JP2001331324A - 情報処理方法および装置、ならびに、記録媒体 - Google Patents
情報処理方法および装置、ならびに、記録媒体Info
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- JP2001331324A JP2001331324A JP2000147986A JP2000147986A JP2001331324A JP 2001331324 A JP2001331324 A JP 2001331324A JP 2000147986 A JP2000147986 A JP 2000147986A JP 2000147986 A JP2000147986 A JP 2000147986A JP 2001331324 A JP2001331324 A JP 2001331324A
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- 238000012545 processing Methods 0.000 title description 8
- 230000010365 information processing Effects 0.000 claims description 17
- 238000003672 processing method Methods 0.000 claims description 13
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 7
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06F—ELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
- G06F9/00—Arrangements for program control, e.g. control units
- G06F9/06—Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
- G06F9/44—Arrangements for executing specific programs
- G06F9/445—Program loading or initiating
- G06F9/44536—Selecting among different versions
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロードされるコンポーネントのバージョンの
差異により発生するシステムのトラブルを回避する。 【解決手段】 それぞれのコンポーネントは、そのコン
ポーネント自身のバージョンを示すバージョン情報を有
すると共に、そのコンポーネントが自分自身の過去のど
のバージョンと互換性があるかを示すバージョン互換性
テーブル５を有する。バージョン互換性テーブルには、
どのバージョンと互換性があるか、或いは、どのバージ
ョン範囲と互換性があるかが示される。参照元のコンポ
ーネントから参照先のコンポーネントを参照するとき、
参照元のコンポーネントによって指定されるバージョン
と参照先のコンポーネントのバージョンとの互換性の有
無を、このバージョン互換性テーブル５を用いて調べ
る。複数の互換性のあるコンポーネントが存在する場合
には、最新のバージョンのものが参照先コンポーネント
として選択される。互換性の差異による誤作動が防がれ
ると共に、互換性のある複数のコンポーネントが同時に
ロードされることが防がれる。
差異により発生するシステムのトラブルを回避する。 【解決手段】 それぞれのコンポーネントは、そのコン
ポーネント自身のバージョンを示すバージョン情報を有
すると共に、そのコンポーネントが自分自身の過去のど
のバージョンと互換性があるかを示すバージョン互換性
テーブル５を有する。バージョン互換性テーブルには、
どのバージョンと互換性があるか、或いは、どのバージ
ョン範囲と互換性があるかが示される。参照元のコンポ
ーネントから参照先のコンポーネントを参照するとき、
参照元のコンポーネントによって指定されるバージョン
と参照先のコンポーネントのバージョンとの互換性の有
無を、このバージョン互換性テーブル５を用いて調べ
る。複数の互換性のあるコンポーネントが存在する場合
には、最新のバージョンのものが参照先コンポーネント
として選択される。互換性の差異による誤作動が防がれ
ると共に、互換性のある複数のコンポーネントが同時に
ロードされることが防がれる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、互いにリンクし
て使用される複数のコンポーネントのバージョンを管理
するようにされた情報処理方法および装置、ならびに、
記録媒体に関する。
て使用される複数のコンポーネントのバージョンを管理
するようにされた情報処理方法および装置、ならびに、
記録媒体に関する。
【０００２】
【従来の技術】コンピュータ装置や携帯用情報機器、デ
ィジタル放送を受信するためのセットトップボックスと
いった情報機器において用いられるソフトウェアは、コ
ンポーネントと称される、部品として用いられるソフト
ウェアが組み合わされて構成される場合が多い。コンポ
ーネントは、例えばソフトウェアが起動される際に必要
に応じてロードされ、メモリ上に読み込まれることで当
該ソフトウェアに組み込まれて使用される。
ィジタル放送を受信するためのセットトップボックスと
いった情報機器において用いられるソフトウェアは、コ
ンポーネントと称される、部品として用いられるソフト
ウェアが組み合わされて構成される場合が多い。コンポ
ーネントは、例えばソフトウェアが起動される際に必要
に応じてロードされ、メモリ上に読み込まれることで当
該ソフトウェアに組み込まれて使用される。
【０００３】このコンポーネントは、機能の追加や変更
などにより更新され、バージョンアップされることがし
ばしばある。例えば、上述した携帯用情報機器におい
て、とあるコンポーネントをバージョンアップする場
合、バージョンアップされたコンポーネントを所定の方
法にてインストールすることで、元のコンポーネントが
バージョンアップされたコンポーネントに置き換えられ
る。したがって、当該コンポーネントを組み込むように
されたソフトウェアは、これ以降、元のコンポーネント
を組み込む代わりに、バージョンアップされたコンポー
ネントを組み込むことになる。
などにより更新され、バージョンアップされることがし
ばしばある。例えば、上述した携帯用情報機器におい
て、とあるコンポーネントをバージョンアップする場
合、バージョンアップされたコンポーネントを所定の方
法にてインストールすることで、元のコンポーネントが
バージョンアップされたコンポーネントに置き換えられ
る。したがって、当該コンポーネントを組み込むように
されたソフトウェアは、これ以降、元のコンポーネント
を組み込む代わりに、バージョンアップされたコンポー
ネントを組み込むことになる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】新しいバージョンのコ
ンポーネントは、古いバージョンのコンポーネントに対
して上位互換性があることを前提としていた。単なる機
能追加などのように、オリジナルのコンポーネントの外
部仕様が変更されないようなバージョンアップが行われ
た場合には、コンポーネントの上位互換性を保つことが
可能である。
ンポーネントは、古いバージョンのコンポーネントに対
して上位互換性があることを前提としていた。単なる機
能追加などのように、オリジナルのコンポーネントの外
部仕様が変更されないようなバージョンアップが行われ
た場合には、コンポーネントの上位互換性を保つことが
可能である。
【０００５】ところが、例えばインターフェイス仕様の
変更や、外部仕様の変更を伴う動作の変更、引数や戻り
値値などの変更といった、オリジナルのコンポーネント
の外部仕様が変更されるようなバージョンアップが行わ
れた場合には、必ずしもコンポーネントの上位互換性を
保てるとは限らない。従来では、このような場合、バー
ジョンの差異によるシステムの誤動作の原因となること
が多いという問題点があった。
変更や、外部仕様の変更を伴う動作の変更、引数や戻り
値値などの変更といった、オリジナルのコンポーネント
の外部仕様が変更されるようなバージョンアップが行わ
れた場合には、必ずしもコンポーネントの上位互換性を
保てるとは限らない。従来では、このような場合、バー
ジョンの差異によるシステムの誤動作の原因となること
が多いという問題点があった。
【０００６】このようなトラブルを避けるために、従来
では、コンポーネントをロードする際に、必ず開発時に
使用したコンポーネントのバージョンを使用するように
していた。しかしながら、この方法では、ソフトウェア
の実行時に、互換性のある異なるバージョンのコンポー
ネントが複数、同時にロードされる可能性があり、メモ
リの使用量が大きくなってしまうという問題点があっ
た。
では、コンポーネントをロードする際に、必ず開発時に
使用したコンポーネントのバージョンを使用するように
していた。しかしながら、この方法では、ソフトウェア
の実行時に、互換性のある異なるバージョンのコンポー
