JP2000112763A - 伝送装置のダウンロード方法及び伝送装置 - Google Patents
伝送装置のダウンロード方法及び伝送装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は伝送装置のダウンロード方法及び伝送
装置に関し，互換性のないソフトウェアのダウンロード
を防止し，ネットワーク全体で安全にダウンロードを完
了するための伝送装置の不正ダウンロードによる通信障
害の回避することを目的とする。 【解決手段】伝送装置へ新たなバージョンをダウンロー
ドする時，予めネツトワークに存在が可能な互換バージ
ョン情報が設定された判定テーブルを設ける。ネットワ
ークの他の各伝送装置に対してそれぞれのバージョン情
報を要求するコマンドを送信し，各他伝送装置から返送
されたバージョン情報を受け取ると，各他伝送装置のバ
ージョン情報が上記互換バージョンに含まれているか判
別し，含まれているとダウンロード開始のコマンドを他
の各伝送装置に通知して，前記新たなバージョンの伝送
装置へのダウンロードを行い，ダウンロード終了後にダ
ウンロード終了の通知を他の各伝送装置に通知するよう
構成する。
装置に関し，互換性のないソフトウェアのダウンロード
を防止し，ネットワーク全体で安全にダウンロードを完
了するための伝送装置の不正ダウンロードによる通信障
害の回避することを目的とする。 【解決手段】伝送装置へ新たなバージョンをダウンロー
ドする時，予めネツトワークに存在が可能な互換バージ
ョン情報が設定された判定テーブルを設ける。ネットワ
ークの他の各伝送装置に対してそれぞれのバージョン情
報を要求するコマンドを送信し，各他伝送装置から返送
されたバージョン情報を受け取ると，各他伝送装置のバ
ージョン情報が上記互換バージョンに含まれているか判
別し，含まれているとダウンロード開始のコマンドを他
の各伝送装置に通知して，前記新たなバージョンの伝送
装置へのダウンロードを行い，ダウンロード終了後にダ
ウンロード終了の通知を他の各伝送装置に通知するよう
構成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は伝送装置のダウンロ
ード時に生じるバージョンの不一致による通信障害の回
避方法することができる伝送装置のダウンロード方法及
び伝送装置に関する。
ード時に生じるバージョンの不一致による通信障害の回
避方法することができる伝送装置のダウンロード方法及
び伝送装置に関する。
【０００２】交換機のように各種の回線（加入者回線，
多重化した中継線）が接続されて，スイッチを行う伝送
装置が通信の分野において広く使用されている。このよ
うな，伝送装置では，ソフトウェアにより制御が行われ
ており，ハードウェア及びソフトウェアの改良により，
ソフトウェアを更新する必要が頻繁に生じる。その一方
で，伝送装置も種々のものが使用されており，バージョ
ンが更新されていてもどの伝送装置に対しても適合する
とは限らなく，適合しないバージョンのソフトウェアを
ダウンロードすると伝送装置に障害が発生する。
多重化した中継線）が接続されて，スイッチを行う伝送
装置が通信の分野において広く使用されている。このよ
うな，伝送装置では，ソフトウェアにより制御が行われ
ており，ハードウェア及びソフトウェアの改良により，
ソフトウェアを更新する必要が頻繁に生じる。その一方
で，伝送装置も種々のものが使用されており，バージョ
ンが更新されていてもどの伝送装置に対しても適合する
とは限らなく，適合しないバージョンのソフトウェアを
ダウンロードすると伝送装置に障害が発生する。
【０００３】
【従来の技術】図１９は従来例１の構成，図２０は従来
例１のテーブルの例である。この従来例１は特開昭６１
−１１５１３１号公報に開示されている。
例１のテーブルの例である。この従来例１は特開昭６１
−１１５１３１号公報に開示されている。
【０００４】図１９において，８０はソフトウェアＡ，
８１は例えばソフトウェアＡをメインルーチンプログラ
ムとするとサブルーチンプログラムの関係を持つソフト
ウェアＢ，８２と８３は論理積を行うゲート，８４，８
５は比較器，８６は比較器８４，８５からの信号の論理
積を行うゲート，８７はダウンロードの可否を表す信号
を発生する出力部である。
８１は例えばソフトウェアＡをメインルーチンプログラ
ムとするとサブルーチンプログラムの関係を持つソフト
ウェアＢ，８２と８３は論理積を行うゲート，８４，８
５は比較器，８６は比較器８４，８５からの信号の論理
積を行うゲート，８７はダウンロードの可否を表す信号
を発生する出力部である。
【０００５】各ソフトウェアＡとソフトウェアＢには，
それぞれ複数ビットの中の“１”が立っているビット位
置でバージョン情報を表すレベルテーブルＬａ，Ｌｂ
と，現在のソフトウェアＡがソフトウェアＢのどのバー
ジョンとマッチする（適合する）かをビット列のバージ
ョンに対応する位置に“１”を設定することにより表す
テストテーブルＴａｂと，現在のソフトウェアＢがソフ
トウェアＡのどのバージョンとマッチするかをビット列
のバージョンに対応する位置に位置を設定することによ
り表すテストテーブルＴｂａとを備えている。
それぞれ複数ビットの中の“１”が立っているビット位
置でバージョン情報を表すレベルテーブルＬａ，Ｌｂ
と，現在のソフトウェアＡがソフトウェアＢのどのバー
ジョンとマッチする（適合する）かをビット列のバージ
ョンに対応する位置に“１”を設定することにより表す
テストテーブルＴａｂと，現在のソフトウェアＢがソフ
トウェアＡのどのバージョンとマッチするかをビット列
のバージョンに対応する位置に位置を設定することによ
り表すテストテーブルＴｂａとを備えている。
【０００６】図２０の例の場合，レベルテーブルＬａ，
Ｌｂのビット列により，ソフトウェアＡがバージョン
３，ソフトウェアＢがバージョン４であることを表す。
また，テストテーブルＴａｂは，ソフトウェアＡがソフ
トウェアＢのバージョン３〜７とマッチし，バージョン
０〜２とマッチしないことを表し，テストテーブルＴｂ
ａは，ソフトウェアＢがソフトウェアＡのバージョン２
〜７とマッチし，バージョン０，１とマッチしないこと
を表す。
Ｌｂのビット列により，ソフトウェアＡがバージョン
３，ソフトウェアＢがバージョン４であることを表す。
また，テストテーブルＴａｂは，ソフトウェアＡがソフ
トウェアＢのバージョン３〜７とマッチし，バージョン
０〜２とマッチしないことを表し，テストテーブルＴｂ
ａは，ソフトウェアＢがソフトウェアＡのバージョン２
〜７とマッチし，バージョン０，１とマッチしないこと
を表す。
【０００７】動作を説明すると，ゲート８２はテストテ
ーブルＴａｂとレベルテーブルＬｂの論理積（ビット列
の同じビット位置同士の論理積）の演算を行い結果を比
較器８４へ供給する。また，ゲート８３はテストテーブ
ルＴｂａとレベルテーブルＬａの論理積の演算を行い結
果を比較器８５へ供給する。上記図２０のテーブルの例
では，ゲート８２から「００００１０００」（右端が最
下位ビット），ゲート８３から「０００１００００」が
それぞれ発生する。
ーブルＴａｂとレベルテーブルＬｂの論理積（ビット列
の同じビット位置同士の論理積）の演算を行い結果を比
較器８４へ供給する。また，ゲート８３はテストテーブ
ルＴｂａとレベルテーブルＬａの論理積の演算を行い結
果を比較器８５へ供給する。上記図２０のテーブルの例
では，ゲート８２から「００００１０００」（右端が最
下位ビット），ゲート８３から「０００１００００」が
それぞれ発生する。
【０００８】各ゲート８２，８３からの各出力は比較器
８４，８５においてそれぞれ“０”と比較され，一致す
ると“０”，一致しないと“１”の出力が発生する。比
較器８４，８５の出力はゲート８６で論理積が取られ，
ソフトウェアのマッチングがとれていることを検出する
と“１”の出力を出力部８７へ発生する。上記図２１の
例では，比較器８４，８５から“１”が発生しゲート８
６で論理積が取られると“１”が発生し，この場合はソ
フトウェアＡとソフトウェアＢの間で制御に矛盾が生じ
ない（マッチしている）ことが分かる。
８４，８５においてそれぞれ“０”と比較され，一致す
ると“０”，一致しないと“１”の出力が発生する。比
較器８４，８５の出力はゲート８６で論理積が取られ，
ソフトウェアのマッチングがとれていることを検出する
と“１”の出力を出力部８７へ発生する。上記図２１の
例では，比較器８４，８５から“１”が発生しゲート８
６で論理積が取られると“１”が発生し，この場合はソ
フトウェアＡとソフトウェアＢの間で制御に矛盾が生じ
ない（マッチしている）ことが分かる。
【０００９】次に図２１は従来例２の構成を示し，図２
２，図２３は従来例２のフローチャート（端末主導
型），（サーバ主導型）である。この従来例２は，特開
平２−２８６３４５号公報に開示されている。
２，図２３は従来例２のフローチャート（端末主導
型），（サーバ主導型）である。この従来例２は，特開
