JP2001330957A - ポジ型シリコン含有感光性組成物 - Google Patents

ポジ型シリコン含有感光性組成物

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JP2001330957A JP2000150173A JP2000150173A JP2001330957A JP 2001330957 A JP2001330957 A JP 2001330957A JP 2000150173 A JP2000150173 A JP 2000150173A JP 2000150173 A JP2000150173 A JP 2000150173A JP 2001330957 A JP2001330957 A JP 2001330957A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体デバイスの製造において、ArFやK
rFを光源とする遠紫外線領域の露光に対応し得、高い
解像力を有し、更に、特に0.18μm以下の微細パタ
ーンにおける疎密依存性、および露光マージンに優れた
レジストパターンを与えるポジ型シリコン含有感光性組
成物を提供すること。 【解決手段】 (a)酸により分解しうる基を有し、か
つアルカリ現像液中での溶解度が酸の作用により増大す
る性質のあるポリシロキサン又はポリシルセスキオキサ
ン、(b)活性光線もしくは放射線の照射によりカルボ
ン酸を発生する化合物、(d)溶媒とを含有することを
特徴とするポジ型シリコン含有感光性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線、遠紫外
線、X線、電子線、分子線、γ線、シンクロトロン放射
線等の輻射線による露光用のポジ型シリコン含有感光性
組成物に関し、さらに詳しくは、IC等の半導体製造工
程で、例えば回路基板等を製造する際に用いる、特に高
い解像力と感度、矩形な断面形状のレジストを与え且つ
広いプロセス許容性をそなえた微細加工用ポジ型シリコ
ン含有感光性組成物に関する。
【0002】本発明のポジ型シリコン含有感光性組成物
は、次のような工程で用いることができる。例えば、半
導体ウエハー、又はガラス、セラミックス、金属等の基
板上に又はそれらの上に反射防止層や有機膜を設置した
上にスピン塗布法又はローラー塗布法で0.01〜3μ
mの厚みに塗布される。その後、加熱、乾燥し、露光マ
スクを介して回路パターン等を活性光線照射等により焼
き付け、現像してポジ画像が得られる。更にこのポジ画
像をマスクとしてエッチングする事により基板にパター
ン状の加工を施す事ができる。代表的な応用分野にはI
C等の半導体製造工程、液晶、サーマルヘッド等の回路
基板の製造、更にその他のフォトファブリケーション工
程等がある。
【0003】
【従来の技術】LSIの高集積化にともない従来の単層
レジストでは解像限界が明らかになり、レジストを単層
ではなく多層化することにより、膜厚が厚くしかも微細
な高形状比パターンを形成する方法が提案されている。
すなわち、第1層目に有機高分子の厚膜を形成し、その
上の第2層に薄膜のレジスト材料層を形成したのち、第
2のレジスト材料に高エネルギー線を照射し、現像す
る。それにより得られるパターンをマスクとして第1の
有機高分子を酸素プラズマエッチング(O2RIE)で
異方エッチングすることにより矩形形状性の高いパター
ンを得ようとするものである(リン、ソリッドステート
テクノロジー第24巻第73ぺ一ジ(1981)参
照)。
【0004】この場合、第2レジスト層はO2−RIE
耐性が高くなければならないので、通常シリコン含有ポ
リマーが用いられている。特にシリコン含量を高めるた
めに、ポリマー主鎖にシリコン原子を有する酸分解性基
含有ポリシロキサン又はポリシルセスキオキサンを用い
る試みが多くなされている。例えば、特開昭63−21
8948号、特開平4−245248号、同6−184
311号、同8−160620号、特開平9−2743
19号等の各公報が挙げられる。
【0005】しかし、こうした酸分解性ポリシロキサン
又はポリシルセスキオキサンを用いた2層レジスト法の
試みでもたとえばKrFを露光光源とした0.18μm
以下の限界解像力付近の微細なパターン形成用に適用す
ると、ラインアンドスペースの密な部分と疎な部分にお
けるパターンサイズの差(いわゆる疎密依存性)が大き
いという問題が発生し、半導体等のデバイス作成への実
際の適用が困難となっている。さらに別の問題として、
露光マージン(特にアンダー露光側のマージン)が非常
に小さいという問題がある。これは目標とするパターン
サイズに露光量を合わせ込んだときに、少しアンダー露
光側に露光量が変化するとパターンサイズが大きく変化
したり、場合によっては急にラインアンドスペースのパ
ターンが抜けなくなるという問題があり、これらの部分
における改良が強く望まれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体デバイスの製造において、ArFやKrFを光源とす
る遠紫外線領域の露光に対応し得、高い解像力を有する
ポジ型シリコン含有感光性組成物を提供することにあ
る。本発明の他の目的は、特に0.18μm以下の微細
パターンにおける疎密依存性、および露光マージンに優
れたレジストパターンを与えるポジ型シリコン含有感光
性組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記特性
に留意し、鋭意検討した結果、本発明を完成させるに至
った。即ち、本発明の目的は、以下の構成で達成するこ
とができる。
【0008】(1)(a)酸により分解しうる基を有
し、かつアルカリ現像液中での溶解度が酸の作用により
増大する性質のあるポリシロキサン又はポリシルセスキ
オキサン、(b)活性光線もしくは放射線の照射により
カルボン酸を発生する化合物(d)溶媒とを含有するこ
とを特徴とするポジ型シリコン含有感光性組成物。
【0009】(2) 前記感光性組成物が、(c)活性
光線もしくは放射線の照射によりスルホン酸を発生する
化合物をさらに含有することを特徴とする前記(1)に
記載のポジ型シリコン含有感光性組成物。
【0010】(3) 前記(a)成分の酸により分解し
うる基を有し、かつアルカリ現像液中での溶解度が酸の
作用により増大する性質のあるポリシロキサン又はポリ
シルセスキオキサンが、側鎖に下記一般式(1)で表さ
れる構造を有することを特徴とする前記(1)に記載の
ポジ型シリコン含有感光性組成物。
【0011】
【化2】
【0012】式中、J1は置換基を有していてもよいア
ルキレン基を表し、J2は置換基を有していてもよいア
リーレン基又は置換基を有していてもよいシクロアルキ
レン基を表し、J3は2価の連結基を表し、J4は2〜
4価の連結基を表し、Gは酸の作用により分解する基を
表す。k、l、m、nは各々独立に、0又は1を表す。
但し、k、l、m、nは同時に0であることはない。p
は1〜3の整数を表す。
【0013】(4) 前記感光性組成物が、有機塩基性
化合物を含有することを特徴とする前記(1)に記載の
ポジ型シリコン含有感光性組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を明らか
にするが、本発明はこれに限定されない。本発明のポジ
型シリコン含有感光性組成物は、上記(a)成分のポリ
マーと、上記(b)成分の化合物と、(c)成分の化合
物とを含有する。
【0015】(a)成分のポリマー(以下、「ポリマー
(a)」ともいう)について説明する。(a)成分のポ
