JP2001330643A - 絶縁劣化センサおよびこのセンサを用いた絶縁劣化検出装置 - Google Patents

絶縁劣化センサおよびこのセンサを用いた絶縁劣化検出装置

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JP2001330643A JP2000186430A JP2000186430A JP2001330643A JP 2001330643 A JP2001330643 A JP 2001330643A JP 2000186430 A JP2000186430 A JP 2000186430A JP 2000186430 A JP2000186430 A JP 2000186430A JP 2001330643 A JP2001330643 A JP 2001330643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検出端子が外れたことを検出可能な絶縁劣化セ
ンサを得る。 【解決手段】交流発振回路41は周波数10Hzの信号を
発生する。強電系統20の絶縁が劣化したとき、交流発
振回路41による交流電流が第1のコンデンサ44→検
出端子B1→強電系統20→漏電抵抗12に流れる。交
流発振回路41の出力端Cに対して、強電系統20に接
続されている検出端子B2(B1)の交流電位が低下する
と比較回路43の出力信号レベルが大きくなる。出力信
号レベルが所定値を超えると、バッテリー・コントロー
ラ5(図1)が漏電検知動作を行う。一方、検出端子B2
(B1)が外れると、絶縁検出回路4から強電系統20に
交流信号が印加されない。検出端子B2から比較回路4
3に第2のコンデンサ45を介して交流信号が入力され
なくなると、比較回路43の出力信号レベルが大きくな
る。出力信号レベルが所定値を超えると、バッテリー・
コントローラ5(図1)が漏電検知動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車、ハイ
ブリッドカーなどに搭載された高電圧電源系統の絶縁劣
化を検出する絶縁劣化センサ、およびこのセンサを用い
た絶縁劣化検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】走行駆動源に電動モータを用いる車両で
は、駆動モータに高圧電力を供給するための高電圧バッ
テリーと、一般の低電圧機器や電子回路などに低圧電力
を供給する低電圧バッテリーとを備えている。通常、高
電圧バッテリーと駆動モータとを結ぶ強電系統は車体か
ら絶縁されており、低電圧バッテリーと低電圧機器およ
び電子回路などとを結ぶ弱電系統は、低電圧バッテリー
などの電源端子の一方が車体に接続されている。強電系
統は、絶縁被覆シールドケーブルとシールドケーブル用
コネクタにより配線されるとともに、配線の分岐点や接
続点が保護ケースに収納されることにより車体から絶縁
される。この強電系統の絶縁の劣化による車体への漏電
の有無を検出するために、絶縁検出回路が設置されてい
る。
【0003】図6は従来の絶縁検出回路100を説明す
る図である。絶縁検出回路100は、交流発振回路10
1と、抵抗器102と、抵抗器102の両端の電位を比
較する比較回路103と、絶縁検出回路100と強電系
統200とを直流的に絶縁するコンデンサ104とを有
する。絶縁検出回路100が絶縁劣化を検出する強電系
統200は、高電圧バッテリー201と、インバータお
よび駆動モータなどの高電圧部品202とを有する。絶
縁検出回路100の検出端子Aが強電系統200に接続
されている。図6において、交流発振回路101が交流
信号を発生する。強電系統200が正常に絶縁されてい
るとき、交流電流は検出端子Aを流れないので、抵抗器
102の両端には交流電位差が生じない。したがって、
比較回路103の出力は変化しない。一方、強電系統2
00と弱電系統との間に漏電抵抗203が発生して絶縁
が劣化したとき、交流発振回路101による交流電流
は、検出端子Aから強電系統200を経由して漏電抵抗
203に流れる。この結果、抵抗器102の両端に交流
電位差が発生して比較回路103の出力が変化する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような絶縁検出回
路100の検出端子Aが強電系統200から外れてしま