平２−２８６３４５号公報に開示されている。
【００１０】図２１に示すように，この従来例２はノー
ド１〜ノード４（ＮＯＤＥ１〜ＮＯＤＥ４で表示）によ
りネットワークが構成され，これに対しバージョン管理
サーバ９０が設けられ，バージョン管理サーバ９０は，
ソフトウェア管理データベース９１０を備えたデータベ
ースサーバ９１及びファイルサービス機能９２０を備え
たファイルサーバ９２を備えている。
ド１〜ノード４（ＮＯＤＥ１〜ＮＯＤＥ４で表示）によ
りネットワークが構成され，これに対しバージョン管理
サーバ９０が設けられ，バージョン管理サーバ９０は，
ソフトウェア管理データベース９１０を備えたデータベ
ースサーバ９１及びファイルサービス機能９２０を備え
たファイルサーバ９２を備えている。
【００１１】この従来例２の場合，バージョン管理サー
バ９０はデータベースサーバ９１に最新バージョンを問
い合わせ，必要があればファイルサーバの機能を使って
ダウンロードを行う。このダウンロードの可否を判定す
るのに，端末が行う方法とサーバが行う方法の２つの種
類があり，図２２，図２３に示す。
バ９０はデータベースサーバ９１に最新バージョンを問
い合わせ，必要があればファイルサーバの機能を使って
ダウンロードを行う。このダウンロードの可否を判定す
るのに，端末が行う方法とサーバが行う方法の２つの種
類があり，図２２，図２３に示す。
【００１２】端末主導型の場合，図２２に示すように，
端末を立ち上げると（図２２のＳ１），端末は現在のソ
フトウェアバージョンを取得し（同Ｓ２），バージョン
管理サーバ９０から最新ソフトウェアバージョンを取得
する（同Ｓ３）。次に取得した２つのバージョンを比較
し（図２２のＳ４），ダウンロードが必要か判定し（同
Ｓ５），必要と判定されるとバージョン管理サーバから
最新バージョンのソフトウェアをダウンロードし（同Ｓ
６），必要と判定されないと，処理を終了する。
端末を立ち上げると（図２２のＳ１），端末は現在のソ
フトウェアバージョンを取得し（同Ｓ２），バージョン
管理サーバ９０から最新ソフトウェアバージョンを取得
する（同Ｓ３）。次に取得した２つのバージョンを比較
し（図２２のＳ４），ダウンロードが必要か判定し（同
Ｓ５），必要と判定されるとバージョン管理サーバから
最新バージョンのソフトウェアをダウンロードし（同Ｓ
６），必要と判定されないと，処理を終了する。
【００１３】また，サーバ主導型の場合，図２３に示す
ように，サーバに対し端末からのアクセスが発生する
と，端末の現在のソフトウェアバージョンを取得する
（図２３のＳ１）。次にデータベースサーバ９１からダ
ウンロードするソフトウェアバージョンを取得し（図２
３のＳ２），取得した２つのバージョンを比較してダウ
ンロードが必要か判別する（同Ｓ３，Ｓ４）。ダウンロ
ードが必要な場合は，ファイルサーバの機能を使ってダ
ウンロードし（図２３のＳ５），不必要な場合はダウン
ロードを止める。
ように，サーバに対し端末からのアクセスが発生する
と，端末の現在のソフトウェアバージョンを取得する
（図２３のＳ１）。次にデータベースサーバ９１からダ
ウンロードするソフトウェアバージョンを取得し（図２
３のＳ２），取得した２つのバージョンを比較してダウ
ンロードが必要か判別する（同Ｓ３，Ｓ４）。ダウンロ
ードが必要な場合は，ファイルサーバの機能を使ってダ
ウンロードし（図２３のＳ５），不必要な場合はダウン
ロードを止める。
【００１４】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例１の場
合，一つの装置に対して最新版のソフトウェアが適合す
るものと判別されてダウンロードされるが，その装置を
ネットワークと接続して動作させる場合，そのソフトウ
ェアがネットワークでの互換性がないソフトウェア（ネ
ットワークとして適応できないソフトウェア）である
と，そのダウンロードされたソフトウェアによりネット
ワークに障害が生じる可能性があるという問題がある。
合，一つの装置に対して最新版のソフトウェアが適合す
るものと判別されてダウンロードされるが，その装置を
ネットワークと接続して動作させる場合，そのソフトウ
ェアがネットワークでの互換性がないソフトウェア（ネ
ットワークとして適応できないソフトウェア）である
と，そのダウンロードされたソフトウェアによりネット
ワークに障害が生じる可能性があるという問題がある。
【００１５】上記従来例２のようにネットワークサーバ
を使う場合，ネットワークにおけるバージョン管理を容
易に行えるが，サーバがダウンしたり，ネットワークが
切断すると何もできなくなるという問題がある。しか
も，伝送装置は本来ネットワークサーバなしにノード同
士で通信しており，ネットワークサーバを介さずにダウ
ンロードが可能であり，装置毎にダウンロードされると
ネットワークサーバでの管理ができなくなるという問題
があった。
を使う場合，ネットワークにおけるバージョン管理を容
易に行えるが，サーバがダウンしたり，ネットワークが
切断すると何もできなくなるという問題がある。しか
も，伝送装置は本来ネットワークサーバなしにノード同
士で通信しており，ネットワークサーバを介さずにダウ
ンロードが可能であり，装置毎にダウンロードされると
ネットワークサーバでの管理ができなくなるという問題
があった。
【００１６】また，従来の技術ではダウンロード中に一
時的にネットワークが不安定になることがあるが，それ
を各端末が知る手段がなく，そのため誤った操作をして
ネットワークで障害が発生する可能性があるが，それを
防ぐ手段がないという問題があった。
時的にネットワークが不安定になることがあるが，それ
を各端末が知る手段がなく，そのため誤った操作をして
ネットワークで障害が発生する可能性があるが，それを
防ぐ手段がないという問題があった。
【００１７】本発明は互換性のないソフトウェアのダウ
ンロードを防止し，ネットワーク全体で安全にダウンロ
ードを完了するための伝送装置の不正ダウンロードによ
る通信障害を回避することができる伝送装置のダウンロ
ード方法及び伝送装置を提供することを目的とする。
ンロードを防止し，ネットワーク全体で安全にダウンロ
ードを完了するための伝送装置の不正ダウンロードによ
る通信障害を回避することができる伝送装置のダウンロ
ード方法及び伝送装置を提供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】図１は本発明の原理構成
を示す。図中，１はダウンロードされるソフトウェアを
備える伝送装置（ノードと同じ）であり，♯０〜♯ｎで
表す複数の伝送装置１によりネットワークが構成され，
♯０の伝送装置１をダウンロードの対象とし，他の♯１
〜♯ｎの複数の伝送装置１は図示省略した。伝送装置１
内の１０は制御部，１０ａはダウンロード（ＤＬで表
示，以下同じ）対象バージョン取得手段，１０ｂはダウ
ンロード（ＤＬ）元条件判定手段，１０ｃは他ノードバ
ージョン取得手段，１０ｄはネットワーク互換性判定手
段，１０ｅはダウンロードの状態を各ノードに通知する
状態通知手段，１０ｆはダウンロードを実行するダウン
ロード手段，２は判定テーブル，２ａはダウンロードを
しようとするバージョンを表すダウンロード（ＤＬ）先
バージョン，２ｂはダウンロード（ＤＬ）元バージョ
ン，２ｃはダウンロード（ＤＬ）互換バージョン，２ｄ
は自ノードバージョン，２ｅは他ノードバージョンであ
る。３はアラーム手段，４は自ノードバージョン保持
部，５はダウンロードが行われるソフトウェアを備える
ダウンロード装置（例えば，パーソナルコンピュータ
等），５ａはダウンロードされるソフトウェアのバージ
ョン情報を含む判定テーブルである。
を示す。図中，１はダウンロードされるソフトウェアを
備える伝送装置（ノードと同じ）であり，♯０〜♯ｎで
表す複数の伝送装置１によりネットワークが構成され，
♯０の伝送装置１をダウンロードの対象とし，他の♯１
〜♯ｎの複数の伝送装置１は図示省略した。伝送装置１
内の１０は制御部，１０ａはダウンロード（ＤＬで表
示，以下同じ）対象バージョン取得手段，１０ｂはダウ
ンロード（ＤＬ）元条件判定手段，１０ｃは他ノードバ
ージョン取得手段，１０ｄはネットワーク互換性判定手
段，１０ｅはダウンロードの状態を各ノードに通知する
状態通知手段，１０ｆはダウンロードを実行するダウン
ロード手段，２は判定テーブル，２ａはダウンロードを
しようとするバージョンを表すダウンロード（ＤＬ）先
バージョン，２ｂはダウンロード（ＤＬ）元バージョ
ン，２ｃはダウンロード（ＤＬ）互換バージョン，２ｄ
は自ノードバージョン，２ｅは他ノードバージョンであ
る。３はアラーム手段，４は自ノードバージョン保持
部，５はダウンロードが行われるソフトウェアを備える
ダウンロード装置（例えば，パーソナルコンピュータ
等），５ａはダウンロードされるソフトウェアのバージ
ョン情報を含む判定テーブルである。
【００１９】本発明の特徴は，あるバージョンをダウン
ロードしようとするダウンロード対象ノード（自ノー
ド）は，ネットワークの他の各ノードに対しそれぞれの