ネントが複数、同時にロードされる可能性があり、メモ
リの使用量が大きくなってしまうという問題点があっ
た。
【０００７】したがって、この発明の目的は、ロードさ
れるコンポーネントのバージョンの差異により発生する
システムのトラブルを回避することができる情報処理方
法および装置、ならびに、記録媒体を提供することにあ
る。
れるコンポーネントのバージョンの差異により発生する
システムのトラブルを回避することができる情報処理方
法および装置、ならびに、記録媒体を提供することにあ
る。
【０００８】また、この発明の他の目的は、互換性のあ
る異なるバージョンのコンポーネントが一度に多数、シ
ステム中にロードされることを防ぐようにされた情報処
理方法および装置、ならびに、記録媒体を提供すること
にある。
る異なるバージョンのコンポーネントが一度に多数、シ
ステム中にロードされることを防ぐようにされた情報処
理方法および装置、ならびに、記録媒体を提供すること
にある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、プログラムがそれぞれ別々にバー
ジョンアップ可能な複数のコンポーネントにより構成さ
れる情報処理方法において、コンポーネントが自分自身
のバージョンを示すバージョン情報と、自分自身の過去
のバージョンとの互換性を示すバージョン互換情報とを
持ち、コンポーネントを使用する際に、バージョン互換
情報を用いて、バージョン情報により示されるバージョ
ンと、コンポーネントを使用する際にコンポーネントに
想定されているバージョンとの互換性の有無を判断する
判断のステップを有することを特徴とする情報処理方法
である。
題を解決するために、プログラムがそれぞれ別々にバー
ジョンアップ可能な複数のコンポーネントにより構成さ
れる情報処理方法において、コンポーネントが自分自身
のバージョンを示すバージョン情報と、自分自身の過去
のバージョンとの互換性を示すバージョン互換情報とを
持ち、コンポーネントを使用する際に、バージョン互換
情報を用いて、バージョン情報により示されるバージョ
ンと、コンポーネントを使用する際にコンポーネントに
想定されているバージョンとの互換性の有無を判断する
判断のステップを有することを特徴とする情報処理方法
である。
【００１０】また、この発明は、プログラムがそれぞれ
別々にバージョンアップ可能な複数のコンポーネントに
より構成される情報処理装置において、コンポーネント
が自分自身のバージョンを示すバージョン情報と、自分
自身の過去のバージョンとの互換性を示すバージョン互
換情報とを持ち、コンポーネントを使用する際に、バー
ジョン互換情報を用いて、バージョン情報により示され
るバージョンと、コンポーネントを使用する際にコンポ
ーネントに想定されているバージョンとの互換性の有無
を判断する判断手段を有することを特徴とする情報処理
装置である。
別々にバージョンアップ可能な複数のコンポーネントに
より構成される情報処理装置において、コンポーネント
が自分自身のバージョンを示すバージョン情報と、自分
自身の過去のバージョンとの互換性を示すバージョン互
換情報とを持ち、コンポーネントを使用する際に、バー
ジョン互換情報を用いて、バージョン情報により示され
るバージョンと、コンポーネントを使用する際にコンポ
ーネントに想定されているバージョンとの互換性の有無
を判断する判断手段を有することを特徴とする情報処理
装置である。
【００１１】また、この発明は、プログラムに組み込ま
れて使用可能なコンポーネントが記録された記録媒体に
おいて、自分自身のバージョンを示すバージョン情報
と、自分自身の過去のバージョンとの互換性を示すバー
ジョン互換情報を持つ１または複数のコンポーネントが
記録されたことを特徴とする記録媒体である。
れて使用可能なコンポーネントが記録された記録媒体に
おいて、自分自身のバージョンを示すバージョン情報
と、自分自身の過去のバージョンとの互換性を示すバー
ジョン互換情報を持つ１または複数のコンポーネントが
記録されたことを特徴とする記録媒体である。
【００１２】上述したように、請求項１および５に記載
の発明は、コンポーネントを使用する際に、コンポーネ
ントが持つ、自分自身の過去のバージョンとの互換性を
示すバージョン互換情報を用いて、コンポーネントのバ
ージョンと、コンポーネントを使用する際にコンポーネ
ントに想定されているバージョンとの互換性の有無を判
断するようにしているため、コンポーネントのバージョ
ンの差異によるトラブルが回避できる。
の発明は、コンポーネントを使用する際に、コンポーネ
ントが持つ、自分自身の過去のバージョンとの互換性を
示すバージョン互換情報を用いて、コンポーネントのバ
ージョンと、コンポーネントを使用する際にコンポーネ
ントに想定されているバージョンとの互換性の有無を判
断するようにしているため、コンポーネントのバージョ
ンの差異によるトラブルが回避できる。
【００１３】また、請求項６に記載の発明の記録媒体
は、自分自身のバージョンを示すバージョン情報と、自
分自身の過去のバージョンとの互換性を示すバージョン
互換情報を持つ１または複数のコンポーネントが記録さ
れているため、記録媒体から読み出されたコンポーネン
トを使用するときに、バージョン互換情報を調べること
で、コンポーネントのバージョンの差異によるトラブル
が回避できる。
は、自分自身のバージョンを示すバージョン情報と、自
分自身の過去のバージョンとの互換性を示すバージョン
互換情報を持つ１または複数のコンポーネントが記録さ
れているため、記録媒体から読み出されたコンポーネン
トを使用するときに、バージョン互換情報を調べること
で、コンポーネントのバージョンの差異によるトラブル
が回避できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態に
ついて、図面を参照しながら説明する。図１は、この発
明の実施の一形態に適用可能なシステムの概念を示す。
例えば携帯用情報機器やコンピュータ装置といった情報
機器上に構成されるターゲットシステム１において、所
定のソフトウェアの動作を実現するために、互いに関数
などの呼び出しを行う関係にある複数のコンポーネント
４がロードされる。
ついて、図面を参照しながら説明する。図１は、この発
明の実施の一形態に適用可能なシステムの概念を示す。
例えば携帯用情報機器やコンピュータ装置といった情報
機器上に構成されるターゲットシステム１において、所
定のソフトウェアの動作を実現するために、互いに関数
などの呼び出しを行う関係にある複数のコンポーネント
４がロードされる。
【００１５】コンポーネントは、他のプログラムの部品
として用いることができるプログラムを指す。コンポー
ネントは、例えば複数の関数を有し、他のコンポーネン
トやプログラムから関数の呼び出しや変数の参照などが
なされて用いられる。以下では、説明のため、コンポー
ネント４Ａの記述に基づき、コンポーネント４Ｂ内に定
義されている関数や変数の参照が行われるものとする。
図１の例では、コンポーネント４Ａ中の記述「func()」
により、コンポーネント４Ｂが有する関数func()が呼び
出される。このときコンポーネント４Ａは、コンポーネ
ント４Ａの開発時に使用したコンポーネント４Ｂと互換
性のあるコンポーネントを必要とする。
として用いることができるプログラムを指す。コンポー
ネントは、例えば複数の関数を有し、他のコンポーネン
トやプログラムから関数の呼び出しや変数の参照などが
なされて用いられる。以下では、説明のため、コンポー
ネント４Ａの記述に基づき、コンポーネント４Ｂ内に定
義されている関数や変数の参照が行われるものとする。
図１の例では、コンポーネント４Ａ中の記述「func()」
により、コンポーネント４Ｂが有する関数func()が呼び
出される。このときコンポーネント４Ａは、コンポーネ
ント４Ａの開発時に使用したコンポーネント４Ｂと互換
性のあるコンポーネントを必要とする。
【００１６】ターゲットシステム１にロードされていな
いコンポーネント４は、例えばターゲットシステム１に
接続された２次記憶装置３からロードすることができ
る。２次記憶装置３としては、ハードディスク装置やＣ
Ｄ−ＲＯＭ(Compact Disc-ReadOnly Memory)、あるい
は、その他の記録媒体を適用することができる。また、
これに限らず、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子
を２次記憶装置３として適用させることができる。さら
に、フロッピーディスクやＭＯ(Magneto OpticalDisk)
などを２次記憶装置３として適用することができる。タ
ーゲットシステム１により、コンポーネント４Ａによっ
て指定されるコンポーネント４Ｂが２次記憶装置３から
読み出される。読み出されたコンポーネント４Ｂは、メ
モリに展開され、ターゲットシステム１にロードされ
る。
いコンポーネント４は、例えばターゲットシステム１に
接続された２次記憶装置３からロードすることができ
る。２次記憶装置３としては、ハードディスク装置やＣ
Ｄ−ＲＯＭ(Compact Disc-ReadOnly Memory)、あるい
は、その他の記録媒体を適用することができる。また、
これに限らず、フラッシュメモリなどの半導体記憶素子
を２次記憶装置３として適用させることができる。さら