うと、検出端子Aに交流電流が流れなくなる。比較回路
103は、交流電流が流れていない抵抗器102の両端
の交流電位を比較するので、強電系統200が正常に絶
縁されている場合と同じ状態におかれる。したがって、
強電系統200と弱電系統との間に漏電抵抗203が発
生して絶縁が劣化しても、検出端子Aに交流電流が流れ
ないから絶縁の劣化を検出できないという問題があっ
た。
【0005】本発明の目的は、検出端子が外れたことを
検出するようにした絶縁劣化センサ、およびこの絶縁劣
化センサを用いた絶縁劣化検出装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図4に対応づけて本発明を説明する。 (1)請求項1に記載の発明は、絶縁された電源系統2
0の絶縁劣化を検出する絶縁劣化センサに適用される。
そして、交流信号を発生する交流信号発生手段41と、
交流信号発生手段41により発生された交流信号を電源
系統20にカップリングする第1の容量性素子44と、
交流信号発生手段41の出力端Cと電源系統20との間
の交流電位差を検出する検出手段43と、第1の容量性
素子44により電源系統20にカップリングされ、電源
系統20に発生する交流信号を検出手段43にカップリ
ングする第2の容量性素子45と、検出手段43により
検出された交流電位差に応じて電源系統20の絶縁劣化
を判定する判定手段5とを備えることにより、上述した
目的を達成する。 (2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の絶縁
劣化センサにおいて、判定手段5は、検出手段43によ
り検出される交流電位差に応じて少なくとも2段階で絶
縁劣化の度合いを判定することを特徴とする。 (3)請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の絶縁
劣化センサにおいて、電源系統20の電源を遮断する電
源遮断手段3a,3bを備え、判定手段5は、絶縁劣化
の度合いが所定値より高いと判定すると電源遮断手段3
a,3bに電源系統20の電源を遮断させることを特徴
とする。 (4)請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の絶縁劣化センサにおいて、電源系統20は、
高電圧電源1と、高電圧電源1による電力で駆動される
車両の駆動装置と、駆動装置に電力を供給する電力供給
ライン7,8a,8b,9a,9b,2とを含むことを
特徴とする。 (5)請求項5に記載の発明は、絶縁された電源系統2
0の絶縁劣化を検出する絶縁劣化検出装置に適用され
る。そして、交流信号を発生する交流信号発生手段41
と、交流信号発生手段41により発生された交流信号を
電源系統20にカップリングする第1の容量性素子44
と、交流信号発生手段41の出力端Cと電源系統20と
の間の交流電位差を検出する検出手段43と、第1の容
量性素子44により電源系統20にカップリングされ、
電源系統20に発生する交流信号を検出手段43にカッ
プリングする第2の容量性素子45と、電源系統20に
おける第1の容量性素子44と第2の容量性素子45と
の間に設けられ、電源系統20をオン/オフするスイッ
チ素子3aと、スイッチ素子3aをオフからオンに切換
える切換え手段5と、スイッチ素子3aがオフおよびオ
ンの両状態において検出手段43により検出された交流
電位差に応じて電源系統20の絶縁劣化を判定する判定
手段5とを備えることにより、上述した目的を達成す
る。 (6)請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の絶縁
劣化検出装置において、電源系統20は、高電圧電源1
による電力で駆動される車両に搭載され、切換え手段5
は、車両の始動時にスイッチ素子3aを切換えることを
特徴とする。
【0007】なお、上記課題を解決するための手段で
は、わかりやすく説明するために実施の形態の図と対応
づけたが、これにより本発明が実施の形態に限定される
ものではない。
【0008】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
次のような効果を奏する。 (1)請求項1〜4に記載の発明では、第1の容量性素
子を用いて交流信号発生手段により発生された交流信号
を絶縁された電源系統にカップリングし、第2の容量性
素子を用いて電源系統に発生する交流信号を検出手段に