ソフトウェアのバージョンを要求し，各ノードからのバ
ージョンを受け取ると，それらのバージョンから，自ノ
ードのダウンロードができる環境か判定して可能な場合
だけダウンロードを行って，ネットワークに障害が生じ
ることを防ぎ，ダウンロードを行う場合は，開始前にダ
ウンロード開始を通知するコマンドを各ノードに通知
し，終了するとダウンロード終了を通知するコマンドを
各ノードに通知することで，ダウンロード中のノードを
認識させて，障害の発生を防ぐ。
ロードしようとするダウンロード対象ノード（自ノー
ド）は，ネットワークの他の各ノードに対しそれぞれの
ソフトウェアのバージョンを要求し，各ノードからのバ
ージョンを受け取ると，それらのバージョンから，自ノ
ードのダウンロードができる環境か判定して可能な場合
だけダウンロードを行って，ネットワークに障害が生じ
ることを防ぎ，ダウンロードを行う場合は，開始前にダ
ウンロード開始を通知するコマンドを各ノードに通知
し，終了するとダウンロード終了を通知するコマンドを
各ノードに通知することで，ダウンロード中のノードを
認識させて，障害の発生を防ぐ。
【００２０】図１において，ダウンロードの対象となる
伝送装置１（♯０）で，ダウンロード装置５からダウン
ロードを行う場合，判定テーブル５ａを伝送装置１の判
定テーブル２に設定し，ダウンロード先バージョンとダ
ウンロード元バージョンは判定テーブル２の２ａと２ｂ
に設定されている。また，判定テーブル２のダウンロー
ド互換バージョン２ｃにこのネットワークにおいて使用
可能なバージョン（複数が可能）が設定される。次に制
御部１０はダウンロード対象バージョン取得手段１０ａ
を駆動し，伝送装置１（♯０）は自ノードバージョン保
持部４から自ノードバージョンを取得し，ダウンロード
元バージョン条件判定手段１０ｂで取得したバージョン
が判定テーブル２のダウンロード元バージョン２ｂに含
まれているか判別し，条件を満たさないとアラーム手段
３を駆動してダウンロードできないことを表示し，条件
を満たすと，判定テーブル２の自ノードバージョン２ｄ
に格納する。
伝送装置１（♯０）で，ダウンロード装置５からダウン
ロードを行う場合，判定テーブル５ａを伝送装置１の判
定テーブル２に設定し，ダウンロード先バージョンとダ
ウンロード元バージョンは判定テーブル２の２ａと２ｂ
に設定されている。また，判定テーブル２のダウンロー
ド互換バージョン２ｃにこのネットワークにおいて使用
可能なバージョン（複数が可能）が設定される。次に制
御部１０はダウンロード対象バージョン取得手段１０ａ
を駆動し，伝送装置１（♯０）は自ノードバージョン保
持部４から自ノードバージョンを取得し，ダウンロード
元バージョン条件判定手段１０ｂで取得したバージョン
が判定テーブル２のダウンロード元バージョン２ｂに含
まれているか判別し，条件を満たさないとアラーム手段
３を駆動してダウンロードできないことを表示し，条件
を満たすと，判定テーブル２の自ノードバージョン２ｄ
に格納する。
【００２１】次に，他ノードバージョン取得手段１０ｃ
が駆動されると，他の伝送装置１（図示省略された♯１
〜♯ｎ）に対してバージョン情報を要求して各伝送装置
のバージョンが取得されて判定テーブル２の他ノードの
バージョン２ｅに格納する。次にネットワーク互換性判
定手段１０ｄは，取得した他の各ノードのバージョンが
判定テーブル２のダウンロード互換バージョン２ｃに設
定されている互換バージョンに該当して条件を満たすか
判別し，満たさないとアラーム手段３を駆動してダウン
ロードできないことを表示し，満たすと状態通知手段１
０ｅはダウンロード開始を他のノードに通知してダウン
ロード手段１０ｆによるダウンロードを実行し，終了す
るとダウンロード終了を状態通知手段１０ｅから他のノ
ードに通知する。
が駆動されると，他の伝送装置１（図示省略された♯１
〜♯ｎ）に対してバージョン情報を要求して各伝送装置
のバージョンが取得されて判定テーブル２の他ノードの
バージョン２ｅに格納する。次にネットワーク互換性判
定手段１０ｄは，取得した他の各ノードのバージョンが
判定テーブル２のダウンロード互換バージョン２ｃに設
定されている互換バージョンに該当して条件を満たすか
判別し，満たさないとアラーム手段３を駆動してダウン
ロードできないことを表示し，満たすと状態通知手段１
０ｅはダウンロード開始を他のノードに通知してダウン
ロード手段１０ｆによるダウンロードを実行し，終了す
るとダウンロード終了を状態通知手段１０ｅから他のノ
ードに通知する。
【００２２】このように伝送装置にソフトウェアの或る
上位バージョンをダウンロードする場合，自ノードの現
在のソフトウェアのバージョンが，その上位バージョン
へバージョンアップが可能なダウンロード元であるのか
判別し，可能である場合には当該伝送装置が属するネッ
トワークの他の各伝送装置に対してバージョンを要求
し，取得した各バージョンが，ネットワーク上の上位バ
ージョンに対して互換性のあるバージョンであるか判別
し，互換性があると，他のノードにダウンロードの開始
状態を通知しながらダウンロードを実行し，終了すると
終了を通知するものである。
上位バージョンをダウンロードする場合，自ノードの現
在のソフトウェアのバージョンが，その上位バージョン
へバージョンアップが可能なダウンロード元であるのか
判別し，可能である場合には当該伝送装置が属するネッ
トワークの他の各伝送装置に対してバージョンを要求
し，取得した各バージョンが，ネットワーク上の上位バ
ージョンに対して互換性のあるバージョンであるか判別
し，互換性があると，他のノードにダウンロードの開始
状態を通知しながらダウンロードを実行し，終了すると
終了を通知するものである。
【００２３】
【発明の実施の形態】図２は本発明が実施される伝送装
置の構成例，図３は伝送装置が設けられるネットワーク
の構成例である。
置の構成例，図３は伝送装置が設けられるネットワーク
の構成例である。
【００２４】図２に示す伝送装置が実際に使用されるネ
ットワークの構成例を図３に示す。図３において，１は
４台設けられた伝送装置（NODEで表す），５は各伝送装
置１に対応してそれぞれ設けられ，各伝送装置に対して
ダウンロードを行う操作端末（OPERATE 端末で表示，図
１のダウンロード装置に対応），６は伝送路である。
ットワークの構成例を図３に示す。図３において，１は
４台設けられた伝送装置（NODEで表す），５は各伝送装
置１に対応してそれぞれ設けられ，各伝送装置に対して
ダウンロードを行う操作端末（OPERATE 端末で表示，図
１のダウンロード装置に対応），６は伝送路である。
【００２５】図３の操作端末５はパーソナルコンピュー
タを使用することができ，ダウンロードの機能や，他の
ノードとの間に自伝送装置１を介して信号を送受信する
機能を備える。また伝送路６は，各種の伝送方式に対応
した伝送路を使用することができ，例えばＳＤＨ（Sync
hronous Digital Hierarchy)のような通信網を構成する
伝送路を使用する。また，各伝送装置１は伝送方式に対
応した信号の伝送制御機能を実現するためのソフトウェ
アを備え，伝送路がＳＤＨに対応する場合伝送装置もＳ
ＤＨの通信制御機能を備える。なお，ＳＤＨの通信網で
使用するＳＤＨフレームは，ユーザにより送受信される
情報が格納されるペイロードと，伝送のためにセクショ
ン，パス等の監視，制御のためのオーバーヘッドの情報
とで構成されている。
タを使用することができ，ダウンロードの機能や，他の
ノードとの間に自伝送装置１を介して信号を送受信する
機能を備える。また伝送路６は，各種の伝送方式に対応
した伝送路を使用することができ，例えばＳＤＨ（Sync
hronous Digital Hierarchy)のような通信網を構成する
伝送路を使用する。また，各伝送装置１は伝送方式に対
応した信号の伝送制御機能を実現するためのソフトウェ
アを備え，伝送路がＳＤＨに対応する場合伝送装置もＳ
ＤＨの通信制御機能を備える。なお，ＳＤＨの通信網で
使用するＳＤＨフレームは，ユーザにより送受信される
情報が格納されるペイロードと，伝送のためにセクショ
ン，パス等の監視，制御のためのオーバーヘッドの情報
とで構成されている。
【００２６】図２において，１０〜１５は伝送装置１
（♯０）を構成する各部であり，１０は上記図１の制御
部に対応するＤＬ（ダウンロード）制御部，１００は判
定部，１１，１２はそれぞれアクト系（ＡＣＴ：現用）
とスタンバイ系（ＳＹＢＹ：予備）の伝送ソフトウェア
であり，１１０，１２０はそれぞれの伝送ソフトウェア
のバージョン格納テーブルである。１３は通信制御部，
１４はアラーム・コンディション発生部，１５は判定テ
ーブル（上記図１の２に対応）である。
（♯０）を構成する各部であり，１０は上記図１の制御
部に対応するＤＬ（ダウンロード）制御部，１００は判
定部，１１，１２はそれぞれアクト系（ＡＣＴ：現用）
とスタンバイ系（ＳＹＢＹ：予備）の伝送ソフトウェア