に、フロッピーディスクやＭＯ(Magneto OpticalDisk)
などを２次記憶装置３として適用することができる。タ
ーゲットシステム１により、コンポーネント４Ａによっ
て指定されるコンポーネント４Ｂが２次記憶装置３から
読み出される。読み出されたコンポーネント４Ｂは、メ
モリに展開され、ターゲットシステム１にロードされ
る。
【００１７】これに限らず、コンポーネント４は、ター
ゲットシステム１に接続されたネットワーク２を介し
て、サーバシステム５０からダウンロードして、ターゲ
ットシステム１にロードすることもできる。
ゲットシステム１に接続されたネットワーク２を介し
て、サーバシステム５０からダウンロードして、ターゲ
ットシステム１にロードすることもできる。
【００１８】図２は、ターゲットシステム１が構成され
る情報機器の一例の構成を示す。ここでは、ターゲット
システム１が携帯用情報機器１０上に構成されるものと
して説明する。勿論、ターゲットシステム１は、これに
限らず、パーソナルコンピュータやセットトップボック
ス、携帯電話装置、家庭用ゲーム装置など、他の情報機
器に構成されるようにしてもよい。バス１１に対してＣ
ＰＵ(Central Processing Unit)１２、ＲＡＭ(Random A
ccess Memory)１３、ＲＯＭ(Read Only Memory)１３お
よび上述の２次記憶装置３が接続される。ＲＡＭ１３
は、ＣＰＵ１２のワークメモリである。ＲＯＭ１４に
は、この携帯用情報機器１０を動作させる基本的なソフ
トウェアであるＯＳ(Operating System)や、コンポーネ
ントをロードするためのコンポーネントローダ、起動時
に必要とされるプログラムといった、その他のプログラ
ムが予め記憶される。
る情報機器の一例の構成を示す。ここでは、ターゲット
システム１が携帯用情報機器１０上に構成されるものと
して説明する。勿論、ターゲットシステム１は、これに
限らず、パーソナルコンピュータやセットトップボック
ス、携帯電話装置、家庭用ゲーム装置など、他の情報機
器に構成されるようにしてもよい。バス１１に対してＣ
ＰＵ(Central Processing Unit)１２、ＲＡＭ(Random A
ccess Memory)１３、ＲＯＭ(Read Only Memory)１３お
よび上述の２次記憶装置３が接続される。ＲＡＭ１３
は、ＣＰＵ１２のワークメモリである。ＲＯＭ１４に
は、この携帯用情報機器１０を動作させる基本的なソフ
トウェアであるＯＳ(Operating System)や、コンポーネ
ントをロードするためのコンポーネントローダ、起動時
に必要とされるプログラムといった、その他のプログラ
ムが予め記憶される。
【００１９】２次記憶装置３としては、例えば不揮発性
で且つ書き替えが可能なメモリであるフラッシュメモリ
を用いることができる。この場合、２次記憶装置３は、
換装可能とすることができる。２次記憶装置３は、これ
に限らず、ハードディスク装置を用いることができる。
また、所定のドライブ装置を用いてＭＯやフロッピーデ
ィスクなどの記録媒体を２次記憶装置３として用いるこ
とができる。
で且つ書き替えが可能なメモリであるフラッシュメモリ
を用いることができる。この場合、２次記憶装置３は、
換装可能とすることができる。２次記憶装置３は、これ
に限らず、ハードディスク装置を用いることができる。
また、所定のドライブ装置を用いてＭＯやフロッピーデ
ィスクなどの記録媒体を２次記憶装置３として用いるこ
とができる。
【００２０】バス１１に対して、さらに、表示部１６、
入力部１７および通信インターフェイス１８とが接続さ
れる。表示部１６は、例えばＬＣＤ(Liquid Crystal Di
splay)からなる。ＣＰＵ１２から表示制御コマンドが発
行され、この表示制御コマンドに基づき所定の表示が表
示部１６になされる。入力部１７は、例えば表示部１６
上に設けられ、表示部１６の表示が透過可能なタッチパ
ネルからなる。通信インターフェイス１８は、無線ある
いは有線通信によるネットワーク２と接続され、この携
帯用情報機器１０と外部との通信を制御する。
入力部１７および通信インターフェイス１８とが接続さ
れる。表示部１６は、例えばＬＣＤ(Liquid Crystal Di
splay)からなる。ＣＰＵ１２から表示制御コマンドが発
行され、この表示制御コマンドに基づき所定の表示が表
示部１６になされる。入力部１７は、例えば表示部１６
上に設けられ、表示部１６の表示が透過可能なタッチパ
ネルからなる。通信インターフェイス１８は、無線ある
いは有線通信によるネットワーク２と接続され、この携
帯用情報機器１０と外部との通信を制御する。
【００２１】携帯用情報機器１０が起動されると、ＣＰ
Ｕ１２によりＲＯＭ１４に格納されたＯＳなどのプログ
ラムが起動され、ターゲットシステム１が構成される。
例えば入力部１７からなされた指示により、ターゲット
システム１上で所定のプログラムが起動され、プルグラ
ム中の記述に従い、必要なコンポーネントが２次記憶装
置３からＲＡＭ１３に読み込まれ、ロードされる。
Ｕ１２によりＲＯＭ１４に格納されたＯＳなどのプログ
ラムが起動され、ターゲットシステム１が構成される。
例えば入力部１７からなされた指示により、ターゲット
システム１上で所定のプログラムが起動され、プルグラ
ム中の記述に従い、必要なコンポーネントが２次記憶装
置３からＲＡＭ１３に読み込まれ、ロードされる。
【００２２】２次記憶装置３に記憶されたコンポーネン
トは、適宜、アップデートすることが可能である。コン
ポーネントのアップデートは、例えば２次記憶装置３が
フラッシュメモリである場合には、フラッシュメモリを
携帯用情報機器１０から取り外して内容を書き替えるこ
とでなされる。２次記憶装置３がハードディスク装置で
ある場合には、例えば通信インターフェイス１８を介し
て外部からコンポーネントが供給されることでなされ
る。また、所定のドライブ装置が設けられていれば、Ｍ
Ｏやフロッピー（登録商標）ディスク、あるいはＣＤ−
ＲＯＭといった換装可能な記憶媒体からアップデートす
るコンポーネントが供給されるようにもできる。
トは、適宜、アップデートすることが可能である。コン
ポーネントのアップデートは、例えば２次記憶装置３が
フラッシュメモリである場合には、フラッシュメモリを
携帯用情報機器１０から取り外して内容を書き替えるこ
とでなされる。２次記憶装置３がハードディスク装置で
ある場合には、例えば通信インターフェイス１８を介し
て外部からコンポーネントが供給されることでなされ
る。また、所定のドライブ装置が設けられていれば、Ｍ
Ｏやフロッピー（登録商標）ディスク、あるいはＣＤ−
ＲＯＭといった換装可能な記憶媒体からアップデートす
るコンポーネントが供給されるようにもできる。
【００２３】コンポーネントのアップデートには、以下
の２種類がある。第１は、元のコンポーネントの外部仕
様に対して機能を追加するだけのようなアップデート、
例えば、コンポーネントへの新しい関数の追加や、外部
仕様に現れない内部処理の変更によるアップデートであ
る。このようなアップデートであれば、アップデート後
のコンポーネントの、元のコンポーネントに対する上位
互換性が保たれる。第２は、元のコンポーネントの外部
仕様が変更されるようなアップデート、例えば、引数や
戻り値の変更といったインターフェイスの変更などによ
るアップデートである。このようなアップデートでは、
アップデート後のコンポーネントの元のコンポーネント
に対する上位互換性が保たれない可能性がある。コンポ
ーネントを使用する際には、想定するコンポーネントと
互換性のあるコンポーネントを使用する必要がある。
の２種類がある。第１は、元のコンポーネントの外部仕
様に対して機能を追加するだけのようなアップデート、
例えば、コンポーネントへの新しい関数の追加や、外部
仕様に現れない内部処理の変更によるアップデートであ
る。このようなアップデートであれば、アップデート後
のコンポーネントの、元のコンポーネントに対する上位
互換性が保たれる。第２は、元のコンポーネントの外部
仕様が変更されるようなアップデート、例えば、引数や
戻り値の変更といったインターフェイスの変更などによ
るアップデートである。このようなアップデートでは、
アップデート後のコンポーネントの元のコンポーネント
に対する上位互換性が保たれない可能性がある。コンポ
ーネントを使用する際には、想定するコンポーネントと
互換性のあるコンポーネントを使用する必要がある。
【００２４】コンポーネントは、バージョン情報が付加
されて例えば上述の２次記憶装置３に格納される。この
バージョン情報は、上述のコンポーネントのアップデー
トの度に更新される。上述の２次記憶装置３や外部記憶
装置内にコンポーネントが格納されている場合、同一コ
ンポーネント名で異なるバージョンの複数のコンポーネ
ントは、別々のファイル名として扱うことが可能である
必要がある。このときの、コンポーネント名、バージョ
ン情報およびファイル名のマッピングは、例えば以下に
記すような方法で実現することができる。
されて例えば上述の２次記憶装置３に格納される。この
バージョン情報は、上述のコンポーネントのアップデー
トの度に更新される。上述の２次記憶装置３や外部記憶
装置内にコンポーネントが格納されている場合、同一コ
ンポーネント名で異なるバージョンの複数のコンポーネ