カップリングするようにした。検出手段は、交流信号発
生手段と電源系統との間の交流電位差を検出する。電源
系統の絶縁が劣化して、たとえば、車体などに短絡する
状態が発生すると、第1の容量性素子により電源系統に
発生する交流信号が車体へ伝わるので、交流信号は第2
の容量生素子を介して検出手段へ伝わらない。したがっ
て、絶縁劣化が検出される。また、第1の容量性素子が
外れると電源系統に交流信号が発生しなくなる一方、第
2の容量性素子が外れると電源系統から検出手段に交流
信号が伝わらない。この結果、いずれの容量生素子が外
れても検出手段に交流信号が伝わらなくなるから、絶縁
劣化を検出すべき電源系統から外れたことを検出可能な
絶縁劣化センサを得ることができる。 (2)請求項2、3に記載の発明では、検出手段により
検出される交流電位差に応じて少なくとも2段階で絶縁
劣化の度合いを判定するようにしたので、絶縁劣化の度
合いに応じて、たとえば、運転者に電源系統の点検を促
したり、直ちに運転を中止させることができる。とく
に、請求項3の発明では、絶縁劣化の度合いが所定値よ
り高いと判定すると電源系統の電源を遮断するようにし
たので、電源を保護する効果が得られる。 (3)請求項5、6に記載の発明による絶縁劣化検出装
置では、第1の容量性素子を用いて交流信号発生手段に
より発生された交流信号を絶縁された電源系統にカップ
リングし、第2の容量性素子を用いて電源系統に発生す
る交流信号を検出手段にカップリングするとともに、第
1の容量性素子と第2の容量性素子との間に電源系統を
オン/オフするスイッチ素子を設けるようにした。たと
えば、スイッチ素子をオンにすれば、絶縁劣化が生じた
場合に判定手段が絶縁劣化を判定する。一方、スイッチ
素子をオフにすれば、交流信号が第2の容量性素子を介
して検出手段へ伝わらないから、判定手段が絶縁劣化を
判定する。したがって、スイッチ素子をオフさせるだけ
で、絶縁劣化の発生にかかわらず判定手段に絶縁劣化を
判定させることができるので、絶縁劣化検出の動作チェ
ックを容易に行うことができる。 (4)とくに、請求項6に記載の発明では、車両の始動
に合わせてスイッチ素子を切換えるようにしたので、車
両を始動するごとに絶縁劣化検出の動作チェックと電源
系統の絶縁劣化とが行われるようになり、安全性を向上
させることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】−第一の実施の形態− 図1は、第一の実施の形態による絶縁劣化センサを用い
た電気自動車の電源系統の概略を示す回路図である。高
電圧の強電系統は、高電圧バッテリー1と、ジャンクシ
ョンボックス2と、不図示のインバータおよび駆動モー
タなどの負荷とを有し、絶縁被覆ケーブル7を用いて負
荷へ高圧電力を供給する。低電圧の弱電系統は、低電圧
バッテリー31と、ヒューズ32と、不図示のキースイ
ッチに連動するスイッチ33と、低電圧機器や電子回路
などの低電圧部品34と、後述するバッテリー・コント
ローラ5とを有し、低電圧部品34などに低圧電力を供
給する。弱電系統は、低電圧バッテリー31の負極端子
が車体に接続されている。
【0010】高電圧バッテリー1とジャンクションボッ
クス2との間、およびジャンクションボックス2と負荷
との間は、上述したように、それぞれ絶縁被覆シールド
ケーブル7を用いて配線される。ジャンクションボック
ス2の高電圧バッテリー1側はシールドケーブル用コネ
クタ8a,8bを用いて接続され、ジャンクションボッ
クス2の負荷側はシールドケーブル用コネクタ9a,9
bを用いて接続される。
【0011】ジャンクションボックス2の筐体は車体に
接続されている。また、絶縁被覆シールドケーブル7の
シールド部は、シールドケーブル用コネクタ8a,8b
およびシールドケーブル用コネクタ9a,9bを介して
ジャンクションボックス2の筐体に接続されている。し
たがって、絶縁被覆シールドケーブル7のシールド部は
車体に接続されている。一方、高電圧バッテリー1によ
り高電圧が供給されるシールドケーブル7の芯線は、車
体から絶縁されている。
【0012】ジャンクションボックス2内には、メイン
リレー3a,3bと絶縁検出回路4とが設けられてい
る。メインリレー3a,3bはバッテリー・コントロー
ラ5により開閉制御され、負荷に対する高圧電力の供給
のオン/オフを行う。メインリレー3a,3bのコイ