であり，１１０，１２０はそれぞれの伝送ソフトウェア
のバージョン格納テーブルである。１３は通信制御部，
１４はアラーム・コンディション発生部，１５は判定テ
ーブル（上記図１の２に対応）である。
【００２７】図２の伝送装置の動作の概要を述べると，
ダウンロード制御部１０は，アクト系，スタンバイ系の
バージョン格納テーブル１１０，１２０からのソフトウ
ェアバッファを取得して，伝送ソフトウェア（アクト
系）１１を通じて，他伝送装置のソフトウェアバージョ
ンを取得し，取得した情報を判定テーブル１５に格納す
る。取得した情報を元に判定部１００でダウンロードの
可否を決定し，ダウンロードできる時はアラームを出し
た後，スタンバイ系へのダウンロードを行ってアクト系
とスタンバイ系を切り替える。この後，元のアクト系
（切り替え後のスタンバイ系）についてもダウンロード
を行う。
ダウンロード制御部１０は，アクト系，スタンバイ系の
バージョン格納テーブル１１０，１２０からのソフトウ
ェアバッファを取得して，伝送ソフトウェア（アクト
系）１１を通じて，他伝送装置のソフトウェアバージョ
ンを取得し，取得した情報を判定テーブル１５に格納す
る。取得した情報を元に判定部１００でダウンロードの
可否を決定し，ダウンロードできる時はアラームを出し
た後，スタンバイ系へのダウンロードを行ってアクト系
とスタンバイ系を切り替える。この後，元のアクト系
（切り替え後のスタンバイ系）についてもダウンロード
を行う。
【００２８】図４，図５はダウンロード制御の実施例の
フローチャート（その１），（その２）である。このフ
ローチャートは上記図２に示す伝送装置のダウンロード
（ＤＬ）制御部（図２の１０）において実行される。
フローチャート（その１），（その２）である。このフ
ローチャートは上記図２に示す伝送装置のダウンロード
（ＤＬ）制御部（図２の１０）において実行される。
【００２９】処理内容を説明すると，ダウンロードの制
御を行うプログラムは予めＤＬ制御部１０にダウンロー
ドされているものとし，最初にダウンロード対象の伝送
装置（ノード）のバージョンを伝送ソフトウェア（図２
の１１または１２）のバージョン格納テーブル（図２の
１１０または１２０）から取得する（図４のＳ１）。一
方，判定テーブル１５がダウンロードしようとするソフ
トウェアに対応して設けられ，そこにダウンロード先バ
ージョン，ダウンロード互換バージョン，当該ネットワ
ークにおいて使用しても良い（互換性がある）バージョ
ンを格納したダウンロード互換バージョン，及び自ノー
ドのＩＤ（識別番号）とネットワークの全ての他ノード
のＩＤが設定される。
御を行うプログラムは予めＤＬ制御部１０にダウンロー
ドされているものとし，最初にダウンロード対象の伝送
装置（ノード）のバージョンを伝送ソフトウェア（図２
の１１または１２）のバージョン格納テーブル（図２の
１１０または１２０）から取得する（図４のＳ１）。一
方，判定テーブル１５がダウンロードしようとするソフ
トウェアに対応して設けられ，そこにダウンロード先バ
ージョン，ダウンロード互換バージョン，当該ネットワ
ークにおいて使用しても良い（互換性がある）バージョ
ンを格納したダウンロード互換バージョン，及び自ノー
ドのＩＤ（識別番号）とネットワークの全ての他ノード
のＩＤが設定される。
【００３０】取得されたこの伝送装置（ノード）のソフ
トウェアのバージョンは，判定テーブルに設定されたダ
ウンロード元バージョンと比較されて問題ないか判別さ
れる（図４のＳ２）。問題がある場合（ダウンロード元
バージョンに含まれていないバージョンの場合），ダウ
ンロード不可（自ノードが問題）としてアラームを発生
し（図４のＳ３），問題がない場合は取得したバージョ
ンを判定テーブルの自ノードバージョンとして格納する
（同Ｓ４）。続いて，判定テーブルからＩＤを取得し，
全ノードに「バージョン要求」コマンドを送信する（図
４のＳ５）。このコマンドを受信した他のノードはそれ
ぞれのバージョンを含む「バージョン返答」コマンドを
当該ノードに返す。他ノードからの「バージョン返答」
コマンドにより返信されたバージョンは判定テーブルの
他ノードのバージョンの項目に格納される（図４のＳ
６）。
トウェアのバージョンは，判定テーブルに設定されたダ
ウンロード元バージョンと比較されて問題ないか判別さ
れる（図４のＳ２）。問題がある場合（ダウンロード元
バージョンに含まれていないバージョンの場合），ダウ
ンロード不可（自ノードが問題）としてアラームを発生
し（図４のＳ３），問題がない場合は取得したバージョ
ンを判定テーブルの自ノードバージョンとして格納する
（同Ｓ４）。続いて，判定テーブルからＩＤを取得し，
全ノードに「バージョン要求」コマンドを送信する（図
４のＳ５）。このコマンドを受信した他のノードはそれ
ぞれのバージョンを含む「バージョン返答」コマンドを
当該ノードに返す。他ノードからの「バージョン返答」
コマンドにより返信されたバージョンは判定テーブルの
他ノードのバージョンの項目に格納される（図４のＳ
６）。
【００３１】次に，返信された他ノードのバージョン
が，判定テーブルに設定されているダウンロード互換バ
ージョン（ネットワークで使用しても良いバージョン）
にあるか判別する（図５のＳ７）。ここで，ダウンロー
ド互換バージョンに含まれてないことが分かると，ダウ
ンロード不可（ネットワーク問題による）のアラームを
発生する（図５のＳ８）。ダウンロード互換バージョン
に含まれていることが分かると，判定テーブル１５から
ノードＩＤを取得し，全ノードに「ＤＬ開始」メッセー
ジ（コマンド）を送信する（同Ｓ９）。このメッセージ
を受信したノードは，「ＤＬ中：ノードＩＤ（ＤＬ開始
を送信したノードのＩＤ）」状態を表示する。この後，
自ノードにおいてダウンロード開始状態（ＤＬ開始Cond
ition)を表示し（図５のＳ１０），ダウンロードを開始
し（同Ｓ１１），ダウンロードを終了すると（同Ｓ１
２），自ノードにおいてダウンロード終了状態（ＤＬ終
了Condition)を表示する（同Ｓ１３）。なお，このノー
ドに対するダウンロードは，図２には図示省略されてい
るが，ノードに接続されたパーソナルコンピュータ等に
備えられた記憶媒体から図２のスタンバイ系の伝送ソフ
トウェア１２に対して上書き形式で実行される。
が，判定テーブルに設定されているダウンロード互換バ
ージョン（ネットワークで使用しても良いバージョン）
にあるか判別する（図５のＳ７）。ここで，ダウンロー
ド互換バージョンに含まれてないことが分かると，ダウ
ンロード不可（ネットワーク問題による）のアラームを
発生する（図５のＳ８）。ダウンロード互換バージョン
に含まれていることが分かると，判定テーブル１５から
ノードＩＤを取得し，全ノードに「ＤＬ開始」メッセー
ジ（コマンド）を送信する（同Ｓ９）。このメッセージ
を受信したノードは，「ＤＬ中：ノードＩＤ（ＤＬ開始
を送信したノードのＩＤ）」状態を表示する。この後，
自ノードにおいてダウンロード開始状態（ＤＬ開始Cond
ition)を表示し（図５のＳ１０），ダウンロードを開始
し（同Ｓ１１），ダウンロードを終了すると（同Ｓ１
２），自ノードにおいてダウンロード終了状態（ＤＬ終
了Condition)を表示する（同Ｓ１３）。なお，このノー
ドに対するダウンロードは，図２には図示省略されてい
るが，ノードに接続されたパーソナルコンピュータ等に
備えられた記憶媒体から図２のスタンバイ系の伝送ソフ
トウェア１２に対して上書き形式で実行される。
【００３２】続いて，判定テーブル１５から，他ノード
のＩＤを取得して，全ノードに「ＤＬ終了」メッセージ
（コマンド）を送信する（図５のＳ１４）。このコマン
ドを受信したノードは，「ＤＬ中：ノードＩＤ（ＤＬ終
了を送信したノードのＩＤ）」状態の表示を消去する。
この後，判定テーブル１５の自ノードバージョンを新し
い値にして（図５のＳ１５），ダウンロードを終了す
る。
のＩＤを取得して，全ノードに「ＤＬ終了」メッセージ
（コマンド）を送信する（図５のＳ１４）。このコマン
ドを受信したノードは，「ＤＬ中：ノードＩＤ（ＤＬ終
了を送信したノードのＩＤ）」状態の表示を消去する。
この後，判定テーブル１５の自ノードバージョンを新し
い値にして（図５のＳ１５），ダウンロードを終了す
る。
【００３３】図６は本発明で使用するコマンドの説明図
であり，Ａ．はコマンドの一覧を示し，Ｂ．はコマンド
のフォーマットである。この例では，Ａ．に示すように
項番１〜４のように４つのコマンドがある。コマンドは
Ｂ．に示すフォーマットを備え，「相手先ノード」，
「自ノード」，「コマンド」，「情報」とで構成され
る。そして，「バージョン要求」コマンドは，他ノード
にソフトウェアバージョンを要求することを目的とし，
「バージョン返答」コマンドは，他のノードからそれぞ
れのソフトウェアのバージョンを返信することを目的と
し，「ＤＬ開始」コマンドと「ＤＬ終了」コマンドは，
それぞれ自ノードでダウンロードを開始する時と，終了
した時に，ネットワークに接続された全ての他のノード