ントは、別々のファイル名として扱うことが可能である
必要がある。このときの、コンポーネント名、バージョ
ン情報およびファイル名のマッピングは、例えば以下に
記すような方法で実現することができる。
【００２５】第１は、ファイル名とバージョン情報とを
合わせてファイル名とする方法である。例えば、コンポ
ーネント名を「ＣＯＭＰ」、バージョンを「１．００」
とした場合、ファイル名は、「ＣＯＭＰ１＿００」など
とされる。
合わせてファイル名とする方法である。例えば、コンポ
ーネント名を「ＣＯＭＰ」、バージョンを「１．００」
とした場合、ファイル名は、「ＣＯＭＰ１＿００」など
とされる。
【００２６】第２は、ファイル名をディレクトリ名とし
て、バージョン情報をファイル名とする方法である。上
述の例でいえば、ファイル名は、「ＣＯＭＰ／１＿０
０」となる。なお、「／」は、ディレクトリの階層を示
すデリミタである。
て、バージョン情報をファイル名とする方法である。上
述の例でいえば、ファイル名は、「ＣＯＭＰ／１＿０
０」となる。なお、「／」は、ディレクトリの階層を示
すデリミタである。
【００２７】第３は、多重化されたファイルシステムを
用いる方法である。ファイル名としてはコンポーネント
名が用いられ、同一のファイル名で複数のファイルが管
理される。これらは、ユーザからは一つのファイルとし
て見えるが、管理上は、複数のファイルが管理されてい
る。ファイルの読み出しやファイルに対する書き込み
は、ファイル名と合わせてバージョン情報を指定してフ
ァイルをオープンし、その後、実際の読み出しや書き込
みがなされる。
用いる方法である。ファイル名としてはコンポーネント
名が用いられ、同一のファイル名で複数のファイルが管
理される。これらは、ユーザからは一つのファイルとし
て見えるが、管理上は、複数のファイルが管理されてい
る。ファイルの読み出しやファイルに対する書き込み
は、ファイル名と合わせてバージョン情報を指定してフ
ァイルをオープンし、その後、実際の読み出しや書き込
みがなされる。
【００２８】上述の例では、コンポーネント名が「ＣＯ
ＭＰ」とされ、例えば、 fd = open("COMP" , "1.00" , flags);read(fd , buffe
r , size); このようなコマンド列で、バージョン「１．００」、コ
ンポーネント名「ＣＯＭＰ」のコンポーネントにアクセ
スされる。
ＭＰ」とされ、例えば、 fd = open("COMP" , "1.00" , flags);read(fd , buffe
r , size); このようなコマンド列で、バージョン「１．００」、コ
ンポーネント名「ＣＯＭＰ」のコンポーネントにアクセ
スされる。
【００２９】図３は、この発明によるコンポーネント４
の基本的な構造を示す。このように、この発明では、コ
ンポーネント４は、そのコンポーネントの古いバージョ
ンの中で互換性があるバージョンを示すための、バージ
ョン互換情報テーブル５を有する。バージョン互換情報
テーブル５に記述される情報は、コンポーネントを生成
する際に、ユーザによって指定される。
の基本的な構造を示す。このように、この発明では、コ
ンポーネント４は、そのコンポーネントの古いバージョ
ンの中で互換性があるバージョンを示すための、バージ
ョン互換情報テーブル５を有する。バージョン互換情報
テーブル５に記述される情報は、コンポーネントを生成
する際に、ユーザによって指定される。
【００３０】図４は、コンポーネント互換情報テーブル
５の一例の構造を示す。バージョン互換テーブル５の各
エントリ（行）には、開始バージョン、終了バージョン
およびフラグの３つのフィールドが設けられる。それぞ
れのエントリで、このバージョン互換情報テーブル５を
有するコンポーネントと同一名称のコンポーネントの、
互換性のあるバージョンが表現される。すなわち、バー
ジョン互換性テーブル５の何れかのエントリを満足した
バージョンのコンポーネントは、当該コンポーネントと
互換性があることを意味する。
５の一例の構造を示す。バージョン互換テーブル５の各
エントリ（行）には、開始バージョン、終了バージョン
およびフラグの３つのフィールドが設けられる。それぞ
れのエントリで、このバージョン互換情報テーブル５を
有するコンポーネントと同一名称のコンポーネントの、
互換性のあるバージョンが表現される。すなわち、バー
ジョン互換性テーブル５の何れかのエントリを満足した
バージョンのコンポーネントは、当該コンポーネントと
互換性があることを意味する。
【００３１】バージョン互換情報テーブル５において、
開始バージョンおよび終了バージョンの意味は、フラグ
に示される値によって異なる。フラグの値は、この例で
は「ＥＱＵＡＬ」、「ＮＥＷＥＲ／ＥＱ」、「ＯＬＤＥ
Ｒ」、「ＢＥＴＷＥＥＮ」および「ＡＬＬ」の、５種類
が規定されている。なお、図４では、値「ＡＬＬ」は、
省略されている。フラグのそれぞれの値における開始バ
ージョンおよび終了バージョンの意味は、次のようにな
る。
開始バージョンおよび終了バージョンの意味は、フラグ
に示される値によって異なる。フラグの値は、この例で
は「ＥＱＵＡＬ」、「ＮＥＷＥＲ／ＥＱ」、「ＯＬＤＥ
Ｒ」、「ＢＥＴＷＥＥＮ」および「ＡＬＬ」の、５種類
が規定されている。なお、図４では、値「ＡＬＬ」は、
省略されている。フラグのそれぞれの値における開始バ
ージョンおよび終了バージョンの意味は、次のようにな
る。
【００３２】（１）フラグの値が「ＡＬＬ」の場合、開
始バージョンおよび終了バージョンに関係なく、現バー
ジョンと現バージョンよりも古い全てのバージョンとに
互換性があることが示される。
始バージョンおよび終了バージョンに関係なく、現バー
ジョンと現バージョンよりも古い全てのバージョンとに
互換性があることが示される。
【００３３】（２）フラグの値が「ＥＱＵＡＬ」の場
合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致する
バージョンにのみ、互換性があることが示される。フラ
グの値が「ＥＱＵＡＬ」の場合には、終了バージョンを
指定する必要がない。
合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致する
バージョンにのみ、互換性があることが示される。フラ
グの値が「ＥＱＵＡＬ」の場合には、終了バージョンを
指定する必要がない。
【００３４】（３）フラグの値が「ＮＥＷＥＲ／ＥＱ」
の場合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致
するか、若しくは、開始バージョンに指定されたバージ
ョンよりも新しいバージョンと互換性があることが示さ
れる。この場合にも、終了バージョンの指定をする必要
がない。
の場合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致
するか、若しくは、開始バージョンに指定されたバージ
ョンよりも新しいバージョンと互換性があることが示さ
れる。この場合にも、終了バージョンの指定をする必要
がない。
【００３５】（４）フラグの値が「ＯＬＤＥＲ」の場
合、終了バージョンに指定されたバージョンよりも古い
バージョンと互換性があることが示される。また、終了
バージョンに示されたバージョンとは、互換性がない。
フラグの値が「ＯＬＤＥＲ」の場合には、開始バージョ
ンを指定する必要がない。
合、終了バージョンに指定されたバージョンよりも古い
バージョンと互換性があることが示される。また、終了
バージョンに示されたバージョンとは、互換性がない。
フラグの値が「ＯＬＤＥＲ」の場合には、開始バージョ
ンを指定する必要がない。
【００３６】（５）フラグの値が「ＢＥＴＷＥＥＮ」の
場合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致す
るか、開始バージョンに指定されたバージョンよりも新
しいバージョンで、且つ、終了バージョンに指定された
バージョンよりも古いバージョンと互換性があることが
示される。また、終了バージョンに指定されたバージョ
ンとは、互換性がない。
場合、開始バージョンに指定されたバージョンと一致す
るか、開始バージョンに指定されたバージョンよりも新
しいバージョンで、且つ、終了バージョンに指定された
バージョンよりも古いバージョンと互換性があることが
示される。また、終了バージョンに指定されたバージョ
ンとは、互換性がない。
【００３７】このように、バージョン互換情報テーブル
５によって、当該コンポーネントのバージョンと互換性
があるバージョンを一つ指定するだけでなく、あるバー
ジョンからあるバージョンまでというように、互換性が
あるバージョンを範囲で指定することができる。
５によって、当該コンポーネントのバージョンと互換性
があるバージョンを一つ指定するだけでなく、あるバー
ジョンからあるバージョンまでというように、互換性が
あるバージョンを範囲で指定することができる。
【００３８】一例として、述した図４に示されるバージ
ョン互換リストを持つコンポーネントの場合、次の何れ
かの条件を満たすバージョンと互換性がある。ただし、
バージョンは、数字が大きいほど新しいものとする。
ョン互換リストを持つコンポーネントの場合、次の何れ
かの条件を満たすバージョンと互換性がある。ただし、
