JP7020952B2 - 電源システム - Google Patents

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Description

本発明は、電源システムに関する。より詳しくは、直流の電源、負荷、正極及び負極線、並びに正極及び負極遮断スイッチを有する非接地回路を備える電動車両の電源システムに関する。
近年、動力発生源として電動機を備える電動輸送機器や、動力発生源として電動機と内燃機関とを備えるハイブリッド車両等の電動車両の開発が盛んである。このような電動車両の車体には、電動機に電気エネルギを供給するために高圧バッテリ、キャパシタ、燃料電池スタック等の電源が搭載される。また一般的には、このような電源と電動機等の負荷とを接続する電源回路は、車体の接地電位部から絶縁した非接地回路として車体に搭載する場合が多い。
特許文献1には、直流電源と、負荷と、これらを接続する正負の電力線と、これら電力線に設けられたコンタクタと、を備える非接地回路の地絡の有無を検知する地絡検知装置が示されている。この地絡検知装置は、電力線のうちコンタクタより電源側又は負荷側に接続された検知用信号発信器及び地絡信号検知回路を備えており、検知用信号発信器を用いて、これら電力線にコモンモードノイズである検出信号を重畳するとともに、地絡信号検知回路で検出した信号に基づいて地絡の有無を判定する。
ところで非接地回路には、上述のように電源と負荷とを接続又は遮断するコンタクタも含まれている。このため電動車両には、例えば特許文献2に示すように、このコンタクタが故障していないかどうかを判定するためのコンタクタの故障検知装置も搭載される。
特許文献2の故障検知装置では、電力線のうちコンタクタよりも負荷側に補機用蓄電器が接続される。このような故障検知装置では、負荷に含まれる平滑コンデンサが電源によって充電された状態でコンタクタをオフにすると、この平滑コンデンサに充電された電荷は補機用蓄電器に充電されるため、平滑コンデンサの電圧は徐々に低下する。この故障検知装置では、コンタクタをオフにした時における平滑コンデンサの電圧の低下を監視することにより、コンタクタが正常にオフにされたかどうか、すなわちコンタクタが故障していないかどうかを判定している。
特開2014-17974号公報 特開2007-295699号公報
しかしながら特許文献2の故障検知装置では、電圧の時間変化によってコンタクタの故障の有無を判定しているため、判定に時間がかかってしまうおそれがある。
また特許文献2の故障検知装置のように負荷側の電圧の時間変化に基づく方法の他、非接地回路における電源の電圧から負荷の電圧を減算することによってコンタクタの両端子間の電圧を推定し、このコンタクタの端子間の電圧に基づいてコンタクタの故障の有無を判定することも考えられる。しかしながら、コンタクタの端子間電圧は、電源や負荷の電圧と比較して小さいため、これを精度良く推定するためには、電源及び負荷の電圧をそれぞれ精度高い電圧センサで検出する必要があり、コストが増加するおそれがある。
本発明は、速やかに非接地回路のコンタクタの故障の有無を判定できる電源システム、又は低コストで非接地回路の電源、負荷、及びコンタクタの端子間電圧を検出できる電源システムを提供することを目的とする。
(1)本発明の電源システムは、直流の電源と負荷とを接続する正極線及び負極線と、前記正極線及び前記負極線の少なくとも一方に設けられ、前記電源と前記負荷とを接続又は遮断する遮断スイッチと、を備え、正常時には前記正極及び負極線は接地電位部から電気的に絶縁された非接地回路と、前記遮断スイッチを制御するスイッチ制御部と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源及び前記負荷の何れか一方側の入力接続部に接続され、前記入力接続部及び前記接地電位部に検知信号を印加する信号印加回路と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも他方側の出力接続部に接続され、当該出力接続部の電圧に応じて変動する出力信号を生成する検出回路と、前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが接続状態に制御された状態で、前記検出回路で生成された出力信号に基づいて前記非接地回路の地絡の有無を判定する地絡判定部と、前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが遮断状態に制御された状態で、前記検出回路で生成された出力信号に基づいて前記遮断スイッチの故障の有無を判定するスイッチ故障判定部と、を備えることを特徴とする。
(2)この場合、電源システムは、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源側に接続され、当該前記正極線と前記負極線との間の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記負荷側に接続され、当該正極線と前記負極線との間の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、前記信号印加回路及び前記検出回路に接続され、前記信号印加回路及び前記検出回路から取得した信号に基づいて、前記遮断スイッチの前記電源側と前記負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、をさらに備えることが好ましい。
(3)この場合、電源システムは、前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが接続状態に制御されている状態で、前記電源電圧検出信号、前記負荷電圧検出信号、及び前記接点間電圧検出信号に基づいて、前記電源電圧検出回路、前記負荷電圧検出回路、及び前記接点間電圧検出回路の故障の有無を判定する電圧検出機能故障判定部を備えることが好ましい。
(4)本発明の電源システムは、直流の電源と負荷とを接続する正極線及び負極線と、前記正極線及び前記負極線の少なくとも一方に設けられ、前記電源と前記負荷とを接続又は遮断する遮断スイッチと、を備え、正常時には前記正極及び負極線は接地電位部から電気的に絶縁された非接地回路と、前記遮断スイッチを制御するスイッチ制御部と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源及び前記負荷の何れか一方側の入力接続部に接続され、前記入力接続部及び前記接地電位部に検知信号を印加する信号印加回路と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも他方側の出力接続部に接続され、当該出力接続部の電圧に応じて変動する出力信号を生成する検出回路と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源側に接続され、当該前記正極線と前記負極線との間の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記負荷側に接続され、当該正極線と前記負極線との間の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、前記信号印加回路及び前記検出回路に接続され、前記信号印加回路及び前記検出回路から取得した信号に基づいて、前記遮断スイッチの前記電源側と前記負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、を備えることを特徴とする。
(1)本発明の電源システムは、電源と負荷とを接続する正極及び負極線に接続された信号印加回路及び検出回路と、遮断スイッチが接続状態に制御された状態で検出回路において生成された出力信号に基づいて地絡の有無を判定する地絡判定部と、を備える。これにより本発明では、非接地回路の地絡の有無を判定することができる。また本発明の電源システムは、信号印加回路及び検出回路を、正極及び負極線の少なくとも一方に対し遮断スイッチを挟むようにして接続した上で、遮断スイッチが遮断状態に制御された状態で検出回路において生成された出力信号に基づいて、遮断スイッチの故障の有無を判定するスイッチ故障判定部を備える。これにより本発明では、上記のように地絡の有無を判定しながら、さらに遮断スイッチの故障の有無を速やかに判定できる。また本発明の電源システムでは、遮断スイッチの故障の有無を判定するにあたり、地絡の有無を判定するための回路である検出回路を流用することにより、部品点数を少なくできるので、電源システムのコストの増加を抑制できる。