に通知することを目的とする。
であり，Ａ．はコマンドの一覧を示し，Ｂ．はコマンド
のフォーマットである。この例では，Ａ．に示すように
項番１〜４のように４つのコマンドがある。コマンドは
Ｂ．に示すフォーマットを備え，「相手先ノード」，
「自ノード」，「コマンド」，「情報」とで構成され
る。そして，「バージョン要求」コマンドは，他ノード
にソフトウェアバージョンを要求することを目的とし，
「バージョン返答」コマンドは，他のノードからそれぞ
れのソフトウェアのバージョンを返信することを目的と
し，「ＤＬ開始」コマンドと「ＤＬ終了」コマンドは，
それぞれ自ノードでダウンロードを開始する時と，終了
した時に，ネットワークに接続された全ての他のノード
に通知することを目的とする。
【００３４】図７はダウンロードに関係するアラーム／
状態の表示の種別を表す。このアラーム／状態の表示は
上記実施例のフローチャート（図２）の各処理において
発生し，図７には項番１〜６の合計６つのアラームが用
いられている。
状態の表示の種別を表す。このアラーム／状態の表示は
上記実施例のフローチャート（図２）の各処理において
発生し，図７には項番１〜６の合計６つのアラームが用
いられている。
【００３５】最初の項番１，２は，「ダウンロード不
可」が自ノードに問題ある場合と，ネットワークに問題
がある場合に対応して発生している。次の項番３，４は
「ダウンロード開始」，「ダウンロード終了」の状態を
通知する例である。また，項番５，６は「ダウンロード
中（自ノード）」と「ダウンロード中（他ノード）」の
状態表示であり，それぞれ自ノードがダウンロード中の
状態の表示と，ダウンロード開始メッセージ（コマン
ド）を受信して，ダウンロード終了メッセージ（コマン
ド）を受信するまで他ノードがダウンロード中であるこ
との表示を意味する。
可」が自ノードに問題ある場合と，ネットワークに問題
がある場合に対応して発生している。次の項番３，４は
「ダウンロード開始」，「ダウンロード終了」の状態を
通知する例である。また，項番５，６は「ダウンロード
中（自ノード）」と「ダウンロード中（他ノード）」の
状態表示であり，それぞれ自ノードがダウンロード中の
状態の表示と，ダウンロード開始メッセージ（コマン
ド）を受信して，ダウンロード終了メッセージ（コマン
ド）を受信するまで他ノードがダウンロード中であるこ
との表示を意味する。
【００３６】図８は判定テーブルの説明図である。判定
テーブルは，上記図１以下に説明したように，バージョ
ンの適合性及びバージョン管理に用いられ，このテーブ
ルの大きさは可変であり，ダウンロードプログラムに備
えられ，その詳細を以下に説明する。
テーブルは，上記図１以下に説明したように，バージョ
ンの適合性及びバージョン管理に用いられ，このテーブ
ルの大きさは可変であり，ダウンロードプログラムに備
えられ，その詳細を以下に説明する。
【００３７】判定テーブルは，１レコードがノードＩ
Ｄ，バージョン番号，種類ＩＤの３種類のデータからな
る。ノードＩＤは，ネットワークに接続された伝送装置
を一意に示すＩＤであり，判定テーブルの中の「自ノー
ドバージョン」と「他ノードバージョン」で使用され
る。バージョン番号はソフトウェアのバージョンの番号
を表し，種類ＩＤは格納しているバージョンの種類（Ｄ
Ｌ先バージョン，ＤＬ元バージョン等）を表し，種類Ｉ
Ｄには１〜５の５つがある。
Ｄ，バージョン番号，種類ＩＤの３種類のデータからな
る。ノードＩＤは，ネットワークに接続された伝送装置
を一意に示すＩＤであり，判定テーブルの中の「自ノー
ドバージョン」と「他ノードバージョン」で使用され
る。バージョン番号はソフトウェアのバージョンの番号
を表し，種類ＩＤは格納しているバージョンの種類（Ｄ
Ｌ先バージョン，ＤＬ元バージョン等）を表し，種類Ｉ
Ｄには１〜５の５つがある。
【００３８】図８に示すように，種類ＩＤが「１」の場
合，「ＤＬ先バージョン」で，これからダウンロードす
るソフトウェアのバージョンを表し，個数は１個であ
る。種類ＩＤが「２」の場合，「ＤＬ元バージョン」
で，ダウンロード先バージョンをダウンロードすること
が可能なダウンロード元のソフトウェアのバージョンを
表し，個数は複数個存在することができる。また，種類
ＩＤが「３」の場合，「ＤＬ互換バージョン」で，ネッ
トワーク上に存在しても問題ないソフトウェアのバージ
ョンを表し，個数は複数個存在する場合を含む。種類Ｉ
Ｄが「４」の場合，「自ノードバージョン」で，ダウン
ロードが行われるノードのソフトウェアのバージョンを
表し，個数は１個である。更に，種類ＩＤが「５」の場
合，「他ノードバージョン」で，ネットワーク上に接続
された各伝送装置（ノード）のバージョン格納テーブル
のバージョンであり，個数はネットワークに接続された
他の伝送装置の個数に対応する。
合，「ＤＬ先バージョン」で，これからダウンロードす
るソフトウェアのバージョンを表し，個数は１個であ
る。種類ＩＤが「２」の場合，「ＤＬ元バージョン」
で，ダウンロード先バージョンをダウンロードすること
が可能なダウンロード元のソフトウェアのバージョンを
表し，個数は複数個存在することができる。また，種類
ＩＤが「３」の場合，「ＤＬ互換バージョン」で，ネッ
トワーク上に存在しても問題ないソフトウェアのバージ
ョンを表し，個数は複数個存在する場合を含む。種類Ｉ
Ｄが「４」の場合，「自ノードバージョン」で，ダウン
ロードが行われるノードのソフトウェアのバージョンを
表し，個数は１個である。更に，種類ＩＤが「５」の場
合，「他ノードバージョン」で，ネットワーク上に接続
された各伝送装置（ノード）のバージョン格納テーブル
のバージョンであり，個数はネットワークに接続された
他の伝送装置の個数に対応する。
【００３９】図９，図１０はネットワークの構成例と判
定テーブルの例である。図９にはネットワークとして伝
送装置が５台設けられており，各伝送装置のノードＩＤ
は，ノード０（Node０），ノード１（Node１），ノード
２（Node２），ノード３（Node３），ノード４（Node
４）である。このような構成を持つネットワークにおい
て，Node０のノードのソフトウェアのバージョン番号は
「４」であり，このNode０のノードに対してバージョン
番号「５」のソフトウェアをダウンロードする場合の判
定テーブルの例が図１０に示す。
定テーブルの例である。図９にはネットワークとして伝
送装置が５台設けられており，各伝送装置のノードＩＤ
は，ノード０（Node０），ノード１（Node１），ノード
２（Node２），ノード３（Node３），ノード４（Node
４）である。このような構成を持つネットワークにおい
て，Node０のノードのソフトウェアのバージョン番号は
「４」であり，このNode０のノードに対してバージョン
番号「５」のソフトウェアをダウンロードする場合の判
定テーブルの例が図１０に示す。
【００４０】図１０の判定テーブルは，項番１〜１２に
分けられ，種類ＩＤが「１」（ＤＬ先バージョン）に対
応するバージョン番号は「５」で，種類ＩＤが「２」
（ＤＬ元バージョン）に対応するバージョン番号が
「３」と「４」であり，バージョン番号３または４から
ならバージョン５をダウンロードできることを表してい
る。また，種類ＩＤが「３」の互換バージョンは，上記
図９に示すネットワークに対して図１０の項番４〜７に
格納されており，バージョン番号「５」，「４」，
「３」，「２」が互換バージョンである。また，種類Ｉ
Ｄ「４」の自ノードバージョン番号は，上記の図４のフ
ローチャートにより「４」が取得される。更に，種類Ｉ
Ｄ「５」の他ノードのバージョン番号は，本発明により
他のノードに対してバージョン要求のコマンドを送信す
る場合に使用し，各バージョン要求に対して各ノードか
ら返信されることで取得され，図１０では項番９〜１２
に対し，ノード１，ノード２，ノード３，ノード４に対
してそれぞれバージョン番号「５」，「４」，「３」，
「１」が格納される。
分けられ，種類ＩＤが「１」（ＤＬ先バージョン）に対
応するバージョン番号は「５」で，種類ＩＤが「２」
（ＤＬ元バージョン）に対応するバージョン番号が
「３」と「４」であり，バージョン番号３または４から
ならバージョン５をダウンロードできることを表してい
る。また，種類ＩＤが「３」の互換バージョンは，上記
図９に示すネットワークに対して図１０の項番４〜７に
格納されており，バージョン番号「５」，「４」，
「３」，「２」が互換バージョンである。また，種類Ｉ
Ｄ「４」の自ノードバージョン番号は，上記の図４のフ
ローチャートにより「４」が取得される。更に，種類Ｉ
Ｄ「５」の他ノードのバージョン番号は，本発明により
他のノードに対してバージョン要求のコマンドを送信す
る場合に使用し，各バージョン要求に対して各ノードか
ら返信されることで取得され，図１０では項番９〜１２
に対し，ノード１，ノード２，ノード３，ノード４に対
してそれぞれバージョン番号「５」，「４」，「３」，
「１」が格納される。
【００４１】なお，この判定テーブルの例では，本発明