リシロキサン又はポリシルセスキオキサンは、酸の作用
により分解する基を側鎖に有するものが挙げられ、好ま
しくは上記一般式(1)で表される構造を側鎖に有する
ものである。これにより、解像力等のレジスト性能及び
耐熱性が優れる。
【0016】一般式(1)中、J1は、置換基を有して
いてもよいアルキレン基、好ましくは置換基を有してい
てもよい炭素数1〜10のアルキレン基を表し、置換基
としては、例えば、Cl、Br、F等のハロゲン原子、
−CN基、−OH基、アミノ基、炭素数1〜4のアルキ
ル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜4
のアルコキシ基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数
7〜14のアラルキル基等が挙げられる。好ましいJ1
は、炭素数1〜6のアルキレン基であり、より好ましく
は炭素数1〜4のアルキレン基(メチレン基、エチレン
基、プロピレン基等)である。kは0又は1を表す。
【0017】J2は置換基を有していてもよいアリーレ
ン基、好ましくは置換基を有していてもよい炭素数6〜
14のアリーレン基又は置換基を有していてもよいシク
ロアルキレン基、好ましくは置換基を有していてもよい
炭素数4〜10のシクロアルキレン基を表し、これらの
置換基の例としてはJ1の説明と同様である。好ましい
J2は、炭素数6〜10のアリーレン基(フェニレン
基、ナフチレン基等)、炭素数5〜8のシクロアルキレ
ン基(シクロヘキシレン基、シクロオクチレン基等)で
ある。lは0又は1を表す。
【0018】J3は2価の連結基を表す。該連結基とし
て、−O−、−N(R21)−、−COO−、−OC
(=O)−、−O(C=O)O−、−CON(R21)
−、−N(R21)CO−、−NH−CO−NH−基等
を挙げることができる。R21は水素原子、炭素数1〜
6のアルキル基を表し、より好ましくは水素原子、炭素
数1〜3のアルキル基である。好ましいJ3は、−CO
O−、−OCO−、−O−、−CON(R21)−、−
N(R21)CO−である。mは0又は1を表す。
【0019】J4は2〜4価の連結基を表す。該連結基
として、置換基を有していても良い炭素数1〜8のアル
キレン基、置換基を有していても良い炭素数4〜10の
シクロアルキレン基、置換基を有していても良い炭素数
5〜10のビシクロアルキレン基、置換基を有していて
も良い炭素数5〜10のトリシクロアルキレン基、置換
基を有していても良い炭素数6〜12のアリーレン基、
及びこれらの基から水素原子1個又は2個除いて形成さ
れる3価又は4価の基が好ましく挙げられる。また、上
記の各連結基は2種以上組み合わせて、一つの連結基を
形成しても良い。上記の更なる置換基としては、例え
ば、炭素数1〜4のアルキル基、置換基を有していても
良い炭素数6〜12のアリール基等が挙げられる。ここ
でのアリール基の置換基としては、下記に示す酸の作用
により分解する基、即ち酸分解性基と同様である。
【0020】より好ましい連結基としては、置換基を有
していても良い炭素数1〜5のアルキレン基、このアル
キレン基から水素原子1個を除いて形成される3価の
基、置換基を有していても良い炭素数5〜8のビシクロ
アルキレン基、置換基を有していても良い炭素数5〜8
のトリシクロアルキレン基、置換基を有していても良い
フェニレン基、このフェニレン基から水素原子1個又は
2個除いて形成される3価又は4価の基が挙げられる。
nは0又は1を表す。また、上記の各連結基は2種以上
組み合わせて、一つの連結基を形成しても良い。上記の
更なる置換基としては、例えば、炭素数1〜4のアルキ
ル基、置換基を有していても良い炭素数6〜12のアリ
ール基等が挙げられる。ここでのアリール基の置換基と
しては、下記に示す酸の作用により分解する基、即ち酸
分解性基と同様である。
【0021】Gは、酸の作用により分解する基、即ち酸
分解性基を表す。好ましい酸分解性基として、−COO
−R31、−OCO−R31、−O−CH(CH3)−
O−R32、−COOCH(CH3)−O−R32が挙
げられる。ここでR31は3級アルキル基を表し、好ま
しくは炭素数4〜8の3級アルキル基(t−ブチル基、
t−アミル基等)である。R32は置換基を有していて
もよい炭素数2〜12のアルキル基または置換基を有し
ていてもよい炭素数7〜14のアラルキル基を表す。置
換基としては、例えば、Cl、Br、F等のハロゲン原
子、−CN基、−OH基、アミノ基、炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数3〜8のシクロアルキル基、炭素数1
〜4のアルコキシ基、炭素数6〜12のアリール基、炭
素数7〜14のアラルキル基等が挙げられる。
【0022】R32として、好ましくはエチル基、プロ
ピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、イソ
アミル基、シクロヘキシルメチル基、シクロヘキシルエ
チル基、ベンジル基、フェネチル基、フェニルオキシエ
チル基等が挙げられる。pは1〜3の整数を表す。k、
l、m、nは同時に0であることはない。
【0023】成分(a)のポリシロキサン又はポリシル
セスキオキサンは、溶解性の調節やリソグラフィー性能
の向上の観点から、一般式(1)において、Gが酸分解
性基ではなくて、−OH基及び/又は−COOH基であ
る側鎖を有することが好ましい。この場合、Gが−OH
基及び/又は−COOH基である側鎖の割合は、Gが酸
分解性基である場合の側鎖との合計量のうち、モル分率
で0〜60%であることが好ましく、5〜40%である
ことがより好ましい。
【0024】また、リソグラフィー性能、製膜性、耐熱
性を向上させる目的で、 成分(a)のポリシロキサン
又はポリシルセスキオキサンは、下記一般式(2)及び
/又は(3)で表される側鎖を有することが好ましい。
【0025】
【化3】
【0026】式中、J5はJ1と、J6はJ2と同義で
ある。q、rは、各々独立に、0又は1を表す。Aは、
アルキル基、アリール基、アラルキル基を表し、それぞ
れ置換基を有していてもよい。置換基としては、例え
ば、Cl、Br、F等のハロゲン原子、−CN基、−O
H基、アミノ基、炭素数1〜4のアルキル基、炭素数3
〜8のシクロアルキル基、炭素数1〜4のアルコキシ
基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数7〜14のア
ラルキル基等が挙げられる。Aとして好ましくは、炭素
数1〜10のアルキル基、炭素数6〜12のアリール
基、炭素数7〜12のアラルキル基であり、より好まし
くは、炭素数1〜8のアルキル基(メチル基、エチル
基、プロピル基、シクロヘキシルメチル基等)、炭素数
6〜9のアリール基(フェニル基、p−メチルフェニル
基等)、炭素数7〜10のアラルキル基(ベンジル基、
フェネチル基等)が挙げられる。L7はJ1と同義であ
る。R41、R42は、各々独立に、水素原子、炭素数
1〜6のアルキル基である。また、R41とR42は、
互いに結合して環を形成してもよい。この場合、環の数
は1〜3個であることが好ましく、さらには以下の構造
のものも好ましい。
【0027】
【化4】
【0028】一般式(2)及び/又は(3)で表される
側鎖を有する繰返し単位の割合は、成分(a)のポリマ
ー中に存在する全繰り返し単位のうち、モル分率でそれ
ぞれ0〜70%であることが好ましく、より好ましくは
0〜60%であり、特に好ましくは0〜50%である。