(2)本発明の電源システムは、正極及び負極線のうち遮断スイッチよりも電源側に接続され、これら正極線及び負極線の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、正極及び負極線のうち遮断スイッチよりも負荷側に接続され、これら正極線及び負極線の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、信号印加回路及び検出回路に接続され、これら信号印加回路及び検出回路から取得した信号に基づいて、遮断スイッチの電源側と負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、を備える。従って本発明の電源システムによれば、地絡の有無及び遮断スイッチの故障の有無に加えて、電源の電圧、負荷の電圧、及び遮断スイッチの接点間の電圧をも検出することができる。
また本発明の電源システムでは、接点間電圧検出回路の接点間電圧検出信号を用いて遮断スイッチの接点間の電圧を検出することにより、例えば、スイッチ制御部では、遮断スイッチの接点間の電圧の変化を把握することもできる。ところで電圧の分解能を維持しながら電圧の検出レンジを広くしようとすると、その分だけスイッチ制御部におけるAD変換や信号処理にかかる演算負荷が増加する。これに対し遮断スイッチの接点間の電圧は、電源の電圧や負荷の電圧と比較して小さいため、その分だけスイッチ制御部における電圧の検出レンジの幅を狭くできる。よって本発明の電源システムによれば、スイッチ制御部における演算負荷を抑制しながら、遮断スイッチの接点間の電圧を精度良く把握できる。
(3)本発明の電源システムでは、非接地回路において遮断スイッチが接続状態に制御されており、電源と遮断スイッチと負荷とで閉回路が形成されている場合、電源の電圧は、遮断スイッチの接点間の電圧と負荷の電圧とを合わせた電圧と等しくなる。そこで本発明の電源システムでは、これら3つの区間の電位差に応じた信号である電源電圧検出信号と負荷電圧検出信号と接点間電圧検出信号とを用いることにより、電源電圧検出回路、負荷電圧検出回路、及び接点間電圧検出回路が正常に機能しているかどうかを判定することができる。
(4)本発明の電源システムは、電源と負荷とを接続する正極及び負極線に接続された信号印加回路及び検出回路と、正極及び負極線のうち遮断スイッチよりも電源側に接続され、これら正極線及び負極線の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、正極及び負極線のうち遮断スイッチよりも負荷側に接続され、これら正極線及び負極線の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、信号印加回路及び検出回路に接続され、これら信号印加回路及び検出回路から取得した信号に基づいて、遮断スイッチの電源側と負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、を備える。従って本発明の電源システムによれば、非接地回路における電源の電圧、負荷の電圧、及び遮断スイッチの接点間の電圧を検出することができる。
また本発明の電源システムでは、接点間電圧検出回路の接点間電圧検出信号を用いて遮断スイッチの接点間の電圧を検出することにより、例えば、スイッチ制御部では、遮断スイッチの接点間の電圧の変化を把握することもできる。ところで電圧の分解能を維持しながら電圧の検出レンジを広くしようとすると、その分だけスイッチ制御部におけるAD変換や信号処理にかかる演算負荷が増加する。これに対し遮断スイッチの接点間の電圧は、電源の電圧や負荷の電圧と比較して小さいため、その分だけスイッチ制御部における電圧の検出レンジの幅を狭くできる。よって本発明の電源システムによれば、スイッチ制御部における演算負荷を抑制しながら、遮断スイッチの接点間の電圧を精度良く把握できる。
本発明の第1実施形態に係る電源システムの構成を示す図である。 信号印加回路の正極反転アンプ及び負極反転アンプの構成を示す回路図である。 信号入力回路の正極反転アンプ及び負極反転アンプの構成を示す回路図である。 地絡検出回路の構成を示す回路図である。 負荷電圧検出回路及び電源電圧検出回路の構成を示す回路図である。 接点間電圧検出回路の構成を示す回路図である。 非接地回路の起動シーケンスの具体的な手順を示すフローチャートである。 非接地回路の終了シーケンスの具体的な手順を示すフローチャートである。 地絡判定部による地絡検知処理の具体的な手順を示すフローチャートである。 状態検出回路の実装例を模式的に示す図である。 本発明の第2実施形態に係る電源システムの構成を示す図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る電源システム1の構成を示す図である。電源システム1は、バッテリ駆動車両、ハイブリッド車両、及び燃料電池車両等である電動車両の車体Bに搭載される。
電源システム1は、非接地回路2と、非接地回路2に接続されこの非接地回路2の状態に応じた各種信号を生成する状態検出回路3と、これら非接地回路2及び状態検出回路3を制御する電子制御ユニット6(以下、「ECU6」との略称を用いる)と、を備える。
非接地回路2は、高圧の直流を発生する電源21と、車両負荷22と、電源21の正極と車両負荷22の正極とを接続する正極高圧電力線23pと、電源21の負極と車両負荷22の負極とを接続する負極高圧電力線23nと、これら電力線23p,23nに設けられ電源21と車両負荷22との間の電気的な導通を接続又は遮断する高圧遮断機24と、を備える。
車両負荷22は、車両の駆動輪に機械的に接続された三相交流モータである駆動モータ、電源21で発生した直流の電圧を変換するコンバータ、コンバータから出力される直流を交流に変換し駆動モータに供給するインバータ、及び車両補機等によって構成される。
電源21は、車両負荷22に含まれる電動機の主たる電力供給源であり、数百V(例えば、300V)の高圧の直流を発生する。以下では、電源21として、電極間をリチウムイオンが移動することで充放電を行う複数のリチウムイオンセルを直列に接続して構成される組電池を用いた場合について説明するが、本発明はこれに限らない。電源21には、酸化ガスである空気と燃料ガスである水素とが供給されると発電する複数の燃料電池セルを積層して構成される燃料電池スタックを用いてもよいし、キャパシタを用いてもよい。
高圧遮断機24は、それぞれ正極高圧電力線23pに設けられたメインコンタクタ24m、プリチャージコンタクタ24p、及びプリチャージ抵抗24rと、負極高圧電力線23nに設けられたサブコンタクタ24sと、を備える。
これらメインコンタクタ24m、プリチャージコンタクタ24p、及びサブコンタクタ24sは、ECU6の後述のスイッチ制御部66から送信される指令信号SWm,SWp,SWsに応じて開成又は閉成する電磁スイッチである。
サブコンタクタ24sは負極高圧電力線23nに設けられている。サブコンタクタ24sは、開成すると電源21の負極と車両負荷22の負極との電気的な導通を遮断し、閉成すると電源21の負極と車両負荷22の負極の電気的な導通を接続する。
メインコンタクタ24mは正極高圧電力線23pに設けられている、メインコンタクタ24mは、開成すると電源21の正極と車両負荷22の正極との電気的な導通を遮断し、閉成すると電源21の正極と車両負荷22の正極の電気的な導通を接続する。
プリチャージコンタクタ24pとプリチャージ抵抗24rは、正極高圧電力線23pのうちメインコンタクタ24mの電源21側及び車両負荷22側の両接点を接続し、このメインコンタクタ24mを迂回するバイパス電力線に直列にして設けられている。プリチャージコンタクタ24pは、開成すると電源21の正極と車両負荷22の正極との電気的な導通を遮断し、閉成すると電源21の正極と車両負荷22の正極とを、プリチャージ抵抗24rを介して電気的に接続する。これらプリチャージコンタクタ24p及びプリチャージ抵抗24rは、電源21と車両負荷22とを電気的に接続する際、車両負荷22に含まれている平滑コンデンサ(図示せず)への突入電流を緩和するため、正極高圧電力線23pに対しメインコンタクタ24mと並列になるように接続されている。なおプリチャージ抵抗24rは、例えば数10Ω程度である。