バージョンは、数字が大きいほど新しいものとする。
【００３９】（１）バージョン４．０、（２）バージョ
ン１０．０か、それより新しいバージョン、（３）バー
ジョン２．０よりも古いバージョン、（４）バージョン
６．０か、それより新しく、且つ、バージョン８．０よ
りも古いバージョン。
ン１０．０か、それより新しいバージョン、（３）バー
ジョン２．０よりも古いバージョン、（４）バージョン
６．０か、それより新しく、且つ、バージョン８．０よ
りも古いバージョン。
【００４０】次に、上述したようなバージョン互換情報
テーブルを用いてコンポーネントをロードする方法につ
いて説明する。コンポーネントのロードは、コンポーネ
ントローダ（以下、ローダと略称する）と称されるプロ
グラムによって行われる。図５は、ターゲットシステム
１内でのコンポーネントのロード機構を概略的に示す。
なお、ターゲットシステム１では予め所定のプログラム
が起動され、あるコンポーネント４ＡがＲＡＭ１３上に
読み込まれているものとする。このコンポーネント４Ａ
の記述に基づき、他のコンポーネント４Ｂが呼び出さ
れ、コンポーネント４Ａに対して組み込まれる。
テーブルを用いてコンポーネントをロードする方法につ
いて説明する。コンポーネントのロードは、コンポーネ
ントローダ（以下、ローダと略称する）と称されるプロ
グラムによって行われる。図５は、ターゲットシステム
１内でのコンポーネントのロード機構を概略的に示す。
なお、ターゲットシステム１では予め所定のプログラム
が起動され、あるコンポーネント４ＡがＲＡＭ１３上に
読み込まれているものとする。このコンポーネント４Ａ
の記述に基づき、他のコンポーネント４Ｂが呼び出さ
れ、コンポーネント４Ａに対して組み込まれる。
【００４１】参照元となるコンポーネント４Ａにおい
て、他のコンポーネント４Ｂ（参照先コンポーネント４
Ｂ）に定義されている関数を呼び出したり、変数を参照
したりする場合を想定して説明する。なお、これは、実
際には、コンポーネント４Ａにおける関数の呼び出しや
変数の参照を指示する記述に従い、ＯＳ２０の制御に基
づきなされる処理である。
て、他のコンポーネント４Ｂ（参照先コンポーネント４
Ｂ）に定義されている関数を呼び出したり、変数を参照
したりする場合を想定して説明する。なお、これは、実
際には、コンポーネント４Ａにおける関数の呼び出しや
変数の参照を指示する記述に従い、ＯＳ２０の制御に基
づきなされる処理である。
【００４２】コンポーネント４Ａがコンポーネント４Ｂ
を参照する場合、コンポーネント４ＡからＯＳ２０に対
して、参照先のコンポーネント４Ｂをロードするように
依頼される。このとき、ロードするコンポーネントのコ
ンポーネント名とバージョンがコンポーネント４Ａによ
って指定される。指定されるバージョンは、参照元のコ
ンポーネント４Ａが開発される際に用いられたコンポー
ネント４Ｂのバージョンとなる。
を参照する場合、コンポーネント４ＡからＯＳ２０に対
して、参照先のコンポーネント４Ｂをロードするように
依頼される。このとき、ロードするコンポーネントのコ
ンポーネント名とバージョンがコンポーネント４Ａによ
って指定される。指定されるバージョンは、参照元のコ
ンポーネント４Ａが開発される際に用いられたコンポー
ネント４Ｂのバージョンとなる。
【００４３】ＯＳ２０は、コンポーネント４Ａにコンポ
ーネント４Ｂのロードが要求されると、コンポーネント
４Ｂのロード要求をローダ２１に渡す。ロード要求に
は、ロードするコンポーネントのコンポーネント名とバ
ージョンが含まれる。ローダ２１は、ＯＳ２０からロー
ド要求により、指定されたコンポーネント名とバージョ
ンとに基づき、現在ターゲットシステム１にロードされ
ているコンポーネントの中で、要求されたコンポーネン
ト４Ｂと互換性のあるコンポーネントが存在するかどう
かが調べられる。
ーネント４Ｂのロードが要求されると、コンポーネント
４Ｂのロード要求をローダ２１に渡す。ロード要求に
は、ロードするコンポーネントのコンポーネント名とバ
ージョンが含まれる。ローダ２１は、ＯＳ２０からロー
ド要求により、指定されたコンポーネント名とバージョ
ンとに基づき、現在ターゲットシステム１にロードされ
ているコンポーネントの中で、要求されたコンポーネン
ト４Ｂと互換性のあるコンポーネントが存在するかどう
かが調べられる。
【００４４】図６は、現在システム１にロードされてい
るコンポーネント中に、要求されたコンポーネント４Ｂ
と互換性のあるバージョンを有するコンポーネントが存
在するかどうかを調べる処理の一例のフローチャートで
ある。この図６のフローチャートによる処理は、ローダ
２１によってなされるものである。最初のステップＳ１
０において、システム１内にロードされている、ロード
要求されたコンポーネント４Ｂと同一名のコンポーネン
トのうち、最新バージョンのコンポーネントが取得され
る。
るコンポーネント中に、要求されたコンポーネント４Ｂ
と互換性のあるバージョンを有するコンポーネントが存
在するかどうかを調べる処理の一例のフローチャートで
ある。この図６のフローチャートによる処理は、ローダ
２１によってなされるものである。最初のステップＳ１
０において、システム１内にロードされている、ロード
要求されたコンポーネント４Ｂと同一名のコンポーネン
トのうち、最新バージョンのコンポーネントが取得され
る。
【００４５】ステップＳ１１では、ステップＳ１０でロ
ーダ２１によって取得されたコンポーネントの、参照元
のコンポーネント４Ａに要求されたバージョンに対する
互換性のチェックがなされる。そして、互換性が有ると
判断されたら（ステップＳ１２）、処理はステップＳ１
３に移行し、上述のステップＳ１０で取得されたコンポ
ーネントが必要とされているコンポーネント４Ｂである
として、一連の処理が終了される。
ーダ２１によって取得されたコンポーネントの、参照元
のコンポーネント４Ａに要求されたバージョンに対する
互換性のチェックがなされる。そして、互換性が有ると
判断されたら（ステップＳ１２）、処理はステップＳ１
３に移行し、上述のステップＳ１０で取得されたコンポ
ーネントが必要とされているコンポーネント４Ｂである
として、一連の処理が終了される。
【００４６】なお、ステップＳ１１における互換性のチ
ェックの方法についての詳細は、後述する。
ェックの方法についての詳細は、後述する。
【００４７】一方、ステップＳ１２で互換性が無いと判
断されたら、処理はステップＳ１４に移行し、システム
１にロードされている全てのコンポーネントについてチ
ェックがなされたかどうかが判断される。若し、チェッ
クされていないコンポーネントがあれば、処理はステッ
プＳ１０に戻され、チェックされていないコンポーネン
トのうち最新バージョンのコンポーネントについて、互
換性のチェックがなされる。
断されたら、処理はステップＳ１４に移行し、システム
１にロードされている全てのコンポーネントについてチ
ェックがなされたかどうかが判断される。若し、チェッ
クされていないコンポーネントがあれば、処理はステッ
プＳ１０に戻され、チェックされていないコンポーネン
トのうち最新バージョンのコンポーネントについて、互
換性のチェックがなされる。
【００４８】一方、ステップＳ１４で、システム１にロ
ードされている全てのコンポーネントについて互換性の
チェックが終了しているとされたら、処理は次のステッ
プＳ１５に移行し、システム１には、参照元のコンポー
ネント４Ａに要求されたバージョンのコンポーネントと
互換性のあるバージョンのコンポーネントがロードされ
ていないとされ、一連の処理が終了される。
ードされている全てのコンポーネントについて互換性の
チェックが終了しているとされたら、処理は次のステッ
プＳ１５に移行し、システム１には、参照元のコンポー
ネント４Ａに要求されたバージョンのコンポーネントと
互換性のあるバージョンのコンポーネントがロードされ
ていないとされ、一連の処理が終了される。
【００４９】このような処理の結果、上述のステップＳ
１３の処理により、参照元のコンポーネント４Ａに要求
されたバージョンのコンポーネント４Ｂと互換性のある
バージョンのコンポーネントが、システム１にロードさ
れているとされれば、コンポーネント４Ｂのロードを要
求したコンポーネント（参照元コンポーネント４Ａ）
に、要求したコンポーネント４Ｂがシステム１上に見つ
かったことが通知される。これにより、呼び出し元であ
る参照元コンポーネント４Ａでは、参照先コンポーネン
ト４Ｂと互換性の有るコンポーネントを使用することが
可能となる。
１３の処理により、参照元のコンポーネント４Ａに要求
されたバージョンのコンポーネント４Ｂと互換性のある
バージョンのコンポーネントが、システム１にロードさ
れているとされれば、コンポーネント４Ｂのロードを要
求したコンポーネント（参照元コンポーネント４Ａ）
に、要求したコンポーネント４Ｂがシステム１上に見つ
かったことが通知される。これにより、呼び出し元であ
る参照元コンポーネント４Ａでは、参照先コンポーネン
ト４Ｂと互換性の有るコンポーネントを使用することが
可能となる。
【００５０】一方、上述のステップＳ１５のように、コ
ンポーネントの検索を行った結果、要求されたコンポー
ネントと互換性のあるバージョンのコンポーネントがシ
ステム１中にロードされていない場合、当該コンポーネ
ントを新たにシステム１にロードする必要がある。