【0029】本発明の第2レジスト層に含有される
(a)成分の酸分解性基含有ポリシロキサン及びポリシ
ルセスキオキサンの重量平均分子量は、特に制限はない
が、他の成分との相溶性、有機溶剤溶解性、性能のバラ
ンス等から、1000〜10万が好ましく、さらには2
500〜5万が好ましい。
【0030】以下に、本発明の第2レジスト層に含有さ
れる(a)成分のポリシロキサン及びポリシルセスキオ
キサンの具体例を挙げるが、これらに限定されるわけで
はない。なお、下記の具体例で、保護率とは、アルカリ
現像液に対する溶解性を示す基を酸分解性基で保護する
際の保護の割合をモル%で表したものを意味する。更
に、括弧に付されている数字はモル分率である。
【0031】
【化5】
【0032】
【化6】
【0033】
【化7】
【0034】
【化8】
【0035】
【化9】
【0036】
【化10】
【0037】
【化11】
【0038】本発明のポジ型シリコン感光性組成物にお
いて、上記(a)成分の含有量は感光性組成物の固形分
の全重量に対して50〜99%が好ましく、さらに好ま
しくは70〜98重量%である。
【0039】次に(b)成分の、活性光線もしくは放射
線の照射によりカルボン酸を発生する化合物について説
明する。この化合物は、好ましくは下記一般式(PAG
7)、(PAG8)で表されるものが用いられる。
【0040】
【化12】
【0041】ここでAr11、Ar12は各々独立に置換も
しくは未置換のアリール基を示す。ここでのアリール基
の炭素数は、6〜15であり、好ましくは1〜12であ
る。好ましい置換基としては、炭素数1〜4のアルキル
基、炭素数1〜4のハロアルキル基、炭素数4〜8のシ
クロアルキル基、炭素数6〜12のアリール基、炭素数
1〜4のアルコキシ基、ニトロ基、カルボキシル基、ア
ルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メルカプト基お
よびハロゲン原子が挙げられる。
【0042】R303、R304、R305は各々独立に、置換
もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好ま
しくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8の
アルキル基およびそれらの置換誘導体である。好ましい
置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8の
アルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、ニトロ基、
カルボキシル基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子であ
り、アルキル基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ
基、カルボキシル基、アルコシキカルボニル基である。
【0043】Zl-はカルボン酸アニオンを表し、好ま
しくはパーフルオロアルカンカルボン酸アニオン(CF
3CO3 -、C49CO3 -、C817CO3 -など)、置換基
を有していてもよいアルカンカルボン酸アニオン、置換
基を有していてもよいベンゼンカルボン酸アニオン、ナ
フタレン−1−カルボン酸アニオン等の縮合多核芳香族
アニオン、アントラキノンカルボン酸アニオン等を挙げ
る事ができる。ここでの置換基の種類としては、アルキ
ル基、パーフルオロアルキル基、アルコキシ基、ニトロ
基、シアノ基、アルキルオキシカルボニル基、アルキル
カルボニルオキシ基、ハロゲン原子(F、Br、Cl)
などが挙げられる。Zl-として特に好ましくはパーフ
ルオロアルカンカルボン酸アニオン、置換基を有してい
てもよいアルカンカルボン酸アニオン、置換基を有して
いてもよいベンゼンカルボン酸アニオンである。これら
のパーフルオロアルカンカルボン酸アニオン、アルカン
カルボン酸アニオンのアルカンの炭素数は、1〜20で
あり、好ましくは1〜12である。
【0044】一般式(PAG7)及び(PAG8)で表
される化合物の好ましい例としては、以下に示す化合物
が挙げられる。
【0045】
【化13】
【0046】
【化14】
【0047】次に(c)成分の、活性光線もしくは放射
線の照射によりスルホン酸を発生する化合物について説
明する。この化合物は、下記一般式(PAG3)、(P
AG4)、(PAG5)、(PAG6)で表されるもの
が用いられる。
【0048】
【化15】
【0049】
【化16】
【0050】ここで式中、Ar1、Ar2は各々独立に置
換もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基
としては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキ
ル基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキ
シル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メル
カプト基およびハロゲン原子が挙げられる。
【0051】R203、R204、R205は各々独立に、置換
もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好ま
しくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8の
アルキル基およびそれらの置換誘導体である。好ましい
置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8の
アルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、ニトロ基、
カルボキシル基、ヒロドキシ基およびハロゲン原子であ
り、アルキル基に対しては炭素数1〜8のアルコキシ
基、カルボキシル基、アルコシキカルボニル基である。
【0052】またR203、R204、R205のうちの2つお
よびAr1、Ar2はそれぞれの単結合または置換基を介
して結合してもよい。
【0053】Z-はスルホン酸アニオンを表し、好まし
くはパーフルオロアルカンスルホン酸アニオン(CF3
SO3-、C49SO3-、C817SO3-など)、置換基
を有していてもよいベンゼンスルホン酸アニオン(置換
基の種類としては、アルキル基、パーフルオロアルキル
基、アルコキシ基、ニトロ基、シアノ基、アルキルオキ
シカルボニル基、アルキルカルボニルオキシ基、ハロゲ
ン原子(F、Br、Clなどが挙げられる)、ナフタレ
ン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香族アニオ
ン、アントラキノンスルホン酸アニオン等を挙げる事が
できる。Z-として特に好ましくはパーフルオロアルカ
ンスルホン酸アニオン、置換基を有していてもよいベン
ゼンスルホン酸アニオンである。
【0054】式中、Ar3、Ar4は各々独立に置換もし
くは未置換のアリール基を示す。R206は置換もしくは
未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置換もし
くは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、アリーレ
ン基を示す。具体例として以下に示す化合物が挙げられ
るが、これらに限定されるものではない。
【0055】一般式(PAG3)及び(PAG4)で表
される化合物の好ましい例としては、以下に示す化合物