以上のように構成された非接地回路2のうち、少なくとも電源21と電力線23p,23nと遮断機24p,24nとは、この非接地回路2の正常時には車体Bに設けられている接地電位部Gから電気的に絶縁されるように車体Bに設けられている。しかしながら非接地回路2に何らかの異常が生じた場合には、非接地回路2と接地電位部Gとの絶縁が十分に確保されていない地絡が生じる場合がある。
状態検出回路3は、信号印加回路31と、負荷電圧検出回路39と、信号入力回路41と、地絡検出回路46と、電源電圧検出回路48と、接点間電圧検出回路50と、を備える。
信号印加回路31は、正極反転アンプ34と、この正極反転アンプ34と正極高圧電力線23pに設けられた入力接続部25pとを接続する正極信号線32と、負極反転アンプ35と、この負極反転アンプ35と負極高圧電力線23nに設けられた入力接続部25nとを接続する負極信号線33と、非接地回路2の地絡の有無を判定するために用いられる検知用入力信号S_inを発生する検知用信号発信器36と、を備える。信号印加回路31は、これらを用いることによって検知用入力信号S_inをコモンモードノイズとして入力接続部25p,25n及び接地電位部Gに印加する。
信号印加回路31が接続される入力接続部25p,25nは、共に、電力線23p,23nのうち高圧遮断機24よりも電源21側又は車両負荷22側に設けられる。以下では、入力接続部25p,25nを電力線23p,23nのうち高圧遮断機24よりも車両負荷22側に設ける場合について説明するが、本発明はこれに限らない。入力接続部25p,25nは、高圧遮断機24よりも電源21側に設けてもよい。
正極信号線32は、正極反転アンプ34と入力接続部25pとを接続する信号線である。この正極信号線32には、入力接続部25p側から正極反転アンプ34側へ向かって順に、抵抗321と、正極中継回路322と、が設けられている。抵抗321は、プリチャージ抵抗24rよりも高抵抗であって、例えば100kΩ~数100kΩ程度である。正極中継回路322は、例えば数MΩ~数10MΩ程度の抵抗とコンデンサとを並列に接続して構成されるRC並列回路である。これにより入力接続部25pの電圧は、抵抗321と、正極中継回路322の抵抗と、正極反転アンプ34の内部抵抗(後述の図2のフィードバック抵抗342)とに分圧され、正極反転アンプ34に入力される。また後述の検知用信号発信器36で発生した交流の検知用入力信号S_inは、正極中継回路322のコンデンサを介して入力接続部25pに印加される。
負極信号線33は、負極反転アンプ35と入力接続部25nとを接続する信号線である。この負極信号線33には、入力接続部25n側から負極反転アンプ35側へ向かって順に、抵抗331と、負極中継回路332と、が設けられている。抵抗331は、上記抵抗321と同程度の高抵抗である。負極中継回路332は、上記正極中継回路332と同様のRC並列回路である。これにより入力接続部25nの電圧は、抵抗331と、負極中継回路332の抵抗と、負極反転アンプ35の内部抵抗(後述の図2のフィードバック抵抗352)とに分圧され、負極反転アンプ35に入力される。また検知用信号発信器36で発生した検知用入力信号S_inは、負極中継回路332のコンデンサを介して入力接続部25nに印加される。
図2は、正極反転アンプ34及び負極反転アンプ35の構成を示す回路図である。なお、負極反転アンプ35は、正極反転アンプ34とほぼ同じ回路構成となっているため、この負極反転アンプ35を構成する要素の符号は、図2において括弧書きで示す。
正極反転アンプ34は、オペアンプ341と、このオペアンプ341の負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック信号線に設けられたフィードバック抵抗342と、を組み合わせて構成される。オペアンプ341の負入力端子は、正極信号線32が接続され、オペアンプ341の正入力端子は、検知用信号発信器36及びオフセット電源37を介して接地電位部Gに接続されている。
検知用信号発信器36は、ECU6の検知用周波数決定部61において定められる検知用周波数f_ckで振動する交流の検知用入力信号S_inを発生する。検知用入力信号S_inとしては、例えば矩形波や正弦波等が用いられる。またオフセット電源37は、所定のオフセット電圧Vofの直流電圧を発生する。これにより、オペアンプ341の正入力端子には、オフセット電圧Vofを中心として電圧が周期的に変動する検知用入力信号S_inが重畳される。
また負極反転アンプ35は、図2において括弧書きで示すように、オペアンプ351と、フィードバック抵抗352と、を組み合わせて構成される。オペアンプ351の負入力端子は、負極信号線33が接続され、オペアンプ351の正入力端子は、検知用信号発信器36及びオフセット電源37を介して接地電位部Gに接続されている。これにより、オペアンプ351の正入力端子には、オフセット電圧Vofを中心として電圧が周期的に変動する検知用入力信号S_inが重畳される。
図1に戻り、以上のような構成により信号印加回路31では、検知用信号発信器36で生成した検知用入力信号S_inは、正極反転アンプ34及び正極中継回路322を介して正極高圧電力線23pの入力接続部25pに印加され、負極反転アンプ35及び負極中継回路332を介して負極高圧電力線23nの入力接続部25nに印加され、さらに接地電位部Gに印加される。
信号入力回路41は、正極反転アンプ44と、この正極反転アンプ44と正極高圧電力線23pに設けられた出力接続部26pとを接続する正極信号線42と、負極反転アンプ45と、この負極反転アンプ45と負極高圧電力線23nに設けられた出力接続部26nとを接続する負極信号線43と、を備える。信号入力回路41は、これらを用いることによって出力接続部26p,26nの電圧に応じて変動する信号Vp2,Vn2を生成する。
出力接続部26p,26nは、共に、電力線23p,23nのうち高圧遮断機24よりも電源21側又は車両負荷22側であって、入力接続部25p,25nと反対側に設けられる。以下では、出力接続部26p,26nを電力線23p,23nのうち高圧遮断機24よりも電源21側に設ける場合について説明するが、本発明はこれに限らない。入力接続部25p,25nを、高圧遮断機24よりも電源21側に設ける場合、出力接続部26p,26nは、高圧遮断機24よりも車両負荷22側に設けられる。
正極信号線42は、正極反転アンプ44と出力接続部26pとを接続する信号線である。この正極信号線42には、抵抗421が設けられている。負極信号線43は、負極反転アンプ45と出力接続部26nとを接続する信号線である。この負極信号線43には、抵抗431が設けられている。また、これら抵抗421,431は、上記抵抗321と同程度の高抵抗である。これにより出力接続部26pの電圧は、抵抗421と、正極反転アンプ44の内部抵抗(後述の図3のフィードバック抵抗441)とに分圧され、正極反転アンプ44に入力される。また出力接続部26nの電圧は、抵抗431と、負極反転アンプ45の内部抵抗(後述の図3のフィードバック抵抗451)とに分圧され、負極反転アンプ45に入力される。
図3は、正極反転アンプ44及び負極反転アンプ45の構成を示す回路図である。なお、負極反転アンプ45は、正極反転アンプ44とほぼ同じ回路構成となっているため、この負極反転アンプ45を構成する要素の符号は、図3において括弧書きで示す。
正極反転アンプ44は、オペアンプ441と、このオペアンプ441の負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック信号線に設けられたフィードバック抵抗442と、を組み合わせて構成される。オペアンプ441の負入力端子は、正極信号線42が接続され、オペアンプ441の正入力端子は、オフセット電源37を介して接地電位部Gに接続されている。
また負極反転アンプ45は、図3において括弧書きで示すように、オペアンプ451と、フィードバック抵抗452と、を組み合わせて構成される。オペアンプ451の負入力端子は、負極信号線43が接続され、オペアンプ451の正入力端子は、オフセット電源37を介して接地電位部Gに接続されている。
図1に戻り、地絡検出回路46は、信号入力回路41を介して高圧電力線23p,23nの出力接続部26p,26nに接続されており、これら出力接続部26p,26nの電圧に応じて変動する信号である地絡検知信号S_outを出力する。より具体的には、地絡検出回路46は、図4に示すような回路構成を用いて信号入力回路41の正極反転アンプ44の出力電圧Vp2と負極反転アンプ45の出力電圧Vn2とを加算することに、地絡の有無を判定するために用いられる地絡検知信号S_outを出力する。