のダウンロードの実施例のフローチャートによれば，他
ノードの一つであるノード４のバージョン番号が「１」
であって，ネットワークの互換バージョンである２〜５
の何れにも該当しないため，ノード０におけるバージョ
ン番号「５」のダウンロードは行われない。
のダウンロードの実施例のフローチャートによれば，他
ノードの一つであるノード４のバージョン番号が「１」
であって，ネットワークの互換バージョンである２〜５
の何れにも該当しないため，ノード０におけるバージョ
ン番号「５」のダウンロードは行われない。
【００４２】図１１，図１２はダウンロード制御の具体
例１であり，図１１は具体例１のネットワークの構成と
処理シーケンス，図１２は具体例１の判定テーブル及び
バージョン格納テーブルを示す。
例１であり，図１１は具体例１のネットワークの構成と
処理シーケンス，図１２は具体例１の判定テーブル及び
バージョン格納テーブルを示す。
【００４３】この具体例１は，図１１のＡ．に示すよう
にネットワークはノード（Nodeで表す) １，ノード２，
ノード３とで構成され，この中のノード１に対しバージ
ョン番号「６」をダウンロードしようとする例である。
この構成において，ノード１は，最初に自ノードのバー
ジョン格納テーブル（図１２の下部）からバージョン
「３」を取得する。次に，この取得した自ノードのバー
ジョン番号「３」を，図１１のＢ．に示すようにＤＬ元
バージョンと比較する。この時，ＤＬ元バージョンは，
図１２の判定テーブルによればバージョン「５」，
「４」が格納されており，自ノードのバージョン番号
「３」がＤＬ元バージョンにないことが分かる。よっ
て，この例ではダウンロード不可（自ノードの問題によ
る不可）のアラームを出力して，ダウンロードを終了す
る。なお，この例では，他ノードに対しバージョンの要
求を行われない。
にネットワークはノード（Nodeで表す) １，ノード２，
ノード３とで構成され，この中のノード１に対しバージ
ョン番号「６」をダウンロードしようとする例である。
この構成において，ノード１は，最初に自ノードのバー
ジョン格納テーブル（図１２の下部）からバージョン
「３」を取得する。次に，この取得した自ノードのバー
ジョン番号「３」を，図１１のＢ．に示すようにＤＬ元
バージョンと比較する。この時，ＤＬ元バージョンは，
図１２の判定テーブルによればバージョン「５」，
「４」が格納されており，自ノードのバージョン番号
「３」がＤＬ元バージョンにないことが分かる。よっ
て，この例ではダウンロード不可（自ノードの問題によ
る不可）のアラームを出力して，ダウンロードを終了す
る。なお，この例では，他ノードに対しバージョンの要
求を行われない。
【００４４】図１３，図１４はダウンロード制御の具体
例２であり，ダウンロードができない場合の例である。
図１３は対象となるネットワーク構成と動作シーケンス
を示し，図１４は具体例２の判定テーブルとバージョン
格納テーブルを示す。
例２であり，ダウンロードができない場合の例である。
図１３は対象となるネットワーク構成と動作シーケンス
を示し，図１４は具体例２の判定テーブルとバージョン
格納テーブルを示す。
【００４５】この具体例２の場合，ネットワークはノー
ド１，ノード２，ノード３とで構成され，この中のノー
ド１に対しバージョン番号「６」をダウンロードしよう
とする例である。この構成において，ノード１は，最初
に自ノードのバージョン格納テーブル（図１４の下部）
からバージョン番号「４」を取得する。
ド１，ノード２，ノード３とで構成され，この中のノー
ド１に対しバージョン番号「６」をダウンロードしよう
とする例である。この構成において，ノード１は，最初
に自ノードのバージョン格納テーブル（図１４の下部）
からバージョン番号「４」を取得する。
【００４６】次に，この取得した自ノードのバージョン
番号「４」を，図１３のＢ．の(1)に示すようにＤＬ元
バージョンと比較する。この時，ＤＬ元バージョンは，
図１４の判定テーブルによればバージョン「５」，
「４」が格納されており，自ノードのバージョン番号
「４」がＤＬ元バージョンにあることが分かり，次に
(2),(4) に示すように他ノード（ノード２，ノード３）
に対しバージョン要求のコマンドを送信し，(3),(5) に
示すように他ノードからのバージョンの返答を取得す
る。この具体例２では，ノード２からバージョン
「５」，ノード３からバージョン「１」が取得されて，
図１４に示す判定テーブルの種類ＩＤ５のノード２，ノ
ード３の項目に格納する。ここで図１３のＢ．の(6) に
示すように取得したノード２とノード３のバージョン
を，判定テーブルに設定されたネットワークのダウンロ
ード互換バージョンと比較し，ノード３のバージョン
「１」がダウンロード互換バージョンに無いことが分か
り，ダウンロード不可（ネットワーク問題による）を発
生して，ダウンロードを中止する。
番号「４」を，図１３のＢ．の(1)に示すようにＤＬ元
バージョンと比較する。この時，ＤＬ元バージョンは，
図１４の判定テーブルによればバージョン「５」，
「４」が格納されており，自ノードのバージョン番号
「４」がＤＬ元バージョンにあることが分かり，次に
(2),(4) に示すように他ノード（ノード２，ノード３）
に対しバージョン要求のコマンドを送信し，(3),(5) に
示すように他ノードからのバージョンの返答を取得す
る。この具体例２では，ノード２からバージョン
「５」，ノード３からバージョン「１」が取得されて，
図１４に示す判定テーブルの種類ＩＤ５のノード２，ノ
ード３の項目に格納する。ここで図１３のＢ．の(6) に
示すように取得したノード２とノード３のバージョン
を，判定テーブルに設定されたネットワークのダウンロ
ード互換バージョンと比較し，ノード３のバージョン
「１」がダウンロード互換バージョンに無いことが分か
り，ダウンロード不可（ネットワーク問題による）を発
生して，ダウンロードを中止する。
【００４７】図１５〜図１８はダウンロード制御の具体
例３であり，ダウンロードができた場合の例である。図
１５は具体例３のネットワークの構成，図１６，図１７
は具体例３のダウンロード制御の動作シーケンス（その
１），（その２），図１８は具体例３の判定テーブルと
バージョン格納テーブルを示す。
例３であり，ダウンロードができた場合の例である。図
１５は具体例３のネットワークの構成，図１６，図１７
は具体例３のダウンロード制御の動作シーケンス（その
１），（その２），図１８は具体例３の判定テーブルと
バージョン格納テーブルを示す。
【００４８】この具体例３は，図１５に示すネットワー
ク構成を備え，ノード１〜３とから成り，各ノードのソ
フトウェアの現在のバージョンはそれぞれバージョン
４，バージョン６，バージョン３である時，ノード１に
バージョン６のソフトウェアをダウンロードしようとす
る例である。
ク構成を備え，ノード１〜３とから成り，各ノードのソ
フトウェアの現在のバージョンはそれぞれバージョン
４，バージョン６，バージョン３である時，ノード１に
バージョン６のソフトウェアをダウンロードしようとす
る例である。
【００４９】この構成において，ノード１は，最初に自
ノードのバージョン格納テーブル（図１８の下部）から
バージョン番号「４」を取得する。次に，この取得した
自ノードのバージョン番号「４」を，図１６の(1) に示
すようにＤＬ元バージョンと比較する。この時，バージ
ョン「６」をダウンロードが可能なＤＬ元バージョン
は，図１８の判定テーブルの設定によればバージョン
「５」，「４」であり，自ノードのバージョン番号
「４」が含まれていることが分かる。次に図１６の(2),
(4) に示すように他ノード（ノード２，ノード３）に対
しバージョン要求のコマンドを送信し，(3),(5) に示す
ように他ノードからのバージョンの返答を取得する。こ
の具体例３では，ノード２からバージョン「６」，ノー
ド３からバージョン「３」が取得されて，図１８に示す
ように判定テーブルの種類ＩＤ５のノード２，ノード３
の項目にそれぞれ格納される。次に図１７の(6) に示す
ように取得したノード２とノード３のバージョンを，図
１８の判定テーブルに設定された種類ＩＤ３の項に設定
されたネットワークのダウンロード互換バージョンと比
較する。この例では，ダウンロード互換バージョンは
「３」，「４」，「５」，「６」であるから，ノード２
とノード３のバージョンが含まれていることが確認さ
れ，図１７の(7),(9) に示すようにダウンロード開始の
コマンドを他ノードであるノード２とノード３に通知す
る。他ノードのノード２，３では，図１７の(8),(10)で
示すようにそれぞれ他ノード（ノード１を表す）がダウ
ンロード中であることを表すアラームを出す。
ノードのバージョン格納テーブル（図１８の下部）から
バージョン番号「４」を取得する。次に，この取得した
自ノードのバージョン番号「４」を，図１６の(1) に示
すようにＤＬ元バージョンと比較する。この時，バージ
ョン「６」をダウンロードが可能なＤＬ元バージョン