が挙げられる。
【0056】
【化17】
【0057】
【化18】
【0058】
【化19】
【0059】
【化20】
【0060】
【化21】
【0061】
【化22】
【0062】
【化23】
【0063】
【化24】
【0064】
【化25】
【0065】
【化26】
【0066】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Knapczyk
etal,J.Am.Chem.Soc.,91,145(1969)、A.L.Maycok eta
l, J.Org.Chem.,35,2532,(1970)、E.Goethas etal ,Bul
l.Soc.Chem.Belg.,73,546,(1964) 、H.M.Leicester、J.A
me.Chem.Soc.,51,3587(1929)、J.V.Crivello etal,J.Po
lym.Chem.Ed.,18,2677(1980)、米国特許第2,807,648 号
および同4,247,473号、特開昭53-101,331号等に記載の
方法により合成することができる。
【0067】一般式(PAG5)及び(PAG6)で表
される化合物の好ましい例としては、以下に示す化合物
が挙げられる。
【0068】
【化27】
【0069】
【化28】
【0070】
【化29】
【0071】
【化30】
【0072】
【化31】
【0073】
【化32】
【0074】本発明においては、上記の、(b)成分の
活性光線もしくは放射線の照射により分解してカルボン
酸を発生する化合物は単独で用いてもよいし、(c)成
分の活性光線もしくは放射線の照射により分解してスル
ホン酸を発生する化合物とを混合して用いてもよい。こ
れらの化合物の添加量は(b)成分の化合物単独、又は
(b)成分と(c)成分の化合物両者を合わせた量とし
てレジスト組成物の全重量(塗布溶媒を除く)を基準と
して、0.001〜40重量%の範囲で用いられ、好ま
しくは0.01〜20重量%、特に好ましくは0.1〜
15重量%の範囲で用いられる。また両者を混合して用
いる場合、(b)成分の化合物の添加割合は(c)成分
の化合物に対して、0.5〜90重量%が好ましく、よ
り好ましくは1〜80重量%であり、特に好ましくは5
〜70重量%である。(b)成分の化合物、(c)成分
の化合物はそれぞれ独立に1種づつ用いてもよいし、2
種以上を混合して用いてもよい。
【0075】また本発明のポジ型シリコン含有感光性組
成物は、さらに有機塩基性化合物を酸補足剤として含有
することが好ましい。本発明で用いる有機塩基性化合物
としては、フェノールよりも塩基性の強い化合物が好ま
しい。特に、下記(A)〜(E)の構造を有する含窒素
塩基性化合物が好ましく用いられる。この有機塩基性化
合物を用いることにより、露光から後加熱までの経時に
よる性能変化を小さくできるという効果を有する。
【0076】
【化33】
【0077】ここで、R250、R251およびR252は、同
一または異なり、水素原子、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数1〜6のアミノアルキル基、炭素数1〜6の
ヒドロキシアルキル基または炭素数6〜20の置換もし
くは非置換のアリール基であり、ここでR251とR252
互いに結合して環を形成してもよい。
【0078】
【化34】
【0079】(式中、R253、R254、R255およびR256
は、同一または異なり、炭素数1〜6のアルキル基を示
す)
【0080】更に好ましい化合物は、窒素含有環状化合
物あるいは一分子中に異なる化学的環境の窒素原子を2
個以上有する塩基性含窒素化合物である。窒素含有環状
化合物としては、多環構造であることがより好ましい。
窒素含有多環環状化合物の好ましい具体例としては、下
記一般式(VI)で表される化合物が挙げられる。
【0081】
【化35】
【0082】式(VI)中、Y、Wは、各々独立に、ヘテ
ロ原子を含んでいてもよく、置換してもよい直鎖、分
岐、環状アルキレン基を表す。ここで、ヘテロ原子とし
ては、窒素原子、硫黄原子、酸素原子が挙げられる。ア
ルキレン基としては、炭素数2〜10個が好ましく、よ
り好ましくは2〜5個のものである。アルキレン基の置
換基としては、炭素数1〜6個のアルキル基、アリール
基、アルケニル基の他、ハロゲン原子、ハロゲン置換ア
ルキル基が挙げられる。更に、一般式(VI)で示される
化合物の具体例としては、下記に示す化合物が挙げられ
る。
【0083】
【化36】
【0084】上記の中でも、1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデカ−7−エン、1,5−ジアザビ
シクロ〔4.3.0〕ノナ−5−エンが特に好ましい。
【0085】一分子中に異なる化学的環境の窒素原子を
2個以上有する塩基性含窒素化合物としては、特に好ま
しくは、置換もしくは未置換のアミノ基と窒素原子を含
む環構造の両方を含む化合物もしくはアルキルアミノ基
を有する化合物である。好ましい具体例としては、置換
もしくは未置換のグアニジン、置換もしくは未置換のア
ミノピリジン、置換もしくは未置換のアミノアルキルピ
リジン、置換もしくは未置換のアミノピロリジン、置換
もしくは未置換のインダゾール、置換もしくは未置換の
ピラゾール、置換もしくは未置換のピラジン、置換もし
くは未置換のピリミジン、置換もしくは未置換のプリ
ン、置換もしくは未置換のイミダゾリン、置換もしくは
未置換のピラゾリン、置換もしくは未置換のピペラジ
ン、置換もしくは未置換のアミノモルフォリン、置換も
しくは未置換のアミノアルキルモルフォリン等が挙げら
れる。好ましい置換基は、アミノ基、アミノアルキル
基、アルキルアミノ基、アミノアリール基、アリールア
ミノ基、アルキル基、アルコキシ基、アシル基、アシロ
キシ基、アリール基、アリールオキシ基、ニトロ基、水
酸基、シアノ基である。
【0086】特に好ましい化合物として、グアニジン、
1,1−ジメチルグアニジン、1,1,3,3,−テト
ラメチルグアニジン、2−アミノピリジン、3−アミノ
ピリジン、4−アミノピリジン、2−ジメチルアミノピ
リジン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ジエチルア
ミノピリジン、2−(アミノメチル)ピリジン、2−ア
ミノ−3−メチルピリジン、2−アミノ−4−メチルピ
リジン、2−アミノ−5−メチルピリジン、2−アミノ
−6−メチルピリジン、3−アミノエチルピリジン、4
−アミノエチルピリジン、3−アミノピロリジン、ピペ
ラジン、N−(2−アミノエチル)ピペラジン、N−
(2−アミノエチル)ピペリジン、4−アミノ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、4−ピペリジノ
ピペリジン、2−イミノピペリジン、1−(2−アミノ
エチル)ピロリジン、ピラゾール、3−アミノ−5−メ
チルピラゾール、5−アミノ−3−メチル−1−p−ト
リルピラゾール、ピラジン、2−(アミノメチル)−5
−メチルピラジン、ピリミジン、2,4−ジアミノピリ
ミジン、4,6−ジヒドロキシピリミジン、2−ピラゾ
リン、3−ピラゾリン、N−アミノモルフォリン、N−
(2−アミノエチル)モルフォリン、トリメチルイミダ
ゾール、トリフェニルイミダゾール、メチルジフェニル
イミダゾール等が挙げられるがこれに限定されるもので
はない。
【0087】本発明で用いられる有機塩基性化合物は、
単独であるいは2種以上組み合わせて用いることができ