図4は、地絡検出回路46の構成を示す回路図である。地絡検出回路46は、オペアンプ461と、このオペアンプ461の負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック回路462と、正極反転アンプ44の出力端子と負極反転アンプ45の出力端子とを接続する第1信号線464と、この第1信号線464とオペアンプ461の負入力端子とを接続する第2信号線465と、を組み合わせて構成される。
オペアンプ461の正入力端子は、オフセット電源37を介して接地電位部Gに接続されている。これによりオペアンプ461の正入力端子には、オフセット電圧Vofが入力される。
第1信号線464には、正極反転アンプ44の出力端子側から負極反転アンプ45の出力端子側に向かって順に抵抗466,467が設けられている。また第2信号線465は、第1信号線464のうち抵抗466及び抵抗467の間と、オペアンプ461の負入力端子とを接続する。この第2信号線465には、抵抗468が設けられている。これによりオペアンプ461の負入力端子には、出力接続部26p,26nの電圧に応じて変動する正極反転アンプ44の出力電圧Vp2と負極反転アンプ45の出力電圧Vn2とを加算した電圧が入力される。
フィードバック回路462は、地絡検知回路46にバンドパスフィルタ機能が付与されるように、抵抗462rとコンデンサ462cとを並列にして組み合わせられたRC並列回路が用いられる。
以上のような構成により、地絡検出回路46では、正極高圧電力線23pの出力接続部26pに重畳した信号と負極高圧電力線23nの出力接続部26nに重畳した信号とが加算された成分のみがコンデンサ462cを介してオペアンプ461に入力され、この成分のうちバンドパスフィルタの通過周波数帯域(例えば、設計値f1~f2[Hz])内の信号のみが、地絡検知信号S_outとしてオペアンプ461から出力される。
図1に戻り、負荷電圧検出回路39は、信号印加回路31を介して高圧電力線23p,23nの入力接続部25p,25nに接続されており、これら入力接続部25p,25nの間の電位差、すなわち非接地回路2のうち車両負荷22の正負極両端の電圧に応じた負荷電圧検出信号Vpnを生成する。より具体的には、負荷電圧検出回路39は、図5に示すような回路構成を用いて信号印加回路31の正極反転アンプ34の出力電圧Vp1と負極反転アンプ35の出力電圧Vn1との差を求めることにより、上述のような負荷電圧検出信号Vpnを生成する。なお、入力接続部25p,25nと出力接続部26p,26nとの位置を入れ替える場合、すなわち図1における信号入力回路41を高圧遮断機24よりも車両負荷22側に接続する場合、この負荷電圧検出回路39は、この信号入力回路41を介して高圧電力線23p,23nに接続される。
図5は、負荷電圧検出回路39及び後述の電源電圧検出回路48の構成を示す回路図である。なお、電源電圧検出回路48は、負荷電圧検出回路39とほぼ同じ回路構成となっているため、この電源電圧検出回路48を構成する要素の符号は、図5において括弧書きで示す。
負荷電圧検出回路39は、オペアンプ391と、このオペアンプの負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック信号線に設けられた抵抗392と、オペアンプ391の負入力端子と負極反転アンプ35とを接続する第1信号線393と、オペアンプ391の正入力端子と正極反転アンプ34とを接続する第2信号線394と、を備える。第1信号線393及び第2信号線394には、それぞれ抵抗395及び抵抗396が設けられている。またオペアンプ391の正入力端子は、抵抗397を介して接地電位部Gに接続されている。これによりオペアンプ391の負入力端子には、負極反転アンプ35の出力電圧Vn1が抵抗395を介して入力され、オペアンプ391の正入力端子には、正極反転アンプ34の出力電圧Vp1が抵抗396を介して入力される。
以上のような構成により、負荷電圧検出回路39では、正極反転アンプ34の出力電圧Vp1と負極反転アンプ35の出力電圧Vn1との差分に応じた負荷電圧検出信号Vpnがオペアンプ391から出力される。
図1に戻り、電源電圧検出回路48は、信号入力回路41を介して高圧電力線23p,23nの出力接続部26p,26nに接続されており、これら出力接続部26p,26nの間の電位差、すなわち非接地回路2のうち電源21の正負極両端の電圧に応じた電源電圧検出信号Vbatを生成する。より具体的には、電源電圧検出回路48は、図5に示すような回路構成を用いて信号入力回路41の正極反転アンプ44の出力電圧Vp2と負極反転アンプ45の出力電圧Vn2との差を求めることにより、上述のような電源電圧検出信号Vbatを生成する。なお、入力接続部25p,25nと出力接続部26p,26nとの位置を入れ替える場合、すなわち図1における信号印加回路31を高圧遮断機24よりも電源21側に接続する場合、この電源電圧検出回路48は、この信号印加回路31を介して高圧電力線23p,23nに接続される。
図5に示すように、電源電圧検出回路48は、オペアンプ481と、このオペアンプの負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック信号線に設けられた抵抗482と、オペアンプ481の負入力端子と負極反転アンプ45とを接続する第1信号線483と、オペアンプ481の正入力端子と正極反転アンプ44とを接続する第2信号線484と、を備える。第1信号線483及び第2信号線484には、それぞれ抵抗485及び抵抗486が設けられている。またオペアンプ481の正入力端子は、抵抗487を介して接地電位部Gに接続されている。これによりオペアンプ481の負入力端子には、負極反転アンプ45の出力電圧Vn2が抵抗485を介して入力され、オペアンプ481の正入力端子には、正極反転アンプ44の出力電圧Vp2が抵抗486を介して入力される。
以上のような構成により、電源電圧検出回路48では、正極反転アンプ44の出力電圧Vp2と負極反転アンプ45の出力電圧Vn2との差分に応じた電源電圧検出信号Vbatがオペアンプ481から出力される。
図1に戻り、接点間電圧検出回路50は、信号印加回路31及び信号入力回路41に接続されている。すなわち、接点間電圧検出回路50は、信号印加回路31及び信号入力回路41を介することによって、高圧遮断機24をまたぐようにして正極高圧電力線23pの入力接続部25p及び出力接続部26pに接続されえいる。接点間電圧検出回路50は、これら信号印加回路31及び信号入力回路41から取得した信号に基づいて、メインコンタクタ24mの電源21側と車両負荷22側の接点間の電位差又はプリチャージコンタクタ24p及びプリチャージ抵抗24rの直列回路の電源21側と車両負荷22側の端子間の電位差(以下、これらをまとめて「正極側のコンタクタの接点間電圧」ともいう)に応じた接点間電圧検出信号Vconを生成する。より具体的には、接点間電圧検出回路50は、図6に示すような回路構成を用いて信号印加回路31の正極反転アンプ34の出力電圧Vp1と信号入力回路41の正極反転アンプ44の出力電圧Vp2との差を求めることにより、上述のような接点間電圧検出信号Vconを生成する。
図6は、接点間電圧検出回路50の構成を示す回路図である。接点間電圧検出回路50は、オペアンプ501と、このオペアンプの負入力端子と出力端子とを接続するフィードバック信号線に設けられた抵抗502と、オペアンプ501の負入力端子と信号印加回路31の正極反転アンプ34の出力端子とを接続する第1信号線503と、オペアンプ501の正入力端子と信号入力回路41の正極反転アンプ44の出力端子とを接続する第2信号線504と、を備える。第1信号線503及び第2信号線504には、それぞれ抵抗505及び抵抗506が設けられている。またオペアンプ501の正入力端子は、抵抗507を介して接地電位部Gに接続されている。これによりオペアンプ501の負入力端子には、正極反転アンプ34の出力電圧Vp1が抵抗505を介して入力され、オペアンプ501の正入力端子には、正極反転アンプ44の出力電圧Vp2が抵抗506を介して入力される。
以上のような構成により、接点間電圧検出回路50では、正極反転アンプ34の出力電圧Vp1と正極反転アンプ44の出力電圧Vp2との差分に応じた接点間電圧検出信号Vconがオペアンプ501から出力される。