ル、絶縁検出回路4およびバッテリー・コントローラ5
には、低電圧バッテリー31から低圧電力が供給されて
いる。
【0013】絶縁検出回路4は、高電圧の強電系統と車
体間の絶縁が劣化して漏電抵抗12が発生することによ
り生じる漏電、および強電系統と弱電系統間の絶縁が劣
化して漏電抵抗11が発生することにより生じる漏電の
発生を検知し、漏電検知信号をバッテリー・コントロー
ラ5へ送る。
【0014】バッテリー・コントローラ5は後述する積
分回路51を有し、メインリレー3a,3bのコイルに
電流を流してメインリレー3a,3bをオンするととも
に、絶縁検出回路4から出力される信号を監視する。絶
縁検出回路4から漏電検知信号が入力されると、入力さ
れた信号に応じて、インストルメントパネル内に設けら
れている警告灯10を点灯させたり、メインリレー3
a,3bのコイルへ流す電流を遮断してメインリレー3
a,3bをオフさせる。
【0015】絶縁検出回路4について説明する。図2は
第一の実施の形態による絶縁検出回路4および強電系統
の回路図である。 図2において、絶縁検出回路4は、
交流発振回路41と、抵抗器42と、交流発振回路41
の出力端Cおよび強電系統20の交流電位を比較する比
較回路43と、抵抗器42と高電圧バッテリー1を有す
る強電系統20とを直流的に絶縁する第1のコンデンサ
44と、比較回路43と強電系統20とを直流的に絶縁
する第2のコンデンサ45とを有する。
【0016】絶縁検出回路4が絶縁劣化を検出する強電
系統20は、高電圧バッテリー1と、上述したジャンク
ションボックス2(図1)および不図示の負荷などからな
る高電圧部品22とを有する。絶縁検出回路4は2つの
検出端子を有し、第1のコンデンサ44と接続されてい
る第1の検出端子B1と、第2のコンデンサ45と接続
されている第2の検出端子B2とが近接して、それぞれ
強電系統20と接続されている。検出端子B1およびB
2の接続は、各々の接続点におけるインピーダンスを低
く抑えるためにボルトを用いて固定されている。第1の
コンデンサ44を介して、交流発振回路41で発生され
る交流信号が絶縁検出回路4から強電系統20に対して
印加される。また、第2のコンデンサ45を介して、強
電系統20に印加された交流信号が絶縁検出回路4の比
較回路43に伝えられる。
【0017】図2において、交流発振回路41は周波数
10Hzの信号を発生する。強電系統20が正常に絶縁さ
れているとき、交流電流は検出端子B1を流れない。比
較回路43は、交流発振回路41の出力端Cと、第2の
コンデンサ45を介して検出される検出端子B2(B1)
との間の交流電位を比較する。交流電流が流れないとき
は検出端子B2(B1)の交流電位が低下しないので、比
較回路43の出力信号レベルは変化しない。一方、強電
系統20と車体間に漏電抵抗12が発生して絶縁が劣化
したとき、交流発振回路41による交流電流が第1のコ
ンデンサ44→検出端子B1→強電系統20→漏電抵抗
12に流れる。また、強電系統20と弱電系統との間に
漏電抵抗11が発生して絶縁が劣化したとき、交流発振
回路41による交流電流が第1のコンデンサ44→検出
端子B1→強電系統20→漏電抵抗11に流れる。この
結果、交流発振回路の出力端Cの交流電位に対して強電
系統20に接続されている検出端子B2(B1)の交流電
位が低下するので、比較回路43の出力信号レベルが変
化する。
【0018】比較回路43から出力される信号レベルに
ついて説明する。強電系統20の絶縁が大きく損なわれ
ることにより漏電抵抗11または12が約0Ω、すなわ
ち、短絡状態になった場合は、検出端子B1の交流電位
が約0Vになる。したがって、比較回路43の2つの入
力端子間の交流電位差が大きくなるので、比較回路43
から出力される信号レベルが大きくなる。一方、強電系
統20の絶縁が劣化して漏電抵抗11または12が数K
Ωに低下した状態では、比較回路43の2つの入力端子
間の交流電位差は短絡状態のときに比べて小さくなる。
この結果、比較回路43から出力される信号レベルは、
強電系統20の絶縁が大きく損なわれた場合に比べて小
さくなる。
【0019】図1において、バッテリー・コントローラ
5は、比較回路43から出力される信号を積分回路51
で積分して、比較回路43から出力される信号に基づい
て2段階の漏電検知動作を行う。バッテリー・コントロ
ーラ5は積分回路51を駆動して、比較回路43から出