る。有機塩基性化合物の使用量は、感光性組成物の固形
分を基準として、通常0.001〜10重量部、好まし
くは0.01〜5重量部である。0.001重量部未満
では、上記有機塩基性化合物の添加効果が得られない。
一方、10重量部を超えると感度低下や未露光部の現像
性が悪化する傾向がある。
【0088】次に、(d)成分の溶媒について説明す
る。本発明の感光性組成物に用いられる好ましい溶媒と
しては、例えばエチレングリコールモノエチルエーテル
アセテート、シクロヘキサノン、2−ヘプタノン、プロ
ピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリ
コールモノメチルエーテルプロピオネート、プロピレン
グリコールモノエチルエーテルアセテート、3−メトキ
シプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチ
ル、β−メトキシイソ酪酸メチル、酪酸エチル、酪酸プ
ロピル、メチルイソブチルケトン、酢酸エチル、酢酸イ
ソアミル、乳酸エチル、トルエン、キシレン、酢酸シク
ロヘキシル、ジアセトンアルコール、N−メチルピロリ
ドン、N,N−ジメチルホルムアミド、γ−ブチロラク
トン、N,N−ジメチルアセトアミド、プロピレンカー
ボネート、エチレンカーボネートなどが挙げられる。こ
れらの溶剤は単独もしくは組み合わせて用いられる。溶
媒の選択は、本発明のポジ型フォトレジスト組成物に対
する溶解性や基板への塗布性、保存安定性等に影響する
ため重要である。また、溶媒に含まれる水分はレジスト
諸性能に影響するため少ない方が好ましい。
【0089】さらに本発明のポジ型フォトレジスト組成
物は、メタル等の金属不純物やクロルイオンなどの不純
物成分を100ppb以下に低減しておくことが好まし
い。これらの不純物が多く存在すると、半導体デバイス
を製造する上で動作不良、欠陥、収率低下を招いたりす
るので好ましくない。
【0090】上記ポジ型フォトレジスト組成物の固形分
は、上記溶剤に溶解し固形分濃度として、3〜40%溶
解することが好ましい。より好ましくは5〜30%、更
に好ましくは7〜20%である。
【0091】また、本発明の感光性組成物は異物等を除
去する目的で、(d)成分の溶媒で溶液とて調製した
後、通常たとえば口径0.05〜0.2μm程度のフィ
ルターでろ過することによって用いることが好ましい。
【0092】≪(E)その他の添加剤等≫本発明のポジ
型レジスト組成物には、必要に応じて更に、界面活性
剤、酸分解性溶解阻止化合物、染料、可塑剤、光増感
剤、架橋剤、光塩基発生剤、熱塩基発生剤、分光増感剤
及び現像液に対する溶解性を促進させる化合物、露光に
より塩基性が低下する化合物(フォトべース)、等を含有
させることができる。
【0093】本発明のポジ型フォトレジスト組成物に使
用できる界面活性剤は、フッ素系及び/又はシリコン系
界面活性剤が好適に用いられ、フッ素系界面活性剤、シ
リコン系界面活性剤及びフッ素原子と珪素原子の両方を
含有する界面活性剤のいずれか、あるいは2種以上を含
有することができる。これらの界面活性剤として、例え
ば特開昭62-36663号、同61-226746号、同61-226745号、
同62-170950号、同63-34540号、特開平7-230165号、同8
-62834号、同9-54432号、同9-5988号、米国特許5405720
号、同5360692号、同5529881号、同5296330号、同54360
98号、同5576143号、同5294511号、同5824451号記載の
界面活性剤を挙げることができ、下記市販の界面活性剤
をそのまま用いることもできる。使用できる市販の界面
活性剤として、例えばエフトップEF301、EF303、(新秋
田化成(株)製)、フロラードFC430、431(住友スリーエム
(株)製)、メガファックF171、F173、F176、F189、R08
(大日本インキ(株)製)、サーフロンS−382、SC10
1、102、103、104、105、106(旭硝子(株)製)、トロ
イゾルS-366(トロイケミカル(株)製)等のフッ素系
界面活性剤又はシリコン系界面活性剤を挙げることがで
きる。またポリシロキサンポリマーKP−341(信越化学
工業(株)製)もシリコン系界面活性剤として用いるこ
とができる。
【0094】これらの界面活性剤の配合量は、本発明の
組成物中の固形分を基準として、通常0.001重量%
〜2重量%、好ましくは0.03重量%〜1重量%であ
る。これらの界面活性剤は単独で添加してもよいし、ま
た、いくつかの組み合わせで添加することもできる。
【0095】上記の他に使用することのできる界面活性
剤としては、具体的には、ポリオキシエチレンラウリル
エーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポ
リオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレン
オレイルエーテル等のポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテ
ル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル等の
ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル類、ポリオ
キシエチレン・ポリオキシプロピレンブロックコポリマ
ー類、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパル
ミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンモ
ノオレエート、ソルビタントリオレエート、ソルビタン
トリステアレート等のソルビタン脂肪酸エステル類、ポ
リオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキ
シエチレンソルビタンモノパルミテ−ト、ポリオキシエ
チレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレ
ンソルビタントリオレエート、ポリオキシエチレンソル
ビタントリステアレート等のポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤等を挙
げることができる。これらの他の界面活性剤の配合量
は、本発明の組成物中の固形分100重量部当たり、通
常、2重量部以下、好ましくは1重量部以下である。
【0096】本発明のポジ型フォトレジスト組成物に使
用できる酸分解性溶解阻止化合物としては、例えば、特
開平5−134415号、特開平6−51519号など
に記載の低分子酸分解性溶解阻止化合物を用いることが
できる。
【0097】本発明のポジ型フォトレジスト組成物に使
用できる可塑剤としては、特開平4−212960号、
特開平8−262720号、欧州特許735422号、
欧州特許416873号、欧州特許439371号、米
国特許5846690号記載の化合物、具体的にはアジ
ピン酸ジ(2−エチルヘキシル)、安息香酸n−ヘキシ
ル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジ−n−ブチ
ル、フタル酸ベンジル−n−ブチル、ジヒドロアビエチ
ルフタレート等が挙げられる。
【0098】本発明で使用できる現像液に対する溶解性
を促進させる化合物としては、例えば、特開平4−13
4345号、特開平4−217251号、特開平7−1
81680号、特開平8−211597号、米国特許5
