて反応セル
2側に再び供給される。また、このとき、必要に応じて
空気供給系7から冷却用空気も供給され合流される。
【0089】一方、導入口IN2から反応セル2に供給
され、そこで約1000℃に昇温された水素および水
(水蒸気)は、排出口OUT2から反応セル2外に排出
されて熱交換器16に送られ、そこで加熱源として用い
られ、自身は除熱され、約370℃に降温される。
【0090】この水素および水(水蒸気)は、更に、弁
V15を介して熱交換器15に送られ、そこでPWRタ
ービン蒸気系50の蒸気発生器51で発生された蒸気を
加熱する加熱源として用いられる。
【0091】熱交換器15には、PWRタービン蒸気系
50の蒸気発生器51で発生された約270℃の過熱蒸
気が取り込まれており、この過熱蒸気は、熱交換器16
側から弁V15を介して送られた約370℃の水と水素
との混合体によって加熱され、約280℃まで昇温され
て高圧タービン52に送られる。これによって、PWR
の発電効率が高められる。
【0092】一方、熱交換器15において加熱源として
用いられた水と水素との混合体は、蒸気発生器51から
供給される蒸気によって除熱され、約370℃から約3
00℃へと降温される。その後、弁V12を介して熱交
換器17に送られ、ここでも加熱源として用いられ、自
身は除熱され、約300℃から約195℃へと降温され
る。更にその後、弁V17を介してセパレータ20に送
られ、そこで水素と水とに分離され、水素は弁V16を
介して水素タンク13へ、水は水タンク12へそれぞれ
回収される。
【0093】上述したように、本発明の実施の形態に係
る蓄発電装置においては、上記のような作用により、燃
焼器18において予め昇温した水を反応セル2に供給す
ることができ、もって、蓄電時においてなされる水の電
気分解反応を効率よく引き起こすことができる。これに
よって、蓄発電効率を高めることが可能となる。
【0094】また、熱交換器15に、PWRタービン蒸
気系50の蒸気発生器51で生成された蒸気を取り込む
ことによって、蓄電時には、この蒸気を加熱源として水
と水素との混合体の加熱に用い、また発電時には、この
蒸気を加熱して高圧タービン52に戻すことができる。
【0095】すなわち、電力消費量の少ない夜間にはP
WRタービン蒸気系50の蒸気発生器51で生成された
過熱蒸気の熱エネルギーを蓄電に利用する一方、電力消
費量の多い昼間には蓄電したエネルギーを放出して発電
すると共に、このエネルギーを用いて、PWRタービン
蒸気系50の蒸気発生器51で生成された過熱蒸気を加
熱して高圧タービン52に戻す。
【0096】これによって、蓄電時には、蓄電に必要な
水を効率よく加熱することが可能となり、発電時には、
自身で発電を行うのみならず、発電所の発電効率をも高
めることが可能となる。
【0097】なお、本発明の実施の形態では、蓄発電装
置1を既設のPWRに併設し、PWRの蒸気発生器51
で生成された蒸気を蓄発電装置1の熱交換器15に取り
込む例を示したが、既設の発電所は、PWRに限るもの
ではない。例えば、本発明の実施の形態に係る蓄発電装
置1を既設の火力発電所に併設し、火力発電所の蒸気発
生器で生成された蒸気を蓄発電装置1の熱交換器15に
取り込むようにしても良い。
【0098】本発明の実施の形態に係る蓄発電装置は、
このように既設の発電所に併設することができるもので
あるために、立地に制約を受けることもなく、かつ騒
音、振動等も伴うこともなく発電所の発電効率を高める
と共に、昼夜の電力消費量格差へ迅速に対応することも
可能となる。
【0099】以上、本発明の好適な発明の実施の形態に
ついて、添付図面を参照しながら説明したが、本発明は
かかる構成に限定されない。特許請求の範囲に記載され
た技術的思想の範疇において、当業者であれば、各種の
変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更
例及び修正例についても本発明の技術的範囲に属するも
のと了解される。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
蓄電時には、水を電気分解して得られる電子を貯蔵する
ことにより蓄電を行う一方、発電時には、この電子を用
いて発電を行う蓄発電装置に、電気分解に供する水を加
熱する燃焼器を設け、あらかじめ高温に加熱された水を
用いて電気分解を行う。
【0101】これによって、水の電気分解効率を上げる
ことができ、もって、蓄発電効率を高めることができる
蓄発電装置を提供することが可能となる。
【0102】また、このような蓄発電装置を、既存の発
電所のタービン蒸気系に併設し、電力消費量の少ない夜
間には発電所のタービン蒸気の熱エネルギーを利用して
蓄電する一方、電力消費量の多い昼間には蓄電したエネ