なお本実施形態では、接点間電圧検出回路50を、信号印加回路31の正極反転アンプ34と信号入力回路41の正極反転アンプ44とに接続することにより、接点間電圧検出回路50では、正極側のコンタクタの接点間電圧に応じた接点間電圧検出信号Vconを生成する場合について説明したが、本発明はこれに限らない。非接地回路2において、プリチャージコンタクタ24p及びプリチャージ抵抗24rを、負極高圧電力線23nに設ける場合、接点間電圧検出回路は、信号線印加回路31の負極反転アンプ35と信号入力回路41の負極反転アンプ45とに接続することが好ましい。このように接続することにより接点間電圧回路では、負極側のコンタクタの接点間電圧に応じた接点間電圧検出信号を生成することができる。
ECU6は、状態検出回路3から送信される各種信号をA/D変換するI/Oインターフェース、各種演算処理を実行するCPU、この演算処理の下で決定した態様で状態検出回路3や非接地回路2の各種デバイスを駆動する駆動回路、及び各種データを記憶するRAMやROM等で構成されるマイクロコンピュータである。
ECU6には、以上のようなハードウェア構成によって各々の機能が実現される制御モジュールとして、検知用周波数決定部61と、地絡判定部63と、溶着判定部64と、電圧検出機能故障判定部65と、コンタクタ制御部66と、が構成されている。
検知用周波数決定部61は、地絡判定部63において非接地回路2の地絡の有無を判定する際に、検知用信号発信器36で発生する検知用入力信号S_inの最適な周波数を決定する。より具体的には、検知用周波数決定部61は、コンタクタ制御部66によりメインコンタクタ24m(又はプリチャージコンタクタ24p)及びサブコンタクタ24sが閉成されている状態で、地絡検出回路46のバンドパスフィルタの通過周波数帯域の設計値f1~f2[Hz]の範囲内で検知用入力信号S_inの周波数を掃引するとともに、この際に、地絡検出回路46の地絡検知信号S_outが最大となるような周波数を探索する。検知用周波数決定部61は、この探索によって得られた周波数を、検知用周波数f_ckとして決定する。これにより、地絡検出回路46のバンドパスフィルタによる検知用入力信号S_in以外のノイズの除去効果を高めることができ、ひいては地絡の有無の判定精度を向上できる。
なお本実施形態では、上記のような検知用周波数決定部61を用いることにより、その都度、検知用周波数f_ckを決定する場合について説明するが、本発明はこれに限らない。検知用周波数f_ckは、バンドパスフィルタの通過周波数帯域の設計値f1~f2[Hz]の範囲内において、予め定められた値としてもよい。
地絡判定部63は、コンタクタ制御部66によりメインコンタクタ24m(又はプリチャージコンタクタ24p)及びサブコンタクタ24sが閉成されている状態で、信号印加回路31を用いて検知用周波数f_ckで振動する検知用入力信号S_inを高圧電力線23p,23n及び接地電位部Gに重畳するとともに、この際に地絡検出回路46によって生成される地絡検知信号S_outと、予め設定された地絡参照電圧Vaとを比較することによって、非接地回路2の地絡の有無を判定する。なお本実施形態では、地絡判定部63において非接地回路2の地絡の有無を判定する際に、地絡検知信号S_outに対して設定される閾値である地絡参照電圧Vaは、予め設定する場合について説明するが、本発明はこれに限らない。この地絡参照電圧Vaは、例えば本願出願人による特開2014-17974号公報に記載されている手順に従って、その都度設定してもよい。
上述のように信号印加回路31は、検知用信号発信器36で発生した検知用入力信号S_inを、コモンモードノイズとして、高圧電力線23p,23n及び接地電位部Gに印加する。このため、正常であれば接地電位部Gから絶縁されているべき正極高圧電力線23p又は負極高圧電力線23nに地絡が生じている場合、検知用入力信号S_inは、抵抗321と地絡抵抗とで分圧した振幅で又は抵抗331と地絡抵抗とで分圧した振幅で、信号入力回路41に戻る。このため地絡が生じると、合算した後に得られる地絡検出回路46の地絡検知信号S_outのレベルは、地絡が生じていない場合のレベルよりも低下する。そこで地絡判定部63では、地絡検知信号S_outと地絡参照電圧Vaとのレベルを比較し、地絡検知信号S_outのレベルが地絡参照電圧Va以下である場合には、非接地回路2において地絡が発生していると判定し、地絡検知信号S_outのレベルが地絡参照電圧Vaより高い場合には、非接地回路2において地絡は発生していないと判定する。
溶着判定部64は、コンタクタ制御部66によりメインコンタクタ24m、プリチャージコンタクタ24p、及びサブコンタクタ24sが開成されており、かつ、地絡判定部63において非接地回路2に地絡は発生していないと判定されている状態で、信号印加回路31を用いて検知用入力信号S_inを高圧電力線23p,23n及び接地電位部Gに印加するとともに、この際の地絡検出回路46において生成される地絡検知信号S_outを参照することにより、上記コンタクタ24m,24p,24sが溶着していないか否かを判定する。
上述のように信号印加回路31は高圧遮断機24よりも車両負荷22側に接続され、地絡検出回路46は高圧遮断機24よりも電源21側に接続されている。このため、地絡が生じておらずかつコンタクタ24m,24p,24sが何れもコンタクタ制御部66からの指令信号に応じて適切に開成されている場合、信号印加回路31から印加した検知用入力信号S_inは、高圧電力線23p,23nのうち高圧遮断機24よりも電源21側へは伝達しない。そこで溶着判定部64は、上記のような手順で検知用入力信号S_inを印加したときに、地絡検知信号S_outのレベルが予め定められた変動幅を超えて大きく変動した場合には、コンタクタ24m,24p,24sの何れかが溶着していると判定し、地絡検知信号S_outのレベルが上記変動幅の範囲内で変動した場合には、コンタクタ24m,24p,24sは何れも溶着していないと判定する。
なお本実施形態では、溶着判定部64は、以上のように地絡検知信号S_outを用いて溶着の有無を判定する場合について説明するが、本発明はこれに限らない。溶着判定部64では、さらに電源電圧検出回路48の出力電圧Vbat及び負荷電圧検出回路39の出力電圧Vpnを用いて溶着の有無を判定してもよい。より具体的には、溶着判定部64は、上記のように地絡検知信号S_outのレベルが変動幅の範囲内で変動していると判定した場合には、さらに電源電圧検出回路48の出力電圧Vbatが負荷電圧検出回路39の出力電圧Vpnよりも高いか否かを判定し(Vbat>Vpn)、電圧Vbatが電圧Vpnより高い場合に、これらコンタクタ24m,24p,24sは何れも溶着していないと判定してもよい。
電圧検出機能故障判定部65は、状態検出回路3のうち、非接地回路2内における電圧の検出に係る回路、すなわち負荷電圧検出回路39、電源電圧検出回路48、及び接点間電圧検出回路50の故障の有無を判定する。より具体的には、電圧検出機能故障判定部65は、コンタクタ制御部66によりプリチャージコンタクタ24pとサブコンタクタ24sとが閉成され、さらにメインコンタクタ24mが開成され、地絡検知信号S_inが停止している状態で、負荷電圧検出回路39の出力電圧Vpn、電源電圧検出回路48の出力電圧Vbat、及び接点間電圧検出回路50の出力電圧Vconに基づいて、状態検出回路3の電圧検出機能に故障が生じていないか否かを判定する。
上記のようにプリチャージコンタクタ24p及びサブコンタクタ24sが閉成されており、非接地回路2に閉回路が形成されている場合、電源21の電圧に応じた出力電圧Vbatは、正極側のコンタクタの接点間電圧に応じた出力電圧Vconと車両負荷22の電圧に応じた出力電圧Vpnとの和とほぼ等しい。そこで電圧検出機能故障判定部65では、出力電圧Vbatから出力電圧Vcon及び出力電圧Vpnを減算して得られる値の絶対値が、0よりも僅かに大きな値に定められ故障判定閾値以下である場合には、状態検出回路3の電圧検出機能に故障が生じていないと判定し、上記絶対値が上記故障判定閾値より大きい場合には、状態検出回路3の電圧検出機能に故障が生じていると判定する(|Vbat-Vcon-Vpn|≦故障判定閾値)。
また電圧検出機能故障判定部65では、電源電圧検出回路48の出力電圧Vbatの妥当性を、この電圧Vbatと電源21の総電圧(すなわち、電源21に接続されたセル電圧センサの検出値の積算値)とを比較することによって判断してもよい。すなわち、電圧検出機能故障判定部65では、電圧Vbatと電源21の総電圧とが略等しい場合には、状態検出回路3の電圧検出機能に故障が生じていないと判定し、電圧Vbatと電源21の総電圧とが略等しくない場合には、状態検出回路3の電圧検出機能に故障が生じていると判定してもよい。