688628号、同5972559号等記載のポリヒド
ロキシ化合物が挙げられ、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、4,4−(α−メチルベ
ンジリデン)ビスフェノール、α,α′,α″−トリス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプ
ロピルベンゼン、α,α′,α″−トリス(4−ヒドロ
キシフェニル)−1−エチル−4−イソプロピルベンゼ
ン、1,2,2−トリス(ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、1,1,2−トリス(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2,5,5−テトラキ
ス(4−ヒドロキシフェニル)ヘキサン、1,2−テト
ラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,3
−トリス(ヒドロキシフェニル)ブタン、パラ〔α,
α,α′,α′−テトラキス(4−ヒドロキシフェニ
ル)〕−キシレン等の芳香属ポリヒドロキシ化合物が好
適に用いられる。また、サリチル酸、ジフェノール酸、
フェノールフタレインなどの有機酸類も用いることがで
きるし、また、特開平5−181263号、同7−92
680号記載のスルホンアミド化合物、特開平4−24
8554号、同5−181279号、同7−92679
号記載のカルボン酸やカルボン酸無水物、及び特開平1
1−153869号記載のポリヒドロキシスチレン樹脂
などのアルカリ可溶性樹脂も添加できる。
【0099】本発明で使用できる好適な染料としては油
性染料及び塩基性染料がある。具体的にはオイルイエロ
ー#101、オイルイエロー#103、オイルピンク#
312、オイルグリーンBG、オイルブルーBOS,オ
イルブルー#603、オイルブラックBY、オイルブラ
ックBS、オイルブラックT−505(以上オリエント
化学工業株式会社製)、クリスタルバイオレット(CI
42555)、メチルバイオレット(CI4253
5)、ローダミンB(CI45170B)、マラカイト
グリーン(CI42000)、メチレンブルー(CI5
2015)等を挙げることができる。
【0100】さらに、本発明の組成物には、特開平7−
28247号、欧州特許616258号、米国特許55
25443号、特開平9−127700号、欧州特許7
62207号、米国特許5783354号記載のアンモ
ニウム塩、具体的には、テトラメチルアンモニウムヒド
ロキシド、テトラ−n−ブチルアンモニウムヒドロキシ
ド、ベタイン等も添加できるし、特開平5−23270
6号、同6−11835号、同6−242606号、同
6−266100号、同7−333851号、同7−3
33844号、米国特許5663035号、欧州特許6
77788号に記載の露光により塩基性が低下する化合
物(フォトべース)を添加することもできる。
【0101】更に、下記に挙げるような分光増感剤を添
加し、使用する光酸発生剤が吸収を持たない遠紫外より
長波長領域に増感させることで、本発明の感光性組成物
をi線又はg線に感度を持たせることができる。好適な
分光増感剤としては、具体的には、ベンゾフェノン、
p,p′−テトラメチルジアミノベンゾフェノン、p,
p′−テトラエチルエチルアミノベンゾフェノン、2−
クロロチオキサントン、アントロン、9−エトキシアン
トラセン、アントラセン、ピレン、ペリレン、フェノチ
アジン、ベンジル、アクリジンオレンジ、ベンゾフラビ
ン、セトフラビン−T、9,10−ジフェニルアントラ
セン、9−フルオレノン、アセトフェノン、フェナント
レン、2−ニトロフルオレン、5−ニトロアセナフテ
ン、ベンゾキノン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、
N−アセチル−p−ニトロアニリン、p−ニトロアニリ
ン、N−アセチル−4−ニトロ−1−ナフチルアミン、
ピクラミド、アントラキノン、2−エチルアントラキノ
ン、2−tert−ブチルアントラキノン、1,2−ベンズ
アンスラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−1,9
−ベンズアンスロン、ジベンザルアセトン、1,2−ナ
フトキノン、3,3′−カルボニル−ビス(5,7−ジ
メトキシカルボニルクマリン)及びコロネン等であるが
これらに限定されるものではない。また、これらの分光
増感剤は、光源の遠紫外光の吸光剤としても使用可能で
ある。この場合、吸光剤は基板からの反射光を低減し、
レジスト膜内の多重反射の影響を少なくさせることで、
定在波を低減できる。
【0102】本発明の組成物に添加できる光塩基発生剤
としては、特開平4−151156号、同4−1620
40号、同5−197148号、同5−5995号、同
6−194834号、同8−146608号、同10−
83079号、欧州特許622682号に記載の化合物
が挙げられ、具体的には、2−ニトロベンジルカルバメ
ート、2,5−ジニトロベンジルシクロヘキシルカルバ
メート、N−シクロヘキシル−4−メチルフェニルスル
ホンアミド、1,1−ジメチル−2−フェニルエチル−
N−イソプロピルカーバメート等が好適に用いることが
できる。これらの光塩基発生剤は、レジスト形状などの
改善を目的とし添加される。
【0103】熱塩基発生剤としては、例えば特開平5−
158242号、同5−158239号、米国特許55
76143号に記載の化合物を挙げることができる。
【0104】本発明の感光性組成物は、精密集積回路素
子の製造に使用されるような基板(例:シリコン/二酸
化シリコン被覆)、ガラス、セラミックス、金属等の基
板上に予め塗設されたの下層レジスト上に塗布する2層
レジストとして用いられる。本発明の感光性組成物の層
形成は、成分(a)〜(c)の化合物を(d)の溶媒に
溶解させ、得られた溶液をスピンコート法、スプレー法
等により塗布することにより行なわれる。
【0105】本発明に用いられる第2レジスト層の現像
液としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウ
ム、アンモニア水等の無機アルカリ類、エチルアミン、
n−プロピルアミン等の第一アミン類、ジエチルアミ
ン、ジ−n−ブチルアミン等の第二アミン類、トリエチ
ルアミン、メチルジエチルアミン等の第三アミン類、ジ
メチルエタノールアミン、トリエタノールアミン等のア
ルコールアミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキ
シド、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド等の第4
級アンモニウム塩、ピロール、ピペリジン等の環状アミ
ン類等のアルカリ類の水溶液を使用することができる。
更に、上記アルカリ類の水溶液にアルコール類、界面活
性剤、芳香族水酸基含有化合物等を適当量添加して使用
することもできる。中では、特にテトラメチルアンモニ
ウムヒドロキシドを用いることが最も好ましい。
【0106】上記の下層レジストとしては、適当な有機
高分子膜が用いられるが、各種公知のフォトレジストを
使用してもよい。たとえば、フジフイルムオーリン社製
FHシリーズ、FHiシリーズ或いは住友化学社製PFI
シリーズの各シリーズを例示することができる。この下
層レジスト膜の形成は上記本発明の感光性組成物膜の形
成と同様にして行なわれる。下層レジストの膜厚は0.