は，図１８の判定テーブルの設定によればバージョン
「５」，「４」であり，自ノードのバージョン番号
「４」が含まれていることが分かる。次に図１６の(2),
(4) に示すように他ノード（ノード２，ノード３）に対
しバージョン要求のコマンドを送信し，(3),(5) に示す
ように他ノードからのバージョンの返答を取得する。こ
の具体例３では，ノード２からバージョン「６」，ノー
ド３からバージョン「３」が取得されて，図１８に示す
ように判定テーブルの種類ＩＤ５のノード２，ノード３
の項目にそれぞれ格納される。次に図１７の(6) に示す
ように取得したノード２とノード３のバージョンを，図
１８の判定テーブルに設定された種類ＩＤ３の項に設定
されたネットワークのダウンロード互換バージョンと比
較する。この例では，ダウンロード互換バージョンは
「３」，「４」，「５」，「６」であるから，ノード２
とノード３のバージョンが含まれていることが確認さ
れ，図１７の(7),(9) に示すようにダウンロード開始の
コマンドを他ノードであるノード２とノード３に通知す
る。他ノードのノード２，３では，図１７の(8),(10)で
示すようにそれぞれ他ノード（ノード１を表す）がダウ
ンロード中であることを表すアラームを出す。
【００５０】ノード１では，図１７の(11)に示すように
自ノードにダウンロード開始レポートをノードのダウン
ロード制御部に上げ，自ノードのダウンロード状態を表
示してダウンロードを開始する。ダウンロードを終了す
ると，ダウンロード終了レポートを上げ，自ノードのダ
ウンロード状態を消去する。続けて，図１７の(12),(1
4) に示すように他ノードであるノード２，ノード３に
対しダウンロード終了のコマンドを送信する。これを受
けたノード２，ノード３は，図１７の(13),(15)に示す
ようにそれぞれのダウンロード中アラームを消す。次に
ノード１では，自ノードのバージョン格納テーブル（図
１８の下部）のバージョンを「３」から「６」に更新す
る。また，判定テーブルの種類ＩＤ３の自ノードバージ
ョンも「６」に更新する。
自ノードにダウンロード開始レポートをノードのダウン
ロード制御部に上げ，自ノードのダウンロード状態を表
示してダウンロードを開始する。ダウンロードを終了す
ると，ダウンロード終了レポートを上げ，自ノードのダ
ウンロード状態を消去する。続けて，図１７の(12),(1
4) に示すように他ノードであるノード２，ノード３に
対しダウンロード終了のコマンドを送信する。これを受
けたノード２，ノード３は，図１７の(13),(15)に示す
ようにそれぞれのダウンロード中アラームを消す。次に
ノード１では，自ノードのバージョン格納テーブル（図
１８の下部）のバージョンを「３」から「６」に更新す
る。また，判定テーブルの種類ＩＤ３の自ノードバージ
ョンも「６」に更新する。
【００５１】
【発明の効果】本発明によれば，ダウンロードが可能な
ダウンロード元のバージョンの条件を予め設定して，そ
の条件を満たす場合にネットワークを構成する伝送装置
の全てのバージョンを基にダウンロードの可否を決定す
るのでダウンロードによる問題が起きることを防ぐこと
ができる。
ダウンロード元のバージョンの条件を予め設定して，そ
の条件を満たす場合にネットワークを構成する伝送装置
の全てのバージョンを基にダウンロードの可否を決定す
るのでダウンロードによる問題が起きることを防ぐこと
ができる。
【００５２】また，バージョンの違いを全ての伝送装置
でアラーム表示するので，各伝送装置の操作者が誤操作
をすることを防ぐことができる。更に，特別なサーバを
設けることなくネットワークのバージョンに配慮したダ
ウンロードができるため，ネットワークに障害が発生し
てもサーバと通信できない場合でもダウンロードを実行
することができる。
でアラーム表示するので，各伝送装置の操作者が誤操作
をすることを防ぐことができる。更に，特別なサーバを
設けることなくネットワークのバージョンに配慮したダ
ウンロードができるため，ネットワークに障害が発生し
てもサーバと通信できない場合でもダウンロードを実行
することができる。
【図１】本発明の原理構成を示す図である。
【図２】本発明が実施される伝送装置の構成例を示す図
である。
である。
【図３】伝送装置が設けられるネットワークの構成例を
示す図である。
示す図である。
【図４】ダウンロード制御の実施例のフローチャート
（その１）を示す図である。
（その１）を示す図である。
【図５】ダウンロード制御の実施例のフローチャート
（その２）を示す図である。
（その２）を示す図である。
【図６】本発明で使用するコマンドの説明図である。
【図７】ダウンロードに関係するアラーム／状態の表示
の種別を表す図である。
の種別を表す図である。
【図８】判定テーブルの説明図である。
【図９】ネットワークの構成例を示す図である。
【図１０】判定テーブルの例を示す図である。
【図１１】具体例１のネットワークの構成と処理シーケ
ンスを示す図である。
ンスを示す図である。
【図１２】具体例１の判定テーブル及びバージョン格納
テーブルを示す図である。
テーブルを示す図である。
【図１３】対象となるネットワーク構成と動作シーケン
スを示す図である。
スを示す図である。
【図１４】具体例２の判定テーブルとバージョン格納テ
ーブルを示す図である。
ーブルを示す図である。
【図１５】具体例３のネットワークの構成を示す図であ
る。
る。
【図１６】具体例３のダウンロード制御の動作シーケン
ス（その１）を示す図である。
ス（その１）を示す図である。
【図１７】具体例３のダウンロード制御の動作シーケン
ス（その２）を示す図である。
ス（その２）を示す図である。
【図１８】具体例３の判定テーブルとバージョン格納テ
ーブルを示す図である。
ーブルを示す図である。
【図１９】従来例１の構成を示す図である。
【図２０】従来例１のテーブルの例を示す図である。
【図２１】従来例２の構成を示す図である。
【図２２】従来例２のフローチャート（端末主導型）を
示す図である。
示す図である。
【図２３】従来例２のフローチャート（サーバ主導型）
を示す図である。
を示す図である。
【符号の説明】 １ 伝送装置（ノード） １０ 制御部 １０ａ ダウンロード対象バージョン取得手段 １０ｂ ダウンロード元条件判定手段 １０ｃ 他ノードバージョン取得手段 １０ｄ ネットワーク互換性判定手段 １０ｅ 状態通知手段 １０ｆ ダウンロード手段 ２ 判定テーブル ２ａ ダウンロード先バージョン ２ｂ ダウンロード元バージョン ２ｃ ダウンロード互換バージョン ２ｄ 自ノードバージョン ２ｅ 他ノードバージョン ３ アラーム手段 ４ 自ノードバージョン保持部 ５ ダウンロード装置 ５ａ 判定テーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5B076 AA04 AC01 BB06 5B089 GA34 GB03 JA34 JB07 JB10 KA10 KA13 KB09 KC15 KC44 KC47
Claims (5)
- 【請求項１】 伝送装置のダウンロード方法において，
伝送装置の制御部へ新たなバージョンをダウンロードす
る時，予めネットワークに存在が可能な互換バージョン
情報が設定された判定テーブルを設け，ネットワークに
接続された他の各伝送装置に対してそれぞれのバージョ
ン情報を要求するコマンドを送信し，各他伝送装置から
返送されたバージョン情報を受け取ると，受け取った各
他伝送装置のバージョン情報が上記互換バージョンに含
まれているか判別し，含まれているとダウンロード開始
のコマンドを他の各伝送装置に通知して，前記新たなバ
ージョンの伝送装置へのダウンロードを行い，ダウンロ
ード終了後にダウンロード終了の通知を他の各伝送装置
に通知することを特徴とする伝送装置のダウンロード方
法。 - 【請求項２】 請求項１において，前記伝送装置は自ノ
ードバージョンを保持するバージョン格納テーブルを備
え，前記判定テーブルに，前記新たなバージョンをダウ
ンロードする対象とすることが可能なダウンロード元バ
ージョン情報を設定し，伝送装置の制御部へ新たなバー
ジョンをダウンロードする時，前記バージョン格納テー
ブルから自ノードバージョンを取り出し，取り出したバ
ージョンが前記判定テーブルのダウンロード元バージョ
ン情報に含まれているか判別し，設定されている場合に
前記ネットワークに接続された他の各伝送装置に対して
それぞれのバージョン情報を要求するコマンドを送信す
ることを特徴とする伝送装置のダウンロード方法。 - 【請求項３】 請求項１において，前記判定テーブル
は，ダウンロードを行う新たなバージョンを表すダウン
ロード先バージョンと，前記ダウンロード互換バージョ
ンと，請求項２に記載の自ノードバージョン及びダウン
ロード元バージョン，及び前記他伝送装置のバージョン
情報とが格納されることを特徴とする伝送装置のダウン
ロード方法。 - 【請求項４】 請求項１において受け取った各他伝送装