ルギーを放出して発電することができる。
【0103】これによって、立地に制約を受けることも
なく、かつ騒音、振動等も伴うことなく発電所の発電効
率を高めると共に、電力消費量格差への対応を迅速に行
うことができる蓄発電装置を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る蓄発電装置の構成の
一例を示す系統図(蓄電時)。
【図2】本発明の実施の形態に係る蓄発電装置の構成の
一例を示す系統図(発電時)。
【図3】反応セルの断面構成図。
【図4】反応セルにおいて引き起こる反応のメカニズム
を示す概念図。
【符号の説明】
1…蓄発電装置、 2…反応セル、 3…酸素極側ライン、 4…水素極側ライン、 6、19…酸素タンク、 7…空気供給系、 8、14〜17…熱交換器、 9、18…燃焼器、 10、13…水素タンク、 12…水タンク、 20…セパレータ、 50…PWRタービン蒸気系、 51…蒸気発生器、 52…高圧タービン、 53…低圧タービン、 54…給水加熱器、 55…脱気器、 56…給水ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 三男 広島県広島市西区横川新町9丁目12番 中 外テクノス株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06 BA11 BC01 CC02 CC06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体電解質と、前記固体電解質の両側に
    前記固体電解質を挟むように設けられた正負一対となっ
    た電極とを備え、蓄電時には、負電極側で水を電気分解
    することによって酸素イオンを生成し、前記生成した酸
    素イオンを酸化させることによって電子を生成し、前記
    生成した電子を正電極側に蓄積することによって蓄電
    し、発電時には、前記蓄積された電子を前記正電極側に
    おいて酸素と反応させて酸素イオンを生成し、前記生成
    した酸素イオンを前記正電極側から前記負電極側へと前
    記固体電解質内を移動させることによって、前記正電極
    と前記負電極とを導通させて発電する反応セルを有した
    蓄発電装置において、 水素と酸素とを発熱反応させ、この発熱反応によって発
    生した熱エネルギーを用いて水を加熱し、この加熱され
    た水を、前記電気分解に供される水として前記反応セル
    に供給する燃焼手段を備えたことを特徴とする蓄発電装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の蓄発電装置において、 前記反応セルは、発電時に生成された酸素イオンを水素
    と反応させることによって水を生成し、 前記蓄電時には、水素と水とを加熱して、前記加熱され
    た水素を前記発熱反応に供される水素として、前記加熱
    された水を前記発熱反応によって発生した熱エネルギー
    によって加熱される水として前記燃焼手段に供給すると
    ともに、前記発電時には、前記反応セルにおいて生成し
    た水を冷却する加熱冷却手段を備えたことを特徴とする
    蓄発電装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の蓄発電装置において、 前記加熱冷却手段は、発電所のタービンに供給される蒸
    気を用いて、前記蓄電時には前記水素と前記水とを加熱
    し、前記発電時には前記反応セルにおいて生成した水を
    冷却するようにしたことを特徴とする蓄発電装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の蓄発電装置において、 前記加熱冷却手段は、前記反応セルから放出される水、
    水素、酸素のうちの少なくともいずれかを含んだガスを
    用いて、前記反応セル側に供給される水、水素、酸素の
    うちの少なくともいずれかを加熱するようにしたことを
    特徴とする蓄発電装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012026219A1 (ja) * 2010-08-25 2012-03-01 コニカミノルタホールディングス株式会社 2次電池型燃料電池システム
JP5494799B2 (ja) * 2010-04-28 2014-05-21 コニカミノルタ株式会社 燃料電池装置
JP2021034131A (ja) * 2019-08-16 2021-03-01 東京瓦斯株式会社 蓄エネルギー装置

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