1〜4.0μmであることが好ましく、より好ましくは
0.2〜2.0μmである。0.1μmより薄いと、反
射防止や耐ドライエッチング性の観点で好ましくなく、
また4.0μmより厚いとアスペクト比が高くなりすぎ
て、形成した微細パターンが倒れやすいという問題があ
り、やはり好ましくない。
【0107】下層レジストは上層レジストを塗布する前
に熱処理することが好ましい。熱処理の温度としては、
下層レジストの種類にもよるが150〜280℃が好ま
しく、さらには170〜250℃が好ましく、180〜
230℃が特に好ましい。150℃より温度が低いと、
上層レジスト層を塗布する際に、下層レジスト層とイン
ターミキシングを起こしやすく、また280℃より温度
が高いと下層レジスト中のポリマー等の分解が起こりや
すいのでそれぞれ好ましくない。この熱処理はホットプ
レートや熱オーブン等の装置を用いて行なうことができ
る。
【0108】次いで、上層レジストを下層レジストの上
に形成させるが、上層レジストの膜厚は0.03〜0.
6μmであることが好ましく、より好ましくは0.04
〜0.5μmであり、特に好ましくは0.05〜0.4
5μmである。0.03μmより薄いと、下層レジスト
へのパターン転写性が劣ったり、塗布膜のピンホールが
生じ、また0.6μmより厚いとリソグラフィー性能が
劣るためそれぞれ好ましくない。
【0109】得られた2層レジストは次にパターン形成
工程に付されるが、その第1段階として、まず第2層の
レジスト組成物の膜にパターン形成処理を行う。必要に
応じてマスク合わせを行い、このマスクを通して高エネ
ルギー線を照射することにより、照射部分のレジスト組
成物をアルカリ水溶液に可溶とし、アルカリ水溶液で現
像してパターンを形成する。次いで、第2段階としてド
ライエッチングを行うが、この操作は上記レジスト組成
物の膜のパターンをマスクとして酸素プラズマエッチン
グにより実施し、アスペクト比の高い微細なパターンが
形成される。この酸素プラズマエッチングによる有機高
分子膜のエッチングは、従来のフォトエッチング操作に
よる基板のエッチング加工の終了後に行われるレジスト
膜の剥離の際に利用されるプラズマエッチングとまった
く同一の技術である。この操作は、例えば円筒形プラズ
マエッチング装置により、反応性ガス、すなわちエッチ
ングガスとして酸素を使用して実施することができる。
酸素ガスに亜硫酸ガス等のガスを混合して用いることも
できる。
【0110】
【実施例】以下、合成例、実施例および比較例を示す
が、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
【0111】合成例1((a)ポリマー:C−5の合
成) 3−クロロプロピルトリメトキシシラン20gを乾燥し
たN,N−ジメチルアセトアミド200mlに添加した
後、ジフェノール酸28.7g、ヨウ化カリウム3.0
gおよびDBU16.0gを添加した。乾燥窒素雰囲気
下70〜90℃で5時間反応させた。反応液を室温に戻
し、そのまま次の工程に用いた。 (未保護ポリマー合成)上記反応液に、フェニルトリメ
トキシシラン20gと蒸留水14.5gを添加し、50
℃で3時間、ついで120℃で12時間反応させた。反
応液を希塩酸で中和した後、蒸留水3リットルに攪拌下
投入して、白色の固形粉体51gを得た。 (C−5の合成)上記白色粉体を真空乾燥させた後、そ
の20gをTHF100mlに溶解させた。ついでエチ
ルビニルエーテル2.0gとp−トルエンスルホン酸−
水和物20mgを加え、室温で10時間反応させた。ト
リエチルアミンを添加して反応をクエンチした後、蒸留
水2Lに攪拌下投入して、ポリマーを析出させた後、室
温にて減圧乾燥し、目的のポリマー、C−5を16.2
g得た。
【0112】実施例1 (1)下層レジスト層の形成 シリコンウェハにFHi−028Dレジスト(富士フイ
ルムオーリン社製i線用レジスト)を東京エレクトロン
製スピンコーターMark8を用い塗布し、90℃、9
0秒ベークして膜厚0.65μmの均一膜を得た。これ
をさらに200℃、3分加熱したところ膜厚0.50μ
mの下層レジスト層を得た。 (2)上層レジスト層の形成 成分(a):C−4 0.9g、 成分(b):PAG7−6 0.015g、 成分(c):PAG4−5 0.030g、 さらに有機塩基性化合物として1,5−ジアザビシクロ
[4.3.0]−5−ノネン(以下DBNと略す)0.