力される信号を所定時間ごとに積分し、積分回路51に
よる積分結果が所定値を超えたか否かを判定する。積分
回路51の積分結果が第1の所定値を超えたと判定する
と、警告灯10を点灯させて強電系統20の絶縁の劣化
を運転者に報知する。バッテリー・コントローラ5はさ
らに、積分回路51の積分結果が第1の所定値より大き
な第2の所定値を超えたと判定すると、メインリレー3
a,3bのコイルへ流す電流を遮断してメインリレー3
a,3bをオフさせる。この結果、高電圧バッテリー1
による高圧電力の供給が遮断される。
【0020】第1段階の漏電検知動作は、積分回路51
の積分結果が第1の所定値を超えた場合に警告灯10を
点灯させる。また、第2段階の漏電検知動作は、積分回
路51の積分結果が第2の所定値を超えた場合に高電圧
バッテリー1による高圧電力の供給を遮断させる。
【0021】次に、絶縁検出回路4の検出端子B1およ
びB2の少なくとも一方が外れた場合の検出動作につい
て説明する。検出端子B1が外れると、絶縁検出回路4
から強電系統20に対して交流信号が印加されなくな
る。比較回路43は、交流発振回路41の出力端Cと、
第2のコンデンサ45を介して検出される検出端子B2
における交流電位を比較する。ところが、強電系統20
に交流信号が印加されていないので、検出端子B2から
第2のコンデンサ45を介して比較回路43に交流信号
が入力されない。したがって、比較回路43の2つの入
力端子間の交流電位差が大きくなり、比較回路43の出
力信号レベルが大きくなる。この結果、バッテリー・コ
ントローラ5は、第1段階の漏電検知動作とともに第2
段階の漏電検知動作を行う。すなわち、短絡状態と同じ
漏電検知動作を行う。
【0022】検出端子B2が外れると、検出端子B1を
介して強電系統20に対して交流信号が印加されている
か否かにかかわらず、検出端子B2から第2のコンデン
サ45を介して比較回路43に入力される交流信号が遮
断される。したがって、検出端子B1が外れた場合と同
様に、比較回路43の2つの入力端子間の交流電位差が
大きくなり、比較回路43の出力信号レベルが大きくな
る。この結果、バッテリー・コントローラ5は、第1段
階の漏電検知動作とともに第2段階の漏電検知動作を行
う。すなわち、短絡状態と同じ漏電検知動作を行う。
【0023】検出端子B1およびB2の一方が外れてい
ることが検出された場合、その時点において実際に漏電
が生じているか否かは不明であるが、漏電検知動作を行
うことにより、運転者に異常の発生を報知することがで
きる。
【0024】以上説明したように第一の実施の形態によ
れば、次の作用効果が得られる。 (1)強電系統20に交流信号を印加する検出端子B1
と、強電系統20の交流電位を検出するための検出端子
B2とを分離するようにした。強電系統20の絶縁が劣
化した場合は、交流発振回路41から発生され、第1の
コンデンサ44を介して強電系統20に印加された交流
信号が漏電抵抗12または11のいずれかに流れる。し
たがって、第2のコンデンサ45を介して比較回路43
に伝えられる交流信号が小さくなり、比較回路43の両
端に入力される交流発振回路41の出力端Cと検出端子
B1(B2)間の交流電位差が大きくなる。この結果、バ
ッテリー・コントローラ5が漏電検知動作を行うことが
できる。また、検出端子B1およびB2のいずれかが外
れた場合にも、第2のコンデンサ45を介して比較回路
43に伝えられる交流信号が0になり、比較回路43で
検出される交流電位差が大きくなるから、バッテリー・
コントローラ5が漏電検知動作を行うことができる。こ
の結果、従来の絶縁検出回路と異なり、検出端子が外れ
たことを検出できる上に、検出端子が外れているにもか
かわらず、強電系統20の絶縁が正常であるような誤っ
た動作をすることが防止される。 (2)バッテリー・コントローラ5は、交流発振回路4
1の出力端Cと強電系統20に接続された検出端子B1
(B2)の交流電位差に応じて信号を出力する比較回路4
3の出力信号レベルに応じて、第1段階の漏電検知動作
と第2段階の漏電検知動作とを行うようにした。したが
って、絶縁劣化が検出された場合に警告灯10を点灯さ
せて運転者に報知し、さらに絶縁劣化が進行したことが
検出された場合にメインリレー3a,3bをオフして負
荷に対する高圧電力の供給を遮断することができる。こ
の結果、高電圧バッテリー1を保護することができる。