コンタクタ制御部66は、必要に応じて指令信号SWm,SWp,SWsをコンタクタ24m,24p,24sへ送信することにより、これら3つのコンタクタ24m,24p,24sの開閉制御を実行する。
図7は、非接地回路2の起動シーケンス、すなわち、電動車両が起動されてからメインコンタクタ24m及びサブコンタクタ24sを閉成し、非接地回路2を電源21から車両負荷22への電力の供給が可能な状態にするまでの具体的な手順を示すフローチャートである。図7に示す処理は、利用者により電動車両を起動するためのスタートスイッチ(図示せず)が操作されたことをECU6で検出したことに応じて、ECU6で実行される。なお図7の起動シーケンスを開始する時点では、コンタクタ24m,24p,24sは何れも開成した状態である。また以下の起動シーケンスの実行中は、S8における地絡検知処理の実行中を除き、地絡検知信号S_inは停止する。
S1では、コンタクタ制御部66は、指令信号SWpを送信し、プリチャージコンタクタ24pのみを閉成させる。なお、メインコンタクタ24m及びサブコンタクタ24sは何れも開成した状態を維持する。
S2では、ECU6は、接点間電圧検出回路50の出力電圧Vconのキャリブレーションを実行する。上記のように、プリチャージコンタクタ24pのみを閉成した状態では、プリチャージ抵抗24rを電流が流れないため、正極側のコンタクタの接点間電圧は、0Vとなる。そこでECU6は、プリチャージコンタクタ24pのみを閉成した状態で、接点間電圧検出回路50の出力電圧Vconを読み取り、これを正極側のコンタクタの接点間電圧の0Vと定義する。なお、これ以降の処理において参照される出力電圧Vconは、S2におけるキャリブレーションの結果が反映されているものとする。なおこのS2における出力電圧Vconのキャリブレーションは、必ずしも起動毎に実行する必要はない。すなわち、出力電圧Vconの精度が何らかの手段によって確保されている場合には、S2のキャリブレーションは実行しなくてもよい。
S3では、コンタクタ制御部66は、プリチャージコンタクタ24pを閉成したまま、指令信号SWsを送信し、サブコンタクタ24sを閉成する。これにより、プリチャージ抵抗24r及び車両負荷22には、電源21から供給される電流が流れ始める。
S4では、電圧検出機能故障判定部65は、電源電圧検出回路48の出力電圧Vbat、負荷電圧検出回路39の出力電圧Vpn、及び接点間電圧検出回路50の出力電圧Vconを読み取る。
S5では、電圧検出機能故障判定部65は、S4で取得した出力電圧Vbat,Vpn,Vconに基づいて、状態検出回路3の電圧検出機能が正常であるか否かを判定する。より具体的には、電圧検出機能故障判定部65は、出力電圧Vbatから出力電圧Vbat及び出力電圧Vconを減算して得られる値の絶対値が、故障判定閾値以下であるか否かを判定することにより、電圧検出機能が正常であるか否かを判定する。S5の判定において、正常でないと判定された場合には、電圧検出機能故障判定部65は、図示しない警告灯を点灯したり、図示しないスピーカから異常を報知するための音声を出力させたりすることにより、電圧検出機能に異常が生じていることを利用者に報知する(S6参照)。また、S5の判定において電圧検出機能に異常が生じていないと判定された場合には、S7の処理に移る。
S7では、コンタクタ制御部66は、所定のタイミングで、指令信号SWmを送信し、メインコンタクタ24mを閉成させた後、指令信号SWpを送信し、プリチャージコンタクタ24pを開成させた後、図7の処理を終了する。S3においてプリチャージコンタクタ24pとサブコンタクタ24sとを閉成すると、車両負荷22に含まれる平滑コンデンサが充電されるため、車両負荷22の電圧が上昇し、プリチャージ抵抗24rを流れる電流が減少し、正極側のコンタクタの接点間電圧も低下する。そこでコンタクタ制御部66は、接点間電圧検出回路50の出力電圧Vconを読み取り、この出力電圧Vconが所定の許可閾値より高い場合にはメインコンタクタ24mを開成した状態で維持し、出力電圧Vconが上記許可閾値以下になったタイミングでメインコンタクタ24mを閉成させる。ここで許可閾値は、上記のようなタイミングでメインコンタクタ24mを閉成させたときに、メインコンタクタ24mが溶着しないような値に定められる。
S8では、地絡判定部63は、非接地回路2における地絡の有無を判定する地絡検知処理を実行する。なお、この地絡検知処理の具体的な手順については、後に図9を参照して説明する。
図8は、非接地回路2の終了シーケンス、すなわち、図7の起動シーケンスが行われた後、非接地回路2を電源21から車両負荷22への電力の供給が不可能な状態にするまでの具体的な手順を示すフローチャートである。図8に示す処理は、利用者により電動車両を停止するためのストップスイッチ(図示せず)が操作されたことをECU6で検出したことに応じて、ECU6で実行される。なお図8の終了シーケンスを開始する時点では、コンタクタ24m,24sは閉成した状態であり、コンタクタ24pは開成した状態である。
S11では、地絡判定部63は、非接地回路2における地絡の有無を判定する地絡検知処理を実行する。なお、この地絡検知処理の具体的な手順については、後に図9を参照して説明する。
S12では、コンタクタ制御部66は、指令信号SWp,SWsを送信し、プリチャージコンタクタ24p及びサブコンタクタ24sの両方を開成させる。これにより、コンタクタが溶着していなければ、高圧遮断機24に含まれるコンタクタ24p,24s,24mは、何れも開成した状態となる。
S13では、溶着判定部64は、コンタクタ24m,24p,24sが何れも溶着していないか否かを判定する。S13の判定においてコンタクタ24m,24p,24sの何れかが溶着していると判定した場合には、溶着判定部64は、図示しない警告灯を点灯したり、図示しないスピーカから異常を報知するための音声を出力させたりすることにより、地絡が生じていることを利用者に報知する(S14参照)。また、S13の判定においてコンタクタ24m,24p,24sが何れも溶着していないと判定された場合には、図8の終了シーケンスを終了する。
図9は、地絡判定部63による地絡検知処理の具体的な手順を示すフローチャートである。図9の地絡検知処理は、起動シーケンスの実行中(図7のS8参照)及び終了シーケンスの実行中(図8のS11参照)の他、電動車両の走行中に所定の制御周期で繰り返し実行してもよい。なお図9の地絡検知処理を開始する時点では、コンタクタ24m,24p,24sは何れも閉成した状態である。
S21では、地絡判定部63は、非接地回路2において地絡が生じているか否かを判定する。このS21では、地絡判定部63は、信号印加回路31を用いて検知用周波数f_ckで振動する検知用入力信号S_inを高圧電力線23p,23n及び接地電位部Gに印加するとともに、この際に地絡検出回路46によって生成される地絡検知信号S_outと地絡参照電圧Vaとを比較することによって、地絡の有無を判定する。S21の判定において地絡が生じていると判定された場合には、地絡判定部63は、図示しない警告灯を点灯したり、図示しないスピーカから異常を報知するための音声を出力させたりすることにより、地絡が生じていることを利用者に報知する(S22参照)。また、S21の判定において地絡が生じていないと判定された場合には、図9の地絡検知処理を終了する。
次に、図10を参照して以上のような電源システム1の状態検出回路3を電動車両に実装する場合の好ましい例について説明する。
図10は、状態検出回路3の実装例を模式的に示す図である。電源21には、これを構成する各セルの電圧を検出するセル電圧センサユニット7が接続されている。セル電圧センサユニット7は、各セルの電圧を監視する複数の電源監視IC71と、これら電源監視IC71との間でセル電圧に関する通信を行う通信IC72と、これら電源監視IC71及び通信IC72の間に設けられた複数の絶縁デバイス73(例えば、パルストランス)と、これら電源監視IC71と通信IC72とを接続する通信線74,75と、を備える。