ンポーネントの検索を行った結果、要求されたコンポー
ネントと互換性のあるバージョンのコンポーネントがシ
ステム１中にロードされていない場合、当該コンポーネ
ントを新たにシステム１にロードする必要がある。
【００５１】コンポーネントは、例えば２次記憶装置３
にコンポーネントが格納されている場合、２次記憶装置
３からロードすることができる。例えば、図１に例示さ
れるように、２次記憶装置３に多数記憶されているコン
ポーネント４Ｃの中から必要なコンポーネントを検索し
てロードする。先ず、２次記憶装置３に、要求するコン
ポーネントが格納されているかどうかが検索される。２
次記憶装置３にコンポーネントが格納されている場合に
は、コンポーネント名が同一でバージョンが異なるコン
ポーネントを互いに区別するため、コンポーネント名と
バージョンとに基づき、２次記憶装置３内に格納されて
いるコンポーネントに関するマッピングが行われる。
にコンポーネントが格納されている場合、２次記憶装置
３からロードすることができる。例えば、図１に例示さ
れるように、２次記憶装置３に多数記憶されているコン
ポーネント４Ｃの中から必要なコンポーネントを検索し
てロードする。先ず、２次記憶装置３に、要求するコン
ポーネントが格納されているかどうかが検索される。２
次記憶装置３にコンポーネントが格納されている場合に
は、コンポーネント名が同一でバージョンが異なるコン
ポーネントを互いに区別するため、コンポーネント名と
バージョンとに基づき、２次記憶装置３内に格納されて
いるコンポーネントに関するマッピングが行われる。
【００５２】２次記憶装置３内のコンポーネントの検索
時には、検索対象のコンポーネント名、バージョンおよ
びバージョン互換情報テーブルの内容が分かればよい。
したがって、検索のために、２次記憶装置３内に格納さ
れているコンポーネントの全てをＲＡＭ１３上にロード
する必要は、無い。既に説明したように、コンポーネン
ト名とバージョンは、ファイル名などに基づき知ること
ができる。
時には、検索対象のコンポーネント名、バージョンおよ
びバージョン互換情報テーブルの内容が分かればよい。
したがって、検索のために、２次記憶装置３内に格納さ
れているコンポーネントの全てをＲＡＭ１３上にロード
する必要は、無い。既に説明したように、コンポーネン
ト名とバージョンは、ファイル名などに基づき知ること
ができる。
【００５３】先ず、要求されたコンポーネントのコンポ
ーネント名と同一名称のコンポーネントが検索される。
次に、検索されたコンポーネントに対し、バージョンの
新しい順に検索が行われる。そして、検索されたコンポ
ーネントのバージョンが要求されているバージョンと同
じか、それよりも新しいバージョンである場合、そのコ
ンポーネントファイル内のバージョン互換情報テーブル
５がＲＡＭ１３に読み込まれる。ＲＡＭ１３に読み込ま
れたバージョン互換情報テーブル５に基づき、後述する
方法によって互換性のチェックが行われる。
ーネント名と同一名称のコンポーネントが検索される。
次に、検索されたコンポーネントに対し、バージョンの
新しい順に検索が行われる。そして、検索されたコンポ
ーネントのバージョンが要求されているバージョンと同
じか、それよりも新しいバージョンである場合、そのコ
ンポーネントファイル内のバージョン互換情報テーブル
５がＲＡＭ１３に読み込まれる。ＲＡＭ１３に読み込ま
れたバージョン互換情報テーブル５に基づき、後述する
方法によって互換性のチェックが行われる。
【００５４】互換性のチェックの結果、若し、検索され
たバージョンのコンポーネントが要求されているバージ
ョンのコンポーネントと互換性があるとされれば、検索
されたバージョンのコンポーネントが２次記憶装置３か
らＲＡＭ１３に読み込まれ、システム１にロードされ
る。このとき、コンポーネントの全体を読み込む必要は
なく、例えば参照元のコンポーネントから参照される部
分だけを読み込むようにできる。コンポーネントがＲＡ
Ｍ１３上に読み込まれ、システム１にロードされると、
その旨が参照元のコンポーネント４Ａに通知される。こ
れにより、参照元のコンポーネント４Ａにより参照先の
コンポーネント４Ｂが使用できる状態となる。
たバージョンのコンポーネントが要求されているバージ
ョンのコンポーネントと互換性があるとされれば、検索
されたバージョンのコンポーネントが２次記憶装置３か
らＲＡＭ１３に読み込まれ、システム１にロードされ
る。このとき、コンポーネントの全体を読み込む必要は
なく、例えば参照元のコンポーネントから参照される部
分だけを読み込むようにできる。コンポーネントがＲＡ
Ｍ１３上に読み込まれ、システム１にロードされると、
その旨が参照元のコンポーネント４Ａに通知される。こ
れにより、参照元のコンポーネント４Ａにより参照先の
コンポーネント４Ｂが使用できる状態となる。
【００５５】次に、上述したコンポーネントのバージョ
ン互換性の一例のチェック方法について、図７のフロー
チャートを用いて説明する。この図７のフローチャート
による処理は、ローダ２１によりなされるものである。
最初のステップＳ２０で、参照元コンポーネントによっ
て指定されたバージョンと、参照先のコンポーネントの
バージョンとが比較され、両者が一致するかどうかが判
断される。一致した場合には、参照先コンポーネント
は、指定されたバージョンに対して互換性があるとされ
る（ステップＳ２５）。
ン互換性の一例のチェック方法について、図７のフロー
チャートを用いて説明する。この図７のフローチャート
による処理は、ローダ２１によりなされるものである。
最初のステップＳ２０で、参照元コンポーネントによっ
て指定されたバージョンと、参照先のコンポーネントの
バージョンとが比較され、両者が一致するかどうかが判
断される。一致した場合には、参照先コンポーネント
は、指定されたバージョンに対して互換性があるとされ
る（ステップＳ２５）。
【００５６】一方、ステップＳ２０でバージョンが一致
しないとされた場合には、処理はステップＳ２１に移行
し、指定されたバージョンと参照先のコンポーネントの
バージョンとが比較され、新旧が判断される。若し、指
定されたバージョンの方が新しいとされれば、参照先の
コンポーネントのバージョンは、指定されたバージョン
に対して互換性が無いとされる（ステップＳ２６）。
しないとされた場合には、処理はステップＳ２１に移行
し、指定されたバージョンと参照先のコンポーネントの
バージョンとが比較され、新旧が判断される。若し、指
定されたバージョンの方が新しいとされれば、参照先の
コンポーネントのバージョンは、指定されたバージョン
に対して互換性が無いとされる（ステップＳ２６）。
【００５７】一方、ステップＳ２１で、指定されたバー
ジョンの方が古いと判断されれば、処理はステップＳ２
２に移行する。ステップＳ２２では、ローダ２１によ
り、参照先コンポーネントが有するバージョン互換情報
テーブル５のエントリが１つ取得される。そして、ステ
ップＳ２３でバージョン互換情報テーブル５における全
てのエントリについて条件の検証が終了しているかどう
かが判断され、終了していなければ、処理は次のステッ
プＳ２４に移行する。
ジョンの方が古いと判断されれば、処理はステップＳ２
２に移行する。ステップＳ２２では、ローダ２１によ
り、参照先コンポーネントが有するバージョン互換情報
テーブル５のエントリが１つ取得される。そして、ステ
ップＳ２３でバージョン互換情報テーブル５における全
てのエントリについて条件の検証が終了しているかどう
かが判断され、終了していなければ、処理は次のステッ
プＳ２４に移行する。
【００５８】ステップＳ２４では、参照元コンポーネン
トにより指定されたバージョンが、ステップＳ２２で取
得された、バージョン互換情報テーブル５のエントリに
記された条件を満たしているかどうかが判断される。若
し、満たしているとされれば、参照先コンポーネントの
バージョンは、指定されたバージョンに対して互換性が
あると判断される（ステップＳ２５）。
トにより指定されたバージョンが、ステップＳ２２で取
得された、バージョン互換情報テーブル５のエントリに
記された条件を満たしているかどうかが判断される。若
し、満たしているとされれば、参照先コンポーネントの
バージョンは、指定されたバージョンに対して互換性が
あると判断される（ステップＳ２５）。
【００５９】一方、ステップＳ２４で、互換性が無いと
判断されれば、処理はステップＳ２２に戻され、バージ
ョン互換情報テーブル５の次のエントリについて、同様
の処理がなされる。
判断されれば、処理はステップＳ２２に戻され、バージ
ョン互換情報テーブル５の次のエントリについて、同様
の処理がなされる。
【００６０】このようにして、参照先のコンポーネント
が有するバージョン互換情報テーブルを参照し、参照元
のコンポーネントにより指定されたバージョンとの互換
性をチェックすることで、参照先のコンポーネントが指
定されたバージョンに対して上位互換性のあるバージョ
ンであるかどうかがチェックすることが可能になる。ま
た、それにより、バージョンの差異によるシステムの誤
動作を防ぐことができる。
が有するバージョン互換情報テーブルを参照し、参照元
のコンポーネントにより指定されたバージョンとの互換
性をチェックすることで、参照先のコンポーネントが指
定されたバージョンに対して上位互換性のあるバージョ