【0025】−第二の実施の形態− 上述した絶縁検出回路4を用いて、電気自動車の絶縁劣
化検出と絶縁検出回路4の異常検出との両方を行う絶縁
劣化検出装置を構成できる。図3は、第二の実施の形態
による電気自動車の電源系統の概略を示す回路図であ
る。図1と同一のブロックは、図1と同じ符号を記す。
図3において、電気自動車は、インバータ221と、駆
動モータ222とを高電圧バッテリー1の負荷として有
する。インバータ221は、絶縁被覆ケーブル7を介し
て供給される直流高圧電力を交流電力に変換する。駆動
モータ222は、インバータ221から供給される交流
電力で駆動され、発生した回転トルクを不図示の動力伝
達機構に伝達する。
【0026】電気自動車の低電圧の弱電系統には、図1
で説明したバッテリー・コントローラ5などの低電圧部
品34の他に、走行制御ユニット6が備えられている。
走行制御ユニット6は、駆動モータ222の出力トルク
を制御する。不図示のキースイッチに連動するスイッチ
33がオンされることにより、絶縁検出回路4およびバ
ッテリー・コントローラ5と同様に、走行制御ユニット
6に対して低電圧バッテリー31から低圧電力が供給さ
れる。
【0027】電気自動車は、走行中、すなわち、内燃機
関車両のイグニションキーに相当するメインキースイッ
チをオンしている状態でメインリレー3a,3bをオン
させる。一方、電気自動車が作動停止しているとき、す
なわち、キースイッチをオフしている状態でメインリレ
ー3a,3bをオフさせる。メインリレー3a,3bに
対するオン/オフ制御は、上述したようにバッテリー・
コントローラ5によって行われる。
【0028】走行制御ユニット6は、スイッチ33がオ
ンされて低圧電力が供給されると起動する。バッテリー
・コントローラ5がメインリレー3a,3bをオンする
ことによってインバータ221に高圧電力の供給が開始
されるとき、走行制御ユニット6は、メインリレー3
a,3bのオン直後に過大電流がインバータ221に流
入しないように、インバータ221にインバータ制御信
号を出力する。これにより駆動モータ222の出力トル
クが制御される。つまり、走行制御ユニット6は、イン
バータ221に流入する電流が徐々に増大するように制
御して、インバータ221をメインリレー3a,3bの
オン直後の過大電流から保護する。
【0029】第二の実施の形態による絶縁劣化検出装置
は、絶縁検出回路4の2つの検出端子B1およびB2が
メインリレー3aを挟むように、それぞれ高電圧回路に
接続される。図4は、第二の実施の形態における絶縁検
出回路4および強電系統20の回路図である。図4にお
いて、メインリレー3a,3bがオンされているとき、
図4の回路は上述した図2の回路と同じ状態になる。メ
インリレー3a,3bがオフされているとき、第1の検
出端子B1と第2の検出端子B2との間が開放されるの
で、検出端子B1およびB2の一方が外れた場合と等価
の状態になる。絶縁劣化検出装置は、メインリレー3
a,3bのオン/オフ状態と、絶縁検出回路4の出力と
の関係に基づいて、電気自動車の絶縁劣化の有無および
絶縁検出回路4の異常の有無の判定を行う。
【0030】図5は、キースイッチがオンされたとき、
すなわち、電気自動車の始動時にバッテリー・コントロ
ーラ5で行われる判定処理の流れを表すフローチャート
である。キースイッチがオンされると、図3のスイッチ
33がオンされてバッテリー・コントローラ5に低圧電
力が供給され、バッテリー・コントローラ5が図5のフ
ローチャートによるチェックプログラムを起動させる。
ステップS101において、バッテリー・コントローラ
5は、比較回路43から出力される出力信号を所定時間
ごとに積分し、積分回路51による積分結果が所定値よ
り大か否かを判定する。ステップS101で所定値より
大きいと肯定判定されるとステップS102へ進み、所
定値以下と否定判定されるとステップS103へ進む。
ステップS102において、バッテリー・コントローラ
5はメインリレー3a,3bをオンさせて、ステップS
104へ進む。一方、ステップS103において、バッ
テリー・コントローラ5は警告灯10を点灯させて図5
の処理を終了する。
【0031】ステップS104において、バッテリー・
コントローラ5は、比較回路43から出力される出力信
号を所定時間ごとに積分し、積分回路51による積分結
果が所定値より大か否かを判定する。ステップS104
で所定値以下と否定判定されるとステップS105へ進