また状態検出回路3を実装する際には、図10に示すように、状態検出回路3は、セル電圧センサユニット7の通信線74,75の一部を利用して電源21に接続される。より具体的には、図1に示す状態検出回路3の抵抗421は、図10に示すように2つの抵抗421a,421bに分割し、一方の抵抗421aを通信線74のうち通信IC72側に接続し、他方の抵抗421bを通信線74のうち絶縁デバイス73側と正極高圧電力線23pとの間に接続する。また図1に示す状態検出回路3の抵抗431は、図10に示すように2つの抵抗431a,431bに分割し、一方の抵抗431aを通信線75のうち通信IC72側に接続し、他方の抵抗431bを通信線75のうち絶縁デバイス73側と負極高圧電力線23nとの間に接続する。これにより、セル電圧センサユニット7の通信線74,75の一部を流用して状態検出回路3を実装できる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図11は、本実施形態に係る電源システム1Aの構成を示す図である。上記第1実施形態では、車両負荷22には、1つの電源21が接続されている場合について説明した。これに対し本実施形態に係る電源システム1Aは、複数(図11の例では、3つ)の電源を備える点において、第1実施形態に係る電源システム1と異なる。なお以下の説明において、第1実施形態に係る電源システム1と同じ構成については、同じ符号を付し、その説明を省略する。
電源システム1Aは、非接地回路2Aと、状態検出回路3Aと、ECU6Aと、を備える。
非接地回路2Aは、それぞれ高圧の直流を発生する第1電源211、第2電源212、及び第3電源213と、車両負荷22と、第1電源211の両極と車両負荷22の両極とを接続する第1高圧電力線231p,231nと、これら第1高圧電力線231p,231nに設けられた第1高圧遮断機241と、第2電源212の両極と第1高圧電力線231p,231nのうち第1高圧遮断機241よりも車両負荷22側とを接続する第2高圧電力線232p,232nと、これら第2高圧電力線232p,232nに設けられた第2高圧遮断機242と、第3電源213の両極と第1高圧電力線231p,231nのうち第1高圧遮断機241と第2高圧電力線232p,232nとの間とを接続する第3高圧電力線233p,233nと、これら第3高圧電力線233p,233nに設けられた第3高圧遮断機243と、を備える。
電源211,212,213は、それぞれ第1実施形態の電源21と同様、高圧の直流を発生する。高圧遮断機241,242,243は、それぞれ、第1実施形態の高圧遮断機24と同様、メインコンタクタと、サブコンタクタと、プリチャージコンタクタと、プリチャージ抵抗とを備える。
状態検出回路3Aは、信号印加回路31Aと、負荷電圧検出回路39Aと、第1信号入力回路41aと、第2信号入力回路41bと、第3信号入力回路41cと、第1地絡検出回路46aと、第2地絡検出回路46bと、第3地絡検出回路46cと、第1電源電圧検出回路48aと、第2電源電圧検出回路48bと、第3電源電圧検出回路48cと、第1接点間電圧検出回路50aと、第2接点間電圧検出回路50bと、第3接点間電圧検出回路50cと、を備える。すなわち状態検出回路3Aは、電源、高速遮断機、及び高圧電力線の数が第1実施形態に係る電源システム1と比して3倍になったことに応じて、3倍の数の信号入力回路41a~41c、地絡検出回路46a~46c、電源電圧検出回路48a~48c、及び接点間電圧検出回路50a~50cを備える。
信号印加回路31Aは、第1実施形態の信号印加回路31と同じ回路構成を備える。信号印加回路31Aの正極信号線及び負極信号線は、それぞれ、第1高圧電力線231p,231nのうち、第1高圧遮断機241よりも車両負荷22側に設けられる。より具体的には、信号印加回路31Aの正極信号線及び負極信号線は、それぞれ、第1高圧電力線231p,231nのうち、第2高圧電力線232p,232nが接続される部分よりも車両負荷22側に設けられた入力接続部251p,251nに接続されている。信号印加回路31Aは、第1実施形態の信号印加回路31と同じ回路構成により、検知用入力信号S_inをコモンモードノイズとして入力接続部251p,251n及び接地電位部に印加するとともに、入力接続部251p,251nの電圧に応じて変動する信号Vp0,Vn0を生成する。
第1信号入力回路41a、第2信号入力回路41b、及び第3信号入力回路41cは、それぞれ、第1実施形態の信号入力回路41と同じ回路構成を備える。
第1信号入力回路41aの正極信号線及び負極信号線は、それぞれ、第1高圧電力線231p,231nのうち、第1高圧遮断機241よりも第1電源211側に設けられた第1出力接続部27p,27nに接続されている。第1信号入力回路41aは、第1実施形態の信号入力回路41と同じ回路構成により、第1出力接続部27p,27nの電圧に応じて変動する信号Vp1,Vn1を生成する。
第2信号入力回路41bの正極信号線及び負極信号線は、それぞれ、第2高圧電力線232p,232nのうち、第2高圧遮断機242よりも第2電源212側に設けられた第2出力接続部28p,28nに接続されている。第2信号入力回路41bは、第1実施形態の信号入力回路41と同じ回路構成により、第2出力接続部28p,28nの電圧に応じて変動する信号Vp2,Vn2を生成する。
また第3信号入力回路41cの正極信号線及び負極信号線は、それぞれ、第3高圧電力線233p,233nのうち、第3高圧遮断機243よりも第3電源213側に設けられた第3出力接続部29p,29nに接続されている。第3信号入力回路41cは、第1実施形態の信号入力回路41と同じ回路構成により、第3出力接続部29p,29nの電圧に応じて変動する信号Vp3,Vn3を生成する。
第1地絡検出回路46a、第2地絡検出回路46b、及び第3地絡検出回路46cは、それぞれ、第1実施形態の地絡検出回路46と同じ回路構成を備える。
第1地絡検出回路46aは、第1信号入力回路41aを介して第1高圧電力線231p,231nの第1出力接続部27p,27nに接続されている。第1地絡検出回路46aは、第1実施形態の地絡検出回路46と同じ回路構成により、第1出力接続部27p,27nの電圧に応じて変動する信号である第1地絡検知信号S_out1を出力する。
第2地絡検出回路46bは、第2信号入力回路41bを介して第2高圧電力線232p,232nの第2出力接続部28p,28nに接続されている。第2地絡検出回路46bは、第1実施形態の地絡検出回路46と同じ回路構成により、第2出力接続部28p,28nの電圧に応じて変動する信号である第2地絡検知信号S_out2を出力する。
第3地絡検出回路46cは、第3信号入力回路41cを介して第3高圧電力線233p,233nの第3出力接続部29p,29nに接続されている。第3地絡検出回路46cは、第1実施形態の地絡検出回路46と同じ回路構成により、第3出力接続部29p,29nの電圧に応じて変動する信号である第3地絡検知信号S_out3を出力する。
負荷電圧検出回路39Aは、第1実施形態の負荷電圧検出回路39と同じ回路構成を備える。負荷電圧検出回路39Aは、信号印加回路31Aを介して第1高圧電力線231p,231nの入力接続部251p,251nに接続されている。負荷電圧検出回路39Aは、第1実施形態の負荷電圧検出回路39と同じ回路構成により、これら入力接続部251p,251nの間の電位差、すなわち非接地回路2Aのうち車両負荷22の正負極両端の電圧に応じた負荷電圧検出信号Vpnを生成し、これをECU6Aに送信する。
第1電源電圧検出回路48a、第2電源電圧検出回路48b、及び第3電源電圧検出回路48cは、それぞれ、第1実施形態の電源電圧検出回路48と同じ回路構成を備える。
第1電源電圧検出回路48aは、第1信号入力回路41aを介して第1高圧電力線231p,231nの第1出力接続部27p,27nに接続されている。第1電源電圧検出回路48aは、第1実施形態の電源電圧検出回路48と同じ回路構成により、これら第1出力接続部27p,27nの間の電位差、すなわち非接地回路2Aのうち第1電源211の正負極両端の電圧に応じた第1電源電圧検出信号Vbat1を生成し、これをECU6Aに送信する。
第2電源電圧検出回路48bは、第2信号入力回路41bを介して第2高圧電力線232p,232nの第2出力接続部28p,28nに接続されている。第2電源電圧検出回路48bは、第1実施形態の電源電圧検出回路48と同じ回路構成により、これら第2出力接続部28p,28nの間の電位差、すなわち非接地回路2Aのうち第2電源212の正負極両端の電圧に応じた第2電源電圧検出信号Vbat2を生成し、これをECU6Aに送信する。