ンであるかどうかがチェックすることが可能になる。ま
た、それにより、バージョンの差異によるシステムの誤
動作を防ぐことができる。
【００６１】上述では、参照先のコンポーネントが２次
記憶装置３に格納されている場合について説明したが、
これはこの例に限られない。すなわち、図１に示される
ように、参照先のコンポーネントは、ネットワーク２を
介したサーバ５０に格納されていてもよい。図８は、タ
ーゲットシステム１とサーバ５０、５０’、５０”、・
・・とがネットワーク２を介して接続されている様子を
示す。サーバ５０は、例えばハードディスク装置からな
る蓄積媒体３０を有し、蓄積媒体３０には、多数のコン
ポーネント４Ｄが格納されている。コンポーネントは、
上述した２次記憶媒体３へのコンポーネントの格納方法
と同様にして、蓄積媒体３０に格納される。
記憶装置３に格納されている場合について説明したが、
これはこの例に限られない。すなわち、図１に示される
ように、参照先のコンポーネントは、ネットワーク２を
介したサーバ５０に格納されていてもよい。図８は、タ
ーゲットシステム１とサーバ５０、５０’、５０”、・
・・とがネットワーク２を介して接続されている様子を
示す。サーバ５０は、例えばハードディスク装置からな
る蓄積媒体３０を有し、蓄積媒体３０には、多数のコン
ポーネント４Ｄが格納されている。コンポーネントは、
上述した２次記憶媒体３へのコンポーネントの格納方法
と同様にして、蓄積媒体３０に格納される。
【００６２】なお、ネットワーク２に接続される他のサ
ーバ５０’、５０”、・・・も、サーバ５と同様の構成
を有し、それぞれ接続された蓄積媒体に多数のコンポー
ネントが格納される。以下では、サーバ５０を例にとっ
て説明する。
ーバ５０’、５０”、・・・も、サーバ５と同様の構成
を有し、それぞれ接続された蓄積媒体に多数のコンポー
ネントが格納される。以下では、サーバ５０を例にとっ
て説明する。
【００６３】参照先のコンポーネントがターゲットシス
テム１中にロードされておらず、また、２次記憶媒体３
にも格納されていない場合、コンポーネントローダ２１
は、ネットワーク２に接続されたサーバ５０に対して必
要なコンポーネントを要求することができる。この場
合、ローダ２１は、サーバ５０に対して、ネットワーク
２を介して、要求するコンポーネント名とバージョンと
を指定する。
テム１中にロードされておらず、また、２次記憶媒体３
にも格納されていない場合、コンポーネントローダ２１
は、ネットワーク２に接続されたサーバ５０に対して必
要なコンポーネントを要求することができる。この場
合、ローダ２１は、サーバ５０に対して、ネットワーク
２を介して、要求するコンポーネント名とバージョンと
を指定する。
【００６４】サーバ５０は、ターゲットシステム１のロ
ーダ２１からの要求に従い、要求されたコンポーネント
と互換性のあるコンポーネントの検索を、蓄積媒体３０
に格納されたコンポーネントに対して行う。このときの
検索方法は、上述した２次記憶媒体３に格納されたコン
ポーネントを検索するときと同様の方法を用いることが
できる。
ーダ２１からの要求に従い、要求されたコンポーネント
と互換性のあるコンポーネントの検索を、蓄積媒体３０
に格納されたコンポーネントに対して行う。このときの
検索方法は、上述した２次記憶媒体３に格納されたコン
ポーネントを検索するときと同様の方法を用いることが
できる。
【００６５】サーバ５０は、蓄積媒体３０内で要求され
たコンポーネントの検索を行った結果、若し、要求され
たコンポーネントと互換性のあるコンポーネントが見つ
かったなら、見つかったコンポーネントを、ネットワー
ク２を介してターゲットシステム１に対して送信する。
ネットワーク２上の所定のアドレスに当該コンポーネン
トを置き、ターゲットシステム１がこのアドレスをアク
セスして当該コンポーネントをダウンロードするように
してもよい。
たコンポーネントの検索を行った結果、若し、要求され
たコンポーネントと互換性のあるコンポーネントが見つ
かったなら、見つかったコンポーネントを、ネットワー
ク２を介してターゲットシステム１に対して送信する。
ネットワーク２上の所定のアドレスに当該コンポーネン
トを置き、ターゲットシステム１がこのアドレスをアク
セスして当該コンポーネントをダウンロードするように
してもよい。
【００６６】ターゲットシステム１において、送信され
た、あるいは、ダウンロードされたコンポーネントが受
け取られる。受け取られたコンポーネントは、ローダ２
１に渡される。ローダ２１では、上述もしたように、こ
のコンポーネントをＲＡＭ１３に読み込み、システム１
上にロードする。渡されたコンポーネントのうち、参照
元のコンポーネント４Ａが実行の際に必要な部分だけを
ＲＡＭ１３に読み込むようにしてもよい。
た、あるいは、ダウンロードされたコンポーネントが受
け取られる。受け取られたコンポーネントは、ローダ２
１に渡される。ローダ２１では、上述もしたように、こ
のコンポーネントをＲＡＭ１３に読み込み、システム１
上にロードする。渡されたコンポーネントのうち、参照
元のコンポーネント４Ａが実行の際に必要な部分だけを
ＲＡＭ１３に読み込むようにしてもよい。
【００６７】サーバ５０から送られたコンポーネントが
システム１上にロードされると、ローダ２１により、参
照元のコンポーネント４Ａに対して、指定された参照先
のコンポーネントがロードされた旨が通知される。これ
により、参照元のコンポーネント４Ａは、参照先のコン
ポーネント４Ｂを使用することができるようになる。
システム１上にロードされると、ローダ２１により、参
照元のコンポーネント４Ａに対して、指定された参照先
のコンポーネントがロードされた旨が通知される。これ
により、参照元のコンポーネント４Ａは、参照先のコン
ポーネント４Ｂを使用することができるようになる。
【００６８】一方、サーバ５０において、ターゲットシ
ステム１から要求されたコンポーネントを持っていない
ことも考えられる。この場合には、サーバ５０からター
ゲットシステム１に対して、要求されたコンポーネント
がサーバ５０上に存在しない旨が通知される。この通知
は、ターゲットシステム１によって受け取られ、ローダ
２１に渡される。ローダ２１によって、コンポーネント
を要求した参照元のコンポーネント４Ａに対して、互換
性のあるコンポーネントが無かったことが通知される。
この場合には、参照元のコンポーネント４Ａにおいて参
照先のコンポーネント４Ｂを使用することができないた
め、例えばエラー処理が行われる。
ステム１から要求されたコンポーネントを持っていない
ことも考えられる。この場合には、サーバ５０からター
ゲットシステム１に対して、要求されたコンポーネント
がサーバ５０上に存在しない旨が通知される。この通知
は、ターゲットシステム１によって受け取られ、ローダ
２１に渡される。ローダ２１によって、コンポーネント
を要求した参照元のコンポーネント４Ａに対して、互換
性のあるコンポーネントが無かったことが通知される。
この場合には、参照元のコンポーネント４Ａにおいて参
照先のコンポーネント４Ｂを使用することができないた
め、例えばエラー処理が行われる。
【００６９】なお、サーバ５０が要求するコンポーネン
トを持っていない場合、ネットワークに接続された他の
サーバ５０’、５０”、・・・についても、同様に検索
を行うようにできる。例えば、ターゲットシステム１
は、利用可能なサーバのアドレス情報を有しており、ア
ドレス情報に示されるサーバを次々にアクセスすること
で、要求されるコンポーネントを取得するようにでき
る。これに限らず、サーバ５０側が、次のサーバ５０’
を指定してコンポーネントの検索を行うようにもでき
る。
トを持っていない場合、ネットワークに接続された他の
サーバ５０’、５０”、・・・についても、同様に検索
を行うようにできる。例えば、ターゲットシステム１
は、利用可能なサーバのアドレス情報を有しており、ア
ドレス情報に示されるサーバを次々にアクセスすること
で、要求されるコンポーネントを取得するようにでき
る。これに限らず、サーバ５０側が、次のサーバ５０’
を指定してコンポーネントの検索を行うようにもでき
る。
【００７０】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、それぞれのコンポーネントがバージョン互換情報を
有している。そのため、コンポーネントを使用する際
に、コンポーネントから参照されるコンポーネントのバ
ージョンを指定し、指定されたバージョンに対して参照
されるコンポーネントのバージョンの互換性があるかど
うかをチェックすることにより、参照されるコンポーネ
ントのバージョンが参照元において指定されたコンポー
ネントのバージョンに対して上位互換性があるかどうか
をチェックすることが可能になる。そのため、バージョ
ンの差異によるシステムの誤動作を回避することができ
るという効果がある。
ば、それぞれのコンポーネントがバージョン互換情報を
有している。そのため、コンポーネントを使用する際
に、コンポーネントから参照されるコンポーネントのバ
ージョンを指定し、指定されたバージョンに対して参照
されるコンポーネントのバージョンの互換性があるかど
うかをチェックすることにより、参照されるコンポーネ
ントのバージョンが参照元において指定されたコンポー
ネントのバージョンに対して上位互換性があるかどうか