み、所定値より大と肯定判定されるとステップS106
へ進む。ステップS105において、バッテリー・コン
トローラ5は、走行制御ユニット6に指令を出して、イ
ンバータ221にインバータ制御信号の出力を開始さ
せ、図5の処理を終了する。一方、ステップS106に
おいて、バッテリー・コントローラ5は、警告灯10を
点灯させるとともにメインリレー3a,3bをオフさせ
ることにより漏電検知動作を行い、図5の処理を終了す
る。
【0032】上述したステップS101の時点では、メ
インリレー3a,3bがオフされているので、図4の検
出端子B2から比較回路43に入力される交流信号が0
である。したがって、絶縁検出回路4が正常に動作して
いれば、第一の実施の形態で説明したように、比較回路
43から出力される出力信号レベルが大きくなるので、
ステップS101で肯定判定される。反対に、ステップ
S101で否定判定される場合は、絶縁検出回路4に何
らかの異常があると考えられる。
【0033】上述したステップS104の時点では、メ
インリレー3a,3bがオンされているので、第一の実
施の形態で説明した図2の回路と等価になる。したがっ
て、電気自動車に絶縁劣化がなく正常な状態であれば、
比較回路43から出力される出力信号レベルが小さくな
るので、ステップS104で否定判定される。この場合
には、駆動モータ222に対する出力トルク制御を開始
させることにより、車両を始動させる。一方、ステップ
S104で肯定判定される場合は、電気自動車に絶縁劣
化が生じたとみなして漏電検知動作を行う。
【0034】以上説明したように第二の実施の形態によ
れば、次の作用効果が得られる。 (1)強電系統20に交流信号を印加する検出端子B1
と、強電系統20の交流電位を検出するための検出端子
B2とをメインリレー3aを挟んで強電系統20に接続
するようにした。そして、メインリレー3aをオンさせ
る前に絶縁検出回路4の動作チェックを行い、正常と判
定される(ステップS101で肯定判定)と、車両の絶縁
劣化の有無を判定する。すなわち、メインリレー3aが
オフのとき、検出端子B2から比較回路43に伝えられ
る交流信号が0になり、比較回路43の両端に入力され
る交流電位差が大きくなる。したがって、強電系統20
に漏電抵抗11もしくは12を設けて絶縁劣化状態にし
なくても、漏電検知動作をチェックすることができる。
この結果、電気自動車に搭載後の絶縁検出回路4の動作
チェックが容易になる。 (2)上記(1)の動作は、キースイッチがオンされるご
とに行われるようにしたので、車両を始動させる前に、
絶縁検出回路4の異常の有無と強電系統20の絶縁劣化
の有無の両方を診断することができる。
【0035】以上の説明では、電気自動車を例にあげて
説明したが、高電圧の電源を搭載して移動する移動体に
ついても本発明を適用できる。
【0036】特許請求の範囲における各構成要素と、発
明の実施の形態における各構成要素との対応について説
明すると、強電系統20が電源系統に、絶縁検出回路4
が絶縁劣化センサに、交流発振回路41が交流信号発生
手段に、コンデンサ44が第1の容量性素子に、比較回
路43が検出手段に、コンデンサ45が第2の容量性素
子に、バッテリー・コントローラ5が判定手段および切
換え手段に、メインリレー3a,3bが電源遮断手段
に、高電圧バッテリー1が高電圧電源に、負荷が駆動装
置に、絶縁被覆シールドケーブル7、シールドケーブル
用コネクタ8a,8b,9a,9bおよびジャンクション
ボックス2が電力供給ラインに、メインリレー3aがス
イッチ素子に、それぞれ対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施の形態による電気自動車の電源系統
の概略を示す回路図である。
【図2】第一の実施の形態による絶縁検出回路および強
電系統の回路図である。
【図3】第二の実施の形態による電気自動車の電源系統
の概略を示す回路図である。
【図4】第二の実施の形態による絶縁検出回路および強
電系統の回路図である。
【図5】電気自動車の始動時にバッテリー・コントロー
ラで行われる判定処理の流れを表すフローチャートであ
る。
【図6】従来の技術による絶縁検出回路の回路図であ
る。
【符号の説明】
1…高電圧バッテリー、 2…ジャンクシ
ョンボックス、3a,3b…メインリレー、
4…絶縁検出回路、5…バッテリー・コントローラ(B/