004gを、成分(d)のプロピレングリコールモノメ
チルエーテルアセテート9gに溶解し、得られた溶液を
0.1μm口径のメンブレンフィルターで精密ろ過し
て、レジスト組成物を得た。上記の下層レジスト層の上
に、上層レジスト層を同様に塗布し、90℃、90秒加
熱して膜厚0.20μmの第2レジスト層を得た。FP
A3000EX5に解像力マスクを装填して露光量を変
化させながら露光した。その後、100℃、90秒加熱
した後、テトラヒドロアンモニウムヒドロキシド現像液
(2.38%)で60秒間現像し、蒸留水でリンス、乾
燥してパターンを得た(上層パターン)。さらにアルバ
ック製平行平板型リアクティブイオンエッチング装置を
用い、上記上層のパターンを有するウェハをエッチング
(ドライ現像)し、下層にパターン形成した。エッチン
グガスは酸素、圧力は20ミリトール、印加パワー10
0mW/cm2、エッチング時間は15分間とした。形
成されたレジストパターンを走査型電子顕微鏡で観察し
た。
【0113】下記の方法により、解像力、疎密依存性、
露光マージンについて評価した。 (1)解像力:マスクの0.17μmのライン/スペー
ス(比率=1:1)が再現されるときの露光量のとき
の、下層においてライン/スペースが分離解像する最小
寸法で評価した。
【0114】(2)疎密依存性:上記解像力評価の露光
量における0.17μmの密パターンのライン/スペー
ス(比率=1:1)の線幅に対する疎パターンのライン
/スペース(比率=1:10)の線幅の比率で評価し
た。
【0115】(3)露光マージン:0.17μmのライ
ン/スペースが再現されるときの露光量を基準とし、露
光量を少ない方向(露光アンダー側)に変化させていっ
たときに解像しなくなる露光量の割合(パーセント)で
評価した。
【0116】実施例1の結果は、解像力0.155μ
m、露光マージンは6.5%、疎密依存性は0.97で
あり、良好であった。
【0117】実施例2〜20 実施例1の上層レジスト層の成分(a)、(b)、
(c)、(d)に代えて、表1−1に記載の成分
(a)、(b)、(c)、(d)を用い、実施例1と同
様にして露光現像、エッチング処理し、それを走査型電
子顕微鏡で観察し、評価を実施例1と同様に行なった。
その結果を表1−2に示す。
【0118】比較例1〜5 実施例1の(b)成分に代え、(c)成分のみを用い、
実施例1と同様にして露光現像、エッチング処理し、そ
れを走査型電子顕微鏡で観察し、評価を実施例1と同様
に行なった。その結果を表1−2に併せて示した。
【0119】実施例21 実施例1のキャノン製KrFステッパーFPA3000
EX5に代えて、ISI製ArFステッパーを用い、さ
らに実施例1〜20の上層レジスト層の成分(a)、
(b)、(c)、(d)に代えて、表2−1に記載の成
分(a)、(b)、(c)、(d)を用い、実施例1と
同様にして露光現像、エッチング処理し、それを走査型
電子顕微鏡で観察し、評価を実施例1と同様に行った。
【0120】解像力については、マスクの0.15μm
のライン/スペースが再現されるときの露光量のとき
の、下層においてライン/スペースが分離解像する最小
寸法で評価した。疎密依存性については、0.15μm
のライン/スペースにて、実施例1と同様に評価した。
【0121】露光マージンについては0.15μmのラ
イン/スペースが再現されるときの露光量を基準とし、
露光量をアンダー側に変化させていったときに解像しな
くなる露光量の割合(パーセント)で評価した。その結
果を表2−2に示す。
【0122】実施例21の結果は、解像力0.135μ
m、露光マージンは6.0%、疎密依存性は0.95で
あり、良好であった。
【0123】実施例22〜30 実施例21の上層レジスト層の成分(a)、(b)、
(c)、(d)に代えて、表2−1に記載の成分
(a)、(b)、(c)、(d)を用い、実施例1と同
様にして露光現像、エッチング処理し、それを走査型電
子顕微鏡で観察し、評価を実施例1と同様に行なった。
その結果を表2−2に示した。
【0124】比較例6〜8 実施例21の(b)成分に代え、(c)成分のみを用
い、実施例1と同様にして露光現像、エッチング処理
し、それを走査型電子顕微鏡で観察し、評価を実施例2
1と同様に行なった。その結果を表1−2に併せて示し
た。
【0125】
【表1】
【0126】
【表2】
【0127】
【表3】
【0128】
【表4】
【0129】実施例1〜20および比較例1〜5の評価
結果、及び実施例21〜30および比較例6〜8の評価
結果から、以下のことが明らかである。すなわち、本発
明のポジ型シリコン含有感光性組成物の実施例は、比較
例に比べて解像力が高く、疎密依存性に優れ、露光マー
ジンにも優れたレジストパターンを形成することができ
る。
【0130】
【発明の効果】本発明のポジ型レジストポジ型シリコン
含有感光性組成物は、遠紫外領域の露光に対応し得、高
い解像力を有する。また、疎密依存性に優れ、露光マー
ジンにも優れた良好なレジストパターンを形成すること
ができる。従って、本発明の組成物は、超微細な回路を
有する半導体基板の量産製造用に極めて好適に用いられ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/08 C08L 83/08 G03F 7/004 501 G03F 7/004 501 7/075 511 7/075 511 H01L 21/027 H01L 21/30 502R Fターム(参考) 2H025 AA00 AA01 AA02 AA03 AB16 AC04 AC08 AD03 BE00 BG00 CC03 CC20 FA03 FA12 FA17 4J002 CP051 EB116 EB117 EV217 EV296 EV297 EV307 GP03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)酸により分解しうる基を有し、か
    つアルカリ現像液中での溶解度が酸の作用により増大す
    る性質のあるポリシロキサン又はポリシルセスキオキサ
    ン、(b)活性光線もしくは放射線の照射によりカルボ
    ン酸を発生する化合物(d)溶媒とを含有することを特
    徴とするポジ型シリコン含有感光性組成物。
  2. 【請求項2】 前記感光性組成物が、(c)活性光線も
    しくは放射線の照射によりスルホン酸を発生する化合物
    をさらに含有することを特徴とする請求項1に記載のポ
    ジ型シリコン含有感光性組成物。
  3. 【請求項3】 (a)成分の酸により分解しうる基を有
    し、かつアルカリ現像液中での溶解度が酸の作用により
    増大する性質のあるポリシロキサン又はポリシルセスキ
    オキサンが、側鎖に下記一般式(1)で表される構造を
    有することを特徴とする請求項1に記載のポジ型シリコ
    ン含有感光性組成物。 【化1】 式中、J1は置換基を有していてもよいアルキレン基を
    表し、J2は置換基を有していてもよいアリーレン基又
    は置換基を有していてもよいシクロアルキレン基を表
    し、J3は2価の連結基を表し、J4は2〜4価の連結
    基を表し、Gは酸の作用により分解する基を表す。k、
    l、m、nは各々独立に、0又は1を表す。但し、k、
    l、m、nは同時に0であることはない。pは1〜3の
    整数を表す。
  4. 【請求項4】 該ポジ型感光性組成物が、有機塩基性化
    合物を含有することを特徴とする請求項1に記載のポジ
    型シリコン含有感光性組成物。
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