をチェックすることが可能になる。そのため、バージョ
ンの差異によるシステムの誤動作を回避することができ
るという効果がある。
【００７１】また、この発明の実施の一形態によれば、
参照元のコンポーネントにて指定されたバージョンのコ
ンポーネントと互換性のあるコンポーネントが、システ
ム内に既にロードされているかどうかを容易に判断でき
るという効果がある。
参照元のコンポーネントにて指定されたバージョンのコ
ンポーネントと互換性のあるコンポーネントが、システ
ム内に既にロードされているかどうかを容易に判断でき
るという効果がある。
【００７２】そのため、互いに互換性のある多くのバー
ジョンのコンポーネントが一度にシステム内にロードさ
れることが回避されると共に、メモリの使用料を抑える
ことができるという効果がある。
ジョンのコンポーネントが一度にシステム内にロードさ
れることが回避されると共に、メモリの使用料を抑える
ことができるという効果がある。
【図１】この発明の実施の一形態に適用可能なシステム
の概念を示す略線図である。
の概念を示す略線図である。
【図２】ターゲットシステムが構成される情報機器の一
例の構成を示すブロック図である。
例の構成を示すブロック図である。
【図３】この発明によるコンポーネントの基本的な構造
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図４】コンポーネント互換情報テーブルの一例の構造
を示す略線図である。
を示す略線図である。
【図５】ターゲットシステム内でのコンポーネントのロ
ード機構を概略的に示すブロック図である。
ード機構を概略的に示すブロック図である。
【図６】システムにロードされているコンポーネント中
に、互換性のあるバージョンを有するコンポーネントが
存在するかどうかを調べる処理の一例のフローチャート
である。
に、互換性のあるバージョンを有するコンポーネントが
存在するかどうかを調べる処理の一例のフローチャート
である。
【図７】コンポーネントのバージョン互換性の一例のチ
ェック方法を示すフローチャートである。
ェック方法を示すフローチャートである。
【図８】ターゲットシステムとサーバとがネットワーク
を介して接続されている様子を示す略線図である。
を介して接続されている様子を示す略線図である。
１・・・ターゲットシステム、２・・・ネットワーク、
３・・・２次記憶装置、４Ａ・・・参照元のコンポーネ
ント、４Ｂ・・・参照先のコンポーネント、５・・・バ
ージョン互換情報テーブル、１０・・・携帯用情報機
器、２１・・・コンポーネントローダ、３０・・・蓄積
媒体、５０，５０’，５０”・・・サーバ
３・・・２次記憶装置、４Ａ・・・参照元のコンポーネ
ント、４Ｂ・・・参照先のコンポーネント、５・・・バ
ージョン互換情報テーブル、１０・・・携帯用情報機
器、２１・・・コンポーネントローダ、３０・・・蓄積
媒体、５０，５０’，５０”・・・サーバ
Claims (6)
- 【請求項１】 プログラムがそれぞれ別々にバージョン
アップ可能な複数のコンポーネントにより構成される情
報処理方法において、 コンポーネントが自分自身のバージョンを示すバージョ
ン情報と、自分自身の過去のバージョンとの互換性を示
すバージョン互換情報とを持ち、上記コンポーネントを
使用する際に、上記バージョン互換情報を用いて、上記
バージョン情報により示されるバージョンと、上記コン
ポーネントを上記使用する際に上記コンポーネントに想
定されているバージョンとの互換性の有無を判断する判
断のステップを有することを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項２】 請求項１に記載の情報処理方法におい
て、 上記コンポーネントを使用する際に、上記バージョン互
換情報に基づき、同一の名称で互いにバージョンが異な
る複数の上記コンポーネントから最新のバージョンの上
記コンポーネントを選択する選択のステップをさらに有
することを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項３】 請求項１に記載の情報処理方法におい
て、 上記判断のステップにより上記互換性が無いと判断され
た場合、上記バージョン情報により示されるバージョン
と互換性のあるバージョンの上記コンポーネントが記憶
媒体上にあるかどうか検索する検索のステップをさらに
有することを特徴とする情報処理方法。 - 【請求項４】 請求項３に記載の情報処理方法におい
て、 ネットワークを介して外部と通信する通信のステップを
さらに有し、 上記検索のステップは、上記通信のステップにより上記
ネットワークを介して接続される外部に存在する上記記
憶媒体に対して上記検索を行うようにしたことを特徴と
する情報処理方法。 - 【請求項５】 プログラムがそれぞれ別々にバージョン
アップ可能な複数のコンポーネントにより構成される情
報処理装置において、 コンポーネントが自分自身のバージョンを示すバージョ
ン情報と、自分自身の過去のバージョンとの互換性を示
すバージョン互換情報とを持ち、上記コンポーネントを
使用する際に、上記バージョン互換情報を用いて、上記
バージョン情報により示されるバージョンと、上記コン
ポーネントを上記使用する際に上記コンポーネントに想
定されているバージョンとの互換性の有無を判断する判
断手段を有することを特徴とする情報処理装置。 - 【請求項６】 プログラムに組み込まれて使用可能なコ
ンポーネントが記録された記録媒体において、 自分自身のバージョンを示すバージョン情報と、自分自
身の過去のバージョンとの互換性を示すバージョン互換
情報を持つ１または複数のコンポーネントが記録された
ことを特徴とする記録媒体。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000147986A JP2001331324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 情報処理方法および装置、ならびに、記録媒体 |
| US09/859,277 US7689983B2 (en) | 2000-05-19 | 2001-05-17 | Information processing method and apparatus and recording medium |
| DE60136674T DE60136674D1 (de) | 2000-05-19 | 2001-05-18 | Verfahren, Gerät und Aufzeichnungsmedium für Informationsverarbeitung |
| EP01304417A EP1160665B1 (en) | 2000-05-19 | 2001-05-18 | Information processing method and apparatus and recording medium |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000147986A JP2001331324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 情報処理方法および装置、ならびに、記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001331324A true JP2001331324A (ja) | 2001-11-30 |
Family
ID=18654088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000147986A Pending JP2001331324A (ja) | 2000-05-19 | 2000-05-19 | 情報処理方法および装置、ならびに、記録媒体 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US7689983B2 (ja) |
| EP (1) | EP1160665B1 (ja) |
| JP (1) | JP2001331324A (ja) |
| DE (1) | DE60136674D1 (ja) |
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| JP2019061437A (ja) * | 2017-09-26 | 2019-04-18 | 富士通株式会社 | 情報処理装置、情報処理システムおよびプログラム |
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| DK1777701T3 (da) * | 2003-08-14 | 2010-07-26 | Lg Electronics Inc | Optagemedium, fremgangsmåde til at konfigurere tilhørende styreinformation, fremgangsmåde til at optage og reproducere ved brug deraf samt et tilhørende apparat |
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