C)、6…走行制御ユニット、7…絶縁被覆シールドケ
ーブル、8a,8b,9a,9b…シールドケーブル用コ
ネクタ、10…警告灯、 11,
12…漏電抵抗、20…強電系統、
22…高電圧部品、31…低電圧バッテリー、
32…ヒューズ、33…スイッチ、
34…低電圧部品、41…交流発振回路、
42…抵抗器、43…比較回路、
44…第1のコンデンサ、45…第2のコ
ンデンサ、 B1,B2…検出端子、C…交
流発振回路41の出力端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G014 AA07 AA15 AB23 AB24 AB25 AB29 AB61 AC19 2G015 AA25 BA04 BA10 CA05 5G053 AA06 BA04 CA01 DA01 EC01 FA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】絶縁された電源系統の絶縁劣化を検出する
    絶縁劣化センサにおいて、 交流信号を発生する交流信号発生手段と、 前記交流信号発生手段により発生された前記交流信号を
    前記電源系統にカップリングする第1の容量性素子と、 前記交流信号発生手段の出力端と前記電源系統との間の
    交流電位差を検出する検出手段と、 前記第1の容量性素子により前記電源系統にカップリン
    グされ、前記電源系統に発生する前記交流信号を前記検
    出手段にカップリングする第2の容量性素子と、 前記検出手段により検出された前記交流電位差に応じて
    前記電源系統の絶縁劣化を判定する判定手段とを備える
    ことを特徴とする絶縁劣化センサ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の絶縁劣化センサにおい
    て、 前記判定手段は、前記検出手段により検出される交流電
    位差に応じて少なくとも2段階で絶縁劣化の度合いを判
    定することを特徴とする絶縁劣化センサ。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の絶縁劣化センサにおい
    て、 前記電源系統の電源を遮断する電源遮断手段を備え、前
    記判定手段は、前記絶縁劣化の度合いが所定値より高い
    と判定すると前記電源遮断手段に前記電源系統の電源を
    遮断させることを特徴とする絶縁劣化センサ。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれかに記載の絶縁劣化
    センサにおいて、 前記電源系統は、高電圧電源と、前記高電圧電源による
    電力で駆動される車両の駆動装置と、前記駆動装置に前
    記電力を供給する電力供給ラインとを含むことを特徴と
    する絶縁劣化センサ。
  5. 【請求項5】絶縁された電源系統の絶縁劣化を検出する
    絶縁劣化検出装置において、 交流信号を発生する交流信号発生手段と、 前記交流信号発生手段により発生された前記交流信号を
    前記電源系統にカップリングする第1の容量性素子と、 前記交流信号発生手段の出力端と前記電源系統との間の
    交流電位差を検出する検出手段と、 前記第1の容量性素子により前記電源系統にカップリン
    グされ、前記電源系統に発生する前記交流信号を前記検
    出手段にカップリングする第2の容量性素子と、 前記電源系統における前記第1の容量性素子と前記第2
    の容量性素子との間に設けられ、前記電源系統をオン/
    オフするスイッチ素子と、 前記スイッチ素子をオフからオンに切換える切換え手段
    と、 前記スイッチ素子がオフおよびオンの両状態において前
    記検出手段により検出された前記交流電位差に応じて前
    記電源系統の絶縁劣化を判定する判定手段とを備えるこ
    とを特徴とする絶縁劣化検出装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の絶縁劣化検出装置におい
    て、 前記電源系統は、高電圧電源による電力で駆動される車
    両に搭載され、前記切換え手段は、前記車両の始動時に
    前記スイッチ素子を切換えることを特徴とする絶縁劣化
    検出装置。
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