置のバージョン情報が上記互換バージョンに含まれてい
ないか，請求項２において取り出したバージョンが前記
判定テーブルのダウンロード元バージョン情報に含まれ
ていないかが判別されると，それぞれに対応したアラー
ムを発生し，ダウンロードを中止することを特徴とする
伝送装置のダウンロード方法。 - 【請求項５】 ダウンロードの制御を行う伝送装置にお
いて，伝送装置は，自伝送装置のソフトウェアバージョ
ンを格納するバージョン格納テーブルと，ネットワーク
に接続された伝送装置のソフトウェアバージョンを格納
する判定テーブルと，伝送装置間で制御情報の通信を行
う通信装置と，ダウンロードの可否を判定する判定装置
を備え，ダウンロード時に前記通信装置によりネットワ
ークに接続された他の伝送装置からバージョン番号を取
得し判定テーブルに格納して，前記判定装置で適合性を
判定し，ダウンロードができないときはアラームを発し
てダウンロードを中止することを特徴とする伝送装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279623A JP2000112763A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 伝送装置のダウンロード方法及び伝送装置 |
| US09/334,767 US20020143801A1 (en) | 1998-10-01 | 1999-06-16 | A method of downloading new version software into a transmission system which operates according to the software and a transmission system having function for downloading the new version software |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10279623A JP2000112763A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 伝送装置のダウンロード方法及び伝送装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000112763A true JP2000112763A (ja) | 2000-04-21 |
Family
ID=17613568
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10279623A Pending JP2000112763A (ja) | 1998-10-01 | 1998-10-01 | 伝送装置のダウンロード方法及び伝送装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20020143801A1 (ja) |
| JP (1) | JP2000112763A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003018529A (ja) * | 2001-06-28 | 2003-01-17 | Sony Corp | 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム |
| GB2382424A (en) * | 2001-08-17 | 2003-05-28 | Hewlett Packard Co | System and method for automatically installing a correct software version from media containing multiple software versions |
| JP2004519751A (ja) * | 2000-08-01 | 2004-07-02 | ダイムラークライスラー・アクチェンゲゼルシャフト | ソフトウェアのロード方法 |
| EP1160665A3 (en) * | 2000-05-19 | 2006-08-30 | Sony Corporation | Information processing method and apparatus and recording medium |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US7617292B2 (en) | 2001-06-05 | 2009-11-10 | Silicon Graphics International | Multi-class heterogeneous clients in a clustered filesystem |
| US7640582B2 (en) | 2003-04-16 | 2009-12-29 | Silicon Graphics International | Clustered filesystem for mix of trusted and untrusted nodes |
| US8010558B2 (en) | 2001-06-05 | 2011-08-30 | Silicon Graphics International | Relocation of metadata server with outstanding DMAPI requests |
| US20040139125A1 (en) | 2001-06-05 | 2004-07-15 | Roger Strassburg | Snapshot copy of data volume during data access |
| DE10238546A1 (de) * | 2002-08-22 | 2004-03-11 | Siemens Ag | Verfahren zur Bereitstellung von Ressourcen in Kommunikations-Netzwerken |
| US8819179B2 (en) * | 2007-10-09 | 2014-08-26 | Cleversafe, Inc. | Data revision synchronization in a dispersed storage network |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| USH1964H1 (en) * | 1997-09-26 | 2001-06-05 | Dsc/Celcore, Inc. | Resource management sub-system of a telecommunications switching system |
-
1998
- 1998-10-01 JP JP10279623A patent/JP2000112763A/ja active Pending
-
1999
- 1999-06-16 US US09/334,767 patent/US20020143801A1/en not_active Abandoned
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| US7274859B2 (en) | 2001-06-28 | 2007-09-25 | Sony Corporation | Information processing apparatus and method, recording medium, and program |
| GB2382424A (en) * | 2001-08-17 | 2003-05-28 | Hewlett Packard Co | System and method for automatically installing a correct software version from media containing multiple software versions |
| GB2382424B (en) * | 2001-08-17 | 2005-08-17 | Hewlett Packard Co | System and methods for automatically installing a correct software version from media containing multiple software versions |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020143801A1 (en) | 2002-10-03 |
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| A521 | Written amendment |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20051101 |