第3電源電圧検出回路48cは、第3信号入力回路41cを介して第3高圧電力線233p,233nの第2出力接続部29p,29nに接続されている。第3電源電圧検出回路48cは、第1実施形態の電源電圧検出回路48と同じ回路構成により、これら第3出力接続部29p,29nの間の電位差、すなわち非接地回路2Aのうち第3電源213の正負極両端の電圧に応じた第3電源電圧検出信号Vbat3を生成し、これをECU6Aに送信する。
第1接点間電圧検出回路50a、第2接点間電圧検出回路50b、及び第3接点間電圧検出回路50cは、それぞれ、第1実施形態の接点間電圧検出回路50と同じ回路構成を備える。
第1接点間電圧検出回路50aは、信号印加回路31A及び第1信号入力回路41aに接続されている。第1接点間電圧検出回路50aは、第1実施形態の接点間電圧検出回路50と同じ回路構成により、信号印加回路31Aの出力電圧Vp0及び第1信号入力回路41aの出力電圧Vp1に基づいて、第1高圧遮断機241の正極側のコンタクタの接点間電圧に応じた第1接点間電圧検出信号Vcon1を生成し、これをECU6Aに送信する。
第2接点間電圧検出回路50bは、信号印加回路31A及び第2信号入力回路41bに接続されている。第2接点間電圧検出回路50bは、第1実施形態の接点間電圧検出回路50と同じ回路構成により、信号印加回路31Aの出力電圧Vp0及び第2信号入力回路41bの出力電圧Vp2に基づいて、第2高圧遮断機242の正極側のコンタクタの接点間電圧に応じた第2接点間電圧検出信号Vcon2を生成し、これをECU6Aに送信する。
第3接点間電圧検出回路50cは、信号印加回路31A及び第3信号入力回路41cに接続されている。第3接点間電圧検出回路50cは、第1実施形態の接点間電圧検出回路50と同じ回路構成により、信号印加回路31Aの出力電圧Vp0及び第3信号入力回路41cの出力電圧Vp3に基づいて、第3高圧遮断機243の正極側のコンタクタの接点間電圧に応じた第3接点間電圧検出信号Vcon3を生成し、これをECU6Aに送信する。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば上記実施形態では、正極高圧電力線及び負極高圧電力線のそれぞれにコンタクタを設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。コンタクタはこれら正極高圧電力線及び負極高圧電力線の一方にだけ設けてもよい。
B…車体
1,1A…電源システム
2,2A…非接地回路
21…電源(電源)
211…第1電源(電源)
212…第2電源(電源)
213…第3電源(電源)
22…車両負荷(負荷)
23p…正極高圧電力線(正極線)
231p…第1高圧電力線(正極線)
232p…第2高圧電力線(正極線)
233p…第3高圧電力線(正極線)
23n…負極高圧電力線(負極線)
231n…第1高圧電力線(負極線)
232n…第2高圧電力線(負極線)
233n…第3高圧電力線(負極線)
25p,25n…入力接続部
251p,251n…入力接続部
26p,26n…出力接続部
27p,27n…第1出力接続部(出力接続部)
28p,28n…第2出力接続部(出力接続部)
29p,29n…第3出力接続部(出力接続部)
24,241,242,243…高圧遮断機(遮断スイッチ)
24m…メインコンタクタ(正極遮断スイッチ)
24p…プリチャージコンタクタ(正極遮断スイッチ)
24s…サブコンタクタ24s(負極遮断スイッチ)
3,3A…状態検出回路
31,31A…信号印加回路
39,39A…負荷電圧検出回路
41,41a,41b,41c…信号入力回路(検出回路)
46,46a,46b,46c…地絡検出回路(検出回路)
48,48a,48b,48c…電源電圧検出回路
50,50a,50b,50c…接点間電圧検出回路
G…接地電位部
6,6A…ECU
63…地絡判定部
64…溶着判定部(スイッチ故障判定部)
65…電圧検出機能故障判定部
66…コンタクタ制御部(スイッチ制御部)
7…セル電圧センサユニット
71…電源監視IC
72…通信IC
73…絶縁デバイス
74,75…通信線

Claims (4)

  1. 直流の電源と負荷とを接続する正極線及び負極線と、前記正極線及び前記負極線の少なくとも一方に設けられ、前記電源と前記負荷とを接続又は遮断する遮断スイッチと、を備え、正常時には前記正極及び負極線は接地電位部から電気的に絶縁された非接地回路と、
    前記遮断スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備える電源システムであって、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源及び前記負荷の何れか一方側の入力接続部に接続され、前記入力接続部及び前記接地電位部に検知信号を印加する信号印加回路と、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも他方側であって前記入力接続部と反対側の出力接続部に接続され、当該出力接続部の電圧に応じて変動する出力信号を生成する検出回路と、
    前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが接続状態に制御された状態で、前記検出回路で生成された出力信号に基づいて前記非接地回路の地絡の有無を判定する地絡判定部と、
    前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが遮断状態に制御された状態で、前記検出回路で生成された出力信号に基づいて前記遮断スイッチの故障の有無を判定するスイッチ故障判定部と、を備えることを特徴とする電源システム。
  2. 前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源側に接続され、当該前記正極線と前記負極線との間の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記負荷側に接続され、当該正極線と前記負極線との間の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、
    前記信号印加回路及び前記検出回路に接続され、前記信号印加回路及び前記検出回路から取得した信号に基づいて、前記遮断スイッチの前記電源側と前記負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電源システム。
  3. 前記スイッチ制御部により前記遮断スイッチが接続状態に制御されている状態で、前記電源電圧検出信号、前記負荷電圧検出信号、及び前記接点間電圧検出信号に基づいて、前記電源電圧検出回路、前記負荷電圧検出回路、及び前記接点間電圧検出回路の故障の有無を判定する電圧検出機能故障判定部を備えることを特徴とする請求項2に記載の電源システム。
  4. 直流の電源と負荷とを接続する正極線及び負極線と、前記正極線及び前記負極線の少なくとも一方に設けられ、前記電源と前記負荷とを接続又は遮断する遮断スイッチと、を備え、正常時には前記正極及び負極線は接地電位部から電気的に絶縁された非接地回路と、
    前記遮断スイッチを制御するスイッチ制御部と、を備える電源システムであって、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源及び前記負荷の何れか一方側の入力接続部に接続され、前記入力接続部及び前記接地電位部に検知信号を印加する信号印加回路と、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも他方側であって前記入力接続部と反対側の出力接続部に接続され、当該出力接続部の電圧に応じて変動する出力信号を生成する検出回路と、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記電源側に接続され、当該前記正極線と前記負極線との間の電位差に応じた電源電圧検出信号を生成する電源電圧検出回路と、
    前記正極及び負極線のうち前記遮断スイッチよりも前記負荷側に接続され、当該正極線と前記負極線との間の電位差に応じた負荷電圧検出信号を生成する負荷電圧検出回路と、
    前記信号印加回路及び前記検出回路に接続され、前記信号印加回路及び前記検出回路から取得した信号に基づいて、前記遮断スイッチの前記電源側と前記負荷側との間の電位差に応じた接点間電圧検出信号を生成する接点間電圧検出回路と、を備えることを特徴とする電源システム。
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